JP2000137304A - 焼付処理装置 - Google Patents

焼付処理装置

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JP2000137304A
JP2000137304A JP10311364A JP31136498A JP2000137304A JP 2000137304 A JP2000137304 A JP 2000137304A JP 10311364 A JP10311364 A JP 10311364A JP 31136498 A JP31136498 A JP 31136498A JP 2000137304 A JP2000137304 A JP 2000137304A
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Takuji Yamaguchi
卓次 山口
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高価なキャナーを必要とせず、簡単な構成で
より素早く容易に各露光素子毎の基準濃度を均一化す
る。 【解決手段】 テスト濃度測定時の送り方向がテスト焼
付処理時の送り方向と直交する方向であるため、ライン
露光手段61のライン状に並んだ各露光素子611によ
る各ドットの並び方向と、濃度測定手段53で順次測定
する方向とが一致し、各露光素子611による各ドット
の濃度を濃度測定手段53で各露光素子611毎に順次
測定することができて、従来のような高価な面状のスキ
ャナーを必要とせず、ライン状のライン露光手段61に
よる簡単な構成で、より素早く容易に各露光素子611
毎の基準露光濃度のバラツキを抑えて各露光素子611
毎に基準濃度を均一化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体材料上に画
像を焼付して現像する写真的焼付現像処理装置などの焼
付処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の焼付処理装置では、長尺
の感光体材料としての印画紙を巻回した印画紙用リール
が内蔵された印画紙用マガジンが搭載されており、例え
ば絵柄と文字などの合成画像を得る場合に、この印画紙
用マガジン内の印画紙用リールから供給される印画紙の
例えば文字領域および絵柄の枠領域を遮蔽マスクで覆
い、その絵柄の枠領域内の絵柄領域に絵柄の光像を照射
して絵柄を焼付けた後に、ライン状に露光素子を有した
ライン露光手段で印画紙上に文字画像をライン毎にドッ
ト群として順次焼付処理するようになっていた。その
後、それらの各領域に焼付けた絵柄や文字などの画像に
対して現像処理を行うようにしていた。
【0003】このライン露光手段の各露光素子の感度の
バラツキによって各ドットに濃度差が生じて印画紙の画
像に露光素子毎の濃い濃度部分の筋が入る虞があった。
このために、各露光素子毎の画像濃度の均一化を図るべ
く各露光素子毎に画像濃度の初期設定を行う必要があっ
た。
【0004】この画像の初期設定濃度としては、初期設
定用に標準色に均一露光した印画紙を現像した後に、そ
の印画紙の画像をスキャナーなどで面状に実際に読取っ
た各露光素子毎の濃度と標準色の設定濃度との差を補正
値とするようにしていた。この補正値に基づいて、実際
にライン露光した各露光素子毎の測定濃度が設定濃度と
なるように各露光素子毎に濃度制御が為されて均一に各
露光素子による露光が為されるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、実際にライン露光した各露光素子毎の濃度を
読み取る、マトリクス状に配列された面状のCCD(電
荷転送素子)からなる高価なスキャナーが必要となるば
かりでなく、実際にライン露光した各ドットの濃度がど
の露光素子によるものであるかを面状のCCDから対応
させる必要があり、その各露光素子毎の駆動濃度の補正
操作に高度な技術と多くの時間を必要とするという問題
を有していた。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、高価なスキャナーを必要とせず、簡単な構成でより
素早く容易に各露光素子毎の基準露光濃度を均一化する
ことができる焼付処理装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の焼付処理装置
は、露光手段の搬送方向とは直交する方向に複数の露光
素子がライン状に配列された露光手段を有し、この露光
手段の各露光素子に供給されるシェーディング補正され
たライン毎の濃度信号を受けて感光体材料上にライン画
像をドット群として順次焼付処理する焼付処理装置にお
いて、各露光素子に対する基準濃度を記憶する基準濃度
記憶手段と、この基準濃度に対応する露光素子に入力し
て焼付処理が施されたテスト用感光材料を移送する移送
手段と、この移送手段で移送されるテスト用感光材料上
の各ドットの濃度を測定する濃度測定手段と、この濃度
測定手段で測定された各露光素子に対応するドット位置
の測定濃度と各露光素子に対して設定された基準濃度と
の差を用いて各露光素子毎のシェーディング用補正値を
生成する補正値生成手段とを備えたことを特徴とするも
のである。また、好ましくは、この移送手段は、テスト
用感光材料を、焼付処理時の搬送方向とは直交する方向
に移送するようにしている。
【0008】この構成により、テスト濃度測定時の移送
方向がテスト焼付処理時の移送方向と直交する方向であ
れば、ライン露光手段のライン状に並んだ各露光素子に
よる各ドットの並び方向が、濃度測定手段で順次測定す
る移送方向に一致しており、各露光素子による各ドット
の濃度を濃度測定手段で各露光素子毎に順次測定するこ
とが可能となる。このように、各露光素子毎の測定ドッ
トの位置に対応した測定濃度と基準濃度との差を補正値
とし、その補正値に基づいて基準濃度になるようにライ
ン露光手段のライン状に並んだ各露光素子毎に画像デー
タの濃度を得ることが可能となる。したがって、従来の
ような高価な面状のスキャナーを必要とせず、ライン状
のライン露光手段による簡単な構成で、より素早く容易
に各露光素子毎の露光濃度のバラツキが抑えられて各露
光素子毎の露光濃度差が均一になるように補正すること
が可能となる。
【0009】また、好ましくは、本発明の焼付処理装置
における基準濃度記憶手段は複数の基準濃度を記憶して
おり、濃度測定手段は各基準濃度毎に濃度測定する構成
としている。
【0010】この構成により、各露光素子の露光感度は
段階的な基準濃度毎にもバラついており、濃度測定手段
は段階的な複数の基準濃度毎に濃度測定をしてそれらの
各測定濃度と段階的な複数の基準濃度との差を各補正値
とすれば、各露光素子の濃度レベルによる画像濃度のバ
ラツキをも抑えられて、より正確な画像濃度補正が可能
となる。
【0011】さらに、好ましくは、本発明の焼付処理装
置における基準濃度記憶手段は、基準色に対する各色毎
の基準濃度を記憶しており、濃度測定手段は基準色に対
する各色毎に濃度測定する構成としている。
【0012】この構成により、基準色に対する各色毎に
測定した測定濃度と、各色毎の基準濃度とを用いてシェ
ーディング用補正値とすることで、本発明のシェーディ
ング補正をカラー画像に適応することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る焼付処理装置
の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明
は以下に示す実施形態に限定されるものではない。
【0014】図1は本発明の一実施形態の写真焼付現像
処理装置の外観構成を示す斜視図である。図1におい
て、この写真焼付現像処理装置1は、左手前側に配設さ
れた操作盤2と、この操作盤2による操作状態や次の操
作ガイダンス情報などの各種必要情報を表示可能なモニ
タ3と、操作盤2の右側に、図2にも示すような、現像
後の印画紙Pの幅が両側のガイド4aに沿って挿入自在
な濃度テスト用の挿入口4が配設されたテスト濃度測定
部(セットアップ濃度計)で測定されたテスト濃度に基
づいて基準濃度になるように補正する画像濃度補正部5
と、これらの操作盤2および画像濃度補正手段5の下方
側に内蔵され画像を印画紙上に後述する少なくともライ
ン露光手段で焼付処理する焼付処理部6と、この焼付処
理部6の右側に配設された現像処理部7と、この現像処
理部7の右上方に配設され、現像処理された印画紙Pを
乾燥処理した後にトレイ81上に排出する印画紙排出部
8とを有しており、焼付処理部6に供給された印画紙上
に基準濃度の画像を焼付処理するようになっている。こ
の挿入口4の両ガイド4aは挿入口4の横幅方向の大き
さを調整するべく、互いに接近または離間するようにス
ライド自在に構成されている。
【0015】この操作盤面2には、スタートスイッチ
や、画像濃度を設定する濃度設定キーの他、焼付時の拡
大倍率を指定する倍率設定キーなどの各種キーが配設さ
れており、操作者はこの操作盤2の手前側に位置して操
作盤2の各種キーを操作することで、画像濃度や画像倍
率などを設定してスタートスイッチによって一連の焼付
処理さらに現像処理を実行させてトレイ81上に現像処
理された印画紙Pを得るようになっている。
【0016】図3は図1で説明した画像濃度補正部5お
よびライン露光手段の概略制御構成を模式的に示すブロ
ック図である。図3において、画像濃度補正部5は、基
準濃度誤差補正用の基準濃度データおよび補正データよ
りなる濃度データを保持するRAMやROMよりなる濃
度データ保持部51と、補正データを更新制御可能なC
PU(中央演算処理装置)56とを有している。これら
の濃度データ保持部51およびCPU56により濃度デ
ータ保持手段が構成されており、基準濃度誤差補正用の
テスト画像データおよびその基準濃度を保持制御するよ
うになっている。また、基準濃度データはROMである
基準濃度記憶手段51aに記憶され、補正データ(シェ
ーディング用補正データ)はRAMの補正濃度記憶手段
51bに記憶されている。ここで、シェーディング補正
とは素子のバラツキを均一化させる補正である。
【0017】また、画像濃度補正部5は、この濃度デー
タに基づいてライン露光手段61で焼付処理された印画
紙(テスト用感光材料)Pを、この焼付処理時の送り方
向Aとは直交する方向Bに移送する移送手段52と、こ
の移送手段52で移送される印画紙P上の各ドットのド
ット濃度を測定する濃度測定手段53と、この濃度測定
手段53で測定した測定ドット濃度の位置とライン露光
手段61のライン状に並んだ各露光素子611の位置と
に対応した測定ドット濃度と濃度データ保持部51の基
準ドット濃度(基準濃度データ)との差を補正値として
演算する測定データ演算部54と、パルスモータ521
を駆動制御すると共に、濃度データ保持部51の基準濃
度記憶手段51aから基準ドット濃度を読み出して測定
データ演算部54に与え、これと測定ドット濃度を演算
させて得た補正値(シェーディング用補正値)を補正デ
ータとして濃度データ保持部51の補正濃度記憶手段5
1bに更新記憶させるように制御するCPU56とを有
している。
【0018】この移送手段52は、パルスモータ521
と、このパルスモータ521を駆動制御するモータ駆動
部522と、パルスモータ521の出力軸に回転軸が連
結され、その回転軸の適所に設けられた駆動ローラ52
3と従動ローラ524の間に印画紙Pが挟持された状態
で、回転軸の回転で印画紙Pを方向Bに移送するように
構成されている。また、これらの測定データ演算部54
およびCPU56により補正値生成手段が構成されてお
り、濃度測定手段53で測定した測定濃度の位置とライ
ン露光手段61の各露光素子611の位置とに対応した
測定濃度と基準濃度の差を補正値として生成するように
なっている。
【0019】さらに、画像濃度補正部5は、この補正値
生成手段で生成された補正値(補正データ)に基づい
て、入力された原稿データの濃度を補正して新たな画像
データの濃度を得る露光データ演算部55と、ライン露
光手段61の搬送手段612を制御すると共に、濃度デ
ータ保持部51から基準ドット濃度の基準濃度データお
よび補正濃度データなどを読み出して露光データ演算部
55に与え、これと原稿データ入力の濃度を演算して得
た露光データ(画像データ)をライン露光手段61のラ
イン状に並んだ各露光素子611毎に出力するように制
御するCPU56とを有しており、露光データ演算部5
5で演算した露光データに基づいてライン露光手段61
で画像をライン状に順次焼付処理するようになってい
る。
【0020】この搬送手段612は、パルスモータ61
3と、このパルスモータ613を駆動制御するライン露
光駆動部614と、パルスモータ613の出力軸にボー
ルねじ部615が連結され、そのボールねじ部615に
ライン露光手段61の一端が螺合された状態で、ボール
ねじ部615の回転でライン露光手段61を所定方向に
搬送するように構成されている。また、これらの露光デ
ータ演算部55およびCPU56により画像データ補正
手段が構成されており、補正値(補正濃度データ)に基
づいて原稿画像データの濃度を補正して新たな画像デー
タの濃度を得るようになっている。
【0021】図4は図1の画像濃度補正部5および焼付
処理部6の概略構成を模式的に示す構成図である。図4
において、焼付処理部6は、デジタル画像を印画紙P上
に焼付処理して転写するライン露光手段61と、現像済
みのネガフィルムFの画像を印画紙P上に照射するフィ
ルム画像露光部62と、このフィルム画像露光部62の
下方に配設され、フィルム画像露光部62でフィルム画
像を露光して印画紙P上に焼付処理する焼付処理部63
と、印画紙Pが巻装された印画紙用マガジン641を載
置するマガジン載置部64と、この印画紙用マガジン6
41から引き出された印画紙Pを焼付処理部63に搬送
すると共に、この焼付処理部63で焼付処理された印画
紙Pを現像処理部7に搬送する搬送部65と、この焼付
処理部63と搬送部65との間に配設され、長尺状の印
画紙Pを予め設定された所定長さにカッタで切断するカ
ッタ部66とを有している。
【0022】このライン露光手段61は複数の露光素子
がライン状に配設された露光ヘッドを有すると共に、露
光部表面である表示面が下側を向くように上下方向に配
設され、画像を表示する蛍光表示管からなる画像表示部
を有しており、フィルム画像などの絵柄や記号などをラ
イン状に配列されたCCDなどの各撮像素子で画素単位
で読み取ったドットデータに所定の画像処理を施して1
〜数ライン毎に出力すると共に、パーソナルコンピュー
タなどの外部装置から入力された文字などの画像データ
に所定の画像処理を施して1〜数ライン毎に出力するよ
うになっている。
【0023】また、フィルム画像露光部62は、ネガフ
ィルムFの各コマを焼付位置に移送するフィルム移送部
621と、フィルム移送部621上に配置されネガフィ
ルムFの枠部分を覆う遮蔽手段622と、このフィルム
移送部621上にセットされ遮蔽手段622で外周部が
遮蔽されたネガフィルムF上に光照射するハロゲンラン
プなどの光源623と、これらの光源623と遮蔽手段
622との間に配置されたカラーフィルタ手段624
と、このフィルム移送部621にセットされるネガフィ
ルムFの下方位置に配設されたシャッタ625と、焼付
処理部63上に搬送される印画紙Pの面上にフィルム画
像を結像させる光学レンズ626とを備えている。
【0024】このフィルム移送部621は、ネガフィル
ムFを巻き取る駆動ローラ627および従動ローラ62
8と、この駆動ローラ627を駆動するパルスモータ6
29とから構成されたローラ駆動部を備えており、ネガ
フィルムFをコマ寸法分づつ間欠的に所定位置に移送す
るようになっている。また、シャッタ625は、パルス
モータなどから構成されたシャッタ駆動部により光像経
路が所定時間開閉されるようになっている。さらに、光
学レンズ626は、パルスモータなどから構成されたレ
ンズ駆動部により印画紙Pの面との距離が調節され、フ
ィルム画像が印画紙Pの面上に正確に結像されるように
移動自在に構成されている。
【0025】さらに、マガジン載置部64は、印画紙用
マガジン641を載置する箇所の上方位置に給紙ローラ
642を備えており、この給紙ローラ642をパルスモ
ータなどにより回転駆動させて印画紙Pを保持ローラ6
43,644を介して焼付処理部63側に送り出すよう
になっている。
【0026】また、搬送部65は、パルスモータ651
により回転駆動されテンションローラを兼ねた駆動ロー
ラ652によって、従動ローラ653,654に架け渡
された搬送ベルト655を印画紙Pの搬送方向Hに移動
させるように回転駆動させる構成である。この搬送ベル
ト655上には遮蔽マスクであるペーパマスク656が
配設され、このペーパマスク656で印画紙Pの所定領
域(枠部分)を遮蔽するようになっている。また、印画
紙Pが搬送される搬送ベルト655下には吸引装置65
7が配置されており、この吸引装置657の吸引動作に
よってその上の印画紙Pが固定されるようになってい
る。
【0027】さらに、以上の画像濃度補正部5、ライン
露光手段61、カラーフィルタ手段624、シャッタ6
25、フィルム搬送用のパルスモータ629および印画
紙搬送用のパルスモータ651はコントローラ9に接続
され、コントローラ9による所定の駆動条件および駆動
タイミングで各部材を駆動制御するようになっている。
また、コントローラ9は制御盤2およびモニタ3に接続
されており、制御盤2からの制御指令、即ちスタートス
イッチ、濃度設定キー、倍率設定キー、焼付枚数設定キ
ーなどから信号入力に基づいて各種制御が順次為される
と共に、このときの状態がモニタ3上に表示可能であ
る。
【0028】つまり、以上の各部を制御する制御部とし
ての画像濃度補正部5およびコントローラ9にはそれぞ
れ、中央演算処理装置であるCPUの他に、所定の制御
プログラムが記憶されているROM、処理データを一時
的に記憶するRAMなどの構成を有しており、上記所定
の制御プログラムに従って各装置全体の動作を制御する
ようになっている。なお、コントローラ9はCPUの代
りにシーケンスコントローラで構成することもできる。
【0029】上記構成により、まず、テスト画像データ
の均一な濃度データに基づいてライン露光手段61で印
画紙P上に焼付処理された例えば一面グレー色のテスト
プリントを得る。次に、このテストプリント幅に挿入口
4の両側のガイド4aを合わせて調整して、濃度テスト
用の挿入口4から奥に突き当たるところまで挿入する
と、モニタ3に「しばらくお待ち下さい」が表示され、
テスト濃度測定部(セットアップ濃度計)で濃度測定が
終了すると、モニタ3に「終了しました お取り下さ
い」が表示される。
【0030】このテスト濃度測定部(セットアップ濃度
計)による濃度測定は、テストスタートを指示する操作
指令によって、CPU56がモータ駆動部522を制御
してパルスモータ521および駆動ローラ523を回転
駆動させ、挿入されたテストプリントを駆動ローラ52
3と従動ローラ524で挾み込んで挿入口4の奥側に搬
送させると共に、搬送されるテストプリント上の各ドッ
トのドット濃度を濃度測定手段53で順次測定する。
【0031】このとき、テストプリントの移送方向はラ
イン露光手段61による焼付処理時の搬送方向とは直交
する方向であるので、ライン露光手段61のライン状に
並んだ各露光素子611による各ドットの並び方向が、
濃度測定手段53で順次測定する方向に一致しており、
各露光素子611による各ドットの濃度を濃度測定手段
53で各露光素子611毎に順次測定していくことがで
きる。
【0032】このように、各露光素子611毎の測定ド
ットの位置に対応した測定ドット濃度(測定濃度デー
タ)と基準ドット濃度(基準濃度データ)との差をシェ
ーディング用補正値として測定データ演算部54で演算
処理し、CPU56はその補正値を補正濃度データとし
て濃度データ保持部51の補正濃度記憶手段51bに記
憶させるように制御する。
【0033】この状態で、操作盤2のスタートキーを操
作してライン露光手段61による印画紙Pへの通常の焼
付処理を実行させると、CPU56は露光データ演算部
55およびライン露光駆動部614を制御して、ライン
露光手段61をボールねじ機構で搬送すると共に、濃度
データ保持部51内の各露光素子611毎の基準濃度デ
ータおよびその補正濃度データを読み出して露光データ
演算部55に与え、これと原稿データ入力の濃度を演算
して得た露光データ(画像データ)をライン露光手段6
1のライン状に並んだ各露光素子611毎に出力する。
このようにしてライン露光手段61で均一に焼付処理さ
れた印画紙Pを現像処理部7で現像処理して乾燥処理し
た後に印画紙排出部8のトレイ81上に写真処理プリン
トを得ることができる。
【0034】以上のように、テスト濃度測定時の送り方
向がテスト焼付処理時の送り方向と直交する方向である
ため、ライン露光手段61のライン状に並んだ各露光素
子611による各ドットの並び方向と、濃度測定手段5
3で順次測定する方向とが一致し、各露光素子611に
よる各ドットの濃度を濃度測定手段53で各露光素子6
11毎に順次測定することができて、従来のような高価
な面状のスキャナーを必要とせず、ライン状のライン露
光手段61による簡単な構成で、より素早く容易に各露
光素子611毎の露光濃度のバラツキを抑えて各露光素
子611毎に基準濃度を均一化することができる。
【0035】なお、本実施形態では、テスト画像データ
の基準濃度が画面に亘って均一に設定され、濃度測定手
段が1つ設けられてその1つの基準濃度で濃度測定が行
われるように構成したが、テスト画像データの基準濃度
は段階的な複数基準濃度に設定され、濃度測定手段は複
数設けられてそれらの基準濃度毎に濃度測定が可能に構
成することもできる。
【0036】この場合には、複数の濃度測定手段は段階
的な複数の基準濃度毎に濃度測定してそれらの各測定濃
度と段階的な複数の基準濃度との差を各シェーディング
補正値とするため、各露光素子による基準濃度レベル毎
のバラツキをも抑えることができて、より正確な画像濃
度補正を行うことができる。
【0037】また、本発明の濃度補正技術は、白黒画像
やカラー画像にも適応することができて、カラー画像の
場合、1ドット内に例えば赤、緑および青色ドットが存
在し、各赤、緑および青色ドット毎に基準濃度を設けて
本発明の濃度補正を行うようにすればよい。したがっ
て、各基本色毎に補正濃度データが存在し、各基本色毎
の補正濃度データに基づいて画像データの濃度を各基本
色毎の基準濃度データにすることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1,2によ
れば、テスト濃度測定時の送り方向がテスト焼付処理時
の送り方向と直交する方向であれば、ライン露光手段の
ライン状に並んだ各露光素子による各ドットの並び方向
と、濃度測定手段で順次測定する方向とが一致し、各露
光素子による各ドットの濃度を濃度測定手段で各露光素
子毎に順次測定することができて、従来のような高価な
面状のスキャナーを必要とせず、ライン状のライン露光
手段による簡単な構成で、より素早く容易に各露光素子
毎の露光濃度のバラツキを抑えて各露光素子毎の基準濃
度を均一化することができる。
【0039】また、本発明の請求項3によれば、濃度測
定手段は段階的な複数の基準濃度毎に濃度測定してそれ
らの各測定濃度と段階的な複数の基準濃度との差を各補
正値とするため、各露光素子による濃度レベル毎の濃度
のバラツキを抑えることができて、より正確な画像濃度
補正を行うことができる。
【0040】さらに、本発明の請求項4によれば、基準
色に対する各色毎に測定した測定濃度と、各色毎の基準
濃度とを用いてシェーディング用補正値とすることで、
本発明のシェーディング補正をカラー画像に適応するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の写真焼付現像処理装置の
外観構成を示す斜視図である。
【図2】図1の挿入口のガイドに沿わせて、現像後の印
画紙を挿入する様子を示す模式図である。
【図3】図1で説明した画像濃度補正部およびライン露
光手段の概略制御構成を模式的に示すブロック図であ
る。
【図4】図1の画像濃度補正部および焼付処理部の概略
構成を模式的に示す構成図である。
【符号の説明】
1 写真焼付現像処理装置 2 操作盤 4 挿入口 5 画像濃度補正部 51 濃度データ保持部 51a 基準濃度記憶手段 51b 補正濃度記憶手段 52 移送手段 53 濃度測定手段 54 測定データ演算部 55 露光データ演算部 56 CPU(中央演算処理装置) 6 焼付処理部 61 ライン露光手段 611 露光素子 621 フィルム搬送手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光手段の搬送方向とは直交する方向に
    複数の露光素子がライン状に配列された露光手段を有
    し、この露光手段の各露光素子に供給されるシェーディ
    ング補正されたライン毎の濃度信号を受けて前記感光体
    材料上にライン画像をドット群として順次焼付処理する
    焼付処理装置において、 前記各露光素子に対する基準濃度を記憶する基準濃度記
    憶手段と、前記基準濃度に対応する露光素子に入力して
    焼付処理が施されたテスト用感光材料を移送する移送手
    段と、この移送手段で移送される前記テスト用感光材料
    上の各ドットの濃度を測定する濃度測定手段と、この濃
    度測定手段で測定された各露光素子に対応するドット位
    置の測定濃度と各露光素子に対して設定された基準濃度
    との差を用いて各露光素子毎のシェーディング用補正値
    を生成する補正値生成手段とを備えたことを特徴とする
    焼付処理装置。
  2. 【請求項2】 前記移送手段は、前記テスト用感光材料
    を、前記焼付処理時の搬送方向とは直交する方向に移送
    するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の焼付
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記基準濃度記憶手段は複数の基準濃度
    を記憶しており、前記濃度測定手段は基準濃度毎に濃度
    測定する構成としたことを特徴とする請求項1または2
    に記載の焼付処理装置。
  4. 【請求項4】 前記基準濃度記憶手段は、基準色に対す
    る各色毎の基準濃度を記憶しており、前記濃度測定手段
    は前記基準色に対する各色毎に濃度測定する構成とした
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の焼付処
    理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4656386B2 (ja) * 2004-12-17 2011-03-23 ノーリツ鋼機株式会社 露光ユニット

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