JP2000136154A - 1,2−ジクロロエタンの精製方法 - Google Patents

1,2−ジクロロエタンの精製方法

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JP2000136154A
JP2000136154A JP10311145A JP31114598A JP2000136154A JP 2000136154 A JP2000136154 A JP 2000136154A JP 10311145 A JP10311145 A JP 10311145A JP 31114598 A JP31114598 A JP 31114598A JP 2000136154 A JP2000136154 A JP 2000136154A
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crude
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Kunihito Yamamoto
晋仁 山本
Seiichi Fujimaki
精一 藤巻
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はVCM製造プロセスにおいて純度の
異なる各種EDCを蒸留精製するにあたり、消費スチー
ム量を大幅に低減した経済的な方法を提供する。 【解決手段】 高沸点不純物濃度の異なる複数の粗ED
Cを蒸留して不純物濃度の低下した留出液と不純物濃度
の増加した缶出液とに分離するEDCの精製方法におい
て、蒸留装置として2つの蒸留塔から構成され、第1塔
は第2塔に対して高圧で操作され、第1塔の塔頂留出物
を第2塔のリボイラーの加熱源として使用する形式の蒸
留装置を用い、かつ各塔に供給される粗EDCの高沸点
不純物濃度を異ならせること、望ましくは各塔に高沸点
不純物濃度の異なる少なくとも2種の粗EDCを、その
高沸点不純物濃度に応じて塔の異なる箇所に供給するこ
とを特徴とする精製方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1,2−ジクロロ
エタン(以下、EDCと略記する)の精製方法に関する
ものである。詳しくは、本発明は塩化ビニル製造プロセ
スにおいて純度の異なる各種EDCを蒸留精製する経済
的な方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】EDCの熱分解により塩化ビニル(以
下、VCMと略記する)を製造するプラントでは、ED
Cのワンパス当たりの熱分解率は50〜60%程度なの
で、熱分解生成物から未分解EDCを回収してリサイク
ルしている。また、このプラントには、熱分解により副
生した塩化水素とエチレンとを反応させてEDCを製造
するオキシクロリネーション装置が付随している。さら
にプラントによっては、エチレンと塩素とを反応させて
EDCを製造する装置も有している。VCM製造プラン
トでは、このような内部で入手されるEDCに加えて、
必要に応じて外部から購入したEDCも熱分解に供され
る。
【0003】これらの起源を異にするEDCは、一般に
種々の不純物を異なる濃度で含んでいる。これらの不純
物のなかでも高沸点不純物は、熱分解の障害となるの
で、熱分解炉に供給する前に、これらの起源を異にする
EDCを一緒にして高沸点塔と称する蒸留塔で蒸留精製
して高沸点不純物を除去することが行われている。しか
しながら、この蒸留精製では、高沸点塔に供給したED
Cの大部分を留出させるので、消費されるスチーム量が
多く、EDC蒸留系の消費スチームの約60%を占める
とさえ言われている。そこで、エネルギー消費量を少な
くするために、塔内圧力の異なる2本の蒸留塔を使用
し、より高い圧力の蒸留塔の塔頂から留出する精製され
たEDC蒸気を、より低い圧力の蒸留塔のリボイラーの
熱源として使用する蒸留方法が提案されている(特公平
7ー29953号、特公平7ー29954号)。この方法によれば、1
本の高沸点塔を使用する方法の場合に比べ消費エネルギ
ーを減らす効果は認められるが、未だ充分ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】昨今、経済性により優
れたVCM製造プロセスが求められており、そのために
はスチーム消費量の多い高沸点塔でのEDCの蒸留精製
を、消費エネルギーが少なく効率的な操作方法で行うこ
とが望まれている。本発明者らは、このような状況に鑑
み、高沸点不純物を含むEDCの蒸留精製に当たり、塔
内圧力の異なる2本の蒸留塔を用い、より高い圧力の蒸
留塔の塔頂からの留出物をより低い圧力の蒸留塔のリボ
イラーの熱源として使用する蒸留方法において、蒸留塔
に供給される粗EDCの組成に着目し、組成の違いと蒸
留挙動についてさらに検討を加えた結果、蒸留塔へ供給
する高沸点不純物濃度の異なる各種の粗EDCを一括し
て取扱わずに、その高沸点不純物濃度に応じて個別に取
扱い、第1塔と第2塔とで供給される粗EDCの高沸点
不純物濃度を異ならせることにより、更に消費エネルギ
ーを低減し得ること、及びこれに加えて各塔に供給する
粗EDCの供給位置をその高沸点不純物濃度に応じて適
正化すれば、消費エネルギーの低減量はより大きくなし
得ることを見出し本発明を達成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明はVCM製
造プロセスにおいて高沸点不純物濃度の異なる各種の粗
EDCを蒸留精製する経済的な方法に係わり、その要旨
は、高沸点不純物濃度の異なる複数の粗EDCを蒸留し
て高沸点不純物濃度の低下した留出液と高沸点不純物濃
度の増加した缶出液とに分離するEDCの精製方法にお
いて、蒸留装置として2塔から構成され、第1塔は第2
塔に対して高圧で操作され、第1塔の塔頂留出物を第2
塔のリボイラーの加熱源として使用する形式の蒸留装置
を用い、かつ第1塔に供給される粗1,2−ジクロロエ
タンの高沸点不純物濃度と、第2塔に供給される粗1,
2−ジクロロエタンの高沸点不純物濃度とを異ならせる
ことを特徴とする精製方法に存する。
【0006】本発明の好ましい態様の一例は、上記精製
方法において第1塔及び第2塔のそれぞれに、高沸点不
純物濃度の異なる少なくとも2種類の粗1,2−ジクロ
ロエタンを、その高沸点不純物濃度に応じて塔の異なる
箇所に供給すること;第1塔として第2塔よりも段数の
少ない蒸留装置を用いること;第1塔に供給される粗E
DCの高沸点不純物濃度が、第2塔に供給される粗ED
C中の濃度よりも低くなるように両塔に粗EDCを供給
すること;第1塔における缶出液に対する塔頂留出液の
比率を第2塔におけるその比率よりも大きくなるように
操作することを包含するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明はVCM製造プロセスにお
いて、各種の粗EDCを操作圧の異なる二本の蒸留塔か
ら構成される高沸点蒸留塔に供給して蒸留し、精製ED
Cを回収する経済的な方法に係わるものである。本発明
方法を、その実施態様の一例を示す図面に従って説明す
る。図1は本発明方法に使用する2本の蒸留塔から構成
される装置のフロー図であり、図中(1)は高圧で操作さ
れる第1塔(高圧塔)、(2)は第1塔に対して低圧で操
作される第2塔(低圧塔)を表す。第1塔の塔頂留出物
は第2塔のリボイラー(3)の加熱源として使用する。従
って、第1塔のリボイラー(4)には加熱用スチームを必
要とするが、第2塔のリボイラー(3)には加熱用スチー
ムは必要としない。
【0008】蒸留塔としては、第1塔及び第2塔共に同
じものを使用することもできるが、第1塔としては第2
塔よりも段数の少ない蒸留塔を用いることが好ましい。
段数差は、塔の大きさ及びそれぞれの塔に供給するED
Cの高沸点不純物の濃度などにもよるが、例えば、第1
塔として実段数が10段、第2塔として実段数が20段
の塔を用いることができる。この様に本発明方法では、
第1塔と第2塔とで供給される粗EDCの高沸点不純物
濃度が異なるので、第1塔と第2塔とで段数を異ならせ
ることができる。その結果、装置の小型化が可能にな
り、建設費コストも低減される。
【0009】高沸点蒸留塔に供給される粗EDCとして
は、オキシクロリネーションにより生成したEDC(以
下、OC−EDCと略記する)、直接塩素化反応により
生成したEDC(以下、DC−EDCと略記する)、熱
分解炉から流出する熱分解ガスから回収される未分解E
DC、EDC高沸点蒸留塔の缶出液から回収されるED
C(回収EDC)、更には外部から購入されてくるED
C等が挙げられる。そして、これらの粗EDCはその起
源により含有する不純物が異なり、例えば、OC−ED
Cではクロロホルム、四塩化炭素、1,1,2-トリクロロエ
タン等の不純物を多く含有しているが、一方、DC−E
DCではこれらの不純物の含有量は少ない。
【0010】従来は、これらの組成の異なる粗EDCを
混合して高沸点蒸留塔に供給していたが、本発明方法で
は、粗EDCの組成、特にその高沸点不純物の含有量に
応じて、原則としてそれぞれ別々に蒸留塔に供給する。
高沸点不純物の中でも1,1,2-トリクロロエタンはその含
有量が比較的多く、かつ熱分解によるVCMの製造に際
しコーキング等の原因ともなるので、粗EDCを精製処
理するに当たり、便宜的に高沸点不純物を1,1,2-トリク
ロロエタンで代表し、その量を尺度にして操作するのが
簡便である。
【0011】上記粗EDCを1,1,2-トリクロロエタンの
含有量によりその品位の序列を示せば、DC−EDCも
高温反応品と低温反応品とで異なるが、一般的にDC−
EDCが最も高品位であり、未分解EDC,OC−ED
C、高沸点蒸留塔の缶出液からの回収EDCの順に品位
が低下する。外部から購入するEDCは、通常はDC−
EDCである。これらのEDCを第1塔及び第2塔のい
ずれの塔に供給するかは、その純度及び処理量等を考慮
して決められるが、その際、第1塔に供給される全粗E
DCの高沸点不純物濃度が、第2塔に供給される全粗E
DCの高沸点不純物濃度よりも低くなるように操作する
ことが好ましい。又粗EDCを各蒸留塔に供給する際、
少なくとも2つの粗EDCについては、高沸点不純物濃
度の低いものを塔頂に近い段位に、高沸点不純物濃度の
高いものは塔底に近い段位に供給するようにする。一般
に各塔に供給される全ての粗EDCについて、高沸点不
純物濃度が近似していたり操作上特に支障が無い限り、
高沸点不純物濃度の低いものほど塔頂に近い段位に供給
するのが好ましい。
【0012】2本の蒸留塔の圧力差は、各塔の塔段数や
操作条件等によって異なり、画一的には決められない
が、高圧塔(1)の塔頂から留出するEDCが低圧塔(2)の
リボイラー熱源として効率良く回収されるように適宜設
定する。蒸留の際に粗EDC中の不純物が熱分解するの
を回避するためには、第1塔は0.1〜2.0Kg/cm2G、第2
塔は-1.0〜0.5Kg/cm2Gの範囲で適宜選定するのが好まし
い。又、第1塔における缶出液に対する塔頂留出液の比
率を、第2塔におけるその比率よりも大きくなるように
操作するのが好ましい。
【0013】本発明の好ましい一態様では、第1塔には
塔頂近傍に高温反応により製造された高品位のDC−E
DCを、それより下位に未分解EDCを供給し、スチー
ムを加熱源として蒸留する。第1塔の塔頂から留出する
EDC蒸気は、第2塔のリボイラー(3)に導入され、そ
こでの熱交換により凝縮したEDCはその一部を第1塔
の塔頂部に還流し、残部は精製EDCとして回収する。
一方、第2塔には、購入EDC及び低温反応により製造
されたDC−EDC、OC−EDC、回収EDCをそれ
ぞれ塔の上部から順次下位の部位に供給し蒸留する。第
2塔の塔頂から留出するEDC蒸気はコンデンサー(5)
により凝縮し、一部を第2塔に還流し、残部を精製ED
Cとして回収し、第1塔の精製EDCと一緒にして熱分
解炉に供給する。各蒸留塔の塔底からは、高沸点不純物
が濃縮された缶出液を抜出し、合せて後続のEDC回収
塔(図示せず)に送りEDCを回収する。この態様によ
ると、第1塔に供給される全EDCの高沸点不純物濃度
を容易に第2塔のそれよりも低くすることができる。そ
の結果、第1塔における缶出液に対する塔頂留出液の比
率を、第2塔におけるそれよりも大きくなるように操作
するのが容易となる。
【0014】
【実施例】次に本発明をコンピューターシュミレーショ
ンによる計算例により更に詳細に説明するが、本発明は
その要旨を超えない限りこれらの例に制限されるもので
はない。
【0015】例1 図1のフローに従い、第1塔(高圧塔)として実段数1
0段の蒸留塔を、第2塔(低圧塔)として実段数20段
の蒸留塔を用い蒸留を行う。第1塔の塔頂圧力は大気圧
に近い0.25Kg/cm2Gとし、第2塔の塔頂圧力は真空ポン
プを用いて-0.6Kg/cm2Gとする。第2塔には、回収塔
からの回収EDC(10.8t/h)、OC−EDC(34.5t/
h)、及び購入EDCと低温反応により製造されたD
C−EDCとの混合物(24.0t/h)を、それぞれ第2塔
の塔底から5段、7段、18段の部位に供給し、第1塔
には、未分解EDC(52.6t/h)と高品位のDC−
EDC(8.0t/h)を塔底からそれぞれ7段、9段の位置
に供給する。各EDCの組成を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】第1塔の塔頂ガスを第2塔のリボイラーに
導入して凝縮させ、凝縮EDCの一部を第1塔の塔頂に
還流として戻し、残り(58.8t/h)は第2塔の塔頂から
得られたEDCと合せて精製EDCとして回収する。第
2塔の塔頂からの留出物はコンデンサーで凝縮させ、一
部を還流として第2塔に戻し、残部(64.5t/h)は精製
EDCとして回収する。両者を合せた精製EDCの純度
は99.6wt%であり、1,1,2-トリクロロエタンの含有量は2
44wt-ppmである。このときの第1塔のリボイラー負荷
は、5.1x106Kcal/hであり、後記比較例に対し32.7%で
ある。蒸留塔の操作条件と精製EDC純度及び1,1,2-ト
リクロロエタンの濃度を表2に示す。
【0018】例2 例1の蒸留装置と同一の装置を使用し、第2塔の塔頂圧
力を大気圧に近い0.25Kg/cm2Gとし、第1塔の塔頂圧力
を若干加圧の1.8Kg/cm2Gとした以外は、例1と同様にし
て各蒸留塔へ粗EDCを供給し、操作方法も同様にして
蒸留する。このときの第1塔のリボイラー負荷は、5.6x
106Kcal/hであり、比較例に対し35.9%である。蒸留塔
の操作条件と精製EDCの純度及び1,1,2-トリクロロエ
タンの濃度を表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】比較例 従来法に従い、高沸点蒸留塔として例1、2で用いた実
段数20段の1本の蒸留塔を使用し、その塔底から9段
目に、粗EDC(129.9t/h)を供給し蒸留精製を行う。
粗EDCとしては、例1で蒸留に供したOC−EDC、
DC−EDC、高品位のDC−EDC、未分解EDC、
回収EDC及び購入EDCを合せて供給する。塔頂から
留出する精製EDCの純度は、1,1,2-トリクロロエタン
濃度が250wt-ppmになるように還流量を調整した。缶出
液の抜出し量は、缶出液のEDC濃度が94wt%とな
るように7.16t/hとした。このときのリボイラー負荷は1
5.6x106Kcal/hである。
【0021】
【発明の効果】本発明方法によれば、各種の組成の粗E
DCを、2本の蒸留塔に供給して効率良く蒸留し、高純
度の精製EDCを生成すると共に消費されるスチーム量
を大幅に低減し、装置の小型化を可能にするので、産業
上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施態様を示す工程概略図であ
る。
【符号の説明】
1 第1蒸留塔(高圧塔) 2 第2蒸留塔(低圧塔) 3 リボイラー(低圧塔) 4 リボイラー(高圧塔) 5 コンデンサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高沸点不純物濃度の異なる複数の粗1,
    2−ジクロロエタンを蒸留して高沸点不純物濃度の低下
    した留出液と高沸点不純物濃度の増加した缶出液とに分
    離する1,2−ジクロロエタンの精製方法において、蒸
    留装置として2つの蒸留塔から構成され、第1塔は第2
    塔に対して高圧で操作され、第1塔の塔頂留出物を第2
    塔のリボイラーの加熱源として使用する形式の蒸留装置
    を用い、かつ第1塔に供給される粗1,2−ジクロロエ
    タンの高沸点不純物濃度と、第2塔に供給される粗1,
    2−ジクロロエタンの高沸点不純物濃度とを異ならせる
    ことを特徴とする精製方法。
  2. 【請求項2】 第1塔及び第2塔のそれぞれに、高沸点
    不純物濃度の異なる少なくとも2種類の粗1,2−ジク
    ロロエタンを、その高沸点不純物濃度に応じて塔の異な
    る箇所に供給することを特徴とする請求項1記載の精製
    方法。
  3. 【請求項3】 第1塔が第2塔よりも段数の少ない蒸留
    装置を用いることを特徴とする請求項1又は2記載の精
    製方法。
  4. 【請求項4】 第1塔に供給される粗1,2−ジクロロ
    エタンの高沸点不純物濃度が、第2塔に供給される粗
    1,2−ジクロロエタン中の濃度よりも低くなるように
    両塔に粗1,2−ジクロロエタンを供給することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の精製方法。
  5. 【請求項5】 第1塔における缶出液に対する塔頂留出
    液の比率を第2塔におけるその比率よりも大きくなるよ
    うに操作することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か一項記載の精製方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009507869A (ja) * 2005-09-15 2009-02-26 ウーデ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 1,2−ジクロロエタンの精製のための蒸留塔の操作及び結合されたカセイソーダ蒸発濃縮の方法
JPWO2013146609A1 (ja) * 2012-03-26 2015-12-14 旭化成ケミカルズ株式会社 アセトニトリルの精製方法
KR101781676B1 (ko) * 2014-06-18 2017-09-25 주식회사 엘지화학 폐열을 이용한 에틸렌 디클로라이드의 정제장치 및 정제방법
KR101816963B1 (ko) * 2014-06-17 2018-01-09 주식회사 엘지화학 플래시 증발을 통한 에틸렌 디클로라이드의 정제장치 및 정제방법

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