JP2000130820A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000130820A
JP2000130820A JP10302895A JP30289598A JP2000130820A JP 2000130820 A JP2000130820 A JP 2000130820A JP 10302895 A JP10302895 A JP 10302895A JP 30289598 A JP30289598 A JP 30289598A JP 2000130820 A JP2000130820 A JP 2000130820A
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Japan
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air
drying
bathroom
hot water
flap
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Application number
JP10302895A
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English (en)
Inventor
Toru Shigematsu
重松  徹
Takaaki Sato
崇昭 佐藤
Koichi Saruhashi
浩一 猿橋
Hiroshi Miyauchi
拓 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室において衣類乾燥または壁面乾燥を行う
場合にそれぞれに応じて最適な空調制御を行うことがで
きる空気調和機を提案する。 【解決手段】 温水エアコン10は、暖房や乾燥、換気
を図る浴室100及び脱衣室102の天井裏に配置され
た室内ユニット16、18などから成る室内機、室外に
設置される室外機14、脱衣室102内の内壁面に設置
されるメインリモコン104M、台所などの離れた所に
設置されるサブリモコン104S等によって構成されて
いる。浴室100において衣類乾燥を行う場合には、図
中矢印A方向へ空気が流れるようにフラップの角度を浴
室100の天井に対して略90°にする。壁面乾燥を行
う場合には、図中矢印B方向へ空気が流れるようにフラ
ップの角度を天井に対して略35°にする。これによ
り、衣類乾燥、壁面乾燥のそれぞれにおいて効率よく乾
燥させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係
り、詳細には、浴室の乾燥を行うことができる空気調和
機に関する。
【0002】
【従来の技術】居室等には室内の空気調和を図る空調装
置(以下「エアコン」という)が設けられるのが一般的
となっているが、近年では浴室や脱衣室などもエアコン
を設置することが望まれる場合がある。このような要求
はエアコンの小型化、低価格化、省エネルギー化が進
み、エアコンが普及するに従って多くなっている。
【0003】このような要求に応じて、浴室において換
気の他に暖房や乾燥を行うことができるようになってい
る。特に、浴室内はカビが生えやすいため、浴室内の壁
面の乾燥を行うことは非常に重要である。また、最近で
は雨の日等洗濯物が干せない場合に浴室内で衣類の乾燥
を行うこともできるようになっている。
【0004】ところが、従来においては浴室の壁面を乾
燥する場合と衣類を乾燥する場合とを特に区別して制御
していなかったため、それぞれにおいて効率よく乾燥す
ることができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、浴室において衣類乾燥または
壁面乾燥を行う場合にそれぞれに応じて最適な空調制御
を行うことができる空気調和機を提案することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、浴室内の空気を吸引する吸引手段と、前記吸引手段
により吸引した空気を加熱する加熱手段と、前記加熱手
段により加熱された空気または非加熱の空気を前記浴室
内へ送風する送風手段と、前記浴室内において衣類乾燥
または壁面乾燥を行う場合の空調制御条件を切り換える
切換手段と、前記切換手段により切り換えられた空調制
御条件に応じて前記浴室の空調制御を行う空調制御手段
と、を有することを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、前記衣類乾燥制御
を行うか、前記壁面乾燥制御を行うかに応じて前記送風
手段により送風される空気の向きを変更するフラップを
さらに有することを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は、前記衣類乾燥制御
を行う場合、前記フラップは略水平面に対して90°下
方に向けられることを特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明は、前記加熱手段の熱
源は、温水であることを特徴としている。
【0010】請求項1記載の発明によれば、浴室内にお
いて衣類乾燥または壁面乾燥を行う場合の空調制御条件
(例えば乾燥時間や風向き、風量等)を切り換える切換
手段を有している。この切換手段により空調制御条件が
切り換えられることで衣類乾燥または壁面乾燥のそれぞ
れにおいて最適な空調制御が空調制御手段により行われ
る。
【0011】浴室内の乾燥を行うにあたっては、まず浴
室内の空気を吸引手段により吸引し、吸引手段により吸
引した空気を加熱手段により加熱する。なお、加熱手段
の熱源は、請求項4に記載したように、例えばガスバー
ナー等によって加熱された温水を用いるようにしてもよ
い。そして、加熱手段により加熱された空気または非加
熱の空気を送風手段により浴室内へ送風する。このと
き、請求項2記載の発明のように空気の向きを変更する
フラップを設け、このフラップの向きを衣類乾燥を行う
場合と壁面乾燥を行う場合とでそれぞれに応じて最適な
向きに変えることが望ましい。特に、請求項3記載の発
明のように、衣類乾燥制御を行う場合には、フラップを
略水平面に対して90°下方に向けることが望ましい。
これにより、効率よく衣類を乾燥させることができる。
【0012】このように、衣類乾燥を行う場合と壁面乾
燥を行う場合とで空調制御条件を切り換え、それぞれに
応じた最適な乾燥制御を行うので効率よく乾燥させるこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1には、温水エアコン10を浴室100
及び脱衣室102に適用した場合の概略構成が示されて
いる。図1に示されるように、温水エアコン10は、暖
房や乾燥、換気を図る浴室100及び脱衣室102の天
井裏に配置された室内ユニット16、18などから成る
室内機12、室外に設置される室外機14、脱衣室10
2内の内壁面に設置されるメインリモコン104M、台
所など浴室100及び脱衣室102から離れた所に設置
されるサブリモコン104S等によって構成されてい
る。
【0015】この温水エアコン10では、温水の循環に
よって暖房運転を行う。図2に示す如く、温水エアコン
10の室内ユニット16、18には、温水が循環される
温水用の熱交換器である放熱器20、22がそれぞれ備
えられている。
【0016】室内ユニット16、18の放熱器20、2
2は、例えばフレキシブルな温水配管(以下、「温水チ
ューブ」という)30A、30Bを介して室外機14に
接続されている。一方の温水チューブ30Aは、室外機
14の温水入口ニップル56Aへ接続され、他方の温水
チューブ30Bは、室外機14の温水出口ニップル56
Bへ接続されている。
【0017】また、室内機12の側では、温水チューブ
30Bが温水入口ニップル66Aへ接続され、この温水
入口ニップル66Aから温水開閉弁68を介して放熱器
17、18に接続され、温水チューブ30Aが温水出口
ニップル66Bを介して放熱器17、18に接続されて
いる。また、室外機14内では、温水出口ニップル56
Bが、温水熱交換器64、ポンプ62及びプレッシャタ
ンク60を介して温水入口ニップル56Aに接続されて
おり、これによって、室内機12と室外機14との間で
密閉された温水の循環路が形成されている。
【0018】なお、図2においては図示は省略したが、
室内ユニット16の温水の入口及び出口には循環する温
水の温度を検出する温水入口センサ32、温水出口セン
サ34が、室内ユニット18の温水の入口及び出口には
温水入口センサ36、温水出口センサ38がそれぞれ設
けられている。
【0019】室外機14には、機外から燃焼用のガスが
供給されるガスバーナー70が設けられており、このガ
スバーナー70によって温水熱交換器64を加熱するこ
とにより、温水熱交換器64内を通過する水から温水を
生成する。なお、ガスバーナー70は、ガス電磁弁18
0A、180B及びガス比例弁182を介してガスが供
給される。また、プレッシャタンク60は、プレッシャ
キャップ58を介してドレインタンク72に接続されて
おり、温水循環路を循環する水(例えば水道水)は、ド
レインタンク72を介して排出される。
【0020】温水エアコン10は、暖房運転時には、室
外機14のポンプ62及びガスバーナー70を作動させ
ると共に、室内機12に設けている温水開閉弁68を開
いて温水を循環させる。このとき、室外機14では、温
水熱交換器64と温水出口ニップル56Bの間に設けら
れている高温サーミスタ(図示省略)の検出温度が約8
0°C程度の所定温度(例えば82°C)となるように
温水熱交換器64を通過する温水を加熱しながら循環さ
せる。なお、温水開閉弁68の開度は、室内温度と設定
温度等に応じて設定される。
【0021】室外機14では、水温(温水の温度)が上
昇して内圧が所定値(例えば0.9kg/cmU)以上となる
と、プレッシャキャップ58の圧力弁が作動して、この
プレッシャキャップ58に設けている圧力逃がし口から
温水をドレインタンク72へ流出させて配管内の圧力上
昇を防止する。また、室外機14では、温水の温度が低
下して内圧が所定値未満となると、負圧弁が作動してド
レインタンク72から水を回収するようになっている。
なお、ドレインタンク72から溢れた水は、ドレイン配
管接続口から排出される。
【0022】室内ユニット16は図3に示す如く、ケー
シング40に囲われたダクト42の中に熱交換器である
放熱器20が配置されており、放熱器20の下方には循
環ファン44が配置されている。また、ダクト42は吸
気口46及び吹出口48が設けられており、循環ファン
44が回転駆動されると吸気口46から浴室100内の
空気が吸引され、吸引された空気が放熱器20によって
加熱されて吹出口48から再び浴室100内へ吹出され
るようになっている。これにより室内の空調を行うこと
が可能となっている。
【0023】さらに、吹出口48の近傍にはフラップ5
0が設けられており、このフラップ50は図示しない駆
動モータにより図中矢印方向へ向きを変えることができ
るようになっている。すなわち、フラップ50の向きを
変えることで室内へ吹出される空気の向きを変えること
ができるようになっている。なお、このフラップ50の
向きは手動によっても変えることができるようになって
いる。
【0024】また、ケーシング42内には換気用のダク
ト82が設けられており、一方は浴室100内の空気を
吸引するための吸気口84として、他方は吸引した空気
を排気するための排気口86として開口されている。ダ
クト82内には浴室100内を換気するための換気ファ
ン88が配置されており、この換気ファン88が回転駆
動することにより浴室100内の空気を吸気口84から
吸引し、排気口86から室外へ排気することにより室内
の換気が行われる。
【0025】なお、脱衣室102の天井裏に設けられた
室内ユニット18は上述した室内ユニット16から換気
用のダクト82及び換気ファン88を取り除いたもので
あり、その他の構成は室内ユニット16とほぼ同様であ
るので詳細な説明は省略するが、室内ユニット18にお
いては図1に示す如く排気口が廊下に通じている。この
ように、室内ユニット18には換気ファンがないため、
室内ユニット16により脱衣室100の換気ができるよ
うに、脱衣室102と浴室100との間の壁面106の
下方は脱衣室102から浴室100へ空気が抜けるよう
にスリット108が設けられている。また、図3におい
ては図示は省略したが、吸気口46の近傍には、吸引し
た空気の温度を検出するための吸込温度センサ47が設
けられている。同様に、室内ユニット18の吸気口の近
傍にも吸込温度センサ49が設けられている。
【0026】図1に示す如く、室内ユニット16と室内
ユニット18は電源線110で接続されており、この電
源線110から電源(AC100V)が供給されること
により動作する。また、室内ユニット16には、図6に
示すようなメインリモコン104M及びサブリモコン1
04Sがリモコン信号線112を介して接続されてい
る。室内ユニット16は、これらのリモコンからの操作
信号に応じて通信線114を介して室外機14に制御信
号を送信することにより室外機14を制御するようにな
っている。
【0027】室内ユニット16は図4に示すように、マ
イコン120及び外部ROM121を備えたコントロー
ル基板122を備えている。コントロール基板122に
は、運転用の交流電力(100V)が漏電ブレーカ12
4を介して供給され、この交流電力は電源トランス12
6によって所定の電圧に降圧される。なお、電源トラン
ス126には温度ヒューズ128が接続されている。
【0028】また、コントロール基板122には、循環
ファン44を駆動するための循環ファンモータ130、
換気ファン88を駆動するための換気ファンモータ13
2が接続されており、この循環ファンモータ130、換
気ファンモータ132には運転コンデンサ134、13
6がそれぞれ接続されている。さらに、循環ファンモー
タ130は、電源周波数切換部138において、供給さ
れる交流電力の周波数に応じて50Hzか60Hzの何
れかに切り換えることができるようになっている。
【0029】その他に、コントロール基板122には温
水開閉弁68、吸込温度センサ47、温水入口センサ3
2、温水出口センサ34、メインリモコン104M、サ
ブリモコン104Sが接続されている。
【0030】マイコン120は、メインリモコン104
Mまたはサブリモコン104Sから送信された操作信号
を受信すると、この操作信号に基づいた空調運転を開始
する。すなわち、マイコン120は、メインリモコン1
04Mまたはサブリモコン104Sによって設定された
運転モード及び吸込み温度センサ47により検出された
吸込温度に基づいて循環ファン44や温水開閉弁68、
室外機14等を制御し、浴室100内が設定温度となる
ように空調運転を行う。このとき、マイコン120は所
定の時間間隔で吸込温度を検出して、この検出結果に基
づいて適切な室温が保たれるように制御する。なお、室
外機14は、マイコン等を含んで構成されるコントロー
ル基板を備えており、室内ユニット16から通信線11
4を介して送信される制御信号に基づいて制御されるよ
うになっている。
【0031】また、コントロール基板122には浴室切
換入力端子140が設けられており、この端子をジャン
パー線142等によりショート(短絡)するか、オープ
ン(開放)にすることにより温水エアコン10を適用す
る浴室の形体をユニットバスか在来バス(タイル張り等
のバス)かを設定することができるようになっている
(本実施の形態ではユニットバスに設定されている)。
また、外部ROM121には浴室の形体に応じた応じて
最適な空調制御を行うための情報が予め記憶されてお
り、この情報に基づいて空調制御を行う。なお、浴室の
形体の設定は、ジャンパー線142に限らず、スイッチ
を設けて切り換えるようにしてもよいし、浴室の形体を
外部ROM121に記憶させて、これをマイコン120
で読み込むことで切り換えるようにしてもよい。
【0032】室内ユニット18は図5に示すようにマイ
コン150を備えたコントロール基板152を備えてい
る。コントロール基板152には、運転用の交流電力
(100V)が室内ユニット16を介して端子154へ
供給され、この交流電力は電源トランス156によって
所定の電圧に降圧される。
【0033】また、コントロール基板152には、循環
ファン(図示省略)を駆動するための循環ファンモータ
158が接続されており、循環ファンモータ158には
運転コンデンサ160が接続されている。さらに、循環
ファンモータ158は、電源周波数切換部162におい
て、供給される交流電力の周波数に応じて50Hzか6
0Hzの何れかに切り換えることができるようになって
いる。
【0034】その他に、コントロール基板152には温
水開閉弁68、吸込温度センサ49、温水入口センサ3
6、温水出口センサ38が接続されている。
【0035】また、コントロール基板152はコントロ
ール基板122と通信線115で接続されており、メイ
ンリモコン104Mまたはサブリモコン104Sにより
脱衣室102に関する操作がなされるとコントロール基
板122から操作信号が送信され、この操作信号に基づ
いた空調運転を開始する。すなわち、マイコン150
は、メインリモコン104Mまたはサブリモコン104
Sによって設定された運転モード及び吸込み温度センサ
49により検出された吸込温度に基づいて循環ファンモ
ータ158や温水開閉弁68、室外機14等を制御し、
浴室100内が設定温度となるように空調運転を行う。
このとき、マイコン150は所定の時間間隔で吸込温度
を検出し、この検出結果に基づいて適切な室温が保たれ
るように制御する。
【0036】また、コントロール基板152には換気連
動切換入力端子166が設けられており、この端子をジ
ャンパー線168等によりショート(短絡)するか、オ
ープン(開放)にすることにより、換気ファンを接続せ
ずに浴室100の室内ユニット16を利用して換気を行
うか、コネクタ170に換気ファンを接続して浴室10
0と独立して脱衣室102を換気することができるよう
にするかを設定することができるようになっており(本
実施の形態では換気ファンを接続していない)、マイコ
ン150ではそれぞれの設定に応じた空調制御を行うこ
とができるようになっている。なお、ジャンパー線16
8に限らず、スイッチを設けて切り換えるようにしても
よいし、換気ファンを接続するか否かの情報を外部RO
M等に記憶させて、これをマイコン150で読み込むこ
とにより切り換えるようにしてもよい。
【0037】図6には、メインリモコン104Mが示さ
れている。なお、サブリモコン104Sもメインリモコ
ン104Mと同様の構成であり詳細な説明は省略する。
メインリモコン104Mには、脱衣室用の換気・涼風ス
イッチ172及び暖房スイッチ173、浴室用の乾燥ス
イッチ174、換気スイッチ175及び暖房スイッチ1
76、切タイマー設定スイッチ177が配置されてい
る。
【0038】メインリモコン104Mでは、脱衣室用の
換気・涼風スイッチ172を操作することにより脱衣室
102内を換気する換気モードに設定され、暖房スイッ
チ173を操作することにより脱衣室102内を暖房す
る暖房モードに設定される。なお、換気・涼風スイッチ
172及び暖房スイッチ173は、スイッチを押すごと
に風量が「強風」、「弱風」、「切」の状態に順次切り
換わるようになっている。
【0039】同様に、浴室用の換気スイッチ175を操
作することにより浴室100内を換気する換気モードに
設定され、暖房スイッチ176を操作することにより浴
室100内を暖房する暖房モードに設定される。さら
に、乾燥スイッチ174を操作することにより浴室10
0内を乾燥する乾燥モードになる。なお、換気スイッチ
175及び暖房スイッチ176は、スイッチを押すごと
に風量が「強風」、「弱風」、「切」の状態に順次切り
換わり、乾燥スイッチ174は、スイッチを押すごとに
「衣類乾燥モード」、「壁面乾燥モード」、「切」の状
態に順次切り換わるようになっている。
【0040】なお、浴室の暖房モードにおいて、風量を
強風に設定した場合は主に浴室を予備暖房として暖める
場合に適した制御が行われ、弱風に設定する場合は人が
入浴中に浴室を暖める場合に適した制御が行われるよう
になっている。
【0041】さらに、切タイマー設定スイッチ177の
右側を押すごとに切タイマー残時間が2時間までは30
分ごとに、2時間を越えると1時間ごとに最大4時間ま
で切タイマーを設定できるようになっており、さらに押
すと連続運転モード(最大12時間)になるようになっ
ている。また、切タイマー設定スイッチ177の左側を
押すごとに切タイマー残時間が減っていくようになって
いる。
【0042】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0043】温水エアコン10では、メインリモコン1
04M、またはサブリモコン104Sの操作によって運
転モード、切タイマー時間等が設定され、該設定に応じ
た運転モードでの空調運転を開始する。
【0044】以下、ユーザがメインリモコン104Mま
たはサブリモコン104Sの乾燥スイッチ174を操作
して浴室の乾燥運転を選択した場合の乾燥制御につい
て、図8〜10に示すフローチャートに従って説明す
る。
【0045】図8に示すステップ200では、乾燥運転
が衣類乾燥に設定されたか壁面乾燥に設定されたかを判
断し、衣類乾燥に設定された場合には、ステップ202
で図9に示す衣類乾燥制御ルーチンを実行し、壁面乾燥
に設定された場合にはステップ204で図10に示す壁
面制御ルーチンを実行する。
【0046】図9には衣類乾燥制御ルーチンのフローチ
ャートが示されている。まず、ステップ300では、換
気ファン88、循環ファン44を強風にセットする。そ
して、ステップ302で温水開閉弁68を開くとともに
ポンプ62を作動させ、ステップ304でガスバーナー
70を点火させる。これにより、水(温水)の循環が開
始されると共に温水熱交換器64を通過する水が加熱さ
れて所定の温度の温水が生成され、この温水が循環され
る。
【0047】ステップ306では、フラップ50を図示
しない駆動モータを駆動して浴室100の天井に対して
略90°の角度を成す向きにする(図3参照)。これに
より、室内ユニット16では、吸込まれた空気が放熱器
20によって加熱され、加熱された空気が吹出口48か
ら浴室100の床の方(図1において矢印A方向)へ向
けて、すなわちほぼ真下へ向けて吹出される。このた
め、浴室100内に干された衣類が徐々に乾燥されてい
く。
【0048】次に、ステップ308では、2時間経過し
たか否かを判断し、2時間経過した場合にはステップ3
10で温水開閉弁68をOFFし、ステップ312でガ
スバーナー70をオフする。そして、ステップ314で
換気ファン88及び循環ファン44をOFFしてリター
ンする。これにより浴室100内の乾燥が停止される。
なお、乾燥時間の初期値は2時間としているが、切タイ
マー設定スイッチ177により所望の乾燥時間に変更可
能である。
【0049】図10には、壁面乾燥制御ルーチンのフロ
ーチャートが示されている。ステップ400では、換気
ファン88、循環ファン44を強風にセットする。そし
て、ステップ402で温水開閉弁68を開くとともにポ
ンプ62を作動させ、ステップ304でガスバーナー7
0を点火させる。これにより、水(温水)の循環が開始
されると共に温水熱交換器64を通過する水が加熱され
て所定の温度の温水が生成され、この温水が循環され
る。
【0050】ステップ406では、図7に示す如く、フ
ラップ50を図示しない駆動モータを駆動して浴室10
0の天井に対して略35°の角度を成す向きにする。こ
れにより、室内ユニット16では、吸込まれた空気が放
熱器20によって加熱され、加熱された空気が吹出口4
8から浴室100の壁面へ向けて向けて吹出される。吹
出された空気は図1において矢印B方向へ流れ、浴室1
00の壁面が徐々に乾燥されていく。
【0051】次に、ステップ408では、30分経過し
たか否かを判断し、30分経過した場合にはステップ4
10で温水開閉弁68をOFFし、ステップ412でガ
スバーナー70をオフする。次にステップ414で30
分経過するまで待機する。すなわち、送風の状態を維持
する。そして、30分経過した場合にはステップ416
で換気ファン88及び循環ファン44をOFFしてリタ
ーンする。これにより浴室100内の乾燥が停止され
る。なお、乾燥時間の初期値は1時間としているが、切
タイマー設定スイッチ177により所望の乾燥時間に変
更可能である。
【0052】このように、衣類乾燥または壁面乾燥のそ
れぞれに応じてフラップ50の角度や乾燥時間等の空調
制御条件を切り換えるので、それぞれにおいて最適な空
調制御を行うことができ、効率よく乾燥させることがで
きる。
【0053】なお、本実施の形態では、温水を熱源とす
る温水エアコンを用いた場合を例に説明したが、これに
限らず、他の一般的構成のエアコンにも本発明を適用可
能であることは言うまでもない。また、浴室だけでな
く、脱衣室や居室内を乾燥する場合にも本発明を適用可
能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1記載の発明
によれば、浴室内において衣類乾燥または壁面乾燥を行
う場合の空調制御条件を切り換える切換手段を設け、こ
の切換手段により衣類乾燥または壁面乾燥のそれぞれに
適した空調制御条件に切り換えるので、それぞれにおい
て最適な空調制御を行うことができる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、空気の向き
を変更するフラップを設け、このフラップの向きを衣類
乾燥を行う場合と壁面乾燥を行う場合とでそれぞれに応
じて最適な向きに変えるようにしたので、それぞれにお
いて効率よく乾燥させることができる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、衣類乾燥制
御を行う場合には、フラップを略水平面に対して90°
下方に向けるようにしたので、効率よく衣類を乾燥させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した温水エアコンの概略構
成図である。
【図2】本実施の形態に適用した温水エアコンの温水の
流路を示す概略系統図である。
【図3】室内ユニットを示す概略断面図である。
【図4】室内ユニットの回路構成の概略を示すブロック
図である。
【図5】室内ユニットの回路構成の概略を示すブロック
図である。
【図6】リモコンの操作パネルを示す概略正面図であ
る。
【図7】衣類乾燥制御を行う場合におけるフラップ角度
を示す図である。
【図8】乾燥制御ルーチンの流れを示すフローチャート
である。
【図9】衣類乾燥制御ルーチンの流れを示すフローチャ
ートである。
【図10】壁面乾燥制御ルーチンの流れを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 温水エアコン(空気調和機) 12 室内機 14 室外機 16、18 室内ユニット 20、22 放熱器 42 ダクト 44 循環ファン(吸引手段、送風手段) 50 フラップ 64 温水熱交換器 68 温水開閉弁(加熱手段) 70 ガスバーナー(加熱手段) 100 浴室 102 脱衣室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猿橋 浩一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 宮内 拓 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA08 CC19 DD02 EE45 3L072 AA05 AB06 AD07 AE10 AF11 AG05 3L113 AA01 AC20 AC48 AC64 BA12 BA14 CA20 CB25 DA01 DA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室内の空気を吸引する吸引手段と、 前記吸引手段により吸引した空気を加熱する加熱手段
    と、 前記加熱手段により加熱された空気または非加熱の空気
    を前記浴室内へ送風する送風手段と、 前記浴室内において衣類乾燥または壁面乾燥を行う場合
    の空調制御条件を切り換える切換手段と、 前記切換手段により切り換えられた空調制御条件に応じ
    て前記浴室の空調制御を行う空調制御手段と、 を有する空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記衣類乾燥制御を行うか、前記壁面乾
    燥制御を行うかに応じて前記送風手段により送風される
    空気の向きを変更するフラップをさらに有する請求項1
    記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記衣類乾燥制御を行う場合、前記フラ
    ップは略水平面に対して90°下方に向けられることを
    特徴とする請求項2記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記加熱手段の熱源は、温水であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載
    の空気調和機。
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