JP2000116059A - 全閉外扇型回転電機 - Google Patents

全閉外扇型回転電機

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JP2000116059A
JP2000116059A JP28763498A JP28763498A JP2000116059A JP 2000116059 A JP2000116059 A JP 2000116059A JP 28763498 A JP28763498 A JP 28763498A JP 28763498 A JP28763498 A JP 28763498A JP 2000116059 A JP2000116059 A JP 2000116059A
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JP
Japan
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fan
cooling
cooling fins
fan cover
electric machine
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Pending
Application number
JP28763498A
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English (en)
Inventor
Yoshio Fukuyoshi
芳雄 福吉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却効率を向上させることができる全閉外扇
型回転電機を提供することを目的とする。 【解決手段】 固定子枠2の外周に回転軸7の軸方向に
沿った複数のフィンを有する冷却フィン10を備えた回
転電機本体1と、回転電機本体1の端部と対向するよう
に回転軸7に取り付けたファン11と、冷却フィン10
とファン11を覆うファンカバー12とを備え、ファン
カバー12と冷却フィン10で吸気経路12a及び排気
経路13を形成するようにファンカバー12を冷却フィ
ン10に固定したもので、冷却効率を向上させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外扇を備えた全閉型
回転電機の冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】全閉外扇型回転電機は、回転電機内部が
外部と連通していない構成で、その運転にともない各種
損失が発生することにより温度が上昇するので、通風冷
却系により放熱している。
【0003】図3において、回転電機本体21は、固定
子枠22及びブラケット23から構成されており、固定
子枠22の内部には固定子鉄心24が固着され、その固
定子鉄心24には固定子巻線25が巻装されている。ブ
ラケット23には、軸受26を介して回転軸27が支承
されており、この回転軸27には回転子導体28が固着
された回転子鉄心29が設けられている。固定子枠22
の外面には回転軸27に沿った方向に冷却フィン30が
形成されている。回転軸27の右端部はブラケット23
から突出するように設けられており、その右端部には、
冷却用のファン31が固定され、回転軸27と一体に回
転するようになっている。ファンカバー32はファン3
1を覆うように回転電機本体21に取り付けられてい
る。このファンカバー32はファン31の吸気経路33
を形成すると共に排気経路34を形成している。
【0004】つまり、回転軸27の回転にともなってフ
ァン31が回転駆動されると、外の空気は矢印Aで示す
ようにファンカバー32の吸気口33a側から吸引され
た後、固定枠22の表面に沿って送風されファンカバー
32の排気口34aから排出される。
【0005】一方、回転電機の運転にともなって、回転
子鉄心29及び固定子鉄心24においては鉄損が、回転
子導体28及び固定子巻線25においては銅損が発生
し、軸受26において摩擦損が発生する。これらの損失
はそれぞれ、冷却フィン30を介して固定子枠22の表
面に送風された空気に熱を奪われ外部に放熱される。
【0006】したがって、冷却フィン30を通じての放
熱、つまりファン31によって固定子枠22の表面に沿
って流れる空気量が極めて重要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、ファンにより排気経路側に送り出される
空気はその遠心力により冷却フィンよりも外側に向けて
流れようとするので、冷却フィンの全長にわたり通過せ
ず途中で外側に逃げてしまい、熱交換が不十分で冷却効
果が少なかった。
【0008】このため十分な冷却効果を得るために、冷
却フィンの間を通って流れる空気量を増加させるためフ
ァンを大形化させたり、冷却フィンを増やしたりする必
要があり、このためモータの効率低下や騒音の増大ある
いは全体重量が増加するなどの不具合を招いていた。
【0009】本発明は上記の課題を解決するもので、冷
却効率を向上させることができる全閉外扇型回転電機を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、固定子枠の外周に回転軸の軸方向に沿っ
た複数のフィンを有する冷却フィンを備えた回転電機本
体と、前記回転電機本体の端部と対向するように回転軸
に取り付けたファンと、前記冷却フィンと前記ファンを
覆うファンカバーとを備え、前記ファンカバーと前記冷
却フィンで吸気経路及び排気経路を形成するように前記
ファンカバーを前記冷却フィンに固定したもので、冷却
効率を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために本発
明は、固定子枠の外周に回転軸の軸方向に沿った複数の
フィンを有する冷却フィンを備えた回転電機本体と、前
記回転電機本体の端部と対向するように回転軸に取り付
けたファンと、前記冷却フィンと前記ファンを覆うファ
ンカバーとを備え、前記ファンカバーと前記冷却フィン
で吸気経路及び排気経路を形成するように前記ファンカ
バーを前記冷却フィンに固定した全閉外扇型回転電機で
ある。
【0012】また、冷却フィンは外周部を繋ぎ円筒面を
形成した請求項1記載の全閉外扇型回転電機である。
【0013】さらに、ファンカバーは出力軸方向に冷却
フィン全体の外周を覆うように延長した請求項1記載の
全閉外扇型回転電機である。
【0014】このように、ファンカバーを冷却フィンの
外周部を繋いだ円筒面に固定することで、ファンカバー
の吸気経路から吸入された空気は排気経路を構成するフ
ァンカバーと冷却フィンに当たり熱を奪い固定子枠を冷
却する。
【0015】また、ファンカバーで冷却フィン全体の外
周を覆い固定するので、ファンカバーの吸気経路から吸
入された空気は、冷却フィンの外側へ放出されることが
なく、ファンカバーと冷却フィンに当たり固定子枠の熱
を放熱し冷却する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら説明する。
【0017】(実施例1)図1において、回転電機本体
1としての誘導電動機は、固定子枠2及びブラケット3
から構成される。固定子枠2内部には固定子鉄心4が固
着され、その固定子鉄心4には固定子巻線5が巻装され
ている。ブラケット3には、それぞれ軸受6を介して回
転軸7が支承されており、この回転軸7には回転導体8
を備えた回転子鉄心9が設けられている。固定子枠2の
外周には回転軸7に沿った方向に冷却フィン10が取り
付けられ、その外周を繋ぎ円筒の外周部10aを形成し
ている。回転軸7の右端部7aはブラケット3から突出
するように設けており、その右端部7aには冷却用のフ
ァン11が固定され、回転軸7と一体に回転する。ファ
ンカバー12は、ファン11を覆い冷却フィン10の外
周部10aに挿入固定される。このファンカバー12
は、椀状の底部に吸気経路12aである吸気口を備えて
おり、さらにファン11の外側を覆い外周部10aに固
定させることで冷却フィン10とあわせて排気経路13
を形成する。
【0018】次に、本実施例の作用について説明する。
誘導電動機本体が運転されて回転軸7が回転し、一緒に
ファン11が回転するので、ファンカバー12の吸気口
12aから吸入される空気はファン11を介して排気経
路13に送り出され、固定子枠2に取り付けた冷却フィ
ン10に達する。このとき、排気経路13から送り出さ
れる空気は、矢印Cで示すように外周部10aに当たり
偏向され冷却フィン10間を通り抜ける。つまり、ファ
ン11により送り出された空気は、ファンカバー12と
冷却フィン10の外周部10aに当たって偏向され、冷
却フィン10と固定子枠2の熱を奪い冷却する(矢印
D)。
【0019】このように、固定子枠の外周に取り付けた
複数の冷却フィンの外周を繋ぐ円筒面にファンカバーを
固定したので、ファンにより送風された空気を冷却フィ
ンに沿って固定子枠の側端まで流すことができ、冷却フ
ィンに伝達された熱を効率よく放熱でき、冷却用ファン
の大形化や冷却フィンの数を増加することなく、簡単な
構成で冷却効率を向上させることができる。
【0020】なお、本実施例では冷却フィンと固定子枠
を別体構成にしたが、一体構成にしてもよい。
【0021】(実施例2)図2において、実施例1と同
一部分は同一符号を付して説明を省略し、異なる部分を
中心に説明する。
【0022】実施例2が実施例1と異なるのは、固定子
枠2の外周に設けた冷却フィンとその冷却フィンを覆う
ファンカバーの構造である。
【0023】まず、冷却フィン14は、パイプ状の外周
部に軸方向に複数のフィンを独立して設けており、内周
部を固定子枠の外周部に圧入固定される。ファンカバー
15は、椀状の底部に吸気口15aを備えており、冷却
フィン14のフィンの頂点を覆うように固定子枠2の端
部近傍まで延長したもので、冷却フィン14に圧入固定
され、これにより排気経路16が形成される。
【0024】排気経路16から送り出される空気は、図
2に示すようにファンカバー15に当たって偏向される
ことにより冷却フィン14に沿って固定子枠2の左端側
まで流れるようになる。
【0025】上記のように実施例2によれば、冷却フィ
ンの全体を覆うようにファンカバーを固定子枠の左端側
まで延長したので、ファンが送風する空気は冷却フィン
間に沿って固定子枠の左端側まで流れるように偏向さ
れ、実施例1と同様に冷却効率を向上させることができ
る。
【0026】なお、実施例2においても、冷却フィンと
固定子枠を一体構成にしてもよい。
【0027】
【発明の効果】上記の実施例から明らかなように請求項
1記載の発明によれば、ファンにより送風される空気を
冷却フィンの固定子枠側に偏向させることができ、これ
により、固定子枠の冷却フィン表面での流速が大きく且
つ冷却フィンの間を長い距離に渡って流すことができる
ので、冷却用のファンを大形化することなくファンから
送られる空気と冷却フィンとの間での熱交換効率を向上
し得、回転電動機本体の温度上昇を抑制できるという優
れた効果を奏する。
【0028】請求項2記載の発明によれば、ファンによ
り送風される空気を冷却フィンの固定子枠側に偏向させ
ることができ、これにより、固定子枠の冷却フィン表面
の流量が大きく且つ冷却フィンの間を長い距離に渡って
流れる空気量が増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1における電動機の断面
図 (b)(a)のA−A’矢視図
【図2】本発明の実施例2における電動機の断面図
【図3】従来の電動機の断面図
【符号の説明】
1 回転電機本体 2 固定子枠 7 回転軸 10 冷却フィン 11 ファン 12 ファンカバー 12a 吸気経路 13 排気経路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子枠の外周に回転軸の軸方向に沿っ
    た複数のフィンを有する冷却フィンを備えた回転電機本
    体と、前記回転電機本体の端部と対向するように回転軸
    に取り付けたファンと、前記冷却フィンと前記ファンを
    覆うファンカバーとを備え、前記ファンカバーと前記冷
    却フィンで吸気経路及び排気経路を形成するように前記
    ファンカバーを前記冷却フィンに固定した全閉外扇型回
    転電機。
  2. 【請求項2】 冷却フィンは外周部を繋ぎ円筒面を形成
    した請求項1記載の全閉外扇型回転電機。
  3. 【請求項3】 ファンカバーは出力軸方向に冷却フィン
    全体の外周を覆うように延長した請求項1記載の全閉外
    扇型回転電機。
JP28763498A 1998-10-09 1998-10-09 全閉外扇型回転電機 Pending JP2000116059A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101826769A (zh) * 2009-03-04 2010-09-08 住友重机械工业株式会社 带电动机散热片的电动机
US7843080B2 (en) 2009-05-11 2010-11-30 General Electric Company Cooling system and wind turbine incorporating same
CN110323885A (zh) * 2019-07-16 2019-10-11 无锡市亨达电机有限公司 一种新型电机散热结构

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