JPH08214499A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JPH08214499A
JPH08214499A JP1631895A JP1631895A JPH08214499A JP H08214499 A JPH08214499 A JP H08214499A JP 1631895 A JP1631895 A JP 1631895A JP 1631895 A JP1631895 A JP 1631895A JP H08214499 A JPH08214499 A JP H08214499A
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JP
Japan
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outer shell
stator core
axial direction
axial
stator
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JP1631895A
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Tomotoshi Kasuya
知俊 粕谷
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 できるだけ多くの外気を固定子鉄心の軸方向
中心付近まで通風路内を流通させた後、排気口から外部
に排出するようにし、冷却性能、特に固定子鉄心の冷却
性能の向上を図る。 【構成】 固定子枠2にはリブ5間に位置して軸方向に
延びる長孔状の排気口22が、軸方向に固定子鉄心9の
軸方向中心線を中心として対称に位置するように一対ず
つ、周方向に3列並べられている。これらの排気口22
は軸受ブラケット3側から固定子鉄心9の軸方向中心側
に向かって幅広になっており、その結果、リブ5間に流
入した空気は排気口22のうち軸受ブラケット3側から
よりも固定子鉄心9の軸方向中心側からの方が多く排出
される。従って、多くの空気が、固定子鉄心9と固定子
枠2との間であってリブ5間に形成された通風路8内を
固定子鉄心の軸方向中心付近まで到達することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却性能の向上を図っ
た回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】回転電機、例えば開放形誘導電動機の従
来構成を図6及び図7に示す。図6において、電動機の
外殻1は筒状をなす固定子枠2と、この固定子枠2の両
端部に装着された軸受ブラケット3,3とから構成され
ている。このうち、軸受ブラケット3,3の中央部に軸
受ハウジング3a,3aが形成されていると共に、この
軸受ハウジング3a,3aの周囲に吸気口4が形成さ
れ、また、固定子枠2の内面には内方に突出し軸方向に
延びるリブ5が設けられている。そして、このリブ5間
に位置するように固定子枠2に軸方向に延びる長孔状の
排気口6が周方向に3個、軸方向に2個並べて形成され
ている。
【0003】上記リブ5の内周には固定子7が圧入によ
って取り付けられており、図7に示すように固定子7と
固定子枠2との間にリブ5によって仕切られた通風路8
が形成される。固定子7は、リブ5に固定された環状を
なす固定子鉄心9と、この固定子鉄心9に巻装された固
定子コイル10とから構成されている。
【0004】固定子7の内側には回転子11が配設され
ている。回転子11は、軸受ハウジング3aに軸受12
を介して支承された回転軸13と、この回転軸13の外
周部に設けられた回転子鉄心14と、この回転子鉄心1
4に設けられた複数個の回転子導体15と、回転子鉄心
14の両端部において回転子導体15を短絡するように
設けられた端絡環16と、この端絡環16から軸方向の
外側に向けて突設された複数のフィン17とから構成さ
れている。そして、軸受ブラケット3の内側には環状を
なす導風板18がその内周部側の端部を上記フィン17
に近接させるように配設されている。
【0005】さて、上記構成の電動機においては、フィ
ン17の回転による送風作用により、矢印A,B,Cで
示すように、外殻1外側の空気が吸気口4から外殻1内
に吸入され、その空気は導風板18と軸受ハウジング3
aとの間の空間及び導風板18と端絡環16との間の空
間を通り固定子7側へ送られる。そして固定子7側へ送
られた空気は通風路8を通り、排気口6から外殻1の外
側へ排出される。
【0006】一方、電動機の運転に伴い固定子鉄心9及
び回転子鉄心14においては鉄損が、固定子コイル10
及び回転子導体15においては銅損が、軸受12におい
ては摩擦損が発生する。これら損失により発生した熱は
それぞれ吸気口4から排気口6へ至る間の空気に放熱さ
れることで電動機の冷却が行われる。
【0007】ここで、固定子鉄心9において発生する熱
の殆どは、外殻1内の空気が通風路8を流通する際に、
この空気との間で熱交換することにより放熱されるた
め、固定子鉄心9を効率良く冷却するためには、より多
くの空気が通風路8を流通する必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】導風板18に案内され
て固定子7側へ送られる空気は、リブ5間に流入し排気
口6から外殻1外側に排出される。リブ5間のうち、リ
ブ5の内周に固定子鉄心9が取り付けられ通風路8が形
成されている部位は、通風面積が他の部位に比べて急に
小さくなるため、通風路8への流入抵抗は大きい。しか
しながら、排気口6の開口幅(外殻1の周方向に沿う開
口幅)は外殻1の端部側から固定子鉄心9の軸方向中心
側まで同一で、その空気流出抵抗は軸方向各部において
同一であるため、通風路8内に流入しようとする空気は
該通風路8の入口部分において排気口6から多量に排出
されてしまう。しかも、通風路8内に流入した空気は、
固定子鉄心9の軸方向中心に到達するまでの間に多くが
排気口6のうち軸受ブラケット3側から排出されてしま
う。そのため、通風路8を軸受ブラケット3側から流入
し、固定子鉄心9の軸方向中心付近まで流通する空気量
が少なくなり、固定子鉄心9の冷却が不十分となるとい
う問題点があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、できるだけ多く
の外気を固定子鉄心の軸方向中心付近まで通風路内を流
通させた後、排気口から外部に排出するようにし、冷却
性能、特に固定子鉄心の冷却性能の向上を図り得る回転
電機を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の回転電機は、外
殻の周壁部とこの外殻内に配置された固定子鉄心との間
に軸方向に延びる通風路を周方向に沿って複数形成し、
外殻内に取り入れられて通風路内に流入した外気を外殻
の周壁部に形成された排気口から外部に排出するように
し、前記各通風路に対応する前記排気口は、前記外殻の
周壁部の軸方向各部における開口面積が外殻の軸方向端
部側よりも前記固定子鉄心の軸方向中心側の方が大きく
なるように形成されていることを特徴とするものである
(請求項1)。
【0011】この場合、各通風路に対応する排気口は、
外殻の軸方向に延びる長孔状をなし且つ外殻の軸方向端
部側から固定子鉄心の軸方向中心側に向かって幅広とな
るよう形成されていると良い(請求項2)。
【0012】また、各通風路に対応する排気口は、外殻
の軸方向に延びる長孔状にして周方向に複数個並べて形
成され、それら排気口の周方向並び個数は外殻の軸方向
端部側から固定子鉄心の軸方向中心側の方が多くなって
いると良い(請求項3)。
【0013】さらに、各通風路に対応する排気口は、周
方向に延びる長孔状にして軸方向に複数個並べて形成さ
れ、それら排気口は外殻の端部側から固定子鉄心の軸方
向中心側のものほど周方向長さが長く設定されていると
良い(請求項4)。
【0014】
【作用】上記手段によれば、各通風路に位置して外殻に
形成された排気口は、外殻の軸方向端部側よりも固定子
鉄心の軸方向中心側の開口面積の方が大きく形成されて
いるので、排気口の空気の流出抵抗は外殻の軸方向端部
側で大きく、固定子鉄心の軸方向中心側で小さくなる。
このため通風路に流入する前に排気口から排出される空
気量が少なくなって、通風路内に流入する空気量が増
す。従って多くの空気が通風路内を固定子鉄心の軸方向
中心付近まで到達することができ、その際に、空気は固
定子鉄心の外周面を長い距離に渡って流通して、固定子
鉄心から熱を奪う(請求項1)。
【0015】この場合、排気口を外殻の軸方向に延びる
長孔状をなし且つ外殻の軸方向端部側から固定子鉄心の
軸方向中心側に向かって幅広になるように形成し(請求
項2)、または排気口を外殻の軸方向に延びる長孔状の
ものを周方向に複数個並べて形成し、この周方向並び個
数を外殻の軸方向端部側よりも固定子鉄心の軸方向中心
側の方が多くなるようにし(請求項3)、或いは排気口
を周方向に延びる長孔状のものを軸方向に複数個並べて
形成し、それらを軸方向中心側のものほど周方向長さが
長くなるように設定すること(請求項4)により、容易
に、排気口の外殻の周壁部の軸方向各部における開口面
積を外殻の軸方向端部側よりも固定子鉄心の軸方向中心
側の方が大きくなるように形成することができる。
【0016】特に、排気口を外殻の軸方向に延びる長孔
状をなし、且つ外殻の軸方向端部側から固定子鉄心の軸
方向中心側に向かって幅広になるように形成した場合に
は(請求項2)、排気口は通風路に位置する部分におい
ても、固定子鉄心の軸方向端部側から軸方向中心側に向
かって幅広になるように形成されており、空気の流出抵
抗が固定子鉄心の軸方向端部側から軸方向中心側に向か
って徐々に減少するようになっている。従って、空気が
通風路を流通する際に受ける通風抵抗による圧力損失に
よって、通風路を流れる空気が持つ圧力エネルギーは固
定子鉄心の軸方向端部側から固定子鉄心の軸方向中心側
に向かって次第に小さくなるが、排気口の空気の流出抵
抗は固定子鉄心の軸方向端部側で大きく、固定子鉄心の
軸方向中心側で小さくなっているので、通風路内に流入
した空気は排気口から徐々に排出されながら固定子鉄心
の軸方向中心側に向かうようになり、固定子鉄心の軸方
向中心付近に到達する空気量が増えると共に、空気の排
出性が良くなり、外殻内に取り込まれる空気量が増す。
【0017】
【実施例】以下、本発明を開放形誘導電動機に適用した
場合の第1実施例について図1及び図2を参照して説明
する。図1は全体構成を示しており、先の図6と同一部
分には同一符号を付して説明すると、電動機の外殻1は
周壁部としての筒状をなす固定子枠2と、この固定子枠
2の両端部に装着された軸受ブラケット3,3とから構
成されている。このうち、軸受ブラケット3,3の中央
部に軸受ハウジング3a,3aが形成されていると共
に、この軸受ハウジング3a,3aの周囲に吸気口4が
形成されている。また、固定子枠2は鋼板製のもので、
この固定子枠2には内方に突出し軸方向に延びる複数本
例えば6本のリブ5が、図2に示すように周方向に間欠
的に絞り形成されている。これらリブ5のうち下部に位
置する一対のリブ5a,5aには、図2に示すように一
対の脚部21,21が取り付けられている。
【0018】固定子枠2内の軸方向中央部には固定子7
が配設されている。この固定子7は固定子鉄心9に固定
子コイル10を巻装して構成され、固定子鉄心9が固定
子枠2のリブ5の突出端面に圧入等によって取り付けら
れている。この固定子鉄心9の取り付けにより、固定子
枠2と固定子鉄心9との間にリブ5によって仕切られた
複数本この場合6本の通風路8が周方向に沿って間欠的
に形成される。
【0019】そして、固定子枠2のうちリブ5の相互間
の部分すなわち各通風路8に対応する部分にはそれぞ
れ、軸方向に延びる長孔状の排気口22が、固定子鉄心
9の軸方向中心を中心として対称に位置するように一対
ずつ周方向に複数列、例えば3列並べて形成されてい
る。これらの排気口22はそれぞれ外殻1の軸方向端部
側である軸受ブラケット3側から固定子鉄心9の軸方向
中心側に向かって開口幅(固定子枠2の周方向に沿う
幅)が次第に広くなるように形成されている。これによ
り、排気口22は開口面積が固定子枠2の軸方向端部側
から固定子鉄心9の軸方向中心側に向かって次第に大き
くなるように構成される。
【0020】固定子7の内側には回転子11が配設され
ている。回転子11は、軸受ハウジング3aに軸受12
を介して支承された回転軸13と、この回転軸13の外
周部に設けられた回転子鉄心14と、この回転子鉄心1
4に設けられた複数個の回転子導体15と、回転子鉄心
14の両端部において回転子導体15を短絡するように
設けられた端絡環16と、この端絡環16から軸方向の
外側に向けて突設された複数のフィン17とから構成さ
れている。そして、軸受ブラケット3の軸方向両端部の
内側には環状をなす導風板18がその内周部側の端部を
上記フィン17に近接させるように配設されている。
【0021】上記構成において、回転子11の回転に伴
いフィン17が回転すると、このフィン17の送風作用
により、矢印E,F,Gに示すように外殻1外側の外気
が吸気口4から外殻1内に吸入され、その空気は導風板
18と軸受ハウジング3aとの間の空間及び導風板18
とエンドリング16との間の空間を通り固定子7側へ送
られてリブ5間に流入する。このとき、リブ5間に設け
られた排気口22が軸受ブラケット3側から固定子鉄心
9の軸方向中心側に向かって幅広となるよう形成されて
おり、通風路8より外側に位置する排気口22の開口面
積が小さいため、リブ5間に流入した空気は余り外殻1
外側へ排出されることなく通風路8に流入する。そし
て、通風路8内に流入した空気は、通風路8を流通する
際に圧力損失を受けながら固定子鉄心9の軸方向中心側
に向かう。このとき、排気口22のうち通風路8に位置
する部分も固定子鉄心9の軸方向端部側から軸方向中心
側に向かって幅広となるよう形成したので、排気口22
の空気の流出抵抗が固定子鉄心9の軸方向端部側で大き
く、軸方向中心側で小さくなる。このため、通風路8内
に流入した空気は少しずつ排出されながら固定子鉄心9
の軸方向中心側に向かうようになり、固定子鉄心9の軸
方向中心付近に到達する空気量が増えると共に、空気の
排出性が良くなり、外殻1内へ取り込まれる空気量が増
す。
【0022】従って、本実施例によれば、リブ5間に流
入した空気は余り外殻1外側へ排出されることなく通風
路8内に流入するので、固定子鉄心9を冷却する空気量
が増える。特に、本実施例では、通風路8内に流入した
空気は排気口22の軸受ブラケット3側から固定子鉄心
9の軸方向中心側に向かって少しずつ排出されながら固
定子鉄心9の軸方向中心側に向かい、固定子鉄心9の外
周表面を長い距離に渡って流通する空気量が増えるの
で、通風路8内を流れる空気と固定子鉄心9との間の熱
交換が効率良く行われ、固定子鉄心9の冷却性能が向上
する。加えて、排気口22からの空気の排出性が良く、
外殻1内に取り込まれる空気量が増すので、固定子鉄心
9だけでなく電動機全体の冷却性能が向上する。
【0023】図3は本発明の第2実施例を示すもので、
前記第1実施例を示す図1と同一部分には同一符号を付
して説明を省略し、異なる部分のみ説明する。すなわ
ち、固定子枠2のうちリブ5の相互間の部分すなわち各
通風路8に対応する部分には、それぞれ、固定子枠2の
軸方向の端部近くから固定子鉄心9の軸方向中心近くま
で延びる長孔状の排気口23と、この排気口23の半分
程度の長さを持って固定子鉄心9の軸方向端部から軸方
向中心近くまで延びる排気口24とが周方向に沿って例
えば2個ずつ交互に並ぶように、固定子鉄心9の軸方向
中心を中心として対称的に形成されている。
【0024】この結果、通風路8の軸方向外側(固定子
枠2の端部側)には2個の排気口23が存在するだけで
あるが、通風路8(固定子鉄心9の軸方向中心側)では
2個の排気口23と2個の排気口24との計4個の排気
口が存在することとなり、排気口23,24の全体の総
開口面積は固定子枠2の端部側と固定子鉄心9の軸方向
中心側とに分けた場合、前者よりも後者の方が大きくな
るように構成される。
【0025】従って、本実施例においても、リブ5間に
流入した空気は余り外殻1外側へ排出されることなく通
風路8内に流入するので、固定子鉄心9を冷却する空気
量が増え、固定子鉄心9の冷却性能が向上する。
【0026】図4は本発明の第3実施例を示すもので、
前記第2実施例を示す図3と同一部分には同一符号を付
して説明を省略し、異なる部分のみ説明する。すなわ
ち、固定子枠2のうちリブ5の相互間の部分すなわち各
通風路8に対応する部分には、それぞれ、固定子鉄心9
の軸方向端部から軸方向中心近くまで延びる排気口24
と、この排気口24と同程度の長さを持って固定子枠2
の軸方向の端部近くから固定子鉄心9の軸方向端部近く
まで延びる排気口25とが固定子鉄心9の軸方向中心を
中心として対称的に形成されている。そして、排気口2
4は周方向に沿って例えば4個が、排気口25は周方向
に沿って前記排気口24より少ない例えば2個が並べら
れており、このとき、排気口25は前記4個の排気口2
4のうち2個と1個置きに軸方向に並ぶようになってい
る。
【0027】この結果、排気口24,25の全体の総開
口面積は、固定子枠2の端部側と固定子鉄心9の軸方向
中心側とに分けた場合、前者よりも後者の方が大きくな
るように構成されるので、本実施例においても、上記し
た第2実施例と同様の作用効果が得られる。
【0028】図5は本発明の第4実施例を示すもので、
前記第1実施例を示す図1と同一部分には同一符号を付
して説明を省略し、異なる部分のみ説明する。すなわ
ち、固定子枠2のうちリブ5の相互間の部分すなわち各
通風路8に対応する部分にはそれぞれ、周方向に延びる
長孔状の排気口26が軸方向に沿って固定子鉄心9の軸
方向中心近くから固定子枠2の軸方向の端部近くまで複
数個この場合5個ずつ並ぶように固定子鉄心9の軸方向
中心を中心として対称的に形成されている。これら排気
口26は固定子鉄心9の軸方向中心側から固定子枠2の
軸方向端部側に向かって周方向長さが次第に短くなるよ
うに排気口26a,26b,26c,26d,26eが
並べられており、このうち固定子鉄心9の最も軸方向中
心側に位置する排気口26aは通風路8を形成する一方
のリブ5近くから他方のリブ5近くまで延びる周方向長
さを有し、固定子枠2の最も軸方向端部側に位置する排
気口26eは排気口26aの半分程度の長さを有してい
る。
【0029】従って、本実施例においても、排気口26
の開口面積が固定子枠2の軸方向端部側から固定子鉄心
9の軸方向中心側に向かって次第に大きくなるように構
成されるため、上記した第1実施例と同様の作用効果が
得られる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の回転電機に
よれば次の効果を得ることができる。請求項1の回転電
機によれば、各通風路に位置して外殻に形成された排気
口は、外殻の軸方向端部側よりも固定子鉄心の軸方向中
心側の開口面積の方が大きく形成されているので、通風
路内に流入する前に排気口から排出される空気量が少な
くなって、通風路内に流入する空気量が増す。従って、
多くの外気が通風路内を固定子鉄心の軸方向中心付近ま
で到達することができ、その際に、外気は固定子鉄心の
外周面を長い距離に渡って流通し、固定子鉄心において
発生する熱を奪うので、固定子鉄心を効率良く冷却する
ことができる。
【0031】この場合、排気口を外殻の軸方向に延びる
長孔状をなし且つ外殻の軸方向端部側から固定子鉄心の
軸方向中心側に向かって幅広になるように形成し(請求
項2)、または排気口を外殻の軸方向に延びる長孔状の
ものを周方向に複数個並べて形成し、この周方向並び個
数を外殻の軸方向端部側よりも固定子鉄心の軸方向中心
側の方が多くなるようにし(請求項3)、或いは排気口
を周方向に延びる長孔状のものを軸方向に複数個並べて
形成し、それらを軸方向中心側のものほど周方向長さが
長くなるように設定すること(請求項4)により、容易
に、排気口の外殻の周壁部の軸方向各部における開口面
積を外殻の軸方向端部側よりも固定子鉄心の軸方向中心
側の方が大きくなるように形成することができる。
【0032】特に、請求項2の回転電機によれば、排気
口を外殻の軸方向に延びる長孔状に形成し、その開口幅
を外殻の軸方向端部側から固定子鉄心の軸方向中心側に
向かって広くなるように形成したので、通風路内に流入
した空気は排気口から徐々に排出されながら固定子鉄心
の軸方向中心側に向かうようになる。従って、固定子鉄
心の軸方向中心付近に到達する空気量が増えるので、固
定子鉄心の冷却性能が向上すると共に、空気の排出性が
良くなり外殻内に取り込まれる空気量が増すので、回転
電機全体の冷却性能も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す半縦断側面図
【図2】正面図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図6】従来構成を示す図1相当図
【図7】図2相当図
【符号の説明】
1は外殻、2は固定子枠(周壁部)、6,22,23,
24,25,26,26a,26b,26c,26d,
26eは排気口、8は通風路、9は固定子鉄心を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外殻の周壁部とこの外殻内に配置された
    固定子鉄心との間に軸方向に延びる通風路を周方向に沿
    って複数形成し、外殻内に取り入れられて通風路内に流
    入した外気を外殻の周壁部に形成された排気口から外部
    に排出するようにしたものにおいて、 前記各通風路に対応する前記排気口は、前記外殻の周壁
    部の軸方向各部における開口面積が外殻の軸方向端部側
    よりも前記固定子鉄心の軸方向中心側の方が大きくなる
    ように形成されていることを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 各通風路に対応する排気口は、外殻の軸
    方向に延びる長孔状をなし且つ外殻の軸方向端部側から
    固定子鉄心の軸方向中心側に向かって幅広となるよう形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の回転電
    機。
  3. 【請求項3】 各通風路に対応する排気口は、外殻の軸
    方向に延びる長孔状にして周方向に複数個並べて形成さ
    れ、それら排気口の周方向並び個数は外殻の軸方向端部
    側から固定子鉄心の軸方向中心側の方が多くなっている
    ことを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  4. 【請求項4】 各通風路に対応する排気口は、周方向に
    延びる長孔状にして軸方向に複数個並べて形成され、そ
    れら排気口は外殻の端部側から固定子鉄心の軸方向中心
    側のものほど周方向長さが長く設定されていることを特
    徴とする請求項1記載の回転電機。
JP1631895A 1995-02-03 1995-02-03 回転電機 Pending JPH08214499A (ja)

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