JP2000110538A - Pcvバルブの取付構造 - Google Patents

Pcvバルブの取付構造

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JP2000110538A
JP2000110538A JP10278075A JP27807598A JP2000110538A JP 2000110538 A JP2000110538 A JP 2000110538A JP 10278075 A JP10278075 A JP 10278075A JP 27807598 A JP27807598 A JP 27807598A JP 2000110538 A JP2000110538 A JP 2000110538A
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locking
mounting
locking claw
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】セパレータに対するPCVバルブのしっかりと
した取付と十分なシール性確保とを共に満足できるよう
にする。 【解決手段】エンジンのオイルミストとブローバイガス
とを分離するセパレータ3の上部に形成された取付筒部
4に、PCVバルブ6が嵌合される。取付筒部4にキャ
ップ部22が一体成形されて、キャップ部22に形成さ
れた係止孔23が取付筒部4に形成された係止爪部21
に係合されて、PCVバルブ6の取付筒部4からの抜け
止めが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPCVバルブの取付
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン、特に自動車用エンジンでは、
燃焼室からクランクケ−ス内に洩れ出たガスつまりブロ
ーバイガスを、セパレータによってオイルミストと分離
させた後、エンジン吸気系に還流させて再燃焼させるこ
とが行われている。そして、セパレータとエンジン吸気
系とを接続するブローバイガス還流通路には、ブローバ
イガスの還流をコントロールするためのPCVバルブ
(Positive Crankcase Venti
ration バルブ)が設けられており、通常PCV
バルブはセパレータに取付、固定されることが多い。従
来、PCVバルブをセパレータに取付けるには、ゴム製
のグロメットをセパレータに形成された取付孔にきつく
嵌合した状態で、グロメットに形成された取付孔にPC
Vバルブをきつく嵌合させることによって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上来の
取付手法では、ゴムの弾性力を利用した保持作用だけな
ので、取付の信頼性が必ずしも十分でないものとなる。
また、グロメットは、PCVバルブの取付、保持の機能
と、シール機能とを兼用しているため、シール性も必ず
しも十分満足のいかないものであった。
【0004】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、セパレータに対するPCVバ
ルブのしっかりとした取付と十分なシール性確保とを共
に満足できるようにしたPCVバルブの取付構造を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にあっては次のような解決手法を採択してあ
る。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載
のように、エンジンのオイルミストとブローバイガスと
を分離するセパレータに取付けられ、該セパレータとエ
ンジンの吸気系とを接続するブローバイガス還流通路に
介在されるPCVバルブの取付構造において、前記セパ
レータに取付筒部が形成され、前記PCVバルブが前記
取付筒部内に嵌合され、前記PCVバルブの前記取付筒
部からの抜け止めを行う係脱自在な係合手段が、該PC
Vバルブと取付筒部とにそれぞれ一体成形され、前記取
付筒部と前記PCVバルブとの嵌合部位が、シールリン
グによってシールされている、ようにしてある。上記解
決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲に
おける請求項2以下に記載のとおりである。
【0006】
【発明の効果】請求項1によれば、PCVバルブをセパ
レータの取付筒部に嵌合させて、係合手段を利用してP
CVバルブの取付筒部からの抜け止めを行うので、PC
Vバルブをしっかりとセパレータに取付けることがで
き、特に振動等を受けても長期に渡ってしっかりとした
取付を維持することができる。また、シールリングによ
ってPCVバルブのセパレータに対する取付部位がシー
ルされるが、シールリングは専らシール作用のみを行え
ばよいので、シール性も十分確保されることになる。さ
らに、点検等のときに係合手段の係合解除を行ってPC
Vバルブをセパレータから容易に取外すことができ、整
備性の点からも好ましいものとなる。以上に加えて、係
合手段を取付筒部、PCVバルブに一体成形してあるの
で、部品点数削減の上で好ましいものとなる。
【0007】請求項2によれば、係合手段を簡単な構成
とすることができる。請求項3によれば、PCVバルブ
を、所定方向に回転させた後取付筒部から引き抜くだけ
で容易に取付筒部から取外すことができる。請求項4に
よれば、請求項3と同様の効果を得ることができる。ま
た、PCVバルブに形成された脚部の大きな弾性変形を
利用して、確実な係合状態を維持しつつ、係合解除を容
易にする上で好ましいものとなる。
【0008】請求項5によれば、各膨出部同士が嵌合さ
れるようにPCVバルブを取付筒部に差し込むことによ
り、自動的に係合状態を得ることができる。また、PC
Vバルブに形成された膨出部の十分な弾性変形を利用し
て、確実な係合状態を維持しつつ、係合解除を容易にす
る上で好ましいものとなる。また、取付筒部に形成され
た係止孔を外部から目視することにより、係合状態であ
るか否かを容易に確認することができる。
【0009】請求項6によれば、係合状態にあるPCV
バルブを取付筒部から取外すには、互いに異なる方向の
2つの動きが必要になるようにして、係合状態を確実に
維持する上で極めて好ましいものとなる。請求項7によ
れば、請求項6に対応した効果を得るためのより具体的
な構成が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において、エンジン1のうち
クランクケ−ス2の側面には、当該クランクケ−ス2内
で発生されたオイルミストとブローバイガスとを分離す
るセパレータ3が取付けられている。このセパレータ3
は、合成樹脂により形成されて、その上部には取付筒部
4が形成されている。この取付筒部4内に、シールリン
グ(例えばOリング)5を介して、PCVバルブ6の一
部が嵌合され、取付筒部5からのPCVバルブ6の抜け
止めが、後述するように取付筒部4に一体成形された第
1係合手段とPCVバルブ6に一体成形された第2係合
手段とを互いに係合させることによって行われている。
ブローバイガスが、PCVバルブ6を経てエンジン吸気
系へと還流され、このため、PCVバルブ7とエンジン
吸気系とがゴムホース等(図示略)によって接続され
る。
【0011】図2〜図4に、取付筒部4に対するPCV
バルブ6の取付態様の詳細が示される。まず、PCVバ
ルブ6(のケーシング)は、その上方から下方へ順次、
小径の流出筒部(第2筒部)6a、大径部6bと、中径
部6c、流入筒部(第1筒部)6dとを有する。取付筒
部4内の連通路、つまり取付筒部4を経てセパレータ3
内部とを連通する連通路10のうち、外部への開口端部
10dの内径は、上記大径部6bががたつきなく嵌合さ
れる大きさとされている。連通路10のうち、開口端部
10dの下方側部分は、上方から下方へ順次、段階的に
内径が小さくされた3つの部分10a、10b、10c
により構成されている。
【0012】PCVバルブ6の大径部6bを取付筒部4
(の内径部分10d)に嵌合させた状態で、中径部6c
が10aにがたつきなく嵌合され、流入筒部6dが10
cに緩く嵌合され、さらにシールリング5が10bに嵌
合される。つまり、シールリング5は、10bと10c
との段差部によってセパレータ3内へ向けての抜け落ち
が規制された状態で、流入筒部6d外周部分でのシール
作用を行っている。
【0013】取付筒部4の外周面には、周方向に間隔を
あけて複数(実施形態では3つ)の係止爪部21が形成
されている。係止爪部21は、その突出端面(取付筒部
4の径方向外方側となる面)において、上方へ向うにつ
れて徐々に低くなる第1傾斜面21aが形成されてい
る。また、係止爪部21のうち、取付筒部4の周方向一
方側の面には、徐々に突出高さが低くなる第2傾斜面
(側方傾斜面)21bが形成されている。
【0014】PCVバルブ6には、大径部10bの上縁
部において、キャップ部22が一体成形されている。キ
ャップ部22は、大径部6bと面一とされた外周形状が
円形の天板部(大径部6bのフランジ部)22aと、天
板部22aのが外周縁部から円筒状に下方へ伸びる周壁
部22bとを有し、周壁部22bの内径は取付筒部4の
外周に対してがたつきなく嵌合できる大きさとされてい
る。周壁部22bには、前記係止爪部21に対応して、
周方向に間隔をあけて複数(実施形態では3つ)の係止
孔(係止段部)23が形成されている。各係止孔23の
内周面は、キャップ部22の径方向と平行になるように
形成されて、PCVバルブ6を径方向2つ割りの金型に
よって形成できるようにされている(図4上下方向に2
つ割り)。このようなキャップ部22を有するPCVバ
ルブ6(のケーシング)は、キャップ部22を含めて合
成樹脂による一体成形品とされている。
【0015】PCVバルブ6の取付筒部4に対する取付
は、次のような手順で行われる。まず、PCVバルブ6
の流入筒部4d外周にシールリング5を嵌合、保持させ
た状態で、当該流入筒部4d側からPCVバルブ6を取
付筒部4内に嵌合つまり挿入していく。このとき、PC
Vバルブ6の取付筒部4に対する相対回転位置は、係止
爪部21が係止孔23とが一致する関係として上記嵌合
が行われていく。
【0016】キャップ部22の周壁部22b(の下方へ
の開口端面)が、取付筒部4の係止爪部21に当接する
と、嵌合方向への抵抗が増大されるが、第1傾斜面21
aのガイド作用(カム作用)によって、係止爪部21に
当接する付近が部分的に拡径方向へ強制的に弾性変形さ
れつつ、嵌合が進行される。嵌合の進行により、やが
て、係止爪部21が係止孔23に進入つまり係合され
て、図3、図4の取付完了状態となる(係止爪部21と
係止孔23との係合によるキャップ部22つまりPCV
バルブ6の取付筒部4からの抜け止め)。係止爪部21
と係止孔23とがきちんと係合しているか否かの確認
が、外部から係止孔23を目視することにより容易に確
認される。
【0017】前述のように、PCVバルブ6の取付に際
しては、PCVバルブ6を取付筒部4に対してその軸線
方向から押圧していくだけでよいので、取付が極めて簡
単となる。なお、キャップ部22(特に天板部22a)
によって、取付筒部4の外部開口端が完全に施蓋され
て、この部分からの取付筒部4内への異物侵入を防止す
る上で好ましいものとなる。
【0018】図3、図4の取付完了状態から、PCVバ
ルブ6を取付筒部4から取外すには、次のような手順で
行われる。まず、PCVバルブ6を、図4反時計方向に
回転させる。これにより、係止爪部21の第2傾斜面2
1bのガイド作用(カム作用)によって、キャップ部2
2の周壁部22bのうち係止孔23付近が拡径方向へ強
制的に弾性変形されつつ、係止孔23と係止爪部21と
の係合が解除される。この後は、PCVバルブ6を取付
筒部4から引き抜けばよい。このように、PCVバルブ
6の取外しは、キャップ部材7の周方向所定方向の回転
と、その後の引き抜きという2モーションの簡単な操作
によって行なうことができる。
【0019】側方傾斜面としての第2傾斜面21bは、
係止爪部21に形成する代わりに、あるいはこれに加え
て、係止孔23の周方向一方側の内周面に形成するよう
にすることができる。また、係止爪部21が係合される
係止段部としては、係止孔23のように孔の形式でな
く、奥壁(底壁)を有する凹部として形成することもで
きる。なお、係止爪部21をPCVバルブ6に形成する
と共に、係止段部を取付筒部4に形成するようにしても
よい。
【0020】図5、図6は、本発明の第2の実施形態を
示すもので、前記実施形態と同一要素には同一符合を付
してある(このことは、以下のさらに別の実施形態につ
いても同じ)。本実施形態では、係止段部としての係止
凹部25を、取付筒部4の外側面に形成してある。係止
凹部25の底面25aは、取付筒部4の直径方向と平行
に伸びるようにされて、その一端は取付筒部外周面と面
一となるように、取付筒部4の周方向一方側へ向けて傾
斜された傾斜面とされている(係止凹部25が、上記周
方向一方側へ向けて徐々に浅くされている)。
【0021】一方、PCVバルブ6には、大径部4bか
ら下方へ伸びる脚部26が一体成形されて、この脚部2
6の先端部(下端部)に係止爪部27が一体成形されて
いる。なお、実施形態では、係止凹部25と係止爪部2
7(脚部26)とは1組のみ設けた場合を示してある
が、係止凹部25と係止爪部27(脚部26)とを周方
向に間隔を開けて複数組設けることもできる。
【0022】本実施形態においても、PCVバルブ6の
取付筒部4への取付け、取外しの作業は、前記実施形態
の場合と同じような要領でもって行われる。すなわち、
取付けに際しては、係止爪部27と係止凹部25との周
方向位置が一致するようにして、PCVバルブ6を取付
筒部4に嵌合させることにより行われる。また、取外し
の際は、PCVバルブ6を図6反時計方向に回転させ
て、係止凹部25の底面25aによるカム作用によって
係止爪部27を係止凹部25から係合解除させた後、P
CVバルブ6を取付筒部4から引き抜くことにより行わ
れる(2モーションによる取外し)。
【0023】図7、図8は、本発明の第3の実施形態を
示すものである。本実施形態では、取付筒部4のうち、
周方向の一部をその全長に渡って径方向外方側へ膨出さ
せた膨出部31が形成されている。そして、この膨出部
31の突出側の面(取付筒部4の径方向もっとも遠い側
の面で、取付筒部4の周方向に沿う面)に、係止段部と
しての係止孔32が形成されている。膨出部31は、取
付筒部4の軸線と平行に伸びており、この膨出部31を
形成することに伴って、取付筒部4の内径部分には、嵌
合溝部33が形成されることになる。
【0024】一方、PCVバルブ4のうち、大径部4b
の側面には、当該大径部4bのほぼ全長に渡って突出部
34が形成されている。そして、突出部34の突出側の
面には、係止爪部35が一体成形されている。突出部3
4の断面外周形状は、前記嵌合溝部33の断面形状に対
応していて、当該嵌合溝部33にほぼがたつきなく嵌合
可能とされている。なお、突出部34の背後(大径部6
bとの間)には、隙間つまり空間36が形成されて、突
出部34のうち少なくとも係止爪部35部分は、大径部
6bの径方向に十分弾性変形できるようにされている。
【0025】本実施形態においては、PCVバルブ6の
取付筒部4への取付けに際しては、係止爪部35と係止
孔32との周方向位置が一致するようにして、PCVバ
ルブ6を取付筒部4に嵌合させることにより行われる。
すなわち、膨出部31(嵌合溝部33)に突出部34を
嵌合させつつ、PCVバルブ56の取付筒部4への嵌合
が行われる。そして、嵌合が進行して、係止爪部35が
係止孔32に係合した状態で、取付完了状態となる(図
8参照)。
【0026】PCVバルブ6の取外しの際は、取付筒部
4の外部から、先細の工具等によって係止孔32を通し
て係止爪部35を押圧することにより、係止爪部35と
係止孔32との係合を解除した状態で、PCVバルブ6
を取付筒部4から引き抜くことにより行われる。突出部
34は、PCVバルブ6の径方向に十分な弾性変形可能
とされているので、上記押圧による係止爪部35の係止
孔32からの係合解除が、PCVバルブ6を損傷させる
ことなく行われる。
【0027】図9、図10は、本発明の第4の実施形態
を示すものである。本実施形態では、PCVバルブ6の
取付筒部4からの抜け防止を、PCVバルブ6を取付筒
部4に対して所定相対回転位置から所定方向へ所定角度
相対回転させることにより得るようにし(第1係合手
段)、この所定角度相対回転された状態から上記所定相
対回転位置へ向けて戻り回転しまうのを係止爪部を利用
して防止するようにしてある(第2係合手段)。
【0028】より具体的には、取付筒部4の頂面つまり
開口端面には、複数(実施形態では2つ)の逃げ部41
が形成されると共に、各逃げ部41から所定方向(図1
0反時計方向へ所定角度だけずらした位置において係止
壁部42が形成されている。逃げ部41は取付筒部4の
頂面側へ開口(露出)された形式となるが、係止壁部4
2は、取付筒部4の外周縁部からその径方向内方側へ向
けて伸びるヒサシの形式として構成されている。つま
り、係止壁部42の下方空間43は、取付筒部4の周方
向において逃げ部41と連通する状態とされている。取
付筒部4の頂面には、さらに、係止段部44が形成され
ている。
【0029】一方、PCVバルブ6には、その大径部4
bの上端縁部付近において、径方向外方側へ突出された
複数(実施形態では2つ)の突起部45が形成されてい
る。この突起部45は、前記逃げ部41に対応している
もので、PCVバルブ6を取付筒部4に対して所定相対
回転位置とすることにより、突起部45が逃げ部41に
整合される。そして、突起部45の突出量(PCVバル
ブ6の径方向長さ)および厚さは、上記所定相対回転位
置からPCVバルブ6を取付筒部4に対して図10反時
計方向(係止壁部42へ向う方向)へ相対回転させたと
きに、係止壁部42との干渉を避けつつ、当該係止壁部
42の下方へ位置されることが可能なように設定されて
いる。
【0030】PCVバルブ6には、さらに、大径部4b
のほぼ上端縁部付近から、当該大径部4bとほぼ同心状
に細長く伸びる脚部46が一体成形され、この脚部46
の先端部下面に、係止爪部47が一体成形されている。
係止爪部47は、係止段部44に対応するもので、突起
部45を逃げ部41に整合させた図10の状態では、係
止段部44に対して係合解除され、突起部45が係止壁
部42の下方に位置されたときに係止段部44と係合さ
れるようにされている。
【0031】PCVバルブ6の取付けに際しては、PC
Vバルブ6を、突起部45が逃げ部41と整合するよう
に取付筒部4に対して所定相対回転位置として、突起部
45の下面を取付筒部4の頂面に着座させる。この状態
から、PCVバルブ6を取付筒部4に対して図10反時
計方向に回転させて、係止爪部47が係止段部44と係
合される状態とする。この係止爪部47が係止段部44
と係合された状態のときには、突起部45が係止壁部4
2の下方に位置されて、PCVバルブ6の取付筒部4か
らの抜けが規制される。なお、係止爪部47が係止段部
44と丁度係合された状態で、突起部45が、取付筒部
4の頂面に形成されたストッパ壁部48に当接されて、
PCVバルブ6がこれ以上図10反時計方向へ回転する
ことが規制される。
【0032】PCVバルブ6の取外しの際は、手指ある
いは工具等を利用して、係止爪部47を係止段部44か
ら係合解除させた状態で、PCVバルブ6を取付筒部4
に対して図10時計方向へ回転させて、突起部45が係
止壁部42とずれた位置つまり逃げ部41に整合された
前記所定相対回転位置へ復帰させ、この状態からPCV
バルブ6を取付筒部4から引き抜けばよい。
【0033】本実施形態では、PCVバルブ6の取付筒
部4からの抜け防止は、もっぱら係止壁部42によって
突起部45を押さえておくことにより行われ、係止爪部
47(係止段部44)は抜け方向の外力に対抗する必要
のないものとなる(係止爪部47、係止段部44は、も
っぱら、所定相対回転位置へ向けてのPCVバルブ6の
回転防止の機能を果たすだけでよい)。なお、係止爪部
47(係止段部44)は、取付筒部4の頂面側ではなく
て側面側に位置するように設定することもでき、また係
止爪部47と係止段部44とは取付筒部4の周方向に間
隔をあけて複数組設けることもできる。
【0034】以上実施形態について説明したが、PCV
バルブ6の内部構造(弁構造)は、従来既知の適宜のも
のを採択することができ、また、PCVバルブ6の外部
形状(ケーシング形状)は、取付筒部4に嵌合できる形
状であれば、実施形態に示すようなものに限定されない
ものである。本発明の目的は、明記されたものに限ら
ず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたも
のを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す全体分解斜視
図。
【図2】第1の実施形態における要部分解斜視図。
【図3】第1の実施形態におけるPCVバルブの取付完
了状態を示す要部側面断面図。
【図4】取付筒部の係止爪部とPCVバルブの係止孔と
の係合関係を示すもので、図3のX4ーX4線相当での
要部断面図。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す要部分解斜視
図。
【図6】本発明の第2の実施形態を示すもので、図4に
対応した要部断面図。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す要部分解斜視
図。
【図8】本発明の第3の実施形態を示すもので、図3に
対応した要部側面断面図。
【図9】本発明の第4の実施形態を示す要部分解斜視
図。
【図10】本発明の第4の実施形態を示すもので、突起
部と逃げ部とが整合された所定相対回転位置での要部上
面図。
【符合の説明】
1:エンジン 3:セパレータ 4:取付筒部 5:シールリング 6:PCVバルブ 6a:流出筒部 6b:大径部 6c:中径部 6d:流入筒部 21:係止爪部 21a:第1傾斜面 21b:第2傾斜面(側方傾斜面) 22:キャップ部 23:係止孔 25:係止凹部 26:脚部 27:係止爪部 31:膨出部 32:係止孔 33:嵌合溝部 34:突出部 35:係止爪部 36:空間 41:逃げ部 42:係止壁部 43:下方空間 44:係止段部 45:突起部 46:脚部 47:係止爪部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのオイルミストとブローバイガス
    とを分離するセパレータに取付けられ、該セパレータと
    エンジンの吸気系とを接続するブローバイガス還流通路
    に介在されるPCVバルブの取付構造において、 前記セパレータに取付筒部が形成され、 前記PCVバルブが前記取付筒部内に嵌合され、 前記PCVバルブの前記取付筒部からの抜け止めを行う
    係脱自在な係合手段が、該PCVバルブと取付筒部とに
    それぞれ一体成形され、 前記取付筒部と前記PCVバルブとの嵌合部位が、シー
    ルリングによってシールされている、ことを特徴とする
    PCVバルブの取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記係合手段が、前記PCVバルブと取付筒部とのいず
    れか一方に形成された係止爪部と、他方に形成されて該
    係止爪部が係脱される係止段部とから構成され、 前記PCVバルブを前記取付筒部に対して所定相対回転
    位置でもって嵌合させることにより、前記係止爪部が前
    記係合段部に対して係合されるように設定されている、
    ことを特徴とするPCVバルブの取付構造。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記PCVバルブに、
    前記取付筒部の外周に嵌合されるキャップ部が形成さ
    れ、 前記キャップ部と前記取付筒部とのいずれか一方に前記
    係止段部が形成されると共に、他方に前記係止爪部が形
    成され、 前記係止爪部の側面に側方傾斜面が形成されて、前記P
    CVバルブを前記取付筒部に対して該側方傾斜面側から
    前記係止段部に乗り上げる方向に回転させることによっ
    て、該係止爪部と前記係止段部との係合が解除される、
    ことを特徴とするPCVバルブの取付構造。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記PCVバルブに前記取付筒部に対する嵌合方向に伸
    びる脚部に形成されて、該脚部に前記係止爪部が形成さ
    れ、 前記係止段部が、前記取付筒部の外周面に形成された係
    止凹部として形成され、 前記係止凹部の底面が、前記取付筒部の周方向のうち所
    定の一方向に向けて徐々に該係止凹部の深さが浅くなる
    ような傾斜面として形成され、 前記PCVバルブを前記取付筒部に対して前記所定の一
    方向へ回転させることによって、前記係止爪部の前記係
    止凹部に対する係合が解除される、ことを特徴とするP
    CVバルブの取付構造。
  5. 【請求項5】請求項2において、 前記取付筒部の側壁の一部に、径方向外方側へ向けて膨
    出された膨出部が形成され、 前記膨出部に、前記係止段部としての係止孔が形成さ
    れ、 前記PCVバルブに、前記膨出部にほぼがたつきなく嵌
    合される突出部が形成され、 前記突出部の外周面に、前記係止爪部が形成され、 前記係止孔に前記係止爪部が係合されている状態におい
    て、前記取付筒部の外方側から前記係止爪部に外力を加
    えることにより、該係止孔と係止爪部との係合が解除さ
    れる、ことを特徴とするPCVバルブの取付構造。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記係合手段が、前記PCVバルブを前記取付筒部に対
    して所定相対回転位置で嵌合させた後、該所定相対回転
    位置から所定方向へ回転させたときに、該PCVバルブ
    の該取付筒部からの抜け規制されると共に該所定方向と
    は反対方向への回転が規制されるように設定されてい
    る、ことを特徴とするPCVバルブの取付構造。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記係合手段が、 前記PCVバルブの外周に形成された突起部と、 前記PCVバルブに形成された係止爪部と、 前記取付筒部の頂面に形成され、前記所定相対回転位置
    において前記突起部が整合される逃げ部と、 前記取付筒部の頂面に形成され、前記所定相対回転位置
    から前記所定方向へPCVバルブを回転させたときに、
    前記突起部を覆って該PCVバルブの該取付筒部からの
    抜けを防止する係止壁部と、 前記取付筒部に形成され、前記係止壁部によって前記突
    起部が係止されているときに、前記係止爪部が係合され
    て前記PCVバルブが前記取付筒部に対して前記所定方
    向とは反対方向へ回転するのを規制するた係止段部と、
    から構成されている、ことを特徴とするPCVバルブの
    取付構造。
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