JP2000083350A - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

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JP2000083350A
JP2000083350A JP10251488A JP25148898A JP2000083350A JP 2000083350 A JP2000083350 A JP 2000083350A JP 10251488 A JP10251488 A JP 10251488A JP 25148898 A JP25148898 A JP 25148898A JP 2000083350 A JP2000083350 A JP 2000083350A
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fan
fan blade
cooling air
rotor
pressure surface
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Atsushi Ohashi
篤志 大橋
Yoshito Asao
淑人 浅尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、遠心ファンの冷却性能を向上で
きる車両用交流発電機を得る。 【解決手段】 ファンブレード41がファンプレート4
2の外周縁部に周方向に複数配設されている。そして、
複数の突起43が、ファンブレード41の正圧面に複数
設けられ、該正圧面に沿って流れる冷却風を乱流促進さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のエンジン
に取り付けられるランドル型の回転子を有する車両用交
流発電機に関し、特に冷却性能を向上させる車両用交流
発電機の遠心ファン構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の車両用交流発電機の構成
を示す断面図、図14は図13に示される車両用交流発
電機の遠心ファンを示す斜視図である。従来の車両用交
流発電機は、ランドル型の回転子7がアルミニウム製の
フロントブラケット1およびリアブラケット2から構成
されたケース3内にシャフト6を介して回転自在に装着
され、固定子8が回転子7の外周側を覆うようにケース
3の内壁面に固着されて構成されている。シャフト6
は、フロントブラケット1およびリアブラケット2に回
転可能に支持されている。このシャフト6の一端にはプ
ーリ4が固着され、エンジンの回転トルクをベルト(図
示せず)を介してシャフト6に伝達できるようになって
いる。回転子7に電流を供給するスリップリング9がシ
ャフト6の他端部に固着され、一対のブラシ10がこの
スリップリング9に摺接するようにケース3内に配設さ
れたブラシホルダ11に収納されている。固定子8で生
じた交流電圧の大きさを調整するレギュレータ17がブ
ラシホルダ11に嵌着されたヒートシク16に接着され
ている。固定子8に電気的に接続され、固定子8で生じ
た交流を直流に整流する整流器12がケース3内に装着
されている。
【0003】回転子7は、電流を流して磁束を発生する
回転子コイル13と、この回転子コイル13を覆うよう
に設けられ、回転子コイル13で発生された磁束によっ
て磁極が形成される一対のポールコア18、19とから
構成される。一対のポールコア18、19は、鉄製で、
それぞれ台形状の爪状磁極20、21が外周縁に周方向
に等角ピッチで複数突設され、爪状磁極20、21をか
み合わせるように対向してシャフト6に固着されてい
る。そして、隣り合う爪状磁極20、21は、爪間で磁
束が漏れないように、また回転子コイル13を冷却する
ための冷却風通路を構成するように、ある一定の磁極間
隙間22が設けられている。固定子8は、固定子コア1
5と、この固定子コア15に導線を巻回してなり、回転
子7の回転に伴い、回転子7からの磁束の変化で交流が
生じる固定子コイル16とから構成されている。
【0004】遠心ファン5は、ポリアミド製のファンブ
レード5aが鉄製のファンプレート5bの外周部に周方
向に複数取り付けられてなり、回転子7の軸方向の両端
に固着されている。このファンブレード5aは、滑らか
なR状の外面形状に形成されている。
【0005】このように構成された従来の車両用交流発
電機では、電流がバッテリ(図示せず)からブラシ10
およびスリップリング9を介して回転子コイル13に供
給され、磁束が発生される。この磁束により、一方のポ
ールコア18の爪状磁極20がN極に着磁され、他方の
ポールコア19の爪状磁極21がS極に着磁される。一
方、エンジンの回転トルクがベルトおよびプーリ4を介
してシャフト6に伝達され、回転子7が回転される。そ
こで、固定子コイル16に回転磁界が与えられ、固定子
コイル16に起電力が発生する。この交流の起電力が整
流器12を通って直流に整流されるとともに、その大き
さがレギュレータ17により調整され、バッテリに充電
される。
【0006】ここで、遠心ファン5が回転子7の回転と
ともに回転し、図13中矢印で示されるように、冷却風
がフロントブラケット1およびリアブラケット2の吸入
口1a、2aから流入し、排出口1b、2bから排出さ
れる。つまり、この冷却風は、シャフト6の方向から流
入し、径方向外方に排出される。そこで、冷却風が固定
子コイル16に衝突し、発電中常に発熱している固定子
8の温度上昇が抑えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の車両用交流発電機では、遠心ファン5のファンブ
レード5aが滑らかなR状の外面形状に形成されている
ので、ファンブレード5aの吸い込み側端部から吸い込
まれた冷却風はファンブレード5aの滑らかな外面に沿
って流れ、吹き出し側端部から径方向外方に吹き出され
る。そこで、ファンブレード5aの吹き出し側端部から
吹き出された冷却風は、固定子コイル16に衝突、冷却
するが、ここの冷却風の乱れが充分でないため、優れた
冷却性能が得られないという課題があった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、遠心ファンのファンブレードに
より冷却風の乱れを促進し、遠心ファンの冷却性能を向
上させ、固定子の温度上昇を抑制できる車両用交流発電
機を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用交
流発電機は、ケースに回転自在に支承されたシャフト
と、外周縁部に突設された複数の台形状の爪状磁極を有
する一対のポールコアが該爪状磁極を互いに噛み合うよ
うに対向して上記シャフトに固着されて上記ケース内に
配置された回転子と、上記回転子の外周に位置するよう
に上記ケース内に配置された固定子コアおよび固定子コ
イルを有する固定子と、上記回転子の軸心方向の両端に
固着された遠心ファンとを備えた車両用交流発電機にお
いて、上記遠心ファンは、上記回転子の軸心方向の両端
に沿って配設されるファンプレートと、このファンプレ
ートの外周縁部に周方向に複数配設されたファンブレー
ドとを有し、冷却風乱流促進手段が該ファンブレードの
正圧面に設けられているものである。
【0010】また、上記冷却風乱流促進手段が、上記フ
ァンブレードの正圧面の外径側に設けられているもので
ある。
【0011】また、上記冷却風乱流促進手段は、突起が
上記ファンブレードの正圧面に島状に複数設けられて構
成されているものである。
【0012】また、上記冷却風乱流促進手段は、突起が
上記ファンブレードの正圧面に該正圧面の軸心方向の一
端から他端に至るように延設されて構成されているもの
である。
【0013】また、上記ファンブレードが軸心と平行な
軸周りに回動可能に上記ファンプレートに取り付けら
れ、上記回転子の高速回転時にファンブレードの径方向
角度が大きくなるように取り付けられているものであ
る。
【0014】また、上記ファンブレードがプレス成形に
より上記ファンプレートの外周縁部を曲げ起こして形成
され、上記冷却風乱流促進手段が該ファンブレードの正
圧面に該正圧面の軸心方向の一端から他端に至るように
凹設された凹溝で構成されているものである。
【0015】また、リング状のプレートが、上記ファン
プレートの外周縁部に周方向に設けられた上記ファンブ
レードの該ファンプレートと逆側の端面を覆うように配
設されているものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る車
両用交流発電機に適用される遠心ファンを示す斜視図、
図2および図3はそれぞれ図1に示される遠心ファンの
ファンブレードを示す斜視図および平面図である。各図
において、ファンブレード41は、ポリイミド製であ
り、滑らかなR状の外面形状に形成され、冷却風乱流促
進手段としての微小な半球状の突起43がその一方の外
面の中央部に島状に複数個設けられている。そして、突
起43が設けられた外面が回転方向の前面、即ち正圧面
となるように、ファンブレード41を鉄製のファンプレ
ート42の外周部に周方向に等ピッチで、もしくは不等
ピッチで複数個取り付けられ、遠心ファン40が構成さ
れている。なお、この実施の形態1は、図14に示され
る従来の遠心ファン5に代えて遠心ファン40を用いて
いる点を除いて、図13に示される車両用交流発電機と
同様に構成されている。
【0017】ここで、回転子7と一体に回転する遠心フ
ァン40によって発生する冷却風の流れを図13を参照
しつつ説明する。フロント側の遠心ファン40の回転に
よってフロントブラケット1の吸入口1aからケース3
内に流入した冷却風は、フロント側の遠心ファン40に
到達し、遠心ファン40の作用によりファンプレート4
2に沿って径方向の外側に向きを変えられて、ファンブ
レード41の吸い込み側端部に侵入する。そして、ファ
ンブレード41の正圧面に沿って流れる冷却風が、突起
43によりファンブレード41の正圧面の界面から強制
的に剥離される。その結果、冷却風の乱れは促進されて
ファンブレード41の吹き出し側端部から径方向の外側
に吹き出される。この乱流促進された冷却風が、固定子
コイル16に衝突し、固定子コイル16を冷却した後、
排出口1bから排出される。なお、フロント側の冷却風
の一部は、シャフト6の軸方向に直進し、フロント側の
ポールコア19の隣り合う爪状磁極21間を通って磁極
間隙間22に侵入する。磁極間隙間22に侵入した冷却
風は、回転子コイル13および回転子コイル13の熱が
伝わるポールコア18、19を冷却した後、リヤ側から
吸い込まれる冷却風と合流する。
【0018】一方、リヤ側の遠心ファン40の回転によ
ってリヤブラケット2の吸入口2aからケース3内に流
入した冷却風は、レギュレータ17、整流器12、ブラ
シ10、スリップリング9等の発熱部品を冷却する。そ
の後、冷却風は、リヤ側の遠心ファン40に到達し、遠
心ファン40の作用によりファンプレート42に沿って
径方向の外側に向きを変えられて、ファンブレード41
の吸い込み側端部に侵入する。そして、ファンブレード
41の正圧面に沿って流れる冷却風が、突起43により
ファンブレード41の正圧面の界面から強制的に剥離さ
れる。その結果、冷却風の乱れは促進されてファンブレ
ード41の吹き出し側端部から径方向の外側に吹き出さ
れる。この乱流促進された冷却風が、固定子コイル16
に衝突し、固定子コイル16を冷却した後、排出口2b
から排出される。なお、リヤ側の冷却風の一部は、シャ
フト6の軸方向に直進し、リヤ側のポールコア18の隣
り合う爪状磁極20間を通って磁極間隙間22に侵入す
る。磁極間隙間22に侵入した冷却風は、回転子コイル
13および回転子コイル13の熱が伝わるポールコア1
8、19を冷却した後、フロント側から吸い込まれる冷
却風と合流する。
【0019】この実施の形態1によれば、複数個の突起
43がファンブレード41の正圧面の中央部に設けられ
ているので、ファンブレード41を通過する冷却風に乱
れを生じさせることができる。そこで、固定子コイル1
6に衝突する冷却風が乱流促進され、固定子コイル16
の冷却性を向上でき、固定子8の温度上昇を抑えること
ができる。なお、上記実施の形態1では、ファンブレー
ド41の正圧面に突起43を島状に多数設けて冷却風乱
流促進手段を構成するものとしているが、ファンブレー
ド41の正圧面に微小な穴(凹部)を多数設け、あるい
はファンブレード41の正圧面に微小な凹凸を多数設け
て冷却風乱流促進手段を構成するものとしても、同様の
効果が得られる。
【0020】実施の形態2.この実施の形態2では、図
4および図5に示されるように、突起43がファンブレ
ード41aの正圧面の外径側に島状に複数個設けられて
いる。この実施の形態2によれば、突起43が冷却風速
度の速いファンブレード41aの正圧面の外径側に設け
られているので、上記実施の形態1に比べて、ファンブ
レード41aを通過する冷却風に生じる乱れを助長させ
ることができる。そこで、固定子8の冷却性を更に向上
させることができる。
【0021】実施の形態3.この実施の形態3では、図
6および図7に示されるように、冷却風乱流促進手段と
しての断面半円状の突起44がファンブレード41bの
一方の外面(正圧面)の外径側に、シャフト6の軸方向
の一端側から他端側に至るように、シャフト6の軸方向
と平行に延設されている。この実施の形態3では、突起
44がファンブレード41bの正圧面の外径側に、シャ
フト6の軸方向の一端側から他端側に至るように設けら
れているので、突起44はファンブレード41bの正圧
面に沿って流れる冷却風の流れをシャフト6の軸方向の
全域で遮るようになっている。そこで、この実施の形態
3によれば、上記実施の形態1、2に比べて、ファンブ
レード41bを通過する冷却風に乱れを確実に生じさせ
ることができ、固定子8の冷却性を更に向上させること
ができる。
【0022】実施の形態4.この実施の形態4では、図
8に示されるように、ファンブレード41bがファンプ
レート42の外周部に周方向に等ピッチで、もしくは不
等ピッチで複数個取り付けられ、さらにリング状のプレ
ート45がファンプレート42と相対して周方向に配列
された複数個のファンブレード41bを挟み込むように
取り付けられて、遠心ファン40aが構成されている。
【0023】この実施の形態4では、ファンブレード4
1bの吸い込み側端部から侵入した冷却風は、ファンブ
レード41bの正圧面に沿って流れ、突起44によりフ
ァンブレード41bの正圧面の界面から強制的に剥離、
乱流促進され、ファンブレード41bの吹き出し側端部
から径方向の外側に吹き出される。そして、ファンブレ
ード41b、ファンプレート42およびプレート45に
より包囲された冷却風通路が形成されているので、ファ
ンブレード41bの吸い込み側端部から侵入した冷却風
は、径方向以外の方向に吹き出されることが抑制され
る。従って、この実施の形態4によれば、ファンブレー
ド41bの吸い込み側端部から侵入した冷却風がもれな
くファンブレード41bの吹き出し側端部から径方向の
外側に吹き出されるので、固定子コイル16の冷却に供
せられ冷却風量が増大し、かつ、突起44による冷却風
の乱流化が増大し、冷却性能をさらに向上させることが
できる。
【0024】実施の形態5.図9はこの発明の実施の形
態5に係る車両用交流発電機に適用される遠心ファンを
示す一部破断平面図、図10は図9に示される遠心ファ
ンの要部を示す一部破断拡大平面図、図11は図10の
XI−XI矢視断面図である。各図において、ファンブ
レード41cがファンプレート42の外周部に周方向に
等ピッチで、もしくは不等ピッチで複数個取り付けられ
ている。突起44がファンブレード41cの正圧面の外
径側に、シャフト6の軸方向の一端側から他端側に至る
ように設けられている。また、リング状のプレート45
がファンプレート42と相対して周方向に配列された複
数個のファンブレード41bを挟み込むように取り付け
られている。このファンブレード41cは、ファンプレ
ート42とプレート45との間にシャフト6の軸心方向
と平行な軸46周りに回動可能に取り付けられている。
さらに、ファンブレード41cは、弾性部材としてのコ
イルバネ47により軸46周りにシャフト6の回転方向
に付勢されている。
【0025】このように構成された遠心ファン40bで
は、回転子7の回転に伴って軸46周りに回転子7の回
転方向と逆向きの回転モーメントがファンブレード41
cに作用する。そして、この回転モーメントがコイルバ
ネ47の付勢力に抗してファンブレード41cを軸46
周りに回転子7の回転方向と逆向きに回動させる。そこ
で、図9に示されるファンブレード41cの径方向角度
θが回転子7の回転速度に応じて変動される。つまり、
回転子7の回転速度が速くなるほど、ファンブレード4
1cの径方向角度θが大きくなる。
【0026】回転子7の回転速度が遅い領域では、ファ
ンブレード41cの径方向角度θが小さい。そこで、フ
ァンブレード41cの吸い込み側端部から侵入した冷却
風は、ファンブレード41cの正圧面に沿って流れ、突
起44によりファンブレード41cの正圧面の界面から
強制的に剥離、乱流促進され、ファンブレード41cの
吹き出し側端部から径方向の外側に吹き出され、固定子
コイル16の冷却に供せられる。回転子7の回転速度が
速くなると、ファンブレード41cの径方向角度θが徐
々に大きくなる。そして、ファンブレード41cの径方
向角度θが所定値を超えると、ファンブレード41cの
吸い込み側端部から侵入した冷却風は、ファンブレード
41cの正圧面に沿って流れ、正圧面の径方向半ばで正
圧面の界面からの剥離、乱流促進され、ファンブレード
41cの吹き出し側端部から径方向の外側に吹き出さ
れ、固定子コイル16の冷却に供せられる。この時に
は、突起44は冷却風の乱流促進に関与していない。
【0027】上記各実施の形態では、回転子7の回転速
度が速くなるほど突起43、44による冷却風の乱れが
促進され、冷却性能が向上されるが、突起43、44が
冷却風に乱流を生じさせる際に発生する風騒音を増大さ
せてしまう。しかしながら、この実施の形態5では、高
速回転域において、ファンブレード41cの径方向角度
θが大きくなり、突起44は冷却風の乱流促進に関与し
なくなる。従って、この実施の形態5によれば、風騒音
を悪化させることなく、冷却性能を向上させることがで
きる。なお、上記実施の形態5では、弾性部材としてコ
イルバネ47を用いるものとしているが、弾性部材はコ
イルバネ47に限定されるものではなく、例えば板ばね
を用いてもよい。
【0028】実施の形態6.図12はこの発明の実施の
形態6に係る車両用交流発電機に適用される遠心ファン
を示す斜視図である。図12において、ファンブレード
48は、プレス加工により鉄製のファンプレート49の
外周縁部を等ピッチあるいは不等ピッチで複数箇所曲げ
起こされて形成されている。そして、冷却風乱流促進手
段としての凹溝50がファンブレード48の正圧面の外
径側に、シャフト6の軸方向の一端側から他端側に至る
ように、シャフト6の軸方向と平行に凹設されている。
さらに、リング状のプレート45がファンプレート49
と相対して周方向に配列された複数個のファンブレード
48を挟み込むように取り付けられている。
【0029】このように構成された遠心ファン40cで
は、ファンブレード48の吸い込み側端部から侵入した
冷却風は、ファンブレード48の正圧面に沿って流れ、
凹部50によりファンブレード48の正圧面の界面から
強制的に剥離、乱流促進され、ファンブレード48の吹
き出し側端部から径方向の外側に吹き出され、固定子コ
イル16の冷却に供せられる。また、ファンブレード4
8、ファンプレート49およびプレート45により包囲
された冷却風通路が形成されているので、ファンブレー
ド48の吸い込み側端部から侵入した冷却風は、径方向
以外の方向に吹き出されることが抑制される。そこで、
この実施の形態6においても、上記実施の形態4と同様
の効果が得られる。
【0030】ここで、プレス加工によりファンプレート
の外周縁部を曲げ起こしてファンブレードを形成する場
合、ファンブレードの正圧面を押えて曲げ起こすことに
なるので、プレス加工前にファンブレードの正圧面に突
起を形成することはできない。また、プレス加工後にフ
ァンブレードの正圧面に突起を形成することも甚だ困難
である。しかしながら、この実施の形態6では、ファン
ブレード48の正圧面に凹溝50を形成するようにして
いるので、例えば板材からファンプレート49を打ち抜
く工程においてファンブレードの正圧面に相当する部位
に凹溝50を刻設し、打ち抜かれたファンプレート49
の外周縁部をプレス加工により曲げ起こしてファンブレ
ード48を形成できる。この時、凹溝50を刻設する際
に形成される突起はファンブレードの負圧面に相当する
部位に形成されるので、プレス加工による曲げ起こしが
問題なく行われる。
【0031】このように、この実施の形態6によれば、
ファンプレート49に一体に形成されたファンブレード
48を板材からプレス加工により簡易に作製できるの
で、上記各実施の形態のように、ファンプレートとファ
ンブレードとを別部品で構成する必要がなく、生産性が
向上し、低コスト化が図られる。
【0032】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】この発明によれば、ケースに回転自在に支
承されたシャフトと、外周縁部に突設された複数の台形
状の爪状磁極を有する一対のポールコアが該爪状磁極を
互いに噛み合うように対向して上記シャフトに固着され
て上記ケース内に配置された回転子と、上記回転子の外
周に位置するように上記ケース内に配置された固定子コ
アおよび固定子コイルを有する固定子と、上記回転子の
軸心方向の両端に固着された遠心ファンとを備えた車両
用交流発電機において、上記遠心ファンは、上記回転子
の軸心方向の両端に沿って配設されるファンプレート
と、このファンプレートの外周縁部に周方向に複数配設
されたファンブレードとを有し、冷却風乱流促進手段が
該ファンブレードの正圧面に設けられているので、固定
子の冷却に供せられる冷却風が乱流促進され、遠心ファ
ンの冷却性能が向上され、固定子の温度上昇を抑制でき
る車両用交流発電機を得ることができる。
【0034】また、上記冷却風乱流促進手段が、上記フ
ァンブレードの正圧面の外径側に設けられているので、
冷却風の乱流化が促進され、冷却性能をさらに向上させ
ることができる。
【0035】また、上記冷却風乱流促進手段は、突起が
上記ファンブレードの正圧面に島状に複数設けられて構
成されているので、冷却風乱流促進手段を簡易に構成す
ることができる。
【0036】また、上記冷却風乱流促進手段は、突起が
上記ファンブレードの正圧面に該正圧面の軸心方向の一
端から他端に至るように延設されて構成されているの
で、正圧面の軸心方向の全域において冷却風の乱流促進
が図られ、その分冷却性能を向上させることができる。
【0037】また、上記ファンブレードが軸心と平行な
軸周りに回動可能に上記ファンプレートに取り付けら
れ、上記回転子の高速回転時にファンブレードの径方向
角度が大きくなるように取り付けられているので、ファ
ンブレードが遠心ファンの高速回転域で軸周りに回動
し、冷却風乱流促進手段が冷却風を乱流促進できないよ
うにし、風騒音を悪化させることなく、固定子の温度上
昇を抑えることができる。
【0038】また、上記ファンブレードがプレス成形に
より上記ファンプレートの外周縁部を曲げ起こして形成
され、上記冷却風乱流促進手段が該ファンブレードの正
圧面に該正圧面の軸心方向の一端から他端に至るように
凹設された凹溝で構成されているので、ファンプレート
に一体に形成されたファンブレードを板材からプレス加
工により簡易に作製でき、生産性が向上し、低コスト化
が図られる。
【0039】また、リング状のプレートが、上記ファン
プレートの外周縁部に周方向に設けられた上記ファンブ
レードの該ファンプレートと逆側の端面を覆うように配
設されているので、ファンブレードの吸い込み側端部か
ら侵入した冷却風がもれなく吹き出し側端部から吹き出
されるため、乱流促進が助長され、冷却性能を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機に適用される遠心ファンを示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機に適用される遠心ファンのファンブレードを示す斜
視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発
電機に適用される遠心ファンのファンブレードを示す平
面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発
電機に適用される遠心ファンのファンブレードを示す斜
視図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発
電機に適用される遠心ファンのファンブレードを示す平
面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発
電機に適用される遠心ファンのファンブレードを示す斜
視図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発
電機に適用される遠心ファンのファンブレードを示す平
面図である。
【図8】 この発明の実施の形態4に係る車両用交流発
電機に適用される遠心ファンを示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態5に係る車両用交流発
電機に適用される遠心ファンを示す一部破断平面図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態5に係る車両用交流
発電機に適用される遠心ファンの要部を示す一部破断拡
大平面図である。
【図11】 図10のXI−XI矢視断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態6に係る車両用交流
発電機に適用される遠心ファンを示す一部破断斜視図で
ある。
【図13】 従来の車両用交流発電機を示す断面図であ
る。
【図14】 従来の車両用交流発電機に適用される遠心
ファンを示す斜視図である。
【符号の説明】
3 ケース、6 シャフト、7 回転子、8 固定子、
15 固定子コア、16 固定子コイル、18、19
ポールコア、20、21 爪状磁極、40、40a、4
0b、40c 遠心ファン、41、41a、41b、4
1c、48 ファンブレード、42、49 ファンプレ
ート、43、44 突起(冷却風乱流促進手段)、45
プレート、46 軸、47 コイルバネ(弾性部
材)、50凹溝(冷却風乱流促進手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H033 AA02 AA15 BB02 BB06 CC02 DD05 EE03 EE08 5H609 BB05 BB18 PP02 PP06 PP07 PP08 PP09 PP16 QQ02 QQ12 QQ13 RR03 RR07 RR09 RR10 RR16 RR27 RR35 RR36 RR39 RR69 RR73 5H619 AA11 BB02 BB18 PP24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに回転自在に支承されたシャフト
    と、外周縁部に突設された複数の台形状の爪状磁極を有
    する一対のポールコアが該爪状磁極を互いに噛み合うよ
    うに対向して上記シャフトに固着されて上記ケース内に
    配置された回転子と、上記回転子の外周に位置するよう
    に上記ケース内に配置された固定子コアおよび固定子コ
    イルを有する固定子と、上記回転子の軸心方向の両端に
    固着された遠心ファンとを備えた車両用交流発電機にお
    いて、 上記遠心ファンは、上記回転子の軸心方向の両端に沿っ
    て配設されるファンプレートと、このファンプレートの
    外周縁部に周方向に複数配設されたファンブレードとを
    有し、冷却風乱流促進手段が該ファンブレードの正圧面
    に設けられていることを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 【請求項2】 上記冷却風乱流促進手段が、上記ファン
    ブレードの正圧面の外径側に設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の車両用交流発電機。
  3. 【請求項3】 上記冷却風乱流促進手段は、突起が上記
    ファンブレードの正圧面に島状に複数設けられて構成さ
    れていることを特徴とする請求項1また請求項2記載の
    車両用交流発電機。
  4. 【請求項4】 上記冷却風乱流促進手段は、突起が上記
    ファンブレードの正圧面に該正圧面の軸心方向の一端か
    ら他端に至るように延設されて構成されていることを特
    徴とする請求項1また請求項2記載の車両用交流発電
    機。
  5. 【請求項5】 上記ファンブレードが軸心と平行な軸周
    りに回動可能に上記ファンプレートに取り付けられ、上
    記回転子の高速回転時にファンブレードの径方向角度が
    大きくなるように取り付けられていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車両用交流発
    電機。
  6. 【請求項6】 上記ファンブレードがプレス成形により
    上記ファンプレートの外周縁部を曲げ起こして形成さ
    れ、上記冷却風乱流促進手段が該ファンブレードの正圧
    面に該正圧面の軸心方向の一端から他端に至るように凹
    設された凹溝で構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の車両用交流発電機。
  7. 【請求項7】 リング状のプレートが、上記ファンプレ
    ートの外周縁部に周方向に設けられた上記ファンブレー
    ドの該ファンプレートと逆側の端面を覆うように配設さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載の車両用交流発電機。
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