JP2000077938A - 水晶発振器 - Google Patents

水晶発振器

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JP2000077938A
JP2000077938A JP10248020A JP24802098A JP2000077938A JP 2000077938 A JP2000077938 A JP 2000077938A JP 10248020 A JP10248020 A JP 10248020A JP 24802098 A JP24802098 A JP 24802098A JP 2000077938 A JP2000077938 A JP 2000077938A
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temperature
circuit
converter
mosfet
output signal
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JP10248020A
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Inventor
Koji Tanaka
宏治 田中
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水晶発振器の出力周波数安定化を図るため
に、水晶振動子の温度を最適の温度に保つヒータ温度制
御は環境温度及び水晶振動子の特性に応じた非線形の制
御特性なのが効果的であるが、従来の装置では困難であ
った。 【解決手段】 環境温度及び水晶振動子に応じた制御値
をEPROMに記憶させて、ヒータ用のレギュレータ回
路を構成して、その中のMOSFETのゲートパルスデ
ューティーをEPROMの値によって制御することで環
境温度に応じてヒータ温度を最適にしながら水晶発振器
の出力周波数を安定化するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波通
信、レーダ等で使用される水晶発振器に係り、特にその
周波数特性安定化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の水晶発振器の一例を示した
ものである。この図において、1は水晶振動子、2はヒ
ータ、3は発振回路、4はバッファ回路、5はサーミス
タ、6は比較回路、7はトランジスタ、26aは第1の
電源、26bは第2の電源、26cは第3の電源、27
aは第1の抵抗、27bは第2の抵抗、27cは第3の
抵抗、27dは第4の抵抗、27eは第5の抵抗、28
aは第1のコンデンサ、28bは第2のコンデンサ、2
9はトランジスタ、30は差動増幅器、31は基準電
源、32はダイオードである。
【0003】次に動作について説明する。水晶振動子1
は適切なバイアスが加わることで水晶が振動し、且つト
ランジスタ29、第2の電源とトランジスタ29のコレ
クタ間に接続した第1の抵抗27a、第2の電源とトラ
ンジスタ29のベース間に接続した第2の抵抗27b、
トランジスタ29のエミッタとグランド間に接続した第
3の抵抗27c、トランジスタ29のエミッタとベース
間に接続した第1のコンデンサ28a、トランジスタ2
9のベースとグランド間に接続した第2のコンデンサ2
8b等で構成される発振回路3に接続して所定の周波数
で共振することで、安定して且つ増幅された発振信号を
生ずる。この発振信号はバッファ回路4により更に増幅
されて特定のレベルに達する。この際、水晶振動子1は
ヒータ2により緩められて所定の温度に保たれる。サー
ミスタ5は水晶振動子1の温度によりその抵抗値が変わ
り、その結果第3の電源26cの電圧は第4の抵抗27
dと第5の抵抗27eとサーミスタ5の抵抗によって分
圧されるので、比較回路6の中の差動増幅器30に入力
する電圧が変わり、基準電圧電源31の電圧と比較され
てその差分が差動増幅器30により増幅されて制御信号
として出力する。この制御信号は整流用のダイオード3
2を経由しながらトランジスタ7のベースに入力してコ
レクタ電流を制御する結果、第1の電源26aからヒー
タ2に流れる電流が調整されてヒータ2の温度が制御さ
れる。その結果環境温度に応じて水晶振動子1の温度が
制御されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の水晶発振器は、
以上のようにサーミスタ5と比較回路6により制御して
いたので、環境温度に対してヒータ温度の制御はほぼ線
形な関係となっている。しかし、水晶振動子温度と周波
数の特性は図7に示すような非線形な関係であり、この
特性の傾きが零になるターニングポイント近傍の温度範
囲にて動作させる必要があり、周波数の安定化が困難で
あった。また、水晶振動子温度と周波数の関係は水晶振
動子個々によって温度特性が異なることが多く、このよ
うな個々の特性の差に対応することも困難であった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、水晶振動子温度と周波数の関係が
非線形な関係であり、かつ個々の水晶振動子の特性に差
が生じても、周波数が安定した出力を得る水晶発振器を
提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明による水晶発
振器は、プッシュプル回路によるヒータ用のレギュレー
タ回路を構成して、かつ環境温度および水晶振動子の特
性に応じた制御値をメモリに記憶させて、レギュレータ
回路の中の金属酸化膜半導体電界効果型トランジスタ
(MOSFET)のゲートパルスデューティーを、上記
メモリの制御値によりパルス幅変調回路のパルス出力デ
ューティーを調整することで、制御しながらヒータ温度
を最適に管理して発振周波数を安定化するようにするも
のである。
【0007】第2の発明による水晶発振器は、フォーワ
ードコンバータ回路によるヒータ用のレギュレータ回路
を構成して、かつ環境温度および水晶振動子の特性に応
じた制御値をメモリに記憶させて、レギュレータ回路の
中のMOSFETのゲートパルスデューティーを、メモ
リの制御値によりパルス幅変調回路のパルス出力デュー
ティーを調整することで、制御しながらヒータ温度を最
適に管理して発振周波数を安定化するようにするもので
ある。
【0008】第3の発明による水晶発振器は、フライバ
ックコンバータ回路によるヒータ用のレギュレータ回路
を構成して、かつ環境温度および水晶振動子の特性に応
じた制御値をメモリに記憶させて、レギュレータ回路の
中のMOSFETのゲートパルスデューティーを、メモ
リの制御値によりパルス幅変調回路のパルス出力デュー
ティーを調整することで、制御しながらヒータ温度を最
適に管理して発振周波数を安定化するようにするもので
ある。
【0009】第4の発明による水晶発振器は、フルブリ
ッジコンバータ回路によるヒータ用のレギュレータ回路
を構成して、かつ環境温度および水晶振動子の特性に応
じた制御値をメモリに記憶させて、レギュレータ回路の
中のMOSFETのゲートパルスデューティーを、メモ
リの制御値によりパルス幅変調回路のパルス出力デュー
ティーを調整することで、制御しながらヒータ温度を最
適に管理して発振周波数を安定化するようにするもので
ある。
【0010】第5の発明による水晶発振器は、シリーズ
レギュレータ回路によるヒータ用のレギュレータ回路を
構成して、かつ環境温度および水晶振動子の特性に応じ
た制御値をメモリに記憶させて、レギュレータ回路の中
のトランジスタのベース電圧をメモリの制御値によって
制御することで、ヒータ温度を最適に管理して発振周波
数を安定化するようにするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示すブロック図であり、図において1〜
5および26〜29は上記従来装置と同一のものであ
る。8は温度センサ回路、9はA/Dコンバータ、10
はラッチ回路、11はイレーザブル/プログラマブルリ
ードオンリメモリ(EPROM)回路、12はD/Aコ
ンバータ、13はパルス幅変調回路、14はドライバ回
路、15はMOSFET、16はトランス、17は整流
/フィルタ回路である。
【0012】次に動作について説明する。水晶振動子1
は適切なバイアスが加わることで水晶が振動し、かつト
ランジスタ29、第2の電源とトランジスタ29のコレ
クタ間に接続した第1の抵抗27a、第2の電源とトラ
ンジスタ29のベース間に接続した第2の抵抗27b、
トランジスタ29のエミッタとグランド間に接続した第
3の抵抗27c、トランジスタ29のエミッタとベース
間に接続した第1のコンデンサ28a、トランジスタ2
9のベースとグランド間に接続した第2のコンデンサ2
8b等で構成される発振回路3に接続して所定の周波数
で共振することで、安定して且つ増幅された発振信号を
生ずる。この発振信号はバッファ回路4により更に増幅
されて特定のレベルに達する。この際、水晶振動子1は
ヒータ2により緩められて所定の温度に保たれる。サー
ミスタ5は水晶振動子1の温度によりその抵抗値が変わ
り、その抵抗値の変動は温度センサ回路8にて検知され
てアナログ信号により出力される。この出力信号はA/
Dコンバータ9によってデジタル化された後にラッチ回
路10によってホールドされてEPROM回路11に入
力する。このデジタル化された温度に関する信号はEP
ROM回路11においてアドレスとして読み込まれ、水
晶振動子1の温度特性と環境温度に対応して出力周波数
が安定するためにヒータを制御するように記憶された制
御信号がEPROM回路11から読み出される。
【0013】この信号はD/Aコンバータ12に入力し
てアナログ化されてパルス幅変調回路13に入力する。
このアナログ信号はパルス幅変調回路13の中で発生す
る特定の三角波と比較されて三角波の電圧が高い場合は
パルスを発生して、アナログ信号の電圧が高い場合は0
Vが出力する。したがって、アナログ信号の電圧が低い
程、パルスデューティーが高くなる。パルス幅変調回路
13は2つのこのパルス信号が交互に出力するように構
成されており、それぞれのパルス信号はドライバ回路1
4aおよび14bで増幅された後にMOSFET15a
とMOSFET15bのゲートにそれぞれ入力する。
【0014】従って、MOSFET15aとMOSFE
T15bは交互にON/OFFを繰り返し、第1の電源
26aから流れる電流によりトランス16を励磁してそ
の2次側に電圧を発生する。この電圧は整流/フィルタ
回路17にて整流およびフィルタ機能によって不要なリ
ップル等が抑圧されて平滑されたDC電圧がヒータ2に
印加される。従って、サーミスタ5からの温度情報によ
って、MOSFET15のゲートパルスデューティーが
適切に制御されることでヒータ電圧を水晶振動子1の特
性に合わせて最適の値に管理することができ、発振周波
数の安定化が図れる。図8(a)は従来の環境温度とヒ
ータ制御温度の関係を示すが、この発明によって図8
(b)に示す水晶振動子の特性に応じて必要なヒータ制
御温度カーブにほぼ近似した図8(c)に示す特性が得
られる。
【0015】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示したブロック図であり、図において1〜17お
よび26〜29は上記実施の形態1と同一のものであ
る。18はダイオード、19は抵抗、20はコンデン
サ、26は電源である。
【0016】次に動作について説明する。水晶振動子1
からパルス幅変調回路13までの動作は実施の形態1と
同じであり省略する。パルス幅変調回路13から出力す
る信号はドライバ回路14で増幅された後にMOSFE
T15のゲートに入力する。MOSFET15がONの
時、電源からトランス16、MOSFET15を経由し
て電流が流れる。OFFの場合は、トランス16の起電
力によりダイオード16、抵抗19、コンデンサ20、
トランス16のループ内で電流が流れる。この一連の動
作により第1の電源26からの電流によりトランス16
は励磁してその2次側に電圧を発生する。この電圧は整
流/フィルタ回路17にて整流およびフィルタ機能によ
って不要なリップル等が抑圧されて平滑されたDC電圧
がヒータに印加される。従って、サーミスタ5からの温
度情報によって、MOSFET15のゲートパルスデュ
ーティーが適切に制御されることでヒータ電圧を水晶振
動子1の特性に合わせて最適の値に管理することがで
き、発振周波数の安定化が図れる。図8(a)は従来の
環境温度とヒータ制御温度の関係を示すが、この発明に
よって図8(b)に示す水晶振動子の特性に応じて必要
なヒータ制御温度カーブにほぼ近似した図8(c)に示
す特性が得られる。
【0017】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示したブロック図であり、図において1〜17お
よび26〜29は上記実施の形態1と同一のものであ
る。21はダイオード、26は電源である。
【0018】次に動作について説明する。水晶振動子1
からパルス幅変調回路13までの動作は実施の形態1と
同じであり省略する。パルス幅変調回路13から出力す
る信号はドライバ回路14で増幅された後にMOSFE
T15のゲートに入力する。MOSFET15がONの
時、第1の電源26からトランス16、MOSFET1
5を経由して電流が流れる。OFFの場合は、一次側に
は電流は流れない。しかしトランス16の二次側の起電
力によりトランス16、ダイオード21、整流/フィル
タ回路17のループ内で電流が流れる。この一連の動作
により2次側に連続したリップルが付随したDC電圧を
発生する。この電圧は整流/フィルタ回路17にて整流
およびフィルタ機能によって不要なリップル等が抑圧さ
れて平滑されたDC電圧がヒータに印加される。従っ
て、サーミスタ5からの温度情報によって、MOSFE
T15のゲートパルスデューティーが適切に制御される
ことでヒータ電圧を水晶振動子1の特性に合わせて最適
の値に管理することができ、発振周波数の安定化が図れ
る。図8(a)は従来の環境温度とヒータ制御温度の関
係を示すが、この発明によって図8(b)に示す水晶振
動子の特性に応じて必要なヒータ制御温度カーブにほぼ
近似した図8(c)に示す特性が得られる。
【0019】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4を示したブロック図であり、図において1〜14お
よび26〜29は上記実施の形態1と同一のものであ
る。15aは第1のMOSFET、15bは第2のMO
SFET、15cは第3のMOSFET、15dは第4
のMOSFET、16はトランス、17は整流/フィル
タ回路、22aは第1のダイオード、22bは第2のダ
イオード、22cは第3のダイオード、22dは第4の
ダイオードである。
【0020】次に動作について説明する。水晶振動子1
からパルス幅変調回路13までの動作は実施の形態1と
同じであり省略する。パルス幅変調回路13から出力す
る信号はドライバ回路14で増幅された後にMOSFE
T15a〜15dのゲートに入力する。MOSFET1
5aとMOSFET15cが、MOSFET15bとM
OSFET15dがペアでそれぞれON/OFFするこ
とでトランス16が励磁され、二次側に電圧を発生す
る。また、全てのMOSFETがOFFの場合、MOS
FET15aとMOSFET15cがONであった後は
トランス16のエネルギーはトランス16の、ダイオ
ード22b、第1の電源26b、グランド、ダイオード
22d、トランス16のの順に電流が流れ放出され
る。また、全てのMOSFETがOFFの場合、MOS
FET15dとMOSFET15dがONであった後は
トランス16のエネルギーはトランス16の、ダイオ
ード22a、第1の電源26b、グランド、ダイオード
22c、トランス16のの順に電流が流れ放出され
る。2次側に発生した電圧は整流/フィルタ回路17に
て整流およびフィルタ機能によって不要なリップル等が
抑圧されて平滑されたDC電圧がヒータ2に印加され
る。従って、サーミスタ5からの温度情報によって、M
OSFET15a〜15dのゲートパルスデューティー
が適切に制御されることでヒータ電圧を水晶振動子1の
特性に合わせて最適の値に管理することができ、発振周
波数の安定化が図れる。図8(a)は従来の環境温度と
ヒータ制御温度の関係を示すが、この発明によって図8
(b)に示す水晶振動子の特性に応じて必要なヒータ制
御温度カーブにほぼ近似した図8(c)に示す特性が得
られる。
【0021】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5を示したブロック図であり、図において1〜12,
14は上記実施の形態1と同一のものである。23はト
ランジスタ、24はダイオード、25はフィルタ回路、
26は電源である。
【0022】次に動作について説明する。水晶振動子1
からEPROM回路11までの動作は実施の形態1と同
じであり省略する。デューティー化された温度に関する
信号はEPROM回路11においてアドレスとして読み
込まれ、水晶振動子1の温度特性と環境温度に対応して
出力周波数が安定するためにヒータを制御するように記
憶された制御信号がEPROM回路11から読み出され
る。この信号はD/Aコンバータ12に入力してアナロ
グ化されてドライバ回路14で増幅された後にトランジ
スタ23のベースに入力する。ベース電圧のレベルによ
ってトランジスタ23のコレクタ−エミッタ間の電圧を
制御することで、第1の電源26からダイオード24を
経由して希望の電圧を出力してフィルタ回路25で平滑
化された後にヒータ2に印加される。従って、サーミス
タ5からの温度情報によって、トランジスタ23のベー
ス電圧が適切に制御されることでヒータ電圧を水晶振動
子1の特性に合わせて最適の値に管理することができ、
発振周波数の安定化が図れる。図8(a)は従来の環境
温度とヒータ制御温度の関係を示すが、この発明によっ
て図8(b)に示す水晶振動子の特性に応じて必要なヒ
ータ制御温度カーブにほぼ近似した図8(c)に示す特
性が得られる。
【0023】
【発明の効果】第1の発明によれば、メモリに必要な制
御信号を記憶させることで、環境温度に応じて最適のヒ
ータ温度の制御が可能になり、更に水晶振動子の特性も
反映させることができるので、発振器の出力周波数の安
定化を図ることができる。また、トランスの1次側と2
次側のリターンラインをアイソレートさせることができ
るので、ヒータ回路回りのノイズの干渉についても改善
が図れる。
【0024】第2の発明によれば、メモリに必要な制御
信号を記憶させることで、環境温度に応じて最適のヒー
タ温度の制御が可能になり、更に水晶振動子の特性も反
映させることができるので、発振器の出力周波数の安定
化を図ることができる。また、トランスの1次側と2次
側のリターンラインをアイソレートさせることができる
ので、ヒータ回路回りのノイズの干渉についても改善が
図れる。第1の発明に比べややノイズが大きくなるもの
の、ドライバ回路が半減して、MOSFETが1つ、ダ
イオード、抵抗、コンデンサで構成されて回路の簡潔
化、コスト低減を図れる。
【0025】第3の発明によれば、メモリに必要な制御
信号を記憶させることで、環境温度に応じて最適のヒー
タ温度の制御が可能になり、更に水晶振動子の特性も反
映させることができるので、発振器の出力周波数の安定
化を図ることができる。また、トランスの1次側と2次
側のリターンラインをアイソレートさせることができる
ので、ヒータ回路回りのノイズの干渉についても改善が
図れる。第1および第2の発明に比べややノイズが大き
くなるものの、MOSFETが1つおよびダイオード1
つで構成されて回路の簡潔化、コスト低減を図れる。
【0026】第4の発明によれば、メモリに必要な制御
信号を記憶させることで、環境温度に応じて最適のヒー
タ温度の制御が可能になり、更に水晶振動子の特性も反
映させることができるので、発振器の出力周波数の安定
化を図ることができる。また、トランスの1次側と2次
側のリターンラインをアイソレートさせることができる
ので、ヒータ回路回りのノイズの干渉についても改善が
図れる。第1、第2および第3の発明に比べやや回路規
模が大きくなるものの、1次側で比較的大きな電流を扱
えるので、ヒータ温度制御の高速化を図れるので、環境
温度範囲が広い場合は有利になる。
【0027】第5の発明によれば、メモリに必要な制御
信号を記憶させることで、環境温度に応じて最適のヒー
タ温度の制御が可能になり、更に水晶振動子の特性も反
映させることができるので、発振器の出力周波数の安定
化を図ることができる。第1、第2、第3および第4の
発明に比べて電力変換効率が悪いものの、パルス幅変調
回路、トランス、整流回路等が不要になり、最も回路構
成が簡潔化されてコストの低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による水晶発振器の実施の形態1を
示す図である。
【図2】 この発明による水晶発振器の実施の形態2を
示す図である。
【図3】 この発明による水晶発振器の実施の形態3を
示す図である。
【図4】 この発明による水晶発振器の実施の形態4を
示す図である。
【図5】 この発明による水晶発振器の実施の形態5を
示す図である。
【図6】 従来の水晶発振器の構成の一例を示す図であ
る。
【図7】 水晶振動子の温度と発振周波数の関係を示す
図である。
【図8】 水晶振動子における環境温度とヒータ制御温
度の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 水晶振動子、2 ヒータ、3 発振回路、4 バッ
ファ回路、5 サーミスタ、6 比較回路、7 第1の
トランジスタ、8 温度センサ回路、9 A/Dコンバ
ータ、10 ラッチ回路、11 EPROM回路、12
D/Aコンバータ、13 パルス幅変調回路、14
ドライバ回路、14a 第1のドライバ回路、14b
第2のドライバ回路、14c 第3のドライバ回路、1
4d 第4のドライバ回路、15 MOSFET、15
a 第1のMOSFET、15b第2のMOSFET、
15c 第3のMOSFET、15d 第4のMOSF
ET、16 トランス、17 整流/フィルタ回路、1
8 ダイオード、19抵抗、20 コンデンサ、21
ダイオード、22a 第1のダイオード、22b 第2
のダイオード、22c 第3のダイオード、22d 第
4のダイオード、23 トランジスタ、24 ダイオー
ド、25 フィルタ回路、26a 第1の電源、26b
第2の電源、27a 第1の抵抗、27b 第2の抵
抗、27c 第3の抵抗、27d 第4の抵抗、27e
第5の抵抗、28a 第1のコンデンサ、28b 第
2のコンデンサ、29 トランジスタ、30 差動増幅
器、31 基準電源、32 ダイオード。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振回路と、上記発振回路に接続する水
    晶振動子と、上記水晶振動子の温度を検知する温度検知
    素子と、上記温度検知素子で検知された温度情報をアナ
    ログ信号に変換する温度センサ回路と、上記温度センサ
    回路の出力信号をデジタル化するA/Dコンバータと、
    上記A/Dコンバータの出力信号をサンプルアンドホー
    ルドするラッチ回路と、このラッチ回路の出力信号をア
    ドレス信号として読み込み環境温度及び上記水晶振動子
    の温度特性に対応して記憶された制御信号を出力するメ
    モリと、上記メモリの出力信号をアナログ化するD/A
    コンバータと、上記D/Aコンバータに接続して入力信
    号レベルに応じて出力するパルス幅のデューティーが変
    わるパルス幅変調回路と、上記パルス幅変調回路に接続
    したドライバ回路と、上記ドライバ回路によりゲートを
    駆動されるように接続した第1と第2の金属酸化膜半導
    体電界効果型トランジスタ(MOSFET)と、上記第
    1と第2のMOSFETのドレインが一次側にて接続し
    たトランスと、上記トランスの1次側の巻線のセンター
    タップで接続した第1の電源と、上記トランスの二次側
    に接続され上記水晶振動子の温度を所定値に保つヒータ
    とを具備したことを特徴とする水晶発振器。
  2. 【請求項2】 発振回路と、上記発振回路に接続する水
    晶振動子と、上記水晶振動子の温度を検知する温度検知
    素子と、上記温度検知素子で検知された温度情報をアナ
    ログ信号に変換する温度センサ回路と、上記温度センサ
    回路の出力信号をデジタル化するA/Dコンバータと、
    上記A/Dコンバータの出力信号をサンプルアンドホー
    ルドするラッチ回路と、このラッチ回路の出力信号をア
    ドレス信号として読み込み環境温度及び上記水晶振動子
    の温度特性に対応して記憶された制御信号を出力するメ
    モリと、上記メモリの出力信号をアナログ化するD/A
    コンバータと、上記D/Aコンバータに接続して入力信
    号レベルに応じて出力するパルス幅のデューティーが変
    わるパルス幅変調回路と、上記パルス幅変調回路に接続
    したドライバ回路と、上記ドライバ回路によりゲートを
    駆動されるように接続した金属酸化膜半導体電界効果型
    トランジスタ(MOSFET)と、上記MOSFETの
    ドレインに接続したトランスと、上記トランスのMOS
    FETが接続している一次側巻線の反対側に接続した電
    源と、上記電源に接続して抵抗およびダイオードと、上
    記MOSFETのドレインと上記抵抗およびダイオード
    に接続したダイオードと、上記トランスの二次側に接続
    され上記水晶振動子の温度を所定値に保つヒータとを具
    備したことを特徴とする水晶発振器。
  3. 【請求項3】 発振回路と、上記発振回路に接続する水
    晶振動子と、上記水晶振動子の温度を検知する温度検知
    素子と、上記温度検知素子で検知された温度情報をアナ
    ログ信号に変換する温度センサ回路と、上記温度センサ
    回路の出力信号をデジタル化するA/Dコンバータと、
    上記A/Dコンバータの出力信号をサンプルアンドホー
    ルドするラッチ回路と、このラッチ回路の出力信号をア
    ドレス信号として読み込み環境温度及び上記水晶振動子
    の温度特性に対応して記憶された制御信号を出力するメ
    モリと、上記メモリの出力信号をアナログ化するD/A
    コンバータと、上記D/Aコンバータに接続して入力信
    号レベルに応じて出力するパルス幅のデューティーが変
    わるパルス幅変調回路と、上記パルス幅変調回路に接続
    したドライバ回路と、上記ドライバ回路によりゲートを
    駆動されるように接続した金属酸化膜半導体電界効果型
    トランジスタ(MOSFET)と、上記MOSFETの
    ドレインと電源に一次側で接続したトランスと、上記ト
    ランスのMOSFETが接続している一次側巻線の反対
    側に接続した電源と、上記トランスの二次側に接続した
    ダイオードと、上記ダイオードに接続され、上記水晶振
    動子の温度を所定値に保つヒータとを具備したことを特
    徴とする水晶発振器。
  4. 【請求項4】 トランジスタ、抵抗、コンデンサ等で構
    成される発振回路と、上記発振回路に接続する水晶振動
    子と、上記発振回路の出力信号を増幅するバッファ回路
    と、上記水晶振動子の温度を検知する温度検知素子と、
    上記温度検知素子で検知された温度情報をアナログ信号
    に変換する温度センサ回路と、上記温度センサ回路の出
    力信号をデジタル化するA/Dコンバータと、上記A/
    Dコンバータの出力信号をサンプルアンドホールドする
    ラッチ回路と、このラッチ回路の出力信号をアドレス信
    号として読み込み環境温度及び上記水晶振動子の温度特
    性に対応して記憶された制御信号を出力するメモリと、
    上記メモリの出力信号をアナログ化するD/Aコンバー
    タと、上記D/Aコンバータに接続して入力信号レベル
    に応じて出力するパルス幅のデューティーが変わるパル
    ス幅変調回路と、上記パルス幅変調回路に接続したドラ
    イバ回路と、上記ドライバ回路によりゲートを駆動され
    るように接続した第1〜第4の金属酸化膜半導体電界効
    果型トランジスタ(MOSFET)と、上記第1〜第4
    のMOSFETのドレインとソース間に接続した第1〜
    第4のダイオードと、上記第1と第3のMOSFETに
    接続した電源と、上記第1のMOSFETのソースと第
    4のMOSFETのドレインが一次側巻線の一方に、上
    記第2のMOSFETのソースと第3のMOSFETの
    ドレインが一次側巻線のもう片方にそれぞれ接続したト
    ランスと、上記トランスの二次側に接続され上記水晶振
    動子の温度を所定値に保つヒータとを具備したことを特
    徴とする水晶発振器。
  5. 【請求項5】 発振回路と、上記発振回路に接続する水
    晶振動子と、上記水晶振動子の温度を検知する温度検知
    素子と、上記温度検知素子で検知された温度情報をアナ
    ログ信号に変換する温度センサ回路と、上記温度センサ
    回路の出力信号をデジタル化するA/Dコンバータと、
    上記A/Dコンバータの出力信号をサンプルアンドホー
    ルドするラッチ回路と、このラッチ回路の出力信号をア
    ドレス信号として読み込み環境温度及び上記水晶振動子
    の温度特性に対応して記憶された制御信号を出力するメ
    モリと、上記メモリの出力信号をアナログ化するD/A
    コンバータと、上記D/Aコンバータに接続するドライ
    バ回路と、上記ドライバ回路がベースに接続したトラン
    ジスタと、上記トランジスタのコレクタに接続したダイ
    オードと、上記ダイオードに接続した電源と、上記トラ
    ンジスタのエミッタに接続され上記水晶振動子の温度を
    所定値に保つヒータとを具備したことを特徴とする水晶
    発振器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1403656A2 (en) * 2002-09-20 2004-03-31 Hitachi, Ltd. Radar system
JP2015216579A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 日本電波工業株式会社 恒温槽付水晶発振器

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