JP2000073147A - 高温強度、加工性および表面性状に優れたCr含有鋼 - Google Patents
高温強度、加工性および表面性状に優れたCr含有鋼Info
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Abstract
度範囲に適用可能な、高温強度および加工性に優れると
ともに、良好な表面性状を有する素材を提供する。 【解決手段】 重量%で、C:0.02%以下、Si:0.10%
以下、Mn:0.4 〜2.0 %、P:0.04%以下、S:0.02%
以下、Cr:3.0 〜20%、Ni:1.0 %以下、N:0.02%以
下、Nb:0.2 〜1.0 %を含み、必要に応じて、Ti:0.5
%以下、Zr:0.5%以下、V:0.5 %以下、Al:0.5 %
以下、Mo:3.0 %以下、Cu:1.0 %以下、REM :0.3 %
以下、Ca:0.03%以下およびB:0.005 %以下のうちの
1種以上を含有し、残部はFeよび不可避的不純物とし、
加工前の鋼中にはFe2Nb ラーベス相としてのNbを低値に
抑制する。
Description
バイのエンジンや火力発電プラントの排気系部材などの
使途に好適な、高温強度、加工性および表面性状に優れ
たCr含有鋼に関する。
うち、排気マニホールドには、優れた高温強度が必要で
あり、従来から、Nbを添加したSUS 430J1L(17Cr-0.4Si-
0.4Nb-0.5Cu)鋼が使用されてきた。しかし、一般に、Nb
添加鋼は常温の強度が高いために、加工し難く、その改
善が求められていた。一方、マフラーのように、比較的
低温度域で用いられる排気系部材には、加工性の上から
低い降伏強度(YS)が必要であるため、従来型のNb添
加鋼は適当ではなく、CrあるいはMoを添加することによ
って耐食性を向上させたTi添加鋼が主として使用されて
きた。このTi添加鋼としては、例えば、Type432(17Cr-T
i-0.5Mo)鋼やType436(17Cr-Ti-1.3Mo)鋼などが挙げら
れ、これらは必要な耐食性に応じて選択して適用されて
きた。しかしながら、これらTi添加鋼は、高温強度が低
く、高温部材には適用できない上、粗大なTiNの生成に
起因して表面性状が悪く、表面手入れ行う必要があり、
製造性に劣るという問題を抱えていた。
ら、排気系部材を製造する際には、高温部と低温部とい
う使用温度域によって、Nb添加鋼とTi添加鋼とを区別し
使い分けていたために、素材メーカー、製品メーカーの
両者にとって生産効率上また管理上のネックになってい
た。このため、高温部から低温部までの広い温度範囲で
統一的に使用できる鋼種の開発が強く望まれていた。か
かる要請に応えるための提案がこれまでにも幾つか報告
されている。例えば、特開平8−60306 号公報には、0.
6 〜1.5 %Si、16〜22%Crの自動車排気系部材用フェラ
イト系ステンレス鋼が開示されている。しかし、この鋼
は、その明細書中で、排気マニフォールドからセンター
パイプと明記されているように、排気系高温部について
の材料統一を想定したものであり、マフラーまでの低温
域までには適用できない。しかも、この鋼種は比較的高
いSi量を含有しているので、室温強度が高く加工性に劣
るものであった。また、特開昭57−60056 号公報には、
ロウ付け性を向上させたフェライト系ステンレス鋼が開
示されている。しかし、この鋼も、Si含有量が0.38%以
上添加されており、室温の強度が高く、加工が困難であ
るという問題があった。
トバイエンジン、発電プラントなどの排気系部材におい
て、高温部から低温部までの広い温度範囲で適用可能
な、高温強度および加工性に優れるとともに、良好な表
面性状を有する素材を提供することを目的とする。
(wt%、以下単に%)以上添加することによって、高温
強度を高めた成分系をベースにして、いかに室温の強度
上昇を抑えるかという点に着目して実験を重ねた。図1
は、成分組成が、(0.005 〜0.010 %) C-(0.05〜0.20
%) Mn-(0.01〜0.03%)P-(0.003 〜0.005 %)S-(1
4.0〜15.0%)Cr-(0.05 〜0.20%)Ni-(0.004 〜0.012
%) N-(0.45〜0.50%) Nbで、板厚が2mmの冷延焼鈍
板を用いて、降伏強さYSに及ぼすSiの影響について整
理したものである。また、カッコ内に後述するX線回折
によるFe2Nb ラーベス相とNb (C,N) のX線強度比も
示す。図1から、Si量が0.10%よりも低い含有量になる
と、室温のYSが急激に低下するという新規な知見を得
たのである。従来、Siは固溶強化元素であることから、
その減少とともに室温のYSが低下するのは知られてい
た。しかし、Siをある臨界量以下まで低下させた場合
に、図1のごとく、室温のYSが急激に低下するといっ
た現象は予想できなかったことである。
は、必ずしも明らかではないが、図1におけるFe2Nb ラ
ーベス相の観察結果を勘案して、以下のような機構が考
えられる。すなわち、Nb添加による室温での強度上昇
は、微細なNb(C、N)以外に、Fe2Nb ラーベス相によ
ってももたらされる。そして、高温強度を確保のため
に、0.3 %以上のNbを添加したとき、通常のSi量の範囲
では、Fe2Nb ラーベス相が析出しやすくなり、室温の強
度が著しく高くなってしまう。一方、Si含有量が0.1 %
以下になると、Fe2Nb ラーベス相が著しく少なくなり、
これによる強度上昇が減じて室温のYSが急激に低下す
る。それと同時に、低Siでは、表面性状も良好になるこ
ともわかった。また、高温になると、低Si材であっても
Fe2Nb は容易に析出し、高い高温強度を示すこともわか
った。なお、Fe2Nb ラーベス相の析出程度の判定は、抽
出残査をX線回折し、Fe2Nb ラーベス相の(112) とNb
(C、N)の(200) との強度比で比較した。上述したよ
うに、Nbを添加しても、Si含有量を規制することによっ
て、室温におけるYSの上昇を抑制することができて、
優れた高温強度と加工性、さらに良好な表面性状を共に
付与できるとの結論に達し、本発明を完成するに到っ
た。その要旨構成は以下のとおりである。
%以下、Mn:0.4 以上2.0 %以下、P:0.04%以下、
S:0.02%以下、Cr:3.0 〜20%、Ni:1.0 %以下、
N:0.02%以下、Nb:0.2 〜1.0 %を含有し、残部はFe
よび不可避的不純物からなることを特徴とする、高温強
度、加工性および表面性状に優れたCr含有鋼。
分の他にさらに、重量%で、Ti:0.5%以下、Zr:0.5
%以下、V:0.5 %以下およびAl:0.5 %以下のうちか
ら選ばれるいずれか1種または2種以上を含有すること
を特徴とする、高温強度、加工性および表面性状に優れ
たCr含有鋼。
て、上記成分の他にさらに、重量%で、Mo:3.0 %以
下、Cu:1.0 %以下およびREM :0.3 %以下のうちから
選ばれるいずれか1種または2種以上を含有することを
特徴とする、高温強度、加工性および表面性状に優れた
Cr含有鋼。
に記載の鋼において、上記成分の他にさらに、重量%
で、Ca:0.03%以下およびB:0.005 %以下のうちの1
種または2種を含有することを特徴とする、高温強度、
加工性および表面性状に優れたCr含有鋼。
に記載の鋼において、鋼中のNbの形態は、析出物 (抽出
残渣) のX線回折によるFe2Nb の(112) 強度とNb (C,
N) の(200) 強度との比が0.2 以下であることを特徴と
する、高温強度、加工性および表面性状に優れたCr含有
鋼。
%を超えるとこれら靱性、加工性への悪影響が顕著にな
るので、0.02%以下に限定する。靱性および加工性のう
えから、Cの含有量は低いほどよく、上記範囲でも特に
0.008 %以下に制限するのが望ましい。
に、Nb添加鋼でSi量が0.10%を超えると、Fe2Nb ラーベ
ス相が著しく析出しやすく、高YSとなり、また表面性
状も劣化する。よって、Si含有量は0.10%以下に制限す
る。
%以上添加する。過剰に添加すると、MnSを形成し、加
工性を低下させ、マフラー溶接部の耐食性を低下させ
る。よって、Mn含有量は2.0 %以下、好ましくは0.75%
以下、さらに好ましくは0.6 %以下とする。
元素であるので少ないほどよい。よって、P含有量は0.
04%以下、好ましくは0.03%以下、さらに好ましくは0.
015 %以下とする。
か、ステンレス鋼の基本特性である耐食性をも劣化させ
る元素である。よって、その含有量は0.02%以下、好ま
しくは0.01%以下とする。ただし、過剰に低下させると
コスト高を招いて実用的ではなくなるので、下限は0.00
2 %程度に止めるのが望ましい。
である。これらの改善効果は3.0 %以上の添加で現れる
が、20%を超えて添加すると著しく加工性の劣化を招く
ので、3.0 〜20%の範囲とする。Cr量は、この含有範囲
内で、排気系部材として要求される耐酸化性や耐食性の
レベルに応じて選択すればよい。そして、特に加工性を
考慮するときのCr含有量として、好ましくは9.0 〜19.0
%、より好ましくは10.0〜17.0%が挙げられる。
ト組織を不安定にするので、1.0 %以下、好ましくは0.
05〜0.8 %、より好ましくは0.5 〜0.8 %の範囲で添加
する。
これらの悪影響を考慮して、N含有量は0.02%以下、好
ましくは0.01%以下とする。
高める効果をもつ元素である。このような効果を発揮さ
せるためには、0.2 %以上の添加が必要であるが、1.0
%を超えて添加すると、0.1 %以下のSi量であっても、
Fe2Nb ラーベス相が多量に析出し、鋼の靱性、表面性状
を劣化させるので、0.2 〜1.0 %の範囲で添加する。な
お、Nbの好ましい添加範囲は、0.4 超〜0.6 %、さらに
好ましくは0.45〜0.55%とするのがよい。
応じて以下の元素を添加することができる。 Ti:0.5 %以下 Tiは、r値を向上させる効果を有しているが、0.5 %を
超えて過剰に添加すると、粗大なTi(C,N)を析出
し、表面性状を劣化させるので、0.5 %以下の範囲で添
加する。なお、好ましくは、8(%C+%N)以下とする
のがよい。
るが、0.5 %を超えて添加すると、粗大なZr(C,N)
を析出し、表面性状を劣化させるので、0.5 %以下の範
囲で添加する。なお、好ましくは、15(%C+%N)以
下とするのがよい。
加すると粗大なV(C、N)を析出し、表面性状を劣化
させるので、0.5 %以下の範囲で添加する。なお、好ま
しいVの添加量は、0.03%以上で、15(%C+%N)以
下の範囲である。
されてしまうが、特に悪影響を及ぼすことはない。この
Alは、溶接時に表面保護スケールを生成し、大気中から
のC、N、Oの侵入による靱性の低下を抑えるので、0.
005 %以上の添加が好ましい。しかし、0.5 %超えて添
加すると加工性が著しく低下するので、0.5 %以下に制
限する。なお、Alの好ましい添加範囲は0.05超〜0.2 %
である。また、15(%C+%N)以下を満たすことが望
ましい。しかしながら、Al脱酸はコスト高となるため、
コストを重要視する場合には、行わない方が好ましい。
るほか、耐食性の向上にも効果のある元素である。ただ
し、Moは高価な元素でもあるので、過度のコスト上昇を
避けるために、3.0 %以下の範囲に止めるのがよい。
であり、特に 0.1%以上の添加が有効である。過剰に添
加するとε−Cuの析出による脆化をまねくので、添加量
は1.0 %以下、好ましくは0.15超〜0.3 %未満とする。
であり、工業的にはミッシュメタルなどとして添加され
る。このREM は耐酸化性向上に有効な元素であり、添加
量の増大とともにその効果も大きくなるが、0.3 %を超
えて添加すると靱性が低下するので、0.3 %以下に限定
する。
有する元素である。しかしながら、0.03%を超えて添加
しても、その効果が飽和するばかりでなく、Ca含有介在
物を起点とした孔食が発生して、耐食性が劣化するの
で、0.03%以下とする。
を超えて添加すると多量のBNを生成して加工性が劣化
するので、0.005 %以下に限定する。なお、好ましい含
有範囲は、その効果が顕著となる0.0004%以上で、かつ
加工性の劣化がほとんどない0.0015%以下である。
と表面性状の劣化を招くので、加工前の鋼中のNbはFe2N
b ラーベス相としては存在しないことが望ましい。鋼中
におけるFe2Nb ラーベス相の存在は、抽出残査のX線回
折によって知ることができる。Nb (C, N) が優先的に
析出するため、Nb (C, N) の回折ピークとFe2Nb のそ
れの比で検討した。このようにして抽出残差のX線回折
で検出されるFe2Nb ラーベス相の回折強度比が小さいほ
ど、すなわちFe2Nb ラーベス相としてのNb量が少ないほ
ど、低YS化と良好な表面性状を達成することができ
る。そして、抽出残査中のX線回折で、Fe2Nb ラーベス
相が検出されないことがもっとも望ましい。なお、Fe2N
b ラーベス相は、加工前に検出されなくても、加工後に
高温加熱された場合に析出し、検出される。このような
場合、加工前に鋼中にFe2Nb が存在しないか、少量であ
ることが重要である。
テンレス鋼などのCr含有鋼に一般的に採用されている方
法をほぼそのまま適用することができる。その好適な製
造工程とその具体的条件を例示すれば、熱延後 950℃以
上の温度で焼鈍し、冷間圧延率は60%以上とし、最終仕
上げ焼鈍温度も 950℃以上として、途中工程で析出した
Fe2Nb ラーベス相を固溶させることが望ましい。
明する。表1に示す成分組成からなる鋼を溶製したの
ち、1250℃に加熱後、熱間圧延により5mm厚の熱延板
とした。この熱延板に、焼鈍、酸洗、冷間圧延、仕上げ
焼鈍および酸洗を順次施し、2mm厚の冷延焼鈍板とし
た。かくして得られた冷延焼鈍板について、以下に示す
方法により各種評価を行った。 (1)高温強度 板厚2mmの板状試験片を用いて、0.3 %/分の引張速
度で700 ℃における0.2%耐力を測定した。その値を次
の基準で評価した。 100 MPa 以上:AA 80 MPa 以上、100 MPa 未満:A 50 MPa 以上、 80 MPa 未満:B 50 MPa 未満:C (2)室温での加工性 圧延方向から、JIS13号Bの引張試験片(板厚2m
m)を採取し、降伏強さYSを測定するとともに、伸び
を測定した。このYSが小さいほど、また伸びが大きい
ほど加工性が優れていると言える。 (3)表面性状 熱延板の状態で、表面手入れが必要か否かを、目視で判
定した。
比較例のうち、鋼Aは従来鋼SUS430J1Lであ
り、Siが多すぎるため、Fe2Nb ラーベス相が多量に検出
され、加工性低下の程度を表す室温のYSが高く、また
表面性状も伸びも劣る。鋼Bも、Siが高いため、(14〜
16%)Cr−Moレス材である発明例である鋼1〜鋼4、鋼
9より、YSが高く、表面性状も伸びも劣る。鋼Cは、
Nbが適正量添加されているものの、Tiが過剰に添加され
ているために、表面性状が劣る。鋼D,鋼Eは、Nbが添
加されていないので、高温強度が低く、加工性と表面性
状とが共に劣っている。これに対して、発明例である鋼
1〜鋼11は、高温強度は従来鋼(SUS430J1L)
以上の値を示すうえ、低YSで加工しやすく、しかも表
面性状も優れている。
高温強度、加工性および表面性状の全てに優れたCr含有
鋼を提供することが可能となる。従って、自動車、オー
トバイのエンジンをはじめとする排気系部品において、
排気マニフォールド、フロントパイプ、コンバーターシ
ェル等の高温部にも好適に使用できるだけでなく、室温
では軟質であるので、従来は加工が困難であった、マフ
ラーやミドルパイプ等の低温部にも適用可能である。な
お、本発明鋼を、耐食性が求められる低温部材として使
用する場合には、必要な耐食性レベルに応じて、Cr,Mo
等の添加量を調整すればよい。また、火力発電プラント
の排気経路部材も上記自動車エンジン排気部材と同様な
特性が要求されるので、本発明鋼はかかる用途にも適用
可能である。さらに、本発明鋼は表面性状が優れている
ので、表面性状が求められる他の多くの分野においても
十分に使用可能である。
示すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 重量%で、 C:0.02%以下、 Si:0.10%以下、 Mn:0.4 〜2.0 %、 P:0.04%以下、 S:0.02%以下、 Cr:3.0 〜20%、 Ni:1.0 %以下、 N:0.02%以下、 Nb:0.2 〜1.0 % を含有し、残部はFeよび不可避的不純物からなることを
特徴とする、高温強度、加工性および表面性状に優れた
Cr含有鋼。 - 【請求項2】 請求項1に記載の鋼において、上記成分
の他にさらに、重量%で、 Ti:0.5 %以下、 Zr:0.5 %以下、 V:0.5 %以下および Al:0.5 %以下 のうちから選ばれるいずれか1種または2種以上を含有
することを特徴とする、高温強度、加工性および表面性
状に優れたCr含有鋼。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の鋼において、
上記成分の他にさらに、重量%で、 Mo:3.0 %以下、 Cu:1.0 %以下および REM :0.3 %以下 のうちから選ばれるいずれか1種または2種以上を含有
することを特徴とする、高温強度、加工性および表面性
状に優れたCr含有鋼。 - 【請求項4】 請求項1〜3のうちのいずれか1項に記
載の鋼において、上記成分の他にさらに、重量%で、 Ca:0.03%以下および B:0.005 %以下 のうちの1種または2種を含有することを特徴とする、
高温強度、加工性および表面性状に優れたCr含有鋼。 - 【請求項5】 請求項1〜4のうちのいずれか1項に記
載の鋼において、鋼中のNbの形態は、析出物 (抽出残
渣) のX線回折によるFe2Nb の(112) 強度とNb(C, N)
の(200) 強度との比が0.2 以下であることを特徴とす
る、高温強度、加工性および表面性状に優れたCr含有
鋼。
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