JP2000071586A - 熱転写プリンタ印字機構 - Google Patents

熱転写プリンタ印字機構

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JP2000071586A
JP2000071586A JP10242261A JP24226198A JP2000071586A JP 2000071586 A JP2000071586 A JP 2000071586A JP 10242261 A JP10242261 A JP 10242261A JP 24226198 A JP24226198 A JP 24226198A JP 2000071586 A JP2000071586 A JP 2000071586A
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printing
ribbon
thermal head
ink ribbon
color
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JP10242261A
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English (en)
Inventor
Masahiro Shiiki
将浩 椎木
Hideaki Shimizu
英明 清水
Atsuhiko Shimoyama
淳彦 霜山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多色印字可能な熱転写プリンタ印字機構にお
いて、次色の印字前に記録紙をバックフィードする必要
をなくして印字時間の短縮を図ると共に、色の重ね合わ
せ精度を良好とする。 【解決手段】 2個のサーマルヘッド3,4を記録紙8
の搬送方向に沿ってそれぞれの印字方向が反対となるよ
うに配置したことにより、次色の印字時に前色の印字終
了位置を印字開始位置として反対方向に印字することが
できる。このため、記録紙8をバックフィードする必要
がなくなる。また、紙搬送ローラ5を2個のサーマルヘ
ッド3,4の間に配置したことにより、2個のサーマル
ヘッド3,4のいずれの印字時においても、同一の紙搬
送ローラ5を用いて記録紙8を搬送することができ、こ
のため、各色毎の印字位置のずれを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクリボンに塗
工されたインクを記録媒体に熱転写して記録を行う熱転
写方式のプリンタ印字機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱転写プリンタ印字機構におい
て、図7に示されるように、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、オーバコート(OL)の各色の
インクが順に塗工された1本のインクリボン106と1
個のサーマルヘッド103を用いて、用紙搬送ローラ1
05で記録紙を印字方向に沿って複数回往復させること
により、記録紙上に順次各色の印字を行うものがある。
また、図8に示されるように、M,Y,OL,C等の各
色のインクリボン206を1本ずつ用い、各色のインク
リボン206毎にサーマルヘッド203、プラテンロー
ラ201、用紙搬送ローラ205等より構成される印字
部を別々に設け、これらの印字部を用いて各色の印字を
連続して行うことにより印字時間を短縮するようにした
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者のような熱転写プリンタ印字機構では、次色の印字前
に用紙搬送ローラを用いて記録紙の印字開始位置がサー
マルヘッドの印字位置に位置付くまで記録紙をバックフ
ィード(戻し搬送)しなければならないので、印字時間
が長くなるという問題があった。また、上記後者のよう
な熱転写プリンタ印字機構では、各色の印字部毎にペー
パ搬送ローラ対を設け、印字中にこれらのローラ対の間
で記録紙の受け渡しをするため、印字位置がずれてしま
い、記録紙上に正確に色を重ね合わせるのが難しいとい
う問題があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、次色の印字前に記録紙をバック
フィードする必要をなくして印字時間を短縮することが
できると共に、色の重ね合わせ精度の悪化を防ぐことが
可能な熱転写プリンタ印字機構を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、インクリボンに塗工されたインクを記録媒
体に熱転写して記録を行う熱転写方式のプリンタ印字機
構において、1つ以上の色のインクが長さ方向に順に塗
工された第1のインクリボンと、第1のインクリボンに
塗工されたインクで記録媒体上に記録するための第1の
サーマルヘッドと、第1のサーマルヘッドに対向して設
けられた第1のプラテンローラと、第1のインクリボン
を巻き取る第1のリボン巻き取り手段と、第1のインク
リボン中の各色のリボンの先頭位置を検出する第1のリ
ボン位置検出手段と、記録媒体の搬送方向に第1のイン
クリボンと並んで設けられ、1つ以上の色のインクが長
さ方向に順に塗工された第2のインクリボンと、第2の
インクリボンに塗工されたインクで記録媒体上に記録す
るための第2のサーマルヘッドと、第2のサーマルヘッ
ドに対向して設けられた第2のプラテンローラと、第2
のインクリボンを巻き取る第2のリボン巻き取り手段
と、第2のインクリボン中の各色のリボンの先頭位置を
検出する第2のリボン位置検出手段と、第1のサーマル
ヘッドと第2のサーマルヘッドとの間に位置して記録媒
体を搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送される記
録媒体の記録開始位置を検出する記録媒***置検出手段
とを備え、2個のサーマルヘッドを記録媒体の搬送方向
に沿ってそれぞれの印字方向が反対となるように配置し
たものである。
【0006】上記構成においては、2個のサーマルヘッ
ドの印字方向が反対であるので、次色の印字時に前色の
印字終了位置を印字開始位置として反対方向に印字する
ことができる。これにより、従来の各色のインクが順に
塗工された1本のインクリボンと1個のサーマルヘッド
を用いた熱転写プリンタ印字機構のように、次色の印字
前に記録紙をバックフィードする必要がなくなる。ま
た、ペーパ搬送ローラ対等の搬送手段を2個のサーマル
ヘッドの間に配する構成としたことにより、2個のサー
マルヘッドのいずれの印字時においても、同一の搬送手
段を用いて記録媒体を搬送することができるので、各色
のインクリボン毎に別々の印字部を設けた従来の熱転写
記録装置のように、各色の印字毎に各印字部のペーパ搬
送ローラ対の間で記録媒体の受け渡しをする必要がな
く、各色毎の印字位置のずれを防ぐことができる。
【0007】また、搬送手段は搬送ローラであり、この
搬送ローラの軸方向両端に位置決め用の回転部材を有
し、2つのサーマルヘッドは回転部材に対応して設けら
れた位置決め用部材を有し、サーマルヘッドの位置決め
用部材が搬送ローラの回転部材に当接してサーマルヘッ
ドが位置決めされるようにしてもよい。これにより、記
録媒体の印字面に対してサーマルヘッドを平行に保つこ
とができるので、印字時にサーマルヘッドがプラテンロ
ーラに圧接する力及び状態を一定にすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の印字機構が適用さ
れる熱転写記録装置の一例について図面を参照して説明
する。図1は熱転写記録装置の外観図を示す。熱転写記
録装置10の本体をなすハウジング11の上面には、蓋
部材12が揺動軸12aを中心に開閉自在に取り付けら
れている。また、熱転写記録装置10の背面側に設けら
れた給紙部21には、複数枚の記録紙(カット紙)を収
納した給紙トレイ14が配設されている。また、熱転写
記録装置10の前面側には、カットされた不要な用紙片
を貯えるダスタ部24がハウジング11に対して抜き差
し自在に設けられている。不要部分をカットした後の記
録紙は、用紙排出口16を通ってダスタ部24の前面に
一体的に設けられた排紙トレイ17上に排出される。
【0009】図2は図1の熱転写記録装置の概略の内部
構成を示す。熱転写記録装置10は、内部に印字機構3
0を有し、この印字機構30の図示右側に給紙トレイ1
4をセットするための給紙部21を、印字機構30の左
側に排紙部22を有している。排紙部22には、画像を
再現した後の記録紙8の不要部分をカットする用紙カッ
ティング部23が設けられており、このカッティング部
23の下方には上述したダスタ部24が配設されてい
る。また、熱転写記録装置10は、外部の制御装置から
入力された画像信号に対して所定の画像処理を行うコン
トロールユニット19を備える。
【0010】ハウジング11内には、プラテンローラ1
が回転自在に支持されており、蓋部材12の内面側に
は、不図示の連動部材によって、サーマルヘッド3を有
するヘッドベース27がプラテンローラ1に対して進退
移動自在に取り付けられている。ヘッドベース27がプ
ラテンローラ1に対して前進移動すると、サーマルヘッ
ド3はプラテンローラ1に圧接する位置に移動する。こ
れに対して、ヘッドベース27がプラテンローラ1に対
して後退移動すると、サーマルヘッド3は圧接を解除す
る位置に移動する。ヘッドベース27は、スプリング等
によってサーマルヘッド3をプラテンローラ1に対して
後退した位置(圧接を解除する位置)に保持するよう
に、図2の矢印Aで示す方向に付勢されている。
【0011】次に、サーマルヘッド3をプラテンローラ
1に対して圧接・解除させる機構(以下、「ヘッド圧接
・解除機構」という)について説明する。蓋部材12に
回転自在に取り付けた駆動軸28には、ヘッドベース2
7に当接してヘッドベース27を前進移動させ、サーマ
ルヘッド3をプラテンローラ1に対して圧接させる圧接
用偏心カム29が固着されている。駆動軸28を回転さ
せて圧接用偏心カム29を回転移動させるために、パル
スモータからなる不図示のサーマルヘッド駆動モータが
駆動軸28に接続されている。圧接用偏心カム29が回
転してカム中心がヘッドベース27に近づくと、ヘッド
ベース27が前進移動し、サーマルヘッド3はプラテン
ローラ1に圧接する。また、圧接用偏心カム29が回転
してカム中心がヘッドベース27から離反すると、スプ
リング等の弾力によりヘッドベース27が後退移動し、
サーマルヘッド3の圧接が解除される。
【0012】サーマルヘッド3とプラテンローラ1との
間には、供給側ボビン61から繰り出され巻き取り側ボ
ビン62に巻き取られる帯状のインクリボン6が搬送可
能に設けられている。また、印字機構30の中央部に
は、インクリボン6を収納するリボンカセット33がハ
ウジング11に対して着脱自在に設けられている。な
お、図2では印字機構30において1組のプラテンロー
ラ1、サーマルヘッド3、リボンカセット33のみを示
したが、実際には、下記のように、これらの部材より構
成される印字部が記録紙8の搬送方向に沿って複数組設
けられる。また、図2では図1の熱転写記録装置10を
右側面側から見た構成図を示したが、図3、図4及び図
6では図1の熱転写記録装置10を左側面側から見た場
合の印字部30を示す。
【0013】図3は、第1の実施形態による印字機構3
0の詳細構成を示す。第1の実施形態による印字機構3
0には、印字方向の上流側から順に正方向印字部31、
紙搬送ローラ5、及び正方向印字部31と逆方向に印字
を行うための逆方向印字部32が配設されている。正方
向印字部31はイエロー(Y)とシアン(C)の印字に
用いられ、逆方向印字部32はマゼンタ(M)とオーバ
コート(OL)の印字に用いられる。正方向印字部31
は、図4(a)に示されるY,Cの2色のインク層がこ
の順で繰り返しベースフィルムに塗布されて形成された
インクリボン6、インクリボン6用の供給側ボビン6
1、巻き取り側ボビン62、インクリボン6の各色リボ
ンの頭出し用のリボン位置検出センサS1、インクリボ
ン6印字用のサーマルヘッド3、及びサーマルヘッド3
と対向する位置に設けられたプラテンローラ1より構成
される。また、逆方向印字部32は、図4(b)に示さ
れるM,OLの2色のインク層がこの順で繰り返しベー
スフィルムに塗布されて形成されたインクリボン7、イ
ンクリボン7用の巻き取り側ボビン71、供給側ボビン
72、インクリボン7の各色リボンの頭出し用のリボン
位置検出センサS2、インクリボン7印字用のサーマル
ヘッド4、及びサーマルヘッド4と対向する位置に設け
られたプラテンローラ2より構成される。さらにまた、
記録紙8の搬送路上には、記録紙8の印字開始位置検出
用の用紙位置検出センサS3,S4が配されている。正
方向印字部31側のサーマルヘッド3と逆方向印字部3
2のサーマルヘッド4は、記録紙8の搬送方向に沿って
それぞれの印字方向が反対となるように配置されてい
る。また、紙搬送ローラ5は、不図示の駆動用モータ
(ステッピングモータ)により駆動される。
【0014】次に、上記のように構成された第1の実施
形態による印字機構30の印字動作について図5を参照
して説明する。図5において(a)(b)(c)(d)
間の黒塗り矢印は、印字のシケーンスを示す。給紙部2
1(図2参照)から印字機構30に送られてきた記録紙
8は、図5(a)に示されるように、正方向印字用のサ
ーマルヘッド3とこれと対向した位置に設けられたプラ
テンローラ1の間を通過して、紙搬送ローラ5の上下の
ローラ間に挟持される。続いて、反射型のフォトセンサ
である用紙位置検出センサS3と紙搬送ローラ5を用い
て記録紙8の位置合わせを行う。具体的には、紙搬送ロ
ーラ5を駆動させて記録紙8を給紙方向に繰り出しなが
ら、用紙位置検出センサS3によって記録紙8の用紙先
端を検出し、用紙先端の検出時点で紙搬送ローラ用駆動
モータを停止させることにより、サーマルヘッド3に記
録紙8の印字開始位置がくるようにする。次に、リボン
位置検出センサS1と巻き取り側ボビン62を用いてイ
ンクリボン6のYの頭出しを行う。具体的には、巻き取
り側ボビン62によってインクリボン6を供給側ボビン
61から繰り出しながら、リボン位置検出センサS1に
よってインクリボン6に付されたYのリボンの頭出しマ
ークを検出する。そして、頭出しマークの検出時点で巻
き取り側ボビン62によるインクリボン6の巻き取りを
停止することにより、Yのリボンの先端位置をサーマル
ヘッド3に位置づける。
【0015】次に、上述したヘッド圧接・解除機構を用
いて、図5(b)に示されるように、サーマルヘッド3
をプラテンローラ1に圧接させる。この状態でサーマル
ヘッド3を発熱させて、紙搬送ローラ5の下側のローラ
を時計回り方向に、巻き取り側ボビン62を反時計回り
方向に駆動することにより、正方向(図中のY・C印字
方向)にYの印字を行う。
【0016】Yの印字が終了すると、上述したヘッド圧
接・解除機構を用いて、図5(c)に示されるように、
サーマルヘッド3のプラテンローラ1への圧接を解除さ
せる。次に、用紙位置検出センサS4と紙搬送ローラ5
を用いて記録紙8の逆方向印字部32への印字位置合わ
せを行う。具体的には、紙搬送ローラ5によって記録紙
8をさらにY印字方向と同方向に搬送しながら、用紙位
置検出センサS4で記録紙8の用紙後端を検出し、用紙
後端の検出時点で駆動モータを停止させることにより、
サーマルヘッド4に記録紙8のY印字終了位置がくるよ
うに制御する。次に、リボン位置検出センサS2と巻き
取り側ボビン71を用いてインクリボン7のMの頭出し
を行う。具体的には、Yの頭出しと同様な処理を行っ
て、Mのリボンの先端位置をサーマルヘッド4に位置付
ける。この後、ヘッド圧接・解除機構を用いてサーマル
ヘッド4をプラテンローラ2に圧接させる。この状態で
サーマルヘッド4を発熱させて、紙搬送ローラ5の下側
のローラを反時計回り方向に、巻き取り側ボビン71を
時計回り方向に駆動することにより、Yの印字終了位置
をMの印字開始位置として、Yの印字と逆方向(図中の
M・OL印字方向)にMの印字を行う。
【0017】Mの印字が終了すると、ヘッド圧接・解除
機構を用いて、図5(b)に示されるように、サーマル
ヘッド4のプラテンローラ1への圧接を解除させる。次
に、用紙位置検出センサS3と紙搬送ローラ5によって
記録紙8の正方向印字部31への印字位置合わせを行
う。具体的には、紙搬送ローラ5によって記録紙8をさ
らにM印字方向と同方向に搬送しながら、用紙位置検出
センサS3によって記録紙8の用紙先端を検出し、用紙
先端の検出時点で紙搬送ローラ用駆動モータを停止させ
ることにより、サーマルヘッド3に記録紙8のM印字終
了位置がくるように制御する。次に、リボン位置検出セ
ンサS1と巻き取り側ボビン62を用いてインクリボン
7のMの頭出しを行う。具体的には、Yの頭出しと同様
な処理を行って、Mのリボンの先端位置をサーマルヘッ
ド3に位置付ける。この後、Y印字時と同様な処理を行
って、サーマルヘッド3でMの印字終了位置をCの印字
開始位置として、正方向(図中のY・C印字方向)にC
の印字を行う。
【0018】Cの印字が終了すると、ヘッド圧接・解除
機構を用いて、図5(c)に示されるように、サーマル
ヘッド3のプラテンローラ1への圧接を解除させる。次
に、用紙位置検出センサS4と紙搬送ローラ5を用い
て、M印字時と同様な処理を行い、サーマルヘッド4に
記録紙8のC印字終了位置がくるように制御する。次
に、リボン位置検出センサS2と巻き取り側ボビン71
を用いてMの頭出しと同様な処理を行って、OLのリボ
ンの先端位置をサーマルヘッド4に位置付ける。この
後、ヘッド圧接・解除機構を用いてサーマルヘッド4を
プラテンローラ2に圧接させる。この状態でサーマルヘ
ッド4を発熱させて、紙搬送ローラ5の下側のローラを
反時計回り方向に、巻き取り側ボビン71を時計回り方
向に駆動することにより、Cの印字終了位置をOLの印
字開始位置として、Cの印字と逆方向(図中のM・OL
印字方向)にOLの印字を行う。
【0019】OLの印字が終了すると、図5(d)に示
されるように、ヘッド圧接・解除機構を用いてサーマル
ヘッド4のプラテンローラ2への圧接を解除すると共
に、紙搬送ローラ5により記録紙8を図2に示される排
紙部22へ搬送する。
【0020】上述したように、第1の実施形態による印
字機構30は、2個のサーマルヘッド3とサーマルヘッ
ド4を記録紙8の搬送方向に沿ってそれぞれの印字方向
が反対となるように配置したことにより、次色の印字前
に記録紙8をバックフィードする必要がなくなる。これ
により、従来の各色のインクが順に塗工された1本のイ
ンクリボンと1個のサーマルヘッドを用いた熱転写プリ
ンタ印字機構と比べて、印字時間を短縮することができ
る。また、紙搬送ローラ5をサーマルヘッド3とサーマ
ルヘッド4の間に配する構成としたことにより、最初の
色の印字開始から最後の色の印字終了まで、常に同一の
紙搬送ローラ5の上下のローラの間に記録紙8を挟んだ
状態で記録紙8を搬送することができるので、各色毎の
印字位置のずれを防ぎ、色の重ね合わせ精度の悪化を防
ぐことができる。
【0021】図6は、第2の実施形態による印字機構3
0の詳細構成を示す。第2の実施形態の印字機構30で
は、2個のサーマルヘッド3,4がそれぞれ紙搬送ロー
ラ5と隣接する端部に位置決め用部材20を有し、ま
た、紙搬送ローラ5がその軸方向両端に位置決め用回転
部材9を有する。また、サーマルヘッド3,4は、不図
示の係合片を有しており、この係合片を不図示のガイド
溝に係合させることにより、ガイド溝に案内されて上下
に移動自在な構成となっている。サーマルヘッド3,4
は、それぞれ不図示のバネ等の付勢部材により紙搬送ロ
ーラ5の方向(図中の矢印B方向、C方向)に付勢され
ているため、サーマルヘッド3,4に取り付けられた位
置決め用部材20は、常に紙搬送ローラ5に取り付けら
れた回転部材9に当接する状態となる。従って、サーマ
ルヘッド3,4は、それぞれガイド溝と係合片との係合
点と、位置決め用部材20と回転部材9との接点の2点
で位置決めされる。これにより、サーマルヘッド3,4
を記録紙8の印字面に対して平行に保つことができるの
で、印字時にサーマルヘッド3,4がプラテンローラ
1,2に圧接する力及び状態を一定にして、画像濃度を
一定に保ち、安定した出力画像を得ることができる。
【0022】本発明は、上記実施形態に限られるもので
はなく、様々な変形が可能である。例えば、上記第1の
実施形態では、Y印字時及びC印字時に、反射型のフォ
トセンサである用紙位置検出センサS3,S4によって
記録紙8の先端又は後端を検出し、先端又は後端の検出
時点で紙搬送ローラ用駆動モータを停止させることによ
り、サーマルヘッド3に記録紙8の印字開始位置がくる
ように制御したが、用紙位置検出センサで記録紙上に予
め印字された印字開始位置検出マークを読み取る方法
や、記録紙に付けられた切り欠きを透過型センサやアク
チュエータで読み取る方法により、記録紙の印字開始位
置のサーマルヘッドへの到達を検出するようにしてもよ
い。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2個のサ
ーマルヘッドを記録媒体の搬送方向に沿ってそれぞれの
印字方向が反対となるように配置したことにより、次色
の印字前に記録媒体をバックフィードする必要がなくな
る。これにより、従来の各色のインクが順に塗工された
1本のインクリボンと1個のサーマルヘッドを用いた熱
転写プリンタ印字機構と比べて、印字時間を短縮するこ
とができる。また、ペーパ搬送ローラ対等の搬送手段を
2個のサーマルヘッドの間に配する構成としたことによ
り、最初の色の印字開始から最後の色の印字終了まで、
常に同一の搬送手段を用いて記録媒体を搬送することが
できるので、各色毎の印字位置のずれを防ぎ、色の重ね
合わせ精度の悪化を防ぐことができる。
【0024】また、サーマルヘッドの位置決め用部材が
搬送ローラの回転部材に当接してサーマルヘッドが位置
決めされるようにすることにより、記録媒体の印字面に
対してサーマルヘッドを平行に保つことができるので、
印字時にサーマルヘッドがプラテンローラに圧接する力
及び状態を一定にすることができる。これにより、画像
濃度を一定に保ち、安定した出力画像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字機構が適用される熱転写記録装置
の一例を示す外観図である。
【図2】同熱転写記録装置の概略の内部構成を示す断面
図である。
【図3】第1の実施形態による印字機構の構成図であ
る。
【図4】(a)(b)は上記印字機構において用いられ
る2つのインクリボンの構成を示す図である。
【図5】上記印字機構による印字動作シーケンスを示す
説明図である。
【図6】第2の実施形態による印字機構の構成図であ
る。
【図7】熱転写プリンタ印字機構の従来構成を示す図で
ある。
【図8】熱転写プリンタ印字機構の従来構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 プラテンローラ 2 プラテンローラ 3 サーマルヘッド(第1のサーマルヘッド) 4 サーマルヘッド(第2のサーマルヘッド) 5 紙搬送ローラ(搬送手段) 6 インクリボン(第1のインクリボン) 7 インクリボン(第2のインクリボン) 9 回転部材 20 位置決め用部材 30 印字機構 62 巻き取り側ボビン(第1のリボン巻き取り手
段) 71 巻き取り側ボビン(第2のリボン巻き取り手
段) S1 リボン位置検出センサ(第1のリボン位置検出
手段) S2 リボン位置検出センサ(第2のリボン位置検出
手段) S3 用紙位置検出センサ(記録媒***置検出手段) S4 用紙位置検出センサ(記録媒***置検出手段)
フロントページの続き (72)発明者 霜山 淳彦 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ04 AR01 AS02 2C068 AA02 AA06 AA16 AA22 BD04 BD15 BD23 BD31 BD35 KK12 KK16 KK17 KK24 KK35 NN02 NN15 NN17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボンに塗工されたインクを記録
    媒体に熱転写して記録を行う熱転写方式のプリンタ印字
    機構において、 1つ以上の色のインクが長さ方向に順に塗工された第1
    のインクリボンと、 前記第1のインクリボンに塗工されたインクで記録媒体
    上に記録するための第1のサーマルヘッドと、 前記第1のサーマルヘッドに対向して設けられた第1の
    プラテンローラと、 前記第1のインクリボンを巻き取る第1のリボン巻き取
    り手段と、 前記第1のインクリボン中の各色のリボンの先頭位置を
    検出する第1のリボン位置検出手段と、 記録媒体の搬送方向に前記第1のインクリボンと並んで
    設けられ、1つ以上の色のインクが長さ方向に順に塗工
    された第2のインクリボンと、 前記第2のインクリボンに塗工されたインクで記録媒体
    上に記録するための第2のサーマルヘッドと、 前記第2のサーマルヘッドに対向して設けられた第2の
    プラテンローラと、 前記第2のインクリボンを巻き取る第2のリボン巻き取
    り手段と、 前記第2のインクリボン中の各色のリボンの先頭位置を
    検出する第2のリボン位置検出手段と、 前記第1のサーマルヘッドと前記第2のサーマルヘッド
    との間に位置して記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送される記録媒体の記録開始位置
    を検出する記録媒***置検出手段とを備え、 前記2個のサーマルヘッドは記録媒体の搬送方向に沿っ
    てそれぞれの印字方向が反対となるように配置されてい
    ることを特徴とする熱転写プリンタ印字機構。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は搬送ローラであり、この
    搬送ローラの軸方向両端に位置決め用の回転部材を有
    し、 前記2つのサーマルヘッドは前記回転部材に対応して設
    けられた位置決め用部材を有し、 前記サーマルヘッドの位置決め用部材が前記搬送ローラ
    の回転部材に当接して該サーマルヘッドが位置決めされ
    ることを特徴とする請求項1に記載の熱転写プリンタ印
    字機構。
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