JP2000071017A - プレスブレーキ - Google Patents

プレスブレーキ

Info

Publication number
JP2000071017A
JP2000071017A JP10245129A JP24512998A JP2000071017A JP 2000071017 A JP2000071017 A JP 2000071017A JP 10245129 A JP10245129 A JP 10245129A JP 24512998 A JP24512998 A JP 24512998A JP 2000071017 A JP2000071017 A JP 2000071017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wedge
movable
bed
bending
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10245129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4009018B2 (ja
Inventor
Seiju Nagakura
正受 長倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO KOKI KK
Toyo Koki Co Ltd
Original Assignee
TOYO KOKI KK
Toyo Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYO KOKI KK, Toyo Koki Co Ltd filed Critical TOYO KOKI KK
Priority to JP24512998A priority Critical patent/JP4009018B2/ja
Priority to US09/251,523 priority patent/US6032509A/en
Priority to EP99109439A priority patent/EP0983807B1/en
Priority to DE69906896T priority patent/DE69906896T2/de
Publication of JP2000071017A publication Critical patent/JP2000071017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4009018B2 publication Critical patent/JP4009018B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/02Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
    • B21D5/0272Deflection compensating means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラムおよびベッドの種々の湾曲形態の撓みに
対応できるようなくさび機構部を構成し、ワークの長さ
を問わず、適正な曲げ角度に曲げ加工できるようにす
る。 【解決手段】 曲げ加工時の上型8と下型9との型間距
離を型間距離調整機構20により調整する。型間距離調
整機構20は、くさび機構部30と第1,第2の往復動
機構部40A,40Bとを含む。くさび機構部30は、
ベッド2と下型9との間に、固定くさび31に対して2
個の可動くさび32,33を上下に接するように配備し
て構成される。固定くさび31と各可動くさび32,3
3とが接する面は、異なる傾斜角をもつ複数の傾斜面を
連ねて構成される。各往復動機構部40A,40Bは各
可動くさび32,33を型の長さ方向へ往復動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラムの側に設けられ
る上型とベッドの側に設けられる下型との間でワークを
曲げ加工するプレスブレーキに関する。特に、この発明
は、曲げ加工時の上型と下型との型間距離を調整するた
めの型間距離調整機構を備えたプレスブレーキに関す
る。
【0002】
【従来の技術】プレスブレーキによりワークを曲げ加工
する場合、曲げ加工時の加圧力によってラムやベッドが
撓むため、ワークの曲げ角度は、厳密には、曲げ長さの
全長にわたって均一にならない。この曲げ角度の誤差を
是正するには、曲げ加工時における上型と下型との型間
距離が均一となるよう調整する必要があり、従来のプレ
スブレーキには、種々の原理に基づく型間距離調整機構
が装備されている。
【0003】図12は、型間距離調整機構100を装備
した従来のプレスブレーキの構成を示す。同図におい
て、101はホルダ103を介してラム104に取り付
けられる上型、102はテーブル105上に支持される
下型である。前記型間距離調整機構100は、くさびの
原理を利用したもので、固定くさび111と可動くさび
112とを組み合わせたくさび機構部110を含んでい
る。このくさび機構部110は、ベッド106とテーブ
ル105との間に介装される。くさび機構部110の可
動くさび112には、モータ121を駆動源とする往復
動機構部120が連繋されている。前記モータ121を
正逆各方向へ回転させると、可動くさび112が型の長
さ方向へ往復動する。
【0004】前記くさび機構部110における可動くさ
び112と固定くさび111とは、上下に接するように
重ねて配置されるもので、図13に示すように、可動く
さび112と固定くさび111とが面接触する各突合せ
面113,114は、異なる傾斜角a〜gをもつ複数の
傾斜面113a〜113g,114a〜114gを連ね
て構成される。固定くさび111の下向きの各傾斜面1
14a〜114gと、可動くさび112の上向きの各傾
斜面113a〜113gとは、それぞれ同形状であり、
逆傾斜の同じ傾斜角a〜gに設定される。
【0005】可動くさび112および固定くさび111
の各傾斜面113a〜113g,114a〜114gの
うち、中央位置の傾斜面113d,114dは最も大き
な傾斜角dに設定され、次に、その両側の傾斜面113
c、114cおよび113e,114eの傾斜角c,e
が大きく、以下、両端に近くなる程、順次、傾斜角を小
さく設定してある。中央位置および左半分の傾斜面11
3a〜113d,114a〜114dの各傾斜角a〜d
は、d>c>b>aの関係にあり、右半分の傾斜面11
3e〜113g,114e〜114gの各傾斜角e〜g
は、e>f>g、e=c、f=b、g=aの関係にあ
る。なお、図13および後述する図3、図7、図9、図
11では、説明を容易にするために、各傾斜面の傾斜角
度を大きく表してあるが、実際の傾斜角は、目視では確
認できない程の小さなものである。
【0006】左右両側位置の昇降駆動機構107L,1
07Rを駆動して、ラム104を下降させるとき、ワー
クは上型101により下型102のV溝内に押し込ま
れ、その押込量に応じた曲げ角度に曲げ加工される。こ
の曲げ加工時における加圧力によって、ラム104およ
びベッド106には、図14の破線で示すように、全長
にわたって湾曲する撓みが生ずる。このラム104およ
びベッド106の撓み量は、2個の昇降駆動機構107
L,107Rが両側位置に設けられた機種では、中央部
に近い程、大きなものとなる。なお、図14および後述
する図15、図16には、説明を容易にするため、ラム
104およびベッド106の湾曲する撓みは誇張して表
してあるが、実際の撓みは、目視では確認できない程の
小さなものである。
【0007】いま、曲げ加工時における前記した各傾斜
面113a〜113g,114a〜114gに対応する
領域A〜Gの中心位置X1〜X7でのラム104および
ベッド106のそれぞれの撓み量を、中央の領域Dの中
心位置X4で「10」、その左右両側の領域C,Eの中
心位置X3,X5で「9」、さらにその両側の領域B,
Fの中心位置X2,X6で「7」、両端部の領域A,G
の中心位置X1,X7で「4」であると仮定すると、各
位置X1〜X7での合計撓み量は、位置X4で「2
0」、位置X3,X5で「18」、位置X2,X6で
「14」、位置X1,X7で「8」となる。
【0008】可動くさび112の上向きの各傾斜面11
3a〜113gと固定くさび111の下向きの各傾斜面
114a〜114gとが位置ずれせずに重なり合った状
態を調整量ゼロの基準状態とし、この基準状態で往復動
機構部120を駆動して、可動くさび112を図13の
左方向(図中、矢印で示す。)へ移動させると、固定く
さび111はくさびの原理で押し上げられ、可動くさび
の移動量に応じた変位量だけ上方向へ変位する。
【0009】いま、可動くさび112の移動で固定くさ
び111が押し上げられたとき、この固定くさび111
に加圧力が作用した状態を想定すると、可動くさび11
2の上向きの各傾斜面113a〜113gと、固定くさ
び111の相対する下向きの各傾斜面114a〜114
gとが接する状態であって、かつ可動くさび112およ
び固定くさび111の中央の傾斜面113d、114d
が最も大きな傾斜角dを有するから、固定くさび111
の上方向の変位量は、中央の領域Dで最も大きく、両端
部の領域A,Gに向かうに従って次第に小さくなり、固
定くさび111は全体が湾曲した形状となる。
【0010】かくして、各領域A〜Gの中心位置X1〜
X7でのラム104およびベッド106の合計撓み量の
比率と可動くさび112および固定くさび111の各傾
斜面113a〜113g,114a〜114gの各傾斜
角a〜gの比率とが一致するよう、各傾斜角a〜gを設
定したとき、中央領域Dの中心位置X4での固定くさび
111の変位量が前記合計撓み量「20」になるよう、
可動くさび112を所定の距離だけ移動させると、位置
X3,X5での固定くさび111の変位量は「18」、
位置X2,X6では「14」、位置X1,X7では
「8」となり、ラム104およびベッド106の湾曲す
る撓みが補完されることになる。その結果、曲げ加工時
の上型101と下型102との型間距離はワークの全長
にわたって均一となり、ワークは適正な曲げ角度に曲げ
加工される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プレスブレ
ーキで曲げ加工されるワークは、ワークの種類毎に長さ
がまちまちであるから、ワークに対する加圧範囲は常に
同じである、というわけではない。図15に示したワー
クWの長さLは、両側位置の昇降駆動機構107L,1
07R間の距離dより短く、また、図16に示したワー
クWの長さLは、機械の全長Dにほぼ一致している。
【0012】プレスブレーキでは、左右両側の昇降駆動
機構107L,107Rの位置でラム104に加圧力が
掛かり、一方、ベッド106は、左右の昇降駆動機構1
07L,107Rと同位置にある左右のサイドフレーム
108L,108Rで荷重が支えられる、という構造の
ものであり、ワークWの長さLが異なれば、ラム104
およびベッド106の撓み状態は違ったものとなる。
【0013】ワークWの長さLが昇降駆動機構107
L,107R間の距離dより短いような場合、曲げ加圧
時のラム104およびベッド106は、図15のP1,
P2で示すような湾曲形態に撓む。一方、ワークWの長
さLが機械の全長Dにほぼ一致するような場合、曲げ加
圧時のラム104およびベッド106は、図16のP
2,Q2で示すような湾曲形態に撓む。
【0014】図15のような湾曲形態の撓みにおいて、
前記した各領域A〜Gの中心位置X1〜X7でのラム1
04およびベッド106の各撓み量を、中央領域Dの中
心位置X4で「10」、その左右両側の領域C,Eの中
心位置X3,X5で「9」、さらにその両側の領域B,
Fの中心位置X2,X6で「7」、両端部の領域A,G
の中心位置X1,X7で「4」であると仮定し、一方、
図16のような湾曲形態の撓みにおいて、位置X4で
「10」、位置X3,X5で「7」、位置X2,X6で
「2」、位置X1,X7で「3」であると仮定すると、
各位置X1〜X7でのラム104およびベッド106の
合計撓み量は、図15の例では、位置X4で「20」、
位置X3,X5で「18」、位置X2,X6で「1
4」、位置X1,X7で「8」となるのに対し、図16
の例では、位置X4で「20」、位置X3,X5で「1
4」、位置X2,X6で「4」、位置X1,X7で
「6」となる。
【0015】以上のように、図15に示す湾曲形態の撓
みと図16に示す湾曲形態の撓みとでは、各位置X1〜
X7での撓み量の比率が同じでないから、前記した従来
の型間距離調整機構100では、図15に示す湾曲形態
の撓みは補正できても、図16に示す湾曲形態の撓みは
補正できず、種々の長さのワークに対応できない、とい
う問題がある。
【0016】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、種々の湾曲形態の撓みに対応できるくさび機構
部を構成することにより、ワークの長さを問わず、ワー
クの全長にわたり適正な曲げ角度を実現するプレスブレ
ーキを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上型
と下型との間でワークを曲げ加工するためにラムまたは
ベッドを昇降動作させる昇降駆動機構と、曲げ加工時の
上型と下型との型間距離を調整するための型間距離調整
機構とを備えるプレスブレーキにおいて、前記型間距離
調整機構は、くさび機構部と往復動機構部とを含んだも
のである。前記くさび機構部は、ラムと上型との間また
はベッドと下型との間に、固定くさびに対して2個の可
動くさびを上下に接するように配備して構成されるとと
もに、固定くさびと各可動くさびとが接する面は、異な
る傾斜角をもつ複数の傾斜面を連ねて構成される。各可
動くさびには、各可動くさびを型の長さ方向へ往復動さ
せる前記往復動機構部が連繋される。
【0018】請求項2の発明では、型間距離調整機構
は、第1、第2のくさび機構部と往復動機構部とを含ん
だものである。第1、第2の各くさび機構部は、ラムと
上型との間またはベッドと下型との間に、固定くさびに
可動くさびを上下に接するように配備して、それぞれが
構成されるとともに、第1、第2の各くさび機構部の固
定くさびと可動くさびとが接する面は、異なる傾斜角を
もつ複数の傾斜面を連ねて構成される。第1、第2の各
くさび機構部の可動くさびには、各可動くさびを型の長
さ方向へ往復動させる前記往復動機構部が連繋される。
【0019】請求項3の発明では、型間距離調整機構
は、第1、第2のくさび機構部と往復動機構部とを含ん
だものである。第1のくさび機構部は、ラムと上型との
間に、第2のくさび機構部は、ベッドと下型との間に、
それぞれ固定くさびに可動くさびを上下に接するように
配備して構成されるとともに、第1、第2の各くさび機
構部の固定くさびと可動くさびとが接する面は、異なる
傾斜角をもつ複数の傾斜面を連ねて構成される。第1、
第2の各くさび機構部の可動くさびには、各可動くさび
を型の長さ方向へ往復動させる前記往復動機構部が連繋
される。
【0020】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載されたプレスブレーキにおいて、前記型間距離
調整機構は、可動くさびの往復動時に可動くさびに掛か
る荷重を支える支持機構部を含んだものである。
【0021】
【作用】請求項1のプレスブレーキでは、往復動機構部
により第1の可動くさびを移動させると、第1の可動く
さびの移動量に応じて、固定くさびおよび第2の可動く
さびが一体に上下方向へ変位する。第2の可動くさびを
移動させると、第2の可動くさびが移動量に応じて、上
下方向へ変位する。両方の可動くさびを移動させると、
それぞれの移動量に応じて、固定くさびおよび第2の可
動くさびが上下方向へ変位する。固定くさびと各可動く
さびとが接する面は、異なる傾斜角をもつ複数の傾斜面
を連ねて構成されているので、各傾斜面の位置での変位
量は、固定くさびの各傾斜面の位置での変位量と第2の
可動くさびの各傾斜面の位置での変位量とを合わせた値
となり、これをラムおよびベッドの湾曲形態の撓みに対
応させることにより、ラムおよびベッドの撓みが補完さ
れる。
【0022】請求項2および請求項3のプレスブレーキ
では、往復動機構部により第1、第2のくさび機構部の
うち、少なくとも一方のくさび機構部の可動くさびを移
動させると、その可動くさびの移動量に応じて、固定く
さびまたは可動くさびが上下方向へ変位する。第1、第
2の各くさび機構部において、固定くさびと可動くさび
とが接する面は、それぞれ異なる傾斜角をもつ複数の傾
斜面を連ねて構成されているので、各傾斜面の位置での
変位量は、第1のくさび機構部における固定くさびまた
は可動くさびの各傾斜面の位置での変位量と第2のくさ
び機構部における固定くさびまたは可動くさびの各傾斜
面の位置での変位量とを合わせた値となり、これをラム
およびベッドの湾曲形態の撓みに対応させることによ
り、ラムおよびベッドの撓みが補完される。
【0023】請求項4のプレスブレーキでは、往復動機
構を駆動して可動くさびを移動させる際に、支持機構部
により可動くさびに掛かる荷重を支持するので、可動く
さびの移動と、固定くさびや可動くさびの上下方向の変
位とが円滑に行われる。
【0024】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるプレスブ
レーキの外観を示す。同図中、1,2は上下に対向して
設けられたベッドおよびラムであり、ベッド1の両端部
はサイドフレーム3a,3bにより一体に支持されてい
る。各サイドフレーム3a,3bの上端位置には、昇降
駆動機構を構成する油圧シリンダ4a,4bが設けら
れ、各油圧シリンダ4a,4bのシリンダロッド5の下
端に前記ラム1の両肩部が連結される。
【0025】なお、昇降駆動機構は、油圧シリンダ4
a,4bに限らず、個別のサーボモータにより駆動され
る左右一対のボールネジ機構であってもよい。また、こ
の実施例のプレスブレーキでは、ラム2を昇降動作させ
ているが、この発明は、これに限らず、ベッド1の方を
昇降動作させる機種にも適用できる。
【0026】前記ベッド1の上端部には、図2に示すよ
うに、テーブルベース14が一体形成され、このテーブ
ルベース14の上面に形成された支持溝15内に、型間
距離調整機構20のくさび機構部30が支持される。く
さび機構部30上にはテーブル6が支持され、テーブル
6上に下型9が固定される。前記ラム2の下端部にはホ
ルダ10を介して上型8が取り付けられる。曲げ加工に
際して、上型8と下型9との間にワークを挿入して下型
9上に定位させた後、足踏ペタル11を操作すると、各
油圧シリンダ4a,4bが作動してラム2が下降する。
ワークは、上型8により下型9のV溝9a内へ押し込ま
れて曲げ加工される。
【0027】機械の側面には制御ボックス13が取り付
けられる。この制御ボックス13内には機械の動作を制
御するコントローラが収納される。このコントローラは
CPUを制御・演算の主体とし、RAMやROMなどの
メモリを有する。コントローラには、図示していない
が、ディスプレイやキーボードなどを有する操作盤が電
気接続される。
【0028】前記くさび機構部30は、機械の両側位置
に配備された第1、第2の各往復動機構部40A,40
Bと、前記テーブルベース14に設けられた支持機構部
60とともに型間距離調整機構20を構成する。この実
施例のくさび機構部30は、ベッド1のテーブルベース
14とテーブル6との間に、固定くさび31と、この固
定くさび31に対して上下に接するよう重ねられた2個
の可動くさび32,33とを配備して構成される。テー
ブルベース14の支持溝15に支持される第1の可動く
さび32の上面と固定くさび31の下面とは、互いに面
接触して第1の突合せ面34,35を構成する。また、
固定くさび31の上面と第2の可動くさび33の下面と
は、互いに面接触して第2の突合せ面36,37を構成
する。第1の可動くさび32の下面および第2の可動く
さび33の上面は平坦な水平面となっており、前記テー
ブル6は第2の可動くさび33の上面に支持される。
【0029】第1の可動くさび32の第1の突合せ面3
4は、図3に示すように、異なる傾斜角a1〜g1をも
つ上向きの複数の傾斜面34a〜34gを連ねて一連に
構成される。同様に、固定くさび31の第1の突合せ面
35は、第1の可動くさび32の相対する各傾斜面34
a〜34gと逆傾斜の同じ傾斜角a1〜g1をもつ下向
きの複数の傾斜面35a〜35gを連ねて一連に構成さ
れる。
【0030】また、固定くさび31の第2の突合せ面3
6は、異なる傾斜角a2〜g2をもつ上向きの複数の傾
斜面36a〜36gを連ねて一連に構成される。同様
に、第2の可動くさび33の第2の突合せ面37は、固
定くさび31の相対する各傾斜面36a〜36gと逆傾
斜の同じ傾斜角a2〜g2をもつ下向きの複数の傾斜面
37a〜37gを連ねて一連に構成される。なお、図示
例では、7個の傾斜面をもつ固定くさび31および各可
動くさび32,33を例示しているが、傾斜面の数を増
すことにより、きめ細かな調整が可能である。また、上
記実施例における固定くさび31および各可動くさび3
2,33の各傾斜面を、異なる傾斜角の傾斜面を連ねた
ような傾斜面に形成することも可能である。
【0031】この実施例では、図15に示した湾曲形態
の撓みにおける前記した各位置X1〜X7での合計撓み
量の比率と第1の可動くさび32の上向きの各傾斜面3
4a〜34gおよび固定くさび31の下向きの各傾斜面
35a〜35gの各傾斜角a1〜g1の比率とが一致す
るように、各傾斜角a1〜g1が設定してある。また、
図16に示した湾曲形態の撓みにおける前記した各位置
X1〜X7での合計撓み量の比率と固定くさび31の上
向きの各傾斜面36a〜36gおよび第2の可動くさび
33の下向きの各傾斜面37a〜37gの各傾斜角a2
〜g2の比率とが一致するように、各傾斜角a2〜g2
が設定してある。
【0032】なお、この実施例では、固定くさび31と
第1、第2の各可動くさび32,33とは、それぞれ一
体構造のものであるが、図7に示すように、固有の傾斜
面を有する複数個のブロック31BL1〜31BL7,
32BL1〜32BL7,33BL1〜33BL7をそ
れぞれ連結して、固定くさび31および第1,第2の各
可動くさび32,33を構成してもよい。この場合、特
に第1の可動くさび32の各ブロック32BL1〜32
BL7および第2の可動くさび33の各部ブロック33
BL1〜33BL7については、それぞれの全ブロック
を一斉に往復動させる関係上、隣接するブロック間に
は、互いに連結可能な連結部39を設けるのが望ましい
が、第1、第2の各可動くさび32,33について、往
動用の往復動機構と復動用の往復動機構とを設けるよう
にすれば、前記した連結部39は必ずしも必要でない。
固定くさび31や第1、第2の各可動くさび32,33
を、複数のブロックを連結して形成するようにすれば、
異なる傾斜角をもつ傾斜面のブロックを自在に組み合わ
せることが可能となる。
【0033】図4および図5は、第1の往復動機構部4
0Aの構成を示す。この第1の往復動機構部40Aは、
第1の可動くさび32を型の長さ方向へ往復動させるた
めのもので、ベッド1の一側部に設けられている。な
お、ベッド1の他側部には、第2の可動くさび33を型
の長さ方向へ往復動させるための第2の往復動機構部4
0Bが設けてあるが、第2の往復動機構部40Bも第1
の往復動機構部40Aと同様の構成のものであるから、
ここでは、第1の往復動機構部40Aの構成を説明し、
第2の往復動機構部40Bについての説明は省略する。
【0034】図示例の第1の往復動機構部40Aは、駆
動機構部41と、この駆動機構部41の回転運動を直線
運動に変換して第1の可動くさび32に伝達する伝達機
構部42とを備える。前記駆動機構部41は、正逆各方
向への回転が可能なモータ43と、このモータ43にベ
ルト44を介して連結されたプーリ45と、このプーリ
45が装着された回転軸46とを含んでおり、前記モー
タ43の回転により回転軸46が一体に回転するように
なっている。
【0035】前記伝達機構部42は、第1の可動くさび
32にぴん止めされた雌ねじ部47と、前記回転軸46
にカップリング48を介して連結された雄ねじ部49と
を含む。前記雌ねじ部47は、一端面が開口した筒状体
47aの内周面にねじ47bが形成されて成る。前記雄
ねじ部49は、軸状体49aの外周面に前記雌ねじ部4
7のねじ47bに噛み合うねじ49bが形成されて成
る。モータ43の回転で雄ねじ部49が回転すると、こ
れと噛み合う雌ねじ部47が直線動作し、第1の可動く
さび32が一体に移動する。なお図中、50は雌ねじ部
47に設けられたカム板であり、雌ねじ部47の往復動
時にカム板50がリミットスイッチ51,52を押操作
する。各リミットスイッチ51,52は第1の可動くさ
び32の移動範囲を規制するためのもので、カム板50
が各リミットスイッチ51,52を押操作したとき、前
記モータ43の回転が停止する。
【0036】図6は、支持機構部60の構成を示す。こ
の支持機構部60は、第1、第2の各可動くさび32,
33を往復動させる際に、各可動くさび32,33に掛
かる荷重を支えるように機能する。また、支持機構部6
0は、各可動くさび32,33を往復動して型間距離の
調整を行った後は、テーブル6を全長にわたりくさび機
構部30の側へ付勢して第1の可動くさび32および固
定くさび31の第1の突合せ面34,35、および固定
くさび31と第2の可動くさび33の第2の突合せ面3
6,37をそれぞれ面接触させるように機能する。
【0037】図示例の支持機構部60は、前後一対のシ
リンダ機構61A,61Bを、くさび機構部30の全長
にわたり一定間隔毎に所定個数、テーブル6の下方のテ
ーブルベース14内に組み込んで成る。各シリンダ機構
61A,61Bは、ピストン62と、先端がテーブル6
にボルト63で連結固定されるシリンダロッド64とを
備えており、シリンダ室65へ作動油を導入することに
より、ピストン62およびシリンダロッド64を押し出
してテーブル6を押し上げ、テーブル6および下型9の
荷重を支持する。同図中、66はピストン62と一体の
座金であり、この座金66に圧縮ばね67のばね圧を作
用させることにより、テーブル6をくさび機構部30の
方へ付勢する。
【0038】なお、上記実施例では、くさび機構部30
は、ベッド1とテーブル6との間に設けてあるが、ラム
2とホルダ10との間に設けることもできる。また、上
記実施例では、1個の固定くさび31と2個の可動くさ
び32,33とを組み合わせて1個のくさび機構部30
を構成しているが、図8および図10に示す実施例のよ
うに、1個の固定くさび31と1個の可動くさび32と
をそれぞれ組み合わせて2組のくさび機構部30A,3
0Bを構成し、図8の実施例では、ベッド1とテーブル
6との間に第1、第2の両くさび機構部30A,30B
を上下に重ねて配備し、図10の実施例では、ベッド1
とテーブル6との間に第1のくさび機構部30Aを、ラ
ム2とホルダ10との間に第2のくさび機構部30B
を、それぞれ分けて配備している。
【0039】図8の実施例では、ベッド1のテーブルベ
ース14上に第1のくさび機構部30Aを、第1のくさ
び機構部30A上に第2のくさび機構部を30Bを、第
2のくさび機構部30B上にテーブル6を、順次重ねる
ように配置している。第1のくさび機構部30Aにおけ
る可動くさび32の上面と固定くさび31の下面とは、
互いに面接触して第1の突合せ面34,35を構成す
る。第2のくさび機構部30Bにおける可動くさび32
の上面と固定くさび31の下面とは互いに面接触して第
2の突合せ面36,37を構成する。第1、第2の各く
さび機構部30A,30Bにおける可動くさび32に
は、可動くさび32を型の長さ方向へ往復動させる第
1,第2の各往復動機構部40A,40Bがそれぞれ連
繋される。
【0040】第1のくさび機構部30Aにおける可動く
さび32の第1の突合せ面34は、図9に示すように、
異なる傾斜角a1〜g1をもつ上向きの複数の傾斜面3
4a〜34gを連ねて一連に構成される。同様に、固定
くさび31の第1の突合せ面35は、第1の可動くさび
32の相対する各傾斜面34a〜34gと逆傾斜の同じ
傾斜角a1〜g1をもつ下向きの複数の傾斜面35a〜
35gを連ねて一連に構成される。
【0041】また、第2のくさび機構部30Bにおける
可動くさび32の第2の突合せ面36は、異なる傾斜角
a2〜g2をもつ上向きの複数の傾斜面36a〜36g
を連ねて一連に構成され、同様に、固定くさび33の第
2の突合せ面37は、固定くさび31の相対する各傾斜
面36a〜36gと逆傾斜の同じ傾斜角a2〜g2をも
つ下向きの複数の傾斜面37a〜37gを連ねて一連に
構成される。
【0042】この実施例では、図15に示した湾曲形態
の撓みにおける前記した各位置X1〜X7での合計撓み
量の比率と、第1のくさび機構部30Aにおける可動く
さび32の上向きの各傾斜面34a〜34gおよび固定
くさび31の下向きの各傾斜面35a〜35gの各傾斜
角a1〜g1の比率とが一致するように、各傾斜角a1
〜g1が設定してある。また、図16に示した湾曲形態
の撓みにおける前記した各位置X1〜X7での合計撓み
量の比率と、第2のくさび機構部30Bにおける可動く
さび32の上向きの各傾斜面36a〜36gおよび固定
くさび31の下向きの各傾斜面37a〜37gの各傾斜
角a2〜g2の比率とが一致するように、各傾斜角a2
〜g2が設定してある。
【0043】なお、上記の実施例では、第1、第2の両
くさび機構部30A,30Bをベッド1とテーブル6と
の間に設けてあるが、これに限らず、ラム2とホルダ1
0との間に設けることもできる。また、上記の実施例で
は、可動くさび32の移動で固定くさび31を上下方向
に変異させているが、図1の実施例における固定くさび
31と第2の可動くさび33との関係のように、可動く
さびの移動で可動くさびを上下方向へ変異させるように
してもよい。
【0044】図10の実施例は、第1のくさび機構部3
0Aをベッド1とテーブル6との間に、第2のくさび機
構部30Bをラム2とホルダ10との間に、それぞれ配
置したものである。第1のくさび機構部30Aにおける
可動くさび32の上面と固定くさび31の下面とは、互
いに面接触して第1の突合せ面34,35を構成する。
第2のくさび機構部30Bにおける可動くさび32の下
面と固定くさび31の上面とは互いに面接触して第2の
突合せ面36,37を構成する。第1、第2の各くさび
機構部30A,30Bにおける可動くさび32には、可
動くさび32を型の長さ方向へ往復動させる第1,第2
の各往復動機構部40A,40Bがそれぞれ連繋されて
いる。
【0045】第1のくさび機構部30Aにおける可動く
さび32の第1の突合せ面34は、図11に示すよう
に、異なる傾斜角a1〜g1をもつ上向きの複数の傾斜
面34a〜34gを連ねて一連に構成される。同様に、
固定くさび31の第1の突合せ面35は、第1の可動く
さび32の相対する各傾斜面34a〜34gと逆傾斜の
同じ傾斜角a1〜g1をもつ下向きの複数の傾斜面35
a〜35gを連ねて一連に構成される。
【0046】また、第2のくさび機構部30Bにおける
可動くさび32の第2の突合せ面36は、異なる傾斜角
a2〜g2をもつ下向きの複数の傾斜面36a〜36g
を連ねて一連に構成される。同様に、固定くさび31の
第2の突合せ面37は、固定くさび31の相対する各傾
斜面36a〜36gと逆傾斜の同じ傾斜角a2〜g2を
もつ上向きの複数の傾斜面37a〜37gを連ねて一連
に構成される。
【0047】この実施例では、図15に示した湾曲形態
の撓みにおける前記した各位置X1〜X7での合計撓み
量の比率と、第1のくさび機構部30Aにおける可動く
さび32の上向きの各傾斜面34a〜34gおよび固定
くさび31の下向きの各傾斜面35a〜35gの各傾斜
角a1〜g1の比率とが一致するように、各傾斜角a1
〜g1が設定してある。また、図16に示した湾曲形態
の撓みにおける前記した位置X1〜X7での合計撓み量
の比率と、第2のくさび機構部30Bにおける可動くさ
び32の下向きの各傾斜面36a〜36gおよび固定く
さび31の上向きの各傾斜面37a〜37gの各傾斜角
a2〜g2の比率とが一致するように、各傾斜角a2〜
g2が設定してある。なお、上記の各実施例において
も、可動くさび32の移動で可動くさび32を上下方向
へ変異させるよう構成してもよい。
【0048】つぎに、図1に示した実施例のプレスブレ
ーキでワークを曲げ加工する場合を説明すると、ワーク
の長さLが、図15に示した例のように、左右の油圧シ
リンダ4a,4b間の距離dより短いような場合は、ま
ず、支持機構部60の各シリンダ機構61A,61Bを
作動させてテーブル6および下型9の荷重を支持し、こ
の状態で第1の往復動機構部40Aを駆動して、第1の
可動くさび32を移動させる。第1の可動くさび32の
移動により、固定くさび31は第2の可動くさび32の
移動量に応じて上方へ変位する。
【0049】第1の可動くさび32を所定の距離だけ移
動させたとき、前記した各位置X1〜X7での変位量が
各位置におけるベッド1およびラム2の合計撓み量にそ
れぞれ一致することになる。これにより曲げ加工時の上
型8と下型9との型間距離が全長にわたって均一とな
り、ベッド1およびラム2の湾曲する撓みが補完され
る。その結果、ワークは全長にわたって適正な曲げ角度
に曲げ加工される。
【0050】ワークの長さが、図16に示した例のよう
に、機械の全長にほぼ一致するような場合は、支持機構
部60の各シリンダ機構61A,61Bを作動させてテ
ーブル6および下型9の荷重を支持し、この状態で第2
の往復動機構部40Bを駆動して、第2の可動くさび3
3を移動させる。第2の可動くさび33の移動により、
第2の可動くさび33はその移動量に応じて上方へ変位
する。
【0051】第2の可動くさび33を所定の距離だけ移
動させたとき、前記した各位置X1〜X7での変位量が
各位置におけるベッド1およびラム2の合計撓み量にそ
れぞれ一致することになる。これにより曲げ加工時の上
型8と下型9との型間距離が全長にわたって均一とな
り、ベッド1およびラム2の湾曲する撓みが補完され
る。その結果、ワークは全長にわたって適正な曲げ角度
に曲げ加工される。
【0052】ワークの長さが、図15に示した例のもの
より長く、図16に示した例のものより短いような場合
は、支持機構部60の各シリンダ機構61A,61Bを
作動させてテーブル6および下型9の荷重を支持した状
態で、第1、第2の各往復動機構部40A,40Bを駆
動して、第1、第2の各可動くさび32,33を移動さ
せる。第1の可動くさび32の移動により、固定くさび
31は第2の可動くさび32の移動量に応じて上方へ変
位し、さらに、第2の可動くさび33の移動により、第
2の可動くさび33がその移動量に応じて上方へ変位す
るもので、全体として、各位置X1〜X7での変位量
は、固定くさび31の各位置での変位量と第2の可動く
さび33の各位置での変位量とを加えた値となる。
【0053】第1、第2の各可動くさび32,33をそ
れぞれ所定の距離だけ移動させたとき、前記した各位置
X1〜X7での変位量が各位置におけるベッド1および
ラム2の合計撓み量にそれぞれ一致することになり、曲
げ加工時の上型8と下型9との型間距離は全長にわたっ
て均一となる。これにより、ベッド1およびラム2の湾
曲する撓みが補完される。その結果、ワークは全長にわ
たって適正な曲げ角度に曲げ加工される。
【0054】図8および図10の各実施例のプレスブレ
ーキでワークを曲げ加工する場合も同様であり、ワーク
の長さに応じて、第1,第2の往復動機構部40A,4
0Bの一方または両方を駆動して、第1、第2のくさび
機構部30A,30Bの各位置X1〜X7での変位量が
各位置におけるベッド1およびラム2の合計撓み量にそ
れぞれ一致するようにする。これにより、曲げ加工時の
上型8と下型9との型間距離は全長にわたって均一とな
って、ベッド1およびラム2の湾曲する撓みが補完され
る。その結果、ワークは全長にわたって適正な曲げ角度
に曲げ加工される。
【0055】
【発明の効果】この発明は上記の如く、ラムと上型との
間またはベッドと下型との間に、固定くさびに対して2
個の可動くさびを上下に接するように配備してくさび機
構部を構成するとともに、固定くさびと各可動くさびと
が接する面は、異なる傾斜角をもつ複数の傾斜面を連ね
て構成するようにしたから、2個の可動くさびのうち、
少なくとも一方の可動くさびを移動させることにより、
くさび機構部をベッドおよびラムの種々の湾曲形態の撓
みに対応させることができ、種々の長さのワークを適正
な曲げ角度に曲げ加工できる。
【0056】請求項2の発明では、ラムと上型との間ま
たはベッドと下型との間に、固定くさびに可動くさびを
上下に接するように配備して、第1、第2の各くさび機
構部を構成するとともに、第1、第2の各くさび機構部
の固定くさびと可動くさびとが接する面は、異なる傾斜
角をもつ複数の傾斜面を連ねて構成したから、第1、第
2の各くさび機構部における可動くさびのうち、少なく
とも一方の可動くさびを移動させることにより、第1,
第2のくさび機構部をベッドおよびラムの種々の湾曲形
態の撓みに対応させることができ、種々の長さのワーク
を適正な曲げ角度に曲げ加工できる。
【0057】請求項3の発明では、ラムと上型との間お
よびベッドと下型との間に、固定くさびに可動くさびを
上下に接するように配備して、第1、第2の各くさび機
構部を構成するとともに、第1、第2の各くさび機構部
の固定くさびと可動くさびとが接する面は、異なる傾斜
角をもつ複数の傾斜面を連ねて構成したから、第1、第
2の各くさび機構部における可動くさびのうち、少なく
とも一方の可動くさびを移動させることにより、第1,
第2のくさび機構部をベッドおよびラムの種々の湾曲形
態の撓みに対応させることができ、種々の長さのワーク
を適正な曲げ角度に曲げ加工できる。
【0058】請求項4の発明では、可動くさびの往復動
時に可動くさびに掛かる荷重を支える支持機構部を設け
たから、可動くさびの移動と、固定くさびおよび可動く
さびの上下方向の変位とを円滑に行うことができるとと
もに、可動くさびと固定くさびとの間の摩耗を防止でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるプレスブレーキの外
観を示す一部を破断した正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】くさび機構部を拡大して示す正面図である。
【図4】第1の往復動機構部の構成を示す正面図であ
る。
【図5】第1の往復動機構部の構成を示す平面図であ
る。
【図6】支持機構部の構成を示す断面図である。
【図7】くさび機構部の他の実施例を拡大して示す正面
図である。
【図8】この発明の他の実施例であるプレスブレーキの
外観を示す一部を破断した正面図である。
【図9】図8の実施例のくさび機構部を拡大して示す正
面図である。
【図10】この発明の他の実施例であるプレスブレーキ
の外観を示す一部を破断した正面図である。
【図11】図10の実施例のくさび機構部を拡大して示
す正面図である。
【図12】型間距離調整機構が搭載された従来のプレス
ブレーキの構成を示す正面図である。
【図13】図12の従来例のくさび機構部を拡大して示
す正面図である。
【図14】ラムおよびベッドの撓み状態を示す説明図で
ある。
【図15】短い材料を曲げ加工するときのラムおよびベ
ッドの撓み状態を示す説明図である。
【図16】長い材料を曲げ加工するときのラムおよびベ
ッドの撓み状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 ラム 4a,4b 油圧シリンダ 8 上型 9 下型 20 型間距離調整機構 30,30A,30B くさび機構部 31 固定くさび 32,33 可動くさび 40A,40B 往復動機構部 60 支持機構部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月15日(1999.2.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるプレスブ
レーキの外観を示す。同図中、1,2は上下に対向して
設けられたベッドおよびラムであり、ベッド1の両端部
はサイドフレーム3a,3bにより一体に支持されてい
る。各サイドフレーム3a,3bの上端位置には、昇降
駆動機構を構成する油圧シリンダ4a,4bが設けら
れ、各油圧シリンダ4a,4bのシリンダロッド5の下
端に前記ラムの両肩部が連結される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】図8の実施例では、ベッド1のテーブルベ
ース14上に第1のくさび機構部30Aを、第1のくさ
び機構部30A上に第2のくさび機構部30Bを、第2
のくさび機構部30B上にテーブル6を、順次重ねるよ
うに配置している。第1のくさび機構部30Aにおける
可動くさび32の上面と固定くさび31の下面とは、互
いに面接触して第1の突合せ面34,35を構成する。
第2のくさび機構部30Bにおける可動くさび32の上
面と固定くさび31の下面とは互いに面接触して第2の
突合せ面36,37を構成する。第1、第2の各くさび
機構部30A,30Bにおける可動くさび32には、可
動くさび32を型の長さ方向へ往復動させる第1,第2
の各往復動機構部40A,40Bがそれぞれ連繋され
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】また、第2のくさび機構部30Bにおける
可動くさび32の第2の突合せ面36は、異なる傾斜角
a2〜g2をもつ上向きの複数の傾斜面36a〜36g
を連ねて一連に構成され、同様に、固定くさび31の第
2の突合せ面37は、可動くさび32の相対する各傾斜
面36a〜36gと逆傾斜の同じ傾斜角a2〜g2をも
つ下向きの複数の傾斜面37a〜37gを連ねて一連に
構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】また、第2のくさび機構部30Bにおける
可動くさび32の第2の突合せ面36は、異なる傾斜角
a2〜g2をもつ下向きの複数の傾斜面36a〜36g
を連ねて一連に構成される。同様に、固定くさび31の
第2の突合せ面37は、可動くさび32の相対する各傾
斜面36a〜36gと逆傾斜の同じ傾斜角a2〜g2を
もつ上向きの複数の傾斜面37a〜37gを連ねて一連
に構成される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】この実施例では、図15に示した湾曲形態
の撓みにおける前記した各位置X1〜X7での合計撓み
量の比率と、第1のくさび機構部30Aにおける可動く
さび32の上向きの各傾斜面34a〜34gおよび固定
くさび31の下向きの各傾斜面35a〜35gの各傾斜
角a1〜g1の比率とが一致するように、各傾斜角a1
〜g1が設定してある。また、図16に示した湾曲形態
の撓みにおける前記した位置X1〜X7での合計撓み量
の比率と、第2のくさび機構部30Bにおける可動くさ
び32の下向きの各傾斜面36a〜36gおよび固定く
さび31の上向きの各傾斜面37a〜37gの各傾斜角
a2〜g2の比率とが一致するように、各傾斜角a2〜
g2が設定してある。なお、上記の実施例においても、
可動くさび32の移動で可動くさび32を上下方向へ変
異させるよう構成してもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型と下型との間でワークを曲げ加工す
    るためにラムまたはベッドを昇降動作させる昇降駆動機
    構と、曲げ加工時の上型と下型との型間距離を調整する
    ための型間距離調整機構とを備えるプレスブレーキにお
    いて、 前記型間距離調整機構は、くさび機構部と往復動機構部
    とを含んでおり、 前記くさび機構部は、ラムと上型との間またはベッドと
    下型との間に、固定くさびに対して2個の可動くさびを
    上下に接するように配備して構成されるとともに、固定
    くさびと各可動くさびとが接する面は、異なる傾斜角を
    もつ複数の傾斜面を連ねて構成され、各可動くさびに
    は、各可動くさびを型の長さ方向へ往復動させる前記往
    復動機構部が連繋されて成るプレスブレーキ。
  2. 【請求項2】 上型と下型との間でワークを曲げ加工す
    るためにラムまたはベッドを昇降動作させる昇降駆動機
    構と、曲げ加工時の上型と下型との型間距離を調整する
    ための型間距離調整機構とを備えるプレスブレーキにお
    いて、 前記型間距離調整機構は、第1、第2のくさび機構部と
    往復動機構部とを含んでおり、 第1、第2の各くさび機構部は、ラムと上型との間また
    はベッドと下型との間に、固定くさびに可動くさびを上
    下に接するように配備して、それぞれが構成されるとと
    もに、第1、第2の各くさび機構部の固定くさびと可動
    くさびとが接する面は、異なる傾斜角をもつ複数の傾斜
    面を連ねて構成され、第1、第2の各くさび機構部の可
    動くさびには、各可動くさびを型の長さ方向へ往復動さ
    せる前記往復動機構部が連繋されて成るプレスブレー
    キ。
  3. 【請求項3】 上型と下型との間でワークを曲げ加工す
    るためにラムまたはベッドを昇降動作させる昇降駆動機
    構と、曲げ加工時の上型と下型との型間距離を調整する
    ための型間距離調整機構とを備えるプレスブレーキにお
    いて、 前記型間距離調整機構は、第1、第2のくさび機構部と
    往復動機構部とを含んでおり、 第1のくさび機構部は、ラムと上型との間に、第2のく
    さび機構部は、ベッドと下型との間に、それぞれ固定く
    さびに可動くさびを上下に接するように配備して構成さ
    れるとともに、第1、第2の各くさび機構部の固定くさ
    びと可動くさびとが接する面は、異なる傾斜角をもつ複
    数の傾斜面を連ねて構成され、第1、第2の各くさび機
    構部の可動くさびには、各可動くさびを型の長さ方向へ
    往復動させる前記往復動機構部が連繋されて成るプレス
    ブレーキ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載されたプ
    レスブレーキにおいて、前記型間距離調整機構は、可動
    くさびの往復動時に可動くさびに掛かる荷重を支える支
    持機構部を含んでいるプレスブレーキ。
JP24512998A 1998-08-31 1998-08-31 プレスブレーキ Expired - Lifetime JP4009018B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24512998A JP4009018B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 プレスブレーキ
US09/251,523 US6032509A (en) 1998-08-31 1999-02-17 Press brake
EP99109439A EP0983807B1 (en) 1998-08-31 1999-05-11 A press brake
DE69906896T DE69906896T2 (de) 1998-08-31 1999-05-11 Biegepresse

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24512998A JP4009018B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 プレスブレーキ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000071017A true JP2000071017A (ja) 2000-03-07
JP4009018B2 JP4009018B2 (ja) 2007-11-14

Family

ID=17129068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24512998A Expired - Lifetime JP4009018B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 プレスブレーキ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6032509A (ja)
EP (1) EP0983807B1 (ja)
JP (1) JP4009018B2 (ja)
DE (1) DE69906896T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180340A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Amada Co Ltd プレスブレーキ
CN110026456A (zh) * 2019-05-24 2019-07-19 安徽联盟模具工业股份有限公司 一种整体波形斜块结构的精密折弯机机械补偿工作台
KR20200091610A (ko) * 2019-01-23 2020-07-31 주식회사 일우산업기계 하부금형 클램핑수단을 구비한 절곡기

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6450004B1 (en) * 2001-10-09 2002-09-17 Douglas E. Edmondson Press brake punch holder
US6725702B2 (en) 2001-10-26 2004-04-27 Ariel Financing Ltd. Apparatus and method for overcoming angular deviations in a workpiece
DE102007033199B3 (de) * 2007-07-17 2008-07-03 Eht Werkzeugmaschinen Gmbh Verfahren und Biegemaschine zur Kompensation der Durchbiegung von Teilen dieser Biegemaschine
CN102172681B (zh) * 2010-12-31 2015-08-19 江苏亚威机床股份有限公司 一种折弯机下模抗挠度装置及其加工方法
KR101533737B1 (ko) * 2014-02-19 2015-07-03 주식회사 일우산업기계 절곡기의 베드 크라우닝
CN104874686A (zh) * 2015-06-12 2015-09-02 江苏中威重工机械有限公司 一种开口自动变距的下模装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB431457A (en) * 1935-03-26 1935-07-08 Weingarten Ag Maschf Machines for shearing or bending the edges of metal sheets
AT311152B (de) * 1972-04-13 1973-11-12 Haemmerle Ag Maschf Biegewerkzeug
US3965721A (en) * 1975-02-24 1976-06-29 Hurco Manufacturing Company, Inc. Adjustable die holder
JPS5695427U (ja) * 1979-12-24 1981-07-29
JPS60244425A (ja) * 1984-05-17 1985-12-04 Amada Co Ltd 曲げ機械のダイ装置
JPH0255622A (ja) * 1988-08-19 1990-02-26 Yamazaki Mazak Corp クラウニング装置付きプレスブレーキ及びそのワーク加工方法
JPH0829352B2 (ja) * 1988-11-28 1996-03-27 株式会社小松製作所 鞍反り矯正板曲げ方法
NL8901560A (nl) * 1989-06-21 1991-01-16 Wila Maschf Bv Kantpers en een automatische bombeerinrichting daarvoor.
US5009098A (en) * 1989-11-27 1991-04-23 Machinefabriek Wila B.V. Press and curve-forming means therefor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180340A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Amada Co Ltd プレスブレーキ
KR20200091610A (ko) * 2019-01-23 2020-07-31 주식회사 일우산업기계 하부금형 클램핑수단을 구비한 절곡기
KR102191863B1 (ko) * 2019-01-23 2020-12-16 주식회사 일우산업기계 하부금형 클램핑수단을 구비한 절곡기
CN110026456A (zh) * 2019-05-24 2019-07-19 安徽联盟模具工业股份有限公司 一种整体波形斜块结构的精密折弯机机械补偿工作台

Also Published As

Publication number Publication date
DE69906896T2 (de) 2003-11-13
EP0983807A3 (en) 2001-04-11
EP0983807B1 (en) 2003-04-16
DE69906896D1 (de) 2003-05-22
JP4009018B2 (ja) 2007-11-14
EP0983807A2 (en) 2000-03-08
US6032509A (en) 2000-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6012322A (en) Slide-driving device for knuckle presses
JP2000071017A (ja) プレスブレーキ
JP3352456B2 (ja) プレス及び成形装置
JP6026374B2 (ja) 鍛造用スイングプレス
CA1267376A (en) Apparatus for clamping and unclamping feed bars for a transfer press
CN1073929C (zh) 往复式冲压驱动装置
KR920003621B1 (ko) 긴 플레이트 부재 형성 장치
EP1162057B1 (en) A slide drive device for a press
JP2002172429A (ja) 円筒形状の被加工材料に対する成形加工方法及びその装置
US3557599A (en) Multiple station plunger press
JPH0246995A (ja) 板材加工機
JP2001300778A (ja) リンク式サーボプレス
KR20190105693A (ko) 4개의 롤러가 적용된 벤딩 장치
KR200409609Y1 (ko) 프레스의 가변피치 피더 시스템
US9032770B2 (en) Stamping with rolling method and a device for implementing same
KR101774034B1 (ko) 스트로크 조절이 용이한 더블너클 프레스
JP3913636B2 (ja) 複数ポイントのプレス機械
JP2002239631A (ja) 曲げ加工方法およびその装置
JP5144423B2 (ja) ヘミング加工装置
JP3396754B2 (ja) 窯業製品のプレス成形機
JP2005118792A (ja) プレス装置
JP7365921B2 (ja) 曲げ機械用の追従装置
JP7365920B2 (ja) 曲げ機械用の追従装置
JP7210124B1 (ja) プレス機
JP2014004623A (ja) 曲げ加工機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070831

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term