JP2000065266A - 球面管継手 - Google Patents

球面管継手

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JP2000065266A
JP2000065266A JP10232474A JP23247498A JP2000065266A JP 2000065266 A JP2000065266 A JP 2000065266A JP 10232474 A JP10232474 A JP 10232474A JP 23247498 A JP23247498 A JP 23247498A JP 2000065266 A JP2000065266 A JP 2000065266A
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pipe
coil spring
tube
spherical
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Suekichi Hanshimoseki
末吉 半下石
Osamu Kondo
修 近藤
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/18Construction facilitating manufacture, assembly, or disassembly
    • F01N13/1805Fixing exhaust manifolds, exhaust pipes or pipe sections to each other, to engine or to vehicle body
    • F01N13/1811Fixing exhaust manifolds, exhaust pipes or pipe sections to each other, to engine or to vehicle body with means permitting relative movement, e.g. compensation of thermal expansion or vibration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/18Construction facilitating manufacture, assembly, or disassembly
    • F01N13/1805Fixing exhaust manifolds, exhaust pipes or pipe sections to each other, to engine or to vehicle body
    • F01N13/1827Sealings specially adapted for exhaust systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、組立性の良好な球面管継
手を提供する。 【解決手段】 接続する第1および第2の管10,20
の一方の管20に、他方の管10の径より大きいアウタ
管部24を設ける。アウタ管部24と第1の管10の間
にコイルばね38を配置する。ばね38の一端は、第1
の管10のフランジ14に当接し、他端はアウタ管部2
4に設けられたガイド条30に当接し、これらを離す方
向に付勢力を与える。これによって、二つの管10,2
0が結合する。組立時には、作業孔32より工具を入
れ、コイルばね38を回転させる。この回転により、コ
イルばね38の後方部分がガイド条30によりねじ込ま
れる。後端がストッパ34に当接するまでねじ込み、組
立が完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二つの管を屈曲可
能に結合する管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンは、車体に対
して相対移動可能に支持され、また前記エンジンの排気
管についても車体に対し相対移動可能に支持される。通
常、エンジンは車両の前部に搭載され、排気管は車両後
部まで延びており、もしエンジンと排気管が一体となっ
ていれば、エンジンの振動による排気管先端の振幅は、
大きなものとなる。この振動を、前記の排気管の支持構
造のみでは、吸収しきれない。そこで、従来より、排気
管の少なくとも1カ所に屈曲可能な管継手を設け、エン
ジンの振動が直接排気管に伝達しないようにすることが
行われている。
【0003】前記屈曲可能な管継手の一つとして、球面
管継手が知られている。球面管継手は、一方の管の先端
部に凸状の略球面の接触面を、他方の管の先端に凹状の
略球面の接触面を設け、これらの接触面を摺動可能に密
着させてシールし、二つの管を結合するものである。前
記二つの接触面は、ばねなどの付勢手段により常に互い
に密着する方向に付勢されている。また、摺動可能とな
っているので、この部分で二つの管は屈曲可能に結合さ
れる。この球面継手を前記車両の排気管に設けること
で、この継手の部分で排気管が屈曲することができ、エ
ンジンの振動を直接排気管の後方に伝えないようにして
いる。
【0004】この球面管継手の最も広く知られている構
造は、結合する二つの管の先端部分にフランジを設け、
このフランジをばねを介してボルトおよびナットで、結
合するというものである。ばねによる付勢力で接触面の
シールが保たれ、ばねのたわみにより継手部分の屈曲変
形が補償される。しかし、この構造の場合、フランジ、
ばね、ボルト、ナットなど部品点数が多く、またフラン
ジが排気管より大きく飛び出すので、車両に搭載する上
で不利となる場合がある。
【0005】そこで、フランジを設けない構造が、例え
ば実開昭58−22585号公報などにより提案されて
いる。この構造は、凹状略球面の接触面が設けられた管
をその接触面が設けられた部分よりさらに延ばして、も
う一つの管の周囲を覆う部分を設け、2重管構造を形成
している。そして、この2重となった部分の隙間に、コ
イルばねを配置し、コイルばねの一端を2重管の外側の
管に、他端を内側の管に当接させている。そして、コイ
ルばねの付勢力によって、二つの管の接触面のシールが
保たれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の球面管継手のば
ねの付勢力は、接触面で換算して約500N程度必要で
ある。前述の2重管構造を有する継手の場合、組立の
際、前記の約500Nで、ばねを圧縮する必要がある
が、人手で行うにはこの荷重はかなり大きい。また、機
械力を用いるとすれば、生産ライン上に専用の機械を設
置する必要が生じる。前記の公報においては、組立性を
考慮した提案は何らなされていなかった。
【0007】本発明は、前述の公報に記載されたような
2重管構造を有する球面管継手において、組立性を改善
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明にかかる球面管継手は、第1の管に設けら
れた凸状略球面の接触面と、第2の管に設けられた凹状
略球面の接触面とを摺動可能に接触させ、前記第1およ
び第2の管を屈曲可能に結合する球面管継手であって、
前記第2の管の前記接触面が設けられた部分よりさらに
先端に設けられ、前記第1の管の周囲を覆うアウタ管部
と、前記アウタ管部と前記第1の管部との間に形成され
た環状隙間部に、前記第1の管の軸と同軸に配置され、
一端が前記アウタ管部と、他端が第1の管と接触し、前
記第1および第2の管の接触面を密着するよう付勢する
コイルばねと、を有している。さらに、前記アウタ管部
には、前記コイルばねに当接し、コイルばねを回転させ
ることによって当該コイルばねを当該アウタ管部の奥方
向に送るガイド部と、前記コイルばね後端と係合し、当
該コイルばねを前記環状隙間部内に保持するストッパ
と、が設けられている。
【0009】当該管継手を組み立てる際には、前記コイ
ルばねを回転させることによって、前記ガイド部の作用
によりコイルばねが奥に送られ、コイルばねの後端が前
記ストッパに係合することによって、組立が終了する。
これによれば、コイルばねを直接圧縮することが不要と
なり、組立の作業性が向上する。
【0010】さらに、前記ガイド部は、前記アウタ管の
軸と同軸の螺旋形状とすることができる。
【0011】さらに、前記コイルばねの第1の管と接触
する側の近辺に、当該コイルばねをその軸周りに回転さ
せる工具の爪と係合するための切り欠きを設け、前記ア
ウタ管部には、前記コイルばねの切り欠きを外部に露出
するための作業孔を設けることができる。
【0012】さらに、前記コイルばねは、前記アウタ管
部と接触する端の幅が広く、前記第1の管と接触する端
の幅は、前記ガイド部の最小内径より狭い、テーパばね
とすることができる。
【0013】また、本発明にかかる他の球面管継手は、
第1の管に設けられた凸状略球面の接触面と、第2の管
に設けられた凹状略球面の接触面とを摺動可能に接触さ
せ、前記第1および第2の管を屈曲可能に結合する球面
管継手であって、前記第2の管の前記接触面が設けられ
た部分よりさらに先端に設けられ、前記第1の管の周囲
を覆い、その外周面に雄ねじが形成されたアウタ管部
と、前記アウタ管部と前記第1の管部との間に形成され
た環状隙間部に、前記第1の管の軸と同軸に配置された
コイルばねと、前記アウタ管部の雄ねじとねじ係合する
雌ねじが形成され、前記環状隙間部の開口部の一部を覆
うつば部を有するキャップと、を有している。そして、
前記コイルばねは、一端が前記キャップのつば部と、他
端が第1の管と接触し、前記第1および第2の管の接触
面を密着するよう付勢するものである。
【0014】この構成によれば、キャップをアウタ管部
にねじ込むことにより、当該管継手が組み立てられ、コ
イルばねを直接圧縮することがなくなり、作業性が向上
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。図1に
は、本実施形態の球面管継手の分解斜視図が示されてい
る。また、図2には、継手部分の詳細な断面が示されて
いる。第1の管10は、管材12と、管材12の先端付
近に図2に示すように管材12を折りつぶして設けられ
たフランジ14とこれに背面を当接させたガスケット1
6を有している。ガスケット16は、管材12の先端の
周囲を取り囲むような円環形状を有し、その先端側の面
は、管材12の中心線と同一の中心線を有する球面の一
部に略一致する凸状の接触面18を有している。
【0016】第2の管20は、管材22と、これを延長
して設けられたアウタ管部24を有している。アウタ管
部24は、同一の径を有する管材12と管材22の径よ
り大きく、管材12の周囲を所定の隙間をもって覆う、
または囲うように設けられている。図2に詳細に示され
るように、アウタ管部24は、管材22の一部である、
径が徐々に変化する接続部26によって管材22と接続
されている。接続部26の内面は、管材22の中心線と
同一の中心線を有する球面の一部に略一致する凹状の接
触面28を有している。ガスケット16の接触面18
と、管材22の接触面28は、球面の一部となっている
ので、第1および第2の管10,12が相対的に屈曲し
ても、この部分でのシールが確保される。
【0017】図3には、アウタ管部24の詳細が示され
ている。アウタ管部24は、その先端に近い部分に、ガ
イド条30を有している。ガイド条30は、アウタ管部
24の一部を内側に叩き出して形成されている。したが
って、アウタ管部24の外側から見れば、ガイド条30
は溝となっている。また、ガイド条30は、アウタ管部
24を略1周する螺旋状に形成されている。さらに、ア
ウタ管部24の接続部に近い部分は、二つの作業孔32
が設けられている。この作業孔32は、工具を差し入れ
るためのものであるが、この作業については後述する。
さらに、螺旋状に形成されたガイド条30の両端のほぼ
中間部分には、ストッパ34と、これに隣接する解除孔
36が設けられている。ストッパ34の詳細形状は、図
3中のA−A’断面として図4に示されており、アウタ
管部24の一部を内側に折り込んだ形状となっている。
【0018】以上の第1の管10と第2の管20は、コ
イルばね38によって結合されている。コイルばね38
は、一端が太く他端が細いテーパ形状を有し、図2に示
すように、第1の管10の管材12と、第2の管20の
アウタ管部24の間の環状の間隙部に納められている。
また、コイルばね38の太い径の端がアウタ管部24の
ガイド条30と係合し、細い径の端が第1の管10のフ
ランジ14に係合し、これらを互いに引き離すような付
勢力を与える。この付勢力によって、第1の管10の先
端の接触面18と、第2の管20の接触面28とが密着
し、また第1および第2の管10,20が結合状態に保
持される。また、コイルばね38の太い径の端の先端
は、ストッパ34に当接し、当該コイルばね38が前記
の環状間隙部から抜け出ることを防止している。さら
に、コイルばね38の細い径の端部には図5に示すよう
に、複数の切り欠き40が設けられている。この切り欠
き40は、当該球面管継手を組み立てる際に工具を掛け
るために用いられるものである。
【0019】本実施形態の球面管継手は、次のように組
み立てられる。まず、管材12の先端にガスケット16
を取り付け、これをアウタ管部24に挿入する。そし
て、第1の管10の管材12と第2の管20のアウタ管
部24の間に形成された環状の隙間に、コイルばね38
を細い径の端を前方にして挿入する。挿入初期において
は、コイルばね38の細い径の端は、ガイド条30に接
触せず、そのまま挿入することができる。コイルばね3
8を挿入するに伴って、ガイド条30が設けられている
位置に対応するコイルばね38の径が大きくなり、ガイ
ド条30に接触するようになると、コイルばね38を回
転させて挿入する。このとき、コイルばね38の先端付
近に設けられた切り欠き40に、取り付け用工具42に
爪を係合させ、コイルばね38を回転させる。前述のよ
うに、アウタ管部24には、作業孔32が設けられてお
り、図6に示すように、アウタ管部24の外側から、工
具42の爪をコイルばね38の切り欠き40に係合させ
ることができる。工具42によりコイルばね38が回転
されると、コイルばね38の後方は、ガイド条30に沿
ってねじ込まれる。コイルばね38の後端がストッパ3
4を通過すると、図4に示すように、コイルばね38の
後端がストッパ34に当接して、組立が終了する。この
ように、コイルばね38は、ガイド条30に沿ってねじ
込まれるために、ばね力に直接抗して、当該コイルばね
38を圧縮せずに済む。よって、コイルばね38を圧縮
するための大がかりな装置を設ける必要もなく、人手に
よる作業によっても十分対応可能となる。
【0020】第1および第2の管10,20を取り外す
には、ドライバなど先の細い工具を解除孔36に差込
み、コイルばね38の後端とストッパ34の係合を解除
する。そして、コイルばね38を組立時とは逆に回転す
れば、コイルばね38が環状間隙部から抜け出てきて、
分解することができる。
【0021】図7は、第2の実施形態の球面管継手の分
解斜視図である。図示するように、第1の管10の構成
は前述の実施形態と同一である。第2の管120は、そ
の概略構成において、前述の実施形態の第2の管20と
ほぼ同様の構成を有している。すなわち、第2の管12
0は管材122とアウタ管部124を有し、さらに管材
122は、これとアウタ管部124をつなげる接続部1
26を含んでいる。接続部126の内面は、管材122
と同一の中心軸を有する略球面の一部である接続面を有
し、組み立てられたときには、ガスケット16の接触面
18と摺動可能に密着する。二つの接触面が摺動するこ
とにより、第1および第2の管10,120を屈曲可能
としている。
【0022】アウタ管部124の先端は、断面が略J字
形となるように内側に巻き込まれて形成されたガイドつ
ば130が設けられている。ガイドつば130は、アウ
タ管部124の開口端のほぼ全周にわたって形成されて
いるが、図示するように、1カ所形成されていない部分
がある。ここには、アウタ管部124からさらに延びて
形成されたストッパ134と、切り欠き144が形成さ
れている。
【0023】コイルばね138はテーパ形状を有し、組
み立てられたときには、その細い径の端がフランジ14
に当接し、太い径の端がガイドつば130に当接する。
細い径の端の先端は、アウタ管部124の内面から離れ
る方向に曲げられており、挿入時に先端がアウタ管部1
24の内面に引っかかることを防止している。太い径の
端の先端は、コイルばね138の半径方向外側に略L字
形に曲げられた終端係合部146が設けられている。
【0024】組立の際には、管材12の先端にガスケッ
ト16が取り付けられた後、これがアウタ管部124内
に挿入される。さらに、アウタ管部124と管材12の
間に形成された環状の間隙内に、コイルばね138が挿
入される。コイルばね138の先端は径が小さいので、
ガイドつば130に当接せずに挿入することができる。
コイルばね138がガイド部に当接するようになった
ら、終端係合部146を保持してコイルばね138を回
転させる。螺旋形状を有するコイルばね138とガイド
つば130の作用によって、コイルばね138は奥へと
ねじ込まれる。終端係合部146が切り欠き144まで
到達したら、終端係合部146をストッパ134に係合
させる。これによって、コイルばね138が環状の間隙
内から抜け出すことを防止する。
【0025】組み立てられた状態で、コイルばね138
の一端は第1の管10のフランジ14に当接し、他端は
第2の管120のガイドつば130に当接する。コイル
ばね138の付勢力は、これらを離す方向に作用する
が、これによって、ガスケット16の接触面と接続部1
26の内面の接触面が密着する。前述のようにこれらの
接触面は摺動可能であるので、この部分で、第1および
第2の管10,120は、屈曲可能である。
【0026】本実施形態においても、コイルばね138
を直接圧縮するのではなく、ねじ込むことによって、大
がかりな専用の装置を用いることなく、組み付け作業を
行うことができる。
【0027】なお、ガイドつば130は、同一平面内に
設けられても良く、アウタ管部124の表面にそって螺
旋状に設けられても良い。また、ガイドつば130の断
面は、J字形の他、L字形などとすることもできる。さ
らに、前述の実施形態と同様に、コイルばね138にも
その細い径の端部付近に切り欠きを、アウタ管部124
に作業孔を設けることもできる。組み付け時において
は、前述の実施形態と同様に工具42を使用して、コイ
ルばね138を回転させることができる。
【0028】なお、以上二つの実施形態において、ガイ
ド条30、ガイドつば130などのガイド部は、アウタ
管部24,124の周に沿ってほぼ1周設けられている
が、コイルばね38,138の回転によって、コイルば
ねが奥にねじ込まれれば良いのであるから、少なくとも
コイルばねと1点で係合するよう設ければよい。
【0029】図8は、第3の実施形態の球面管継手の断
面図である。図示するように、第1の管10の構成は前
述の実施形態と同一である。第2の管220は、その概
略構成において、前述の実施形態の第2の管20とほぼ
同様の構成を有している。すなわち、第2の管220は
管材222とアウタ管部224を有し、さらに管材22
2は、これとアウタ管部224をつなげる接続部226
を含んでいる。接続部226の内面は、管材222と同
一の中心軸を有する略球面の一部である接続面を有し、
組み立てられたときには、ガスケット16の接触面と摺
動可能に密着する。二つの接触面が摺動することによ
り、第1および第2の管10,220を屈曲可能として
いる。
【0030】アウタ管部224の外周面には、当該アウ
タ管部224を打ち出して外側に突出させたねじ山24
8が形成され、雄ねじが形成されている。アウタ管部2
24のさらに外側には、前記の雄ねじと係合する雌ねじ
が形成されたキャップ250がねじ結合されている。キ
ャップ250の図中左の端は、管材12と、アウタ管部
224との間に形成された環状の間隙部の開放端の一部
を塞ぐようなつば部252を有している。前記環状間隙
部には、コイルばね238が挿入されており、その一端
がフランジ14に、他端がつば部252に当接し、これ
らを引き離す方向に、付勢している。この付勢力によっ
て、ガスケット16の接触面と、接続部226の内面で
ある接触面が密着する。
【0031】組み立てにおいては、ガスケット16を先
端に装着した管材12をアウタ管部224に挿入し、管
材12とアウタ管部224の間隙にコイルばね238を
挿入する。さらに、コイルばね238に被せるようにキ
ャップ250を装着し、キャップ250の雌ねじと、ア
ウタ管部224の雄ねじをねじ係合させて、キャップ2
50をねじ込む。これによって、コイルばね238が圧
縮され、前記の付勢力を発生する。
【0032】本実施形態によれば、キャップ250をね
じ込むことによって、コイルばね238を圧縮すること
ができるので、直接ばねを圧縮する場合に比べ、作業性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の概略構成を示す分解斜視図
である。
【図2】 第1の実施形態の断面図である。
【図3】 第1の実施形態のアウタ管部24の詳細図で
ある。
【図4】 図3のA−A’線断面図である。
【図5】 第1の実施形態のコイルばね38の詳細図で
ある。
【図6】 第1の実施形態の組立についての説明図であ
る。
【図7】 第2の実施形態の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図8】 第3の実施形態の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 第1の管、16 ガスケット、18 第1の管の
接触面、20,120,220 第2の管、24,12
4,224 アウタ管部、28 第2の管の接触面、3
0 ガイド条(ガイド部)、32 作業孔、34 スト
ッパ、38 コイルばね、40 切り欠き、130 ガ
イドつば(ガイド部)、250 キャップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G004 DA11 DA14 EA03 3H104 JA03 JB02 JC04 JC08 JD03 KA04 KB20 KC04 LA07 LA15 LA18 LF02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の管に設けられた凸状略球面の接触
    面と、第2の管に設けられた凹状略球面の接触面とを摺
    動可能に接触させ、前記第1および第2の管を屈曲可能
    に結合する球面管継手であって、 前記第2の管の前記接触面が設けられた部分よりさらに
    先端に設けられ、前記第1の管の周囲を覆うアウタ管部
    と、 前記アウタ管部と前記第1の管部との間に形成された環
    状隙間部に、前記第1の管の軸と同軸に配置され、一端
    が前記アウタ管部と、他端が第1の管と接触し、前記第
    1および第2の管の接触面を密着するよう付勢するコイ
    ルばねと、を有し、 前記アウタ管部には、 前記コイルばねに当接し、コイルばねを回転させること
    によって当該コイルばねを当該アウタ管部の奥方向に送
    るガイド部と、 前記コイルばね後端と係合し、当該コイルばねを前記環
    状隙間部内に保持するストッパと、が設けられている、
    球面管継手。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の球面管継手において、
    前記ガイド部は、前記アウタ管の軸と同軸の螺旋形状を
    有する、球面管継手。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の球面管継手に
    おいて、 前記コイルばねの第1の管と接触する側の近辺には、当
    該コイルばねをその軸周りに回転させる工具の爪と係合
    するための切り欠きが設けられ、 前記アウタ管部には、前記コイルばねの切り欠きを外部
    に露出するための作業孔が設けられた、球面管継手。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載の球面管継手におい
    て、前記コイルばねは、前記アウタ管部と接触する端の
    幅が広く、前記第1の管と接触する端の幅は、前記ガイ
    ド部の最小内径より狭い、テーパばねである、球面管継
    手。
  5. 【請求項5】 第1の管に設けられた凸状略球面の接触
    面と、第2の管に設けられた凹状略球面の接触面とを摺
    動可能に接触させ、前記第1および第2の管を屈曲可能
    に結合する球面管継手であって、 前記第2の管の前記接触面が設けられた部分よりさらに
    先端に設けられ、前記第1の管の周囲を覆い、その外周
    面に雄ねじが形成されたアウタ管部と、 前記アウタ管部と前記第1の管部との間に形成された環
    状隙間部に、前記第1の管の軸と同軸に配置されたコイ
    ルばねと、 前記アウタ管部の雄ねじとねじ係合する雌ねじが形成さ
    れ、前記環状隙間部の開口部の一部を覆うつば部を有す
    るキャップと、 前記コイルばねは、一端が前記キャップのつば部と、他
    端が第1の管と接触し、前記第1および第2の管の接触
    面を密着するよう付勢する、球面管継手。
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