JP2000060462A - 即席食品 - Google Patents

即席食品

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JP2000060462A
JP2000060462A JP10233228A JP23322898A JP2000060462A JP 2000060462 A JP2000060462 A JP 2000060462A JP 10233228 A JP10233228 A JP 10233228A JP 23322898 A JP23322898 A JP 23322898A JP 2000060462 A JP2000060462 A JP 2000060462A
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JP
Japan
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food
solution
instant
seasoning
low temperature
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JP10233228A
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Kazuhiro Yamada
一博 山田
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 従来の即席食品は、簡易廉価で、味付け済であることか
ら、インスタント食品又は緊急用食品として重宝されている。
この種の即席食品は、ケ゛ル化剤を使用した固形の即席食
品が主流となっている。しかし、この固形即席食品は、
食感に乏しく、かつ舌触りが硬い等の問題が指摘されて
いる。 【課題】本発明は、セ゛ラチン、寒天、カラキ゛ーナン等のケ゛ル化剤
を溶解して生成されたソ゛ル化溶解液に調味料を添加して
味付けしたソ゛ル化溶解液に具を混入してなる即席食品で
ある。この具混入の即席食品を容器に入れ、低温保存す
ることを特徴とする即席食品である。従って、何時でも
インスタントスーフ゜として簡便に食感及び舌触りがよい具入りスー
フ゜を供食できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、即席食品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の即席食品は、簡易廉価で、味付け
済であることから、インスタント食品又は緊急用食品として重
宝されている。そして、この種の即席食品は、ケ゛ル化剤
を使用した固形の即席食品(以下、固形即席食品とす
る。)が主流となっている。しかし、この固形即席食品
は、食感に乏しく、かつ舌触りが硬い等の問題が指摘さ
れている。そこで、短期間の保存しかできない即席食品
であるが、前記問題を解決するに役立つと思われる次の
ような技術文献があるので、列挙する。(1)特開昭56-29
971号の即席雑炊及びその製造方法がある。その要旨
は、容器内に寒天で固めた固形スーフ゜、寒天で固めた具及
び米飯を収容した即席雑炊であり、ケ゛ル化されている。
そして、固形スーフ゜、具、米飯等を仕切るのにセ゛ラチンの皮
膜を用いる場合もある。この発明は、固形スーフ゜、具、米
飯の三層構造のケ゛ル化食品である。(2)特開昭56-88770号
の即席麺類の製造法がある。その要旨は、水に調味料と
セ゛ラチンを加え、その中へ具を加えて凝固し、この凝固し
た具を即席麺類の上にのせる構成である。従って、具と
麺の二層構造であって、セ゛ラチンを凝固するものであり、ケ
゛ル化食品である。(3)特開平5-304905号のセ゛リー製品の製
造方法がある。その要旨は、セ゛リー液の固化下部と、セ゛リー
液の未固化上部とでなり、未固化上部に固形分を投入
し、常法により簡易殺菌する。未固化上部にセ゛リー液を有
するが、未固化上部に固形分を投入した後、湯殺菌、冷
却して、最終的にケ゛ル化する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】文献(1)は、スーフ゜を冷
却固化して固形スーフ゜を作る構成であり、内容的には凝固
であってケ゛ル化の範疇である。しかし、この発明は、冷
却固化した固形スーフ゜と、米飯との二層又は詳述しないが
三層でなることから、製作が煩雑となること、又は供食
時にスーフ゜と米飯との混り具合が十分でなく、食感又は舌
触りに難点があること、等の課題が考えられる。さらに
熱湯又は水等の希釈用流体を使用しない構成である。
【0004】文献(2)は、セ゛ラチンで固形化した水、調味料
添加の具と、凝固した即席麺類との二層構成でなること
から、製作が煩雑となること、又は供食時にスーフ゜と麺と
のなじみが十分でなく、食感又は舌触りに難点があるこ
と、等の課題が考えられる。この発明も、熱湯又は水等
の希釈用流体を使用しない構成である。
【0005】また文献(3)は、固化セ゛リー液と、花などの
固形物を投入した未固化セ゛リー液との二層のセ゛リーが存在す
る構成である。未固化セ゛リー液はソ゛ル化に近い状態から、
最終的には固化及び湯殺菌して、常温流通できる構成で
あり、この段階ではケ゛ル化食品である。従って、ソ゛ル化に
比して、幾分食感及び舌触りに問題を残す処である。こ
の発明でも、熱湯又は水等の希釈用流体を使用しない構
成である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、何時
でもインスタントスーフ゜として簡便に食感及び舌触りがよい具入
りスーフ゜を提供することにあり、その要旨は、ケ゛ル化剤を
溶解して生成されたソ゛ル化溶解液に調味料を添加して味
付けしたソ゛ル化溶解液に具を混入してなる即席食品であ
って、当該具混入の即席食品を容器に入れ、低温保存す
ることを特徴とする即席食品である。
【0007】請求項2の発明は、何時でもインスタント食品と
して簡便に飲食でき、かつ食感及び舌触りのよい食材入
り食品を提供することにあり、その要旨は、ケ゛ル化剤を
溶解して生成されたソ゛ル化溶解液に調味料を添加して味
付けしたソ゛ル化溶解液に食材を混入してなる即席食品で
あって、当該食材混入の即席食品を容器に入れ、低温保
存することを特徴とする即席食品である。
【0008】請求項3の発明は、天然の固化剤を使用
し、何人も安心して飲食できる即席食品を提供するもの
であり、その要旨は、ケ゛ル化剤を、セ゛ラチン、寒天、カラキ゛ーナ
ン等とする即席食品である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、ソ゛ル化溶解液を使用し
た即席食品であるので、その保存期間は最長で略3日程
度であり、しかも冷蔵庫で低温保存する。殊に、具又は
食材を乾燥、冷凍せずそのまま混入するものについて
は、前記保存期間と低温保存が不可欠である。
【0010】この即席食品の具入りスーフ゜・汁の場合は、
冷蔵庫の冷蔵室等より取出した後、容器内に所定量の熱
湯を注ぎ込む。この熱湯により、直ちに溶融されてスーフ゜
・汁となり、かつ固化した具等は速やかに戻り、本来の
硬さ、風味及び食感になる。従って、インスタントスーフ゜とし
て、簡便かつ瞬時に飲食できる特徴がある。
【0011】またこの即席食品の食材入り食品の場合
は、冷蔵庫の冷蔵室より取出した後、容器内に所定量の
熱湯を注ぎ込む。この熱湯により、直ちに溶融されて固
化した食品・食材等は速やかに戻り、本来の硬さ、風味
及び食感になる。従って、インスタント食品として、簡便かつ
瞬時に飲食できる特徴がある。
【0012】尚、冷蔵庫で冷凍保存することも可能であ
り、この例では、長期間の保存に役立つ特徴がある。ま
たこの冷凍保存した場合、風味、食感等の低下は思った
ほどでもなかったので、場合によりこの種の冷凍保存も
可能と思われる。
【0013】
【実施例】:実施例1の具入りスーフ゜ 容器に充填した溶融したセ゛ラチン(ソ゛ル化溶解液)に、調味
料少々と、加熱等処理済み具(例えば、鯛の切身片)を
2〜3片を混入し、従来と同様にして冷却固化する。この
冷却固化した具入り食品を、冷蔵庫で低温保存する。通
常、2〜3日程度の賞味期間となる。
【0014】(実験例)紙又は樹脂製のカッフ゜1(容器の
一例である。以下同じ)に鯛の汁2と溶解したセ゛ラチンのソ゛
ル化溶解液3を充填するとともに、みりん、しょうゆ等の
調味料4を少量添加する。その後、鯛の切身5を2〜3片混
入し、キャッフ゜6で密封し、冷蔵庫に略固化状態で低温保存
する。この具入り食品の供食は前述のとおりである。カッ
フ゜1内の略1/4〜1/8程度の容量とする(以下、同じ)。
【0015】:実施例2のお茶 容器に充填した溶融したセ゛ラチン(ソ゛ル化溶解液)に、粉末
茶を混入し、従来と同様にして冷却固化する。この冷却
固化した即席茶を、冷蔵庫で低温保存する。通常、2〜3
日程度の賞味期間となる。
【0016】(実験例)紙又は樹脂製のカッフ゜1に粉末茶8
と溶解したセ゛ラチンのソ゛ル化溶解液3を充填する。その後、キ
ャッフ゜6で密封し、冷蔵庫に略固化状態で低温保存する。
この即席茶の供食は前述のとおりである。
【0017】:実施例3の食材入り食品 容器に充填した溶融したセ゛ラチン(ソ゛ル化溶解液)にあんを
混ぜる。このあん入りソ゛ル化溶解液に、処理済み食材
(例えば、もち片)を2〜3片浮かせる。その後、従来と
同様にして冷却固化する。この冷却固化した食材入り食
品を、冷蔵庫に略固化状態で低温保存する。通常、2〜3
日程度の賞味期間となる。
【0018】(実施例)紙又は樹脂製のカッフ゜1にあん9と
溶解したセ゛ラチンのソ゛ル化溶解液3を充填する。この上にも
ち片10を2〜3片浮かせてキャッフ゜6で密封し、冷蔵庫に低温
保存する。この具入り食品の供食は前述のとおりであ
る。
【0019】:実施例4の具入り味噌汁 容器に充填した溶融したセ゛ラチン(ソ゛ル化溶解液)に味噌及
び調味料を添加した後、処理済み食材(例えば、豆腐、
ネキ゛、ワカメ等の具材)を少々混入し、従来と同様にして冷
却固化する。この冷却固化した具入り味噌汁を、冷蔵庫
に略固化状態で低温保存する。通常、2〜3日程度の賞味
期間となる。
【0020】(実施例)紙又は樹脂製のカッフ゜1に味噌11
及び調味料4と溶解したセ゛ラチンのソ゛ル化溶解液3を充填し、
具材12を混入した後、キャッフ゜6で密封し、冷蔵庫に略固化
状態で低温保存する。この具入り味噌汁の供食は前述の
とおりである。
【0021】:実施例5の健康食品 容器に充填した溶融したセ゛ラチン(ソ゛ル化溶解液)に、粉
末、流体等の健康食材(例えば、薬草、黒五等)を所定
量を混入し、従来と同様にして冷却固化する。この冷却
固化した健康食品を、冷蔵庫に略固化状態で低温保存す
る。
【0022】(実施例)紙又は樹脂製のカッフ゜1に粉末、
流体等の健康食材13と溶解したセ゛ラチンのソ゛ル化溶解液3を
充填した後、キャッフ゜6で密封し、冷蔵庫に低温保存する。
この健康食品の供食は前述のとおりである。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は、調味料を含むソ゛ル化溶
解液に具を混入して生成される即席食品を、容器に入
れ、低温保存する構成である。従って、何時でもインスタント
スーフ゜・汁等として簡便に食感及び舌触りがよい具入りスー
フ゜・汁等の汁物を供食できる。
【0024】請求項2の発明は、調味料を含むソ゛ル化溶解
液に食材を混入して生成される即席食品を、容器に入
れ、低温保存する構成である。従って、何時でもインスタント
食品・食材等として簡便に飲食でき、かつ食感及び舌触
りのよい食材入り食品・食材等の飲食物を供食できる。
【0025】請求項3の発明は、ケ゛ル化剤を、セ゛ラチン、寒
天、カラキ゛ーナン等とする構成である。従って、天然の固化
剤を使用し、何人も安心して飲食できる即席食品を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の一例を示す断面図である。
【図3】本発明のその他の一例を示す断面図である。
【図4】本発明の別の他の一例を示す断面図である。
【図5】本発明のさらに他の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カッフ゜ 2 鯛の汁 3 セ゛ラチン 4 調味料 5 切身 6 キャッフ゜ 8 粉末茶 9 あん 10 もち片 11 味噌 12 具材 13 粉末、流体等の健康食材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ゛ル化剤を溶解して生成されたソ゛ル化溶解
    液に調味料を添加して味付けしたソ゛ル化溶解液に具を混
    入してなる即席食品であって、 当該具混入の即席食品を容器に入れ、低温保存すること
    を特徴とする即席食品。
  2. 【請求項2】 ケ゛ル化剤を溶解して生成されたソ゛ル化溶解
    液に調味料を添加して味付けしたソ゛ル化溶解液に食材を
    混入してなる即席食品であって、 当該食材混入の即席食品を容器に入れ、低温保存するこ
    とを特徴とする即席食品。
  3. 【請求項3】 上記のケ゛ル化剤が、セ゛ラチン、寒天、カラキ゛ーナ
    ン等とする請求項1又は請求項2に記載の即席食品。
JP10233228A 1998-08-19 1998-08-19 即席食品 Pending JP2000060462A (ja)

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