JP2000049475A - 基板取付装置 - Google Patents
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- H05K7/14—Mounting supporting structure in casing or on frame or rack
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- H05K5/0026—Casings, cabinets or drawers for electric apparatus provided with connectors and printed circuit boards [PCB], e.g. automotive electronic control units
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- H05K7/14—Mounting supporting structure in casing or on frame or rack
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コストアップを招くことなく、基板挿入時の
位置決め精度が緩和され、作業性および信頼性を向上さ
せた基板取付装置を得る。 【解決手段】 内面に基板ガイド溝３を有するケース本
体１と、ケース本体の一端に固定されるケース蓋７とを
備え、ケース本体およびケース蓋からなる筺体内に回路
基板を位置決め固定するための基板取付装置において、
基板ガイド溝は、回路基板の厚さよりもわずかに大きい
均一幅ｗを有するとともに、ケース蓋に対向するケース
本体の一端に向けて幅が広がるように形成されたテーパ
部分３ａを有し、ケース蓋は、ケース本体に対して嵌合
する方向に付勢力を有する固定ツメ８と、回路基板の一
端を位置決め保持するための基板保持部９とを有し、テ
ーパ部分を介して回路基板をスムーズに且つ正確に基板
ガイド溝に挿入する。
位置決め精度が緩和され、作業性および信頼性を向上さ
せた基板取付装置を得る。 【解決手段】 内面に基板ガイド溝３を有するケース本
体１と、ケース本体の一端に固定されるケース蓋７とを
備え、ケース本体およびケース蓋からなる筺体内に回路
基板を位置決め固定するための基板取付装置において、
基板ガイド溝は、回路基板の厚さよりもわずかに大きい
均一幅ｗを有するとともに、ケース蓋に対向するケース
本体の一端に向けて幅が広がるように形成されたテーパ
部分３ａを有し、ケース蓋は、ケース本体に対して嵌合
する方向に付勢力を有する固定ツメ８と、回路基板の一
端を位置決め保持するための基板保持部９とを有し、テ
ーパ部分を介して回路基板をスムーズに且つ正確に基板
ガイド溝に挿入する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子部品が実装
された回路基板を筐体ケース内に収納する場合の基板取
付装置に関し、特にコストダウンを実現するとともに作
業性および信頼性を向上させた基板取付装置に関するも
のである。
された回路基板を筐体ケース内に収納する場合の基板取
付装置に関し、特にコストダウンを実現するとともに作
業性および信頼性を向上させた基板取付装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、たとえば自動車エンジンの燃
料噴射制御や点火制御などを行う電子制御ユニットにお
いては、回路基板上に実装された電子部品を外部環境か
ら保護するために、回路基板を筺体ケース内に収納して
いる。
料噴射制御や点火制御などを行う電子制御ユニットにお
いては、回路基板上に実装された電子部品を外部環境か
ら保護するために、回路基板を筺体ケース内に収納して
いる。
【０００３】また、回路基板のケース内への取付時に、
工数を削減して生産性を向上するために、ネジなどの固
定手段を別途に用いることなく、回路基板を位置決め固
定する基板取付装置が種々提案されている。
工数を削減して生産性を向上するために、ネジなどの固
定手段を別途に用いることなく、回路基板を位置決め固
定する基板取付装置が種々提案されている。
【０００４】図８はたとえば特開平８−１７７５１８号
公報に記載された従来の基板取付装置を示す側断面図で
ある。図８において、筺体を構成するケース本体２０
は、最も奥の端面に位置する背面板２０ａと、両側に位
置する側面板２０ｂとを有する。
公報に記載された従来の基板取付装置を示す側断面図で
ある。図８において、筺体を構成するケース本体２０
は、最も奥の端面に位置する背面板２０ａと、両側に位
置する側面板２０ｂとを有する。
【０００５】背面板２０ａの内面には、断面がＶ字テー
パ形状の基板固定溝２３が設けられている。また、各側
面板２０ｂの内面には、基板固定溝２３と連続するよう
に形成された均一幅の基板ガイド溝２５が設けられてい
る。
パ形状の基板固定溝２３が設けられている。また、各側
面板２０ｂの内面には、基板固定溝２３と連続するよう
に形成された均一幅の基板ガイド溝２５が設けられてい
る。
【０００６】さらに、ケース本体２０は、開口端に結合
されたケース蓋２６を有し、ケース蓋２６の内面には、
基板固定溝２３と同一形状の基板固定溝２７が設けられ
ている。基板固定溝２７は、基板ガイド溝２５と連続す
るように形成されている。
されたケース蓋２６を有し、ケース蓋２６の内面には、
基板固定溝２３と同一形状の基板固定溝２７が設けられ
ている。基板固定溝２７は、基板ガイド溝２５と連続す
るように形成されている。
【０００７】ケース蓋２６は、ネジ２９を介してケース
本体２０に固定されている。各基板ガイド溝２３および
２７の間には、回路基板３０が挟持されて固定されてお
り、回路基板３０の両端部は、各基板ガイド溝２３およ
び２７のＶ字形状により、回路基板３０の厚さ方向に挟
持されて、位置決め固定されている。
本体２０に固定されている。各基板ガイド溝２３および
２７の間には、回路基板３０が挟持されて固定されてお
り、回路基板３０の両端部は、各基板ガイド溝２３およ
び２７のＶ字形状により、回路基板３０の厚さ方向に挟
持されて、位置決め固定されている。
【０００８】回路基板３０上には、制御ユニットとして
の要求機能を実現するために、複数の電子部品３２が実
装されている。ケース蓋２６には、外部に接続するため
のコネクタ３３が設けられており、コネクタ３３の複数
のリード線３５は、回路基板３０上のパターンに接続さ
れている。
の要求機能を実現するために、複数の電子部品３２が実
装されている。ケース蓋２６には、外部に接続するため
のコネクタ３３が設けられており、コネクタ３３の複数
のリード線３５は、回路基板３０上のパターンに接続さ
れている。
【０００９】回路基板３０は、ケース本体２０とケース
蓋２６との結合時に、ガイド溝２５に位置決めされ、且
つ基板固定溝２３および２７により固定される。これに
より、ネジなどの固定手段を別途に用いることなく、ケ
ース本体２０およびケース蓋２６内に回路基板３０を位
置決め固定することができる。
蓋２６との結合時に、ガイド溝２５に位置決めされ、且
つ基板固定溝２３および２７により固定される。これに
より、ネジなどの固定手段を別途に用いることなく、ケ
ース本体２０およびケース蓋２６内に回路基板３０を位
置決め固定することができる。
【００１０】しかしながら、図８のように基板ガイド溝
２３および２７の間に回路基板３０を位置決め固定する
場合、回路基板３０をケース本体２０内に挿入するとき
に、回路基板３０の厚さと同等幅で比較的狭い基板ガイ
ド溝２５内に回路基板３０を正確に位置決めして挿入す
る必要がある。
２３および２７の間に回路基板３０を位置決め固定する
場合、回路基板３０をケース本体２０内に挿入するとき
に、回路基板３０の厚さと同等幅で比較的狭い基板ガイ
ド溝２５内に回路基板３０を正確に位置決めして挿入す
る必要がある。
【００１１】また、基板ガイド溝２５は、回路基板３０
の厚さ方向をガイドしているのみなので、たとえば、回
路基板３０の裏表が逆の場合や、回路基板３０の挿入方
向が逆の場合でも、回路基板３０が誤挿入されてしまう
ことになる。
の厚さ方向をガイドしているのみなので、たとえば、回
路基板３０の裏表が逆の場合や、回路基板３０の挿入方
向が逆の場合でも、回路基板３０が誤挿入されてしまう
ことになる。
【００１２】また、このような回路基板３０の誤挿入を
防止するためには、特別な検査設備を必要とし、特に、
複雑な構成を有する近年の電子制御ユニットを検査する
ためには、チェック用の画像処理装置などの特別な検査
設備を必要とする。さらに、筺体ケース内に任意の複数
枚の回路基板を重層して挿入する場合には、各回路基板
の間を支持固定するための特別な部品または機構が必要
となる。
防止するためには、特別な検査設備を必要とし、特に、
複雑な構成を有する近年の電子制御ユニットを検査する
ためには、チェック用の画像処理装置などの特別な検査
設備を必要とする。さらに、筺体ケース内に任意の複数
枚の回路基板を重層して挿入する場合には、各回路基板
の間を支持固定するための特別な部品または機構が必要
となる。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】従来の基板取付装置は
以上のように、単に基板ガイド溝２５を介して回路基板
３０をケース本体２０内に挿入し、基板固定溝２３およ
び２７で回路基板３０の両端を挟持しているので、高精
度の位置決めを必要とし、作業性が悪いという問題点が
あった。
以上のように、単に基板ガイド溝２５を介して回路基板
３０をケース本体２０内に挿入し、基板固定溝２３およ
び２７で回路基板３０の両端を挟持しているので、高精
度の位置決めを必要とし、作業性が悪いという問題点が
あった。
【００１４】また、回路基板３０の誤挿入を防止するこ
とができないので、信頼性が低いうえ、誤挿入を防止す
るために新たな機構を必要とし、コストアップを招くと
いう問題点があった。さらに、複数枚の回路基板を重層
してケース本体２０内に挿入する場合、各回路基板の間
を支持固定するための特別な部品などが必要になり、コ
ストアップを招くという問題点があった。
とができないので、信頼性が低いうえ、誤挿入を防止す
るために新たな機構を必要とし、コストアップを招くと
いう問題点があった。さらに、複数枚の回路基板を重層
してケース本体２０内に挿入する場合、各回路基板の間
を支持固定するための特別な部品などが必要になり、コ
ストアップを招くという問題点があった。
【００１５】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、コストアップを招くことなく、
作業性および信頼性を向上させた基板取付装置を得るこ
とを目的とする。
ためになされたもので、コストアップを招くことなく、
作業性および信頼性を向上させた基板取付装置を得るこ
とを目的とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る基板取付
装置は、内面に基板ガイド溝を有するケース本体と、ケ
ース本体の一端に固定されるケース蓋とを備え、ケース
本体およびケース蓋からなる筺体内に回路基板を位置決
め固定するための基板取付装置において、基板ガイド溝
は、回路基板の厚さよりもわずかに大きい均一幅を有す
るとともに、ケース蓋に対向するケース本体の一端に向
けて幅が広がるように形成されたテーパ部分を有し、ケ
ース蓋は、ケース本体に対して嵌合する方向に付勢力を
有する固定ツメと、回路基板の一端を位置決め保持する
ための基板保持部とを有するものである。
装置は、内面に基板ガイド溝を有するケース本体と、ケ
ース本体の一端に固定されるケース蓋とを備え、ケース
本体およびケース蓋からなる筺体内に回路基板を位置決
め固定するための基板取付装置において、基板ガイド溝
は、回路基板の厚さよりもわずかに大きい均一幅を有す
るとともに、ケース蓋に対向するケース本体の一端に向
けて幅が広がるように形成されたテーパ部分を有し、ケ
ース蓋は、ケース本体に対して嵌合する方向に付勢力を
有する固定ツメと、回路基板の一端を位置決め保持する
ための基板保持部とを有するものである。
【００１７】また、この発明に係る基板取付装置の基板
ガイド溝は、回路基板の厚さ方向となるケース本体の上
下方向に対して非対称となる位置に配設されたものであ
る。
ガイド溝は、回路基板の厚さ方向となるケース本体の上
下方向に対して非対称となる位置に配設されたものであ
る。
【００１８】また、この発明に係る基板取付装置のケー
ス本体は、ケース蓋の取付側とは反対側に位置する背面
板の内面に、基板ガイド溝と交差するように形成された
基板位置決め部材を有し、回路基板は、ケース本体に対
する挿入方向の先端部に、基板位置決め部材と係合する
係合部を有するものである。
ス本体は、ケース蓋の取付側とは反対側に位置する背面
板の内面に、基板ガイド溝と交差するように形成された
基板位置決め部材を有し、回路基板は、ケース本体に対
する挿入方向の先端部に、基板位置決め部材と係合する
係合部を有するものである。
【００１９】また、この発明に係る基板取付装置の基板
位置決め部材は、回路基板の幅方向となるケース本体の
左右方向に対して非対称となる位置に配設されたもので
ある。
位置決め部材は、回路基板の幅方向となるケース本体の
左右方向に対して非対称となる位置に配設されたもので
ある。
【００２０】また、この発明に係る基板取付装置のケー
ス本体は、回路基板の挿入方向と平行に配置された側面
板の内面に、基板ガイド溝と交差するように形成された
弾性突起部を有し、回路基板は、側端部に、弾性突起部
と係合する凹部を有するものである。
ス本体は、回路基板の挿入方向と平行に配置された側面
板の内面に、基板ガイド溝と交差するように形成された
弾性突起部を有し、回路基板は、側端部に、弾性突起部
と係合する凹部を有するものである。
【００２１】また、この発明に係る基板取付装置の弾性
突起部は、回路基板の挿入方向の移動を可能にするテー
パ部分と、回路基板の取出方向の移動を阻止する係合部
分とを有し、回路基板の凹部は、弾性突起部に対して相
補的な形状を有するものである。
突起部は、回路基板の挿入方向の移動を可能にするテー
パ部分と、回路基板の取出方向の移動を阻止する係合部
分とを有し、回路基板の凹部は、弾性突起部に対して相
補的な形状を有するものである。
【００２２】また、この発明に係る基板取付装置の弾性
突起部は、ケース本体の両側の側面板に形成されるとと
もに、回路基板の挿入方向となるケース本体の前後方向
に対して互いに非対称となる位置に配設されたものであ
る。
突起部は、ケース本体の両側の側面板に形成されるとと
もに、回路基板の挿入方向となるケース本体の前後方向
に対して互いに非対称となる位置に配設されたものであ
る。
【００２３】また、この発明に係る基板取付装置の回路
基板は、複数枚の回路基板からなり、重ね方向に層状に
配設されたものである。
基板は、複数枚の回路基板からなり、重ね方向に層状に
配設されたものである。
【００２４】また、この発明に係る基板取付装置の複数
枚の回路基板は、互いに離間配置され、各回路基板間の
空隙部に空間保持部材が設けられたものである。
枚の回路基板は、互いに離間配置され、各回路基板間の
空隙部に空間保持部材が設けられたものである。
【００２５】また、この発明に係る基板取付装置の空間
保持部材は、各回路基板の先端部のほぼ中央に設けられ
たものである。
保持部材は、各回路基板の先端部のほぼ中央に設けられ
たものである。
【００２６】
【発明の実施の形態】実施の形態１．以下、この発明の
実施の形態１を図について説明する。図１はこの発明の
実施の形態１による筺体ケースを示す分解斜視図であ
り、図２はこの発明の実施の形態１による回路基板１０
を単体で示す斜視図である。
実施の形態１を図について説明する。図１はこの発明の
実施の形態１による筺体ケースを示す分解斜視図であ
り、図２はこの発明の実施の形態１による回路基板１０
を単体で示す斜視図である。
【００２７】また、図３〜図５はそれぞれこの発明の実
施の形態１によるケース本体１を示す側面図、平面図お
よび断面図であり、図６および図７はそれぞれこの発明
の実施の形態１による組み立て状態を示す分解側面図で
ある。なお、図６は正確な組み立て状態、図７は不正確
な組み立て状態をそれぞれ示している。
施の形態１によるケース本体１を示す側面図、平面図お
よび断面図であり、図６および図７はそれぞれこの発明
の実施の形態１による組み立て状態を示す分解側面図で
ある。なお、図６は正確な組み立て状態、図７は不正確
な組み立て状態をそれぞれ示している。
【００２８】図１において、ケース本体１は、一端にケ
ース蓋７が固定されて筺体ケースを構成し、回路基板１
０（図２参照）を任意枚数（たとえば、図６において
は、２枚）だけ収納して位置決め固定するようになって
いる。
ース蓋７が固定されて筺体ケースを構成し、回路基板１
０（図２参照）を任意枚数（たとえば、図６において
は、２枚）だけ収納して位置決め固定するようになって
いる。
【００２９】各図において、ケース本体１は、ケース蓋
７の取付側とは反対側すなわち回路基板１０の挿入方向
に対して最も奥に位置する背面板１ａと、回路基板１０
の挿入方向と平行に両側に配置された側面板１ｂとから
なり、背面板１ａおよび側面板１ｂの各内面に基板ガイ
ド溝３が形成されている。
７の取付側とは反対側すなわち回路基板１０の挿入方向
に対して最も奥に位置する背面板１ａと、回路基板１０
の挿入方向と平行に両側に配置された側面板１ｂとから
なり、背面板１ａおよび側面板１ｂの各内面に基板ガイ
ド溝３が形成されている。
【００３０】基板ガイド溝３は、回路基板１０の厚さｔ
よりもわずかに大きい均一幅ｗを有するとともに、ケー
ス蓋７に対向するケース本体１の一端に向けて幅が広が
るように形成されたテーパ部分３ａを有する。
よりもわずかに大きい均一幅ｗを有するとともに、ケー
ス蓋７に対向するケース本体１の一端に向けて幅が広が
るように形成されたテーパ部分３ａを有する。
【００３１】たとえば、回路基板１０の厚さｔが１．６
ｍｍであれば、基板ガイド溝３の幅ｗは、１．７ｍｍ程
度に設定される。また、テーパ部分３ａの最大幅は、ケ
ース本体１および回路基板１０の枚数によって異なる
が、３〜７ｍｍ程度に設定される。
ｍｍであれば、基板ガイド溝３の幅ｗは、１．７ｍｍ程
度に設定される。また、テーパ部分３ａの最大幅は、ケ
ース本体１および回路基板１０の枚数によって異なる
が、３〜７ｍｍ程度に設定される。
【００３２】さらに、基板ガイド溝３は、回路基板１０
の厚さ方向となるケース本体１の上下方向に対して非対
称となる位置に配設されている。ここでは、基板ガイド
溝３が、全体にケース本体１の下方側に近接配置された
場合を示している。
の厚さ方向となるケース本体１の上下方向に対して非対
称となる位置に配設されている。ここでは、基板ガイド
溝３が、全体にケース本体１の下方側に近接配置された
場合を示している。
【００３３】ケース本体１は、背面板１ａの内面に、基
板ガイド溝３と交差するように突出形成された基板位置
決め部材４を有し、基板位置決め部材４は、回路基板１
０の幅方向となるケース本体１の左右方向に対して非対
称となる位置に配設されている。ここでは、基板位置決
め部材４が、ケース本体１の左側に配置された場合を示
している。
板ガイド溝３と交差するように突出形成された基板位置
決め部材４を有し、基板位置決め部材４は、回路基板１
０の幅方向となるケース本体１の左右方向に対して非対
称となる位置に配設されている。ここでは、基板位置決
め部材４が、ケース本体１の左側に配置された場合を示
している。
【００３４】また、ケース本体１は、側面板１ｂの内面
に、基板ガイド溝３と交差するように形成された弾性突
起部５を有する。この場合、弾性突起部５は、ケース本
体１の両側の側面板１ｂに形成されている。
に、基板ガイド溝３と交差するように形成された弾性突
起部５を有する。この場合、弾性突起部５は、ケース本
体１の両側の側面板１ｂに形成されている。
【００３５】弾性突起部５は、図４に参照されるよう
に、回路基板１０の挿入方向の移動を可能にするテーパ
部分（斜面部）と、回路基板の取出方向の移動を阻止す
る係合部分（直線部）とを有する。
に、回路基板１０の挿入方向の移動を可能にするテーパ
部分（斜面部）と、回路基板の取出方向の移動を阻止す
る係合部分（直線部）とを有する。
【００３６】弾性突起部５は、回路基板１０の挿入方向
となるケース本体１の前後方向に対して互いに非対称と
なる位置に配設されていてもよい。さらに、ケース本体
１は、ケース蓋７を嵌合して固定するための嵌合部６を
有する。
となるケース本体１の前後方向に対して互いに非対称と
なる位置に配設されていてもよい。さらに、ケース本体
１は、ケース蓋７を嵌合して固定するための嵌合部６を
有する。
【００３７】ケース蓋７は、図１および図６に参照され
るように、ケース本体１の嵌合部６に対して嵌合する方
向に付勢力を有する固定ツメ８と、回路基板１０の一端
を位置決め保持するための基板保持部９とを有する。
るように、ケース本体１の嵌合部６に対して嵌合する方
向に付勢力を有する固定ツメ８と、回路基板１０の一端
を位置決め保持するための基板保持部９とを有する。
【００３８】基板保持部９は、たとえば弾性部材で成形
された溝からなり、回路基板１０の一端を挟持するよう
に構成されていてもよい。
された溝からなり、回路基板１０の一端を挟持するよう
に構成されていてもよい。
【００３９】回路基板１０は、図２に参照されるよう
に、ケース本体１に対する挿入方向の先端部に、基板位
置決め部材４と係合する係合部１４を有する。また、回
路基板１０は、側端部に、弾性突起部５と係合する凹部
１５を有し、凹部１５は、弾性突起部５に対して相補的
な形状を有している。なお、ここでは図示されないが、
回路基板１０は、図８と同様の電子部品が実装されてい
るものとする。
に、ケース本体１に対する挿入方向の先端部に、基板位
置決め部材４と係合する係合部１４を有する。また、回
路基板１０は、側端部に、弾性突起部５と係合する凹部
１５を有し、凹部１５は、弾性突起部５に対して相補的
な形状を有している。なお、ここでは図示されないが、
回路基板１０は、図８と同様の電子部品が実装されてい
るものとする。
【００４０】また、図６のように、複数枚の回路基板１
０が互いに離間配置されて一体的にケース本体１内に挿
入される場合、各回路基板１０の空隙部には、回路基板
１０の相互位置決めを保持するための空間保持部材とし
てスペーサ１９が設けられる。
０が互いに離間配置されて一体的にケース本体１内に挿
入される場合、各回路基板１０の空隙部には、回路基板
１０の相互位置決めを保持するための空間保持部材とし
てスペーサ１９が設けられる。
【００４１】スペーサ１９は、回路基板１０がケース蓋
７の基板保持部９に取付けられる際に、各回路基板１０
の対向面に両面テープで粘着されるか、係合またはネジ
止めされてもよい。この場合、スペーサ１９は、各回路
基板１０の先端部のほぼ中央に設けられている。
７の基板保持部９に取付けられる際に、各回路基板１０
の対向面に両面テープで粘着されるか、係合またはネジ
止めされてもよい。この場合、スペーサ１９は、各回路
基板１０の先端部のほぼ中央に設けられている。
【００４２】次に、図６および図７を参照しながら、図
１〜図５に示したこの発明の実施の形態１の組み立て動
作について説明する。まず、任意枚数の回路基板１０
が、ケース蓋７の基板保持部９に位置決め保持される。
１〜図５に示したこの発明の実施の形態１の組み立て動
作について説明する。まず、任意枚数の回路基板１０
が、ケース蓋７の基板保持部９に位置決め保持される。
【００４３】この場合、筺体ケース内に収納される回路
基板は、複数枚の回路基板１０からなり、重ね方向に層
状に配設された状態でケース蓋７に取付けられ、一体的
にケース本体１に挿入される。
基板は、複数枚の回路基板１０からなり、重ね方向に層
状に配設された状態でケース蓋７に取付けられ、一体的
にケース本体１に挿入される。
【００４４】このとき、基板ガイド溝３のテーパ部分３
ａは、ケース本体１の内側面の手前（開口部）から奥へ
と、順次なめらかに狭くなっているので、高精度の位置
決め作業を必要とせずに、ケース本体１の奥に位置する
基板ガイド溝３に容易に且つ正確に挿入することができ
る。
ａは、ケース本体１の内側面の手前（開口部）から奥へ
と、順次なめらかに狭くなっているので、高精度の位置
決め作業を必要とせずに、ケース本体１の奥に位置する
基板ガイド溝３に容易に且つ正確に挿入することができ
る。
【００４５】すなわち、図６のように、各回路基板１０
の配置が正確な状態で挿入された場合には、そのまま、
ケース蓋７とともにケース本体１内にスムーズに組み込
まれる。また、ケース本体１とケース蓋７は、嵌合部６
および固定ツメ８を介して固定される。
の配置が正確な状態で挿入された場合には、そのまま、
ケース蓋７とともにケース本体１内にスムーズに組み込
まれる。また、ケース本体１とケース蓋７は、嵌合部６
および固定ツメ８を介して固定される。
【００４６】また、回路基板１０は、基板位置決め部材
４と係合部１４との係合により、ケース本体１に対して
左右方向に位置決めされ、弾性突起部５と凹部１５との
係合により、ケース本体１に対して挿入方向に位置決め
され且つ抜けが防止される。
４と係合部１４との係合により、ケース本体１に対して
左右方向に位置決めされ、弾性突起部５と凹部１５との
係合により、ケース本体１に対して挿入方向に位置決め
され且つ抜けが防止される。
【００４７】一方、図７のように、各回路基板１０を上
下逆の状態で誤挿入しようとした場合には、基板ガイド
溝３が上下非対称に配設されているので、誤挿入される
ことがなく、容易に誤挿入を防止することができる。
下逆の状態で誤挿入しようとした場合には、基板ガイド
溝３が上下非対称に配設されているので、誤挿入される
ことがなく、容易に誤挿入を防止することができる。
【００４８】図７のように、回路基板１０の誤挿入時に
おいて、基板ガイド溝３と回路基板１０とが整合したと
しても、弾性突起部５と凹部１５との不一致により、最
終的に、ケース本体１とケース蓋７とが嵌合することが
できないので、簡単な外観チェックで容易に誤挿入状態
を判明することができる。
おいて、基板ガイド溝３と回路基板１０とが整合したと
しても、弾性突起部５と凹部１５との不一致により、最
終的に、ケース本体１とケース蓋７とが嵌合することが
できないので、簡単な外観チェックで容易に誤挿入状態
を判明することができる。
【００４９】また、誤挿入状態のまま製品が製造工程を
流動した場合でも、ケース本体１とケース蓋７とが未嵌
合状態なので、簡単な外観チェックにより未嵌合製品を
判定することができる。したがって、画像処理装置など
の特別な検査設備を必要とせず、検査設備の簡略化によ
りコストダウンを実現することができる。
流動した場合でも、ケース本体１とケース蓋７とが未嵌
合状態なので、簡単な外観チェックにより未嵌合製品を
判定することができる。したがって、画像処理装置など
の特別な検査設備を必要とせず、検査設備の簡略化によ
りコストダウンを実現することができる。
【００５０】また、回路基板１０をケース蓋７の基板保
持部９に組み付けた後、最終の組立工程でケース本体１
内に挿入する際、回路基板１０は、ケース蓋７を介して
ケース本体１に固定されるので、回路基板１０とケース
本体１との間の固定ネジは不要となる。
持部９に組み付けた後、最終の組立工程でケース本体１
内に挿入する際、回路基板１０は、ケース蓋７を介して
ケース本体１に固定されるので、回路基板１０とケース
本体１との間の固定ネジは不要となる。
【００５１】したがって、部品点数が削減されて、コス
トダウンを実現することができる。また、ケース本体１
とケース蓋７との間の固定時にネジ締め工程が不要とな
るので、作業工数の削減および組み付け時間の削減を実
現することができる。
トダウンを実現することができる。また、ケース本体１
とケース蓋７との間の固定時にネジ締め工程が不要とな
るので、作業工数の削減および組み付け時間の削減を実
現することができる。
【００５２】さらに、任意の複数枚の回路基板１０を重
層して挿入する場合、対応する複数個の基板ガイド溝３
をケース本体１内に設けるともに、スペーサ１９を介在
させることのみにより、各回路基板１０の間を支持固定
することができる。したがって、支持固定するための複
雑な部品や機構を不要にすることができる。
層して挿入する場合、対応する複数個の基板ガイド溝３
をケース本体１内に設けるともに、スペーサ１９を介在
させることのみにより、各回路基板１０の間を支持固定
することができる。したがって、支持固定するための複
雑な部品や機構を不要にすることができる。
【００５３】複数枚の回路基板１０の空間保持部材とし
ては、スペーサ１９に代えて基板間コネクタなどを用い
ることができ、また、スペーサ１９に基板間コネクタを
組み合わせて用いることもできる。また、最終的にケー
ス本体１とケース蓋７との組み付けのみで、回路基板１
０が取付けられるので、構造上、ケース蓋７の外側に自
由なデザインを施しやすくなる。
ては、スペーサ１９に代えて基板間コネクタなどを用い
ることができ、また、スペーサ１９に基板間コネクタを
組み合わせて用いることもできる。また、最終的にケー
ス本体１とケース蓋７との組み付けのみで、回路基板１
０が取付けられるので、構造上、ケース蓋７の外側に自
由なデザインを施しやすくなる。
【００５４】実施の形態２．なお、上記実施の形態１で
は、誤挿入を防止するために、基板ガイド溝３、基板位
置決め部材４および弾性突起部５の配置をそれぞれオフ
セットさせたが、少なくとも、いずれか１つがオフセッ
トされていればよい。
は、誤挿入を防止するために、基板ガイド溝３、基板位
置決め部材４および弾性突起部５の配置をそれぞれオフ
セットさせたが、少なくとも、いずれか１つがオフセッ
トされていればよい。
【００５５】実施の形態３．また、上記実施の形態１で
は、ケース本体１とケース蓋７とを嵌合するために、ケ
ース蓋７側に固定ツメ８を設けたが、ケース本体１側に
固定ツメを設けてもよい。
は、ケース本体１とケース蓋７とを嵌合するために、ケ
ース蓋７側に固定ツメ８を設けたが、ケース本体１側に
固定ツメを設けてもよい。
【００５６】実施の形態４．また、上記実施の形態１で
は、ケース本体１の内面において、基板位置決め部材４
を突出部により形成したが、凹部により形成してもよ
い。この場合、回路基板１０の係合部１４が突出部とし
て形成されることになる。
は、ケース本体１の内面において、基板位置決め部材４
を突出部により形成したが、凹部により形成してもよ
い。この場合、回路基板１０の係合部１４が突出部とし
て形成されることになる。
【００５７】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項１によれ
ば、内面に基板ガイド溝を有するケース本体と、ケース
本体の一端に固定されるケース蓋とを備え、ケース本体
およびケース蓋からなる筺体内に回路基板を位置決め固
定するための基板取付装置において、基板ガイド溝は、
回路基板の厚さよりもわずかに大きい均一幅を有すると
ともに、ケース蓋に対向するケース本体の一端に向けて
幅が広がるように形成されたテーパ部分を有し、ケース
蓋は、ケース本体に対して嵌合する方向に付勢力を有す
る固定ツメと、回路基板の一端を位置決め保持するため
の基板保持部とを有するので、テーパ部分を介して回路
基板をスムーズに且つ正確に基板ガイド溝に挿入するこ
とができ、コストアップを招くことなく、基板挿入時の
位置決め精度が緩和され、作業性および信頼性を向上さ
せた基板取付装置が得られる効果がある。
ば、内面に基板ガイド溝を有するケース本体と、ケース
本体の一端に固定されるケース蓋とを備え、ケース本体
およびケース蓋からなる筺体内に回路基板を位置決め固
定するための基板取付装置において、基板ガイド溝は、
回路基板の厚さよりもわずかに大きい均一幅を有すると
ともに、ケース蓋に対向するケース本体の一端に向けて
幅が広がるように形成されたテーパ部分を有し、ケース
蓋は、ケース本体に対して嵌合する方向に付勢力を有す
る固定ツメと、回路基板の一端を位置決め保持するため
の基板保持部とを有するので、テーパ部分を介して回路
基板をスムーズに且つ正確に基板ガイド溝に挿入するこ
とができ、コストアップを招くことなく、基板挿入時の
位置決め精度が緩和され、作業性および信頼性を向上さ
せた基板取付装置が得られる効果がある。
【００５８】また、この発明の請求項２によれば、請求
項１において、基板ガイド溝は、回路基板の厚さ方向と
なるケース本体の上下方向に対して非対称となる位置に
配設されたので、回路基板の誤挿入を防止した基板取付
装置が得られる効果がある。
項１において、基板ガイド溝は、回路基板の厚さ方向と
なるケース本体の上下方向に対して非対称となる位置に
配設されたので、回路基板の誤挿入を防止した基板取付
装置が得られる効果がある。
【００５９】また、この発明の請求項３によれば、請求
項１または請求項２において、ケース本体は、ケース蓋
の取付側とは反対側に位置する背面板の内面に、基板ガ
イド溝と交差するように形成された基板位置決め部材を
有し、回路基板は、ケース本体に対する挿入方向の先端
部に、基板位置決め部材と係合する係合部を有するの
で、回路基板の誤挿入を防止した基板取付装置が得られ
る効果がある。
項１または請求項２において、ケース本体は、ケース蓋
の取付側とは反対側に位置する背面板の内面に、基板ガ
イド溝と交差するように形成された基板位置決め部材を
有し、回路基板は、ケース本体に対する挿入方向の先端
部に、基板位置決め部材と係合する係合部を有するの
で、回路基板の誤挿入を防止した基板取付装置が得られ
る効果がある。
【００６０】また、この発明の請求項４によれば、請求
項３において、基板位置決め部材は、回路基板の幅方向
となるケース本体の左右方向に対して非対称となる位置
に配設されたので、回路基板の誤挿入を防止した基板取
付装置が得られる効果がある。
項３において、基板位置決め部材は、回路基板の幅方向
となるケース本体の左右方向に対して非対称となる位置
に配設されたので、回路基板の誤挿入を防止した基板取
付装置が得られる効果がある。
【００６１】また、この発明の請求項５によれば、請求
項１から請求項４までのいずれかにおいて、ケース本体
は、回路基板の挿入方向と平行に配置された側面板の内
面に、基板ガイド溝と交差するように形成された弾性突
起部を有し、回路基板は、側端部に、弾性突起部と係合
する凹部を有するので、回路基板の誤挿入を防止すると
ともに、回路基板の位置決めを容易にした基板取付装置
が得られる効果がある。
項１から請求項４までのいずれかにおいて、ケース本体
は、回路基板の挿入方向と平行に配置された側面板の内
面に、基板ガイド溝と交差するように形成された弾性突
起部を有し、回路基板は、側端部に、弾性突起部と係合
する凹部を有するので、回路基板の誤挿入を防止すると
ともに、回路基板の位置決めを容易にした基板取付装置
が得られる効果がある。
【００６２】また、この発明の請求項６によれば、請求
項５において、弾性突起部は、回路基板の挿入方向の移
動を可能にするテーパ部分と、回路基板の取出方向の移
動を阻止する係合部分とを有し、回路基板の凹部は、弾
性突起部に対して相補的な形状を有するので、回路基板
の誤挿入を防止するとともに、回路基板の位置決めを容
易にした基板取付装置が得られる効果がある。
項５において、弾性突起部は、回路基板の挿入方向の移
動を可能にするテーパ部分と、回路基板の取出方向の移
動を阻止する係合部分とを有し、回路基板の凹部は、弾
性突起部に対して相補的な形状を有するので、回路基板
の誤挿入を防止するとともに、回路基板の位置決めを容
易にした基板取付装置が得られる効果がある。
【００６３】また、この発明の請求項７によれば、請求
項５または請求項６において、弾性突起部は、ケース本
体の両側の側面板に形成されるとともに、回路基板の挿
入方向となるケース本体の前後方向に対して互いに非対
称となる位置に配設されたので、回路基板の誤挿入を確
実に防止した基板取付装置が得られる効果がある。
項５または請求項６において、弾性突起部は、ケース本
体の両側の側面板に形成されるとともに、回路基板の挿
入方向となるケース本体の前後方向に対して互いに非対
称となる位置に配設されたので、回路基板の誤挿入を確
実に防止した基板取付装置が得られる効果がある。
【００６４】また、この発明の請求項８によれば、請求
項１から請求項７までのいずれかにおいて、回路基板
は、複数枚の回路基板からなり、重ね方向に層状に配設
されたので、複数の回路基板の取付に際しても作業性を
向上させた基板取付装置が得られる効果がある。
項１から請求項７までのいずれかにおいて、回路基板
は、複数枚の回路基板からなり、重ね方向に層状に配設
されたので、複数の回路基板の取付に際しても作業性を
向上させた基板取付装置が得られる効果がある。
【００６５】また、この発明の請求項９によれば、請求
項８において、複数枚の回路基板は、互いに離間配置さ
れ、各回路基板間の空隙部に空間保持部材が設けられた
ので、回路基板の位置決めを容易にした基板取付装置が
得られる効果がある。
項８において、複数枚の回路基板は、互いに離間配置さ
れ、各回路基板間の空隙部に空間保持部材が設けられた
ので、回路基板の位置決めを容易にした基板取付装置が
得られる効果がある。
【００６６】また、この発明の請求項１０によれば、請
求項９において、空間保持部材は、各回路基板の先端部
のほぼ中央に設けられたので、回路基板の位置決め保持
を確実にした基板取付装置が得られる効果がある。
求項９において、空間保持部材は、各回路基板の先端部
のほぼ中央に設けられたので、回路基板の位置決め保持
を確実にした基板取付装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明の実施の形態１による筺体ケースを
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図２】 この発明の実施の形態１による回路基板を単
体で示す斜視図である。
体で示す斜視図である。
【図３】 この発明の実施の形態１によるケース本体を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図４】 この発明の実施の形態１によるケース本体を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図５】 この発明の実施の形態１によるケース本体を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図６】 この発明の実施の形態１による正確な組み立
て状態を示す分解側面図である。
て状態を示す分解側面図である。
【図７】 この発明の実施の形態１による不正確な組み
立て状態を示す分解側面図である。
立て状態を示す分解側面図である。
【図８】 従来の基板取付装置を示す断面図である。
１ ケース本体、１ａ 背面板、１ｂ 側面板、３ 基
板ガイド溝、３ａ テーパ部分、４ 基板位置決め部
材、５ 弾性突起部、６ 嵌合部、７ ケース蓋、８
固定ツメ、９ 基板保持部、１０ 回路基板、１４ 係
合部、１５ 凹部、１９ スペーサ、ｗ 基板ガイド溝
の幅、ｔ 回路基板の厚さ。
板ガイド溝、３ａ テーパ部分、４ 基板位置決め部
材、５ 弾性突起部、６ 嵌合部、７ ケース蓋、８
固定ツメ、９ 基板保持部、１０ 回路基板、１４ 係
合部、１５ 凹部、１９ スペーサ、ｗ 基板ガイド溝
の幅、ｔ 回路基板の厚さ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年７月２９日（１９９９．７．２
９）
９）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項１
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１６
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る基板取付
装置は、内面に基板ガイド溝を有するケース本体と、ケ
ース本体の一端に固定されるケース蓋とを備え、ケース
本体およびケース蓋からなる筺体内に回路基板を位置決
め固定するための基板取付装置において、基板ガイド溝
は、回路基板の厚さよりもわずかに大きい均一幅を有す
るとともに、ケース蓋に対向するケース本体の一端に向
けて幅が広がるように形成されたテーパ部分を有し、ケ
ース蓋は、ケース本体に対して嵌合する方向に付勢力を
有する固定ツメと、回路基板の一端を位置決め保持する
ための基板保持部とを有し、ケース本体に固定される前
に、基板保持部により回路基板の一端を保持するもので
ある。
装置は、内面に基板ガイド溝を有するケース本体と、ケ
ース本体の一端に固定されるケース蓋とを備え、ケース
本体およびケース蓋からなる筺体内に回路基板を位置決
め固定するための基板取付装置において、基板ガイド溝
は、回路基板の厚さよりもわずかに大きい均一幅を有す
るとともに、ケース蓋に対向するケース本体の一端に向
けて幅が広がるように形成されたテーパ部分を有し、ケ
ース蓋は、ケース本体に対して嵌合する方向に付勢力を
有する固定ツメと、回路基板の一端を位置決め保持する
ための基板保持部とを有し、ケース本体に固定される前
に、基板保持部により回路基板の一端を保持するもので
ある。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００５７
【補正方法】変更
【補正内容】
【００５７】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項１によれ
ば、内面に基板ガイド溝を有するケース本体と、ケース
本体の一端に固定されるケース蓋とを備え、ケース本体
およびケース蓋からなる筺体内に回路基板を位置決め固
定するための基板取付装置において、基板ガイド溝は、
回路基板の厚さよりもわずかに大きい均一幅を有すると
ともに、ケース蓋に対向するケース本体の一端に向けて
幅が広がるように形成されたテーパ部分を有し、ケース
蓋は、ケース本体に対して嵌合する方向に付勢力を有す
る固定ツメと、回路基板の一端を位置決め保持するため
の基板保持部とを有し、ケース本体に固定される前に、
基板保持部により回路基板の一端を保持するように構成
したので、テーパ部分を介して回路基板をスムーズに且
つ正確に基板ガイド溝に挿入することができ、コストア
ップを招くことなく、基板挿入時の位置決め精度が緩和
され、作業性および信頼性を向上させた基板取付装置が
得られる効果がある。
ば、内面に基板ガイド溝を有するケース本体と、ケース
本体の一端に固定されるケース蓋とを備え、ケース本体
およびケース蓋からなる筺体内に回路基板を位置決め固
定するための基板取付装置において、基板ガイド溝は、
回路基板の厚さよりもわずかに大きい均一幅を有すると
ともに、ケース蓋に対向するケース本体の一端に向けて
幅が広がるように形成されたテーパ部分を有し、ケース
蓋は、ケース本体に対して嵌合する方向に付勢力を有す
る固定ツメと、回路基板の一端を位置決め保持するため
の基板保持部とを有し、ケース本体に固定される前に、
基板保持部により回路基板の一端を保持するように構成
したので、テーパ部分を介して回路基板をスムーズに且
つ正確に基板ガイド溝に挿入することができ、コストア
ップを招くことなく、基板挿入時の位置決め精度が緩和
され、作業性および信頼性を向上させた基板取付装置が
得られる効果がある。
Claims (10)
- 【請求項１】 内面に基板ガイド溝を有するケース本体
と、前記ケース本体の一端に固定されるケース蓋とを備
え、前記ケース本体および前記ケース蓋からなる筺体内
に回路基板を位置決め固定するための基板取付装置にお
いて、 前記基板ガイド溝は、前記回路基板の厚さよりもわずか
に大きい均一幅を有するとともに、前記ケース蓋に対向
する前記ケース本体の一端に向けて幅が広がるように形
成されたテーパ部分を有し、 前記ケース蓋は、前記ケース本体に対して嵌合する方向
に付勢力を有する固定ツメと、前記回路基板の一端を位
置決め保持するための基板保持部とを有することを特徴
とする基板取付装置。 - 【請求項２】 前記基板ガイド溝は、前記回路基板の厚
さ方向となる前記ケース本体の上下方向に対して非対称
となる位置に配設されたことを特徴とする請求項１に記
載の基板取付装置。 - 【請求項３】 前記ケース本体は、前記ケース蓋の取付
側とは反対側に位置する背面板の内面に、前記基板ガイ
ド溝と交差するように形成された基板位置決め部材を有
し、 前記回路基板は、前記ケース本体に対する挿入方向の先
端部に、前記基板位置決め部材と係合する係合部を有す
ることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の基
板取付装置。 - 【請求項４】 前記基板位置決め部材は、前記回路基板
の幅方向となる前記ケース本体の左右方向に対して非対
称となる位置に配設されたことを特徴とする請求項３に
記載の基板取付装置。 - 【請求項５】 前記ケース本体は、前記回路基板の挿入
方向と平行に配置された側面板の内面に、前記基板ガイ
ド溝と交差するように形成された弾性突起部を有し、 前記回路基板は、側端部に、前記弾性突起部と係合する
凹部を有することを特徴とする請求項１から請求項４ま
でのいずれかに記載の基板取付装置。 - 【請求項６】 前記弾性突起部は、前記回路基板の挿入
方向の移動を可能にするテーパ部分と、前記回路基板の
取出方向の移動を阻止する係合部分とを有し、 前記回路基板の凹部は、前記弾性突起部に対して相補的
な形状を有することを特徴とする請求項５に記載の基板
取付装置。 - 【請求項７】 前記弾性突起部は、前記ケース本体の両
側の側面板に形成されるとともに、前記回路基板の挿入
方向となる前記ケース本体の前後方向に対して互いに非
対称となる位置に配設されたことを特徴とする請求項５
または請求項６に記載の基板取付装置。 - 【請求項８】 前記回路基板は、複数枚の回路基板から
なり、重ね方向に層状に配設されたことを特徴とする請
求項１から請求項７までのいずれかに記載の基板取付装
置。 - 【請求項９】 前記複数枚の回路基板は、互いに離間配
置され、各回路基板間の空隙部に空間保持部材が設けら
れたことを特徴とする請求項８に記載の基板取付装置。 - 【請求項１０】 前記空間保持部材は、前記各回路基板
の先端部のほぼ中央に設けられたことを特徴とする請求
項９に記載の基板取付装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10211164A JP2980591B1 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 基板取付装置 |
| US09/233,120 US6178094B1 (en) | 1998-07-27 | 1999-01-19 | Device for mounting boards |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10211164A JP2980591B1 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 基板取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2980591B1 JP2980591B1 (ja) | 1999-11-22 |
| JP2000049475A true JP2000049475A (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=16601471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10211164A Expired - Lifetime JP2980591B1 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 基板取付装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6178094B1 (ja) |
| JP (1) | JP2980591B1 (ja) |
Cited By (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2007134539A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Yokogawa Electric Corp | 電子機器 |
| JP2007270758A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | 内燃機関点火装置 |
| US7413463B2 (en) | 2005-07-25 | 2008-08-19 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Containing structure for circuit board |
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| JP2012203908A (ja) * | 2011-03-23 | 2012-10-22 | Phoenix Contact Development & Manufacturing Inc | プロセスフィールドバスの冗長パワーコンディショナのｄｉｎレール装着式ベース |
| JP2013073985A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Mitsubishi Electric Corp | プリント基板の保持構造 |
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