JP2000040305A - 記録媒体及び記憶装置 - Google Patents

記録媒体及び記憶装置

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JP2000040305A
JP2000040305A JP10205031A JP20503198A JP2000040305A JP 2000040305 A JP2000040305 A JP 2000040305A JP 10205031 A JP10205031 A JP 10205031A JP 20503198 A JP20503198 A JP 20503198A JP 2000040305 A JP2000040305 A JP 2000040305A
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JP
Japan
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zone
spare
recording
data
recording medium
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JP10205031A
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Takehiko Numata
健彦 沼田
Mineo Moribe
峰生 守部
Atsushi Takeuchi
竹内  厚
Teruo Chiba
照夫 千葉
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Fujitsu Ltd
Sony Corp
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Fujitsu Ltd
Sony Corp
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    • GPHYSICS
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
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    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10582Record carriers characterised by the selection of the material or by the structure or form
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    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers

Abstract

(57)【要約】 【課題】他のゾーンのスペア領域を使用することなく、
同一ゾーンのスペア領域を交替先としてアクセス性能を
維持する。 【解決手段】書替え可能な光記録媒体を対象とし、この
光記録媒体は、半径方向のピッチ間隔を一定として記録
面を複数のゾーンに分割して各ゾーン毎にデータ領域6
8と欠陥セクタのスペア領域70を割り当て、各ゾーン
のスペア領域70の容量として、データ領域68の容量
D1に対するスペア領域70の容量D2のスペア比率K
=D1/D2が各ゾーンで略同一となるように、予め定
めた所定のスペア領域総容量を振り分けたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、欠陥セクタの交替に使
用するスペア領域を適切に配置した記録媒体及び記憶装
置に関し、特に、記録面を複数ゾーンに分けて各ゾーン
毎に交替領域を設けた記録媒体及び記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に情報を記録再生する書替
え可能な記録媒体としては、光磁気記録媒体や相変化記
録媒体が知られている。
【0003】光磁気記録媒体は、記録膜に磁性体を使用
し、記録は光による加熱と磁界による磁化の変化を利用
し、再生は磁気光学効果を利用する。また、相変化記録
媒体は、記録は光による加熱でパワーの相違による温度
の強弱を利用し、再生は記録膜の結晶状態による反射率
の変化を利用する。
【0004】このような光記録媒体にあっては、媒体上
の欠陥等が原因で使用不可能となった場合に交替するた
めのスペア領域を設けている。交替に使用するスペア領
域の設置場所は、記録領域を複数のグループに分割した
場合、各グループの最後に設けている。
【0005】例えばISO/IEC 10090準拠9
0mm128MB光磁気ディスクカートリッジは、CA
V方式をとっているが、フォーマット時に1から102
4まで任意の整数でグループ化が可能であり、各グルー
プの最後に交替用のスペア領域をとっており、グループ
毎のスペアセクタ数は同一である。
【0006】ここで媒体で配置することのできるスペア
領域の容量は、上位装置とのインタフェースにより制限
されており、例えばSCSIインタフェースの場合、媒
体に配置できるスペアセクタ数は2248セクタ(約
4.6MB)に制限されている。このため各グループに
配置できるスペアセクタ数は、 (グループセクタ数)=(2248セクタ)/(グルー
プ数) が最大となる。
【0007】また、ISO/IEC 13963準拠9
0mm230MB光磁気ディスクカートリッジは、ZC
AV方式なので10ゾーンに分かれており、全ゾーンを
1グループとして扱うことも、各ゾーンを1グループと
して10グループで使うこともできる。10グループで
使用する際には、ゾーンごとにスペア領域を設けてお
り、ゾーンごとのスペアセクタ数は例えば204セクタ
と全て同一である。
【0008】更に、ISO/IEC15041準拠90
mm640MB光磁気ディスクカートリッジもZCAV
方式なので、512バイト/セクタでは18ゾーン、2
048バイト/セクタでは11ゾーンあり、各ゾーンに
交替用にスペア領域を設けている。この場合も、ゾーン
毎のスペアセクタ数は同一であり、18ゾーンでは例え
ば124セクタ、11ゾーンでは204セクタとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の光記
録媒体では、記録領域をゾーンに分割した場合、各ゾー
ンに割り当てられる交替用のスペア領域は、各ゾーンの
記録容量によらず、媒体に割り当て可能な最大スペアセ
クタ数以内の所定のスペアセクタ総数をゾーン数で割っ
たセクタ数となっている。
【0010】これに対し媒体上で欠陥等により交替する
確率はどの位置でも均等なため、ゾーン内のセクタ数が
多い外周側ほど1ゾーン内で交替するセクタ数が多くな
ってしまう。このため、同一ゾーンでスペア領域を交替
によって使い果たしてしまうと、他のゾーンのスペア領
域を交替先として使用することになる。
【0011】しかし、他のゾーンのスペア領域に交替し
ている欠陥セクタにアクセスした場合、交替処理ために
他のゾーンとの行き来を必要とし、その分、シークにか
かる時間が長くなり、アクセス性能が低下する問題があ
る。
【0012】ところで、光記録媒体の容量が128MB
や230MBのように比較的少ない場合には、ゾーン毎
に一定のスペアセクタ数を割り当てても、最インナゾー
ンと最アウタゾーンの容量の差はそれ程大きくなく、容
量の大きなアウタ側のゾーンでも、自己のスペア領域を
使い切ってしまうような事態は起きない。
【0013】しかし、光記録媒体の容量が例えば640
MBと増加した場合には、同一のスペアセクタ数を配置
していると、容量の大きなアウタ側のゾーンで自己のス
ペア領域を使い果たしてしまう可能性が高くなる。この
問題は、光記録媒体の容量が640MB媒体の2倍の
1.3GBというように更に増加した場合には、容量の
大きなアウタ側のゾーンで自己のスペア領域を使い果た
してしまう可能性が更に高くなり、他のゾーンのスペア
領域を交替先として使用することで、アクセス性能が低
下する問題がある。
【0014】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、各ゾーン毎に交替に使用するスペア
領域を設けた場合、他のゾーンのスペア領域を使用する
ことなく、同一ゾーンのスペア領域を交替先としてアク
セス性能を維持できるようにした記録媒体及び記憶装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は、記録面にデータが記録される記録
媒体を対象とし、この記録媒体は図1(A)のように、
記録面の半径方向に複数に分割されてなる複数のゾーン
と、各ゾーン毎に設けられ欠陥セクタの交替に使用する
複数のスペア領域68とを有し、各ゾーンのスペア領域
70が占めるスペア論理トラック数又はスペア論理セク
タ数は、記録面におけるデータ領域総容量に対するスペ
ア領域総容量から求まるスペア比率Kと各ゾーンのデー
タ領域容量に基づいて定められてなることを特徴とす
る。
【0016】このため各ゾーンのスペア領域がデータ領
域に応じた適切な容量となり、データ容量の多いアウタ
側であっても、媒体上の欠陥等による交替でスペア領域
が使い果たされ、他のゾーンのスペア領域を代替する不
具合が解消でき、データ容量が増加しても制限のあるス
ペア領域を有効に活用した交替処理ができる。
【0017】ここで、各ゾーンのスペア領域70が占め
るスペア論理トラック数又はスペア論理セクタ数は、各
ゾーンのデータ領域の論理トラック数又はセクタ数にス
ペア比率Kを乗じて求めた値に基づいて定められた整数
値とする。
【0018】またスペア比率は各ゾーンで一定にするだ
けでなく、外周にいくにしたがってスペア比率を大きく
するように重み付けしてもよい。これは、外周にいくほ
どマージンが小さくなることを考慮した最適なスペア領
域の割振りとなる。
【0019】このように各ゾーンのスペア領域70が占
めるスペア論理トラック数又はスペア論理セクタ数を整
数値とすることで、欠陥セクタの交替処理の際のアドレ
ス変換が容易となり、記憶装置側での交替処理に要する
負担を軽減して処理の高速化が図れる。
【0020】図1(A)のように、記録面のユーザデー
タゾーンのゾーン数が18、ユーザデータゾーンのスペ
ア論理トラック総数が132である時、ユーザゾーンの
アウタ側からインナへ向かう各ゾーンのスペア論理トラ
ック数は、図1(B)のように、順に9、9、9、9、
8、8、8、8、7、7、7、7、7、6、6、6、
6、5であることを特徴とする。
【0021】また記録面のユーザデータゾーンのゾーン
数が11、ユーザデータゾーンのスペア論理トラック総
数が132である時、ユーザゾーンのアウタ側からイン
ナへ向かう各ゾーンのスペア論理トラック数は、順に1
5、14、14、13、13、12、11、11、1
0、10、9であることを特徴とする。
【0022】記録媒体は、基板上にレーザビームのビー
ム径より小さい記録密度でデータを記録するための記録
層と、再生磁場と再生レーザパワーとの組み合わせによ
り前記記録層に記録されたデータを再生するための再生
層とを少なくとも有する超解像(MSR)の記録再生構
造を備えたものとする。
【0023】また本発明の記録媒体の別の形態にあって
は、記録面の半径方向に各ピッチ間隔で複数に分割され
てなる複数のゾーンと、各ゾーン毎に設けられ欠陥セク
タの交替に使用する複数のスペア領域とを有し、各ゾー
ンのスペア領域のピッチ間隔は、記録面におけるデータ
領域総容量に対するスペア領域総容量から求まるスペア
比率Kと各ゾーンのピッチ間隔に基づいて定められてな
ることを特徴とする。
【0024】この場合にも、スペア比率は各ゾーンで一
定にするだけでなく、外周にいくにしたがってスペア比
率を大きくするように重み付けしてもよい。また記録媒
体は、基板上にレーザビームのビーム径より小さい記録
密度でデータを記録するための記録層と、再生磁場と再
生レーザパワーとの組み合わせにより記録層に記録され
たデータを再生するための再生層とを少なくとも有する
超解像(MSR)の記録再生構造を備えたものとする。
【0025】本発明は、記憶装置を提供するものであ
り、記録部、再生部及び欠陥処理部を備える。記録部
は、記録面の半径方向に複数に分割されてなる複数のゾ
ーンと、各ゾーン毎に設けられ欠陥セクタの交替に使用
する複数のスペア領域とを有し、各ゾーンのスペア領域
が占めるスペア論理トラック数/セクタ数は、記録面に
おけるデータ領域総容量に対するスペア領域総容量から
求まるスペア比率Kと各ゾーンのデータ領域容量に基づ
いて定められてなる記録媒体にデータを記録する。
【0026】再生部は、記録媒体にデータを再生する。
欠陥処理部は、記録媒体の欠陥セクタを検出した場合、
欠陥セクタの属するゾーン内のスペア領域に交替セクタ
を割り当てて使用させる交替処理を行わせる。
【0027】即ち、欠陥処理部は、記録媒体のフォーマ
ットに夜欠陥セクタの検出時には、後続する正常セクタ
を使用させると共に、データ領域からはみ出したセクタ
をゾーン内のスペア領域にスリップさせるスリップ処理
を行い、フォーマット後に欠陥セクタを検出した場合
は、ゾーン内のスペア領域に交替セクタを割り当てて使
用させる交替処理を行わせる。
【0028】記憶装置の記録部でデータを記録する記録
媒体は、各ゾーンのスペア領域が占めるスペア論理トラ
ック数又はスペア論理セクタ数が、各ゾーンのデータ領
域の論理トラック数又はセクタ数に前記スペア比率Kを
乗じて求めた値に基づいて定められた整数値である。
【0029】記憶装置の記録部によりデータを記録する
記憶媒体の記録面のユーザデータゾーンのゾーン数が1
8、ユーザデータゾーンのスペア論理トラック総数が1
32である時、前記ユーザゾーンのアウタ側からインナ
へ向かう各ゾーンのスペア論理トラック数は、順に9、
9、9、8、8、8、8、7、7、7、7、7、6、
6、6、6、5、5、である。
【0030】また記憶装置の記録部によりデータを記録
する記憶媒体の記録面のユーザデータゾーンのゾーン数
が11、前記ユーザデータゾーンのスペア論理トラック
総数が132である時、前記ユーザゾーンのアウタ側か
らインナへ向かう各ゾーンのスペア論理トラック数は、
順に15、14、14、13、13、12、11、1
1、10、10、9である。
【0031】記憶装置の記録部によりデータを記録する
記録媒体の基板上に、レーザビームのビーム径より小さ
い記録密度でデータを記録するための記録層と、再生磁
場と再生レーザパワーとの組み合わせにより前記記録層
に記録されたデータを再生するための再生層とを少なく
とも有する超解像(MSR)の記録再生構造を備える。
更に、記憶装置の記録部又は再生部はゾーンCAV方式
により、記録又は再生制御を行う。
【0032】本発明の記憶装置の別の形態にあっては、
記録部は、記録面の半径方向に各ピッチ間隔で複数に分
割されてなる複数のゾーンと、各ゾーン毎に設けられ欠
陥セクタの交替に使用する複数のスペア領域とを有し、
各ゾーンのスペア領域のピッチ間隔は、記録面における
データ領域総容量に対するスペア領域総容量から求まる
スペア比率Kと各ゾーンのピッチ間隔に基づいて定めら
れてなる記録媒体にデータを記録する。再生部は、記録
媒体にデータを再生し、また欠陥処理部は、記録媒体の
欠陥セクタを検出した場合は、欠陥セクタの属するゾー
ン内のスペア領域に交替セクタを割り当てて使用させる
交替処理を行わせる。
【0033】この場合にも、欠陥処理部は、記録媒体の
フォーマットに夜欠陥セクタの検出時には、後続する正
常セクタを使用させると共に最終セクタをゾーン内のス
ペア領域にスリップさせるスリップ処理を行い、フォー
マット後に欠陥セクタを検出した場合は、ゾーン内のス
ペア領域に交替セクタを割り当てて使用させる交替処理
を行わせる。
【0034】また記憶装置の記録部でデータを記録する
記憶媒体は、基板上にレーザビームのビーム径より小さ
い記録密度でデータを記録するための記録層と、再生磁
場と再生レーザパワーとの組み合わせにより前記記録層
に記録されたデータを再生するための再生層とを少なく
とも有する超解像(MSR)の記録再生構造を備える。
更に、記憶装置の記録部又は再生部はゾーンCAV方式
により、記録又は再生制御を行う。
【0035】
【発明の実施の形態】図2は本発明による光記録媒体の
実施形態である光ディスクカートリッジの説明図であ
り、図2(A)にカートリッジ表側を、図2(B)にカ
ートリッジ裏側を示している。
【0036】図2(A)の光ディスクカートリッジ10
の表側にあっては、カートリッジ本体12の上部に摺動
自在にシャッター14が設けられ、シャッター14の左
側にシャッタースライダ16が取り出されている。図2
(B)の光ディスクカートリッジ10の裏面側について
は、カートリッジ本体12の右上コーナ部分に誤挿入防
止用ノッチ18が設けられ、その下に挿入スロット20
が設けられ、更に下端側にはグリッパースロット22が
形成されている。グリッパースロット22の裏面側下部
にはライトプロテクト24が設けられている。この光デ
ィスクカートリッジ10の寸法は、例えばISO/IE
C 15041の90mm光ディスクカートリッジの寸
法及び形状に準拠している。
【0037】図3は図2の光ディスクカートリッジ10
の組立分解図である。まずカートリッジ本体はアッパー
シェル26とロアーシェル28で構成される。アッパー
シェル26及びロアーシェル28の右側にはシャッター
スライダ16を介してシャッター14が組み込まれ、シ
ャッター14は組込み状態でシャッタースプリング32
により閉鎖位置に押圧される。
【0038】またシャッター14を組み付けた状態でシ
ャッターガイド30がビス止めされる。またロアーシェ
ル28のコーナ部にはライトプロテクトコマ24−1が
スライド自在に組み込まれ、図2(B)のライトプロテ
クト24を構成する。アッパーシェル26とロアーシェ
ル28の間には光ディスク36が組み込まれる。光ディ
スク36はISO/IEC 15041の90mm光デ
ィスクカートリッジに準拠した寸法形状を持つ。 光デ
ィスク36の記録方式は、ダブルマスクRAD−MSR
光磁気記録であり、媒体容量はアンフォーマット容量が
約1.7GB(1687.9MB)であり、またフォー
マット容量は約1.3GB(1283.1MB)とな
る。
【0039】このダブルマスクRAD−MSR光磁気記
録を採用した光ディスク36は、膜構造として再生層、
中間層及び記録層で構成され、データの記録はレーザビ
ームのビーム径より小さい記録密度で記録層にデータを
記録することができ、一方、再生は再生磁場と再生レー
ザパワーとの組み合わせにより再生像を制御して、記録
層に記録されたレーザビーム径より小さい記録密度のデ
ータを再生することができる。
【0040】図4はダブルマスクRAD−MSR光磁気
記録の再生動作の原理である。図4(A)は記録トラッ
クの平面及び断面であり、記録膜は再生層200、中間
層202及び記録層204で構成される。記録層204
にはリードビームのビームスポット208の径より小さ
い記録密度で磁化情報が記録されている。
【0041】再生時には初期化磁石206を用いて、記
録時に記録層204と同じ磁化情報が残っている再生層
200の磁化方向を一定方向に揃える初期化を行う。こ
の初期化が済んだ再生層200に対し、再生レーザパワ
ーを与えてリードする。リードビームのビームスポット
208による媒体加熱の温度分布により、再生層、中間
層、記録層の層間の交換結合力が変化することで、再生
層200には初期化磁化情報が残っているマスク210
と、加熱によって初期磁化情報に影響されなくなり、記
録層204の磁化情報が転写された開口212が形成さ
れる。
【0042】再生層200に転写された記録層204の
磁化情報は、磁気光学効果(カー効果あるいはファラデ
ィ効果)によって光学的な信号に変換されることでデー
タが再生される。このとき図4(B)のように、現在読
み出している記録層204のピット214に対し、次に
読み出す記録層204のピット216は再生層200の
初期磁化情報によるマスク210によって転写されず、
記録ピット214,216がビームスポット208より
小さくともクロストークは発生せず、ビーム径より小さ
な記録ピットを再生することができる。
【0043】図5は図3の光ディスクカートリッジ10
に内蔵した1.3GBの光ディスク36のディスクレイ
アウトの説明図である。図5において、ディスクレイア
ウトは光ディスク36の論理トラック番号で示され、1
論理トラックは17セクタであり、1セクタは2048
バイトで構成されている。
【0044】光ディスク36はゾーンCAVであり、デ
ィスクレイアウトは、アウタ側からリードインゾーン3
8、欠陥管理領域40、ユーザゾーン48、欠陥管理領
域42、テストトラックを含むバッファゾーン54、バ
ッファゾーン55、インナコントロールゾーン56及び
バッファゾーン58で構成される。この内、アウタ側の
欠陥管理領域40からインナ側のバッファゾーン54ま
でがデータゾーンであり、それ以外がシステムゾーンと
なる。
【0045】ユーザゾーン48に対するアウタ側の欠陥
管理領域40には第1欠陥管理領域(DMA1)44と
第2欠陥管理領域(DMA2)46が設けられ、一方、
インナ側の欠陥管理領域42には第3欠陥管理領域(D
MA3)50と第4欠陥管理領域(DMA3)52が設
けられる。
【0046】この第1欠陥管理領域44、第2欠陥管理
領域46、第3欠陥管理領域50及び第4欠陥管理領域
52は、図6のフォーマットに示す開始位置及び終了位
置が定められている。また第1欠陥管理領域44から第
4欠陥管理領域52のそれぞれには同一内容が記録され
る。
【0047】再び図5を参照するに、第1欠陥管理領域
44は、右側に取り出して示すようにディスク定義構造
(DDS)44、1次欠陥リスト(PDL)46及び2
次欠陥リスト(SDL)66で構成される。このような
第1欠陥管理領域44の内容は、残りの第2欠陥管理領
域46、第3欠陥管理領域50及び第4欠陥管理領域5
2についても同様である。
【0048】ディスク定義構造62には、予め定められ
たDDSフォーマットに従って1次欠陥リスト64と2
次欠陥リスト66の開始アドレスが格納され、また後の
説明で明らかにするユーザゾーン48の各ゾーンにおけ
るデータ領域及びスペア領域に関するディスクマップデ
ータ(DMD)が格納されている。
【0049】ユーザゾーン48は上位装置からのSCS
Iインタフェース等を通してアクセスできるリライタブ
ルゾーンであり、図7に取り出して示すように、ユーザ
ゾーン48はアウタ側からゾーン0,1,2,3,・・
・17とゾーン番号が付けられて、18ゾーンに分割さ
れている。各ゾーンはゾーン0について右側に取り出し
て示すように、データ領域68とスペア領域70で構成
される。
【0050】ゾーンCAVにより一定千密度を得るた
め、ゾーン0〜17には次のようにクロック周波数が割
当てられている。
【0051】 ゾーン0 66.27MHz ゾーン1 64.66MHz ゾーン2 63.04MHz ゾーン3 61.42MHz ゾーン4 59.81MHz ゾーン5 58.19MHz ゾーン6 56.27MHz ゾーン7 54.96MHz ゾーン8 53.34MHz ゾーン9 51.72MHz ゾーン11 48.49MHz ゾーン12 46.88MHz ゾーン13 45.26MHz ゾーン14 43.64MHz ゾーン15 42.03MHz ゾーン16 40.41MHz ゾーン17 38.79MHz また図5におけるユーザゾーン以外のゾーンについては
次のようになる リードイン 66.27MHz バッファ 38,79MHz コントロール 19.40MHz バッファ 37.18MHz リードアウト 37.18MHz ここでユーザゾーン48に割り当てることのできるスペ
アセクタ総数は、SCSIインタフェースの場合、22
48セクタとなる。そこで本発明にあっては、論理トラ
ック単位でのスペア領域の設定を行うため、ユーザゾー
ン48全体のスペア領域のサイズを1論理トラックが1
7セクタであることから、17セクタの倍数となる22
44セクタ(132論理トラック)に設定している。
【0052】図8は図5のディスク定義構造62に格納
されるディスクマップデータ72であり、ゾーン番号0
〜17の18ゾーンにおけるデータセクタ数、スペアセ
クタ数及びスペア論理トラック数を示している。尚、実
際のディスクマップデータ72にあっては、スペア論理
トラック数についてはスペアセクタ数を1トラック当た
りのセクタ数である17で割ることで求められることか
ら、スペア論理トラック数は設けなくてもよい。 この
ディスクマップデータ72から明らかなように、データ
セクタ数は最アウタとなるゾーン番号0で最も大きく、
インナ側に向かうに従ってデータセクタ数が減少し、最
インナのゾーン番号17で最小となっている。ここでユ
ーザゾーンにおけるゾーン分割は、図3の光ディスク3
6における最インナのユーザ領域の半径24.61mm
から最アウタのユーザ領域の半径41.00mmの範囲
を、半径方向に0.96mmのピッチ間隔で分割してお
り、ゾーン分割したピッチ間隔が一定であっても、アウ
タ側ほど物理トラックのセクタ数は増加することから、
図8のようなインナ側からアウタ側に向かってゾーンご
とのデータセクタ数が増加する関係が得られる。
【0053】このような各ゾーンのデータセクタ数に対
し、スペアセクタはインナ側のゾーン番号17で最小と
なり、アウタ側のゾーン番号0で最大となるように、ス
ペアセクタ総数となる2244セクタを割り振ってい
る。各ゾーンのスペアセクタ数をスペア論理トラック数
で見ると、同様に最インナのゾーン番号17で最小、最
アウタのゾーン番号0で最大となるように、スペア論理
トラック数が割り当てられている。
【0054】この図8のディスクマップデータ72にお
けるゾーンごとのスペアセクタ数及びスペア論理トラッ
ク数の割当ては、図9に基づいて行われている。図9に
おいて、ゾーン番号0〜17のデータセクタ数は図示の
ように決められており、これに対するスペアセクタ総数
は、媒体のユーザゾーンのデータ総容量1.3GBに対
する媒体に割り当てられたスペアセクタ総数2244の
占める割合として定義されるスペア比率Kに基づいて算
出している。
【0055】ここで、媒体のユーザゾーンのデータ総容
量をD1、媒体に割り当てられたスペア総容量D2とす
ると、D1=1.2831GBであり、またD2=22
44セクタ×2048バイト=4.595712MBと
なる。そこで、スペア比率Kを算出すると、 K=D2/D1 =4.595712/1283.1 =約0.0036 となる。
【0056】そこで、図9の各ゾーンごとのデータセク
タ数にスペア比率K=0.0036を乗ずることで、各
ゾーンごとのスペアセクタ数を図示のように算出するこ
とができる。このようにして算出されたスペアセクタ数
をスペア論理トラック数に変換するために17セクタで
割ると、図示のスペア論理トラック数の値が得られる。
図9のスペア論理トラック数に対し本発明にあって
は、スペア領域を17セクタとなる論理トラック単位に
振り分けることから、図9のスペア論理トラック数の小
数点以下を四捨五入することで、図8の論理トラック数
を定めることができる。もちろん図8のスペア論理トラ
ック数の合計は、スペアセクタ総数2244に対応した
スペア論理トラック総数132となる。
【0057】スペア論理トラック数が算出できたなら
ば、それぞれのスペア論理トラック数に1論理トラック
当たりのセクタ数17を掛け合わせることで、図8のゾ
ーン番号0〜17のそれぞれにおけるスペアセクタ数を
決定することができる。
【0058】このような本発明による各ゾーンごとのス
ペアセクタ数及びスペア論理トラック数の割当ては、図
9から明らかなように、各ゾーンにおけるスペア領域に
対するデータ領域のスペア比率Kが全ゾーンについてK
=0.0036と略同一となるようにスペア領域を割り
当てたことに相当する。
【0059】この場合、理想的には図9のスペアセクタ
数のようなゾーンごとのスペア領域の割当てとなるが、
図5のように、ディスクレイアウトが論理トラック番号
で行われており、スペア領域の管理を論理トラック単位
に行えばアドレス変換等の処理が容易になることから、
図9のスペアセクタを図8のように論理トラックのセク
タ数の倍数とすることで、論理トラック単位のスペアセ
クタの割当てを行っている。
【0060】本発明の光記録媒体は、各ゾーンにおける
スペア領域の割当てがユーザゾーンのデータ総容量に対
し割り当てられたスペア領域総容量とのスペア比率Kと
略同一であるため、従来のように各ゾーンに同一のスペ
アセクタ数を配置した場合の容量の大きなアウタ側のゾ
ーンでの欠陥により自己のスペア領域を使い果たして他
のゾーンのスペア領域を交替する不具合を確実に防止
し、ゾーン内のスペア領域を交替先として使用すること
で、欠陥処理におけるアクセス性能の低下を確実に防止
することができる。
【0061】また図8のような媒体のデータ総容量に対
するスペア総容量のスペア比率Kとなるようにゾーンご
とにスペア領域を割り当てる他の実施形態としては、ゾ
ーン分割が光ディスク媒体の半径方向に同一ピッチ間隔
0.96mmで行っていることから、この各ゾーンのピ
ッチ間隔の中に、例えばインナ側のゾーン境界から一定
のスペアピッチ間隔を半径方向に設定してスペア領域を
割り当ててもよい。
【0062】例えば各ゾーンの半径方向のピッチ間隔を
0.96mmとすると、これに図8で算出したデータ総
容量に占めるスペア総容量のスペア比率K=0.003
6を掛け合わせることで、スペアピッチ間隔として0.
0035mmを割り当て、これによってインナ側でスペ
ア領域が小さくアウタ側に向かうに従ってスペア領域が
増加する図8と同じ各ゾーンのスペアセクタ数及びスペ
ア論理トラック数の割当てを実現することができる。
【0063】図9は本発明の光学的記憶装置となる光デ
ィスクドライブの回路ブロック図である。本発明の光デ
ィスクドライブは、コントロールユニット110とエン
クロージャ111で構成される。コントロールユニット
110には光ディスクドライブの全体的な制御を行うM
PU112、上位装置との間でコマンド及びデータのや
り取りを行うインタフェース117、光ディスク媒体に
対するデータのリード・ライトに必要な処理を行う光デ
ィスクコントローラ(ODC)114、DSP116、
及びバッファメモリ118が設けられる。
【0064】光ディスクコントローラ114には、フォ
ーマッタ114−1とECC処理ユニット114−1が
設けられる。ライトアクセス時には、フォーマッタ11
4−1がNRZライトデータを媒体のセクタ単位に分割
して記録フォーマットを生成し、ECC処理ユニット1
14−1がセクタライトデータ単位にECCコードを生
成して付加し、更に必要ならばCRCコードを生成して
付加する。
【0065】更に、ECCエンコードの済んだセクタデ
ータを例えば1−7RLL符号に変換する。リードアク
セス時には、復調されたセクタリードデータを1−7R
LL符号から逆変換し、ECC処理ユニット114−2
でCRCチェックした後にエラー検出訂正し、更にフォ
ーマッタ114−1でセクタ単位のNRZデータを連結
してNRZリードデータのストリームとし、上位装置に
転送させる。
【0066】光ディスクコントローラ114に対しては
ライトLSI回路120が設けられ、ライトLSI回路
120にはライト変調ユニット121とレーザダイオー
ド制御回路122が設けられる。レーザダイオード制御
回路122の制御出力は、エンクロージャ111側の光
学ユニットに設けたレーザダイオードユニット130に
与えられている。
【0067】レーザダイオードユニット130はレーザ
ダイオード130−1とモニタ用ディテクタ130−2
を一体に備える。ライト変調ユニット121は、ライト
データをPPM記録またはPWM記録のデータ形式に変
換する。
【0068】レーザダイオードユニット130を使用し
て記録再生を行う光ディスク、即ち書替え可能なMOカ
ートリッジ媒体として、この実施形態にあっては図3の
RAD方式の再生層、中間層、記録層をもつ光磁気記録
媒体(RAD媒体)を使用する。尚、FAD方式の再生
層、スイッチ層および記録層をもつ光磁気記録媒体(F
AD媒体)にも対応できる。
【0069】また媒体の記録フォーマットはゾーンCA
Vである。更に、媒体の記録方式は、媒体上のマークの
有無に対応してデータを記録するピットポジション記録
(PPM記録)、又はマークのエッジ即ち前縁と後縁を
データに対応させるパルス幅記録(PWM記録)を採用
している。
【0070】光ディスクドライブにMOカートリッジ媒
体をローディングした際には、まず媒体のID部をリー
ドし、そのピット間隔からMPU112において媒体の
種別を認識し、種別結果をライトLSI回路120に通
知する。
【0071】光ディスクドライブ114からのセクタラ
イトデータは、ライト変調ユニット121でPWM記録
データに変換される。そしてライト変調ユニット121
で変換されたPWM記録データは、レーザダイオード制
御ユニット122に与えられ、レーザダイオード130
−1の発光駆動で媒体に書き込まれる。
【0072】光ディスクドライブ114に対するリード
系統としては、リードLSI回路124が設けられ、リ
ードLSI回路124にはリード復調ユニット125と
周波数シンセサイザ126が内蔵される。リードLSI
回路124に対しては、エンクロージャ111に設けた
ID/MO用ディテクタ132によるレーザダイオード
130−1からのビームの戻り光の受光信号が、ヘッド
アンプ134を介してID信号及びMO信号として入力
されている。
【0073】リードLSI回路124のリード復調ユニ
ット125には、AGC回路、フィルタ、セクタマーク
検出回路等の回路機能が設けられ、入力したID信号及
びMO信号よりリードクロックとリードデータを作成
し、PWM記録データを元のNRZデータに復調してい
る。
【0074】またスピンドルモータ140の制御として
ゾーンCAVを採用していることから、MPU112か
らリードLSI回路124に内蔵した周波数シンセサイ
ザ126に対しゾーン対応のクロック周波数を発生させ
るための分周比の設定制御が行われている。周波数シン
セサイザ126はプログラマブル分周器を備えたPLL
回路であり、媒体のゾーン位置に応じて予め定めた固有
の周波数をもつ基準クロックをリードクロックとして発
生する。
【0075】リードLSI124で復調されたリードデ
ータは、光ディクスコントローラ114に与えられ、1
−7RLL符号の逆変換後にECC処理ユニット114
−2のエンコード機能によってCRDチェックとECC
処理を受けてNRZセクタデータが復元され、フォーマ
ッタ114−1でNRZリードデータのストリームに繋
げた後に、バッファメモリ118を経由して上位インタ
フェース117により上位装置に転送される。
【0076】MPU112に対しては、DSP116を
経由してエンクロージャ111側に設けた温度センサ1
36の検出信号が与えられている。MPU112は、温
度センサ136で検出した装置内部の環境温度に基づ
き、レーザダイオード制御ユニット122におけるリー
ド、ライト、イレーズの各発光パワーを最適値に制御す
る。
【0077】MPU112は、DSP116を経由して
ドライバ138によりエンクロージャ11側に設けたス
ピンドルモータ140を制御する。MOカートリッジの
記録フォーマットはゾーンCAVであることから、スピ
ンドルモータ140を例えば3600rpmの一定速度
で回転させる。
【0078】またMPU112は、DSP116を経由
してドライバ42を介してエンクロージャ111側に設
けた磁場印加部144を制御する。磁場印加部144は
装置内にローディングされたMOカートリッジのビーム
照射側と反対側に配置されており、記録時、消去及び再
生時に媒体に外部磁場を供給する。磁場印加部144と
しては、通常、電磁石を使用するが、これ以外に永久磁
石でもよいし、更には、電磁石と永久磁石を組み合わせ
たものであってもよい。
【0079】磁場印加部144による再生時の外部磁場
は、RAD媒体については初期化磁場Hiであり、FA
D媒体については再生磁場Hrである。更に、再生時の
磁場印加部144による外部磁場は、MPU114の処
理機能として実現される校正処理部により、常に再生磁
場と再生レーザパワーの最適値の組に校正されている。
DSP16は、媒体に対しレーザダイオード130か
らのビームの位置決めを行うためのサーボ機能を備え、
目的トラックにシークしてオントラックするためのシー
ク制御を行う。このシーク制御は、MPU112による
上位コマンドに対するライトアクセス又はリードアクセ
スに並行して同時に実行することができる。 DSP1
16のサーボ機能を実現するため、エンクロージャ11
1側の光学ユニットに媒体からのビーム戻り光を受光す
るFES用ディテクタ145を設け、FES検出回路
(フォーカスエラー信号検出回路)146が、FES用
ディテクタ145の受光出力からフォーカスエラー信号
E1を作成してDSP116に入力している。
【0080】またエンクロージャ111側の光学ユニッ
トに媒体からのビーム戻り光を受光するTES用ディテ
クタ147を設け、TES検出回路(トラッキングエラ
ー信号検出回路)148がTES用ディテクタ47の受
光出力からトラッキングエラー信号E2を作成し、DS
P116に入力している。トラッキングエラー信号E2
はTZC検出回路(トラックゼロクロス検出回路)15
0に入力され、トラックゼロクロスパルスE3を作成し
てDSP115に入力している。
【0081】エンクロージャ111側には、媒体に対し
レーザビームを照射する対物レンズのレンズ位置を検出
するレンズ位置センサ152が設けられ、そのレンズ位
置検出信号(LPOS)E4をDSP116に入力して
いる。更にDSP116は、媒体上のビームスポットの
位置を制御するため、ドライバ158,162,166
を介してフォーカスアクチュエータ160、レンズアク
チュエータ164及びVCM168を制御駆動してい
る。
【0082】図11は図7のディスクマップデータに基
づいて欠陥セクタのスリップ処理及び交替処理を行う本
発明の光学的記録装置の機能ブロック図である。
【0083】図11において、上位装置88に対して
は、光ディスクドライブ90が例えばSCSIインタフ
ェースを介して接続されている。光ディスクドライブ9
0には、図10のMPU112によるプログラム制御に
よってコマンド処理部92、欠陥処理部94及び媒体ア
クセス部96の機能が実現される。
【0084】コマンド処理部92は、SCSIインタフ
ェースにより上位装置88からのコマンドを受信し、光
ディスクカートリッジ10に収納された光ディスク36
のフォーマット後のリードまたはライトを行う。
【0085】欠陥処理部94は、コマンド処理部92で
フォーマットコマンドを受信して光ディスク36のフォ
ーマットを実行中に欠陥セクタを検出した場合は、RA
M98に展開している欠陥管理領域44の1次欠陥リス
ト64に欠陥位置アドレスを登録する。この欠陥位置ア
ドレスは論理トラックアドレスとセクタアドレスで定義
される。
【0086】このように1次欠陥リスト64に欠陥セク
タの1アドレスが登録されると、欠陥セクタの次の正常
なセクタを交替セクタとして使用するスリップ処理を行
うことから、図7に示したデータ領域68の最後が欠陥
セクタ分だけスペア領域70に入り込むように配置され
る。
【0087】また光ディスク36のフォーマット終了後
にコマンド処理部92でライトコマンドを受信し、ライ
トコマンドの指定セクタのアクセスで欠陥セクタが検出
されると、2次欠陥リスト66に欠陥セクタの位置アド
レスを登録し、欠陥セクタの代替先となるスペア領域7
0の代替セクタの位置アドレスを合わせて登録する。
【0088】更にコマンド処理部92でライトコマンド
またはリードコマンドを受信した際には、欠陥処理部9
4が受信コマンドのアドレスにより、まず1次欠陥リス
ト64を参照する。この1次欠陥リスト64の参照で欠
陥セクタであることを認識すると、欠陥セクタに後続す
る最初の正常なセクタにリードまたはライトを行うスリ
ップ処理を行う。
【0089】またリードコマンドまたはライトコマンド
のアドレスによる1次欠陥リスト64の参照で欠陥セク
タでなかった場合には、2次欠陥リスト66を参照す
る。2次欠陥リスト66の参照で欠陥セクタであること
が検出されると、欠陥セクタの位置アドレスと組になっ
て格納されている代替セクタの位置アドレスを取得し、
スペア領域の代替セクタに対するリードまたはライトア
クセスを行う。
【0090】図12は、図11の欠陥処理部94による
欠陥処理の説明図であり、図12(A)にあるゾーンの
データ領域68とスペア領域70を示し、図12(B)
に1次欠陥リスト64を示し、更に図12(C)に2次
欠陥リスト66を示している。
【0091】まずフォーマット処理により図12(A)
のアドレスA0をもつ先頭セクタ100のセクタフォー
マットを行ったところ、フォーマットができずに欠陥セ
クタであることを認識したとする。このフォーマットに
伴う欠陥セクタ100の検出により、欠陥処理部94
は、図12(B)の1次欠陥リスト64に欠陥セクタ1
00の欠陥アドレスA0を登録する。
【0092】この1次欠陥リスト64に対する欠陥アド
レスA0の登録に伴い、図12(A)のデータ領域68
の最終セクタ104は、欠陥セクタ100分だけスペア
領域70の中にスリップされる。データ領域68につい
てセクタフォーマットが終了すると、例えば図12
(B)のように、欠陥アドレスA0,A10,・・・A
iが格納される。
【0093】次にフォーマット後のリード/ライトコマ
ンドで、例えばデータ領域68の先頭セクタ100をア
クセスしたとすると、このときのアクセスアドレスA0
により1次欠陥リスト64を参照する。1次欠陥リスト
64を参照すると、アクセスアドレスA0が欠陥アドレ
スA0として登録されており、アクセスセクタ100は
欠陥セクタであることが分かる。
【0094】そこで、この場合には次のアドレスA1に
続く正常なセクタにスリップし、このスリップセクタ1
02に対しアクセスを行う。欠陥セクタ100に続くス
リップセクタ102が正常か否かは、1次欠陥リスト6
4の欠陥アドレスA0の次にスリップセクタ102のア
ドレスA1が登録されているか否かチェックすることで
分かる。この場合には、欠陥アドレスA0の後ろには欠
陥アドレスA10が登録されており、アドレスA1〜A
9のセクタは正常であることが分かる。
【0095】またフォーマット終了後にライトコマンド
により例えばデータ領域68のセクタアドレスA50を
アクセスしたところ、このセクタアドレスA50が欠陥
セクタであったとする。このようにセクタアドレスA5
0が欠陥セクタであることを検出した場合には、図12
(C)のように2次欠陥リスト66の最後の空きセクタ
に欠陥アドレスA10を登録し、更にスペア領域70の
最初の空きセクタを交替セクタとする交替アドレスAn
を欠陥アドレスA50と組み合わせて登録する。即ち、
欠陥元と交替先の位置アドレスが登録される。このよう
な2次欠陥リスト66にフォーマット後に登録された欠
陥セクタについては、リード/ライトコマンドによるア
ドレスA50のアクセスの際に、1次欠陥リスト64の
参照後に2次欠陥リスト66を参照して欠陥アドレスA
50を認識し、同時に取得できた交替アドレスA0、即
ちスペア領域70の中の交替セクタにアクセスを行う。
【0096】図13は、図11の光ディスクドライブ9
0における媒体フォーマット処理のフローチャートであ
る。この媒体フォーマット処理にあっては、ステップS
1でデータ領域68の先頭からセクタフォーマットを開
始し、ステップS2で欠陥セクタであることを検出する
と、ステップS3に進み、1次欠陥リスト64に欠陥1
アドレスを登録する。
【0097】このステップS1〜S3の処理を、ステッ
プS4で全ゾーンのフォーマットが終了するまで繰り返
す。もちろん、図12(A)のデータ領域68に続いて
スペア領域70のセクタフォーマットを行う。尚、スペ
ア領域70の欠陥セクタについては、1次欠陥リスト6
4への登録は行われるが、スペア領域の最終セクタのス
リップは行われない。
【0098】図14は、図11の欠陥処理部94による
交替登録処理のフローチャートである。この交替登録処
理は、図13の媒体フォーマット処理が終了した後の上
位装置からのライトコマンドの実行で欠陥セクタがステ
ップS1で検出されると、ステップS2で図12(C)
の2次欠陥リスト66を参照し、最後の登録済み交替ア
ドレスからスペア領域70の先頭空きセクタを検索して
交替セクタとしてデータを書き込む。続いてステップS
3で、2次欠陥リスト66にデータ領域68の欠陥アド
レスと交替処理を行ったスペア領域70の交替アドレス
を登録する。
【0099】図15は、図12(B)の1次欠陥リスト
64または図12(C)の2次欠陥リスト66に対する
登録が済んだ欠陥セクタに対するリードアクセスまたは
ライトアクセスを含むアクセス処理のフローチャートで
ある。
【0100】まずステップS1で、図8に示したディス
クマップデータ72に基づき、各ゾーンの先頭位置を示
す先頭トラックアドレス/セクタアドレスを計算してR
AMのテーブル上にセーブする。続いてステップS2
で、上位装置からのリードコマンドまたはライトコマン
ドによる論理ブロックアドレスの入力を待ち、論理ブロ
ックアドレスの入力があると、ステップS3に進み、ま
ずゾーン番号n=0のゾーンに属しているか否かチェッ
クする。
【0101】具体的には、各ゾーンに対応した論理ブロ
ックアドレスが予め定まっていることから、このゾーン
先頭論理ブロックアドレスと入力論理ブロックアドレス
を比較することで、ゾーンnに属しているか否か認識で
きる。ゾーンn=0に属していなければ、ステップS4
でゾーン番号nを1つアップし、論理ブロックアドレス
が次のゾーン番号n2に属しているか否かチェックす
る。以下、論理ブロックアドレスの属するゾーン番号n
を認識するまで、ステップS3,S4の処理を繰り返
す。
【0102】入力論理ブロックアドレスの属するゾーン
番号nを認識すると、ステップS4で、認識したゾーン
nのセクタアドレスを算出する。このゾーンnのセクタ
アドレスの算出は、 (論理セクタアドレス)=(論理ブロックアドレス)−
(ゾーン先頭論理アドレス) で求める。続いてステップS6に進み、ステップS5で
求めたゾーンnのセクタアドレスからそのゾーンにおけ
る論理トラックアドレス/セクタアドレスを次式により
算出する。 (トラックアドレス/セクタアドレス)=(ゾーン開始
トラックアドレス/セクタアドレス)+(論理セクタア
ドレス) このようにしてゾーンnの論理トラックアドレス/セク
タアドレスが算出できたならば、算出した論理トラック
アドレス/セクタアドレスにより、ステップS7で1次
欠陥リスト64を参照し、ステップS8で欠陥アドレス
か否かチェックする。
【0103】1次欠陥リスト64の参照で入力論理ブロ
ックアドレスに対応した論理トラックアドレス/セクタ
アドレスが欠陥アドレスであった場合には、ステップS
9で、ゾーン開始トラックアドレス/セクタアドレスか
ら入力のあった論理トラックアドレス/セクタアドレス
までの間の1次欠陥リスト64上の登録セクタ数を検索
する。これは、入力した論理トラックアドレス/セクタ
アドレスに該当する欠陥アドレスのスリップに必要なセ
クタ数を求めている。
【0104】続いてステップS10で、スリップ先の論
理トラックアドレス/セクタアドレスを次式により算出
する。 (トラックアドレス/セクタアドレス)=(論理トラッ
クアドレス/セクタアドレス)+(PDLセクタ数) 続いてステップS10で、ステップS9で求めた1次欠
陥リスト64上のPDLセクタ数が前回の同じ論理トラ
ックアドレス/セクタアドレスでの検索数と同じか否か
チェックする。同じであれば、スリップ先のトラックア
ドレス/セクタアドレスは正しいことから、図16のス
テップS12以降の処理に進む。もし不一致であった場
合には、ステップS9における1次欠陥リスト64上の
検索にエラーがあったことから、再度ステップS9から
の処理を繰り返す。
【0105】ステップS11から図16のステップS1
2に進むと、続いて2次欠陥リスト66をステップS6
で算出した論理トラックアドレス/セクタアドレスによ
り行う。ステップS13で2次欠陥リスト66に入力し
た論理トラックアドレス/セクタアドレスが存在する
と、欠陥セクタであることを認識し、ステップS14で
2次欠陥リスト66から交替先の論理トラックアドレス
/セクタアドレスを取得する。
【0106】続いてステップS15で、決定された入力
トラックアドレス/セクタアドレスに対しリード・ライ
トを実行する。このリード・ライトを実行するトラック
アドレス/セクタアドレスは、1次欠陥リスト64及び
2次欠陥リスト66のいずれにも登録されていない正常
セクタの場合には、ステップS6で算出したトラックア
ドレス/セクタアドレスとなる。
【0107】また2次欠陥リスト64の参照で欠陥セク
タと認識した場合には、ステップS10で算出したスリ
ップ先のトラックアドレス/セクタアドレスを使用す
る。更に2次欠陥リスト66の検索で欠陥セクタと認識
した場合には、ステップS14で取得した交替先のトラ
ックアドレス/セクタアドレスを使用する。
【0108】ステップS15でトラックアドレス/セク
タアドレスに対するリードまたはライトを実行すると、
ステップS16で終了指示の有無をチェックし、終了指
示がなければ再び図15のステップS2に戻り、次の上
位からのリードコマンドまたはライトコマンドによる論
理ブロックアドレスの入力を待つ。
【0109】ステップS16で電源ログオフや媒体の取
出しに伴う終了指示があると、一連の処理を終了する。
この終了指示を受けた場合には、図11のRAM98上
に展開している1次欠陥リスト64及び2次欠陥リスト
66は、光ディスク36に書き戻して保存した後に、電
源遮断もしくは光ディスクカートリッジ10の排出を行
う。尚、ディスク定義構造62に含まれるディスクマッ
プデータ72は、内容変更がないことから書き戻しは必
要ない。
【0110】図17は、本発明による光記録媒体として
640MBの光ディスクカートリッジを対象としたディ
スクレイアウトの説明図である。この640MB光ディ
スクにあっては、インナ側からコントロールゾーン20
0、バッファゾーン202、バッファトラック204、
欠陥管理領域206、ユーザゾーン212、欠陥領域2
14、バッファトラック220及びアウタテストゾーン
222を配置している。 インナ側の欠陥管理領域20
6は、第1欠陥管理領域(DMA1)208と第2欠陥
管理領域(DMA2)210で構成される。またアウタ
側の欠陥管理領域214は第3欠陥管理領域(DMA
3)216と第4欠陥管理領域(DMA4)218で構
成される。第1欠陥管理領域208、第2欠陥管理領域
210、第3欠陥管理領域216及び第4欠陥管理領域
218は、同一内容を持ち、例えば第1欠陥管理領域2
08について右側に取り出して示すように、ディスク定
義構造224、1次欠陥リスト226及び2次欠陥リス
ト228で構成される。
【0111】ユーザゾーン212は、上位装置とのSC
SIインタフェースでアクセス可能なリライタブルゾー
ンであり、図18のようにインナ側からアウタ側に11
ゾーンに分けられ、ゾーン番号0〜10を割り当ててい
る。各ゾーンはゾーン番号0について右側に示すよう
に、データ領域230とスペア領域232で構成され
る。 ここで、640MB光ディスクにあっては、イン
ナ側からアウタ側にゾーン番号0〜10を割り当ててお
り、これは図7の1.3GB光ディスクのアウタ側から
インナ側にゾーン番号01〜17を割り当てた場合と逆
である。即ち、図5の1.3GB光ディスクのディスク
レイアウトにおける論理トラック番号はアウタ側をマイ
ナスとしてインナ側に増加させているが、図17の64
0MB光ディスクにあっては、インナ側をマイナスとし
アウタ側に向けて論理トラック番号を増加させる逆のレ
イアウトとなっている。
【0112】図19は、図17のディスク定義構造22
4に配置される640MB光ディスクのディスクマップ
データ234である。このディスクマップデータ234
にあっては、ゾーン番号0〜10の11ゾーンについて
図示のデータセクタ数が配置され、データセクタ数は最
インナとなるゾーン番号0で最小となり、アウタ側のゾ
ーン番号10で最大となる。
【0113】またゾーン番号0〜10のそれぞれにつ
き、スペア領域として割り当てられたスペアセクタ数及
びスペア論理トラック数は、データセクタ数が最小とな
る最インナのゾーン番号0で最も少なく、データセクタ
数が最大となる最インナのゾーン番号10でそれぞれ最
大となるように割り当てている。
【0114】図19のディスクマップデータ234にお
けるスペアセクタ数及び論理トラック数は、図20に基
づいて割り当てられる。図20のゾーン番号0〜10に
割り当てられたデータセクタ数に対するスペアセクタ数
は、64MB媒体のデータ総容量D1=641.55M
Bに対するスペアセクタ総数D2=2244セクタ×2
048バイト=4.596MBとのスペア比率K K=D2/D1 =4.596MB/641.55MB =約0.0072 を用いて算出される。
【0115】即ち、ゾーン番号0〜10の各データセク
タ数にスペア比率K=0.0072を掛け合わせること
で、図示のスペアセクタ数を求めることができる。ここ
で算出したスペアセクタ数は四捨五入により整数化して
いる。またスペアセクタ数を1論理トラックのセクタ数
17で割ることにより、論理トラック数が図示のように
算出される。論理トラック数は小数第2位以下を四捨五
入している。図20で算出された各ゾーンごとのスペア
セクタ数及び論理トラック数は、各ゾーンのデータセク
タ数に対する比率がK=0.0072と略同一になって
いる。本発明にあっては、スペア領域を論理トラック単
位に管理することから、図20の論理トラック数の小数
以下を四捨五入することで、図19のスペア論理トラッ
ク数を決定する。
【0116】このようにして決定したスペア論理トラッ
ク数について、1論理トラック当たりのセクタ数17を
掛け合わせることで、図19の各ゾーンごとのスペアセ
クタ数が決定できる。もちろん、図19で割り当てた各
ゾーンのスペアセクタ数の合計は640MB光ディスク
に予め割り当てられたスペアセクタ数2244セクタと
なる。この点はスペア論理トラック数についても、スペ
アセクタ総数2244を1論理トラック当たりのセクタ
数17で割った132論理トラックとなる。
【0117】尚、上記の実施形態は、1.3GB光ディ
スク、640MB光ディスクを例にとるものであった
が、本発明にこれに限定されず、それ以外のディスク容
量を持つ光ディスクについてもそのまま適用することが
できる。
【0118】また上記の実施形態にあっては、1.3G
B光ディスクとしてダブルマスクRAD−MSR光磁気
記録を例にとるものであったが、これ以外にFAD−M
SR光磁気記録であってもよいし、相変換記録の光ディ
スクであってもよいことはもちろんである。
【0119】また上記の実施形態にあっては、SCSI
インタフェースで最大値が制限されたスペアセクタの割
当てを前提とするものであるが、これらの光ディスク当
たりに割り当て可能なスペアセクタ総数についても、必
要に応じて適宜に定めることができる。
【0120】更に上記の実施形態にあっては、スペア比
率Kを各ゾーンで一定としているが、外周ゾーンにいく
にしたがってスペア比率を大きくするように重み付けし
てもよい。例えば、再内周ソーンの重みを0.9とし、
最外周ゾーンの重みを1.1とし、間のゾーンには線形
的に重みを割当てる。この重みをスペア係数Kに乗じて
修正し、ゾーン毎に異なる修正スペア係数Kを用いるこ
とで、外周ゾーンにいくにしたがってスペア領域を増加
させる。これはMSR媒体が外周にいくほどマージンが
小さくなるという特性を考慮しており、最適なスペア領
域の割振りが達成できる。
【0121】更にまた、上記の実施形態にあっては、光
ディスクの記録面を半径方向の複数のゾーンに分割して
各ゾーンごとに欠陥セクタの交替に使用するスペア領域
を割り当てた場合を例にとっているが、ゾーン分割以外
に複数ゾーンを対象に1または複数のグループ化を行う
グループ分けを行って各グループごとにスペア領域を設
定するような場合についても、全く同様に適用できる。
【0122】更にまた、本発明は上記の実施形態に示し
た数値による限定は受けず、更に本発明の目的と利点を
損なわない範囲で適宜の変形が可能である。
【0123】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、記録面を半径方向に分割した各ゾーンごとに欠陥セ
クタの交替に使用するスペア領域を割り当て、各ゾーン
のデータ領域容量に占めるスペア領域容量の比率が媒体
のデータ領域総容量に対するスペア領域総容量のスペア
比率Kと略同一となるように、スペア領域総容量を振り
分けることで、各ゾーンのスペア領域がデータ領域に対
応した適切な容量となり、データ容量の多いアウタ側で
あっても、媒体上の欠陥等による交替でスペア領域が使
い果たされ、他のゾーンのスペア領域を代替する不具合
が解消できる。
【0124】このためデータ容量が増加しても、制限の
ある媒体当たりのスペア領域総容量を有効に活用した欠
陥セクタの交替処理が実現でき、欠陥セクタの交替処理
によるアクセス性能の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の光記録媒体の実施形態となる1.3G
Bの光ディスクカートリッジの説明図
【図3】図1の光ディスクカートリッジの組立分解図
【図4】図3の光ディスクにおけるRAD−MSR方式
の再生原理の説明図
【図5】図3のカートリッジに内蔵した1.3GB光デ
ィスクのレイアウトの説明図
【図6】図5の欠陥管理領域のフォーマット説明図
【図7】図5のユーザ領域のゾーン分割とゾーン内のス
ペア領域の説明図
【図8】図5のレイアウトをもつ1.3GB光ディスク
について各ゾーンのデータセクタ数、スペアセクタ数及
びスペア論理トラック数を定義したディスクマップデー
タの説明図
【図9】1.3GB光ディスクのデータ容量とスペア容
量との比率に基づいて算出したスペアセクタ数とスペア
論理トラック数の説明図
【図10】本発明の光記録媒体を使用する光ディスクド
ライブのブロック図
【図11】図8のディスクマップデータに基づいて欠陥
セクタのスリップ処理及び交替処理を行う本発明の光学
的記録装置の機能ブロック図
【図12】図11の欠陥処理部によるフォーマット時の
1次欠陥リストPDLを用いたスリップ処理とフォーマ
ット後の2次欠陥リストSDLを用いた交替処理の説明
【図13】図11の欠陥処理部による媒体フォーマット
処理のフローチャート
【図14】図11の欠陥処理部による交替登録処理のフ
ローチャート
【図15】図11の欠陥処理部によるアクセス時のスリ
ップ処理及び交替処理のフローチャート
【図16】図15に続く欠陥処理部によるアクセス時の
スリップ処理及び交替処理のフローチャート
【図17】図2のカートリッジに内蔵した640MB光
ディスクのレイアウトの説明図
【図18】図17のユーザ領域のゾーン分割とゾーン内
のスペア領域の説明図
【図19】図17のレイアウトをもつ640MB光ディ
スクについて各ゾーンのデータセクタ数、スペアセクタ
数及びスペア論理トラック数を定義したディスクマップ
データの説明図
【図20】640MB光ディスクのデータ容量とスペア
容量との比率に基づいて算出したスペアセクタ数とスペ
ア論理トラック数の説明図
【符号の説明】
10:光ディスクカートリッジ 12:カートリッジ本体 14:シャッター 16:シャッタースライダ 18:誤挿入防止用ノッチ 20:挿入スロット 22:グリッパースロット 24:ライトプロテクト 24−1:ライトプロテクトコマ 26:アッパーシェル 28:ロアーシェル 30:シャッターガイド 32:シャッタースプリング 36:光ディスク 38:リードインゾーン 40,42,206,214:欠陥管理領域(DMA:Defe
ct Management Areas ) 44,208:第1欠陥管理領域(DMA1) 46,206:第2欠陥管理領域(DMA2) 48,212:ユーザゾーン(リライタブルゾーン) 50,216:第3欠陥管理領域(DMA3) 52,218:第4欠陥管理領域(DMA4) 54,55,58,202:バッファゾーン(テストト
ラック付き) 56:インナコントロールゾーン 58:バッファゾーン 60:データゾーン 62,224:ディスク定義構造(DDS: Disk Defin
ition Structure ) 64,226:1次欠陥リスト(PDL:Primary Defec
t List) 66,228:2次欠陥リスト(SDL:Secondary Def
ect List) 68:データ領域 70:スペア領域 72,234:ディスクマップデータ(DMD: Disk M
ap Data)) 90:光ディスクドライブ 92:コマンド処理部 94:欠陥処理部 96:媒体アクセス部 200:コントロールゾーン 204,220:バッファトラック 222:アウタテストゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守部 峰生 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 竹内 厚 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 千葉 照夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC02 CC04 DE62 DE64 DE76

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録面にデータが記録される記録媒体に於
    いて、 前記記録面の半径方向に複数に分割されてなる複数のゾ
    ーンと、 前記各ゾーン毎に設けられ欠陥セクタの交替に使用する
    複数のスペア領域とを有し、 各ゾーンのスペア領域が占めるスペア論理トラック数又
    はスペア論理セクタ数は、前記記録面におけるデータ領
    域総容量に対するスペア領域総容量から求まるスペア比
    率Kと各ゾーンのデータ領域容量に基づいて定められて
    なることを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】請求項1記載の記録媒体に於いて、前記各
    ゾーンのスペア領域が占めるスペア論理トラック数又は
    スペア論理セクタ数は、各ゾーンのデータ領域の論理ト
    ラック数又はセクタ数に前記スペア比率Kを乗じて求め
    た値に基づいて定められた整数値であることを特徴とす
    る記録媒体。
  3. 【請求項3】請求項2記載の記録媒体に於いて、前記ス
    ペア比率Kをアウタ側で大きくなるように重み付けした
    ことを特徴とする記録媒体。
  4. 【請求項4】請求項1記載の記録媒体に於いて、前記記
    録面のユーザデータゾーンのゾーン数が18、前記ユー
    ザデータゾーンのスペア論理トラック総数が132であ
    る時、前記ユーザゾーンのアウタ側からインナへ向かう
    各ゾーンのスペア論理トラック数は、順に9、9、9、
    8、8、8、8、7、7、7、7、7、6、6、6、
    6、5、5、であることを特徴とする記録媒体。
  5. 【請求項5】請求項1記載の記録媒体に於いて、前記記
    録面のユーザデータゾーンのゾーン数が11、前記ユー
    ザデータゾーンのスペア論理トラック総数が132であ
    る時、前記ユーザゾーンのアウタ側からインナへ向かう
    各ゾーンのスペア論理トラック数は、順に15、14、
    14、13、13、12、11、11、10、10、9
    であることを特徴とする記録媒体。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のいずれかに記載の記録媒
    体に於いて、基板上にレーザビームのビーム径より小さ
    い記録密度でデータを記録するための記録層と、再生磁
    場と再生レーザパワーとの組み合わせにより前記記録層
    に記録されたデータを再生するための再生層とを少なく
    とも有する超解像(MSR)の記録再生構造を備えたこ
    とを特徴とする記録媒体。
  7. 【請求項7】記録面にデータが記録される記録媒体に於
    いて、前記記録面の半径方向に各ピッチ間隔で複数に分
    割されてなる複数のゾーンと、 前記各ゾーン毎に設けられ欠陥セクタの交替に使用する
    複数のスペア領域とを有し、 各ゾーンのスペア領域のピッチ間隔は、前記記録面にお
    けるデータ領域総容量に対するスペア領域総容量から求
    まるスペア比率Kと各ゾーンのピッチ間隔に基づいて定
    められてなることを特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】請求項2記載の記録媒体に於いて、前記ス
    ペア比率Kをアウタ側で大きくなるように重み付けした
    ことを特徴とする記録媒体。
  9. 【請求項9】請求項7記載の記録媒体に於いて、基板上
    にレーザビームのビーム径より小さい記録密度でデータ
    を記録するための記録層と、再生磁場と再生レーザパワ
    ーとの組み合わせにより前記記録層に記録されたデータ
    を再生するための再生層とを少なくとも有する超解像
    (MSR)の記録再生構造を備えたことを特徴とする記
    録媒体。
  10. 【請求項10】記録面の半径方向に複数に分割されてな
    る複数のゾーンと、前記各ゾーン毎に設けられ欠陥セク
    タの交替に使用する複数のスペア領域とを有し、各ゾー
    ンのスペア領域が占めるスペア論理トラック数/セクタ
    数は、前記記録面におけるデータ領域総容量に対するス
    ペア領域総容量から求まるスペア比率Kと各ゾーンのデ
    ータ領域容量に基づいて定められてなる記録媒体にデー
    タを記録する記録部と、 前記記録媒体にデータを再生する再生部と、 前記記録媒体の欠陥セクタを検出した場合は、前記欠陥
    セクタの属するゾーン内のスペア領域に交替セクタを割
    り当てて使用させる交替処理を行わせる欠陥処理部と、
    を備えたことを特徴とする記憶装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の記憶装置に於いて、前
    記欠陥処理部は、前記記録媒体のフォーマットに夜欠陥
    セクタの検出時には、後続する正常セクタを使用させる
    と共にデータ領域からはみ出したセクタをゾーン内のス
    ペア領域にスリップさせるスリップ処理を行い、前記フ
    ォーマット後に欠陥セクタを検出した場合は、ゾーン内
    のスペア領域に交替セクタを割り当てて使用させる交替
    処理を行わせることを特徴とする記憶装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載の記憶装置に於いて、前
    記記憶媒体の各ゾーンのスペア領域が占めるスペア論理
    トラック数又はスペア論理セクタ数は、各ゾーンのデー
    タ領域の論理トラック数又はセクタ数に前記スペア比率
    Kを乗じて求めた値に基づいて定められた整数値である
    ことを特徴とする記憶装置。
  13. 【請求項13】請求項10乃至12のいずれか記載の記
    憶装置に於いて、前記記録面のユーザデータゾーンのゾ
    ーン数が18、前記ユーザデータゾーンのスペア論理ト
    ラック総数が132である時、前記ユーザゾーンのアウ
    タ側からインナへ向かう各ゾーンのスペア論理トラック
    数は、順に9、9、9、8、8、8、8、7、7、7、
    7、7、6、6、6、6、5、5、であることを特徴と
    する記録装置。
  14. 【請求項14】請求項10乃至12のいずれかに記載の
    記憶装置に於いて、前記記録面のユーザデータゾーンの
    ゾーン数が11、前記ユーザデータゾーンのスペア論理
    トラック総数が132である時、前記ユーザゾーンのア
    ウタ側からインナへ向かう各ゾーンのスペア論理トラッ
    ク数は、順に15、14、14、13、13、12、1
    1、11、10、10、9であることを特徴とする記録
    装置。
  15. 【請求項15】請求項10乃至14のいずれかに記載の
    記憶装置に於いて、前記記録媒体の基板上にレーザビー
    ムのビーム径より小さい記録密度でデータを記録するた
    めの記録層と、再生磁場と再生レーザパワーとの組み合
    わせにより前記記録層に記録されたデータを再生するた
    めの再生層とを少なくとも有する超解像(MSR)の記
    録再生構造を備えたことを特徴とする光記録媒体。
  16. 【請求項16】請求項10乃至14のいずれかに記載の
    記憶装置に於いて、前記記録部又は再生部はゾーンCA
    V方式により、記録又は再生制御を行うことを特徴とす
    る記憶装置。
  17. 【請求項17】記録面の半径方向に各ピッチ間隔で複数
    に分割されてなる複数のゾーンと、前記各ゾーン毎に設
    けられ欠陥セクタの交替に使用する複数のスペア領域と
    を有し、各ゾーンのスペア領域のピッチ間隔は、前記記
    録面におけるデータ領域総容量に対するスペア領域総容
    量から求まるスペア比率Kと各ゾーンのピッチ間隔に基
    づいて定められてなる記録媒体にデータを記録する記録
    部と、 前記記録媒体にデータを再生する再生部と、 前記記録媒体の欠陥セクタを検出した場合は、欠陥セク
    タの属するゾーン内のスペア領域に交替セクタを割り当
    てて使用させる交替処理を行わせる欠陥処理部と、を備
    えたことを特徴とする記憶装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の記憶装置に於いて、前
    記欠陥処理部は、前記記録媒体のフォーマットに夜欠陥
    セクタの検出時には、後続する正常セクタを使用させる
    と共に最終セクタをゾーン内のスペア領域にスリップさ
    せるスリップ処理を行い、前記フォーマット後に欠陥セ
    クタを検出した場合は、ゾーン内のスペア領域に交替セ
    クタを割り当てて使用させる交替処理を行わせることを
    特徴とする記憶装置。
  19. 【請求項19】請求項17記載の記憶装置に於いて、前
    記記録媒体の基板上にレーザビームのビーム径より小さ
    い記録密度でデータを記録するための記録層と、再生磁
    場と再生レーザパワーとの組み合わせにより前記記録層
    に記録されたデータを再生するための再生層とを少なく
    とも有する超解像(MSR)の記録再生構造を備えたこ
    とを特徴とする光記録媒体。
  20. 【請求項20】請求項17乃至19のいずれかに記載の
    記憶装置に於いて、前記記録部又は再生部はゾーンCA
    V方式により、記録又は再生制御を行うことを特徴とす
    る記憶装置。
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