JP2000027509A - 車両用ドアロック構造 - Google Patents

車両用ドアロック構造

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JP2000027509A
JP2000027509A JP19525398A JP19525398A JP2000027509A JP 2000027509 A JP2000027509 A JP 2000027509A JP 19525398 A JP19525398 A JP 19525398A JP 19525398 A JP19525398 A JP 19525398A JP 2000027509 A JP2000027509 A JP 2000027509A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の衝突時にバックドアが開くことを防
止すること。 【解決手段】 ドアハンドル14の他端側は、バックド
ア1のアウタパネル15を貫通して車内側に突出させ、
先端部に連結ロッド5の上端部が軸支されている。連結
ロッド5の下端部はバックドア1の下部まで延在し、ロ
ックレバー6の端部に回動自在に軸支されている。取付
金具16には、金属製のストッパ部材18が固定され、
ロックレバー6とバックドア1のアウタパネル15との
間に配設されている。ストッパ部材18は、上端部に設
けた爪19がロックレバー6側に曲折され、その先端部
はロックレバー6と僅かに隙間を開けている。アウタパ
ネル15が前方側Fに変形すると、ストッパ部材18が
前方に押圧されて、爪19がロックレバー6の回転を規
制する構造になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばはね上げ式
バックドアの衝突時におけるロック解除を防止する車輌
用ドアロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、自動車の後部に配設されている
バックドア1を側部から見た断面図であり、図6は、バ
ックドア1のロック機構2を車室内方向から見た図であ
り、図中の矢印Fは車体の前側を示す。バックドア1の
ロック解除方法は、バックドア1の外側面に取付けてい
る、ドアハンドル部(把手)21により行われ、ドアハ
ンドル14を引くと、連結ロッド5が下方に押し下げら
れ、ロックレバー6が図6に示すアンロック方向に揺動
し、ラッチ装置7のラッチ8がストライカー9の軸部へ
の係止を解除する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のはね上げ式バッ
クドア1は、衝突時に後方からの作用力が加わったと
き、バックドア1のロックが解除し、バックドア1が反
動で開いてしまうおそれがあった。これは、後方からの
外力の作用により、テールメンバ10が上方に押し上げ
られると、ロック機構2のラッチ装置7全体が押し上げ
られ、これが上記したハンドル操作でバックドア1のロ
ックを解除するのと同じ結果になるからである。また、
後方からの衝突の反動でドアハンドル14が、ロック解
除の方向に変形することにより、ドアロックが解除し、
バックドア1が開いてしまうこともある。これにより、
後部の荷台などに置いてある荷物が車外に投げ出されて
しまうおそれがある。本発明は上記課題に鑑みてなされ
たもので、自動車の衝突時にドアロックの解除を防止す
る車輌用ドアロック構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を効果的に達成
するために本発明は、ドアの内部に配設され、ドアの閉
状態を維持するロック装置と、一端がドアの把手に接続
された連結ロッドと、上記ロック装置及び連結ロッド間
に接続され、該連結ロッドの作動を受けて上記ロック装
置のドアロックを解除するロックレバーとを備えた車両
用ドアロック構造において、上記ロックレバーの近傍に
ストッパ部材を設け、該ストッパ部材が、上記ドアの変
形の際に、上記ロックレバーの作動を止めるように構成
した。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
車両用ドアロック構造について、図面を参照しながら説
明する。なお、従来と同じ部分については、同一の符号
を付して説明する。図1は、ワンボックスタイプの自動
車11を示し、自動車11の後部には、そのルーフの後
端部12を軸として、上下に開閉するバックドア1が取
付けられている。バックドア1に装着したウインドガラ
ス13の下部には、バックドア1のドアロックを解除す
るためのドアハンドル部21を設けている。
【0006】図2に示すように、ドアハンドル部21
は、カバー3とハンドル14とにより構成されている。
ドアハンドル14の他端側は、バックドア1のアウタパ
ネル15を貫通して車内側に突出し、先端部に連結ロッ
ド5の上端部が軸支されている。連結ロッド5は、レバ
ー14の先端部が上下に揺動することにより上下動す
る。連結ロッド5の下端部はバックドア1の下部まで延
在し、図3に示すように、ロックレバー6の三方に分岐
されたうちの一つの指状レバー6aの端部に取付けられ
ている。ロックレバー6は、ロック装置であるラッチ装
置7の取付金具16に設けた固定軸17に軸支され、連
結ロッド5の上下運動を回転(揺動)運動に変える。
【0007】取付金具16には、該取付金具16の固定
軸17と共に、ロックレバー6の揺動を規制する部材と
なる金属製のストッパ部材18が固定されている。図2
に示すように、ストッパ部材18は、ロックレバー6の
車体に対して後ろ側、すなわちロックレバー6とバック
ドア1のアウタパネル15との間に配設されている。ス
トッパ部材18は、上端部に設けた爪19がロックレバ
ー6側に曲折され、その先端部はロックレバー6と干渉
しないように、ロックレバー6と僅かに隙間を開けてい
る。図3に示すように、ストッパ部材18の爪19は、
バックドア1がロック状態で、ロックレバー6の中央の
指状レバー6bの位置より、僅かにアンロック方向側、
すなわち指状レバー6aと6bとで構成される股部に対
応する位置に配置されている。
【0008】ロック機構2は、ラッチ装置7とストライ
カー9等から成り、ラッチ装置7はバックドア1の下部
に固定され、軸状のストライカー9は車体側後部のテー
ルメンバー10に設けられ、ベース板20から立設され
ている。ラッチ装置7は、バックドア1が開状態から閉
じられるときに、ラッチ8がストライカー9に当接し、
かつストライカー9に噛合する構造になっている。な
お、ラッチ装置7の構成部品については、一部を省略し
ている。
【0009】次に、本実施の形態の車両用ドアロック構
造の作用について説明する。図2に示すように、ドアハ
ンドル14の先端部が、実線に示すように上側にあると
きは、連結ロッド5も上方位置にある。このときバック
ドア1は、ラッチ装置7のラッチ8がストライカー9の
軸を噛合し、ロック状態にある。ドアハンドル14が車
体の後方側に引かれると、ドアハンドル14の先端部
が、想像線のように下方に下がり、連結ロッド5も下方
位置になり、ロックレバー6が図3に示すアンロック方
向に回転する。この際、ストッパ部材18の爪19は、
ロックレバー6よりも後方側にあるので、接触すること
なく通常の動作を行う。
【0010】自動車が後ろから衝突されたような場合
は、図4に示すようにバックドア1のアウタパネル15
が、車体の前方側に変形する。すると、アウタパネル1
5とロックレバー6の間に配設されているストッパ部材
18がアウタパネル15に押され、該ストッパ部材18
も前方に変形し、その上端部に形成されている爪19
が、ロックレバー6の指状レバー6a,6bの間に入り
込む。この際、テールメンバ10が上方に変形しても、
爪19がロックレバー6のアンロック方向の回転を規制
する。
【0011】したがって、ラッチ装置7のラッチ8がス
トライカー9の軸部を噛合する状態が維持し続けられ、
バックドア1は、ロックされたままとなる。通常の後方
からの衝突では、バックドア1が変形してからテールメ
ンバー10が上方に変形するので、確実にストッパ部材
18は、ロックレバー6を係止することができる。な
お、自動車のバックドア1などの構造によって異なる
が、本実施の形態では、バックドア1のアウタパネル1
5とストッパ部材18との隙間は、約3mmであった。
【0012】このように、本実施の形態では、バックド
ア1が後方から衝突された場合に、バックドア1が開放
されないので、荷台の荷物が車外に投げ出されることが
ない。後方からの衝突に対して、初期のアウタパネル1
5の変形によりドアロック解除を防止してしまう。した
がってその後の車体の複雑な変形に影響されることなく
ドアの開放を防止できる。また、ストッパ部材18の爪
19と、ロックレバー6の位置関係を常時一定にするこ
とができ、衝突時に確実に効果が得られる。以上、本発
明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこ
れに限定されることなく本発明の技術的思想に基いて種
々の変更が可能である。例えば、上記実施の形態ではワ
ンボックスタイプのバックドアを例に上げたが、ハッチ
バックタイプのバックドアなど、広く適用が可能であ
る。また、上記実施の形態ではロックレバー6をストッ
パ部材18が係止することにより、ドアロック状態を維
持させたが、連結ロッド5に車体幅方向に突出する部材
を取付け、ドアの変形時にその突出部の動きをストッパ
部材が係止するようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の車両用ドア
ロック構造によれば、ドアの内部に配設され、ドアの閉
状態を維持するロック装置と、一端がドアの把手に接続
された連結ロッドと、上記ロック装置及び連結ロッド間
に接続され、該連結ロッドの作動を受けて上記ロック装
置のドアロックを解除するロックレバーとを備えた車両
用ドアロック構造において、上記ロックレバーの近傍に
ストッパ部材を設け、該ストッパ部材が、上記ドアの変
形の際に、上記ロックレバーの作動を止めるように構成
したので、ドアが変形するような衝撃を外部から受けて
も、ロック機構が衝撃による誤動作で解除され、ドアが
開放されることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による車両用ドアロック構
造を採用している自動車を後方側から見た斜視図であ
る。
【図2】図1の自動車のバックドアを側方から見た断面
図である。
【図3】図1の自動車のバックドアに設けているドアロ
ック機構を車室内方向から見た正面図である。
【図4】図2のバックドアが衝突により変形した後の断
面図である。
【図5】従来の車両用ドアロック構造を自動車のバック
ドアの側方から見た断面図である。
【図6】従来のバックドアに設けているドアロック機構
を車室内方向から見た正面図である。
【符号の説明】
1 バックドア 2 ロック機構 3 カバー 5 連結ロッド 6 ロックレバー 7 ラッチ装置 8 ラッチ 9 ストライカー 14 ドアハンドル 15 アウタパネル 18 ストッパ部材 19 爪 20 ベース板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの内部に配設され、ドアの閉状態を
    維持するロック装置と、一端がドアの把手側に接続され
    た連結ロッドと、上記ロック装置及び連結ロッド間に接
    続され、該連結ロッドの作動を受けて上記ロック装置の
    ドアロックを解除するロックレバーとを備えた車両用ド
    アロック構造において、上記ロックレバーの近傍にスト
    ッパ部材を設け、該ストッパ部材が、上記ドアの変形の
    際に、上記ロックレバーの作動を止めるように構成した
    ことを特徴とする車両用ドアロック構造。
  2. 【請求項2】 上記ロックレバーのストッパ部材に上記
    ロックレバー側に突出する爪部を設け、該爪部がロック
    レバーの作動を係止するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の車両用ドアロック構造。
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