JP2000022431A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2000022431A
JP2000022431A JP10185980A JP18598098A JP2000022431A JP 2000022431 A JP2000022431 A JP 2000022431A JP 10185980 A JP10185980 A JP 10185980A JP 18598098 A JP18598098 A JP 18598098A JP 2000022431 A JP2000022431 A JP 2000022431A
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radiating element
ground plate
antenna device
radiating
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Futoshi Deguchi
太志 出口
Kazuyuki Nakajima
一幸 中島
Sumio Tate
純生 楯
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のアンテナでは、車両等移動体への装着
を考えた場合、アンテナが車体の導体板に近づくに従い
アンテナのインピーダンスが低下し、アンテナと給電線
路のインピーダンス整合がくずれ、共振周波数がシフト
し、受信または送信出来なかった。 【解決手段】 放射素子2と、給電設備と、グランド板
6と、放射素子2と給電設備を覆うレドーム11とを備
えたアンテナ装置であって、放射素子2とグランド板6
との間の距離(h)を波長(λ)で割った値を1÷25
0≦h÷λ≦1÷80好ましくは1÷200≦h÷λ≦
1÷100とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型・薄型で広帯
域な周波数特性を有するアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、航空機、船舶、自動車等の移動体
と通信衛星を利用した移動体衛星通信が普及しつある。
これの普及に伴い小形で高性能のアンテナの要求が一段
と強くなってきている。周知のように、小形化のために
アンテナの放射素子を折れ曲がった構造の線状導体から
構成されるメアンダ型アンテナが提案されている。例え
ば、特開平6−90108に記載のアンテナがその一つ
である。
【0003】従来、一般にアンテナの周波数帯域幅は比
帯域で数%程度であり、さらに放射素子長を短くして小
形化すると、さらに帯域が狭くなるという問題があっ
た。送信帯域と受信帯域とがその比帯域より大きい場
合、送信用と受信用に複数のアンテナが必要になるとい
う課題があった。
【0004】図13(a)は従来のアンテナの構成を示
す平面図、図13(b)(c)は従来のアンテナの取り
付けを示す平面図、図13(d)は従来のアンテナの共
振特性を示すグラフである。従来(特開平6−9010
8号)のアンテナでは、アンテナの共振周波数が単一共
振のため、低軌道周回衛を用い地上−衛星−地上間のデ
ータ通信を行う移動体衛星通信システムにて割り当てら
れた周波数の137.0MHzから138.0MHzの
帯域の下り回線の周波数、148.0MHzから15
0.05MHzの上り回線の複数の周波数帯に対応出来
ない、すなわち、放射素子の長さLにより共振周波数f
rが決定してしまい、単一の周波数に対してしか共振し
ないと言う問題があった。
【0005】また車両等移動体への装着を考えた場合、
アンテナ開口面に受ける風圧低減、他物体への接触によ
る破損等を考慮するとアンテナ高の低い低姿勢のアンテ
ナが望まれる。特にコンテナに搭載する事を考慮する
と、コンテナの積み重ねにより、上記の様な1/4波長
接地型アンテナを用いても約0.5mのアンテナ高さと
なり、搭載は不可能となる。また図13(a)に示す従
来(特開平6−90108)のアンテナを図13(b)
に示す様に車体に垂直に取り付ける場合、前記帯域幅の
問題とは別に、さらに風圧低減、他物体への接触による
破損等の問題が生じる。また、図13(c)に示す様に
従来のアンテナを車体に水平に取り付けた場合、アンテ
ナが車体の導体板に近づくに従いアンテナのインピーダ
ンスが低下するとともに、共振周波数がシフトし、アン
テナと給電線路のインピーダンス整合がくずれ、受信ま
たは送信出来ないという大きな問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のア
ンテナのアンテナ利得対周波数特性は、比帯域で数%の
帯域幅しかなく、受信周波数帯域と送信周波数帯域が離
れているような衛星通信システムなどで十分な利得が得
られない。また、車両等移動体への装着を考えた場合、
車体に垂直に取り付ける場合、風圧や他物体への接触に
よる破損等の問題が生じる。車体に水平に取り付けた場
合、風圧や他物体への接触による破損等の問題は解決す
るもののアンテナが車体の導体板に近づくに従いアンテ
ナのインピーダンスが低下し、アンテナと給電線路のイ
ンピーダンス整合がくずれ、共振周波数がシフトし、受
信または送信出来ない。という2つの問題があった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、より多くの周波数に対応し広帯域で小形・低姿勢で
なおかつ車体等の金属筐体の影響をほとんど受けないア
ンテナ装置を提供するを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のアンテナ装置は、放射素子と、給電手段と、
グランド板と、放射素子と給電手段を覆うカバー部材と
を備え、金属筐体上に載置されグランド板と金属筐体と
を短絡して用いるアンテナ装置であって、放射素子とグ
ランド板との間の距離(h)を波長(λ)で割った値を
1÷250≦h÷λ≦1÷80好ましくは1÷200≦
h÷λ≦1÷100とするという構成を有している。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、放射素子と、放射素子に給電する給電手段と、放射
素子と電気的に離間して設けられたグランド板と、放射
素子と給電手段を覆うカバー部材とを備えたアンテナ装
置であって、放射素子とグランド板との間の距離(h)
を波長(λ)で割った値が1÷250≦h÷λ≦1÷8
0好ましくは1÷200≦h÷λ≦1÷100であるこ
とにより、アンテナインピーダンスの低下を抑制しつつ
アンテナ全体の損失を抑制することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、放射素子が複数
の周波数に対応するように形成されていることにより、
より広い周波数に対応することができる広帯域のアンテ
ナを実現できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、放射素子に1つ
の給電手段から給電することにより給電点の数を減らす
ことができるとともに放射素子及び給電設備が形成され
るアンテナ基板の構成を簡略化・小型化することができ
る。
【0012】請求項4に記載の発明は、放射素子がメア
ンダラインで形成されていることにより、アンテナにお
ける放射素子の厚みを薄くすることができるので、アン
テナ全体の薄型化が可能になる。
【0013】請求項5に記載の発明は、放射素子の長さ
が対応する波長によって異なることにより、送受信を常
に最適な放射素子から行うことが可能なので、アンテナ
特性を良好なものとすることができる。
【0014】請求項6に記載の発明は、放射素子の線路
長を所望の複数の周波数に対応する、複数の線路波長の
各々約1/4の長さに設定したことにより、複数の波長
に対応した最適な送受信が可能になるとともにアンテナ
の偏波特性を良好にすることができる。
【0015】請求項7に記載の発明は、放射素子の主偏
波方向の放射素子幅をそれと直交する偏波方向の放射素
子幅に対し広くしたことにより、互いに相殺される紙面
に垂直な方向への垂直偏波の電波の放射を更に効率よく
抑制しつつ、紙面に平行な水平偏波の放射を更に大きく
することができる。
【0016】請求項8に記載の発明は、放射素子の先端
解放部分にインダクタンス素子を装荷することにより、
等価的にアンテナの実効長を長くして、これにより放射
に寄与する主偏波方向すなわち紙面の左右方向の平行し
て走る2線の放射素子の電流の振幅を大きくすることが
できる。
【0017】請求項9に記載の発明は、グランド板に取
り付け穴を設けたことにより、アンテナを設置対象物に
直接取り付けることができる。
【0018】請求項10に記載の発明は、放射素子をグ
ランド板よりもカバー部材寄りに配置したことにより、
放射素子をグランド板からより遠ざけることができる。
【0019】請求項11に記載の発明は、線路長の各々
異なる2つ以上のメアンダライン対を備えた放射素子
と、前記放射素子の中央部分にて、一つの給電設備によ
り給電することにより、アンテナの更なる薄型化及び構
成の簡略化が可能になるので、狭スペースへの配置が可
能になるとともにアンテナ装置の生産性も向上させるこ
とができる。
【0020】請求項12に記載の発明は、放射素子と、
前記放射素子に給電する給電手段と、前記放射素子と電
気的に離間して設けられたグランド板と、前記放射素子
と前記給電手段を覆うカバー部材とを備え、前記放射素
子と前記グランド板との間の距離(h)を波長(λ)で
割った値が1÷250≦h÷λ≦1÷80好ましくは1
÷200≦h÷λ≦1÷100であるアンテナ装置であ
って、前記放射素子が形成されたアンテナ基板と前記グ
ランド板との間に支持部材を設けたことにより、アンテ
ナ基板とグランド板との間隔を正確に保持できる。
【0021】請求項13に記載の発明は、アンテナ基板
をグランド板よりもカバー部材寄りに配置したことによ
り、アンテナ基板をグランド板からより遠ざけることが
できるので、アンテナ特性の向上を図ることができる。
【0022】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1におけるアンテ
ナについて図面を用いて説明する。
【0023】図1は本発明の実施の形態1におけるアン
テナの斜視図、図2は本発明の実施の形態1におけるア
ンテナの斜視図である。また図3は本発明の実施の形態
1におけるアンテナ基板に形成された放射素子の構成を
示す平面図である。
【0024】図1において、1はアンテナ基板であり、
アンテナ基板1は誘電体材料から構成されており、厚さ
tを有している。またアンテナ基板1は、プリント基板
あるいはPETフィルム基板等から構成されることが多
い。更にアンテナ基板1上には各種の素子が形成・載置
されるので、以下それらについて説明する。
【0025】2a,2b,2c,2dは放射素子であ
り、放射素子2a,2b,2c,2dはアンテナ基板1
の片面もしくは両面には、エッチング,フォトリソグラ
フィ、スパッタリング等の方法により形成されている。
本実施の形態では、複数の波長を送受信可能にするため
に、1つの波長に対して一対の放射素子を対応させてお
り、短波長(λg1)に対しては放射素子2a,2bに
より構成された放射素子対2eが、長波長(λg2)に
対しては放射素子2c,2dとにより構成された放射素
子対2fが対応している。
【0026】ここで放射素子2a,2bは互いにアンテ
ナ基板1の長手方向aに略対称に形成されており、同様
に放射素子2c,2dも互いにアンテナ基板1の長手方
向aに略対称に形成されている。更に放射素子対2eと
放射素子対2fとは互いにアンテナ基板1の短手方向b
に略対称に形成されている。
【0027】また放射素子2aと放射素子2cとはアン
テナ基板1の中央付近で互いに接続されており、更に放
射素子2bと放射素子2dとはアンテナ基板1の中央付
近で、放射素子2aと放射素子2cとは独立に、互いに
接続されている。
【0028】放射素子2a,2b,2c,2dは、それ
ぞれ線路幅w≒λ/200〜λ/400,素子間隔d≒
λ/100〜λ/200,素子幅l≒λ/10〜λ/2
0の周期的に折曲げたメアンダラインにより形成されて
いる。ここで放射素子対2eを構成する放射素子2aと
放射素子2bとはほぼ同一の線路長に形成されており、
放射素子対2fを構成する放射素子2cと放射素子2d
とも、ほぼ同一の線路長に形成されている。
【0029】また一方異なる放射素子対を構成する放射
素子同士は(例えば放射素子2aと放射素子2c)線路
長が異なっている。即ち放射素子対2eを構成する放射
素子2a,2bの長さL1はそれぞれL1≒(λg1)
/4で構成されており、放射素子対2fを構成する放射
素子2c,2dの長さL2はそれぞれL2≒(λg2)
/4で構成されている。
【0030】この様に対応波長が異なる放射素子を同一
基板上に形成したことにより、別々に設ける場合に比べ
てアンテナの構成を簡略化、生産性を向上させることが
できるとともにアンテナ小型化・薄型化を実現すること
ができる。また線路長を異ならせたことにより複数の波
長の送受信が可能になる。特に線路長を対応波長の25
%とすることにより、それぞれの波長に対応した最適な
送受信が可能になるとともにアンテナの偏波特性を良好
にすることができる。
【0031】なお放射素子2a,2b,2c,2dの配
置は本実施の形態のものに限定されるものではない。放
射素子2a,2b,2c,2dの各種の素子配列を図1
4〜図26に示している。図14〜図26はいずれも本
発明におけるアンテナ基板に形成された放射素子の構成
を示す平面図である。
【0032】図14,図15に示す配列では、アンテナ
幅及び素子幅が共に一定になっている。そして図14
(a)に示す配列では、放射素子の形状が左右対称で、
上下に非対称であり、左右に給電している。この様に、
給電部と反対側の端部で素子長を異ならせるだけで、波
長の異なる電波を送信もしくは受信可能になるので、放
射素子の設計が容易である。また左右に給電しているの
で、長さの異なる放射素子の双方における給電状態を同
じにできるので、給電状態の違いによるアンテナ特性の
差を最小限に抑制することができる。
【0033】図14(b)に示す配列では、放射素子の
形状が中心対称で、上下に非対称であり、左右に給電し
ている。
【0034】図15(a)に示す配列では、放射素子の
形状が左右対称で、上下に非対称であり、上下に給電し
ている。この場合には給電を上下に行っているので、そ
れぞれの対応する波長が同一である放射素子の給電状態
を同一条件にできるので、アンテナ基板上での対応周波
数同一の放射素子によるアンテナ特性のバラツキを最小
限に抑制することができる。
【0035】図15(b)に示す配列では、放射素子の
形状が中心対称で、上下に非対称であり、上下に給電し
ている。これにより実質的な素子長を長くすることがで
きるので、アンテナ装置の長手方向の幅をより小さくす
ることができる。
【0036】図16〜図17に示す配列では、アンテナ
幅を一定として、素子幅を異ならせている。そして図1
6(a)では、放射素子の形状が左右対称で、上下非対
称になっており、給電は左右に行われている。図16
(b)では、放射素子の形状が中心対称で、上下非対称
になっており、給電は左右に行われている。図17
(a)では、放射素子の形状が左右対称で、上下非対称
になっており、給電は上下に行われている。図17
(b)では、放射素子の形状が中心対称で、上下非対称
になっており、給電は上下に行われている。
【0037】図18〜図19に示す配列では、アンテナ
幅、素子幅をともに異ならせている。そして図18
(a)では、放射素子の形状が左右対称で、上下非対称
になっており、給電は左右に行われている。図18
(b)では、放射素子の形状が中心対称で、上下非対称
になっており、給電は左右に行われている。図19
(a)では、放射素子の形状が左右対称で、上下非対称
になっており、給電は上下に行われている。図19
(b)では、放射素子の形状が中心対称で、上下非対称
になっており、給電は上下に行われている。
【0038】図20〜図21に示す配列では、図14,
図15に示すものにグランド板を設けた例である。
【0039】図22〜図23に示す配列では、図16,
図17に示すものにグランド板を設けた例である。
【0040】図24〜図25に示す配列では、図18,
図19に示すものにグランド板を設けた例である。
【0041】図26(a)に示す配列では、アンテナ
幅、素子幅を共に一定にして、放射素子対の数を4つに
増やし、それぞれを回転対称に配置しアレー化した例で
ある。この様な配列とすることにより、3以上の周波数
に対応することもできるアンテナ装置を簡単な構成で実
現することができる。また複数の素子対を同一周波数に
対応させることもできるので、アンテナ特性が良好にな
るとともに、それぞれの放射素子対の向きを異ならせる
ことにより受信範囲がより広いアンテナ装置を実現でき
る。
【0042】図26(b)に示す配列では、アンテナ
幅、素子幅を共に一定にして、それぞれの放射素子対を
回転非対称に配置し、更にグランド板を設けた例であ
る。
【0043】3は給電部であり、放射素子2に対して高
周波電力を供給する働きを有しており、アンテナ基板1
の中央付近に放射素子が形成されている面もしくはその
裏面に形成されている。本実施の形態においては、アン
テナ基板1の給電部3aは、互いに接合されている放射
素子2a,2cの接合点付近に形成されており、放射素
子2a,2c給電する。また給電部3bは、互いに接合
されている放射素子2b,2dの結合点付近に形成され
ており、放射素子2b,2dに給電を行っている。
【0044】4は整合回路、5は伝送線路であり、共に
給電部3に対して所定の高周波電力を効率よく供給する
働きを有している。伝送線路5としては、同軸ケーブル
やマイクロストリップ線路等を用いることができる。
【0045】これらの伝送線路5,整合回路4,給電部
3により給電設備が構成されている。
【0046】この様に伝送線路5,整合回路4,給電部
3を備えた1つの給電設備を介して複数の放射素子2
a,2b,2c,2dに給電するような構成としたこと
により、複数の放射素子2に対して一つの給電設備によ
り給電することができるので、アンテナ基板1上で給電
設備の占める面積を小さくすることができ、アンテナ基
板1を小型化することができる。また、放射素子対2
e,2fのいずれに対しても同一の給電設備で給電する
ことにより、放射素子対2e,2fに対する給電条件を
同一にすることができるので、放射素子対2e,2fが
対応する周波数f1,f2のいずれに対しても優れたア
ンテナ特性を有する信頼性の高いアンテナとすることが
できる。
【0047】更にアンテナ基板1に接続される伝送線路
5を1つとしたことにより、それぞれの放射素子対に対
して1つずつの伝送線路を設けた場合に比べて、アンテ
ナの構成を簡素化することができるので、アンテナの生
産性を向上させることができる。またアンテナ外部に対
して貫通した伝送線路の引き込み口をより少なくするこ
とができるので、引き込み口からの水や異物の進入を最
小限に抑制することができるので、これに起因して発生
するアンテナの不具合を抑制でき、信頼性の高いアンテ
ナを実現することができる。
【0048】ここで、放射素子2,給電部3,整合回路
4は、アンテナ基板1上に同一面上に形成してもよい
し、放射素子2を片面に形成し、給電部3及び整合回路
4を他の面に形成してもよい。この時同一面上に放射素
子2,給電部3,整合回路4を形成することにより、ア
ンテナ基板1の構成を簡略化することができるので、ア
ンテナ基板1の加工・形成工程を短縮することができ、
アンテナ基板1の生産性を向上させることができる。ま
たアンテナ基板上1に形成される各種の回路を同時に形
成することができるので、同様に生産性を向上させるこ
とができる。
【0049】また放射素子2のうち、一方の放射素子対
2eを片面に形成して、他方の放射素子対2fを他の面
に形成することもできる。この様な構成とすることによ
り、放射素子対2e−グランド板6間の距離と、放射素
子対2f−グランド板6間の距離をアンテナ基板1の厚
さtの分だけ、異ならせることができるので、それぞれ
の放射素子対に要求されるアンテナ特性が異なっている
場合などに、それぞれの放射素子対に要求される特性に
最適化することも可能である。
【0050】更に放射素子2,給電部3,整合回路4
は、アンテナ基板1上に同一面上に形成した場合には、
形成された放射素子2等をグランド板6側、即ちアンテ
ナ装置の内側に向けることが好ましい。これによりアン
テナ装置全体の厚みを薄くすることができる。
【0051】グランド板6は、アルミニウム,ステンレ
ス,メッキ鋼等の金属導体で形成されている。
【0052】このときアンテナ基板1とグランド板6と
の間には高さhの隙間9が形成されている。隙間9には
全体に誘電体板を挿入してもよいし、いくつかの支持手
段(図示せず)でアンテナ基板1とグランド板6との間
を支えるように構成してもよい。なお支持手段を用いて
隙間9を形成した場合には隙間9は空気で満たされるこ
とになる。
【0053】次に以上のように形成されたアンテナにつ
いてその動作を説明する。まず、伝送線路5より供給さ
れた高周波電力は、整合回路4を経由して放射素子2
a,2b,2c,2dに供給される。この場合、放射素
子2aと2b、2cと2dの各部の寸法を適宜に選定す
る事により、放射素子は、所望の共振周波数にて電波を
空中へ放射することが可能になる。ここでは放射素子2
aと2bの長さがL1,放射素子2cと2dの長さがL
2であり、アンテナ基板1を構成する誘電体の比誘電率
をε1、アンテナ基板1の厚みをt、アンテナ基板1と
グランド板5との間の隙間9の比誘電率をε2、光の速
さをCとするとアンテナの共振周波数f1、f2は、 f1 ≒ C/2L1√ε ・・・・・・・(式3) f2 ≒ C/2L2√ε ・・・・・・・(式4) ただし、 ε≒(ε1×ε2(t+h))/(ε1×h+ε2×t)・(式5) で近似され、図11に示すような複数の共振特性(この
場合は2周波)を示す。図11は本発明の実施の形態1
におけるアンテナの共振特性を示すグラフである。
【0054】更にこの場合のアンテナの電流分布につい
て、図12(a)、図12(b)を用いて説明する。図
12は、本発明の実施の形態1におけるアンテナの電流
分布を示す図である。なお図12(a),図12(b)
には簡単のため放射素子対2fのみが記載されている。
【0055】図に示すように、放射素子2c、2dの素
子線路長がL1を、所望の周波数f1に対応する、二つ
の線路波長λg1の各々約1/4の長さに設定する事に
より、アンテナには、所望の周波数f1において給電部
3付近が振幅最大となり、放射素子2a,2bの先端部
分が振幅最小になるようなほぼ正弦波状に電流が分布す
る。図中の矢印(→)で示す様に、紙面の上下斜め方向
の平行して走る2線の電流の向きは互いに逆向きで、こ
の電流により起因する垂直偏波の電波は互いに相殺する
ので、紙面に垂直な方向への垂直偏波の電波の放射をほ
とんどなくすことができる。また紙面の左右方向の平行
して走る2線の電流の向きは互いに同じ向きで、この電
流により起因する水平偏波の電波が紙面に水平な方向へ
の放射される。これにより偏波識別特性の優れ、且つ、
小型なアンテナを提供することができる。
【0056】なお図5に示すように放射素子2の先端部
分に空芯コイルやマイクロストリップラインにより構成
されたインダクタンス素子を装荷することもできる。図
5は本発明の実施の形態1におけるアンテナ基板に形成
された放射素子の構成を示す平面図である。
【0057】これにより、等価的にアンテナの実効長を
長くして、これにより放射に寄与する主偏波方向すなわ
ち紙面の左右方向の平行して走る2線の放射素子の電流
の振幅が大きくなり、電流の振幅の増加によりアンテナ
効率が向上する。
【0058】また図6に示すように、放射素子対2e,
2fを複数有しつつ給電設備を1つとして、1つのアン
テナ基板上に複数のアンテナを構成することもできる。
図6は本発明の実施の形態1におけるアンテナ基板に形
成された放射素子の構成を示す平面図である。
【0059】なお本実施の形態においてはアンテナの下
方にグランド板6を設けていたが、グランド板6をアン
テナ基板1の近傍に設ける必要がない場合には、図2に
示す様に放射素子2,給電部3及び整合回路4が形成さ
れたアンテナ基板1及び伝送線路5によりアンテナを形
成することが可能である。この場合にはアンテナの更な
る薄型化及び構成の簡略化が可能になるので、狭スペー
スへの配置が可能になるとともにアンテナ装置の生産性
も向上させることができる。
【0060】(実施の形態2)さらに好ましい放射素子
2の配置について説明する。なお放射素子の配置以外は
実施の形態1と同様の構成を有している。図4は本発明
の実施の形態2におけるアンテナ基板に形成された放射
素子の構成を示す平面図である。図4に示すように、本
実施の形態の放射素子2においては、主偏波方向すなわ
ち紙面の左右方向の平行して走る2線の放射素子幅W1
を、それと直交する偏波方向すなわち紙面に垂直な方向
の放射素子幅W2に対し幅広く形成している。一般にグ
ランド板の上面にマイクロストリップライン等の伝送線
路を設けた場合、その伝送線路から放射する電波の量
は、グランド板6と放射素子2との距離hが一定の場
合、放射素子2の線路幅が大きい程放射される電波の量
が大きく、逆に放射素子2の線路幅が小さい程放射され
る電波の量が少なくなる。よって主偏波方向すなわち紙
面の左右方向の平行して走る平行な2線の放射素子幅W
1をより大きくし、それと直交する偏波方向すなわち紙
面に垂直な方向の放射素子幅W2をW1よりも小さくす
ることにより、互いに相殺される紙面に垂直な方向への
垂直偏波の電波の放射を更に効率よく抑制しつつ、紙面
に平行な水平偏波の放射を更に大きくすることができる
ので、必要な水平偏波の利得が高くなるとともに不必要
な垂直偏波による放射損失の低減が図れ、大幅なアンテ
ナ効率の向上を実現することができる。
【0061】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3について図面を参照しながら説明する。図7は本発明
の実施の形態3におけるアンテナの構成を示す斜視図で
あり、実施の形態1の図面に示したアンテナと同一の部
材については同一の番号を付加している。
【0062】本実施の形態に示すアンテナは、放射素子
2,給電部3,整合回路4が形成されたアンテナ基板1
と、グランド板6は基本的に実施の形態1と同様に構成
を有している。
【0063】10はスペーサーで、スペーサー10は、
ゴムや樹脂等の弾性を有する材料で形成され、アンテナ
基板1とグランド板6の間に支持部材として挿入されて
おり、アンテナ基板1とグランド板6との間隔を正確に
高さhに保持できるように形成されている。スペーサ1
0の取付位置としては、グランド板1上に放射素子2が
形成されていない部分であることが、アンテナ特性に影
響を与えるグランド板6とアンテナ基板1間の誘電率の
変化を最小限に抑制できるので好ましい。
【0064】また図示していないが、取付位置の確定が
容易に行えるように、グランド板6もしくはアンテナ基
板1の少なくとも一方に取り付け用の凹部を設け、スペ
ーサー10がその凹部に嵌合するように形成することが
好ましい。この様な構成とすることにより、スペーサー
10の取り付け時のずれがなくなり、放射素子2が形成
されている部分にスペーサー10が挿入されてることに
よるアンテナ特性の変化がほとんどなくなり、信頼性の
高いアンテナを実現することができる。
【0065】なお、グランド板6もしくはアンテナ基板
1の少なくとも一方に凸部を設け、スペーサー10にそ
れと嵌合する凹部を設けてもよいし、グランド板6もし
くはアンテナ基板1の少なくとも一方に貫通孔を設けて
ネジ止めしてもよい。
【0066】また本実施の形態ではスペーサー10をア
ンテナ基板1とグランド板6の間に設けていたが、スペ
ーサー10をアンテナ基板1とグランド板6との間及び
グランド板6とレドーム11の間の双方に設けてもよ
い。この場合はアンテナ基板1とグランド板6との間に
設けられるスペーサーの高さを、グランド板6とレドー
ム11の間に設けられるスペーサーの高さよりも高くす
ることが、アンテナ基板1をグランド板6からより遠ざ
けることができるので、アンテナ特性の向上のために好
ましい。
【0067】また複数のスペーサを用いない場合でも、
同様の理由により、アンテナ基板1はグランド板6より
もレドーム11に近づけて配置することが好ましい。
【0068】なおスペーサの弾性は、接している面がア
ンテナ基板1の表面か裏面かで異ならせることが好まし
い。具体的にはアンテナ基板1の放射素子2が形成され
ている面に接している方で弾性を大きくし、放射素子2
が形成されていない面に接している方では小さくするこ
とが、アンテナ基板1が振動等でずれた際に放射素子2
がスペーサーにより損傷する可能性を低減できるので好
ましい。
【0069】また同様の理由により、アンテナ基板1を
直接レドーム11に接触させるような場合には、放射素
子2が形成される面はグランド基板6側を向いているこ
とが好ましい。
【0070】レドーム11は、各種回路等が形成された
アンテナ基板1を覆うように設けられており、樹脂等の
耐候性を有する材料で形成されることが好ましい。この
レドーム11とグランド板6とにより、アンテナ基板1
及びスペーサー10等は収納され、レドーム11とグラ
ンド板6とは接合材により接合するか、ボルト等により
ネジ止めする等により固定される。このレドーム11と
グランド板6との境界部分は、防水シールもしくはOリ
ング等により、水分に対して密閉されることが、アンテ
ナ内部への水分の進入に伴うアンテナ特性の劣化やアン
テナの誤動作を防止できるので好ましい。
【0071】またさらに好ましくは、アンテナ内部を完
全に密閉して、乾燥空気や窒素ガス等の不活性ガスを封
入することが好ましい。この様な構成により、野ざらし
の状態で使用される可能性があるアンテナ内部での結露
の発生を抑制することができるので、それに伴うアンテ
ナ特性の劣化やアンテナの誤動作を防止できるので好ま
しい。
【0072】12はグランド板6の端部に設けられた取
り付け穴で、この取り付け穴12によりアンテナのグラ
ンド板6は車やコンテナの金属筐体に直接取り付けるこ
とができる。この様な構成により、本実施の形態のアン
テナ装置はグランド板6を底面として直接設置対象物に
直接取り付けられるので、アンテナ設置部材等を介して
設置する場合に比べてアンテナ装置の設置面からの高さ
をより低くすることができる。
【0073】なお本実施の形態では取り付け穴はアンテ
ナの短手方向にのみ設けていたが、長手方向にのみ設け
てもよいし、アンテナを取り囲むように短手方向と長手
方向の双方に設けてもよい。
【0074】またアンテナのグランド板6と設置対象の
金属筐体との間を導電性接合材等で接合する場合には取
り付け穴12は設けなくともよい。
【0075】次にアンテナ基板1の取り付けについて説
明する。本実施の形態では、アンテナ基板1は、グラン
ド板6との間に設けられているスペーサ10によりレド
ーム11の内側の面に押し付けられるように固定されて
いる。この時スペーサ10はある程度の弾性を有してい
るとともにレドーム11の内側の面はアンテナ組立終了
後にグランド板6と略平行になるように構成されてお
り、アンテナ基板1及びスペーサ10をグランド板6に
対して予め所定の位置に配置した状態でレドーム11を
グランド板6に取り付けることにより、スペーサ10の
アンテナ基板1及びグランド板6への取り付け・固定、
アンテナ基板1のグランド板6に対する相対的な固定を
行うことができるので、アンテナの組立・取り付け工程
を減らすことができる生産性の高いアンテナとすること
ができる。アンテナ基板1をレドーム11に押し付ける
ことにより、簡単な構成でアンテナ基板1の平面性が良
好なものになるので、アンテナ特性に特に大きな影響を
与えるグランド板6との間の距離の差をほぼ一定にする
ことができる。これにより、優れたアンテナ特性と生産
性を両立した複数の周波数に対応できるアンテナを実現
することができる。
【0076】なおレドーム11とグランド板6との間の
固定には、レドーム11の取り付け穴12と対抗する位
置に取り付け穴を設けて、取り付け部材を共用するよう
にしてもよいし、レドーム11に取り付け穴を設け、グ
ランド板6のレドーム11の取り付け穴に対抗する位置
に取付部を設けて、ネジ等の固定部材で固定するように
してもよい。なおグランド板6に取付部を設ける場合に
は、アンテナの外側に向かって凸部が形成されないよう
にすることが、アンテナ装置の高さをより低くすること
ができるとともに、アンテナ装置の設置対象への取付面
となるグランド板6の平面性を確保することができるの
で、取付作業が容易で、安定性が良好なアンテナ装置を
実現することができる。
【0077】以上の様な構成を有するアンテナの設置対
象への取り付けについて、特に車(トラック)に設置す
る場合について図面を参照しながら説明する。
【0078】図8は本発明の実施の形態3におけるアン
テナの車への取り付けを示す平面図で、図9は本発明の
実施の形態3におけるアンテナ取り付け部分の拡大平面
図である。
【0079】13は設置対象である車体で、車体13の
上部の金属筐体13aには上述のアンテナ14が設置さ
れている。具体的には、金属筐体13aのアンテナ14
の取り付け穴12に貫通孔13bを設け、固定手段15
として用いられるボルト15aを取り付け穴12及び貫
通孔13bを貫通させ、ボルトの先端をナット15bを
用いて締め上げて、アンテナ14を車体13に取り付け
る。
【0080】この時アンテナ14のグランド板6と車体
13の金属筐体13aとは、直接接触していることが好
ましい。以下この点について説明する。本実施の形態に
示すアンテナ14は自動車やコンテナなどの金属筐体を
有する設置対象の載置面に平行に載置されることが多
い。一般に車体やコンテナ等の金属筐体上にごく近傍に
アンテナを設置した場合、アンテナの特性を予め所定の
周波数で最適になるように設定していても、設置対象上
に載置するとアンテナの特性が悪化してしまうことが多
い。これはアンテナが設置される金属筐体からの影響を
受けて、アンテナインピーダンスが低くなり、給電線の
インピーダンスとのミスマッチにより損失が増加するた
めである。
【0081】この様なアンテナ特性の変化を防止するた
めに、アンテナ14では、グランド板6が露出してお
り、これと車体13の金属筐体13aとが直接接触する
ように形成されている。これにより、アンテナ14のグ
ランド板6と金属筐体13aとを同電位とすることがで
きるので、金属筐体13aの影響によるアンテナ特性の
変化をほとんどなくすことができる。なおアンテナ14
のグランド板6と金属筐体13aは電気的に接触してい
ればよいので、固定手段15を用いる替わりに、グラン
ド板6と金属筐体13aの間を導電性の接合材を用いて
接合してもよい。この場合にはアンテナ14の車体13
への取り付け作業を容易に行えると共にグランド板6か
ら取り付け穴12をなくすことができるので、グランド
板6の構造を簡略化することができ、高生産性・低コス
トで更に使いやすいアンテナを実現することができる。
【0082】なお図示していないが、アンテナ14と車
体13との間に緩衝材を設けてもよい。この場合には、
自動車もしくはそれに積まれるコンテナ等で移動中に絶
えない振動に起因した衝撃がアンテナ14に直接伝わら
ないので、アンテナ14の衝撃による破損等が起こら
ず、アンテナ14の信頼性を高めることができる。
【0083】また固定手段15は金属材料で形成されて
いることが、グランド板6と金属筐体13aとを確実に
電気的に接触させることができるので好ましい。特にア
ンテナ14と車体13間に緩衝材を挟んだ場合や、アン
テナ14と車体13間を直接接触させていない場合など
には有効である。
【0084】16は固定手段補助部材で、固定手段補助
部材16としては、固定手段15をつたって水分が設置
対象物の内部に進入することを防止できるように防水性
を有するゴム等のある程度の弾性を有する材料を用いて
リング状に形成されていることが、水分の進入を効果的
に抑制することができるので好ましい。具体的にはゴム
製のワッシャー等を用いることができる。
【0085】次に金属筐体13a上に載置されるアンテ
ナ14の厚さについて検討する。図10は本発明の実施
の形態3における放射素子とグランド板との間の距離と
アンテナ損失との相関を示すグラフである。
【0086】本実施の実施の形態のように、アンテナ基
板1とグランド板6との距離が接近しているアンテナの
場合には、銅体損失(銅体の熱損による損失,図中B)
は放射素子2の幅を一定とするとグランド板6と放射素
子2との間の距離h(以下距離hと略す)に反比例し、
距離hが大きくなればなるほど損失は減少し、放射損失
(放射による損失,図中A)は放射素子2の幅を一定と
するとグランド板6と放射素子2との間の距離hに比例
し、距離hが大きくなればなるほど損失も大きくなる。
目的とする電波の強度や対応周波数によっても多少変化
するが、普通アンテナの受信感度は外的要因により大き
く変化するので、いかなる状況下でも使用可能な状態と
しておくために外的要因以外の内部損失(銅体損失と放
射損失の和,図中A+B)は最小限に抑制しておく必要
がある。一般に許容される内部損失としては1dB以
下、特に衛星通信等の微弱な電波を送受信する場合には
0.5dB以下であることを鑑みると、距離hは波長λ
とすると、1÷250≦h÷λ≦1÷80、好ましくは
1÷200≦h÷λ≦1÷100とすることにより、ア
ンテナ効率を良好にすることができるので、広範な使用
条件下で確実に動作する信頼性の高いアンテナを提供す
ることができる。
【0087】例えばこのアンテナ14を、低軌道周回衛
星を用い地上−衛星−地上間のデータ通信を行う移動体
衛星通信システムにおいてWARC’92(世界無線通
信主管庁会議、1992年)にて割り当てられた周波数
VHF帯の137.0MHzから138.0.0MHz
の帯域の下り回線の周波数、148.0MHzから15
0.05MHzの上り回線の周波数であり、オーブコム
通信に用いたとすると、波長(λ)の変動領域は200
0≦λ≦2190(mm)であるので、最も波長の短い
λ=2000のときのhの範囲と最も波長の長いλ=2
190のときのhの範囲との重なる範囲で全ての波長帯
で良好なアンテナ特性を実現できる。その範囲は、8.
76≦h≦25(mm)、好ましくは、10.95≦h
≦20(mm)であることが好ましいことがわかる。
【0088】距離hを上記範囲とすることにより、放射
損失と銅体損失との和を最小限に抑制することができる
ので、全体として損失の少ない優れたアンテナ特性を有
するアンテナを実現することができる。またアンテナ1
4の厚みを非常に薄くなるので、コンテナ等の積み重ね
を前提として使用されるものへのアンテナ14の載置が
より容易に行える。具体的にオーブコム用のアンテナと
して利用した場合には、貨物用コンテナを積載した際に
コンテナ間にできる隙間はせいぜい1〜2インチほどで
あるが、アンテナ14全体厚みを容易にこの範囲に収め
ることができるので、コンテナに装着した状態でコンテ
ナの積み重ねが可能なアンテナを実現することができる
とともにグランド板6とコンテナの金属筐体とを短絡さ
せておくことにより、アンテナ14上にコンテナが積み
重ねられた状態でもアンテナインピーダンスの変化を最
小限に抑制することができるので、積み重ねた状態でも
アンテナ特性が良好なアンテナを実現することができ
る。
【0089】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、放射素
子と、放射素子に給電する給電手段と、放射素子と電気
的に離間して設けられたグランド板と、放射素子と給電
手段を覆うカバー部材とを備え、金属筐体上に載置され
グランド板と金属筐体とを短絡して用いるアンテナ装置
であって、放射素子とグランド板との間の距離(h)を
波長(λ)で割った値が1÷250≦h÷λ≦1÷80
好ましくは1÷200≦h÷λ≦1÷100であること
により、アンテナインピーダンスの低下を抑制しつつア
ンテナ全体の損失を抑制することができるので、広範な
使用条件下で確実に動作する信頼性の高いアンテナを提
供することができる。
【0090】また同一のアンテナ基板上に複数の放射素
子及び給電設備を設けたことにより、別々に設ける場合
に比べてアンテナの構成を簡略化、生産性を向上させる
ことができるとともにアンテナ小型化・薄型化を実現す
ることができる。さらに線路長を異ならせたことにより
複数の波長の送受信が可能になる。
【0091】特に線路長を対応波長の25%とすること
により、それぞれの波長に対応した最適な送受信が可能
になるとともにアンテナの偏波特性を良好にすることが
できる。
【0092】また複数の放射素子に対して一つの給電設
備により給電することにより、アンテナ基板上で給電設
備の占める面積を小さくすることができ、アンテナ基板
を小型化することができる。また、複数の放射素子のい
ずれに対しても同一の給電設備で給電することにより、
複数の放射素子に対する給電条件を同一にすることがで
きるので、複数の放射素子が対応するそれぞれの周波数
のいずれに対しても優れたアンテナ特性を有する信頼性
の高いアンテナとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるアンテナの斜視
【図2】本発明の実施の形態1におけるアンテナの斜視
【図3】本発明の実施の形態1におけるアンテナ基板に
形成された放射素子の構成を示す平面図
【図4】本発明の実施の形態2におけるアンテナ基板に
形成された放射素子の構成を示す平面図
【図5】本発明の実施の形態1におけるアンテナ基板に
形成された放射素子の構成を示す平面図
【図6】本発明の実施の形態1におけるアンテナ基板に
形成された放射素子の構成を示す平面図
【図7】本発明の実施の形態3におけるアンテナの構成
を示す斜視図
【図8】本発明の実施の形態3におけるアンテナの車へ
の取り付けを示す平面図
【図9】本発明の実施の形態3におけるアンテナ取り付
け部分の拡大平面図
【図10】本発明の実施の形態3における極板間距離と
アンテナ損失との相関を示すグラフ
【図11】本発明の実施の形態1におけるアンテナの共
振特性を示すグラフ
【図12】本発明の実施の形態1におけるアンテナの電
流分布を示すグラフ
【図13】(a)従来のアンテナの構成を示す平面図 (b)従来のアンテナの取り付けを示す平面図 (c)従来のアンテナの取り付けを示す平面図 (d)従来のアンテナの共振特性を示すグラフ
【図14】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【図15】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【図16】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【図17】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【図18】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【図19】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【図20】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【図21】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【図22】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【図23】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【図24】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【図25】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【図26】本発明におけるアンテナ基板に形成された放
射素子の構成を示す平面図
【符号の説明】 1 アンテナ基板 2,2a,2b,2c,2d 放射素子 2e,2f 放射素子対 3,3a,3b 給電部 4 整合回路 5 伝送線路 6 グランド板 7 無線機器 8 インダクタンス素子 9 隙間 10 スペーサ 11 レドーム 12 取り付け穴 13 車体 13a 金属筐体 14 アンテナ 15 固定手段 15a ボルト 15b ナット 16 固定手段補助部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楯 純生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J046 AA02 AA03 AA05 AA07 AA09 AA12 AA15 AB07 MA09 MA12 MA16 PA04 RA03 RA12 5J047 AA02 AA03 AA05 AA07 AA09 AA12 AA15 AB07 EB01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射素子と、前記放射素子に給電する給電
    手段と、前記放射素子と電気的に離間して設けられたグ
    ランド板と、前記放射素子と前記給電手段を覆うカバー
    部材とを備えたアンテナ装置であって、前記放射素子と
    前記グランド板との間の距離(h)を波長(λ)で割っ
    た値が1÷250≦h÷λ≦1÷80好ましくは1÷2
    00≦h÷λ≦1÷100であることを特徴とするアン
    テナ装置。
  2. 【請求項2】放射素子が複数の周波数に対応するように
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のアンテ
    ナ装置。
  3. 【請求項3】放射素子に1つの給電手段から給電するこ
    とを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】放射素子がメアンダラインで形成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜3いずれか1記載のアン
    テナ装置。
  5. 【請求項5】メアンダラインの長さが対応する波長によ
    って異なることを特徴とする請求項4記載のアンテナ装
    置。
  6. 【請求項6】メアンダラインの線路長を所望の複数の周
    波数に対応する複数の線路波長の各々約1/4の長さに
    設定した事を特徴とする請求項4,5いずれか1記載の
    アンテナ装置。
  7. 【請求項7】メアンダラインの主偏波方向の放射素子幅
    をそれと直交する偏波方向の放射素子幅に対し広くした
    事を特徴とす請求項4〜6いずれか1記載のアンテナ装
    置。
  8. 【請求項8】メアンダラインの先端解放部分にインダク
    タンス素子を装荷する事を特徴とした請求項4〜7いず
    れか1記載のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】グランド板に取り付け穴を設けたことを特
    徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  10. 【請求項10】放射素子をグランド板よりもカバー部材
    寄りに配置したことを特徴とする請求項1記載のアンテ
    ナ装置。
  11. 【請求項11】線路長の各々異なる2つ以上のメアンダ
    ライン対を備えた放射素子と、前記放射素子の中央部分
    にて、一つの給電点により給電することを特徴としたア
    ンテナ装置。
  12. 【請求項12】放射素子と、前記放射素子に給電する給
    電手段と、前記放射素子と電気的に離間して設けられた
    グランド板と、前記放射素子と前記給電手段を覆うカバ
    ー部材とを備え、前記放射素子と前記グランド板との間
    の距離(h)を波長(λ)で割った値が1÷250≦h
    ÷λ≦1÷80好ましくは1÷200≦h÷λ≦1÷1
    00であるアンテナ装置であって、前記放射素子が形成
    されたアンテナ基板と前記グランド板との間に支持部材
    を設けたことを特徴とするアンテナ装置。
  13. 【請求項13】アンテナ基板をグランド板よりもカバー
    部材寄りに配置したことを特徴とする請求項12記載の
    アンテナ装置。
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