JP2000021379A - 電池収納機構およびその機構を有する携帯型電子装置 - Google Patents

電池収納機構およびその機構を有する携帯型電子装置

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JP2000021379A
JP2000021379A JP10190432A JP19043298A JP2000021379A JP 2000021379 A JP2000021379 A JP 2000021379A JP 10190432 A JP10190432 A JP 10190432A JP 19043298 A JP19043298 A JP 19043298A JP 2000021379 A JP2000021379 A JP 2000021379A
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Koji Morita
孝司 森田
Toshiro Yamashita
俊郎 山下
Toshiaki Shimoda
敏章 下田
Tetsuya Takahashi
哲也 高橋
Yoshiro Nishimoto
善郎 西元
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Kobe Steel Ltd
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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型電池を利用することにより,機器の重量
バランスの均一化のみならず,さらに小型化,薄型化,
軽量化を図ることのできる電池収納機構およびその機構
を有する携帯型電子装置を提供する。 【解決手段】 本機構は,電子部品の搭載された基板1
が内蔵された扁平状の筐体2を2分割し,これらの2分
割された筐体であるケース3およびカバー4内に,これ
らのケース3およびカバー4と平面視で略同一形状に形
成された薄型電池5を,これらのケース3およびカバー
4と並行に収納しているので,薄型電池を利用すること
により,機器の重量バランスの均一化のみならず,さら
に小型化,薄型化,軽量化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,電池収納機構およ
びその機構を有する携帯型電子装置に関するものであ
り,特にヘッドフォンステレオなどの電池を電源とする
電子機器に好適である。
【0002】
【従来の技術】携帯型のヘッドフォンステレオなどの電
池を電源とする電子機器では,一般に,乾電池あるいは
通称ガム電池とよばれる平板型の2次電池を,機器に内
蔵された電池ケースかあるいは機器に外付けされた電池
ケースに収納している場合が多い。このような電池の場
合には,いずれも長柱形の電池の両端に正極と負極があ
り,これらの電極との接点をとるために,電池ケースに
は導電性の高い材料でできた電池接触端子を設けてい
る。図9は電池ケースを機器に内蔵した場合の一例であ
り,同図では,携帯型のヘッドフォンステレオなどの機
器本体41に内蔵された電池ケース42内に,蓋43を
開けて平板型の電池44を矢印方向に挿入するときの様
子を示している。ところが,乾電池や平板型の2次電池
は,いずれも重量が比較的大きく,また機器が携帯型で
あるため,その持ち運び方向が変わったりあるいは外部
からの衝撃を受けたりして,電池接触端子にかかる電池
の荷重は大きく変動する。このため,従来は,例えば図
10に示すように,導電性の弾性材料からなる板バネに
R曲げ部51を設けた舌片部52を有する電池接触端子
53を形成し,この電池接触端子53を電池ケース54
の例えば負極側の電池接触面の内部55に取り付け,電
池56の負極57を舌片部52の電池接点部58に圧着
させるようにしている。従来は,このようにして電池接
触端子53に適度の弾性力を持たせ,常に,電池56に
対して適度の荷重で接触しているようにし,また電池5
6が振動によって電池ケース54から飛び出さないよう
に保持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の携帯型ヘッ
ドフォンステレオでは,重量が比較的に大きい乾電池や
平板型の2次電池を使用利用しているので,機器全体の
重量バランスが悪く,機器の持ち運びの際の重量の不均
衡なかかり具合を避けることができなかった。また,こ
れら長柱形状の電池を機器本体内などに保持するために
電池接触端子を持つ電池ケースを備える必要があり,こ
のことが機器全体を小型化,薄型化,軽量化する上で大
きな制約となっていた。しかし,機器が携帯型であるが
ゆえに,機器の持ち運びの際の重量バランスの均一性が
要求され,また機器全体の大きさをコンパクトにする必
要から,電池ケースも大きくできない。さらに機器全体
の大きさは,電池自身の大きさ,厚さよりも小さくでき
ないので,機器設計上の限界があった。一方,近年,従
来の乾電池あるいは平板型の2次電池に代わる電源とし
て,厚さが1〜2mm程度と極薄のフィルム型の2次電
池が開発されており,そのような薄型電池の利用により
上記従来技術における機器設計上の限界をこえて,機器
の重量バランスの均一化のみならず,さらに小型化,薄
型化,軽量化をも図ることが考えられる。本発明は.こ
のような従来の技術における課題を解決するために,薄
型電池を利用することにより,機器の重量バランスの均
一化のみならず,さらに小型化,薄型化,軽量化をも図
ることのできる電池収納機構を提供することを第1の目
的とし,また,その機構を有する携帯型電子装置を提供
することを第2の目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は,電子部品の搭載された基板が内蔵さ
れた扁平状の筐体をその厚さ方向に2分割し,上記2分
割された筐体内に,これらの筐体と平面視で略同一形状
に形成された薄型電池を,これらの筐体と平行に収納し
てなる電池収納機構として構成されている。この場合,
筐体と平面視で略同一形状の薄板電池をこの筐体と並行
に収納するので,特に重量バランスについては均等な機
構が得られ,これにより機器の持ち運びの際の重量の不
均一なかかり具合を避けることができる。さらに電池の
取り替えも簡単で,且つ,できるだけ多くの電源容量の
確保,接触性の確実性などをも同時に満たすことができ
る。また筐体と略同じ形状であると共に,扁平であるの
で,電池が筐体の内部で移動せずガタガタしない。これ
により電池の収納位置が安定し,電池を機器の内部に保
持するための電池ケースのような機構部分がなくても携
帯型の電子機器の電源として機能できるため,機器全体
の小型化,薄型化,軽量化を図ることができる。また電
池ケースのような複雑な機構部分も必要なく,このため
機器の製造コストの低減を図ることもできる。また上記
第2の目的を達成するために本発明は,上記電池収納機
構を有する携帯型電子装置として構成されている。この
場合,薄型電池としてその厚さが1〜2mm程度の極薄
となる例えばリチウムポリマ2次電池などのフィルム型
電池を利用すれば,従来の乾電池あるいは平板型2次電
池を利用した場合には実現しえなかった薄さの携帯型電
子装置,例えば携帯型ヘッドフォンステレオが実現でき
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して本発明
の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であ
って,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。ここに,図1は本発明の実施の形態に係る電池収納
機構を有する携帯型ヘッドフォンステレオの構造を示す
分解斜視図,図2は本発明において利用可能な薄型電池
の概略形状を示す平面図および側面図,図3は本発明の
実施の形態(実施の形態1)に係る携帯型ヘッドフォン
ステレオのケースの単体構造を示す平面図および側断面
図,図4は本発明の実施の形態(実施の形態1)に係る
携帯型ヘッドフォンステレオのカバーの単体構造を示す
平面図および側断面図,図5は本発明の実施の形態(実
施の形態1)に係る携帯型ヘッドフォンステレオのケー
スとカバーの嵌合状態を示す側断面図,図6は本発明の
他の実施の形態(実施の形態2)に係る携帯型ヘッドフ
ォンステレオのケースの単体構造を示す平面図および側
断面図,図7は本発明の他の実施の形態(実施の形態
2)に係る携帯型ヘッドフォンステレオのカバーの単体
構造を示す平面図および側断面図,図8は本発明の他の
実施の形態(実施の形態2)に係る携帯型ヘッドフォン
ステレオのケースとカバーの嵌合状態を示す側断面図で
ある。
【0006】(実施の形態1)本実施の形態1に係る電
池収納機構(以下,「第1の機構」という。)は,図1
に示すように,電子部品の搭載された基板1が内蔵され
た扁平状の筐体2をその厚さ方向に2分割し,この2分
割された筐体であるケース3およびカバー4の内側に,
これらのケース3およびカバー4と平面視で略同一形状
に形成された薄型電池5を,これらのケース3およびカ
バー4と平行に収納する機構であり,本第1の機構は,
特に携帯型ヘッドフォンステレオなどの電子装置に好適
である。本第1の機構に用いる薄型電池5は,具体的に
は,図2に示すように平面視で長方形をなし,且つ,そ
の厚さが1〜2mm程度と極薄の例えばリチウムポリマ
2次電池などのフィルム型電池である。この薄型電池5
は,電池本体をなすセル6とその周囲をかこむ電池固定
枠7とからなり,その電池固定枠7の片面の一端側に沿
って正極8および負極9が配置されている。
【0007】以下、本第1の機構の詳細構造を説明す
る。図3はケース3の単体構造を示すが,図中,薄型電
池5は電極8,9の配置されていない他端側の電池固定
枠7を,ケース3の長手方向の両側面に左右対称に設け
られた爪状突起物(係止部に相当)10,10のそれぞ
れの凹部に挿入するようにして係合状態とされ,ケース
3の底面上に収納される。このとき,ケース3の底面上
に設けられた一対の突起物11,11によって,収納さ
れた薄型電池5はケース3の長手方向に対して位置決め
される。ここで,薄型電池5としてリチウムポリマ2次
電池などのフィルム型電池を利用した場合には,この電
池自体の有する可撓性によって,薄型電池を容易にケー
ス3に収納できる。しかし,この場合薄型電池5の他端
部の電池固定枠7と爪状突起物10,10との係合状態
が甘ければ,薄型電池5の一端部はなんら拘束されてお
らずフリーな状態となっているため,ケース3を傾けた
ときなどに薄型電池5がケース3からひとりでに脱落し
てしまうおそれがある。そこで,ケース3の薄型電池5
の一端部の電池固定枠7が当接する部分に,この薄型電
池5の一端部の電池固定枠7が入り込むような浅い溝部
などを形成しておくのが望ましい(図3中の部分拡大図
を参照)。ただし,この部分には,薄型電池5の交換時
などに,ユーザが薄型電池5を容易にケース3から取り
出せるように適当なヌスミなどを設けておく必要があ
る。
【0008】図4はカバー4の単体構造を示すが,図
中,基板1は図示しないネジなどによってカバー4に固
定されており,またそのカバー4をケース3と嵌合させ
る際に,ケース3内に収納された薄型電池5の一端部の
電池固定枠7を適当な圧縮力で押圧し,且つ,基板1と
薄型電池5の電極8,9との間で良好な電気的接触を得
るために,金属性のコイルばね(端子に相当)12,1
2が基板1上の薄型電池5の電極8,9にそれぞれ対向
する位置に設けられている。ここで,コイルばね12,
12を用いたのは,コイルばね12,12は携帯型機器
に特有の衝撃や繰り返し荷重に十分に耐え得る強度を有
し,しかもそのような衝撃や繰り返し荷重によるコイル
ばね12,12の変形時にも常に安定した電気的接触を
確保できるからである。なお,ここではコイルばね1
2,12には薄型電池5の一端部の電池固定枠7を押圧
する機能のみならず,基板1と薄型電池5の電極8,9
との間で電気的接触を得る機能をも併有させている。ケ
ース3とカバー4の双方の周囲には,適当な凹凸部がそ
れぞれ設けられており,これらによりケース3とカバー
4は互いに嵌脱自在となっている。ただし,ケース3と
カバー4を蝶番により開閉自在としてもよいのは勿論で
ある。図5はケース3とカバー4の嵌合状態を示すが,
図中,薄型電池5はその薄型電池5を底面に収納するケ
ース3が基板1の取り付けられたカバー4と嵌合させる
ことにより,ケース3の長手方向の両側面に形成された
爪状の突起物10,10および基板1に取り付けられた
コイルばね12,12の双方の働きによってケース3の
底面にしっかりと固定される。
【0009】以上のように,本第1の機構では,ケース
3およびカバー4と平面視で略同一形状の薄板電池5を
これらのケース3およびカバー4と並行に収納するの
で,特に重量バランスについては均等な機構が得られ,
これにより機器の持ち運びの際の重量の不均一なかかり
具合を避けることができる。さらに電池の取り替えも簡
単で,且つ,できるだけ多くの電源容量の確保,接触性
の確実性などをも同時に満たすことができる。また筐体
と略同じ形状であると共に,扁平であるので,電池が筐
体の内部で移動せずガタガタしない。これにより電池の
収納位置が安定し,電池を機器の内部に保持するための
電池ケースのような機構部分がなくても携帯型の電子機
器の電源として機能できるため,機器全体の小型化,薄
型化,軽量化を図ることができる。また電池ケースのよ
うな複雑な機構部分も必要ないので,機器の製造コスト
の低減を図ることもできる。また本第1の機構を有する
携帯型電子装置,例えば携帯型ヘッドフォンステレオを
構成した場合,薄型電池5としてその厚さが1〜2mm
程度の極薄となる例えばリチウムポリマ2次電池などの
フィルム型電池を利用すれば,従来の乾電池あるいは平
板型2次電池を利用した場合には実現しえなかった薄さ
の携帯型ヘッドフォンステレオが実現できる。
【0010】(実施の形態2)本実施の形態2に係る電
池収納機構(以下,「第2の機構」という。)は,図1
に示すように,電子部品の搭載された基板1が内蔵され
た扁平状の筐体2’をその厚さ方向に2分割し,この2
分割された筐体であるケース3’およびカバー4’の内
側に,これらのケース3’およびカバー4’と平面視で
略同一形状に形成された薄型電池5を,これらのケース
3’およびカバー4’と平行に収納する機構であり,本
第2の機構は特に携帯型ヘッドフォンステレオなどの電
子装置に好適である。本第2の機構に用いる薄型電池5
は,図2に示すように,上記実施の形態1の機構で用い
たものと同様であるので,その説明は割愛する。以下,
本第2の機構の詳細構造を説明する。図6はケース3’
の単体構造を示すが,図中,薄型電池5はケース3’の
底面に収納される。このとき,ケース3’の底面に設け
られた一対の突起物11,11によって,収納された薄
型電池5は電極8,9の配置されていない他端側の電池
固定枠7で,ケース3’の長手方向の位置決めがなされ
る。ここで,薄型電池5としてリチウムポリマ2次電池
などのフィルム型電池を利用した場合には,この電池自
体の有する可撓性によって,薄型電池を容易にケース3
に収納できる。しかし,この場合薄型電池5はなんら拘
束されておらずフリーな状態となっているため,ケース
3’を傾けたときなどに薄型電池5がケース3’からひ
とりでに脱落してしまうおそれがある。そこで,ケース
3’の周囲の薄型電池5の電池固定枠7が当接する部分
に,この薄型電池5の電池固定枠7が入り込むような浅
い溝部などを形成しておくのが望ましい(図6中の部分
拡大図を参照)。ただし,この部分には,薄型電池5の
交換時などに,ユーザが薄型電池5を容易にケース3’
から取り出せるように適当なヌスミなどを設けておく必
要がある。
【0011】図7はカバー4’の単体構造を示すが,図
中,基板1はカバー4’にネジ止めされており,またそ
のカバー4’をケース3’と嵌合させる際に,ケース
3’内に収納された薄型電池5の一端部の電池固定枠7
を適当な圧縮力で押圧し,且つ,基板1と薄型電池5の
電極8,9との間で良好な電気的接触を得るために,金
属性のコイルばね(端子に相当)12,12が基板1上
の薄型電池5の電極8,9にそれぞれ対向する位置に設
けられている。ここで,コイルばね12,12を用いた
のは,コイルばね12,12は携帯型機器に特有の衝撃
や繰り返し荷重に十分に耐え得る強度を有し,しかもそ
のような衝撃や繰り返し荷重によるコイルばね12,1
2の変形時にも常に安定した電気的接触を確保できるか
らである。また,ここではコイルばね12,12は薄型
電池5の一端部の電池固定枠7を押圧する機能のみなら
ず,基板1と薄型電池5の電極8,9との電気的接触を
得る機能をも併有しているが,これらの機能を別個に持
たせてもよい。本第2の機構はそのような点にも着目し
たものである。すなわち,本第2の機構では,上記のよ
うにコイルばね12,12を設けた上で,さらにカバー
4’に,その長手方向の両側面の4か所に突起物13,
…,13が形成されており,カバー4’とケース3’の
嵌合時には,これらの突起物13,…,13により薄型
電池5の電池固定枠7がケース3’の底面側に押さえ付
けられるようになっている。
【0012】ここで,突起物13,…,13は,例えば
合成ゴムなどの弾性材料からなり,これらの突起物1
3,…,13により薄型電池5の電池固定枠7がケース
3’の底面側に押さえ付ける際に,コイルばね12,1
2による基板1と薄型電池5の電極8,9との間の電気
的接触を阻害しないように,突起物13,…,13の長
さはコイルばね12,12の弛緩時の長さよりも若干短
く設計される。ケース3’とカバー4’の双方の周囲に
は,適当な凹凸部がそれぞれ設けられており,これらに
よりケース3’とカバー4’は互いに嵌脱自在となって
いる。ただし,ケース3’とカバー4’を蝶番により開
閉自在としてもよいのは勿論である。図8はケース3’
とカバー4’との嵌合状態を示すが,図中,薄型電池5
はその薄型電池5を底面に収納するケース3’が基板1
の取り付けられたカバー3’と嵌合させることにより,
ケース3’の長手方向の両側面に形成された突起物1
3,…,13および基板1に取り付けられたコイルばね
12,12によってケース3’の底面にしっかりと固定
される。このような構成によっても,上記実施の形態1
と同様の作用効果を得ることができる。
【0013】
【実施例】上記実施の形態2において,ケース3’の長
手方向の両側面に形成された突起物13,…,13とし
たが,この突起物はケース3’の長手方向の両側面のう
ちの少なくとも薄型電池5の電極8,9の配置されてい
ない他端側に設ければよい。その場合でも上記実施の形
態1と同様に,薄型電池5の電極8,9の配置されてい
る一端側はコイルばね12,12により押圧されるので
薄型電池5はケース3’の底面に確実に固定できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように,本発明では,筐体
と平面視で略同一形状の薄板電池をこの筐体と並行に収
納するので,特に重量バランスについては均等な機構が
得られ,これにより機器の持ち運びの際の重量の不均一
なかかり具合を避けることができる。さらに電池の取り
替えも簡単で,且つ,できるだけ多くの電源容量の確
保,接触性の確実性などをも同時に満たすことができ
る。また筐体と略同じ形状であると共に,扁平であるの
で,電池が筐体の内部で移動せずガタガタしない。これ
により電池の収納位置が安定し,電池を機器の内部に保
持するための電池ケースのような機構部分がなくても携
帯型の電子機器の電源として機能できるため,機器全体
の小型化,薄型化,軽量化を図ることができる。また電
池ケースのような複雑な機構部分も必要なく,このため
機器の製造コストの低減を図ることもできる。また本機
構を有する携帯型電子装置,例えば携帯型ヘッドフォン
ステレオを構成した場合,薄型電池としてその厚さが1
〜2mm程度の極薄となる例えばリチウムポリマ2次電
池などのフィルム型電池を利用すれば,従来の乾電池あ
るいは平板型2次電池を利用した場合には実現しえなか
った薄さの携帯型ヘッドフォンステレオが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る電池収納機構を有
する筐体構造を示す分解斜視図。
【図2】 本発明において利用可能な薄型電池の概略形
状を示す平面図および側面図。
【図3】 本発明の実施の形態(実施の形態1)に係る
携帯型ヘッドフォンステレオのケースの単体構造を示す
平面図および側断面図。
【図4】 本発明の実施の形態(実施の形態1)に係る
携帯型ヘッドフォンステレオのカバーの単体構造を示す
平面図および側断面図。
【図5】 本発明の実施の形態(実施の形態1)に係る
携帯型ヘッドフォンステレオのケースとカバーの嵌合状
態を示す側断面図。
【図6】 本発明の他の実施の形態(実施の形態2)に
係る携帯型ヘッドフォンステレオのケースの単体構造を
示す平面図および側断面図。
【図7】 本発明の他の実施の形態(実施の形態2)に
係る携帯型ヘッドフォンステレオのカバーの単体構造を
示す平面図および側断面図。
【図8】 本発明の他の実施の形態(実施の形態2)に
係る携帯型ヘッドフォンステレオのケースとカバーの嵌
合状態を示す側断面図である。
【図9】 従来技術における電池ケースを機器に内蔵し
た場合の一例を示す概念図。
【図10】 従来技術における電池ケースの一例を示す
概念図。
【符号の説明】
1…基板 2,2’…筐体 3,3’…ケース 4,4’…カバー 5…薄型電池 8,9…電極 10…突起物(係止部に相当) 12…コイルばね(端子に相当) 13…突起物(突起部に相当)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下田 敏章 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 高橋 哲也 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 西元 善郎 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 Fターム(参考) 4E360 AB14 AB22 AB42 BA08 BB17 BB22 BC07 CA08 EC12 ED03 FA12 GA04 GA07 GA08 GA46 GA52 GA53 5H020 AA06 AS13 CC01 CC12 CC15 DD02 5K023 AA07 BB03 LL04 NN07 RR09 5K067 AA42 EE02 KK05 KK17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品の搭載された基板が内蔵された
    扁平状の筐体をその厚さ方向に2分割し,上記2分割さ
    れた筐体内に,これらの筐体と平面視で略同一形状に形
    成された薄型電池を,これらの筐体と平行に収納してな
    る電池収納機構。
  2. 【請求項2】 上記2分割された筐体の一方に上記基板
    を固定すると共に,他方に上記電池を収納した請求項1
    記載の電池収納機構。
  3. 【請求項3】 上記基板に上記電池の一端部を押圧する
    ための端子を設けた請求項2記載の電池収納機構。
  4. 【請求項4】 上記端子が上記電池の一端部に形成され
    た電極との接続端子を兼ねる請求項3記載の電池収納機
    構。
  5. 【請求項5】 上記他方の筐体内に,上記電池の他端部
    をこの他方の筐体に係止するための係止部を設けた請求
    項3又は4に記載の電池収納機構。
  6. 【請求項6】 上記一方の筐体に,上記電池の少なくと
    も他端部を上記他方の筐体に押圧するための突起部を設
    けた請求項3又は4に記載の電池収納機構。
  7. 【請求項7】 電子部品の搭載された基板が内蔵された
    扁平状の筐体をその厚さ方向に2分割し,上記2分割さ
    れた筐体内に,これらの筐体と平面視で略同一形状に形
    成された薄型電池を,これらの筐体と平行に収納してな
    る電池収納機構を有する携帯型電子装置。
JP10190432A 1998-07-06 1998-07-06 電池収納機構およびその機構を有する携帯型電子装置 Pending JP2000021379A (ja)

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