JP2000018293A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents
車両用ブレーキ装置Info
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- JP2000018293A JP2000018293A JP10187401A JP18740198A JP2000018293A JP 2000018293 A JP2000018293 A JP 2000018293A JP 10187401 A JP10187401 A JP 10187401A JP 18740198 A JP18740198 A JP 18740198A JP 2000018293 A JP2000018293 A JP 2000018293A
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Abstract
材がロータに接触して起こる引きずりを低減し、同時に
制動の応答性も向上させる。 【解決手段】 電動アクチュエータ10でパッド7を押
圧してディスクロータ6に摺接させる電気駆動ブレーキ
装置の電子制御装置5に、パッド7とディスクロータ6
間に生じるクリアランスを、アクセルペダル2がONの
ときに同ペダル2がOFFのときよりも増大させる制御
機能をもたせたのである。
Description
イヤー方式の車両用ブレーキ装置(以下、電気駆動ブレ
ーキ装置と称す)に関する。
力又はブレーキ操作量を検出するセンサの出力に基づい
てその出力に応じた制動力を生じるように電子制御装置
によって電動アクチュエータを制御し、そのアクチュエ
ータで摩擦材をロータに押圧して車輪の制動を行うよう
になっている。
動時に摩擦材とロータ間に生じさせるクリアランスを、
以下の如き方法で確保している。
の弾性復元力で復帰させる。 (ii)摩擦材やブレーキピストンをばねの力で復帰させ
る。 (iii )特開平9−137841号公報に示されるよう
に、摩擦材の押付け圧を検出する推力センサと摩擦材の
位置を検出するセンサを設け、推力センサの出力がゼロ
になった位置を原点にし、位置センサの出力に基づいて
クリアランスが規定値になるまで電動アクチュエータの
推進体を後退させる。
定した一定のクリアランスが確保される。
小さ過ぎると、ロータの振れによって非制動時に摩擦材
がロータに接触し、いわゆる引きずりが発生してその引
きずりが車両の燃費の低下、摩擦材の寿命低下、ブレー
キジャダー等の原因となる。
と、ブレーキペダル踏込みから制動力が発生するまでの
時間が長くなり、制動の応答遅れ等の問題が起こる。
分な配慮がなされるが、上記の従来法では設定クリアラ
ンス値を変えることができないため、引きずりの低減と
応答性向上の要求を共に満たそうとすると、それぞれの
要求を半々に満たす妥協値を求めざるを得ず、満足な結
果が得られない。
電気駆動ブレーキ装置の特長を生かして引きずりの低減
と応答性の向上を両立させることを課題としている。
め、この発明においては、電子制御装置から作動指令を
受ける電動アクチュエータで摩擦材料を押圧してロータ
に摺接させる車両用ブレーキ装置において、アクセルペ
ダルのON、OFF検知手段を具備させ、電子制御装置
による電動アクチュエータの制御が、ロータと摩擦材間
のクリアランスを、アクセルペダルON時にアクセルペ
ダルOFF時よりも大となすように行われるようにした
のである。
手段は、スイッチやスイッチ型のセンサなどでよく、車
両にアクセルスイッチが備わっていればそれを共用でき
る。
クリアランス制御は、クリアランスゼロの原点位置を押
圧センサなどで検出し、その原点からのアクチュエータ
後退量を位置センサやエンコーダなどを利用して制御す
る方法で行える。
志がなく、摩擦材とロータ間のクリアランスを大きくし
ても制動遅れにはつながらない。そこで、アクセルペダ
ルON時に前述のクリアランスを増大させて引きずりを
低減する。
ら、電動アクチュエータが作動してクリアランスが減少
し、これにより、制動の応答遅れが無くなる。
キがかけられるまでの間はクリアランスが小さくなって
引きずりが生じ易くなるが、ブレーキがかけられないま
まアクセルペダルOFFの状態が長く続くことはまずな
いので、アクセルペダルOFF時にクリアランスを従来
よりも小さくして応答性を高める方法を採っても、引き
ずりの影響は大して出ない。
ーキ装置の実施形態を示す。これは、浮動型ディスクブ
レーキへの適用例であって、図中1はブレーキペダル、
2はアクセルペダル、3はブレーキペダル1の踏込み力
を検出する踏力センサ、4はアクセルペダル2のON、
OFFを検出するアクセルスイッチである。踏力センサ
3は、ブレーキペダル1の踏込み量を検出するストロー
クセンサで代替してもよい。また、ブレーキペダルのO
N、OFFは踏力センサ3の有無によって判断できる
が、そのON、OFF検出用のスイッチを別途付加して
もよい。ブレーキペダル1の踏込み反力を発生させるス
トロークシミュレータ(図示せず)を付加するのも自由
である。
動アクチュエータ10を制御する電子制御装置、6はデ
ィスクロータ、7はパッド(摩擦材)、8はキャリパ、
9はキャリパ8に固定するハウジングである。
シリンダに挿入してパッド7(又はキャリパ8)で回り
止めしたブレーキピストン11、ボールナット12、そ
のボールナット12に螺合させたスクリューシャフト1
3、電動方式のモータ14及びピニオン15aと平歯車
15bから成る歯車セット15を主たる要素とするもの
であって、モータ14の動力が歯車セット15経由で伝
わってスクリューシャフト13が回転し、そのスクリュ
ーシャフト13の回転でブレーキピストン11が推進し
てパッド7を押圧する。
12とブレーキピストン11の端壁との間にスリーブ1
6とスプリング17を介在しており、スリーブ16がス
プリング17を圧縮してブレーキピストン11の端壁に
当った後にブレーキピストン11に推力が発生する。ま
た、ピストンシール18を設けてブレーキピストン11
の復帰を、そのピストンシール18の弾性復元力で行う
ようにしている。
ブレーキピストン11による押付け圧を検出する押圧セ
ンサ19(これはロードセルや歪センサなどでよい)
と、モータ14の回転数を制御するためのエンコーダ2
0を設けている。エンコーダ20は、特開平9−137
841号が述べているような位置センサに置き換えても
よいが、エンコーダ内蔵のモータを用いると、より簡単
な構造でクリアランスの制御が行える。
10が電子制御装置5によって踏力センサ3の出力に応
じた制動力を生じるように制御され、前進したブレーキ
ピストン11によりパッド7が押圧されてディスクロー
タ6と一体回転する車輪(図示せず)の制動がなされ
る。
トン11が復帰する。図の装置は、そのピストン復帰に
よってパッド7とディスクロータ6間に生じるクリアラ
ンスを、アクセルペダルON時にアクセルペダルOFF
時よりも大きくする制御がなされる。
す。ブレーキペダルONから同ペダルOFFまでのステ
ップは、従来の電気駆動ブレーキ装置における制御と同
じであり、アンチロック等の高度な挙動制御が必要な
ら、車輪速センサや加速度センサ(図示せず)等からの
情報に基づいて押圧力の増減制御がなされる。
圧センサ19の出力が電子制御装置5に取込まれ、その
押圧センサ19の出力がゼロになった位置をクリアラン
スゼロの原点としてそこからのブレーキピストン復帰量
(ボールナット12の戻り量即ちクリアランス量)を制
御する。その制御は、図の装置の場合、エンコーダ20
を利用したモータ回転数の制御によってなされる。ま
た、アクセルペダル2がONならクリアランス大、OF
Fならクリアランス小となるようにブレーキピストン1
1の復帰量が制御される。
定クリアランスは、車両特性に応じて任意に決定してよ
い。例えば、ON時のクリアランス、1.0mm、OF
F時のクリアランス0.1mmなどの条件が考えられる
が、これに限定されるものではない。要は、アクセルペ
ダルON時のクリアランスが従来値(一般には0.5m
m程度)よりも大きく、アクセルペダルOFF時のクリ
アランスが従来値よりも小さければ、引きずり低減の効
果、応答性向上の効果が共に従来に勝るものになる。
定後、次段のステップでアクセルペダルOFFならピス
トンシール18の力によるモータ14の逆転を途中(ア
クセルペダルOFF時のクリアランス確保点)で止めて
そこからのピストン復帰をスリーブ16で規制し、ま
た、アクセルペダル2がONになったらモータ14の更
なる逆転を許容してピストンシール18の力でブレーキ
ピストン11を復帰終点まで戻し、さらに、アクセルペ
ダルがONからOFFに変わったらモータ14を正転さ
せてブレーキピストン11を再度アクセルペダルOFF
時のクリアランスの確保点に前進させる方法でクリアラ
ンスの切換えが行える。
クチュエータを採用しているので、ブレーキピストン1
1の復帰をモータ14への通電を止めてピストンシール
18の力で行うことができ、消費電力の低減が図れる
が、ブレーキピストン11はモータ14で復帰させても
よい。
装置は、パッドとロータ間の非制動時クリアランスが、
アクセルペダルON時にアクセルペダルOFF時よりも
大きくなるようにしたので、アクセルペダルON時のク
リアランスを従来よりも大、アクセルペダルOFF時の
クリアランスを従来よりも小にして引きずりの低減と制
動の応答性向上を両立させることができ、車両の燃費の
向上、摩擦材の寿命向上、ブレーキジャダーの抑制、安
全性の向上等が図れる。
図
す図
Claims (1)
- 【請求項1】 電子制御装置から作動指令を受ける電動
アクチュエータで摩擦材を押圧してロータに摺接させる
車両用ブレーキ装置において、アクセルペダルのON、
OFF検知手段を具備させ、電子制御装置による電動ア
クチュエータの制御が、ロータと摩擦材間のクリアラン
スを、アクセルペダルON時にアクセルペダルOFF時
よりも大となすように行われるようにしたことを特徴と
する車両用ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10187401A JP2000018293A (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | 車両用ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10187401A JP2000018293A (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | 車両用ブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000018293A true JP2000018293A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16205392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10187401A Pending JP2000018293A (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | 車両用ブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000018293A (ja) |
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-
1998
- 1998-07-02 JP JP10187401A patent/JP2000018293A/ja active Pending
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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