JP2000013661A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

Info

Publication number
JP2000013661A
JP2000013661A JP10170983A JP17098398A JP2000013661A JP 2000013661 A JP2000013661 A JP 2000013661A JP 10170983 A JP10170983 A JP 10170983A JP 17098398 A JP17098398 A JP 17098398A JP 2000013661 A JP2000013661 A JP 2000013661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image sensor
sensor
digital camera
preview
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10170983A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kubo
広明 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP10170983A priority Critical patent/JP2000013661A/ja
Priority to US09/335,416 priority patent/US6639626B1/en
Publication of JP2000013661A publication Critical patent/JP2000013661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プレビュー画像を動画レートで表示することが
できるとともに、高画質な撮影画像をも得ることができ
るデジタルカメラを提供する。 【解決手段】被写体の光学像を光電変換する画素数の異
なる2個以上の撮像センサ8、13を備えている。上記
撮像センサは、撮影画像の記録用に用いられる第1の撮
像センサ8と、この第1の撮像センサよりも画素数が少
なく、プレビュー画像の表示用に用いられる第2の撮像
センサ13とを含む。第1の撮像センサ8の出力に基い
て得られた画像の一部と、第2の撮像センサ13の出力
に基いて得られた画像の一部を合成した画像をプレビュ
ー画像として表示するのが良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデジタルカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】被写体の光学像を撮像センサにより光電
変換して撮影画像を得るデジタルカメラでは、前記撮像
センサの画素数により画質が左右され、画素数が多いほ
ど高画質の撮影画像を得ることができ、銀塩カメラの画
質に近付いていく。このため、特に、高画質を要求され
る撮影分野に用いられるデジタルカメラでは、より多く
の画素を有する撮像センサが用いられるようになってき
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルカ
メラでは、被写体像の確認のため、撮影前のプレビュー
画像を液晶表示器等の表示部に動画レートで表示させる
ことが行われている。
【0004】しかしながら、撮像センサの画素数が多く
なると、撮像センサの画素信号の読み出しに時間がかか
り、一枚の画像の更新が遅くなる。このため、前記撮像
センサからの画像をそのままプレビュー画像として用い
ると、プレビュー画像を動画レートで表示することが困
難になるという欠点があった。
【0005】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、プレビュー画像を動画レートで表示する
ことができるとともに、画素数の多い撮像センサによる
高画質の撮影画像をも得ることができるデジタルカメラ
の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係るデジタルカメラは、被写体の光学像
を光電変換する画素数の異なる2個以上の撮像センサを
備えたことを特徴とするものである。
【0007】このデジタルカメラによれば、画素数の多
い撮像センサで画質の良い画像が得られる一方、画素数
の少ない撮像センサでは画素信号の読み出し時間が短く
なるから、画素数の多い撮像センサによって得られる画
像と画素数の少ない撮像センサによって得られる画像と
を、用途によって使い分けることができる。
【0008】具体的には、請求項2に係るデジタルカメ
ラのように、画素数の多い第1の撮像センサは撮影画像
の記録用に用い、画素数の少ない第2の撮像センサはプ
レビュー画像の表示用に用いるのが良い。このような構
成とすることで、画素信号の読み出しは遅いが高画素で
ある第1の撮像センサによって撮影画像の画質が確保さ
れ、画素数は少ないが画素信号の読み出しは速い第2の
撮像センサによって、プレビュー画像の動画レートでの
表示が確保される。
【0009】この場合、請求項3に係るデジタルカメラ
のように、上記第1の撮像センサ及び第2の撮像センサ
の読出しクロックの周波数を同一に設定するのが良い。
このような構成とすることにより、第1の撮像センサと
第2の撮像センサとで読出しクロックの発生器を共用で
き、回路構成が簡素化される。
【0010】また、請求項4に記載のデジタルカメラの
ように、上記第1の撮像センサの出力に基いて得られた
画像の一部と、上記第2の撮像センサの出力に基いて得
られた画像の一部を合成する合成手段を備え、合成後の
画像をプレビュー画像として表示する構成を採用しても
良い。
【0011】このような構成とすることにより、第2の
撮像センサにより得られた画像の一部例えば画像の中心
部を、第1の撮像センサにより得られた高画質の画像で
置換したプレビュー画像が可能となり、プレビュー画像
の画質が改善される。
【0012】また、請求項5に記載のデジタルカメラの
ように、第2の撮像センサが第1の撮像センサよりもサ
イズが小さい場合には、カメラ内における第2の撮像セ
ンサの設置スペースが少なくて済む。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態であ
るデジタルカメラにおける主要機構部分の概略構成図、
図2は撮影時の主要機構部分の動作状態図である。
【0014】このデジタルカメラ1は、銀塩一眼レフカ
メラを利用して構成されたボディ本体2を有し、このボ
ディ本体2の前面に撮像レンズユニット3が装着され、
撮像レンズユニット3には撮像レンズ4と絞り5が配設
されている。
【0015】撮像レンズ4の光路方向後方には、枢支部
6に回動変位可能に枢支されたクイックリターンミラー
M1が配置され、さらにこのクイックリターンミラーM
1の光路方向後方にはフォーカルプレーンシャッター7
と、さらにその後方に第1の撮像センサ8が配置されて
いる。
【0016】一方、上記クイックリターンミラーM1の
上方位置において、ボディ本体2には銀塩カメラのファ
インダー部相当部位9が形成されており、このファイン
ダー部相当部位9には、フォーカシングスクリーン10
を介してペンタ形プリズム11が配置されている。さら
に、プリズム11の後方には所定のリレーレンズ12が
配置され、リレーレンズ12の後方には銀塩カメラの接
眼部の位置に第2の撮像センサ13が配置される一方、
リレーレンズ12の上方には測光センサ14が配置され
ている。なお、図2ではリレーレンズは省略されてい
る。
【0017】上記クイックリターンミラーM1は、図示
しないシャッターボタンを押すまでは、図1及び図2
(A)に示す定常位置にあり、上記撮像レンズ4からの
光路Lをフォーカシングスクリーン10へと向かわせ
る。M2は上記クイックリターンミラーM1に一体化さ
れたミラーであり、クイックリターンミラーM1に部分
的に設けられたハーフミラー部を透過した光学像を、こ
のミラーM2と下方の固定ミラーM3とで測距センサ1
5に向かわせる。測距センサ15は、上記光学像を受光
して被写体までの距離を検出して上記撮像レンズ4を自
動合焦させるものである。
【0018】上記プリズム11は、フォーカシングスク
リーン10に結像した光学像を反転縮小して、測光セン
サ14及び前記第2撮像センサ13へと向かわせる役割
を果たす。また、上記測光センサ14により得られた光
量データに基いて絞り値、シャッタースピードの制御値
が設定され、さらには各撮像センサ8、13への露光量
が設定されるようになっている。
【0019】また、上記クイックリターンミラーM1
は、シャッターボタンが全押しされると、図2C、図2
Dで示すように、枢支部6を中心にしてほぼ水平位置ま
で上方に回動変位して撮像レンズ4からの光路Lを開放
する。その後、フォーカルプレーンシャッター7が所定
のシャッタースピードで開閉動作し、これにより、撮像
レンズ4による光学像が第1撮像センサ8に結像される
ようになっている。
【0020】ボディ本体2の背面には、前記第2撮像セ
ンサ13の出力に基いて得られた画像を表示する液晶表
示器からなる表示部16が設けられており、この表示部
16にプレビュー画像が表示され、撮影前に被写体像を
確認できるようになっている。
【0021】図3は、デジタルカメラの電気的構成を示
すブロック図である。
【0022】図3において、3は撮像レンズ、4は絞
り、M1はクイックリターンミラー、7はフォーカルプ
レーンシャッター、8は第1撮像センサ、11はプリズ
ム、13は第2撮像センサ、16は表示部であり、これ
らは図1及び図2に示したものと同一である。
【0023】20はカメラ制御CPUであり、このカメ
ラ制御CPU20は、ボディ本体2の各部品を制御する
ものである。具体的には、上記絞り5を制御ドライバ2
1を介して制御し、第1撮像センサ8、第2撮像センサ
13をそれぞれタイミングジェネレータ22、23を介
して制御する。また、図示は省略したが、クイックリタ
ーンミラーM1やフォーカルプレーンシャッター7など
も制御する。
【0024】このカメラ制御CPU20には、カメラ操
作スイッチ24が接続されている。カメラ操作スイッチ
24は、シャッターボタンや電源スイッチなどを含む。
【0025】上記第1撮像センサ8及び第2撮像センサ
13は、この実施形態では電荷結合素子(以下、CCD
と称する)からなるが、それぞれ外形サイズ、画素数が
異なるものに設定されている。即ち、第1撮像センサ8
のサイズは相対的に大きく、CCDの画素数が多いもの
になっている。このため、撮像レンズ4からの光学像を
直接に受領して画角の大きな画像を得ることができる反
面、フレーム画像の読み出し速度が遅いものとなってい
る。これに対し、上記第2撮像センサ13は、その大き
さが第1撮像センサ8よりも小さく、画素数も少ないも
のとなっている。このため前述したように、プリズム1
1で縮小された光学像を受領して画角の小さな画像を得
るものであるが、フレーム画像の読み出し速度が速いと
いう利点を有する。
【0026】上記した第1撮像センサ8、第2撮像セン
サ13はともに、図4に示すように、R(赤)、G
(緑)、B(青)の原色透過フィルターがピクセル単位
に市松模様に張られたエリアセンサであり、撮像レンズ
4による被写体の光学像を、R、G、Bの色成分の画像
信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信
号)に光電変換して出力する。
【0027】タイミングジェネレータ22及び23は、
それぞれ、カメラ制御CPU20から送信される基準ク
ロックに基づき第1撮像センサ8、第2撮像センサ13
の駆動制御信号を生成し出力するものである。タイミン
グジェネレータ22及び23は、例えば積分開始/終了
(露出開始/終了)のタイミング信号、各画素の受光信
号の読出制御信号(水平同期信号、垂直同期信号、転送
信号等)等のクロック信号を生成し、図示しないドライ
バを介して各撮像センサ8、13に出力する。
【0028】各撮像センサ8、13の出力は、それぞれ
CDS(相関二重サンプリング)回路81及び131、
AGC(オートゲインコントロール)回路82及び13
2、A/D変換器83及び133によって信号処理され
る。CDS回路81及び131は画像信号のノイズの低
減を行い、AGC回路82及び132はゲイン調整によ
り画像信号のレベル調整を行う。A/D変換器83及び
133は、AGC回路82及び132で正規化されたア
ナログ信号を10ビットのデジタル信号に変換するもの
である。
【0029】40は上記A/D変換器の出力を画像処理
して画像ファイルを形成する画像処理部であり、画像処
理CPUにより制御される。
【0030】また、50は、2個のA/D変換器のいず
れかを画像処理部に切り替え接続するスイッチ回路であ
り、プレビュー時には、第2撮像センサ13からの画像
データを処理可能とするため、A/D変換器131と画
像処理部40とを接続し、撮影時には第1撮像センサ8
からの画像データを処理可能とするため、A/D変換器
83と画像処理部40とを切り替え接続するように、制
御される。
【0031】画像処理部40に取り込まれた各A/D変
換器83及び133からの信号は、各撮像センサ8、1
3からの読み出しに同期して画像メモリ61に書き込ま
れ、以後この画像メモリ61のデータをアクセスして各
ブロックの処理を行うものとなされている。
【0032】画像処理部40において、画素補間ブロッ
ク41は、所定の補間パターンで画素補間を行うブロッ
クであり、この実施形態では、図4に示すように、R、
G、B各画素をそれぞれのフィルターパターンでマスキ
ングした後、高帯域まで画素を持つGについてはメディ
アン(中間値)フィルターで周辺4画素の中間2値の平
均値に置換し、R、Bに関しては平均補間して、それぞ
れの出力を得る。
【0033】カラーバランス制御ブロック42は、上記
画素補間ブロック41により画素補間が行われたR、
G、Bの各出力を独立にゲイン補正して、R、G、Bの
色補正を行うものである。カラーバランスについては、
R、G、B出力それぞれの平均値に対してカメラ制御C
PU20でR/G、B/Gを演算し、R、Bの補正ゲイ
ンとしている。
【0034】ガンマ補正ブロック43は、カラーバラン
スを正規化した各R、G、B出力に対して非線形変換を
行うものであり、表示部に適した階調変換が行われる。
図5にガンマ変換特性を示す。ガンマ補正された画像デ
ータは、画像メモリ61に格納される。
【0035】ビデオエンコーダー44は、画像メモリ6
1に格納された上記データを呼び出してNTSC/PA
Lにエンコードし、表示部16に表示する。プレビュー
時には、画像は所定のフレーム周期で更新され、動画レ
ートで表示部16に表示されるようになっている。一
方、撮影後には、撮影された画像が表示部16に表示さ
れ、所定時間後に再びプレビュー状態に復帰する構成と
なっている。
【0036】画像圧縮ブロック45は、第1撮像センサ
8から得られた撮影画像について、画像データを画像メ
モリ61から呼び出して圧縮処理を行うもので、撮影画
像は圧縮後はメモリカードドライバ46を介してメモリ
カード62に記録される。
【0037】なお、メモリカード62はデジタルカメラ
1のボディ本体2の所定部位に着脱自在に装着されるよ
うになっている。
【0038】次に、図1〜3に示したデジタルカメラ1
の動作を説明する。
【0039】撮影に際し、シャッターボタンが半押しさ
れると、図2(A)に示すように、撮像レンズ4及び絞
り5を通って入射した光は、ボディ本体2内のクイック
リターンミラーM1によってその光路Lを上方へと変更
され、フォーカシングスクリーン10に結像したのち、
ペンタ形プリズム11によって反転縮小され、測光セン
サ14に入射する。測光センサ14は光量を測光し、こ
の光量データに基づいてカメラ制御CPU20で露出制
御データが演算される。そして、算出された露出制御デ
ータに基づき、撮像センサ8、13への露光量が適正値
となるように、絞り制御ドライバ21を介して絞り5が
制御されるとともに、撮像センサ8、13への駆動制御
信号を供給するタイミングジェネレータ22、23が制
御される。
【0040】一方、撮像レンズ4及び絞り5から入射し
た光の一部は、クイックリターンミラーM1を透過した
のち、クイックリターンミラーM1の後部に一体化され
たミラーM2及び固定ミラーM3を介して測距センサ1
5へ向かう。測距センサ15はこれを受光して被写体ま
での距離を検出し、これに基づいて撮像レンズ4が自動
合焦される。
【0041】上記のような測光、測距動作と同時に、ク
イックリターンミラーM1で光路Lを変換された光学像
は、図2(B)に示すように、プリズム11で縮小され
た後第2撮像センサ13にも結像する。結像した光学像
は、第2撮像センサ13によって光電変換される。光電
変換された信号はバッファを介して出力されたのち、C
DS回路131、AGC回路132、A/D変換器13
3により所定の信号処理を施される。
【0042】シャッターのレリーズまでは、スイッチ回
路50の切り替えスイッチはA/D変換器133側に保
持され、第2撮像センサ13の出力系と画像処理部40
とが接続されているから、A/D変換された第2撮像セ
ンサ13からの画像データは、画像処理部40に取り込
まれるとともに、第2撮像センサ13の読み出しに同期
して画像メモリ61に書き込まれる。
【0043】画像メモリ61に書き込まれた画像データ
は、画像処理部40の画素補間ブロック41、カラーバ
ランス制御ブロック42、ガンマ補正ブロック43で、
前述したような画素補間処理、カラーバランスの制御、
ガンマ補正処理がそれぞれ施され、再度画像メモリ61
に格納される。そして、画像メモリ61から読み出され
てビデオエンコーダ44でNTSC/PALにエンコー
ドされたのち、ボディ本体2背面の表示部16に出力さ
れプレビュー画像として表示される。このような動作が
所定のフレーム周期で繰り返される結果、表示部16に
表示される画像は前記フレーム周期で更新される。
【0044】而して、第2撮像センサ13は、第1撮像
センサ8に比べて画素数が少ないから、第2撮像センサ
13における各画素データの読み出し時間が短く、画像
処理時間も短くてすむ。このため、前記フレーム周期を
短く設定できるから、プレビュー画像を動画レートで表
示でき、被写体の変化にもスムーズに追従する。
【0045】シャッターボタンがさらに押し込まれてレ
リーズされると、絞り5及びプレビュー画像がホールド
されると同時に、図2(C)のようにクイックリターン
ミラーM1が枢支部6を介して上方に回動する。また、
スイッチ回路50の切り替えスイッチが切り替わって、
第1撮像センサ8側のA/D変換器83と画像処理部4
0とが接続される。次いで、図2(D)のように、フォ
ーカルプレーンシャッター7が所定のスピードで開閉
し、撮像レンズ4及び絞り5を通過した光学像がそのま
ま第1撮像センサ8に結像され、ここで光電変換され
る。光電変換された信号はバッファを介して出力され
る。
【0046】出力が完了すると、クイックリターンミラ
ーM1が元の位置に回動復帰し、光路Lは再び第2撮像
センサ13側へと切り替わる。
【0047】第1撮像センサ8から出力された画像デー
タは、CDS回路81、AGC回路82、A/D変換器
83により所定の信号処理を施されたのち、スイッチ回
路50を介して画像処理部40に取り込まれるととも
に、第1撮像センサ8の読み出しに同期して画像メモリ
61に書き込まれる。
【0048】画像メモリ61に書き込まれた画像データ
は、画像処理部40で、前述したような画素補間処理、
カラーバランスの制御、ガンマ補正処理がそれぞれ施さ
れ、再度画像メモリ61に格納されるとともに、画像メ
モリ61から読み出されて撮影画像として表示部16に
表示される。同時に、画像圧縮ブロック43で画像圧縮
されたのち、メモリカードドライバ46を介してメモリ
カード62に記録される。
【0049】第1撮像センサ8は画素数が多いため、読
み出し時間が長く画像処理時間も長い。しかし、得られ
た画像をプレビュー画像のような動画レートで表示する
必要はないため、処理に要する時間を十分に確保でき、
広画角で高画質の画像を得ることができる。
【0050】撮影画像が表示された表示部16は、予め
設定された所定時間後に再びプレビュー状態に復帰し、
以下、同様の動作が繰り返される。
【0051】図6は、この発明の他の実施形態を示すも
のである。この実施形態では、第1撮像センサ及び第2
撮像センサの駆動制御信号の周波数が同一に設定されて
おり、このために、同図に示すように、駆動制御信号を
発生するタイミングジェネレータ25として、共通のも
のが使用されている。このような構成とすることによ
り、タイミングジェネレータの数を減らすことができ、
回路構成が簡単になる。
【0052】なお、図6には主要部分の構成のみを示し
ており、他の構成は図1〜図3に示したものと同一であ
る。
【0053】図7は、この発明のさらに他の実施形態を
示すものである。この実施形態は、プレビュー画像の画
質を改善したものである。図7において、図1〜図3に
示したデジタルカメラと同一名称部分については同一の
符号を付す。
【0054】図7に示すデジタルカメラでは、図1〜図
3に示したデジタルカメラにおけるクイックリターンミ
ラーM1に代えて、固定式のハーフミラーM4を用い、
撮像レンズ4から入射した光学像の一部を、このハーフ
ミラーM4で上方に向かわせ最終的に第2撮像センサ1
3に結像させるとともに、他の一部はハーフミラーM4
を透過させて第1撮像センサ8に結像させる構成となさ
れている。
【0055】また、第1撮像センサ8のサイズは第2撮
像センサ13よりもサイズが大きく画素数も多い点で
は、図1〜図3に示したデジタルカメラと同じである
が、この実施形態では、第1撮像センサ8は出力領域を
任意に設定でき、画像の画角の一部のみを出力する機能
を有している。
【0056】また、タイミングジェネレータ22及び2
3によって出力される各撮像センサ8、13の駆動制御
信号の周波数は同一に設定されるとともに、プレビュー
時において、第2撮像センサ13については全ての画素
信号を読み出す一方、第1撮像センサ8については、中
央領域の画素信号のみを読み出すことにより、2枚の読
み出しフレームを同期させる構成となっている。
【0057】また、スイッチ回路50は、シャッタのレ
リーズ時のみでなくプレビュー時においても切り替わ
り、従ってプレビュー時に、第1撮像センサ8の出力系
と第2撮像センサ13の出力系がそれぞれ画像処理部4
0と接続される構成となされている。
【0058】画像処理部内の47は、合成ブロックであ
り、第1撮像センサ8によって得られた画像の一部と、
第2撮像センサ13によって得られた画像の一部を合成
するものである。
【0059】他の構成については、図1〜図3に示した
デジタルカメラとほぼ同一であるので、その説明は省略
する。
【0060】次に、図7に示したデジタルカメラの動作
を説明する。
【0061】撮影に際し、シャッターボタンが半押しさ
れると、撮像レンズ4から入射した光学像の一部は、ハ
ーフミラーM4によってその光路を上方へと変換され、
フォーカシングスクリーン10に結像したのち、ペンタ
形プリズム11によって反転縮小され、第2撮像センサ
13に結像する。結像した光学像は、第2撮像センサ1
3によって光電変換されたのち、CDS回路131、A
GC回路132、A/D変換器133により所定の信号
処理を施される。
【0062】スイッチ回路50の切り替えスイッチはA
/D変換器133側に保持されており、第2撮像センサ
13の出力系と画像処理部40とが接続されているか
ら、A/D変換された第2撮像センサ13からの画像デ
ータは、画像処理部40に取り込まれるとともに、第2
撮像センサ13の読み出しに同期して画像メモリ61に
書き込まれる。第2撮像センサ13の画像データが画像
処理部40に取り込まれた後、スイッチ回路50の切り
替えスイッチは第1撮像センサ8側に切り替わる。
【0063】画像メモリ61に書き込まれた画像データ
は、画像処理部40で、カラーバランスの制御、ガンマ
補正処理がそれぞれ施され、再度画像メモリ61に格納
される。
【0064】一方、撮像レンズ4からの光学像は、ハー
フミラーM4を透過してそのまま第1撮像センサ8へも
結像する。結像した光学像は、第1撮像センサ8によっ
て光電変換されるが、画素信号の読み出しは中央の第2
撮像センサ13と同画素数の領域に対してのみ行われ、
従って、第2撮像センサ13による画像データに対して
読み出しフレームを同期させた状態で読み出される。読
み出された画像データは、CDS回路81、AGC回路
82、A/D変換器83により所定の信号処理を施され
る。
【0065】信号処理された第1撮像センサ8の画像デ
ータは、スイッチ回路50を介して画像処理部40に取
り込まれるとともに、第1撮像センサ8の読み出しに同
期して画像メモリ61に書き込まれる。
【0066】こうして、第1撮像センサ8及び第2撮像
センサ13からの画像データが、2フレームペアで画像
メモリ61に保存される。図8に、第1撮像センサ8に
よる画像、第2撮像センサ13による画像、フォーカシ
ングスクリーン10上の画像をそれぞれ示す。
【0067】次に、画像メモリ61に保存された2枚の
画像データのうち、第1撮像センサ8による画像データ
は、画素補間ブロック41によってプレビュー用に解像
度補間(縮小)を行い、第2撮像センサ13よる画像デ
ータは、画素補間ブロック41によってプレビュー用に
解像度補間(拡大)を行い、画素数を合わせたうえで、
合成ブロック47により画像の合成(加算)が行われ
る。
【0068】即ち、図9に示すように、第2撮像センサ
13による画像(図9のB)の中央部を、第1撮像セン
サ8による画像(図9のC)に置き換えて、1つの合成
画像(図9のE)とする。なお、図9のDは第1図〜第
3図に示したデジタルカメラにおけるプレビュー画像
(動画出力画像)を示すものであり、図9のEに示す合
成画像については、第1撮像センサ8による画像を実線
で、第2撮像センサ13による画像を破線で示す。
【0069】ここで、第1撮像センサ8による画像は、
第2撮像センサ13による画質よりも高画質であるた
め、合成画像においては、画質の違いにより両画像のつ
なぎ目が目立ってしまう。
【0070】そこで図10に示すように、つなぎ目部分
において、第1撮像センサ8による画像の出力Cと第2
撮像センサ13による画像の出力Dとをオーバーラップ
させるとともに、オーバーラップ部分Fの画質が自然的
に遷移するように処理を施して、つなぎ目の違和感を解
消する構成を採用するのが良い。なお、図10におい
て、a、bはオーバーラップ部分Fの始端を示す。
【0071】上記のような合成処理を行った後、合成画
像は画像メモリ61に格納されるとともに、画像メモリ
61から読み出されてビデオエンコーダ44でNTSC
/PALにエンコードされ、表示部16に出力されてプ
レビュー画像として表示される。表示された画像は、中
央部分の画質が改善された画像であり、より見易く綺麗
な画像となる。
【0072】そして、上述の動作が所定のフレーム周期
で繰り返され、高画質のプレビュー画像が動画レートで
表示される。
【0073】なお、シャッターのレリーズ時には、スイ
ッチ回路50の切り替えスイッチが第1撮像センサ8側
に切り替わるとともに、第1撮像センサ8に結像した被
写体の光学像が全ての画素について光電変換される。そ
して、光電変換により得られた画像データは、第1図〜
第3図に示したデジタルカメラと同様の信号処理、画像
処理が施され、撮影画像としてメモリカード62に記録
されるとともに、表示部16に表示される。
【0074】なお、以上の実施形態においては、画素数
の異なる撮像センサとして第1、第2の2個の撮像セン
サ8、13を用いたが、撮像センサの数は2個に限定さ
れることはなく、3個以上の撮像センサを用いるものと
しても良い。
【0075】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、画素数の
多い撮像センサによって画質の良い画像が得られる一
方、画素数の少ない撮像センサでは画素信号の読み出し
時間も短くなるから、画素数の多い撮像センサによって
得られる画像と画素数の少ない撮像センサによって得ら
れる画像とを、用途によって使い分けることができる。
【0076】特に、請求項2に係る発明のように、画素
数の多い第1の撮像センサは撮影画像の記録用に用い、
画素数の少ない第2の撮像センサはプレビュー画像の表
示用に用いることで、画素信号の読み出しは遅いが高画
素である第1の撮像センサによって撮影画像の画質を確
保でき、画素数は少ないが画素信号の読み出しは速い第
2の撮像センサによって、動画レートでのプレビュー表
示を確保することができ、プレビュー画像の高速性と撮
影画像の高画質とをともに満足し得るデジタルカメラを
提供することができる。
【0077】また、請求項3に記載の発明によれば、第
1の撮像センサと第2の撮像センサとで読出しクロック
の発生器を共用でき、回路構成を簡素化できる。
【0078】また、請求項4に記載の発明によれば、第
2の撮像センサにより得られた画像の一部例えば画像の
中心部を、第1の撮像センサにより得られた高画質の画
像で置換したプレビュー画像が可能となり、プレビュー
画像の画質をさらに改善することができる。
【0079】また、請求項5に記載の発明によれば、第
2の撮像センサが第1の撮像センサよりもサイズが小さ
いから、カメラ内における第2の撮像センサの設置スペ
ースが少なくて済み、設置場所の確保が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るデジタルカメラの
主要機構部分の概略構成図である。
【図2】同じく、撮影時の主要機構部分の動作状態図で
ある。
【図3】図1、図2に示したデジタルカメラの電気系を
示すブロック図である。
【図4】画像データの画素補完処理を示す図である。
【図5】ガンマ補正におけるガンマ変換特性図である。
【図6】この発明の他の実施形態に係るデジタルカメラ
の電気系を示すブロック図である。
【図7】この発明のさらに他の実施形態に係るデジタル
カメラの電気系を示すブロック図である。
【図8】図7のデジタルカメラにより得られる各画像を
示す図である。
【図9】図7のデジタルカメラにおける画像の合成処理
を説明するための図である。
【図10】同じく画像の合成処理の変形例を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 4 撮像レンズ 5 絞り 7 フォーカルプレーンシャッタ 8 第1撮像センサ 10 フォーカシングスクリーン 11 プリズム 13 第2撮像センサ 16 表示部 22、23,25 タイミングジェネレータ 40 画像処理部 47 合成ブロック 50 スイッチ回路 61 画像メモリ M1 クイックリターンミラー M4 固定ハーフミラー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の光学像を光電変換する画素数の
    異なる2個以上の撮像センサを備えたことを特徴とする
    デジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 上記撮像センサは、撮影画像の記録用に
    用いられる第1の撮像センサと、この第1の撮像センサ
    よりも画素数が少なく、プレビュー画像の表示用に用い
    られる第2の撮像センサとを含む請求項1に記載のデジ
    タルカメラ。
  3. 【請求項3】 上記第1の撮像センサ及び第2の撮像セ
    ンサの駆動制御信号の周波数が同一に設定されている請
    求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 上記第1の撮像センサの出力に基いて得
    られた画像の一部と、上記第2の撮像センサの出力に基
    いて得られた画像の一部を合成する合成手段を備え、合
    成後の画像をプレビュー画像として表示する請求項2ま
    たは3に記載のデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 上記第2の撮像センサは第1の撮像セン
    サよりもサイズが小さい請求項2に記載のデジタルカメ
    ラ。
JP10170983A 1998-06-18 1998-06-18 デジタルカメラ Pending JP2000013661A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10170983A JP2000013661A (ja) 1998-06-18 1998-06-18 デジタルカメラ
US09/335,416 US6639626B1 (en) 1998-06-18 1999-06-17 Photographing apparatus with two image sensors of different size

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10170983A JP2000013661A (ja) 1998-06-18 1998-06-18 デジタルカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000013661A true JP2000013661A (ja) 2000-01-14

Family

ID=15914966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10170983A Pending JP2000013661A (ja) 1998-06-18 1998-06-18 デジタルカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000013661A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007036978A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Eastman Kodak Co デジタルカメラ、撮影方法、および撮影制御プログラム。
US7440692B2 (en) 2005-05-20 2008-10-21 Olympus Imaging Corp. Digital camera
CN100466689C (zh) * 2006-03-08 2009-03-04 奥林巴斯映像株式会社 单反照相机
US7583892B2 (en) 2005-06-08 2009-09-01 Olympus Imaging Corp. Finder device and camera
JP2009225197A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Sony Corp 撮像装置、および信号処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
US7609960B2 (en) 2005-05-31 2009-10-27 Olympus Imaging Corp. Finder device and camera
KR101177106B1 (ko) * 2005-07-23 2012-08-24 삼성전자주식회사 디지털 이미지 합성방법
JP2013243733A (ja) * 2013-07-12 2013-12-05 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、撮像方法及びプログラム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7440692B2 (en) 2005-05-20 2008-10-21 Olympus Imaging Corp. Digital camera
CN100466686C (zh) * 2005-05-20 2009-03-04 奥林巴斯映像株式会社 数字照相机
US7609960B2 (en) 2005-05-31 2009-10-27 Olympus Imaging Corp. Finder device and camera
US7583892B2 (en) 2005-06-08 2009-09-01 Olympus Imaging Corp. Finder device and camera
KR101177106B1 (ko) * 2005-07-23 2012-08-24 삼성전자주식회사 디지털 이미지 합성방법
JP2007036978A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Eastman Kodak Co デジタルカメラ、撮影方法、および撮影制御プログラム。
JP4657052B2 (ja) * 2005-07-29 2011-03-23 イーストマン コダック カンパニー デジタルカメラ、撮影方法、および撮影制御プログラム。
CN100466689C (zh) * 2006-03-08 2009-03-04 奥林巴斯映像株式会社 单反照相机
JP2009225197A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Sony Corp 撮像装置、および信号処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
US8654222B2 (en) 2008-03-17 2014-02-18 Sony Corporation Imaging device, signal processing method, and computer program
JP2013243733A (ja) * 2013-07-12 2013-12-05 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、撮像方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6639626B1 (en) Photographing apparatus with two image sensors of different size
JP3480446B2 (ja) デジタルカメラ
JP3634232B2 (ja) デジタルスチルカメラ
JP2001275044A (ja) ディジタルカメラ
JP2006025312A (ja) 撮像装置、及び画像取得方法
JPH10150668A (ja) 撮像装置及びカラー画像信号の処理方法
JP2007082049A (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP2004328117A (ja) ディジタルカメラおよび撮像制御方法
JP4616429B2 (ja) 画像処理装置
JP3546853B2 (ja) 撮像装置及び画像再生システム
JP4584544B2 (ja) 画像再生装置および固体撮像装置
JP2001275033A (ja) デジタルスチルカメラ
JP2001346095A (ja) デジタルスチルカメラ
JPH10262182A (ja) 画像合成装置
JP2006033123A (ja) 撮像装置
JP2000013661A (ja) デジタルカメラ
JP4033456B2 (ja) デジタルカメラ
JP4369263B2 (ja) デジタルカメラ及び画像信号生成方法
JP2004007133A (ja) 撮像装置
JP2000023016A (ja) デジタルカメラ
JP2005045713A (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2000102022A (ja) デジタルカメラ
JP2000147359A (ja) 交換式撮影レンズ
JPH0795481A (ja) 撮像装置
JP4043379B2 (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050217

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050621