JP2000005504A - 膜脱気モジュール及びこれを用いた脱気装置 - Google Patents

膜脱気モジュール及びこれを用いた脱気装置

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JP2000005504A
JP2000005504A JP17260198A JP17260198A JP2000005504A JP 2000005504 A JP2000005504 A JP 2000005504A JP 17260198 A JP17260198 A JP 17260198A JP 17260198 A JP17260198 A JP 17260198A JP 2000005504 A JP2000005504 A JP 2000005504A
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JP
Japan
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membrane
degassing
housing
module
deaerator
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JP17260198A
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Kenji Hayashi
賢二 林
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜脱気装置を複数配置する場合、配管等
による脱気に寄与しない部分を小さくし、液ロス量を少
なくできるようにする。 【解決手段】 ハウジング11の内部には脱気膜12が
収納されている。脱気膜12の両側には、圧力調整部1
3、14が設けられており、一方圧力調整部13には、
塗工液が流入又は流出する入出ノズル15が設けられて
いる。ハウジング11内を真空にするための真空用配管
16が貫通して設けられている。圧力調整部13の反対
側のハウジング11には、接続部17が形成されてお
り、この接続部17は、接続部17同士を互いに接続で
きるようになっている。接続部17a、17b同士が溶
接により接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶存気体を除去す
る脱気装置に関し、さらに詳しくは、多段に配置した場
合に好適な膜脱気モジュール及びこれを用いた脱気装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶存気体量の多い塗工液は、塗布中に塗
布機において気泡が発生し易く、発生した気泡は筋やハ
ジキ故障の原因となる。したがって、塗工液を塗布機に
送る前に、塗工液中の溶存気体を除去しておく必要があ
り、この塗工液の溶存気体を除去する手段としては、特
開平6−15254号公報で開示されているように、例
えば、図3に示すような膜脱気装置を使用するものがあ
った。
【0003】この膜脱気装置20は、ハウジング21内
に脱気膜22が収納されるとともに、脱気膜22の両側
に圧力調整部23、24が設けられ、圧力調整部23に
は塗工液の流入ノズル25が、圧力調整部24には塗工
液の流出ノズル26が連結されており、さらにハウジン
グ21内を真空にする真空ポンプ(図示せず)が連結さ
れる配管27が連結されている。
【0004】そして、脱気能力の向上を目的としてスケ
ールアップする場合、特開平5−84474号公報、特
開平9−253459号公報等で開示されているよう
に、多数多段の膜脱気装置を並列及び直列に接続配管を
用いて配置して脱気することが行われており、例えば、
図4に示すように、2台の膜脱気装置20の流出ノズル
26同士を接続配管31で接続するとともに、流入ノズ
ル25同士を接続配管32で接続している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た膜脱気装置を多数多段に配置した場合においては、膜
脱気装置を接続配管を用いて接続しているので、接続配
管の容積及び膜脱気装置内の脱気に寄与していないスペ
ースが大きくなり、液ロス量が増加するものであった。
【0006】本発明は、以上の問題点を解決し、膜脱気
装置を複数配置する場合、配管等による脱気に寄与しな
い部分を小さくし、液ロス量を少なくすることができる
膜脱気モジュール及びこれを用いた脱気装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の膜脱気モジュー
ルは、塗工液中の溶存気体を除去する脱気膜と、この脱
気膜を収納するハウジングと、前記ハウジングの一方の
端部に互いに接続できるように形成された接続部とを有
することを特徴として構成されている。
【0008】本発明の膜脱気モジュールにおいては、従
来用いられている膜脱気装置の塗工液の排出側を加工す
るだけで製作することができ、また、2台の膜脱気モジ
ュールの接続部を互いに接続することで、2台の膜脱気
モジュールを直列に接続することができる。
【0009】本発明の脱気装置は、請求項1記載の膜脱
気モジュールを2台用い、互いの接続部同士が接続され
ていることを特徴として構成されており、すなわち、塗
工液中の溶存気体を除去する脱気膜と、この脱気膜を収
納するハウジングと、このハウジング内を真空にする真
空手段と、前記ハウジングの一方の端部に互いに接続で
きるように形成された接続部とを有する膜脱気モジュー
ルを2台用い、互いの接続部同士が接続されていること
を特徴として構成されている。
【0010】本発明の脱気装置においては、膜脱気モジ
ュールの接続部同士が直接接続されている。したがっ
て、従来のように接続に配管を使用していないので、配
管部分の脱気に寄与しないスペースを無くすことがで
き、また、ハウジング内の脱気に寄与しない部分も小さ
くすることができるので、液ロス量を削減することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】ハウジングの接続部同士を接続す
る手段は、溶接、フランジによる接続、融着等、気密に
接続できる手段であれば特に限定されることはなく、各
種接続手段を用いることができる。また、接続部にシー
ル材を設けてもよく、このシール材としては、Oリン
グ、テフロンシート等を用いることができ、特に限定さ
れることはない。さらに、ハウジングの材質、形状等
は、特に限定されない。
【0012】脱気膜は、中空糸型、平膜型、スパイラル
型等、各種形式のものを使用することができ、また、非
多孔質であっても、多孔質であってもよい。
【0013】脱気装置においては、ハウジング内を真空
にするためハウジングに真空ポンプ連結することが必要
であるが、この真空ポンプの連結は、2台の膜脱気モジ
ュールのそれぞれに設けてもよく、1台の真空ポンプを
2台の膜脱気モジュールに連結してもよい。
【0014】本発明による脱気膜モジュール及びこの脱
気モジュールを用いた脱気装置の一実施形態を図面を参
照して説明する。
【0015】図1は脱気膜モジュール1の斜視図、図2
は図1の膜脱気モジュールを用いて作製された脱気装置
の斜視図である。
【0016】図1において、11は円筒状に形成された
ハウジングで、このハウジング11の内部には脱気膜1
2が収納されている。この脱気膜12の両側には、圧力
調整部13、14が設けられており、一方の圧力調整部
13には、塗工液が流入又は流出する入出ノズル15が
設けられている。また、ハウジング11内を真空にする
ための真空用配管16が貫通して設けられており、この
真空用配管6は真空ポンプ(図示せず)に連結されてい
る。
【0017】また、圧力調整部13の反対側のハウジン
グ11には、接続部17が形成されており、この接続部
17は、接続部17同士を互いに接続できるようになっ
ている。すなわち、2台の脱気膜モジュールの接続部1
7同士を接続できるものである。また、圧力調整部14
には、塗工液が流入又は流出する入出孔18が形成され
ている。
【0018】以上のような脱気膜モジュール1を2台組
み合わせて図2に示すような脱気装置を作製する。この
図に示す脱気装置は、2台の脱気膜モジュール1a、1
bを組み合わせたもので、脱気膜モジュール1a、1b
の接続部17a、17b同士を溶接により接続したもの
である。そして、一方(図中下側)の脱気膜モジュール
1aを塗工液の流入側とするとともに、他方(図中上
側)の脱気膜モジュール1bを塗工液の流出側とし、入
出ノズル17aに塗工液が流入し、入出ノズル17bか
ら塗工液が流出するようになっている。
【0019】
【実施例】[実施例1]図2に示す脱気装置を用いて塗
工液の脱気を行った。
【0020】〈脱気条件〉 塗 工 液 :有機溶剤系塗工液 減 圧 弁 :10torr 送液ポンプ :プランジャーポンプ 塗工液加熱温度:40℃ 送 液 量 :1l/min
【0021】[従来例1]図4に示す膜脱気装置を2台
並列に設けた脱気装置を用いて塗工液の脱気を行った。
その他の条件は、実施例1と同一である。
【0022】〈結果〉脱気に関わる液量を比較した結果
を表1に示す。
【表1】
【0023】表1に示す通り、実施例1は従来例1より
脱気に関わる液量が(3.6−2.5)1.11少なくて済
むものであった。この1.11は接続配管及びデッドス
ペースに関わるものである。以上のように、実施例1で
は液ロス量を約30%削減することができた。
【0024】溶存酸素残存率を比較した結果を表2に示
す。
【表2】
【0025】溶存酸素残存率(%)=(脱気液溶存酸素
量/未脱気液溶存酸素量)×100
【0026】表2に示す通り、実施例1は溶存酸素残存
率が低下しており、脱気能力も向上させることができ
た。
【0027】
【発明の効果】本発明は、膜脱気モジュールを連結して
使用する際、配管等により脱気に寄与した部分を可能な
限り少なくすることにより、液ロス量を大幅に削減する
ことができ、従来に比して30%以上削減できるもので
あった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による脱気膜モジュールの一例の斜視
図である。
【図2】 本発明による脱気装置の一例の斜視図であ
る。
【図3】 従来の膜脱気装置の斜視図である。
【図4】 従来の膜脱気装置を2台連結した状態の脱気
装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 膜脱気モジュール 11 ハウジング 12 脱気膜 13 圧力調整部 14 圧力調整部 15 入出ノズル 16 真空用配管 17 接続部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗工液中の溶存気体を除去する脱気膜
    と、この脱気膜を収納するハウジングと、前記ハウジン
    グの一方の端部に互いに接続できるように形成された接
    続部とを有することを特徴とする膜脱気モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の膜脱気モジュールを2台
    用い、互いの接続部同士が接続されていることを特徴と
    する脱気装置。
JP17260198A 1998-06-19 1998-06-19 膜脱気モジュール及びこれを用いた脱気装置 Pending JP2000005504A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007262583A (ja) * 1998-11-09 2007-10-11 Ebara Corp めっき方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007262583A (ja) * 1998-11-09 2007-10-11 Ebara Corp めっき方法及び装置
JP4611341B2 (ja) * 1998-11-09 2011-01-12 株式会社荏原製作所 めっき方法及び装置

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