JP2000275229A - 脱気装置 - Google Patents

脱気装置

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JP2000275229A
JP2000275229A JP11084376A JP8437699A JP2000275229A JP 2000275229 A JP2000275229 A JP 2000275229A JP 11084376 A JP11084376 A JP 11084376A JP 8437699 A JP8437699 A JP 8437699A JP 2000275229 A JP2000275229 A JP 2000275229A
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flat tube
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Toshinori Saito
利徳 斎藤
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MOORE KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/0031Degasification of liquids by filtration

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高範囲の流速と高効率かつ小型化可能な脱気装
置を提供する。 【解決手段】気体透過性の偏平チューブ201を中間真
空空間401を周回させて構成した脱気モジュールと、
この偏平チューブを収納する真空チャンバーとから構成
し、脱気モジュールを構成する偏平チューブ201に溶
液を流通させることにより、当該溶液中に溶存する気体
成分を偏平チューブ201から上記中間真空空間401
および外部真空空間402、403を収容する真空チャ
ンバーに透過させて除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱気モジュールに
係り、特に液体クロマトグラフィーで分離、分析する溶
液中に溶存する気体成分を除去して微量かつ精密な高速
送液を可能とした高速液体クロマトグラフィー用の脱気
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】与えられたサンプルの構成成分を分離す
るために用いられる高速(精密)液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)は、その精度が益々高精度化される傾向
にある。
【0003】一般に、この種のHPLCでは、貯留容器
から送液ポンプにより溶液を吸入し、これをサンプル注
入バルブを介して分離カラムを含む検出手段に送液す
る。
【0004】図15は高速液体クロマトグラフィーのシ
ステム構成を説明する模式図であって、第1容器(溶液
の貯留容器)1に貯留してある溶液2は配管3を介して
ポンプ5の汲み上げにより脱気装置4を通して脱気され
た後、サンプル注入バルブ(オートサンプラー)6→カ
ラム7→検出器8に通過し、検出器8からの溶液は廃液
10として第2容器9に廃棄される。図中の矢印は送液
方向を示す。
【0005】検出器8で検出されたデータはデータ処理
装置11に転送されて、所要のデータ処理を施し、可視
あるいはコンピユータ処理可能なデータ形態として提供
され、かつ保存される。
【0006】なお、カラム7は外部温度の影響を防止す
るために恒温槽7Aに収納されており、また、送液ポン
プ5とサンプル注入バルブ6の制御はシステムコントロ
ーラ12により行われる。
【0007】送液ポンプ5の前段に設置された脱気装置
4は、当該送液ポンプ5によって第1容器1から吸い上
げる溶液2に溶存する気体を除去することで、安定した
送液と正確な分析を行うようにしている。
【0008】なお、この種の高精度液体クロマトグラフ
ィーを構成する他の部材およびシステム全体の機能は既
知であるので、説明は省略する。
【0009】上記したように、液体を高圧かつ微量の送
液で高い送液精度を行う高速・高精度の液体クロマトグ
ラフィー(セミミクロHPLC、マイクロHPLC)で
は、その送液ポンプ5の送液安定性を確保する目的で、
送液ポンプ5の吸入側に脱気装置4を設置するのが一般
的になっている。
【0010】この種の脱気装置を設置することの目的
は、溶液中に溶存している不要気体を除去することにあ
る。脱気は、使用する溶液に対して不活性で気体の透過
性を有するテフロン系を好適とする材質の細管(チュー
ブ)を用い、この細管(以下、テフロンチューブあるい
は単にチューブと称する)の内側に溶液を流し、その外
側を減圧することによって溶液中の気体成分の選択的除
去が可能となる。
【0011】送液ポンプは気体成分が除去された溶液を
吸入し、吐出することによって初めて安定なマクロ送液
が実現される。
【0012】また、キャピラリ電気泳動クロマトグラフ
ィー(CEC)は次世代のHPLCとして期待される技
術であるが、このHPLCでは送液ポンプといったユニ
ットを必要としないが、脱気装置は必要である。
【0013】CEC方式のHPLCでは、溶液の移動は
カラムに高電圧をかけることによって生じる電気浸透流
によって行われる。このとき、溶液はジュール熱によっ
て加熱を受けて温度が上昇する。溶液中に溶存酸素があ
ると、この熱によって気泡が発生する。
【0014】キャピラリカラムの中で気泡が発生すると
電流が流れなくなり、分離不能に陥ってしまう。CEC
方式のHPLCで使用される溶液の量は極微量で、セミ
ミクロHPLCよりもさらに微量となる。そおため、さ
らに微量で高性能な脱気装置が要請される。
【0015】図16は円形チューブ方式の脱気モジュー
ルを用いた従来の脱気装置の一構成例を説明する模式図
である。図15で説明したように、第1容器1からの溶
液は送液ポンプ5で配管31を通って汲み上げられる
が、この配管31の送液ポンプ5の前段に脱気装置4B
を設置する。
【0016】脱気装置4Bは真空ポンプ15で排気され
る真空チャンバー13の内部に脱気モジュール16を設
置し、真空チャンバー13の出口の配管41に送液ポン
プ5を接続する。
【0017】脱気モジュール16は両端をマルチコネク
タ16a,16bに連結した多数のテフロンチューブか
らなるガス透過膜で構成され、テフロンチューブ内を通
過する際に溶液中に溶存している気体を真空チャンバー
13に排出させる。これにより、送液ポンプ5の吸引時
の送液ポンプ5での気泡の発生を防止する。
【0018】この脱気装置を微量送液用に偏向しようと
する場合、問題が生じる。この問題は、脱気モジュール
の内部体積とモジュールの構造に分けられる。
【0019】脱気モジュールの内部体積は標準的な大き
さで12ミリリットルの容積を持っている。この体積は
セミミクロHPLCでは大きすぎる体積となる。
【0020】セミミクロHPLCの流速は毎分0.1〜
0.2ミリリットルであるから、脱気モジュールが通過
するのに、単純に計算して60〜120分を要する。こ
の種の分析作業においては、この時間はかなり長い時間
である。
【0021】一方、脱気モジュールの構造上の問題は、
次のようなものである。すなわち、典型的な脱気モジュ
ールのテフロンチューブは、長さが2.5mのものが1
8本束にした構造を有し、液体は各チューブに分配され
た状態で各々のテフロンチューブを流れる構造となって
いる。
【0022】各チューブの流動抵抗は全く同じではない
ので、溶液がチューブを通過する速度は各チューブで異
なったものとなる。この流速の違いによって脱気モジュ
ールの内部の溶液が完全に置換されるのに要する時間は
上記の60〜120分よりも長くなる。
【0023】このような脱気モジュールの構造で生じる
問題を解決するものとして、本出願人は、次に説明する
ような脱気装置を提案している。
【0024】図17は従来の脱気装置の他の構成例を説
明する薄膜シート方式の脱気モジュールの模式図であ
る。また、図18は図17のA−A線に沿って切断した
断面図である。
【0025】同図において、100は脱気装置を構成す
る脱気モジュールを示す。この脱気モジュールは真空チ
ャンバー(密閉筺体)に収容されて用いられるが、ここ
では図示を省略してある。
【0026】図17と図18において、脱気モジュール
100は2枚のテフロンシート101a,101bの周
縁にスペーサ103を介在させ、両テフロンシート10
1a,101bの上にステンレスメッシュ部材102
a,102bを密接させ、上下の保持枠106,107
で挟持し、固定ネジ108の締め付けで一体に固定して
ある。
【0027】この固定によって、2枚のテフロンシート
の周縁は密着し、両者の間に内部空間が形成された袋状
部材が形成される。この袋状部材の内部空間に溶液を導
入し、導出するための導入口104と導出口105が一
方(図の上側)のテフロンシート101a側に設けてあ
る。
【0028】溶液の導入口104は短冊状のテフロンシ
ート101aの一方の短辺側に設けられ、溶液の導出口
105は同短冊状のテフロンシート101aの他方の短
辺側に設けられて、両者の間に脱気に寄与する溶液流路
を確保している。
【0029】この導入口104と導出口105は、テフ
ロンシート101aとステンレスメッシュ部材102a
に貫通させて形成した開口に設置したコネクタ109と
締結部品110で構成され、コネクタ109の露出部分
に外部と連通する配管が接続される。なお、このコネク
タ109はテフロン樹脂で形成するのが望ましいが、他
の耐有機溶剤性を持つ材料であればどのようなものでも
よい。
【0030】テフロンシートは線径の小さな高精度ステ
ンレス繊維を用いたメッシュ部材で保持されているの
で、膜厚が薄く、機械的に弱いものでも使用可能であ
る。脱気効果は膜厚に逆比例するので、膜厚を薄くして
ステンレスメッシュ部材でサポートすることにより、図
16で説明した脱気モジュールよりも脱気効率を大幅に
向上することができる。
【0031】溶液は導入口104から導入され、2枚の
テフロンシート101a,101bで形成された袋状の
狭い隙間で成る内部空間を導出口105方向に移動す
る。この移動は、導出口105に配管を介して接続した
ポンプの汲み上げ動作で行われる。
【0032】溶液は導入口104から導出口105方向
に移動する間に、両テフロンシート101a,101b
で形成された袋状部材の内部空間に広がり、図示しない
真空ポンプによる真空チャンバー内の減圧で、溶存して
いる気体成分が両テフロンシート101a,101bの
壁を透過して当該真空チャンバー内に拡散する。
【0033】この型式の脱気装置の脱気モジュールは、
テフロンシートを真空チャンバー内で保持するため、ホ
ルダーが比較的大きくなり、テフロンシートの面積を大
きくすることが難しい。そのため、脱気装置の脱気可能
な流速の上限が小さくなり、使用上の制約が大きくな
る。
【0034】また、テフロンシートに液体の導入口(入
口)と導出口(出口)用のコネクタを直接取り付けるた
め、2枚のシート間のギャップをある一定の間隔(例え
ば、0.8mm)以下に小さくすることが出来ず、脱気
モジュールの効率を向上できないことが流速を増やせな
い原因となっている。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】セミミクロHPLC、
あるいはミクロHPLCのクロマトグラフィーシステム
を高範囲の流速と高効率に適合させるためには、脱気装
置の体積を現行装置より数分の1(例えば、5分の1)
にする必要なある。
【0036】また、脱気装置を構成する脱気モジュール
は、溶液の置換効率が良いものにしなければならない。
セミミクロHPLCで使用するにあたっては、脱気モジ
ュールの流量キャパシテイーは毎分1ミリリットルまで
対応できることが望ましい。このことによって、従来型
のHPLCの分析条件までは対応可能となる。
【0037】上記の条件を満足させるためには、従来型
のテフロンチューブを用いる脱気モジュール構造で内部
体積を1/5にしただけでは期待する性能を実現するこ
とは不可能である。また、テフロンシートを用いたフラ
ット型の脱気モジュール構造では、従来のHPLCの分
析領域までカバーすることは困難である。
【0038】本発明の目的は、上記従来技術の諸問題を
解消して、高範囲の流速と高効率かつ小型化可能な脱気
装置を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、比較的大径のテフロンチューブをフラッ
トに変形させた偏平型マイクロフラットチューブを用い
た脱気モジュールを採用した。
【0040】脱気モジュールの流量キャパシティーの点
からチューブ型が有効であり、脱気効率の最大到達効率
を考えると偏平型が有利となるので、両者の利点を合わ
せ持った形状としたのが偏平型マイクロフラットチュー
ブの脱気モジュールである。
【0041】本発明の代表的な構成を記述すれば、下記
のとおりである。すなわち、 (1)貯留容器から送液ポンプにより溶液を吸入し、吸
入した溶液に溶存する気体を除去した後、サンプル注入
バルブを介して分離カラムを含む検出手段に送液するた
めに、前記貯留容器と前記送液ポンプの間に設置する高
速液体クロマトグラフィー用の脱気装置であって、前記
脱気装置を、気体透過性の偏平チューブから構成した脱
気モジュールと、この偏平チューブを収納する真空チャ
ンバーとから構成し、前記脱気モジュールを構成する偏
平チューブに前記溶液を流通させることにより、当該溶
液中に溶存する気体成分を前記偏平チューブから前記真
空チャンバーに透過させて除去することを特徴とする。
【0042】(2)貯留容器から送液ポンプにより溶液
を吸入し、吸入した溶液に溶存する気体を除去した後、
サンプル注入バルブを介して分離カラムを含む検出手段
に送液するために、前記貯留容器と前記送液ポンプの間
に設置する高速液体クロマトグラフィー用の脱気装置で
あって、前記脱気装置を、平らな螺旋状に巻回した偏平
チューブ配列体と、前記偏平チューブ配列体の中間真空
空間側とその外部空間側にそれぞれ配置したメッシュシ
ートと、前記各メッシュシートと前記偏平チューブ配列
体とを所定形状に固定するフレームとを備えた脱気モジ
ュールと、前記脱気モジュールを収容する真空チャンバ
ーとから構成したことを特徴とする。
【0043】(3)貯留容器から送液ポンプにより溶液
を吸入し、吸入した溶液に溶存する気体を除去した後、
サンプル注入バルブを介して分離カラムを含む検出手段
に送液するために、前記貯留容器と前記送液ポンプの間
に設置する高速液体クロマトグラフィー用の脱気装置で
あって、2枚のメッシュシートの間に配列した偏平チュ
ーブと前記2枚のメッシュシートの両面側かつ周辺に積
層した2枚のフレームとで構成した第1のサブモジュー
ルおよび第2のサブモジュールとを所定の間隔を保持す
るスペーサを介して一体に固定してなり、前記偏平チュ
ーブが前記第1のサブフレームと第2のサブフレーム間
を周回する単一チューブで構成してなることを特徴とす
る脱気モジュールと、前記脱気モジュールを収容する真
空チャンバーとから構成したことを特徴とする。
【0044】なお、上記(2)(3)の構成における偏
平チューブは、元々偏平断面を有するチューブでもよい
が、円形断面のチューブを2枚のフレームおよび2枚の
メッシュシートの押圧で変形させて偏平断面とするのが
現実的である。
【0045】また、偏平チューブは、第1のサブモジュ
ールと第2のサブモジュール間を平らな螺旋状に周回さ
せ、第1のサブモジュールと第2のサブモジュールのそ
れぞれをサブスペーサで偏平チューブの形状を保持させ
て各2枚のフレームで固定した後、第1のサブモジュー
ルと第2のサブモジュールをスペーサを介して所定の間
隔で一体に固定する。
【0046】第1のサブモジュールと第2のサブモジュ
ールのそれぞれの固定、および両サブモジュールの一体
的固定は4枚のフレームの周囲で貫通する共通のネジを
用いるのが好ましい。
【0047】図1は本発明による脱気装置を構成する脱
気モジュールを構成する偏平チューブの概念図であり
(a)は偏平チューブ、(b)は偏平チューブの配置構
造の基本原理を説明する模式図である。
【0048】図1(a)に示したように、本発明による
脱気装置を構成する脱気モジュールは、断面が偏平であ
り、円形断面をもつ大径のチューブを押し潰して偏平化
して構成するのが好適である。
【0049】この偏平チューブ201は図示しない真空
チャンバーの中で平らな螺旋状に周回させて中間真空空
間401を形成するごとく配置される。そして、真空チ
ャンバーの内部で、この中間真空空間401に関して偏
平チューブ201の反対側に外部真空空間402と40
3とが形成され、中間真空空間401と外部真空空間4
02と403が偏平チューブ201から透過する気体を
放散させる空間を構成する。
【0050】次に、上記本発明の基本構成の作用効果に
ついて説明する。脱気効率を考える上で、通過する溶液
から脱気作用を受けるための脱気モジュールの内部体積
Vに対する当該モジュールの表面積Sの比率RS(表面
積/溶液体積=S/V)は重要なパラメータとなる。
【0051】理論的にはRSが大きければ大きい程よい
と言うことになる。特に、脱気のキャパシティーを決め
る時に重要なパラメータとなる。
【0052】図2は従来の細管式のチューブ方式(円形
チューブ方式)の脱気モジュールを用いる脱気装置とシ
ート方式の脱気モジュールを用いる脱気装置のチャンネ
ル(溶液通過路)のRSを比較したS/V特性図であ
る。同図中、Dはチューブの内径mm、Zはシートの内
壁間ギャップmm、Sはモジュールの表面積cm2 、V
はモジュールの内部体積cm3 を示す。
【0053】チューブ方式の場合、当該チューブの内径
をDmmとするとRSは40/Dとなる。一方、シート
方式の場合は、シート間ギャップをzmmとすると、R
Sは20/zとなる。
【0054】図3は円形チューブ方式の脱気モジュール
の表面積/溶液体積(S/V)の計算の説明図である。
ここで、Lは円形チューブの長さ(mm)、Dは当該チ
ューブの内径(mm)、rは内半径(mm)である。
【0055】すなわち、 S=2πRL×10-2(cm2 ) V=πr2 L×10-3(cm3 ) S/V=(2πRL×10-2)/(πr2 L×10-3) =20/r =40/D ここで、r=0.3mm、L=2.5×10-3×18
(mm):長さが2.5mのチューブの18本束とす
る。
【0056】図4は薄膜シート方式の脱気モジュールの
表面積/溶液体積(S/V)の計算の説明図である。こ
こで、xはシートの幅(mm)、yはシートの長さ(m
m)、zはシート間ギャップ(mm)である。
【0057】すなわち、 S=x×y×102 ×2 V=x×y×z×10-3 S/V=(x×y×102 ×2)/(x×y×z×10-3) =20/z 上記の計算から、円形チューブ方式とシート方式とを比
較すると、円形チューブ方式の方がシート方式よりも約
弐杯効率がよいことが分かる。
【0058】図5は円形チューブ方式と本発明の偏平チ
ューブ方式の各脱気モジュールのRSを比較したS/V
特性図である。図中、S1は円形チューブの断面積(m
2)、2rはその内径(mm)、S2は偏平チューブ
の断面積(mm2 )、dはその内壁間ギャップ(mm)
を示す。
【0059】両者のRSの比は両者の表面積が同じなの
で、RSの比は両者の断面積の比となる。
【0060】図6は円形チューブ方式と偏平チューブ方
式の脱気モジュールの表面積/溶液体積(S/V)の計
算の説明図である。図中、(a)は円形チューブ方式、
(b)は偏平チューブ方式の模式断面図を示す。
【0061】(a)の円形チューブ方式では、断面積S
1=πr2 、断面の円周L1=2πrである。
【0062】一方、(b)の偏平チューブ方式では、断
面積S2=π(d/2)2 +L・dd、断面の周りの長
さL2=2π(d/2)+2(L+d)である。
【0063】L1=L2より、 2πr=2π(d/2) L=πr−dπ/2 ・・・・・(1) 面積比S1/S2=Rとすると、 R=S1/S2 =πr2 /(1/4πd2 +L・d) =4πr2 /(πd2 +4L・d) (1)を代入して、 =4πr2 /(4rd−d2 ) ・・・・・(2) dが十分に小さいと、 =r/d ・・・・・(3) 以上のことから、 RS(円形チューブ)/RS(偏平チューブ)=S1/
S2=4πr2 /(4rd−d2 ) となる。
【0064】チューブを偏平にした偏平チューブでは、
脱気に関与する表面積は全く変化しないで内部体積のみ
が変化することになる。偏平チューブでは表面積が一定
で内部体積が減少して行くことになる。
【0065】RSの比は偏平チューブのギャップdに依
存し、dが小さくなるにつれて急激に大きくなることを
示している。
【0066】このように、偏平チューブ方式はRSを飛
躍的に増大させることが可能になる。内部体積に対する
表面積という関係では、円形チューブよりも偏平チュー
ブの方がはるかに有利となる。
【0067】脱気装置の脱気効率の上限を決める重要な
パラメータは、偏平チューブ方式の脱気モジュールでは
内壁間ギャップdであり、円形チューブ方式ではチュー
ブの内径Dである。
【0068】なお、上記の計算に関して、内半径rを
0.75、0.3とし、偏平チューブの内壁間ギャップ
dを変えた場合の断面の周りの長さL2と偏平チューブ
の断面積S2の比、円形チューブの断面積S1と偏平チ
ューブの断面積S2の比をそれぞれ表1、表2、表3に
示した。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】
【表3】
【0072】図7は偏平チューブ方式の脱気モジュール
における内壁間ギャップdと脱気効率の関係を説明する
模式図である。偏平チューブの内壁201を形成する2
枚のテフロン膜の間を流れる溶液は、図7に放物線流と
して示したような放物線状の線速をもつ層流と考えられ
る。
【0073】このような溶液の流れの状況下で、溶液中
の溶存酸素が除去されるメカニズムは次のようなステッ
プで進行するものと考えられる。
【0074】ステップA:この状態は溶液に酸素が溶け
た状態で、酸素はギャップ内に均一に分布している。
【0075】ステップB:脱気モジュールの外側は真空
となっていて、テフロン膜の内側近傍の酸素はテフロン
膜に溶け、膜内を拡散して当該膜の外側から真空中へ拡
散していく。このとき、テフロン膜の内側近傍の酸素濃
度は小さくなる。
【0076】ステップC:ギャップ内部の酸素は自然拡
散によりテフロン膜の表面へと拡散していく。再び酸素
濃度は均一になり、ステップAに近い状態になる。但
し、酸素の平均濃度は小さいものとなる。
【0077】溶液が脱気モジュールの内部を通過する間
に上記3つのステップを繰り返すことにより、溶存酸素
はゼロに近づいていく。
【0078】そして、3つのステップに要する時間が短
くなればなる程、酸素濃度は早くゼロに近づくことにな
る。
【0079】この3つのステップの時間を短縮するに
は、先ずチャンネルのギャップ(d)を小さくする必要
がある。
【0080】チャンネルギャップ内部で溶液の流れの方
向に対して直角方向への溶存酸素の拡散に要する時間は
溶液の拡散係数から推定できる。この時間tは次式で示
される。
【0081】t=Q2 /K Q:距離(cm)、
K:拡散係数cm2 /s この式から1分間で溶存酸素がチャンネル内を拡散する
ときのギャップは、 Q=(Kt)1/2 であるので、t=60、一般的な溶液の拡散係数をK=
10-5cm2 /sとすると、 Q=245μm となる。
【0082】距離Qはチャンネルギャップの1/2と考
えることができるので、チャンネルギャップの幅が49
0μmのとき、1分間で溶存酸素は均一に拡散すること
が可能となる。溶液が脱気モジュール内部を通過するの
に20分を要するとすると、上記3つのステップが20
回繰り返されることになる。
【0083】1つのステップの除去率を20%程度と考
えると、10ステップで従来の脱気装置と同じ除去率に
なる。20ステップで略々ゼロに近づく。現実的な問題
として、チャンネルギャップの大きさは流動抵抗とも関
係するので、チャンネルギャップdは0.2〜0.5m
mの間の設定になる。
【0084】次に、テフロン膜を用いた場合の溶存酸素
の拡散について説明する。チャンネル内部の溶存酸素
は、先ずテフロン膜に溶解する。次に、溶解した酸素は
真空側へ拡散する。最後に、酸素は真空中に拡散してい
く。
【0085】テフロン膜内の拡散係数は固体内での拡散
であるので、液体の拡散よりはるかに拡散係数は小さ
い。したがって、テフロン膜の厚みを薄くすることによ
って当該膜内の拡散時間を小さくすることができる。
【0086】一般的な膜厚は250μm位であるが、こ
れを150μm程度にすると40%の時間短縮が可能と
なる。拡散係数は温度に大きく依存するので、テフロン
膜を加熱することによって拡散係数を小さくすることが
できる。実験では、常温に対して55°Cに加熱するこ
とにより拡散係数を約1/2にすることができる。そし
て、テフロン膜の膜厚と温度調節により、1/3程度に
改善できる。
【0087】このテフロン膜での拡散条件の設定と前記
のチャンネルギャップdとを最適化することにより、セ
ミミクロHPLCで使用される流速100〜200マイ
クロリットル/分で溶存酸素濃度がゼロPPMに近い状
態になると推定される。
【0088】このようにして、本発明によれば、高効率
かつ小型化可能な脱気装置を得ることが可能となる。
【0089】以上は溶液(液体)中に溶存する気体成分
を酸素として説明したが、本発明はこれに限らず、種々
の液体中に溶存する様々な気体成分の除去についても同
様に適用できる。
【0090】なお、本発明は上記の構成に限定されるも
のではなく、本発明の技術思想を逸脱することなく、種
々の変更が可能である。
【0091】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
【0092】図8は本発明による脱気装置を構成する脱
気モジュールの第1実施例を説明する平面図、図9は図
8のA−A線に沿った断面図、図10は図8の矢印B方
向からみた正面図である。
【0093】また、図11は本発明による脱気装置を構
成する脱気モジュールの第1実施例の偏平チューブの配
置を説明する模式図である。
【0094】本実施例の脱気モジュールは同一構造の2
つのサブユニットを背中合わせに積層した構造を有す
る。すなわち、第1のサブユニット200と第2のサブ
ユニット300は同一構造であり、第1のサブユニット
200側に溶液の流入口207を有し、第2のサブユニ
ット300側に溶液の流出口307を有している。
【0095】第1のサブユニット200は偏平チューブ
(以下、フラットチューブとも言う)201を第2のサ
ブユニット300側を経由した平らな螺旋状に巻回して
偏平チューブ配列体を形成し、この偏平チューブ配列体
の中間真空空間401側(第2のサブユニット300と
の間の空間)とその外部真空空間(図16の真空チャン
バー13)側にそれぞれ配置したメッシュシート202
および203と、各メッシュシート202および203
と偏平チューブ配列体とを所定形状に固定するフレーム
(下フレーム204と上フレーム205)とから構成さ
れる。
【0096】同様に、第2のサブユニット300は偏平
チューブ(フラットチューブ)201を第1のサブユニ
ット200側を経由した平らな螺旋状に巻回して偏平チ
ューブ配列体を形成し、この偏平チューブ配列体の中間
真空空間401側(第1のサブユニット200との間の
空間)とその外部真空空間側にそれぞれ配置したメッシ
ュシート302および303と、各メッシュシート30
2および303と偏平チューブ配列体とを所定形状に固
定するフレーム(下フレーム304と上フレーム30
5)とから構成される。なお、第1のサブユニット20
0と第2のサブユニット300とを構成する偏平チュー
ブ配列体の偏平チューブの形状は各メッシュシート対
(202と203、302と303)の周辺に介挿した
サブスペーサ206、306で保持される。
【0097】第1のサブユニット200と第2のサブユ
ニット300は、第1のサブユニット200の下フレー
ム204と第2のサブユニット300の上フレーム30
5とをスペーサ400を介して積層し、中間真空空間4
01を形成するごとく複数のネジ404によって固定す
る。
【0098】この脱気モジュールを構成するフラットチ
ューブ201は断面円形のチューブを第1のサブユニッ
ト200と第2のサブユニット300の間を周回するご
とく平らな螺旋形状となるように、両サブユニット20
0と300の間に中間真空空間401を形成するごとく
配列され、フレーム204と205、304と305に
よる固定時にメッシュ202と203、302と303
の間に介在するサブスペーサ206、306で偏平形状
とされ、これを維持している。
【0099】図10は第1のサブユニット200と第2
のサブユニット300を経由して巻回されるフラットチ
ューブの当該第1のサブユニット200と第2のサブユ
ニット300の橋絡部分を示している。この橋絡部分で
は、フラットチューブ201は対向するサブユニット側
に斜行して配列されている。図11は断面図で示してあ
るが、この断面図はフラットチューブの引回し状態を模
式的に示すために、フラットチューブ201は連続して
示してある。
【0100】図10と図11において、フラットチュー
ブの一端(第1のサブユニット側)は溶液の流入口20
7、また他端(第2のサブユニット側)は溶液の流出口
307となっている。この溶液の流入口207と流出口
307では、フラットチューブ201は元の円形断面に
なっており、この部分に外部から溶液を導入し、外部に
排出する配管と接続するためのコネクターが結合され
る。
【0101】図12はフラットチューブ配列体の平面
図、図13は図12のC−C断面でのフラットチューブ
内を流れる溶液方向の説明図である。図12に示したよ
うに、フラットチューブ201は第1のサブユニットと
第2のサブユニットの間を周回して平らな螺旋状に配置
される。その端部での引回し形状は図10に示したとお
りである。
【0102】そして、このフラットチューブ配列体の内
部を流れる溶液は、図13に示したように第1のサブユ
ニットと第2のサブユニットとではが互いに逆な方向と
なっている。
【0103】図14は溶液の流入口207と流出口30
7に設けられるコネクタの1構造例の説明図である。フ
ラットチューブ201は溶液の流入口207と流出口3
07で元の円形断面になっており、その開放端に中継コ
ネクタ208(308)が取り付けられ、外部の配管3
1(41)に取り付けた本体コネクタ209(309)
を受けるようになっている。
【0104】本実施例の脱気装置は、その脱気モジュー
ルの特徴が、当該モジュールのチャンネルギャップがい
くら小さくなっても、コネクタには無関係であるという
点にある。
【0105】薄膜を用いる前記図17、図18で説明し
たような脱気モジュールでは、コネクタのフランジ部の
厚さによってチャンネルギャップが制限を受ける。これ
に対し本発明実施例では、上記したようにコネクタはチ
ャンネルギャップの大きさによって制限されることはな
い。
【0106】チャンネルギャップは、既に説明したとお
り、小さくすることにより大幅な効率向上が可能とな
り、セミミクロからミクロに移行するときに脱気装置の
性能は飛躍的に向上する。
【0107】また、本発明によれば、脱気モジュールを
構成するサブユニットが偏平チューブを周回するのみで
溶液の流路を形成できることから、その製造も容易であ
り、コストを上昇させることなく高効率の脱気装置を得
るとができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の円形断面をもつチューブや薄膜シートを用いる脱
気モジュールに代えて、元々が円形断面をもつ比較的大
径のチューブを周回させるのみで脱気モジュールを構成
でき、高範囲の流速と高効率かつ小型化可能な脱気装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による脱気装置を構成する脱気モジュー
ルを構成する偏平チューブの概念図である。
【図2】従来の細管式のチューブ方式の脱気モジュール
を用いる脱気装置とシート方式の脱気モジュールを用い
る脱気装置のチャンネルのRSを比較したS/V特性図
である。
【図3】円形チューブ方式の脱気モジュールの表面積/
溶液体積(S/V)の計算の説明図である。
【図4】薄膜シート方式の脱気モジュールの表面積/溶
液体積(S/V)の計算の説明図である。
【図5】円形チューブ方式と本発明の偏平チューブ方式
の各脱気モジュールのRSを比較したS/V特性図であ
る。
【図6】円形チューブ方式と偏平チューブ方式の脱気モ
ジュールの表面積/溶液体積(S/V)の計算の説明図
である。
【図7】偏平チューブ方式の脱気モジュールにおける内
壁間ギャップdと脱気効率の関係を説明する模式図であ
る。
【図8】本発明による脱気装置を構成する脱気モジュー
ルの第1実施例を説明する平面図である。
【図9】図8のA−A線に沿った断面図である。
【図10】図8の矢印B方向からみた正面図である。
【図11】本発明による脱気装置を構成する脱気モジュ
ールの1実施例の偏平チューブの配置を説明する模式図
である。
【図12】フラットチューブ配列体の平面図である。
【図13】図12のC−C断面でのフラットチューブ内
を流れる溶液方向の説明図である。
【図14】溶液の流入口と流出口に設けられるコネクタ
の1構造例の説明図である。
【図15】高速液体クロマトグラフィーのシステム構成
を説明する模式図である。
【図16】円形チューブ方式の脱気モジュールを用いた
従来の脱気装置の一構成例を説明する模式図である。
【図17】従来の脱気装置の他の構成例を説明する薄膜
シート方式の脱気モジュールの模式図である。
【図18】図17のA−A線に沿って切断した断面図で
ある。
【符号の説明】
200 第1のサブユニット 201 偏平チューブ(フラットチューブ) 202,203,302,303 メッシュシート 204,304 下フレーム 205,305 上フレーム 206,306 サブスペーサ 207 流入口 300 第2のサブユニット 307 流出口 401 中間真空空間 401,403 外部真空空間 404 ネジ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯留容器から送液ポンプにより溶液を吸入
    し、吸入した溶液に溶存する気体を除去した後、サンプ
    ル注入バルブを介して分離カラムを含む検出手段に送液
    するために、前記貯留容器と前記送液ポンプの間に設置
    する高速液体クロマトグラフィー用の脱気装置であっ
    て、 前記脱気装置を、気体透過性の偏平チューブから構成し
    た脱気モジュールと、この偏平チューブを収容する真空
    チャンバーとから構成し、前記脱気モジュールを構成す
    る偏平チューブに前記溶液を流通させることにより、当
    該溶液中に溶存する気体成分を前記偏平チューブから前
    記真空チャンバーに透過させて除去することを特徴とす
    る脱気装置。
  2. 【請求項2】貯留容器から送液ポンプにより溶液を吸入
    し、吸入した溶液に溶存する気体を除去した後、サンプ
    ル注入バルブを介して分離カラムを含む検出手段に送液
    するために、前記貯留容器と前記送液ポンプの間に設置
    する高速液体クロマトグラフィー用の脱気装置であっ
    て、 前記脱気装置を、平らな螺旋状に巻回した偏平チューブ
    配列体と、前記偏平チューブ配列体の中間真空空間側と
    その外部真空空間側にそれぞれ配置したメッシュシート
    と、前記各メッシュシートと前記偏平チューブ配列体と
    を所定形状に固定するフレームとを備えた脱気モジュー
    ルと、前記中間真空空間と外部真空空間を収容して前記
    脱気モジュールを収納する真空チャンバーとから構成し
    たことを特徴とする脱気装置。
  3. 【請求項3】溶離液貯留容器から送液ポンプにより溶離
    液を吸入し、吸入した溶離液に溶存する気体を除去した
    後、サンプル注入バルブを介して分離カラムを含む検出
    手段に送液するために、前記溶離液貯留容器と前記送液
    ポンプの間に設置する高速液体クロマトグラフィー用の
    脱気装置であって、 2枚のメッシュシートの間に配列した偏平チューブと前
    記2枚のメッシュシートの両面側かつ周辺に積層した2
    枚のフレームとで構成した第1のサブモジュールおよび
    第2のサブモジュールとを所定の間隔を保持するスペー
    サを介して一体に固定してなり、前記偏平チューブが前
    記第1のサブフレームと第2のサブフレーム間を周回す
    る単一チューブで構成してなることを特徴とする脱気モ
    ジュールと、前記脱気モジュールを収容する真空チャン
    バーとから構成したことを特徴とする脱気装置。
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