WO2020084710A1

WO2020084710A1 - ボディメイクメニュー提供システム、ボディメイクメニュー提供方法、サーバ装置、通信端末、サーバコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラム

Info

Publication number: WO2020084710A1
Application number: PCT/JP2018/039527
Authority: WO
Inventors: 和人林
Original assignee: 株式会社３ＤｂｏｄｙＬａｂ
Priority date: 2018-10-24
Filing date: 2018-10-24
Publication date: 2020-04-30

Abstract

【課題】バランスの悪い体型の要因になっている部位を特定して、その部位の状況を改善するメニュー内容を含むボディメイクメニューを提供できるようにする。【解決手段】人体を表す人体モデル７１の部位の中で、ユーザを測定した測定寸法が指標寸法より大きい部位に透過性の第１色１１０を、人体モデル７１の輪郭より外方まで付すと共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には第１色１１０より濃い第２色１１２を付して、バランスの悪い体型の要因となっている部位を一目で分かるようにする。また、第１、２色１１０、１１２を付した部位には、その部位の状況を改善するメニュー内容１１５、１１６を示して、その部位に対して、どのようなメニュー内容を行えばよいかを提示する。

Description

ボディメイクメニュー提供システム、ボディメイクメニュー提供方法、サーバ装置、通信端末、サーバコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラム

　本発明は、身体の部位ごとに応じた施術又はエクササイズ等のメニューを提供して、体型の改善を部位単位で行えるようにしたボディメイクメニュー提供システム、ボディメイクメニュー提供方法、サーバ装置、通信端末、サーバコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムに関する。

　従来からユーザの体型改善のため、各種運動（エクササイズ）又は各種施術に関するメニューを生成して提供することが広く行われている。下記の特許文献１では、身体の部位ごとに筋肉量を測定し、その測定した筋肉量に応じた部位ごとの身体トレーニングメニュー（ベンチプレス、アップライト、ラットマシン等）を提供することが開示される。

　下記の特許文献２では、三次元測定を行って対象者の身体外形の３次元データを取得すると共に、各部位についてのユーザの希望数値を取得し、三次元データの身体体形と希望数値との差異が最も大きい部位を特定し、その特定した部位を最も多く運動させる運動の種目を選択することが開示されている（特許文献２の段落００６２～００６８、００７６、図９等参照）。なお、選択される運動の種目（運動プログラム）の具体例としては、クロール、スクワット等がある（特許文献２の図７、８、１０等参照）。

　また、三次元測定の例としては、下記の特許文献３において、アクティブ三角測量方式の非接触３次元スキャナなど利用することが開示されている。このような三次元測定の結果のデータを理想体型モデルの身体形状データ等と比較し、比較結果を出力することや、寸法が大きい部分又は小さい部分などを把握できるようにすること等も特許文献３で開示される（特許文献３の段落００２４、００４７等参照）。

　また、体型を矯正するメニューとして、下記の特許文献４では、運動プログラムに加えて、脂肪が存在する部分に超音波を照射する施術を併用することが開示されている。具体的に特許文献４は、超音波照射装置を用いて利用者の体に超音波を照射し、その後に、照射した超音波の量に基づいて、利用者に対して必要な運動負荷を与えることを開示しており、運動負荷を与える運動装置としては固定式自転車やランニングマシーンを用いることが説明される（特許文献４の段落００３８等参照）。

　さらに、下記の特許文献５では、超音波照射及び低周波微弱電流刺激の両方の施術が可能な複合処理装置を用いることが開示されており、例えば、超音波照射を１０分行い、その後に、低周波微弱電流刺激を２０分（筋肉ウォームアップ２分、筋肉トレーニング８分、脂肪燃焼トレーニング８分、クールダウン２分）を連続して行うことが開示される（特許文献５の段落００２３等参照）。さらにまた、下記の特許文献６では、超音波と、手動又は機械的マッサージおよび／または電気的筋肉刺激とを、同じ区域に同時に適用することが開示される（特許文献６の要約、段落００９８等参照）。

　なお、対象者（被験者、ユーザ）の体型や状況等を提示する仕方として、特許文献２では現在の状況と希望の状況を人体モデルの図で並べて表すことが開示されており（特許文献２の図５、１３参照）、特許文献３では、側面像の中にバスト・ウエスト・ヒップと云った各部位の厚み寸法等を一緒に表示することが開示されている（特許文献３の段落００４３、及び図６等参照）。

　また、下記の特許文献７では、首回り、肩回り、胸回り、腕回り、腹回り、腰回り、足回り等を入力できると共に、現状と理想との差などを人体モデルでそれぞれ表し、これらの人体モデルを並べて又は重ねて表示すること等が開示される（特許文献７の段落００３３等の記載、及び図２、３、１２～１４等参照）。

特開２００８－３５８７６号公報特開２００３－３２００６４号公報特開２０１６－１２３５８９号公報特開２００６－２１２１６２号公報特開２００５－２５３５０１号公報特表２００６－５２０２４７号公報特開平１１－２４５４８号公報

　体型の良し悪しは通常、見た目で判断されることが一般的であるので、各部位の外形寸法の大小（太さ又は細さ）が、体型の良し悪しに関して大きな影響を及ぼす。特許文献１では、部位ごとに提供する身体トレーニングメニューの内容を、その部位の筋肉量に基づき決めており、各部位の見た目に影響する外形寸法は、筋肉量だけでなく、骨の太さ、脂肪の程度等も関係するので、特許文献１による身体トレーニングメニューでは、各部位の見た目を改善するのに適さないメニュー内容になる場合があり得るという問題がある。

　また、体型においては、肥満又は痩せ形と云った全般的な体型では分類しにくいようなバランスの悪い体型の人がいる。例えば、ヒップの部位は標準（平均）より大きいが、脚の部位は標準（平均）より細いと云ったように、身体の一部の部位は標準（平均）より大きい（太い）が、標準（平均）より小さい（細い）部位もあるという身体全体としてバランスの悪い体型の人がいる。このようなバランスの悪い体型の人に対しても、特許文献１による身体トレーニングメニューでは、筋肉量に基づきメニューの中身を決めるので、各部位の状況に対して適切なメニューの中身にならないおそれがある。

　また、特許文献２で選択される運動の種目は、三次元データの身体体型と希望数値との差異が最も大きい部位を対象にしたものになっているが、希望数値はユーザの主観に基づき設定されるので客観性が欠如し、バランスの取れた体型を目指すには不適切な運動の種目が選択されることがあるという問題がある。また、クロール、スクワットなどの選択される運動の種目は、対象となる部位以外にも関係し、対象となる部位のみに絞ったメニュー内容になっていないことから、対象となる部位の状況を効率的に改善するのには適さないという問題もある。

　さらに、特許文献３では、三次元測定の結果のデータを理想体型モデルの身体形状データ等と比較することなどで、寸法が大きい部分又は小さい部分などを把握できるようにしているが、その段階で留まっており、把握した体型の状況を部位単位で効率的に改善するために、どのようなことを行えば良いかをユーザに提示できないという問題がある。

　一方、特許文献４～６においては、超音波による施術と、運動負荷、低周波微弱電流刺激、手動又は機械的マッサージとを組み合わせて、脂肪の溶解、溶解した脂肪の排出等を図っているが、これら施術等を行う人体の部位は、施術者又はユーザの主観により選択されるので、施術等の対象として適切な部位が客観的に選択できておらず、効率的に体型を改善しにくいという問題もある。

　また、体型を悪くしている部位がどこであるかはユーザ自身が自覚しにくいものであり、特に、標準より太い部位と標準より細い部位が混在するようなバランスの悪い体型の人にとっては、その人自身も、体型のバランスが悪いことや、どのようにバランスが悪いのか（どの部位が体型を悪くする要因になっているか）を認識しにくいという問題がある。

　本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、バランスの悪い体型の要因となる部位を客観的な指標に基づき特定すると共に、特定した部位の状況に応じたメニュー内容を含むボディメイクメニューを提供できるようにしたボディメイクメニュー提供システム、ボディメイクメニュー提供方法、サーバ装置、通信端末、サーバコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
　また、本発明は、バランスの悪い体型であること、及び、どのような部位がバランスの悪い体型の要因になっているか等を一目で把握可能な人体モデルをボディメイクメニューを提示できるようにしたボディメイクメニュー提供システム、ボディメイクメニュー提供方法、サーバ装置、通信端末、サーバコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。

　上記課題を解決するために本発明は、通信端末に係るユーザの身長及び各部位の測定寸法をサーバ装置が取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するボディメイクメニュー提供システムにおいて、前記サーバ装置は、身長を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶する手段と、取得した身長を部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出する手段と、取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行う手段と、比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位には脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定する手段と、特定したメニュー内容を含むボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成する手段と、生成したメニュー画面データを前記通信端末へ送信する手段とを備え、前記通信端末は、メニュー画面データを受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成する手段と、生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行う手段とを備えることを特徴とする。

　また、本発明は、通信端末に係るユーザの身長及び各部位の測定寸法をサーバ装置が取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するボディメイクメニュー提供システムにおいて、前記サーバ装置は、身長を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶する手段と、取得した身長を部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出する手段と、取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行う手段と、比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位には脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定する手段と、特定したメニュー内容を、人体を表す人体モデルと共に示すボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成する手段と、生成したメニュー画面データを前記通信端末へ送信する手段とを備え、前記通信端末は、メニュー画面データを受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成する手段と生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行う手段とを備え、前記ボディメイクメニューは、前記人体モデルの部位の中で、前記メニュー内容に係る部位に対して、前記メニュー内容を示すようにしてあることを特徴とする。

　さらに、本発明は、前記ボディメイクメニューが、前記人体モデルの部位の中で、測定寸法が指標寸法より大きい部位に第１色が付してあると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位に前記第１色より濃い第２色が付してあることを特徴とする。
　さらにまた、本発明は、前記第１色が、前記人体モデルの輪郭の外方を含む範囲にまで付してある請求項３に記載のボディメイクメニュー提供システム。

　そして、本発明は、前記サーバ装置が、測定寸法が指標寸法より大きい部位となる部位の中で、測定寸法と指標寸法との差の程度が最も大きい部位に対して脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位となる部位の中で、測定寸法と指標寸法との差の程度が最も大きい部位に対して筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定することを特徴とする。

　また、本発明は、通信端末に係るユーザの身長及び各部位の測定寸法をサーバ装置が取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するボディメイクメニュー提供システムにおいて、前記サーバ装置は、身長を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶する手段と、取得した身長を部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出する手段と、取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行う手段と、比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位に、脂肪溶解から部位温度を高めることに係るメニュー内容を特定する手段と、特定したメニュー内容を含むボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成する手段と、生成したメニュー画面データを前記通信端末へ送信する手段とを備え、前記通信端末は、メニュー画面データを受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成する手段と、生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行う手段とを備えることを特徴とする。

　さらに、本発明は、通信端末に係るユーザの身長及び各部位の測定寸法をサーバ装置が取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するボディメイクメニュー提供システムにおいて、前記サーバ装置は、身長を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶する手段と、取得した身長を部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出する手段と、取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行う手段と、比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位に、脂肪溶解から部位温度を高めることに係るメニュー内容を特定する手段と、特定したメニュー内容を、人体を表す人体モデルと共に示すボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成する手段と、生成したメニュー画面データを前記通信端末へ送信する手段とを備え、前記通信端末は、メニュー画面データを受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成する手段と、生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行う手段とを備え、前記ボディメイクメニューは、前記人体モデルの部位の中で、前記メニュー内容に係る部位に対して、前記メニュー内容を示すようにしてあることを特徴とする。

　本発明にあっては、ユーザ固有の体型を特徴付ける要素の一つである身長を用いて部位ごとに指標寸法を算出し、その指標寸法と測定寸法を部位ごとに比較するので、客観的に各部位の状況が判明し、測定寸法が指標寸法より大きい部位に対しては脂肪溶解に係るメニュー内容を含み、測定寸法が指標寸法より小さい部位に対しては筋肉負荷付与に係るメニュー内容を含むボディメイクメニューを生成して、ユーザの通信端末に表示するので、このようなボディメイクメニューに従えば、前者の部位では脂肪が溶解して細くなると共に、後者の部位では筋肉が発達して太くなるので、バランスの悪い体型が矯正されるようになる。また、ボディメイクメニューのメニュー内容は、客観的に特定した各部位に対して行うので、対象となる部位の状況を効率的に改善できるようになる。

　なお、脂肪溶解に係るメニュー内容の具体例としては、脂肪燃焼エクササイズ（ウェイト等を用いた筋肉トレーニング等を含む）、超音波照射を行うキャビテーション装置を用いて施術等があり、筋肉負荷付与に係るメニュー内容の具体例としては、ウェイト又は自重等による筋肉トレーニング、ＥＭＳ（Electrical Muscle Stimulation：筋電気刺激）器具を用いた施術等がある。

　また、本発明では、特定したメニュー内容を、人体を表す人体モデルと共に示すボディメイクメニューを通信端末で表示し、そのボディメイクメニューは、人体モデルの部位の中で、メニュー内容に係る部位に対して、そのメニュー内容を示すようにしたので、身体の中のどの部位に、どのようなメニュー内容を行うかを一目で分かるようになり、部位ごとに異なるメニュー内容をユーザが容易に理解できるようになる。

　さらに、本発明では、ボディメイクメニューにおける人体モデルに対して、測定寸法が指標寸法より大きい部位に第１色を付すと共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には第１色より暗い第２色を付したので、色によって、細い部位又は太い部位が視覚的に認識できるようになり、どのような部位がバランスの悪い体型の要因になっているか等を一目で分かる。特に、測定寸法が指標寸法より小さい部位に付される第２色は、第１色より暗い第２色を付したので、第２色を付した箇所は締まったイメージとなり、感覚的にも、細い部位であることが把握しやすくなる。

　さらにまた、本発明では、第１色の付す範囲が、前記人体モデルの輪郭より外方までを含むようにしたので、第１色が付された部位は輪郭より膨れて太い部位であることが一目で把握できるようになる。

　また、本発明では、測定寸法と指標寸法との差が最も大きい部位に絞って、脂肪溶解のメニュー内容及び筋肉負荷付与のメニュー内容を含むボディメイクメニューを生成するので、このようなメニューに従えば、バランスの悪い体型の最も大きな要因となっている部位の状況が改善されることになり、効率的にバランスの悪い体型を矯正するのに役立てられる。

　さらに、本発明では、体型の悪さの大きな要因となる太い部位を効率的に改善するために、測定寸法及び指標寸法の比較により判明した測定寸法が指標寸法より大きい部位に対して、脂肪溶解から部位温度を高めることに係るメニュー内容を含むボディメイクメニューを提供するようにしたので、対象となる太い部位を客観的に特定して、その太い部位の状況を集中的に改善する場合に好適となる。提供されるボディメイクメニューは、脂肪溶解に係るメニュー内容により、太い部位に存在していた脂肪が溶解し、その後に続いて、その部位の温度を高めることに係るメニュー内容を行うことで、溶解した脂肪が排出されるようになり、太い部位に存在していた脂肪を効率良く除去して、その部位の寸法を指標寸法に近づけられるようになる。

　対象となる部位の温度を高めることに係るメニュー内容の具体例としては、筋肉に負荷を付与するメニュー内容（上述した筋肉トレーニング、ＥＭＳによる施術等）や、各種暖房手段で、その部位を温めること等が想定できる。なお、筋肉トレーニング、ＥＭＳによる施術等を行うこと、筋肉が動かされて、それに伴い、その筋肉の存在する部位の温度が高まるようになる。また、各種暖房手段によるものとしては、暖房機器、サウナ、温水、温めた石等を用いて、その部位を温めて温度を高めることが考えられる。

　本発明は、測定寸法が指標寸法より小さい部位、及び測定寸法が指標寸法より大きい部位を客観的に特定して、バランスの悪い体型の要因となっている部位を明らかにできると共に、それぞれの状況に応じた別のメニュー内容を含むディメイクメニューを生成してユーザに提示するので、身体全体のバランスの悪さを改善するのに役立てられる。

　また、本発明は、人体を表す人体モデルの部位の中で、特定したメニュー内容に係る部位に対して、そのメニュー内容を示すようにしたので、身体の中のどの部位に、どのようなメニュー内容を行うかを一目で把握できる。
　さらに、本発明は、太い部位又に付す色を分けたので，色を手がかりにして、太い部位又は細い部位を区別できる上、細い部位に付される第２色は、第１色に比べて濃い色なので引き締まったイメージとなり、細い部位を感覚的に把握でき、以上のことから、どのような部位がバランスの悪い体型の要因になっているか等を容易に理解できる。
　さらにまた、本発明は、第１色の付す範囲が、前記人体モデルの輪郭より外方まで含むので、輪郭より膨れて太い部位であることが一目で把握できる。

　また、本発明では、測定寸法と指標寸法との差が最も大きい部位に絞って、筋肉負荷付与のメニュー内容及び脂肪溶解のメニュー内容を含むボディメイクメニューを生成するので、バランスの悪い体型の最も大きな要因となっている部位の状況を効率的に改善するのに役立てることができる。

　さらに、本発明では、太い部位を客観的に特定できると共に、その特定した太い部位に対して、脂肪溶解を行ってから温度を高めるメニュー内容を含むボディメイクメニューを提供するので、特定した太い部位に存在する脂肪を効率的に除去して、太い部位の寸法を細くすることに役立てられる。

本発明のボディメイクメニュー提供システム及び人体測定システムを含む健康管理システムの全体的な構成を示す概略図である。測定処理装置の主要な内部構成を示すブロック図である。ボディメイクメニュー提供装置の主要な内部構成を示すブロック図である。会員データベースの中身の一例を示す図表である。メニュー用データベースの概要を示す図表である。算出式テーブルの中身を示す図表である。ボディメイクメニュー提供方法に係る処理手順を示す第１フローチャートである。ボディメイクメニュー提供方法に係る処理手順を示す第２フローチャートである。通信端末の主要な内部構成を示すブロック図である。通信端末で表示されるログイン画面の一例を示す概略図である。第１実施形態に係る人体モデルを含むボディメイクメニュー画面の一例を示す概略図である。ウエストに対する詳細状況画面の一例を示す概略図である。（ａ）はヒップに対する詳細状況画面の一例を示す概略図であり、（ｂ）はバストに対する詳細状況画面の一例を示す概略図である。第１実施形態に係るテキストベースのボディメイクメニュー画面の一例を示す概略図である。測定結果画面の一例を示す概略図である。第２実施形態に係る人体モデルを含むボディメイクメニュー画面の一例を示す概略図である。第２実施形態に係るテキストベースのボディメイクメニュー画面の一例を示す概略図である。

　図１は、本発明の第１実施形態に係るボディメイクメニュー提供システム５及び人体測定システム２０を含む健康管理システム１の一例となる全体的なシステム構成を示す概略図である。この健康管理システム１は、本発明に係るボディメイクメニュー提供システム５に含まれるボディメイクメニュー提供装置５０を、ネットワークＮＷを介して人体測定システム２０と接続したものとなっており、人体測定システム２０から送られる被験者Ｈ（ユーザ）の身体的な測定結果を取得して、その取得した測定結果に基づき、バランスの悪い体型を改善するためのメニュー内容を含むボディメイクメニューを提供するものになっている。

　本実施形態の健康管理システム１の利用には、会員登録を必要としており、会員登録するには、ユーザの氏名、ニックネーム、パスワード、メールアドレス等を、健康管理システム１の利用を管理する事業体に提出する。事業体は、会員登録をしたユーザについて、ユーザを識別するユーザＩＤを発行する。会員登録したユーザの情報及びユーザの測定結果等は、ボディメイクメニュー提供装置５０が有する会員データベース６０に蓄積される。

　健康管理システム１が有するボディメイクメニュー提供システム５は、ユーザの通信端末３及び事業体側のボディメイクメニュー提供装置５０を含む構成になっている。なお、図１では、１台の通信端末３を示すに留まるが、実際には、会員登録した各ユーザの数に応じた複数の通信端末３が使用されることになる。通信端末３としては、図１においてタブレットを用いるが、スマートフォンのような携帯通信端末、又は通信機能を有するパソコン（ノート型パソコン、デスクトップ型パソコン等）も、通信端末３として利用可能である。なお、通信端末３は、ボディメイクメニュー提供装置５０にとっては外部の装置になり、一方、ボディメイクメニュー提供装置５０は、通信端末３にとっては外部の装置になる。

　また、健康管理システム１が有する人体測定システム２０としては、被験者Ｈであるユーザ（通信端末３に係るユーザ）を測定するものであれば、三次元測定を行うもの、ＭＲＩやレントゲンを用いるもの等を適用できる。本実施形態では、三次元測定器を行いタイプの人体測定システム２０になっている。この三次元測定器は、測定対象物の三次元データ（ＯＢＪデータ）の測定を行うために、計三本の柱状部２１、２２、２３を有する。これら三本の柱状部２１、２２、２３は、被験者Ｈの測定位置の周囲を、平面視で三角形を構成するように、三角形の各頂点となる位置にそれぞれ配置される。各柱状部２１、２２、２３は複数のレーザ光出射部２１ａ、２２ａ、２３ａ及び走査状況取得部２１ｂ、２２ｂ、２３ｂを具備し、各レーザ光出射部２１ａ、２２ａ、２３ａからレーザ光を出射して測定対象物を走査すると共に、走査した状況を走査状況取得部２１ｂ、２２ｂ、２３ｂで撮像する。

　さらに、人体測定システム２０は、測定処理装置３０を有しており、この測定処理装置３０は、各柱状部２１、２２、２３と三次元測定用接続線２４ａ、２４ｂ、２４ｃで接続される。測定処理装置３０から送られる測定開始指示が、三次元測定用接続線２４ａ、２４ｂ、２４ｃを介して、各柱状部２１、２２、２３へ入力されると、各柱状部２１、２２、２３の各レーザ光出射部２１ａ、２２ａ、２３ａからレーザ光を出射して測定を開始し、測定開始から約２秒でレーザ光の走査状況の測定（及び対象物の撮影）を完了し、測定した数値を含む測定結果（ＯＢＪデータ）及び撮像画像等が測定処理装置３０へ送られる。

　測定処理装置３０では、送られてきた数値結果（ＯＢＪデータ、人体の各部の位置に関する情報）に基づき各部位の寸法を算出する。測定処理装置３０が、算出処理により得ることのできる各種寸法としては、測定対象物の全体寸法、体表面積、体容積、任意部の長さ、任意部の周囲長等がある。被験者Ｈという人体を身体的に測定対象にするときは、人体の身長に加えて、人体の各部位の寸法を測定する。

　測定される各部位の寸法としては、各腕についての長さ（袖丈の長さ）、手首の周囲長及び腕の周囲長（上腕の最大周囲長）、体幹部の長さ（座高）、腰部（ウエスト）の周囲長、胸部（バスト）の周囲長、及び臀部（ヒップ）の周囲長、各脚についての長さ（股下の長さ）、足首の周囲長、脹ら脛の周囲長（最大周囲長）、太ももの周囲長（最大周囲長）、等と云った被験者Ｈの体格（身体）等がある（その他、左右の肩幅、襟ぐり、首の周囲長等も測定）。なお、図１に示すように、被験者Ｈは測定時に足を開くので、足を開いた分、実際の身長より測定値が小さくなるので、身長については、測定処理装置３０において所定の比率を乗じて、自動補正を行う。

　上述した三本の柱状部２１、２２、２３を三角形の各頂点に配置して三次元測定する方法は、三角測量の原理を用いた公知の三次元距離計測手法（三角測量の原理）により、レーザ光出射部２１ａ、２２ａ、２３ａから出射するレーザ光で測定対象物の表面を走査し、その走査状況を、走査状況取得部２１ｂ、２２ｂ、２３ｂで撮像して、柱状部２１、２２、２３を三角形の位置と、走査状況取得部２１ｂ、２２ｂ、２３ｂで撮像した画像におけるレーザ光の走査位置のポイント等との関係に基づき、測定対象物の各表面のポイント（表面をメッシュにした交点）を三次元座標上（水平面の一方向に応じたＸ軸、水平面においてＸ軸と直交する方向に応じたＹ軸、Ｘ軸及びＹ軸に直交する垂直方向に応じたＺ軸で構成される座標）に展開した位置を求めることになる。

　人体測定システム２０が人体（被験者Ｈ）を三次元測定する場合、人体の表面上の約３万のポイントについての位置を三次元座標値の数値で求めており、これら三次元測定される各ポイントは、それぞれを識別できるように番号が付されており（１番目のポイント～約３万番目のポイントが存在する）、各番号と三次元座標値が対応づけたものが測定結果（ＯＢＪデータ）に含まれる。なお、三次元座標値に係る三次元座標系を構成するＸ、Ｙ、Ｚ軸について、本実施形態では図１に示すように、Ｘ軸方向を人体の幅方向に一致させており、Ｙ軸方向を人体の身長方向に一致させており、Ｚ軸方向を人体の厚み方向に一致させている。そのため、例えば人体を正面から見た場合、主にＸＹ座標系で表現されることになり、人体を横方向から見た場合、主にＹＺ座標系で表現される。

　図２は、人体測定システム２０の中の測定処理装置３０の主要構成を示したブロック図である。本実施形態の測定処理装置３０としては、各柱状部２１、２２、２３との接続機能、及びネットワークＮＷを介した通信機能等を具備したコンピュータを用いており、図２では、そのコンピュータを用いた場合の構成を示している。測定処理装置３０は、全体的な制御及び各種処理を行うＣＰＵ３０ａに、各種デバイス等を内部接続線３０ｈで接続したものになっており、各種デバイス等には、外部機器接続部３０ｂ、通信部３０ｃ、ＲＯＭ３０ｄ、ＲＡＭ３０ｅ、表示入出力インタフェース３０ｆ、及び記憶部３０ｇ等がある。なお、測定処理装置３０は、測定の際に各種入力及び表示等を行うタッチパネル式の表示装置３５（図１参照）を有する。

　外部機器接続部３０ｂは、各種規格（例えば、ＩＥＥＥ系などの規格）に準じた双方向で各種信号、情報等を送ることが可能な接続インタフェース（例えば、ＵＳＢ系のシリアルインタフェース）であり、本実施形態では、この外部機器接続部３０ｂで各柱状部２１、２２、２３と接続して、各柱状部２１、２２、２３による測定結果を取得すると共に、各柱状部２１、２２、２３への測定開始指示を送るようにしている。

　通信部３０ｃは、ネットワークＮＷとの接続通信デバイスに相当する所要の通信規格に応じたものであり（例えばＬＡＮモジュール）、通信線Ｌ及び所要の通信機器（図示は省略。例えばルータ等が該当）を介してネットワークＮＷと接続することで、ボディメイクメニュー提供装置５０との通信を可能にしている。

　ＲＯＭ３０ｄは、ＣＰＵ３０ａの基本的な処理内容を規定したプログラム等を記憶するものであり、ＲＡＭ３０ｅは、ＣＰＵ３０ａの処理に伴う内容、ファイル等を一時的に記憶するものである。表示入出力インタフェース３０ｆは、接続線３６で表示装置３５が接続されるインタフェースであり、本実施形態の表示装置３５は、タッチスクリーン機能を具備する表示スクリーン３５ａを有するので、表示スクリーン３５ａに表示させる各種画面に応じた各画面データを出力することに加えて、表示スクリーン３５ａでのタッチによる操作内容の入力を受け付けて、その受け付けた操作内容をＣＰＵ３０ａへ送る処理等も行う。

　記憶部３０ｇは、ＨＤＤ（Hard Disc Drive）又はＳＳＤ（Solid State Drive）等により構成される記憶デバイスであり、基本プログラムＰ１、三次元測定プログラムＰ２、及び測定管理プログラムＰ３といったプログラム、並びに画面データテーブルＴ１等を記憶する。各プログラムの説明を後にして、先ず、画面データテーブルＴ１について説明する。

　画面データテーブルＴ１は、表示装置３５で表示させるための各種画面データを複数格納したものである。画面データテーブルＴ１が格納する画面データとしては、ユーザＩＤ（又はメールアドレスのようなユーザ識別情報）、パスワード等の初期入力画面、測定開始の指示を出すための開始指示画面、測定中の状態を示す測定中画面、及び測定終了を示す測定終了画面等に応じた画面データを格納したものになっている。測定処理装置３０のＣＰＵ３０ａは、処理状況に応じた画面データを画面データテーブルＴ１から読み出して、表示入出力インタフェース３０ｆから適宜出力させて、表示装置３５に、所要の画面を表示させている。

　次に、図２の記憶部３０ｇに記憶される各プログラムについて説明していく。まず、基本プログラムＰ１は、測定処理装置３０を一般的なコンピュータとして機能させるために、ＣＰＵ３０ａが行う基本的な処理を規定したオペレーティングシステムに相当するものであり、この基本プログラムＰ１には、上述した外部機器接続部３０ｂを通じた信号等の入出力機能、通信部３０ｃを通じた通信機能、及び表示入出力インタフェース３０ｆを通じた表示機能・操作受付機能等を含んでいるものとする。

　また、三次元測定プログラムＰ２は、各柱状部２１、２２、２３から送られてくる測定結果に含まれる数値（検知した複数の頂点のＸＹＺ座標値）を用いて、上述した三角測量の原理を用いた公知の三次元距離計測手法により、被験者Ｈの測定項目（身長、各四肢の長さ、各部位の周囲長等）に係る数値を算出する処理をＣＰＵ３０ａが行うことを規定したものになっている。

　測定管理プログラムＰ３は、人体測定システム２０における全般的な処理に関して、ＣＰＵ３０ａが行う各種処理の内容を規定したものである。具体的には、表示装置３５に各種画面を表示する処理、ユーザ操作に応じた対応処理、測定結果をボディメイクメニュー提供装置５０へ送る処理等をＣＰＵ３０ａに行わせるプログラミング内容を測定管理プログラムＰ３は含んでいる。

　なお、測定結果に係る情報をボディメイクメニュー提供装置５０へ送信することで、測定処理装置３０を含む人体測定システム２０の被験者Ｈの測定に関する一連の処理は一旦完了し、これ以降については人体測定システム２０では次回の測定を待つ状態になる。一方、人体測定システム２０から測定結果を受信するボディメイクメニュー提供装置５０は、測定結果の受信に伴い、測定を行った被験者Ｈに応じたボディメイクメニュー等を提供するための処理を開始することになる。

　図３は、ボディメイクメニュー提供装置５０の主要な内部構成を示すブロック図である。本実施形態のボディメイクメニュー提供装置５０は、一般的なサーバコンピュータ（サーバ装置）で構築したものになっているが、分散処理等を行うことで複数のサーバ装置及びデータベース装置等を組み合わせて構築することも勿論可能である（例えば、ボディメイクメニュー等の提供に関する処理を主に行うサーバ装置、及び登録会員の会員データを格納するデータベースに関する処理を主に行うデータベースサーバ装置を組み合わせて、ボディメイクメニュー提供装置５０を構築することなどが想定できる）。

　ボディメイクメニュー提供装置５０は、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するものであり、全体的な制御及び各種処理を行うＭＰＵ５０ａに、各種デバイス等を内部接続線５０ｈで接続したものになっており、各種デバイス等には、通信モジュール５０ｂ、ＲＡＭ５０ｃ、ＲＯＭ５０ｄ、入力インタフェース５０ｅ、出力インタフェース５０ｆ、及び記憶部５０ｇ等がある。

　通信モジュール５０ｂは、ネットワークＮＷとの接続モジュールに相当する通信デバイスであり、所要の通信規格に応じたものである（例えばＬＡＮモジュール）。通信モジュール５０ｂは、所要の通信機器（図示は省略。例えばルータ等が該当）を介してネットワークＮＷと接続されており、測定処理装置３０及び通信端末３等との通信を可能にする。なお、本実施形態において、ボディメイクメニュー提供装置５０は、被験者Ｈの身体的な測定結果等（身体の各部位の寸法等を含む測定結果に係る各種情報）を、通信モジュール５０ｂで測定処理装置３０から取得することになる。

　ＲＡＭ５０ｃは、ＭＰＵ５０ａの処理に伴う内容、ファイル等を一時的に記憶するものであり、ＲＯＭ５０ｄは、ＭＰＵ５０ａの基本的な処理内容を規定したプログラム等を記憶するものである。入力インタフェース５０ｅは、システム管理者等からの操作指示等を受け付けるキーボード５０ｉ、マウス等が接続されるものである。出力インタフェース５０ｆは、ディスプレイ５０ｊ（表示出力装置）が接続されるものであり、ＭＰＵ５０ａの処理に伴う内容をディスプレイ５０ｊへ出力し、システム管理者等が現在の処理内容等を確認できるようにしている。

　記憶部５０ｇは、データベース、プログラム、及びテーブル等を記憶するものであり、具体的には、データベースとして会員データベース６０及びメニュー用データベース７０等を記憶し、プログラムとしてはサーバプログラムＰ１０、メニュー提供プログラムＰ１１を記憶し、テーブルとしては、算出式テーブル８０等を記憶する。なお、メニュー提供プログラムＰ１１を記憶部１０ｇにインストールするには、光ディスク等の記憶媒体にメニュー提供プログラムＰ１１を記憶しておき、その記憶媒体を通じて、記憶部５０ｇにインストールすること等が考えられる。

　図４は、記憶部５０ｇに記憶される会員データベース６０の中身の一例を示し、ユーザ欄として、ユーザＩＤごとに、会員の氏名、メールアドレス（ユーザ識別情報に相当）、pパスワード（ＰＷ）、及び各日の測定に係るデータ（人体測定システム２０で測定された測定寸法等を含む測定結果等の情報及び生成されるメニュー画面データ）が記憶される（なお、図４では示していないが、会員データベース６０には、その他、性別、パスワード等も記憶される）。会員データベース６０のユーザ欄は、新たなユーザの会員登録により増加し、会員ユーザが退会することで、そのユーザのユーザ欄が削除されることになり、また、各ユーザが測定を行うごとに、測定結果欄には、人体測定システム２０の測定処理装置３０から送られた測定日の情報、データ等が格納されるようになり、これらの要因により、会員データベース６０の中身は随時、更新される。

　記憶部５０ｇに記憶されるサーバプログラムＰ１０は、サーバコンピュータ用のオペレーティングシステムに応じた各種処理を規定したものであり、この規定内容に基づいた処理をＭＰＵ５０ａが行うことで、ボディメイクメニュー提供装置５０は、サーバコンピュータ（サーバ装置）としての各機能を果たす。

　また、メニュー提供プログラムＰ１１は、本発明に関する主要な各処理を規定したものであり、会員認証に係る処理、測定寸法に基づく指標寸法の算出処理、測定寸法と指標寸法の比較処理、各部位の状況判定処理、ボディメイクメニューの生成処理等をＭＰＵ５０ａが各種手段として行うことを規定した内容になっている。メニュー提供プログラムＰ１１の詳細は後述し、先に、メニュー用データベース７０、算出式テーブル８０等について説明する。

　図５は、メニュー用データベース７０の中身の概要を示し、メニュー用データベース７０は、人体の外形を作図により模式的に表した人体モデル７１の図形データを格納した人体モデル欄７０ａ及びメニュー内容を表すためのテキストデータを格納したテキストデータ欄７０ｂを有する。

　人体モデル欄７０ａに格納された図形データが示す人体モデル７１は、三次元の立体画像データ（特定の色で塗られた作図による三次元人体イラストモデルのデータ）であり、回転させる操作（例えば、スワイプ操作）を行うことで、所望の方向から人体モデル７１を見ることができるように作り込まれている。また、人体モデル７１の外形輪郭を示す外形線、及び、その外形輪で含まれる内部は三次元データを有する点（Ｘ、Ｙ、Ｚ座標系における座標値を有する点）により構成されたものになっている。そのため、人体モデル７１の各部位（胸部（バスト）、腰部（ウエスト）、臀部（ヒップ）、左右の上腕、左右の太腿、左右の脹ら脛）の範囲及び境界は、三次元データによって特定可能になっている。さらに、人体モデル７１が表示された際は、上述した各部位（胸部（バスト）、腰部（ウエスト）、臀部（ヒップ）、左右の上腕、左右の太腿、左右の脹ら脛）は選択可能（タップ可能）になっている。

　テキストデータ欄７０ｂに格納されるテキストデータは、人体の各部位に対する筋肉負荷付与又は脂肪溶解に係るメニュー内容を表す文字データであり、具体的には、上述した各部位（胸部（バスト）、腰部（ウエスト）、臀部（ヒップ）、左右の上腕、左右の太腿、左右の脹ら脛）を表記するための文字、筋肉負荷付与に係るメニュー内容（本実施形態では、ＥＭＳ）、施術時間を示す文字、及び脂肪溶解に係るメニュー内容（本実施形態では、キャビテーション）を表記するための文字等がテキストデータ欄７０ｂに格納されている。

　また、図６は、図３の記憶部５０ｇに記憶される算出式テーブル８０（算出式を記憶する手段）の中身の一例を示す。算出式テーブル８０は、測定寸法に基づき、測定されたユーザに対する標準体重、理想体重、体脂肪量、筋肉量、基礎代謝、及び各部位の指標寸法（標準寸法又は理想寸法）等を求めるために、身長の数値を代入するようにしてある算出式を男女別に男性算出式欄８０ａ及び女性算出式欄８０ｂにそれぞれ格納したものである。

　本実施形態の算出式テーブル８０が、男性算出式欄８０ａに格納する男性用の算出式の例としては、標準体重、理想体重、標準体脂肪量、標準筋肉量等を求める算出式に加えて、標準胸囲、標準ウエスト、標準臀部、標準上腕、標準太腿、標準脹ら脛、理想胸囲、理想ウエスト、理想臀部、理想上腕、理想太腿、理想脹ら脛等を求める部位ごとの算出式がある。具体的な標準体重の算出式としては「標準体重＝（身長×身長）×２２」という内容の式が格納されており（式の中の「身長」の箇所には、メートル単位の数値を代入、以下同様）、理想体重の算出式としては「理想体重＝（身長×身長）×２１．５」という内容の式が格納されている。また、標準の体脂肪量を求める算出式としては「理想体重×０．１１」という内容の式が格納されており、標準の筋肉量を求める算出式としては「理想体重×０．３８」という内容の式が格納されている。

　さらに、標準胸囲の算出式としては「身長×０．５２」、標準ウエストの算出式としては「身長×０．４１」、標準臀部（臀部の周囲長）の算出式としては「身長×０．５１」、標準上腕の算出式としては「身長×０．１６」、標準太腿の算出式としては「身長×０．３２」、標準脹ら脛の算出式としては「身長×０．２２」という内容の式が格納されている。さらにまた、理想胸囲の算出式としては「身長×０．５１」、理想ウエストの算出式としては「身長×０．４０」、理想臀部の算出式としては「身長×０．５０」、理想上腕の算出式としては「身長×０．１５」、理想太腿の算出式としては「身長×０．３１」、理想脹ら脛の算出式としては「身長×０．２１」という内容の式が格納されている。なお、男性の場合の理想算出式で得られる寸法は、細身の筋肉質の体型を意図したものになっている。本実施形態では、標準又は理想の算出式で求められた各部位の寸法値を、指標寸法として用いる（女性用の算出式も同様）。

　なお、上述した各式は、男性用のものであるが、算出式テーブル８０は、女性算出式欄８０ｂにも女性用の算出式を、男性のものと同様に格納しており、例えば、女性用の標準体重の算出式は男性用のものと基本的に同じパターンの式が格納されており（係数の値が男性の算出式と異なる）、女性用の理想体重の算出式としては「理想体重＝（身長×身長）×１９」という内容の式が格納されている。また、標準の体脂肪量を求める算出式としては「理想体重×０．１１」という内容の式が格納されており、標準の筋肉量を求める算出式としては「理想体重×０．３８」という内容の式が格納されている。

　さらに、女性用の標準胸囲（バスト）の算出式としては「身長×０．５３」、女性用の標準アンダーバストの算出式としては「身長×０．４３２」、女性用の標準ウエストの算出式としては「身長×０．３９」、女性用の標準臀部（ヒップ）の算出式としては「身長×０．５４」、女性用の標準上腕の算出式としては「身長×０．１６」、女性用の標準太腿の算出式としては「身長×０．３１」、女性用の標準脹ら脛の算出式としては「身長×０．２１」という内容の式が格納されている。さらにまた、女性用の理想胸囲の算出式としては「身長×０．５２」、理想ウエストの算出式としては「身長×０．３７」、理想臀部の算出式としては「身長×０．５３」、理想上腕の算出式としては「身長×０．１４５」、理想太腿の算出式としては「身長×０．２９」、理想脹ら脛の算出式としては「身長×０．２０」という内容の式が格納されている。

　次に、記憶部５０ｇに記憶されるメニュー提供プログラムＰ１１について説明していく。メニュー提供プログラムＰ１１は、本発明に係るボディメイクメニューを適用するために、ＭＰＵ５０ａが各種手段として行う処理内容を規定したサーバコンピュータプログラムである。具体的なプログラミングの内容としては、会員認証に係る処理、測定結果に応じたボディメイクメニューを生成する処理、測定結果と標準又は理想体型との比較処理、比較によるメニュー内容の特定処理、及び特定したメニュー内容を含むボディメイクメニューの生成処理等がある。

　会員認証に係る処理として、ユーザが三次元測定を行う際、ユーザＩＤ（又はメールアドレス）及びパスワードを含む会員認証に係る問合せ情報を測定処理装置３０からボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）が受信すると、受信した問合せ情報に含まれるユーザＩＤ及びパスワードが会員データベース６０に含まれるか否かを判断する。そして、ユーザＩＤ及びパスワードが会員データベース６０に含まれる場合、ＭＰＵ５０ａは、ユーザのログインが完了（本人認証完了）したとして、登録の旨の回答を測定処理装置３０へ返信する処理を行い、また、含まれていない場合は、非登録の旨（非会員である旨）の回答を測定処理装置３０へ返信する処理を行う。なお、ログインが完了したユーザについては、そのユーザがログイン中であることを記憶するために、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）はＲＡＭ５０ｃ又は記憶部５０ｇに、ログイン中のユーザＩＤをログオフになるまで一時的に記憶する。

　また、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、測定処理装置３０から送られてきたユーザＩＤを含む測定結果（身長及び各部位の測定寸法等を含む測定結果に係る数値を含む情報）を受信して取得すると、会員データベース６０の測定データの欄に、その受信した中に含まれるユーザＩＤに対応づけて、測定結果を受信日時（又は測定日時）と共に格納する処理を行う。

　さらに、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、ユーザが測定後に自身の測定結果等を見るために、ユーザが使用する通信端末３から送られてくるログイン要求（ユーザＩＤ及びパスワードを含むログイン要求データ）を受信したときも、上記と同様のログイン処理を行い、ユーザＩＤ及びパスワードが会員データベース６０に含まれるか否かを判断し、含まれるときは、ログイン完了となって、ログイン完了となったユーザＩＤに対応付けて測定結果欄に記憶される画面データを、ログイン要求の送信元の通信端末３へ送る処理を行い、含まれないときは、ログイン不可通知を、ログイン要求の送信元へ送る処理を行う。

　図７、８は、メニュー提供プログラムＰ１１が規定する処理の中で、被験者Ｈ（ユーザ）の想定結果に応じたボディメイクメニューを提供するために、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）が各種手段として行う一連の処理を示す第１、２フローチャート（ボディメイクメニュー提供方法の処理手順を示すフローチャート）である。第１フローチャートに示すＭＰＵ５０ａによる処理は、測定処理装置３０から送られた測定結果を、ボディメイクメニュー提供装置５０は取得したことに応じて開始されることになる。

　最初のＳ１の段階で、測定処理装置３０から受信した測定結果に含まれる身長（身長の数値）を、図６に示す算出式テーブル８０に格納された部位ごとの算出式をそれぞれ代入して、ログイン中のユーザ（三次元測定を行ったユーザ）に関する指標寸法をボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は算出する。この際、ログイン中のユーザが男性であれば、算出式テーブル８０の男性算出式欄８０ａに格納されている各算出式を用いてＭＰＵ５０ａは算出処理を行い、ログイン中のユーザが女性であれば、算出式テーブル８０の女性算出式欄８０ｂに格納されている各算出式を用いてＭＰＵ５０ａは算出処理を行う。

　具体的な算出処理としては、受信した測定結果の中に含まれる身長の数値を、図６の算出式テーブル８０に格納される各部位の各算出式に代入し、各項目の指標寸法値を算出すると共に、算出した各項目の指標寸法（各部位の標準値、理想値）及び測定結果（各部位の測定寸法）を、ログイン中のユーザＩＤに対応付けて、ＲＡＭ５０ｃ又は記憶部５０ｇ（会員データベース６０の測定データの欄）に記憶する。なお、算出した各寸法の中には、標準又は理想の胸囲、ウエスト、臀部、上腕、太腿、脹ら脛の各部位に対する数値（算出値）も含まれており、標準となる各部位の算出値を第１の指標寸法として用いると共に、理想となる各部位の算出値を第２の指標寸法として用いることをメニュー提供プログラムＰ１１は規定する。

　次に、Ｓ２の段階で、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、ログイン中のユーザについて、測定処理装置３０から受信した測定結果に含まれる各部位（胸囲、ウエスト、臀部、上腕、太腿、脹ら脛）の測定寸法と、Ｓ１の段階で算出した指標寸法（第１又は第２の指標寸法）を部位ごとに比較する。

　それから、Ｓ３の段階で、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、Ｓ２の段階の比較の結果より、測定寸法が指標寸法より大きい部位（測定寸法＞指標寸法）、及び測定寸法が指標寸法より小さい部位（測定寸法＜指標寸法）をそれぞれ特定する（部位ごとに、測定寸法と指標寸法の大小関係を特定）。このＳ３の段階における特定は、基本的に第１の指標寸法（標準となる算出式により得られた算出寸法）に基づき行うようにしており、また、この際、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、測定寸法と指標寸法（第１の指標寸法）との差の値を特定し、その特定した値に応じた相違レベルも判定（特定）する。

　具体的にボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、相違する寸法の差を算出し、その算出した差が、指標寸法に対して何％に相当するかも算出する。相違する寸法差が指標寸法の５％未満の数値範囲内となる部位を第１レベルであると特定し、寸法差が、指標寸法の５％以上１０％未満の数値範囲内となる部位を第２レベルであると特定し、寸法差が、指標寸法の１０％以上２０％未満の数値範囲内となる部位を第３レベルであると特定し、指標寸法の２０％以上の数値範囲内となる部位を第４レベルであると特定する。このような測定寸法と指標寸法の差の程度を示す第１～４レベルは、レベルの値が大きいものほど、両者の差の程度が大きいことを示す指標となる（第４レベル＞第３レベル＞第２レベル＞第１レベル）。

　なお、測定寸法が指標寸法と同じ場合は、その部位は、寸法が同じであると特定する。また、上記のように特定した部位ごとの測定寸法と指標寸法の大小関係、及び各レベルを、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、会員データベース６０の中のログイン中のユーザのユーザＩＤに対応づけられた測定結果欄（算出に用いた測定結果と同じ日付の欄）に記憶する処理を行う。

　そして、Ｓ４の段階で、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、測定寸法が指標寸法より大きい部位（測定寸法＞指標寸法）に対して脂肪溶解に係るメニュー内容を含むと共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位（測定寸法＜指標寸法）に対して筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定し、その特定したメニュー内容を含むボディメイクメニューを生成する。

　本実施形態では、メニュー内容が煩雑になるのを避けるため、上述した第１～４レベルの特定の中で、測定寸法が指標寸法より大きい部位及び測定寸法が指標寸法より小さい部位のそれぞれについて、最も大きいレベルの部位（測定寸法と指標寸法との差の程度が最も大きい部位に相当）に対してメニュー内容を特定するようにしている。また、本実施形態では、脂肪溶解に係るメニュー内容として、超音波を照射する装置（キャビテーション装置）による施術（以下、キャビテーションと称す）を用いており、筋肉負荷付与に係るメニュー内容として、筋肉に電気刺激を付与する装置（ＥＭＳ装置：Electrical Muscle Stimulation）による施術（以下、ＥＭＳと称す）を用いるようにしており、これらの施術時間は一律、２０分に設定している。

　また、上述した各装置を用いることで、同時期に施術を行うことが可能となり、同時に脂肪溶解に係るメニュー内容と筋肉負荷付与に係るメニュー内容を行うことで、全体の施術時間を従来（例えば、特許文献５に示す超音波照射を行ってから、低周波微弱電流刺激を行う施術）に比べて短縮し，効率的な施術を実現している。なお、施術時間を一律、同時間の２０分に設定することで、異なるメニュー内容に応じた施術を同時に行えば、同時に終了することになる。

　それから、Ｓ５の段階で、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、ボディメイクメニューに応じたメニュー画面データの生成を行う。本実施形態では、ユーザに応じた使い勝手を提供するために、二種類のメニュー画面データを生成するようにしており、一つ目はテキストベースでボディメイクメニュー（図１４のボディメイクメニュー画面１５０参照）を示す画面データであり、二つ目は図５に示すメニュー用データベース７０に格納される人体モデル７１を用いてボディメイクメニュー（図１１のボディメイクメニュー画面１００参照）を示す画面データである。

　一つ目のボディメイクメニューに応じたメニュー画面データは、Ｓ４の段階で生成したボディメイクメニューが含む各部位ごとのメニュー内容をテキストで表したものであり、ＭＰＵ５０ａは、Ｓ４の段階で生成したボディメイクメニューに応じた各部位を表すテキストデータ、施術時間を示すテキストデータ、及びメニュー内容を表すテキストデータを、上述した図５のメニュー用データベース７０のテキストデータ欄７０ｂから読み出して、部位ごとのメニュー内容を表したテキストベースのメニュー画面データを作成する。

　また、二つ目のメニュー画面データは、Ｓ４の段階で生成したボディメイクメニューが含む各部位ごとのメニュー内容を、図５のメニュー用データベース７０の人体モデル欄７０ａに格納した人体モデル７１と共に示すボディメイクメニューに応じたものである。この二つ目のメニュー画面データを生成するにあたり、ＭＰＵ５０ａは、メニュー用データベース７０の人体モデル欄７０ａから人体モデル７１の画像データを読み出すと共に、一つ目のメニュー画面データ生成のために読み出したテキストデータも合わせて用いることで、二つ目のメニュー画面データを生成する。

　二つ目のメニュー画面データの生成について、ＭＰＵ５０ａは、読み出した画像データに応じた人体モデル７１の部位の中で、メニュー内容が特定された部位を着色する処理を行う。この際、測定寸法が指標寸法より大きい部位（測定寸法＞指標寸法）に対して、透過性のある色（透過性を示すアルファ値を含む色。本発明の第１色に相当。本実施形態では透過性のあるレモン色）を着色する。また、この透過性のある第１色を着色する際、ＭＰＵ５０ａは、対象となる部位のレベルに応じて、人体モデル７１の外形輪郭より外方も含む範囲にまで広げて第１色を付すようにしている。

　第１色を付す範囲としては、着色対象となる部位のレベルが第１レベルである場合、その部位の太さ寸法の５％増しとなる範囲が着色範囲となり、以下、着色対象部位が第２レベルである場合、対象部位の太さ寸法の１０％増しとなる範囲を着色範囲とし、着色対象部位が第３レベルである場合、対象部位の太さ寸法の１５％増しとなる範囲を着色範囲とし、着色対象部位が第４レベルである場合、対象部位の太さ寸法の２０％増しとなる範囲を着色範囲にする。なお、第１色は透過性を有するので、このような範囲で着色されてもて、人体モデル７１の外形輪郭は視認できる状態となっており、それにより、ユーザは、第１色で着色された範囲が、指標寸法より大きい部位（測定寸法＞指標寸法）であることを容易に理解できると共に、人体モデルの輪郭より外方へ着色された広さの範囲により、どの程度、太い状態であるかも、概要的に把握可能となる。

　また、測定寸法が指標寸法より小さい部位（測定寸法＜指標寸法）に対して、透過性のない色（第１色より濃い第２色に相当。本実施形態ではグレー）を着色する。また、なお、この第２色については、対象となる着色部位における外形輪郭に収まるようにＭＰＵ５０ａは着色を行う。このように第２色（グレー）は、上述した第１色（レモン色）に比べて濃い色であることから、第２色を付した部位は見た目に締まったイメージとなり、感覚的にも、細い部位であることが把握しやすくなっている。

　そして、上記のように着色した人体モデルに対し、メニュー内容を吹き出しにより表記する。すなわち、第１色を付した範囲の部位を指すように吹き出しを配置し、その吹き出しの内部に、筋肉負荷付与に係るメニュー内容である「キャビテーション」の文字を含ませると共に、第２色を付した部位に対しても吹き出しを配置し、その第２色の部位に対する吹き出しの内部に、筋肉負荷付与に係るメニュー内容である「ＥＭＳ」の文字を含ませて二つ目のメニュー画面データを生成する。

　そして、図７の第１フローチャートにおけるＳ６の段階で、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、Ｓ５の段階で生成したメニュー画面データを、ログイン中のユーザＩＤに対応付けて会員データベース６０の測定データの欄（生成に関する測定結果と同じ日付の欄）に記憶する。なお、記憶されるメニュー画面データには、Ｓ２の段階での比較により得られた各部位における測定寸法と第１又は第２指標寸法との差（寸法差）を示す情報等も付帯するものとする。このＳ６の処理を行うことで、ユーザの測定寸法の取得に関する処理は終了し、生成したボディメイクメニューを含む画面（メニュー画面）をユーザの要求に応じて提供する処理手順が第２フローチャートで示される。

　第２フローチャートは、最初のＳ１０の段階で、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、測定を行ったユーザの使用する通信端末３から送られてくるログイン要求（メールアドレス及びパスワードを含むログイン要求データ）を受信したか否かを判断する処理を示している。ログイン要求を受信しない場合（Ｓ１０：ＮＯ）、ログイン要求の受信待ちとなり、ログイン要求を受信した場合（Ｓ１０：ＹＥＳ）、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、ログイン要求に含まれるメールアドレス及びパスワードが会員データベース６０に登録されているか否かを判断する（Ｓ１１）。

　メールアドレス及びパスワードが会員データベース６０に登録されている場合（Ｓ１１：ＹＥＳ）、本人認証を取れたことになり、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、そのユーザ（ユーザＩＤ）をログイン完了にして、そのユーザＩＤに対応付けて会員データベース６０の測定結果欄に格納されている最新の日付のメニュー画面データを、付帯する測定情報及び撮像画像等も含めて読み出し（Ｓ１２）、読み出したメニュー画面データ（測定情報等も含む）を、ログイン要求の送信元となる通信端末３へ送信する（Ｓ１３）。

　なお、通信端末３へ送信される測定情報等には、測定結果（各部位ごとに対応づけた測定寸法）、算出した指標寸法（各部位ごとに対応付けた第１及び第２指標寸法）、算出した寸法差（各部位の測定寸法と指標寸法との差）、各部位における寸法差の使用寸法に対する割合（％）、部位ごとの測定寸法と指標寸法の大小関係、部位ごとの各レベル等が含まれる。なお、ログインが完了したユーザについては、上述した測定時のログインの場合と同様に、そのユーザがログイン中であることを記憶するために、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）はＲＡＭ５０ｃ又は記憶部５０ｇに、ログイン中のユーザＩＤをログオフになるまで一時的に記憶する。

　また、メールアドレス及びパスワードが会員データベース６０に登録されていない場合（Ｓ１１：ＮＯ）、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、ログイン不可通知をログイン要求の送信元となる通信端末３へ送信する（Ｓ１４）。次に、ボディメイクメニューの提供を受ける通信端末（測定したユーザが用いる通信端末）について説明する。

　図９は、各種画面の表示を行う通信端末３の主要な内部構成を示す。通信端末３としては、上述したように、タブレット、スマートフォンのような携帯通信端末、通信機能を有するパソコン（ノート型パソコン、デスクトップ型パソコン等）などを用いることができ、通信端末３は、通信手段を有する一種のコンピュータに相当する（図９はタブレットの場合の構成を示す）。なお、通信端末３として、スマートフォンのような携帯通信端末、通信機能を有するパソコン（ノート型パソコン、デスクトップ型パソコン等）を用いた場合でも、本発明に関する構成部分は基本的に、図９に示す構成に対応したものとなる。

　通信端末３は、全体的な制御及び各種処理を行うＣＰＵ３ｂ（プロセッサ３ｂ、各種処理を行う各種手段に相当）に、内部接続線３ｋを介して、通信モジュール３ｃ（通信手段に相当）、ＲＡＭ３ｄ、ＲＯＭ３ｅ、入出力インタフェース３ｆ、記憶部（記憶手段に相当）３ｇ等の各種デバイス等を接続したものになっている。

　通信モジュール３ｃは、ネットワークを介した無線通信処理を、ＣＰＵ３ｂの制御に従って行うものであり、ボディメイクメニュー提供装置５０から送られてくる各種画面データ及び各種数値情報等の受信も行う。ＲＡＭ３ｄは、ＣＰＵ３ｂの処理に伴う内容、ファイル等を一時的に記憶すると共に、ボディメイクメニュー提供装置５０から送られてきて受信した測定情報（各種画面データ及び各種測定結果の数値を示す測定結果等を含む情報）の記憶も行う。ＲＯＭ３ｅは、ＣＰＵ３ｂの基本的な処理内容を規定したプログラム等を記憶すると共に、通信端末３を識別する識別情報（ＵＩＤ）等も格納している。なお、このＵＩＤは、上述した通信モジュール３ｃで通信（送信する際、送信内容に含まれるようになっている（例えば、送信パケットのヘッダ等にＵＩＤを含めて送信が行われる）。

　入出力インタフェース３ｆは、タッチパネル機能を具備した長方形のパネルディスプレイを有する表示スクリーン３ａと接続されており、ＣＰＵ３ｂの制御処理により生成された各種画面（例えば、図１１に示すボディメイクメニュー画面１００）を表示スクリーン３ａに出力する処理を行い、それにより、出力した画面内容が表示スクリーン３ａに表示されることになる。また、入出力インタフェース３ｆは、表示スクリーン３ａの表面をユーザがタッチ（タップ）、スワイプ、フリック等することで受け付けた各種操作内容をＣＰＵ３ｂへ送る処理も行う。なお、ユーザが表示スクリーン３ａの表面をタッチすることで受け付ける操作内容は、表示している画面内容に応じて適宜、変化する。

　記憶部３ｇは、ＯＳプログラムＰ２００、測定情報表示アプリＰ２０１、及びその他の各種アプリ等のプログラムを記憶（インストール）すると共に、各種データも記憶する。ＯＳプログラムＰ２００は、オペレーティングシステムに相当する基本プログラムであり、通信端末３が一種のコンピュータとして機能するためのＣＰＵ３ｂの処理を規定している。ＯＳプログラムＰ２００が規定する基本的な処理の一つとしては、表示スクリーン３ａにホーム画面を表示することが挙げられ、このホーム画面においては、記憶部３ｇにインストールされている各種アプリに応じたアイコン等を配置することも、ＯＳプログラムＰ２００の規定する処理によるものとなっている。

　記憶部３ｇに記憶される測定情報表示アプリＰ２０１は、三次元測定を行ったユーザに対するボディメイクメニューに応じたメニュー画面等の各種画面を生成して表示スクリーン３ａに表示するためのアプリケーションプログラム（コンピュータプログラム）である。具体的には、測定情報表示アプリＰ２０１は、ログイン画面の表示処理を規定すると共に、通信端末３がボディメイクメニュー提供装置５０から送られてくるメニュー画面データ及び測定情報を取得すると、その取得した測定情報及びメニュー画面データ等に基づき、各種内容の画面等を生成して表示するためのＣＰＵ３ｂの制御処理を規定する。

　測定情報表示アプリＰ２０１に応じたアイコンは、上述したホーム画面に含まれており、ホーム画面において、測定情報表示アプリＰ２０１に応じたアイコンがユーザによりタップされると、測定情報表示アプリＰ２０１は起動する。測定情報表示アプリＰ２０１は起動すると、最初にログインのためのユーザＩＤ及びパスワード（又はパスコード）の入力を受け付けるログイン画面を表示スクリーン３ａに表示するように作り込まれている。

　図１０は、表示スクリーン３ａに表示されるログイン画面９０の一例を示す。ログイン画面９０は、ホーム画面に配置された測定情報表示アプリＰ２０１用のアイコンがタップ（選択）されて、測定情報表示アプリＰ２０１が起動することにより、最初に表示される画面となる。ログイン画面９０は、ログオフの状態のときに、測定情報表示アプリＰ２０１の規定に従って、ＣＰＵ３ｂの制御により生成されるものであり、メールアドレス（ユーザ識別情報に相当）の第１入力欄９０ａ、パスワードの第２入力欄９０ｂ、及び選択可能なログインボタン９０ｃを有する。各入力欄９０ａ、９０ｂへ情報を入力する際は、図１０に示すように、ＯＳプログラムＰ２００の機能によりソフトキーボード９１が表示スクリーン３ａの画面下半分に表示され、このソフトキーボード９１に含まれる各種キーのタップ操作によりユーザは情報入力を行うことになる。

　第１及び第２入力欄９０ａ、９０ｂに所要情報の入力を受け付けた状態で、ログインボタン９０ｃの選択操作を受け付けると、各入力欄９０ａ、９０ｂに入力されたログイン情報（メールアドレス及びパスワード）を含むログイン要求をボディメイクメニュー提供装置５０へ送信する制御を、ＣＰＵ３ｂは測定情報表示アプリＰ２０１の規定に基づき行うことになる。

　ログイン要求の送信に対して、ボディメイクメニュー提供装置５０からログイン不可通知を通信端末３が受信した場合、表示中のログイン画面９０にログインが出来なかった旨を示すと共に、各入力欄９０ａ、９０ｂを入力可能な空欄状態にして、ユーザへ再度のログイン操作を促す。一方、ログイン要求の送信に対して、ボディメイクメニュー提供装置５０がログインを承認（ユーザ認証完了）すると、ボディメイクメニュー提供装置５０から測定情報等が付帯するメニュー画面データが送られてくるので、ボディメイクメニュー提供装置５０は、メニュー画面データ等を受信してＲＡＭ３ｄ又は記憶部３ｇに記憶する。

　図１１は、ログイン完了（ユーザ認証完了）により、ログイン画面９０から切り替わって、表示スクリーン３ａに表示されるボディメイクメニュー画面１００を示す。このボディメイクメニュー画面１００は、身体の測定を行ったユーザ（ログイン中のユーザ）に対するメニュー内容を、人体を表す人体モデル７１と共に示すボディメイクメニュー１０１に応じたものであり、このボディメイクメニュー１０１は、メニュー内容（例えば、キャビテーションを示すメニュー内容１１５及びＥＭＳを示すメニュー内容１１６）を、人体モデル７１の各部位の中で、そのメニュー内容に係る部位（例えば、ウエスト７１ｂ、太腿７１ｅ）に対して示すことが特徴になっている。

　ボディメイクメニュー画面１００は、通信端末３が、ボディメイクメニュー提供装置５０から受信したメニュー画面データ（上述した二つ目のメニュー画面データ）に基づいて、ＣＰＵ３ｂにより生成されたものであり、ＣＰＵ３ｂが表示処理を行うことで、表示スクリーン３ａに表示される。ボディメイクメニュー画面１００は、画面中央にボディメイクメニュー１０１に係る人体モデル７１を配置すると共に、画面上方に第１、２ボタン１０５、１０６を含む。人体モデル７１は、上述したように三次元の立体画像であり、表示スクリーン３ａへのスワイプ操作により、所望の方向から見ることができると共に、各部位（バスト７１ａ、ウエスト７１ｂ、ヒップ７１ｃ、左右の上腕７１ｄ、左右の太腿７１ｅ、及び左右の脹ら脛７１ｆ）はタップ可能になっている。

　また、図１１に示すボディメイクメニュー１０１は、測定されたユーザにおいて、ウエストの測定寸法が指標寸法より大きく、左右の太腿の測定寸法が指標寸法より小さい場合の例を示したものになっており、上述したボディメイクメニュー提供装置５０の処理により、人体モデル７１のウエスト７１ｂには、透過性のある第１色１１０（図１１では斜線によるハッチングで示す）が付されると共に、左右の太腿７１ｅには、第１色１１０より濃くて透過性のない第２色１１２（図１１ではクロスハッチングで示す）が付されている。また、第１色１１０の着色範囲は、人体モデル７１のウエスト７１ｂにおける外形輪郭より外方を含む範囲になっている。

　さらに、ボディメイクメニュー１０１は、第１色１１０を付したウエスト７１ｂ及び太腿７１ｅ（左の太腿）に対して吹き出し１１４ａ、１１４ｂを配置し、ウエスト７１ｂに対する吹き出し１１４ａの内部には、「キャビテーション」という脂肪溶解に係るメニュー内容１１５を含ませると共に、太腿７１ｅに対する吹き出し１１４ｂの内部には「ＥＭＳ」という筋肉負荷付与に係るメニュー内容を含ませている。

　このようなボディメイクメニュー画面１００が示すボディメイクメニュー１０１をユーザが見ると、第１色１１０及び第２色１１２が付された部位（ウエスト７１ｂ、太腿７１ｅ）が、バランスの悪い体型の要因になっていることが一目で分かると共に、第１色１１０及び第２色１１２の色合いより、第１色１１０の付された箇所（部位）が太く、第２色の付された箇所（部位）が細い状態であることも感覚的に把握できる。そして、第１色１１０及び第２色１１２の付された部位を指す吹き出し１１４ａ、１１４ｂに記されたメニュー内容１１５、１１６により、吹き出しで指された部位に対して、状態を改善するために行うべきことを，ユーザは容易に認識できるようになっている。

　図１２は、表示スクリーン３ａに表示された詳細状況画面１２０を示す。詳細状況画面１２０は、各部位の状況の詳細を表したものであり、図１１に示すボディメイクメニュー画面１００に含まれる人体モデル７１の部位の中で、タップ可能な部位７１ａ～７１ｆのいずれかがタップ（選択）されると、そのタップされた部位に応じた詳細状況画面１２０へ、ボディメイクメニュー画面１００から表示スクリーン３ａの表示が、測定情報表示アプリＰ２０１の規定に基づくＣＰＵ３ｂの制御により切り替わるようになっている。

　図１２に示す詳細状況画面１２０は、図１１に示すボディメイクメニュー画面１００で、ウエスト７１ｂがタップされたときの例を示すものであり、タップされたウエスト７１ｂの拡大した図を含むものになっている。このような詳細状況画面１２０は、ボディメイクメニュー提供装置５０から送られてきたデータ（人体モデル７１の画像データ）及び各種情報（測定結果を示す情報、メニュー内容を示す情報等）に基づき、ＣＰＵ３ｂにより生成される。

　詳細状況画面１２０は、ボディメイクメニュー画面１００と同様に、画面上方に第１、２ボタン１０５、１０６を配置し、画面上側１２０ａに人体モデル７１の選択部位の拡大図を配置し（図１１では、ウエスト７１ｂの拡大図）、画面下側１２０ｂに選択した部位に応じた部位詳細情報１２５を配置する。部位詳細情報１２５は、選択部位（図１２では、ウェスト７１ｂ）について標準寸法（第１指標寸法）に対し何％相違するか（太い又は細いか）、及び相違寸法を示す相違情報１２５ａと、その選択部位の標準寸法及び理想寸法の数値を示す指標情報１２５ｂ、及び選択部位に対するメニュー内容１２５ａを含む。

　このような部位詳細情報１２５が含む各情報１２５ａ～１２５ｃは、ＲＡＭ３ｄ又は記憶部３ｇに記憶される測定情報から読み出されたものである。すなわち、図１１に示すボディメイクメニュー画面１００を表示しているときに、人体モデル７１におけるいずれかの部位（例えば、ウエスト７１ｂ）がタップ（選択）されたことがＣＰＵ３ｂに伝えられると、ＣＰＵ３ｂは、選択部位を中心にして人体モデル７１の拡大図を生成すると共に、選択された部位に応じた情報（測定情報に含まれる情報等）をＲＡＭ３ｄ又は記憶部３ｇから読み出す。本実施形態においてＣＰＵ３ｂが読み出す情報は、選択部位における標準寸法との相違％、相違寸法、選択部位における測定寸法と指標寸法の大小関係、選択部位における第１指標寸法（標準寸法）及び第２指標寸法（理想寸法）等がある。また、選択部位についてメニュー内容が存在すれば、そのメニュー内容を示す情報も読み出される。

　図１２における部位詳細情報１２５の中の相違情報１２５ａは、上述したＣＰＵ３ｂが読み出した情報の中の「選択部位における標準寸法との相違％（図１２では２７％）」、「選択部位における相違寸法（図１２では２０ｃｍ）」」、及び「選択部位における測定寸法と指標寸法の大小関係（図１２では測定寸法＞指標寸法を示す「オーバー」という表記）」等を含む情報を示す表記になっており、このような表記がＣＰＵ３ｂにより生成される。なお、測定寸法＜指標寸法を示す場合は、「アンダー」という表記が用いられる。

　また、図１２における部位詳細情報１２５の中の指標情報１２５ｂは、ＣＰＵ３ｂが読み出した情報の中の「選択部位における第１指標寸法（標準寸法）（図１２では７４ｃｍ）」、及び「選択部位における第２指標寸法（図１２では７１ｃｍ）」を含む情報を示す表記になっており、このような表記はＣＰＵ３ｂにより生成される。なお、メニュー内容１２５ｃは、ＲＡＭ３ｄ又は記憶部３ｇから読み出された情報が配置されることになるが、選択部位について、メニュー内容が特定されていないときは、部位詳細情報１２５の中にメニュー内容は配置されない。

　そして、部位詳細情報１２５は、下方に選択（タップ）可能なＣＬＯＳＥボタン１２５ｄを含んでおり、このＣＬＯＳＥボタン１２５ｄの選択操作をＣＰＵ３ｂが受け付けると、ＣＰＵ３ｂは、表示スクリーン３ａの表示を、元のボディメイクメニュー画面１００へ切り替える制御を行う。

　さらに、図１２の部位詳細情報１２５が配置される画面下側１２０ｂのエリアは、垂直方向にスワイプ操作が可能になっており、上方向（第１方向）へスワイプ操作を行うと、選択部位より一つ下方の部位に関する詳細状況画面（図１３（ａ）のヒップ７１ｃの詳細状況画面１３０参照）へ表示スクリーン３ａの表示が切り替わり、下方向（第２方向）へスワイプ操作を行うと、選択部位より一つ上方の部位に関する詳細状況画面（図１３（ｂ）のバスト７１ａの詳細状況画面１４０参照）へ表示スクリーン３ａの表示が切り替わるように、ＣＰＵ３ｂは表示制御を行う。

　このようにスワイプ操作で切り替える部位の順序は、上から上腕７１ｄ、バスト７１ａ、ウエスト７１ｂ、ヒップ７１ｃ、太腿７１ｅ、脹ら脛７１ｆという並びになっている。そのため、ウエスト７１ｂの詳細状況画面の表示中に上下方向のスワイプ操作を行うと、上述したような画面表示の切替が行われる。また、バスト７１ａの詳細状況画面の表示中に上方向のスワイプ操作を行うと、ウエスト７１ｂの詳細状況画面の表示に切り替わり、下方向のスワイプ操作を行うと、上腕７１ｄの詳細状況画面の表示に切り替わる。さらに、ヒップ７１ｃの詳細状況画面の表示中に上方向のスワイプ操作を行うと、太腿７１ｅの詳細状況画面の表示に切り替わり、下方向のスワイプ操作を行うと、ウエスト７１ｂの詳細状況画面の表示に切り替わる。さらにまた、太腿７１ｅの詳細状況画面の表示中に上方向のスワイプ操作を行うと、脹ら脛７１ｆの詳細状況画面の表示に切り替わり、下方向のスワイプ操作を行うと、ヒップ７１ｃの詳細状況画面の表示に切り替わる。

　なお、一番上の上腕７１ｄの詳細状況画面の表示中に上方向のスワイプ操作を行うと、上記の各場合と同様に、一つ下方のバスト７１ａの詳細状況画面の表示に切り替わるが、上腕７１ｄより上方の部位が存在しないことから、下方向のスワイプ操作を行ったときは、画面表示の切替が行われない。同様に、一番下の脹ら脛７１ｆの詳細状況画面の表示中に上方向のスワイプ操作を行ったときも、脹ら脛７１ｆの下方に部位が存在しないので、画面表示の切替は行われない。

　図１３（ａ）の部位詳細画面１３０は、図１２のウエスト７１ｂの詳細状況画面１２０における画面下側１２０ｂのエリア（部位詳細情報１２５の配置エリア）を上方向へスワイプ操作を行うことで表示スクリーン３ａに表示されるヒップ７１ｃに応じたものである。ＣＰＵ３ｂは、ウエストに応じた部位詳細画面１２０の表示中に上方向へのスワイプ操作を受け付けると、画面上側１２０ａ（１３０ａ）について、部位詳細画面１２０における人体モデル７１の拡大中心となる部位（図１２ではウエスト７１ｂ）より下方となる部位（この例ではヒップ７１ｃ）を拡大した図に切り替える制御を行うと共に、画面下側１２０ｂ（１３０ｂ）における部位詳細情報１２５の中身について、ＣＰＵ３ｂは、ＲＡＭ３ｄ又は記憶部３ｇに記憶される各情報からヒップ７１ｃに関する情報を読み出して、図１２の部位詳細情報１２５の場合と同様に、ヒップ７１ｃに関する相違情報１３５ａ及び指標情報１３５ｂを含むと共に、ＣＬＯＳＥボタン１３５ｄを有する部位詳細情報１３５の表示に切り替えて、表示スクリーン３ａをヒップ７１ｃに応じた部位詳細画面１３０に切り替える。なお、この例では、ヒップ７１ｃについてはメニュー内容は特定されていないので、部位詳細情報１３５の中に、メニュー内容は含まれない。

　さらに、図１３（ｂ）の部位詳細画面１４０は、図１２の詳細状況画面１２０における画面下側１２０ｂのエリア（部位詳細情報１２５の配置エリア）を下方向へスワイプ操作を行うことで表示スクリーン３ａに表示されるバスト７１ａに応じたものであり、ＣＰＵ３ｂは、部位詳細画面１２０の表示中に下方向へのスワイプ操作を受け付けると、画面上側１２０ａ（１４０ａ）について、部位詳細画面１２０における人体モデル７１の拡大中心となる部位（図１２ではウエスト７１ａの部位）より上方となる部位（この例ではバスト７１ｃ）を拡大した図に切り替える制御を行うと共に、画面下側１２０ｂ（１４０ｂ）における部位詳細情報１２５の中身について、ＣＰＵ３ｂは、ＲＡＭ３ｄ又は記憶部３ｇに記憶される測定情報からバストに関する情報を読み出して、図１２の部位詳細情報１２５の場合と同様に、胸部に関する相違情報１４５ａ及び指標情報１４５ｂを含むと共に、ＣＬＯＳＥボタン１４５ｄを有する部位詳細情報１４５の表示に切り替えて、表示スクリーン３ａをバスト用の部位詳細画面１４０に切り替える。

　また、表示スクリーン３ａに表示される画面の内容は、上述したボディメイクメニュー画面１００、部位詳細画面１２０、１３０、１４０における画面上方で、共通して配置される第１、２ボタン１０５、１０６の選択操作（タップ操作）によっても切り替わる。

　図１４は、ボディメイクメニュー画面１５０を示し、上述したボディメイクメニュー画面１００又は詳細状況画面１２０、１３０、１４０において、画面上方の第１ボタン１０６のタップ（選択）操作が行われることで、表示スクリーン３ａに表示されるものである。ＣＰＵ３ｂは、第２ボタン１０６のタップ（選択）操作を受け付けると、ＲＡＭ３ｄ又は記憶部３ｇに記憶されるメニュー画面データ（一つ目のメニュー画面データ）を読み出し、その読み出したデータに基づき、図１４に示すテキストベースのボディメイクメニュー１５１に応じたボディメイクメニュー画面１５０を生成して、表示スクリーン３ａの表示を、生成したボディメイクメニュー画面１５０に切り替える制御を行う。

　表示されたボディメイクメニュー画面１５０は、図１４に示すように、テキストベースのボディメイクメニュー１５１で各部位に対するメニュー内容を表記したシンプルなものになっているので、シンプルな表記を好むユーザに適したものになっている。図１４に示す例では、具体的には、ウエストに対してキャビテーションによる施術のメニュー内容（脂肪溶解のメニュー内容に相当）を２０分行うと共に、太腿に対してはＥＭＳによる施術のメニュー内容（筋肉負荷付与のメニュー内容に相当）を２０分行うことを示し、この各施術を同時に行うことを注記したものになっている。これにより、施術時間を短縮して効率的にバランスの悪い体型の改善を図るようにしている。なお、図１４のボディメイクメニュー１５０では、画面上方の左側には第３ボタン１０７が表示されるようになっており、この第３ボタン１０７を選択することで、図１１の人体モデルでボディメイクメニュー１０１を示すボディメイクメニュー画面１００に表示スクリーン３ａの表示が切り替わる。

　図１５は、測定結果画面１６０を示し、上述したボディメイクメニュー画面１００、１５０、詳細状況画面１２０、１３０、１４０において、画面上方の第２ボタン１０６のタップ（選択）操作が行われることで、表示スクリーン３ａに表示されるものである。ＣＰＵ３ｂは、第２ボタン１０６のタップ（選択）操作を受け付けると、ＲＡＭ３ｄ又は記憶部３ｇに記憶される測定情報等から、各部位等の測定寸法（測定値）を読み出し、その読み出した値に基づき、図１５に示す測定結果画面１６０を生成して、表示スクリーン３ａの表示を、生成した測定結果画面１６０に切り替える制御を行う。このような測定結果画面をユーザが見ることで、客観的な数値で各部位の状態（太さ又は細さ等）を確認でき、ユーザ自身の体型を理解する上での助けになる。なお、図１５の詳細結果画面１６０では、画面上方の右側には第３ボタン１０７が表示されるようになっており、この第３ボタン１０７を選択することで、図１１の人体モデルでボディメイクメニュー１０１を示すボディメイクメニュー画面１００に表示スクリーン３ａの表示が切り替わる。

　このような本発明は上述した形態に限定されるものではなく、様々な変形例が想定される。まず、ボディメイクメニュー画面１００、１５０が示すボディメイクメニュー１０１、１５１が含む筋肉負荷付与のメニュー内容として、上述したＥＭＳによる施術の他に、ユーザがウェイトを用いたウェイトトレーニングを使うことも可能であり、また、ウェイトトレーニング以外の筋肉に負荷を付与するトレーニングを適用してもよく、このような各種筋肉負荷付与に係るメニュー内容の中からユーザに応じたメニュー内容を、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）がボディメイクメニュー１０１の生成の際に特定することになる。さらに、脂肪溶解に係るメニュー内容も、上記の筋肉付与付加に係るメニュー内容と同様に、多様なメニュー内容を使うようにしてもよく、キャビテーションの施術の他に、脂肪を溶かして分解する薬品の注入施術（注射器等を用いた注入）やマッサージ施術等を適用することも可能である。

　また、上述した説明では、測定寸法との比較では、標準寸法に応じた第１指標寸法又は理想寸法に応じた第２指標寸法を用いるようにしたが、ユーザの希望等に応じて、いずれか一方の指標寸法を用いるようにすることも可能である。例えば、標準体型を希望するユーザには標準寸法に応じた第１指標寸法を適用し、理想体型（標準体型に比べて細身の体型）を希望するユーザには理想寸法に応じた第２指標寸法を適用する。さらに、仕様の簡易化を図る場合は、汎用的な第１指標寸法のみを用いて、処理負担を低減することも可能である。

　さらにまた、上述した説明では、測定寸法と指標寸法との比較により相違する差に応じて、４段階でレベル分けを行ったが（第１～４レベル）、処理負担を低減する場合は、４段階より少ない段階でレベル分けを行うことも可能であり（例えば、第１～３レベル又は第１～２レベル）、一方、より詳細なレベル分けを行うために、４段階より多い段階でレベル分けを行うことも可能である（例えば、第１～５レベル又は第１～６レベル等）。

　また、上述したレベル分けで用いた数値範囲も一例であり、レベル分けを行う段階数に応じて数値範囲も適宜変更できる。例えば、上述した説明では、第１レベルの範囲を、相違する寸法差が指標寸法の５％未満としたが、５％未満の他に、４％未満又は３％未満等の５％未満より小さい数値にすることも可能であり、反対に、６％未満又は７％未満等の５％未満より大きい数値にすることも可能である。なお、５％未満より小さい数値にする場合は、レベル分けの段階数を４段階より多くする場合に好適であり、一方、５％未満より大きい数値にする場合は、レベル分けの段階数を４段階より少なくする場合に好適である。

　そして、他のレベルの範囲も、上記と同様に適宜変更可能であり、第２レベルの範囲を、指標寸法の５％以上１０％未満の数値範囲内とする以外に、例えば、下限値に、３～７％の中のいずれかの数値を用いると共に、上限値に、８～１２％の中のいずれかの数値を用いるようにしてもよい。同様に、第３レベルの範囲を、指標寸法の１０％以上２０％未満の数値範囲内とする以外に、例えば、下限値に、８～１２％の中のいずれかの数値を用いると共に、上限値に、１８～２２％の中のいずれかの数値を用いるようにしてもよく、第４レベルの範囲を、指標寸法の２０％以上の数値範囲内とする以外に、例えば、１８～２２％の中のいずれかの数値を用いて、１８～２２％以上にしてもよい。

　また、上述した説明では、メニュー内容の特定は、測定寸法が指標寸法より大きい部位と、小さい部位のそれぞれにおいて、測定寸法と指標寸法との差の程度が最も大きい部位に対し行うようにしたが、もう少し多くの部位についてメニュー内容を特定して、一度に２以上の部位に対してメニュー内容を示すボディメイクメニューを提供することも可能である。例えば、第３レベル以上となる部位が複数ある場合は、第３レベル以上の部位に対してメニュー内容を特定するようにしてもよい。さらに、より細かく体型改善を行う場合は、第２レベル以上となる複数の部位に対して、又は全ての部位に対してメニュー内容を特定することも勿論可能である。

　さらに、上述したように、測定寸法と指標寸法との差の程度が最も大きい部位だけでなく、２を越える部位にメニュー内容（筋肉負荷付与、又は脂肪溶解に係るメニュー内容）を特定した場合は、図１１に示すボディメイクメニュー画面１００の中の人体モデル７１においても、特定した各部位に対し、テキストで内容を記した吹き出し（図１１の吹き出し１１４ａ、１１４ｂ参照）によるメニュー内容を示すことが好適である。このようにした場合は、図１１に示すときより、多くのメニュー内容が一度に示されると共に、メニュー内容の対象となるそれぞれの部位に第１色又は第２色が付されるので、図１１に示す人体モデル７１に比べて、より詳しいボディメイクメニュー１０１を一度に確認できる。

　また、一度に２より多くのメニュー内容を、吹き出しで示すようにした場合は、ボディメイクメニュー１０１の中身が煩雑になるので、煩雑な中身を回避するためには、第１色又は第２色を人体モデル７１の各部位に付すが、吹き出しの配置は省略し、人体モデル７１の傍に、第１色は脂肪溶解に係るメニュー内容（例えば、キャビテーション）であること、及び第２色は筋肉負荷付与に係るメニュー内容（例えば、ＥＭＳ）であることを示す注記を配置するようにしてもよい。なお、一度に２より多くのメニュー内容を、吹き出しで示すようにした場合は、人体モデル７１を含まない図１４にボディメイクメニュー画面１５０は、テキストベースのボディメイクメニュー１５１を示すことから、箇条書き的に各メニュー内容を表記すれば、多くのメニュー内容を読みやすく提示できる。

　さらには、人体モデル７１を用いるボディメイクメニュー画面１００の場合には、上記のような注記を省略して、第１色又は第２色のみを付加した状態をボディメイクメニュー１０１にして、ボディメイクメニュー画面１００の中身を、よりシンプルにすることも可能である。この場合、第１色自体が、その色により脂肪溶解に係るメニュー内容（例えば、キャビテーション）を示し、第２色自体が、その色により、筋肉負荷付与に係るメニュー内容（例えば、ＥＭＳ）を示すことになる（この変形例では、各色が、それぞれのメニュー内容を示すことを予めユーザに提示しておく）。

　また、第１色及び第２色は、上述した説明の色合いに限定されるものではなく、第１色と第２色が区別できるように、明度又は色彩的に、第２色が第１色より濃いものになっていれば、色目、透過性等は適宜、所望のものを用いることが可能である。

　さらに、上述したボディメイクメニューでは、各部位に対する施術を同時に、一律２０分で行うようにしていたが、各レベルに応じて施術時間（又はトレーニング時間）を異なる時間に設定してもよい。例えば、第３レベル及び第４レベルというように複数のレベルの部位に対してメニュー内容を特定した場合、第３レベルの部位に対しては２０分、第４レベルの部位に対しては３０分というように、高レベルの部位の施術時間を長くしてもよい。また、第２～４レベルの部位に対するボディメイクメニューを生成するときは、第２レベルの部位に対して１５分、第３レベルの部位に対しては２０分、第４レベルの部位に対しては３０分という時間にしてもよい（第３レベルより低いレベルの部位は、施術時間を短くする）。なお、上述した説明では、人体モデル７１を含むボディメイクメニュー画面１００と、テキストベースのボディメイクメニュー画面１５０の二種類を生成して表示可能にしていたが、仕様の簡易化を図る場合は、いずれか一方のみにしてもよい。

　さらにまた、上記の説明では、図１２の詳細状況画面１２０において、部位詳細情報１２５が配置される画面下側１２０ｂのエリアに対しスワイプ操作を行うと、上腕、胸部（バスト）、ウエスト、臀部（ヒップ）、太腿、脹ら脛という並びの順序で、各部位に応じた詳細状況画面に切り替えるようにしていたが、切替の順序は、上述した部位の並びに限定されるものではなく、スワイプ操作が行われば、現在、表示中の部位と異なる部位に応じた詳細状況画面に切り替えるようにすることも可能である。

　例えば、異なる部位に応じた詳細状況画面に切り替える順序としては、レベルの高さに応じて詳細状況画面を切り替えるようにしてもよい。例えば、最初は、第４レベルの部位に応じた詳細状況画面に切り替え、次に、第３レベルの部位に応じた詳細状況画面に切り替え、その次に、第２レベルの部位に応じた詳細状況画面に切り替えるというように、高いレベルから低いレベルへと向かう順序で画面切替を行うことが考えられ、この場合は、高いレベルの部位から詳細を確認できるようになる。また、この場合とは逆に、低いレベルから高いレベルへと向かう順序で画面切替を行うようにしてもよい。さらに、レベル順で画面切替を行う場合で、各レベルに複数の部位が含まれる場合は、そのレベルにおいて、上述した上腕、胸部（バスト）、ウエスト、臀部（ヒップ）、太腿、脹ら脛という並びの順に従って、画面切替を行うことになる（身体において上方の部位から下方の部位へ向かう順、又は、その逆の順）。

　また、ユーザの各部位の寸法測定及び身長等の測定には、上述した説明において、三次元測定を行う人体測定システム２０を用いるようにしたが、他の測定の仕方による測定システムを用いることも勿論可能であり、さらには、メジャー（巻き尺）等を用いて、各部位の寸法及び身長等の測定を行い、測定結果をユーザの通信端末３に入力して、通信端末３からボディメイクメニュー提供装置５０へ送信して、ボディメイクメニュー提供装置５０がユーザの各部位の測定寸法及び身長の数値等を取得できるようにしてもよい。さらに、図１１に示すボディメイクメニュー画面１００では、作図による人体モデル７１を用いるようにしたが、この作図による人体モデル７１の替わりに、人体測定システム２０での三次元測定のときにユーザを撮像した撮像画像による人体モデルを用いるようにしてもよい。三次元測定の際の撮像により得られるユーザの撮像画像は、各方向から見ることのできる三次元撮像画像になっているので、この三次元撮像画像を人体モデル７１として用いたボディメイクメニューを生成すると、ユーザ自身の撮像画像に基づき、ユーザの身体におけるいずれの部位に、どのようなメニュー内容を行うかをユーザが実感しやすくなる。なお、このようにユーザの三次元撮像画像を用いる場合も、上述した第１色又は第２色を、特定した部位に付すことになるが、第１色を付す範囲は、ユーザの外形輪郭内に付すようにする（撮像画像の場合、第１色を付す部位の輪郭は、指標寸法より太くなっているため）。さらにまた、仕様の簡易化を図るときは、人体モデル７１への第１色又は第２色の着色自体を省略して、対象となる部位に対して特定したメニュー内容を示す仕様にすることも可能であり、また、このように着色を省略する場合は、対象となる部位の輪郭のみを赤色等の人体モデルの輪郭と異なる色で示すようにしてもよい。

　図１６は、本発明の第２実施形態に係るボディメイクメニュー画面２００を示す。本発明に係る第２実施形態は、太い部位に存在する脂肪を溶解排出して、太い部位の寸法を細くすることを目指したボディメイクメニューを提供するものになっている。第２実施形態に係るハード構成は第１実施形態と同様であるため、ハード構成については第１実施形態と同じ符号を用いて説明すると共に、概要的な説明に留める。また、第２実施形態に係る全般的な処理の流れも基本的に第１実施形態と同様であり、対象となる部位の特定の仕方及びメニュー内容が第１実施形態と異なる。

　すなわち、第２実施形態においても、図１に示すボディメイクメニュー提供システム５及び人体測定システム２０を含む健康管理システム１を用いており、ボディメイクメニュー提供システム５が備えるボディメイクメニュー提供装置５０（サーバ装置）が、人体測定システム２０からユーザの測定結果に係る情報（身長及び各部位の測定寸法等を含む情報）を取得（受信）して、ボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成して、ユーザの通信端末３に送信する。

　ボディメイクメニュー提供装置５０は、記憶部５０ｇに記憶するメニュー提供プログラムＰ１１の規定に従って、ＭＰＵ５０ａが第２実施形態に応じたメニュー内容を含むボディメイクメニューを生成しており、第１実施形態と同様にして、算出式テーブル８０に格納された算出式に、ユーザの身長の数値を代入して、各部位（胸囲、ウエスト、臀部、上腕、太腿、脹ら脛）の指標寸法を算出し、その算出した指標寸法と測定寸法との比較を部位（胸囲、ウエスト、臀部、上腕、太腿、脹ら脛）ごとに行って、対象となる部位を特定する。

　第２実施形態でも、測定寸法が指標寸法より大きい部位（測定寸法＞指標寸法）と、測定寸法が指標寸法より大きい部位（測定寸法＞指標寸法）とを特定するが、メニュー内容の対象にするのを測定寸法が指標寸法より大きい部位（指標寸法より太い部位）にしている。そして、その指標寸法より太い部位における測定寸法と指標寸法との差を求め、その差に応じた相違レベル（第１～４レベル）を第１実施形態と同様に判定し、最も大きいレベルの部位（測定寸法と指標寸法との差の程度が最も大きい部位に相当）に対して、メニュー内容を特定する。特定するメニュー内容は、脂肪溶解から部位温度を高めるという中身になっており、具体的には、対象となる部位に対して、キャビテーションを所要時間（例えば、２０分程度）行ってから、同じ部位にＥＭＳを所要時間（例えば、２０～３０分程度）行うものになっている。

　なお、キャビテーションは、超音波照射により、その太い部位に存在する脂肪を溶解し、ＥＭＳは、その太い部位の筋肉に電気刺激を付与することで、その筋肉が細かく動いて筋肉の温度が高まることから、結果としてＥＭＳは、その太い部位の温度を高めており、それにより、キャビテーションで溶解した脂肪を、その太い部位から排出しやすい状況を作り出し、その太い部位から脂肪を除去して、寸法が細くなるようにしている。

　また、ボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は、上述したメニュー内容を含むボディメイクメニューを含むメニュー画面データを生成するが、このメニュー画面データも第１実施形態と同様、テキストベースのメニュー画面データ（図１７参照）と、人体モデル７１を含むメニュー画面データ（図１６参照）の二種類を生成する。テキストベースのメニュー画面データは、ボディメイクメニューが含むメニュー内容をテキストで表したものであり、具体的には、対象となる部位、各施術内容、施術時間、各施術の順序をテキストで表したメニュー画面データをＭＰＵ５０ａは生成する。

　人体モデル７１を含むメニュー画面データの生成は、基本的には第１実施形態と同様であり、特定したメニュー内容を人体モデル７１と共に示すボディメイクメニュー（人体モデル７１の部位の中で、特定した太い部位に対してメニュー内容を示すボディメイクメニュー）に応じたものになっている。第１実施形態と異なる点としては、第１色のみを太い部位に付すと共に、その太い部位に対して、吹き出しによりメニュー内容（キャビテーションからＥＭＳを行うこと）を表記した内容になっている。そしてボディメイクメニュー提供装置５０（ＭＰＵ５０ａ）は第１実施形態と同様、生成したメニュー画面データを記憶すると共に、ユーザの要求に応じて、読み出して送信することになる（ユーザの通信端末３へ送信）。

　また、ユーザの用いる通信端末３も第１実施形態と同様、ログイン完了に伴い、ボディメイクメニュー提供装置５０から送信されてくる測定情報等が付帯するメニュー画面データ等を受信してＲＡＭ３ｄ又は記憶部３ｇに記憶すると共に、記憶したメニュー画面データに基づき、図１６、１７に示すボディメイクメニュー画面２００、２５０を生成して、表示スクリーン３ａに表示する処理を行う。

　図１６は、ログイン完了により、ログイン画面から切り替わって、表示スクリーン３ａに表示されるボディメイクメニュー画面２００を示す。このボディメイクメニュー画面２００も第１実施形態と同様、身体の測定を行ったユーザ（ログイン中のユーザ）に対するメニュー内容を、人体を表す人体モデル７１と共に示すボディメイクメニュー２０１に応じたものになっているが、ボディメイクメニュー２０１は、太い部位のみにメニュー内容を示したことが第２実施形態の特徴になっている。

　ボディメイクメニュー画面２００は、ボディメイクメニュー提供装置５０からのメニュー画面データ（上述した二つ目のメニュー画面データ）に基づきＣＰＵ３ｂにより生成されたものであり、ＣＰＵ３ｂが表示処理を行うことで、表示スクリーン３ａに表示される。ボディメイクメニュー画面２００は、ボディメイクメニュー２０１に係る人体モデル７１を配置すると共に、画面上方に第１、２ボタン２０５、２０６を含む。なお、第１、２ボタン２０５、２０６は、図１１に示す第１、２ボタン１０５、１０６と同様のボタンである。

　図１６に示すボディメイクメニュー２０１は、測定されたユーザにおいて、ウエストの測定寸法が指標寸法より大きい場合の例を示したものになっており、上述したボディメイクメニュー提供装置５０の処理により、人体モデル７１のウエスト７１ｂには、透過性のある第１色２１０（図１６では斜線によるハッチングで示す）が付されており、その第１色２１０の着色範囲は、人体モデル７１のウエスト７１ｂにおける外形輪郭より外方を含む範囲になっている。さらに、ボディメイクメニュー２０１は、第１色２１０を付したウエスト７１ｂに対して吹き出し２１４ａを配置し、吹き出し２１４ａの内部には、「キャビテーション→ＥＭＳ」という脂肪溶解から部位温度を高めることに係るメニュー内容２１５を含ませている。

　このようなボディメイクメニュー画面２００が示すボディメイクメニュー２０１をユーザが見ると、第１色２１０が付された部位（ウエスト７１ｂ）が、体型の悪さの大きな要因となる太い部位であることを一目で把握できると共に、その太い部位を改善するためのメニュー内容も容易に認識でき、太い部位の状況を集中的に改善するのに役立てられる。

　図１７は、テキストベースのボディメイクメニュー画面２５０を示し、図１６のボディメイクメニュー画面２００等において、画面上方の第１ボタン２０６のタップ（選択）操作が行われることで、表示スクリーン３ａに表示されるものである。通信端末３のＣＰＵ３ｂは、第２ボタン２０６のタップ（選択）操作を受け付けると、ＲＡＭ３ｄ又は記憶部３ｇに記憶されるメニュー画面データ（一つ目のメニュー画面データ）を読み出し、その読み出したデータに基づき、図１７に示すテキストベースのボディメイクメニュー２５１に応じたボディメイクメニュー画面２５０を生成して、表示スクリーン３ａの表示を、生成したボディメイクメニュー画面２５０に切り替える制御を行う。

　表示されたボディメイクメニュー画面２５０は、図１７に示すように、テキストベースのシンプルな表記になっているので、シンプルな表記を好むユーザに適したものになっている。図１７に示す例では、ウエストに対してキャビテーションによる施術のメニュー内容（脂肪溶解のメニュー内容に相当）を２０分行ってから、更にウエストに対してＥＭＳによる施術を２０分行うことを示し、このような手順で各施術を行うことで、キャビテーションで溶解させた脂肪を確実に排出して、太い部位の寸法を細くするようにして、体型の改善を図れる。なお、図１７のボディメイクメニュー２５０では、画面上方の左側には第３ボタン２０７が表示されるようになっており、この第３ボタン２０７を選択することで、図１６の人体モデルでボディメイクメニュー２０１を示すボディメイクメニュー画面２００に表示スクリーン３ａの表示が切り替わる。

　第２実施形態は、上述した説明以外において、第１実施形態と同様になっており、例えば、図１６のボディメイクメニュー画面２００において、人体モデル７１の各部位（胸囲、ウエスト、臀部、上腕、太腿、脹ら脛）のいずれかをタップ（選択）されれば、タップされた部位の部位詳細画面の表示に切り替わり、また、表示された部位詳細画面のスワイプ操作で、他の部位についても、部位詳細画面を表示できる。また、第２実施形態においても、第１実施形態で説明した各種変形例の適用が可能であり、例えば、図１６、１７のボディメイクメニュー画面２００、２５０では、最も太い部位だけでなく、測定寸法が指標寸法より大きい部位については、全てメニュー内容を示すようにしてもよい。

　また、第２実施形態の脂肪溶解から部位温度を高めることに係るメニュー内容は、第１実施形態における測定寸法が指標寸法より大きい部位に適用することも可能であり、第１実施形態においても、測定寸法が指標寸法より大きい部位に対して、脂肪溶解に係るメニュー内容を行ってから、その部位の温度を高めることに係るメニュー内容を行うようにボディメイクメニューを生成してもよい。また、部位の温度を高めることに係るメニュー内容としては、ＥＭＳ以外に、各種筋肉トレーニングを行うことも可能であり、さらには、ボディメイクメニューの実施状況や、効率的な温度上昇を図るときは、各種暖房手段（暖房機器、サウナ、温水、温めた石等）を用いて、その部位を温めて、温度を高めるようにしてもよい。

　本発明は、標準より太い部位と標準より細い部位を含むようなバランスの悪い体型を矯正するためのボディメイクメニューを提示するので、バランスの悪い体型を改善することに対して好適に利用可能である。

　１　健康管理システム
　３　通信端末
　３ａ　表示スクリーン
　３ｂ　ＣＰＵ
　２０　人体測定システム
　３０　測定処理装置
　５０　ボディメイクメニュー提供装置
　５０ａ　ＭＰＵ
　７１　人体モデル
　８０　算出式テーブル
　１００、１５０、２００、２５０　ボディメイクメニュー画面
　１０１、１５１、２０１、２５１　ボディメイクメニュー
　１２０、１３０、１４０　詳細状況画面

Claims

　通信端末に係るユーザの身長及び各部位の測定寸法をサーバ装置が取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するボディメイクメニュー提供システムにおいて、
　前記サーバ装置は、
　身長の数値を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶する手段と、
　取得した身長の数値を、部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出する手段と、
　取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行う手段と、
　比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位には脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定する手段と、
　特定したメニュー内容を含むボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成する手段と、
　生成したメニュー画面データを前記通信端末へ送信する手段と
　を備え、
　前記通信端末は、
　メニュー画面データを受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成する手段と、
　生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行う手段と
　を備えることを特徴とするボディメイクメニュー提供システム。
　通信端末に係るユーザの身長及び各部位の測定寸法をサーバ装置が取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するボディメイクメニュー提供システムにおいて、
　前記サーバ装置は、
　身長の数値を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶する手段と、
　取得した身長の数値を、部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出する手段と、
　取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行う手段と、
　比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位には脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定する手段と、
　特定したメニュー内容を、人体を表す人体モデルと共に示すボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成する手段と、
　生成したメニュー画面データを前記通信端末へ送信する手段と
　を備え、
　前記通信端末は、
　メニュー画面データを受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成する手段と、
　生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行う手段と
　を備え、
　前記ボディメイクメニューは、前記人体モデルの部位の中で、前記メニュー内容に係る部位に対して、前記メニュー内容を示すようにしてあることを特徴とするボディメイクメニュー提供システム。
　前記ボディメイクメニューは、前記人体モデルの部位の中で、測定寸法が指標寸法より大きい部位に第１色が付してあると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位に前記第１色より濃い第２色が付してある請求項２に記載のボディメイクメニュー提供システム。
　前記第１色は、前記人体モデルの輪郭の外方を含む範囲にまで付してある請求項３に記載のボディメイクメニュー提供システム。
　前記サーバ装置は、
　測定寸法が指標寸法より大きい部位となる部位の中で、測定寸法と指標寸法との差の程度が最も大きい部位に対して脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位となる部位の中で、測定寸法と指標寸法との差の程度が最も大きい部位に対して筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定する請求項１乃至請求項４のいずれか１項に記載のボディメイクメニュー提供システム。
　通信端末に係るユーザの身長及び各部位の測定寸法をサーバ装置が取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するボディメイクメニュー提供システムにおいて、
　前記サーバ装置は、
　身長の数値を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶する手段と、
　取得した身長の数値を、部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出する手段と、
　取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行う手段と、
　比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位に、脂肪溶解から部位温度を高めることに係るメニュー内容を特定する手段と、
　特定したメニュー内容を含むボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成する手段と、
　生成したメニュー画面データを前記通信端末へ送信する手段と
　を備え、
　前記通信端末は、
　メニュー画面データを受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成する手段と、
　生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行う手段と
　を備えることを特徴とするボディメイクメニュー提供システム。
　通信端末に係るユーザの身長及び各部位の測定寸法をサーバ装置が取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するボディメイクメニュー提供システムにおいて、
　前記サーバ装置は、
　身長の数値を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶する手段と、
　取得した身長の数値を、部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出する手段と、
　取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行う手段と、
　比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位に、脂肪溶解から部位温度を高めることに係るメニュー内容を特定する手段と、
　特定したメニュー内容を、人体を表す人体モデルと共に示すボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成する手段と、
　生成したメニュー画面データを前記通信端末へ送信する手段と
　を備え、
　前記通信端末は、
　メニュー画面データを受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成する手段と、
　生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行う手段と
　を備え、
　前記ボディメイクメニューは、前記人体モデルの部位の中で、前記メニュー内容に係る部位に対して、前記メニュー内容を示すようにしてあることを特徴とするボディメイクメニュー提供システム。
　通信端末に係るユーザの身長及び各部位の測定寸法をサーバ装置が取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するボディメイクメニュー提供方法において、
　前記サーバ装置は、
　身長の数値を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶しており、
　取得した身長の数値を、部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出するステップと、
　取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行うステップと、
　比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位には脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定するステップと、
　特定したメニュー内容を含むボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成するステップと、
　生成したメニュー画面データを前記通信端末へ送信するステップと
　を備え、
　前記通信端末は、
　メニュー画面データを受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成するステップと、
　生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行うステップと
　を備えることを特徴とするボディメイクメニュー提供方法。
　通信端末に係るユーザの身長及び各部位の測定寸法をサーバ装置が取得して、ユーザの身体の体型に応じたボディメイクメニューを提供するボディメイクメニュー提供方法において、
　前記サーバ装置は、
　身長の数値を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶しており、
　取得した身長の数値を、部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出するステップと、
　取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行うステップと、
　比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位には脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定するステップと、
　特定したメニュー内容を、人体を表す人体モデルと共に示すボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成するステップと、
　生成したメニュー画面データを前記通信端末へ送信するステップと
　を備え、
　前記通信端末は、
　メニュー画面データを受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成するステップと、
　生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行うステップと
　を備え、
　前記ボディメイクメニューは、前記人体モデルの部位の中で、前記メニュー内容に係る部位に対して、前記メニュー内容を示すようにしてあることを特徴とするボディメイクメニュー提供方法。
　ユーザの身長及び各部位の測定寸法を取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するサーバ装置において、
　身長の数値を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶する手段と、
　取得した身長の数値を、部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出する手段と、
　取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行う手段と、
　比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位には脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定する手段と、
　特定したメニュー内容を含むボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成する手段と、
　生成したメニュー画面データをユーザの通信端末へ送信する手段と
　を備えることを特徴とするサーバ装置。
　ユーザの身長及び各部位の測定寸法を取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するサーバ装置において、
　身長の数値を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶する手段と、
　取得した身長の数値を、部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出する手段と、
　取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行う手段と、
　比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位には脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定する手段と、
　特定したメニュー内容を、人体を表す人体モデルと共に示すボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成する手段と、
　生成したメニュー画面データをユーザの通信端末へ送信する手段と
　を備え、
　前記ボディメイクメニューは、前記人体モデルの部位の中で、前記メニュー内容に係る部位に対して、前記メニュー内容を示すようにしてあることを特徴とするサーバ装置。
　サーバ装置が、ユーザの身長及び各部位の測定寸法を取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するボディメイクメニュー提供方法において、
　前記サーバ装置は、
　身長の数値を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶しており、
　取得した身長の数値を、部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出するステップと、
　取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行うステップと、
　比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位には脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定するステップと、
　特定したメニュー内容を含むボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成するステップと、
　生成したメニュー画面データをユーザの通信端末へ送信するステップと
　を備えることを特徴とするボディメイクメニュー提供方法。
　サーバ装置が、ユーザの身長及び各部位の測定寸法を取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供するボディメイクメニュー提供方法において、
　前記サーバ装置は、
　身長の数値を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶しており、
　取得した身長の数値を、部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出するステップと、
　取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行うステップと、
　比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位には脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定するステップと、
　特定したメニュー内容を、人体を表す人体モデルと共に示すボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成するステップと、
　生成したメニュー画面データをユーザの通信端末へ送信するステップと
　を備え、
　前記ボディメイクメニューは、前記人体モデルの部位の中で、前記メニュー内容に係る部位に対して、前記メニュー内容を示すようにしてあることを特徴とするボディメイクメニュー提供方法。
　ユーザの身長及び各部位の測定寸法を取得した外部のサーバ装置から、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューの提供を受ける通信端末において、
　取得した身長の数値から算出式に基づき算出された各部位の指標寸法及び取得した測定寸法の部位ごとの比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位に特定された脂肪溶解に係るメニュー内容、及び測定寸法が指標寸法より小さい部位に特定された筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を含むボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを外部のサーバ装置から受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成する手段と、
　生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行う手段と
　を備えることを特徴とする通信端末。
　ユーザの身長及び各部位の測定寸法を取得した外部のサーバ装置から、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューの提供を受ける通信端末において、
　取得した身長の数値から算出式に基づき算出された各部位の指標寸法及び取得した測定寸法の部位ごとの比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位に特定された脂肪溶解に係るメニュー内容、及び測定寸法が指標寸法より小さい部位に特定された筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を、人体を表す人体モデルと共に示すボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを外部のサーバ装置から受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成する手段と、
　生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行う手段と
　を備え、
　生成したボディメイクメニュー画面における前記ボディメイクメニューは、前記人体モデルの部位の中で、前記メニュー内容に係る部位に対して、前記メニュー内容を示すようにしてあることを特徴とする通信端末。
　身長を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶するサーバコンピュータに、ユーザの身長及び各部位の測定寸法を取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供する処理を行わせるためのサーバコンピュータプログラムにおいて、
　前記サーバコンピュータに、
　取得した身長の数値を部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出するステップと、
　取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行うステップと、
　比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位には脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定するステップと、
　特定したメニュー内容を含むボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成するステップと、
　生成したメニュー画面データをユーザの通信端末へ送信するステップと
　を実行させることを特徴とするサーバコンピュータプログラム。
　身長の数値を代入するようにしてある部位ごとの算出式を記憶するサーバコンピュータに、ユーザの身長及び各部位の測定寸法を取得して、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューを提供する処理を行わせるためのサーバコンピュータプログラムにおいて、
　前記サーバコンピュータに、
　取得した身長の数値を、部位ごとの算出式にそれぞれ代入して各部位の指標寸法を算出するステップと、
　取得した測定寸法及び算出した指標寸法の比較を部位ごとに行うステップと、
　比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位には脂肪溶解に係るメニュー内容を特定すると共に、測定寸法が指標寸法より小さい部位には筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を特定するステップと、
　特定したメニュー内容を、人体を表す人体モデルと共に示すボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを生成するステップと、
　生成したメニュー画面データをユーザの通信端末へ送信するステップと
　を実行させるようにしてあり、
　前記ボディメイクメニューは、前記人体モデルの部位の中で、前記メニュー内容に係る部位に対して、前記メニュー内容を示すようにしてあることを特徴とするサーバコンピュータプログラム。
　通信手段を有するコンピュータに、ユーザの身長及び各部位の測定寸法を取得した外部のサーバ装置から、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューの提供を受けるためのコンピュータプログラムにおいて、
　前記コンピュータに、
　取得した身長の数値から算出式に基づき算出された各部位の指標寸法及び取得した測定寸法の部位ごとの比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位に特定された脂肪溶解に係るメニュー内容、及び測定寸法が指標寸法より小さい部位に特定された筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を含むボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを外部のサーバ装置から受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成するステップと、
　生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行うステップと
　を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
　通信手段を有するコンピュータに、ユーザの身長及び各部位の測定寸法を取得した外部のサーバ装置から、ユーザの体型に応じたボディメイクメニューの提供を受けるためのコンピュータプログラムにおいて、
　前記コンピュータに、
　取得した身長の数値から算出式に基づき算出された各部位の指標寸法及び取得した測定寸法の部位ごとの比較の結果、測定寸法が指標寸法より大きい部位に特定された脂肪溶解に係るメニュー内容、及び測定寸法が指標寸法より小さい部位に特定された筋肉への負荷付与に係るメニュー内容を、人体を表す人体モデルと共に示すボディメイクメニューに応じたメニュー画面データを外部のサーバ装置から受信した場合、受信したメニュー画面データに基づき、前記ボディメイクメニューを示すボディメイクメニュー画面を生成するステップと、
　生成したボディメイクメニュー画面の表示処理を行うステップと
　を実行させるようにしてあり、
　生成したボディメイクメニュー画面における前記ボディメイクメニューは、前記人体モデルの部位の中で、前記メニュー内容に係る部位に対して、前記メニュー内容を示すようにしてあることを特徴とするコンピュータプログラム。