JP2016085715A - 医用システム及び医用装置並びにプログラム - Google Patents

医用システム及び医用装置並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像診断の支援者が傍にいなくても支援をタイムリーに受けられる医用システムを提供する。【解決手段】医用システムは、ネットワークに接続された複数の医用装置及びデータベース6を備え、第1の医用装置4aにて取得された医用画像が表す部位の情報を第1の医用装置4aから受信し、データベース6を参照して当該部位を診断の専門とする医師のリストを作成し、リストを第1の医用装置4aに送信するリスト作成S4手段と、第1の医用装置4aは、当該装置にログインしている第1の医師Daの操作に応じて、リスト中から所望の第2の医師Dbを選択し、第2の医師Dbがログインしている第2の医用装置4bに接続を要請する選択S6手段と、第1及び第2の医用装置4は、第2の医用装置4bが要請に応じたときに、医用画像を共有し、第1の医師Daと第2の医師Dbとの実質的にリアルタイムな対話を可能にするS8手段を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、医用装置にて取得された医用画像による画像診断を支援する技術に関する。
従来、被検体の部位を撮像して医用画像を取得する医用装置が知られている。このような医用装置としては、例えば、放射線断層撮像装置、磁気共鳴イメージング(imaging)装置、超音波撮像装置などがある。近年では、これらの医用装置の普及が進み、特に超音波撮像装置は、小型で、移動性に優れており、被検体への侵襲もほとんどなく、相対的に安価であることから、比較的規模の小さい医療施設においても導入され、超音波画像による診断が積極的に行われている。
また、医用画像の画像診断においては、診断医の負担軽減や見落とし防止の目的で、コンピュータ支援診断(CAD)も積極的に利用されてきている(例えば、特許文献1,要約等参照)。
特開2005−161054号公報
ところで、コンピュータ支援診断は、特定のモダリティや疾病には有効であるが、あらゆるモダリティや疾病に対応しているわけではなく、技術的に確立されたものではない。特に、超音波画像は、プローブの対象物への当て方によって画像の描写が大きく変化するため、コンピュータ支援診断が難しい。また、コンピュータ支援診断のアプリケーションソフトは比較的高価であるため、大規模な医療施設以外では導入が難しい。
したがって、現在でも、適正な画像診断を行うには診断医の豊富な経験が必要であり、経験の浅い医師が熟練した医師に画像診断の支援を要請したくなるケースは多い。
しかしながら、例えば、病院などの医療施設において、たまたま熟練した医師が不在で経験の浅い医師しかいない場合には、たとえ自分が専門とする部位についての画像診断であっても、診断に迷うケース(case)がある。また例えば、地方の町医者や離島に駐在する医師などの場合には、周りに診断を支援してくれる他の医師がいないために、自分が専門としない部位について画像診断を行ったり、そもそも画像診断に不慣れであるのに、やむを得ず診断したりするケースもある。このようなケースでは、適切な診断支援をタイムリー(timely)に受けることができず、診断の最終結果を出すのが遅れたり、診断ミス(miss)が生じたりする可能性がある。特に超音波画像による画像診断は、撮像しながらリアルタイム(real time)に診断をすることが多いため、適切な診断支援をタイムリーに受けることの重要度は大きい。
このような事情により、医用画像の診断において、周りに診断支援者がいない場合であっても、適切な診断支援をタイムリーに受けることができるようにする技術が望まれている。
第1の観点の発明は、
ネットワーク(network)に接続されており、被検体の部位を表す医用画像を取得して表示する複数の医用装置と、
前記ネットワークに接続されており、複数の医師について該医師を特定する情報と該医師が診断の専門とする部位とを対応付けて記憶するデータベース(database)と、
前記ネットワークに接続されており、前記複数の医用装置に含まれる第1の医用装置から、該第1の医用装置にて取得された医用画像が表す部位の情報を受信し、前記データベースを参照して該部位を診断の専門とする医師のリスト(list)を作成し、該リストを前記第1の医用装置に送信するリスト作成手段と、を備えており、
前記第1の医用装置は、該装置にログイン(login)している第1の医師による操作に応じて、前記リストの中から所望の第2の医師を選択し、前記複数の医用装置のうち前記第2の医師がログインしている第2の医用装置に接続を要請する選択手段を有しており、
前記第1及び第2の医用装置は、前記第2の医用装置が前記要請に応じたときに、前記取得された画像を共有するとともに、前記第1の医師と前記第2の医師との音声及び/又は文章による実質的にリアルタイムなコミュニケーション(communication)を可能にするコミュニケーション手段を有している、医用システム(system)を提供する。
第2の観点の発明は、
前記データベースが、前記複数の医師について該医師を特定する情報と該医師の熟練及び/又は評価のレベル(level)とを対応付けて記憶しており、
前記リスト作成手段は、前記経験及び/又は評価のレベルに応じて選定された医師のリストを作成する、上記第1の観点の医用システムを提供する。
第3の観点の発明は、
前記ネットワークに直接又は間接的に接続されており、前記コミュニケーションの実現により、前記データベースに記憶されている前記第2の医用装置の医師の熟練のレベルを更新する熟練更新手段をさらに備えた、上記第2の観点の医用システムを提供する。
第4の観点の発明は、
前記第1の医用装置が、該装置の医師の操作に応じて、前記第2の医用装置の医師に対する評価を出力し、
前記ネットワークに直接又は間接的に接続されており、該出力に基づいて前記データベースに記憶されている前記第2の医用装置の医師に対する評価のレベルを更新する評価更新手段をさらに備えた、上記第2の観点または第3の観点の医用システムを提供する。
第5の観点の発明は、
前記複数の医用装置が、互いに異なる国または地域にそれぞれ配された2以上の医用装置を含む、上記第1の観点から第4の観点のいずれか一つの観点の医用システムを提供する。
第6の観点の発明は、
前記第1の医用装置の入力部に入力された第1の言語による前記音声及び/又は文章を前記第1の言語とは異なる第2の言語に変換して前記第2の医用装置の出力に伝達するとともに、前記第2の医用装置の入力部に入力された前記第2の言語による前記音声及び/又は文章を前記第1の言語に変換して前記第1の医用装置の出力部に伝達する翻訳手段をさらに備えた、上記第1の観点から第5の観点のいずれか一つの観点の医用システムを提供する。
第7の観点の発明は、
前記データベースが、診断済みの医用画像と該診断を行った医師を特定する情報とを対応付けて保存している、上記第1の観点から第6の観点のいずれか一つの観点の医用システムを提供する。
第8の観点の発明は、
前記複数の医用装置が、超音波撮像装置である、上記第1の観点から第7の観点のいずれか一つの観点の医用システムを提供する。
第9の観点の発明は、
上記第1の観点から第8の観点のいずれか一つの観点の医用システムを構成する医用装置を提供する。
第10の観点の発明は、
コンピュータ(computer)を、上記第9の観点の医用装置における各手段として機能させるためのプログラム(program)を提供する。
上記観点の発明によれば、診断医は、ログインしている医用装置において、診断対象となる医用画像が表す部位の画像診断を専門とする医師のリストをデータベースから取得し、その中で所望の医師を支援医として選択し、診断医がログインしている医用装置と、支援医がログインしている医用装置とをネットワーク経由で接続し、診断医は、支援医とコミュニケーションをとって診断支援を受けることができる。その結果、診断医は、医用画像の診断において、周りに診断支援者がいない場合であっても、適切な診断支援をタイムリーに受けることができる。
発明の実施形態に係る医用システムの構成を示す図である。 超音波撮像装置のハードウェア(hardware)的な構成を概略的に示す図である。 超音波撮像装置の機能的な構成を概略的に示す図である。 データベースが記憶するデータ(data)の構成を示している。 医用システムの構成の一例を示した図である。 本例の医用システムにおける動作の流れを示した図である。 医師リストの表示例を示す図である。
以下、発明の実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る医用システムの構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る医用システムの構成を示す図である。図1に示すように、医用システム1は、ネットワーク2に接続された複数の超音波撮像装置4及びデータベース6を有している。
ネットワーク2は、いわゆるコンピュータネットワークであり、例えばインターネット(internet)である。
超音波撮像装置4は、対象物に超音波を当ててその反響を画像化する装置である。複数の超音波撮像装置4は、それぞれ、ネットワーク2に接続されており、世界中の互いに異なる多数の国や地域における医療施設等にて使用されている。
図2は、超音波撮像装置4のハードウェア的な構成を概略的に示す図である。図2に示すように、超音波撮像装置4は、主に、プローブ(probe)41と、プローブ41を駆動制御するための駆動制御回路42と、コンピュータ43とから構成されている。また、このコンピュータ43は、キーボード(keyboard)やマウス(mouse)などの入力部431、画像を表示する表示部432、各種データを記憶する記憶部433、各種データを処理するデータ処理部434、ネットワークに接続するためのインタフェース(interface)435、マイク(microphone)436、スピーカ(speaker)437などを有している。超音波撮像装置4は、コンピュータ43に所定のプログラムを実行させることにより実現される。そして、これら各部が共働することにより種々の処理が実行される。
超音波撮像装置4は、被検者の部位を撮像してその超音波画像を取得する撮像機能と、診断支援サービス(service)の利用を可能にする診断支援機能とを備えている。診断支援サービスとは、超音波撮像装置4同士をネットワーク2経由で接続して双方向の実質的にリアルタイムなコミュニケーションを可能にし、超音波撮像装置4にログインしている医師間で、超音波画像の画像診断の支援を行ったり受けたりすることができるサービスである。
図3は、超音波撮像装置4の機能的な構成を概略的に示す図である。超音波撮像装置4は、機能ブロックとして、図3に示すような各部を備えている。
超音波撮像装置4は、上記の撮像機能及び診断支援機能を実現するため、撮像制御部400と、医師リスト要求機能部401と、医師選択機能部402と、画面共有機能部403と、チャット(chat)機能部404と、通話機能部405と、翻訳機能部406と、レポート(report)機能部407とを有している。
撮像制御部400は、プローブの駆動制御回路42などをコントロール(control)して対象物に超音波を送り、その反射波を検出して画像化する。
医師リスト要求機能部401は、所定の操作に応答して、データベース6に対し、データベース6に登録済みの医師のうち、超音波撮像装置4にログインしている診断医が診断しようとしている超音波画像が表す部位と同じ部位の画像診断を専門とする医師のリストを要求する。医師リスト要求機能部401は、医師のリストを要求する際に、診断しようとしている超音波画像が表す部位の情報と、医師の選定条件とをデータベース6に出力する。選定条件のパラメータ(parameter)は、例えば、医師の診断回数、診断経験年数、診断支援回数、診断支援経験年数などにより定義される熟練レベルや、診断支援を受けた医師からフィードバック(feedback)された評価などにより定義される評価レベルのほか、国、言語、所属組織、所属組織の規模などが含まれる。選定条件は、例えば、熟練レベルが5段階中3以上であり、評価レベルが5段階中4以上であり、所属組織の規模は5段階中2以上であり、その他のパラメータは不問などと設定することができる。この選定条件は、プリセット(preset)可能であり、操作者の操作に応じて所望の条件に設定することができる。
医師選択機能部402は、所定の操作に応答して、データベース6から送られてきた医師のリストの中から、診断支援を要請したい所望の医師を選択し、選択された医師がログインしている超音波撮像装置4に、接続の要請すなわちコール(call)を行う。
画面共有機能部403は、超音波画像が表示された画面の共有を可能にする。
チャット機能部404は、文字、文章、記号等のテキスト(text)によるリアルタイム性のあるコミュニケーション、いわゆるチャットを可能にする。
通話機能部405は、音声によるリアルタイム性のあるコミュニケーション、いわゆる通話を可能にする。
翻訳機能部406は、入力したテキストや音声を違う言語に変換して伝達する。
レポート機能部407は、診断支援を受けた医師が入力した診断支援に関するレポートを、データベース6に出力する。このレポートには、診断済み超音波画像、所見、画像診断を行った診断医、画像診断の支援を行った支援医、支援医に対する評価などが含まれる。
上記の診断支援サービスには、定額制または従量制の課金システムを適用するようにしてもよい。この場合、診断支援医の熟練レベルや評価レベル、診断支援の回数などに応じて、診断支援を受ける医師の支払金額や診断支援を行う医師の報酬金額を変えるようにしてもよい。
超音波撮像装置4が備える各機能ブロック(block)は、超音波撮像装置4を構成するコンピュータに所定のプログラムを実行させることにより実現される。
データベース6は、ネットワーク2に接続されており、多数の診断済み超音波画像と、世界中に存在する多数の登録済み医師の情報と、を記憶する装置である。データベース6は、ネットワーク2に接続された複数の超音波撮像装置4において撮像され画像化された超音波画像、その診断結果(所見)、診断を行った診断医の特定情報を受信し、これらを対応付けて保存する。また、データベース6は、超音波撮像装置4の医師リスト要求機能部からの要求を受けて、データベース6に記憶されている情報を参照して、診断の対象となる超音波画像が表す部位と同じ部位pの画像診断を専門とする医師のリストを作成する医師リスト作成機能部61を有している。また、データベース6は、ネットワーク2に接続された超音波撮像装置4から受信した診断レポートに基づいて、診断済み超音波画像や診断の支援を行った支援医に関する情報をアップデート(update)する更新機能部62を有している。
本例では、データベース6は、さらにネットワーク2を介して、診断済み超音波画像とその画像診断の支援を行った支援医の特定情報とを対応付けて保存する。また、データベース6は、これらの診断済み超音波画像に対応付けされた情報を解析して、登録済みの医師ごとに、診断支援の熟練レベル、評価レベルを求め、これらの情報をその医師を特定する情報と対応付けて保存する。
図4は、データベース6が記憶するデータの構成を示している。データベース6には、図4に示すように、各種のデータが階層的に記憶されている。データベース6は、画像データベースと医師データベースとを含んでいる。
画像データベースには、診断対象となる部位(検査種)ごとに部位フォルダ(folder)が用意されている。部位の種類としては、例えば、腹部、心臓、頸部、血管、表在などが挙げられる。部位フォルダには、その部位の診断案件ごとに個別のフォルダが用意されている。この個別のフォルダには、その案件の診断済み超音波画像と、その部位、診断医、支援医、支援又は支援医に対する評価などの情報とが対応付けて記憶されている。
医師データベースには、登録済みの医師ごとに、個別のフォルダが用意されている。この個別のフォルダには、その医師を特定する医師ID情報と、その医師の専門部位、国籍、使用言語、所属組織、組織の規模のほか、診断経験年数、診断支援回数、熟練レベルなどの熟練情報と、評価レベル、評価した人の人数などの評価情報とが対応付けて記憶されている。
データベース6は、主に大容量の記憶装置とコンピュータとにより構成されており、コンピュータに所定のプログラムを実行させることにより実現される。データベース6は、散在している複数の記憶装置や複数のコンピュータを接続して構成するようにしてもよい。
これより、本実施形態に係る医用システムの動作について説明する。
図5は、医用システムの構成の一例を示した図である。また、図6は、この例の医用システムにおける動作の流れを示した図である。
図5に示すように、本例では、ネットワーク2に、少なくとも第1の超音波撮像装置4a、第2の超音波撮像装置4b、及びデータベース6が接続されている。第1の超音波撮像装置4aは、第1国の小規模なクリニック(clinic)において超音波画像診断を専門としない第1の医師Daがログインして使用するものを想定する。また、第2の超音波撮像装置4bは、第1国とは異なる第2国の大規模な病院において特定の部位の超音波画像診断を専門とする熟練した第2の医師Dbがログインして使用するものを想定する。
ステップ(step)S1では、第1の医師Daが、第1の超音波撮像装置4aを用いて被検者の撮像を開始する。このとき、第1の超音波撮像装置4aの撮像制御部400は、第1の医師Daによる操作により、撮像する部位pの種類を表す部位情報の入力を受け付けて記憶する。
ステップS2では、第1の超音波撮像装置4aの撮像制御部400が、第1の医師Daによる操作を受けて、被検者の部位pを撮像し、その超音波画像Gを生成して取得する。
ステップS3では、第1の超音波撮像装置4aの医師リスト要求機能部401が、第1の医師Daによる操作を受けて、部位pの画像診断を専門とする医師リストを、データベース6に要求する。すなわち、医師リスト要求機能部401が、データベース6に対して、部位pを特定する情報及び選定条件を表す情報と、部位pの画像診断を専門とする医師リストの要求を示す情報とを送る。
ステップS4では、データベース6の医師リスト作成機能部61が、その要求を示す情報を受け取り、受信した部位pを特定する部位情報と医師の選定条件を表す情報とを基に、その選定条件に合致した医師だけの医師リストを作成する。データベース6は、作成した医師リストDLの情報を第1の超音波撮像装置4aに送り返す。
ステップS5では、第1の超音波撮像装置4aの医師選択機能部402が、受け取った医師リストの情報を基にその医師リストLを画面に表示する。このとき、医師リストDLを構成する医師を、熟練レベルPLの高い順や、評価レベルCLの高い順など、プリセットされた並び順の条件にしたがって並び替えて表示する。また、それらの医師の中で現在ログインしており診断支援の依頼が可能な医師の欄と、ログインしておらず診断支援の依頼が不可能な医師の欄とを、背景の色やマークの有無などで差別化して表示する。あるいは、ログインしている医師を優先してもしくは抽出して表示する。
図7は、医師リストDLの表示例を示す図である。医師リストは、例えば図7に示すように、医師の氏名、専門部位、熟練レベル、診断経験年数、診断支援回数、評価レベル、評価人数、国籍、所属組織、組織の規模、使用言語、ログイン/ログアウトの状況、「コール」ボタンなどが一覧となって表示される。ログインしている医師の欄は、ログインしていない医師の欄と背景色を変えて強調される。
ステップS6では、第1の医師Daが、ログインしている医師の中から所望の医師を選択し、診断支援を依頼するための操作を行う。本例では、支援医として第2の医師Dbが選択された場合を想定する。この場合、第1の超音波撮像装置4aの医師選択機能部402は、その操作を受けて第2の医師Dbを選択し、第2の医師Dbがログインしている第2の超音波撮像装置4bをコールする。
ステップS7では、第2の超音波撮像装置4bが、第2の医師Dbによる操作を受けて、そのコールに応答する。これにより、第1の超音波撮像装置4aと第2の超音波撮像装置4bとがネットワーク2を介して互いに接続される。
ステップS8では、第1の超音波撮像装置4a及び第2の超音波撮像装置4bにおける画面共有機能部403が、超音波画像Gを表示した画面の共有を可能にする。また、チャット機能部404及び通話機能部405が、テキストによるチャット及び音声による通話を可能にする。第1の超音波撮像装置4aの翻訳機能部406は、第1の医師Daが第1の超音波撮像装置4aに入力する第1の言語Laによるテキストや音声を、第2の医師Db2が用いる言語である第2の言語Lbに変換して第2の超音波撮像装置4bに届ける。同様に、第2の超音波撮像装置4bの翻訳機能部406は、第2の医師Dbが第2の超音波撮像装置4bに入力するテキストや音声を、第1の医師Daが用いる第1の言語Laに変換して第1の超音波撮像装置4aに届ける。第1の医師Daは、超音波画像Gを示しながらチャットや通話を通して第2の医師Dbから画像診断の支援を受ける。画像診断の支援が終了したら、第1の超音波撮像装置4aと第2の超音波撮像装置4bとの接続を切断する。
ステップS9では、第1の超音波撮像装置4aのレポート機能部407が、第1の医師Daの操作を受けて、レポートRを作成する。レポートRには、診断済み超音波画像、所見、診断医、支援医、支援医に対する評価などが含まれる。レポートRは、データベース6に出力される。
ステップS10では、データベース6の更新機能部62が、受け取ったレポートRに基づいて、診断済み超音波画像を追加保存したり、支援医の実績や評価に関する情報等を更新したりする。
以上、本実施形態によれば、診断医は、ログインしている超音波撮像装置において、診断対象となる超音波画像が表す部位の画像診断を専門とする医師のリストをデータベースから取得し、その中で所望の医師を支援医として選択し、診断医がログインしている超音波撮像装置と、支援医がログインしている超音波撮像装置とをネットワーク経由で接続し、診断医は、支援医とコミュニケーションをとって診断支援を受けることができる。その結果、診断医は、医用画像の診断において、周りに診断支援者がいない場合であっても、適切な診断支援をタイムリーに受けることができる。
また、本実施形態によれば、医用システムが、チャット及び通話の翻訳を行う翻訳機能部を備えているので、診断医と支援医とで使用言語が異なるためにスムーズ(smooth)なコミュニケーションが難しいような場合であっても、コミュニケーションをスムーズにし、支障のない診断支援を行うことができる。特に、診断医及び支援医の用いる言語が英語以外である場合には、言語の壁が厚いため、本実施形態による効果は大きい。
なお、発明は本実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の追加・変更が可能である。
例えば、本実施形態では、ネットワークに接続する医用装置として超音波撮像装置を用いているが、当該医用装置として、放射線断層撮影装置や磁気共鳴イメージング装置、一般放射線撮影装置などの他のモダリティの撮像装置や、これらの撮像装置で取得された画像を表示して読影するための読影端末装置などを用いることもできる。ただし、超音波撮像装置4による取得された超音波画像の画像診断の場合、撮像と診断とが略同時に行われるケースが多い。そのため、リアルタイムに診断支援を受けることができる本提案による医用システムの効果は特に大きい。
また例えば、本実施形態では、診断支援サービスを実現させるのに必要な機能ブロックが、超音波撮像装置4の内部にも存在しているが、これらの機能ブロックを超音波撮像装置4の外部に設け、いわゆるクラウドコンピューティング(cloud computing)によって実現させるようにしてもよい。例えば、翻訳機能部を超音波撮像装置4の内部に持たず、ネットワーク2に翻訳専用端末を接続し、クラウドによって第1の医師Daと第2の医師Dbとの間の翻訳を行うようにしてもよい。
また例えば、コンピュータを当該医用装置として機能させるためのプログラムやその記憶媒体もまた、発明の一実施形態である。
1 医用システム(医用システム)
2 ネットワーク(ネットワーク)
4 超音波撮像装置(医用装置)
4a 第1の超音波撮像装置(第1の医用装置)
4b 第2の超音波撮像装置(第2の医用装置)
6 データベース(データベース)
61 医師リスト作成機能部(リスト作成手段)
62 更新機能部(熟練更新手段)(評価更新手段)
41 プローブ
42 駆動制御回路
43 コンピュータ
400 撮像制御部
401 医師リスト要求機能部
402 医師選択機能部(選択手段)
403 画面共有機能部
404 チャット機能部
405 通話機能部
406 翻訳機能部
407 レポート機能部
431 入力部
432 表示部
433 記憶部
434 データ処理部
435 インタフェース
436 マイク
437 スピーカ
Da 第1の医師
Db 第2の医師

Claims (10)

  1. ネットワークに接続されており、被検体の部位を表す医用画像を取得して表示する複数の医用装置と、
    前記ネットワークに接続されており、複数の医師について該医師を特定する情報と該医師が診断の専門とする部位とを対応付けて記憶するデータベースと、
    前記ネットワークに接続されており、前記複数の医用装置に含まれる第1の医用装置から、該第1の医用装置にて取得された医用画像が表す部位の情報を受信し、前記データベースを参照して該部位を診断の専門とする医師のリストを作成し、該リストを前記第1の医用装置に送信するリスト作成手段と、を備えており、
    前記第1の医用装置は、該装置にログインしている第1の医師による操作に応じて、前記リストの中から所望の第2の医師を選択し、前記複数の医用装置のうち前記第2の医師がログインしている第2の医用装置に接続を要請する選択手段を有しており、
    前記第1及び第2の医用装置は、前記第2の医用装置が前記要請に応じたときに、前記取得された画像を共有するとともに、前記第1の医師と前記第2の医師との音声及び/又は文章による実質的にリアルタイムなコミュニケーションを可能にするコミュニケーション手段を有している、医用システム。
  2. 前記データベースは、前記複数の医師について該医師を特定する情報と該医師の熟練及び/又は評価のレベルとを対応付けて記憶しており、
    前記リスト作成手段は、前記経験及び/又は評価のレベルに応じて選定された医師のリストを作成する、請求項1に記載の医用システム。
  3. 前記ネットワークに直接又は間接的に接続されており、前記コミュニケーションの実現により、前記データベースに記憶されている前記第2の医用装置の医師の熟練のレベルを更新する熟練更新手段をさらに備えた、請求項2に記載の医用システム。
  4. 前記第1の医用装置は、該装置の医師の操作に応じて、前記第2の医用装置の医師に対する評価を出力し、
    前記ネットワークに直接又は間接的に接続されており、該出力に基づいて前記データベースに記憶されている前記第2の医用装置の医師に対する評価のレベルを更新する評価更新手段をさらに備えた、請求項2または請求項3の医用システム。
  5. 前記複数の医用装置は、互いに異なる国または地域にそれぞれ配された2以上の医用装置を含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の医用システム。
  6. 前記第1の医用装置の入力部に入力された第1の言語による前記音声及び/又は文章を前記第1の言語とは異なる第2の言語に変換して前記第2の医用装置の出力に伝達するとともに、前記第2の医用装置の入力部に入力された前記第2の言語による前記音声及び/又は文章を前記第1の言語に変換して前記第1の医用装置の出力部に伝達する翻訳手段をさらに備えた、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の医用システム。
  7. 前記データベースは、診断済みの医用画像と該診断を行った医師を特定する情報とを対応付けて保存している、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の医用システム。
  8. 前記複数の医用装置は、超音波撮像装置である、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の医用システム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の医用システムを構成するよう設計された医用装置。
  10. コンピュータを、請求項9に記載の医用装置における各手段として機能させるためのプログラム。
JP2014220248A 2014-10-29 2014-10-29 医用システム及び医用装置並びにプログラム Active JP6514486B2 (ja)

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