WO2008041316A1

WO2008041316A1 - Appareil, procédé et programme de guidage routier, et support d'enregistrement

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Publication number: WO2008041316A1
Application number: PCT/JP2006/319723
Authority: WO
Inventors: Makoto Yoshihashi; Kumiko Shudo; Koji Hirose
Original assignee: Pioneer Corporation; Increment P Corporation
Priority date: 2006-10-02
Filing date: 2006-10-02
Publication date: 2008-04-10
Also published as: JP4633170B2; JPWO2008041316A1

Description

明細書

経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラムおよび記録媒体技術分野

[0001] 本発明は、設定された目的地への経路を誘導する地図画像を表示させる経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラムおよび記録媒体に関するものである。ただし、この発明の利用は、前述の経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラムおよび記録媒体に限るものではな、。

背景技術

[0002] 従来より、ナビゲーシヨン装置では、利用者にわ力りやすく経路を誘導するために様々な画像表示の技術が提供されてきた。たとえば、経路誘導画面において、交差点を曲がった直後等の表示画面の切り替わり時にも、進行方向の経路状況やつぎに右左折する交差点のランドマーク等が充分にわ力るように表示させるナビゲーシヨン装置が提供されている。

[0003] 上述のナビゲーシヨン装置は、具体的には、表示画面の切り替え時に、建物のない地図をー且表示し、その後で当該地図上に建物を立体表示する。このような表示により、地図が表示されている間に、現在走行中である道路の遠方の状況や、当該走行中の道路に対する他の道路の接続状況などを確認することができるようにする。また、建物の立体表示をおこなう際に、複数の建物を自車位置より遠方の建物力順に、利用者がそれぞれの建物を視認できる程度の時間間隔で立体表示する。したがつて、利用者は、複数の建物を手前の建物に邪魔されることなく 1つ 1つ順に確認できる（下記、特許文献 1参照。）。

[0004] 特許文献 1：特開 2004— 226368号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] しかしながら、上記特許文献 1の技術は、携帯電話などの携帯端末装置によってナピゲーシヨン実行する場合の表示画面の表示技術としては適して、な、。なぜならば、携帯端末装置の場合、表示画面が小さいために、特許文献 1のような立体表示をおこなうと表示可能な経路範囲が狭くなつてしまう。たとえ、縮尺を変更して広い経路範囲を表示させたとしても、表示サイズが小さぐ利用者に認識しにくい表示になってしまう。このように、携帯端末装置の場合、従来の表示方法を用いても見やすい表示画面を提供できな、と、う問題が一例として挙げられて、る。

[0006] また、携帯端末装置の場合、小さな表示画面に多数の情報を表示させると、利用者が表示画面を一瞥しただけでは、必要な情報の内容を認識できないという問題が一例として挙げられてヽる。

[0007] また、上記特許文献 1の場合、携帯端末装置の場合を問わず、従来、表示画面に表示させている情報の優先度と、表示画面のレイアウトとの関係が考慮されていなかつた。したがって、複数の情報を確認するために表示画面内の各表示箇所を見なければならな力つた。このような表示画面は、視点移動が多いために、閲覧する利用者に負担がかかると!、う問題が一例として挙げられて、る。

課題を解決するための手段

[0008] 請求項 1の発明にかかる経路誘導装置は、設定された目的地までの経路に沿って移動体を誘導するための画像を表示画面に表示させる経路誘導装置にぉ、て、前記移動体の現在地点前方の前記経路上に存在する複数の交差点または分岐点における進行すべき方向を示す誘導画像を生成する生成手段と、前記移動体が前記経路に沿って移動した場合に、前記生成手段によって生成された誘導画像を前記交差点または分岐点に到達する順序に配列して前記表示画面に表示させる表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記移動体が前記誘導画像の中の一の誘導画像に対応する交差点または分岐点を通過した場合に前記表示画面に表示されて、な、あらたな誘導画像を前記順序に応じて配列して表示させることを特徴とする。

[0009] また、請求項 8の発明にかかる経路誘導方法は、設定された目的地までの経路に沿って移動体を誘導するための画像を表示画面に表示させる経路誘導方法において、前記移動体の現在地点前方の前記経路上に存在する複数の交差点または分岐点における進行すべき方向を示す誘導画像を生成する生成工程と、前記移動体が前記経路に沿って移動した場合に、前記生成工程によって生成された誘導画像を前記交差点または分岐点に到達する順序に配列して前記表示画面に表示させる表示工程と、を含み、前記表示工程は、前記移動体が前記誘導画像の中の一の誘導画像に対応する交差点または分岐点を通過した場合に前記表示画面に表示されて V、な、あらたな誘導画像を前記順序に応じて配列して表示させることを特徴とする。

[0010] また、請求項 9の発明にかかる経路誘導プログラムは、請求項 8に記載の経路誘導方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。

[0011] また、請求項 10の発明にかかる記録媒体は、請求項 9に記載の経路誘導プロダラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする。

図面の簡単な説明

[0012] [図 1]図 1は、この発明の本実施の形態の経路誘導装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。

[図 2]図 2は、経路誘導装置の処理の内容の一例を示すフローチャートである。

[図 3]図 3は、本実施例に力かる携帯端末装置のハードウェア構成の一例を示すプロック図である。

[図 4]図 4は、ディスプレイに表示される経路誘導画面の構成の一例を示す説明図である。

[図 5]図 5は、経路誘導画面の画像表示処理の内容の一例を示すフローチャートである。

[図 6]図 6は、各表示領域を連動させた表示処理の内容の一例を示すフローチャートである。

[図 7]図 7は、経路誘導画面の他の表示例を示す説明図である。

符号の説明

[0013] 100 経路誘導装置

101 生成部

102 表示制御部

103 検出部

104 取得部

105 レイアウト部 110 表示画面

発明を実施するための最良の形態

[0014] 以下に添付図面を参照して、この発明にかかる経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。

[0015] (経路誘導装置の機能的構成）

まず、この発明の実施の形態に力かる経路誘導装置の機能的構成について説明する。図 1は、この発明の本実施の形態の経路誘導装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。図 1のように、この発明の実施の形態に力かる経路誘導装置 10 0は、生成部 101と、表示制御部 102と、検出部 103とを含んで構成される。さらに、表示制御部 102は、取得部 104と、レイアウト部 105とを含んで構成される。また、経路誘導装置 100には、設定された目的地への経路を誘導する地図画像を表示させる表示画面 110が接続されている。経路とは、利用者によって設定された目的地までの道筋を経路探索装置により検索して得られた誘導経路である。

[0016] 生成部 101は、表示画面 110に表示させる誘導情報を生成する。誘導情報とは、経路誘導装置 100を搭載した移動体の現在地点前方の誘導経路上に存在する複数の交差点または分岐点における進行すべき方向を示す画像である。なお、以下便宜上交差点または分岐点の双方の意味を含めて「分岐点」とよぶ。

[0017] ここで、誘導画像について詳しく説明する。誘導画像とは、右左折方向をあらわす矢印や、文字力もなる画像である。具体的には、たとえば、矢印からなる誘導画像は、特定された進行方向を向いて誘導経路走行した場合に、実際に利用者が右左折する方向を示した矢印の画像により構成されている。また、矢印があらわす方向は、単純に右、左、斜め右、斜め左のみでもよいが、実際の分岐点における誘導経路の形状に合わせた矢印の画像を生成してもよ、。

[0018] なお、生成部 101において、矢印を実際の誘導経路とどれだけ類似した形状の矢印の誘導画像を生成できるかは、生成部 101に提供される分岐点に関する情報 (詳しくは、段落番号 [0021]で説明する）の精度に依存する。また、あまりに実際の形状と類似させた矢印の画像を生成しても、利用者が瞬時に右左折判断をおこなうには適さない矢印の画像になってしまう場合もある。したがって、基本的には、単純な形状の矢印の画像を生成するように設定する。その後、利用者が適宜、生成する矢印の画像の形状のノリエーシヨンを設定し、最適な画像を生成するようにしてもよ!、。

[0019] また、文字からなる誘導画像は、利用者が右左折する方向を示したアルファベットや漢字の映像によって構成されている。具体的には、たとえば、右折をあらわす「R」、「右」、左折をあらわす「L]、「左」の画像が生成される。また、斜め右や斜め左をあらわす場合には、基本的な斜めをあらわす文字を追加してもよいし、文字自体を実際の分岐の形状に合わせて傾けた画像を生成してもよい。

[0020] また、上述した矢印や文字による誘導画像の他に、利用者によって右左折をあらわす画像を生成するように個別に設定してもよい。たとえば、生成部 101が、分岐点に関する情報として分岐点付近の進行すべき方向の目印となるランドマークの画像情報を取得した場合、このランドマークの画像情報を誘導画像として利用してもよい。このように、利用者ごとに誘導画像の内容を設定可能であるため、各利用者それぞれが最も認識しやす、誘導画像を生成することができる。

[0021] なお、生成部 101は、誘導画像を生成するために、誘導経路から分岐点に関する情報を取得している。分岐点に関する情報とは、分岐点の位置情報、右左折情報を含んだ情報である。また、分岐点に関する情報とは、上述の情報に加えて、分岐点の名称 (たとえば、「X〇小学校前」、「口町三丁目」など)情報や、分岐点の目印となるランドマークの画像情報などを含んでもよい。これらの分岐点に関する情報は、誘導経路の地図画像力抽出される。

[0022] また、生成部 101において誘導画像を生成するには、上述した分岐点に関する情報とともに、現在地点の情報が必要となる。したがって、生成部 101には、移動体の現在地点の情報が提供されている。この現在地点の情報とは、経路誘導装置 100の利用者が現在位置する場所をあらわす情報である。具体的には、たとえば、緯度経度情報が提供される。また緯度経度情報以外にも所定の基準点に対応した座標情報が提供されてもよい。

[0023] なお、現在地点を検出する手法として、たとえば、 GPS (Global Positioning Sy stem)信号を受信して現在地点を検出する手法が挙げられる。 GPS信号を用いた手法の場合、経路誘導装置 100に GPS信号レシーバを備え、この GPSレシーバにより受信した GPS信号に基づいて、緯度経度情報を算出する。また、 GPS信号を受信する手法の他に、携帯電話や PHS (Personal Handy -phone System)の通信基地局情報を利用して現在地点を検出する手法などがあり、どの手法を利用してちょい。

[0024] 表示制御部 102は、移動体が誘導経路に沿って移動した場合に、生成部 101によつて生成された誘導画像を分岐点に到達する順序に配列して表示画面 110に表示させる。また、表示制御部 102は、移動体が生成部 101により生成した誘導画像の中の一の誘導画像に対応する分岐点を通過した場合に、この一の誘導画像を表示画面 110から消去させてもよい。表示制御部 102は、この消去処理とともに、表示画面 110に表示されて、な、あらたな誘導画像を分岐点に到達する順序に応じて配列して表示させる。

[0025] また、表示制御部 102は、移動体の走行位置の移動に応じて表示画面 110上で、誘導画像をスクロールさせることもできる。このような表示制御をおこなう場合には、生成部 101に提供されている現在地点の情報における等時間間隔の変化量を検出し、各時間間隔における現在地点の変化量を算出して速度を検出すればよい。または、移動体に、検出部 103を備えてもよい。検出部 103は、移動体の走行速度を検出する。この検出部 103により検出された走行速度に応じて誘導画像をスクロールさせることがでさる。

[0026] また、表示制御部 102は、表示画面 110の表示領域を分割して任意の画像を表示させるために、取得部 104と、レイアウト部 105とを備えてもよい。取得部 104は、移動体の前方の地図画像を設定された目的地へ誘導する地図画像を取得する。レイアウト部 105は、誘導画像を取得部 104により取得した地図画像と同じ表示画面に表示させるように表示画面 110の表示領域を左右に分割する。そして。分割した一の表示領域に生成部 101により生成した誘導画像を表示させるように設定し、他の表示領域に取得部 104により取得した地図画像を表示させるように設定する。

[0027] また、表示制御部 102は、生成部 101により生成された誘導画像を走行位置の前方の誘導経路順に配置して表示させる。誘導経路順とは、現在地点から目的地まで誘導経路を走行した場合に、利用者が到達する分岐点の順序である。また、誘導画像の配置は、単純に等間隔で配置させてもよいが、好ましくは、実際の分岐点間の距離を縮尺した間隔で表示させるとともに、走行位置が分岐点に近づくごとに、当該分岐点の誘導画像をレイアウト部 105により設定した表示領域の下方へ移動するように表示させるとよい。このような表示により、つぎの分岐点までの距離を利用者に直感的に確認させることができる。

[0028] また、誘導経路順に配置させた誘導画像は、生成部 101にお、て、分岐点の数だけ生成されている力誘導経路の全長や、表示の縮尺設定によっては、すべての誘導画像を同時に表示画面 110に表示できない。したがって、表示制御部 102は、誘導経路順に所定の数の誘導画像だけ表示させてもよい。

[0029] また、表示制御部 102は、上述したように、レイアウト部 105により表示画面 110の表示領域を左右に分割し、一方の誘導画像を、他方に地図画像を表示させることができるが、さらに、一方の表示領域の下方には、誘導画像のうち、走行位置から所定の距離以内の分岐点の誘導画像を表示させるように制御してもよい。同時に、他方の表示領域の下方には、地図情報のうちの走行位置直近の地図画像を表示させるように制御する。

[0030] 上述のような表示制御をおこなうことにより、表示制御部 102は、誘導経路を確認するために今すぐに必要な、現在地点の直前の情報を表示画面 110の下方に集中して表示させることができる。利用者は、今すぐに必要な情報を確認するには、表示領域の下方を注目すればよぐ無用な視点移動を必要としない。また、利用者がどのような角度で表示画面 110を見ている力、どのような進行方向であるかに応じて走行位置周辺の情報を、表示領域の上方に集中させるように制御してもよい。また、表示画面 110を上下に分割した場合には、表示領域の右方または左方に走行位置周辺の情報が集中するように制御してもよ、。

[0031] さらに利用者が誘導経路を認識しやすい表示をおこなうため、表示制御部 102は、検出部 103により走行速度が検出される場合には、検出された走行速度に応じて誘導画像のスクロールの速度を調整して表示させている。このように、実際の走行速度とスクロールの速度とを調整することにより、利用者に、誘導情報以外にも走行速度を視覚的にわかりやすぐまた、認識しやすい表示を実現することができる。 [0032] また、同じく利用者が誘導経路を認識しやすい表示をおこなうため、表示制御部 10 2は、誘導経路上のいずれかの分岐点が走行位置力も所定の距離以内に近づくと、分岐点の誘導画像を拡大して表示させてもよ!ヽ。誘導画像を拡大する他にも誘導画像の色合、や濃度を変化させるなど、走行位置から所定の距離以内に近づヽた誘導画像が重要な情報であることを認識させるような表示をおこなってもよい。

[0033] (経路誘導装置の処理の内容）

つぎに、経路誘導装置 100の処理の内容について説明する。図 2は、経路誘導装置の処理の内容の一例を示すフローチャートである。図 2のフローチャートにおいて、まず、現在地点前方の経路上に分岐点がある力否かを判断する (ステップ S201)。ここで、経路上に分岐点がない場合は (ステップ S201 :No)、誘導画像を表示させる必要がないため、そのまま一連の処理を終了する。一方、ステップ S201において、経路上に分岐点がある場合は (ステップ S201： Yes)、分岐点において進行すべき方向をあらわす誘導画像を生成する (ステップ S202)。

[0034] つぎに、経路上のすべての分岐点の誘導画像を生成したか否かを判断する (ステツプ S203)。ここで、すべての分岐点の誘導画像を生成していない場合は (ステップ S 203 :No)、ステップ S202の処理に戻り、残りの分岐点の誘導画像を生成する。

[0035] 一方、ステップ S203において、すべての分岐点の誘導画像を生成した場合は (ステツプ S203 :Yes)、生成した誘導画像を到達順に配列し (ステップ S204)、現在地点に応じて誘導画像を表示画面 110に表示する (ステップ S205)。

[0036] そして、移動体の移動にともな、、分岐点を通過したか否かを判断する (ステップ S 206)。ここで、移動体が分岐点を通過した場合は (ステップ S206 : Yes)、通過した分岐点の誘導画像を表示画面 110から消去する (ステップ S 207)。なお、移動体が分岐点を通過していない場合は（ステップ S 206 : No)、そのままステップ S208の処理に移行する。

[0037] その後、移動体が目的地に到達したか否かを判断し (ステップ S208)、目的地に到達するまで、ステップ S205の処理に戻り、誘導画像の表示および消去を繰り返す (ステツプ S208 :Noのループ）。ステップ S208において、移動体が目的地に到達したと判断すると (ステップ S208 : Yes)、そのまま一連の処理を終了する。 [0038] 以上説明したように、本発明の実施の形態に力かる経路誘導装置 100は、分岐点における進行すべき方向を認識させるために特ィ匕した誘導画像を生成することができる。また、誘導画像の表示を生成した誘導画像を、地図画像と同一の表示画面 11 0に表示させるとともに指定した表示領域 (たとえば、表示領域の下方）に重要な情報が集中して表示されるように制御する。したがって、経路誘導をおこなうために重要な情報のみを効果的に表示させることにより、利用者にとって認識しやすい表示画面 1 10を提供することができる。

[0039] また、上述のように経路誘導装置 100は、重要な情報のみを効果的に表示させることができる。したがって一般のナビゲーシヨン装置と比較して表示画面の小さな、携帯端末装置などであっても、一瞥しただけで必要な情報が認識できるような誘導画像を実現することができる。

実施例

[0040] 以下に、この発明の実施例について説明する。本実施例では、車両のナビゲーシヨンをおこなうアプリケーションを格納した携帯端末装置において、本発明にかかる経路誘導プログラムを実行させた場合について説明する。なお、国や地域により、携帯端末装置を利用して車両のナビゲーシヨンをおこなう際に、運転者自身の携帯端末装置の操作が認められない場合がある。このような場合であっても、同乗者が携帯端末装置の利用者として誘導内容を確認し、運転者に誘導内容を指示するような手法で利用することができる。本発明にかかる画像表示装置は、即座に誘導内容が伝わるような表示ができるため、上述のような手法であっても、利用者自身が画面を確認する場合と遜色なく利用することができる。

[0041] (携帯端末装置のハードウア構成）

まず、本実施例に力かる携帯端末装置のハードウェア構成について説明する。図 3 は、本実施例に力かる携帯端末装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図 3にお!/、て、携帯端末装置 300は、 CPU301と、 ROM302と、 RAM303と、磁気ディスクドライブ 304と、磁気ディスク 305と、音声 IZF (インターフェース） 306 と、マイク 307と、スピーカ 308と、入力デバイス 309と、映像 IZF310と、ディスプレイ 311と、カメラ 312と、通信 I/F (インターフェース） 313と、 GPSユニット 314と、を備えている。また、各構成部 301〜314は、バス 320によりそれぞれ接続されている。

[0042] 以下、各構成部 301〜314について説明する。なお、携帯端末装置 300は、携帯電話端末としての機能や、ネットワークへ接続して通信をおこなう通信端末としての機能を備えている力ここでは、特にナビゲーシヨン機能を実行させた場合の処理について説明をおこなうため、ナビゲーシヨンに関する機能に関して説明する。

[0043] まず、 CPU301は、携帯端末装置 300の全体の制御を司る。 ROM302は、ブートプログラムの他に、特にナビゲーシヨンを実現するため、経路探索プログラム、経路誘導プログラムなどのプログラムを記録してヽる。

[0044] なお、上述したようにスポット情報検索プログラムなどのプログラムは、あら力じめ R OM302に記録されていてもよいが、後述する通信 IZF313を経由して外部ネットヮ一タカプログラムをダウンロードしてもよい。外部からダウンロードしたプログラムは、後述する RAM303や磁気ディスク 305に記録される。

[0045] RAM303は、 CPU301のワークエリアおよび携帯端末装置 300の内蔵メモリとして使用される。磁気ディスクドライブ 304は、 CPU301の制御にしたがって磁気ディスク 305に対するデータの読み取り Z書き込みを制御する。磁気ディスク 305は、磁気ディスクドライブ 304の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク 305としては、たとえば、 HD (ノヽードディスク）を用いることができる。

[0046] 磁気ディスク 303に記録される情報の他の一例として、経路探索'経路誘導などに用いる地図情報が挙げられる。地図情報は、建物、河川、地表面などの地物 (フィ一チヤ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを有しており、ディスプレイ 311の表示画面において 2次元または 3次元に描画される。携帯端末装置 300が経路誘導中の場合は、地図情報と後述する GPSユニット 314により取得された自車の現在地点とが重ねて表示されることとなる。

[0047] 地図情報の背景データには、地図上の各地点の緯度経度情報の他、各種地物の代表地点の緯度経度情報が含まれている。このため、たとえば、後述するディスプレィ 311に表示された地図情報上の 1点を利用者により指定された場合、その地点の緯度経度情報を地図情報力も抽出することができる。また、たとえば、ある地物の名称が入力された場合には、その代表地点の緯度経度情報を地図情報から抽出することができる。

[0048] なお、本実施例では地図情報を RAM303または磁気ディスク 305に記録するようにしたが、これに限るものではない。地図情報は、携帯端末装置 300のハードウェアと一体に設けられているものに限って記録されているものではなぐ携帯端末装置 30 0に接続可能な外部サーバに記録させておいてもよい。その場合、携帯端末装置 30 0は、たとえば、通信 IZF313を通じて、通信ネットワークを介して地図情報を取得する。取得された地図情報は RAM303や、磁気ディスク 305などに記録される。

[0049] 音声 IZF306は、音声入力用のマイク 307および音声出力用のスピーカ 308に接続される。マイク 307に受音された音声は、音声 IZF306内で AZD変換される。また、スピーカからは音声が出力される。また、入力デバイス 309は、文字、数値、各種指示などの入力のための入力ボタンが備えられている。また、外部接続コネクタを設けて、独立したキーボードを接続して入力させてもよ!、。

[0050] 映像 IZF310は、ディスプレイ 311と接続される。映像 IZF310は、具体的には、たとえば、ディスプレイ 311全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録する VRAM (Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ 311を表示制御する制御 ICなどにより構成される。

[0051] ディスプレイ 311には、アイコン、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ 311は、たとえば、用途に合わせた各種解像度の液晶ディスプレイを採用することができる。カメラ 312は、携帯端末装置 300本体に組み込まれたタイプでも、外部接続コネクトにより接続された外付けタイプでもよい。カメラ 312が撮影した映像は、映像 I/F310より記録用のデータに変換され、用途に応じて RAM303または磁気ディスク 305に記録される。

[0052] 通信 IZF313は、無線を介して通信ネットワークに接続され、他の携帯端末装置 3 00と CPU301とのインターフェースとして機能する。通信 I/F313を介した携帯端末装置 300間の通信は、直接おこなってもよいし、所定の基地局を介しておこなってもよい。通信 IZF313は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網と CPU301とのインターフェースとしても機能する。 [0053] 通信網には、 LAN,公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信 IZF 313は、たとえば、 FMチューナー、 VICS (Vehicle Information and Commu nication System) /ビーコンレシーノ、無線通信機器、およびその他の通信機器により構成される。

[0054] 0 3ュニット314は、 GPS衛星からの電波を受信し、携帯端末装置 300の現在地点を示す情報を出力する。 GPSユニット 314の出力情報は、 CPU301による携帯端末装置 300の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度'経度、高度などの、地図データ上の 1点を特定する情報である。

[0055] なお、上述した携帯端末装置 300のハードウェア構成に対応させると、図 1に示した経路誘導装置 100の生成部 101は、たとえば CPU301、 ROM302、磁気ディスクドライブ 304、磁気ディスク 305、入力デバイス 309および通信 IZF313によりその機能を実現する。また、表示制御部 102は、たとえば CPU301、 ROM302、 RAM30 3および映像 I/F310によりその機能を実現する。検出部 103は、たとえば CPU30 1、 ROM302および GPSユニット 314によりその機能を実現する。また、取得部 104 は、たとえば CPU301、 ROM302、磁気ディスクドライブ 304および磁気ディスク 30 5によりその機能を実現する。また、レイアウト部 105は、たとえば CPU301、 ROM3 02および映像 IZFによりその機能を実現することができる。また、経路誘導装置 100 と接続された表示画面 110は、たとえばディスプレイ 311によりその機能を実現する。

[0056] (経路誘導画面の構成）

つぎに、携帯端末装置 300によってディスプレイ 311に表示される経路誘導画面の構成について説明する。図 4は、ディスプレイに表示される経路誘導画面の構成の一例を示す説明図である。

[0057] 図 4のように、経路誘導画面は、ディスプレイ 311の表示領域 400力地図画像の表示領域 410と、誘導画像の表示領域 420とに分割されている。地図画像の表示領域 410は、走行位置ポイント 411と、ノレート 412と、直近分岐点、 413と、直線ノレート 41 4と、縮尺ポイント 415と、方位ポイント 416と、ルート種別 417と、測位種別 418とによつて構成されている。また、地図画像の表示領域 410の各構成 411〜418は、それぞれ下記のような内容をあらわしている。 [0058] ·走行位置ポイント 411：現在の走行位置をあらわす

•ルート 412 ：目的までの誘導経路をあらわす

•直近分岐点 413 ：つぎの分岐点をあらわす

•直線ルート 414 ：走行位置から目的地までの直線経路をあらわす

'縮尺ポイント 415 ：地図画像の縮尺をあらわす

•方位ポイント 416 ：地図画像の方位をあらわす

'ルート種別 417 ：現在の走行中のルートの種別（有料 Z—般）をあらわす •測位種別 418 ：走行位置の測位方法をあらわす

[0059] なお、表示領域 410の地図画像は基本的に従来の経路誘導画面と同等の表示処理をおこなうことができる。たとえば、通常の地図画像として利用者が閲覧したい箇所の指定を受け付けると、該当箇所を表示させる処理や、目的地までのルートを先取りして表示させる処理などが可能である。

[0060] 一方、誘導画像の表示領域 420は、右左折距離 421と、誘導ポイント 422〜425とによって構成されている。また、誘導画像の表示領域 420の各構成 421〜425は、それぞれ下記のような内容をあらわしている。なお、誘導ポイントはそれぞれ分岐点間の距離に応じて配置されるため、一度に表示される数には、走行位置に応じて適宜変化する。

[0061] ·右左折距離 421 ：走行位置力直近の分岐点までの距離をあらわす

'誘導ポイント 422〜425：分岐点における右左折方向をあらわす

[0062] また、携帯端末装置 300により走行位置の変化が検出されると、走行状態となり、走行速度に応じて表示領域 410、 420ともに表示内容を変化させる。

[0063] 具体的には、表示領域 410では、走行に応じて走行位置ポイント 411が、ルート 41

2を走行するように移動する。実際には、走行位置ポイント 411は、表示領域 410の所定の位置に固定して表示されるため、ルート 412が表示領域 410の下方ヘスクロールしてヽくように表示される。

[0064] また、表示領域 420では、走行に応じて右左折距離 421の数値が変化する。また、誘導ポイント 422〜425は、通過済みの誘導ポイントは消去され、つぎに配置されている誘導ポイントが、 Omの位置に表示される。 [0065] 具体的に説明すると、走行位置ポイント 411が、直近分岐点 413を通過すると、誘導ポイント 422は消去され、誘導ポイント 423が Omの位置に配置される。また、誘導ポイント 425の後方に配置された誘導ポイントが、誘導ポイント 423との距離に応じて適宜表示される。このように、走行に応じて誘導ポイント 422〜425は、表示領域 420 の上方から下方へ落下するように表示される。

[0066] なお、上述した 2つの表示領域 410、 420と独立して目的地までの距離を表示する表示領域 401と、到着予定時刻を表示する表示領域 402とがそれぞれ設定されている。このように、表示領域 400は、重要な情報が下方に集中して表示されるように設定されている。

[0067] (経路誘導画面の画像表示処理の内容）

つぎに、携帯端末装置 300により図 4の表示領域 400に示したような経路誘導画面を表示させるための具体的な処理の内容について詳細に説明する。図 5は、経路誘導画面の画像表示処理の内容の一例を示すフローチャートである。図 5のフローチヤートにおいて、まず、携帯端末装置 300の現在地を測位し (ステップ S501)、現在地の半径 50m以内に探索したルートがある力否かを判断する（ステップ S502)。

[0068] ステップ S502において、現在地の半径 50m以内に探索したルートがない場合には (ステップ S502 :No)、ステップ 501に戻り、再度現在地を測位する処理に移行する (ステップ S501)。一方、現在地の半径 50m以内に探索したルートがある場合には (ステップ S502 : Yes)、現在地とルートとのルートマッチングをおこなう（ステップ S50

3)。

[0069] つぎに、ルートマッチングにより特定したルートの進行方向を決定する（ステップ S5

04)。さらに、現在地の地図を、決定した進行方向を基準にヘディングアップ表示させる (ステップ S505)。ヘディングアップ表示とは、基準とした方向が上を向くように表示させる表示手法である。したがって、ステップ S505の処理〖こより、地図画像は、右左折によって適宜回転して、常に進行方向が上を向くように表示される。

[0070] その後、現在地から表示可能距離内（図 4の場合、約 lkm以内）の誘導ポイントの情報を取得すると (ステップ S506)、取得した誘導ポイントを距離順に配列し (ステツプ S507)、現在地からの距離に応じて誘導ポイントを表示させる（ステップ S508)。 [0071] 続いて、現在地の半径 100m以内に誘導ポイントがあるか否かを判断し (ステップ S 509)、半径 100m以内に誘導ポイントがある場合には (ステップ S509 : Yes)、半径 1 OOm以内に該当する誘導ポイントを拡大して表示させる (ステップ S 510)。

[0072] ステップ S510の処理が終了した、もしくは、半径 100m以内に誘導ポイントがなかつた場合には (ステップ S509 : No)、続いて、経路誘導が終了したか否かを判断する (ステップ S511)。ステップ S511の判断により経路誘導が継続中であると判断された場合は (ステップ S511 :No)、ステップ S501の処理に戻り、再度、表示処理をおこなう。一方、経路誘導が終了した場合には (ステップ S511 : Yes)、そのまま一連の表示処理を終了する。

[0073] なお、図 5に示したステップ S502における現在地からの半径の値や、ステップ S50 9における現在地からの半径の値は、一例であって、利用者により適宜変更させ、認識しゃす、表示に近づけることができる。

[0074] (各表示領域を連動させた表示処理）

つぎに、各表示領域 (表示領域 410、 420)を連動させた表示処理について説明する。図 4のような地図画像の表示領域 410と、誘導画像の表示領域 420とは双方の表示内容を連動させた表示処理をおこなうこともできる。

[0075] 具体的には、表示領域 420に表示したいずれかの誘導ポイントに対して利用者からの指定を受け付けると、表示領域 410は、指定された誘導ポイントに対応する分岐点の地図画像を表示させるような表示処理をおこなうことができる。

[0076] 図 6は、各表示領域を連動させた表示処理の内容の一例を示すフローチャートである。図 6のフローチャートにおいて、まず、利用者から誘導ポイントの指定を受け付けたか否かを判断する (ステップ S601)。ここで、指定を受け付けると (ステップ S601 ： Yes)、指定された誘導ポイントの緯度経度情報を取得する (ステップ S602)。なお、ステップ S601において、指定を受け付けなかった場合は（ステップ S601 :No)、表示領域 410には通常通り現在地に対応した地図画像を表示させるため、ステップ S6 06の処理に移行する。

[0077] つぎに、取得した緯度経度におけるルートの進行方向を決定し (ステップ S603)、さらに、取得した緯度経度の地図情報を、ステップ S603において決定した進行方向を基準にしてヘディングアップ表示する（ステップ S604)。

[0078] そして、ステップ S604によるヘディングアップ表示がおこなわれてから所定時間経過した力否かを判断する (ステップ S605)。ここで、所定時間経過するまで待ち (ステップ S605 :Noのループ）、経過すると（ステップ S605 :Yes)、現在地の地図画像を、進行方向を基準にしてヘディングアップ表示して (ステップ S606)—連の処理を終了する。以上説明したような処理をおこなうことにより、利用者は、指定した誘導ポイントが実際にどのような道路であるかを確認することができる。

[0079] (経路誘導画面の表示例）

つぎに、経路誘導画面の他の表示例について説明する。図 7は、経路誘導画面の他の表示例を示す説明図である。図 7に表示例 710、 720、 730、 740として表示したように様々な表示を設定することができる。

[0080] 図 7の表示例 710、 720は、誘導ポイントの種類を変更させた経路誘導画面である。表示例 710は、漢字によって構成された誘導ポイント 711〜713がつぎつぎと落下してくるように表示させた経路誘導画面である。また、表示例 720は、左右をあらわす英語の頭文字 (L、 R)によって構成された誘導ポイント 721〜723がつぎつぎと落下してくるように表示させた経路誘導画面である。

[0081] 表示例 710、 720に示したような漢字やアルファベットを用いた誘導ポイント 422〜 425を表示させることにより、矢印を実際の方向をあらわす言葉に変換する処理を省くことができる。本実施例のように、運転者に対して携帯端末装置 300の利用者である他の搭乗者が右左折方向を指示する作業が必要となる場合、搭乗者による右左折方向の言い間違いを防ぐことができる。

[0082] また、図 7の表示例 730、 740は、あらたな付加情報を加えた経路誘導画面である。表示例 730は、誘導ポイント 731〜733のうち、特定の情報を含んだ誘導ポイント 7 32は、色彩を変化させて表示させる。特定の情報とは、ルートの中間地付近をあらわす情報や、所定の距離ごとに設定された休憩箇所をあらわす情報、一般道路と有料道路との切り替え地点のあらわす情報などが挙げられる。またこれらの情報の他にも、利用者によって任意に設定した情報を付加することもできる。

[0083] また、表示例 740は、道路の通行状況を表示する機能を備えた表示をあらわして!/、る。携帯端末装置 300が、通信 IZF313を用いて渋滞情報を取得した場合に、ルート 412に渋滞箇所をあらわす警告ポイント 741を追加して表示させるとともに、警告ポイント 741に該当する区域 742も、渋滞をあらわすために、他の区間と異なる色で表示させる。

[0084] また、図 7に示した表示例の他にも、 1キロより先の誘導ポイントは、画面上に表示されている最も遠い誘導ポイント (たとえば図 4に示した誘導ポイント 425)に、まとめて重ねて表示させてもよい。さらに、この際に、どの位の数の誘導ポイントが重ねられているかを把握できるように表示させてもよい。このような表示をおこなうことにより、利用者は、あと何回右左折をおこなえば目的地に到達するかを視覚的に確認することができる。

[0085] 以上説明したように、本実施例によれば、携帯端末装置 300のディスプレイ 311であっても、経路誘導に必要な情報を利用者が容易に認識できるように表示させることができる。

[0086] なお、本実施の形態で説明した経路誘導方法は、あら力じめ用意されたプログラムをパーソナル 'コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、 CD-ROM, MO、 DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体力も読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。

Claims

請求の範囲

[1] 設定された目的地までの経路に沿って移動体を誘導するための画像を表示画面に表示させる経路誘導装置にお!、て、

前記移動体の現在地点前方の前記経路上に存在する複数の交差点または分岐点における進行すべき方向を示す誘導画像を生成する生成手段と、

前記移動体が前記経路に沿って移動した場合に、前記生成手段によって生成された誘導画像を前記交差点または分岐点に到達する順序に配列して前記表示画面に表示させる表示制御手段と、を備え、

前記表示制御手段は、前記移動体が前記誘導画像の中の一の誘導画像に対応する交差点または分岐点を通過した場合に前記表示画面に表示されて、な、あらたな誘導画像を前記順序に応じて配列して表示させることを特徴とする経路誘導装置

[2] 前記表示制御手段は、前記移動体の走行位置の移動に応じて前記誘導画像をスクロールさせることを特徴とする請求項 1に記載の経路誘導装置。

[3] 前記表示制御手段は、

前記移動体の前方の地図画像を設定された目的地へ誘導する地図画像を取得する取得手段と、

前記誘導画像を前記地図画像と同じ表示画面に表示させるように前記表示画面の表示領域を左右に分割し、一の表示領域に前記地図画像を表示させるように設定し、他の表示領域に前記誘導画像を表示させるように設定するレイアウト手段と、を備え、

さらに、前記一の表示領域の下方に前記地図情報のうちの前記走行位置直近の地図画像を表示させるとともに、前記他の表示領域の下方に前記走行位置から所定の距離以内の前記誘導画像を表示させることを特徴とする請求項 1に記載の経路誘導装置。

[4] 前記表示制御手段は、前記誘導画像があらわす交差点または分岐点の実際の配置間隔を所定の割合で縮尺して表示させるとともに、

前記走行位置が前記交差点または分岐点に近づくごとに、当該交差点または分岐点の誘導画像を前記表示領域の下方へ移動するように表示させることを特徴とする請求項 2に記載の経路誘導装置。

[5] 前記移動体の走行速度を検出する検出手段を備え、

前記表示制御手段は、前記検出手段により検出した走行速度に応じて前記誘導画像の下方への移動速度を調整して表示させることを特徴とする請求項 3に記載の経路誘導装置。

[6] 前記生成手段は、交差点または分岐点に関する情報を用いて、交差点または分岐点の進行すべき方向をあらわす矢印または文字力なる誘導画像を生成することを特徴とする請求項 3に記載の経路誘導装置。

[7] 前記表示制御手段は、前記経路上の!/、ずれかの交差点または分岐点が前記走行位置から所定の距離以内に近づくと、前記交差点または分岐点の誘導画像を拡大して表示させることを特徴とする請求項 1〜6のいずれか一つに記載の経路誘導装置。

[8] 設定された目的地までの経路に沿って移動体を誘導するための画像を表示画面に表示させる経路誘導方法にお!、て、

前記移動体の現在地点前方の前記経路上に存在する複数の交差点または分岐点における進行すべき方向を示す誘導画像を生成する生成工程と、

前記移動体が前記経路に沿って移動した場合に、前記生成工程によって生成された誘導画像を前記交差点または分岐点に到達する順序に配列して前記表示画面に表示させる表示工程と、を含み、

前記表示工程は、前記移動体が前記誘導画像の中の一の誘導画像に対応する交差点または分岐点を通過した場合に、前記表示画面に表示されて、な、あらたな誘導画像を前記順序に応じて配列して表示させることを特徴とする経路誘導方法。

[9] 請求項 8に記載の経路誘導方法をコンピュータに実行させることを特徴とする経路誘導プログラム。

[10] 請求項 9に記載の経路誘導プログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。