WO2007046168A1

WO2007046168A1 - エレベーターの呼び登録装置

Info

Publication number: WO2007046168A1
Application number: PCT/JP2006/312004
Authority: WO
Inventors: Masaomi Katsura
Original assignee: Mitsubishi Electric Corporation
Priority date: 2005-10-19
Filing date: 2006-06-15
Publication date: 2007-04-26
Also published as: JP2009007074A

Abstract

エレベーターの呼び登録装置は、かご室１内に設けられ、区画に仕切られた複数の釦を有すると共に、該釦に対応した制御の実行指令を発生する第１タッチパネル１１と、乗客が釦に触れたことにより前記釦に対応したアナウンスを発生する第１スピーカ１３と、所定時間内に釦と同一の前記釦を再び乗客が触れることにより釦に対応した実行指令を確定する登録制御部２０ｃとを備え、乗場又は前記かご内に設けられ、エレベーターの利用が許可される乗客か否かを判断する認証手段と、認証手段により認証が認められると、前記タッチパネルを動作可能な状態にする制御手段と、を備えたものである。

Description

明細書

エレベーターの呼び登録装置技術分野

[0001] 本発明は、エレベーターの呼び登録装置に関し、特に視覚障害者に適するものである。

背景技術

[0002] 従来のエレベーターの呼び登録装置は、エレベーターの乗場及びかご内に設置された操作盤と、操作盤内に配置され、力ごの運転を行なう操作釦と、乗場または前記力ご内のどちらか一方の操作釦に隣接して設けられ、操作釦の表示内容と同一内容を表す点字文字と操作釦の表示内容と同一内容を表す絵文字によって構成されている標識部と、乗場及びかご内に設けられ、標識部に触れた場合に、触れた標識部の表示内容を音声報知する音声装置を備えてレ、る。

さらに、乗場及びかご内に設けられ、操作釦が操作された場合に、操作された操作釦の表示内容を音声報知する音声装置を備えてレ、る。

[0003] 上記呼び登録装置によれば、点字文字を理解することが困難である視覚障害者でも

、エレベーターの操作釦の表示内容を容易に認識できる。

[0004] 特許文献 1 :特開 2004— 269196公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] 上記呼び登録装置は、視覚障害者が点字などの標識部を触れた場合に音声でその表示内容をアナウンスされても、それに隣接する操作釦は手探りで探すしかなぐ誤って他の操作釦を押してしまレ、、希望する操作と異なる操作が成されるという課題があった。

[0006] 本発明は上記課題を解消するためになされたもので、視覚障害者が操作し易いェレベータ一の呼び登録装置を提供することを目的とする。課題を解決するための手段

[0007] 第 1の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、乗場又はかご内に設けられ、区画に仕切られた複数の釦を有すると共に、該釦に対応した制御の実行指令を発生するタツチパネルと、乗客が前記釦に触れたことにより前記釦に対応したアナウンスを発生する音声発声手段と、所定時間内に前記釦と同一の前記釦を再び乗客が触れることにより前記釦に対応した実行指令を確定する登録制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。

[0008] 第 2の発明に係るエレベーターの呼び登録装置は、乗場又はかご内に設けられ、ェレベータ一の利用が許可される乗客か否力 ^判断する認証手段と、認証手段により認証が認められると、タツチパネルを動作可能な状態にする制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。

発明の効果

[0009] 第 1の発明によれば、音声発声手段は乗客がタツチパネルの釦に触れたことにより釦に対応したアナウンスを発生し、登録制御手段が所定時間内に釦と同一の釦を再び乗客が触れることにより釦に対応した実行指令を確定したので、視覚障害者の呼び登録などの誤操作を排除することにより、操作し易い呼び登録装置を得ることができるという効果がある。

[0010] 第 2の発明によれば、制御手段が認証手段により認証が認められると、タツチパネルを動作可能な状態にしたので、認証者以外のエレベーターの操作を防止できるとレヽう効果がある。

図面の簡単な説明

[0011] [図 1]本発明の一実施の形態を示すエレベーターの呼び登録装置を含む全体図である。

[図 2]図 1に示す第 1タツチパネルの正面図 (a)、図 1に示す第 2タツチパネルの正面図 (b)である。

[図 3]図 1による呼び登録装置の内部ブロック図である。

[図 4]図 1による呼び登録装置の動作を示すフローチャートである。

符号の説明

[0012] 1 かご室、 9 第 1認証部、 11 第 1タツチパネル、 13 第 1スピーカー、 19c 第 1制御部、 20c 登録制御部、 21 第 2タツチパネル、 23 第 2認証部、 25c 第 2制御部、 27 第 2スピーカー。

発明を実施するための最良の形態

[0013] 実施の形態 1.

本発明の一実施の形態を図 1から図 3を参照して説明する。図 1は本発明の一実施の形態を示すエレベーターの呼び登録装置を含む全体図、図 2は図 1に示す第 1タツチパネルの正面図 (_a)、図 1に示す第 2タツチパネルの正面図 (b)、図 3は図 1による呼び登録装置の内部ブロック図である。

図 1において、エレベーターの昇降路 5が設けられ、機械室には制御盤 20が設置されており、力ご室 1内には側面に操作盤 7が取り付けられ、天井付近に第 1音声発声手段としての第 1スピーカー 13が固定されている。

操作盤 7には、戸の開閉、かご室 1の行き先階の登録など操作釦を画面表示すると共に、表示画面に触れることにより、表示画面の機能を選択できる第 1タツチパネル 1 1と、乗客を認証する第 1認証部 9とが設けられている。

図 2(a)において、第 1タツチパネル 11は、戸の開閉、力室 1の行き先階の登録など呼び釦 11aと、戸の開放を指示する戸開釦 11cと、戸の戸閉を指示する戸閉め釦 1 If とを有すると共に、呼び釦 11a,戸開釦 11c,戸閉め釦 l lfを画面表示すると共に、表示画面に触れることにより呼び釦 l la，戸開釦 l lc，戸閉め釦 l lfを選択できる。

[0014] 乗場 3には、乗客が上方にかご室 1の行先階の登録を成す上昇用の乗場呼び釦 21a と、乗客が下方に力、ご室 1の行先階の登録を成す下降用の乗場呼び釦 21cとを有すると共に、画面表示すると共に、表示画面に触れることにより乗場呼び釦 21a, 21cを選択できる第 2タツチパネル 21と、乗客を認証する第 2認証部 23とが設けられている力、ご室 1外には、側面に第 1タツチパネル 11を制御する第 1パネル制御部 19と、天井に第 1スピーカー 13を制御する第 1音声制御部 17とを有している。

昇降路 5の乗場 3には、第 2タツチパネル 21を制御する第 2パネル制御部 25と、第 2 スピーカー 27を制御する第 2音声制御部 29とを有している。

[0015] 図 3において、制御盤 20には、力ご室 1の動作を制御するエレベーター制御部 20a と、第 1パネル制御部 19及び第 1音声制御部 17に接続されると共に、第 2パネル制御部 25及び第 2音声制御部 29に接続される登録制御部 20cと、第 1パネル制御部 1 9及び第 1認証部 9に接続された第 1認証判定部 20eと、第 2パネル制御部 25及び第 2認証部 23に接続された第 2認証判定部 20fとを有している。

[0016] 第 1パネル制御部 19には、第 1タツチパネル I lkの釦に触れたことにより生じる指令信号を受信すると共に、制御盤 20の登録制御部 20cに送信する第 1送受信部 19aと、登録制御部 20c，第 1認証部 20eからのオン指令信号により第 1タツチパネル 11を動作可能にすると共に、登録制御部 20c、第 1認証部 20eからのオフ指令信号により第 1タツチパネル 11の動作を停止する第 1制御部 19cとを有している。

第 2パネル制御部 25には、第 1タツチパネル 21に釦に触れたことにより生じる指令信号を受信すると共に、制御盤 20の登録制御部 20cに送信する第 2送受信部 25aと、登録制御部 20c、第 2認証部 20fからのオン指令信号により第 2タツチパネル 21を動作可能にすると共に、登録制御部 20c、第 2認証部 20fからのオフ指令信号により第 2タツチパネル 21の動作を停止する第 2制御部 25cとを有している。

[0017] 上記のように構成されたエレベーターの呼び登録装置の動作を図 1から図 4を参照して説明する。図 4は図 1による呼び登録装置の動作を示すフローチャートである。いま、力ご室 1の戸が開放されていて、第 1タツチパネル 11は消灯状態、つまり動作停止状態となっており、視覚障害者の乗客はエレベーターを操作することができない。乗客はかご室 1に乗車し、第 1認証部 9にて指紋などの認証を成すと、制御盤 20の第 1認証判定部 20eは、予め登録された指紋のパターンと照合して認証の是非の判定をする (ステップ S 101)。認証が認められると、第 1制御部 19cがオン指令信号を第 1タツチパネル 11に送信し、第 1タツチパネル 11が画面を点灯して第 1タツチパネル 1 1を動作可能な状態にする (ステップ S 103)。

[0018] 次に、乗客が第 1タツチパネル 11の「2Fの呼び釦」に触れると (ステップ S 105)、触れた「2Fの呼び釦」に対応するパネル信号が第 1送受信部 19aに送信され、第 1送受信部 19aがパネル信号を登録制御部 20cに送信する。

登録制御部 20cはパネル信号の内容をアナウンスするように第 1音声制御部 17に音声再生指令を送信し、乗客が第 1タツチパネル 11に触れた「 2F」の呼び釦に触れると、第 1音声制御部 17が第 1スピーカー 13から「2Fの呼び釦が選択されました。確定するには、もう一度同じ場所を選択してください。」とのアナウンスが流れる (ステップ S 107)、登録制御部 20cは、第 1表示制御部 19cに第 1タツチパネル 11の「2F」の呼び釦を選択する準備状態を示す準備指令信号を送信する (ステップ S109)。

[0019] 次に、乗客が上記「2F」の呼び釦に触れてから所定時間内に、第 1タツチパネル 11 の「2F」の呼び釦に再び触れると、登録制御部 20cは、「2F」の呼び釦の実行指令を確定する (ステップ S 111)。該確定された旨の内容をアナウンスさせるように第 1音声制御部 17に音声再生指令を送信し、第 1スピーカ 13から「2Fの呼び釦が確定しました」旨アナウンスすると共に (ステップ S113)、第 1制御部 19cを介して、 2Fの呼び釦を登録された表示にする (ステップ S115)。制御部 20aは 2Fの呼びが登録されたので、かご室 1を 2Fに向かって走行して停止さる (ステップ S117)。

[0020] 制御部 20aは、力、ご室 1への最後の呼びである「2F」と、力、ご室 1の停止位置が一致しているか否かを判断し (ステップ S 119)、一致しておれば、第 1制御部 19cを介して第 1タツチパネル 11の画面を消灯すると共に、第 1タツチパネル 11の動作を停止し（ステップ S121)、終了する。

一方、ステップ S111において、第 1タツチパネル 11の「2F」の呼び釦に触れてから、所定時間内に、上記「2F」の呼び釦に触れないと、ステップ 109の準備状態を解除する (ステップ S 123)。

[0021] 上記実施の形態では、力ご室 1の第 1タツチパネルの動作を説明したが、乗場 3の第 2タツチパネル 21でも同様の作用、効果を奏することは言うまでもない。

[0022] 上記実施の形態によれば、かご室 1内に設けられ、区画に仕切られた複数の釦を有すると共に、該釦に対応した制御の実行指令を発生する第 1タツチパネル 11と、乗客が釦に触れたことにより前記釦に対応したアナウンスを発生する第 1スピーカ 13と、所定時間内に釦と同一の前記釦を再び乗客が触れることにより釦に対応した実行指令を確定する登録制御部 20cとを備える。これにより第 1スピーカ一は乗客が第 1タツチパネル 11の釦に触れたことにより釦に対応したアナウンスを発生し、登録制御部 2 Ocが所定時間内に釦と同一の釦を再び乗客が触れることにより釦に対応した実行指令を確定したので、視覚障害者の呼び登録などの誤操作を排除することにより、操作し易い呼び登録装置を得ることができる。産業上の利用可能性

本発明は、エレベーターの呼び登録装置に適用できる。

Claims

請求の範囲

[1] 乗場又はかご内に設けられ、区画に仕切られた複数の釦を有すると共に、該釦に対応した制御の実行指令を発生するタツチパネルと、

乗客が前記釦に触れたことにより前記釦に対応したアナウンスを発生する音声発声手段と、

所定時間内に前記釦と同一の前記釦を再び乗客が触れることにより前記釦に対応した実行指令を確定する登録制御手段と、

を備えたことを特徴とするエレベーターの呼び登録装置。

[2] 前記乗場又は前記かご内に設けられ、エレベーターの利用が許可される乗客か否かを判断する認証手段と、

前記認証手段により認証が認められると、前記タツチパネルを動作可能な状態にする制御手段と、

を備えたことを特徴とする請求項 1に記載のエレベーターの呼び登録装置。