JP2016088647A - エレベータ装置 - Google Patents

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恵治 松本
祐太 助川
Yuta Sukegawa
祐太 助川
山本 裕之
Hiroyuki Yamamoto
裕之 山本
真大 仲田
Masahiro Nakata
真大 仲田
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Abstract

【課題】乗りかごのサービス性を損わず、利用者が気まずい思いをせずに乗り場階でのサービスも提供でき、利用者向けサービスが向上するエレベータ装置を提供する。
【解決手段】このエレベータ装置では、エレベータ制御装置1における乗りかご2A〜2Cを群管理して制御する群管理制御装置3内に備えられたドアリオープン判定部9が乗り場階5A〜5Nの何れかの利用者による乗り場呼び釦6A〜6Nの操作に応じてかご2A〜2Cの運用状態を検出した結果の判定要素に基づいてドアの再開を有効にするか無効にするかを判定する際、号機制御装置4A〜4C経由で得られるかご内荷重検出器13A〜13Cでのかご内荷重値が所定値以上か否かによる第1の判定要素、及びかご2A〜2Cの後発となる号機が所定時間以内に乗り場階5A〜5Nにおける乗り場呼びに該当する階に到着するか否かによる第2の判定要素を用い、判定結果を装置4A〜4Cへ指示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の各階床毎の各乗り場階の何れかで乗り場呼び釦が操作されたときに複数台の乗りかごの各号機を群管理して制御する群管理制御装置が乗り場呼びに該当する乗り場階で出発前の乗りかごへドアの再開を指示する機能を持つエレベータ装置に関する。
従来、エレベータ装置の乗り場での利用者向けのサービスに関連する周知技術として、利用者が現在停止中の乗りかごにドア再開して乗り込むか、次に到着する乗りかごに対する乗り場呼びを登録するかの選択を容易に行うことができる「エレベータの乗場戸開装置」(特許文献1参照)が挙げられる。
特開2000−219467号公報
上述した特許文献1記載の乗り場戸開装置は、エレベータの乗り場に設けられ、乗りかごに対する乗り場呼びを登録する乗り場釦が操作されたとき、その乗り場呼びによる乗りかごの昇降方向についての同方向に乗りかごが乗り場に到着しており、ドアが閉鎖完了していないと乗りかごに戸開指令を与える基本機能を持つもので、乗り場にドア再開可能状態を知らせる報知装置を設けることにより、乗り場の利用者が現在停止中の乗りかごにドア再開して乗り込むか、次に到着する乗りかごに対する乗り場呼びを登録するかの選択を容易に判断できるようにしている。
ところが、係る機能の乗り場戸開装置を乗り場の利用者数が相当に多く、乗りかごが建物の各階床毎の各乗り場階に複数並設される群管理機能を持つエレベータ装置に適用した場合を想定すると、例えば或る乗り場階の利用者が現在停止中の乗りかごのドアを再開状態とさせて乗りかご内の状況を把握したものの、既に乗りかご内に乗り込んでいる利用者(乗客)が多いために乗り込まないことを選択した場合、その乗り場階の利用者が乗りかご内の他の利用者と対面した後に気まずい思いをする事態を回避できないばかりでなく、乗りかごのサービス性が低下してしまうことにもなるため、利用者向けのサービスが十分に対策されていないという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、乗りかごのサービス性を損わず、利用者が気まずい思いをせずに乗り場階でのサービスも提供でき、利用者向けサービスが向上するエレベータ装置を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明は、複数台の乗りかごの各号機を群管理して制御する群管理制御装置と、建物の各階床毎の各乗り場階の乗り場に設けられて乗りかごに対する乗り場呼びを登録する乗り場呼び釦と、を備え、各乗り場階の何れかで乗り場呼び釦が押下操作されたときに群管理制御装置が乗り場呼びに該当する乗り場階で出発前の乗りかごへドアの再開を指示する機能を持つエレベータ装置において、群管理制御装置は、乗りかごの運用状態を検出した結果の判定要素に基づいてドアの再開を有効にするか無効にするかを判定するドアリオープン判定部を備えたことを特徴とする。
本発明のエレベータ装置によれば、上記構成により、乗りかごのサービス性を損わず、利用者が気まずい思いをせずに乗り場階でのサービスも提供でき、利用者向けサービスが向上するようになる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例に係るエレベータ装置の概略構成を示した図である。 図1に示すエレベータ装置における乗り場階の様子を正面方向から示した概略図である。 図1に示すエレベータ装置に備えられるエレベータ制御装置におけるドア再開の有効/無効の判定を含む動作処理を示したフローチャートである。
以下、本発明のエレベータ装置について、実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るエレベータ装置の概略構成を示した図である。図1を参照すれば、このエレベータ装置は、建物に設備された略図する昇降路における各階床毎の各乗り場階5A〜5Nの乗り場に設けられて複数台(ここでは3台)の乗りかご2A、2B、2Cに対する乗り場呼びを登録する乗り場呼び釦6A〜6Nと、昇降路における各乗り場階5A〜5N床間を昇降する乗りかご2A、2B、2Cの各号機を個別に制御する号機制御装置4A、4B、4C、並びに乗りかご2A、2B、2Cを群管理して制御する群管理制御装置3を有するエレベータ制御装置1と、を備えている。
このうち、エレベータ制御装置1における群管理制御装置3には、各乗り場階5A〜5Nの乗り場呼び釦6A〜6Nと、乗りかご2A、2B、2C内にそれぞれ配置されて行き先階を登録するための各階向けの釦を有する行き先階登録装置7A、7B、7C、並びに乗りかご2A、2B、2Cの運転状況を表示するための液晶表示器8A、8B、8Cと、が接続されている。
また、号機制御装置4A、4B、4C(乗りかご2Aに対する号機制御装置4Aを1号機系、乗りかご2Bに対する号機制御装置4Bを2号機系、乗りかご2Cに対する号機制御装置4Cを3号機系とみなして良い)には、乗りかご2A、2B、2Cのかご内乗り込み率情報を取得するものとして、各乗りかご2A、2B、2C内のかご床部にそれぞれ配置されてかご内荷重を検出するかご内荷重検出器13A、13B、13C、並びに各乗り場階5A〜5Nでの乗りかご2A、2B、2Cの昇降の運転状況を点灯により報知させるための乗り場予約灯10A〜10N、11A〜11N、12A〜12Nが接続されている他、各乗り場階5A〜5Nの乗り場呼び釦6A〜6Nが利用者によって押下操作されたとき、群管理制御装置3と協働して同じ階に現在停止中の乗りかご2A、2B、2Cがあればそのドアを出発前に再開させるドア再開機能が持たされている。ここでの細部構成を具体的に云えば、号機制御装置4Aには、各乗り場階5A〜5Nの乗り場予約灯10A〜10Nが接続され、号機制御装置4Bには、各乗り場階5A〜5Nの乗り場予約灯11A〜11Nが接続され、号機制御装置4Cには、各乗り場階5A〜5Nの乗り場予約灯12A〜12Nが接続されている。
ところで、実施例に係るエレベータ装置では、エレベータ制御装置1において、群管理制御装置3内には、乗り場階5A〜5Nの何れかの利用者による乗り場呼び釦6A〜6Nの押下操作に応じて号機制御装置4A、4B、4Cを経由して得られる乗りかご2A、2B、2Cの運用状態を検出した結果の判定要素に基づいてドアの再開を有効にするか無効にするかを判定し、その判定結果を号機制御装置4A、4B、4Cへ指示するドアリオープン判定部9が備えられている。ここでの乗りかご2A、2B、2Cの運用状態を検出した結果の判定要素としては、乗りかご2A、2B、2Cのかご内利用者乗り込み率に係る第1の判定要素や乗りかご2A、2B、2Cの(何れかに対して)後発となる号機が所定時間以内に各乗り場階5A〜5Nにおける乗り場呼びに該当する階に到着するか否かによる第2の判定要素を用いる場合を例示できる。因みに、第1の判定要素は、乗りかご2A、2B、2Cに備えられたかご内荷重検出器13A、13B、13Cによるかご内荷重の検出結果のかご内荷重値が所定値以上であるか否かによるものとする場合を例示できる。
図2は、上述した実施例に係るエレベータ装置における乗り場階5Nの様子を正面方向から示した概略図である。図2を参照すれば、乗り場階5Nには複数台の乗りかご2A、2B、2Cに対する外ドアとなる乗り場ドア14A、14B、14Cが設置されており、それらに隣接して上階方向指定釦及び下階方向指定釦が配備された乗り場呼び釦6Nが設けられている。他の中途階も乗り場呼び釦6Nの場合と同様な設置形態とされるが、最下階の乗り場呼び釦6Aでは図1中に示されるように上階方向指定釦のみが配備され、図示されない最上階の乗り場呼び釦では下階方向指定釦のみが配備されることになる。
図2中では、例えば利用者15が乗り場階5Nの乗り場呼び釦6Nの下階方向指定釦を押下操作し、現在停止中の乗りかご2Aにおける乗り場ドア14Aを再開させて乗り込もうとしている状態を想定しており、このときに乗りかご2Aについては号機制御装置4Aによるドア再開機能が働くが、このドア再開機能を実際に働かせて乗りかご2Aにおけるかごドア及び乗り場ドア14Aを再開するか否かについては、上述した群管理制御装置3のドアリオープン判定部9がドアの再開を有効にするか無効にするかの判定結果を決定した上で指示する。
図3は、実施例に係るエレベータ装置に備えられるエレベータ制御装置1におけるドア再開の有効/無効の判定を含む動作処理を示したフローチャートである。但し、図3に示す動作処理は群管理制御装置3と号機制御装置4A、4B、4Cとが協働して行われるものであり、群管理制御装置3のドアリオープン判定部9が乗りかご2A、2B、2Cの運用状態を検出した結果の判定要素として、乗りかご2A、2B、2Cに備えられたかご内荷重検出器13A、13B、13Cによるかご内荷重の検出結果のかご内荷重値が所定値以上であるか否かによる第1の判定要素、及び乗りかご2A、2B、2Cの(何れかに対して)後発となる号機が所定時間以内に各乗り場階5A〜5Nにおける乗り場呼びに該当する階に到着するか否かによる第2の判定要素を用いて判定を行うものとする。
図3を参照して具体的に説明すれば、先ず、群管理制御装置3によってイニシャル処理(ステップS1)が行われ、割り当てられた乗りかご2Aが最下階の乗り場階5Aで停止され、殆どの利用者(乗客)が乗りかご2内に乗り込み、乗り場ドア14Aが閉動作中であって、このときに同じ最下階の乗り場階5Aで別の利用者が乗り場呼び釦6Aを押下操作して乗り場呼び登録(ステップS2)を行ったものとする。
そこで、こうした場合、群管理制御装置3では、乗り場呼び釦6Aの押下操作が検出されると、号機制御装置4Aからの制御信号に基づいて乗り場階5Aに乗りかご2Aが存在するか否かを当乗り場にエレベータが在りか否かの判定(ステップS3)により行う。この判定の結果、エレベータが無ければ、乗りかご2Aが既に上昇運転に移行してドア再開ができないと判断して後発エレベータ案内(ステップS7)を行う処理に移行し、乗り場階5Aの利用者向けに乗り場階5Aの乗り場ドア14A、14B、14C付近に設けられた図示されないスピーカ等の音声出力装置に対して次に到着するエレベータの号機を利用するように促す音声案内を行ってから動作処理を終了するが、エレベータが在れば、通常の周知技術の場合のように直ちに号機制御装置4Aによるドア再開機能を働かせてまだ停止中の乗りかご2Aの乗り場ドア14Aを再開することはせず、群管理制御装置3のドアリオープン判定部9が乗りかご2Aの運用状態を検出した結果の判定要素として、乗りかご2Aのかご内荷重検出器13Aからのかご内荷重の検出結果のかご内荷重値を第1の判定要素として用い、かご内荷重値は所定値以上か否かの判定(ステップS4)を行う。
この判定の結果、かご内荷重値が所定値未満であれば、群管理制御装置3のドアリオープン判定部9はそのかご内荷重値から既に乗りかご2Aに乗り込んでいる利用者(乗客)が少なくて乗りかご2A内はゆとりがあり、乗りかご2Aに係るかごドア及び乗り場ドア14Aを再開しても乗りかご2A内の利用者への影響が小さいと判断して乗り場呼び登録リオープン(再開)許可(ステップS8)の処理を行って号機制御装置4Aへドアの再開を有効とさせる旨の指令を行い、これにより号機制御装置4Aがドア再開機能により現在停止中の乗りかご2Aに係るかごドア及び乗り場ドア14Aを再開させるドアリオープン(ステップS9)の処理が行われ、更に先発エレベータ案内(ステップS10)を行う処理に移行してから動作処理を終了する。ドアリオープン(ステップS9)の処理では、乗り場階5Aで乗り場呼び登録を行った利用者が乗りかご2Aへ乗り込める状態となるが、例えば利用者が荷物等の大きな所持品を運ぶ等の事情があるような場合、現在停止中の乗りかごに実際に乗り込むか、或いは次に到着する乗りかごに対する乗り場呼びを登録するかは従来通りに利用者自身の任意な選択に委ねられることになる。因みに、乗りかご2A内では、ドアリオープン判定部9からの指令によりドアの再開が有効とされて乗りかご2Aに係るかごドア及び乗り場ドア14Aが再開される際、スピーカ等の付設された音声出力装置からドア再開を行う旨の音声案内が行われる。
これに対し、かご内荷重値が所定値以上であれば、群管理制御装置3のドアリオープン判定部9はそのかご内荷重値では原則的に乗りかご2Aに係るかごドア及び乗り場ドア14Aを再開すると乗りかご2A内の利用者へのサービス低下になると判断し、続いて号機制御装置4B、4Cの制御信号に基づいて乗りかご2Aの後発となる号機(乗りかご2B、2Cの何れかを示す)が所定時間以内に乗り場階5Aに到着するか否かによる第2の判定要素を用い、後発エレベータが到着まで所定時間以内か否かの判定(ステップS5)を行う。
上述した第1の判定要素のかご内利用者乗り込み率に係るかご内荷重の所定値は任意に設定することができるが、通常乗りかご2A内が定員オーバーではないものの、既に乗り込んでいる利用者(乗客)が多い場合には所定値以上となるように設定するもので、そうした場合にドアリオープン判定部9がかご内荷重値から乗りかご2Aに係るかごドア及び乗り場ドア14Aを再開すると乗りかご2A内の利用者へのサービス低下の影響が大きいと判断して号機制御装置4Aによるドア再開機能をすぐには許可しない。
係る判定(ステップS5)の結果、後発エレベータが到着まで所定時間内に乗り場5Aに到着する予定がなければ、群管理制御装置3のドアリオープン判定部9は幾分乗りかご2A内の利用者へのサービス低下になったとしても、乗り場階5Aで乗り場呼び登録した利用者へのサービスを提供すべきと判断して乗り場呼び登録リオープン(再開)許可(ステップS8)の処理を行って号機制御装置4Aへドアの再開を有効とさせる旨の指令を行い、これにより号機制御装置4Aがドア再開機能により現在停止中の乗りかご2Aに係るかごドア及び乗り場ドア14Aを再開させるドアリオープン(ステップS9)が行われた後、更に先発エレベータ案内(ステップS10)を行う処理に移行してから動作処理を終了する。因みに、ここでも利用者が現在停止中の乗りかごに実際に乗り込むか、或いは次に到着する乗りかごに対する乗り場呼びを登録するかは利用者自身の任意な選択に委ねられることになる他、乗りかご2A内では上述した場合と同様にドアリオープン判定部9からの指令によりドアの再開が有効とされて乗りかご2Aに係るかごドア及び乗り場ドア14Aを再開する際、ドア再開を行う旨の音声案内が行われる。
これに対し、後発エレベータが到着まで所定時間内に乗り場5Aに到着する予定があれば、群管理制御装置3のドアリオープン判定部9は既に乗りかご2A内に乗り込んでいる利用者へのサービスを低下させないように乗り場呼び登録リオープン(再開)不許可(ステップS6)の処理を行って号機制御装置4Aへドアの再開を無効とさせる旨の指令を行い、これにより号機制御装置4Aが現在停止中の乗りかご2Aのドアを再開せずに上昇運転に移行させた後、更に後発エレベータ案内(ステップS7)を行う処理に移行してから動作処理を終了する。
上述した第2の判定要素に係る所定時間についても任意に設定することができるものであるが、ここでの処理の流れで仮に所定時間内に後発エレベータの号機(乗りかご2B、2Cの何れかを示す)が乗り場階5Aに到着する予定であれば、ドアリオープン判定部9は乗り場呼び登録に対して乗りかご2Aに係るかごドア及び乗り場ドア14Aを再開せずにドアの再開を無効とする決定を行い、乗り場呼び登録リオープン(再開)不許可(ステップS6)の処理を行う。その後の後発エレベータ案内(ステップS7)を行う処理に際しても、上述した場合と同様に乗り場階5Aの利用者向けに乗り場階5Aの乗り場ドア14A、14B、14C付近に設けられた図示されないスピーカ等の音声出力装置に対して次に到着するエレベータの号機を利用するように促す音声案内を行ってから動作処理を終了する。
因みに、図3で説明したエレベータ制御装置1におけるドア再開の有効/無効の判定を含む動作処理は、最下階の乗り場階5Aで乗りかご2Aに既に多数の利用者が乗り込んだ後に別の利用者が乗り場呼び釦6Aを押下操作して乗り場呼び登録を行った状況について例示したが、実際の運用状況は多様に存在するものであり、例えば乗りかご2B、2Cが対象となったり、或いは他の乗り場階の利用者が同様に乗り場呼び登録を行う状況についても同様に適用されるものである。
このように、実施例に係るエレベータ装置では、エレベータ制御装置1における群管理制御装置3のドアリオープン判定部9が第1の判定要素とするドア再開の対象となっている乗りかご2A、2B、2Cの何れかのかご内荷重値が所定値以上であって、且つ第2の判定要素とする乗りかご2A、2B、2Cの(何れかに対する)後発エレベータの号機が所定時間以内に乗り場呼び登録のあった乗り場階5A〜5Nの何れかに到着するときには、乗り場呼び登録リオープン(再開)不許可を与えることを主たる機能とし、かご内荷重が所定値未満であったり、或いは乗りかご2A、2B、2Cの何れかのかご内荷重値が所定値以上であっても、後発エレベータの号機が所定時間以内に乗り場呼び登録のあった乗り場階5A〜5Nの何れかに到着しないときには、乗り場呼び登録リオープン(再開)許可を与えるようにしているため、乗りかご2A、2B、2Cのサービス性を損わず、利用者が気まずい思いをせずに乗り場階5A〜5Nでのサービスも提供でき、結果として利用者向けサービスが向上するようになる。
即ち、実施例に係る群管理制御装置3のドアリオープン判定部9では、既に乗りかご2A、2B、2Cの何れかに多くの利用者が乗り込んでおり、そうした状況で後発エレベータの号機が所定時間以内に乗り場呼び登録のあった乗り場階5A〜5Nの何れかに到着すれば、ドアの再開を無効にして既に乗りかご2A、2B、2C内の何れかに乗り込んでいる利用者へのサービスを優先し、ドアの再開による時間遅れを少なくして一層効率的なサービスを行うことができるようにしている。これにより、エレベータ装置の号機制御装置4A、4B、4Cでドア再開機能を自動的に働かせるだけの場合に生じる利用者向けサービスの低下に係る事態であって、乗り場階5A〜5Nの何れかから乗り場呼び登録して乗りかご2A、2B、2Cの何れかに乗り込もうとしている利用者がその乗りかご2A、2B、2C内の何れかに既に乗り込んでいる利用者が多くて混雑しているような場合、ドア再開されて対面した後に乗り込むのを諦めて気まずい思いをするような事態を回避することができる。
尚、実施例に係るエレベータ装置では、エレベータ制御装置1における群管理制御装置3のドアリオープン判定部9が第1の判定要素に係る乗りかご2A、2B、2Cの何れかのかご内荷重値が所定値以上であって、且つ第2の判定要素に係る後発エレベータの号機が所定時間以内に乗り場呼び登録のあった乗り場階5A〜5Nの何れかに到着するときには、乗り場呼び登録リオープン(再開)不許可を与える場合を説明したが、ここでの第1の判定要素及び第2の判定要素は順序を入れ替えたり、或いは何れか一つを用いるようにしても良い。因みに、判定要素の順序を入れ替えてもほぼ同等な機能が維持されるが、何れか一つを用いた場合には処理機能が簡単になって制御の負担が軽減するものの、利用者向けのサービスは幾分低下する。また、実施例に係るエレベータ装置では、乗りかご2A、2B、2Cの何れかのかご内利用者乗り込み率に係る第1の判定要素について、乗りかご2A、2B、2Cに備えられたかご内荷重検出器13A、13B、13Cによるかご内荷重の検出結果のかご内荷重値が所定値以上であるか否かによるものとしたが、それに代えて乗りかご2A、2B、2Cに備えられた図示しない撮像手段(カメラ)によるかご内撮像(かご内画像データ)の解析結果で得られる利用者の乗り込み人数が所定の人数以上であるかによるものとしても良く、こうした場合にも同等な効果が得られる。更に、実施例に係るエレベータ装置では、3台の乗りかご2A、2B、2Cが並設されて群管理制御装置3により群管理される構成を例示したが、乗りかごは2台や4台以上の構成としても同等に適用することが可能である。このように、本発明のエレベータ装置は、細部構成や処理機能について種々変更することが可能であるため、実施例で開示した形態に限定されない。
1 エレベータ制御装置
2A〜2C 乗りかご
3 群管理制御装置
4A〜4C 号機制御装置
5A〜5N 乗り場階
6A〜6N 乗り場呼び釦
7A〜7C 行き先階登録装置
8A〜8C 液晶表示器
9 ドアリオープン(ドア再開)判定部
10A〜10C、11A〜11C、12A〜12C 乗り場予約灯
13A〜13C かご内荷重検出器
14A〜14C 乗り場ドア
15 利用者

Claims (6)

  1. 複数台の乗りかごの各号機を群管理して制御する群管理制御装置と、建物の各階床毎の各乗り場階の乗り場に設けられて前記乗りかごに対する乗り場呼びを登録する乗り場呼び釦と、を備え、前記各乗り場階の何れかで前記乗り場呼び釦が押下操作されたときに前記群管理制御装置が前記乗り場呼びに該当する乗り場階で出発前の前記乗りかごへドアの再開を指示する機能を持つエレベータ装置において、
    前記群管理制御装置は、前記乗りかごの運用状態を検出した結果の判定要素に基づいて前記ドアの再開を有効にするか無効にするかを判定するドアリオープン判定部を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 請求項1記載のエレベータ装置において、
    前記複数台の乗りかごの各号機を個別に制御する複数台の号機制御装置と前記群管理制御装置とを有するエレベータ制御装置を備え、
    前記複数台の号機制御装置は、前記ドアリオープン判定部から判定結果として前記ドアの再開を有効にする指示を受けたときに当該ドアの再開を実行するドア再開機能を有することを特徴とするエレベータ装置。
  3. 請求項1又は2記載のエレベータ装置において、
    前記ドアリオープン判定部は、前記判定要素として、前記乗りかごのかご内利用者乗り込み率に係る第1の判定要素、又は当該乗りかごの後発となる号機が所定時間以内に前記各乗り場階における前記乗り場呼びに該当する乗り場階に到着するか否かによる第2の判定要素を用いたことを特徴とするエレベータ装置。
  4. 請求項1又は2記載のエレベータ装置において、
    前記ドアリオープン判定部は、前記判定要素として、前記乗りかごのかご内利用者乗り込み率に係る第1の判定要素、及び当該乗りかごの後発となる号機が所定時間以内に前記各乗り場階における前記乗り場呼びに該当する乗り場階に到着するか否かによる第2の判定要素を用いたことを特徴とするエレベータ装置。
  5. 請求項3又は4記載のエレベータ装置において、
    前記第1の判定要素は、前記乗りかごに備えられたかご内荷重検出手段によるかご内荷重の検出結果のかご内荷重値が所定値以上であるか否かによるものであることを特徴とするエレベータ装置。
  6. 請求項3又は4記載のエレベータ装置において、
    前記第1の判定要素は、前記乗りかごに備えられた撮像手段によるかご内撮像の解析結果で得られる利用者の乗り込み人数が所定の人数以上であるかによるものであることを特徴とするエレベータ装置。
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