JP6339273B1 - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】操作方法を知らない利用者であっても、乗りかご内に設置された操作盤上で行先階の登録を簡単に取り消すことができるエレベータシステムを提供する。【解決手段】一実施形態に係るエレベータシステムは、タッチパネル式の操作盤13とエレベータ制御装置22とを備える。操作盤13は、乗りかご11内に設置され、予め各階に対応した行先階ボタンを有する。エレベータ制御装置22は、操作盤13上の任意の階の行先階ボタン14が操作されたときに、行先階ボタン14によって登録される行先階を取り消すための取消ボタン15を行先階ボタン14に対応付けて表示する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、乗りかご内にタッチパネル式の操作盤を備えたエレベータシステムに関する。
エレベータの乗りかご内には、各階の行先階ボタンを有する操作盤が設置されている。利用者はこの操作盤上の任意の階の行先階ボタンを押下操作することで、目的とする階に移動することができる。ここで、行先階の登録を取り消す機能として、例えば下記の機能が知られている。
・行先階ボタンを一定時間内に連続して2回操作(2度押し)することによって、当該行先階ボタンに対応した行先階の登録を取り消す機能。
特許第5315650号公報 特開平8−73136号公報 特開2010−18418号公報
上述した機能は、利用者が行先階を誤って登録してしまった場合や悪戯目的で登録された行先階を取り消すときに便利である。また、乗りかごの無駄な停止を回避できるので、運行効率的にも有効である。しかしながら、操作方法を知らない利用者が多く、有効利用されていないのが現状である。
なお、予め操作盤上に取消ボタンを設けておけば、操作方法を知らない利用者でも、その取消ボタンを使って行先階の登録を取り消すことができる。しかし、操作盤上に取消ボタンを設置することは、スペース的な問題がある。さらに誤操作や悪戯が発生する可能性が高くなり、そのための対策が必要となる。一方、取り消しの操作方法を表示等により利用者に知らせる方法もあるが、そのための特別な機器が必要となる。
本発明が解決しようとする課題は、操作方法を知らない利用者であっても、乗りかご内に設置された操作盤上で行先階の登録を簡単に取り消すことができるエレベータシステムを提供することである。
一実施形態に係るエレベータシステムは、乗りかご内に設置され、予め各階に対応した行先階ボタンを有するタッチパネル式の操作盤と、この操作盤上の任意の階の行先階ボタンが操作されたときに、上記行先階ボタンによって登録される行先階を取り消すための取消ボタンを上記行先階ボタンに対応付けて表示する制御装置とを具備する。
図1は第1の実施形態に係るエレベータシステムの構成を示す図である。 図2は同実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 図3は同実施形態における取消ボタンの表示例を示す図である。 図4は同実施形態における取消ボタンの他の表示例を示す図である。 図5は同実施形態における取消ボタンの他の表示例を示す図である。 図6は第2の実施形態に係るエレベータ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 図7は第3の実施形態に係るタッチパネル制御装置の機能構成を示すブロック図である。 図8は第4の実施形態に係るタッチパネル制御装置とエレベータ制御装置の機能構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るエレベータシステムの構成を示す図である。なお、第1の実施形態では、1台の乗りかごを有するシングルカーのエレベータシステムを想定して説明するが、複数台の乗りかごを有する群管理システムであっても適用可能である。
乗りかご11の乗降口にかごドア12が開閉自在に取り付けられている。そのかごドア12の横にタッチパネル式の操作盤13が設置されている。操作盤13は、LCD(Liquid Crystal Display)とこのLCD上に載置された透明のタッチパネルとで構成され、建物の各階に対応した行先階ボタン14をタッチ操作可能に表示している。タッチパネルは、オブジェクト(例えば、利用者の指など)が接触した画面上の位置を検出可能なポインティングデバイスである。なお、タッチパネルの方式としては、例えば「抵抗膜方式」,「静電容量方式」等があるが、特にこれらの方式に限定されるものではない。
操作盤13は、タッチパネル制御装置(T/P制御装置)21を介してエレベータ制御装置(EL制御装置)22に接続されている。乗りかご11内の利用者が操作盤13上の任意の階の行先階ボタン14を操作(タッチ)すると、タッチパネル制御装置21を介して行先階ボタン14の操作信号がエレベータ制御装置22に送られる。
ここで、本システムにおけるタッチパネル式の操作盤13は、利用者が任意の階の行先階ボタン14を操作したときに、取消ボタン15が一時的に表示される構成にある。この取消ボタン15は、行先階ボタン14の操作によって登録された行先階を取り消すためのボタンであり、通常は非表示である。
なお、この操作盤13上には、各階の行先階ボタン14の他に、図示せぬ戸開ボタン、戸閉ボタン、非常呼びボタンなどが設けられている。戸開ボタンは、かごドア12の戸開を指示するときに用いられる。戸閉ボタンは、かごドア12の戸閉を指示するときに用いられる。非常呼びボタンは、外部(建物の監視室あるいは遠隔地に存在するエレベータの監視センタ等)と連絡するときに用いられる。これらのボタンは、非常時に重要なボタンとなるため、操作の確実性の面からすると、押下式の操作ボタンで構成することが好ましい。
また、乗りかご11内の操作盤13の近くには表示器16とスピーカ17が設置されている。表示器16とスピーカ17は、エレベータ制御装置22に接続されている。表示器16は、LCDからなり、かご内インジケータとして運転方向や現在位置などを含む各種メッセージを表示する。スピーカ17は、各種メッセージを音声でアナウンスする場合に用いられる。
エレベータ制御装置22は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータからなり、乗りかご11の運転制御を含むエレベータ全体の制御を行う。このエレベータ制御装置22には、タッチパネル式の操作盤13に関わる機能として、運転制御部22a、表示制御部22b、登録制御部22cが備えられている。
運転制御部22aは、後述する行先階管理用のテーブルT1に登録された行先階(かご呼び)の情報に基づいて乗りかご11の運転を制御する。
表示制御部22bは、タッチパネル式の操作盤13に対する表示制御を行う。具体的には、表示制御部22bは、操作盤13上の任意の階の行先階ボタン14が操作されたときに、この行先階ボタン14に対応付けて取消ボタン15を表示する。「行先階ボタン14に対応付けて取消ボタン15を表示する」とは、行先階ボタン14と取消ボタン15を対にして表示することであり、行先階ボタン14の一部に取消ボタン15を重ねて表示すること、あるいは、行先階ボタン14の近傍に取消ボタン15を表示することを含む(図3−図4参照)。
登録制御部22cは、行先階管理用のテーブルT1を有し、任意の階の行先階ボタン14が操作されたときに、行先階ボタン14に対応した行先階の情報を行先階管理用のテーブルT1に登録する。また、登録制御部22cは、行先階ボタン14に対応した取消ボタン15が操作されたとき、既に登録済みの行先階の個数と乗りかご11の着床制御のタイミングに基づいて当該行先階の取り消し可否を判断し、取り消しが可能な場合にテーブルT1から当該行先階の登録を取り消す。
以下に、第1の実施形態の動作について説明する。
図2は第1の実施形態におけるエレベータ制御装置22の処理動作を示すフローチャートである。
いま、乗りかご11内に利用者が乗車し、操作盤13上の任意の階の行先階ボタン14を操作した場合を想定する。なお、操作盤13はタッチパネル式なので、ここで言う行先階ボタン14の操作とは、利用者が指などで行先階ボタン14をタッチすることである。取消ボタン15の操作も同様である。
利用者が操作盤13上の任意の階の行先階ボタン14を操作すると(ステップS11のYes)、タッチパネル制御装置21を介して行先階ボタン14の操作信号がエレベータ制御装置22に与えられる。これにより、エレベータ制御装置22は、以下のような処理を実行する。
すなわち、エレベータ制御装置22は、利用者が操作した行先階ボタン14を点灯し、行先階ボタン14に対応した行先階の情報を行先階管理用のテーブルT1に登録する(ステップS12,S13)。その際、エレベータ制御装置22は、当該行先階の登録を取り消すための取消ボタン15を行先階ボタン14に対応付けて表示する(ステップS14)。
図3および図4に取消ボタン15の表示例を示す。
図3は、3階の行先階ボタン14の一部に取消ボタン15を重ねて表示した例を示している。この例では、行先階ボタン14の左上部に取消ボタン15を重ねて表示しているが、行先階ボタン14に付記された階床文字を隠さない箇所であれば、どこに取消ボタン15を表示しても良い。
図4は、3階の行先階ボタン14の近傍に取消ボタン15を表示した例を示している。この例では、行先階ボタン14の左側に取消ボタン15を離間させて表示しているが、利用者が操作した行先階ボタン14との関係性を維持できる箇所であれば、どこに取消ボタン15を表示しても良い。
他の階の行先階ボタン14が操作された場合も同様であり、それぞれの行先階ボタン14に対応付けて取消ボタン15が表示される。行先階ボタン14と取消ボタン15の形状は任意であり、円形状でも矩形状であっても良い。取消ボタン15に関しては、利用者に登録取消用のボタンであることを認識させるためのマークを付記しておくことが好ましい。
また、例えば図5に示すように、利用者が特定の操作(この例では行先階ボタン14に触れた状態で横に滑らせるスワイプ操作)を行ったときに、取消ボタン15を表示することでも良い。あるいは、行先階ボタン14を一定時間内に複数回連続して操作したときに取消ボタン15を表示することでも良い。但し、これらの操作方法を利用者が事前に知っている必要があるため、本実施形態のように行先階ボタン14の操作に連動させて取消ボタン15を自動表示することが好ましい。
利用者が操作盤13上の取消ボタン15を操作すると(ステップS15のYes)、タッチパネル制御装置21を介して取消ボタン15の操作信号がエレベータ制御装置22に与えられる。これにより、エレベータ制御装置22は、以下のような処理を実行する。
すなわち、エレベータ制御装置22は、既に登録済みの行先階の個数と乗りかご11の着床制御のタイミングに基づいて当該行先階の取り消し可否を判断する(ステップS16)。この場合、下記の条件a,bの両方を満たす場合に取り消し可能と判断される。
条件a:登録済みの行先階の個数が2個以上あること
条件b:当該行先階に対する着床制御の開始前であること
テーブルT1に行先階が1個しか登録されていなかった場合に、これを取り消してしまうと、乗りかご11の移動先が定まらず、利用者を乗せたままで停止してしまう。したがって、現在登録された行先階を含み、登録済みの行先階の個数が2個以上あることが取り消しの条件となる(条件a)。
登録済みの行先階が1個だけであった場合には、先に別の階の行先階を追加登録した後に、前の行先階の登録を取り消す必要がある。例えば図3において、3階の登録を取り消す場合には、3階以外の階を行先階として登録してから3階の取消ボタン15を操作する必要がある。なお、利用者がこの手順を知らないこともあるので、例えば「先に他の行先階を登録してから前の行先階の登録を取り消して下さい」といったようなメッセージを表示あるいは音声で利用者に通知しても良い。
また、乗りかご11の走行制御では、走行速度と行先階までの残距離との関係から減速開始位置を決め、その減速開始位置で乗りかご11を減速して行先階で着床させる。これを着床制御と言う。この着床制御の開始後は乗りかご11が行先階を定めて減速していくので、行先階の取り消しは着床制御の開始前であることが必要である(条件b)。着床制御の開始後に取消ボタン15が操作された場合には行先階の登録を取り消すことができない。この場合、例えば「行先階の取り消しはできません」といったようなメッセージを表示あるいは音声で利用者に通知しても良い。
上記条件a,bの両方を満たす場合、つまり、テーブルT1に現在登録された行先階を含み2個以上の行先階が登録され、かつ、当該行先階に対する着床制御の開始前であった場合、エレベータ制御装置22は、当該行先階の登録を取り消し可能であると判断する。取り消し可能な場合(ステップS17のYes)、エレベータ制御装置22は、利用者が操作した取消ボタン15に対応した行先階に関する情報をテーブルT1からキャンセルする(ステップS18)。これに伴い、エレベータ制御装置22は、当該行先階に対応した行先階ボタン14を消灯すると共に操作盤13から取消ボタン15の表示を消す(ステップS19)。
一方、上記ステップS17において、上記条件a,bを満たさない場合、つまり、登録済みの行先階が1個の場合、あるいは、当該行先階に対する着床制御の開始後であった場合には、取消ボタン15を操作しても行先階の登録を取り消すことはできない。
以上のように第1の実施形態によれば、乗りかご11内にタッチパネル式の操作盤13を設置し、その操作盤13上に行先階ボタン14の操作に連動させて取消ボタン15を表示する構成により、操作方法を知らない利用者でも、直感的に取消ボタン15を使って行先階の登録を簡単に取り消すことができる。これにより、不要な行先階を残したままで乗りかご11が運転されるストレスを解消でき、無駄な停止を回避して運行効率を上げることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、操作盤13上の任意の階の行先階ボタン14が操作されたときに無条件で取消ボタン15を表示した。これに対し、第2の実施形態では、行先階ボタン14が操作されたときに、その行先階ボタン14によって登録される行先階が取り消し可能な場合にのみ取消ボタン15を表示する。
図6は第2の実施形態に係るエレベータ制御装置22の処理動作を示すフローチャートである。
いま、乗りかご11内に利用者が乗車し、タッチパネル式の操作盤13上の任意の階の行先階ボタン14を操作した場合を想定する。利用者が操作盤13上の任意の階の行先階ボタン14を操作すると(ステップS21のYes)、タッチパネル制御装置21を介して行先階ボタン14の操作信号がエレベータ制御装置22に与えられる。これにより、エレベータ制御装置22は、以下のような処理を実行する。
すなわち、エレベータ制御装置22は、利用者が操作した行先階ボタン14を点灯し、行先階ボタン14に対応した行先階の情報を行先階管理用のテーブルT1に登録する(ステップS22−S23)。
ここで、エレベータ制御装置22は、既に登録済みの行先階の個数と乗りかご11の着床制御のタイミングに基づいて当該行先階の取り消し可否を判断する(ステップS24)。
上記第1の実施形態で説明した条件a,bの両方を満たす場合、つまり、テーブルT1に現在登録された行先階を含み2個以上の行先階が登録され、かつ、当該行先階に対する着床制御の開始前であった場合、エレベータ制御装置22は、当該行先階の登録を取り消し可能であると判断する。取り消し可能な場合(ステップS25のYes)、エレベータ制御装置22は、利用者が操作した行先階ボタン14に対応付けて取消ボタン15を表示する(ステップS26)。
一方、上記ステップS25において、上記条件a,bを満たさない場合、つまり、登録済みの行先階が1個の場合、あるいは、当該行先階に対する着床制御の開始後であった場合には、取消ボタン15は表示されない。
利用者が操作盤13上の取消ボタン15を操作すると(ステップS27のYes)、タッチパネル制御装置21を介して取消ボタン15の操作信号がエレベータ制御装置22に与えられる。これにより、エレベータ制御装置22は、利用者が操作した取消ボタン15に対応した行先階の情報をテーブルT1からキャンセルする(ステップS28)。これに伴い、エレベータ制御装置22は、当該行先階に対応した行先階ボタン14を消灯すると共に操作盤13から取消ボタン15の表示を消す(ステップS29)。
以上のように第2の実施形態によれば、行先階ボタン14によって登録される行先階が取り消し可能な場合にのみ取消ボタン15が表示され、この取消ボタン15を使って行先階の登録を確実に取り消すことができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
通常、行先階ボタン14は、乗りかご11が当該行先階ボタン14によって登録された行先階に到着した時点で消灯される。このとき、行先階ボタン14に対応した取消ボタン15が表示されていれば、取消ボタン15も同時に消される。しかし、乗りかご11が行先階に到着するまでの間、取消ボタン15が表示されていると、他の利用者に誤操作あるいは悪戯目的で操作される可能性がある。そこで、第3の実施形態では、タッチパネル制御装置21内で取消ボタン15の表示時間を定めておき、その表示時間内で取消ボタン15を表示する。
図7は第3の実施形態に係るタッチパネル制御装置21の機能構成を示すブロック図である。
第3の実施形態において、タッチパネル制御装置21には、取消ボタン15の表示制御に関わる機能として、タッチパネル操作検出部31、取消ボタン表示部32、内部タイマ33、操作時刻記憶部34、表示時間設定部35、取消判断部36が備えられている。
タッチパネル操作検出部31は、タッチパネル式の操作盤13上の行先階ボタン14が操作されたことを検出する。取消ボタン表示部32は、タッチパネル操作検出部31によって検出された行先階ボタン14の位置を特定して取消ボタン15を表示する。この場合、上記第1の実施形態で説明したように、利用者が操作した行先階ボタン14の一部に取消ボタン15が重ねて表示されるか、あるいは、行先階ボタン14の近傍に取消ボタン15が表示される(図3−図4参照)。
ここで、行先階ボタン14の操作が検出されたときに、内部タイマ33から得られる行先階ボタン14の操作時刻が操作時刻記憶部34に記憶される。取消判断部36は、操作時刻記憶部34に記憶された操作時刻と内部タイマ33から得られる現在時刻との差分に基づいて取消ボタン15の表示経過時間を算出する。
取消ボタン15の表示経過時間が予め表示時間設定部35によって設定された表示時間(例えば5秒)を超えると、取消判断部36から取消ボタン表示部32に対して表示終了信号が出力される。取消ボタン表示部32は、この表示終了信号に従って操作盤13から取消ボタン15の表示を消す。
このように第3の実施形態によれば、取消ボタン15が所定時間経過後に自動的に消去されるので、誤操作あるいは悪戯目的で行先階の登録が取り消されることを防ぐことができる。
なお、上記第3の実施形態では、タッチパネル制御装置21内で取消ボタン15の表示制御を行う構成としたが、エレベータ制御装置22に上記同様の機能を備えることでも良い。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態では、行先階の登録が取り消せなくなったときのタイミングで取消ボタン15の表示を消すものである。
図8は第4の実施形態に係るタッチパネル制御装置21とエレベータ制御装置22の機能構成を示すブロック図である。
第4の実施形態において、タッチパネル制御装置21には、取消ボタン15の表示制御に関わる機能として、タッチパネル操作検出部31と取消ボタン表示部32が備えられている。タッチパネル操作検出部31は、タッチパネル式の操作盤13上の行先階ボタン14が操作されたことを検出する。取消ボタン表示部32は、タッチパネル操作検出部31によって検出された行先階ボタン14の位置を特定して取消ボタン15を表示する。
一方、エレベータ制御装置22には、取消ボタン15の表示制御に関わる機能として、運転制御部22aと表示制御部22bが備えられている。運転制御部22aは、乗りかご11の運転を制御する。表示制御部22bは、タッチパネル制御装置21を通じてタッチパネル式の操作盤13に対する表示制御を行う。
このような構成において、タッチパネル制御装置21のタッチパネル操作検出部31によって行先階ボタン14の操作が検出されると、取消ボタン表示部32を通じて取消ボタン15が表示される(図3−図4参照)。
ここで、タッチパネル操作検出部31によって行先階ボタン14の操作が検出されたときに、その検出信号がエレベータ制御装置22の運転制御部22aに与えられる。これにより、運転制御部22aは、当該行先階ボタン14によって登録された行先階に基づいて乗りかご11の運転を開始する。その際、走行速度と行先階までの残距離との関係から減速開始位置を決め、その減速開始位置で乗りかご11を減速して行先階で着床させる着床制御を行う。上記第1の実施形態で説明したように、この着床制御の開始後は乗りかご11が行先階を定めて減速していくので、行先階の取り消しは着床制御の開始前であることが条件となる(条件b)。
表示制御部22bは、運転制御部22aから得られる乗りかご11の走行情報に基づいて着床制御を開始したことを検出すると、タッチパネル制御装置21の取消ボタン表示部32に対して表示終了信号を出力する。取消ボタン表示部32は、この表示終了信号に従って操作盤13から取消ボタン15の表示を消す。
このように第4の実施形態によれば、乗りかご11の着床制御のタイミングで取消ボタン15が自動的に消去される。したがって、上記第3の実施形態と同様に、誤操作あるいは悪戯目的で行先階の登録が取り消されることを防ぐことができる。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、操作方法を知らない利用者であっても、乗りかご内に設置された操作盤上で行先階の登録を簡単に取り消すことができるエレベータシステムを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…乗りかご、12…かごドア、13…操作盤、14…行先階ボタン、15…取消ボタン、16…表示器、17…スピーカ、21…タッチパネル制御装置、22…エレベータ制御装置、22a…運転制御部、22b…表示制御部、22c…登録制御部、T1…行先階管理用のテーブル、31…タッチパネル操作検出部、32…取消ボタン表示部、33…内部タイマ、34…操作時刻記憶部、35…表示時間設定部、36…取消判断部。

Claims (5)

  1. 乗りかご内に設置され、予め各階に対応した行先階ボタンを有するタッチパネル式の操作盤と、
    この操作盤上の任意の階の行先階ボタンが操作されたときに、上記行先階ボタンによって登録される行先階を取り消すための取消ボタンを上記行先階ボタンに対応付けて表示する制御装置と
    を具備したことを特徴とするエレベータシステム。
  2. 上記制御装置は、
    上記取消ボタンが操作されたときに、既に登録済みの行先階の個数と上記乗りかごの着床制御のタイミングに基づいて当該行先階の取り消し可否を判断し、取り消しが可能な場合に当該行先階の登録を取り消すことを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  3. 上記制御装置は、
    上記操作盤上の任意の階の行先階ボタンが操作されたときに、既に登録済みの行先階の個数と上記乗りかごの着床制御のタイミングに基づいて当該行先階の取り消し可否を判断し、取り消しが可能な場合に上記取消ボタンを表示することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  4. 上記制御装置は、
    上記取消ボタンを表示した後、予め設定された時間が経過した時点で上記取消ボタンの表示を消すことを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  5. 上記制御装置は、
    上記取消ボタンを表示した後、上記乗りかごの着床制御が開始された時点で上記取消ボタンの表示を消すことを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
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