JP2007082600A - 臭気除去機能を有する***物処理装置。 - Google Patents

臭気除去機能を有する***物処理装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】 ***物の処理過程で臭気を除去するようにした***物処理装置の提供。
【解決手段】陰部及び肛門を含む***部近傍を包囲して身体に取り付けられるオムツカップ1に接続してこのオムツカップ1の***物を吸引し溜める汚物タンク21と、負圧を発生させオムツカップ1から***物を汚物タンク21へ吸引する機能を有する負圧吸引手段28とを有する***物の処理装置である。この処理装置は、吸引される空気から臭気を除去するための臭気除去装置28を、汚物タンク21と負圧吸引手段22の間に設けた。この臭気除去装置28には、臭気除去材として吸着力に優れた竹炭部材28aを使用した。この結果、汚物タンク21から負圧吸引手段22に吸引される途中の空気から臭気を除去でき、使用者の室内を臭気のない快適な空間とすることができた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、通常の***では***できない人、歩行に障害等がありトイレにいけない人、あるいは、いわゆる寝たきりの老人等に利用される臭気除去機能を有する***物処理装置に関する。更に詳しくは、寝たきりの人等が寝たままの状態であっても自動的に***物を吸引回収する際、***物から発生する臭気を除去するようにした臭気除去機能を有する***物処理装置に関する。
従来から***物の処理装置技術は、数多く提案されている。代表的なものは腰臀部を覆って使用されるオムツそのものであるが、オムツカップで包囲しているものも多く知られている。又、差込式便器や便器付きの介護用ベッドなども知られている。オムツカップの場合は、***物を自動的に吸引回収するものが知られており、この吸引された***物を含む汚物は汚物タンクに溜められる。
この処理過程で、尿や洗浄水の水分が、オムツカップと装置本体の間を循環する空気の流れに乗って汚物タンクから外部に漏れるのを防止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、この技術では、空気清浄用活性炭を内蔵しているフィルタボックスで、循環する空気から、***物が発生する臭気を脱臭することが記載されている。又、減圧タンクを負圧にして減圧効果を高め臭気を吸い込み移送する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3305238号公報 特開2002−153522号公報
しかしながら、従来から種々な装置の提案が試みられているものの、汚物臭気を完全に除去する装置においては、まだ多くの問題点を残し改善の余地があるのが現状である。腰臀部との密着性をよくしてオムツカップの周囲から洗浄水や汚物の漏れを防止することで開発されたものであっても、完全ではなく長時間に亘るとどうしても臭気が生じ室内に充満し生活環境を悪化させているのが現状である。
オムツカップから吸引回収される***物は、前述のように汚物タンクに回収されている。この汚物タンクは他の装置と一緒にまとめられて処理装置として構成され、使用者の寝ているベッド近傍に置かれる。従って、置かれる場所は病室あるいは家庭内の室内等であり、使用者の居場所、介護者、看護士等の作業場所でもある。この処理装置は、汚物タンクの他に送水装置、送風装置、バキュームモータハウジング、フィルタボックス、コントローラ等がセットになったもので公知である。
通常、汚物タンクからは、バキュームモータハウジングのサクションモータにより負圧を発生させ、オムツカップとこの処理装置間を循環する空気をフィルタボックスに流し、フィルタボックスに流れた空気を再度オムツカップに流し再利用している。しかし、この循環する空気はバキュームモータハウジングに取り込まれる際などに、僅かではあるが臭気が外部に漏れる恐れがあった。
この場合臭気は連続して流れ続けるので、例え僅かであってもたちまち室内に悪臭として充満してしまうことになり、室内環境の悪化を招いてしまう結果となっていた。又、前述の特許文献による公知の技術は、臭気を完全に除去するには不十分である。例えば、特許文献1の技術において、フィルタボックスを通過する前の空気から臭気が漏れており、フィルタボックスは活性炭として備えられているものの寿命がありメンテナンスにおいて難点があった。
又、前述のフィルタボックスによる浄化技術は、サクションモータで吸引された後の空気の浄化になっていて、サクションモータに取り込まれる空気の浄化のものではない。サクションモータ前後の空気は臭気を含む。サクションモータには、例えば回転部分と非回転部分(固定部分)とがあり、この間には隙間等有し完全に密封できるものでない。そのため、少量ではあるが臭気を含む空気がサクションモータから外部に漏れ分散する傾向にあり、装置周囲に悪臭を流していた。又、特許文献2においては、減圧にして臭気を汚物タンクに閉じ込めるものであるが、汚物タンクから臭気を除去する方法についての記載はなく、臭気除去対策としては不充分なものであった。
本発明は、このような従来の問題点を解決するもので、臭気を完全に取り除くようにしたものである。即ち、本発明は、このような従来の問題点を解決するために想起されたもので、下記の目的を達成する。
本発明の目的は、処理装置の汚物タンクと負圧吸引手段との間に臭気除去装置を設け、臭気を含む空気から臭気を除去し、この臭気を除去した空気を臭気を漏らす恐れがある負圧吸引手段に取り込まれるようにして、室内に臭気が充満することのないように構成した臭気除去機能を有する***物処理装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
本発明1の臭気除去機能を有する***物処理装置は、
陰部及び肛門を含む***部近傍を包囲して身体に取り付けられるオムツカップに接続してこのオムツカップの***物を含む汚物を吸引し溜める汚物タンクと、負圧を発生させ前記オムツカップから前記汚物を前記汚物タンクへ吸引する機能を有する負圧吸引手段とを有する***物の処理装置において、前記処理装置は、前記負圧吸引手段に吸引される空気から臭気を除去するための臭気除去装置を、前記汚物タンクと前記負圧吸引手段の間に設けたことを特徴とする。
本発明2の臭気除去機能を有する***物処理装置は、本発明1において、
前記臭気除去装置は、前記負圧吸引手段に隣接して設けられ、前記負圧吸引手段に吸引される直前の空気から臭気を除去するようにしたことを特徴とする。
本発明3の臭気除去機能を有する***物処理装置は、本発明1又は2において、
前記臭気除去装置は、竹炭部材を使用して臭気を除去するようにした装置であることを特徴とする。竹炭部材は、吸着力にすぐれている。
本発明4の臭気除去機能を有する***物処理装置は、本発明3において、
前記竹炭部材は、前記臭気除去装置に交換可能に設けられ繰り返し使用が可能な構成になっているものであることを特徴とする。交換が容易で、メンテナンスが楽になる。
本発明5の臭気除去機能を有する***物処理装置は、本発明3又は4において、
前記竹炭部材は、ハニカム構造になっていることを特徴とする。この構造にすることで、表面積が大きくなり、浄化効率を高めることができる。
本発明は、オムツカップと汚物タンクとの間、及び汚物タンクとバキュームモータハウジングとの間を循環する空気から臭気を取り除くようにしたので、汚物処理装置が使用者(被介護者、病人、寝たきり老人等)、介護者、看護士などのいる室内に置かれても、臭気が室内に充満することなくなった。使用者、介護者、看護士などは気分を害することなく、室内の環境を悪化させることなく、快適な環境状態の中で生活することができるようになった。この結果、介護者などの介護作業の能率も向上することとなり、この臭気によるストレスをためるようなことも少なくなった。特に、冬季、梅雨時期など窓を開放するのが難しいときでも、快適に生活することができるようになった。
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、オムツカップを中心とする***物処理装置の断面図で、使用者の身体にオムツカップとオムツカバーを取り付けた状態を示している。図2は本発明の***物を処理する処理装置で、臭気除去装置を設けて臭気を除去するようにした臭気除去機能を有する***物処理装置の構成を示すブロック図である。図3は、臭気除去機能を有する***物処理装置の主要部をなす臭気除去装置の構成部材をなすハニカム構造の竹炭部材の外観図である。
図において、本発明の臭気除去機能を有する***物処理装置20のオムツカップ1は公知の構成のものである。基本構成については、特許文献に詳細が記載されているので、詳細説明は省略する。本発明の理解を容易にするため、オムツカップ1の概要を説明する。オムツカップ1は、図に示すように身体3の陰部、肛門等の***部を包囲する樹脂体等で構成されている。オムツカップ本体2は例えばウレタン樹脂等の硬質の合成樹脂(軟質の合成樹脂でもよい)で構成されている。また、オムツカップ本体2の身体に接する接触部分2aは柔軟な材質の合成樹脂、エラストマ、ゴム等で構成され、身体に密着しオムツカップ本体2から***物等が漏洩しないようになっている。また、この接触部分2aを柔軟な材質の合成樹脂等で形成していることにより、鬱血、褥瘡等の発生防止が図られている。
オムツカップ本体2は略U字形状に成形されたものになっている。オムツカップ本体2には、中央部の内側に窪み4を形成し、上端に、身体3にこのオムツカップ本体2を固定する固定部材であるベルト5が着脱可能に設けられ、オムツカップ本体2との間は帯状の連結部材6で連結している。オムツカップ本体2の下端の配管・配線の接続部2bには、配管(ホース)、配線(ケーブル)等の給排路部材が取り付けられている。
更に詳しく説明すると、オムツカップ本体2には連結部材6、陰部洗浄用ノズル7、肛門洗浄用ノズル8、カップ洗浄用ノズル9、大便感知センサ10、小便感知センサ11、及び、温風吹き出し口12などを備えている。又、これに伴ないオムツカップ本体2の下端の配管・配線の接続部2bには、外部側に突出して***物を含む汚物回収のための汚物吸引用ホース(配管)13と、洗浄水供給用ホース(配管)14と、送風用ホース(配管)15と、センサ用ケーブル(信号線)16が設けられている。
このオムツカップ1は以上のような構成になっているが、身体3に取り付けるときは、ベルト5を開放した状態でオムツカップ本体2を身体3の***部を包囲するように当て、位置が定まったところで固定部材、即ちベルト5を固定する。このベルト5の固定には、ワンタッチで着脱の容易なテープ状のマジックテープ(登録商標)5a等を使用するとよい。オムツカップ本体2の中央部分は***物等の滞留部分で窪み4構成になっている。
窪み4の周縁部は、フレーム状に段差の設けられた構成となっており、この周縁部の身体と接触する部分が、柔軟な材質の合成樹脂、エラストマ、ゴム等で形成されている。この窪み4は***部から***された***物を含む汚物等をオムツカップ1の外部に漏洩するのを避ける構造になっている。又、前述したホース等の部材はこの窪み4部分の下部に接続されている。又、ノズル、センサ等もこの窪み4内に設けられている。***物を含む汚物は汚物吸引用ホース13を介してサクションポンプ22a等により吸引され、別置の汚物タンク21に回収される。洗浄水供給用ホース14は、陰部洗浄用ノズル7と、肛門洗浄用ノズル8と、カップ洗浄用ノズル9とに接続している。別置の洗浄水タンク23から例えば所定の温度に温められた温水を供給している。
送風用ホース15は、乾燥した温風等を送り込むためのものである。この温風によって陰部、肛門等の***部及び***部近傍を乾燥させている。センサ用ケーブル16は、大便感知センサ10と、小便感知センサ11の感知信号を制御装置30のシーケンサ27に伝達するためのものである。配線の詳細は図示していないが、大便感知センサ10と、小便感知センサ11からのセンサ用ケーブル16は窪み4内を這わせてセンサ用コネクタに接続されている。これら汚物吸引用ホース13、洗浄水供給用ホース14、送風用ホース15、センサ用ケーブル16はいずれもオムツカップ本体2の配管・配線の接続部2bに対し着脱自在である。
このような構成になるオムツカップ本体2からの***物を含む汚物は、大便感知センサ10または小便感知センサ11により***物の存在が検知されると、サクションポンプ22aが作動し汚物吸引用ホース13を介して強制的に回収される。洗浄水供給用ホース14からは洗浄水が供給され、陰部洗浄用ノズル7、肛門洗浄用ノズル8、及び、カップ洗浄用ノズル9とから分散して噴出される。また、洗浄水は、大便、小便の判別により、所要のノズルから噴出し***部及び***部近傍を洗浄する。洗浄水が***部及び***部近傍を洗浄することで汚れたり、***物と混じり合ったりした***物を含む汚物は、汚物吸引用ホース13から吸引回収される。
これらの処理動作は使用者(被介護者、病人、寝たきり老人等)が就寝中であっても行われる。また、使用者が身体の向きを変えたり、寝返りをうったり等の動作を行っても、オムツカップ1は接触部分2aが身体3に密着した状態を維持するようにしている。さらに、***物が***された場合、その都度自動的に***物の存在を検知して***物を常時吸引回収するようになっている。本実施の形態においては、このように構成されるオムツカップ1に対し、そのオムツカップ1を覆うオムツカバー体として、使用後廃棄が可能ないわゆる使い捨て可能な紙オムツタイプであるオムツカバー体17を適用している。
次に、汚物吸引用ホース13を介して回収される***物の処理装置について図2をもとに説明する。この処理装置は、本発明の臭気除去機能を有する***物処理装置20において、オムツカップ1に接続されて室内に置かれる処理装置である。回収された***物及びそれに付随する汚水等からなる汚物を吸引し処理するための処理装置である本実施の形態においては、前述の処理に加え臭気を除去する機能を付加したものとなっている。図2は、この処理装置を示す図であるが、個々の装置をブロックの形態にした簡略構成の説明図である。
この処理装置は、汚物タンク21と、負圧吸引手段であるバキュームポンプハウジング22と、洗浄水タンク23と、送水ポンプ24と、制御パネル26及びシーケンサ(又はプログラマブルコントローラ)27で構成される制御装置30とで構成され、更に、本発明の主要部をなす臭気除去装置28がバキュームポンプハウジング22に隣接して設けられている。この臭気除去装置28はバキュームポンプハウジング22と汚物タンク21との間のどの位置に設置してもよいが、バキュームポンプハウジング22のサクションポンプ22aの近傍に設けた方が好ましい。
この処理装置は図示していないが、キャスタ付きの筐体形状をなし、室内の任意位置に移動設置が可能である。バキュームポンプハウジング22は、***物を含む汚物を吸引するための負圧を発生させるサクションポンプ22a、サクションポンプ22aを回転させるためのサクションポンプ用モータ22bを内蔵している。サクションポンプ用モータ22bとシーケンサ27とはケーブル(電線)27eで接続されている。このバキュームポンプハウジング22には、バキュームホース31、臭気除去装置28を介して汚物タンク21に接続される吸引口22cと、この吸引口22cから吸引した空気を排出する第1の排出口22dと、サクションポンプ用モータ22bに外気を導入するモータ冷却用吸気口22eと、このモータ冷却用吸気口22eから導入した外気を排出する第2の排出口22fとを備えている。
モータ冷却用吸気口22eから吸気され、サクションポンプ用モータ22aが発生する熱によって暖められた空気は、第2の排出口22fから第2排出路33を介して排出される。第1の排出口22dから排出される脱臭済みの空気は第1排出路32を介して排出され、排出路の混合部34で第2排出路33の空気と混合され、送風用ホース15によってオムツカップ1に送風される。
汚物タンク21は、オムツカップ1から汚物吸引用ホース13を介して、サクションポンプ22aによって吸引される***物を含む汚物を溜めるタンクである。汚物と一緒に吸引される空気は、汚物タンク21内で渦巻き状に回転させて重量の重い汚物や洗浄水と、軽量な空気とを遠心力により分離している。その他汚物類のミストを衝突させて分離するセパレータや汚物量を検出する汚物量センサ(図示せず)等が設けられている。汚物量センサとシーケンサ27とは、ケーブル27aで接続されている。
洗浄水タンク23は、オムツカップ1に所定の温度の温水を供給するためのタンクである。この洗浄水タンク23に付随して加熱及び保温するヒーター23aと、簡易的に水温を確認する温度計23bと、温度検出センサとしての機能を兼備した水位検出センサ23c等を備えている。洗浄水タンク23の温水は送水ポンプ24を介して洗浄水送水ホース14によりオムツカップ1に送られる。シーケンサ27は、ヒーター23aとケーブル(電線)27dで、水位検出センサ23cとケーブル(信号線)27cで接続されている。又、シーケンサ27と送水ポンプ24は、ケーブル(電線)27bで接続されている。
操作パネル26は、主に介護者、看護士などが操作するスイッチや表示ランプ等が設けられている。シーケンサ27は、オムツカップ1に配置された大便感知センサ10、小便感知センサ11、汚物タンク21に配置された汚物量センサ、水位検出センサ23c等の信号を受けて、サクションポンプ用モータ22b、送水ポンプ24、ヒーター23a等を動作させて、オムツカップ1の状態を最適に維持できるように制御するためのものである。また、シーケンサ27は、洗浄水タンク23の洗浄水が所定の量より少なくなった場合や汚物タンク21の汚物の量が所定の量より多く溜まった場合には処理を停止し、その旨を介護者、看護士などに通知したり表示したりする制御を行う。
次に本発明の主要部をなす臭気除去装置28について説明する。この臭気除去装置28は、オムツカップ1、汚物タンク21、及び、バキュームポンプハウジング22に、サクションポンプ22aによって循環して流れる臭気を含む空気の浄化のためのもので、空気に含まれる臭気を除去する装置である。この臭気除去装置28は、汚物タンク21とサクションポンプ22aとの間に設けられ、本実施の形態においてはバキュームポンプハウジング22に隣接して設けられている。
即ち、汚物タンク21からバキュームポンプハウジング22のサクションポンプ22aで吸引される臭気を含む空気から、サクションポンプ22aに吸引される前に臭気除去装置28を配置して臭気を除去するものである。すなわち、汚物タンク21、バキュームホース31は、空気が流れる流路が密閉された状態にあり、臭気を含む空気はどこにも漏洩することなく臭気除去装置28に送られ、臭気が除去される。この臭気が除去された空気が、サクションポンプ22aに吸引されることになる。仮にサクションポンプ22aの非回転部分と回転部分の間等から少量の空気が漏洩しても、この空気には臭気はないので室内に臭気がただようようなことがない。
この臭気除去装置28の主要構成をなすものは、竹炭部材(竹炭粉末成型品 商品名:チクノキューブ(CHIKUNO CUBE),製造元;株式会社チクノライフ)28aである。この竹炭部材28aは図3に示すように、竹炭粉末をハニカム構造28bに成形したもので表面積の大きい部材である。
竹炭そのものは、無数の微細孔を有するパイプを重ねたような材質のもので、吸着力に優れた部材である。又、臭気除去の浄化等に使用された後も、天日干しすることで元の効力を回復するので再使用が可能である。この竹炭は消臭効果、脱臭効果、空気清浄効果に優れた性質を有している。本発明はこのように優れた性質を有する竹炭を臭気除去に利用するものである。
臭気除去装置28に、ハニカム構造28bの竹炭部材28aを図の矢印で示す方向に臭気を含む空気を流すように設置する。この竹炭部材28aは、詳細は図示していないが複数個着脱自在に並べて設置すると効果的である。この竹炭部材28aは、例えば月に一度太陽光に5〜6時間当てれば再使用が可能なものである。図示していないが、この竹炭部材28aを臭気除去装置28の本体に介護者などが容易に交換着脱できるように設置する。
この竹炭部材28aは小型で軽量であり扱いが容易である上、予備として常時身近に置いておくことも可能であり、交換作業を簡単にしてメンテナンスを容易にすることができる。このハニカム構造28bになる竹炭部材28aは前述したように非常に吸着力に優れているので、汚物タンク21、オムツカップ1及びバキュームポンプハウジング22との間で循環して流れる空気から臭気を完全に除去することができる。このため臭気を含む空気が装置内で循環しても、このように処理する過程で殆ど除去できるので外部に漏れ出るようなことは解消される。
本発明の臭気除去機能を有する***物処理装置の他の実施の形態の説明を行う。この処理装置は、臭気除去装置内又は臭気除去装置の近傍に除湿剤又は除湿装置(図示せず)を設けたものであってもよい。この除湿剤又は除湿装置は、臭気除去装置に入る直前の空気から湿気を除去するようにするとよい。除湿剤としては、シリカゲル、石灰、塩化カルシウムなどが使用できる。このように、臭気除去装置の近傍に除湿剤を設けると、竹炭部材の高寿命化が図れとともに、循環する空気の水分(湿気)を除去することができる。すなわち、室内に漏れる空気から湿気を除去しているので、室内がじめじめせず快適に生活できる。仮に、サクションポンプ22aの非回転部分と回転部分の間等から少量の空気が漏洩しても、この空気には湿気はないので室内に湿気がただようようなことがない。すなわち、臭気と湿気の両方の除去が図れる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されない。本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能であることはいうまでもない。
図1は、オムツカップを中心とする***物処理装置の断面図である。 図2は、臭気除去装置を含む***物処理装置の構成を示すブロック図である。 図3は、ハニカム構造の竹炭部材を示す外観図である。
符号の説明
1…オムツカップ
2…オムツカップ本体
3…身体
4…窪み
5…ベルト
13…汚物吸引ホース
20…臭気除去機能を有する***物処理装置
21…汚物タンク
22…バキュームポンプハウジング(負圧吸引手段)
22a…サクションポンプ
28…臭気除去装置
28a…竹炭部材

Claims (5)

  1. 陰部及び肛門を含む***部近傍を包囲して身体に取り付けられるオムツカップに接続してこのオムツカップの***物を含む汚物を吸引し溜める汚物タンクと、負圧を発生させ前記オムツカップから前記汚物を前記汚物タンクへ吸引する機能を有する負圧吸引手段とを有する***物の処理装置において、
    前記処理装置は、前記負圧吸引手段に吸引される空気から臭気を除去するための臭気除去装置を、前記汚物タンクと前記負圧吸引手段の間に設けた
    ことを特徴とする臭気除去機能を有する***物処理装置。
  2. 請求項1に記載された臭気除去機能を有する***物処理装置において、
    前記臭気除去装置は、前記負圧吸引手段に隣接して設けられ、前記負圧吸引手段に吸引される直前の空気から臭気を除去するようにした
    ことを特徴とする臭気除去機能を有する***物処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載された臭気除去機能を有する***物処理装置において、
    前記臭気除去装置は、竹炭部材を使用して臭気を除去するようにした装置である
    ことを特徴とする臭気除去機能を有する***物処理装置。
  4. 請求項3に記載された臭気除去機能を有する***物処理装置において、
    前記竹炭部材は、前記臭気除去装置に交換可能に設けられ繰り返し使用が可能な構成になっているものである
    ことを特徴とする臭気除去機能を有する***物処理装置。
  5. 請求項3又は4に記載された臭気除去機能を有する***物処理装置において、
    前記竹炭部材は、ハニカム構造になっている
    ことを特徴とする臭気除去機能を有する***物処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100897538B1 (ko) 2007-09-14 2009-05-15 라니쎄인트웰 주식회사 환자 배설물 자동처리장치의 바퀴구조

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KR100893733B1 (ko) 2007-09-14 2009-04-17 라니쎄인트웰 주식회사 안전장치를 구비한 환자 배설물 자동처리장치
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