潤滑油及び潤滑方法 技術分野 本発明は、 潤滑油に関し、 ょリ詳しくは低粘度、.高粘度指数、 耐熱性、 低温流 動性、 金属適合性などの基本要求特性のバランスに優れた有機酸エステルを含有 する潤滑油に関する。 明
田
背景技術 潤滑油は、 その用途、 使用される装置や機械の違いにより、 様々な粘度の潤滑 油が用いられ、 その使用温度も低温から高温に至るまで様々である。 そのため、 潤滑油として広範囲の温度領域で使用できるためには、 耐熱性や低温流動性に優 れていることが必要である。 また、 高温時の粘性低下による潤滑性不足、 低温時 の粘度増加による装置や機器の運転効率の低下を避けるため温度による粘度変化 が少ないこと、 即ち、 高い粘度指数を有することが必要である。
従来、 潤滑油としては安価で入手容易な鉱物油が主に使用されてきたが、 耐熱 性に乏しく粘度指数が低いため、 最近では基本要求特性が厳し ゝ用途にお Lゝては 粘度指数が高く耐熱性に優れる合成炭化水素や有機酸エステル類等の合成潤滑油 が主に用いられている。
上記有機酸エステル類としては、 脂肪族モノカルボン酸と一価アルコールの反 応から得られるモノエステル (以下、 「モノエステル」 という。 ) 、 脂肪族二塩 基酸と一価アルコールの反応から得られるジエステル (以下、 「脂肪族二塩基酸 ジエステル」 という。 ) 、 多価アルコールと脂肪族カルボン酸との反応から得ら れるエステル (以下、 「ポリオールエステル」という。)、及び多価アルコール、 多塩基酸、 脂肪族モノカルボン酸 (及び/又は脂肪族一価アルコール) との反応 から得られる複合エステル (以下、 「ポリオ一ル型複合エステル」 という。 ) 等
が開示されている (特開昭 60- 1 61 485号公報、 特開平 4 -249593 号公報、 特開平 1 1 - 1 72267号公報、 特開平 3— 200895号公報、 特 開平 7— 224289号公報、 特開平 3— 1 28991号公報、 特開平 3— 1 2 8992号公報、 特開平 3— 200896号公報、 特開平 5— 331 474号公 報、 特表平 7— 508783号公報、 特表 2003-501 41 0公報) 。 しかしながら、 潤滑油の使用条件及び耐熱性、 低温流動性、 高粘度指数、 金属 適合性などの基本要求特性は益々厳しくなつておリ、 これらの有機酸エステル類 は、 基本要求特性をバランスよく兼ね備えているとは言い難く、 更なる改善が要 望されている。例えば、前記特表 2003-501 41 0公報には、ポリオール、 ジカルボン酸及びモノカルボン酸を反応させて得られるエステルからなる潤滑油 が記載されている。 該エステルは、 反応開始時に、 モノカルボン酸の COOH基 対ジカルボン酸の CO OH対ジカルボン酸基の比を、 0. 3 : ·!〜 1. 5 : 1と して合成され、 下記の一般式 ( I C)
0 0 0 0
a I! !1 1! Ώ II
Xa - C- O- Y- (O- C -Za-C-0-Ya)n-0- C - Xa (IC) [式中、 Xaは、炭素数 5〜1 1の脂肪族ヒドロカルビル基でぁリ、 Yaは炭素数 2〜 8のアルキレン基であリ、 Z aは炭素数 3〜 5の脂肪族ヒドロカルビル基で あり、 nは 1〜 1 0の間の重量平均数である。 ]
で表される、 と記載されている。 また、 該公報の実施例 1〜3によると、 上記一 般式 ( I C) で表されるエステルは、 21 mgKOH/g以上の高い酸価を有し ている。 一般に、 高い酸価を有する潤滑油は、 金属適合性、 耐熱性等が劣る傾向 がある。
近年の地球温暖化問題対策として、 自動車、 家電、 電子情報機器、 工業用機械 等の様々な産業分野で使用されている装置や機械の省エネルギー化や省燃費化が 進められている。 これら装置や機械に用いられる潤滑油についても省エネルギー 化対策の一つとして粘性摩擦によるエネルギー損失を低減するために潤滑油の低 粘度ィ匕が検討されている。 しかし、 低粘度で粘度指数の低い潤滑油を用いると高 温領域での潤滑性が不足し、 装置や機械の故障の原因となるため低粘度で高い粘
度指数を示す潤滑油が求められている。
また、 自然環境保護の観点から潤滑油にも生分解性が要求されている。 これま で生分解性潤滑油としては、 菜種油やネオペンチルグリコールの才レイン酸エス テル等が挙げられるが、 耐熱性に劣るという問題があつた。 このため生分解性を 有し、 かつ耐熱性に優れた潤滑油が求められている。 発明の開示 本発明の二つの目的は、低い酸価及び水酸基価を有し、低粘度、高い粘度指数、 耐熱性、 低温流動性、 金属適合性などの基本要求特性のバランスに優れた有機酸 エステルを含有する潤滑油を提供することである。
また、 本発明の他の目的は、 上記基本要求特性のバランスに優れ、 且つ、 生分 解性にも優れた有機酸エステルを含有する潤滑油を提供することである。
本発明者らは、 上記課題を達成すべく鋭意検討の結果、 ポリオール型複合エス テルの開発過程で、 次の知見を得た。
(1)脂肪族飽和モノカルボン酸(A)と炭素数 2〜Ί 0の脂肪族直鎖状二塩基酸 ( Β) 、 及び脂肪族二価アルコール (C) をエステル化して複合エステルを得る 際に、 (Α) 成分と (Β ) 成分とを特定の比率とすることによリ、 特に、 脂肪族 飽和モノカルボン酸 (Α) を脂肪族直鎖状二塩基酸 ( Β ) よりもかなり過剰に使 用することにより、 得られる脂肪族二価アルコール複合エステルが、 低い酸価及 び水酸基価を有し、 しかも、低粘度で高い粘度指数を示し、耐熱性、低温流動性、 金属適合性等に優れることを見出した。
(2)また、 こうして得られるエステルのうち、 (Α)成分として、炭素数 4〜1 8の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン酸 (a l ) を使用して得られる複合エステル は、 低粘度で高い粘度指数を示し、 耐熱性、 低温流動性、 金属適合性に優れるの みならず、 より良好な生分解性をも有する。
(3)上記エステルは、 公知の他の基油と併用することができる。
本発明はかかる知見に基づいて完成されたものであって、 以下の潤滑油、 潤滑 方法等を提供、するものである。
項 1 (A) 炭素数 4~1 8の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン酸(a 1 ) 及び 炭素数 4〜1 8の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボン酸 (a 2) からなる群から選 ばれる少なくとも 1種の脂肪族飽和モノカルボン酸、
(B) 炭素数 2〜1 0の脂肪族直鎖状二塩基酸、 及び
(C) 下記一般式 (1 )
[式中、 Xは一般式 (1 ) におけると同義であり、 R1及び R 2は同一又は異なつ て、 それぞれ、 炭素数 4〜1 8の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン酸 (a 1 ) 若し
くは炭素数 4~1 8の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボン酸 (a 2) からカルボキ シル基を除いて得られる残基を表す。 ]
で表されるフルエステル及び
一般式 (e2)
[式中、 kは 1以上の整数、 特に 1.〜 8、 好ましくは 1〜 3である。 Xは一般式 (1 ) におけると同義であり、 k + 1個の Xは互いに同一か、 又は異なっていて もよい。 R1及び R2は、 同一又は異なって、 それぞれ、 炭素数 4〜"! 8の脂肪族 直鎖状飽和モノカルボン酸 (a 1 ) 若しくは炭素数 4〜1 8の脂肪族分岐鎖状飽 和モノカルボン酸(a 2) からカルボキシル基を除いて得られる残基を表す。 B は、 炭素数 2〜1 0の脂肪族直鎖状二塩基酸 (B) から、 2個のカルボキシル基 を除いて得られる残基を表す。 ]
で表される縮合エステルを含有しており、
上記一般式 (el)で表されるフルエステルの含量が該複合エステルに対して 1 0 〜90重量% (好ましくは 25〜90重量%、ょリ好ましくは 40〜90重量%) であり、
上記一般式 (el)で表されるフルエステルの含量と上記一般式 (e2)で表される縮 合エステルの含量との合計が、 該複合エステルに対して、 95重量%以上である 上記項 1に記載の潤滑油。 項 3 複合エステルが、 エステル化反応の際に (即ち、 エステル化反応の開始 時に) 、 (A) 成分と (B) 成分の比率を (A) : (B) =95 : 5〜70 : 3 0 (当量比、 即ち 1 9 : 1〜2. 3 : 1 ) に調整して得られる上記項 1に記載の 潤滑油。 項 4 (A) 成分が、 (a 1 ) 成分単独であるか又は (a 1 ) 成分と (a 2)
成分との混合物であって、 (A) 成分における (a 1 ) 成分と (a 2 ) 成分のモ ル比率が 1 0 0 : 0〜4 0 : 6 0である上記項 1又は 2に記載の潤滑油。 項 5 (A) 成分における (a 1 ) 成分が、 炭素数 7〜1 0の脂肪族直鎖状飽 和モノカルボン酸である上記項 1〜 4のいずれかに記載の潤滑油。 項 6 (A) 成分における (a 2 ) 成分が、 炭素数 7〜9の脂肪族分岐鎖状飽 和モノカルボン酸である上記項 Ί〜 5のいずれかに記載の潤滑油。 項 7 (A) 成分が(a Ί ) 成分単独である上記項 1に記載の潤滑油。 項 8 ( B ) 成分が炭素数 6〜 1 0の脂肪族直鎖状二塩基酸である上記項 1〜
7のいずれかに記載の潤滑油。 項 9 ( C) 成分が、 一般式 (1 ) において Xが 1個若しくは 2個の分枝を有 する脂肪族二価アルコールから 2個の水酸基を除いて得られる残基である上記項 1〜 8のいずれかに記載の潤滑油。 項 1 0 ( C) 成分が、 一般式 (1 ) において Xが 1個の分枝を有する脂肪族 二価アルコールから 2個の水酸基を除いて得られる残基である上記項 9に記載の 潤滑油。 項 1 1 ( C) 成分が、 一般式 ( 1 ) において Xがメチル基である分枝 1個を 有する脂肪族二価アルコールから 2個の水酸基を除いて得られる残基である上記 項 1 0に記載の潤滑油。 項 1 2 ( C) 成分が、 3—メチル一 1, 5—ペンタンジオールである上記項 1 0に記載の潤滑油。
項 1 3 (A) 成分が、 ( a 1 ) 炭素数 7〜 1 0の脂肪族直鎖状飽和モノカル ボン酸の少なくとも 1種であり、
( B ) 成分が、 アジピン酸、 ァゼライン酸及びセバシン酸から選ばれる少なく とも 1種の二塩基酸であり、
( C) 成分が、 2—メチリレー 1, 3—プロパンジオール、 1, 3—ブタンジ才 ール、 2—メチル— 1, 4一ブタンジオール、 1, 4一ペンタンジオール、 2— メチル一 1, 5—ペンタンジオール、 3ーメチルー 1 , 5—ペンタンジ才ーレ及 び 1, 5—へキサンジオールから選ばれる少なくとも 1種の二価アルコールであ る上記項〗に記載の潤滑油。 項 1 4 (A) 成分が、 n—ヘプタン酸、 n—オクタン酸、 n—ノナン酸及び n—デカン酸からなる群から選ばれる少なくとも 1種のモノカルボン酸でぁリ、
( B ) 成分が、 アジピン酸、 ァゼライン酸及びセバシン酸からなる群より選ばれ る少なくとも 1種の二塩基酸であり、 (C) 成分が、 3—メチルー 1, 5—ペン 夕ンジオールである上記項 1に記載の潤滑油。 項 1 5 (A) 成分が、 ( a 2 ) 炭素数 7〜 9の脂肪族分岐鎖状飽和モノカル ボン酸の少なくとも 1種 (特に、 イソヘプタン酸、 イソオクタン酸、 2—ェチル へキサン酸、 イソノナン び 3 , 5, 5—卜リメチルへキサン酸からなる群よ リ選ばれる少なくとも 1種のモノカルボン酸) であり、
( B ) 成分が、 アジピン酸、 ァゼライン酸及びセバシン酸からなる群より選ば れる少なくとも 1種の二塩基酸であリ、
( C) 成分が、 2 _メチル—1, 3—プロパンジオール、 1, 3—ブタンジ才 ール、 2—メチルー 1, 4—ブタンジ才ール、 1, 4—ペンタンジオール、 2— メチル— 1, 5—ペン夕ンジオール、 3—メチル— 1, 5 _ペンタンジ才ール及 び 1, 5一へキサンジオールから選ばれる少なくとも 1種の二価アルコールであ る上記項 1に記載の潤滑剤。 項 1 6 ( A ) 成分が、 ( a 2 ) 2—ェチルへキサン酸及び 3,
リメチルへキサン酸からなる群から選ばれる少なくとも 1種であり、
( B ) 成分が、 アジピン酸、 ァゼライン酸及びセバシン酸から選ばれる少なく とも 1種の二塩基酸であり、
(C) 成分が、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオールである請求項 1に記載 の潤滑剤。 項 1 7 (A) 成分が、 ( a 1 ) 炭素数 7 - 1 0の脂肪族直鎖状飽和モノカル ボン酸の少なくとも 1種 (特に、 n—ヘプ夕ン酸、 n—オクタン酸、 n—ノナン 酸及び n—デカン酸からなる群より選ばれる少なくとも 1種のモノカルボン酸)、 及び (a 2 ) 炭素数 7〜 9の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボンの少なくとも 1種 (特に、 イソヘプタン酸、 イソオクタン酸、 2—ェチルへキサン酸、 イソノナン 酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸からなる群より選ばれる少なくとも 1 種のモノカルボン酸) との混合物であり、
( B ) 成分が、 アジピン酸、 ァゼライン酸及びセバシン酸からなる群よリ選ば れる少なくとも 1種の二塩基酸であリ、
(C) 成分が、 2—メチル— Ί , 3—プロパンジオール、 1, 3—プ夕ンジ才 ール、 2—メチル— Ί , 4—プタンジオール、 1, 4—ペン夕ンジ才一ル、 2 _ メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール、 3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール及 び 1, 5—へキサンジ才一ルからなる群から選ばれる少なくとも〗種の二価アル コールである上記項 1に記載の潤滑剤。 項 1 8 ( a 2 ) 成分が、 2ーェチルへキサン酸及び 3, 5, 5 -卜リメチル へキサン酸からなる群から選ばれる少なくとも 1種であり、 (C) 成分が 3—メ チルー 5—ペン夕ンジ才一ルである上記項 1 7に記載の潤滑油。 項 1 9 前記複合エステルの 4 0 °Cにおける動粘度が 7〜 1 5 mm 2/ sであ リ、 粘度指数が 1 6 0以上である上記項 1〜1 8のいずれかに記載の潤滑油。
12 0 前記複合エステルの 4 0 °Cにおける動粘度が 1 5 ~ 1 0 O mm V s
であり、粘度指数が 1 8 0以上である上記項 1〜1 8のいずれかに記載の潤滑油, 項 2 1 前記複合エステルの流動点が— 2 0 °C以下である上記項 1〜 1 8のい ずれかに記載の潤滑油。 項 2 2 前記複合エステルの 4 0 °Cにおける動粘度が 7〜1 0 0 mm 2/ s、 粘度指数が 1 7 0以上、 及び流動点が一 4 0 °C以下である上記項 1〜1 8のいず れかに記載の潤滑油。 項 2 3 前記複合エステルの 4 0 °Cにおける動粘度が 7〜 1 0 0 m m 2/ s、 粘度指数が 1 0 0以上、 及び流動点が— 6 0 °C以下である上記項 1〜 1 8のいず れかに記載の潤滑油。 項 2 4 エンジン油、 ギヤ油、 自動変速機油、 無段変速機油、 ショックアブソ ーバ一油、 パワーステアリング油又はァクティプサスペンション油である上記項 1〜2 3のいずれかに記載の潤滑油。 項 2 5 更に併用基油を含有してぉリ、 該併用基油が
( I ) 鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも 1種である か、 又は、
( I I ) 該鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも 1種と、 動植物油、前記複合エステル以外の有機酸エステル、ポリアルキレングリコール、 ポリビニルエーテル、 ポリフエニルエーテル、 アルキルフエニルエーテル及びシ リコーン油よりなる群から選ばれる少なくとも 1種との混合物である上記項 2 4 に記載の潤滑油。 項 2 6 併用基油が、
(I ) 鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも 1種であ るか、 又は、
(I I) 鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも 1種と有 機酸エステルとの混合物であり、 該有機酸エステルが、
(i)アジピン酸、ァゼライン酸又はセバシン酸と炭素数 8〜 1 3の脂肪族飽和分 岐鎖状一価アルコールとのフルエステル、
(i i)ネオペンチルダリコール、 卜リメチロールプロパン又はペン夕エリスリ卜 ールと炭素数 5〜1 0の直鎖状及び分岐鎖状の脂肪酸から選ばれる少なくとも 1種とのフルエステル、 又は、
( 1)上記 )及び )の混合物
である上記項 2 5に記載の潤滑油。 項 2 7 軸受用潤滑油である上記項 1〜 2 3のいずれかに記載の潤滑油。 項 2 8 更に、 鉱物油、 合成炭化水素油、 動植物油、 前記複合エステル以外の 有機酸エステル、 ポリアルキレングリコール、 ポリビニルエーテル、 ポリフエ二 ルェーテル、 アルキルフエニルエーテル及びシリコーン油よりなる群から選ばれ る少なくとも 1種を併用基油として含有する上記項 2 7に記載の潤滑油。 項 2 9 併用基油が、
(ί) n—ドデカン酸又は n—テ卜ラデカン酸と炭素数 8〜Ί 0の脂肪族飽和分岐 鎖状一価アルコールとのエステル、
(i i)アジピン酸、 ァゼライン酸又はセバシン酸と炭素数 8〜1 3の脂肪族飽和分 岐鎖状一価アルコールとのフリレエステル、
(i i i)ネオペンチルダリコール、卜リメチロールプロパン又はペン夕エリスリ I ^一 ルと炭素数 5〜1 0の直鎖状及び分岐鎖状の脂肪酸とのフルエステル、 又は (i v)上記 )〜(i i i)の混合物
である上記項 2 8に記載の潤滑油。 項 3 0 上記項 1〜2 3のいずれかに記載の潤滑油の、 エンジン油、 ギヤ油、 自動変速機油、 無段変速機油、 ショックアブソーバー油、 パワーステアリング油
又はァクティブサスペンション油、 或いは、 軸受用潤滑油としての使用。 項 3 1 上記項 1 ~ 2 3の t、ずれかに記載の潤滑油を用いることを特徴とする エンジン、 ギヤ、 自動変速機、 無断変速機、 ショックアブソーバー、 パワーステ ァリング又はァクティブサスペンションの、 或いは、 軸受の潤滑方法。 項 3 2 (i) 一般式 (el)
[式中、 Xは一般式 (1 ) におけると同義であり、 R '及び R 2は同一又は異なつ て、 それぞれ、 炭素数 4〜1 8の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン酸若しくは炭素 数 4〜"! 8の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて得 られる残基を表す。 ]
で表されるフルエステル及び
(i i) 一般式 (e
[式中、 kは 1以上の整数、 特に 1〜8、 好ましくは 1〜3である。 Xは一般式 (el)におけると同義であり、 k + 1個の Xは互いに同一か、 又は異なっていても よい。 R 1及び R 2は、 同一又は異なって、 それぞれ、 炭素数 4 ~ 1 8の脂肪族直 鎖状飽和モノカルボン酸若しくは炭素数 4〜 1 8の脂肪族分岐鎖状飽和モノカル ボン酸からカルボキシル基を除いて得られる残基を表す。 Bは、 炭素数 2〜1 0 の脂肪族直鎖状二塩基酸から、 2個の力ルポキシル基を除いて得られる残基を表 で表される縮合エステル
を含有する複合エステルであって、 上記一般式 (el)で表されるフルエステルの含 量が該複合エステルに対して 1 0〜9 0重量% (好ましくは 2 5〜9 0重量%、 より好ましくは 4 0〜9 0重量%) であり、
上記—般式 (e2)で表される縮合エステルの含量が該複合エステルに対して 5〜 8 5重量% (好ましくは 7〜7 2重量%、 より好ましくは 9〜5 9重量%) であ U ,
上記一般式 (e〗)で表されるフルエステルの含量と上記一般式 (e2)で表される縮 合エステルの含量との合計が、 該複合エステルに対して 9 5重量%以上 (特に 9 5〜 9 9. 5重量%)、好ましくは 9 7重量%以上(特に 9 7〜 9 9. 5重量%)、 より好ましくは 9 9重量%以上 (特に、 9 9〜9 9. 9重量%) である複合エス テルを含有するか、 或いは、
該複合エステルと、 鉱物油、 合成炭化水素油、 動植物油、 該複合エステル以外 の有機酸エステル、 ポリアルキレングリコール、 ポリビニルエーテル、 ポリフエ ニルエーテル、 アルキルフエニルエーテル及びシリコーン油よりなる群から選ば れる少なくとも 1種の併用基油との混合物を含有する潤滑油。 項 3 3 ( ί ) 一般式 (el)
R1— C—O— X― 0-C一 R2 (e1)
[式中、 Xは一般式 (1 ) におけると同義であり、 R '及び R 2は同一又は異なつ て、 それぞれ、 炭素数 4〜1 8の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン酸若しくは炭素 数 4〜"! 8の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて得 られる残基を表す。 ]
で表されるフルエステル及び
[式中、 kは 1以上の整数、 特に 1〜8、 好ましくは 〜 3である。 Xは一般式 (el)におけると同義であり、 k + 1個の Xは互いに同一か、 又は異なっていても よい。 R 1及び R2は、 同一又は異なって、 それぞれ、 炭素数 4 ~ 1 8の脂肪族直 鎖状飽和モノカルボン酸若しくは炭素数 4〜1 8の脂肪族分岐鎖状飽和モノカル ボン酸からカルボキシル基を除いて得られる残基を表す。 Bは、 炭素数 2〜1 0 の脂肪族直鎖状二塩基酸から、 2個のカルボキシル基を除いて得られる残基を表 す。 ]
で表される縮合エステル
を含有する複合エステルであって、
上記一般式(el)で表されるフルエステルの含量が、 該複合エステルに対して 1 0〜9 0重量% (好ましくは 2 5〜9 0重量%、 より好ましくは 4 0〜9 0重 量%) であり、
上記一般式 (e2)で表される縮合エステルの含量が、 該複合エステルに対して 5 〜8 5重量% (好ましくは 7〜7 2重量%、 より好ましくは 9〜5 9重量%) で あ U V
上記一般式 (el)で表されるフルエステルの含量と上記一般式 (e2)で表される縮 合エステルの含量との合計が、 該複合エステルに対して 9 5重量%以上 (特に 9 5 ~ 9 9. 5重量%)、好ましくは 9 7重量%以上(特に 9 7〜9 9. 5重量%)、 より好ましくは 9 9重量%以上 (特に、 9 9〜9 9 . 9重量%) である複合エス テル。 項 3 4 上記項 3 3に記載の複合エステルの製造方法であつて、
(i) (A)炭素数 4〜1 8の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン酸(a 1 )及び炭素数 4〜1 8の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボン酸 (a 2〉 からなる群から選ばれる 少なくとも 1種の脂肪族飽和モノカルボン酸、
(B) 炭素数 2~1 0の脂肪族直鎖状二塩基酸、 及び
(C) 下記一般式 (1 )
HO-X-OH (1 )
[式中、 Xは直鎖状又は 1個若しくは 2個の分枝を有する炭素数 2〜 1 0の脂肪 族二価アルコールから 2個の水酸基を除いて形成される残基を表す。 但し、 Xが 2個の分枝を有する場合、 2個の分枝は同一の炭素原子に結合して tゝないものと する。 ]
で表される脂肪族二価アルコール
を、 (A)成分と (B)成分の比率が(A) : (B) =98: 2〜40 : 60 (当 量比) で使用し、 且つ、 (A) 成分及び (B) 成分からなる酸成分を、 (C) 成 分であるアルコール成分 1当量に対して 1. 01 ~1. 05当量用いて、 水同伴 剤及び触媒の存在下でエステル化し、
(i i)得られたエステル化反応生成物を続いてアル力リ洗浄すること
を含む製造法。 本発明によれば、 低粘度、 高い粘度指数、 耐熱性、 低温流動性、 金属適合性等 の基本要求特性のバランスに優れた潤滑油を得ることができる。 そのため、 本発 明の潤滑油は、 エンジン油、 ギヤ油、 自動変速機油、 無段変速機油、 ショックァ ブゾーバー油、パワーステアリング油又はァクティプサスペンション油、或いは、 軸受用潤滑油等に使用することができる。 発明の詳細な記述 本発明の潤滑油に係る脂肪族二価アルコール複合エステル(以下「本エステル J という。 ) は、 隱分の脂肪族飽和モノカルボン酸 (A) 及び炭素数 2〜1 0の 脂肪族直鎖状二塩基酸 (B) と、 アルコール成分の脂肪族二価アルコール (C) とを常法に従って、 好ましくは窒素等の不活性ガス雰囲気下、 エステル化触媒の 存在下又は無触媒下で加熱撹拌しながらエステル化することによリ調製されるェ ステルイ匕合物である。
(A) 成分
本エステルに係る脂肪族飽和モノカルボン酸 (A) 成分は、 炭素数 4〜1 8、 好ましくは 4〜1 2、 さらに好ましくは炭素数 7〜1 0の脂肪族直鎖状飽和モノ カルボン酸 ( a 1 ) 及び/又は炭素数 4〜1 8、 好ましくは炭素数 7〜9、 さら に好ましくは炭素数 8又は 9の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボン酸(a 2 ) であ る。
( a 1 ) 成分としては、 具体的には、 n—ブタン酸、 n—ペンタン酸、 n—へ キサン酸、 ή—ヘプタン酸、 η—オクタン酸、 η—ノナン酸、 η—デカン酸、 η —ゥンデカン酸、 η—ドデカン酸、 η—トリデカン酸、 η—テ卜ラデカン酸、 η —ペン夕デカン酸、 η—へキサデカン酸、 η—へプタデカン酸、 η—ォクタデカ ン酸が例示される。 これらの中でも、 低温流動性に優れ、 低温粘度が低 い点で、炭素数 4〜 9の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン酸が好ましく、 具体的には、 η—プ夕ン酸、 η —ペンタン酸、 η—へキサン酸、 η— ヘプタン酸、 π—才ク夕ン酸、 η —ノナン酸が例示される。 また、 耐 熱性に優れる点で、炭素数 8〜 1 2の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン 酸が好ましく、 具体的には、 η—オクタン酸、 η—ノナン酸、 η—デ カン酸、 η—ゥンデカン酸、 η — ドデカン酸が例示される。 更には、 非常に高い粘度指数、 良好な耐熱性及び低温流動性を有する点で炭素数 7〜1 0 の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン酸が好ましく、 具体的には η—ヘプタン酸、 η—オクタン酸、 η—ノナン酸、 η —デカン酸が推奨される。 これら は、 夫々単独で又は 2種以上を適宜組み合わせてエステル化に供することができ る。
( a 2 ) 成分としては、 具体的には、 イソブタン酸、 イソペンタン酸、 イソへ キサン酸、 イソヘプタン酸、 イソオクタン酸、 2—ェチルへキサン酸、 イソノナ ン酸、 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸、 イソデカン酸、 イソゥンデカン酸、 ィソドデカン酸、イソトリデカン酸、ィソテ卜ラデカン酸、ィソペンタデカン酸、 ィソへキサデカン酸、ィソヘプタデカン酸、ィソ才クタデカン酸等が例示される。 これらの中でも、 耐熱性に優れる点で炭素数 7〜 9の脂肪族分岐鎖状モノカルボ
ン酸が好ましく、 具体的には、 イソヘプタン酸、 イソオクタン酸、 2—ェチルへ キサン酸、 イソノナン酸、 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸が例示される。 さ らに、 耐熱性及び低温流動性のバランスに優れる点で、 2—ェチルへキサン酸及 び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸が推奨され、 耐熱性、 低温流動性に優れ、 高い粘度指数を有する点で、 3, 5, 5 -卜リメチルへキサン酸が特に好ましい。 これらは、 夫々単独で又は 2種以上を適宜組み合わせてエステル化に供すること がでさる。
(A) 成分に関して、 ( a 1 ) 成分を単独で使用することもでき、 ( a 2 ) 成 分を単独で使用することもできる。 更に、 ( a 1 ) 成分を ( a 2 ) 成分と組み合 わせて使用することもでき、 その場合の使用割合 (モル比率) は、 特に限定され ることがなく、 任意の割合で使用することができる。 得られる本エステルが高い 粘度指数と耐熱性を有する点で、 (A) 成分が、 (a 1 ) 成分単独であるか又は ( a 1 ) 成分と (a 2 ) 成分との混合物であって、 (a 1 ) 成分: (a 2 ) 成分 のモル比 が1 0 0 : 0〜4 0 : 6 0が好ましく、 また、 耐熱性、 高い粘度指数 及び良好な生分解性を有する点で、 (a 1 ) 成分: (a 2 ) 成分のモル比率が 1 0 0 : 0〜8 0 : 2 0が好ましい範囲として描奨される。 特に、 (a 1 ) 成分と 2 ) 成分との混合物を使用する場合、 ( a 1 ) 成分: ( a 2 ) 成分のモル比 率が 9 5 : 5〜4 0 : 6 0、 特に 9 5 : 5〜7 0 : 3 0であるのが好ましい。 また、 得られる本エステルが高い粘度指数を有し、 耐熱性及び生分解性に優れ る点で (a 1 ) 成分単独が好ましく、 耐熱性、 低温流動性及び金属適合性に優れ る点で (a 2 ) 成分単独が好ましい。
( B) 成分
本エステルに係る^ g分の脂肪族直鎖状二塩基酸 ( B ) は、 炭素数 2〜1 0、 好ましくは炭素数 6〜1 0の脂肪族直鎖状飽和二塩基酸であり、 具体的には、 シ ユウ酸、 マロン酸、 コハク酸、 グルタル酸、 アジピン酸、 ピメリン酸、 スベリン 酸、 ァゼライン酸、 セバシン酸等が例示される。 これらの中でも、 耐熱性及び低 温流動性に優れる点で、 炭素数 6〜1 0の脂肪族直鎖状二塩基酸が好ましく、 具 体的には、 アジピン酸、 ピメリン酸、 スベリン酸、 ァゼライン酸、 セバシン酸が
例示され、 特に、 アジピン酸、 ァゼライン酸、 セバシン酸が推奨される。 これら は、 夫々単独で又は 2種以上を適宜組み合わせてエステル化に供することができ る。 ( C) 成分
本エステルの製造に使用する脂肪族二価アルコール(C)は、下記一般式(1 ) で表される炭素数 2〜 1 0の直鎖状又は 1個若しくは 2個の分枝を有する脂肪族 飽和二価アルコールである。
H O - X - O H ( Ί )
[式中、 Xは炭素数 2〜 1 0の直鎖状又は 1個若しくは 2個の分枝を有する脂肪 族二価アルコールの残基を表す。 但し、 Xが 2個の分枝を有する場合、 該 2個の 分枝は同一の炭素原子に結合していないものとする。 ]
Xは、 炭素数 2〜1 0、 好ましくは 3〜1 0の直鎖状アルキレン基を表すか、 或いは、 Xは、 主鎖である直鎖アルキレン基とこれに結合した 1個若しくは 2個 のアルキル基 (分枝) とからなり、 該直鎖アルキレン基と該 1個若しくは 2個の アルキル基との合計炭素数が 2〜1 0、 好ましくは 3〜1 0、 特に 4〜1 0であ る分岐鎖アルキレン基を表す。 但し、 Xが分岐鎖アルキレン基であって、 2個の アルキル基を有する場合、 2個のアルキル基は同一の炭素原子に結合していない ものとする。
換言すると、 Xは炭素数 2〜1 0、 好ましくは 3〜1 0、 特に 4〜1 0の直鎖 状アルキレン基であるか、 或いは、 Xは、 モノ又はジアルキル置換の直鎖状アル キレン基であって、 該モノ又はジアルキル置換基と該直鎖状ポリアルキレン基と の合計炭素数が 2〜1 0、 特に 3〜1 0である。
Xが分岐鎖アルキレン基である場合、 分枝であるアルキル基の数は 1又は 2個 であり、 好ましくは 1個である。 また、 分枝であるアルキル基は、 炭素数が 1又 は 2 (即ちメチル基又はェチル基) 、 特に 1 (メチル基) であるのが好ましい。 かかる残基 Xを含む脂肪族二価アルコールとしては、 炭素数 2〜1 0、 好まし くは 3〜1 0の 1個若しくは 2個の分枝を有していてもよい脂肪族二価アルコ一 ル、 特に、 飽和脂肪族二価アルコールが例示される。 但し、 該二価アルコールが
2個の分枝 (即ち、 アルキル基) を有する場合、 2個の分枝は、 同一の炭素原子 に結合していないものである。 従って、 該二価アルコール成分 ( C) としては、 2, 2—ジメチルプロパンジオール (ネオペンチルグリコール) 、 2, 2—ジェ チルプロパンジオール、 2—プチル— 2一ェチルプロパンジオール等の分子中に ネオペンチル型構造を有するジオールを含まない。
上記の直鎖状脂肪族二価アルコールとしては、 具体的には、 エチレングリコー ル、 1, 3—プロパンジオール、 1, 4—プタンジオール、 1, 5—ペン夕ンジ オール、 6—へキサンジオール、 1, 7—ヘプ夕ンジオール、 1, 8—ォク タンジオール、 1, 9—ノナンジオール、 1, 1 0—デカンジオールが例示され る。
1個又は 2個の分枝を有する脂肪族二価アルコールとしては、具体的には、 1, 2—プロパンジオール、 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール、 1, 3—ブタ ンジオール、 2—メチルー 1, 4一ブタンジオール、 Ί, 4一ペン夕ンジオール、 2—メチル— 1, 5—ペン夕ンジオール、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジ才一 ル、 1, 5—へキサンジオール、 2—メチル— 1, 6—へキサンジオール、 3— メチルー 1, 6—へキサンジオール、 1, 6—ヘプタンジオール、 2—メチルー Ί, 7—ヘプ夕ンジオール、 3—メチルー 1, 7—ヘプ夕ンジオール、 4—メチ ル— 1 , 7—ヘプ夕ンジオール、 1, 7—オクタンジ才ール、 2—メチルー 1 , 8—才クタンジオール、 3—メチル一 1 , 8—才ク夕ンジオール、 4—メチルー 1, 8—才クタンジオール、 1, 8—ノナンジ才一ル、 2—メチルー 1 , 9ーノ ナンジオール、 3 _メチル一1, 9—ノナンジオール、 4—メチルー 1, 9ーノ ナンジオール、 5—メチル—1, 9ーノナンジオール、 2—ェチルー 1 , 3—へ キサンジオール、 2, 4—ジェチルー 1, 5—ペン夕ンジオール等が例示される。 これらは、 夫々単独で又は 2種以上を適宜組み合わせてエステルイ匕に供すること ができる。
これらの中でも、 低温流動性に優れる点で、 1個又は 2個の分枝を有する脂肪 族二価アルコールが好ましく、 特に炭素数 4 ~ 9の脂肪族二価アルコールが好ま しい。 具体的には、 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール、 1, 3—ブタンジ オール、 2—メチル— 1, 4一ブタンジ才ール、 1, 4一ペンタンジオール、 2
—メチル一 1, 5—ペンタンジオール、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール、 1 , 5—へキサンジオール、 2—メチレ— 1, 6—へキサンジオール、 3—メチ ルー 1, 6—へキサンジオール、 1, 6—ヘプタンジオール、 2—メチルー 1,
7—ヘプタンジオール、 3—メチルー 1, 7—ヘプタンジオール、 4—メチル— 1, 7—ヘプタンジオール、 1, 7—オクタンジオール、 2—メチル— 1, 8— オクタンジオール、 3—メチリレー 1, 8—オクタンジオール、 4—メチルー 1,
8—オクタンジオール、 8—ノナンジオールが推奨される。
これらの中でも、 耐熱性及び低温流動性に優れる点で、 1個の分枝 (特に、 メ チル基) を有する脂肪族二価アルコールが好ましく、 より好ましくは炭素数 3〜 1 0、 特に好ましくは炭素数 4〜6の脂肪族二価アルコールが推奨される。 具体 的には、 2—メチル一 1, 3—プロパンジオール、 1, 3—ブタンジオール、 2 —メチル一 1, 4一ブタンジオール、 1, 4—ペンタンジオール、 2—メチルー 1, 5 _ペン夕ンジオール、 3—メチル— 1, 5—ペン夕ンジ才一ル、 1 , 5- へキサンジオールが推奨され、 特に、 3—メチル— 5—ペン夕ンジオールが 好ましい。 エステル化反応
エステル化に隙し、 使用する酸成分の (A) 成分と (B) 成分の使用比率は、 (A) : (B) =98: 2~40 : 60 (当量比) であり、 得られるエステルの 耐熱性と低温流動性のバランスに優れる点で、特に、 (A)成分と (B)成分は、 (A) : (B) =95 : 5〜70 : 30 (当量比) で使用するのが好ましい。 ここでいう 「当量 j とは、 エステル化反応に使用する (A) 成分と (B) 成分 に含まれるカルボキシル基の合計モル数に対する、 各成分のカルボキシル基のモ ル数の比を指すものとする。 換言すると、 ここでいう 「当量」 とは、 (A) 成分 であるモノカルボン酸のモル数 (MA)と(B)成分である二塩基酸のモル数 (M B) の 2倍 (2MB) との合計 (MA+2MB) に対する、 (A) 成分のモル数 (MA) の割合、 即ち、 MAZ (MA+2MB) 、 又は、 (B) 成分のモル数の 2倍 (2MB) の割合、 即ち、 2MBZ (MA+2MB) である。従って、 (A) 成分: (B) 成分の当量比は、 A: 2 MBで表される。 例えば、 (A) 成分で
あるモノカルボン酸を 3モル (MA=3) 使用し、 (B) 成分である二塩基酸を 1モル(2MB = 2)使用した場合、 (A)成分と(B)成分との当量比は(A) : (B) = 3 : 2 = 60 : 40となる。
エステル化の際、 (A) 成分及び (B) 成分からなる酸成分は、 例えば、 アル コール成分である (C) 成分の脂肪族二価アルコール 1当量に対し 1. 0〜1. 5当量、 好ましくは該アルコール成分 1当量に対し 1. 01〜1 · Ί当量用いら れる。 即ち、 アルコール成分中の一 ΟΗ基 1モルに対し、 酸成分中の— COOH 基のモル数が 1. 0〜1. 5、好ましくは 1. 01〜1. 1、ょリ好ましくは 1. 01〜1. 05になるように使用される。
本発明のエステル化反応では、 エステル化触媒を使用するのが好ましい。 エス テル化触媒としては、ルイス酸類、アル力リ金属類、スルホン酸類等が例示され、 具体的にルイス酸類としては、 アルミニウム誘導体、 錫誘導体、 チタン誘導体が 例示され、 アルカリ金属類としては、 ナトリウムアルコキシド、 カリウムアルコ キシド等が例示され、 更にスルホン酸類としてはパラ卜ルエンスルホン酸、 メタ ンスルホン酸、 硫酸等が例示される。 その使用量は、 例えば'原料である (Α) 成 分及び(Β).成分である β分及び(C) 成分であるアルコール成分の総重量に 対して 0. 1〜1. 0重量%程度用いられる。 上記触媒のうちでも、 上記ルイス 酸が好ましい。
エステル化反応は、 通常〗 50〜250°C、 好ましくは〗 60〜230°Cの反 応温度で、 不活性ガスの存在下で行うことが好ましい。 反応時間としては、 通常 3〜30時間である。 エステル化反応は、 無溶媒で行うことができるが、 必要に 応じて、 生成してくる水をベンゼン、 卜ル工ン、 キシレン、 シクロへキサン等の 水同伴剤を用いて系外に共沸留去させてもよい。 水同伴剤を使用する場合、 その 使用量は、 原料である (A) 成分及び (B) 成分である酸成分及び (C) 成分で あるアルコール成分の総重量に対して 1 ~20重量%、 特に 1〜 1 0重量%使用 するのが好ましい。
エステル化反応終了後、 過剰の原料を減圧下又は常圧下にて留去する。 弓 Iき続 き慣用の精製方法、 例えば、 中和、 水洗、 液液抽出、 減圧蒸留、 活性炭等の吸着 剤を用いて本エステルを精製することができる。
特に、 エステル化反応により得られたエステル化反応生成物を、 そのまま或い は未反応の酸 (水同伴剤を使用した場合は、 水同伴剤) を留去した後、 アルカリ 洗浄に供するのが好ましい。 これにより、 残存する未反応の酸、 末端にカルボキ シル基を有する不純物、 触媒等が除去され、 金属適合性、 耐熱性等に優れたエス テルを得ることができる。
アル力リ洗浄に使用する洗浄液としては、水酸化ナ卜リゥ厶、水酸化力リゥ厶、 zK酸化リチウム等のアル力リ金属水酸化物、 炭酸ナ卜リゥ厶等のアル力リ金属炭 酸塩等のアルカリの水溶液が例示でき、 その濃度は特に限定されないが、 0 . 5
〜 2 0重量%程度が好ましい。 アル力リ水溶液の使用量は反応終了後の反応生成 物の全酸価に対して当量又は過剰となる量とするのが好ましい。 アル力リ洗浄後 の生成物は、中性となるまで水洗するのが好ましい。こうして本エステルを得る。 本エステルは、 脂肪族二価アルコールと脂肪族飽和モノカルボン酸との完全な エステルを調製後、 相当量の脂肪族直鎖状二塩基酸を加えて、 エステル交換によ リ得ることも可能である。
また、これらの脂肪族飽和モノカルボン酸の代わりにこれらのメチルエステル、 ェチルエステル等の炭素数 1〜 4の低級アルキルエステルを用いることも可能で ある。 本エステル
本エステルは、 上記本発明の製造法により得られる複合エステルであり、 典型 的には、 下記の (el ) 及び(e2) の混合物であるか、 又は、 該混合物を主成分と して含有し、 更に本発明のエステル化反応の副生成物を含有していてもよい。 か かる副生成物としては、 例えば、 下記の (e3) ~ (e5)を挙げることができる。
(el ) 脂肪族二価アルコールと脂肪族飽和モノカルボン酸から得られるフルエス テル、
(e2) 2分子以上の脂肪族二価アルコールが Ί分子又は複数分子の脂肪族直鎖状 二塩基酸と結合し、 末端水酸基が脂肪族飽和モノカルボン酸で封止されたフルェ ステル (以下、 「縮合エステル 1」 という。 ) 、
(e3) 1分子以上の脂肪族直鎖状二塩基酸が 1分子以上の脂肪族二価アルコール
と結合して得られるエステルであって、 二価アルコール由来の水酸基が全てエス テル化され二塩基酸由来のカルボキシル基が残存するエステル、
(e4) 1分子以上の脂肪族二価アルコールと 1分子以上の脂肪族直鎖状二塩基酸 から得られる環状のフルエステル (以下、 「縮合エステル 2」 という。 ) 、
(e5) 1分子以上の脂肪族二価アルコールが 1分子以上の脂肪族直鎖状二塩基酸 と結合して得られるエステルであって、 二塩基酸由来のカルボキシル基が全てェ ステル化され二価アルコール由来の水酸基が残存するエステル。
上記 (el) の脂肪族二価アルコールと脂肪族飽和モノカルボン酸から得られる フルエステルは、 一般式 (e1)
0 0
, II I I
R1— C一 0— X― 0— C— FT (e1)
[式中、 Xは一般式 ( 1 ) におけると同義であり、 R '及び R 2は同一又は異なつ て、 それぞれ、 炭素数 4〜1 8の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン酸若しくは炭素 数 4〜 Ί 8の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて得 られる残基を表す。 ]
で表される。
上記 (e2)の縮合エステル 1としては、 脂肪族二価アルコールと脂肪族直鎖状二 塩基酸に由来するエステル結合を含有してなる基が 1つのものから 2つ以上繰り 返して連なったものまで、 種々の構造を有する下記一般式 ( b) のオリゴマーが 例示される。
[式中、 kは 1以上の整数、 特に 1〜8、 好ましくは 1〜3である。 Xは一般式 ( 1 ) におけると同義であり、 k + 1個の Xは、 互いに同一か又は異なっていて もよい。 ^及び!^は、 同一又は異なって、 それぞれ、 炭素数 4〜Ί 8の脂肪族 直鎖状飽和モノカルボン酸若しくは炭素数 4〜 1 8の脂肪族分岐鎖状飽和モノ力
ルボン酸からカルボキシル基を除いて得られる残基を表す。 Bは、 炭素数 2〜1 0の脂肪族直鎖状二塩基酸から、 2個のカルボキシル基を除いて得られる残基を 表す。 ]
上記(e3)〜 (e5)のエステルは、 本発明のエステル化反応の副生物であリ、 それ らの推定構造として、 例えば、 下記のような構造を挙げることができる。
上記 (e3) のエステルは、 下記の一般式 (e3) 又は (e3- 1)で表される。
HO十 OH (e3)
[式中、 X及び Bは一般式 (e2) におけると同義であり、 jは 1以上の整数を表 わす。 j + 1個の Bは同一又は相異なっていてもよく、 j個の Xは同一又は相異 なっていてもよい。 ]
[式中、 X及び Bは一般式 (e2) におけると同義であり、 Jは 1以上の整数を表 わす。 J + 1個の Bは同一又は相異なっていてもよく、 J個の Xは同一又は相異 なっていてもよい。 また、 R 3は、 式 (el)における R 1と同義である。 ]
上記 (e4) の縮合エステル 2としては、 脂肪族二価アルコールと脂肪族直鎖状 二塩基酸に由来するエステル結合を含有してなる基が 1つのものから 2つ以上繰 リ返して連なったものまで、 種々の構造を有する下記構造式 (e4) の環状才リゴ マーが例示される。
C— 0— X一 O— C— B
[式中、 Xと Bは、一般式(e2)におけると同義である。 mは、 1以上の整数(特 に 1〜2 ) を表し、 mが 2以上の場合、 2以上の (m個の) Xは同一であっても 相異なっていてもよく、 2以上の (m個の) Bは同一であっても相異なっていて もよい。 ]
上記 (e5) のエステルは下記の一般式 (e5) 又は(e5- 1)で表される。
[式中、 X及び Bは一般式 (e2) におけると同義であり、 nは 1以上の整数を表 わす。 n + 1個の Xは同一又は相異なっていてもよく、 n個の Bは同一又は相異 なっていてもよい。 ]
(e5-1 )
[式中、 X及び Bは一般式 (e2) におけると同義であり、 pは 1以上の整数を表 わす。 P + 1個の Xは同一又は相異なっていてもよく、 p個の Bは同一又は相異 なっていてもよい。 R 4は式 (el)における R 1と同義である。 ]
前記のように、 本エステルは、 一般式(el )で表される化合物及び一般式 (e2)で 表される化合物の混合物であってもよく、 該混合物と本発明のエステル化反応の 副生成物との混合物であつてもよい。
本エステルが、 一般式 (e〗)で表される化合物及び一般式 (e2)で表される化合物 の混合物である場合、 上記一般式 (e〗)で表されるフルエステルの含量は、 本エス テル (複合エステル、 即ち、 一般式 (el)で表される化合物と一般式 (e2)で表され る化合物との混合物)に対して、 1 0〜9 5重量%、好ましくは 2 5〜9 5重量%、 ょリ好ましくは 4 0〜9 5重量%であり、 残部が一般式 (e2)で表される化合物で ある。
また、 本エステルが、 上記一般式 (el)で表されるフルエステル、 及び、 一般式 (e2)で表される化合物との混合物に加えて、 更に、 本発明のエステル化反応の副 生成物 (上記 (e3)〜(e5)のエステル等) を含んでいる場合、 上記副生物の含有量 は、 本エステル (複合エステル、 即ち、 上記一般式 (el)で表されるフルエステル と一般式 (e2)で表される化合物との混合物 +副生成物) に対して 5重量%以下、 好ましくは 3重量%以下、 より好ましくは 1重量%以下である。
一般に、 一般式 (e3) で表される化合物及び一般式 (e3-i )で表される化合物か らなる群から選ばれる少なくとも 1種の含量は 1重量%以下であり、一般式(e4) で表される化合物の含量は 1重量%以下であり、 一般式 (e5)で表される化合物及 び一般式 (e5-l)で表される化合物からなる群から選ばれる少なくとも 1種の含量 は 3重量%以下であると思われる。
従って、 上記一般式 (e1 )で表されるフルエステルと一般式 (e2)で表される化合 物との合計含量は、 本エステル (複合エステル、 即ち、 上記一般式 (el)で表され るフルエステルと一般式 (e2)で表される化合物との混合物 +副生成物)に対して、 9 5重量%以上 (特に 9 5〜9 9 . 5重量%) 、 好ましくは 9 7重量%以上 (特 に 9 7〜9 9 . 5重量%) 、 より好ましくは 9 9重量%以上 (特に 9 9〜9 9 . 9重量%) である。 上記一般式 (el)で表されるフルエステルの含量は、 (複合ェ ステル、 即ち、 上記一般式 (el)で表されるフルエステルと一般式 (e2)で表される 化合物との混合物 +副生成物) に対して、 1 0〜9 0重量%、 好ましくは 2 5〜 9 0重量%、 より好ましくは 4 0 ~ 9 0重量%である。
なお、 一般式 (e2)で表される化合物は、 複合エステルに対して、 一般に、 5〜 8 5重量%、好ましくは 7〜 7 2重量%、より好ましくは 9〜5 9重量%である。
< (A) 成分が (a 1 ) 成分単独である本エステル >
かくして得られる本エステルの中でも、 非常に高い粘度指数、 良好な耐熱性及 び低温流動性を有する点で、 (A)成分が ( a 1 )成分単独であって、該(a 1 ) 成分として炭素数 7 ~ 1 0の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン酸、 具体的には、 n —ヘプタン酸、 n—オクタン酸、 n—ノナン酸及び n—デカン酸から選ばれる少 なくとも 1種のモノカルボン酸を用い、 ( B ) 成分としてアジピン酸、 ァゼライ ン隨びセバシン酸から選ばれる少なくとも 1種の二塩基酸を用い、 ( C) 成分 として 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール、 1, 3—ブタンジオール、 2— メチルー 1, 4—ブタンジオール、 1 , 4一ペンタンジオール、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジオール、 3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール及び 1, 5—へ キサンジオールから選ばれる少なくとも 1種の二価アルコールを用いて得られる 複合エステルが推奨される。
上記 (A) 成分が炭素数 7〜1 0の脂肪族直鎖状飽和モノカルボン酸単独から 得られる本エステルの好ましい具体例として、 2—メチル一 1, 3—プロパンジ オールを (C) 成分とするエステルとしては、 2—メチルー Ί , 3—プロパンジ オール/ n—ヘプタン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1 , 3—プロパンジオール/ π—才ク夕ン酸/アジピン酸から得られる複合エス テル、 2—メチル— 3 _プロパンジオール/ n一ノナン酸 Zアジピン酸から 得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジ才ール / nーデカン酸 アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1 , 3—プロパンジ才ー ル / n—ヘプタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 3—プロパンジオール Z n—オクタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステ ル、 2—メチリレー 1, 3—プロパンジオール/ n—ノナン酸/ァゼライン酸から 得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 3—プロパンジオール/ n—デカン酸 ノァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 3—プロパンジ才 ール Zn—ヘプタン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 3—プロパンジオール Zn—オクタン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 2ーメチルー 1, 3—プロパンジ才一ル Z n—ノナン酸/セバシン酸から得られ る複合エステル、 2ーメチルー 1 , 3一プロパンジオール / n—デカン酸 Zセバ
シン酸から得られる複合エステルが挙げられる。
さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 2—メチル— 1 , 3—プロパンジ才 ール Z n—ヘプタン酸及び n—オクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステ ル、 2—メチル一1, 3—プロパンジ才ール / n—ヘプタン^ ¾び11ーノナン酸 /アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジ才ー ル Z n—ヘプタン酸及び n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール/ n—オクタン^ ¾び11ーノナン酸/ァ ジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー Ί, 3—プロパンジオール/ n一オクタン酸及び n—デカン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 2— メチルー 1, 3—プロパンジオール/ n—ノナン酸及び n—デカン酸/アジピン 酸から得られる複合エステル、 2ーメチル一 1, 3—プロパンジ才ール / n—へ ブタン ¾び n—オクタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メ チル— 1, 3一プロパンジ才ール / n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸/ァゼライ ン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール/ n— ヘプ夕ン酸及び n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メ チルー 1, 3—プロパンジ才ール/ n—オクタン酸及び π—ノナン酸/ァゼライ ン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 3—プロパンジ才ール / n— ォク夕ン酸及び n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メ チル— 1, 3—プロパンジオール/ n—ノナン酸及び n—デカン酸 Zァゼライン 酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール Z n—へ ブタン酸及び n一オクタン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチ ルー 1, 3一プロパンジオール Z n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸/セバシン酸 から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール _ n—ヘプ タン酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2ーメチルー 1, 3—プロパンジオール/ n—オクタン酸及び n—ノナン酸/セバシン酸から 得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 3一プロパンジオール/ n—オクタン 酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 3一プロパンジオール/ n -ノナン酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られ る複合エステルなどが例示される。
1, 3—ブタンジオールを (C) 成分とする本エステルとしては、 1, 3—ブ タンジオール/ n一ヘプタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3 —ブタンジ才一ル / n _オクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3一ブタンジオール/ n—ノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/ n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3一ブタンジオール/ n—ヘプタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/ n—オクタン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エス テル、 1, 3—ブタンジオール/ n—ノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合 エステル、 1, 3—ブタンジオール/ n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる 複合エステル、 1, 3—ブタンジオール Z n—ヘプタン酸/セバシン酸から得ら れる複合エステル、 1, 3一ブタンジオール Z n—オクタン酸/セバシン酸から 得られる複合エステル、 1 , 3 -ブタンジオール/ n -ノナン酸/セバシン酸か ら得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/ n—デカン酸 Zセバシン酸 から得られる複合エステルなどが挙げられる。
さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 1, 3—ブタンジオール Z n—ヘプ タン酸及び n—才ク夕ン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3—プ 夕ンジオール Z n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸/アジピン酸から得られる複合 エステル、 1 , 3—ブ夕ンジオール/ n一ヘプ夕ン酸及び n—デカン酸/アジピ ン酸から得られる複合エステル、 1 , 3—ブタンジオール Zn—才クタン び n—ノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール n—オクタン酸及び n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3一ブタンジオール n—ノナン酸及び n—デカン酸 Zアジピン酸から得られる 複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—オクタン酸/ ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/ n—ヘプタ ン酸及び n—ノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタ ンジオール Z n—ヘプタン酸及び n—デカン酸 Zァゼライン酸から得られる複合 エステル、 1, 3—ブタンジオール/ n—オクタン酸及び n—ノナン酸 Zァゼラ イン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/ n—才クタン酸及 び n—デカン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジ才
ール / n -ノナン酸及び n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 3一ブタンジ才ーリレ Z n一ヘプ夕ン酸及び n一才クタン酸/セバシン酸から 得られる複合エステル、 1, 3 _ブタンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—ノナ ン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/ n—へ ブタン酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブ タンジオール Z n—才クタン酸及び n—ノナン酸/セバシン酸から得られる複合 エステル、 1, 3—ブタンジオール/ n—オクタン酸及び n—デカン酸/セバシ ン酸から得られる複合エステル、 1 , 3—ブタンジオール/ n一ノナン び n 一デカン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステルなどが例示される。
2ーメチルー 1, 4一ブタンジオールを (C)成分とする本エステルとしては、 2ーメチルー 1, 4—ブタンジオール/ n—ヘプタン酸/アジピン酸から得られ る複合エステル、 2—メチル— 1, 4一ブタンジオール/ n—オクタン酸/アジ ピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 4—ブタンジオール/ n— ノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一1 , 4—プ夕ン ジオール/ n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 4ーブタンジオール Z n一へプタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エス テル、 2—メチルー 1, 4ープ夕ンジ才ール / n—オクタン酸/ァゼライン酸か ら得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4'一ブタンジオール/ n—ノナン酸 /ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 4—ブタンジ才ー ル / n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 4—ブタンジオール/ n—ヘプ夕ン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4—ブタンジオール/ n—オクタン酸 セバシン酸から得られ る複合エステル、 2—メチル一1, 4一ブタンジオール/ n ノナン酸/セバシ ン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4ーブタンジオール/ n—デ 力ン酸/"セバシン酸から得られる複合エステルが挙げられる。
さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 2—メチル一 1, 4—ブタンジ才ー ル Zn—ヘプタン酸及び n—オクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2ーメチル一 1, 4—ブタンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸/アジ ピン酸から得られる複合エステル、 2ーメチルー 1, 4—ブタンジオール/ n—
ヘプタン酸及び n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチ ルー 1, 4—ブタンジオール/ n—オクタン酸及び n—ノナン酸/アジピン酸か ら得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 4一ブタンジ才一ル Z n—オクタン 酸及び n—デカン酸/ァジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4 -ブタンジオール/ n—ノナン酸及び n一デカン酸/アジピン酸から得られる 複合エステル、 2—メチル— 1, 4一ブタンジオール/ n—ヘプタン酸及び n一 オクタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 4—ブ 夕ンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸/ァゼライン酸から得られる複 合エステル、 2ーメチノレ— 1, 4一ブタンジ才ール Z n—ヘプタン酸及び n—デ カン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4—ブタン ジオール/ n—オクタン酸及び nーノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合ェ ステル、 2—メチル— 1, 4—ブタンジオール / n—オクタン酸及び n—デカン 酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4—プ夕ンジォ ール / n—ノナン酸及び n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4一ブタンジオール/ n—ヘプタン ¾び n—オクタン酸/セ バシン酸から得られる複合エステル、 2ーメチル— Ί , 4ープ夕ンジオール/ n 一ヘプタン酸及び n—ノナン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 2—メ チルー 1, 4—ブタンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—デカン酸/セバシン酸 から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4—ブタンジオール/ n—才ク夕 ン酸及び nーノナン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4—ブタンジオール/ n—オクタン酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られ る複合エステル、 2—メチル一 1, 4—ブタンジオール/ n—ノナン^ ¾び11一 デカン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステルなどが例示される。
1, 4—ペンタンジオールを ( C) 成分とする本エステルとしては、 1, 4 - ペンタンジオール/ n—ヘプタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 4一ペンタンジ才一ル/ n—オクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール/ n—ノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステ ル、 1, 4—ペンタンジオール Z n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合ェ ステル、 1, 4一ペンタンジオール/ n—ヘプタン酸 Zァゼライン酸から得られ
る複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール/ n—オクタン酸/ァゼライン酸か ら得られる複合エステル、 1, 4一ペンタンジオール/ n—ノナン酸/ァゼライ ン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール/ n—デカン酸/ァ ゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 4 _ペンタンジオール/ n—ヘプ夕 ン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジ才ーレ/ n— オクタン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペン夕ンジ才一ル / n—ノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペン夕ンジ才 ール / n—デカン酸/セバシン酸から得られる複合エステルが挙げられる。
さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 1, 4—ペン夕ンジ才一レ/ n—へ ブタン^ ¾び11—オクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 4一 ペンタンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸/アジピン酸から得られる 複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール Z n—ヘプ夕ン酸及び n—デカン酸 Z アジピン酸から得られる複合エステル、 1 , 4—ペン夕ンジオール/ n—ォク夕 ン酸及び n—ノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペン夕 ンジオール/ n—オクタン酸及び n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合ェ ステル、 1 , 4一ペン夕ンジオール/ n—ノナン酸及び n—デカン酸/アジピン 酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペン夕ンジオール/ n—ヘプ夕ン^ ¾び π—才ク夕ン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペン夕ンジ オール/ n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エス テル、 1, 4—ペンタンジオール Zn—ヘプタン酸及び n—デカン酸/ァゼライ ン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール/ n—オクタン酸及 び n—ノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 4一ペンタンジ オール/ n—オクタン酸及び n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複合エス テル、 1, 4—ペンタンジオール/ n—ノナン酸及び n—デカン酸/ァゼライン 酸から得られる複合エステル、 1, 4一ペンタンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—オクタン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 1, 4一ペンタンジ才 ール Z n—ヘプタン^ ¾び n—ノナン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジォーゾレ/ n—ヘプタン ¾び n—デカン酸/セバシン酸から 得られる複合エステル、 1, 4一ペンタンジ才一ル / n—オクタン酸及び n—ノ
ナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール/ n 一オクタン酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 4 —ペンタンジオール/ n—ノナン酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られる 複合エステルなどが例示される。
2—メチル一 1, 5—ペンタンジオールを (C) 成分とする本エステルとして は、 2—メチル一 1, 5—ペンタンジ才一ル/ n—ヘプタン酸/アジピン酸から 得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/ n—オクタン 酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 5—ペン夕ンジ才 ール / n—ノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2ーメチルー 1, 5—ペンタンジ才ーノレ/ n—ヘプタン酸 Zァゼライン酸から得 られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—オクタン酸 ノアゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー Ί , 5一ペン夕ンジ才 —ル / π—ノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 5—ペン夕ンジオール/ π—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2ーメチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ η—ヘプタン酸/セバシン酸から得ら れる複合エステル、 2ーメチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ η—オクタン酸/ セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー Ί, 5—ペン夕ンジオール / η—ノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 5— ペン夕ンジオール/ ηーデカン酸 Ζセバシン酸から得られる複合エステルが挙げ られる。
さらに、 (Α) 成分として 2種を用いた、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジ才 —ル / η—ヘプタン酸及び η—オクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステ ル、 2—メチル— 1, 5—ペンタンジオール Ζ η—ヘプタン^ ¾び η—ノナン酸 /アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジ才ー ル / η—ヘプタン酸及び η—デカン酸 Ζアジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ η—才クタン酸及び η—ノナン酸 Ζァ ジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 5—ペンタンジオール Ζ η一オクタン酸及び η—デカン酸 Ζアジピン酸から得られる複合エステル、 2―
メチル一 1, 5—ペンタンジ才ーリレ / n—ノナン^ ¾び门一デカン酸/アジピン 酸から得られる複合エステル、 2ーメチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—へ ブタン酸及び n—オクタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メ チル— 1, 5 _ペンタンジ才一ル / n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸/ァゼライ ン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/ n— ヘプタン酸及び n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2ーメ チル— 1, 5—ペンタンジオール/ n—オクタン酸及び n—ノナン酸/ァゼライ ン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジ才ール / n— オクタン酸及び n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メ チル— 1, 5—ペンタンジオール Z n—ノナン酸及び π—デカン酸/ァゼライン 酸から得られる複合エステル、 2ーメチル— 1, 5—ペンタンジオール/ n—へ ブタン酸及び n—オクタン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2ーメチ ルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—ヘプ夕ン び n—ノナン酸/セバシン酸 から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—ヘプ 夕ン酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 5一ペンタンジオール/ n—オクタン酸及び n—ノナン酸/セバシン酸から 得られる複合エステル、 2ーメチル— 1, 5一ペン夕ンジ才ール / n—才ク夕ン 酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2ーメチル一 1, 5—ペン夕ンジオール Z n—ノナン酸及び n—デカン酸/セバシン醸から得られ る複合エステルなどが例示される。
3—メチル— 1, 5—ペンタンジオールを (C) 成分とする本エステルとして は、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—ヘプタン酸/アジピン酸から 得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—オクタン 酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジ才 —ル Z n -ノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5一ペンタンジオール/ n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—ヘプタン酸/ァゼライン酸から得 られる複合エステル、 3—メチソレー 1, 5—ペンタンジ才ール Z n—才クタン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジ才
ール / n—ノナン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1 , 5—ペンタンジ才ーリレ / n—ヘプタン酸/セバシン酸から得ら れる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール Z n _オクタン酸/ セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチル一 1, 5—ペンタンジ才一ル —ノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5— ペンタンジオール/ n—デカン酸/セバシン酸から得られる複合エステルが挙げ られる。
さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジ才 ール / n—ヘプタン酸及び n—オクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステ ル、 3—メチル一1, 5—ペンタンジオール Zn—ヘプタン^ ¾び11—ノナン酸 /アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジ才ー ル —ヘプ夕ン酸及び n—デカン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル一 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—オクタン酸及び n—ノナン酸/ァ ジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー Ί , 5—ペン夕ンジオール Z n一オクタン酸及び n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3一 メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ in—ノナン酸及び n—デカン酸/アジピン 酸から得られる複合エステル、 3—メチル一Ί , 5—ペンタンジオール/ n—へ プ夕ン び n—オクタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メ チル— 1, 5—ペンタンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸/ァゼライ ン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n— ヘプタン酸及び n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メ チル- 1, 5一ペンタンジオール/ n—オクタン酸及び nーノナン酸/ァゼライ ン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n― オクタン酸及び n—デカン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メ チルー 1, 5—ペンタンジオール Zn—ノナン酸及び n—デカン酸 1ァゼライン 酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/ n—へ ブタン酸及び n—オクタン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチ ル— 1, 5一ペンタンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸/セバシン酸
から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—ヘプ タン酸及び n—デカン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—オクタン酸及び n―ノナン酸 Zセバシン酸から 得られる複合エステル、 3—メチルー 5—ペンタンジオール/ n—オクタン 酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—ノナン酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られ る複合エステルなどが例示される。
1, 5—へキサンジオールを (C) 成分とする本エステルとしては、 1, 5— へキサンジオール/ n—ヘプタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 Ί, 5—へキサンジオール/ n—オクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール Z n—ノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステ ル、 1, 5—へキサンジオール/ n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合工 ステル、 1, 5—へキサンジオール/ n—ヘプタン酸/ァゼライン酸から得られ る複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/ n—オクタン酸/ァゼライン酸か ら得られる複合エステル、 1 , 5—へキサンジオール/ n—ノナン酸/ァゼライ ン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/ n—デカン酸/ァ ゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/ n—ヘプ夕 ン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/ n— オクタン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール / n—ノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジ才 ール / n—デカン酸/セバシン酸から得られる複合エステソレが挙げられる。
さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 1, 5—へキサンジオール/ n—へ ブタン酸及び n—オクタン酸/アジヒ°ン酸から得られる複合エステル、 1 , 5— へキサンジオール/ n—ヘプタン^ ¾び n—ノナン酸 Zアジピン酸から得られる 複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—デカン酸/ アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール Z n—才クタ ン ¾び n—ノナン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 5—へキサ ンジオール/ n—オクタン酸及び n—デカン酸 Zアジピン酸から得られる複合工 ステル、 1, 5—へキサンジオール Z n—ノナン酸及び n—デカン酸/アジピン
酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—オクタン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 5—へキサンジ オール/ n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エス テル、 1, 5—へキサンジオール Z n—ヘプタン酸及び n—デカン酸/ァゼライ ン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/ n—オクタン酸及 び n—ノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジ オール/ n—オクタン酸及び n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複合エス テル、 1, 5—へキサンジオール/ n—ノナン ^び n—デカン酸/ァゼライン 酸から得られる複合エステル、 1 , 5—へキサンジオール/ n—ヘプタン酸及び n一オクタン酸/セバシン酸から得られる複合エステリレ、 1, 5一へキサンジ才 ール Z n—ヘプタン^ ¾び门ーノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 5一へキサンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—デカン酸/セバシン酸から 得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール Z n—オクタン酸及び n—ノ ナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/ n —オクタン酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 5 一へキサンジオール/ n—ノナン酸及び n—デカン酸/セバシン酸から得られる 複合エステルなどが例示される。
上記の本エステルの中でも特に (A) 成分として n—ヘプ夕ン酸、 n—才ク夕 ン酸、 n—ノナン酸及び n—デカン酸からなる群から選ばれる少なくとも 1種の モノカルボン酸を、 (B ) 成分としてアジピン酸、 ァゼライン酸及びセバシン酸 からなる群よリ選ばれる少なくとも 1種の二塩基酸を、 (C) 成分として 3—メ チルー 1, 5—ペンタンジオールを用いて得られるエステルが推奨される。
これらのエステルの中でも、 低温流動性に優れる点で (A) 成分が n—ヘプ夕 ン酸、 n—オクタン酸及び n—ノナン酸からなる群より選ばれる少なくとも 1種 であるエステルが推奨され、 また、 耐熱性に優れる点で n—オクタン酸、 n -ノ ナン酸及び n—デカン酸からなる群より選ばれる少なくとも 1種であるエステル が推奨され、 さらに、 高粘度指数を有し、 低温流動性及び耐熱性のバランスに優 れる点で n—オクタン酸及び/又は n一ノナン酸であるエステルが特に推奨され る。
上記低温流動性に優れる好ましい本エステルの具体例として、 3—メチルー 1 , 5—ペンタンジオール/ n—ヘプタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—オクタン酸/アジピン酸から得ら れる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール / n _ノナン酸/ァ ジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/ n—ヘプタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5 一ペンタンジオール/ n—オクタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール Z n—ノナン酸/ァゼライン酸から得ら れる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—へプ夕ン酸/ セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチル一 1, 5—ペンタンジオール / n—オクタン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5 一ペンタンジオール/ n—ノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3 —メチルー 1, 5—ペン夕ンジ才ール / n—ヘプタン酸及び n—オクタン酸 Zァ ジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ η—ヘプ夕ン酸及び n—ノナン酸/ァジピン酸から得られる複合エステル、 3― メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—オクタン ¾び n—ノナン酸/アジピ ン酸から得られる複合エステル、 3ーメチル— 1, 5一ペン夕ンジオール / n— ヘプ夕ン酸及び n—オクタン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 3一 メチル一 1, 5一ペン夕ンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸 Zァゼラ イン酸から得られる複合エステル、 3—メチル一 1, 5—ペンタンジオール/ n 一オクタン酸及び nーノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3一 メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—オクタン酸 セバ シン酸から得られる複合エステル、 3—メチル一 1, 5一ペンタンジオール/ n —ヘプタン酸及び n—ノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メ チルー 1, 5—ペンタンジ才一ル / n—オクタン酸及び n—ノナン酸/セバシン 酸から得られる複合エステルなどが挙げられる。
耐熱性に優れる好ましい本エステルの具体例として、 3—メチル— 1, 5—ぺ ンタンジオール Zn—オクタン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 3― メチル一 1, 5—ペンタンジオール/ η—ノナン酸/アジピン酸から得られる複
合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/ n—デカン酸/アジピン 酸から得られる複合エステル、 3—メチレー 1, 5—ペンタンジオール/ n—ォ クタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペン タンジオール/ n—ノナン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メ チルー 1 , 5—ペンタンジオール Z n—デカン酸/ァゼライン酸から得られる複 合エステル、 3ーメチル— 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—オクタン酸/セバシ ン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n— ノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタ ンジオール nーデカン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチル — 1, 5—ペンタンジオール/ n—ヘプタン酸及び n—オクタン酸/アジピン酸 から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—ヘプ タン酸及び n—ノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3ーメチレー 1, 5—ペン夕ンジ才ール / n—ヘプタン び n—デカン酸/アジピン酸から 得られる複合エステル、 3—メチル— 1 , 5—ペン夕ンジオール/ n—オクタン 酸及び n—ノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3 -メチルー 1, 5—ペン夕ンジ才ール / n—才クタン^ ¾び门一デカン酸/アジピン酸から得ら れる複合ェ テル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—ノナン^ ¾び n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ぺ ン夕ンジオール/ n—ヘプタン酸及び π—オクタン酸/ァゼライン酸から得られ る複合エステル、 3 _メチル一1, 5—ペンタンジオール Z n—ヘプタン酸及び n—ノナン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5— ペンタンジオール/ n -ヘプ夕ン酸及び n—デカン酸 Zァゼライン酸から得られ る複合エステル、 3—メチル一 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—オクタン酸及び n—ノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5— ペンタンジオール/ n—オクタン酸及び n—デカン酸/ァゼライン酸から得られ る複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—ノナン酸及び n 一デカン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ぺ ンタンジオール n—ヘプタン酸及び n一オクタン酸/セバシン酸から得られる 複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール Zn—ヘプタン酸及び n
—ノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3ーメチル一 1, 5一ペン タンジオール/ n—ヘプタン ^び n—デカン酸/セバシン酸から得られる複合 エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール Z n—オクタン酸及び n—ノ ナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタン ジオール/ n—才クタン酸及び n一デカン酸/セバシン酸から得られる複合エス テル、 3—メチル一 1, 5—ペンタンジオール Zn—ノナン^ ¾び11一デカン酸 セバシン酸から得られる複合エステルなどが挙げられる。
高粘度指数を有し、低温流動性及び耐熱性に優れる本エステルの具体例として、 3—メチル一1, 5—ペンタンジオール /n—オクタン酸 Zアジピン酸から得ら れる複合エステル、 3—メチル一 1, 5—ペンタンジオール/ n—ノナン酸/ァ ジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—オクタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5 一ペン夕ンジ才ール / n -ノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5一ペン夕ンジ才ール / n—オクタン酸/セバシン酸から得ら れる複合エステル、 3—メチル _ 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—ノナン酸 Zセ バシン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— Ί, 5—ペン夕ンジ才ール / η—才ク夕ン酸及び η—メナン酸/ァジピン酸から得られる複合エステル、 3一 メチルー 1, 5—ペン夕ンジ才ール / η—オクタン び η—デカン醸/アジピ ン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペン夕ンジオール/ η— 才ク夕ン酸及び η -ノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メ チルー 1, 5—ペンタンジオール/ η—オクタン酸及び η—デカン酸 Ζァゼライ ン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール Ζη— オクタン酸及び η—ノナン酸 Ζセバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチ ルー 1, 5一ペンタンジオール/ η—オクタン酸及び η—デカン酸/セバシン酸 から得られる複合エステルなどが挙げられる。
< (Α) 成分が (a 2 ) 成分単独である本エステル〉
本エステルの中でも (A) 成分が (a 2 ) 成分単独であって、 該 ( a 2 ) 成分 として炭素数 7〜 9の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボン酸の少なくとも 1種単独、
具体的には、 イソヘプタン酸、 イソオクタン酸、 2—ェチルへキサン酸、 イソノ ナン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸からなる群よリ選ばれる少なくと も 1種のモノカルボン酸を用い、 ( B ) 成分としてアジピン酸、 ァゼライン酸及 びセバシン酸からなる群より選ばれる少なくとも 1種の二塩基酸を用い、 (C) 成分として 2—メチル— 1, 3—プロパンジオール、 1, 3—ブタンジオール、 2—メチルー 1, 4—ブタンジオール、 1, 4一ペンタンジオール、 2—メチル - 1 , 5—ペンタンジオール、 3—メチル一 1, 5—ペンタンジオール及び 1, 5—へキサンジオールから選ばれる少なくとも 1種の二価アルコールを用いて得 られる本エステルは、 優れた低温流動性を有し、 金属適合性に優れる点で推奨さ れる。
上記の (A) 成分が、 炭素数 7 ~ 9の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボン酸単独 を用いて得られる本エステルの好ましい具体例として、 2—メチルー 1, 3—プ 口パンジオールを (C) 成分とするエステルとしては、 2—メチルー 1, 3—プ 口パンジオール イソヘプタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2― メチル一 1, 3 _プロパンジオール/イソオクタン酸/アジピン酸から得られる 複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール / 2—ェチルへキサン酸 /アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 3—プロパンジ才ー ル /イソノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 3 一プロパンジオール / 3, 5, 5 _卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得ら れる複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール/イソヘプタン酸/ ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 3—プロパンジ才ー ル /イソオクタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 3一プロパンジオール / 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合 エステル、 2—メチルー 3—プロパンジオール/イソノナン酸/ァゼライン 酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール Z 3, 5, 5 -トリメチルへキサン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチ ルー 1, 3一プロパンジオール/イソヘプタン酸/セバシン酸から得られる複合 エステル、 2ーメチルー 1, 3—プロパンジオール Zイソオクタン酸 Zセバシン 酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 3—プロパンジオール/ 2—ェ
チルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 3— プロパンジオール/イソノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2― メチル— 1, 3一プロパンジ才ール / 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/セバ シン酸から得られる複合エステルが挙げられる。
さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 2—メチルー 1, 3—プロパンジ才 —ル /ィソヘプ夕ン酸及びィソォクタン酸/ァジピン酸から得られる複合エステ ル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール/イソヘプタン^ ¾び 2—ェチルへ キサン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 3—プロパ ンジオール イソヘプタン酸及びィソノナン酸/アジピン酸から得られる複合ェ ステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール/イソヘプタン隱び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 2一メチル - 1, 3—プロパンジ才一ル /イソオクタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/アジ ピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1 , 3—プロパンジオール/ィ ソ才ク夕ン酸及びィソノナン酸/ァジピン酸から得られる複合エステル、 2—メ チルー 1, 3—プロパンジオール/イソオクタン酸及び 3, 5 , 5—卜リメチル へキサン酸 Zアジピン醆から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロ パンジオール/ 2一ェチルへキサン酸及びィソノナン酸/ァジピン酸から得られ る複合エステル、 2—メチル一 1, 3—プロパンジオール / 2—ェチルへキサン 酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステ ル、 2—メチル一 1, 3—プロパンジオール Zイソヘプタン酸及びイソオクタン 酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジ オール/イソヘプタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる 複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール Zイソヘプタン酸及びィ ソノナン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 3—プ 口パンジ才ール /イソヘプタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼ ライン酸から得られる複合エステル、 2ーメチル— 1, 3—プロパンジオール/ イソオクタン酸及び 2—ェチルへキサン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エス テル、 2—メチル一 1 , 3—プロパンジオール Zイソオクタン酸及びイソノナン 酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 3—プロパンジ
オール/イソオクタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸 から得られる複合エステル、 2—メチル一 1 , 3—プロパンジオール / 2—ェチ ルへキサン^ ¾びイソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2― メチル一 1, 3—プロパンジオール / 2—ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜 リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1 , 3—プロパンジオール/ィソヘプ夕ン酸及びィソオクタン酸/セバシン酸から得 られる複合エステル、 2—メチル一 1, 3—プロパンジオール/イソヘプタン酸 及び 2—ェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル — 1, 3—プロパンジオール/イソヘプタン酸及びイソノナン酸/セバシン酸か ら得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 3—プロパンジオール/イソヘプタ ン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zセバシン酸から得られる複合エス テル、 2—メチル一 1, 3—プロパンジオール Zイソオクタン酸及び 2—ェチル へキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー Ί , 3—プロ パンジオール/イソオクタン酸及びイソノナン酸/セバシン酸から得られる複合 エステル、 2—メチル— 1, 3—プロパンジオール/イソオクタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル - 1 , 3一プロパンジオール/ 2—ェチルへキサン^ ¾びイソノナン酸/セバシ ン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 3—プロパンジオール / 2— ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得ら れる複合エステルなどが例示される。
1, 3—ブタンジオールを ( C ) 成分とする本エステルとしては、 1, 3—ブ 夕ンジオール/イソヘプタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3 —ブタンジオール Zイソオクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3一ブタンジオール/ 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エス テル、 1, 3 -ブタンジオール/ィソノナン酸 Zァジピン酸から得られる複合ェ ステル、 1, 3—ブタンジオール / 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピ ン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/イソヘプタン酸 Zァ ゼライン酸から得られる複合エステル、 1 , 3—ブタンジオール/イソオクタン 酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール / 2—ェ
チルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジ才 ール Zイソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタン ジオール / 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合 エステル、 1, 3—ブタンジオール/イソヘプタン酸/セバシン酸から得られる 複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/イソオクタン酸/セバシン酸から得ら れる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール / 2—ェチルへキサン酸/セバシン 酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/イソノナン酸/セバシ ン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール / 3, 5, 5—卜リメ チルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステルが挙げられる。
さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 1, 3 _ブタンジオール/イソヘプ タン酸及びイソオクタン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブ タンジオール/ィソヘプ夕ン酸及び 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から得ら れる複合エステル、 1 , 3—プ夕ンジオール Zィソへプタン酸及びィソノナン酸 /アジピン酸から得られる複合エステル、 1 , 3—ブタンジオール/イソヘプタ ン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zアジピン酸から得られる複合エス テル、 1, 3—ブタンジオール/イソオクタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/ァ ジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジ才ール /イソオクタン酸 及びイソノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3—プ夕ンジ才 ール /イソオクタン酸及び 3, 5, 5 _卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から 得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール / 2—ェチルへキサン酸及びィ ソノナン酸/ァジピン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/
2—ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から 得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/イソヘプタン酸及びイソォク タン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—ブタンジオール Zィ ソヘプタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステ ル、 1, 3—ブタンジオール/イソヘプタン酸及びイソノナン酸 Zァゼライン酸 から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール Zイソヘプタン^ ¾び 3, 5 , 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1,
3—ブタンジオール/イソオクタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸
から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/イソオクタン酸及びイソ ノナン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—ブタンジオール Z イソオクタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zァゼライン酸から得ら れる複合エステル、 1, 3—ブタンジ才一ル / 2—ェチルへキサン酸及びイソノ ナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジ才一ル / 2 ーェチルへキサン酸及び 3 , 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から 得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/イソヘプタン »びイソォク 夕ン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/イソ ヘプ夕ン酸及び 2―ェチルへキサン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/イソヘプタン酸及びイソノナン酸/セバシン酸から得 られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/イソヘプタン酸及び 3, 5, 5 —卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 し 3—ブタ ンジオール/イソオクタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/セバシン酸から得られ る複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/イソオクタン酸及びイソノナン酸 Z セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール/イソオクタン 酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステ ル、 1, 3—プ夕ンジオール / 2—ェチルへキサン酸及びイソノナン酸/セバシ ン酸から得られる複合エステル、 1, 3—ブタンジオール Z 2—ェチルへキサン 酸及び 3, 5 , 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステ ルなどが例示される。
2—メチルー 1, 4 -ブタンジ才ールを(C)成分とする本エステルとしては、 2ーメチルー 1, 4一ブタンジオール/イソヘプタン酸 Zアジピン酸から得られ る複合エステル、 2—メチルー 1, 4一ブタンジオール Zイソオクタン酸/アジ ピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1 , 4一ブタンジオール / 2— ェチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4 一ブタンジオール/イソノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2一 メチル— 1 , 4—ブタンジオール / 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピ ン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4—ブタンジオール/イソへ ブタン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 4ープタ
ンジオール/イソオクタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メ チルー 1, 4—ブタンジオール / 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得ら れる複合エステル、 2—メチル _ 1, 4一ブタンジオール Zイソノナン酸/ァゼ ライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4一ブタンジオール Z 3 , 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2— メチル一 1, 4一ブタンジオール/ィソヘプ夕ン酸/セバシン酸から得られる複 合エステル、 2—メチルー 1, 4一ブタンジ才ール /イソオクタン酸/セバシン 酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 4—ブタンジオール 2—ェチ ルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1 , 4ープ タンジオール Zイソノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチ ル— 1, 4—ブタンジオール / 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸 Zセバシン酸 から得られる複合エステルが挙げられる。
さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 2—メチル一1, 4ープタンジ才ー ル /ィソヘプ夕ン酸及びィソオクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2ーメチル一 1, 4一ブタンジオール Zイソヘプ夕ン酸及び 2—ェチルへキサン 酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1 , 4—ブタンジ才ー ル /イソヘプタン酸及びイソノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4ープ夕ンジオール/イソヘプ夕ン酸及び 3, 5, 5—卜リメ チルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4— ブタンジオール/ィソ才クタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/ァジピン酸から得 られる複合エステル、 2—メチル— 1, 4—ブタンジオール/イソオクタン酸及 びイソノナン酸/ァジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 4一 ブタンジオール/イソオクタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジ ピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルーし 4—ブタンジオール Z 2— ェチルへキサン酸及びィソノナン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 2 —メチル一 1, 4一ブタンジオール / 2—ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜 リメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 4 -ブタンジオール/ィソヘプ夕ン酸及びィソオクタン酸 Zァゼライン酸から得 られる複合エステル、 2ーメチル一 1, 4一ブタンジオール/イソヘプタン^ ¾
び 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル 一 1, 4—ブタンジオール Zイソヘプタン酸及びイソノナン酸/ァゼライン酸か ら得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 4—ブタンジオール/イソヘプタン 酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エス テル、 2—メチルー 1, 4—ブタンジオール/イソオクタン酸及び 2—ェチルへ キサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4—ブタ ンジオール/ィソオクタン酸及びィソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合 エステル、 2—メチルー 1, 4—プ夕ンジオール Zイソオクタン酸及び 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチ ルー 1, 4—ブタンジオール / 2—ェチルへキサン酸及びイソノナン酸/ァゼラ イン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1 , 4—ブタンジオール / 2— ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得 られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4一ブタンジオール Zイソヘプ夕ン¾¾ びイソオクタン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 4 ープタンジ才ール Zイソヘプ夕ン酸及び 2—ェチルへキサン酸/セバシン酸から 得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4ープ夕ンジオール/イソヘプタン酸 及びイソノナン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一1, 4 一ブタンジオール/イソヘプ夕ン酸及び 3, 5 , 5—卜リメチルへキサン酸 Zセ バシン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4ープ夕ンジオール Zィ ソオクタン酸及び 2一ェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 4—ブタンジ才ーノレ/イソオクタン酸及びイソノナン酸/セバ シン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 4—ブタンジオール/イソ オクタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zセバシン酸から得られる複 合エステル、 2ーメチル— 1, 4一ブタンジオール 2—ェチルへキサン酸及び イソノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 4—ブ タンジオール / 2—ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ セバシン酸から得られる複合エステルなどが例示される。
1, 4—ペンタンジオールを ( C) 成分とする本エステルとしては、 1, 4 - ペンタンジオール/ィソヘプ夕ン酸/ァジピン酸から得られる複合エステル、 1,
4一ペンタンジオール Zイソオクタン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 1, 4一ペンタンジ才一ル / 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複 合エステル、 1, 4—ペンタンジ才一ル /イソノナン酸/アジピン酸から得られ る複合エステノレ、 1 , 4一ペンタンジオール Z3 , 5, 5—卜リメチルへキサン 酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール/イソへ ブタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 4一ペンタンジオール /イソオクタン酸/ァゼライン酸から得られる複 エステル、 1, 4—ペンタン ジオール / 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1 , 4一ペンタンジオール/ィソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1 , 4 _ペンタンジオール / 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/ァゼライン酸 から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール イソヘプタン酸/セバ ンン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール/イソオクタン酸 /セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジ才一ル / 2—ェチ ルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 Ί , 4—ペンタンジォー ル /イソノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 4一ペン夕ンジ オール / 3, 5 , 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エス テルが挙げられる。
さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 1, 4—ペン夕ンジオール/イソへ ブタン酸及びイソオクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 4— ペンタンジオール/イソヘプタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から 得られる複合エステル、 1, 4—ペン夕ンジオール/イソヘプタン酸及びイソノ ナン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジ才一ル /ィ ソヘプタン^ ¾び 3, 5 , 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる 複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール/イソオクタン酸及び 2—ェチルへキ サン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール Zィ ソオクタン酸及びイソノナン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 4 一ペンタンジオール/イソオクタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 4一ペンタンジオール Z 2—ェチル へキサン酸及びイソノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 4 -
ペンタンジオール / 2—ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン 酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール/イソへ プ夕ン酸及びィソオクタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 4 —ペン夕ンジオール/ィソヘプ夕ン酸及び 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸 から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジ才一ル Zイソヘプタン酸及びィ ソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジ才ー ル Zイソヘプタン酸及び 3, 5 , 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から 得られる複合エステル、 1, 4一ペン夕ンジオール/イソオクタン酸及び 2—ェ チルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 4一ペンタンジ オール/ィソオクタン Μ¾びィソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エス テル、 1, 4—ペンタンジオール/イソオクタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチル へキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 4一ペンタンジォー ル / 2—ェチルへキサン酸及びィソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合ェ ステル、 1, 4 _ペン夕ンジオール / 2—ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜 リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペン夕 ンジオール/ィソヘプ夕ン酸及びィソォク夕ン酸/セバシン酸から得られる複合 エステル、 1, 4一ペン夕ンジオール/イソヘプ夕ン酸及び 2—ェチルへキサン 酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペン夕ンジオール/イソへ プ夕ン びイソノナン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 1, 4ーぺ ンタンジオール/イソヘプタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zセバ シン酸から得られる複合エステル、 1, 4—ペンタンジオール/イソオクタン酸 及び 2—ェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 4一べ ンタンジオール/ィソオクタン酸及びィソノナン酸/セバシン酸から得られる複 合エステル、 1, 4—ペンタンジオール/イソオクタン酸及び 3, 5, 5—トリ メチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1 , 4—ペンタンジ オール / 2—ェチルへキサン酸及びイソノナン酸 Zセバシン酸から得られる複合 エステル、 1, 4—ペンタンジオール/ 2—ェチルへキサン^ ¾び 3, 5, 5— 卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステルなどが例示される。
2—メチル— 1, 5—ペンタンジオールを (C) 成分とする本エステルとして
は、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジオール Zイソヘプタン酸/アジピン酸から 得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 5一ペンタンジオールズイソオクタン 酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2ーメチルー 1, 5一ペンタンジ才 ール / 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチ ル— 1, 5一ペンタンジオール/イソノナン酸/アジピン酸から得られる複合ェ ステル、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジオールノ 3, 5 , 5—トリメチルへキ サン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 5—ペンタン ジオール/イソヘプ夕ン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチ ル— 1, 5二ペンタンジ才ール /イソオクタン酸/ァゼライン酸から得られる複 合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジオール / 2—ェチルへキサン酸/ ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペン夕ンジ才一 ル Zイソノナン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール / 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から 得られる複合エステル、 2—メチルー 5—ペン夕ンジオール/イソヘプタン 酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 5—ペン夕ンジ才 —ル/イソオクタン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2ーメチノレ一 Ί , 5—ペン夕ンジオール / 2—ェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合ェ ステル、 2—メチレー 1, 5—ペン夕ンジオール/イソノナン酸/セバシン酸か ら得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 5—ペンタンジオール / 3, 5, 5 —トリメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステルが挙げられる。 さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 2—メチル一 1, 5—ペンタンジ才 ール /ィソヘプ夕ン酸及びィソ才ク夕ン酸/ァジピン酸から得られる複合エステ ル、 2ーメチル一 1, 5—ペンタンジオール Zイソヘプタン酸及び 2—ェチルへ キサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 5—ペン夕 ンジオール/イソヘプタン酸及びイソノナン酸/アジピン酸から得られる複合ェ ステル、 2—メチレー 1, 5—ペンタンジオール/イソヘプタン^ ¾び 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル - 1 , 5一ペンタンジ才ーリレ/イソオクタン酸及び 2ーェチルへキサン酸 アジ ピン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ィ
ソオクタン ^びイソノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メ チルー 1, 5—ペンタンジオール/ィソォク夕ン酸及び 3, - 5, 5—卜リメチル へキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 5—ペン タンジオール / 2—ェチルへキサン酸及びィソノナン酸/ァジピン酸から得られ る複合エステル、 2—メチル— 1, 5—ペンタンジオール / 2—ェチルへキサン 酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステ ル、 2ーメチル一 1, 5一ペン夕ンジオール Zイソヘプタン酸及びイソオクタン 酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5 _ペン夕ンジ オール/ィソヘプ夕ン酸及び 2—ェチルへキサン酸 Zァゼライン酸から得られる 複合エステル、 2—メチル— 1, 5—ペン夕ンジオール イソヘプタン^ Sびィ ソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一1, 5—べ ンタンジオール/イソヘプタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼ ライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 5—ペン夕ンジオール/ イソオクタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エス テル、 2—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/イソ才クタン酸及びイソノナン 酸/ァゼライン醸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジ オールズィソオクタン酸及び 3, 5 , 5—トリメチルへキサン酸/ァゼライン酸 から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール / 2—ェチ ルへキサン酸及びィソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2— メチル— 1, 5—ペンタンジオール / 2—ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜 リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 5—ペンタンジオール Zイソヘプタン酸及びイソオクタン酸/"セバシン酸から得 られる複合エステル、 2—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/イソヘプタン酸 及び 2ーェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル — 1, 5—ペンタンジオール/イソヘプタン酸及びイソノナン酸/セバシン酸か ら得られる複合エステル、 2—メチル一 1, 5—ペンタンジオール/イソヘプ夕 ン ^び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 セバシン酸から得られる複合エス テル、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/イソオクタン酸及び 2—ェチル へキサン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル— 1, 5—ペン
夕ンジオール/ィソオクタン酸及びィソノナン酸/セバシン酸から得られる複合 エステル、 2—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/イソオクタン酸及び 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 2—メチル 一 1, 5—ペンタンジオール / 2—ェチルへキサン酸及びイソノナン酸/セバシ ン酸から得られる複合エステル、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ ^ 2— ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得ら れる複合エステルなどが例示される。
3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオールを (C) 成分とする本エステルとして は、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/イソヘプタン酸 Zアジピン酸から 得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/イソオクタン 酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5一ペンタンジ才 ール Z 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチ ル— 1, 5—ペンタンジオール/イソノナン酸/アジピン酸から得られる複合ェ ステル、 3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール / 3, 5, 5—卜リメチルへキ サン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル一 1 , 5—ペンタン ジ才一ル/ィソヘプ夕ン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチ ルー 1, 5—ペンタンジオール/イソオクタン酸/ァゼライン酸から得られる複 合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール Z 2—ェチルへキサン酸/ ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 5—ペン夕ンジ才一 ル /イソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチル一1, 5—ペンタンジオール / 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から 得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/イソヘプタン 酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3ーメチル一 1, 5—ペンタンジォ ール Zイソオクタン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5一ペンタンジオール / 2—ェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合ェ ステル、 3—メチル一1, 5—ペンタンジオール/イソノナン酸/セバシン酸か ら得られる複合エステル、 3—メチル一 1, 5—ペンタンジ才ーリレ Z 3, 5, 5 ー卜リメチルへキサン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステルが挙げられる。 さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジ才
ール /ィソヘプ夕ン酸及びィソオクタン酸 /アジピン酸から得られる複合エステ ル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール Zイソヘプタン舰び 2—ェチルへ キサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペン夕 ンジオール/ィソヘプ夕ン酸及びィソノナン酸/ァジピン酸から得られる複合ェ ステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/イソヘプタン酸及び 3, 5 , 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル - 1 , 5—ペンタンジオール/イソオクタン ^¾び 2—ェチルへキサン酸/アジ ピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル一 1, 5—ペンタンジオール/ィ ソオクタン »びイソノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メ チルー 1, 5—ペン夕ンジオール/イソオクタン酸及び 3, 5, 5 -卜リメチル へキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル一 5 _ペン タンジオール/ 2ーェチルへキサン酸及びィソノナン酸/アジピン酸から得られ る複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペン夕ンジオール / 2—ェチルへキサン 酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステ ル、 3—メチル一Ί , 5—ペン夕ンジオール/イソヘプタン酸及びイソオクタン 酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペン夕ンジ オール Zィソヘプタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる 複合エステル、 3ーメチル— Ί, 5—ペン夕ンジ才ール /イソヘプ夕ン酸及びィ ソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—べ ンタンジオール/イソヘプタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼ ライン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5一ペンタンジオール Z イソ才クタン酸及び 2 -ェチルへキサン酸/ァゼラィン酸から得られる複合エス テル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジ才ーノレ/イソオクタン酸及びイソノナン 酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジ オール Zイソオクタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zァゼライン酸 から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール Z 2—ェチ ルへキサン酸及びイソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3一 メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ 2—ェチルへキサン酸及び 3 , 5 , 5—卜 リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1,
5—ペンタンジオール/ィソヘプ夕ン酸及びィソオクタン酸/セバシン酸から得 られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/イソヘプタン酸 及び 2ーェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3 -メチル - 1 , 5一ペンタンジオール/イソヘプタン酸及びイソノナン酸/セバシン酸か ら得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/イソヘプタ ン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エス テル、 3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/イソオクタン酸及び 2—ェチル へキサン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1 , 5一ペン 夕ンジオール/ィソ才ク夕ン^ ¾びィソノナン酸/セバシン酸から得られる複合 エステル、 3—メチル一1, 5—ペン夕ンジオール/イソオクタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチル - 1 , 5一ペンタンジオール / 2—ェチルへキサン酸及びイソノナン酸/セバシ ン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー Ί, 5—ペン夕ンジオール / 2— ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得ら れる複合エステルなどが例示される。
1, 5—へキサンジオールを (C) 成分とする本エステルとしては、 1, 5— へキサンジオール/イソヘプタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 5一へキサンジ才ール /ィソオクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/ 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複 合エステル、 1, 5—へキサンジオール/イソノナン酸/アジピン酸から得られ る複合エステル、 1, 5—へキサンジオール Z 3, 5, 5—卜リメチルへキサン 酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/イソへ プ夕ン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール /イソオクタン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサン ジオール/ 2ーェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/イソノナン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 5—へキサンジオール / 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸 から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール イソヘプタン酸 Zセバ シン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/イソオクタン酸
Zセバシン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール Z 2—ェチ ルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジ才ー ル /イソノナン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジ オール / 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zセバシン酸から得られる複合エス テルが挙げられる。
さらに、 (A) 成分として 2種を用いた、 1, 5—へキサンジオール/イソへ ブタン酸及びイソオクタン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1 , 5— へキサンジオール/イソヘプタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から 得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/イソヘプタン酸及びイソノ ナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/ィ ソヘプタン M¾び 3, 5, 5 _卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる 複合エステル、 1 , 5—へキサンジオール/イソオクタン酸及び 2—ェチルへキ サン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1 , 5—へキサンジオール/ィ ソ才クタン酸及びイソノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 5 一へキサンジオール/イソオクタン酸及び 3 , 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジ才ール / 2—ェチル へキサン酸及びイソノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 5— へキサンジオール / 2—ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン 酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール Zイソへ プタン酸及びィソオクタン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 5 —へキサンジオール/イソヘプタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸 から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/イソヘプタン酸及びィ ソノナン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジ才ー ル /イソヘプタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から 得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール Zイソオクタン酸及び 2—ェ チルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジ オール/ィソオクタン酸及びィソノナン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エス テル、 1, 5—へキサンジオール/ィソオクタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチル へキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジ才ー
ル / 2—ェチルへキサン^ ¾びイソノナン酸 Zァゼライン酸から得られる複合ェ ステル、 1 , 5—へキサンジオール / 2—ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—卜 リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサ ンジ才一ル/ィソヘプ夕ン酸及びィソ才ク夕ン酸/セバシン酸から得られる複合 エステル、 1, 5—へキサンジオール Zイソヘプタン酸及び 2—ェチルへキサン 酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジオール/イソへ ブタン酸及びイソノナン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へ キサンジオール/ィソヘプ夕ン酸及び 3, 5 , 5—トリメチルへキサン酸 Zセバ シン酸から得られる複合エステル、 5—へキサンジオール/イソオクタン酸 及び 2—ェチルへキサン酸 Zセバシン酸から得られる複合エステル、 1, 5—へ キサンジ才一ル Zイソオクタン酸及びイソノナン酸/セバシン酸から得られる複 合エステル、 1, 5—へキサンジオール/イソオクタン酸及び 3, 5, 5—卜リ メチルへキサン酸/セバシン醸から得られる複合エステル、 1, 5—へキサンジ オール/ 2—ェチルへキサン酸及びィソノナン酸/セバシン酸から得られる複合 エステル、 1, 5—へキサンジオール / 2—ェチルへキサン ¾び 3, 5 , 5— 卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステルなどが例示される。 上記の本エステルの中でも特に、 (A) 成分が、 2—ェチルへキサン酸及び/ 又は 3, 5, 5 , 一卜リメチルへキサン酸、 (B ) 成分がアジピン酸、 ァゼライ ン隨びセバシン酸から選ばれる少なくとも 1種の二塩基酸、 及び (C) 成分が 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオールから得られるエステルが推奨される。 これらの本エステルの中でも、 金属適合性に優れる点で、 3—メチル— 1, 5 —ペンタンジオール / 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エス テル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール / 2—ェチルへキサン酸及び 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メ チルー 1, 5一ペンタンジオール / 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得 られる複合エステル、 3—メチルー 5—ペンタンジオール / 2—ェチルへキ サン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zァゼライン酸から得られる複合 エステル、 3ーメチル一 1, 5—ペン夕ンジオール / 2—ェチルへキサン酸/セ バシン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5一ペンタンジオール/
2—エヂルへキサン酸及び 3 , 5 , 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から 得られる複合エステルが好ましく、 耐熱性に優れ、 高粘度指数を有する点で、 3 —メチル— 1, 5—ペンタンジオール Ζ 3, 5 , 5—トリメチルへキサン酸/ァ ジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5一ペンタンジオール/ 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、
3—メチリレー 1, 5—ペンタンジオール / 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ セバシン酸から得られる複合エステルが好まし t、。
< (A) 成分が ( a 1 ) 成分及び ( a 2 ) 成分の混合物である本エステル > 本エステルの中でも、 (A) 成分が (a 1 ) 成分及び ( a 2 ) 成分からなる混 合モノカルボン酸であリ、 ( a 1 ) 成分として炭素数 7〜1 0の脂肪族直鎖状モ ノカルボン酸の少なくとも 1種、 具体的には n—ヘプタン酸、 n—才クタン酸、 nーノナン ¾び n—デカン酸からなる群より選ばれる少なくとも 1種のモノ力 ルボン酸、 (a 2 ) 成分として炭素数 7〜9の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボン の少なくとも 1種、 具体的には、 イソヘプタン酸、 イソオクタン酸、 2—ェチル へキサン醭、 イソノナン »び 3, 5 , 5—卜リメチルへキサン酸からなる群よ リ選ばれる少なくとも 1種のモノカルボン酸である混合モノカルボン酸を用い、 ( B ) 成分としてアジピン酸、 ァゼライン酸及ぴセバシン酸からなる群より選ば れる少なくとも 1種の二塩基酸を用い、 ( C) 成分として 2—メチルー 1, 3— プロパンジ才一ル、 1, 3—ブタンジオール、 2—メチル— 1, 4—ブタンジ才 —ル、 1, 4—ペンタンジオール、 2—メチルー 1, 5—ペンタンジオール、 3 ーメチルー 1, 5一ペンタンジオール及び 1, 5一へキサンジオールからなる群 から選ばれる少なくとも 1種の二価アルコールを用いて得られるエステルは、 良 好な耐熱性及び低温流動性を有し、 粘度指数及び金属適合性とのバランスに優れ る点で推奨され、 その中でも、 (a 2 ) 成分が、 2—ェチルへキサン酸及び Z又 は 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸であり、 ( C ) 成分が 3—メチル— 1, 5 一ペン夕ンジオールから得られるエステルが特に好ましい。
上記の混合モノカルボン酸を用いた好ましいエステルの具体例としては、 3— メチルー 1 , 5—ペンタンジオール Z n—ヘプタン酸及び 2—ェチソレへキサン酸
/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジ才ー ル Zn—ヘプタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得 られる複合エステル、 3—メチルー 5—ペンタンジオール/ n—オクタン酸 及び 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル 一 1, 5—ペンタンジ才ーソレ / n—オクタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキ サン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1 , 5—ペンタン ジオール/ n—ノナン酸及び 2—ェチルへキサン驊 /アジピン酸から得られる複 合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—ノナン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル - 1 , 5一ペンタンジオール/ n—デカン隨び 2—ェチルへキサン酸/アジピ ン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n— デカン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zアジピン酸から得られる複合 エステル、 3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—ヘプタン酸及び 2—ェ チルへキサン醸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5 —ペン夕ンジオール/ n—ヘプタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジォー ルノ n—オクタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合 エステル、 3—メチル— 1, 5—ペン夕ンジ才ール —才ク夕ン酸及び 3 , 5 , 5—トリメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチ ルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—ノナン酸及び 2—ェチルへキサン酸/ァゼ ライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5 _ペンタンジオール Z n—ノナン酸及び 3, 5, 5—卜リメチソレへキサン酸 Zァゼライン酸から得られ る複合エステル、 3ーメチ Jレー 1, 5—ペンタンジオール/ n—デカン酸及び 2 —ェチルへキサン酸 Zァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/ n—デカン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Z ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5—ペンタンジ才ー ル Zn—ヘプタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合ェ ステル、 3—メチル一 1, 5—ペンタンジオール Z n—ヘプタン隨び 3, 5 , 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチル
- 1 , 5—ペンタンジオール / n—オクタン酸及び 2—ェチルへキサン酸 Zセバ シン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジ才ーリレ / n 一オクタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる 複合エステル、 3—メチル— 1 , 5—ペンタンジオール/ n—ノナン酸及び 2— ェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5 一ペンタンジオール/ n—ノナン び 3, 5 , 5—卜リメチルへキサン酸/セ バシン酸から得られる複合エステル、 3—メチ^/レー 1, 5—ペンタンジ才ーレ/ n—デカン¾¾び 2—ェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチル一1, 5 -ペンタンジオール/ n—デカン び 3, 5 , 5 -卜リメ チルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステルなどが挙げられる。
これらの中でも、 金属適合性に優れる点で、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジ オール Z n—ヘプタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複 合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジ才一ル / n—オクタン^:び 2— ェチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル一 1, 5 一ペン夕ンジオール/ n—ノナン酸及び 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から 得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—デカン酸 及び 2—ェチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル - 1 , 5一ペン夕ンジオール/ n—ヘプ夕ン酸及び 2—ェチルへキサン酸 Zァゼ ライン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ n—オクタン酸及び 2—ェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エス テル、 3—メチル—1, 5—ペン夕ンジオール/ n—ノナン^ ¾び 2—ェチルへ キサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペン 夕ンジオール/ η—デカン酸及び 2ーェチルへキサン酸/ァゼライン酸から得ら れる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール Z n—ヘプタン酸及 び 2—ェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5一ペンタンジオール Z n—オクタン酸及び 2ーェチルへキサン酸/セバシ ン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール Z n— ノナン酸及び 2ーェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3 —メチルー 1, 5—ペンタンジオール Z n—デカン酸及び 2—ェチルへキサン酸
/セバシン酸から得られる複合エステルから得られる複合エステルなどが推奨さ れる。
又、 高い粘度指数を有し、 耐熱性に優れる点で、 3—メチル— 1, 5—ペンタ ンジオール/ n—ヘプタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン 酸から得られる複合エステル、 3—メチル一 1, 5—ペンタンジ才一ル Zn—才 クタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチリレへキサン酸/アジピン酸から得られる複合 エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—ノナン^ ¾び 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル - 1 , 5—ペン夕ンジオール/ n—デカン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサ ン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジ オール/ n—ヘプタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸 から得られる複合エステル、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール Z n—ォク 夕ン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合 エステル、 3—メチルー 1, . 5—ペン夕ンジオール/ n—ノナン酸及び 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチ ルー〗, 5—ペンタンジ才一ル / π—デカン酸及び 3, 5, 5 -卜リメチルへキ サン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペン夕 ンジオール/ η—ヘプ夕ン酸及び 3, 5 , 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン 酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5—ペン夕ンジオール/ η—才 クタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチソレへキサン酸/セバシン酸から得られる複合 エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/ η—ノナン酸及び 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3—メチル - 1, 5—ペンタンジオール/ η—デカン酸及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサ ン酸/セバシン酸から得られる複合エステルなどが推奨される。
さらに、 低温流動性、 耐熱性及び粘度指数のバランスに優れる点で、 特に、 3 一メチル— 1, 5一ペンタンジオール Z n—オクタン酸及び 2—ェチルへキサン 酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジ才 ール Z n—ノナン酸及び 2—ェチルへキサン酸 Zアジピン酸から得られる複合ェ ステル、 3—メチノレ— 1, 5 _ペンタンジ才ー Jレ Z n—オクタン酸及び 2—ェチ
ルへキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3—メチル— 1, 5— ペンタンジオール/ n—ノナン酸及び 2ーェチルへキサン酸/ァゼライン酸から 得られる複合エステル、 3—メチル _ 1, 5—ペンタンジオール/ n—オクタン 酸及び 2—ェチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステル、 3ーメチ ルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—ノナン酸及び 2—ェチルへキサン酸/セバ シン酸から得られる複合エステル、 3ーメチル一 1, 5—ペンタンジ才ー Jレ/ n —オクタン^ ¾び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる 複合エステル、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオール/ n—ノナン ^び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル、 3—メ チルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—才クタン酸及び 3, 5, 5—卜リメチル へキサン酸/ァゼライン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5—ぺ ンタンジオール/ n—ノナン酸及び 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/ァゼラ イン酸から得られる複合エステル、 3ーメチルー 1, 5一ペン夕ンジ才ール /n 一オクタン ¾び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/セバシン醆から得られる 複合エステル、 3—メチル _1, 5—ペンタンジオール/ n—ノナン^び 3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/セバシン酸から得られる複合エステルが推奨さ れる。
本エステルの全酸価 ( J I S - K - 2501 ) としては、 0. 1 mg KOH/ g以下、 好ましくは 0. 05mgKOH/g以下であることが推奨される。 全酸 価が 0. 1 mgKOH/g以下のときには耐熱性が向上する傾向にある。 全酸価 は中和により調整可能である。
本エステルの水酸基価 (J I S-K-0070) としては、 50mgKOH/ g以下、 好ましくは 3 Omg KOH/g以下、 更に好ましくは 1 OmgKOH/ g以下であることが好ましい。 水酸基価が 5 Omg KOH/g以下のときには吸 湿性が低くなリ、 耐熱性が向上する傾向にある。 水酸基価は、 残存する水酸基を 反応工程で十分に低減することによリ調整可能である。
本エステルの硫酸灰分 (J I S-K-2272) としては、 30 p p m以下、 好ましくは 1 0 p pm以下であることが推奨される。 硫酸灰分が 30 p pm以下 のときには耐熱性が向上する傾向にある。 硫酸灰分は、 本エステルの原料となる
酸及び Z又はアルコールとして硫酸灰分が低いもの (例えば、 30 p pm以下の もの) を用い、 又、 触媒として金属触媒を使用した場合、 触媒自身及び触媒由来 の有機金属ィ匕合物を中和、 水洗、 吸着精製により十分に除去することで調整可能 である。
本エステルのヨウ素価(基準油脂分析法 2. 3. 4. 1 - 1 996)としては、 1. 0以下、 好ましくは 0. 5以下、 更に好ましくは 0. 1以下が推奨される。 ヨウ素価が 1以下のときは耐熱性が向上する傾向.にある。 ヨウ素価は、 本エステ ルの原料となる酸及び Z又はアルコールとしてヨウ素価が低いもの (例えば、 0.
3以下のもの) を用いることで調整可能である。 又、 ヨウ素価が 1以上の精製し たエステルを還元 (水素添加) することでも調整可能である。
本エステルの中でも、 流動点 (J I S-K-2269) が— 20 °C以下である ものが好ましく、 より低温での使用に適する点で一 30°C以下、 更には— 40°C 以下であるものが好ましく、 特に— 60°C以下であるものが推奨される。 本エス テルの流動点の最小値は、 特に限定されないが、 — 80°C程度である。
本エステルの中でも、 粘度指数 (J I S— K— 2283) が 1 50以上、 好ま しくは 1 80以上、 更には 200以上、 特に 200〜 230であるものが好まし い。 粘度指数が 1 50以上であるエステルは広範囲の温度領域で粘度変化が小さ く、 耐熱性にも優れる。 また、 40°Cにおける動粘度が 7〜1 5mm2Zsであ る場合には、粘度指数が 1 60以上、好ましくは 1 70以上、特に 1 80以上(よ リ好ましくは 1 80〜200) であるものが好ましく、 40 °Cにおける動粘度が 1 5〜1 0 Omrr^Zsである場合、 粘度指数が 1 80以上、 好ましくは 1 90 以上、特に 200以上(より好ましくは 200〜 220 )であるものが好ましい。 さらに、 本エステルの中でも、 低温流動性及び耐熱性のバランスに優れる点か ら、 40°Cにおける動粘度が 7〜1 00mm2Zs、 粘度指数が 1 70以上 (好 ましくは 1 70〜 220) 、 及び流動点が— 40 °C以下 (好ましくは— 40〜― 80°C) であるものが好ましく、 特に低温流動性に優れる点から、 40°Cにおけ る動粘度が 7〜 1 00 mm2/ s、粘度指数が 1 00以上(好ましくは 1 00〜 1 60) 、 及び流動点が— 60°C以下 (好ましくは一 60〜― 80°C) であるもの が好ましい。
本発明の潤滑油
本発明の潤滑油は、 本エステルを潤滑油基油として含む潤滑油であるか、 また は、 本エステルと他の基油 (以下 「併用基油」 という) との混合物を潤滑油基油 として含む潤滑油であり、 該潤滑油基油に対して、 本エステルを、 1 0〜1 0 0 重量%、 好ましくは 2 0〜1 0 0重量%、 より好ましくは 8 0〜Γ 0 0重量%含 有する。 換言すると、 併用基油は、 該潤滑油基油に対して、 9 0重量%以下、 好 ましくは 8 0重量%以下、 更に好ましくは 2 0重量%以下の量で含まれている。 本明細書において、 「潤滑油基油」とは、本発明の潤滑油が本エステルのみを基 油として含む場合は、 本エステルを指し、 本発明の潤滑油が本エステルと他の基 油 (併用基油) との混合物である場合は、 本エステルと併用基油との混合物を指 す。
特に、 本エステルと併用基油との混合物を潤滑油基油とする場合、 潤滑油基油 (即ち、 本エステル +併用基油) に対して、 本エステルが 1 0〜9 0重量%、 好 ましくは 2 0〜 8 0重量%含まれておリ、 併用基油が 1 0〜 9 0重量%、 好まし くは 2 0〜8 0重量%含まれていることが推奨される。
本エステル単独を又は本エステルと併用基油とを含む本発明の潤滑油は、 多く の分野で使用できるが、 特に、 自動車用潤滑油又は軸受用潤滑油として使用する のに適している。 以下においては、 自動車用潤滑油及び軸受用潤滑油の分野での 本エステルの使用について説明する。
0) 自動車用潤滑油
本発明の自動車用潤滑油は、 自動車の部品の潤滑に使用でき、 特に、 エンジン 油、 ギア油、 自動変速機油、 無段変速機油、 ショックアブソーバー油、 パワース テアリング油、 ァクティブサスペンション油など (以下、 これらを総称して 「自 動車用潤滑油」 という。 ) として好適である。
従って、 本発明は、 本発明の本エステルまたはこれを含有する本発明潤滑油の エンジン、 ギア、 自動変速機、 無段変速機、 ショックアブソーバー、 パワーステ 7リング油又はァクティブサスペンション油の潤滑のための使用、 並びに、 本発
明の本エステルまたはこれを含有する本発明潤滑油を用いることからなるェンジ ン、 ギア、 自動変速機、 無段変速機、 ショックアブソーバー、ノ\°ワーステアリン グ油又はァクティブサスペンション油の潤滑方法を提供するものでもある。 く併用基油〉
本発明の自動車用潤滑油においては、 本エステル単独で使用してもよいが、一 般には、 他の潤滑油基油 (併用基油) を使用する が好ましい。 かかる併用基油 としては、 鉱物油 (石油の精製によって得られる炭化水素油) 及び合成炭化水素 油からなる群から選ばれる少なくとも 1種が挙げられる。
必要であれば、 動植物油、 本エステル以外の有機酸エステル、 ポリアルキレン グリコール、 ポリビニルエーテル、 ポリフエニルエーテル、 アルキルフエニルェ —テル及びシリコーン油よリなる群から選ばれる少なくとも 1種の化合物を更に 併用することもできる。
従って、 好ましい本発明の自動車用潤滑油は、 本エステル及び併用基油を含有 しておリ、 該併用基油が
( I ) 鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも 1種である か、 又は、
( I I ) 該鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも Ί種と、 動植物油、前記複合エステル以外の有機酸エステル、ポリアルキレングリコール、 ポリビニルエーテル、 ポリフエニルエーテル、 アルキルフエニルエーテル及びシ リコーン油よりなる群から選ばれる少なくとも 1種との混合物である。
鉱物油としては、 溶剤精製鉱油、 水素化精製鉱油、 ワックス異性化油が挙げら れるが、 通常、 1 0 0 °Cにおける動粘度が 1 . 0〜2 5 mm 2/ s、 好ましくは 2 . 0〜2 0 . 0 mm 2/ sの範囲にあるものが用いられる。
合成炭化水素油としては、 例えば、 ポリ一α—才レフイン、 ポリブテン、 アル キルベンゼン、アルキルナフタレン、フィッシヤー卜口プシュ法(Fischer-Tropsch process) によつて得られる合成炭化水素の異性化油などが例示される。
ポリ一 α—才レフインとしては、 炭素数 2〜1 6の c¾—才レフィン (例えばェ チレン、 プロピレン、 1ーブテン、 1一へキセン、 1一才クテン、 1ーデセン、
1ードデセン、 1—テ卜ラデセン、 1一へキサデセン等) の重合体又は共重合体 であって、 1 0 0 °Cにおける動粘度が 1 . 0〜2 5 mm 2/ s、 粘度指数が 1 0 0以上のものが例示され、 特に 1 0 0 °Cにおける動粘度が 1 . 5〜2 0 . 0 mm 2/ sで、 粘度指数が 1 2 0以上のものが好ましい。
ポリブテンとしては、 イソプチレンを重合したもの、 イソプチレンをノルマル ブチレンと共重合したものがぁリ、 一般に 1 0 0 °Cの動粘度が 2 . 0〜4 0 mm 2/ sの広範囲のものが挙げられる。
アルキルベンゼンとしては、 炭素数 1〜4 0の直鎖又は分岐のアルキル基で置 換された分子量が 2 0 0〜4 5 0であるモノアルキルベンゼン、 ジアルキルベン ゼン、 卜リアルキルベンゼン、 テ卜ラアルキルベンゼン等が例示される。
アルキルナフタレンとしては、 炭素数 1〜3 0の直鎖又は分岐のアルキル基で 置換されたモノアルキルナフタレン、 ジアルキルナフタレン等が例示される。 動植物油としては、 牛脂、 豚脂、 パー厶油、 ヤシ油、 ナ夕ネ油、 ヒマシ油、 ヒ マヮリ油等が例示される。
本エステル以外の有機酸エステルとしては、 脂肪酸モノエステル、 脂肪族二塩 基酸ジエステル、 ポリオールエステル及びその他のエステルが例示される。 脂肪酸モノエステルとしては、 炭素数 5〜2 2の ^肪族直鎖状又は分岐鎖状モ ノカルボン酸と炭素数 3〜 2 2の直鎖状又は分岐鎖状の飽和若しくは不飽和の脂 肪族アルコ一ルとのエステルが挙げられる。
脂肪族二塩基酸ジエステルとしては、 シユウ酸、 マロン酸、 コハク酸、 ダル夕 ル酸、 アジピン酸、 ピメリン酸、 スベリン酸、 ァゼライン酸、 セバシン酸, ゥン デカンニ酸、 ドテカンニ酸等の脂肪族二塩基酸と若しくはその無水物と炭素数 3 〜 2 2の直鎖状又は分岐鎖状の飽和若しくは不飽和の脂肪族アルコールとのフル エステルが挙げられる。
ポリオールエステルとしては、 ネオペンチルグリコール、 卜リメチロールプロ パン、 ペンタエリスリ I ^一ル、 ジ卜リメチロールプロパン、 ジペンタエリスリ卜 ール等のネオペンチルポリオールと炭素数 3〜 2 2の直鎖状及び/又は分岐鎖状 の飽和又は不飽和の脂肪酸とのフルエステルが挙げられる。
その他のエステルとしては、 タイマー酸、 水添ダイマー酸などの重合脂肪酸、
或いは、 縮合ヒマシ油脂肪酸、 7添縮合ヒマシ油脂肪酸などのヒドロキシ脂肪酸 と炭素数 3〜 2 2の直鎖状若しくは分岐鎖状の飽和又は不飽和の脂肪族アルコ一 ルとのエステルが挙げられる。
ポリアルキレングリコールとしては、 アルコールと炭素数 2〜 4の直鎖状若し くは分岐鎖状のアル午レン才キサイドの開環重合体が例示される。 アルキレン才 キサイドとしてはエチレンオキサイド、 プロピレンオキサイド、 プチレン才キサ イドが挙げられ、 これらの 1種を用いた重合体、 若しくは 2種以上の混合物を用 いた共重合体が使用可能である。 又、 片端又は両端の水酸基部分がエーテル <fb¾ しくはエステル化した化合物も使用可能である。 重合体の動粘度としては、 通常 5. 0〜1 0 0 0 mm2/ s ( 4 0 °C)、好ましくは 5. 0〜5 0 O mmV s ( 4 0 °C) である。
ポリビニルエーテルとしては、 ビニルエーテルモノマーの重合によって得られ る化合物であり、 モノマーとしてはメチルビニルエーテル、 ェチルビニルエーテ ル、 イソプロピルビニルエーテル、 n—プチルビニルエーテル、 イソプチルビ二 ルエーテル、 s e c一プチルビ二ル工一テル、 t e r t一プチルビニルエーテル、 n—ペンチルビニルエーテル、 n—へキシルビニルエーテル、 2 _メ卜キシェチ ルビニルエーテル、 2—ェ卜キシェチルビニルエーテル等が挙げられる。 重合 の動粘度としては、通常 5. 0〜1 0 0 0 mm2/ s (4 0 °C)、好ましくは 5. 0〜5 0 0 mm2/ s ( 4 0 °C) である。
ポリフエニルエーテルとしては、 2個以上の芳香環のメタ位をエーテル結合又 はチ才エーテル結合でつないだ構造を有する化合物が挙げられ、 具体的には、 ビ ス(m—フエノキシフエニル)エーテル、 m—ビス(m—フエノキシフエノキシ) ベンゼン、 及びそれらの酸素の 1個若しくは 2個以上を硫黄に置換したチ才エー テル類 (通称 C—エーテル) 等が例示される。
アルキルフエニルエーテルとしては、 ポリフエニルエーテルを炭素数 6〜1 8 の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基で置換した化合物が挙げられ、 特に "I個 以上のアルキル基で置換したアルキルジフエ二ルエーテルが好ましい。
シリコーン油としては、 ジメチルシリコーン、 メチルフエニルシリコーンのほ か、 長鎖アルキルシリコーン、 フル才ロシリコーン等の変性シリコーンが挙げら
れる。
本発明の自動車用潤滑油にこれらの併用基油を用いる場合、 その含有量として は、 潤滑油基油 (即ち、 本エステル +併用基油) に対して、 1 0〜9 0重量%、 特に 2 0〜 8 0重量%が推奨される。
これらの併用基油の中でも、 有機材料との適合性の観点から、 鉱物油及び合成 炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも Ί種を必須成分とし、 必要に応じ て、 耐熱性及び潤滑性の観点から、 本エステル以外の有機酸エステルを併用する のが好ましい。 該有機酸エステルとしては、 特に、 脂肪族二塩基酸ジエステル及 びポリオールエステルからなる群から選ばれる少なくとも 1種が好ましい。
特に好ましい脂肪族二塩基酸ジエステルとしては、 アジピン酸、 ァゼライン酸 又はセバシン酸と、 炭素数 8〜1 0の脂肪族飽和直鎖状一価アルコール又は炭素 数 8〜 1 3の脂肪族飽和分岐鎖状一価アルコ—ルとのフルエステルが例示される。 具体的には、 アジピン酸ジ (n—才クチル) 、 アジピン酸ジ (n—ノニル) 、 ァ ジピン酸ジ (n—デシル) 、 アジピン酸ジ (2—ェチルへキシル) 、 アジピン酸 ジイソ才クチル、 アジピン酸ジイソノニル、 アジピン酸ジ (3, 5 , 5—卜リメ チルへキシル) 、 アジピン酸ジイソデシル、 アジピン酸ジイソゥンデシル、 アジ ピン酸ジイソドデシル、 アジピン酸ジイソトリデシル、 ァゼライン駿ジ (π—才 クチル) 、 ァゼライン酸ジ (n—ノニル) 、 ァゼライン酸ジ (n—デシル) 、 ァ ゼライン酸ジ (2—ェチルへキシル) 、 ァゼライン酸ジイソォクチル、 ァゼライ ン酸ジイソノニル、 ァゼライン酸ジ ( 3, 5, 5—卜リメチルへキシル) 、 ァゼ ライン酸ジイソデシノレ、 ァゼライン酸ジィソゥンデシル、 ァゼライン酸ジイソド デシル、 ァゼライン酸ジィソ卜リデシル、 セバシン酸ジ ( n—才クチル) 、 セバ シン酸ジ (n—ノニル) 、 セバシン酸ジ (n—デシル) 、 セバシン酸ジ (2—ェ チルへキシル) 、 セバシン酸ジイソ才クチル、 セバシン酸ジイソノニル、 セバシ ン酸ジ (3, 5, 5—卜リメチソレへキシル) 、 セバシン酸ジイソデシル、 セバシ ン酸ジィソゥンデシル、 セバシン酸ジィソドデシル、 セバシン酸ジィソ卜リデシ ルが挙げられる。
これらの中でも、 潤滑油基油 (即ち、 本エステル +併用基油) の低温流動性に 優れる点で、 アジピン酸ジ ( 2—ェチルへキシル) 、 アジピン酸ジイソノニル、
アジピン酸ジ (3, 5, 5—卜リメチルへキシル) 、 アジピン酸ジイソデシル、 アジピン酸ジイソトリデシル、 ァゼライン酸ジ ( 2—ェチルへキシル) 、 ァゼラ イン酸ジイソノニル、 ァゼライン酸ジ (3, 5, 5—卜リメチルへキシル) 、 ァ ゼライン酸ジイソデシル、 ァゼライン酸ジィソ卜リデシル、 セバシン酸ジ ( 2 - ェチルへキシル) 、 セバシン酸ジイソノニル、 セバシン酸ジ (3, 5, 5—トリ メチルへキシル) 、 セバシン酸ジイソデシル、 セバシン酸ジイソ卜リデシルが最 も好ましい。
又、 特に好ましいポリオールエステルとしては、 ネオペンチルグリコール、 卜 リメチロールプロパン、 ペンタエリスリ I ^一ル又はジペン夕エリスリ I ^一ルと、 炭素数 4〜 1 0の直鎖状及び/又は分岐鎖状の脂肪酸とのフルエステルが例示さ れる。 具体的には、 ネオペンチルグリコール、 卜リメチロールプロパン、 ペン夕 エリスリ I ^一ル及びジペンタエリスリ I ^一ルからなる群より選ばれる少なくとも 1種の多価アルコールと、 n—ブタン酸、 n—ペンタン酸、 n—へキサン酸、 n —ヘプタン酸、 n—オクタン酸、 n—ノナン酸、 n—デカン酸、 イソブタン酸、 イソペン夕ン酸、 イソへキサン酸、 イソヘプタン酸、 イソオクタン醆、 2—ェチ ルへキサン酸、 イソノナン酸、 3, 5, 5—卜リメチルへキサン びイソデカ ン酸からなる群よリ選ばれる少なくとも 1種の脂肪族モノカルボン酸から得られ るフルエステルが攀げられる。
これらの中でも、 併用基油としては、 潤滑油基油 (即ち、 本エステル +併用基 油) の耐熱性及び低温流動性のバランスに優れる点で、 鉱物油及び合成炭化水素 油からなる群から選ばれる少なくとも 1種を必須の併用基油として使用し、更に、 必要に応じて、 (i)アジピン酸、ァゼライン酸又はセバシン酸と炭素数 8〜1 3の 脂肪族飽和分岐鎖状一価アルコールとのフルエステル、 (i i)ネオペンチルグリコ —ル、 卜リメチロールプロパン又はペンタエリスリ I ^一ルと炭素数 5〜1 0の直 鎖状及び分岐鎖状の脂肪酸から選ばれる少なくとも 1種とのフルエステル、又は、 (i i i)上記(i)及び(i ί)の混合物を併用するのが最も好ましい。
よって、 最も好ましい本発明の自動車用潤滑油は、 本エステルと併用基油を含 有し、 該併用基油が、
(I ) 鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも 1種である
か、 又は、
(I I) 鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも 1種と有機 酸エステルとの混合物であり、 該有機酸エステルが、
(i)アジピン酸、ァゼライン酸又はセバシン酸と炭素数 8〜 1 3の脂肪族飽和分岐 鎖状一価アルコールとのフルエステル、
(i i)ネオペンチルダリコール、 卜リメチロールプロパン又はペンタエリスリ I ^一 ルと炭素数 5〜 1 0の直鎖状及び分岐鎖状の脂肪摩から選ばれる少なくとも 1種 とのフルエステル、 又は、
(1 上記(「)及び 1)の混合物
である。
本発明の自動車用潤滑油に併用基油として、 (P)鉱物油及び合成炭化水素油か らなる群から選ばれる少なくとも 1種単独を、 又は、 (P)及び (Q)脂肪族二塩基酸 ジエステル及びポリオールエステルからなる群から選ばれる少なくとも 1種 (好 ましくは、 上記(i)〜(i i i)、 特に、 ポリオールエステル、 より好ましくは直前に 記載した(i i)のネオペンチルグリコール、 卜リメチロールプロパン又はペン夕ェ リスリトールと炭素数 5〜1 0の直鎖状及び分岐鎖状の脂肪酸から選ばれる少な くとも 1種とのフルエステル) を併用する場合、 (P)単独の含有量又は (P) 及び (Q)の合計含有量としては、 潤滑油基油 (即ち、 本エステル +該併用基油) に対 して、 1 0〜9 0重量%が推奨され、 特に 2 0〜8 0重量%が好ましい。 換言す ると、 本エステルの含有量は、 潤滑油基油 (即ち、 本エステル +該併用基油) に 対して、 9 0 ~ 1 0重量%が推奨され、 特に 8 0 ~ 2 0重量%とするのが好まし い。また、 (P)と (<¾)とを併用する場合、その重量比は広い範囲から適宜選択でき るが、一般には、 (P) : (Q) = 1 0 0: 0〜8 0: 2 0、特に 1 0 0 : 0〜9 0 : 1 0とするのが子ましい。
<添加剤 >
本発明の自動車用潤滑油には、 その性能を向上させるために、 潤滑油基油 (即 ち、本エステル又は本エステル +併用基油)に加えて、酸化防止剤、金属清浄剤、 無灰分散剤、 油性剤、 摩耗防止剤、 極圧剤、 金属不活性剤、 P方鑌剤、 粘度指数向
上剤、 流動点降下剤、 消泡剤等の添加剤の少なくとも 1種を適宜配合することも 可能である。 これらの配合量は、 所定の効果を奏する限り特に限定されるもので はないが、 その具体的な例を以下に示す。
酸化防止剤としては、 2, 6—ジー t e r t—プチル一 p—クレゾール、 2一 t e r t—プチル一4ーヒドロキシァニソール、 2, 5—ジ一 t e r t—プチル 八イドロキノン、 4—ヒドロキシメチル— 2, 6—ジ一 t e r t—プチルフエノ ール、 4, 4,一メチレンビス一 2, 6—ジー t e r t—プチルフエノール、 2, 2, ーメチレンビス一 4—メチルー 6— t e r t—プチルフエノール等のフエノ ール系、 N—フエニル— α—ナフチルァミン、 ρ, ρ ' —ジ才クチルジフエニル ァミン等のアミン系、 ρ, ρ ' —ジノニルジフエニルァミン、 混合ジアルキルジ フエニルァミン、 フエノチアジン等の硫黄系化合物等が例示される。 これらの酸 化防止剤は、 単独で又は組合わせて用いてもよく、 これを使用する場合、 通常、 自動車用潤滑油基油に対して 0. 0 Ί〜5重量%、好ましくは0. 0 5〜3重量% 添加することが望ましい。
ここで、 「自動車用潤滑油基油に対して 0. 0 1〜5重量%J とは、 本発明の 本エステルからなる又は本エステルと併用基油との混合物からなる自動車用潤滑 油基油 1 0 0重量部に対して、 0. 0 1〜5重量部という意昧である。 以下の同 様の表現においても同様である。
金属清浄剤としては、 C a—石油スルフォネー卜、 過塩基性 C a—石油スルフ ォネート、 C a—アルキルベンゼンスルフ才ネー卜、 過塩基性 C a—アルキルべ ンゼンスルフォネート、 B a—アルキルベンゼンスルフォネー卜、 過塩基性 B a 一アルキルベンゼンスルフォネー卜、 M 一アルキルベンゼンスルフォネー卜、 過塩基性 M g—アルキルベンゼンスルフォネー卜、 N a一アルキルベンゼンスル フォネー卜、 過塩基性 N a—アルキルベンゼンスルフ才ネー卜、 C a—アルキル ナフタレンスルフォネー卜、 過塩基性 C a—アルキルナフタレンスルフォネー卜 などの金属スルフォネー卜、 C a—フエネー卜、 過塩基性 C a—フエネー卜、 B a—フエネー卜、 過塩基性 B a—フエネー卜などの金属フエネー卜、 C a—サリ シレー卜、 過塩基性 C a—サリシレー卜などの金属サリシレー卜、 C a—フォス フォネー卜、 過塩基性 C a—フォスフォネー卜、 B a—フォスフォネート、 過塩
基性 B a—フォスフォネー卜などの金属フォスフォネー卜、 過塩基性 C a—カル ボキシレー卜等が例示される。 これらの金属清浄剤は、 単独で又は組合わせて用 いてもよく、 これを使用する場合、 通常、 自動車用潤滑油基油に対して 1〜1 0 重量%、 好ましくは 2〜 7重量%添加することが望ましい。
無灰分散剤としては、 ポリアルケニルコハク酸イミド、 ポリアルケニルコハク 酸アミド、 ポリアルケ二ルペンジルァミン、 ポリアルケニルコハク酸エステル等 が例示される。 これらの無灰分散剤は、 単独で又は組合わせて用いてもよく、 こ れを使用する場合、 通常、 自動車用潤滑油基油に対して 1〜1 0重量%、 好まし くは 2〜 7重量%添加することが望ましい。
油性剤としては、 ステアリン酸、 才レイン酸などの脂肪族飽和及び不飽和モノ カルボン酸、 ダイマー酸、 水添ダイマー酸な の重合脂肪酸、 リシノレイン酸、 1 2 -ヒドロキシステアリン酸などのヒドロキシ脂肪酸、 ラウリルアルコール、 才レイルアルコールなどの脂肪族飽和及び不飽和モノアルコール、 ステアリルァ ミン、 ォレイルァミンなどの脂肪族飽和及び不飽和モノアミン、 ラウリン酸アミ ド、 才レイン酸アミドなどの脂肪族飽和及び不飽和モノカルボン酸アミド、 バチ ルアルコール、 キミルアルコール、 セラキルアルコールなどのグリセリンエーテ ル、 ラウリルポリグリセリンエーテル、 才レイルポリグリセリルエーテルなどの アルキル若しくはアルケニルポリグリセリルエーテル、ジ(2—ェチルへキシル) モノェ夕ノールァミン、 ジィソ卜リデシルモノエタノールァミンなどのアルキル 若しくはアルケニルァミンのポリ (アルキレン才キサイド) 付加物等が例示され る。 これらの油性剤は、 単独で又は組合わせて用いてもよく、 これを使用する場 合、 通常、 自動車用潤滑油基油に対して 0. 0 1重量%〜5重量%、 好ましくは 0. 1重量%〜 3重量%添加することが望ましい。
摩耗防止剤 ·極圧剤としては、 卜リクレジルホスフエー卜、 クレジルジフエ二 ルホスフェート、 アルキルフエニルホスフエ一卜類、 卜リブチルホスフェート、 ジブチルホスフエ一卜等のリン酸エステル類、 卜リブチルホスフアイ卜、 ジブチ ルホスフアイ卜、 トリイソプロピルホスフアイ卜等の亜りん酸エステル類及びこ れらのァミン塩等のリン系、 硫化油脂、 硫化才レイン酸などの硫化脂肪酸、 ジべ ンジルジスルフィド、 硫化才レフィン、 ジアルキルジスルフィドなどの硫黄系、
Z n—ジアルキルジチ才フォスフエ一卜、 Z n—ジアルキルジチ才フォスフエ一 卜、 M o—ジアルキルジチ才フォスフェート、 M o—ジアルキルジチ才力ルバメ 一卜などの有機金属系化合物等が例示される。 これらの摩耗防止剤は、 単独で又 は組合わせて用いてもよく、 これを使用する場合、 通常、 自動車用潤滑油基油に 対して 0 . 0 1重量%〜1 0重量%、 好ましくは 0 . 1重量%〜5重量%添加す ることが望ましい。
金属不活性剤としては、 ベンゾ卜リアゾール系、 チアジアゾール系、 没食子酸 エステル系の化合物等が例示される。 これらの金属不活性剤は、 単独で又は組合 わせて用いてもよく、 これを使用する場合、 通常、 自動車用潤滑油基油に対して 0 . 0 1〜0 . 4重量%、 好ましくは 0 . 0 1〜0 . 2重量%添加することが望 ましい。
防鯖剤としては、 ドデセニルコハク酸ハーフエステル、 ォク夕デセニルコハク 酸無水物、 ドデセニルコハク酸アミドなどのアルキル又はアルケニルコ八ク酸誘 導体、 ソルビタンモノ才レエー卜、 グリセリンモノ才レエー卜、 ペン夕エリスリ ί ^一ルモノ才レエ一卜などの多価アルコール部分エステル、 C a—石油スルフォ ネー卜、 C a—アルキルベンゼンスルフォネー卜、 B a—アルキルベンゼンスル フォネー卜、 —アルキルベンゼンスルフォネー卜、 N a—アルキルベンゼン スルフォネー卜、 Z n—アルキルベンゼンスルフォネー卜、 C a—アルキルナフ タレンスルフォネー卜などの金属スルフォネー卜、 ロジンァミン、 N—才レイル ザルコシンなどのアミン類、 ジアルキルホスフアイ卜ァミン塩等が例示される。 これらの防鎬剤は、 単独で又は組合わせて用いてもよく、 これを使用する場合、 通常、 自動車用潤滑油基油に対して 0 . 0 1重量%〜5重量%、 好ましくは 0 . 0 5〜 2重量%添加することが望ましい。
粘度指数向上剤としては、 ポリアルキルメタクリレー卜、 ポリアルキルスチレ ン、 ポリブテン、 エチレン—プロピレン共重合体、 スチレン—ジェン共重合体、 スチレン一無水マレイン酸エステル共重合体などのォレフィン共重合体が例示さ れる。 これらの粘度指数向上剤は、 単独で又は組合わせて用いてもよく、 これを 使用する場合、 通常、 自動車用潤滑油基油に対して 0 . 1〜1 5重量%、 好まし くは 0 . 5〜 7重量%添加することが望ましい。
流動点降下剤としては、 塩素化パラフィンとアルキルナフタレンの縮合物、 塩 素化パラフィンとフエノ一ルの縮合物、 既述の粘度指数向上剤であるポリアルキ ルメタクリレー卜、 ポリアルキルスチレン、 ポリブテン等が例示される。 これら の流動点降下剤は、 単独で又は組合わせて用いてもよく、 これを使用する場合、 通常、 自動車用潤滑油基油に対して 0. 0 Ί〜5重量%、 好ましくは 0. 1〜3 重量%添加することが望ましい。
消泡剤としては、 液状シリコーンが適しており.、 これを使用する場合、 その添 加量は、 通常、 自動車用潤滑油基油に対して 0. 0 0 0 5 ~ 0. 0 1重量%であ る。
本発明に係る自動車用潤滑油は、 従来公知の潤滑油と比べて耐熱性が同等又は それ以上であり、 且つ、 高粘度指数を有し、 低温流動性に優れる。
(2) 軸受用潤滑油
また、 本発明の潤滑油は、 軸受用潤滑油として用いることができる。 従って、 本発明は、 本発明の潤滑油の軸受の潤滑のための使用、 及び、 本発明の潤滑油を 用いる軸受の潤滑方法を提供するものでもある。
軸受用潤滑油として用いる場合、 本エステルを単独で使用することもでき、 ま た、 本エステルの他に併用基油を使用することもできる。 併用基油の具体例とし ては、 上記自動車用潤滑油の項で記載した併用基油が挙げられ、 これら併用基油 から選ばれる少なくとも 1種の化合物を適宜併用することができる。 それらの配 合量も、 前記の通りである。
本発明の軸受用潤滑油にこれらの併用基油を用いる場合、その含有量としては、 潤滑油基油 (即ち、 本エステル +併用基油) に対して 5〜 6 0重量%、 特に 1 0 〜4 0重量%が推奨される。
併用基油の中でも、耐熱性及び潤滑性に優れる点で有機酸エステルが好ましぐ 更には、 耐熱性及び低温粘度のバランスに優れる点で、 特に 月旨肪酸モノエステ ル、 脂肪族二塩基酸ジエステル及びポリオールエステルが好まし tゝ。
特に好ましい脂肪酸モノエステルとしては、 炭素数 1 2〜1 8の脂肪族直鎖状 モノカルボン酸と炭素数 8〜1 0の脂肪族飽和直鎖状一価アルコール又は炭素数
8〜 1 3の脂肪族飽和分岐鎖状一価アルコールとのフルエステルが例示される。 具体的には、 n—ドデカン酸 n—才クチル、 n—ドデカン酸 n—ノニル、 n—ド デカン酸 n—デシル、 n—ドデカン酸 2—ェチルへキシル、 n—ドデカン酸イソ 才クチル、 n—ドデカン酸イソノニル、 n—ドデカン酸 3, 5, 5—卜リメチル へキシル、 n—ドデカン酸イソデシル、 n—ドデカン酸イソゥンデシル、 n—ド デカン酸イソドデシル、 n—ドデカン酸イソ卜リデシル、 n—テ卜ラデカン酸 n ーノニル、 n—テ卜ラデカン酸 n—デシル、 n—テ卜ラデカン酸 2—ェチルへキ シル、 n—テ卜ラデカン酸イソォクチル、 n—テ卜ラデカン酸イソノニル、 n— テ卜ラデカン酸 3, 5 , 5—卜リメチルへキシル、 n—テ卜ラデカン酸イソデシ ル、 n _テ卜ラデカン酸イソゥンデシル、 n—テ卜ラデカン酸イソドデシル、 n —テ卜ラデカン酸イソトリデシル、 n—へキサデカン酸 n—ノニル、 π _へキサ デカン酸 π—デシル、 n—へキサデカン酸 2—ェチルへキシル、 n—へキサデ力 ン酸イソ才クチル、 n—へキサデカン酸イソノニル、 n—へキサデカン酸 3, 5 , 5—卜リメチルへキシル、 n -へキサデ力ン酸ィソデシル、 n -へキサデ力ン酸 イソゥンデシル、 n—へキサデカン酸イソドデシル、 n _へキサデカン酸イソ卜 リデシル、 n—才ク夕デカン酸 n—ノニル、 n—才ク夕デカン酸 n—デシル、 n —ォク夕デカン酸 2—ェチルへキシル、 n—才クタデカン酸イソ才クチル、 n - 才ク夕デカン酸イソノニル、 π—才クタデカン酸 3, 5 , 5—卜リメチルへキシ ル、 n—才ク夕デカン酸イソデシル、 n—才クタデカン酸イソゥンデシル、 n— ォクタデカン酸イソドデシル、 n—才クタデカン酸イソトリデシル等が例示され る。
これらの中でも、潤滑油基油の低温流動性に優れ、かつ、低温粘度が低い点で、 n—ドデカン酸 2—ェチルへキシル、 n—ドデカン酸イソ才クチル、 n—ドデカ ン酸イソノニル、 n—ドデカン酸 3, 5, 5—トリメチルへキシル、 n—ドデカ ン酸イソデシル、 n—テトラデカン酸 2 -ェチルへキシル、 n—テ卜ラデカン酸 イソ才クチル、 n—テ卜ラデカン酸イソノニル、 η—テ卜ラデカン酸 3, 5, 5 ―卜リメチルへキシル、 n—テ卜ラデカン酸イソデシルが特に好ましい。
特に好ましい脂肪族二塩基酸ジエステルとしては、 アジピン酸、 ァゼライン酸 又はセバシン酸と、 炭素数 8〜1 0の脂肪族飽和直鎖状一価アルコール又は炭素
数 8〜 1 3の脂肪族飽和分岐鎖状一価アルコールとのフルエステルが例示される。 具体的には、 アジピン酸ジ (n—才クチル) 、 アジピン酸ジ (n—ノニル) 、 ァ ジピン酸ジ (n—デシル) 、 アジピン酸ジ (2—ェチルへキシル) 、 アジピン酸 ジイソォクチル、 アジピン酸ジイソノニル、 アジピン酸ジ (3, 5 , 5—卜リメ チルへキシル) 、 アジピン酸ジイソデシル、 アジピン酸ジイソゥンデシル、 アジ ピン酸ジイソドデシル、 アジピン酸ジイソトリデシル、 ァゼライン酸ジ (n—才 クチル) 、 ァゼライン酸ジ (π—ノニル) 、 ァゼライン酸ジ (n—デシル) 、 ァ ゼライン酸ジ (2—ェチルへキシル) 、 ァゼライン酸ジイソォクチル、 ァゼライ ン酸ジイソノニル、 ァゼライン酸ジ (3, 5, 5—卜リメチルへキシル) 、 ァゼ ライン酸ジイソデシル、 ァゼライン酸ジイソゥンデシル、 ァゼライン酸ジイソド デシル、 ァゼライン酸ジイソ卜リデシル、 セバシン酸ジ (n—ォクチル) 、 セバ シン酸ジ (n—ノニル) 、 セバシン酸ジ (in—デシル) 、 セバシン酸ジ (2—ェ チルへキシル) 、 セバシン酸ジイソォクチル、 セバシン酸ジイソノニル、 セバシ ン酸ジ (3, 5, 5—卜リメチルへキシル) 、 セバシン酸ジイソデシル、 セバシ ン酸ジイソゥンデシル、 セバシン酸ジイソドデシル、 セバシン酸ジイソトリデシ ルが挙げられる。
これらの中でも、 潤滑油基油の低温流動性に優れる点で、 アジピン酸ジ (2— ェチルへキシル) 、 アジピン酸ジイソノニル、 アジピン酸ジ (3 , 5, 5—トリ メチルへキシル) 、 アジピン酸ジイソデシル、 アジピン酸ジイソトリデシル、 ァ ゼライン酸ジ (2—ェチルへキシル) 、 ァゼライン酸ジイソノニル、 ァゼライン 酸ジ (3, 5, 5—卜リメチルへキシル) 、 ァゼライン酸ジイソデシル、 ァゼラ イン酸ジイソ卜リデシル、 セバシン酸ジ (2—ェチルへキシル) 、 セバシン酸ジ イソノニル、 セバシン酸ジ (3, 5, 5—卜リメチルへキシル) 、 セバシン酸ジ イソデシル、 セバシン酸ジイソトリデシルが特に好ましい。
また、 特に好ましいポリオールエステルとしては、 ネオペンチルダリコール、 卜リメチロールプロパン、ペンタエリスリ I ^一ル又はジペン夕エリスリ I ^一ルと、 炭素数 4〜 1 0の直鎖状及び/又は分岐鎖状の脂肪酸とのフルエステルが例示さ れる。 具体的には、 ネ才ペンチルグリコール、 卜リメチロールプロパン、 ペンタ エリスリトール若しくはジペンタエリスリトールからなる群より選ばれる少なく
とも 1種の多価アルコールと、 n—ブタン酸、 n—ペンタン酸、 n—へキサン酸、 n—ヘプタン酸、 n—才クタン酸、 n—ノナン酸、 n—デカン酸、イソブタン酸、 イソペンタン酸、 イソへキサン酸、 イソへプタン酸、 イソオクタン酸、 2 -ェチ ルへキサン酸、 イソノナン酸、 3 , 5 , 5—卜リメチリレへキサン酸、 イソデカン 酸からなる群より選ばれる少なくとも 1種の脂肪族モノカルボン酸から得られる フルエステルが例示される。
これらの中でも、 潤滑油基油の耐熱性、 低温流動性及び低温粘度のバランスに 優れる点で、 (i) n -ドデカン酸又は n—テ卜ラデカン酸と炭素数 8〜 1 0の脂肪 族飽和分岐鎖状一価アルコールとのエステル、 (i i)アジピン酸、 ァゼライン敝 はセバシン酸と炭素数 8〜1 3の脂肪族飽和分岐鎖状一価アルコールとのフリレエ ステル、 (i i i)ネオペンチルグリコール、 卜リメチロールプロパン又はペンタエリ スリ卜ールと炭素数 5〜1 0の直鎖状及び分岐鎖状の脂肪酸とのフルエステル、 又は( i V)上記 )〜( i i i )の混合物が最も好まし L
本発明に係る軸受用潤滑油に、 併用基油として脂肪酸モノエステル、 脂肪族二 塩基酸エステル及びポリオールエステルからなる群から選ばれる少なくとも Ί種 (特に、 上記(i)〜(iv) )を併用する場合、 その含有量としては、潤滑油基油(即 ち、 本エステル +該併用基油) に対して、 5〜6 0重量%が推奨され、 特に 1 0 〜4 0重量%が好ましい。
本発明に係る軸受用潤滑油には、 その性能を向上させるために、 酸化防止剤、 油性剤、 摩耗防止剤、 極圧剤、 金属不活性剤、 防鑌剤、 粘度指数向上剤、 流動点 降下剤、 消泡剤等の添加剤の少なくとも 1種を適宜配合することも可能である。 尚、 これらの各添加剤の具体的な例と配合量は、 既述の自動車用潤滑油の項にお いて記載されたものと同じである。
更に 加水分解抑制剤を配合することも可能であり、 具体的には、 アルキルグ リシジルエーテル類、 アルキレングリコールダリシジルエーテル類、 脂環式ェポ キシ類、 フエニルダリシジルエーテルなどのエポキシ化合物、 ジ— t e r t—ブ チルカルポジイミド、 1, 3—ジ— p—卜リルカルポジイミドなどのカルボジィ ミド化合物が使用可能であり、 通常、 軸受用潤滑油基油に対して 0. 0 5重量% 〜 2重量%添加するのが望ましい。
本発明に係る軸受用潤滑油は、 従来公知の潤滑油と比べて耐熱性が同等又はそ れ以上であり、 且つ、 高粘度指数を有し、 低温流動性に優れる。
又、 本発明の軸受用潤滑油は、 各種の軸受装置に使用することが可能であり、 焼結含油軸受、 及び、 玉軸受等への使用に適する。 更に、 本発明の軸受用潤滑油 は、 種々の材質の軸受に使用することができる。 具体的には、 鉄系軸受、 銅系軸 受、 鉛系軸受などが例示される。 実施例 以下に実施例を掲げて本発明を詳しく説明するが、 本発明はこれら実施例に限 定されるものではない。 尚、 本実施例において潤滑油の物理特性及び化学特性は 以下の方法によリ測定した。
全酸価
J I S-K-2501に準拠して測定した。
水酸基価
J I S-K-0070に準拠して測定した。
ヨウ系価
基準油脂分析法 2· 3. 4. 1一 1 996に準拠して測定した。
硫酸灰分
J I S-K-2272に準拠して測定した。
動粘度
J I S-K-2283に準拠して、 0°C、 40°C、 1 00°Cにおける動粘度を 測定した。
粘度指数
J I S— K— 2283に準拠して算出した。
低温流動性試験
J I S-K-2269に準拠して流動点を測定した。
耐熱性試験
潤滑油の耐熱性試験は、 通常、 酸化防止剤などの添加剤を加えて行われる。 本
発明の実施例の潤滑油も比較例の潤滑油も同一の添加剤を配合して耐熱性試験を 行った。
より詳しくは、 実施例又は比較例の各々のエステルに対し、 2, 6 -ジー t e r t—プチル— p—クレゾ一ル 0. 5重量%を添加溶解させて潤滑油 (以下、 こ の組成のものを 「添加油」 という) を調製した。 次いで、 内径 53mm、 高さ 5 6mmの 50mLビーカ一に上記添加油 2 gを入れ、 200 m Lビーカ一で蓋を した後、 オーブン中 1 60°Cで 48時間加熱した。 試験後、 添加油の揮発量 (重 量%) を下式により算出した。 揮発量が少ないほど耐熱性に優れる。
添加油の揮発量 =1 00X (Wo-W) /Wo
上記式中、 Woは試験前の重量を示し、 Wは試験後の重量を示す。
金属適合性試験
実施例又は比較例のエステルを 5 OmL共栓付試験管に約 5 OmLを入れ、 金 属片 (鉄、 銅、 鉛) を入れ、 オープン中 90°Cで 1 4日間加熱した。 試験後、 濾 過処理したエステルの全酸価を測定する。 全酸価の上昇が少ないものほど金属と の適合性が良好である。 また、 試験片は下記のものを使用した。
鉄: 針金 (長さ 40 mm、 径 1. 6 mm) , 表面を研磨紙 (60 OS) で磨 いた後に使用した。
銅: 針金 (長さ 4 Omm、 i . 6 mm) 、 表面を研磨紙 (600番) で磨 いた後に使用した。
鉛: 塊状鉛 (約 1 g、 ナカライテスク製品)
生分解性試験
生分解性は OECD301 C法に準じて、 試料油、 比較油 30mgのそれぞれ に基礎培養液 30 OmL及び固形分として 30 p p mの活性汚泥 (都市下水処理 場からの汚水を人工下水にて馴化したもの)を添加し、 25°Cで 28日間攪拌し、 生物学的酸素消費量 (BOD) をクーロメーター (大倉電気社製) で測定し、 そ の理論消費量(総酸素消費量: TOD)との比 [ (BODZTOD) X 1 00 :%] を生分解率とする。 尚、 活性汚泥の生分解能を確認するために、 標準物質である ァニリンが 7日目で 40 %以上、 1 4日目で 65 %以上の分解率を示すときのみ、 有効な生分解性試験とした。
一般式 (eO及び (e2) で表されるエステルの含有量
各製造例で得られた複合エステル (エステル化反応の副生物を微量含む) を G P C分析に供することによリ測定した。測定結果を、複合エステルに対する重量% で示す。 製造例 1
撹拌器、 温度計及び冷却管付き水分分留受器を備えた 1 リットルの四ッロフラ スコに n—オクタン酸 445. 0 g (3. 26モル)、アジピン酸 59. 6 g (0. 41モル) 、 3—メチル一1, 5一ペンタンジオール 236 g ( 2モル) 、 キシ レン (M¾びアルコールの総量に対し 5重量%) 及び触媒として酸化スズ (K¾ びアルコールの総量に対し 0. 2重量%) を仕込み、 窒素雰囲気下、 減圧にて 2 20°Cまで昇温した [n—オクタン酸:アジピン酸 =80 : 20 (当量比) ] 。 理論生成水量 (72g) を目安にして留出してくる生成水を水分分留受器で除去 しながらエステル化反応を約 7時間行った。
反応終了後、 過剰の酸及びキシレンを蒸留 (条件: 1 40°C、 50mmHg以 下) で除去した。 次いで、 反応終了後の全醴価に対して過剰の苛性ソーダ水溶液 で中和後、 中性になるまで水洗してエステル化反応粗物を得た。 さらに得られた エステル化反応粗物は活性炭で処理後、 濾過をして 3—メチルー 1, 5—ペン夕 ンジオール/ n—オクタン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル 626 gを 得た。 得られたエステルの全酸価は 0. 01 mgKOH/g、 水酸基価は 2. 2 mgKOH/g以下、 硫酸灰分は 1 O p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5g/1 00 g未満であった。
製造例 2
n—オクタン酸を 325. 2 g (2. 45モル) 、 アジピン酸を 1 1 9. 1 g (0. 82モル) [n—オクタン酸:アジピン酸 =60 : 40 (当量比) ] とし た以外は、 製造例 1と同様の方法により、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジ才ー ル/ n—オクタン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル 562 gを得た。 得 られたエステルの全酸価は 0. O l mgKOHZg 水酸基価は 1■ 8 m g K 0 HZg、 硫酸灰分は 1 O p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5g/1 00 g未満であつ
製造例 3 '
n—オクタン酸を 235 g (1. 63モル)、アジピン酸を 1 78. 7 g (1. 22モル) [n—オクタン酸:アジピン酸 =40 : 60 (当量比) ] とした以外 は、 製造例 1と同様の方法により、 3—メチル一 1, 5—ペンタンジオール/ n 一オクタン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル 549 gを得た。 得られた エステルの全酸価は 0. 01 mg KOHZg、水酸基価は 3. 3mgKOH/g, 硫^^分は 1 0 p p m未満、 ョゥ素価は 0. 5 g / 1 00 g未満であった。
製造例 4
n—オクタン酸を 41 1. 3g (2. 86モル) 、 アジピン酸に代えてァゼラ イン酸 1 1 5. 1 g (0. 61モル) [ n一才クタン酸:ァゼライン酸 = 70 :
30 (当量比) ]とした以外は、製造例 1と同様の方法により、 3—メチル— 1,
5—ペンタンジオール/ n—才ク夕ン酸/ "ァゼライン酸から得られる複合エステ ル 638 gを得た。 得られたエステルの全酸価は 0. 01 mg KOH/g、 水酸 基価は 1. 4mgKOH/g、 硫酸灰分は 1 0 p pm未満、 ヨウ素価は 0· 5g /1 00 g未満であった。
製造例 5
n—オクタン酸を 470 g (3. 26モル) 、 アジピン酸に代えてセバシン酸 82. 4 g (0. 41モル) [n—オクタン酸:セバシン酸 =80 : 20 (当量 比) ] とした以外は、 製造例 1と同様の方法により、 3—メチル— 1, 5—ペン タンジオール/ n—オクタン酸/セバシン酸から得られる複合エステル 670 g を得た。 得られたエステルの全酸価は 0. 01 mgKOH/g、 水酸基価は 2 · 3mgKOH/g、 硫酸灰分は 1 O p pm未満、 ヨウ素 j面は 0, 5 g/1 00 g 未ノ ϋであつ 7こ。
製造例 6
η—才クタン酸を 352. 2 g (2. 45モル) 、 アジピン酸に代えてセバシ ン酸 1 64. 8g (0. 82モル) [n—オクタン酸:セバシン酸 =60 : 40 (当量比) ] とした以外は、 製造例 1と同様の方法により、 3—メチルー 1, 5 一ペンタンジオール/ n—オクタン酸/セバシン酸から得られる複合エステル 6
07 gを得た。 得られたエステルの全酸価は 0. 01 mgKOH/g、 水酸基価 は 2. 8mgKOH/g、 硫酸灰分は 1 0 p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5 g Ί 00 g未満であった。
製造例 7
n—才クタン酸に代えて n—ヘプタン酸 31 8. 2 g (2. 45モル)を用い、 アジピン酸を 1 1 9. 1 g (0. 82モル) [n—ヘプタン酸:アジピン酸 =6 0 : 40 (当量比) ] とした以外は、 製造例 1と同様の方法により、 3—メチ^!レ -1 , 5一ペンタンジオール/ n—ヘプ夕ン酸/アジピン酸から得られる複合ェ ステル 557 gを得た。 得られたエステルの全酸価は 0. 01 mgKOH/g、 水酸基価は 1. 1 mg KOH/g, 硫酸灰分は 1 O p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5 g/1 00 g未満であった。
製造例 8
n—オクタン酸に代えて n—ノナン酸 580. 2 g (3. 67モル) を用い、 アジピン酸を 29. 2g (0. 20モル) [n—ノナン酸:アジピン酸 =90 : 1 0 (当量比) ]とした以外は、製造例 1と同様の方法によリ、 3—メチルー 1, 5一ペン夕ンジオール/ n—ノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル 6 77 を得た。 得られたエステルの全酸価は 0. 01 mgKOH/g、 水酸基価 は 0. 8mg KOH/g、 硫 分は 1 0 p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5g/1 00 gであった。
製造例 9
n—オクタン酸に代えて n—ノナン酸 51 5. 7 g (3. 26モル) を用い、 アジピン酸を 59. 6 g (0. 41モル) [n—ノナン酸:アジピン酸 =80 : 20 (当量比) ]とした以外は、製造例 1と同様の方法により、 3-メチル— 1, 5—ペン夕ンジオール Zn—ノナン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル 6 63 gを得た。 得られたエステルの全酸価は 0. O l mgKOH/g 水酸基価 は 1 · 2mg KOH/g、 硫酸灰分は 1 0 p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5 g Ί 00 g未満であった。
製造例 1 0
n—オクタン酸に代えて n—ノナン酸 51 5. 1 g (3. 26モル) を用い、
3—メチル一 1, 5—ペンタンジオールに代えて 2—メチル一 1, 4—ブタンジ オール 208g (2モル) [n—ノナン酸:アジピン酸 =80: 20 (当量比) ] を用いた以外は、 製造例 1と同様の方法により、 2—メチル— 1, 4—ブタンジ オール/ n—ノナン酸/アジピン酸から得られる複合エステル 590 gを得た。 得られたエステルの全酸価は 0. 01 mg KOH/g, 水酸基価は 1. 5mg K OH/g、 硫酸灰分は 1 O p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5 g/1 00 g未満であ つプ 。
製造例 1 1
n—オクタン酸を 528.8 g、アジピン酸に代えてセバシン酸 41.2 g(0. 2モル) [ n一オクタン酸:セバシン酸 = 90 : 1 0 (当量比) 3とした以外は、 製造例 1と同様の方法により、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジオール/ n—才 クタン酸/セバシン酸から得られる複合エステル 683 gを得た。 得られたエス テルの全酸価は 0· 01 mgKOH/g、 7酸基価は 0. 6mg KOH/g, 硫 酸灰分は 1 0 p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5 g/1 00 g未満であった。
製造例 1 2
n—オクタン酸に代えて、 n_オクタン酸 31 7. 3 g (2. 2モル) 及び n —デカン酸 252. 6 g (Ί . 47モル)を用い、 アジピン酸を 29. 8 g (0. 2モル) [n—才ク夕ン酸: n—デカン酸:アジピン酸 =54 : 36 : 1 0 (当 量比) ] とした以外は、 製造例 1と同様の方法により、 3—メチル一1 , 5—ぺ ンタンジオール/ n一オクタン酸/ n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合 エステル 71 3 gを得た。得られたエステルの全酸価は 0.01 mgKOH/g、 水酸基価は 0. 9mgKOH/g、 硫 分は 1 0 p p m未満、 ヨウ素価は 0. 5 g/1 00g未満であった。
製造例 1 3
n—オクタン酸に代えて、 n—ノナン酸 361 g (2. 29モル) 及び n—デ カン酸 1 68. 4 g (0. 98モル) を用い、 アジピン酸を 59. 6g (0. 4 1モル) [n—ノナン酸: n—デカン酸:アジピン酸 =56 : 24 : 20 (当量 比) ] とした以外は、 製造例 1と同様の方法により、 3-メチルー 1, 5—ペン 夕ンジオール/ n -ノナン酸 Z n—デカン酸/アジピン酸から得られる複合エス
テル 701 gを得た。 得られたエステルの全酸価は 0. 01 mgKOH/g、 水 酸基価は 2. OmgKOHZg、 硫酸灰分は 1 0 p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5 g/1 00 g未満であった。
製造例 1 4
n—オクタン酸に代えて、 n—オクタン酸 235 g (1. 63モル) 及び 2— ェチルへキサン酸 235 g (1. 63モル)を用い、アジピン酸を 59. 6 g (0.
41モル) [n—オクタン酸: 2—ェチルへキサン酸:アジピン酸 =40 : 40 : 20 (当量比) ] とし、 反応時間を約 1 0時間とした以外は、 製造例 1と同様の 方法にょリ、 3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジオール Zn—オクタン酸 / 2—ェ チルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル 627 gを得た。 得られ たエステルの全酸価は 0. 01 mg KOH/g、 7酸基価は 3. 1 mg KOH/ g、 硫酸灰分は 1 O p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5 g/1 00g未満であった。
製造例 1 5
n—オクタン酸に代えて、 n—ノナン酸 257. 9 g (1. 63モル)及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 257. 9 g (1. 63モル) を用い、 アジピン 酸を 59. 6 g (0. 41モル) [n—ノナン酸: 3, 5, 5—卜リメチルへキ サン酸:アジピン酸 =40 : 40 : 20 (当量比) 3 とし、 反応時間を約 8時間 とした以外は、 製造例 1と同様の方法により、 3—メチルー 1, 5—ペン夕ンジ オール/ n—ノナン酸 /3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 Zアジピン酸から得 られる複合エステル 665 gを得た。 得られたエステルの全酸価は 0. 01 mg K O HZg、 水酸基価は 1 , 1 m g K O HZg、 硫贩分は 1 0 p p m未満、 ョ ゥ素価は 0. 5 g/1 00 g未満であった。
製造例 1 6
n—オクタン酸に代えて 2—ェチルへキサン酸 470 g (3. 26モル) を用 い、 アジピン酸を 59. 6 g (0. 41モル) [2—ェチルへキサン酸:アジピ ン酸 =80 : 20 (当量比) ] とし、 さらに反応時間を約 1 6時間とした以外は 製造例 1と同様の方法により、 3-メチルー 1, 5—ペンタンジオール Z 2—ェ チリレへキサン酸 Zアジピン酸から得られる複合エステル 622 gを得た。 得られ たエステルの全酸価は 0· 01 mg KOHZg、 水酸基価は 3. 5mg KOH/
g、 硫酸灰分は 1 0 p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5 g/1 00 g未満であった。 製造例 1 7
n—オクタン酸に代えて 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 451. 2 g (2. 86モル) を用い、 アジピン酸を 89. 4 g (0. 61モル) [3, 5, 5—卜 リメチルへキサン酸:アジピン酸 =80 : 20 (当量比) ] とし、 3—メチル— 1, 5—ペンタンジオールに代えて 1, 3—ブタンジオールを用い、 反応時間を 約 9時間とした以外は、 製造例 1と同様の方法により、 1, 3-ブタンジオール /3, 5, 5—トリメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複合エステル 5 41 gを得た。 得られたエステルの全酸価は 0. O l mgKOHZgで、 水酸基 価は 0. 7mg KOH/g、 硫酸灰分は 1 0 p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5 g/ 1 00 g未満であった。
製造例 1 8
n—オクタン酸に代えて n—ノナン酸 386. 8 g (2. 45モル) 及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 1 28. 9 g (0. 82モル) を用い、 アジピン 酸を 59. 6 g (0. 41モル) [n—ノナン酸: 3, 5, 5—卜リメチルへキ サン醭:アジピン酸 =60 : 20 : 20 (当量比) ] とし、 反応時間を 1 0時間 とした以外は、 製造例 "Iと同様の方法にょリ、 3—メチルー 1, 5—ペンタンジ オール/ π—ノナン酸/ 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得 られる複合エステル 663 gを得た。 得られたエステルの全酸価は 0. 01 mg KOH/gで、 水酸基価は 3. 8mgKOH/g、 硫酸灰分は 1 0 p p m未満、 ヨウ素価は 0. 5 gZl 00 g未満であった。
製造例 1 9
n—オクタン酸に代えて n—ノナン酸 459. 3 g (2. 91モル) 及び 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 1 53. 1 g (0. 97モル) を用い、 アジピン 酸を 1 4. 9 g (0. 1 0モル) [n—ノナン酸: 3, 5, 5—卜リメチルへキ サン酸:アジピン酸 =71 : 24 : 5 (当量比) ] とし、 反応時間を 1 0時間と した以外は、 製造例 1と同様の方法により、 3—メチル—1, 5—ペンタンジ才 ール /n—ノナン酸/ 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得ら れる複合エステル 725 gを得た。 得られたエステルの全酸価は 0. 01 mg K
OH/gで、 水酸基価は 1. 7mgKOHZg、 硫酸灰分は 1 0 p pm未満、 ョ ゥ素価は 0. 5 g/1 00 g未満であった。
製造例 20
3ーメチル— 1, 5—ペンタンジオールに代えてネ才ペンチルグリコール 20 8g (2. 0モル) を用いた以外は、 製造例 1 6と同様の方法により、 ネオペン チルダリコール / 2 -ェチルへキサン酸 Zァジピン酸から得られる複合エステル 586 gを得た。 得られたエステルの全酸価は 0, 01 mg KOH/gv 水酸基 価は 1 · 4mgKOH/g, 硫酸灰分は 1 O p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5 g/ 1 00 g未満であった。
製造例 21
2—ェチルへキサン酸に代えて 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸 51 5. 1 g (3. 26モル) を用いた以外は製造例 20と同様の方法により、 ネオペンチ ルグリコール/ 3, 5, 5—卜リメチルへキサン酸/アジピン酸から得られる複 合エステル 627 gを得た。 得られたエステルの全酸価は 0. O l mgKOHZ g、 水酸基価は 0. 5mgKOH/g、 硫 M分は 1 O p pm未満、 ヨウ素価は 0. 5 g/1 00 g未満であった。
実施例 1〜 Ί 9
製造例、〜 Ί 9で得られた複合エステルの複合エステルの動粘度、 粘度指数、 低温流動性試験、 耐熱性試験、 金属適合性試験及び生分解性試験の結果を表 1に 示した。表 1において、かっこ内に記載されている酸成分の比は、当量比を表す。 比較例 1及び 2
製造例 20及び 21で得られたネオペンチルダリコールを脂肪族二価アルコー ル成分とする複合エステルの動粘度、 粘度指数、 低温流動性試験、 耐熱性試験、 金属適合性試験及び生分解性試験の結果を表 1に示した。 表 1において、 かっこ 内に記載されている酸成分の比は、 当量比を表す。
実施例 20
製造例 5で得られた複合エステル:ミリスチン酸 2—ェチルへキシル = 90 : 1 0 (重量比) からなる潤滑油の動粘度、 粘度指数、 低温流動性、 耐熱性試験、 金属適合性の結果を表 2に示した。 表 2において、 かっこ内に記載されている酸
成分の比は、 当量比を表す (以下同じ) 。
実施例 21
製造例 8で得られた複合エステル:セバシン酸ジ (2—ェチルへキシル) =6 0 : 40 (重量比) からなる潤滑油の動粘度、 粘度指数、 低温流動性、 耐熱性試 験、 金属適合性の結果を表 2に示した。
実施例 22
製造例 8で得られた複合エステル: 1 00ニュー卜ラル鉱油 = 70 : 30 (重 量比) からなる潤滑油の動粘度、 粘度指数、 低温流動性、 耐熱性試験、 金属適合 性の結果を表 2に示した。
ここで、 1 00ニュー卜ラル鉱油とは、中低粘度の鉱物油基油留分を脱ロウ後、 白土処理又は水素化処理したものである。
実施例 23
製造例 9で得られた複合エステル:ネオペンチルダリコールの混基脂肪酸エス テル [η—オクタン酸: η—ノナン酸 =75 : 25 (当量比) ] =80 : 20 (重 量比) からなる潤滑油の動粘度、 粘度指数、 低温流動性、 耐熱性試験、 金属適合 性の結果を表 2に示した。
比較例 3
1 00ニュー卜ラル鉱油の動粘度、 粘度指数、 低温流動性、 耐熱性試驗、 金属 適合性の結果を表 2に示した。
1 エステル 到占度 LmmVs] 粘度 金属 生分 含有量 [wt%] 流動点
実施 指数 適合性 解性
製造 [°c]
エステル名 (mgKOH/g)
例 [%] e1 e2 例 0°C 40°C 1 00°C
3 -メチルー 1 ,5—へ。ンタンシ 'オール Ζη-ォク
実施 製造
タン ァシ ヒ°ン の 合エステル 46 11.0 3.27 184 く- 60 5 . 0.18 62 64 34 例 1 例 1
(n-オクタン酸:ァシ'ピン酸 =80:20)
3-メチルー 1,5—へ。ンタンシ'オール Zn-ォク
実施 製造
タン酸
例 2 Zァシ'ピン酸の複合エステル 98 20.0 5.24 215 <-60 5 0.15 55 38 59 例 2
(n-オクタン酸:ァシ'ピン酸 =60:40)
3 -メチル -1 ,5 -へ。ンタンシ 'オール Zn -才ク
実施 製造
タン酸 Zァシ'ピン酸の複合 Iステル 312
3 49.3 10.2 201 <-60 1 0.14 50 1 6 80 例 3 例
(n -オクタン酸:ァシピン酸 =40:60)
3—メチル—1 ,5—へ。ンタンシ'ォ一ル Zn—才ク
実施 製造
タン酸 アセ'ライン酸の複合:!:ステル 83 3 0.15 61 50 48 例 4 例 4 17.3 4.61 201 <-60
(n -オクタン酸:ァセ'ライン酸 =70:30)
3 -メチル -1 ,5 -へ °ンタン yオール -ォク
実施 製造
タン酸/セハ"シン酸の複合エステル 5D 1 3.65 193 <-60 3 0.18 61 63 35 例 5 例 5 2.6
(n-オクタン酸:セハ'シン酸 =80:20)
3 -メチル- 1 ,5-へ。ンタン、: /オール Zn -才クタ
実施 製造
ン酸 Zセハ'シン酸の複合エステル (n- 132 25.8 6.34 213 -47.5 4 0.15 66 46 51 例 6 例 6
オクタン酸:セハ'シン酸 = 60:40)
3-メチルー 1 ,5—へ。ンタンシ'オール Zn—へ
実施 製造
フ°タン酸 Zァ yピン酸の複合エステル
例 7 86 18.1 4.76 202 <-60 鰂基 ^ 5 0.13 56 41 58 例フ
(n -ヘプタン酸:ァシ'ピン酸 =60:40)
表 1 (続き) エステル 動粘度 [mmVs] 粘度 耐熱性 生分 含有量 [wt%] 実施 流動点 金属適合性
指数 (揮発 解性
例 製造 /g)
エステル名 0°C 40°C 100°C [°c] (mgKOH
量 %) [%] e1 e2 例
3 -メチルー 1,5-へ °ンタンシ'才ール Z u-J
実施 製造
ナン酸 Zァシ 'ピン酸の複合 Iス亍ル 47 10.6 3.14 174 -40 3 0.12 60 84 13 例 8 例 8
(n -ノナン酸:ァ Vピン酸 =90:10)
3—メチル -1 ,5—へ。ンタンシ ール
実施 製造
n -ノナン酸 ァ Vピン酸の複合エステ 62 13.0 3.66 182 -45 2 0.12 60 68 30 例 9 例 9
ル (n-ノナン酸:ァ Vピン酸 =80:20)
2-メチルー 1,4—ブタンシ'オール Z
実施 製造
n -ノナン酸 ア yピン酸の複合エステ Ό 4.14 174 -50 3 0.15 Ό3 69 30 例 10 例 10
ル (n -ノナン酸:ァ Vピン酸 =80:20)
3 -メチルー 1 ,5-へ'ンタン yオール Z
実施 製造
n-オクタン酸 Zセハ'シン酸の複合エステ 39 2.92 175 -57.5 4 0.16 66 85 13 例 11 例"
ル (n-オクタン酸:セハ'シン酸 =90:10)
3-メチルー 1,5-へ。ンタンシ'オールノ n -ォ
実施 製造 クタン酸 Ζη-τ'カン酸 Zァシ'ピン酸の
例 12 例 12 42 10.1 3.05 177 -45 6 0.12 64 86 11
複合:!:ステル (η -オクタン酸: η-デカン酸:
ァシ Υン酸 =54:36:10)
3 -メチル -1,5 -へ。ンタンシ'ォ-ル Ζ η -ノ
実施 製造 ナン酸 Ζη - τカン酸 Ζァシ 'ヒ°ン酸の複
63 13.6 3.78 183 -42.5 4 0.13 62 66 32 例 13 例 13合エステル (η -/ナン酸: η -デカン酸:ァシ'
ヒ。ン酸 =56:24:20)
(続き)
表 2 勛粘度 [mm2/s] 耐熱性
実施 粘' 流動点
潤滑油 (揮発 金属適合性 例 0°C 40°C 100°C 指数 [°C]
量、 %) (mgKOH/g)
3-メチルー 1 ,5 -へ。ンタンシ'才 -ル n -オクタン酸 Zセハンン
実施
酸の複合 Iス亍ル (n-オクタン酸:セ Aシン酸 =80:20):ミ 52 11.7 3.40 184 -42.5 4 0.13 例 20
リスチン酸 2—ェチルへキシル =90: 10
3-メチルー 1 ,5 -へ。ンタンシ'才—ル n -ノナン酸 Zァシ Yン
実施
酸の複合:!:ス亍ル (n -ノナン酸:ァシ'ピン酸 =90:10):セ 49 10.9 3.15 163 2 0.10 例 21
ハ'シン酸シ'(2-ェチルへキシル )=60: 40
3-メチル -1 5-へ。ンタンシ 'オール Z n -ノナン酸 Zァシピン
実施
酸の複合エステル (n -ノナン酸:ァシ'ピン酸: =90:10): 12.1 3.32 153 -25 4 0.09 例 22
100ニュートラル鉱油 =70 :30
3 -メチルー 1 ,5—へ。ンタンシ、'オール Z n -ノナン酸 ァシ'ピン
実施 酸の複合ヱス亍ル(n -ノナン酸:ァシ'ピン酸 =80:20):ネオ
52 11 .6 3.33 171 -55 4 0.12 例 23 へ。ンチルゲリコ-ルの混基脂肪酸 Iス亍ル (n-オクタン酸
酸: n-ノナン酸 =75:25)= 80: 20
比較
100ニュ -トラル鉱油 171 21.4 4.30 107 -12.5 9 0.06 例 3
表 1から明らかなように、 本発明の潤滑油は低粘度、 高粘度指数、 耐熱性、 低 温流動性、 金属適合性などの基本要求特性のバランスに優れている。 これに対し て、 比較例 1及び 2のようにネオペンチル構造を有する二価アルコールを用いた 複合エステルを使用した潤滑油は、粘度指数が低く温度による粘度変化が大きぐ また、 本発明の潤滑油に比べて揮発量が大きく耐熱性の点で劣る。
更に、 実施例 1〜1 3の本願発明の潤滑油は、 上記基本要求特性のバランスに 優れていることに加え、 良好な生分解性を有している点で優れている。
また、 表 2から、 併用基油として脂肪族モノエステル、 脂肪族二塩基酸ジエス テル及びポリオールエステルを用いた場合、 これらの低温流動性、 流動点を改善 し、 低温粘度、 粘度指数、 低温流動性及び耐熱性のバランスに優れたものが提供 できる。
また、 安価な鉱物油を併用した場合において、 鉱物油の性能を改善することが 可能であリ、 経済性に優れた潤滑油を提供できる点で優れている。 産業上の利用可倉 生 本発明の潤滑油は、 低粘度、 高粘度指数、 耐熱性、 低温流動性、 金属適合性な どの基本要求特性のバランスに優れていることから、 ガソリンエンジン油、 ディ ーゼルエンジン油、 ガスエンジン油などのエンジン油、 ギア油、 自動変速機油、 無段変速機油などの駆動系潤滑油、 軸受用潤滑油の他、 ジェットエンジン油、 油 圧作動油、 コンプレッサー油、 ガスタービン油、 グリース基油などに好適に使用 することができる。 また、 これらの中で生分解性の優れた潤滑油は環境中に放出 される可能性が大きい用途に用いることができる。