WO2002064009A1

WO2002064009A1 - Rouleau adhesif pour dispositif de nettoyage

Info

Publication number: WO2002064009A1
Application number: PCT/JP2002/000979
Authority: WO
Inventors: Hirotoshi Tawara; Yukio Noda; Akihito Shizuno; Takehiko Uematsu
Original assignee: Kao Corporation
Priority date: 2001-02-09
Filing date: 2002-02-06
Publication date: 2002-08-22
Also published as: EP1366702A1; US20040049869A1; KR20030083707A; JP3361329B2; EP1366702A4; JP2002219092A; CN1501786A

Description

清掃具のための粘着ロール鎌分野

本発明は清掃具のための粘着ロールに関する。明

清掃具として、ブラシ体と粘着ロール細を互いに独立に備え、それらの各個により鐘するもの（実開昭 59-139261) がある。粘着ロールにより清掃するときには、粘着ロールを力一ぺットゃフローリングに直接的に纖回転させて行なう。上言己には、以下の問題点がある。

¾着ロールが径 38mm程度のコアに粘着シートを巻き回して構成されていて初期外径は 60mm程度の大径となり、清掃具をコンパクトにできない。粘着口 —ルが被清掃面に直接麵するため、粘着ロールの表面にゴミだけでなくカーべット等の植毛までむしり取る等によって付着してしまい、粘着ロールの表面積が多くないと粘着力がすぐに弱まり、新規粘着シートを露出した後の清掃可能な床碰（清掃力持続面積）が過小になるから、粘着ローソレの外径を上述の如くに大径にして表面積を多くする必要がある。

占着ロールが被清掃面に直接漏するため、粘着ロールがフローリングゃ力 —ぺット等の床に強力に粘着して転動できなくなることを回避し、また力一ぺット等の植毛のむしり取りを回避する必要から、粘着シー卜の粘着力には限界があり、粘着力をあまり大きくできない。このため、粘着ロールの表面にゴミがかぶさると、粘着力カ埂に弱まり、粘着ロールの表面積を ± ①によって多くしても、新規粘着シートを露出した後の清掃力持続應が小さい。

(I 占着ロールが床面に強力に粘着して転動できなくなることを回避し、隙間の清掃等への使レ勝手から、粘着ロールの向に沿う粘着シートの横幅を 160m m程度の狭幅にしている。このため、粘着ローソレの 1回の往行で清掃できる床面積が狭く、清掃能率が悪い。発明の開示

本発明の課題は、？青掃具をコンパクトにしながら、粘着ロールの新規粘着シートを露出した後の清掃力持続面積を大きくすることにある。

また、本発明の課題は、被清掃面を傷めずに、粘着ロールの粘着力を強くして新規粘着シートを露出した後の清掃力持続面積を大きくすることにある。

また、本発明の課題は、粘着ロールの 1回の往行で清掃できる床面積を広くし、清掃能率を向上することにある。

本発明は、フレームに接き上げ体と翻虫回転体を並べて回動自在にし、搔き上げ体と回転体の上にそれらに跨がる粘着ロールを載せてなる清掃具のための粘着ロールであって、初期外径が 40mm以下に設定されてなるようにしたものである。

また、本発明は、フレームに搔き上げ体と接触回転体を並べて回動自在に支持し、搔き上げ体と翻虫回転体の上にそれらに跨がる粘着ロールを載せてなる清掃具のための粘着ロールであって、該粘着ロールを構る粘着シートの謝における粘着剤塗布量が 25〜50 gZm²の範囲内に設定されてなるようにしたものである。

また、本発明は、フレームに搔き上げ体と纖回転体を並べて回動自在に支持し、搔き上げ体と ί纖回転体の上にそれらに跨がる粘着ロールを載せてなる清掃具のための粘着ロールであつて、該粘着ロールを構 β¾Τる粘着シ一トの粘着面の慨斜式ポールタックに基づく数値が 10〜30の範隨こ設定されてなるようにしたものである。

また、本発明は、少なくとも搔き上げ体と粘着ロールを有する清掃具のための清掃面に直接 ί幾しなレ粘着ロールであって、該粘着ロールは、粘着シートを巻き回して構成され該粘着シートの謝における粘着剤塗布量が 25〜50 g/m² の範囲内に設定されてなるようにしたものである。

また、本発明は、少なくとも搔き上げ体と粘着ロールを有する清掃具のための清掃面に直接議しなレ粘着口一ルであって、該粘着ロールは、粘着シートを卷き回して構成され、該粘着シ一トの粘着面の傾斜式ポール夕ックに基づく数値が

10〜30の範囲に設定されてなるようにしたものである。

尚、本発明で用いられる惧斜式ポールタックに基づく数値とは、日本工業規格 ( J I S) の Z0237における粘着テープ ·粘着シート試験方法に規定されているものである。即ち、試験装置としての載装置を用い、装置の傾斜板上に試験片として本発明の粘着ローソレを構成する粘着シー卜を粘着面を上にして設置する。そして、該粘着シートの粘着面上において JIS G4805に規定された材質で、 JIS B1501に規定された "ボールの呼び'に基づく大きさのポールの 1/16から 1 までの大きさのもののうち、 5/64、 7/64、 9/64、 15/64及び 17/64を除いた合計 31種類のポールを、順次大きさを変えて転がす。結果として、 {雜斗板上における粘着シ一ト上である測定領域内に停止するポールのうち駄のものを見い出す。同じ試験片で見出した最大のポールと、その前後の大きさのポール、計 3個のポールを 1回ずつ計 3回転がし、見出したポールが測魏定に当てはまる最大のポールであることを確認する。そして、上記 "ポールの呼ぴ'の 32倍の数値をポールナンバーといい、試験結果は見出した最大のポールのナンバーをもって表し、 3枚の試験片の平均値を求め、そのポールナンバーを JIS Z0237に規定された傾余斗式ポーレ夕ックに基づく数値とするものである。麵の簡単な説明

図 1は清掃具を示す図である。

図 2は清掃具を示す側断面図である。図 3は傾斜式ポール夕ックに基づく数値の試験装置を示す模式図である。発明を«するための最良の形態

清掃具 1 0は、図 1、図 2に示す如く、柄 1 1の先端部に継手部 1 2を介して支持アーム 1 3を左右方向に揺動自在に結合し、アーム 1 3の両側アーム部 1 3 Aに支軸部 1 4を介してフレーム 1 5を前向に揺動自在に娥している。フレーム 1 5の前部にはブラシからなる搔き上げ体 1 6が回転軸 1 7を介して回動自在に支持されフレーム 1 5の後部にはロール体からなる接触回転体 1 8 が回転軸 1 9を介して回動自在に娥され搔き上げ体 1 6と纖回転体 1 8は ¥1亍に並べられて配置される。接き上げ体 1 6は、搔き上げ部 1 6 Α (ブラシ部）とタイヤ部 1 6 Βからなり、搔き上げ部 1 6 Αの接き上げ径（ブラシ径）をタイャ部 1 6 Bのタイヤ径より大きくしている。鐘回転体 1 8は、表面を弾性体により形成され、例えばシリコンロールにて構成される。尚、粘着ロール 2 1の粘着力が低い場合は、擲虫回転体 1 8の材質は弾性がなくても良い。また、擁回転体 1 8には、その表面に凹凸部を設けても良い。凹凸部とは、接触回転体 1 8 の口一面にリブゃ凸部、凹部、しぼ等を設けたことをいう。

搔き上げ体 1 6と雄回転体 1 8の上には、それらに跨がる粘着ロール 2 1が乗せられ、粘着ロール 2 1は擲虫回転体 1 8の回転に連れ回る。フレーム 1 5の上部は粘着ロール 2 1の出し入れ口とされ開閉可能な透明カノ一 2 2により被覆される。賴施例の粘着ロール 2 1は、粘着シート 2 1 Aをコア 2 1 Bに巻き回し、粘着シート 2 1 Aの粘着面を外側に向けて巻出し可能かつ切断可能にした巻取りローリレにて構成される。

尚、粘着ロール 2 1は、フレーム 1 5にその回転軸を可動支持し、搔き上げ体 1 6に対し非撤虫としても良い。即ち、接き上げ体 1 6と粘着ロール 2 1との間は非機であっても良ぐ搔き上げ体 1 6のブラシ先端部と粘着ロール 2 1の最外周面との距離は、塵埃の吸着し易さから約 2〜3mm以内が好ましい。ここで、粘着ロール 2 1は、コア 2 1 Bを例えば直径 25匪の紙體にて構成し、粘着シート 2 1 Aの初期外径を 40mm以下、より好適には 35mm程度に設定している。また、粘着ローレ 2 1は、粘着ロール 2 1の？ fc^向に沿う粘着シート 2 1 Aの横幅を 170〜300mmの範囲内、より好適には 195mm程度に設定している。また、粘着ロール 2 1は、粘着シート 2 1 Aにおける才上における粘着剤塗布量を 25〜50 g/m²の範囲内、より好適には 40 g/m²程度に設定している。粘着シート 2 1 Aの謝としては、強度上クラフト紙、粘着剤としては、においが少ないためゴム系粘着剤を好適に採用できる。他に、粘着シート 2 1 Aのとしては、ダラシン糸氏、純白紙、粘着剤としては、アクリル系粘着剤を採用しても良い。尚、粘着ロール 2 1の粘着シート 2 1 Aについては、後に詳述する。フレーム 1 5における接き上げ体 1 6の後部に〖爐取部 2 3がされている。塵取部 2 3は、床面に接する底面部 2 3 Aと、搔き上げ体 1 6に隙間なく（又は隙間を介して）相対する曲面状（又は平面状）のすくい面部 2 3 Bを有し、両側の板状支軸部 2 3 Cをフレーム 1 5の両側の鉛直方向に対して後屈する斜め状の矩厨し 2 4に上下動可能に支持されている。塵取部 2 3は、支軸部 2 3 Cを矩形孔 2 4に対し上下動し、自重により底面部 2 3 Aとすくい面部 2 3 Bの最下端部を床面に隙間なく接し、操き上げ体 1 6の搔き上げ部 1 6 Aが搔き上げるゴミを床面に沿う後方に逃がすことなぐその全てのゴミをすくい面部 2 3 Bにより粘着ロール 2 1の側にガイドする。

清掃具 1 0による清掃動作は以下の通りなされる。

(1)柄 1 1の軸方向に加える操作力により清掃具 1 0を前進させ、搔き上げ体 1 6のタイヤ部 1 6 B及び纖回転体 1 8を回動させ、同時に粘着ロール 2 1を連れ回り回転させる。

(¾搔き上げ体 1 6の搔き上げ部 1 6 Aが床面上のゴミを搔き上げると、このゴミは塵取部 2 3にガイドされて粘着ロール 2 1の側に送り出され粘着ロール 2 1の粘着面に吸着捕捉される。 (3)粘着口一ル 2 1の粘着面に捕捉されたゴミは、粘着ロール 2 1の回動とともに纖回転体 1 8の健こ移動し、誦回転体 1 8により粘着ロール 2 1の粘着面に押付けられて固定化される。即ち、清掃時には、粘着ロール 2 1と翻虫回転体 1 8とは、 ί纖して塵埃を簾する。但し、清掃前又は清掃状況によっては、粘着ロール 2 1と纖回転体 1 8とは雄又は非漏のいずれかがある。

(4)透明カバ一 2 2カら粘着ロール 2 1の粘着面の全周に多量のゴミが捕捉されたことが視認されたら、カノ— 2 2を開いて粘着ロール 2 1を取出し、粘着シート 2 1 Αの 1周分を剥離切断除去し、新規粘着面を露出せしめた後、この粘着ロール 2 1を再び、搔き上げ体 1 6と ¾ Ι1^体 1 8の上に乗せ置き、カバー 2 2 を閉じる。

尚、清掃具 1 0は前進だけでなぐ鍵もでき、鍵時には、纖回転体 1 8 に付着した床面上のゴミを粘着ロール 2 1により吸着捕捉できる。塵取部 2 3は、底面部 2 3 Αの尾端部をアール状に跳ね上げ、鍵時にこの尾端部が床面に引掛力 ^るのを防止する。

以下、本発明の粘着ロール 2 1に用いられる粘着シート 2 1 Aについて詳述する。

即ち、粘着ロール 2 1 ¾¾着シート 2 1 Aにおける粘着面のタック力として、傾斜式ポールタック（JIS Z0237-2000) に基づく数値で 10〜30、好ましくは 12 〜25、より好ましくは 14〜25のものを用いている。タツ力力としての傾斜式ポールタックに基づく数値が 10未満では汚れを付着 ί娥する力が弱ぐ表面に少しでも綿ぼこり等の汚れが付くと、直ぐに汚れが捕れなくなり、清掃可能な床面積（清掃力持続面積）が小さすぎる。また、タック力としての惧斜式ボールタックに基づく数値が 30より大きいと粘着力カ襁すぎて粘着ロール 2 1を清掃具 1 0へ装着してからの操作性が劣ったり、粘着ロール 2 1を清掃具 1 0へ装着するに、手等にベたつレたりして取扱レにくレ^

粘着剤としてはホットメルト系粘着剤、溶剤系粘着剤、水系粘着剤などが挙げられる。ホットメルト系粘着剤としては、スチレン系ゃォレフイン系の粘着剤等が挙げられる。溶剤系粘着剤としては、スチレン系、ォレフィン系、アクリル系の粘着剤等が挙げられる。水系粘着剤としてはァクリル系の粘着剤等が挙げられる。本発明の粘着シート 2 1 Aに用いられる粘着剤としては、カロェ性及ぴ占着力を考慮すると、スチレン系のホットメルト系粘着剤が好ましい。

更に、嫌 3ホットメルト系粘着剤は、ベースポリマー、粘着付与剤成分、軟化剤成分及び匕防止剤を含有しているものが好ましく用いられる。

iff己ベースポリマーとしては、スチレンブタジエンゴム (S B R)、スチレン · ブタジエン ·スチレンブロック共重合体 (S B S) 、スチレン 'イソプレン ·スチレンブロック共重合体 (S I S) , スチレン ·エチレン ·ブチレン ·スチレンブロック共重合体 (S E B S) 、スチレン ·エチレン ·プロピレン ·スチレンブロック共重合体 (S E P S) 等が挙げられ粘着付与剤成分及び軟化剤成分の合計量を 100重 * ^としたとき、 10〜则重の範囲で用いられる。

嫌 S粘着付与剤成分としては、 C 5系石油樹脂、 C 9系石油樹脂、ジシクロべタジェン系石油樹脂、ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペンフエノール樹) 3縛が挙げられ粘着付与剤成分及び軟化剤成分の合計量 100重量部中、 50 〜90重量部の範囲で用いられる。

嫌己軟化剤成分としては、軟化点が 10°C以下で平均肝量が 200〜700のプロセスオイル、鉱油、各種可塑剤、ポリブテン及び液状粘着付与樹脂等が好ましく挙げられ、粘着付与剤成分及び軟化剤成分の合計量 loo重 a ^中、 io〜5o重量部の範囲で用いられる。

前記酸ィ匕防止斉としては、フエノール系酸化防止斉、アミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、ベンズイミダゾ一ル系酸化防止剤等が用いられ、粘着付与剤成分及び軟化剤成分の合計量を腳 fi*部としたとき、 0. 5〜3 部の範囲で用いられる。

また、これらの成分の他、本発明の所望の効果を損なわない範囲で、通常粘着剤に用いられる成分を ¾t添力ることもできる。

また、前記粘着剤の塗布量としては、 25g/m²〜50g/m²、好ましくは 25g/m²〜 40g/m²である。

粘着剤を 50g/m²より多く塗 ¾Tると、粘着シートをロール状に巻き取るとき、圧力により粘讓がロール端部からはみ出すことがあり、特に 30度以上の高温で長期保存した場合、ロール端部からのはみ出しはよりいっそう顕著となる。

シートォとしてはダラシン紙、純白紙、クラフト紙などの,辛赚が使用できる。特に引裂強度が高い伸弓誕を使用すれば髪の毛などの纖隹状ダストが粘着ロールに巻き付いた場合においても、引裂けることなく汚れた粘着シートを容易に剥がすことができる。また、紙！^のシート謝としてはポリエステル、ポリプロピレンなどのフィルム類を使用することもできる。伹し、粘着剤としてホットメルト系粘着剤を使用する場合は耐熱性フィルムを使用する必要がある。

また、粘着シートの粘着面の背面にはシリコーン系剥離剤を塗布する。このとき、シート基材に応じて目止めとして低密度ポリエチレンによってラミネートを行なった上に剥離剤を塗^ r る。尚、このとき用いる剥離剤、目止め樹脂の種類はこれらに特定されるものではない。

また、市販の粘着ロールクリーナ着シートを紙管などの巻芯に、粘着面を外側に向けて巻回すことにより構成されており、巻回された粘着シートには巻回方向と直角方向全長にミシン目や直角方向のロール幅端部にスリットを設けることにより、巻出した粘着シートを両手を用いてカットできるようにしている。しかし、粘着シートを幅方向に亘りきれいに切りことは難しぐ切り »作自体も煩雑である。特に粘着ロールを本実施例の清掃具の中に装着した場合、この切り H "操作は更に煩雑となる。従って、粘着ロールの粘着シートは一巻毎に予めカツトされ独立しているタイプの粘着ロールがましい。更には敝した粘着シートが巻芯に螺旋状に巻回されているタイプの粘着ロールを用いると、幅狭な粘着シー卜の鋭角な先端部を摘んで引き上げるだけで、汚れたシートを容易に螺旋状に剥がすことができる点から望ましい。

また、本発明における粘着ロール 2 1の粘着シート 2 1 Aの粘着面の惧斜式ポールタックに基づく数値の下限を 10に設^ Tべきことは、以下の実験結果によつて明らかである。尚、艇斜式ポールタックに基づく数値が 30より大きいと粘着力が強すぎて清掃具へ装着してからの操作性が劣ったり、粘着ロール 2 1を清掃具 1 0へ装着する際に、手等にベたついたりして取扱いにくい。このため、懾斜式ポールタックに基づく数値の上限は 30とした。

(1)粘着ロールの夕ック力として傾斗式ポール夕ックに基づく数値が下記実施例 1〜3、比較例 1、 2の如くになるものを作成した。

尚、條斜式ポールタックに基づく数値の試験装置及び試験方法は、日本工業規格（J I S) の Z0237における粘着テープ'粘着シ一ト試験方法の規定に基づき以下の如くになされた（図 3参照）。

1. 試験装置 3 0 (龜装置 3 1、試験用ポール 3 2)

惧斜式ポールタック試験に用いた職装置 3 1には、上島製作所（株）製のポールテックテス夕 ' MODEL VR-5710 (商品名）を用いる。

試験に使う試験用ポール 3 2の才才質は、 JIS G4805に規定された高炭素クロム軸岡鋼材の 2種（SUJ 2) であり、ポール 3 2の大きさ及び個数は JIS B150 に規定された "ポールの呼び'の 1/16から 1までの大きさのうち、 5/64、 7/64、 9/64、 15/64、 Γ7/64を除いた合計 31種類とする。

2. 試觀去

(a)試験片 3 3の寸法.個数

試験片 3 3としての粘着ロール 2 1を構成する粘着シート 2 1 Aの寸法は中 15mm, 長さ 300mmとし、 4樹某取する。試纏境は次の通りである。試験装置 3 0及び試験片 3 3を 20°C腿 53%環境下に 1時間置いた後、その環境下において試験を行なう。 (c)試験装置 3 0の固定

を用いて球転装置 3 1を測定台上に水平に固る。镇斜板 3 4の银斜角 0は 30度にする。

(d)試験片 3 3の取イ^法と試翻ポール 3 2の洗净

図 3に試験片 3 3を取付けたときの試験装置 3 0の概略を示す。

試験片 3 3の上端及び下端を止める粘着テープを用いて、傾斜板 3 4上の所定の位置に、粘着面を上にして試験片 3 3を取付ける。

次に助走路 3 5用のポリエチレンテレフ夕レート（PET) フィルム（長さ 100mm以上、厚さ 25 zm： JIS C2318に規定される透明フィルム）を、試験片 3 3の所定の位置に貼り付ける。

PETフィルムは、気泡が入ったり、しわにならないように貼り付け、強く圧着してはならない。

また、試験片 3 3を傾斜板 3 4上に取付けるときに、試験片 3 3が浮いたり、しわになったり曲がったりしないように注意を払い、縁がカールして浮いているときにはその部分を他の粘着テープで板上に固^ る。

そして、スタート位置 Sからの試験用ポール 3 2の助走距離 Lが 100nmi、試験片 3 3における測定領域 Pが助走路 3 5の下端より 100mmになるように試験片 3 3及び助 3 5としての PETフィルムを取付けるようにする。

試験用ポール 3 2の洗浄について本試験では、 JIS Z0237に記載の試験板洗浄方法に従ってポール 3 2の洗浄を行なった後に試験を行なう。尚、洗浄に用いる溶剤には JIS Z0237に記載されている翻 ϋ (例えば n—へキサン）を用いた。

(e)試験方法の詳細

4枚の試験片 3 3のうち 1枚について、試験用ポール 3 2力 S助走路 3 5を走り、試験片 3 3の測定領域 Pと ¾ する 100mmの間で停止（5秒以上ポールが動かないこと）するようなポール 3 2のうち最大のものを見出す。

次に残りの 3枚の試験片 3 3について、 1枚目の試験片 3 3で見出した最大のポ一ル 3 2と、その謝麦の大きさのポール、計 3個のポールを 1回ずつ計 3回転がし、見出したポールが測定部 (100mm) 以内で停止することを確認する。 ①試験結果の整理

試験結果は最初の 1枚目を除いた残りの 3枚の試験片 3 3について整理する。試験結果は見出した最大のポール 3 2の番号をもって表し、 3枚の試験片 3 3の平均値を求める。

[実施例 1 ]

晒しクラフト伸弓誕（王子紙（株）製、目付 75g/m²) にポリエチレンラミネート（15 m) を行ない、その上にシリコーン系剥離剤を塗布する処理を施して基材シートを得た。該基材シートの剥離剤を塗布する処理が施された面の背面に S I S (スチレン 'イソプレン ·スチレンブロック共重合体）系粘着剤を 14g/m²の坪量で塗工して片面粘着シートを得た。内径 1ィンチ、厚み 1. 4mmの紙管に市販の粘着テープを粘着面が外側になるように巻回して、幅 195腿、外径 34Mの大きさに調整したものを巻芯とし、この巻芯に編己粘着シートを 60膽幅に力ットし、粘着面が外側になるよう螺旋巻して粘着ロールを得た。この粘着口一ルのタック力は、前述の慎斜式ポール夕ックに基づく数値が 10であった。

[実施例 2 ]

実施例 1の謝シートの剥離剤を塗布する処理が施された面の背面に、 S I S 系粘着剤を 23g/m²の坪量で塗工して片面粘着シートを得て、この粘着シートを 60謹幅にカツトし、実施例 1の巻芯に粘着面が外側になるよう螺旋巻して粘着口ールを得た。この粘着ロールのタック力は、前述の惧斜式ポールタックに基づく数値が 14であった。

[舗例 3 ]

実施例 1の謝シートの剥離剤を塗布する処理が施された面の背面に、 S I S 系粘着剤を 32g/m²の坪量で塗工して片面粘着シートを得て、この粘着シートを 60腿幅にカツトし、実施例 1の巻芯に粘着面が外側になるよう螺旋巻して粘着口ールを得た。この粘着ロールのタック力は、前述の惧斜式ポールタックに基づく数値が 17であった。

[比較， U 1 ]

市販粘着ロール（Helmac Products Co.製、商品名: Lint Pic-Up Adhesive Roller, 螺旋巻タイフ。) から粘着シートを巻き出し、実施例 1の巻芯に粘着面が外側になるよう螺旋巻して粘着ロールを得た。この粘着ロールのタック力は、前述の惧斜式ポール夕ックに基づく数値が 4であった。

[比較例 2 ]

市販粘着ロール（（株）二トムズ製、商品名:スペアテープコロコロフローリングクリーナー用）から粘着シートを巻き出し、実施例 1の巻芯に粘着面が外側になるようレコード巻して占着ロールを得た。この粘着ロールのタック力は、前述の惧钭式ポールタックに基づく数値が 9であった。

(2-1)髪の毛捕集率試験法 A (初期状態：粘着シート表面にモデル付着による汚れなし）

①カ一ペットの初期化として、回転ブラシ付きの掃除機を用い、力一ペットモ

—ドで清拭面積 50cmX 50cmのカーペット（市販のカットパイルカーペット [サンゲッ製サンハーモニー（商品名）、繊維：アクリル 85%、ナイロン 15%、パイル長： 8脆、密度：ゲージ 1/10、ステッチ 14. 5] ) 上を清掃する。

@¾の毛の散布方法として、長さ 10cmの髪の毛 10本を、上記力一ぺット上に均一に散る。

③カーぺットの清法として、粘着ロールは清掃面に直接機しない間接捕集タイプの清掃具を用い、カーペット上を 5往復させ、粘着シートに付着した髪の毛の本数から次式により捕集率 (%) を求める。

捕集率 ( ) = (髪の毛付着本数） / (髪の毛散布本数） X 100

④上記を 3回行ない、その平均値を髪の毛捕集率とする。

(2-2)髪の毛捕集率試験法 B (粘着シー卜の表面にモデル汚れあり）モデル汚れとして、ァクリノ Hi維 100%の毛糸を 1〜2画にカツトしてほぐしたものを用いる。粘着シートの表面にモデル汚れとしての該カット繊佳を 0. 033g均一に散布した粘着ロールを用いて、上記 (2-1)の試験を行なう。

(2-3)髪の毛捕集率試験法 C (粘着シ一卜の表面に初期汚れあり）

モデル汚れとして、ァクリル纖隹 100%の毛糸を l〜2mmに力ットしてほぐしたものを用いる。粘着シートの表面にモデル汚れとしての該カツト,を 0. 065g均一に散布した粘着ロールを用いて、上記 (2-1)の試験を行なう。

(2- 4)パン粉捕集率試験法 A

①カーペットの初期化として、回転ブラシ付きの掃除機を用い、カーペットモ一ドで清拭面積 50cmx 50cmのカーべット（市販の力ットパイルカーぺット [サンゲッ製サンハーモニー（商品名）、纖隹：アクリル 85%、ナイロン 15%、パイル長： 8腿、密度：ゲージ 1/10、ステッチ 14 5] ) 上を清掃する。

②パン粉の散布方法として、市販のパン粉を φ 1. 4〜1. 7画に^^及したもの 0. 9g を上記カーぺッ卜上に均一に散布する。

③カ一ペットの清 ¾ ^法として、粘着ロールは清掃面に直接 ί纖しない間接捕集タイプの清掃具を用い、カーペット上を 5往復させ、粘着シートに付着したパン粉重量を現 ij定し、次式より捕集率を求める。

捕集率 (%) =： (パン粉付着 / (パン粉散布 M) X 100

(3)試結果

試験結果をまとめると、下記表 1の如くになる。

表 1

実施例 1 実施例 2 実施例 3 比較例 1 比較例 2 傾斜式ポールタツ

10 14 17 4 9 クに基づく数値

髪の毛捕集率 A 100 100 100 20 100

(%) B 50 90 100 20 50

C 40 40 70 0 0 パン粉捕集率 ( ) A 20 45 57 3 13 Λ :初期状態（粘着シ一ト表面にモデル汚れなし）品を使用

Β：粘着シート表面全体に 0. 033g力ット «隹が均一付着品を使用

C：粘着シ一ト表面全体に 0. 065g力ット編隹が均一付着品を使用

(カツト纖隹:アクリル繊隹 100%の毛糸を 1〜2塵にカツトしてほぐしたもの）この表 1から明らかな如く、本発明における粘着口一ル 2 1の粘着シ一ト 2 1 Aの粘着面の慨斜式ポールタックに基づく数値の下限を 10に設^ Tることにより、髪の毛捕集率、パン粉捕集率ともに、比較例に比して各段に向上することが認められる。また、前述の如く、惧斜式ポールタックに基づく数値の上限を 30とすることにより、粘着力がすぎて粘着ロール 2 1を清掃具 1 0へ装着してからの操作性が劣ったり、粘着ロール 2 1を清掃具 1 0へ装着する際に、手等にベたついたりして取扱いにくくなることがない。

本実施形態によれば、以下の作用がある。

(1)粘着ロール 2 1がコア 2 1 Bに粘着シート 2 1 Aを巻き回して構成されていて初期外径は 40匪以下の小径とされ清掃具 1 0をコンパクトにする。粘着ロール 2 1が被清掃面に直接擴しないから、粘着ロール 2 1の表面にゴミ以外の、カーペット等の植毛をむしり取る等によって付着させることがないから、粘着ロール 2 1の表面積が少なくても粘着力がすぐに弱まることがない。従って、粘着ロール 2 1の外径を上述の如くに小径にして表面積を少なくしても、粘着口ールによるゴミ捕捉量を多くして新規粘着シート 2 1 Aを露出した後の清掃力持続面積を大きくすることができる。

(2)粘着ロール 2 1が被清掃面に直接翻虫しないから、粘着ロール 2 1がフローリング等に強力に粘着して転動できなくなる虞も、力一ぺッ卜等の植毛をむしり取って被清掃面を傷める虞もなく、粘着シート 2 1 Aの基材 2 1 B上における粘着剤塗布量を 25〜50g/m²に大きくして粘着力を強くできる。このため、粘着ロールによるゴミ捕捉量を多くして新規粘着シート 2 1 Aを露出した後の清掃力持続面積を大きくすることができる。

(3)本発明における粘着ロール 2 1の粘着シー卜 2 1 Aの粘着面の傾斜式ポール夕ックに基づく数値を 10〜30の範囲に設定することにより、来占着口一ル 2 1の粘着シート 2 1 Aとしての粘着力がすぎることなく、かつ髪の毛等の汚れを付着保持する力を持続し、清掃可能を大きくするごとができる。

(4)粘着ロール 2 1の車妨向に沿う粘着シ一ト 2 1 Aの横幅を 170〜300mmの広幅にしたから、粘着ロール 2 1の 1回の往行で清掃できる床面積を広くし、清掃能率を向上することができる。

(5)搔き上げ体 1 6は搔き上げたゴミを直ちに粘着ロール 2 1の側に吸着されてされ、髪の毛等がからみついて残ることもなぐ粘着ロール 2 1との搬により常に清浄化されその清掃 ί生能を安隹持できる。

(6)接触回転体 1 8は粘着ロール 2 1を載置させて該粘着ロール 2 1を確実に連れ回り回転させる。従って、搔き上げ体 1 6に接する粘着ロール 2 1の粘着面を回転により常に新規にし、接き上げ体 1 6が搔き上げたゴミを粘着ロール 2 1 の新規吸着面により確実に吸着捕捉可能とする。このとき、粘着ロール 2 1を搔き上げ体 1 6と翻虫回転体 1 8の上に跨らせるから、大小数種類のどのような外径の粘着ロール 2 1も清掃具 1 0に装填できる。よって粘着ロール 2 1の外径寸法に製の自由度が得られ床状態に応じて、適切な外径の粘着ロール 2 1を選択できる。

(7)難回転体 1 8 着ロール 2 1に吸着捕捉されたゴミを、粘着ロール 2 1 の粘着面に押付け、ゴミの捕捉状態の固定化に寄与する。尚、擲虫回転体 1 8が床面との ί翻虫により鍵したゴミも、粘着ロール 2 1により吸着捕捉され、粘着ロール 2 1は機回転体 1 8も清浄に保つ。

(8)搔き上げ体 1 6がカーぺットの繊隹の深い部分から接き上げるゴミも、フローリングの硬い平坦面からに搔き飛ばすゴミも、接き上げ体 2 1の後部の塵取部 2 3にすくい上げられて確実に粘着ロール 2 1の方向にガイドされ纏性能を向上できる。

(9)搔き上げ体 1 6がタイヤ部 1 6 Bを備えるから、タイヤ部 1 6 Bは清掃具 1 0の重量により床面に押付けられて回転し、接き上げ体 1 6を確実に回転させる。搔き上げ径をタイャ径ょり大きくしたから、搔き上げ部 1 6 Aは弾性たわみの復元に基づく搔き上げ力によりゴミを強力に搔き上げ、搔き上げ性能を向上するし、力一ぺッ卜の編隹の深い部分のゴミも良く搔き出しできる。

(10)攝回転体 1 8は弾性体表面を備えることにより、粘着ロール 2 1に粘着簾されているゴミを該粘着ロール 2 1の粘着面に良く押付け固定化できる。

(11)粘着ロール 2 1の粘着力がい場合、粘着ロール 2 1と翻虫回転体 1 8が連れ回り回転するため、回転しにくく、操作が重くなる。そこで、纖回転体 1

8の表面に最低 2力所以上凹凸部を設けることにより、を軽くすることができる。即ち、纖回転体に凹凸部を設けることは、粘着ロール 2 1と纖回転体 1 8との間にすき間を形成することとなり、両者の ¾ 面積を減らし、操作性を向上させることが可能となる。粘着ロール 2 1と ί纖回転体 1 8とが密着せずに漏回転体 1 8に付着したゴミが粘着ロール 2 1に転写するために、好ましい凹凸部の高さは、雄 |¾体 1 8の材質がポリプロピレンの場合 0. 1〜0. 5mm、より好ましくは 0. 2〜0· 4mmであり、シリコンゴムの場合はこれらの値より低くても良い。ここで、凹凸部とは、接触回転体 1 8の表面にリブゃ凸部、凹部、しぼ面等を設けることをいう。

本発明で使用される粘着口一ルとして、コアロールに筒状シートを着脱可能に被せるものを使用しても良い。このとき、筒状シートの原形は、枚葉型の封筒状シ一トをなすものとし、多数の封筒状シ一トを互いに積層して保管することができる。

また、本発明において、搔き上げ体は、ブラシに限らず、スポンジ、ゴムブレ —ド、エラストマ一、弾性^体等でも良い。

また、本発明において、翻回転体はロール体に限らず、タイヤ等でも良い。以上のように本発明によれば、清掃具をコンパクトにしながら、粘着ロールの新規粘着シートを露出した後の清掃力持続面積を大きくすることができる。また、本発明によれば、被清掃面を傷めずに、粘着ロールの粘着力を強くして新規粘着シートを露出した後の清掃力持続赚を大きくすること力きる。また、本発明によれば、粘着ロールの 1回の往行で清掃できる床面積を広くし、清掃能率を向上することができる。

Claims

請求の範囲

1. フレームに搔き上げ体と接触回転体を並べて回動自在に支持し、接き上げ体と接触回転体の上にそれらに跨がる粘着ロールを載せてなる清掃具のための粘着ロールであって、

初期外径が 40mm以下に設定されてなる清掃具のための粘着ロール。

2. フレームに搔き上げ体と接触回転体を並べて回動自在に支持し、搔き上げ体と接触回転体の上にそれらに跨がる粘着ロールを載せてなる清掃具のための粘着ロールであって、

該粘着ロールを構 J¾Tる粘着シー卜のこおける粘着剤塗布量が 25〜50 g/ m²の範囲内に設定されてなる清掃具のための粘着ロール。

3. フレームに搔き上げ体と接触回転体を並べて回動自在に寺し、搔き上げ体と体の上にそれらに跨がる粘着ロールを載せてなる清掃具のための粘着ロールであって、

該粘着ロールを構る粘着シートの粘着面の惧斜式ポールタックに基づく数値が 10-30の範匪こ設定されてなる清掃具のための粘着ロール。

4 - l己粘着ロールを構る粘着シートの横幅が 170〜300mmの範囲内に設定されてなる請求項 1〜 3のレずれかに記載の清掃具のための粘着ロール。

5. 嫌 3粘着ロールが粘着シートを巻き回して構成された請求項 1〜 4のいずれかに記載の粘着ロール。

6. 少なくとも搔き上げ体と粘着ロールを有する清掃具のための清掃面に直接 ί纖しなレ占着ロールであって、該粘着ロールは、粘着シートを巻き回して構成され

該粘着シートの謝における粘着剤塗布量が 25〜50 gZm²の範囲内に設定されてなる清掃具のための粘着ロール。

7. 少なくとも搔き上げ体と粘着ロールを^ Tる清掃具のための清掃面に直接賺しない粘着ロールであって、該粘着ロールは、粘着シートを巻き回して構成され

該粘着シートの粘着面の慨斜式ポールタックに基づく数値が 10〜30の範囲に設定されてなる清掃具用粘着ロール。