WO1988001787A1 - Cassette for magnetic tapes - Google Patents

Description

明 細 書

磁気テ ー フ カ セ ッ 卜

〔産業上の利用分野〕 本発明は、 V T R (ビデオ テ ー プ レ コ ー ダ）に 使 用 さ れ る 磁気テ ー プカ セ ッ 卜 に係 り 、 特に V T R 挿入側 と な る カ セ ッ 卜 本体の前面に装着 さ れ る 前 蓋の係止構造に 関する 。

〔背景技術〕

第 45図乃至第 50図は、 家庭用 の V T R に使用 さ れ る 従来の磁気テ ー プカ セ ッ 卜 で、 第 45図は磁気 テ ー プカ セ ッ 卜 を下ハー フ 側か ら見た一部切欠 き 背面'図、 第 46図は第 45図の X m—.X m断面図、 第 47図は一部 を切欠い た第 45図の X IV— X IV矢'視図、 第 48図は第 45図左上の切欠 き 部に対応する 下ハ ー フ 隅部の部分図であ る 。

磁気テ ー プカ セ ッ ト 1 は、 上ハ ー フ 2 と 下ハー フ 3 と で カ セ ッ ト 本体 4 が構成 さ れ、 該カ セ ッ ト 本体 4 内 に磁気テ ー プ 5 を巻装す る 供給 リ ー ル 6 と 巻取 り リ ー ル 7 と の一対の巻回 リ ー ルが収納 さ れてお り 、 V T R 挿入側 と な る カ セ ッ ト 本体 4 の 前部に は、 両 リ ー ル 6 , 7 力、 ら繰 り 出 さ れて、 テ — プガイ ド部 4 a, 4 aの前面 を走行す る 磁気テ ー プ 5 を開閉可能に覆 う 前蓋 8 が被着 さ れてい る 。

カ セ ッ ト 本体 4 の前面に は、 上記前蓋 8 を開 く ための V T R の操作片が入る 案内溝 4 bと 、 ピ ン チ ロ ー ラ が入る 切欠き 4 c及び ロ ー デ ィ ン グ機構 が入る 切欠 き 4 d, 4 eと が凹設 さ れ、 切欠 4 c, 4 d 間 と 切欠 き 4 d , 4 e間 と に、 前記テ ー プガイ ド部 4 a， 4 aが形成さ れている 。 —

前記前蓋 8 は、 前板 8 aと 天扳 8 bの両側に側板 8 c， 8 dが延設されて、 平面-コ字形に形成さ れて い る 。

該側板 8 dの内側に は回動支軸 10が突設さ れ、 該回動支軸 10は、 上ハ ー フ の側壁 2 bの前部側に 穿孔さ れた莨通孔に嵌入 さ れて軸支さ れる 。

一方、 前記側板 8 cの内側に は、 前記回動支軸 10よ り 長軸の回.動支軸 9 が突設され、 -該回動支軸 9 には前蓋 8 に閉方向の付勢力 を加え る ために、 つる 巻状の前蓋ス ブ リ ン グ 12が取 り つけ られる 。

前蓋ス プ リ ン グ 12は、 コ イ ル部 12aを 回動支軸 9 に外嵌 し、 固定端 12bを 該支軸 9 に突設 した係 Ih ピ ン 13に係止 して、 自 由端 12cを上ハー フ 2 の 内面に形成 した ガイ ド溝 14に遊嵌さ せて前蓋 8 に 取付け られる。

回動支軸 9 が突設さ れた前蓋 8 の側板 8 cに対 応す る 上ハ ー フ の儒壁 2 cの部分に は 50図に示す ご と き側板 8 cを装着す る切欠 き部 17が形成され、 さ ら に該切欠 き 部 17の内側に は回動支軸 9 を装着 す る ための装着開 口部 11が形成されてい る 。

側板 8 cの回動支軸 9 に前蓋ス プ リ ング 12を係 止後、 該側板 3 cを 前記切欠部 17に 嵌め込む こ と に よ り 前蓋 8 は第 49図の よ う に上ハー フ 2 に 装着 さ れる が、 こ の状態では、 46図に示す ご と く 側板 8 c付近はその天板部 8 bと 前蓋 ス プ リ ン グ 12の 自 由端 12cと で、 上ハ ー フ 2 の天板前方部 2 cを 挟着 し て い る のみ .で、 回動支軸 g は軸支 さ れて い ず、 いわ ゆ る 仮止めの状態であ る 。

こ の仮止め の状態か ら、 上ハ ー フ 2 お よ び下ハ ー フ 3 間の位置合わ せ を 行 う こ と に よ り 回動支軸 9 の位置決めがな さ れる 。

47図に示す ご と く 前記上ハ ー フ 2 の装着開 口 部 11と 対応す る 下ハ ー フ 3 の側壁前方部に は、 ほぼ 装着開 口 部 11の形状 と 補完 し 合 う 形状を有す る 側 壁 3 cが形成 さ れて い る 。

側壁 3 cの上部で、 装着開 口 部 11の隅部 と 対応 す る 部分に は下開 口 部 18が形成さ れて い て、 該下 開 口 部 18と 装着開 口 部 11の隅部 と が組合わ さ れ る こ と に よ り 、 初めて回動支軸 9 を 回動可能に軸支 す る 装着孔 19が形成 さ れ る 。

すな わ ち 、 前蓋 8 を上ハ ー フ 2 に装着 し ただ け の仮止めの状態では前蓋 8 の側板 8 c付近は、 前 蓋 ス プ リ ン グ 12の付勢力で上ハ ー フ 2 に挟着 さ れ て い る のみで回動支軸 9 の軸位置は所定の位置に セ ッ 卜 さ れていず、 又回動支軸 9 の移動を規制す る 部材が設け られてい な いので、 回動支軸 9 の保 - - 持も な さ れて レ、 なレ、。

回動支軸 9 の軸位置の セ ッ ト は上ハ ー フ 2 お よ び下ハ ー フ 3 間の位置合わせに よ り 装着孔 19が形 成される こ と に よ っ て行われ、 そ して回動支軸 9 の-下部が下開 口 部 1 8に よ っ て支承 さ れる こ と に よ つ て、 所定の軸支が宪了する 。

その後両ハ ー フ 2 ， 3 を ビ ス 20で螓着 してカ セ ッ 卜本体 4 が形成さ れる 。

次に カ セ ッ ト 本体 4 が形成される と 前蓋 8 を閉 位置で 口 ッ ク する ため 口 ッ グ機構が作動す る 。

すなわ ち、 第 46図か ら第 48図.に示.す よ う に上記 前蓋ス プ リ ン グ 1 2に対応す る下ハ ー フ 3 の隅部に は、 前蓋係止部林 15が、 その上部両側の支軸 15 a , 15 aを下ハー フ 3 の リ ブ 3 a， 3 aの上部で支持され る こ と に よ り 、 回動可能に 吊持されてい る 。 一方 の支軸 15 aに装着さ れる 前蓋係止部材用 ス プ リ ン グ 16の付勢力に よ っ て、 前蓋係止部材 1 5の下部に 突設された ロ ッ ク用突起 15 bと 解除用突起 15 cとが 下ノ、 ー フ 3 の側壁 3 cか ら外部へ突出 され、 ロ ッ ク 用突起 1 5 bが前蓋 8 に係合 して、 該前蓋 8 を閉 状態に保持 してい る。

V T R に挿入時に は、 V T R の操作片が解除用 突起 15 C を前蓋係止部材用 ス プ リ ン グ 1 &の付勢力 に抗 して内側へ移動 させる 。

こ れ に よ つ て 口 ッ ク 用突起 1 5 bも 内側へ移動す る の で前蓋 8 と の係合がは ずれ る 。

さ ら に そ の後、 V T R の前蓋開閉用操作片が案 内溝 4 bに入 っ て前蓋 8 を前蓋 ス プ リ ン グ 1 2の付 勢力に抗 し て開位置へ移動 さ せ る 。

と こ ろ で、 上述の も の では、 組付け前の上ハ ー フ に前蓋が仮止め状態で止め ら れ、 前蓋 スブ ¹ ン グを 装着 し た前蓋の回動支軸 を、 カ セ ッ ト 本体前 部側及び下ハ ー フ 側へ移動 を規制す る 手段がな い ため に 、 前蓋 を仮止め し た上ハー フ を搬送する 場 合や組立て作業中に、 振動或い は衝接に よ っ て前 蓋が上ハー フ カゝ ら外れ る こ と があ り 、 前蓋 ス プ リ ン グ を紛失 し た り 、 再組付けの手間がかかる な ど 作業性がわ る か っ た。

本発明 は、 かかる 実情 を 背景.に し て な さ れた も の で、 下ハ ー フ と の組付け前の上ハ ー フ に前蓋を 本止め す る こ と に よ り 、 上記問題点 を解决 し て、 組付け作業性 を 向上 し た磁 ¼テ ー プカ セ ッ ト を提 供す る こ と を 目 的 と し て レ、 る 。

又、 上述の も の では、 装着孔内 の回動支軸に ス ム ー ズな 回動 と 適度な遊びを要する こ と 力ゝ ら 、 特 に 回動支軸の支承面 と な る 下開 口 部の製作精度 を 必要 と し てい た。

そ こ で、 本発明は装着孔を形成す る 下開 口 部の 製作 を容易に し た磁気テ ー プカ セ ッ 卜 を提供す る こ と を 目 的 と し て レ、 る 。 さ ら に、 上述の前蓋ス プ リ ン グでは、 コ イ ル部 に 小 一 シ ョ ン カ を持た せ る た め に コ ィ ル部 を 回動 支軸へ挿通する 作業と 、 こ の コ イ ル部を 回動 して 固定端を係止 ピ ン に係止する 回動作業と の 2 つの 作業を必要と し、 取付けが面倒であ っ た。

又、 上述の前蓋を 閉状態に保つ ス ブ リ ン グは、 形状が特異で加ェ技術を要する こ と か ら外注品 と な る ため、 コ ス ト 的に不利であ っ た。

そ こ で本発明は、 製作が容易でコ ス 卜 ダ ウ ン が 図れる 磁気テー プカ セ ッ 卜 の前蓋を閉状態に保つ ス ブ リ ン グな ら びに該ス プ リ ン グの取付作業を容 易に行なわれる 取付搆瑋を提供する こ と を 目 的 と してレ、 る。

. 〔発明の開示〕

本発明 は、 上述の 目 的 を達成する ため、 下ハ ー

7 と 共に カ セ ッ ト 本体を形成する 上ハー フ の前部 側壁に、 ：下ハ一フ 侧に開 口 した装着開 口 部を設け、 該装着開 口部にカ セ ッ ト 本体の前部を開閉可能に 覆う 前蓋の回動支軸を軸支 し、 下ハ ー フ に は上ハ ー フ側へ開 σ した下開 ρ部を設けて雨凹部の組合 わせに よ り 装着孔を形成 した磁気テ ー プカ セ ッ 卜 であ っ て、 前記下ハ ー フ の下開 口部を、 前記回動 支軸 と 接触 しな い よ う に形成 した こ と を特徵と す る も のであ る。

さ ら に、 前記回動支軸を軸支する上ハー フ の前 i

記装着開 口 部に 、 前記回動支軸を下ハ ー フ 側へ抜 け止めす る 係止突部 を 設け る と 共に 、 上ハ ー フ 内 面の回動支軸先端近接位置に 、 回動支軸を カ セ ッ ト 本体前部側へ拔け止めす る 突け止め突起を設け た こ と を特徴 と し て レ、 る 。

又、 本発明に よ れば上ハ ー フ と 下ハ ー フ と で 力 セ ッ ト 本体 を形成 し 、 該 カ セ ッ ト 本体に収納 さ れ る 巻回 リ ー ルカゝ ら カ セ ッ 卜 本体の前面に繰 り 出 さ れ る 磁気テ ー プ を上ハ ー フ に軸支 さ れ る 前蓋で開 閉可能に覆い、 該前蓋の回動支軸に前蓋を閉状態 に保つ ス プ リ ン グ を係止 し た磁気テ ー プカ セ ッ 卜 に おい て、 前記前蓋 ス プ リ ン グ を扳バネ で形成 し、 該前蓋 ス プ リ ン グ の先端 と 前記回動支軸に係止 さ れ る 固定端の間にルー プ状の ス プ リ ン グ部 を形成 す る と 共に、 該先端を上ハ ー フ に圧接支持 し た こ と を特徵 と す る も の であ る 。

〔図面の簡単な説明〕 第 1 図乃至第 10図 は本発明の第 1 実施例 を示す も の で、 第 1 図 は磁気テ ー プカ セ ッ ト を下ハ ー フ 側か ら見た一部切欠 き 背面図、

第 2 図は両ハ ー フ 組付後の要部の斜視図、 第 3 図は、 第 2 図の要部の断面斜視図、

第 4 図 は、 上ハ ー フ の要部 を 内面か ら見た断面 背面図、

第 5 図は第 1 図の II 一 II 断面図、 第 6 図は第 1 図の m— πι矢視図、

第 7 図は同 じ く 要部の断面図、

第 8 図は本発明の ス プ リ ン グの一実施例を示す 斜視図、 ·

第 9 図ほ前蓋の開 · 閉状態を示す断面図、 第 10図 は巻回 リ ールの分解図、

第 1/1図は乃至第 14図 は第 1_ の実施例につる 巻バ ネ を使用 し た実施例を示 し、

第 1_ 5図乃至第 17図は係止突起の他の実施例を示 し、

第 18図乃至第 19図は抜け止め突起の他の実施例 を示 し.、

第 20図乃至第 22図は抜け止め突起 と して、 弾性 部林を使用 し た実施例を示 し、

第 23図乃至第 26図は抜け止め突起を装着開 口 部 に設けた実施例を示 し、

第 27図及び第 28図 は本発明に よ る 回動支軸保持 部林を使用 した第 2 の実施例を示 し、

第 29図 は前記第 2 の実施例につる 巻バネ を使用 した変形例を示 し、

第 30図乃至第 33図は前蓋ス プ リ ン グの固定部の 好ま し い実施例を示 し、

第 34図乃至第 36図は前蓋ス プ リ ン グの先端部の 好ま し い実施例を示 し、

第 37図及び第 38図は前蓋ス プ リ ン グの側面に ガ ィ ド部材を設けた実施例 を示 し、

第 39図及び第 40図は前蓋 ス プ リ ン グ先端部に ス ト ツ パ凹部 を設けた実施例 を示 し、

第 4 1図乃至第 44図は前蓋 口 ッ ク 機構の他の実施 例 を示 し、

第 45図乃至第 50図 はそ 'れぞれ従来例を示 し、 第 45図は従来例の磁気テ ー プカ セ ッ 卜 を下ハ ー フ 側か ら見た一部切欠 き 背面図、 第 46図は第 45図 の X — X 断面図、 第 47図は一部 を切欠い た第 45図 の — Π矢視図、 第 48図は第 45図左上の切欠部に 対応す る 下ハ ー フ隅部 を上ハー フ 側か ら見た上面 図、 . - 第 49図は従来例の上ハ ー フ と 下ハ ー フ の組付後 の要部の斜視図、 第 50図は従来例の装着開 口 部を 示す斜視図、

第 5 1図及び第 52図は それぞれ上ハ ー フ 天板 と 前 蓋天板 と の当接部の構成を示す要部の断面図で

第 51図は従来例 を示 し第 52図は本発明に よ る 実 施例 を示す。

〔発明を実施するための最良の形態〕

以下、 本発明 を V H S タ イ プの磁気テ ー プカ セ ッ 卜 に適用 し た各実施例 を 図面に基づいて説明す る 。 尚、 上記従来例 と 同一構成部分について は、 同 —符号を付て説明する 。

第 1 図乃至第 10図は本発明の第 1 実施例 を示す。 第 1 図に示す よ う に家庭用 の V T R に使用 される 磁気テー プカ セ ッ ト 30は、 上ハー フ 2 と 下ハ _ フ 3 と でカ セ ッ ト 本体 4 が形成され、 該カ セ ッ 卜本 体 4 内に磁気テ ー プ 5 を巻装する 供給 リ ール 6 及 び巻取 り リ ー ル 7 と の一対の巻回 リ ールが収納 さ れて お り 、 V T R挿入側 と な る カ セ ッ ト本体 4 の 前部に は、 両 リ ール 6 7 力、 ら繰 り ffi さ れてテ ー ブガイ ド部 4 a， 4 aの前面 を走行する 磁気テ ー プ 5 を 開閉可能に覆う 前蓋 8 が被着されてい る 。 上記供給 リ ール 6 は、 第 10図 に組付け前の分解 図 を示す よ う に、 磁気テー プ 5 を巻装する リ 一ル ノ、'ブ 6 aの下部に下フ ラ ン ジ 6 b.を延設 して リ ール 本体 31を形成 し、 該 リ ールハ ブ 6 a上面の凹部 6 c に 、 上フ ラ ン ジ 6 dの.係合孔 6 eに挿通さ れる突起 32 aを備えた駒 32を嵌着 して、 上フ ラ ン ジ 6 dを凹 部 6 c外周の突緣 & Πこ超音波溶着で取付け られる も の で、 他方の巻取 り リ ール 7 も 同様に して形成 さ れる 。

ま た第 ]_ 図に示す ご と く 上ハ ー フ 2 の内面中央 に は、 上記両 リ ール 6 , 7 を下ハ— フ 3 側へ押圧 する リ ール抑ぇ ス プ リ ン グ 33力 s、 カ セ ッ ト 本体 4 の長手方向に配設ざれている 。

こ の ス ブ リ ン グ 33は、 両端部を半円形に丸めた 細幅の短冊状に形成さ れ、 雨 リ ール 6 , 7 側へ湾 曲する 翼板 33a, 33 aの先端に リ 一ル抑え部 33b, 33b を 有 し、 中央の取付け部 33cの取付け孔 33dを 、 上 ハ ー フ 2 の突起 34に 嵌合 し て該突起 34の先端 を超 音波溶着 し て 1 か所に取付け支持 さ れ る も の で、 上ハー フ 2 の内面 と 接触す る 翼扳 33a, 33aの基部 に穿設 し た係止孔 33e,33eを 、 上ハ ー フ 2 の係止 突起 35 , 35に嵌合 し て回 り 止め と な し て い る 。 „ カ セ ッ 卜 本体 4 の前面に は、 前蓋 8 を 開 く ため の V T R の操作片が入 る 前記案内溝 4 bと 、 ピ ン チ ロ ー ラ が入る 切欠 き 4 c及び ロ ー デ ィ ン グ機搆 が入る 切欠 き 4 d, 4 eと が凹設 さ れ、 切欠 き 4 c, 4 (1間 と 切欠 き 4 d , 4 e間 と に、 前記テ ー プガ イ ド 部 4 a, 4 aが形成 さ れてい る 。

前記前蓋 8 は、 前板 8 aと 天板 8 bの両側に側板 8 c, 8 dを延設 し た平面 コ 字状に形成 さ れ、 第 2 図お よ び第 3 図に示す よ う に一方の側板 8 cに は、 上隅部に 円弧状の回動保持部 8 fが形成 さ れ、 該 保持部 8 ίの内側に、 前蓋 ス プ リ ン グ 36を係止 し た回動支軸 37が突設 さ れて い る 。

ま た こ の前蓋 8 を上ハ ー フ 2 に装着 し た際に、 天板 8 bが入る 上ハ ー フ 2 の前部上面に形成 し た 段部 33は、 第 6 図に示す よ う に 内面側へ向 けてテ — パ状に切欠い た天板 8 bの端部 と 対向する 隅部 39を直角に形成 して い る 。

第 8 図に示す よ う な形状の前蓋 ス プ リ ン グ 36は、 固定端 36aと 自 由端側の先端 36b及び両端 36a， 36b 間に設げられ る ルー プ状の ス プ リ ン グ部 36 cと を 板ばねに よ り 形成される 。

該ス プ リ ン グ 36は、 第 4 図お よ び第 5 図に示す よ う に ス ブ リ ン グ部 36 cを下ハー フ 3 側に 向 け、 回動支軸 37の略半-周 を抱持する よ う に固定端 36 a を該支軸 37の先端側に形成 した軸方向の„ス IL ッ 卜 40に揷通 し、 上ハー フ 2 の ガイ ド溝 4 1に遊嵌さ れ る 自 由端の先端 36bを ス 卜 ツ バ突起 42に 当接 して 取付け られる 。

第 3 図に示す よ う に上ハー フ 2 の側板 2 aに は、 前蓋 8 の回動保持部 8 ίを装着する ための切欠部 1 . 7が設け られ、 該切欠部 17の下ハ 一 フ 側に係止突 起 43が突設される 。

また第 4 図に示す よ う に前蓋開 口 用 の案内溝 4 bを形成する上ハー フ 2 の仕切壁 2 d , 2 eの う ち、 回動支軸 37側の仕切壁 2 eには、 先端の前面側に 面取 り 部 44aを形成 した抜け止め突起 44が回動支 軸 37の先端近接位置に装着開口 部 1 1側へ向けて突 設さ れてい る 。

本実施例の以上の よ う な搆成において、 カ セ ッ 卜 を組立てる に あ た っ ては、 まず前蓋 8 を上ハ ー フ 2 に取付け、 そ の後下ハー フ 3 が取付け られる 。 前蓋 8 を上ハ ー フ 2 に取付ける際に は、 図 1 に 示す よ う に前蓋 8 の側壁 & dに突設さ れた短軸の 回動支軸を上ハー フ 2 の側壁 2 bの前部側に穿孔 さ れ た貫通穴に 嵌入 し て軸支 さ せた後、 長軸の回 動支軸 37が突設 さ れて い る 側壁 8 cを上ハー フ 2 の側壁 2 aに 設け られた切欠 き 部 17に装着す る 。

こ の時、 回動支軸 37の先端は、 抜け止め突起 44 の面取 り 部 44aに そ の進行を案内 さ れて抜け止め 突起 44と 仕切壁 2 e_と で-構成 さ れる 段部 45に嵌入 さ れ る 。 回動支軸 37の先端が面取 り 部 44aに そ の 進行 を案内 さ れ る と き 、 そ の先端は前蓋がたわ む こ と に よ り 装着開 口 部方向へ移行 し、 そ し て段部 45に嵌入後は前蓋の た わみがな く な る ので回動支 軸 37の前方向への移動は抜け止め突起 44後方の段 部 45で規制 さ れる 。 同時に、 · 回動保持部 8 f は係 止突起 43に案内 さ れて切欠 き 部 17に装着 さ れ、 回 動支軸 37の基部は前蓋 ス プ リ ン グ 36の付勢力に よ り 装着開 口 部 11の隅部に押圧係止 さ れ る 。

以上の こ と か ら装着開 口 部 11の隅部 よ り 前方向 への 動支軸 37の移動は抜け止め突起 44に よ り 規 制 さ れ、 又、 装着開 口 部 11よ り 下ハ ー フ 方向への 回動支軸 31の移動は、 係止突起 43に よ り 規制 さ れ る 。 従 っ て、 両ハー フ 2 , 3 の組付け後の状態 を示す第 6 図力、 ら わかる よ う に、 装着開 口 部 11と 下ハ ー フ.3 の上隅部を 大 き く 切欠い た下開 口 部 46 と の組合せに よ つ て形成 さ れ る 大形の装着孔 47内 に、 回動支軸 37を 回動可能に収納保持す る こ と が で き る 。 前蓋 8 は、 上述の よ う に 回動保持部 8 dが係止 突起 43に、 回動支軸 37が抜け止め突起 44に それぞ れその移動を規制される と 共に、 前蓋スプ リ ン グ 36に よ り 回動支軸 37を装着開 口 部 1 1の隅部に押圧 されな力； ら、 その開閉時の回転がガイ ド さ れる 。 従っ て前蓋 8 の開閉に よ る 回動中に おいて も 、 回動支軸 37は下ハ ー フ 3 の下開 口部 46と は接触 し な い。

本実施例は以上の よ う に、 前蓋ス プ リ ン グ 36と 係止突起 43及び抜け止め突起 44と に よ り 、 前蓋 8 の回動支軸 37を装着開口 部 1 1の隅部に押圧保持す る 。 すな.わ ち、 前蓋 8 を上ハー フ 2 に取付ける作 業だけで回動支軸 37は所定の軸位置に セ ッ ト さ れ て前蓋 8 の本止めが行われる 。 換言する な ら ば。 上ハ ー フ 2 と 下ハ ー フ 3 間の位置合わせを行う こ と な しに前蓋は所定の位置に セ ッ ト される 。

従っ て、 前蓋 8 を上ハ:一 フ 2 に組付けた状態で 組立て工程を搬送する 場合や、 組立て作業中に も 、 前蓋 8 は上ハー フ 2 へ確実に本止め されてい る か ら、 振動或い は衝接等に よ っ て妄 り 外れた り 、 前 蓋ス ブ リ ン グ 36を紛失する こ と がな く 、 作業性を 向上す る こ と がで き る。 又、 前蓋 8 は上ハー フ 2 に本止め されてい る か ら、 下ハー フ を取 り つける こ と な し に前蓋 8 の開閉 を行 う こ と がで き この間、 も ち ろ ん前蓋 8 が脱落する こ と はない。 さ ら に上ハ ー フ 2 と 下ハ ー フ 3 の組合せ時に は すでに 回動支軸 3 7の位置決め は終了 し、 そ して前 蓋 8 は回動で き る 状態に あ る か ら、 上ハ ー フ 2 と 下ハ ー フ 3 の組立方法は前蓋 8 の状態に よ っ て何 ら 制限 を受け な い。

すな わ ち 、 前記組立時に 前蓋は閉位置に あ っ て も 良 レ、 し、 開位置に あ っ て も 良 レ、 し さ ら に そ の 中 途に あ っ て も 良レ、 。 従 っ て上ハー フ 2 と 下ハ ー フ 3 の組立てが行い易 い位置に前蓋 8 を 回動 さ せ る こ と が で き る の で、 組立作業性を さ ら に 向上す る こ と がで き る 。 又、 両ハ ー フ 2 , 3 の組付け後に は、 回動支軸 3 7の下部 を下ハ ー フ 3 の下開 口 部 4 6 で支承す る 必要がな く な る の で従来例の ご と ぐ回 動支軸の位置決めの た めの下開 口 部 4 6の許容精度 を必要 と し な いの で製作が容易 に行な え る 。

以上の ご と く 本実施例に おいて は前蓋 8 を上ハ —'フ 2 に本止め後、 上ハ ー フ 2 と 下ハ ー フ 3 の取 り 付けが行われて カ セ ッ 卜 本体 4 が形成 さ れ る 。 次に カ セ ッ ト 本体形成後の前蓋 8 の ロ ッ ク 機構に つい て説明す る 。

第 5 図に示す ご と く 、 上記前蓋 ス プ リ ン グ 3 6の 取 り 付け部 と 対抗す る 下ハ ー フ 3 の隅部に は、 前 蓋係止用 の前蓋係止部材 4 8が、 そ の上部両側の支 軸 4 8 a， 48 aを下ハ ー フ 3 の リ ブ 3 a， 3 aの上部で支 持 さ れ る こ と に よ り 回動可能に 吊持 さ れてお る 。 第 7 図に示す ごと く 該前蓋係止部材 48は、 前蓋 ス プ リ ン グ 36の ス プ リ ン グ部 36cに押動さ れる 回

動用の突片 48bと 、 下ハー フ 3 の側壁 3 bか ら外部 に突出する 口 ッ ク 用突起 48c及び解除用突起 48dと が設け ら れ、 前蓋 8 は 口 ッ ク 用突起 48cと 係合 し

て閉状態が保持さ れる 。 -

V T R 装着時に は V T R の作用爪が解除用突起

48dを押動 し て係合状態が解除さ れる 。

本実施例に おける ロ ッ ク 機構は以上の よ う に構 成さ れ、 第 9 図に示す よ う に磁気テ ー プカ セ ッ ト

1 を V T R に装着 し て前蓋 8 が開かれる と 、 前蓋 ， ス プ リ ン グ 36を係止め した回動支軸 37が反時計方 向に回動し、 前蓋ス プ リ ン グ 36が回動支軸 37に巻 き込ま れて、 先端 36bが ス 卜 ッ バ突起 42か ら離れ

る と共に、 ス プ リ ン グ部 36cの ル ー ブ形状が上方

に小 さ く 後退 して前蓋係止部材 48の突片 48bか ら

離間する 。

ま た磁気テー プカ セ ッ ト 1 を V T R 力、 ら取 り 出 し て、 前蓋 8 の開状態の係合が解除される と 、 下 方へ脹らむ前蓋ス プ リ ン グ 36の ス ブ リ ン グ部 36c

の復元力に よ り 、— 回動支軸 37が時計方向 に回動 さ れ、 該ス プ リ ン グ 36の先端 36b力 伸長 し、 ス プ リ

ン グ部 36cが前蓋係止部材 48の突片 48bを押動 して、 前蓋 8 が閉位置に付勢さ れる 。 以上の よ う に、 本 実施例に おける ス プ リ ン グ 36は回動支軸 37の回動 と 前蓋係止部材 48の押動 と の 2 つの付勢力 を併せ 待つ。 従 っ て、 第 46図に示す従来例に おい て は回 動用 の前蓋ス プ リ ン グ 1 2と 前蓋係止部材押動用 の ス プ リ ン グ 1 6と を使用 し て い たが、 本実施例に お い て は回動支軸の回動方向 と こ れに 直行す る 上下 方向の両方向 に作用 力 を有す る ルー プ状の ス プ リ ン グ部 を形成 し て レ、 る 力ゝ ら ス プ リ ン グは 1 つで済 み、 部品点数を 削減 し て コ ス ト ダ ウ ン が図れ る と 共に、 配置 ス ペ ー ス を広 く と れ て設計の 自 由度 を 向上で き る 。 ま た板ばね材 を所要長 さ に切断 し て 折曲す る のみで製作で き る か ら 、 製作が容易で且 っ 価であ る 。 .

尚、 本発明の ス プ リ ン グは、 板ばね材以外に線 材 を折曲 し て も 製作で き 、 ま た各部の形状 も 上記 実施例のみに限定す る も の では な い。

更に、 上記応用例以外に も 幅広い利用が可能で あ る 。 -- 前記第 1 の実施例に おい て た と え ば第 5 図 に示 す よ う に前蓋 ス ブ リ ン グ 36の先端 36 bは ス 卜 ッ ノ 突起 42に 当接する と 記述 し た。 そ こ で前蓋 ス プ リ ン グ 36お よ び ス 卜 ツ バ突起 42に つ い て以下詳述す る 。

前蓋 8 を上ハー フ 2 に本止めす る 構成に おい て 第 1 の実施例ですでに示 し た よ う に係止突起 43お よ び抜け止め突起 44を 設け る 場合は、 本止め の観 点か ら すれば前蓋ス プ リ ン グ 36の先端部 36 bの前 方向の移動を規制する ス 卜 ツ バ突起 42を設ける 必 要はな く 、 た と えば後述する 第 35図に示す ご と き 構成と する こ と ができ る 。

すなわ ち、 ス ト ツ パ突起 42を設けな く と も 本考 案が望ま し い実施態様と して提供する 前蓋ス プ リ ン グ 36のみで、 回動支軸 37への回動付勢力な ら び に前蓋'係止部材への押動付勢力を発生する こ と が で き る 。

従っ て、 第 1 の実施例においては本止め ，前蓋 閉位置口 ッ ク およ び前蓋開閉の いずれの観点か ら も ス ト ッ パ突起 34を設ける必要性はな い。 しか し なが ら第 Ί の実施例において も 前蓋スプ リ ン グ 36 の付勢力 を捕強—する 観点か ら は、 ス ト ツ バ突起 42 を第 5 図に示す ご と く 設けた場合、 前蓋ス ブ リ ン グ 36の先端 36 bがス ト ッ パ突起 42に当接する こ と に よ り 生ずる 反発力 を有勃に利 で き る 。 と こ ろ が、こ の ス ト ツ バ突起 42は本止めの観点か ら積極 的に設—ける こ と も でき る 。

すな わ ち前蓋 8 の前方向への移動に対 して前蓋 ス プ リ ン グ 36の先端 36 cを ス 卜 ッ バ突起 42で規制 する こ と に よ り 回動支軸 37の軸位置を所定の位置 に維持で き る 。

従つ て、 こ の場合は本止めは係止突起 43と ス ト ッ パ突起 42に よ り 行われる ので抜け止め突起 44は特 に 設け る 必要は な い。

さ ら に仮止め の観点に立つ な ら ば係止突起 43も 特に設け る 必要は な い。 こ の場合係止突起 43を 設 け な いの で、 回動支軸 37の下ハ ー フ 3 方向への移 動 を規制する の は前蓋 ス ブ リ ン グ 36の隅部への押 圧力のみ と な る が、 前-蓋 8 自 体.は そ..の天.板前方部 が前蓋 ス プ リ ン グ 36に よ り 、 上ハ ー フ 2 に挟着 さ れて い る の で垂直方向に脱落す る こ と な く 、 又前 蓋 8 の前方向への移動は前述 し た ご と く ス ト ッ ノ 突起 34に て規制 さ れ る の で前方向へ脱落す る こ と も な い。 従 っ て ス ト ツ バ突起 42を設け る こ と のみ で前蓋 8 の脱落 を防止す る こ と が で き る 。

こ の前蓋 8 の脱落防止に つ い て は、 ス ト ツ バ突 起 42お よ び係止突起 43を設けずに抜け止め 44のみ を 設け る 実施例に おい て も 可能であ る 。

次に第 1 の実施例で示 し た本止め構成の変形例 に つ い て說明す る 。

第 11図乃至第 14図は、 第 1 の実施例の構成に従 来例のつ る 巻状 ス プ リ ン グ を応用 し た も のであ る 。 上ハー フ 2 に は、 上記第 1 実施例 と 同様に係止突 起 43が切欠 き 部 17の下ハー フ 3 側に、 面取部 44a を形成 し た抜け止め突起 44が仕切壁 2 eに それぞ れ突設 さ れ、 ま た下ハ ー フ 3 に は、 上ハー フ 2 側 の上隅部を大 き く 切欠い た下開 口 部 46が設け ら れ て い る 。 そ して前蓋 8 は、抜け止め突起 44の面取 り 部 44 a に進入を案内 さ れる 回動支軸 9 の先端を、 抜け止 め突起 44と 仕切壁 2 eと の段部 45に嵌入 し、 該支 軸 9 の基部を前蓋ス プ リ ン グ 12の付勢力にて装着 開 口 部 1 1の隅部に柙圧 ¾止する と共に、 回動保持 部 8 f を係止突起, 43上部の切欠 き部 17に装着 して 取付け られ、 両ハ ーフ 2 , 3 の組付け後に装着孔 4 7に収納保持さ れる 回動支軸 9 は、 下ハー フ 3 の 下開 口部 46と 接触 し な い。

こ の よ う に第 1 の実施例の本止め搆成は ス プ リ ン グの種類に限定さ れる こ と な く その 目 的を達す る こ と カ 'で き る-。

こ こ で ス プ リ ン グ と 本止め構成につ い て記述す る 。

第 5 図に おける板バネの前蓋ス プ リ ン グ 36お よ び第 12図における つ る 巻パネ の前蓋ス プ リ ン グ 1 2 は それぞれ回動支軸を、 装着開 口 部の隅部に押圧 してい る が、 この場合は前記係止突起 43および抜 け止め突起 44は押圧された回動支軸が所定の距離 以上に移動する の を防止する 位置規制部材であれ ば良い。

すなわ ち所定距離以上の移動を規制する 本止め 構成に おいて移動 し た回動支軸は再度前記前蓋ス プ リ ン グの復元力に よ り 回動支軸は再度装着開 口 ^の隅部に押圧される 。 と こ ろ で回動支軸を装着開 口 部の隅部に押圧せ ずに た だ回動用 の前蓋 ス プ リ ン グを本発明に 使用 す る こ と も 可能であ る 。

すなわ ち こ の場合は前記係止突起 43お よ び抜け 止め突起 44が回動支軸 を所定の位置に保持す る 軸 支持部材 と な る よ う に 構成すれば良 い。

次に こ れ ら 係止突起 43お よ び抜け止め突起の他 の実施例について説明す る 。

第 1 図か ら第 10図に示 し た第 1 の実施例に おい て は前蓋 8 の下ハ ー フ 方向の動 き は、 前蓋 8 の回 動保持部 8 f を上ハ ー フ 2 に設け た係止突起 43に よ り 規制 し たが.該係止突起 43の位置は、 第 1· の実 施例で図示 し た も の に限定 さ れ る も の では な い。 そ こ で該係止突起 43の他の実施例 を 次に示す。

第 15図に示す ご と く 回動支軸 37側 と な る カ セ ッ 卜 本体 4 の前部一側壁に は、 前記従来例 と 同様に、 前蓋 8 の側扳 8 c及び回動保持部 8 ίを面一に配置 す る 切欠部 23が形成 さ れて い る 。

そ し て、 切欠部 23を形成す る 両ノヽ ー フ 2 , 3 の 前側壁 2 a, 3 aの外側に、 前蓋 8 の側扳 8 cと 回動 保持部 8 fが装着 さ れる 。

前側壁 2 aに は装着開 口 部 2 fの内隅部 2 gの下 部に、 上記回動支軸 37を遊挿で き る 空隙 を形成す る よ う に、 係止突部 24が、 カ セ ッ ト 本体 4 の前部 側へ突出 さ れて い る 。 上ハー フ 2 の前側壁 2 aと共に、 切欠部 23を形

成する下ハ ー フ 3 の前側壁 3 aに は、 上記係止突

部 24と嵌合する下開 口部 3 dが形成されている。

また前蓋開閉用の案内溝 4 bを形成する上ハ ー

フ 2 の仕切壁 2 d， 2 cの う ち、 仕切壁 2 eの装着開 口部 2 ί側には、 上記内隅部 2^に_遊揷される前蓋

8 の回動支軸 37の先端に近接 したカ セ ッ ト本体 4 の前部側に、 リ ブ状の抜け止め突起 44が立設され ている 。

上記一方の係止突部 24は、 上ハー フ 2 の內隅部

2 gに遊挿 した前蓋 8 の回動支軸 37の基部を支承

して、 該支軸 37の下ハー フ 3 側への拔け止めを担 . 持し、 他方の抜け止め突起 44は、 回動支軸 37の先 端 と係合して、 カ セ ッ 卜本体 4 の前部側への け 止めを担う も の で、 前蓋 8 は係止突部 24および抜

け止め突起 44に よ り 、 上ハー フ 2 に本止め される。

係止突部 24は、 その下面を、 第 1 5図及 '第 16図 に示すよ う に、 雨ハー フ 2 ， 3 の接合面と略面一

の幅広形状か、 ·或いは第 1 7図の よ う に、 接合面か ら離間させて幅狭に形成し、 その基部の下隅部を 円弧状と な して強度を持たせる よ う に しても よ く 、 また内.隅部 2 ま、 第 1 5図，第 16図の よ う に回動支

軸 37の外径に合わせた半円形、 若 し く は第 17図の よ う に角形であ っ ても よ い。

また係止突部 24の先端前隅部に は、 回動支軸 37 の揷入 を容易に行な う た めの 円弧状の面取 り 部 24a力；、 ま た抜け止め突起 44に は、 カ セ ッ ト 本体 4 の前部側に、 該支軸 37の先端の挿入 を案内す る テ 一 パ状の案内面 44aが、 それぞれ設け ら れて い る 。

本実施例は以上の よ.う に.構成 さ れ る も の で、 前 蓋 8 を上ハ ー フ 2 に取付け る 際に は、 前蓋 8 の短 軸の回動支軸 を上ハー フ 2 bに軸支 さ せ、 前蓋 8 を 回動支軸 37側へ付勢 し なが ら 、 該支軸 37を上ハ - フ 2 の前部側か ら挿入す る 。

' 回動支軸 37は、. そ の基部が係止突部 24の面取 り 部 24aに案内 さ れ な力 ら、 該突部.24と 装着開 口 部 2 f と の空隙 を通 り 、 ま た先端は抜け止め突起 44 の案内面 44aを滑 り なが ら進入 し て行 き 、 更に 回 動支軸 37の基部は装着開 口 部 2 f の内隅部 2 gに 、 先端は抜け止め突起 44の内側の段部 45に落込んで、 取付け位置に配置 さ れ る 。

ま た回動支軸 37の取付けに よ り 、 該軸 37に装着 さ れ る 前蓋 ス プ リ ン グ 36の先端が、 上ハー フ 2 の ガ イ ド溝 4 iへ嵌入 さ れ、 ス プ リ ン グ部 36cに上ハ ー フ 2 と の ス プ リ ン グ力 を生 じ て、 回動支軸 37の 内隅部 2 gに 押圧支持す る 。

上ハ ー フ 2 の内隅部 2 gに装着 さ れた回動支軸 37は、 係止突部 24に て下方向への抜け を 防止 さ れ る と 共に、 抜け止め突起 44に て前部側への抜けが 防止さ れる ので、 回動支軸 37はいずれの方向へ も 抜け な い本止め と な っ て、 前蓋 8 は上ハ ー フ 2 に 確実に取付け られる 。

第 1 の実施例の突け止め突起 44も 第 1 〜第 1 1図 に示 し た も のに限定され る も のでな く 種 々 の変形 が可能であ る 。

第 1 8図 は、 抜け止め突起の変形例を示す実施例 で、 案内溝 4 bを形^する 上ハ ー フ 2 の回動支軸 37側の仕切壁 2 eに は、 先端前面側に回動支軸 37 の進入を案内する 面取 り 部林 55aを形成 した抜け 止め突縁 55が、 装着開 口部 1 1側に前蓋ス プ リ ン グ 36の 自 由端に沿 っ て突設されてお り 、 抜け止め突 縁 55の後部側に は、 段部.56に回動支軸 37の装着を 案内する 面取 り 部 55 bが形成 されてい る 。

そ し て、 装着開 口 部 1 1に支持さ れる 回動支軸 37 は、先端を抜け止め突縁 55と 仕切壁 2 eと の段部 56 'にて抜け止め される と共に、 前蓋 8 の開閉に伴 つ て伸縮する前蓋ス プ リ ン グ 36は、 自 由端の一側を 拔け止め突緣 55に て ガタ 付 き な く ガイ ド され る 。

第 19図は、 更に抜け止め突起の他の変形例を示 す実施例で、 回動支軸 37側の仕切壁 2 eに 、 装着 開 口 部 1 1側に突出する 抜け止め突縁 6ひが、 前蓋ス プ リ ン グ 36の 自 由端に沿っ て一体に設け られ、 該 突緣 60と 仕切壁 2 eの段部 6 1に回動支軸 37の先端 が係止される も の で、 抜け止め突緣 60の先端前面 側に は面取 り 部 60aが、 段部 61側に は装着案内用 の面取 り 部 60bがそれぞれ形成 さ れて い る 。

第 19図の実施例は、 上記第 18図の実施例 と 同様 に 、 回動支軸 37の抜け止め と 、 前蓋 8 の開閉に伴 つ て伸縮す前蓋 ス プ リ ン グ 36を ガイ ド し て ガ タ 付 き を防止で き る と 共に、 仕切壁 2 eを利用 し て抜け 止め突縁 60を 設け たか ら 、 第 18図の実施例に 皎べ て萍肉 に形成で き て、 軽量化が図れ る 。

次に抜け止め突起.と し て弾性部材を使用 し た実 施例に つい て記述す る 。

第 20図お よ び第 21図に示す実施例に おいて は前 蓋開閉用 の案内溝 4.bを形成す る 上ハ ー フ 2 の仕 - 切壁 2 d, 2 eの う ち、 回動支軸 37側の仕切壁 2 eに は、 板ばねで形成 し た弾性支持部材 65が装着開 口 部 11側に固設 さ れてい る 。

弾性支持部材 65は、 装.着開 口 部 11の隅部に圧接 さ れ る 前蓋 8 の回動支軸 37を抜け止め し て開閉時 の回転を ガ イ ドす る た めの も ので、 基端 65aを仕 切壁 2 eに ビ ス止め し て固定 さ れ、 該基端 -65aの近 傍に折曲部 65bを形成 し て先端側 を前蓋 ス プ リ ン グ 37と 略平行に配置 し、 先端 65cを 回動支軸 37の 先端外周に 当接 ま た は近接配置す る も の で、 上ハ ー フ 装着時に装着開 口 部 11に挿入 さ れ る 回動支軸 37は、 そ の先端面 37aが弾性支持部材 65の折曲部

65bと 接触 し て、 該支持部材 65の先端側 を押 し戻 し なが ら進入 して行 き 、 回動支軸 37が装着開 口 部 1 1の隅部に到達す る と 、 弾性支持部材 65は回動支 軸 37の押圧を解除さ れて復元力に よ り 原位置に復 帰 し、 先端 65 cの ガイ ドに よ り 回動支軸 37を抜け 止めする 。

本実施例は以上の よ う に、 前蓋 8 の回動支軸 37 を上ハ ー フ 2 の装着開 口 部 1 1に挿入 した際に は、 弾性支持部材 65はそ の弹性力に よ り 進入を許容す る か ら、 前蓋 8 に無理な負荷をかけずに挿入で き 、 ま た装着開 口 部 1 1の隅部に挿入された回動支軸 37は、押圧を解除 さ れて原位置に復帰 し た弾性支 持部材 65の先端 65 cにて抜け止め ざれて、 上ハ ー フ 2 に前蓋 8 を脱落な く 確実に装着で き る 。

更に、 前蓋ス プ リ ン グ 36の先端 36 cを ガイ ド部 4 1に てガイ ドす る こ と に よ り 、 前蓋開閉時の回動 支軸 37の回動を円滑に行なえ る と 共に、 彈性支持 部材 65の先端侧を、 前蓋ス ブ リ ン グ 36の 自 由端の： 一側へ平行に配置 したか ら、 該ス プ リ ン グ 36の ガ タ 付 き 及び こ れに よ る 抜け を同時に防止する こ と が でき る 。

第 22図は他の実施例を示 し、 本実施例では上記 実施例の搆成 加えて、 弾性支持部材 65の先端 65 cに回動支軸 37の外周と 同径の円弧状の支持部 67 を形成 して、 該支軸 37を保持する よ う に な した も ので、 回動支軸 37の ガダ付 き を抑え更に確実な抜 け止め と 回転 ガ イ ド を 行な う こ と ができ る 。

尚上記実施例では、 弾性支持部材を 案内溝の仕 切壁に固設 し た も の で説明 し たが、 本発明 は こ れ に限 ら ず、 上ハ ー フ の内面に直接設けて も よ い。

ま た弾性支持部材は、 板ばね以外に棒状のばね 材に よ って も 形成す る こ と がで き る 。

上記第 1 8図か ら第 2 1図の実施例の抜け止め機構 は、 板状或い はつる 巻 き 状の前蓋 ス プ リ ン グ及び 前蓋係止部材用 ス プ リ ン グ を 多様に組合せ し た実 施例に も応用 で き 、 回動支軸の抜け止め と 共に 、 前蓋 ス プ リ ン グの回動中の ガタ 付 き を確実に防止 で き る 。

ま た、 第 1 8図乃至第 1 9図の実施例に おけ る 各抜 け止め突起 ま た は突縁の面取 り 部は、 こ れ ら の実 施例の よ う に、 回動支軸 を係止す る 段部側に形成 し な く て も よ い。

ま た、 回動支軸進入側の'面取 り 部 44 a , 55 a，60 a も 形成 し て も し な く て も よ い。

尚、 上記各実施例では、 V T R の操作片が挿入 さ れ る 前蓋開 口 用 の案内溝を形成 し た V H S タ ィ プの磁気テ ー プカ セ ッ 卜 を用 いて、 回動支軸の抜 け止め突部 と な る 突起 ま た は突縁を 、 前記案内溝 を形成する 上ハ ー フ の仕切壁を利用 し て形成 し た 例 を説明 し たが、 本発明 は仕切壁の有無に拘わ ら ず上ハ ー フ ま た は下ハ ー フ に直接設けて も よ く 、 従っ て前記案内溝を有 し な い タ イ ブの V T R用 の磁気テ ー プカ セ ッ ト に も 適用する こ と がで き る 。

こ れ ま でに記述 し た抜け止め突起は、 案內溝 4 bを形成する 上ハ ー ブ 2 の仕切壁 2 eを利用 した も のであ つ たが、 本発明案は、 特に これに限定さ れ - る も のではな く 、 上ハ ー フ 2 と 前蓋 8 間の栢互の 水平方向の移動を規制する も のであれば良い。

た と えば第 23図か ら第 26図に示すごと く 、 抜け 止め突起を上ハー フ 2 の装着開 口 部 1 1に設ける こ と も で き る 。

す なわ ち前蓋 8 の回動保持部 8 fを切欠き部 17 に装着す る と 、 回動支.軸 37は前蓋ス プ リ ン グ 3 6の 付勢力に よ り 、 装着開 口 部 1 1の隅.部に押圧される 。 その後の回動支軸 37の前方向の移動は装着開口部 1 1に設けた抜け止め突起 63に よ り 規制ざれる 。

これに よ り 、 先に述べた上ハ ー ァ 2 の仕切壁 2 e を利用 し た抜け止め突起 と 同様の効果を得る こ と 力；でき る 。

従っ てこ の場合は第 24図に示す ご と く 回動支軸 37の先端部付近の仕切壁 2 eに抜け止め突起を設 け る必要はない。

以上の ご と く 本止めの実施例 と し て、 垂直方向 の移動を規制する 係止突起あ る い は水平移動を規 制する 抜け止め突起を使用する例を示 し たが、 本 発明における本止め は こ れ ら に限定さ れる も ので は な い。 そ こ で第 27図およ び第 28図 に第 2 の実施 例 を示す。

す な わ ち本実施例に おい て は、 上ハ ー フ 2 の前 部に取付け られ る 前蓋 8 は 、 装着開 口 部 11に装着 さ れ る 一方の回動支軸 37の基部側 を 、 上ハー フ 2 の内面に 固設 し た支軸保持部材 71に 回動可能に軸 支 さ れ、 該支軸 37の先端側に形成 し た軸方向の ス リ ッ 卜 40に は、 前蓋 ス プ リ ン グ 36が装着 さ れて い る 。

上記支軸保持部材 71及び前蓋 ス プ リ ン グ 36は、 それぞれ所要長 さ に切断 し た板ばね材を折曲 し て 形成 さ れる も の で、 支軸保持部材 71は、 略円弧状 の抱持部 71aの一端に、. 回動支軸 37の進入を案内 す る 口 縁 71bが、 他端に取付け片 71c が形成 さ れ、 口 縁 71b を上ハ ー フ 2 の前部側に 向 けて、 取付け 片 71cを装着凹部 11の近傍に固設 し て上ハー フ 2 に取付け ら れ る 。

前蓋 8 装着時に 回動支軸 20の基端側を上ハ ー フ 2 の装着開 口 部 11に 嵌入 し て後方へ押込む と 、 該 - 軸 37が支軸保持部材 71の ロ 緣 71bと 上ハ ー フ の 内面間の揷入 口 74か ら 回動支軸 37が進入 し て抱持 部 71aに軸支 さ れ、 ま た上ハ ー フ 2 の ガ イ. ド溝 41 に遊嵌 さ れ る 前蓋 ス プ リ ン グ 36の 自 由端の先端 36 bが、 ス ト ツ バ突起 42に 当接 し て上ハー フ 2 に圧 接支持 さ れ、 前蓋 8 が上ハー フ 2 に取付け られる 。 従っ て本実施例に よれば、 上ハー フ 2 の装着開 口 部 11に装着さ れる 前蓋 8 の回動支軸 37は、 その 基部側を支軸保持部林 71に よ つ て軸支さ れる から、 前蓋 8 を上ハー フ 2 に取付けた際に も脱落の虞が な く 確実に保持でき、 再組付けが不要 と な っ て作 業性の 向上が図れる 。 ― ―

また両ハー フ組付け後には、 この支軸保持部材 71が回動支点 と な っ て、 前蓋 8 の開閉 を 円滑に行 う こ と 力 sで き る 。

第 29図は第 2 の実施例の別の実施例を示 し、 装 着開 口 部 I Iに装着さ れる回動支軸 9 は、 先端側を 上ハー フ 2.に固設さ れる上記 と 同形の支軸保持部 材 71に回動可能に軸支さ れ、 該支軸 9 の基部側に 従来例と 同様なつる 巻き 状の前葦ス プ リ ン グ 12が、 固定端 12bを係止 ビン 13に係止 して装着される も ので、 本実施例に おいても 、 上記第 2 の実施例 と 同様の効果を奏する こ と ができ る 。

尚、 本発明の支軸保持部材は、 上述の よ う に前 蓋ス プ リ ン グを挟んで回動支軸の基部側また は先 端側或いはその双方に設けて も よ く 、 ま た抱持部 を有する も のであれば、 全体形状も上記実施例の みに限定する も のでな い。

さ ら に、 前述の実施例に おいては支軸保持部材 では、 板パネ材を使用 したが、 該支軸保持部材を 上ハー フ と 同一林枓で一体的に搆成す る こ と も可 能であ る 。

尚、 以上の第 2 の実施例に おい て も 第 23図に示 す よ う に 、 本発明が提供す る 前蓋 ス プ リ ン グを使 用 し、 下ハ ー フ 3 に第 5 図お よ び第 7 図で示 し た 第 1 の実施例の前蓋 ロ ッ ク 機構 を組込む こ と に よ り 第 i の実施例 と 同様に 前蓋 ス プ リ ン グのみで、 前蓋回動用 の付勢力 と 前蓋係止部材押動用 の付勢 力 を 得る こ と 力；で き る 。

以上の ご と く 、 本発明 に も と ず く 本止めの実施 例につい て記述 し たが、 本発明の本止めの状態を 一部変更す る こ と に よ り 前蓋 8 と 上ハ ー フ 2 間 を 仮止め の状態 と し、 そ の後下ハ ー フ 3 と の組合せ . で本止めす る こ と も 当然可能であ る 。

すなわ ち、 た と え ば抜け止め突起のみ を採用 し て係止突起部 を省略す る こ と に よ り 、 あ る い は そ れ と は逆に係止突起部のみ を採用 し て抜け止め突 起 を省略す る こ と に前蓋 8 を上ハ ー'フ 2 に仮止め す る こ と は可能であ る 。

次に第 1 お よ び第 2 の実施例に おいて使用 さ れ る 前蓋 ス プ リ ン グ及びそ の取付部分の好 ま し い実 施態様に つい て記述す る 。

第 30図お よ び第 3 1図に示す ご と く 、 本実施例に おいて も 、 前述 し た よ う に上ハー フ 2 の前部に取 付け ら れ る 前蓋 8 は 、 装着開 口 部 1 1に支持 さ れる 一方の回動支軸 37に、 該支軸 37の先端に開 口 す る ス リ ツ 卜 40が軸方向に設け られ、 該ス リ ツ ト 40に 前蓋ス プ リ ン グ 36力；装着さ れる 。

本実施例の好ま しい実施態様と し て上記ス リ ッ 卜 40は、 前記前蓋ス プ リ ン グ 36の厚さ よ り 広い開 口 幅 と 、 前蓋ス プ リ ン グ 36を所定位置ま で挿入で き る 深さ を有 してい る 。

—方前蓋ス プ リ ン グ 36は、 所要長さ に切断 し た 扳ばね材を折曲 して形成さ れる も ので、 一端に 回 動支軸 37に係止さ れる 直線状の固定部 36aが回動 支軸 37の直径と 略同 じ長さ に形成さ れ、 該画定部 36aと 他端の先端部 36bと の間にルー プ状の ス プ リ ン グ部 36cと 回動支軸 37の抱持部 36dと が形成され て お り 、 固定部 36aの端部に は係止端 36eが折曲形 成さ れてレ、 る 。

そ し て、 前蓋ス プ リ ン グ 36を前記回動支軸 37の 先端側か ら、 抱持部 36dを該支軸 37の外周に抱持 さ せなが ら 固定部 36aを ス リ ッ ト 40の設定深さ ま で挿入 し、 挿入後前蓋ス プ リ ン グ 36を第 30図の想 像線の位置に 回動 し て、 係止端 36eを 回動支軸 37 の外周面 37bに係止する と と も に、 他端の先端部 36bを前蓋 8 の天板 8 bの内面に当接 して、 ス プ リ ン グ部 36cを撓ませて ス ブ リ ン グカ を持たせ、 こ の ス プ リ ン グカ を利用 して固定部 36aを 回動支軸 37の ス リ ッ ト 40に弹発係止する 。

また、 前蓋 8 を上ハー ブ 2 に取 り 付けた際に は、 上ハ ー フ 2 の ガ イ ド溝 41に遊嵌 さ れ る 前蓋 ス プ リ ン グ 36の先端部 36b力； ス ト ツ バ突起 42に 当接 し、 そ の反力で固定部 36aが ス リ ッ 卜 40に圧接 さ れて、 前蓋 ス プ リ ン グ 36は前蓋 8 の開閉時に も ガタ 付 き 力； な く さ ら に確実に支持 さ れ る 。

以上の よ う に本実施例に よ れば、 所要長 さ に切 断 し た板ばね材を折曲す る のみで前蓋 ス プ リ ン グ 36を安価で容易 に形成で き 、 磁気テ ー プカ セ ッ 卜 1 を廉価に提供で き る 。

さ ら に こ の前蓋 ス プ リ ン グ 36は、 固定部 36aを 回動支.軸 37の先端か ら ス リ ッ ト 40に挿通 し て、 該 ス リ ッ 卜 40の側方か ら突出す る 係止端 36eを 回動 支軸 37の外周面 37bに係止す る のみで脱落な く 容 易に取付けで き 、 ま た前蓋 8 を上ハ ー フ 2 に取付 けた際に は、 固定部 36aに前蓋 ス プ リ ン グ 36自 身 の ス プ リ ン グ力が働いて弾発係止 さ れる か ら、 取 付け を さ ら に確実に す る こ と が で き る 。

尚、 前記前蓋 ス プ リ ン グ 36は、 例え ば硬度が ビ ッ カ ー ス 硬 さ H v400以上、 好ま し く は H v500以上で、 弾性 を有 し且つ鋼性に富む S U S 301H や S U S 301 E H (エ キ ス ト ラ ハ ー ド ）等の ス テ ン レ ス糸、 或は リ ボ ン鋼等の幅 2.0〜 5.0mra、 厚 さ 0.08~ 0.12 ram程度の鋼板 を用 い る 。

と こ ろ で こ の前蓋 ス プ リ ン グ 36の固定部 36a力； 取付け られる 回動支軸 37の好ま し い実施態様 と し ては、 第 32図お よ び第 33図に示す よ う に ス リ ッ ト 40に よ り 先端を 2 分割され、 前蓋ス プ リ ン グ 36 が取付け られる 一方の係止軸部 37aの先端 37bは、 第 33図に示される よ う に、 ス リ ッ ト 40側か ら傾斜 する テーパ面 37cと 、 こ のテ一パ面 37cの上下に設 け られる テー ^面 37d,37dと に よ り 先細 り 状に形 成 さ れてい る 。

こ の よ う に構成する こ と に よ り 、 回動支軸 37の 先端側か ら 前蓋ス プ リ ン グ 36の抱持部 36bを係止 軸部 37aに抱持させ'なが ら固定端 36aを ス リ ッ 卜 40 の開 口側か ら揷通する と 、 前蓋ス プ リ ン グ 36が回 動支軸に係止さ せるの で、 取付作業が簡単に な る - と と も に、 係止軸部 3faの先端 37b力 先細 り 状に形 成されてい る ので、 容易に前蓋ス ブ リ ン グ 36を回 動支軸 37に取付け られる 。

ま た、 第 33図 は本癸明の別の実施例を示すも の で、 回動支軸 37の係止軸部 37aの先端 37bは、 ス リ ッ ト 40側か ら惧斜する テーパ面 37cに よ り 先細 り 状 に形成されてお り 、 前記実施例と 同様に前蓋ス ブ リ ン グ 36の取付を容易に してい る 。

上記の ご と く して取付け られた前蓋ス プ リ ン グ 36は、 第 34図か ら第 35図に示す よ う に前蓋 8 を上 ハー フ 2 に取付けた場合に は、 その先端部 3&b力 、 上ハ ー フ 2 の內面に形成 した ガイ ド溝 41に幅方向 を ガイ ド されて、 上ハ ー フ 2 に圧接支持さ れ、 ス プ リ ン グ部 36cに 、 前蓋 8 を 閉方向へ付勢する ス プ リ ン グカ を生ずる 。

そ こ で こ の先端部 36bを、 そ の端部を固定端 23a 側へ折返 し て形成 し、 こ の折返 し に よ り 、 該先端 部 23bの幅方向の両緣部に 、 円弧面 75を設け る の が好 ま し い。

前蓋 ス プ リ ン グ 36は、 前蓋 8 の開閉に伴 っ て.、 先端部 36bが上ハ ー フ 2 の ガイ ド溝 41内 を摺動す る が、 該先端部 36bの両縁部に は、 上述の よ う に 折返 し に よ る 円弧面 75が形成 さ れて い る か ら、 長 期間に亘る 前蓋 8 の開閉使用 に も 、 ガイ ド溝 41及 び前蓋 ス プ リ ン グ 36の双方に擦傷 を生 じ る こ と な く 、 円滑な作動 を確保す る こ と がで き る 。

尚、 本実施例の前蓋 ス プ リ ン グは、 先端部の 円 弧面 を折返 し に よ っ て形成 し たが、 こ の 円弧面は、 端部を 円筒状に丸め た り 、 或は L 字状に折曲する か、 若 し く は幅方向の端縁を 円弧状に面取'り し て 形成 し て も よ い。

次に前述の ガイ ド溝に力 Πえ て、 さ ら に ス ブ リ ン グの動 き を ガ イ ド す る た め の ガイ ド部材を設けた 実施例を示す。

第 37図お よ び第 38図に示す よ う に本実施例に お い て は、 上ハ ー フ 2 の装着開 口 部 11側の内面に は、 前記前蓋開 口 用の案内溝 4 bを形成する リ ブ 2 d, 2 eが立設 さ れてお り 、 装着開 口 11に係止 さ れる 回動支軸 37の先端 と 対向する 一方の リ ブ 2 eの前 部位置に は、 ガイ ド突部 73が装着開 口 部 1 1側へ向 けて突設されて い る 。 ま た回動支軸 37の ス リ ッ ト 40と 対向する上ハー フ 2 の前部に は ガイ ド溝 4 1が 設け られ、 該溝 4 1の先端に ス ト ッ パ突起 42が突設 さ れてい る 。

また、 上記前蓋 8 の開閉に連動 し て ガイ ド溝 41 内 を伸縮する 前蓋ス プ リ ン グ 36の 自 由端は、 'そ の —側が、 常に上ハー フ 2 の リ ブ 2 eに突設 し た ガ ィ ド突部 73に ガィ ド さ れている 力ゝ ら、 傾 き に よ る ガタ 付-き 力；な く 、 同時に ス リ ッ ト 4ひに係止 し た固 定端 3 6 aの取仗げ位 Kを確実に保持で き て、 開 閉作動を 円滑に行う こ と がで き る 。

尚上記実施例では、 ガイ ド突部を V T R の操作 片が入る 案内溝を形成する リ ブを利用 して突設 し たが、 本祭明は これに限 ら ず、 ガイ ド突部を上ハ ー フ.內面に直接設けて も 'よ い。

以上に述べた前蓋ス プ リ ン グの固定部の端部を 折曲形成 し た係止端、 前蓋ス プ リ ン グの 自 由端側 の端部を折返 し て形成 した円弧面、 回動支軸の ス ッ 卜 に設けたテ 一 ノ 一面お よ びガイ ド突部の実 施例は第 35図お よ び第 36図に示すよ う に ス ト ツ バ 突起が設け られていな い場合も好ま し い実施態様 と して応用 で き る 。

上述 した第 35図お よ び第 36図はス ト ツ パ突起を 設け な い場合の実施例 を示 したが、 次に ス ト ツ パ 突起に 変わ る 他の実施例 を第 39図お よ び第 40図に 示す。

本実施例に おい て は、 前蓋 3 を上ハ ー フ 2 に取 付けた際に は、 前蓋 ス プ リ ン グ 36の 自 由端側の先 端 36b力 上ハー フ 2 の.ス 卜 ツ バ凹部 S3に係止 さ れ て 、 前蓋 ス プ リ ン グ 36が上ハ ー フ 2 に圧接係支 さ れる も の で、 こ の前蓋 ス プ リ ン グ 36は、 先端 36b の係止に よ り 、 ス プ リ ン グ部 36c力；下ハー フ 3.方 向 に 撓んで ス プ リ ン グ力が溜め ら れ、 回動支軸 37 を第 40図の反時計方向、 即 ち 前蓋 8 を 閉方向に付 勢す る 。

以上の よ う に構成 さ れた磁気テ ー プカ セ ッ 卜 1 を V T R に装着 し て前蓋 8 が開かれ る と 、 前蓋 ス プ リ ン グ 36を係止 し た回動支軸 37は第 40図に おい て時計方向 に 回動 し、 先端 36b力 s ス ト ツ バ凹部 83 に係止 さ れた ま ま 、 前蓋 ス プ リ ン グ 36が回動支軸 . 37に巻 き 込 ま れ、 ス プ リ ン グ部 36cのル ー プ形状 が小 さ く 後退 し て前蓋係止部材 48の突片 48bか ら 離間す る 。

ま た磁気テ ー プカ セ ッ 卜 1 を V T R 力、 ら取 り 出 し し て、 前蓋.8 の開状態が解除 さ れ る と 、 下方へ 脹 ら む前蓋ス プ リ ン グ 36の ス プ リ ン グ部 36cの復

元力に よ り 、 回動支軸 37が第 40図の反時計方向 に 回動 さ れ、 ス プ リ ン グ部 36cが前蓋係止部材 4δの 突片 48 bを押動 して、 前蓋 8 が閉位置に付勢され る 。

次に第 1 の実施例で述べた前蓋 口 ッ ク 機構の変 形例について述べる 。

第 4 1図お よ び第 42図に示す実施例では、 上記第 1 実施例に前蓋係止部材 48に前蓋 ス ブ リ ン グ 36と は別の板状の前蓋係止部材用 ス プ リ ン グ 50を装着 して、 前蓋 8 を閉状態に保持す る よ う に した も の で、 前蓋係止部材用 ス プ リ：ン グ50は、 下ハー フ 3 に立設 した支柱 5 1の上部に軸支さ れ、 その上部を 上ハ ー フ 2 の ボ ス 52で挟圧 して固定される と 共に、 先端 50 aを前蓋係止部材 48の回動用の突片 48 bに圧 接 し、 後端 50 bを下ハー フ 3 の係止凹部 53に嵌着 し-て取付け られてお り 、 前蓋係止部材 48は、 こ の 前蓋係止部材甩 ス プ リ ン グ 50の付勢力に よ り 、口 ッ ク 用突起 48 cと 解除用突起 48 dと が、 下ハー フ 3 の 側壁 3 bか ら突出 し、 ロ ッ ク 用突起 48 c力 s前蓋 8 に 係合 して、 閉状態の前蓋 8 を係止す る も ので、 抜 け止め突起 44や他の各部分は、 上記第 1 実施例 と 同様に搆成 さ れて い る 。

第 43図お よ び第 44図は、 上記第 4 1図お よ び第 42 図の実施例の変形例を示すも ので、 前葦 8 の回動 支軸 37に、 上記第 1 の実施例と 同様に扳状の前蓋 ス プ リ ン グ 36を装着 し、 前蓋係止部材 1 5の一方の 支軸 15 aに、 前述の従来例 と 同様のつる巻 き 状の 前蓋係止部材用 ス プ リ ン グ 16を装着 し て、 該 ス ブ リ ン グ 16の付勢力に よ り 前蓋係止部材 15を押動 し、 口 ッ ク 用突起 15 b及び解除用突起 15dを下ハ ー フ 3 b よ り 突出 さ せて、 前蓋 8 の閉状態を保持す る よ う に な し た も ので、 回動支軸 37は、 先端及び基端 を抜け止め突起 44と 仕切壁 2 bと の段部 45と 係止 突起 43.と に よ り 係止 さ れて、 前蓋 8 が上ハー フ 2 に装着 さ れ る 。

次に上ハ ー フ 天板 と 前蓋天板 と の 当接部付近の 構成に し いて詳述す る 。

第 51図は従来例の構成を示す も の で上ハ ー フ 天 板 2 f の前端縁 と 前蓋天板 8 bの端縁 と の間に隙 間が生ずる ため、 ゴ ミ 、 ホ コ リ 等力 s カ セ ッ 卜 本体 内 に入 り 込む虞れがあ り 、 ま た、 外観的に も 好ま し レ、 も の では な レ、 。

本発明に よ る 構成を示す第 52図に おいて は、 前 蓋 12の 前板 12aか ら延設 さ れた天板 12 b の端緣に は、 下面を段状に切欠い た覆い部 12cが幅方向 に 亘 つ て延設 さ れてお り 、 一方、 カ セ ッ ト 本体 10の 上ハ ー フ 13の前端縁に は、 前記覆い部 12cの肉厚 と 略同一の段差を上面に有す る 被覆部 13aが幅方 向に亘 つ て形成 さ れてい る 。

こ の よ う に構成する こ と に よ り 、 前蓋 12は、 閉 蓋状態では天板 12b及び覆い部 12cの上面 と 上ハ ー フ 13の上面 と を略面一に し て 力 セ ッ 卜 本体 10に被 着 ざれる と と も に、 覆い部 12 cと 被覆部 13 aと が重 合っ て上ハ ー フ 1 3と 前端縁 と 天板 12 b と の間に 隙間を生ずる こ と な く 被着さ れる ので、 カ セ ッ ト 本体 10内に ゴ ミ 、 ホ コ リ 等が侵入する こ と を防止 で き 、 ま た、 天板 12 bの幅が広 く な る ので、 前板 12 aの反 り を防止する こ と がで き、 磁気テー プ力 セ ッ 卜 の外観品位を 向上さ せる こ と がで き る 。

本髡明は以上の よ う に、 磁気テー プカ セ ッ 卜 の カ セ ッ 卜 本体前面に開閉可能に被着 される前蓋の 天扳端縁に下面を段状に切欠いた覆い部を延設 し、 一方、 上ハー フ の前端縁に は覆い部の肉厚と 略同 —の段差を有する 被覆部を形成 し たので、 閉葦状 態に おいて、 上ハー フ の前端縁と 前蓋の天扳端縁 と が重な り あ っ て隙間を生ずる こ と がな く 、 ゴ ミ 、 ホコ リ 等が力 セ ッ ト本体内に入 り 込む虞れが少な く な り 、 ま た、 天板の幅が広 く な る ので前板の反 り を防止で き 、 外観品位を 向上さ せる こ と がで き る。

〔産業上の利用可能性〕 本発明の磁気テー プカ セ ッ 卜 は以上説明 した よ う に、 上ハ ー フ の前部一側壁に、 下ハー フ側に開 口 した装着開 σ部を設け、 該装着開 口 部の内隅部 に、 前蓋の一方の回動支軸を配置する と 共に、 回 動支軸を下ハ ー フ側へ抜け止めする 係止突部を装 着開 口部に、 また上ハー フ 内面の回動支斬先端近 接位置に、 該支軸 を カ セ ッ ト 前部側へ抜け止め す る 抜け止め突部 を それぞれ設け たか ら 、 両係止突 部に よ り 、 前蓋は上ハ ー フ に本止め さ れて脱落な く 確実に保持 さ れ、 前蓋 ス プ リ ン グ の紛失を 防止 す る と 共に 、 余分な再組付け を な く し て、 組付け 作業性の 向上を 図 る こ と が で き る 。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . テープの繰 り 出 し リ ールお よ び巻取 リ ール を 収鈉する カ セ ッ ト を構成す る 上 · 下ハー フ カ セ ッ 卜 と テープが走行す る 該カ セ ッ ト 前面側を 回動 し て 該前面を 開閉可能に覆 う 前蓋 と を 有す磁気テー プカ セ ッ ト にお いて 、

前記前蓋が前記カ セ ッ ト 前面 を 覆 う よ う に し た前蓋前板 と 、. 前記前蓋前板のカ セ ッ ト 側の上部 に位.置 し前記カ セ ッ ト の上面に当接す る よ う に し た前蓋天板 と 、 前記前蓋天板の下方の両側 に前蓋 側板 と を有 し 、

前記上ハー フ カ セ ッ ト が前記前蓋天板が 当接 す る 前記カ セ ッ ト の上面を形成す る 上ハー フ天板 と 、 前記上ハー フ天板の下方の両測に前記前蓋側 板 と 対応する 上ハー フ 側板と 、 前記前蓋を所定の 位置に保持す る ための前蓋保持部材 と を有 し 、

前記両前蓋側板の 内側にはそれぞれ前蓋回動 支軸が突設 さ れて いて 、 .

前記両上ハーフ側扳の 内 、 少な く と も 一方の 上ハー フ 側板には前記前蓋回動支軸の装着方.向 に 開口 した装着開口部が形成 されて いて 、

前記前蓋回動支軸を 前記装着開 口部に装着 し 、 前記前蓋天板が前記上ハー フ天板の上面 よ り 上位 と な る よ う に前記前蔻 を 前記上ハ ー フ カ セ ッ 卜 に 装着す る こ と に よ り 、 前記前蓋保持部材が前記前 蓋 を 所定の 位置 に保持す る よ う 構成 し た こ と を 特 徴 と す る 磁気テー プカ セ ッ ト 。

2 . 請求の範囲第 1 項記載の磁気 テー ズカ セ ッ ト にお いて 、 他方の上ハー フ 側板 には前記前蔻回動 支軸 を 外方向 か ら 嵌入 し て 保持す る ための軸穴 を 設 け こ と を 特徴 と す る 磁気テープカ セ ッ ト 。

3 . 請求の範囲第 1 項又は第二項記載の磁気テー プカ セ ッ ト に お いて 、 前記前蓋保持部材 と し て 前 記前蔻回動支軸の直径 よ り 小 さ な開 口 部 を 有す る 導入部 と 、 導入 さ れた 前記前蔻回動支軸 と 係合す る 係合部 よ り 成 る 回動支軸保持部材 を 設け 、 前記 前蓋回動支軸 を 前記装着開 口 部 に装着す る こ と に よ り 、 前記導入部がた わん でそ の開 口 部 を 拡大 し て 前記前蓋回動支軸 を 係合部に導入 し て 係合 さ せ 、 そ の後 、 前記導入部が元位置に 回復 し て 前記前蓋 回動支軸が抜け出 る の を 防止す る よ う に し た こ と を 特徴 と す る 磁気テー プカ セ ッ ト 。

4 . 請求の範囲第 3 項記載の磁気テープカ セ ッ ト にお いて 、 前記回動支軸係合部材 を 弾性部材に よ り 形成 し た こ と を 特徴 と す る 磁気テープ.力 セ ッ ト 。

5 . 請求の範囲第 1 項又は第 2 項記載の磁気テー プ力 セ ッ ト にお いて 、 前記装着開口 部にカ セ ッ ト 前面方向及び下ハー フ カセ ッ ト 方向 を 開 口する 逆 し字形状の隅部 を設け、 かつ前記前蓋保持部材 と して前記前蓋回動支軸の カ セ ッ ト 前面厠 を支持す る 軸前面支持部材 と 下ハー フ カ セ ッ ト 側を 支持す る 軸下面支持部材 と を設け、 前記逆 L字形状の隅 部 と 前記軸前面支持部材 と 前記軸下面支持部材 と に よ り 前記前蓋回動支軸の垂直方向及び水平方向 の軸位置を 保持 して前記前蓋を所定の位置に保持 す る よ う に した こ と を-特徴 とする 磁気テープカ セ ッ 卜 。

6 . 請求の範囲第第 5 項記載の磁気テーアカ セ ッ ト において 、 前記軸前面支持部材 と して前記前蓋 回動支軸の先端部 と 係合 して 支持する 係合部材 を

' 設けた こ と を 特徴と する 磁気テープカ セ ッ ト 。

7 . 請求の範囲第 6 項記載の磁気テープカ セ ッ ト にお いて 、 前記係合部材は前記上ハー フ 天扳内面 か ら下方に突設さ れた突起であ り 、 該突起の後部 の段部で前記前蓋回動支軸の先端部と 係合 し て支 持する こ と を 特徴 と する 磁気テープカ セ ッ ト 。

8 . 請求の範囲第 7 項記載の磁気テープカ セ ッ 卜 に お い て 、 前記突起は そ のカ セ ッ ト 前面側か ら そ の 前記上ハー フ 側板側へか けて 斜面 と な る よ う 面 取 り さ'れ 、 前記前蓋 回動支軸の先端部は該斜面 に よ り 前記突起の後方へガ イ ド さ れ 、 該突起の後部 の段部 と 係合 し て 支持 さ れ る よ う に し た こ と を 特 徴 と す る 磁.気テー プカ セ ッ ト 。

9 . 請求の範囲第 8 項記載の磁気テープカ セ ッ ト が ビデオテープ レ コ ー ダの操作片が揷入 さ れ る 前 記前蓋開閉用 の案内溝 を 形成す る 仕切壁 を 有す る 場合にお いて 、 該仕切壁が前 .記突起 を 形成す る よ う に し た こ と を 特徴 と す る 磁気テ ー プ セ ッ ト 。

1 0 . 請求の範囲第 6 項記載の磁気テープカ セ ッ ト にお いて 、 前記係合部材は前記上ハー フ 天扳内 面に設 け ら れた 弾性部材で 、 該弾性部材は前記前 蓋装着時 に前記前蓋回動支軸の先端部 を カ セ ッ 卜 後方へガ イ ド す る ガイ ド 部 と 、 そ の後部で前記前 蓋回動支軸の先端部 と 係合す る 係合部 と を 有 し 、 前記前蓋回動支軸の先端部がカ セ ッ ト 後方へガイ ド さ れ る 時は 、 前記前蓋回動支軸の先端部で前記 弾性部材は押圧 さ れて 後退 し 、 前記前蓋回動支軸 の先端部が前記ガ イ ド 部 を 通過後は 、 元位置に復 し 前記係合部で前記前蓋回動支軸の先端部 を 係合 す る こ と を 特徴 と す る 磁気テープカ セ ッ ト 。

1 1 . 請求の範囲第 5 項記載の磁気テープカ セ ッ ト において 、 前記軸前面支持部材 を前記逆 L字形 状の隅部付近に設けた こ と を特徴 と する 磁気テー フ。カ セ ッ 卜 。

1 2 . 請求の範囲第 1 1 項記載の磁気テープカ セ ッ 卜 にお いて 、 前記軸前面支持部材が前記上ハー フ 厠板 と 一体 を な し 、 前記軸前面支持部材 と 前記逆 L 字形状の隅部 と に よ り 前記前蓋回動支軸 と 係合 す る 逆凹字形の装着凹部 を 形成す る こ と を 特徴 と す る 磁気テープカ セ ッ ト 。

1 3 . 請求の範囲第 5 項記載の磁気テープカ セ ッ ト が さ ら に前記前蓋の開閉時に前記前蓋を 閉方向 に付勢す る 前蓋スプ リ ン グ を 有 して いて 、 該前蓋 ス プ リ ングがそ の一端を 前記第二の前蓋回動支軸 に係止 さ れ 、 他端 を 自 由端 と して 前記上ハー フ 天 板の 内面を 圧接 し 、 そ の反力 に よ り 前記前蓋回動 支軸を 前記上ハー フ 天板の 内面へ押圧す る よ う に 取 り 付け ら れて いて 、 前記軸前面支持部材 と して 前記前蓋ス プ リ ング を 利用する こ と を 特徴 と する 磁気テープ力 セ ッ ト 。

1 4 · 請求の範囲第 1 3 項記載の磁気テーアカ セ ッ ト にお いて 、 さ ら に前記前蓋スプ リ ングの 自 由端 厠先端部 と 当接す る 突当 部材を 設ける こ と に よ り 前記前蓋ス プ リ ン グ を 介 し て 前記前蓋回動支軸の 水平方向の軸位置 を 前記逆 L 字形状の 隅部に保持 す る こ と を 特徴 と す る 磁気テー プカ セ ッ ト 。

1 5 . 請求の範囲第 1 4 項記載の 磁気テープカ セ ッ ト に お い て 、 前記突 当 部材 を 前記上ハ ー フ の 内面 前方 に設 けた こ と を 特徴 と す る 磁気テー プ力 セ ッ

1 6 . 請求の範囲第 1 4 項記載の磁気テープカ セ ッ 卜 に お いて 、 前記突 当 部材 と し て 前記上ハ ー フ の 内面前方に凹部 を 設 け該突 当 凹部で前記前蓋ス プ リ ン グの先端部 を 係止す る よ う に し た こ と を 特徴 と す る 磁気テ ー プカ セ ッ ト 。

1 7 . 請求の範囲第 1 4 項記載の磁気テー アカ セ ッ ト に お い て 、 前記上ハ ー フ カ セ ッ ト が さ ら に前記 カ セ ッ ト 前面側 を 形成す る 上ハー フ 前板 を 有 し 、 前記突 当 部材 を 該上ハ ー フ 前板に設けた こ と を 特 徴 と す る 磁気テー アカ セ ッ ト 。

1 8 . 請求の範囲第 5 項記載の磁気テープカ セ ッ 卜 にお いて 、 前記下面軸支部材 を 前記逆 L 字形状 の 隅部 に設け 、 前記下面軸支部材 と 前記逆 L 字形 状の隅部 と に よ り 前記第二の前蓋回動支軸 と 係合 する 横凹字形の装着凹部 を 形成す る こ と を 特徴 と す る 磁気テープカ セ ッ ト 。

1 9 . 請求の範囲第第 1 8 項記载の磁気テープ力 セ ッ ト にお いて 、 前記軸前面支持部材 と して前記 前蓋回動,支軸 先端.部 と 係合 し て 支持する 係合部 材 を設けた こ と を特徴 と す る 磁気テープカ セ ッ ト 。

2 0 . 請求の範囲第 1 8 項記載の磁気テープカ セ ッ ト がさ ら に前記前蓋の開閉時に前記前蓋を 閉方向 に ί寸勢す る 前蓋ス プ リ ン グを有 し て いて 、 該前蓋 スプ リ ングがその一端を 前記第二の前蓋回動支軸 に係止 さ れ 、 他端 を 自 由端 と して前記上ハー フ天 板の 内面 を 圧接 し 、 その反力 によ り 前記前蓋回動 支軸 を 前記上ハー フ 天扳の内面へ押圧す る よ う に 取 り 付け ら れて いて 、 前記軸前面支持部材 と して 前記前蓋ス プ リ ング を 利用す る こ と を 特徴と す る 磁気テーフ。カ セ ッ ト 。

2 1 . 請求の範囲第 2 0 項記載の磁気テ ープカ セ ッ - ト にお いて 、 さ ら に前記前蓋ス プ リ ン グの 自 由端 側先端都 と 当接する突当 部材 を 設ける こ と に よ り 前記前蓋ズプ リ ング を 介 して前記前蓥回動支軸の 水平方向の軸 位置を 前記逆 L字形状の隅部に保持 す る こ と を 特徴 と する 磁気テープカ セ ッ ト 。

. 2 2 . 請求の範囲第 5 項記載の磁気テー プカ セ ッ 卜 に お いて 、 前記前蓋側板の後端部 を 前記前蓋回 動支軸 と 同心の 円形部 を 有す回動保持部 と し 、 前 記軸下面支持部材 と し て 前記前蓋側板の 回動保持 部の下ハー フ カ セ ッ ト 測 を 支持す る 回動保持部下 面支持部材 を 設 けた こ と を 特徴 と す る 磁気テープ カ セ ッ 卜 ：

2 3 . 請求の範囲第 2 2 項記載の磁気テープカ セ ッ 卜 に お いて 、 前記回動保持部下面支持部材 を 前記 逆 L 字形状の隅部の下部近傍 に設 け こ と を 特徴 と す る 磁気テープカ セ ッ ト 。

2 4 . 請求の範囲第第 2 2 項記載の磁気テー ア力 セ ッ ト にお いて 、 前記軸前面支持部材 と し て 前記 前蓋回動支軸の先端部 と 係合 し て 支持す る 係合部 材 を 設 けた こ と を 特徴 と す る 磁気テー プカ セ ッ ト 。

2 5 . 請求の範囲第 2 2 項記載の磁気テ ープカ セ ッ ト が さ ら に前記前蓋の開閉時に前記前蓋 を 閉方向 に ί寸勢す る 前蔻ス プ リ ン グ を 有 し て い て 、 該前蓋 ス プ リ ン グがそ の一端 を 前記第二の前蓋回動支軸 に係止 さ れ 、 他端 を 自 由端 と し て 前記上ハー フ 天 板の 内面 を 圧接 し 、 そ の反力 に よ り 前記前蓋回動 - 支軸 を 前記上ハ ー フ 天板の 內面へ押圧す る よ う に 取 り 付け ら れて いて 、 前記軸前面支持部材 と し て 前記前蓋ス ァ リ ン グを 利用す る こ と を 特徴 と する 磁気テープ力 セ ッ ト 。

2 6 . 請求の範囲第 2 5 項記載の磁気テープカ セ ッ ト.にお いて 、 さ ら に前記前蓋.ス プ リ ン グの 自 由—端 側先端部 と 当接する 突 当部材 を 設け る こ と に よ り 前記前蓋ス プ リ ング を 介レて前記前蓋回動支軸の 水平方向の軸位置を前記逆 L 字形状の隅部に保转 す る こ と を 特徴 と す る 磁気テープカ セ ッ ト 。

2 7 . 請求の範囲第 2 2 項記載の磁気テープカ セ ッ ト にお いて 、 前記軸前面支持部材を 前記逆 L字形 状の隅部付近に設けた こ と を特徴 と する 磁気テー フ。カ セ ッ 卜 。

2 8 . テーアの線 り 出 し リ ールお よ び卷取 リ ール を 収納する カ セ ッ ト を構成する 上 ■ 下ハー フ カ セ ッ ト と テーアが走行する 該カ セ ッ ト 前面側 を 回動 し て該前面 を 開閉可能に覆 う 前蓋と 該前蓋を一方向 へ付勢す る 前蓋ス プ リ ン グと を有す磁気テープ力 セ ッ ト にお いて 、 .

前記前蓋が前記カ セ ッ ト 前面 を覆 う よ う に し た前蓋前板 と 、 前記前蓋前板のカ セ ッ ト 厠の上部 に位置 し前記カ セ ッ トの上面に 当接する よ う に し た 前蓋天板 と 、 前記前蓋天板の下方の両側 に前蓋 側板 と を 有 し 、

前記両前蓋側板の 内 側に は それ ぞれ前蓋回動 支軸が突設 さ れて いて 、

前記前蔻回動支軸の少な く と も 一方の前蓋回 動支軸 に前記前蓋ス プ ϋ ンク"が取 付 け ら れ 、 前記上ハー フ カ セ ッ 卜 が前記前蓋天板が 当 接 す る 前記カ セ ッ ト の上面 を 形成す る 上ハー フ 天扳 と 、 前記上ハ ー フ 天板の下方の両側 に前記前蔻側 板 と 対応す る 上ハ ー フ 側板 と 、 前記前蔻回動支軸 の移動 を 規制す る 移動規制部材 と を 有 し 、

前記両上ハー フ 側板の 内 、 前記前蓋ス プ リ ン グが取 り 付け ら れ る 方の前記前蓋 回動支軸が突設 し た前記前蓋側板に対応す る 上ハー フ 側板には前 記前蓋回動支軸の装着方向 に開 口 し た装着開 口 部 が形成 さ れて いて 、 前記前蓋回動支軸 を 前記装 着開 口 部 に装着 し 、 前記前蓋天板が前記上ハー フ 天板の上面 よ り 上位 と な る よ う に前記前蓋 を 前記 上ハ ー フ カ セ ッ ト に装着す る こ と に よ り 、 前記前 蓋ス ァ リ ン グが前記前蓋回動支軸 を 前記装着開 口 部の隅部に押圧 し 、 前記移動規制部材が押圧 さ れ た 前記前蓋回動支軸が所定以上移動す る の を 規制 す る よ う 構成 し た こ と を 特徴 と す る 磁気テープ力 セ ッ 卜 。

2 9 . 請求の範囲第 2 8 項記载の磁気テープカ セ ッ ト にお いて 、 前記装着開口 部の隅部 を カ セ ッ ト 前 面方向及び下ハー フ カ セ ッ ト 方向 を 開口する 逆 し 字形状 と し 、 前記移動規制部材 と して 軸前方向の 移動 を規制す る 前方向規制部材を 設けた こ と を 特 徴 と す る 磁気テープカ セ ッ ト 。

3 0 : 請求の範囲第 2 8 項記載の磁気テープカ セ ッ ト にお いて 、 前記装着開口都の隅部を カ セ ッ ト 前 面方向及び下ハ一フ カセ ト 方向 を 開 口す る 逆 L 字形状と し 、 前記移動規制部材と し て軸下方向の 移動を 規制す る 下方向親制部材を 設けた こ と を 特 徴 と する 磁気テ一プ カ セ ッ ト

3 1 . 請求の範囲第 2 8 項記載の磁気テープカ セ ッ 卜にお いて 、 前記装着開 口部の隅部を カ セ ッ ト 前 面方向及び下ハー フ カ セ ッ ト 方向 を 開口する 逆 L 字形状 と し 、 前記移動規制部材と して軸前方向及 び軸下方向の移動 を それぞれ規制する 前方向規制 部材お よ び下方向規制部材を 設けた こ と を 特徴 と する 磁気テープカ セ ッ ト 。

3 2 . 請求の範囲第 2 9 項記載の磁気テープカ セ ッ ト にお いて 、 前記前蓋ス ァ リ ングがその一端 を 前 記前蓋回動支軸に係止され 、 他端を 自 由端と して 前記上ハ ー フ 天板の 内面 を 圧接 し 、 そ の反力 に よ り 前記第二の前蓋回動支軸 を 前記上ハー フ 天板の 内 面へ押圧す る よ う に'取 り 付け ら れて い て 、 前記 前方向規制部材 と し て 前記前蓋ス プ リ ン グの 自 由 端側先端部 と 当 接す る 突 当 部材 を 設 けた こ と を 特 徴 と す る 磁気テ ー プ力 セ ッ.卜 。

3 3 . 請求の範囲第 2 9 項記載の磁気テープカ セ ッ 卜 に お いて 、 前記前方向規制 部材 を 前記逆 L 字形 状の 隅部 に設けた こ と を 特徴 と す る 磁気テープ力 セ ッ 卜 。

3 4 . 請求の範囲第 2 9 項記載の磁気テープカ セ ッ 卜 にお いて 、 前記前方向規制部材 と し て 前記前蓋 回動支軸の先端部 と 係合す る 係合部材 を 設 けた こ と を 特徴 と す る 磁気テー プカ セ ッ ト 。

3 5 . 請求の範囲第 3 0 項記載の磁気テープカ セ ッ ト に お いて 、 前記下方向規制 部材 を 前記逆 し 字形 状の 隅部付近に設けた こ と を 特徴 と す る 磁気テー プカ セ ッ ト 。

3 6 . 請求の範囲第 3 0 項記載の磁気テープカ セ ッ 卜 に お いて 、 前記前蓋側板の後端部を 前記前蓋回 動支軸 と 同心の 円形部 を 有す回動保持部 と し 、 前 記下方向規制部材 と し て 前記回動保持部の下方向 への移動を 規制す る 部材 を 設けた こ と を 特徴 と す る 磁気テーアカ セ ッ ト 。

3 7 . 請求の範囲第 2 8 項記載の磁気テープカ セ ッ ト にお いて 、 前記前蓋スプ リ ングが板バネで作成 'さ れ 、 前記前蓋回動支軸に係止さ れ る 固定部 と 前 記上ハ一フ 天扳内面 と 当接する 自 由端側の先端部 の間に下ハー フ カ セ ッ ト 方向に突出す る ループ状 のス プ リ ン ング部が形成 さ れて い る こ と を 特徴 と する 磁気テーフ。力 セ ッ ト 。

3 8 . 請求の範囲第 3 7 項記載の磁気テープカ セ ッ ト にお いて 、 前記前蓋回動支軸の先端側及び少な く と も そ の 円周面の一ヶ所に開口す る ス リ ッ ト を 設けて 、 該ス リ ッ ト によ り 分断さ れ半円形状の前 記前蓋ス ァ リ ング装着のための取付部 を 形成 し 、 前記前蓋ス プ リ ングの固定部は扳バネの一端を 前 記取付部の円周面と 接する よ う に曲げ 、 さ ら に そ の先端 を前記ス リ ッ 卜 内 に進入する よ う に折る こ と に よ り 、 曲部及びス リ ッ ト 進入部を 形成 し 、 該 曲部及びス リ ッ ト 進入部を 前記取付部に装着す る こ と によ り 前記前蓋スプ リ ングを 前記前蓋回動支 軸に固定する こ と を 特徴と する 磁気テープ力 セ ッ ト 。

3 9 . 請求の範囲第 3 8 項記載の磁気テープカ セ ッ 卜 にお いて 、 前記ス リ ッ ト が円周面 を 貫通す る ス リ ッ ト であ り 、 前記前蓋ス プ リ ン グの前記ス リ ツ 卜 進入部 を さ ら に進展 さ せて 残 り の開 口部か ら 突 出 さ せ 、 該突 出 部 を 前記 曲部 と 反対方 向 に折 り 曲 げて 、 前記残 り の開口 部付近に係止す る よ う な係 止部 を 設 けた こ と を 特徴 と す る 磁気テープカ セ ッ 卜 。 '

4 0 . 請求の範囲第 3 8 項記載の磁気テー プカ セ ッ 卜 にお いて 、 前記取付部 を そ の先端部が細 く な る よ う に テー パ ー状 と し た こ と を 特徴 と す る 磁気テ ープカ セ ッ ト 。

4 1 . 請求の範囲第 3 8 項記載の磁気テープカ セ ッ 卜 にお いて 、 前記前蔻が開方向 に 回動 し た 時に 、 前記第二'の前蔻回動支軸が前記前蔻ス プ リ ン ン グ を 巻 き 込む よ う に前記前蓋ス プ リ ン ン グ を 前記第 二の前蓋回動支軸に装着 し た こ と を 特徴 と す る 磁 気テープカ セ ッ ト 。

4 2 . 請求の範囲第 3 8 項記載の磁気テープカ セ ッ 卜 にお いて 、 前記前蓋ス プ リ ン グの 自 由端側の先 端部は折 り 曲 げ ら れて 曲面 と な る よ う に し た こ と を 特徴 と す る 磁気テープカ セ ッ ト 。

4 3 . 請求の範囲 _:第 3 7 項記載の磁気テープカ セ ッ ト に お いて 、 前記前蓋スプ リ ングの側面 を ガイ ド す る ガイ ド 部材 を設けた ごと を 特徴 と する 磁気テ ーフ。カ セ ッ ト 。

4 4 . 請求の範囲第 3 7 項記載の磁気テープカ セ ッ ト にお いて 、 下ハー フ カ セ ッ ト に前記前蓋を 閉位 置にて ロ ッ ク する 係止機構が設け ら れて いて 、 前 記係止機構が一端 を軸支 さ れて 回動す る 回動部材 と 、 前記回動部材に突設されたロ ッ ク 用突起 と 口 ッ ク 解除用突起と 、 前記回動部材 を 回動 さ せ る ため の 回動 レバー と を 有 し 、 前記回動 レバーが前記前 蓋ス プ リ ン グの前記ループ状のス プ リ ング部の下 面に当接する よ う に配置する こ と に よ り 前記回動 部材が前記ロ ッ ク 用突起 と 前記前蓋 と が係合する よ う に回動す る こ と を 特徴 と する 磁気テープ力 セ ッ 卜 。 、