JPWO2021014655A5 - - Google Patents

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デキストリン脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステルは、デキストリンやフラクトオリゴ糖と脂肪酸とで構成されるエステル、又はその誘導体であり、例えば、千葉製粉社より市販されているレオパールKL、レオパールMKL、レオパールTT、レオパールKE、レオパールTL、レオパールISK等によって例示される。
[親水性被膜としての非イオン性界面活性剤]
親水性被膜とは、粉体の表面を覆う親水性の被膜を意味し、本願では、特に疎水性無機粉体の表面を覆う親水性の被膜(親水性第2被膜とも称される)を意味する。本願では親水性被膜で覆われた疎水性無機粉体を親水化無機粉体と称する。ここで、親水性被膜は、親水化処理剤(特に、非イオン性界面活性剤)で形成されるため、親水性被膜の組成は非イオン性界面活性剤であると言える。本願の親水化無機粉体はこの親水性被膜としての非イオン性界面活性剤が水または水系溶媒への自己分散性のキー成分である。
また、化粧料の製造における中間原料として親水化無機粉体を高濃度に配合した水分散組成物が考えられる。この水分散組成物とは水に親水化無機粉体を主成分として分散した組成物であり流動する液状のものから粒状のものまで可能である。この分散組成物を製造する工程で分散機を使用することで親水化無機粉体の分散状態を調整できる事と化粧料に配合する際に粉体粒子の飛散が防止できる等使用適性のメリットがある。
増粘剤としては、ヒアルロン酸ナトリウム、カチオン化ヒアルロン酸ナトリウム、アクリロイルジメチルタウリンとその塩を構成単位とする重合体および共重合体、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。具体的には、例えば、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン/ジメチルアクリルアミド)クロスポリマー(商品名:SEPINOV P88;成和化成社)やポリアクリレートクロスポリマ-6(商品名:SEPIMAX ZEN;成和化成社)、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー(商品名:SEPINOV EMT 10;成和化成社)、ポリビニルピロリドン(商品名:ルビスコールK17、ルビスコールK30、ルビスコールK90;BASFジャパン社)、(PEG-240/デシルテトラデセスー20/HDI)コポリマー/ラウリン酸K/BG/水の混合物(アデカノールGT-730;ADEKA社)、ポリウレタン-59/BG/水の混合物(アデカノールGT-930;ADEKA社)、トリデセス-6(Avalure Flex-6 CC Polymer;ルーブリゾル社)、キサンタンガム(ケルトロールCG-T;三晶社)、ジェランガム(ケルコゲル、ケルコゲルHM;DSP五協フード&ケミカル社)、ケイ酸(Na/Mg)(商品名:OVEIL ER(大阪ガスケミカル社))、ベントナイト(商品名:OVEIL BR(大阪ガスケミカル社))等が挙げられる。
ただし、比較例6のように、ポリオキシエチレンの付加モル数が6であり炭素鎖部分がC10の場合には、炭素鎖部分が分岐型構造を有する界面活性剤は親水性及び自己分散性という観点で実施例1などよりも劣る。ここで、実施例1~17の中で最も炭素鎖部分の炭素数が少ない界面活性剤は実施例6で使用したポリオキシエチレン(10)イソドデシルエーテルのC12であり、実施例1~17の中で最も炭素鎖部分の炭素数が多い界面活性剤は実施例13で使用したポリオキシエチレン(20)オクチルドデシルエーテルのC20である。そのため、親水性及び自己分散性という観点で有用な界面活性剤は、炭素鎖部分の炭素数がC12~C20という視点で選択され得る。
(評価結果の考察のまとめ)
以上のことから、良好な親水性及び自己分散性を達成し得る親水性被膜の組成は、炭素鎖部分が分岐構造を有する炭素数が12~20である非イオン性界面活性剤である。特にType 1のモノエーテルタイプの非イオン性界面活性剤であるか、又は、HLBが9.5~15.5であるという条件のいずれかを満足すれば、特に良好な親水性及び自己分散性を達成し得る。
表4の結果から、実施例10及び11の粉体を配合した水系サンカットローションは紫外線遮蔽能が高く使用感と化粧効果、化粧持続性に優れていることが分かった。
表5の結果から、実施例7の粉体を配合したO/W型日焼け止め化粧料は紫外線遮蔽能が高く使用感と化粧効果、化粧持続性に優れていることが分かった。
表6の結果から、実施例10及び11の粉体を配合したO/W型日焼け止め化粧料は紫外線遮蔽能が高く使用感と化粧効果、化粧持続性に優れていることが分かった。
表7の結果から、実施例6~9の粉体を配合したパウダーファンデーションは使用感、化粧効果、化粧持続性に優れていることが分かった。
表8の結果から、実施例1~4の粉体を配合した油性固形ファンデーションは使用感、化粧効果、化粧持続性に優れていることが分かった。
表9の結果から、実施例5の粉体を配合した水系おしろいは使用感、化粧効果、化粧持続性に優れていることが分かった。
表10の結果から、実施例1、7、8の粉体を配合した水系アイシャドウは使用感、化粧効果、化粧持続性に優れていることが分かった。
(評価方法)
水系化粧下地の評価方法は、上記のO/W型乳化ファンデーションと同様である。
[表11]
Figure 2021014655000001
表11の結果から、実施例2~4の粉体を配合した水系化粧下地は使用感、化粧効果、化粧持続性に優れていることが分かった。
[表12]
Figure 2021014655000002
表12の結果から、実施例3、5の粉体を配合した口紅は使用感、化粧効果、化粧持続性に優れていることが分かった。

Claims (1)

  1. 前記非イオン性界面活性剤が、以下のものから選択される1種以上である、請求項1に記載の親水化無機粉体:
    ポリオキシエチレン(10)イソステアリルエーテル、
    ポリオキシエチレン(10)イソドデシルエーテル、
    ポリオキシエチレン(12)イソステアレート、
    ポリオキシエチレン(8)イソステアリン酸グリセリル、
    ポリオキシエチレン(20)トリイソステアリン酸グリセリル、
    ポリオキシエチレン(20)オクチルドデシルエーテル、
    ポリオキシエチレン(5)ヘキシルデシルエーテル、
    ポリグリセリル(10)モノイソステアレート。
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