JPWO2020183720A1 - 流量測定装置 - Google Patents

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Abstract

流量測定装置は、第1のトランスデューサから、少なくとも1つの第1の周波数を有する第1の測定信号を送信し、管路の内部における流体を介して、第2のトランスデューサにより第1の測定信号を受信する。流量測定装置は、第1の測定信号に基づいて第2の周波数を決定する。流量測定装置は、第3のトランスデューサから、管路及び流体の界面に向けて、第2の周波数を有する第2の測定信号を送信し、第4のトランスデューサにより、界面において反射された第2の測定信号を受信する。流量測定装置は、第1及び第2の測定信号に基づいて、流体の粘度を反映するように、管路の内部における流体の流量を計算する。

Description

本開示は、所定の断面積を有する管路の内部における流体の流量を測定する流量測定装置に関する。
管路の内部における流体の流量を得るために、例えば超音波などの測定信号を流体を介して伝搬させることにより、流体の速度を測定することが知られている。このような測定信号からわかる流体の速度は、管路内の一部の領域のみにおける速度である。しかしながら、管路の横断面にわたる流体の速度分布は、流体の粘度(又は動粘度)に応じて異なる。従って、流体の流量を正確に測定するためには、流体の粘度(又は動粘度)を考慮することが必要である。
例えば特許文献1及び2は、流体の動粘度を考慮して、管路の内部における流体の流量を測定することを開示している。
特許文献1は、配管において流路断面積が異なる測定部位、または配管において内面の表面粗さが異なる測定部位に設けられた複数の超音波送受信器を用いて超音波の送受信を行うことにより、測定用流体の流速または流量を複数の超音波送受信器でそれぞれ計測し、各計測値の比または差に基づいて測定用流体の流量を補正する超音波流量計を開示している。これにより、測定用流体の種類や濃度が変化した場合でも流量補正を的確に行う。
特許文献2は、複数種類の流体における音速、密度及び動粘度係数の三者間の関係を複数種類の流体ごとに規定した流量補正用データを記憶し、データと、音響パラメータ算出手段が算出した流体の音速及び密度算出手段が算出した流体の密度とに基づいて、管路を流れる流体の種類を特定する超音波流量計を開示している。これにより、流体の種類を特定してその流体の種類に応じた的確な流量補正を行う。
特許第5282955号公報 特許第5608884号公報
しかしながら、特許文献1の超音波流量計は、複数の超音波送受信器を、配管において流路断面積が異なる測定部位、又は、配管において内面の表面粗さが異なる測定部位に設けるために、特別な形状の配管(管路)を必要とする。その結果、既存の管路の内部における流体の流量を測定することは困難であり、また、特別な形状の管路を設けるために十分なスペースがない場合に流体の流量を測定することは困難である。従って、特別な形状の管路を必要とすることなく、流体の流量を測定することができる流量測定装置が求められる。
また、特許文献2の超音波流量計は、複数種類の流体における音速、密度及び動粘度係数の三者間の関係を複数種類の流体ごとに規定した流量補正用データを予め記憶することを必要とする。その結果、流量補正用データを持たない流体については、その動粘度を得ることができず、測定される流量の精度が低下する。従って、粘度及び他のパラメータの関係を示す予め与えられたテーブルを必要とすることなく流体の流量を測定することができる流量測定装置が求められる。
本発明の目的は、特別な形状の管路を必要とすることなく、かつ、粘度及び他のパラメータの関係を示す予め与えられたテーブルを必要とすることなく、流体の粘度を反映して流体の流量を高精度に測定することができる流量測定装置を提供することにある。
本開示の一態様に係る流量測定装置によれば、
所定の断面積を有する管路の内部における流体の流量を測定する流量測定装置であって、
前記流量測定装置は、前記管路にそれぞれ設けられた第1〜第4のトランスデューサであって、電気信号を音響信号に変換する第1及び第3のトランスデューサと、音響信号を電気信号に変換する第2及び第4のトランスデューサとに接続され、
前記流量測定装置は、
前記第1のトランスデューサから、少なくとも1つの第1の周波数を有する第1の測定信号を送信し、前記管路の内部における流体を介して、前記第2のトランスデューサにより前記第1の測定信号を受信し、
前記第1の測定信号に基づいて第2の周波数を決定し、
前記第3のトランスデューサから、前記管路及び前記流体の界面に向けて、前記第2の周波数を有する第2の測定信号を送信し、前記第4のトランスデューサにより、前記界面において反射された前記第2の測定信号を受信し、
前記第1及び第2の測定信号に基づいて、前記流体の粘度を反映するように、前記管路の内部における前記流体の流量を計算する。
これにより、特別な形状の管路を必要とすることなく、かつ、粘度及び他のパラメータの関係を示す予め与えられたテーブルを必要とすることなく、流体の粘度を反映して流体の流量を高精度に測定することができる。
本開示の一態様に係る流量測定装置によれば、
前記流量測定装置は、
前記第1の測定信号に基づいて前記流体の第1の速度を計算し、
前記流体の第1の速度に基づいて前記流体の剪断速度を計算し、
前記流体の剪断速度に比例するように前記第2の周波数を決定する。
これにより、流体の粘度を測定するために最適な第2の周波数を設定することができ、流体の粘度を高精度に測定し、従って、流体の流量を高精度に測定することができる。
本開示の一態様に係る流量測定装置によれば、
前記流量測定装置は、
前記第1の測定信号に基づいて前記流体の第1の速度を計算し、
前記第2の測定信号に基づいて、前記管路及び前記流体の界面における反射率を計算し、前記反射率に基づいて前記流体の粘度を計算し、
前記流体の粘度に基づいて、前記流体の第1の速度を補正して前記流体の第2の速度を計算し、
前記第2の速度に基づいて、前記管路の内部における前記流体の流量を計算する。
これにより、流体の粘度を反映して流体の流量を高精度に測定することができる。
本開示の一態様に係る流量測定装置によれば、
前記流量測定装置は、
前記流体の粘度に基づいて、前記流体のレイノルズ数を計算し、
前記レイノルズ数に基づいて、前記流体が層流であるか、それとも乱流であるかを決定し、
前記流体の第1の速度に対して層流の補正係数又は乱流の補正係数を乗算して前記流体の第2の速度を計算する。
これにより、流体が乱流であるか、それとも層流であるかに応じて、流体の速度を適切に補正することができる。
本開示の一態様に係る流量測定装置によれば、
前記第1の測定信号は複数の周波数を含み、
前記第2の測定信号は単一の周波数を含む。
これにより、単一周波数の信号を用いる場合に比べて、第1の測定信号がノイズに埋もれにくくなる。
本開示の一態様に係る流量測定装置によれば、
前記第1の測定信号は、先頭からの時間経過に応じて変化する周波数を有する。
これにより、単一周波数の信号又は短い時間長の信号を用いる場合に比べて、第1の測定信号がノイズに埋もれにくくなる。
本開示の一態様に係る流量測定装置によれば、
前記流量測定装置は、前記第3及び第4のトランスデューサとして機能する1つのトランスデューサに接続される。
これにより、トランスデューサを管路に配置する手間を低減することができる。
本開示の一態様に係る流量測定装置によれば、
前記流量測定装置は、前記第1、第3、及び第4のトランスデューサとして機能する1つのトランスデューサに接続される。
これにより、トランスデューサを管路に配置する手間を低減することができる。
本開示の一態様に係る流量測定装置によれば、特別な形状の管路を必要とすることなく、かつ、粘度及び他のパラメータの関係を示す予め与えられたテーブルを必要とすることなく、流体の粘度を反映して流体の流量を高精度に測定することができる。
実施形態に係る流量測定装置1の構成を示すブロック図である。 図1の制御回路11によって実行される流量測定処理を示すフローチャートである。 図2のステップS2において送受信される例示的な第1の測定信号M1の波形を示すグラフである。 図3の第1の測定信号M1の周波数特性を示すグラフである。 図2のステップS5における流体7の剪断速度Dの計算を説明する図である。 図2のステップS7において送受信される例示的な第2の測定信号M2の波形を示すグラフである。 図2のステップS7において送受信される例示的な第2の測定信号M2の伝搬経路を示す図である。 図1の管路6の内部における層流である流体7の例示的な速度分布を示す図である。 図1の管路6の内部における乱流である流体7の例示的な速度分布を示す図である。 実施形態の第1の変形例に係る流量測定装置によって使用されるトランスデューサ2−1〜2−3,3−1〜3−3の配置を示す図である。 実施形態の第2の変形例に係る流量測定装置によって使用されるトランスデューサ2,3−1〜3−3の配置を示す図である。 実施形態の第3の変形例に係る流量測定装置によって使用されるトランスデューサ2,3の他の配置を示す図である。 実施形態の第4の変形例に係る流量測定装置によって使用されるトランスデューサ2−1,2−2,3−1,3−2の配置を示す図である。 実施形態の第5の変形例に係る流量測定装置1によって使用されるトランスデューサ2,3,4Aの配置を示す図である。 実施形態の第6の変形例に係る流量測定装置1によって使用されるトランスデューサ2,3Aの配置を示す図である。
以下、本開示の一側面に係る実施形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。各図面において、同じ符号は同様の構成要素を示す。
[適用例]
図1は、実施形態に係る流量測定装置1の構成を示すブロック図である。流量測定装置1は、所定の断面積を有する管路6の内部における流体7の流量を測定する。流体7は、液体であってもよく、気体であってもよい。図1では、管路6が、内側の直径2aを有する円形の横断面形状を有する場合を示すが、それに限定されず、管路6は他の任意の横断面形状を有してもよい。
流量測定装置1は、管路6にそれぞれ設けられたトランスデューサ2〜5であって、電気信号を音響信号に変換するトランスデューサ2,4と、音響信号を電気信号に変換するトランスデューサ3,5とに接続される。トランスデューサ2〜5は、管路6の外側に設けられる。トランスデューサ2,3は、互いに距離Lを有するように、かつ、トランスデューサ2,3を通る直線が管路6の長手方向(例えば、管路6の内面)に対して角度θを有するように、管路6にそれぞれ設けられる。トランスデューサ4,5は、互いに近接して設けられる。
1つのトランスデューサをトランスデューサ2及び4として共用してもよく、それに代わって、1つのトランスデューサをトランスデューサ3及び5として共用してもよい。
トランスデューサ2,3のそれぞれは、電気信号と音響信号とを相互に変換してもよい。トランスデューサ2,3は、例えば、電気信号と超音波信号とを相互に変換する超音波トランスデューサであってもよい。トランスデューサ2,3は、例えば、圧電素子であってもよい。また、トランスデューサ2,3のそれぞれは、互いに近接して配置された、電気信号を音響信号に変換するトランスデューサと、音響信号を電気信号に変換するトランスデューサとの組み合わせであってもよい。
流量測定装置1は、トランスデューサ2(又は3)から、少なくとも1つの第1の周波数を有する第1の測定信号M1を送信し、管路6の内部における流体7を介して、トランスデューサ3(又は2)により第1の測定信号M1を受信する。流量測定装置1は、第1の測定信号M1に基づいて第2の周波数を決定する。流量測定装置1は、トランスデューサ4から、管路6及び流体7の界面に向けて、第2の周波数を有する第2の測定信号M2を送信し、トランスデューサ5により、界面において反射された第2の測定信号M2を受信する。流量測定装置1は、第1の測定信号M1及び第2の測定信号M2に基づいて、流体7の粘度を反映するように、管路6の内部における流体7の流量を計算する。
流体7の粘度は、後述するように、管路6及び流体7の界面における反射率から計算可能である。従って、流量測定装置1は、第2の測定信号M2に基づいて流体7の粘度を計算し、流体7の粘度を反映するように流体7の流量を計算することができる。第2の測定信号M2から流体7の粘度がわかるので、特別な形状の管路を必要とすることなく、任意の形状の管路6に設けられたトランスデューサ2〜5を用いて、流体7の流量を測定することができる。また、第2の測定信号M2から流体7の粘度がわかるので、粘度及び他のパラメータの関係を示す予め与えられたテーブルを必要とすることなく、流体7の流量を測定することができる。このように、実施形態に係る流量測定装置1によれば、特別な形状の管路を必要とすることなく、かつ、粘度及び他のパラメータの関係を示す予め与えられたテーブルを必要とすることなく、流体7の粘度を反映して流体7の流量を高精度に測定することができる。
本明細書では、トランスデューサ2,3の一方を「第1のトランスデューサ」ともいい、他方を「第2のトランスデューサ」ともいう。また、本明細書では、トランスデューサ4を「第3のトランスデューサ」ともいい、トランスデューサ5を「第4のトランスデューサ」ともいう。
[実施形態]
図1〜図11を参照して、実施形態に係る流量測定装置について説明する。
[流量測定装置の構成]
図1は、実施形態に係る流量測定装置1の構成を示すブロック図である。流量測定装置1は、制御回路11、送信回路12、受信回路13、スイッチ回路14、入力装置15、及び表示装置16を備える。
制御回路11は、流量測定装置1の他の構成要素を制御し、また、図2を参照して後述する流量測定処理を実行して流体7の流量を測定する。
送信回路12は、制御回路11の制御下で、第1の測定信号M1及び第2の測定信号M2を発生する。第1の測定信号M1は、例えば、複数の周波数(第1の周波数)を有するように発生される。第1の測定信号M1の周波数は、所定の周波数帯域幅にわたって連続値を有してもよく、離散値を有してもよい。第1の測定信号M1は、例えば、先頭からの時間経過に応じて変化する周波数を有してもよく、例えば、チャープ信号(スイープ信号)であってもよい。測定信号は、部分的に、例えばその先頭において、一定の周波数を有する時間区間を含んでもよい。第2の測定信号M2は、単一の周波数(第2の周波数)を有するように発生される。発生された第1の測定信号M1及び第2の測定信号M2は、スイッチ回路14を介してトランスデューサ2〜4に送られ、さらに、制御回路11に送られる。
受信回路13は、スイッチ回路14を介してトランスデューサ2,3,5に接続される。受信回路13は、トランスデューサ2,3の一方から送信されて他方によって受信された第1の測定信号M1を取得する。また、受信回路13は、トランスデューサ4から送信されて他方によってトランスデューサ5によって受信された第2の測定信号M2を取得する。
スイッチ回路14は、スイッチ14a〜14dを含む。スイッチ回路14は、制御回路11の制御下で、送信回路12をトランスデューサ2,3の一方に接続し、受信回路13をトランスデューサ2,3の他方に接続する。このとき、トランスデューサ4,5は、送信回路12及び受信回路13に接続されない。また、スイッチ回路14は、制御回路11の制御下で、送信回路12をトランスデューサ4に接続し、受信回路13をトランスデューサ5に接続する。このとき、トランスデューサ2,3は、送信回路12及び受信回路13に接続されない。
入力装置15は、ユーザ入力に応じて、流体7の流量を測定することを制御回路11に指示する。入力装置15は、例えば、キーボード、スイッチ、及び/又はポインティングデバイスなどを含む。
表示装置16は、測定された流体7の流量を表示する。
管路6は、例えば、鋼又は合成樹脂(例えばテフロン(登録商標))からなるものであってもよい。管路6は、例えば、外径13mm及び内径8mmを有する。管路6は、より小さなサイズ(例えば、外径3mm及び内径1.6mm)を有してもよく、より大きなサイズ(例えば、外径60mm)を有してもよい。
[流量測定装置の動作]
図2は、図1の制御回路11によって実行される流量測定処理を示すフローチャートである。
ステップS1において、制御回路11は、第1の測定信号M1のパラメータを送信回路12に設定する。ここで、第1の測定信号M1のパラメータは、第1の測定信号M1の複数の周波数(第1の周波数)を含む。第1の測定信号M1の周波数が連続値を有する場合には、第1の測定信号M1のパラメータは、第1の測定信号M1の中心周波数及び周波数帯域幅を含む。第1の測定信号M1の周波数が離散値を有する場合には、第1の測定信号M1のパラメータは、第1の測定信号M1に含まれる各周波数成分を含む。第1の測定信号M1のパラメータは、入力装置15を介してユーザ入力として取得されてもよく、制御回路11に接続又は内蔵されたメモリ(図示せず)から読み出されてもよい。
ステップS2において、制御回路11は、スイッチ回路14を切り換えて、トランスデューサ2から第1の測定信号M1を送信してトランスデューサ3により当該第1の測定信号M1を受信し、次いで、トランスデューサ3から第1の測定信号M1を送信してトランスデューサ2により当該第1の測定信号M1を受信する。第1の測定信号M1は、管路6の内部における流体7を介して伝搬する。送信回路12は、送信された第1の測定信号M1を制御回路11にも送る。受信回路13は、受信された第1の測定信号M1を制御回路11に送る。
図3は、図2のステップS2において送受信される例示的な第1の測定信号M1の波形を示すグラフである。本明細書では、第1の測定信号M1が、先頭からの時間経過に応じて変化する周波数を有するチャープ信号(スイープ信号)である場合について説明する。第1の測定信号M1は、例えば、20マイクロ秒の時間長を有する。複数の周波数及び所定の時間長を有する第1の測定信号M1を用いることにより、単一周波数の信号又は短い時間長の信号を用いる場合に比べて、第1の測定信号M1がノイズに埋もれにくくなり、流体7の流量を高精度に測定することができる。
図4は、図3の第1の測定信号M1の周波数特性を示すグラフである。チャープ信号である第1の測定信号M1は、先頭からの時間経過に応じて線形に増大する周波数を有する。代替として、図4に示す測定信号M1a〜M1cを用いてもよい。測定信号M1aは、先頭からの時間経過に応じて指数的に増大する周波数を有するチャープ信号である。測定信号M1bは、先頭からの時間経過に応じて線形に減少する周波数を有するチャープ信号である。測定信号M1cは、先頭からの時間経過に応じて指数的に減少する周波数を有するチャープ信号である。図4に示す第1の測定信号M1,M1a〜M1cに限らず、複数の周波数及び所定の時間長を有するのであれば、他の任意の測定信号を使用可能である。周波数の初期値又は最終値は、ゼロでなくてもよい。
図2のステップS3において、制御回路11は、トランスデューサ2から送信された第1の測定信号M1を示す基準信号と、トランスデューサ3で受信された第1の測定信号M1との間の相関係数を計算し、また、トランスデューサ3から送信された第1の測定信号M1を示す基準信号と、トランスデューサ2で受信された第1の測定信号M1との間の相関係数を計算する。図1の例では、制御回路11は、送信回路12によって発生された測定信号をそのまま基準信号として使用する。制御回路11は、例えば、送信された測定信号f(x)及び受信された測定信号g(x)を離散時間m=1,…,Mでそれぞれサンプリングし、離散化された測定信号f(m)及びg(m)を得る。この場合、時刻nにおける相関係数Cor(n)は例えば次式で計算される。
Figure 2020183720
相関係数Cor(n)がピーク値になるときの時刻nは、第1の測定信号M1を受信した瞬間を示す。
ステップS4において、制御回路11は、第1の測定信号M1の伝搬時間を計算する。ここで、制御回路11は、トランスデューサ2から第1の測定信号M1を送信した瞬間から、トランスデューサ3で第1の測定信号M1を受信した瞬間(すなわち、第1の測定信号M1の相関係数のピーク値に達した瞬間)までの時間長T1を計算する。また、制御回路11は、トランスデューサ3から第1の測定信号M1を送信した瞬間から、トランスデューサ2で第1の測定信号M1を受信した瞬間(すなわち、第1の測定信号M1の相関係数のピーク値に達した瞬間)までの時間長T2を計算する。
ステップS5において、制御回路11は、第1の測定信号M1の伝搬時間に基づいて、流体7の第1の速度v1を計算する。本明細書では、流体7の粘度を考慮せずに計算された流体7の速度を「第1の速度v1」という。
流体7の第1の速度をv1とし、音速をcとするとき、トランスデューサ2からトランスデューサ3への第1の測定信号M1の伝搬時間T1は、T1=L/(c+v1・cosθ)で表される。また、トランスデューサ3からトランスデューサ2への第1の測定信号M1の伝搬時間T2は、T2=L/(c−v1・cosθ)で表される。従って、流体7の第1の速度v1は次式で表される。
Figure 2020183720
第1の速度v1は、第1の測定信号M1の伝搬経路における流体7の速度の平均値を示す。
ステップS5において、制御回路11はさらに、流体7の第1の速度v1に基づいて、流体7の剪断速度Dを計算する。
図5は、図2のステップS5における流体7の剪断速度Dの計算を説明する図である。流体7は、管路6の中心(すなわち、管路6の内面から距離aの位置)において最大の速度vを有し、管路6の内面に接している部分において速度ゼロを有する。また、他の位置では、流体7は、管路6の中心に近いほど大きな速度を有し、管路6の内面に近いほど小さな速度を有する。この場合、流体7の剪断速度Dは、D=v/aで表される。
流体7の剪断応力τは剪断速度Dに比例し、τ=μ・Dで表される。ここで、係数μは、剪断応力τ及び剪断速度Dに関連付けられた流体7の粘度を表し、本明細書では「剪断粘度」ともいう。
図2のステップS5では、第1の速度v1を、管路6の中心における流体7の速度とみなす。従って、流体7の剪断速度Dは、D=v1/aで得られる。
図2のステップS6において、制御回路11は、流体7の剪断速度Dに基づいて(すなわち、第1の測定信号M1に基づいて)、第2の測定信号M2のパラメータを送信回路12に設定する。ここで、第2の測定信号M2のパラメータは、第2の測定信号M2の1つの周波数(第2の周波数)を含む。流量測定装置1は、後述するように、第2の測定信号M2を用いて流体7の粘度を測定する。このため、制御回路11は、流体7の粘度を測定するために最適な周波数を、第2の測定信号M2の周波数として決定する。
超音波などの音響信号を用いて流体の粘度を測定することは、「動的粘弾性測定法」の一種である。これは、音響信号の振動によって流体に周期的なずり変形を与え、その応答を観測することで粘弾性を把握するものである。「粘弾性」とは、「粘性」という、液体に見られるように、一定のずり応力をかけたときに変形量が時間的に変化する性質と、「弾性」という、固体に見られるように、外力を与えると変形して外力を取り除くと元に戻る性質とを合わせたものである。粘弾性を有する流体の複素弾性率Gを、G=Ga+i・Gbにより表す。ここで、iは虚数単位を表す。Gaは流体の弾性成分を表し、「貯蔵弾性率」ともいい、Gbは流体の粘性成分を表し、「損失弾性率」ともいう。損失弾性率Gbは音響信号の角周波数ωに比例し、Gb=ω・ηaで表される。ここで、係数ηaは、損失弾性率Gb及び角周波数ωに関連付けられた流体7の粘度を表し、本明細書では「動的粘度」ともいう。
損失弾性率Gbと同様に、複素弾性率Gもまた音響信号の角周波数ωに比例すると考えられ、G=i・ω・ηで表される。ここで、係数ηは、η=ηa−i・ηbで表され、本明細書では「複素動的粘度」ともいう。複素動的粘度の虚数部ηbは、Ga=ω・ηbを満たす。
第2の測定信号M2の周波数(第2の周波数)が流体7の剪断速度Dに比例する所定値を有するとき、音響信号である第2の測定信号M2を用いて流体7の動的粘度ηを測定することにより、流体7の剪断粘度μを得ることができる。従って、制御回路11は、流体7の剪断速度Dに比例する周波数F=α・Dを、第2の測定信号M2の周波数として送信回路12に設定する。比例定数αは、例えば、0.5<α<1.5の範囲内にある。例えば剪断速度D=200の場合、第2の測定信号M2の周波数は100kHz〜300kHzに設定される。剪断速度は、時間的に変化する可能性があり、また、管路4の内面が滑らかか、それとも粗いかに応じて変化し、流れが層流であるか、それとも乱流であるかに応じて変化する。このような剪断速度の変化が生じる場合であっても、第2の測定信号M2の周波数を適切に設定することができる。比例定数αは、測定によって調整されてもよい。
図2のステップS7において、制御回路11は、スイッチ回路14を切り換えて、トランスデューサ4から、管路6及び流体7の界面向けて、第2の周波数を有する第2の測定信号M2を送信し、トランスデューサ5により、界面において反射された第2の測定信号M2を受信する。送信回路12は、送信された第2の測定信号M2を制御回路11にも送る。
図6は、図2のステップS7において送受信される例示的な第2の測定信号M2の波形を示すグラフである。第2の測定信号M2は、流体7の剪断速度Dに比例する単一の周波数を含む。
図7は、図2のステップS7において送受信される例示的な第2の測定信号M2の伝搬経路を示す図である。第2の測定信号M2は、トランスデューサ4から送信されて管路6を伝搬し、管路6及び流体7の界面(図6の点A)において反射され、次いで、再び管路6を伝搬してトランスデューサ5によって受信される。
図2のステップS8において、制御回路11は、トランスデューサ4から送信された第2の測定信号M2と、トランスデューサ5で受信された第2の測定信号M2とに基づいて、流体7の動的粘度ηを計算する。制御回路11は、第2の測定信号M2に基づいて、管路6及び流体7の界面における反射率rを計算し、反射率rに基づいて流体7の動的粘度ηを計算する。反射率r及び動的粘度ηは、以下のように計算される。
管路6が密度ρ1及び音響インピーダンスZ1を有し、流体7が密度ρ2及び音響インピーダンスZ2を有する。この場合、反射係数Rは次式で表される。
Figure 2020183720
rは、管路6及び流体7の界面における反射率(すなわち、界面に入射する第2の測定信号M2の振幅と、界面から反射する第2の測定信号M2の振幅との比率)を示し、αは、界面における第2の測定信号M2の移相量を示す。反射率r及び移相量αは、送信された第2の測定信号M2及び受信された第2の測定信号M2に基づいて計算される。また、本明細書において、上付き添字「*」が付加された符号は、当該符号によって表される量が複素数値を有することを示し、上付き添字「*」が付加されていない符号は、当該符号によって表される量が実数値を有することを示す。固体である管路6は完全弾性体であり、また、流体7は粘弾性体であると仮定する。これにより、式(3)では、管路6は実数値の音響インピーダンスZ1を有し、流体7は複素数値の音響インピーダンスZ2を有する。
音波伝播の理論によれば、伝搬媒体の音響インピーダンスZは、伝搬媒体の密度ρ及び複素弾性率Gに対して次式の関係を満たす。
Figure 2020183720
前述のように、流体7がニュートン流体であれば弾性成分を持たないので、流体7の複素弾性率Gは、G=i・Gbにより表される。従って、流体7の音響インピーダンスZ2は、損失弾性率Gb=ω・ηaを式(4)の右辺に代入することにより、次式で表される。
Figure 2020183720
式(5)を式(3)に代入して整理すると、動的粘度ηaは次式のように計算される。
Figure 2020183720
ここで、管路6の音響インピーダンスZ1及び流体7の密度ρ2は既知であり、入力装置15を介してユーザ入力として取得されてもよく、制御回路11に接続又は内蔵されたメモリ(図示せず)から読み出されてもよい。また、第2の測定信号M2の角周波数ωはステップS6で決定される。また、管路6及び流体7の界面における反射率rは、前述のように、第2の測定信号M2に基づいて計算される。
ステップS9において、制御回路11は、流体7の粘度に基づいて、流体7のレイノルズ数を計算する。流体7のレイノルズ数Reは、Re=ρ2・v1・L/ηaにより計算される。ここで、Lは、流体7が流れる系を特徴付ける長さである。流体7が管路6を流れる場合、Lは、例えば、管路6の直径2a又は半径aに設定されてもよい。
ステップS10において、制御回路11は、レイノルズ数Reが予め決められたしきい値Thよりも高いか否かを判断し、これにより、流体7が乱流であるか、それとも層流であるかを決定する。ここで、Re>ThであるときはステップS11に進み、そうでないときはステップS12に進む。しきい値Thは、円形の横断面形状を有する管路6の場合、例えば2300に設定されてもよい。
図8は、図1の管路6の内部における層流である流体7の例示的な速度分布を示す図である。図9は、図1の管路6の内部における乱流である流体7の例示的な速度分布を示す図である。管路6の内部における流体7の流量は、管路6の横断面にわたる流体7の速度の平均値と、管路6の断面積との積によって計算される。しかしながら、前述のように、管路6の横断面にわたる流体7の速度分布は、流体7の粘度に応じて異なる。また、管路6の横断面にわたる流体7の速度分布は、流体7の密度、流体7の速度、及び管路6の寸法に応じても異なる。例えば、流体7が層流として流れる場合、管路6の中心に近いほど大きな速度を有し、管路6の内面に近いほど小さな速度を有するように、流体7は放物線的な速度分布を有する。一方、流体7が乱流として流れる場合、大きな擾乱を伴い、流体7がかき混ぜられることで、全体としての流体7の速度は層流の場合よりも均質化される。このように、流体7が乱流であるか、それとも層流であるかに応じて管路6の横断面にわたる流体7の速度分布が異なるので、管路6の横断面にわたる流体7の速度の平均値も異なる。
ステップS5で計算される第1の速度v1は、管路6の横断面にわたる流体7の速度の平均値ではなく、前述のように、第1の測定信号M1の伝搬経路における流体7の速度の平均値を示す。従って、制御回路11は、流体7の正確な流量を計算するために、流体7が乱流であるか、それとも層流であるかに応じて異なる補正係数を計算して第1の速度v1に乗算し、これにより、管路6の横断面にわたる流体7の速度の平均値(第2の速度v2)を計算する。
ステップS11において、制御回路11は、流体7が乱流として流れていると判断して乱流の補正係数ktを計算し、乱流の補正係数ktを用いて流体7の第1の速度v1を補正して流体7の第2の速度v2を計算する(v2=v1/kt)。乱流の補正係数ktは、乱流を表す数学的モデルに応じてさまざまに計算可能であり、例えば次式により計算されてもよい。
Figure 2020183720
Figure 2020183720
ステップS12において、制御回路11は、流体7が層流として流れていると判断して層流の補正係数klを計算し、層流の補正係数klを用いて流体7の第1の速度v1を補正して流体7の第2の速度v2を計算する(v2=v1/kl)。流体7が層流として流れているとき、第1の測定信号M1を用いて測定される第1の速度v1は、管路6の横断面にわたる流体7の速度の最大値の2/3になる。また、流体7が層流として流れているとき、管路6の横断面にわたる流体7の速度の平均値は、管路6の横断面にわたる流体7の速度の最大値の1/2になる。従って、層流の補正係数klは、kl=4/3で表される。
このように、制御回路11は、流体7の第1の速度に対して層流の補正係数kl又は乱流の補正係数ktを乗算して流体7の第2の速度を計算する。言い換えると、制御回路11は、流体7のレイノルズ数Reに基づいて(すなわち、流体7の動的粘度ηaに基づいて)、流体7の第1の速度v1を補正して流体7の第2の速度v2を計算する。
ステップS13において、制御回路11は、第2の速度v2に基づいて管路6の内部における流体7の流量を計算し、流体7の流量を表示装置16に表示する。管路6の断面積と、流体7の第2の速度v2との積で表される。従って、図1の例では、流体7の流量Qは、Q=π・a・v2で表される。
このように、制御回路11は、第1の測定信号M1及び第2の測定信号M2に基づいて、流体7の粘度を反映するように、管路6の内部における流体7の流量を計算する。
[実施形態の変形例]
図10は、実施形態の第1の変形例に係る流量測定装置によって使用されるトランスデューサ2−1〜2−3,3−1〜3−3の配置を示す図である。流量測定装置は、複数ペアのトランスデューサ2−1〜2−3,3−1〜3−3の間で第1の測定信号M1をそれぞれ送受信して流体7の流量をそれぞれ計算し、計算された複数の流量の平均値を計算してもよい。これにより、一対のトランスデューサ2,3のみを用いる場合よりも、流体7の流量をより高精度に計算することができる。
図11は、実施形態の第2の変形例に係る流量測定装置によって使用されるトランスデューサ2,3−1〜3−3の配置を示す図である。流量測定装置は、トランスデューサ2,3−1の間で第1の測定信号M1を送受信し、トランスデューサ2,3−2の間で第1の測定信号M1を送受信し、トランスデューサ2,3−3の間で第1の測定信号M1を送受信し、これらの第1の測定信号M1に基づいて流体7の流量をそれぞれ計算し、計算された複数の流量の平均値を計算してもよい。これにより、一対のトランスデューサ2,3のみを用いる場合よりも、流体7の流量をより高精度に計算することができる。
図12は、実施形態の第3の変形例に係る流量測定装置によって使用されるトランスデューサ2,3の他の配置を示す図である。トランスデューサ2,3は、その一方のトランスデューサから送信された第1の測定信号M1が、他方のトランスデューサによって受信される前に、管路6の内面によって少なくとも1回反射されるように配置されてもよい。流体7の流れが管路6の長手方向に平行ではなく、半径方向にも速度成分を有すると、誤差が生じる。この場合、トランスデューサ2,3を図12に示すように配置することにより、管路6の半径方向における流体7の速度成分を相殺することができ、誤差が生じにくくなる。また、トランスデューサ2,3を図12に示すように配置することにより、流体7において伝搬する第1の測定信号M1の経路長を長くすることができる。これにより、第1の測定信号M1の伝搬時間をより高精度に計算し、従って、流体7の流量をより高精度に計算することができる。
図13は、実施形態の第6の変形例に係る流量測定装置によって使用されるトランスデューサ2−1,2−2,3−1,3−2の配置を示す図である。
トランスデューサ2−1,2−2,3−1,3−2は、トランスデューサ2−1,3−1の間の第1の測定信号M1の経路と、トランスデューサ2−2,3−2の間の第1の測定信号M1の経路とが交差するように配置されてもよい。空間的な制約により、トランスデューサ2,3を図12に示すように配置できないことがある。この場合、トランスデューサ2−1,2−2,3−1,3−2を図13に示すように配置することにより、図12の場合と同様に、管路6の半径方向における流体7の速度成分を相殺することができ、誤差が生じにくくなる。
図14は、実施形態の第5の変形例に係る流量測定装置1によって使用されるトランスデューサ2,3,4Aの配置を示す図である。流量測定装置1は、図1のトランスデューサ4(第3のトランスデューサ)及びトランスデューサ5(第4のトランスデューサ)として機能する1つのトランスデューサ3Aに接続されてもよい。これにより、図1の場合よりも少ない個数のトランスデューサ2,3,4Aで流体7の流量を測定することができ、トランスデューサを管路6に配置する手間を低減することができる。
図15は、実施形態の第6の変形例に係る流量測定装置1によって使用されるトランスデューサ2,3Aの配置を示す図である。流量測定装置1は、図1のトランスデューサ3(第2のトランスデューサ)、トランスデューサ4(第3のトランスデューサ)、及びトランスデューサ5(第4のトランスデューサ)として機能する1つのトランスデューサ3Aに接続されてもよい。同様に、流量測定装置1は、図1のトランスデューサ2(第1のトランスデューサ)、トランスデューサ4(第3のトランスデューサ)、及びトランスデューサ5(第4のトランスデューサ)として機能する1つのトランスデューサに接続されてもよい。これにより、図1及び図14の場合よりも少ない個数のトランスデューサ2,3Aで流体7の流量を測定することができ、トランスデューサを管路6に配置する手間を低減することができる。
図1の流量測定装置1は、一対のトランスデューサ2,3の間で測定信号を繰り返し送受信し、これらの測定信号に基づいて流体7の流量をそれぞれ計算し、計算された複数の流量の平均値を計算してもよい。これにより、流体7の流量をより高精度に計算することができる。
相関係数を計算するための基準信号は、前述のように、送信回路12によって発生された測定信号自体であってもよい。
相関係数を計算するための基準信号は、送信回路12によって発生された測定信号の少なくとも一部の周波数成分を、トランスデューサ2,3の周波数特性を考慮して調整することによって生成されてもよい。トランスデューサ2,3の周波数特性に起因して、送信回路12からトランスデューサ2,3に入力される電気信号の波形と、トランスデューサ2,3から出力される音響信号の波形とは互いに異なる。同様に、トランスデューサ2,3に入力される音響信号の波形と、トランスデューサ2,3から受信回路13に入力される電気信号の波形とは互いに異なる。例えば、基準信号は、送信回路12によって発生された測定信号の複数の周波数成分のうち、トランスデューサ2,3の共振周波数付近の周波数成分を強調することによって生成されてもよい。
相関係数を計算するための基準信号は、トランスデューサ2,3から音響信号を出力するごとに、音響信号をモニタリングすることによって生成されてもよい。
相関係数を計算するための基準信号は、トランスデューサ2,3から出力されたいくつかの音響信号の平均をとることによって生成されてもよい。代替として、相関係数を計算するための基準信号は、理想状態においてトランスデューサ2,3に入力される音響信号をモニタリングすることによって生成されてもよい。送信回路12によって測定信号を発生するごとに測定信号(電気信号又は音響信号)をモニタリングすることは、精度の向上にはつながるが、処理の負荷が増大するという問題点がある。そこで、処理の負荷を低減するために、平均された音響信号又は理想状態における音響信号など、予め決められた基準信号を用いて相関係数を計算してもよい。
[実施形態の効果]
実施形態に係る流量測定装置1によれば、特別な形状の管路を必要とすることなく、かつ、粘度及び他のパラメータの関係を示す予め与えられたテーブルを必要とすることなく、流体7の粘度を反映して流体7の流量を高精度に測定することができる。
また、実施形態に係る流量測定装置1によれば、チャープ信号など、広帯域の第1の測定信号M1を用いることにより、第1の速度v1を高精度に測定し、従って、流体7の流量を高精度に測定することができる。
また、実施形態に係る流量測定装置1によれば、動的粘度ηaを測定するために最適な第2の測定信号M2の周波数を第1の測定信号M1に基づいて決定することにより、動的粘度ηaを高精度に測定し、従って、流体7の流量を高精度に測定することができる。
[他の変形例]
第1の測定信号M1は、流体7の第1の速度v1及び剪断速度D(従って、第2の測定信号M2の第2の周波数)を決定することができるのであれば、チャープ信号に限らず、他の任意の信号であってもよい。第1の測定信号M1は、単一の周波数を含むものであってもよい。
図2では、第1の測定信号M1の伝搬時間に基づいて流体7の流量を計算する場合について説明したが、代替として、第1の測定信号M1に生じたドップラーシフトに基づいて流体7の流量を計算してもよい。送信された第1の測定信号M1の周波数をfaとし、受信された第1の測定信号M1の周波数をfbとする。周波数fbは、fb=fa×(c+v・cosθ)/(c−v・cosθ)で表される。流体7の速度vは、v=c/(2cosθ)・(fb−fa)/fbで表される。従って、図1の例では、流体7の流量Qは、Q=π・r・vで表される。この場合、トランスデューサ2,3の間で第1の測定信号M1を一方向のみに送信してもよい。第1の測定信号M1が複数の周波数を含む場合であっても、上述したものと実質的に同様の方法で、流体7の流量を計算することができる。
本明細書では、流体7がニュートン流体である場合について説明したが、流体7が非ニュートン流体である場合もまた、適切なモデルを用いて流体7の流量を計算することができる。非ニュートン流体とは、剪断速度Dによって粘度が変化する液体であり、例えば、インク、溶融樹脂、などが該当する。ニュートン流体の場合と異なり、非ニュートン流体の場合には、流量を測定するうえで剪断速度Dが重要なパラメータとなる。また、非ニュートン流体は、粘性だけでなく弾性の性質も持つが、式(6)では弾性は無視していることに注意する。
[まとめ]
本開示の各側面に係る流量測定装置は、以下のように表現されてもよい。
本開示の第1の側面に係る流量測定装置によれば、所定の断面積を有する管路6の内部における流体7の流量を測定する。流量測定装置1は、管路6にそれぞれ設けられた第1〜第4のトランスデューサ2〜5であって、電気信号を音響信号に変換する第1及び第3のトランスデューサ2,4と、音響信号を電気信号に変換する第2及び第4のトランスデューサ3,5とに接続される。流量測定装置1は、第1のトランスデューサ2から、少なくとも1つの第1の周波数を有する第1の測定信号を送信し、管路6の内部における流体7を介して、第2のトランスデューサ3により第1の測定信号を受信する。流量測定装置1は、第1の測定信号に基づいて第2の周波数を決定する。流量測定装置1は、第3のトランスデューサ4から、管路6及び流体7の界面に向けて、第2の周波数を有する第2の測定信号を送信し、第4のトランスデューサ5により、界面において反射された第2の測定信号を受信する。流量測定装置1は、第1及び第2の測定信号に基づいて、流体7の粘度を反映するように、管路6の内部における流体7の流量を計算する。
本開示の第2の側面に係る流量測定装置によれば、第1の側面に係る流量測定装置において、流量測定装置1は、第1の測定信号に基づいて流体7の第1の速度を計算し、流体7の第1の速度に基づいて流体7の剪断速度を計算し、流体7の剪断速度に比例するように第2の周波数を決定する。
本開示の第3の側面に係る流量測定装置によれば、第1又は第2の側面に係る流量測定装置において、流量測定装置1は、第1の測定信号に基づいて流体7の第1の速度を計算する。流量測定装置1は、第2の測定信号に基づいて、管路6及び流体7の界面における反射率を計算し、反射率に基づいて流体7の粘度を計算する。流量測定装置1は、流体7の粘度に基づいて、流体7の第1の速度を補正して流体7の第2の速度を計算する。流量測定装置1は、第2の速度に基づいて、管路6の内部における流体7の流量を計算する。
本開示の第4の側面に係る流量測定装置によれば、第3の側面に係る流量測定装置において、流量測定装置1は、流体7の粘度に基づいて、流体7のレイノルズ数を計算する。流量測定装置1は、レイノルズ数に基づいて、流体7が層流であるか、それとも乱流であるかを決定する。流量測定装置1は、流体7の第1の速度に対して層流の補正係数又は乱流の補正係数を乗算して流体7の第2の速度を計算する。
本開示の第5の側面に係る流量測定装置によれば、第1〜第4のうちの1つの側面に係る流量測定装置において、第1の測定信号は複数の周波数を含み、第2の測定信号は単一の周波数を含む。
本開示の第6の側面に係る流量測定装置によれば、第5の側面に係る流量測定装置において、第1の測定信号は、先頭からの時間経過に応じて変化する周波数を有する。
本開示の第7の側面に係る流量測定装置によれば、第1〜第6のうちの1つの側面に係る流量測定装置において、流量測定装置1は、第3及び第4のトランスデューサとして機能する1つのトランスデューサに接続される。
本開示の第8の側面に係る流量測定装置によれば、第7の側面に係る流量測定装置において、流量測定装置1は、第1、第3、及び第4のトランスデューサとして機能する1つのトランスデューサに接続される。
本開示によれば、所定の断面積を有する管路の内部における流体の流量を測定する流量測定装置であって、流体の粘度を反映して流体の流量を高精度に測定することができる流量測定装置が提供される。
1…流量測定装置、
2,2−1〜2−3,3,3−1〜3−3,4,5…トランスデューサ、
6…管路、
7…流体、
11…制御回路、
12…送信回路、
13…受信回路、
14…スイッチ回路、
15…入力装置、
16…表示装置。
受信回路13は、スイッチ回路14を介してトランスデューサ2,3,5に接続される。受信回路13は、トランスデューサ2,3の一方から送信されて他方によって受信された第1の測定信号M1を取得する。また、受信回路13は、トランスデューサ4から送信されてトランスデューサ5によって受信された第2の測定信号M2を取得する。
ステップS13において、制御回路11は、第2の速度v2に基づいて管路6の内部における流体7の流量を計算し、流体7の流量を表示装置16に表示する。流体7の流量は、管路6の断面積と、流体7の第2の速度v2との積で表される。従って、図1の例では、流体7の流量Qは、Q=π・a・v2で表される。
図13は、実施形態の第の変形例に係る流量測定装置によって使用されるトランスデューサ2−1,2−2,3−1,3−2の配置を示す図である。トランスデューサ2−1,2−2,3−1,3−2は、トランスデューサ2−1,3−1の間の第1の測定信号M1の経路と、トランスデューサ2−2,3−2の間の第1の測定信号M1の経路とが交差するように配置されてもよい。空間的な制約により、トランスデューサ2,3を図12に示すように配置できないことがある。この場合、トランスデューサ2−1,2−2,3−1,3−2を図13に示すように配置することにより、図12の場合と同様に、管路6の半径方向における流体7の速度成分を相殺することができ、誤差が生じにくくなる。

Claims (8)

  1. 所定の断面積を有する管路の内部における流体の流量を測定する流量測定装置であって、
    前記流量測定装置は、前記管路にそれぞれ設けられた第1〜第4のトランスデューサであって、電気信号を音響信号に変換する第1及び第3のトランスデューサと、音響信号を電気信号に変換する第2及び第4のトランスデューサとに接続され、
    前記流量測定装置は、
    前記第1のトランスデューサから、少なくとも1つの第1の周波数を有する第1の測定信号を送信し、前記管路の内部における流体を介して、前記第2のトランスデューサにより前記第1の測定信号を受信し、
    前記第1の測定信号に基づいて第2の周波数を決定し、
    前記第3のトランスデューサから、前記管路及び前記流体の界面に向けて、前記第2の周波数を有する第2の測定信号を送信し、前記第4のトランスデューサにより、前記界面において反射された前記第2の測定信号を受信し、
    前記第1及び第2の測定信号に基づいて、前記流体の粘度を反映するように、前記管路の内部における前記流体の流量を計算する、
    流量測定装置。
  2. 前記流量測定装置は、
    前記第1の測定信号に基づいて前記流体の第1の速度を計算し、
    前記流体の第1の速度に基づいて前記流体の剪断速度を計算し、
    前記流体の剪断速度に比例するように前記第2の周波数を決定する、
    請求項1記載の流量測定装置。
  3. 前記流量測定装置は、
    前記第1の測定信号に基づいて前記流体の第1の速度を計算し、
    前記第2の測定信号に基づいて、前記管路及び前記流体の界面における反射率を計算し、前記反射率に基づいて前記流体の粘度を計算し、
    前記流体の粘度に基づいて、前記流体の第1の速度を補正して前記流体の第2の速度を計算し、
    前記第2の速度に基づいて、前記管路の内部における前記流体の流量を計算する、
    請求項1又は2記載の流量測定装置。
  4. 前記流量測定装置は、
    前記流体の粘度に基づいて、前記流体のレイノルズ数を計算し、
    前記レイノルズ数に基づいて、前記流体が層流であるか、それとも乱流であるかを決定し、
    前記流体の第1の速度に対して層流の補正係数又は乱流の補正係数を乗算して前記流体の第2の速度を計算する、
    請求項3記載の流量測定装置。
  5. 前記第1の測定信号は複数の周波数を含み、
    前記第2の測定信号は単一の周波数を含む、
    請求項1〜4のうちの1つに記載の流量測定装置。
  6. 前記第1の測定信号は、先頭からの時間経過に応じて変化する周波数を有する、
    請求項5記載の流量測定装置。
  7. 前記流量測定装置は、前記第3及び第4のトランスデューサとして機能する1つのトランスデューサに接続された、
    請求項1〜6のうちの1つに記載の流量測定装置。
  8. 前記流量測定装置は、前記第1、第3、及び第4のトランスデューサとして機能する1つのトランスデューサに接続された、
    請求項7記載の流量測定装置。
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