JPWO2020026409A1 - コンタクトプローブおよびそれを備えた検査ソケット - Google Patents

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Abstract

大量生産に容易に対応可能であり、製造コストを低減することができるとともに、検査用基板のランド等の電極に対し安定した接触状態を得ることができるコンタクトプローブおよびそれを備えた検査ソケットを提供する。コンタクトプローブ(100)は、被検査体(4)の半田ボール(5)に接触する第1の接触端子(10)と、プリント基板(6)のランド(7)に接触する第2の接触端子(20)と、これら接触端子(10、20)を離反するように付勢するコイルばね(81)と、を備え、第1の接触端子(10)は、棒状の金属部材で形成された第1の接触要素(11)によって構成され、第2の接触端子(20)は、板状の金属部材で形成され、第1の接触要素(11)の一部に摩擦接触した状態で該第1の接触要素(11)を挟持する2つの第2の接触要素(21A、21B)によって構成されている。

Description

本発明は、コンタクトプローブおよびそれを備えた検査ソケットに関する。
半導体集積回路等の被検査体の電気的特性を検査するにあたり、被検査体と測定器側の検査用基板とを電気的に接続するものとして、コンタクトプローブが使用されている。この種のコンタクトプローブは、被検査体に設けられた電極に接触する第1の接触端子と、検査用基板に設けられたランドに接触する第2の接触端子と、第1の接触端子と第2の接触端子とに係合して第1の接触端子と第2の接触端子とを離反するように付勢する弾性体と、を備えている。また、円柱状部を有する第1の接触端子と、穴が形成された円筒状部を有する第2の接触端子とを備え、第2の接触端子の円筒状部の穴に第1の接触端子の円柱状部を挿入した構成のコンタクトプローブが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−256251号公報
上記特許文献1に記載のコンタクトプローブにあっては、第2の接触端子の円筒状部に形成される穴は、内径や同軸度に高い精度が求められるとともに、内周面には高い平滑度が求められる。したがって、このような穴を切削加工によって形成する場合、加工時間が長時間となるため、量産性が低下するとともに製造コストが上昇するという問題を招いていた。また、上記特許文献1に記載のコンタクトプローブは、検査用基板のランドに接触する第2の接触端子の接触部が1点であるため、例えばその接触部と検査用基板のランドとの間に絶縁性の異物が挟まった場合、接触状態が不安定になってしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、大量生産に容易に対応可能であり、製造コストを低減することができるとともに、検査用基板のランド等の電極に対し安定した接触状態を得ることができるコンタクトプローブおよびそれを備えた検査ソケットを提供することを目的としている。
本発明に係るコンタクトプローブは、(1)第1の電極と第2の電極とを電気的に接続するコンタクトプローブであって、前記第1の電極に接触する第1の接触端子と、前記第2の電極に接触する第2の接触端子と、前記第1の接触端子と前記第2の接触端子とに係合し、前記第1の接触端子と前記第2の接触端子とを離反するように付勢する弾性体と、を備え、前記第1の接触端子は、棒状の金属部材で形成され、前記第1の電極と接触する第1の接触部が設けられた第1の接触要素によって構成され、前記第2の接触端子は、板状の金属部材で形成され、前記第2の電極と接触する第2の接触部が設けられ、前記第1の接触要素の一部に摩擦接触した状態で該第1の接触要素を挟持する複数の第2の接触要素によって構成され、前記第1の接触要素および前記第2の接触要素は、相互に摩擦接触しながら前記第1の電極と前記第2の電極に相対的に接近および離隔するように移動することができ、前記弾性体は、前記第1の接触要素および前記第2の接触要素の少なくとも一部を囲むように設けられ、前記第1の接触要素の前記第1の接触部を前記第1の電極に弾性的に押し当てるとともに、前記第2の接触要素の前記第2の接触部を前記第2の電極に弾性的に押し当てるようにしたコイルばねによって構成されていることを特徴とする。
この構成により、本発明に係るコンタクトプローブは、板状の金属部材で形成され、第1の接触端子の第1の接触要素を挟持する複数の第2の接触要素により第2の接触端子が構成されているため、当該第2の接触要素を製造する際、円筒状部を有する従来の第2の接触端子のように穴あけ加工が不要であるので、例えば製造コストが比較的安価なプレス加工やエッチング加工等の加工技術を用いて容易に製造することができ、その結果、大量生産に容易に対応可能であり、製造コストを低減することができる。また、本発明に係るコンタクトプローブの第2の接触端子は、複数の第2の接触要素を有するので、検査用基板のランド等の電極に接触する第2の接触部を複数有しており、このため、本発明に係るコンタクトプローブは、1つの第2の接触部が不安定な状態で第2の電極に接触する状況が生じても、他の第2の接触部を第2の電極に確実に接触させることができるので、第2の電極に対し安定した接触状態を得ることができる。
本発明に係るコンタクトプローブは、(2)前記第2の接触端子の前記各第2の接触要素は、平面状の金属板で形成されていることを特徴とする。
この構成により、本発明に係るコンタクトプローブは、第2の接触端子を構成する第2の接触要素が平面状の金属板で形成されているため、当該第2の接触要素を製造する際には、従来の円筒状部を有する第2の接触端子のように穴あけ加工が不要であるので、例えば製造コストが比較的安価なプレス加工やエッチング加工等の加工技術を用いて容易に製造することができ、その結果、大量生産に容易に対応可能であり、製造コストを低減することができる。
本発明に係るコンタクトプローブは、(3)前記第2の接触端子は、前記第1の接触要素を挟持するようにして配置された2つの前記第2の接触要素により構成されていることを特徴とする。
この構成により、本発明に係るコンタクトプローブは、2つの第2の接触要素によって第2の接触端子が構成されるので第2の接触端子が簡素な構成となり、このため、大量生産に容易に対応可能であり、製造コストを低減することができる。
本発明に係るコンタクトプローブは、(4)前記第2の接触端子は、前記第1の接触要素を囲んで挟持するようにして配置された3つ以上の前記第2の接触要素により構成されていることを特徴とする。
この構成により、本発明に係るコンタクトプローブは、第2の接触端子を構成する3つ以上の第2の接触要素により第1の接触要素を囲んで挟持する構成なので、第1の接触要素を、ぶれが生じることなく所定の位置に確実に、かつ安定して支持することができる。
本発明に係るコンタクトプローブは、(5)前記第2の接触端子の前記各第2の接触要素は、内面凹状の横断面形状を有し、前記第2の接触端子は、前記第1の接触要素を囲んで挟持するようにして配置された複数の前記第2の接触要素により構成されていることを特徴とする。
この構成により、本発明に係るコンタクトプローブは、内面凹状の横断面形状を有する複数の第2の接触要素により第1の接触要素を囲んで挟持する構成なので、第1の接触要素を、ぶれが生じることなく所定の位置に確実に、かつ安定して支持することができる。
本発明に係るコンタクトプローブは、(6)前記コイルばねは、線材が密着して巻かれている密巻き部と、該密巻き部よりもピッチが粗く線材が離間して巻かれている粗巻き部と、を有し、前記密巻き部は、前記複数の第2の接触要素によって前記第1の接触要素を挟持する部分を囲むように設けられていることを特徴とする。
この構成により、本発明に係るコンタクトプローブは、コイルばねにおける粗巻き部よりも弾性の強い密巻き部が、複数の第2の接触要素により第1の接触要素を挟持する部分を囲むため、第1の接触要素から第2の接触要素が離間しにくくなって確実な第1の接触要素と第2の接触要素との摩擦接触の状態を得ることができるとともに、密巻き部によって第1の接触要素の傾きを抑えることができる。
本発明に係る検査ソケットは、(7)上記本発明のコンタクトプローブと、前記コンタクトプローブを収納する収納部が形成された筐体と、を備えることを特徴とする。
この構成により、本発明に係る検査ソケットは、大量生産に容易に対応可能であり、製造コストを低減することができるとともに、検査用基板のランド等の電極に対し安定した接触状態を得ることができるコンタクトプローブを備えた検査ソケットを提供することができる。
本発明によれば、大量生産に容易に対応可能であり、製造コストを低減することができるとともに、検査用基板のランド等の電極に対し安定した接触状態を得ることができるコンタクトプローブおよびそれを備えた検査ソケットを提供することができる。
本発明に係るコンタクトプローブを備えた検査ソケットの第1の実施形態を示す図であって、(A)はその縦断面図、(B)は図1(A)のb−b断面図である。 図1(A)のa−a断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブを構成する第1の接触端子および第2の接触端子を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る検査ソケットの使用状態を示す図であって、(A)はその縦断面図、(B)は図4(A)のc−c断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブの変形例1を示す図であって、図1(A)のa−a部分に相当する横断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブの変形例2を示す図であって、図1(A)のa−a部分に相当する横断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るコンタクトプローブを備えた検査ソケットの使用状態を示す図であって、(A)はその縦断面図、(B)は図7(A)のd−d断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るコンタクトプローブを備えた検査ソケットの使用状態を示す図であって、(A)はその縦断面図、(B)は図7(A)のe−e断面図である。 図8(A)のf−f断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るコンタクトプローブを構成する第1の接触端子および第2の接触端子を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るコンタクトプローブの変形例を示す図であって、図8(A)のf−f部分に相当する横断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るコンタクトプローブの他の変形例を示す図であって、図8(A)のf−f部分に相当する横断面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
まず、構成について説明する。
図1(A)、(B)は、第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100を備えた検査ソケット200を示している。また、図2は図1(A)のa−a断面を示しており、図3は第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100を構成する第1の接触端子10および第2の接触端子20を示している。
また、図4(A)、(B)は、第1の実施形態に係る検査ソケット200を使用している状態、すなわち、被検査体4の半田ボール5とプリント基板6のランド7とを第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100によって電気的に接続し、被検査体4の電気的特性を検査している状態を示している。ここで、半田ボール5は、本発明における第1の電極を構成し、ランド7は、本発明における第2の電極を構成する。また、被検査体4は、半導体集積回路等である。
図4に示すように、被検査体4は、検査ソケット200の図4において上方に配置され、半田ボール5は、被検査体4の検査ソケット200に対向する面に形成されている。また、プリント基板6は、図4において検査ソケット200の下方に配置され、ランド7は、プリント基板6の検査ソケット200に対向するに形成されている。プリント基板6には、図示しない電流供給回路や電圧測定回路からの配線等が接続されるようになっている。
図1に示すように、第1の実施形態に係る検査ソケット200は、コンタクトプローブ100と、コンタクトプローブ100を収納する収納部33が形成された筐体300と、を備えている。なお、図1では1つのコンタクトプローブ100のみを図示しているが、検査ソケット200は、共通の筐体300に複数のコンタクトプローブ100を支持した構成であってもよい。
図1に示すように、筐体300は、電気的絶縁材料で形成された第1の筐体部31および第2の筐体部32を有する。第1の筐体部31と第2の筐体部32とは、図示しないねじで固定されている。図4に示すように、第1の筐体部31は被検査体4側に配置され、第2の筐体部32はプリント基板6側に配置される。第1の筐体部31には、図4において被検査体4からプリント基板6に向かう方向に沿って延びる貫通孔31aが形成され、第2の筐体部32には、第1の筐体部31の貫通孔31aと同心状の貫通孔32aが形成されている。筐体300には、これら貫通孔31a、32aにより、コンタクトプローブ100が収納される収納部33が形成されている。また、第1の筐体部31の貫通孔31aの外部側、すなわち被検査体4側の開口の縁には、環状の突起部31bが形成されており、第2の筐体部32の貫通孔32aの外部側、すなわちプリント基板6側の開口の縁には、環状の突起部32bが形成されている。
次に、第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100の詳細な構成について説明する。図1に示すように、第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、被検査体4の半田ボール5に接触する第1の接触端子10と、プリント基板6のランド7に接触する第2の接触端子20と、第1の接触端子10と第2の接触端子20とに係合し、第1の接触端子10と第2の接触端子20とを離反するように付勢する弾性体8と、を備えている。
図1および図3に示すように、第1の接触端子10は、棒状の金属部材で形成され、被検査体4の半田ボール5と接触する第1の接触部11eが設けられた1つの第1の接触要素11によって構成されている。第1の接触要素11は、図1および図3において上から下の方向に向かって、すなわち図4で被検査体4からプリント基板6の方向に向かって、大径部11aと、大径部11aよりも小径の中径部11bと、中径部11bよりも小径の小径部11cとを有し、さらに大径部11aと中径部11bとの間にフランジ部11dを有する。大径部11a、中径部11b、小径部11cおよびフランジ部11dは同心状に形成されている。また、大径部11aと中径部11bとはほぼ同じ長さを有し、小径部11cは大径部11aと中径部11bを合わせた長さよりもやや長い長さを有する。
第1の接触要素11は、大径部11aの先端に、半田ボール5に接触する第1の接触部11eを有する。第1の接触部11eは、周方向に形成された複数の尖った突起11fを有し、第1の接触部11eは、これら突起11fの内側に半田ボール5が接触するように構成されている。第1の接触要素11は、筐体300の収納部33に、フランジ部11dが突起部31bに係合可能な状態に、かつ収納部33の延びる方向に沿って動くことができるように収納されている。
図1〜図4に示すように、第2の接触端子20は、一対すなわち同一構成の2つの第2の接触要素21A、21Bによって構成されている。各第2の接触要素21A、21Bは、平面状の金属板で形成され、プリント基板6のランド7と接触する第2の接触部21eが設けられており、第1の接触要素11の一部に摩擦接触した状態で該第1の接触要素11を挟持するように構成されている。これら第2の接触要素21A、21Bは、筐体300の収納部33に、第1の接触要素11の小径部11cを挟持するようにして配置されている。
図1および図3に示すように、第2の接触要素21A、21Bは、それぞれ、第1の板部21aと、第1の板部21aのプリント基板6側に形成された第1の板部21aよりも幅が大きい第2の板部21bとを有し、さらに第1の板部21aと第2の板部21bとの間に、第2の板部21bと同程度の幅のばね係合部21cを有する。また、第2の接触要素21A、21Bは、それぞれ、第2の板部21bの先端部に、第2の板部21bよりも幅が小さい先端板部21dを有し、先端板部21dの先端に半円弧状の第2の接触部21eが形成され、さらに先端板部21dと第2の板部21bとの間の両側部に、段部21fが形成されている。
図1および図2に示すように、第2の接触要素21A、21Bは、筐体300の収納部33に、第1の板部21aを第1の筐体部31側に向け、かつ第1の接触要素11を挟んで平行とされ、第1の板部21aからばね係合部21cにわたる部分が、第1の接触要素11における小径部11cの先端側の部分を挟持するようにして配置されている。また、第2の接触要素21A、21Bは、筐体300の収納部33に、段部21fが突起部32bに係合可能な状態に、かつ収納部33の延びる方向に沿って動くことができるように収納されている。図2に示すように、第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、第2の接触要素21A、21Bの幅方向の中央部分に、第1の接触要素11の小径部11cが接触するようになっている。
図4に示す検査ソケット200の使用状態において、第1の接触要素11および第2の接触要素21A、21Bは、相互に摩擦接触しながら被検査体4の半田ボール5とプリント基板6のランド7に相対的に接近および離隔するように移動することができるようになっている。
図1に示すように、第1の実施形態に係る弾性体8は、第1の接触要素11の第1の接触部11eを被検査体4の半田ボール5に弾性的に押し当てるとともに、第2の接触要素21A、21Bの各第2の接触部21eをプリント基板6のランド7に弾性的に押し当てるようにしたコイルばね81によって構成されている。コイルばね81は、巻かれた線材間のピッチがほぼ等ピッチで離間している形態を有している。
第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、コイルばね81により第1の接触要素11と第2の接触要素21A、21Bとが導通されるようになっている。これにより第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、第1の接触要素11の第1の接触部11eが接触する被検査体4の半田ボール5と、第2の接触要素21A、21Bの各第2の接触部21eが接触するプリント基板6のランド7とを導通させるように構成されている。
図1に示すように、コイルばね81は、圧縮状態で、その一端が第1の接触要素11のフランジ部11dに係合し、その他端が第2の接触要素21A、21Bの各ばね係合部21cに係合している。これによりコイルばね81は、第1の接触要素11における中径部11bから小径部11cにわたる大部分と、第2の接触要素21A、21Bの各第1の板部21aとを囲むように設けられている。図4に示すように、第1の接触要素11は、コイルばね81の付勢力でフランジ部11dが第1の筐体部31の突起部31bの内部側の面に係合し、大径部11aが第1の筐体部31から被検査体4に向かって突出するようになっている。また、第2の接触要素21A、21Bは、各段部21fが突起部32bの内部側の端縁に係合し、第2の接触部21eが第2の筐体部32からプリント基板6に向かって突出するようになっている。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された第1の実施形態に係る検査ソケット200のコンタクトプローブ100は、平面状の金属板で形成され、第1の接触端子10の第1の接触要素11を挟持する2つの第2の接触要素21A、21Bにより第2の接触端子20が構成されている。このため、第2の接触要素21A、21Bを製造する際、円筒状部を有する従来の第2の接触端子のように穴あけ加工が不要であり、例えば製造コストが比較的安価なプレス加工やエッチング加工等の加工技術を用いて容易に製造することができ、その結果、第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、大量生産に容易に対応可能であり、製造コストを低減することができる。また、第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、2つの第2の接触要素21A、21Bによって第2の接触端子20が構成されるので、第2の接触端子20が簡素な構成となり、この点からも、大量生産に容易に対応可能であり、製造コストを低減することができる。
また、第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100の第2の接触端子20は、2つの第2の接触要素21A、21Bを有しているので、プリント基板6のランド7に接触する第2の接触部21eを2つ有している。このため、例えば一方の第2の接触要素21Aの第2の接触部21eとランド7との間に絶縁性の異物が挟まり、これに起因してその第2の接触部21eが不安定な状態でランド7に接触する状況が生じても、他方、すなわち第2の接触要素21Bの第2の接触部21eをランド7に確実に接触させることができるので、ランド7に対し安定した接触状態を得ることができる。
次に、第1の実施形態の変形例について説明する。
以下に説明する変形例は、上述の第1の実施形態における第2の接触端子20を構成する第2の接触要素が上述の第1の実施形態と相違するものであり、したがって、以下の説明では上述の第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、上述の第1の実施形態との相違点のみを説明する。
(変形例1)
変形例1について、図5を用いて説明する。上述の第1の実施形態における第2の接触端子20は、平面状の金属板からなる2つの第2の接触要素21A、21Bにより構成されていたが、変形例1の第2の接触端子20は、第1の接触要素11を囲んで挟持するようにして配置された平面状の金属板からなる3つの第2の接触要素21A、21B、21Cにより構成されている。第2の接触要素21Cは、第2の接触要素21A、21Bと同一の構成である。すなわち変形例1の第2の接触端子20は、上述の第1の実施形態の第2の接触端子20に、第2の接触要素21Cを追加して構成されたものである。
図5に示すように、変形例1では、3つの第2の接触要素21A、21B、21Cが平面視正三角形状になるように配置され、これら第2の接触要素21A、21B、21Cの幅方向の中央部分に、第1の接触要素11の小径部11cが接触するようになっている。
変形例1は、第2の接触端子20を構成する3つの第2の接触要素21A、21B、21Cにより第1の接触要素11を囲んで挟持する構成なので、第1の接触要素11を、ぶれが生じることなく所定の位置に確実に、かつ安定して支持することができる。
なお、前述の変形例1に係る第2の接触端子20は、平面状の金属板からなる3つの第2の接触要素21A、21B、21Cで構成されているが、本発明に係るコンタクトプローブの第2の接触端子は、4つ、あるいはこれ以上の数の平面状の金属板からなる第2の接触要素により第1の接触要素11を囲んで挟持する構成であってもよい。
(変形例2)
変形例2について、図6を用いて説明する。変形例2における第2の接触端子20は、内面凹状の横断面形状を有し、第1の接触要素11を囲んで挟持するようにして配置された2つの第2の接触要素23A、23Bにより構成されている。変形例2の第2の接触要素23A、23Bは、上述の第1の実施形態の第2の接触要素21Aを、幅方向中央の中心線を折り曲げ線として直角に近い角度に折り曲げ加工して形成することができるものであり、横断面が山型の形状を有する。すなわち変形例2の第2の接触要素23A、23Bは、上述の第1の実施形態の第2の接触要素21Aと同様に、図示は省略するが第1の板部21a、第2の板部21b、ばね係合部21c、先端板部21d、段部21fを有し、その先端に、プリント基板6のランド7に接触する第2の接触部21eを有する。
図6に示すように、変形例2では、2つの第2の接触要素23A、23Bが、谷側である内側を対向させて第1の接触要素11を囲んで挟持するようにして配置されている。また、第2の接触要素23A、23Bは、それぞれ、外面側の屈曲部の頂部と外面側の両側縁とが、コイルばね81の内周面に当接するようになっている。
変形例2は、内面凹状の横断面形状を有する2つの第2の接触要素23A、23Bにより第1の接触要素11を囲んで挟持する構成なので、第1の接触要素11を、ぶれが生じることなく所定の位置に確実に、かつ安定して支持することができる。
なお、前述の変形例2に係る第2の接触要素23A、23Bは山型の横断面形状を有しているが、本発明に係る内面凹状の横断面形状を有する第2の接触要素としては、山型の横断面形状を有するものに限らず、少なくとも第1の接触要素を挟持する内面が凹状の横断面形状を有するものであれば、横断面形状はいかなるものであってもよい。
(第2の実施形態)
次に、図7により第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、上述の第1の実施形態におけるコイルばね81の形態を変えたものであり、その他の構成は同様であるため、以下の説明では上述の第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、上述の第1の実施形態との相違点のみを説明する。
上述の第1の実施形態におけるコイルばね81は、巻かれた線材間のピッチがほぼ等ピッチで離間しているものであったが、図7に示すように第2の実施形態に係るコイルばね81は、線材が密着して巻かれている密巻き部81aと、密巻き部81aよりもピッチが粗く線材が離間して巻かれている粗巻き部81bと、を有する。粗巻き部81bは、第1の接触要素11における第2の接触要素21A、21Bに挟持されていない部分の周囲に設けられ、密巻き部81aは、第2の接触要素21A、21Bの各第1の板部21aの周囲、すなわち第2の接触要素21A、21Bが第1の接触要素11の小径部11cを挟持する部分を囲むように設けられている。第2の実施形態に係る第2の接触端子20は、コイルばね81の密巻き部81aの内周面に、第2の接触要素21A、21Bの外面側の側縁が当接するように配置されている。
第2の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、コイルばね81における粗巻き部81bよりも弾性の強い密巻き部81aが、2つの第2の接触要素21A、21Bにより第1の接触要素11を挟持する部分を囲む構成を有する。このため、第2の実施形態に係るコンタクトプローブ100では、第1の接触要素11から第2の接触要素21A、21Bが離間しにくくなって確実な第1の接触要素11と第2の接触要素21A、21Bとの摩擦接触の状態を得ることができるとともに、密巻き部81aによって第1の接触要素11の傾きを抑えることができる。
なお、第2の実施形態に係るコイルばね81は、密巻き部81aと粗巻き部81bとを一体に構成したものであるが、密巻き部81aに代わる密巻きばねと、粗巻き部81bに代わる粗巻きばねとによる2体構成としてもよい。
(第3の実施形態)
次に、図8〜図12により本発明の第3の実施形態について説明する。
以下に説明する第3の実施形態は、上述した第1および第2の実施形態に係るコンタクトプローブ100における第1の接触端子10と第2の接触端子20の接触対象を逆にしたものであり、したがって、以下の説明では上述の第1および第2の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、上述の第1および第2の実施形態との相違点のみを説明する。
図8(A)、(B)は、第3の実施形態に係るコンタクトプローブ100を備えた検査ソケット200を示している。また、図9は図8(A)のf−f断面を示しており、図10は第3の実施形態に係るコンタクトプローブ100を構成する第1の接触端子10および第2の接触端子20を示している。
第3の実施形態においては、被検査体4には上述の第1および第2の実施形態における半田ボール5に代えて板状の電極パッド5Bが設けられている。また、プリント基板6には第1および第2の実施形態と同様にランド7Bが設けられている。上述の第1および第2の実施形態に係るコンタクトプローブ100においては、第1の接触端子10が被検査体4の半田ボール5に接触するように構成され、第2の接触端子20がプリント基板6のランド7に接触するように構成されているが、第3の実施形態に係るコンタクトプローブ100においては、第1の接触端子10がプリント基板6のランド7Bに接触するように構成され、第2の接触端子20が被検査体4の電極パッド5Bに接触するように構成されている。第3の実施形態では、ランド7Bが本発明における第1の電極を構成し、電極パッド5Bが本発明における第2の電極を構成する。
図8および図10に示すように、第3の実施形態に係る第1の接触端子10は、棒状の金属部材で形成され、プリント基板6のランド7Bと接触する第1の接触部110eが設けられた1つの第1の接触要素110によって構成されている。第1の接触要素110は、プリント基板6から被検査体4の方向に向かって、大径部110aと、大径部110aよりも小径の中径部110bと、中径部110bよりも小径の小径部110cとを有し、さらに大径部110aと中径部110bとの間にフランジ部110dを有する。大径部110a、中径部110b、小径部110cおよびフランジ部110dは同心状に形成されている。また、中径部110bは大径部110aの2倍程度の長さを有し、小径部110cは大径部110aと中径部110bとを合わせた長さよりもやや長い長さを有する。
第1の接触要素110は、大径部110aの先端に、ランド7Bに接触する第1の接触部110eを有する。図8に示すように、大径部110aにおけるランド7B側の先端部は円錐状に形成され、その先端に第1の接触部110eが形成されている。第1の接触要素110は、筐体300の収納部33に、フランジ部110dが突起部32bに係合可能な状態に、かつ収納部33の延びる方向に沿って動くことができるように収納されている。
図8および図10に示すように、第3の実施形態に係る第2の接触端子20は、一対すなわち同一構成の2つの第2の接触要素210A、210Bによって構成されている。各第2の接触要素210A、210Bは、平面状の金属板で形成され、被検査体4の電極パッド5Bと接触する第2の接触部210eが設けられており、第1の接触要素110の一部に摩擦接触した状態で該第1の接触要素110を挟持するように構成されている。これら第2の接触要素210A、210Bは、筐体300の収納部33に、第1の接触要素110の小径部110cを挟持するようにして配置されている。
図8および図10に示すように、第2の接触要素210A、210Bは、それぞれ、第1の板部210aと、第1の板部210aの被検査体4側に形成された第1の板部210aよりも幅が大きい第2の板部210bとを有し、さらに第1の板部210aと第2の板部210bとの間に、第2の板部210bと同程度の幅のばね係合部210cを有する。また、第2の接触要素210A、210Bは、それぞれ、第2の板部210bの先端部に、第2の板部210bよりも幅が小さい先端板部210dを有し、先端板部210dの先端に、第2の接触部210eが形成され、さらに先端板部210dと第2の板部210bとの間の両側部に、段部210fが形成されている。第2の接触部210eは、2つの尖った突起210gを有し、第2の接触部210eは、これら突起210gに電極パッド5Bが接触するように構成されている。
図8に示すように、第2の接触要素210A、210Bは、筐体300の収納部33に、第1の板部210aを第2の筐体部32側に向け、かつ第1の接触要素110を挟んで平行とされ、第1の板部210aからばね係合部210cにわたる部分が、第1の接触要素110における小径部110cの先端側の部分を挟持するようにして配置されている。また、第2の接触要素210A、210Bは、筐体300の収納部33に、段部210fが突起部31bに係合可能な状態に、かつ収納部33の延びる方向に沿って動くことができるように収納されている。図9に示すように、第3の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、第2の接触要素210A、210Bの幅方向の中央部分に、第1の接触要素110の小径部110cが接触するようになっている。
図8に示す検査ソケット200の使用状態において、第3の実施形態に係る第1の接触要素110および第2の接触要素210A、210Bは、相互に摩擦接触しながらプリント基板6のランド7Bと被検査体4の電極パッド5Bとに相対的に接近および離隔するように移動することができるようになっている。
図8に示すように、第3の実施形態に係る弾性体8を構成するコイルばね81は、第1の接触要素110の第1の接触部110eをプリント基板6のランド7Bに弾性的に押し当てるとともに、第2の接触要素210A、210Bの各第2の接触部210eを被検査体4の電極パッド5Bに弾性的に押し当てるように構成されている。
第3の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、コイルばね81により第1の接触要素110と第2の接触要素210A、210Bとが導通されるようになっている。これにより第3の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、第1の接触要素110の第1の接触部110eが接触するプリント基板6のランド7Bと、第2の接触要素210A、210Bの各第2の接触部210eが接触する被検査体4の電極パッド5Bとを導通させるように構成されている。
図8に示すように、コイルばね81は、圧縮状態で、その一端が第1の接触要素110のフランジ部110dに係合し、その他端が第2の接触要素210A、210Bの各ばね係合部210cに係合している。これによりコイルばね81は、第1の接触要素110における中径部110bから小径部110cにわたる大部分と、第2の接触要素210A、210Bの各第1の板部210aとを囲むように設けられている。
図8に示すように、第3の実施形態に係るコイルばね81は、上述の第2の実施形態と同様に、線材が密着して巻かれている密巻き部81aと、密巻き部81aよりもピッチが粗く線材が離間して巻かれている粗巻き部81bと、を有する。第3の実施形態では、粗巻き部81bは、第1の接触要素110における第2の接触要素210A、210Bに挟持されていない部分の周囲に設けられ、密巻き部81aは、第2の接触要素210A、210Bの各第1の板部210aの周囲に設けられている。図9に示すように、第3の実施形態に係る第2の接触端子20は、コイルばね81の密巻き部81aの内周面に、第2の接触要素210A、210Bの外面側の側縁が当接するように配置されている。
なお、コイルばね81は、密巻き部81aと粗巻き部81bとを一体に構成したものであるが、密巻き部81aに代わる密巻きばねと、粗巻き部81bに代わる粗巻きばねとによる2体構成としてもよい。
次に、作用について説明する。
上述の第3の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、平面状の金属板で形成され、第1の接触端子10の第1の接触要素110を挟持する2つの第2の接触要素210A、210Bにより第2の接触端子20が構成されている。このため、第2の接触要素210A、210Bを製造する際、穴あけ加工等が不要であり、例えば製造コストが比較的安価なプレス加工やエッチング加工等の加工技術を用いて容易に製造することができる。このため、第3の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、大量生産に容易に対応可能であり、製造コストを低減することができる。また、第3の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、2つの第2の接触要素210A、210Bによって第2の接触端子20が構成されるので、第2の接触端子20が簡素な構成となり、この点からも、大量生産に容易に対応可能であり、製造コストを低減することができる。
また、第3の実施形態に係るコンタクトプローブ100の第2の接触端子20は、2つの第2の接触要素210A、210Bを有しているので、被検査体4の電極パッド5Bに接触する第2の接触部210eを2つ有している。このため、例えば一方の第2の接触要素210Aの第2の接触部210eと電極パッド5Bとの間に絶縁性の異物が挟まり、これに起因してその第2の接触部210eが不安定な状態で電極パッド5Bに接触する状況が生じても、他方、すなわち第2の接触要素210Bの第2の接触部210eを電極パッド5Bに確実に接触させることができるので、電極パッド5Bに対し安定した接触状態を得ることができる。
また、第3の実施形態に係るコンタクトプローブ100は、コイルばね81における粗巻き部81bよりも弾性の強い密巻き部81aが、2つの第2の接触要素210A、210Bにより第1の接触要素110を挟持する部分を囲む構成を有する。このため、第3の実施形態に係るコンタクトプローブ100では、第1の接触要素110から第2の接触要素210A、210Bが離間しにくくなって確実な第1の接触要素110と第2の接触要素210A、210Bとの摩擦接触の状態を得ることができるとともに、密巻き部81aによって第1の接触要素110の傾きを抑えることができる。
(変形例)
第3の実施形態においても、上述した第1の実施形態の変形例1、2を同様に適用することができる。すなわち、図11に示すように、第3の実施形態では、平面視正三角形状になるように配置した平面状の金属板からなる3つの第2の接触要素210A、210B、210Cにより第1の接触要素110の小径部110cを挟持した構成とすることができる。第2の接触要素210Cは、第2の接触要素210A、210Bと同一の構成である。
図11に示す変形例では、第2の接触端子20を構成する3つの第2の接触要素210A、210B、210Cにより第1の接触要素110を囲んで挟持する構成なので、第1の接触要素110を、ぶれが生じることなく所定の位置に確実に、かつ安定して支持することができる。
また、図12に示すように、第3の実施形態では、横断面が山型の形状を有し、谷側である内側を対向させて配置した2つの第2の接触要素230A、230Bにより第1の接触要素110の小径部110cを挟持した構成とすることができる。第2の接触要素230A、230Bは、上述の第3の実施形態の第2の接触要素210Aを、幅方向中央の中心線を折り曲げ線として直角に近い角度に折り曲げ加工して形成することができるものであり、第2の接触要素210Aと同様に、図示は省略するが第1の板部210a、第2の板部210b、ばね係合部210c、先端板部210d、段部210fを有し、その先端に、被検査体4の電極パッド5Bに接触する2つの突起210gを備えた第2の接触部210eを有する。
図12に示す変形例では、内面凹状の横断面形状を有する2つの第2の接触要素230A、230Bにより第1の接触要素110を囲んで挟持する構成なので、第1の接触要素110を、ぶれが生じることなく所定の位置に確実に、かつ安定して支持することができる。
本発明に係るコンタクトプローブおよびそれを備えた検査ソケットは、大量生産に容易に対応可能であり、製造コストを低減することができるとともに、検査用基板のランド等の電極に対し安定した接触状態を得ることができるため、半導体集積回路等の電気的特性を検査するに使用するコンタクトプローブおよびそれを備えた検査ソケットとして有用である。
5 半田ボール(第1の電極)
5B 電極パッド(第2の電極)
7 ランド(第2の電極)
7B ランド(第1の電極)
8 弾性体
10 第1の接触端子
11 第1の接触要素
11e 第1の接触部
20 第2の接触端子
21A、21B、21C、23A、23B 第2の接触要素
21e 第2の接触部
33 収納部
81 コイルばね
81a 密巻き部
81b 粗巻き部
100 コンタクトプローブ
110 第1の接触要素
200 検査ソケット
210A、210B、210C、230A、230B 第2の接触要素
300 筐体

Claims (7)

  1. 第1の電極と第2の電極とを電気的に接続するコンタクトプローブであって、
    前記第1の電極に接触する第1の接触端子と、
    前記第2の電極に接触する第2の接触端子と、
    前記第1の接触端子と前記第2の接触端子とに係合し、前記第1の接触端子と前記第2の接触端子とを離反するように付勢する弾性体と、を備え、
    前記第1の接触端子は、棒状の金属部材で形成され、前記第1の電極と接触する第1の接触部が設けられた第1の接触要素によって構成され、
    前記第2の接触端子は、板状の金属部材で形成され、前記第2の電極と接触する第2の接触部が設けられ、前記第1の接触要素の一部に摩擦接触した状態で該第1の接触要素を挟持する複数の第2の接触要素によって構成され、
    前記第1の接触要素および前記第2の接触要素は、相互に摩擦接触しながら前記第1の電極と前記第2の電極に相対的に接近および離隔するように移動することができ、
    前記弾性体は、前記第1の接触要素および前記第2の接触要素の少なくとも一部を囲むように設けられ、前記第1の接触要素の前記第1の接触部を前記第1の電極に弾性的に押し当てるとともに、前記第2の接触要素の前記第2の接触部を前記第2の電極に弾性的に押し当てるようにしたコイルばねによって構成されていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 前記第2の接触端子の前記各第2の接触要素は、平面状の金属板で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  3. 前記第2の接触端子は、前記第1の接触要素を挟持するようにして配置された2つの前記第2の接触要素により構成されていることを特徴とする請求項2に記載のコンタクトプローブ。
  4. 前記第2の接触端子は、前記第1の接触要素を囲んで挟持するようにして配置された3つ以上の前記第2の接触要素により構成されていることを特徴とする請求項2に記載のコンタクトプローブ。
  5. 前記第2の接触端子の前記各第2の接触要素は、内面凹状の横断面形状を有し、
    前記第2の接触端子は、前記第1の接触要素を囲んで挟持するようにして配置された複数の前記第2の接触要素により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  6. 前記コイルばねは、線材が密着して巻かれている密巻き部と、該密巻き部よりもピッチが粗く線材が離間して巻かれている粗巻き部と、を有し、前記密巻き部は、前記複数の第2の接触要素によって前記第1の接触要素を挟持する部分を囲むように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のコンタクトプローブと、
    前記コンタクトプローブを収納する収納部が形成された筐体と、
    を備えることを特徴とする検査ソケット。
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