JPWO2019159525A1 - 穿刺針 - Google Patents

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Abstract

本開示に係る穿刺針は、棒状の本体部の先端部に刃面が形成された医療用の穿刺針であって、前記刃面は、互いが交差する稜線により針先を一端とする刃縁を形成する第1刃面部及び第2刃面部と、前記第1刃面部及び前記第2刃面部の少なくとも一方の刃面部と前記本体部の基端側で連続し、前記本体部の中心軸線に対して傾斜する一平面により構成されている第3刃面部と、を備え、前記一平面が一直線に見える前記本体部の側面視において、前記第3刃面部の延長線は、前記少なくとも一方の刃面部のうち前記側面視で視認可能な1つの刃面部と交差する。

Description

本開示は穿刺針に関する。
従来、採血針や輸液用の留置針などの医療用の穿刺針としては、穿刺針を人体へ穿刺する際の痛みを軽減するため、穿刺針の長手方向に対して角度の異なる複数の刃面を有する先端部を備えるものが知られている。
特許文献1には、このような穿刺針としての注射針が開示されている。特許文献1の注射針は、円筒状の本体の尖端部を、何れか一方から斜めに切除してテーパー状の尖端部を形成した注射針であり、円筒状の本体の外周から接続し且つ本体の軸線方向(長手方向)に対して所定の角度で形成された第1の傾斜面と、この第1の傾斜面に接続し且つ本体の軸線方向に対する角度が第1の傾斜面よりも大きな角度で形成された第2の傾斜面と、この第2の傾斜面に接続し且つ刃先と接続し且つ本体の軸線方向に対する角度が当該第2の傾斜面よりも大きな角度で形成された第3の傾斜面と、を備えている。
また、特許文献2においても穿刺針としての皮下注射針が開示されている。特許文献2の皮下注射針は多斜角面の形状の先端を有し、この多斜角面の形状の先端が、主斜角面と、一対の中間斜角面と、一対の先端斜角面と、を有している。
特開2000−262615号公報 特開平10−57490号公報
特許文献1や特許文献2の注射針のように、長手方向に対する角度が異なる複数の面を接続した刃面を有する先端部とすることにより、面同士の境界に形成される稜線(ジャンクション)による刺通抵抗を低減し、注射針を人体へ穿刺する際の痛みを軽減することができる。
ところで、血管等の脈管内に穿刺する穿刺針の場合、脈管内に刃面全体が入り込み易くなるように、穿刺針の中心軸線方向における刃面の長さ(以下、「刃面長」と記載する。)が短い穿刺針が使用されることが一般的である。このような刃面長が短い穿刺針では、中心軸線方向に対する角度が異なる複数の面を形成して刃面を多面化しても、側面視における刃面の刃先がなす角度(以下、「刃先角度」と記載する。)を小さくすることはできず、刃先角度が比較的大きくなり易い。そのため、刃先の刺通抵抗が大きくなり、刃先を刺通する際の痛みを軽減することが難しいという問題がある。また、刃先の刺通抵抗が大きいと、脈管に穿刺する際に、血管壁等の脈管壁を円滑に刺通することができず、脈管が刃先に押されて逃げてしまうこともある。
そこで本開示は、刃面長に関わらず、刃先角度を小さくすることが可能な刃面形状を有する穿刺針を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としての穿刺針は、棒状の本体部の先端部に刃面が形成された医療用の穿刺針であって、前記刃面は、互いが交差する稜線により針先を一端とする刃縁を形成する第1刃面部及び第2刃面部と、前記第1刃面部及び前記第2刃面部の少なくとも一方の刃面部と前記本体部の基端側で連続し、前記本体部の中心軸線に対して傾斜する一平面により構成されている第3刃面部と、を備え、前記一平面が一直線に見える前記本体部の側面視において、前記第3刃面部の延長線は、前記少なくとも一方の刃面部のうち前記側面視で視認可能な1つの刃面部と交差する。
本発明の1つの実施形態として、前記側面視において、前記第3刃面部の前記延長線は、前記刃縁とは異なる位置で、前記1つの刃面部と交差する。
本発明の1つの実施形態として、前記側面視において、前記第3刃面部の先端が前記中心軸線まで到達している、又は、前記側面視において、前記第3刃面部が前記中心軸線と交差している。
本発明の1つの実施形態として、前記側面視において、前記中心軸線は、前記1つの刃面部と重なる。
本発明の1つの実施形態として、前記第1刃面部及び前記第2刃面部は、前記本体部の中心軸線方向における刃面領域の中間位置よりも基端側まで延在している。
本発明の第2の態様としての穿刺針は、棒状の本体部の先端部に刃面が形成された医療用の穿刺針であって、前記刃面は、互いが交差する稜線により針先を一端とする刃縁を形成する第1刃面部及び第2刃面部と、前記第1刃面部及び前記第2刃面部に前記本体部の基端側で連続する第3刃面部と、を備え、前記第3刃面部が線状に見える前記本体部の側面視において、前記第3刃面部は、凹形状を形成している。
本発明の1つの実施形態として、前記第3刃面部は、凹形曲面により構成されている。
本発明の1つの実施形態として、前記第3刃面部は、複数の平面により構成されている。
本発明の1つの実施形態として、前記側面視において、前記第3刃面部の先端が前記本体部の中心軸線まで到達している、又は、前記側面視において、前記第3刃面部が前記本体部の中心軸線と交差している。
本発明の1つの実施形態として、前記側面視において、前記本体部の中心軸線は、前記第1刃面部及び前記第2刃面部のうち前記側面視で視認可能な1つの刃面部と重なる。
本発明の1つの実施形態として、前記第1刃面部及び前記第2刃面部は、前記本体部の中心軸線方向における刃面領域の中間位置よりも基端側まで延在している。
本開示によれば、刃面長に関わらず、刃先角度を小さくすることが可能な刃面形状を有する穿刺針を提供することができる。
図1(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ一実施形態としての穿刺針の本体部の正面図、側面図、背面図、斜視図である。 図2(a)、(b)は、それぞれ図1(a)、(b)に示す穿刺針の本体部における先端部近傍の拡大図である。 図1に示す穿刺針の本体部を先端側から見た図である。 図4(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ図2(a)におけるI-I断面図、II-II断面図、III-III断面図、IV-IV断面図である。 図5(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ一実施形態としての穿刺針の本体部の正面図、側面図、背面図、斜視図である。 図6(a)、(b)は、それぞれ図5(a)、(b)に示す穿刺針の本体部における先端部近傍の拡大図である。 図5に示す穿刺針の本体部を先端側から見た図である。 図8(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ図6(a)におけるV-V断面図、VI-VI断面図、VII-VII断面図、VIII-VIII断面図、IX-IX断面図である。 図9(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ、図7に示す穿刺針の変形例としての穿刺針の本体部の正面図、側面図、背面図、斜視図である。 図10(a)、(b)は、それぞれ図9(a)、(b)に示す穿刺針の本体部における先端部近傍の拡大図である。 既存の穿刺針の本体部の側面を示す側面図である。
以下、本開示に係る穿刺針の実施形態について、図1〜図11を参照して説明する。各図において共通する部材・部位には同一の符号を付している。
<第1実施形態>
図1は、一実施形態としての穿刺針1の本体部2を示す図である。具体的に、図1(a)は、穿刺針1の本体部2の正面図、図1(b)は、穿刺針1の本体部2の側面図、図1(c)は、穿刺針1の本体部2の背面図を示すものである。図1(d)は、穿刺針1の本体部2の斜視図である。また、図2(a)は、図1(a)に示す穿刺針1の本体部2の一部を拡大した拡大正面図である。図2(b)は、図1(b)に示す穿刺針1の本体部2の一部を拡大した拡大側面図である。
図1(a)〜図1(d)、図2(a)、図2(b)に示すように、穿刺針1は、棒状の本体部2を備えており、この本体部2の先端部3に刃面4が形成されている。本体部2は、管体であり、本体部2の中心軸線Oと平行な軸線方向(以下、「中心軸線方向A」と記載する。)において連通する中空部10を区画している。
より具体的に、本実施形態の本体部2は、中心軸線方向Aと直交する横断面の外形が略円形状となる管体である。
図1(a)〜図1(d)、図2(a)、図2(b)に示すように、刃面4は複数の刃面部により構成されている。本実施形態の刃面4は、一つの平面により構成されている第1刃面部5、1つの平面により構成されている第2刃面部6、及び、1つの平面により構成されている第3刃面部7、を備えている。
第1刃面部5及び第2刃面部6は、刃面4のうち、本体部2の先端側に形成されている。また、第1刃面部5及び第2刃面部6は、互いが交差する稜線により針先8を一端とする刃縁9を形成している。「針先」とは、中心軸線方向Aにおける穿刺針1の先端、すなわち本体部2の先端を意味すると共に、刃面4の先端である刃先を意味するものである。したがって、以下、「先端側」とは、中心軸線方向Aにおける針先側を意味し、「基端側」とは、中心軸線方向Aにおける針先側とは反対側を意味する。
第1刃面部5は、本体部2の基端側で、第3刃面部7と連続している。また、第2刃面部6は、本体部2の基端側で、第3刃面部7と連続している。すなわち、本実施形態の第3刃面部7は、第1刃面部5及び第2刃面部6の両方の刃面部と、本体部2の基端側で、連続している。
より具体的に、第3刃面部7は、本体部2の中心軸線Oに対して傾斜する一平面により構成されている。また、本実施形態の第3刃面部7は、刃面4の基端を構成している。換言すれば、本実施形態の第3刃面部7は、本体部2の基端側で、本体部2の筒状の外周面と連続している。したがって、本実施形態の第3刃面部7は、本体部2の先端側で、上述したように第1刃面部5及び第2刃面部6と連続すると共に、本体部2の基端側で、本体部2の筒状の外周面と連続している。
このように、本実施形態の刃面4は、平面状の刃面部を連続して形成されている。
本実施形態の刃面4の内縁は、第1刃面部5の内縁、第2刃面部6の内縁、及び、第3刃面部7の内縁、により構成されている。この刃面4の内縁は、本体部2の中空部10のうち本体部2の先端側の一端である先端開口11を区画している。
本実施形態の刃面4の外縁は、第1刃面部5の外縁、第2刃面部6の外縁、及び、第3刃面部7の外縁、により構成されている。刃面4の外縁は、刃面4が形成されている刃面領域Tを画定している。したがって、刃面4の外縁の中心軸線方向Aにおける最大長さが、中心軸線方向Aにおける刃面の長さH(以下、「刃面長H」と記載する。)となる。
ここで、第3刃面部7を構成する一平面が一直線に見える本体部2の側面視(図1(b)、図2(b)参照)において、第3刃面部7の延長線Lは、第1刃面部5及び第2刃面部6のうち同側面視で視認可能な刃面部と交差する。図1(b)、図2(b)に示す側面視では、第1刃面部5及び第2刃面部6のうち、第2刃面部6が、上述の視認可能な刃面部に該当する。したがって、図1(b)、図2(b)に示す側面視において、第3刃面部7の延長線Lは、第2刃面部6と交差している。以下、「第3刃面部7を構成する一平面が一直線に見える本体部2の側面視」を、単に「本体部2の側面視」と記載する。
このように、本体部2の側面視(図1(b)、図2(b)参照)において、第3刃面部7の延長線Lが、第1刃面部5及び第2刃面部6のうち同側面視で視認可能な刃面部と交差する構成とすることで、同側面視での第3刃面部7の延長線が、第1刃面部5及び第2刃面部6のうち同側面視で視認可能な刃面部と交差しない構成と比較して、刃先角度αの小さい穿刺針1が実現し易くなる。ここで言う「刃先角度α」とは、本体部2の側面視(図1(b)、図2(b)参照)において、刃縁9と、この刃縁9の裏面とが針先8にて交わる角度を意味している。図1(b)、図2(b)に示すように、本実施形態の本体部2の側面視では、中心軸線方向Aと直交する方向Bの一端に針先8が位置している。
図11は、既存の穿刺針501の本体部502の側面を示す側面図である。図11に示す既存の穿刺針501の本体部502は、一つの平面により構成されている第1刃面部(不図示)、1つの平面により構成されている第2刃面部506、及び、1つの平面により構成されている第3刃面部507、からなる刃面504を備える。このような既存の穿刺針501では、図11に示す側面視において、第3刃面部507の延長線L´が、第2刃面部506と交差しない。このような構成では、刃先角度α´が、第3刃面部507の延長線L´と中心軸線Oとで形成される第3刃面部507の傾斜角度β´よりも大きくなる。
したがって、既存の穿刺針501では、刃面長Hを小さくするために、第3刃面部507の中心軸線Oに対する鋭角の傾斜角度β´を大きくすると、それに伴って刃先角度α´も大きくなる。つまり、既存の穿刺針501では、刃面長H´及び刃先角度α´を共に小さくする構成が実現し難い。
これに対して、穿刺針1では、本体部2の側面視(図1(b)、図2(b)参照)において、第3刃面部7の延長線Lが、第1刃面部5及び第2刃面部6のうち同側面視で視認可能な刃面部と交差する。このような構成にすることで、刃先角度αを、第3刃面部7の延長線Lと中心軸線Oとで形成される第3刃面部7の鋭角の傾斜角度β以下にすることができる。したがって、穿刺針1では、刃面長Hを小さくするために、第3刃面部7の中心軸線Oに対する傾斜角度βを大きくしても、それに伴って刃先角度αが大きくならない構成が実現できる。つまり、穿刺針1では、刃面長H及び刃先角度αを共に小さくする構成が実現し易い。
本実施形態の穿刺針1では、図1(b)及び図2(b)に示す側面と反対側の側面(以下、「反対側面」と記載する。)においても、上記同様の関係が成立している。具体的に、反対側面の側面視において、第3刃面部7の延長線Lは、第1刃面部5及び第2刃面部6のうち同側面視で視認可能な刃面部と交差する。反対側面の側面視では、第1刃面部5及び第2刃面部6のうち、第1刃面部5が、上述の視認可能な刃面部に該当する。したがって、反対側面の側面視において、第3刃面部7の延長線Lは、第1刃面部5と交差している。
本実施形態の第3刃面部7は、第1刃面部5及び第2刃面部6の両方の刃面部と、本体部2の基端側で連続している一平面であるが、この構成に限らず、第1刃面部5及び第2刃面部6のいずれか一方の刃面部と、本体部2の基端側で連続する、一平面で構成される第3刃面部としてもよい。更に、第1刃面部5及び第2刃面部6それぞれが、別々の一平面で構成される第3刃面部と連続する構成であってもよい。
以上より、第3刃面部は、第1刃面部及び第2刃面部の少なくとも一方の刃面部と、本体部の基端側で連続していればよい。また、第3刃面部を構成する一平面が一直線に見える本体部の側面視において、第3刃面部の延長線は、第3刃面部と連続する上記少なくとも一方の刃面部のうち、同側面視で視認可能な1つの刃面部と交差していればよい。
但し、上述した本実施形態のように、第1刃面部5及び第2刃面部6の両方の刃面部と、本体部2の基端側で連続し、一平面で構成されている第3刃面部7とすれば、刃面長H及び刃先角度αを共に小さくする構成を、少ない平面の数により実現し易くなる。つまり、平面が交差する稜線により構成される尾根部を減らすことができる。そのため、穿刺時に、尾根部によって刺通抵抗が増大することを抑制できる。
更に、本実施形態では、本体部2の側面視(図1(b)、図2(b)参照)において、第3刃面部7の延長線Lは、刃縁9とは異なる位置で、第2刃面部6と交差する。このようにすることで、同側面視における第3刃面部7の延長線Lは、刃縁9よりも本体部2の基端側の位置で、第2刃面部6と交差する。つまり、同側面視における第3刃面部の延長線が刃縁と交差する構成と比較して、第3刃面部7の中心軸線Oに対する鋭角の傾斜角度βを大きくでき、刃面長Hをより短い構成とすることができる。
本実施形態の穿刺針1では、不図示の反対側面においても、上記同様の関係が成立している。具体的に、反対側面の側面視において、第3刃面部7の延長線Lは、刃縁9とは異なる位置で、第1刃面部5と交差する。このようにすることで、反対側面の側面視における第3刃面部7の延長線Lは、刃縁9よりも本体部2の基端側の位置で、第1刃面部5と交差する。
このように、図1(b)、図2(b)に示す側面と、反対側面と、を同様の構成にすることで、刃面長Hを、より一層短い構成にすることが可能となる。
また、本実施形態において、側面視(図1(b)、図2(b)参照)での本体部2は、中心軸線Oにより2つの領域に分けられる。2つの領域は、針先8が含まれる先端領域S1、及び、針先8を含まない基端領域S2、である。そして、本実施形態では、本体部2の側面視(図1(b)、図2(b)参照)において、第3刃面部7の少なくとも一部が、基端領域S2に位置している。
更に、本実施形態では、本体部2の側面視(図1(b)、図2(b)参照)において、第3刃面部7の先端が、中心軸線Oまで到達している。つまり、本実施形態の第3刃面部7の先端は、本体部2の側面視(図1(b)、図2(b)参照)において、中心軸線O上に位置する。但し、本体部2の側面視(図1(b)、図2(b)参照)において、第3刃面部7が、中心軸線Oと交差している構成としてもよい。つまり、第3刃面部7が、本体部2の側面視(図1(b)、図2(b)参照)において、先端領域S1と基端領域S2とに跨って延在し、同側面視において、第3刃面部7の先端が、先端領域S1に位置する構成としてもよい。
本実施形態の穿刺針1では、不図示の反対側面においても、上記同様の関係が成立している。具体的に、本実施形態では、本体部2の反対側面の側面視(不図示)において、第3刃面部7の先端が、中心軸線Oまで到達している。つまり、本実施形態の第3刃面部7の先端は、本体部2の反対側面の側面視において、中心軸線O上に位置する。但し、本体部2の反対側の側面視において、第3刃面部7が、中心軸線Oと交差している構成としてもよい。つまり、第3刃面部7が、本体部2の反対側面の側面視において、先端領域S1と基端領域S2とに跨って延在し、同側面視において、第3刃面部7の先端が、先端領域S1に位置する構成としてもよい。
ここで、本実施形態において、第3刃面部7の先端とは、第1刃面部5及び第2刃面部6それぞれと、第3刃面部7と、が交差する稜線により形成される尾根部14の先端である。
更に、本実施形態では、本体部2の側面視(図1(b)、図2(b)参照)において、中心軸線Oが、第2刃面部6と重なる。換言すれば、本実施形態では、本体部2の側面視(図1(b)、図2(b)参照)において、中心軸線Oが、第2刃面部6と交差している。このような構成とすれば、刃面4において、刃縁9から延在する第2刃面部6の中心軸線方向Aの長さを、比較的大きく確保することができる。刃面長Hにおける、第2刃面部6の中心軸線方向Aにおける長さの割合を大きくすることができれば、刃先角度αを、より小さくすることが可能となり、刃先の薄い穿刺針1を実現し易くなる。
本実施形態の穿刺針1では、不図示の反対側面においても、上記同様の関係が成立している。具体的に、本実施形態では、本体部2の反対側面の側面視において、中心軸線Oが、第1刃面部5と重なる。換言すれば、本実施形態では、本体部2の反対側面の側面視において、中心軸線Oが、第1刃面部5と交差している。このような構成とすれば、刃面4において、刃縁9から延在する第1刃面部5の中心軸線方向Aの長さを、比較的大きく確保することができる。
このように、図1(b)、図2(b)に示す側面と、反対側面と、を同様の構成にすることで、刃先角度αを、より一層小さくすることが可能となり、刃先の薄い穿刺針1を実現し易くなる。
また、本実施形態では、第1刃面部5及び第2刃面部6は、中心軸線方向Aにおける刃面領域Tの中間位置Mよりも基端側まで延在している。このような構成とすることで、刃面4において、刃縁9を形成する第1刃面部5及び第2刃面部6の中心軸線方向Aの長さを、比較的大きく確保することができる。第1刃面部5及び第2刃面部6の中心軸線方向Aにおける長さを大きくすることができれば、第1刃面部5及び第2刃面部6それぞれを平面により構成したとしても、刃先角度αを比較的小さくすることが可能となり、刃先の薄い穿刺針1を実現することができる。
また、本実施形態では、第1刃面部5及び第2刃面部6の両方が中間位置Mよりも本体部2の基端側まで延在する構成であるが、この構成に限らず、第1刃面部5及び第2刃面部6の少なくともいずれか一方の刃面部が、中間位置Mよりも本体部2の基端側まで延在する構成であればよい。但し、本実施形態のように第1刃面部5及び第2刃面部6の両方が中間位置Mよりも本体部2の基端側まで延在する構成とすれば、いずれか一方の刃面部のみが中間位置Mよりも本体部2の基端側まで延在する構成とする場合と比較して、刃先角度αが小さい構成をより容易に実現することができる。そのため、本実施形態のように、第1刃面部5及び第2刃面部6の両方を平面により形成し、第1刃面部5及び第2刃面部6の両方が中間位置Mよりも本体部2の基端側まで延在する構成とすることが好ましい。
本体部2の材料としては、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金等の金属材料を使用することができる。
以下、本実施形態の穿刺針1の更なる詳細を説明する。
[本体部2]
本実施形態の本体部2は、中心軸線方向Aにおいて、内周面の内径及び外周面の外径が一様な管体であり、中心軸線方向Aにおける基端側の端部は、針基等を介して例えばシリンジなどの医療用器具に接続される。したがって、穿刺針1は、本体部2に接続された針基等を備える構成であってもよい。
本実施形態の本体部2では、内周面が中空部10を区画し、内周面の内径及び外周面の外径が中心軸線方向Aにおいて一様な構成であるが、この構成に限られるものではない。例えば、本体部2の内周面の内径及び外周面の外径が、中心軸線方向Aにおいて、先端側に向かって漸減する構成としてもよい。また、例えば、本体部2の外径を、中心軸線方向Aにおいて先端側に向かうにつれて漸減するテーパー形状とし、本体部2の内径を、中心軸線方向Aにおいて一様な構成とすることもできる。更に、中心軸線方向Aにおける本体部2の一部の領域に、中心軸線方向Aにおいて先端側に向かうにつれて内径が漸減する、又は漸増する部位を設けるなど、本体部2の内径及び外径は、穿刺針1の用途等に応じて、各種の構成を採用することが可能である。
[第1刃面部5及び第2刃面部6]
図2(a)に示すように、第1刃面部5及び第2刃面部6のそれぞれは、中心軸線方向Aにおける本体部2の基端側で、第3刃面部7と連続している。
図3は、穿刺針1を先端側から見た図である。また、図4(a)、図4(b)、図4(c)、図4(d)は、それぞれ図2(a)におけるI−I断面図、II-II断面図、III-III断面図、IV-IV断面図である。図3、図4に示す符号「X」は、本体部2の中心軸線O及び針先8を含む1つの仮想平面であり、以下「中心平面X」と記載する。本実施形態の中心平面Xは、針先8のみならず、刃縁9をも含む平面であり、本実施形態の本体部2は、中心平面Xを挟んで対称の構造を有している。また、図3、図4では、刃面部間の稜線を実線により示している。
図4(a)は、図2(a)のI-I断面、すなわち、中心軸線方向Aにおいて刃縁9が形成されている位置での、中心軸線方向Aと直交する断面である。図4(a)に示すように、第1刃面部5及び第2刃面部6それぞれは、中心平面Xに対して鋭角の角度θ1だけ傾斜して延在している。
図4(b)は、図2(a)のII-II断面、すなわち、中心軸線方向Aにおいて先端開口11がある位置での、第1刃面部5及び第2刃面部6を含み、かつ、第3刃面部7を含まない、中心軸線方向Aと直交する断面である。図4(b)に示すように、図2(a)のII-II断面における第1刃面部5及び第2刃面部6それぞれの、中心平面Xに対する鋭角の角度θ2は、角度θ1と等しい。
図4(c)は、図2(a)のIII-III断面、すなわち、中心軸線方向Aにおいて先端開口11がある位置での、第1刃面部5、第2刃面部6及び第3刃面部7を含む、中心軸線方向Aと直交する断面である。図4(c)に示すように、図2(a)のIII-III断面における第1刃面部5及び第2刃面部6それぞれの、中心平面Xに対する鋭角の角度θ3は、角度θ1及び角度θ2と等しい。
このように、中心軸線方向Aと直交する断面における第1刃面部5及び第2刃面部6それぞれの中心平面Xに対する鋭角の角度θは、中心軸線方向Aの位置によらず一定である。
[第3刃面部7]
本実施形態の第3刃面部7は平面により構成されている。具体的に、第3刃面部7は、図2(b)の側面視が、中心軸線方向Aにおいて針先8に向かうにつれ中心軸線Oに近づくように傾斜した直線状の平面である。第3刃面部7の中心軸線方向Aに対する傾斜角度βは、中心軸線O全体を含む断面での中心軸線方向Aに対する本体部2の外周面の傾斜角度よりも大きい。
本実施形態では、穿刺針1の本体部2の外径が中心軸線方向Aにおいて一様な構成であり、中心軸線O全体を含む断面で見た場合に、本体部2の外周面は中心軸線方向Aに延在している。従って、第3刃面部7が、中心軸線方向Aに対して傾斜していれば、第3刃面部7の傾斜角度βは、本体部2の外壁の傾斜角度よりも大きくなる。但し、穿刺針の本体部を、その外径が中心軸線方向Aにおいて先端側に向かうにつれて漸減又は漸増する構成とする場合には、第3刃面部は、中心軸線方向Aに対して傾斜するのみならず、中心軸線O全体を含む断面での本体部2の外周面に対しても傾斜するように構成する。
また、本実施形態において、刃面4の内縁の基端(図2(a)における点「N」参照)は、第3刃面部7の内縁に設けられている。更に、刃面4の内縁は、その先端から基端に至るまで、本体部2の先端側から基端側に向かって延びている。より具体的に、本実施形態において、刃面4の内縁が中心平面Xと交わる2点のうち、本体部2の先端側の点が刃面4の内縁の先端であり、本体部2の基端側の点が刃面4の内縁の基端(図2(a)における点「N」参照)である。そして、刃面4の内縁は、刃面4の内縁の先端から基端に至るまで、常に、本体部2の先端側から基端側に向かって延びており、基端側から先端側に向かうような部分は存在しない。先端開口11は、正面視(図2(a)参照)において、涙滴状である。
次に、中心軸線方向Aと直交する断面における第3刃面部7の構成について説明する。
図4(c)に示すように、図2(a)のIII-III断面における第3刃面部7の中心平面Xに対する角度δ3は約90度である。換言すれば、図2(a)のIII-III断面において、第3刃面部7は、中心平面Xと直交する方向に直線状に延在している。
図4(d)は、図2(a)のIV-IV断面、すなわち、中心軸線方向Aにおいて先端開口11よりも基端側の位置での、第3刃面部7のみを含む、中心軸線方向Aと直交する断面である。図4(d)に示すように、図2(a)のIV-IV断面における第3刃面部7の中心平面Xに対する角度δ4は約90度である。換言すれば、図2(a)のIV-IV断面において、第3刃面部7は、中心平面Xと直交する方向に直線状に延在している。
このように、中心軸線方向Aと直交する断面における第3刃面部7の中心平面Xに対する角度δは、中心軸線方向Aの位置によらず約90度で一定である(図4(c)、図4(d)参照)。
[側面視における刃面4の形状について]
本体部2の側面視(図2(b)等参照)における第3刃面部7の傾斜角度βは、13度以上、かつ、20度以下の範囲となっている。このような構成とすることにより、刃面4の刃面長Hを、筋肉注射等に主に利用される所謂「レギュラーベベル」(上述と同様の手法により計測される傾斜角度が12度となる刃面が形成された穿刺針)の刃面長よりも短くし、静脈注射等に主に利用される所謂「ショートベベル」(上述と同様の手法により計測される傾斜角度が18度となる刃面が形成された穿刺針)の刃面長と同程度の刃面長としつつ、刃先角度αを「レギュラーベベル」と同程度又はそれ以下の角度にすることができる。
つまり、静脈等の脈管の突き抜けが起こり難い短い刃面長を有しつつ、刃面4での刺通抵抗が低減でき脈管の確保が容易な穿刺針1を実現することができる。また、針先8近傍での刺通抵抗が低減できることから、刺通抵抗の変化量を小さくでき、穿刺する際に医療従事者が穿刺方向に加える力の変化量をも小さくすることができる。そのため、穿刺する際に、医療従事者が操作し易い穿刺針1を実現することができる。
また、本実施形態における第3刃面部7は刃面4の基端まで延在する一平面で構成されているが、第3刃面部7よりも基端側に別の刃面部を設けてもよい。例えば、第3刃面部7と連続し、傾斜角度βよりも小さい傾斜角度を持つ刃面部を設けることで、穿刺時の刃面4の基端部における刺通抵抗を低減することができる。若しくは、第3刃面部7と連続し、凸形の曲面により構成される別の刃面部を設けてもよい。同様に、穿刺時の刃面4の基端部における刺通抵抗を低減することができる。
なお、図2(b)に示す延長線Lの中心軸線Oに対する角度を、13度以上、かつ、20度以下の範囲としつつ、15度〜27度の刃先角度αとすることが好ましい。刃先角度αが15度未満の場合には、刃先が薄くなり過ぎるため、製造工程におけるダメージ等により所定の性能を満足できなくなるおそれがあり、製造が難しくなる。また、27度を超える場合には、所謂ショートベベルの刃先角度αと同等になるため、穿刺時の刺通抵抗が大きくなる。
<第2実施形態>
次に、上述した第1実施形態の穿刺針1とは別の実施形態としての穿刺針101について説明する。本実施形態の穿刺針101は、上述した穿刺針1と比較して、刃面の構成が相違しているが、その他の構成は同様である。
図5は、一実施形態としての穿刺針101の本体部102を示す図である。具体的に、図5(a)は、穿刺針101の本体部102の正面図、図5(b)は、穿刺針101の本体部102の側面図、図5(c)は、穿刺針101の本体部102の背面図を示すものである。図5(d)は、穿刺針101の本体部102の斜視図である。また、図6(a)は、図5(a)に示す穿刺針101の本体部102の一部を拡大した拡大正面図である。図6(b)は、図5(b)に示す穿刺針101の本体部102の一部を拡大した拡大側面図である。
図5、図6に示すように、穿刺針101の棒状の本体部102の先端部103に刃面104が形成されている。刃面104は、第1刃面部105、第2刃面部106、及び、第3刃面部107、を備えている。
第1刃面部105と第2刃面部6とは、互いが交差する稜線により、針先108を一端とする刃縁109を形成している。本体部102は、先端開口111を一端とする中空部110を区画している。穿刺針101の第1刃面部105及び第2刃面部106の構成は、中心軸線方向Aの長さが異なるが、それ以外の点については、上述した穿刺針1の第1刃面部5及び第2刃面部6の構成と同様である。例えば、本実施形態においても、第1刃面部105及び第2刃面部106は、本体部102の中心軸線方向Aにおける刃面領域Tの中間位置Mよりも基端側まで延在している。
第1刃面部105は、本体部102の基端側で、第3刃面部107と連続している。また、第2刃面部106は、本体部102の基端側で、第3刃面部107と連続している。すなわち、本実施形態の第3刃面部107は、第1刃面部105及び第2刃面部106の両方の刃面部と、本体部102の基端側で、連続している。
第3刃面部107が線状に見える本体部102の側面視(図5(b)、図6(b)参照)において、第3刃面部107は、凹形状を形成している。より具体的に、本実施形態の第3刃面部107は、凹形曲面により構成されている。以下、第3刃面部107が構成する凹形曲面が線状に見える本体部102の側面視(図5(b)、図6(b)参照)を、単に「本体部102の側面視」と記載する。
このような構成とすることで、図11に示す既存の穿刺針501と比較して、薄い刃先を実現し易くなる。つまり、刃先角度αの小さい穿刺針101が実現し易くなる。そのため、図11に示す既存の穿刺針501と比較して、刃面長H及び刃先角度αを共に小さくする構成が実現し易くなる。
また、本実施形態の第3刃面部107は、刃面104の基端を構成している。換言すれば、本実施形態の第3刃面部107は、本体部102の基端側で、本体部102の筒状の外周面と連続している。したがって、本実施形態の第3刃面部107は、本体部102の先端側で、上述したように第1刃面部105及び第2刃面部106と連続すると共に、本体部102の基端側で、本体部102の筒状の外周面と連続している。
このように、本実施形態の刃面104は、それぞれ一平面で構成される第1刃面部105及び第2刃面部106と、凹形曲面で構成される第3刃面部107と、を連続して形成されている。
本実施形態の刃面104の内縁は、第1刃面部105の内縁、第2刃面部106の内縁、及び、第3刃面部107の内縁、により構成されている。この刃面104の内縁は、本体部102の中空部110のうち本体部102の先端側の一端である先端開口111を区画している。
本実施形態の刃面104の外縁は、第1刃面部105の外縁、第2刃面部106の外縁、及び、第3刃面部107の外縁、により構成されている。刃面104の外縁は、刃面104が形成されている刃面領域Tを画定している。
本実施形態において、側面視(図5(b)、図6(b)参照)での本体部102は、中心軸線Oにより2つの領域に分けられる。2つの領域は、針先108が含まれる先端領域S1、及び、針先108を含まない基端領域S2、である。そして、本実施形態では、本体部102の側面視(図5(b)、図6(b)参照)において、第3刃面部107の少なくとも一部が、基端領域S2に位置している。
更に、本実施形態では、本体部102の側面視(図5(b)、図6(b)参照)において、第3刃面部107の先端が、中心軸線Oまで到達している。より具体的に、本実施形態では、本体部102の側面視(図5(b)、図6(b)参照)において、第3刃面部107が、中心軸線Oと交差している。つまり、本実施形態の第3刃面部107は、本体部102の側面視(図5(b)、図6(b)参照)において、先端領域S1と基端領域S2とに跨って延在し、同側面視において、第3刃面部107の先端が、先端領域S1に位置している。
本実施形態の穿刺針101では、図5(b)、図6(b)に示す側面と反対側の側面(以下、「反対側面」と記載する。)においても、上記同様の関係が成立している。具体的に、本実施形態では、本体部102の反対側面の側面視(不図示)において、第3刃面部107の先端が、中心軸線Oまで到達している。より具体的に、本実施形態では、本体部102の反対側面の側面視において、第3刃面部107が、中心軸線Oと交差している。つまり、本実施形態の第3刃面部107は、本体部102の反対側面の側面視において、先端領域S1と基端領域S2とに跨って延在し、同側面視において、第3刃面部107の先端が、先端領域S1に位置している。
ここで、本実施形態において、第3刃面部107の先端とは、第1刃面部105及び第2刃面部106それぞれと、第3刃面部107と、が交差する稜線により形成される尾根部114の先端である。
更に、本実施形態では、本体部102の側面視(図5(b)、図6(b)参照)において、中心軸線Oが、第2刃面部106と重なる構成ではないが、第1実施形態と同様、第2刃面部106と重なる構成にすることができる。つまり、本体部102の側面視(図5(b)、図6(b)参照)において、中心軸線Oが、第2刃面部106と交差する構成にしてもよい。このような構成とすれば、刃面104において、刃縁109から延在する第2刃面部106の中心軸線方向Aの長さを、比較的大きく確保することができる。刃面長Hにおける、第2刃面部106の中心軸線方向Aにおける長さの割合を大きくすることができれば、刃先角度αを、より小さくすることが可能となり、刃先の薄い穿刺針101を実現し易くなる。
本実施形態の穿刺針101では、不図示の反対側面においても、上記同様の関係が成立している。具体的に、本実施形態では、本体部102の反対側面の側面視において、中心軸線Oが、第1刃面部105と重なる構成ではない。しかしながら、本体部102の反対側面の側面視においても、中心軸線Oが、第1刃面部105と交差する構成にしてもよい。このような構成とすれば、刃面104において、刃縁109から延在する第1刃面部105の中心軸線方向Aの長さを、比較的大きく確保することができる。
このように、図5(b)、図6(b)に示す側面と、反対側面と、の両方の側面それぞれの側面視において、中心軸線Oが第2刃面部106又は第1刃面部105と交差する構成とすれば、刃先角度αを、より一層小さくすることが可能となり、刃先の薄い穿刺針101を実現し易くなる。
また、本体部102の側面視(図2(b)等参照)における第3刃面部107の傾斜角度βは、13度以上、かつ、20度以下の範囲となっている。このような構成とすることにより、刃面104の刃面長Hを、筋肉注射等に主に利用される上述のレギュラーベベルの刃面長よりも短くし、静脈注射等に主に利用される上述のショートベベルの刃面長と同程度の刃面長としつつ、刃先角度αをレギュラーベベルと同程度又はそれ以下の角度にすることができる。
つまり、静脈等の脈管の突き抜けが起こり難い短い刃面長を有しつつ、刃面104での刺通抵抗が低減でき脈管の確保が容易な穿刺針101を実現することができる。また、針先108近傍での刺通抵抗が低減できることから、刺通抵抗の変化量を小さくでき、穿刺する際に医療従事者が穿刺方向に加える力の変化量をも小さくすることができる。そのため、穿刺する際に、医療従事者が操作し易い穿刺針101を実現することができる。
次に、中心軸線方向Aと直交する断面における刃面104の構成について説明する。
図7は、穿刺針101を先端側から見た図である。また、図8(a)、図8(b)、図8(c)、図8(d)、図8(e)は、それぞれ図6(a)におけるV−V断面図、VI-VI断面図、VII-VII断面図、VIII-VIII断面図、IX断面図である。本実施形態の本体部102は、中心平面Xを挟んで対称の構造を有している。また、図7、図8では、刃面部間の稜線を実線により示している。
図8(a)は、図6(a)のV-V断面、すなわち、中心軸線方向Aにおいて刃縁109が形成されている位置での、中心軸線方向Aと直交する断面である。図8(a)に示すように、第1刃面部105及び第2刃面部106それぞれは、中心平面Xに対して鋭角の角度θ5だけ傾斜して延在している。
図8(b)は、図6(a)のVI-VI断面、すなわち、中心軸線方向Aにおいて先端開口111がある位置での、第1刃面部105及び第2刃面部106を含み、かつ、第3刃面部107を含まない、中心軸線方向Aと直交する断面である。図8(b)に示すように、図6(a)のVI-VI断面における第1刃面部105及び第2刃面部106それぞれの、中心平面Xに対する鋭角の角度θ6は、角度θ5と等しい。
図8(c)は、図6(a)のVII-VII断面、すなわち、中心軸線方向Aにおいて先端開口111がある位置での、第1刃面部105、第2刃面部106及び第3刃面部107を含む、中心軸線方向Aと直交する断面である。図8(c)に示すように、図6(a)のVII-VII断面における第1刃面部105及び第2刃面部106それぞれの、中心平面Xに対する鋭角の角度θ7は、角度θ5及び角度θ6と等しい。
このように、中心軸線方向Aと直交する断面における第1刃面部105及び第2刃面部106それぞれの中心平面Xに対する鋭角の角度θは、中心軸線方向Aの位置によらず一定である。
また、図8(c)に示すように、図6(a)のVII-VII断面における第3刃面部107の中心平面Xに対する角度δ7は約90度である。換言すれば、図6(a)のVII-VII断面において、第3刃面部107は、中心平面Xと直交する方向に直線状に延在している。
図8(d)は、図6(a)のVIII-VIII断面、すなわち、中心軸線方向Aにおいて先端開口111がある位置での、第3刃面部107のみを含む、中心軸線方向Aと直交する断面である。図8(d)に示すように、図6(a)のVIII-VIII断面における第3刃面部107の中心平面Xに対する角度δ8は約90度である。換言すれば、図6(a)のVIII-VIII断面において、第3刃面部107は、中心平面Xと直交する方向に直線状に延在している。
図8(e)は、図6(a)のIX-IX断面、すなわち、中心軸線方向Aにおいて先端開口11よりも基端側の位置での、第3刃面部107のみを含む、中心軸線方向Aと直交する断面である。図8(e)に示すように、図6(a)のIX-IX断面における第3刃面部107の中心平面Xに対する角度δ9は約90度である。換言すれば、図6(a)のIX-IX断面において、第3刃面部107は、中心平面Xと直交する方向に直線状に延在している。
このように、中心軸線方向Aと直交する断面における第3刃面部107の中心平面Xに対する角度δは、中心軸線方向Aの位置によらず約90度で一定である(図8(c)、図8(d)、図8(e)参照)。
本実施形態の第3刃面部107は、第1刃面部105及び第2刃面部106の両方の刃面部と、本体部2の基端側で連続している凹形曲面であるが、この構成に限らず、図9、図10に示すような、複数(図9、図10では3つ)の平面により凹形に構成されている第3刃面部107aを備える穿刺針201としてもよい。
図9、図10に示す第3刃面部107aは、2つの先端側平面部107a1と、1つの基端側平面部107a2と、で構成されている。一方の先端側平面部107a1は、一平面で構成されており、第1刃面部105の基端側で連続している。他方の先端側平面部107a1は、一平面で構成されており、第2刃面部106の基端側で連続している。基端側平面部107a2は、一平面で構成されている。また、基端側平面部107a2は、一方の先端側平面部107a1の基端側で連続しており、一方の先端側平面部107a1と交差する稜線により凹底107a3が形成されている。更に、基端側平面部107a2は、他方の先端側平面部107a1の基端側で連続しており、他方の先端側平面部107a1と交差する稜線により凹底107a3が形成されている。2つの先端側平面部107a1は、同一の仮想平面内に含まれる。そのため、本体部102の側面視(図9(b)、図10(b)参照)において、2つの先端側平面部107a1の中心軸線Oに対する鋭角の傾斜角度γ1は等しい。第3刃面部107aは、本体部102の側面視(図9(b)、図10(b)参照)において、凹形状を形成している。すなわち、同断面視において、2つの先端側平面部107a1の中心軸線Oに対する傾斜角度γ1は、基端側平面部107a2の中心軸線Oに対する鋭角の傾斜角度γ2よりも小さい。
更に、図9、図10に示す第3刃面部107aに限らず、平面及び曲面の両方を含む第3刃面部としてもよい。このように、第3刃面部が線状に見える本体部の側面視が規定でき、かつ、その側面視での第3刃面部が凹形状を形成する限り、第3刃面部の構成は特に限定されない。但し、図5及び図6に示す1つの凹形曲面により構成される第3刃面部107、並びに、図9及び図10に示すような複数の平面により構成される第3刃面部107a、とすれば、側面視(図5(b)、図6(b)、図9(b)、図10(b)参照)で凹形状を形成する第3刃面部を、簡易な構成で実現することができる。
最後に、上述した穿刺針1の製造方法について説明する。まず、中心軸線に対して傾斜する斜面が先端部に形成された管状部材に対して、第1刃面部5及び第2刃面部6の原形となる第1原形刃面部及び第2原形刃面部を形成する。次に第1原形刃面部及び第2原形刃面部の基端側を切削、研削、放電(ワイヤー放電含む)などで加工し、第1刃面部5、第2刃面部6及び第3刃面部7を形成する。このようにすることで、穿刺針1の刃面4を形成することができる。なお、穿刺針1の刃面4の加工順番については上記に限られない。例えば第3刃面部7の原形となる第3原形刃面部を形成した後に、第1刃面部5、第2刃面部6及び第3刃面部7をそれぞれ形成してもよい。
上記では、穿刺針1の刃面4の形成方法について説明したが、図5〜図8に示す穿刺針101、並びに、図9及び図10に示す穿刺針201、の刃面についても同様の方法により、形成することができる。
本開示に係る穿刺針は、上述した実施形態に示す具体的な構成に限定されず、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限り、種々の変形、変更が可能である。
本開示は穿刺針に関する。
1、101、201:穿刺針
2、102:本体部
3、103:先端部
4、104:刃面
5、105:第1刃面部
6、106:第2刃面部
7、107、107a:第3刃面部
8、108:針先
9、109:刃縁
10、110:中空部
11、111:先端開口
14、114:尾根部
107a1:先端側平面部
107a2:基端側平面部
107a3:凹底
501:穿刺針
502:本体部
504:刃面
506:第1刃面部
507:第2刃面部
A:本体部の中心軸線方向
B:本体部の中心軸線方向と直交する方向
H:刃面長
L、L´:本体部の側面視における第3刃面部の延長線
M:刃面領域の中間位置
N:刃面の内縁の基端
O:本体部の中心軸線
S1:先端領域
S2:基端領域
T:刃面領域
X:中心平面
α、α´:刃先角度
β、γ1、γ2、β´:傾斜角度
θ、δ:中心軸線方向と直交する断面での刃面部の中心平面に対する角度

Claims (11)

  1. 棒状の本体部の先端部に刃面が形成された医療用の穿刺針であって、
    前記刃面は、互いが交差する稜線により針先を一端とする刃縁を形成する第1刃面部及び第2刃面部と、前記第1刃面部及び前記第2刃面部の少なくとも一方の刃面部と前記本体部の基端側で連続し、前記本体部の中心軸線に対して傾斜する一平面により構成されている第3刃面部と、を備え、
    前記一平面が一直線に見える前記本体部の側面視において、前記第3刃面部の延長線は、前記少なくとも一方の刃面部のうち前記側面視で視認可能な1つの刃面部と交差する穿刺針。
  2. 前記側面視において、前記第3刃面部の前記延長線は、前記刃縁とは異なる位置で、前記1つの刃面部と交差する、請求項1に記載の穿刺針。
  3. 前記側面視において、前記第3刃面部の先端が前記中心軸線まで到達している、又は、前記側面視において、前記第3刃面部が前記中心軸線と交差している、請求項1又は2に記載の穿刺針。
  4. 前記側面視において、前記中心軸線は、前記1つの刃面部と重なる、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の穿刺針。
  5. 前記第1刃面部及び前記第2刃面部は、前記本体部の中心軸線方向における刃面領域の中間位置よりも基端側まで延在している、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の穿刺針。
  6. 棒状の本体部の先端部に刃面が形成された医療用の穿刺針であって、
    前記刃面は、互いが交差する稜線により針先を一端とする刃縁を形成する第1刃面部及び第2刃面部と、前記第1刃面部及び前記第2刃面部に前記本体部の基端側で連続する第3刃面部と、を備え、
    前記第3刃面部が線状に見える前記本体部の側面視において、前記第3刃面部は、凹形状を形成している穿刺針。
  7. 前記第3刃面部は、凹形曲面により構成されている、請求項6に記載の穿刺針。
  8. 前記第3刃面部は、複数の平面により構成されている、請求項6に記載の穿刺針。
  9. 前記側面視において、前記第3刃面部の先端が前記本体部の中心軸線まで到達している、又は、前記側面視において、前記第3刃面部が前記本体部の中心軸線と交差している、請求項6乃至8のいずれか1つに記載の穿刺針。
  10. 前記側面視において、前記本体部の中心軸線は、前記第1刃面部及び前記第2刃面部のうち前記側面視で視認可能な1つの刃面部と重なる、請求項6乃至9のいずれか1つに記載の穿刺針。
  11. 前記第1刃面部及び前記第2刃面部は、前記本体部の中心軸線方向における刃面領域の中間位置よりも基端側まで延在している、請求項6乃至10のいずれか1つに記載の穿刺針。
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