JPWO2018163349A1 - 走行支援装置及び走行支援方法 - Google Patents

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Abstract

先行車両及び後続車両が一体的に車線変更する第1車線変更を行う際の情報処理量を抑制可能な技術を提供することを目的とする。他車両相対位置及び他車両相対速度を取得する情報取得部と、情報取得部で取得された他車両相対位置及び他車両相対速度に基づいて、後続車両が自動追従を維持しながら先行車両及び後続車両が一体的に車線変更する第1車線変更を実行できるか否かを判定する制御部とを備え、後続車両の自動運転は、後続車両の運転者が関与可能な自動運転である。

Description

本発明は、先行車両及び後続車両の走行を支援する走行支援装置、及び、走行支援方法に関する。
近年、先行車両と後続車両とについての相対位置及び相対速度を検出し、その検出結果に基づいて後続車両を先行車両に自動的に追従走行させる自動追従走行システムが提案されている。このような車両の自動運転にについて様々な技術が提案されている。
例えば特許文献1には、先行車両と、当該先行車両に直列的に自動追従する一群の後続車両とが一体的に車線変更することができるか否かを判定する技術が開示されている。このような技術において、先行車両が、一体的に車線変更できると判定した場合に車線変更を行うように構成されれば、一群の後続車両における自動追従をなるべく維持することが可能となる。
特開平10−261194号公報
上述のように一群の後続車両が先行車両に直列的に自動追従する走行、いわゆるプラトーン走行では、運転者が全く関与しない自動運転レベルの自動運転が用いられる。すなわち、プラトーン走行では車両間の車間距離は車両全長程度が一般的であり、プラトーン走行中の車両は一旦プラトーン走行から脱出しない限り、運転者が当該車両の運転制御に直接関与することは不可能である。しかしながら、運転者が全く関与しない自動運転レベルの自動運転を実行する場合、自動運転を制御する自動運転制御部において比較的高い情報処理能力が必要になる。このことに加えて、上述のような一体的な車線変更を行うと、自動運転制御部において非常に高い情報処理能力が必要になるという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、先行車両及び後続車両が一体的に車線変更する第1車線変更を行う際の情報処理量を抑制可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る走行支援装置は、先行車両と、車々間通信及び自動運転によって先行車両への追従走行を行う自動追従が可能な後続車両との少なくとも一方と、先行車両及び後続車両以外の1以上の他車両とについての相対位置である他車両相対位置を取得し、かつ、先行車両及び後続車両の少なくとも一方と他車両とについての相対速度である他車両相対速度を取得する情報取得部と、情報取得部で取得された他車両相対位置及び他車両相対速度に基づいて、後続車両が自動追従を維持しながら先行車両及び後続車両が一体的に車線変更する第1車線変更を実行できるか否かを判定する制御部とを備え、後続車両の自動運転は、後続車両の運転者が関与可能な自動運転である。
本発明によれば、後続車両の自動運転は、後続車両の運転者が関与可能な自動運転であるので、第1車線変更を行う際の情報処理量を抑制することができる。
本発明の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る走行支援装置によって支援される先行車両及び後続車両を示す図である。 実施の形態1に係る走行支援装置の構成を示すブロック図である。 自動運転レベルを示す図である。 SAEレベルを示す図である。 実施の形態2に係る先行側走行支援部の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る後続側走行支援部の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る先行側走行支援部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る後続側走行支援部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の変形例5に係る先行側走行支援部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の変形例5に係る後続側走行支援部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る走行支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る走行支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態3に係る走行支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態3に係る走行支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態3に係る先行側走行支援部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る後続側走行支援部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る先行側走行支援部の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る先行側走行支援部の表示制御による表示例を示す図である。 実施の形態4に係る先行側走行支援部の表示制御による表示例を示す図である。 実施の形態4に係る先行側走行支援部の表示制御による表示例を示す図である。 実施の形態4に係る先行側走行支援部の表示制御による表示例を示す図である。 実施の形態4に係る先行側走行支援部の表示制御による表示例を示す図である。 実施の形態4に係る先行側走行支援部の表示制御による表示例を示す図である。 実施の形態4に係る後続側走行支援部の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る後続側走行支援部の表示制御による表示例を示す図である。 実施の形態4に係る後続側走行支援部の表示制御による表示例を示す図である。 実施の形態4に係る後続側走行支援部の表示制御による表示例を示す図である。 実施の形態4に係る後続側走行支援部の表示制御による表示例を示す図である。 実施の形態4に係る後続側走行支援部の表示制御による表示例を示す図である。 実施の形態4の変形例3に係る先行側走行支援部の表示制御による表示例を示す図である。 実施の形態5に係る先行側走行支援部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る後続側走行支援部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る走行支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態5に係る走行支援装置の動作を説明するための図である。 その他の変形例に係る走行支援装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る走行支援装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係るサーバの構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1に係る走行支援装置は、例えば図1に示す先行車両2及び後続車両3の走行を支援する。なお、図1では、五角形のデフォルメで表示された先行車両2及び後続車両3が、五角形の鋭角側に進んでいる。
先行車両2は、自動運転可能であってもよいし、自動運転可能でなくてもよい。一方、後続車両3は、自動運転可能であり、車々間通信よび自動運転によって先行車両2への追従走行を行う自動追従が可能となっている。なお、後続車両3は1台であってもよいし複数台であってもよい。
図2は、本実施の形態1に係る走行支援装置1の構成を示すブロック図である。図2の走行支援装置1は、情報取得部11と制御部12とを備える。なお、走行支援装置1を構成する構成要素は、後述するように、先行車両2及び後続車両3に分散して搭載されてもよいし、先行車両2及び後続車両3の一方に集中して搭載されてもよい。
情報取得部11は、先行車両2及び後続車両3の少なくとも一方と、先行車両2及び後続車両3以外の1以上の他車両とについての相対位置である他車両相対位置を取得する。1以上の他車両には、例えば、先行車両2及び後続車両3が車線変更しようとしている車線を走行している図1の他車両4aと、他車両4aの後を走行している他車両4bとが含まれる。
図2の情報取得部11は、上述の他車両相対位置を取得するだけでなく、先行車両2及び後続車両3の少なくとも一方と1以上の他車両とについての相対位置である他車両相対位置を取得する。
制御部12は、情報取得部11で取得された他車両相対位置及び他車両相対速度に基づいて、後続車両3が自動追従を維持しながら先行車両2及び後続車両3が一体的に車線変更する第1車線変更を実行できるか否かを判定する。以下の説明では、第1車線変更を「一体型車線変更」と記す。
例えば図1の場合、制御部12は、情報取得部11で取得された他車両相対位置及び他車両相対速度に基づいて、先行車両2及び後続車両3が車線変更する期間内において最短となる、他車両4aと他車両4bとの間の車間距離を推測して求める。以下の説明では、このような車間距離、つまり先行車両2及び後続車両3が車線変更しようとしている車線を走行している他車両同士の間の距離を「他車両間距離」と記すこともある。
制御部12は、他車両間距離が、第1距離よりも大きい場合に一体型車線変更ができると判定し、第1距離以下である場合に一体型車線変更ができないと判定する。ここで、第1距離は、先行車両2及び後続車両3が一体的に車線変更するために必要な予め定められた距離である。第2距離が、先行車両2及び後続車両3のそれぞれが個別に車線変更するために必要な予め定められた距離である場合、第1距離は第2距離よりも長くなっている。
先行車両2が自動運転可能な構成では、先行車両2は、一体型車線変更についての制御部12の判定結果に基づいて、自動運転による車線変更を行なったり、行わなかったりする。先行車両2が自動運転可能でない構成では、例えば一体型車線変更についての制御部12の判定結果が先行車両2の運転者に通知され、先行車両2の運転者が、手動運転によって車線変更を行なったり、行わなかったりする。
次に、自動運転について説明する。図3は、日本国にて規定されている自動運転レベルを示す図である。図4は、米国及び欧州にて規定されているSAE(Society of Automotive Engineers)レベルを示す図である。図3の自動運転レベル、及び、図4のSAEレベルのいずれにおいても、レベルが高くなるほどシステム側が担う運転の度合が高くなっており、自動運転レベルとSAEレベルとは概ね対応している。
ここで、いわゆるプラトーン走行の自動運転は、自動運転レベル4(図3)またはSAEレベル4,5(図4)の自動運転であり、プラトーン走行では、運転者が全く関与しないことを想定している。しかしながら、そのような自動運転レベルによって、先行車両と後続車両とが一体的に車線変更するためには、自動運転を制御する装置に非常に高い情報処理能力が必要になってしまうという問題があった。
これに対して本実施の形態1では、後続車両3の自動運転は、自動運転レベル1〜3(図3)またはSAEレベル1〜3(図4)の自動運転である。つまり、後続車両3の自動運転は、後続車両3の運転者が加速、操舵及び制動のうち1つを行う自動運転と、加速、操舵及び制動のうち全部ではない複数を行う自動運転と、システム側が加速、操舵及び制動の全部を通常行うがシステムが要請したときに後続車両3の運転者が対応する自動運転と、を含む自動運転である。このように本実施の形態1では、後続車両3の自動運転は、後続車両3の運転者が関与可能な自動運転となっている。なお、関与可能とは、自動運転状態から運転者が運転制御権を取り戻した場合に、手動運転制御が可能であることを意味する。一般的には制動距離、空走距離から速度に応じた適切な車間距離、または、先行車両の位置に到達する時間が一定値以上であるかなどの指標を、運転者が関与可能か否かの判断に用いることができる。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1に係る走行支援装置1によれば、後続車両3の自動運転は、後続車両3の運転者が関与可能な自動運転であることから、一体型車線変更を行う際の情報処理量を抑制することができる。この結果、走行支援装置1での処理時間の短縮化、及び、走行支援装置1のコストの低減化などが期待できる。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2に係る走行支援装置1は、先行車両2に搭載された先行側走行支援部と、後続車両3に搭載された後続側走行支援部とを備える。
図5は、本実施の形態2に係る先行側走行支援部1aの構成を示すブロック図であり、図6は、本実施の形態2に係る後続側走行支援部1bの構成を示すブロック図である。なお、以下、本実施の形態2で説明する構成要素のうち、実施の形態1の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。なお、図5及び図6に示されるように、先行側走行支援部1aのブロック構成と、後続側走行支援部1bのブロック構成とはほぼ同じである。
<先行側走行支援部>
図5の先行側走行支援部1a内部の構成について説明する前に、先行側走行支援部1a周辺の構成要素について説明する。
周辺状況検出部21aは、カメラ21aa、ミリ波レーダ21ab、超音波センサ21ac及びレーザレーダ21adで取得された画像及びセンシング情報に基づいて、先行車両2の自動運転に必要な情報を検出する。周辺状況検出部21aで検出される情報には、例えば、先行車両2が走行している道路の車線、及び、先行車両2周辺の他車両及び障害物に関する情報が含まれる。先行車両2周辺の他車両に関する情報には、例えば、先行車両2と他車両4a,4bとについての他車両相対位置である先行側他車両相対位置と、先行車両2と他車両4a,4bとについての他車両相対速度である先行側他車両相対速度とが含まれる。ただし、周辺状況検出部21aは、上記記載の構成に限るものではなく、上記の一部のセンシング装置を備えてもよい。また、他のセンシング装置やセンシング情報を用いてもよい。また、他車両相対速度は、様々な物理量から求められてもよい。例えば、他車両相対速度は、自車両と他車両との絶対速度の差から求められてもよく、相対加速度、絶対加速度などの他の物理量から求められてもよい。
運転操作部22aは、アクチュエータ操作などの運転操作を運転者から受け付ける。この運転操作部22aには、例えば、ハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、及び、ウィンカレバーなどが用いられる。
走行駆動系23aは、自動運転制御部24aの制御に基づいて、先行車両2の走行及び走行方向の変更などを行う。
自動運転制御部24aは、周辺状況検出部21aで検出された情報と、運転操作部22aで受け付けた運転操作とに基づいて、走行駆動系23aを制御する。これにより、自動運転制御部24aは先行車両2の自動運転の制御を行う。先行車両2の自動運転レベル(図3)には、自動運転レベル0〜4のいずれかが設定される。なお、自動運転制御部24aは、周辺状況検出部21aで検出された情報に基づいて、走行制御計画を策定してもよい。
車々間通信部25aは、後続車両3と車々間通信を行うことによって、後続車両3と各種情報を送受信する。
次に、先行側走行支援部1a内部の構成について説明する。先行側走行支援部1aは、周辺車両情報インタフェース部11aaと、運転制御インタフェース部11abと、車外通信インタフェース部11acと、走行支援計画策定部12aとを備える。なお、先行車両2に搭載された周辺車両情報インタフェース部11aa、運転制御インタフェース部11ab、及び、車外通信インタフェース部11acは、実施の形態1の図1の情報取得部11の概念に含まれる先行側情報取得部を構成している。また、先行車両2に搭載された走行支援計画策定部12aは、実施の形態1の図1の制御部12の概念に含まれる先行側制御部を構成している。
周辺車両情報インタフェース部11aaは、周辺状況検出部21aで検出された情報を取得し、取得した情報を走行支援計画策定部12aに出力する。なお、周辺状況検出部21aで検出された情報には、上述した先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度などが含まれる。
運転制御インタフェース部11abは、走行支援計画策定部12aから出力された各種情報を自動運転制御部24aに出力したり、自動運転制御部24aから出力された各種情報を走行支援計画策定部12aに出力したりする。
車外通信インタフェース部11acは、車々間通信部25aの車々間通信によって、走行支援計画策定部12aから出力された各種情報を後続車両3に送信したり、後続車両3から受信した各種情報を走行支援計画策定部12aに出力したりする。つまり、走行支援計画策定部12aは、車々間通信によって各種情報を後続車両3と送受信することが可能となっている。
走行支援計画策定部12aは、実施の形態1で説明した制御部12と同様に、周辺車両情報インタフェース部11aaで取得された先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度に基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。
また、走行支援計画策定部12aは、周辺車両情報インタフェース部11aaで取得された先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度に基づいて、後続車両3が自動追従を維持せずに先行車両2及び後続車両3が個別に車線変更する第2車線変更を実行できるか否かを判定する。以下の説明では、第2車線変更を「独立型車線変更」と記す。例えば、走行支援計画策定部12aは、実施の形態1で説明した他車両間距離が、第2距離よりも大きい場合に独立型車線変更ができると判定し、第2距離以下である場合に独立型車線変更ができないと判定する。
ここで、本実施の形態2に係る走行支援計画策定部12aは、一体型車線変更を実行できるか否かを判定可能な第1車線変更モードと、独立型車線変更を実行できるか否かを判定可能な第2車線変更モードとを有している。以下の説明では、第1車線変更モードを「一体型車線変更モード」と記し、第2車線変更モードを「独立型車線変更モード」と記す。
走行支援計画策定部12aは、先行車両2及び後続車両3の少なくともいずれか一方からの、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードのいずれか一方を実行するための指示に基づいて、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードを選択的に実行する。本実施の形態2では、走行支援計画策定部12aは、先行車両2及び後続車両3の両方からの、一体型車線変更モードを実行するための指示に基づいて、一体型車線変更モードを実行する。そして、走行支援計画策定部12aは、先行車両2及び後続車両3の一方からの、独立型車線変更モードを実行するための指示に基づいて、独立型車線変更モードを実行する。
具体的には、走行支援計画策定部12aは、車々間通信によって後続車両3から自動追従の要求を受信した場合に、先行車両2において自動追従及び一体型車線変更モードを実行するための指示が行われたと判定する。そして自動追従が行われた後、走行支援計画策定部12aは、車々間通信によって後続車両3に一体型車線変更モードを実行する通知を送信する。その後、走行支援計画策定部12aは、車々間通信によって後続車両3から一体型車線変更モードを実行するための指示を受信した場合に、一体型車線変更モードを実行する。このように、一体型車線変更モードを実行する際には、先行車両2と後続車両3との間でネゴシエーションが行われる。
一方、走行支援計画策定部12aは、自動運転制御部24aから先行車両2の自動運転の要求を取得した場合に、先行車両2において独立型車線変更モードを実行するための指示が行われたと判定して、独立型車線変更モードを実行する。
走行支援計画策定部12aは、一体型車線変更モードが実行されている際には通常の自動運転を行い、その最中に予め定められた車線変更条件が満たされた場合には、一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。同様に、走行支援計画策定部12aは、独立型車線変更モードが実行されている際には通常の自動運転を行い、その最中に予め定められた車線変更条件が満たされた場合には、独立型車線変更を実行できるか否かを判定する。なお、ここでいう車線変更条件には、例えば、先行車両2が走行している車線において、先行車両2の前を走行している他車両の速度が予め定められた速度以下である場合などが用いられる。
本実施の形態2に係る走行支援計画策定部12aは、一体型車線変更を実行できるか否かについて判定した場合、その判定結果に基づいて、自動運転制御部24aに一体型車線変更を自動運転で行うための命令を出力する。また、走行支援計画策定部12aは、一体型車線変更を実行できるか否かについて判定した場合、その判定結果に基づいて、先行車両2の自動運転の計画である先行側自動運転計画を策定する。先行側自動運転計画には、例えば一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードの少なくともいずれか一方の計画、または、一体型車線変更及び独立型車線変更の少なくともいずれか一方の計画が含まれる。
以上のように、先行車両2の走行支援計画策定部12aは、周辺車両情報インタフェース部11aa、運転制御インタフェース部11ab及び車外通信インタフェース部11acで取得された情報に基づいて、一体型車線変更及び独立型車線変更のそれぞれについての実行可否の判定、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードの実行の選択、後続車両3との情報交換及びネゴシエーション、並びに、先行側自動運転計画の策定を行う。
<後続側走行支援部>
図6の後続側走行支援部1b内部の構成について説明する前に、後続側走行支援部1b周辺の構成要素について説明する。なお、以下で説明するように周辺状況検出部21bなどは、上述した周辺状況検出部21aなどと概ね同じである。
周辺状況検出部21bは、カメラ21ba、ミリ波レーダ21bb、超音波センサ21bc及びレーザレーダ21bdで取得された画像及びセンシング情報に基づいて、後続車両3の自動運転に必要な情報を検出する。周辺状況検出部21bで検出される情報には、例えば、後続車両3が走行している道路の車線、及び、後続車両3周辺の他車両及び障害物に関する情報が含まれる。後続車両3周辺の他車両に関する情報には、例えば、後続車両3と他車両4a,4bとについての他車両相対位置である後続側他車両相対位置と、後続車両3と他車両4a,4bとについての他車両相対速度である後続側他車両相対速度とが含まれる。
運転操作部22bは、アクチュエータ操作などの運転操作を運転者から受け付ける。
走行駆動系23bは、自動運転制御部24bの制御に基づいて、後続車両3の走行及び走行方向の変更などを行う。
自動運転制御部24bは、周辺状況検出部21bで検出された情報と、運転操作部22bで受け付けた運転操作とに基づいて、走行駆動系23bを制御する。これにより、自動運転制御部24bは後続車両3の自動運転の制御を行い、後続車両3は先行車両2に自動追従することが可能となっている。後続車両3の自動運転レベル(図3)には、自動運転レベル1〜3のいずれかが設定される。
車々間通信部25bは、先行車両2と車々間通信を行うことによって、先行車両2と各種情報を送受信する。
次に、後続側走行支援部1b内部の構成について説明する。後続側走行支援部1bは、周辺車両情報インタフェース部11baと、運転制御インタフェース部11bbと、車外通信インタフェース部11bcと、走行支援計画策定部12bとを備える。なお、後続車両3に搭載された周辺車両情報インタフェース部11ba、運転制御インタフェース部11bb、及び、車外通信インタフェース部11bcは、実施の形態1の図1の情報取得部11の概念に含まれる後続側情報取得部を構成している。また、後続車両3に搭載された走行支援計画策定部12bは、実施の形態1の図1の制御部12の概念に含まれる後続側制御部を構成している。なお、以下で説明するように周辺車両情報インタフェース部11baなどは、上述した周辺車両情報インタフェース部11aaなどと概ね同じである。
周辺車両情報インタフェース部11baは、周辺状況検出部21bで検出された情報を取得し、取得した情報を走行支援計画策定部12bに出力する。なお、周辺状況検出部21bで検出された情報には、上述した後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度などが含まれる。
運転制御インタフェース部11bbは、走行支援計画策定部12bから出力された各種情報を自動運転制御部24bに出力したり、自動運転制御部24bから出力された各種情報を走行支援計画策定部12bに出力したりする。
車外通信インタフェース部11bcは、車々間通信部25bの車々間通信によって、走行支援計画策定部12bから出力された各種情報を先行車両2に送信したり、先行車両2から受信した各種情報を走行支援計画策定部12bに出力したりする。つまり、走行支援計画策定部12bは、車々間通信によって各種情報を先行車両2と送受信することが可能となっている。
走行支援計画策定部12bは、実施の形態1で説明した制御部12と同様に、周辺車両情報インタフェース部11baで取得された後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度に基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定したり、独立型車線変更を実行できるか否かを判定したりする。
走行支援計画策定部12bは、先行車両2及び後続車両3の少なくともいずれか一方からの、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードのいずれか一方を実行するための指示に基づいて、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードを選択的に実行する。なお、後続車両3の一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードは、先行車両2の一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードと同様である。また、後続車両3の走行支援計画策定部12bは、先行車両2の走行支援計画策定部12aと同様に、先行車両2と後続車両3との間でネゴシエーションを行うことによって、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードを選択的に実行する。
以上のように、後続車両3の走行支援計画策定部12bは、周辺車両情報インタフェース部11ba、運転制御インタフェース部11bb及び車外通信インタフェース部11bcで取得された情報に基づいて、一体型車線変更及び独立型車線変更のそれぞれについての実行可否の判定、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードの実行の選択、並びに、先行車両2との情報交換及びネゴシエーションを行う。
<動作>
図7は、本実施の形態2に係る先行側走行支援部1aの動作を示すフローチャートである。
まずステップS1にて、先行車両2は、例えば追い抜き機能を有する自動運転レベル2の自動運転を用いて走行開始する。この際、自動運転制御部24aは、車線などを認識しながら自動運転を行う。また、走行支援計画策定部12aは、当該自動運転を行う場合に独立型車線変更モードを実行する。これにより、走行支援計画策定部12aは、一体型車線変更モードが実行されるまで、先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度に基づいて独立型車線変更を実行できるか否かについての判定などを適宜行う。
ステップS2にて、走行支援計画策定部12aは、車々間通信によって自動追従の要求を後続車両3から受信した場合に、車々間通信によって自動追従の承認を後続車両3に送信する。走行支援計画策定部12aは、このような一連の送受信が行われたか否かを判定する。一連の送受信が行われたと判定した場合には処理がステップS3に進み、一連の送受信が行われなかったと判定した場合にはステップS2の処理が再度行われる。
ステップS3にて、走行支援計画策定部12aは、車々間通信によって一体型車線変更モードを実行する通知を後続車両3に送信する。そして、走行支援計画策定部12aは、車々間通信によって一体型車線変更モードを実行するための指示を後続車両3から受信したか否かを判定する。なお、このステップS3での車線変更モードについての一連の送受信、つまりネゴシエーションは、運転者に通知されることなく自動的に行われる。後続車両3から当該指示を受信したと判定した場合には処理がステップS4に進み、後続車両3から当該指示を受信しなかったと判定した場合には処理がステップS2に戻る。
ステップS4にて、走行支援計画策定部12aは、実行する車線変更モードを、独立型車線変更モードから一体型車線変更モードに変更する。
ステップS5にて、走行支援計画策定部12aは、車線変更条件が満たされたか否かを判定する。例えば、走行支援計画策定部12aは、周辺状況検出部21aで検出された情報に基づいて、先行車両2の前を走行している他車両の速度が予め定められた速度以下であると判定した場合に、車線変更条件が満たされたと判定する。車線変更条件が満たされたと判定した場合には処理がステップS6に進み、車線変更条件が満たされなかったと判定した場合にはステップS5の処理が再度行われる。
ステップS6にて、周辺車両情報インタフェース部11aaは、周辺状況検出部21aから先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度を取得する。走行支援計画策定部12aは、周辺車両情報インタフェース部11aaで取得された先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度に基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。一体型車線変更を実行できると判定した場合には処理がステップS7に進み、一体型車線変更を実行できないと判定した場合には処理がステップS5に戻る。
ステップS7にて、走行支援計画策定部12aは、一体型車線変更を実行できるか否かについての判定結果に基づいて、先行側自動運転計画を策定する。
ステップS8にて、走行支援計画策定部12aは、自動運転制御部24aに一体型車線変更を自動運転で行うための命令を出力する。
ステップS9にて、自動運転制御部24aは、走行支援計画策定部12aから出力された命令に基づいて一体型車線変更を実行する。その後、図7の処理が終了する。
図8は、本実施の形態2に係る後続側走行支援部1bの動作を示すフローチャートである。
まずステップS21にて、後続車両3は、例えば追い抜き機能を有する自動運転レベル2の自動運転を用いて走行開始する。この際、自動運転制御部24bは、車線などを認識しながら自動運転を行う。また、走行支援計画策定部12bは、当該自動運転を行う場合に独立型車線変更モードを実行する。これにより、走行支援計画策定部12bは、一体型車線変更モードが実行されるまで、後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度に基づいて独立型車線変更を実行できるか否かについての判定などを適宜行う。
ステップS22にて、走行支援計画策定部12bは、先行車両2を検出したか否かを判定する。例えば、走行支援計画策定部12bは、先行車両2と車々間通信が可能となった場合に、先行車両2を検出したと判定する。先行車両2を検出したと判定した場合には処理がステップS23に進み、先行車両2を検出しなかったと判定した場合にはステップS22の処理が再度行われる。
ステップS23にて、走行支援計画策定部12bは、車々間通信によって自動追従の要求を先行車両2に送信する。そして、走行支援計画策定部12bは、車々間通信によって自動追従の承認を先行車両2から受信したか否かを判定する。先行車両2から自動追従の承認を受信したと判定した場合には処理がステップS24に進み、先行車両2から自動追従の承認を受信しなかったと判定した場合にはステップS23の処理が再度行われる。
ステップS24にて、自動運転制御部24bは、先行車両2への自動追従を開始する。
ステップS25にて、走行支援計画策定部12bは、車々間通信によって一体型車線変更モードを実行する通知を先行車両2から受信した場合に、車々間通信によって一体型車線変更モードを実行するための指示を先行車両2に送信する。なお、走行支援計画策定部12bは、当該通知を先行車両2から受信した場合に、自動的に当該指示を先行車両2に送信してもよいし、当該通知を先行車両2から受信し、かつ後続車両3においてその実行が承認された場合に、当該指示を先行車両2に送信してもよい。走行支援計画策定部12bは、このような車線変更モードについての一連の送受信が行われたか否かを判定する。一連の送受信が行われなかったと判定した場合には処理がステップS26に進み、一連の送受信が行われたと判定した場合には処理がステップS29に進む。
ステップS26にて、走行支援計画策定部12bは、独立型車線変更モードを維持する。
ステップS27にて、走行支援計画策定部12bは、先行車両2が自動追従から離脱したか否かを判定する。例えば、走行支援計画策定部12bは、先行車両2と車々間通信が不可能となった場合に、先行車両2が離脱したと判定する。先行車両2が離脱したと判定した場合には処理がステップS28に進み、先行車両2が離脱しなかったと判定した場合にはステップS27の処理が再度行われる。
ステップS28にて、自動運転制御部24bは、先行車両2への自動追従を解除する。その後、処理がステップS22に戻る。
ステップS25からステップS29に処理が進んだ場合、走行支援計画策定部12bは、実行する車線変更モードを、独立型車線変更モードから一体型車線変更モードに変更する。
ステップS30にて、走行支援計画策定部12bは、車線変更条件が満たされたか否かを判定する。例えば、走行支援計画策定部12bは、車線変更条件が満たされたという判定結果を車々間通信によって先行車両2から受信した場合などに、車線変更条件が満たされたと判定する。車線変更条件が満たされたと判定した場合には処理がステップS31に進み、車線変更条件が満たされなかったと判定した場合にはステップS30の処理が再度行われる。
ステップS31にて、周辺車両情報インタフェース部11baは、周辺状況検出部21bから後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度を取得する。走行支援計画策定部12bは、周辺車両情報インタフェース部11baで取得された後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度に基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。一体型車線変更を実行できないと判定した場合には処理がステップS32に進み、一体型車線変更を実行できると判定した場合には処理がステップS33に進む。なお、後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度の内容と、先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度の内容とが互いに異なる場合には、このステップS31の判定結果と、図7のステップS6の判定結果とが互いに異なることになる。
ステップS32にて、走行支援計画策定部12bは、実行する車線変更モードを、一体型車線変更モードから独立型車線変更モードに変更する。その後、処理がステップS22に戻る。
ステップS33にて、走行支援計画策定部12bは、自動運転制御部24bに一体型車線変更を自動運転で行うための命令を出力する。
ステップS34にて、自動運転制御部24bは、走行支援計画策定部12bから出力された命令に基づいて一体型車線変更を実行する。その後、図8の処理が終了する。
<実施の形態2のまとめ>
以上のような本実施の形態2に係る走行支援装置1によれば、一体型車線変更を実行できるか否かを判定可能な一体型車線変更モードと、独立型車線変更を実行できるか否かを判定可能な独立型車線変更モードとを選択的に実行する。このような構成によれば、車線変更条件が満たされた場合に、一体型車線変更の実行を判定したり、独立型車線変更の実行を判定したりすることができる。
また本実施の形態2では、先行車両2及び後続車両3の両方からの、一体型車線変更モードを実行するための指示に基づいて一体型車線変更モードを実行し、先行車両2及び後続車両3の一方からの、独立型車線変更モードを実行するための指示に基づいて独立型車線変更モードを実行する。これにより、先行車両2及び後続車両3の両方において一体型車線変更モードを実行すると判定した場合には、一体型車線変更モードが実行され、先行車両2及び後続車両3の一方において独立型車線変更モードを実行すると判定した場合には、独立型車線変更モードを実行する。したがって、実行すべき車線変更モードを適切に選択することができる。
また、本実施の形態2では、一体型車線変更を実行できるか否かについての走行支援計画策定部12a,12bの判定結果に基づいて、自動運転制御部24a,24bに一体型車線変更を自動運転で行うための命令を出力する。これにより、一体型車線変更を適切に行うことができる。また、本実施の形態2では、一体型車線変更を実行できるか否かについての走行支援計画策定部12aの判定結果に基づいて、先行車両2の自動運転の計画である先行側自動運転計画を策定する。これにより、一体型車線変更を実行できるか否かについての判定結果を、先行側自動運転計画に反映させることができる。
<実施の形態2の各変形例>
次に、実施の形態2の各変形例について説明する。なお説明の便宜上、以下では、先行車両2に搭載された周辺車両情報インタフェース部11aa、運転制御インタフェース部11ab及び車外通信インタフェース部11acを、「先行側情報取得部」と記すこともあり、先行車両2に搭載された走行支援計画策定部12aを「先行側計画策定部12a」と記すこともある。
同様に以下では、後続車両3に搭載された周辺車両情報インタフェース部11ba、運転制御インタフェース部11bb及び車外通信インタフェース部11bcを、「後続側情報取得部」と記すこともあり、後続車両3に搭載された走行支援計画策定部12bを「後続側計画策定部12b」と記すこともある。
<実施の形態2の変形例1>
実施の形態2では、図7のステップS3にて、先行車両2が、一体型車線変更モードを実行する通知を後続車両3に送信し、一体型車線変更モードを実行するための指示を後続車両3から受信した場合に、先行車両2にて一体型車線変更モードが実行された。そして、図8のステップS25にて、後続車両3が、一体型車線変更モードを実行する通知を先行車両2から受信し、一体型車線変更モードを実行するための指示を先行車両2に送信した場合に、後続車両3にて一体型車線変更モードが実行された。しかしこれら車線変更モードの切り替えは、これに限ったものではない。
例えば、最初に一体型車線変更モードを実行する通知を送信する車両が逆になってもよい。つまり図8のステップS25にて、後続車両3が、一体型車線変更モードを実行する通知を先行車両2に送信し、一体型車線変更モードを実行するための指示を先行車両2から受信した場合に、後続車両3にて一体型車線変更モードが実行されてもよい。そして、図7のステップS3にて、先行車両2が、一体型車線変更モードを実行する通知を後続車両3から受信し、一体型車線変更モードを実行するための指示を後続車両3に送信した場合に、先行車両2にて一体型車線変更モードが実行されてもよい。
また、実施の形態2では、先行車両2及び後続車両3の一方の車両は、独立型車線変更モードを実行する際に、独立型車線変更モードを実行する通知を他方の車両に送信しなかった。しかしこれに限ったものではなく、先行車両2及び後続車両3の一方の車両は、独立型車線変更モードを実行する際に、独立型車線変更モードを実行する通知を他方の車両に送信してもよい。そして、他方の車両は、当該通知を受信した場合に独立型車線変更モードを実行してもよい。
さらに、先行車両2が、一体型車線変更モードまたは独立型車線変更モードを実行する通知を送信する構成において、先行車両2は、当該送信を随時行ってもよい。同様に、後続車両3が、一体型車線変更モードまたは独立型車線変更モードを実行する通知を送信する構成において、後続車両3は、当該送信を随時行ってもよい。
<実施の形態2の変形例2>
実施の形態2にて、先行側計画策定部12aは、一体型車線変更及び独立型車線変更のいずれか一方の車線変更を実行してから完了するまでの間、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードのうち、実行していない他方の車線変更に対応する車線変更モードを実行しなくてもよい。
つまり、先行側計画策定部12aは、一体型車線変更を実行してから完了するまでの間、車々間通信によって独立型車線変更モードに変更する通知を後続車両3から受信しても、実行する車線変更モードを独立型車線変更モードに変更しなくてもよい。また、先行側計画策定部12aは、独立型車線変更を実行してから完了するまでの間、車々間通信によって一体型車線変更モードに変更する通知を後続車両3から受信しても、実行する車線変更モードを一体型車線変更モードに変更しなくてもよい。
同様に、後続側計画策定部12bは、一体型車線変更を実行してから完了するまでの間、車々間通信によって独立型車線変更モードに変更する通知を先行車両2から受信しても、実行する車線変更モードを独立型車線変更モードに変更しなくてもよい。また、後続側計画策定部12bは、独立型車線変更を実行してから完了するまでの間、車々間通信によって一体型車線変更モードに変更する通知を先行車両2から受信しても、実行する車線変更モードを一体型車線変更モードに変更しなくてもよい。
以上のような構成によれば、車線変更の実行が途中で乱れてしまうことを抑制することができる。
<実施の形態2の変形例3>
実施の形態2では、先行側計画策定部12aは、一体型車線変更を実行できるか否かについての先行側計画策定部12aの判定結果に基づいて、先行側自動運転計画を策定した。先行側自動運転計画が策定された場合、先行側計画策定部12aは、後続車両3とネゴシエーションを随時行わなくても、先行側自動運転計画に基づいて一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードを選択的に実行すること、ひいては一体型車線変更及び独立型車線変更を選択的に実行することが可能となる。しかしながら、後続車両3の周辺状況次第では、後続車両3の自動運転制御部24bが一体型車線変更の即座の実行を望む場合があると考えられる。
そこで、後続側情報取得部である車外通信インタフェース部11acは、一体型車線変更を実行するための実行要求を、後続車両3の自動運転制御部24bから取得し、先行側情報取得部は、後続側情報取得部で取得された実行要求を車々間通信によって後続車両3から取得してもよい。そして、先行側計画策定部12aは、先行側情報取得部が後続車両3から実行要求を取得した場合に、先行側自動運転計画に関わらず一体型車線変更の実行が可能か否かを判定し、一体型車線変更の実行が可能であると判定した場合に一体型車線変更を実行してもよい。以上のような構成によれば、後続車両3の自動運転制御部24bにおいて実行要求が行われることにより、一体型車線変更を即座に実行することができる。
<実施の形態2の変形例4>
実施の形態2では、先行側計画策定部12a及び後続側計画策定部12bのそれぞれが、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードのいずれか一方を選択した。
しかしこれに限ったものではなく、走行支援装置1の先行側走行支援部1a及び後続側走行支援部1bと、無線通信などによって通信可能なセンター(図示せず)が選択してもよい。具体的には、センターが、先行車両2及び後続車両3の少なくともいずれか一方からの、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードのいずれか一方を実行するための指示を受信してもよい。そして、センターが、受信した指示に基づいて、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードのいずれか一方の車線変更モードを選択してもよい。それから、センターが、選択した車線変更モードを先行車両2及び後続車両3に送信し、先行側計画策定部12a及び後続側計画策定部12bのそれぞれは、センターが選択した車線変更モードを実行してもよい。
このような構成によれば、センターが、先行車両2と後続車両3との間のネゴシエーションを仲介することができる。なお、先行側走行支援部1a及び後続側走行支援部1bのそれぞれとセンターとは、直接的または間接的に通信を行ってもよい。
<実施の形態2の変形例5>
実施の形態2にて先行側計画策定部12aが策定した先行側自動運転計画は、車々間通信によって後続車両3に送信されてもよい。つまり、先行側計画策定部12aは、一体型車線変更を実行できるか否かについての先行側計画策定部12aの判定結果に基づき、車々間通信によって後続車両3に送信すべき先行側自動運転計画を策定してもよい。
図9は、本変形例に係る先行側走行支援部1aの動作を示すフローチャートである。この図9の動作は、図7のステップS7とステップS8との間にステップS41を追加したものと同様である。このステップS41にて、先行側計画策定部12aは、車々間通信によって先行側自動運転計画を後続車両3に送信する。
図10は、本変形例に係る後続側走行支援部1bの動作を示すフローチャートである。この図10の動作は、図8のステップS30をステップS46に置き換えたものと同様である。このステップS46にて、後続側計画策定部12bは、車々間通信によって先行側自動運転計画を先行車両2から受信する。そして、後続側計画策定部12bは、受信した先行側自動運転計画に、現時点に対して一体型車線変更を実行することが規定されているか否かを判定する。一体型車線変更を実行することが規定されていると判定した場合には処理がステップS31に進み、一体型車線変更を実行することが規定されていないと判定した場合にはステップS46の処理が再度行われる。
以上のような構成によれば、後続側計画策定部12bは、先行側自動運転計画に基づいて一体型車線変更モードと独立型車線変更モードとを選択的に実行することができる。なお、後続側計画策定部12bは、先行側自動運転計画と、後続側情報取得部で取得された情報とに基づいて、後続車両3の自動運転の計画である後続側自動運転計画を策定してもよい。この場合、後続側計画策定部12bは、後続側自動運転計画に基づいて一体型車線変更モードと独立型車線変更モードとを選択的に実行したり、一体型車線変更と独立型車線変更とを選択的に実行したりすることができる。
<実施の形態2の変形例6>
実施の形態2の変形例5では、先行側計画策定部12aは、一体型車線変更を実行できるか否かについての先行側計画策定部12a自身の判定結果に基づき、車々間通信によって後続車両3に送信すべき先行側自動運転計画を策定したが、これ限ったものではない。例えば、先行側計画策定部12aは、一体型車線変更を実行できるか否かについての先行側計画策定部12a自身の判定結果に基づき、車々間通信によって後続車両3に送信すべき後続側自動運転計画を策定してもよい。
以上のような構成によれば、後続側計画策定部12bは、先行側計画策定部12aで策定された後続側自動運転計画に基づいて、一体型車線変更モードと独立型車線変更モードとを選択的に実行したり、一体型車線変更と独立型車線変更とを選択的に実行したりすることができる。
なお、先行側自動運転計画を策定する際に用いる情報と、後続側自動運転計画を策定する際に用いる情報とは異なってもよく、この結果として先行側自動運転計画と後続側自動運転計画とは異なってもよい。また、先行側自動運転計画と後続側自動運転計画とが異なる場合には、走行支援計画策定部12aは、先行側自動運転計画及び後続側自動運転計画の両方を、車々間通信によって後続車両3に送信してもよい。
<実施の形態2の変形例7>
実施の形態2にて、先行側情報取得部は、後続車両3の自動運転レベルを車々間通信によって後続車両3から取得してもよい。そして、走行支援計画策定部12aは、先行側情報取得部で取得された他車両相対位置、他車両相対速度及び自動運転レベルに基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定してもよい。
例えば、後続車両3の自動運転レベルが自動運転レベル2未満である場合には、後続車両3の運転者が概ね手動で運転している場合がある。そこで、走行支援計画策定部12aは、後続車両3の自動運転レベルが自動運転レベル2未満である場合に、実施の形態1で説明した第1距離を長くすることによって、一体型車線変更ができるという判定が得られ難くしてもよい。一方、後続車両3の自動運転レベルが自動運転レベル3である場合には、運転者が手動で運転する際に必要な空走時間を短くしたりなくしたりすることができる。そこで、走行支援計画策定部12aは、後続車両3の自動運転レベルが自動運転レベル3である場合に、実施の形態1で説明した第1距離を短くすることによって、一体型車線変更ができるという判定が得られ易くしてもよい。
以上のような構成によれば、一体型車線変更を実行できるか否かを適切に判定することができる。
またこれに限ったものではなく、例えば、先行側情報取得部は、図1の他車両4a,4bの自動運転レベルを車々間通信によって他車両4a,4bから取得してもよい。そして、走行支援計画策定部12aは、先行側情報取得部で取得された他車両相対位置、他車両相対速度、後続車両3の自動運転レベル、及び、他車両4a,4bの自動運転レベルに基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定してもよい。
<実施の形態2の変形例8>
実施の形態2では、先行側計画策定部12a及び後続側計画策定部12bのそれぞれが、一体型車線変更及び独立型車線変更のそれぞれについて実行できるか否かを判定した。しかしこれに限ったものではなく、先行側計画策定部12a及び後続側計画策定部12bの一方が、一体型車線変更及び独立型車線変更のそれぞれについて実行できるか否かを判定し、他方が一方で判定した結果をそのまま用いてもよい。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3に係る走行支援装置1が備える先行側走行支援部1aのブロック構成は、実施の形態2の先行側走行支援部1aのブロック構成(図5)と同様である。また、本実施の形態3に係る走行支援装置1が備える後続側走行支援部1bのブロック構成は、実施の形態2の後続側走行支援部1bのブロック構成(図6)と同様である。以下、本実施の形態3で説明する構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図11及び図12は、上述した実施の形態2に係る走行支援装置1の動作を説明するための図である。図11及び図12には、先行車両2及び後続車両3が、他車両4a,4bが走行している車線に一体型車線変更によって変更しようとしている場合が示されている。
この場合、先行車両2の先行側計画策定部12aは、先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度に基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。図11の場合、先行車両2の検出範囲2a内には他車両4a,4cが存在するので、先行側計画策定部12aは、先行車両2と他車両4a,4cとについての他車両相対位置及び他車両相対速度に基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。
同様に、後続車両3の後続側計画策定部12bは、後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度に基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。図11の場合、後続車両3の検出範囲3a内には他車両4b,4dが存在するので、後続側計画策定部12bは、後続車両3と他車両4b,4dとについての他車両相対位置及び他車両相対速度に基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。
以上の結果、他車両4aの後ろの他車両4bを認識できない先行側計画策定部12aは、一体型車線変更を実行できると判定する。また、他車両4bの前の他車両4aを認識できない後続側計画策定部12bは、一体型車線変更を実行できると判定する。
しかしながら、先行車両2及び後続車両3が一体型車線変更によって、他車両4a,4bが走行している車線に変更した場合には、図12に示すように、後続車両3が他車両4bと接触してしまう可能性がある。あるいは別の場合として、後続側計画策定部12bが一体型車線変更を実行できないと判定したが、先行側計画策定部12aが一体型車線変更を実行できると判定した場合が想定される。この場合、先行車両2だけが車線変更してしまい、後続車両3の先行車両2への自動追従を維持できなくなる。以下で説明する本実施の形態3では、このような問題を解決することが可能となっている。
図13及び図14は、本実施の形態3に係る走行支援装置1の動作を説明するための図である。図13及び図14においても、図11及び図12と同様に、先行車両2及び後続車両3が、他車両4a,4bが走行している車線に一体型車線変更によって変更しようとしている場合が示されている。
ここで本実施の形態3では、後続車両3の後続側情報取得部は、後続側他車両相対位置及び後続他車両相対速度を取得する。
先行車両2の先行側情報取得部は、先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度を取得するだけでなく、後続側情報取得部で取得された後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度を車々間通信によって後続車両3から取得する。
先行側計画策定部12aは、先行側情報取得部で取得された先行側他車両相対位置、先行側他車両相対速度、後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度に基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。図13の場合、先行側計画策定部12aは、先行車両2と他車両4a,4cとについての他車両相対位置及び他車両相対速度と、後続車両3と他車両4b,4dとについての他車両相対位置及び他車両相対速度とに基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。
この結果、先行側計画策定部12aは、他車両4aと他車両4bとの間の車間距離、つまり他車両間距離は十分ではないと判定することができ、一体型車線変更を実行できないと判定することができる。このため、一体型車線変更は実行されず、自動追従を維持することなどが可能となる。なお、他車両間距離に高い精度が求められる場合には、情報取得部が、先行車両2と後続車両3との間の車間距離を取得し、先行側計画策定部12aが、上述の相対位置及び相対速度と、情報取得部で取得された車間距離とに基づいて、他車両間距離を求めてもよい。他車両間距離に高い精度が求められない場合には、先行側計画策定部12aは、上述の相対位置及び相対速度と、予め定められた距離とに基づいて、他車両間距離を求めてもよい。
図15は、本実施の形態3に係る先行側走行支援部1aの動作を示すフローチャートである。この図15の動作は、図7のステップS6をステップS51及びステップS52に置き換えたものと同様である。
ステップS51にて、先行側計画策定部12aは、車々間通信によって後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度を後続車両3から受信する。
ステップS52にて、先行側計画策定部12aは、周辺車両情報インタフェース部11aaを介して、先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度を取得する。走行支援計画策定部12aは、取得した先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度と、ステップS51で受信した後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度とに基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。一体型車線変更を実行できると判定した場合には処理がステップS7に進み、一体型車線変更を実行できないと判定した場合には処理がステップS5に戻る。
図16は、本実施の形態3に係る後続側走行支援部1bの動作を示すフローチャートである。この図16の動作は、図8のステップS29とステップS30との間にステップS56を追加したものと同様である。このステップS56にて、後続側計画策定部12bは、車々間通信によって後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度を先行車両2に送信する。なお、このような送信は、先行車両2から要求された場合に行ってもよい。
ステップS30にて、車線変更条件が満たされたと判定した場合には処理がステップS31に進み、車線変更条件が満たされなかったと判定した場合には処理がステップS56に戻る。
<実施の形態3のまとめ>
以上のような本実施の形態3に係る走行支援装置1によれば、先行側他車両相対位置、先行側他車両相対速度、後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度に基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。このような構成によれば、先行車両2の検出範囲2aを実質的に拡大することができ、その結果として、一体型車線変更を実行できるか否かを適切に判定することができる。
<実施の形態3の各変形例>
次に、実施の形態3の各変形例について説明する。なお、詳細には説明しないが、実施の形態3に実施の形態2の各変形例を適宜組み合わせてもよいし、実施の形態2に実施の形態3の各変形例を適宜組み合わせてもよい。
<実施の形態3の変形例1>
実施の形態3では、先行車両2の先行側情報取得部である車外通信インタフェース部11acは、先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度を取得するだけでなく、後続側情報取得部で取得された後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度を車々間通信によって後続車両3から取得した。しかしこれに限ったものではなく、後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度の代わりに、一体型車線変更を実行できるか否かについての後続側計画策定部12bの判定結果が用いられてもよい。
つまり、先行側情報取得部である車外通信インタフェース部11acは、先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対速度を取得し、かつ、一体型車線変更を実行できるか否かについての後続側計画策定部12bの判定結果を車々間通信によって後続車両3から取得してもよい。そして、先行側計画策定部12aは、先行側情報取得部で取得された先行側他車両相対位置、先行側他車両相対速度、及び、後続側計画策定部12bの判定結果に基づいて、一体型車線変更を実行できるか否かを判定してもよい。この場合も、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
<実施の形態3の変形例2>
実施の形態3では、先行側計画策定部12aは、車線変更条件が満たされた場合に、車々間通信によって後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度を後続車両3から受信した(図15のステップS51)。しかしこれに限ったものではなく、先行側計画策定部12aは、車線変更条件が満たされたか否かに関わらず、車々間通信によって後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対速度を後続車両3から常時受信してもよい。
<実施の形態4>
<先行側走行支援部>
図17は、本発明の実施の形態4に係る先行側走行支援部1aの構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態4で説明する構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図17の先行側走行支援部1a内部の構成について説明する前に、先行側走行支援部1a周辺の構成要素について説明する。なお、HMI(Human Machine Interface)部26a以外の周辺の構成要素については、実施の形態2の周辺の構成要素と同様である。
HMI部26aは、先行車両2の運転者のHMIであり、表示部26aaと、音響部26abと、タッチパネルなどの操作入力部26acとを備える。ただしこれに限ったものではなく、HMI部26aは、表示部26aa、音響部26ab、及び、操作入力部26acの少なくともいずれか1つを備えればよい。また、HMI部26aは、運転者に振動を与える振動部などの他の機能部を備えてもよい。
次に、図17の先行側走行支援部1a内部の構成について説明する。図17の先行側走行支援部1aは、図5の先行側走行支援部1aに、HMIインタフェース部11adが追加された構成と同様である。なお、HMIインタフェース部11adは、上述した先行側情報取得部の概念に含まれる。
HMIインタフェース部11adは、操作入力部26acで取得された運転者からの操作を先行側計画策定部12aに出力する。また、HMIインタフェース部11adは、先行側計画策定部12aから出力された映像信号を表示部26aaに出力し、先行側計画策定部12aから出力された音声報知信号を音響部26abに出力する。これにより、先行側計画策定部12aは、各種情報を表示部26aaに表示させたり、各種情報を音響部26abに音声出力させたりすることが可能となっている。
周辺状況検出部21aは、先行車両2と後続車両3とについての相対位置である先後相対位置を随時検出し、周辺車両情報インタフェース部11aaは、周辺状況検出部21aで検出された先後相対位置を随時取得する。
図18〜図23は、先行側走行支援部1aが備える先行側計画策定部12aの表示制御による表示部26aaの表示例を示す図である。
図18は、ステップS2においてYesと判定されるまでの表示例である。この図18、ひいては図19〜図23に示すように、先行側計画策定部12aは、周辺車両情報インタフェース部11aaで取得された先行側他車両相対位置及び先後相対位置に基づいて、先行車両2、後続車両3及び他車両4a,4b,4cの相対位置を表示部26aaに適宜表示させる。なお、図18〜図23では、先行車両2などはデフォルメ表示されているが、先行車両2などの表示態様はこれに限ったものではない。
図19は、図7のステップS2においてYesと判定されてからステップS3が行われるまでの表示例であり、図20は、図7のステップS3が行われている間の表示例である。図19及び図20に示すように、先行側計画策定部12aは、車々間通信によって先行車両2と後続車両3との間で送受信される情報を、記号などによって表示部26aaに表示させる。なお、本実施の形態4に係る記号は、図形及び文字の少なくともいずれか1つを含む。
例えば図19に示すように、先行側計画策定部12aは、車々間通信によって先行車両2と後続車両3との間で自動追従が行われている場合に、そのことを表す記号27aなどを表示部26aaに表示させる。また例えば図20に示すように、先行側計画策定部12aは、車々間通信によって先行車両2と後続車両3との間で一体型車線変更モードを実行するためのネゴシエーションが行われている場合に、そのことを表す記号27bなどを表示部26aaに表示させる。また例えば、図示しないが、先行側計画策定部12aは、車々間通信によって後続車両3から先行車両2に実施の形態2の変形例3で説明した実行要求が送信された場合に、そのことを表す記号などを表示部26aaに表示させてもよい。
また例えば、図示しないが、車々間通信によって先行車両2と他車両との間で情報を送受信することが可能に構成されている場合には、先行側計画策定部12aは、図19及び図20と同様に、先行車両2と他車両との間で送受信される情報を示す記号などを表示部26aaに表示させてもよい。
図21は、図7のステップS4にて一体型車線変更モードに変更された場合の表示例である。図21に示すように、先行側計画策定部12aは、一体型車線変更モード及び独立型第2車線変更モードのうち実行されているモードに基づいて、表示部26aaの表示を変更する。
本実施の形態4に係る先行側計画策定部12aは、一体型車線変更モードが実行されている場合には、一体型車線変更モードの実行中を表す記号27c,27dなどを表示部26aaに表示させる。なお、記号27cは、先行車両2と後続車両3とを繋ぐロープ状の図形であり、記号27dは、一体型車線変更の実行可否の指標となる図形である。
一方、本実施の形態4に係る先行側計画策定部12aは、独立型車線変更モードが実行されている場合には、独立型車線変更モードの実行中を表す記号などを表示部26aaに表示させない。この場合、先行車両2の運転者は、記号27c,27dの表示の有無によって、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードのいずれが実行されているのかを把握することができる。もちろん、先行側計画策定部12aは、独立型車線変更モードが実行されている場合に、独立型車線変更モードの実行中を表す記号(図示せず)などを表示部26aaに表示させてもよい。
図22は、図7のステップS6においてYesと判定された場合の表示例であり、図23は、図7のステップS6においてNoと判定された場合の表示例である。図22及び図23に示すように、先行側計画策定部12aは、一体型車線変更の判定結果に基づいて、表示部26aaの表示を変更する。
図22には、一体型車線変更が行われた場合の先行車両2及び後続車両3の予想位置をそれぞれ示す記号27e,27fと、一体型車線変更モードが維持されることを示す記号27gと、一体型車線変更の実行可否の指標となる記号27hと、先行車両2及び後続車両3が記号27e,27fに向かうことできることを示す矢印の記号27iとが示されている。
図23には、上述した記号27e,27f,27hと、先行車両2が記号27eに向かうことできることを示す矢印の記号27jと、後続車両3が記号27fに向かうことできないことを示す記号27kとが示されている。
なお、図示しないが、先行側計画策定部12aは、一体型車線変更の判定結果に基づいて表示部26aaの表示を変更したことと同様に、独立型車線変更の判定結果に基づいて表示部26aaの表示を変更してもよい。また、記号27a〜27kは、アニメーションによって表示されてもよい。
<後続側走行支援部>
図24は、本発明の実施の形態4に係る後続側走行支援部1bの構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態4で説明する構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図24に示すように、後続側走行支援部1b周辺には、図17の先行側走行支援部1a周辺に設けられたHMI部26aと同様に、表示部26baと、音響部26bbと、タッチパネルなどの操作入力部26bcとを備えるHMI部26bが設けられている。また、図24の後続側走行支援部1bは、図6の後続側走行支援部1bに、HMIインタフェース部11bdが追加された構成と同様である。なお、HMIインタフェース部11bdは、後続側情報取得部の概念に含まれる。
HMIインタフェース部11bdは、操作入力部26bcで取得された運転者からの操作を後続側計画策定部12bに出力する。また、HMIインタフェース部11bdは、後続側計画策定部12bから出力された映像信号を表示部26baに出力し、後続側計画策定部12bから出力された音声報知信号を音響部26bbに出力する。これにより、後続側計画策定部12bは、各種情報を表示部26baに表示させたり、各種情報を音響部26bbに音声出力させたりすることが可能となっている。
後続側計画策定部12bは、上述した先行側計画策定部12aと同様の表示制御を行う。このため、後続側計画策定部12bの表示制御によって、図18〜図23の表示例と同様の表示が行われてもよい。しかしながら、ここでは別の例として、表示部26baが、後続車両3外の景色に重ねて後続車両3の運転席から視認される1以上の表示オブジェクトを表示可能なHUD(ヘッドアップディスプレイ)である場合を例にして説明する。なお、このようなHUDから構成された表示部26baによれば、あたかも現実世界の3次元空間に実在するように後続車両3の運転者に見える虚像を、仮想的な表示オブジェクトとして表示することが可能となる。
図25〜図29は、後続側走行支援部1bが備える後続側計画策定部12bの表示制御による表示部26baの表示例を示す図である。図25〜図29には、後続車両3の室内からフロントガラス3b越しに見える状態が示されている。なお、図25〜図29の表示例における記号28aなどは、仮想的な表示オブジェクトである。
図25は、図8のステップS23が行われてから同ステップS23においてYesと判定されるまでの表示例である。図25に示すように、走行支援計画策定部12bは、先行車両2と後続車両3との間の車間距離を示す記号28aを表示部26baに表示させる。
図26は、図8のステップS24にて自動追従が行われた場合の表示例であり、図27は、図8のステップS25が行われている間の表示例である。図26及び図27に示すように、後続側計画策定部12bは、車々間通信によって先行車両2と後続車両3との間で送受信される情報を、記号などによって表示部26baに表示させる。
例えば図26に示すように、後続側計画策定部12bは、車々間通信によって先行車両2と後続車両3との間で自動追従が行われた場合に、そのことを表す記号28bなどを表示部26baに表示させる。なお、ここでは記号28bは、「追従」という文字であるが、これに限ったものではない。例えば記号28bとして、先行車両2を囲う図形が用いられてもよいし、それ以外の文字または記号などが用いられてもよい。
また例えば図27に示すように、後続側計画策定部12bは、車々間通信によって先行車両2と後続車両3との間で一体型車線変更モードを実行するためのネゴシエーションが行われている場合に、そのことを表す記号28cなどを表示部26baに表示させる。この際、後続側計画策定部12bは、後続車両3を示す記号28dも表示部26baに表示させる。
図28は、図8のステップS29にて一体型車線変更モードに変更された場合の表示例である。図28に示すように、後続側計画策定部12bは、一体型車線変更モード及び独立型第2車線変更モードのうち実行されているモードに基づいて、表示部26baの表示を変更する。
本実施の形態4に係る後続側計画策定部12bは、一体型車線変更モードが実行されている場合には、一体型車線変更モードの実行中を表す記号28e,28fなどを表示部26baに表示させる。なお、記号28eは、「一体化」という文字であり、記号28fは、先行車両2と後続車両3を示す記号28dとを繋ぐロープ状の図形である。
一方、本実施の形態4に係る後続側計画策定部12bは、独立型車線変更モードが実行されている場合には、独立型車線変更モードの実行中を表す記号などを表示部26baに表示させない。この場合、後続車両3の運転者は、記号28e,28fの表示の有無によって、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードのいずれが実行されているのかを把握することができる。もちろん、後続側計画策定部12bは、独立型車線変更モードが実行されている場合に、独立型車線変更モードの実行中を表す記号(図示せず)などを表示部26baに表示させてもよい。
図29は、図8のステップS34において一体型車線変更を実行している場合の表示例である。図29に示すように、後続側計画策定部12bは、一体型車線変更の判定結果に基づいて、表示部26baの表示を変更する。図29には、一体型車線変更を実行していることを示す矢印の記号28g及び文字の記号28hが示されている。
<実施の形態4のまとめ>
以上のような本実施の形態4に係る走行支援装置1によれば、一体型車線変更の判定結果と、独立型車線変更の判定結果と、一体型車線変更モード及び独立型車線変更モードのうち実行されているモードと、の少なくともいずれか1つに基づいて表示部の表示を変更する。これにより、運転者は、一体型車線変更及び独立型車線変更の状況を知ることができる。
また本実施の形態4では、先行車両2、後続車両3及び他車両の相対位置を表示部に表示させるので、運転者は、先行車両2、後続車両3及び他車両の相対位置を知ることができる。
また本実施の形態4では、車々間通信によって先行車両2と後続車両3との間で送受信される情報を表示部に表示させるので、運転者は、先行車両2と後続車両3との間でどのような情報が送受信されているのかを知ることができる。
<実施の形態4の各変形例>
次に、実施の形態4の各変形例について説明する。なお、詳細には説明しないが、実施の形態4に実施の形態2,3の各変形例を適宜組み合わせてもよいし、実施の形態2,3に実施の形態4の各変形例を適宜組み合わせてもよい。
<実施の形態4の変形例1>
実施の形態2及び3では、図7のステップS3のネゴシエーションは、運転者に通知されることなく自動的に行われた。しかしこれに限ったものではなく、ネゴシエーションにおける指示、つまり一体型車線変更モードを実行するための指示は、先行車両2及び後続車両3の少なくともいずれか一方の運転者からの指示であってもよい。この場合、操作入力部26ac,26bcの少なくともいずれか一方が、対応する運転者から、一体型車線変更モードを実行するための指示を受け付けてもよい。
具体的には、先行車両2の先行側情報取得部が、先行車両2の運転者から操作入力部26acを介して、一体型車線変更モードを実行するための指示を取得した場合に、先行側計画策定部12aは、当該指示を車々間通信によって後続車両3に送信してもよい。そして、実施の形態4に係る後続側計画策定部12bは、当該指示を車々間通信によって先行車両2から受信した場合に、そのことを表示部26baに表示させる(図27)。この際に、後続車両3の後続側情報取得部が、後続車両3の運転者から操作入力部26bcを介して、一体型車線変更モードを実行するための指示の承認を取得した場合に、後続側計画策定部12bは、当該指示を車々間通信によって先行車両2に送信してもよい。
または、後続車両3の後続側情報取得部が、後続車両3の運転者から操作入力部26bcを介して、一体型車線変更モードを実行するための指示を取得した場合に、後続側計画策定部12bは、当該指示を車々間通信によって先行車両2に送信してもよい。そして、実施の形態4に係る先行側計画策定部12aは、当該指示を車々間通信によって後続車両3から受信した場合に、そのことを表示部26aaに表示させる(図20)。この際に、先行車両2の先行側情報取得部が、先行車両2の運転者から操作入力部26acを介して、一体型車線変更モードを実行するための指示の承認を取得した場合に、先行側計画策定部12aは、当該指示を車々間通信によって後続車両3に送信してもよい。
以上のような構成によれば、運転者は、自分の意志でネゴシエーションを制御するための操作を行うことができる。なお、上述と同様に、操作入力部26ac,26bcの少なくともいずれか一方が、対応する運転者から、独立型車線変更モードを実行するための指示を受け付けてもよい。
<実施の形態4の変形例2>
実施の形態2の変形例3では、後続側情報取得部は、一体型車線変更を実行するための実行要求を、後続車両3の自動運転制御部24bから取得した。しかしこれに限ったものではなく、後続側情報取得部は、一体型車線変更を実行するための実行要求を、後続車両3の自動運転制御部24bではなく、後続車両3の運転者から取得してもよい。
<実施の形態4の変形例3>
実施の形態4において、後続側情報取得部は、後続側他車両相対位置及び後続側他車両相対位置以外の、後続車両3の他車両に関する情報である後続側他車両情報を取得し、先行側情報取得部は、後続側情報取得部で取得された後続側他車両情報を車々間通信によって後続車両3から取得してもよい。そして、先行側計画策定部12aは、先行側情報取得部で取得された後続側他車両情報を表示部26aaに表示させてもよい。ここで、後続側他車両情報には、例えば、後続車両3の検出範囲3aなどが含まれる。
図30の例では、先行側計画策定部12aの表示制御によって、先行車両2の検出範囲2aだけでなく、先行側情報取得部で取得された後続車両3の検出範囲3aが表示部26aaに表示されている。このような構成によれば、先行車両2の運転者は、先行車両2の検出範囲2a及び後続車両3の検出範囲3aを知ることができる。
なお、上述とは逆に、先行側情報取得部は、先行側他車両相対位置及び先行側他車両相対位置以外の、先行車両2の他車両に関する情報である先行側他車両情報を取得し、後続側情報取得部は、先行側情報取得部で取得された先行側他車両情報を車々間通信によって取得してもよい。そして、後続側計画策定部12bは、後続側情報取得部で取得された先行側他車両情報を表示部26baに表示させてもよい。
<実施の形態5>
本発明の実施の形態5に係る走行支援装置1が備える先行側走行支援部1aのブロック構成は、実施の形態2の先行側走行支援部1aのブロック構成(図5)と同様である。また、本実施の形態5に係る走行支援装置1が備える後続側走行支援部1bのブロック構成は、実施の形態2の後続側走行支援部1bのブロック構成(図6)と同様である。以下、本実施の形態5で説明する構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態5では、先行側情報取得部は、後続車両3の自動追従における先行車両2と後続車両3との間の車間距離である先後車間距離を取得する。そして、先行側計画策定部12aは、先行側情報取得部で取得された他車両相対位置、他車両相対速度及び先後車間距離に基づいて、一体型車線変更が実行できるか否かを判定し、一体型車線変更ができないと判定した場合に先後車間距離を短くする。
図31は、本実施の形態5に係る先行側走行支援部1aの動作を示すフローチャートである。この図31の動作は、図15のステップS52とステップS5との間にステップS61及びステップS62を追加したものと同様である。
ステップS52後のステップS61にて、先行側情報取得部は先後車間距離を取得する。先行側計画策定部12aは、先行側情報取得部で取得された先後車間距離を短くした場合に、一体型車線変更が実行できるか否かを判定する。一体型車線変更を実行できると判定した場合には処理がステップS62に進み、一体型車線変更を実行できないと判定した場合には処理がステップS5に戻る。
ステップS62にて、先行側計画策定部12aは、車々間通信によって先後車間距離を短くする指示を後続車両3に送信する。その後、処理がステップS5に戻る。
図32は、本実施の形態5に係る後続側走行支援部1bの動作を示すフローチャートである。この図32の動作は、図16のステップS56とステップS30との間にステップS66及びステップS67を追加したものと同様である。
ステップS56後のステップS66にて、後続側計画策定部12bは、車々間通信によって先後車間距離を短くする指示を先行車両2から受信したか否かを判定する。先後車間距離を短くする指示を受信したと判定した場合には処理がステップS67に進み、先後車間距離を短くする指示を受信しなかったと判定した場合には処理がステップS30に進む。
ステップS67にて、後続側計画策定部12bは、自動運転制御部24bに先後車間距離を短くするための命令を出力し、自動運転制御部24bは、走行支援計画策定部12aから出力された命令に基づいて先後車間距離を短くする。その後、処理がステップS30に進む。
図33及び図34は、本実施の形態5に係る走行支援装置1の動作を説明するための図である。図33及び図34には、先行車両2及び後続車両3が、他車両4a,4bが走行している車線に一体型車線変更によって変更しようとしている場合が示されている。なお、先行側計画策定部12aは、先行車両2及び後続車両3を囲う範囲29が他車両4a,4bと接触する場合に、一体型車線変更を実行できないと判定する。
図33の場合、範囲29が他車両4bと接触しているので、ステップS52にて先行側計画策定部12aは一体型車線変更を実行できないと判定する。この場合、先行側計画策定部12aがステップS61及びステップS62の処理を行い、後続側計画策定部12bがステップS66及びステップS67の処理を行う。この結果、先後車間距離が短くなり、図34に示すように、範囲29の長手方向の長さは短くなる。図34の場合、範囲29はどの他車両4a,4bとも接触しないので、ステップS52にて先行側計画策定部12aは一体型車線変更を実行できると判定し、一体型車線変更が実行される。
<実施の形態5のまとめ>
以上のような本実施の形態4に係る走行支援装置1によれば、一体型車線変更ができないと判定した場合に先後車間距離を短くする。このような構成によれば、一体型車線変更が実行される可能性を高めることができる。
<実施の形態5の各変形例>
次に、実施の形態5の各変形例について説明する。なお、詳細には説明しないが、実施の形態5に実施の形態2〜4の各変形例を適宜組み合わせてもよいし、実施の形態2〜4に実施の形態5の各変形例を適宜組み合わせてもよい。
<実施の形態5の変形例1>
実施の形態5では、図31のステップS62にて、先行側計画策定部12aは、車々間通信によって先後車間距離を短くする指示を後続車両3に送信した。この際に、先行側計画策定部12aは、車々間通信によって先後車間距離を何mにすればよいかを後続車両3に送信してもよい。
また、後続側計画策定部12bは、先後車間距離を短くして一体型車線変更を実行した後に、短くする前の元の距離に先後車間距離を戻す命令を自動運転制御部24bに出力してもよい。また、この代わりに、後続側計画策定部12bは、先後車間距離を短くして一体型車線変更を実行した後に、車々間通信によって先後車間距離を戻す命令を先行車両2に送信してもよい。そして、先行側計画策定部12aは、車々間通信によって先後車間距離を戻す命令を後続車両3から受信した場合に、後続車両3から遠ざかる命令を自動運転制御部24aに出力してもよい。
なお実施の形態5は、先行側計画策定部12aが先後車間距離を短くしたが、後続側計画策定部12bが先後車間距離を短くしてもよい。具体的には、先行側情報取得部ではなく、後続側情報取得部が先後車間距離を取得してもよい。そして、後続側計画策定部12bは、後続側情報取得部で取得された他車両相対位置、他車両相対速度及び先後車間距離に基づいて、一体型車線変更が実行できるか否かを判定し、一体型車線変更ができないと判定した場合に先後車間距離を短くしてもよい。
<実施の形態5の変形例2>
実施の形態5では、先後車間距離は、先行車両2の先行側計画策定部12aと、後続車両3の後続側計画策定部12bとの間で車々間通信を行うことによって自動的に変更された。
しかしこれに限ったものではなく例えば、実施の形態4のように後続側走行支援部1bの周辺に操作入力部26bcが設けられていてもよい。そして、後続車両3の後続側情報取得部が、後続車両3の運転者から操作入力部26bcを介して、先後車間距離を変更するか否かについての操作を取得した場合に、後続側計画策定部12bは、後続側情報取得部で取得された操作に対応する操作信号を、車々間通信によって先行車両2に送信してもよい。そして、図31のステップS61にて、先行側計画策定部12aが一体型車線変更を実行できると判定し、かつ、先後車間距離を変更する操作に対応する操作信号を、車々間通信によって後続車両3から受信した場合に、処理がステップS62に進むように構成されてもよい。
<実施の形態5の変形例3>
実施の形態5では、先行側計画策定部12aは、一体型車線変更ができないと判定した場合に、先後車間距離を短くする指示を車々間通信によって後続車両3に送信した。しかしこれに限ったものではなく、先行側計画策定部12aは、一体型車線変更ができないと判定した場合に、図33の1つの他車両4aと別の他車両4bとの間の車間距離、つまり他車両間距離を長くする指示を、車々間通信によって1つの他車両4aと別の他車両4bに送信してもよい。
具体的には、先行側計画策定部12aは、先行側情報取得部で取得された他車両相対位置及び他車両相対速度に基づいて、一体型車線変更が実行できるか否かを判定し、一体型車線変更ができないと判定した場合に、他車両間距離を長くする指示を、車々間通信によって1つの他車両4aと別の他車両4bに送信してもよい。このような構成によれば、一体型車線変更が実行される可能性を高めることができる。
なお、先行側計画策定部12aが、他車両間距離を長くする指示を車々間通信によって後続車両3に送信してもよく、後続側計画策定部12bが、先行車両2から送信された当該指示を、車々間通信によって1つの他車両4aと別の他車両4bに送信してもよい。
または、後続側計画策定部12bが、後続側情報取得部で取得された他車両相対位置及び他車両相対速度に基づいて、一体型車線変更が実行できるか否かを判定し、一体型車線変更ができないと判定した場合に、他車両間距離を長くする指示を、車々間通信によって1つの他車両4aと別の他車両4bに送信してもよい。この場合に、後続側計画策定部12bが、他車両間距離を長くする指示を車々間通信によって先行車両2に送信してもよく、先行側計画策定部12aが、後続車両3から送信された当該指示を、車々間通信によって1つの他車両4aと別の他車両4bに送信してもよい。
<その他の変形例>
上述した走行支援装置1における情報取得部11及び制御部12を、以下「情報取得部11等」と記す。情報取得部11等は、図35に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、他車両相対位置及び他車両相対速度を取得する情報取得部11と、情報取得部11で取得された他車両相対位置及び他車両相対速度に基づいて、後続車両3が自動追従を維持しながら先行車両2及び後続車両3が一体的に車線変更する第1車線変更を実行できるか否かを判定する制御部12と、を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されてもよい。プロセッサには、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。情報取得部11等の各部の機能それぞれは、処理回路を分散させた回路で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路81がプロセッサである場合、情報取得部11等の機能は、ソフトウェア等との組み合わせにより実現される。なお、ソフトウェア等には、例えば、ソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェア及びファームウェアが該当する。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ83に格納される。図36に示すように、処理回路81に適用されるプロセッサ82は、メモリ83に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、走行支援装置1は、処理回路81により実行されるときに、他車両相対位置及び他車両相対速度を取得するステップと、取得された他車両相対位置及び他車両相対速度に基づいて、後続車両3が自動追従を維持しながら先行車両2及び後続車両3が一体的に車線変更する第1車線変更を実行できるか否かを判定するステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ83を備える。換言すれば、このプログラムは、情報取得部11等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ83は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、そのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、情報取得部11等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、情報取得部11等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、情報取得部11については専用のハードウェアとしての処理回路81でその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ82としての処理回路81がメモリ83に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。以上のように、処理回路81は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また、以上で説明した走行支援装置1は、PND(Portable Navigation Device)及びナビゲーション装置などの車載装置と、携帯電話、スマートフォン及びタブレットなどの携帯端末を含む通信端末と、これらにインストールされるアプリケーションの機能と、サーバとを適宜に組み合わせてシステムとして構築される走行支援システムにも適用することができる。この場合、以上で説明した走行支援装置1の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。その一例として、走行支援装置は、先行車両2に搭載された車載装置、及び、後続車両3に搭載された車載装置に分散して配置されてもよいし、いずれかの車載装置に集中して配置されてもよい。
図37は、本変形例に係るサーバ91の構成を示すブロック図である。図37のサーバ91は、通信部91aと制御部91bとを備えており、先行車両2の車載装置5a及び後続車両3の車載装置5bと無線通信を行うことが可能となっている。
取得部である通信部91aは、車載装置5a,5bと無線通信を行うことにより、他車両相対位置及び他車両相対速度を受信する。
制御部91bは、サーバ91の図示しないプロセッサなどが、サーバ91の図示しないメモリに記憶されたプログラムを実行することにより、図2の制御部12と同様の機能を有している。つまり、制御部91bは、通信部91aで受信された他車両相対位置及び他車両相対速度に基づいて、第1車線変更、つまり一体型車線変更を実行できるか否かを判定する。そして、通信部91aは、制御部91bの判定結果を車載装置5a,5bに送信する。
このように構成されたサーバ91によれば、実施の形態1で説明した走行支援装置1と同様の効果を得ることができる。
図38は、本変形例に係る通信端末96の構成を示すブロック図である。図38の通信端末96は、通信部91aと同様の通信部96aと、制御部91bと同様の制御部96bとを備えており、先行車両2の車載装置5a及び後続車両3の車載装置5bと無線通信を行うことが可能となっている。なお、通信端末96には、例えば先行車両2または後続車両3の運転者が携帯する携帯電話機、スマートフォン、及びタブレットなどの携帯端末が適用される。図38では一例として、通信端末96は、例えば先行車両2の運転者によって携帯されている。このように構成された通信端末96によれば、実施の形態1で説明した走行支援装置1と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 走行支援装置、2 先行車両、3 後続車両、4a,4b 他車両、11 情報取得部、11aa,11ba 周辺車両情報インタフェース部、11ab,11bb 運転制御インタフェース部、11ac,11bc 車外通信インタフェース部、12 制御部、12a 先行側計画策定部、12b 後続側計画策定部、26aa,26ba 表示部。
本発明に係る走行支援装置は、先行車両と、車々間通信及び自動運転によって先行車両への追従走行を行う自動追従が可能な後続車両との少なくとも一方と、先行車両及び後続車両以外の1以上の他車両とについての相対位置である他車両相対位置を取得し、かつ、先行車両及び後続車両の少なくとも一方と他車両とについての相対速度である他車両相対速度を取得する情報取得部と、情報取得部で取得された他車両相対位置及び他車両相対速度に基づいて、後続車両が自動追従を維持しながら先行車両及び後続車両の2台が一体的に車線変更する第1車線変更を実行できるか否かを判定する制御部とを備え、後続車両の自動運転は、走行速度に応じた車間距離を判断の指標として後続車両の運転者が運転制御権を取り戻したと判断された場合に、手動運転制御が可能な自動運転である。

Claims (21)

  1. 先行車両と、車々間通信及び自動運転によって前記先行車両への追従走行を行う自動追従が可能な後続車両との少なくとも一方と、前記先行車両及び前記後続車両以外の1以上の他車両とについての相対位置である他車両相対位置を取得し、かつ、前記先行車両及び前記後続車両の少なくとも一方と前記他車両とについての相対速度である他車両相対速度を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得された前記他車両相対位置及び前記他車両相対速度に基づいて、前記後続車両が自動追従を維持しながら前記先行車両及び前記後続車両が一体的に車線変更する第1車線変更を実行できるか否かを判定する制御部と
    を備え、
    前記後続車両の自動運転は、前記後続車両の運転者が関与可能な自動運転である、走行支援装置。
  2. 請求項1に記載の走行支援装置であって、
    前記制御部は、
    前記情報取得部で取得された前記他車両相対位置及び前記他車両相対速度に基づいて、前記後続車両が自動追従を維持せずに前記先行車両及び前記後続車両が個別に車線変更する第2車線変更を実行できるか否かを判定する、走行支援装置。
  3. 請求項2に記載の走行支援装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1車線変更を実行できるか否かを判定可能な第1車線変更モードと、前記第2車線変更を実行できるか否かを判定可能な第2車線変更モードとを選択的に実行する、走行支援装置。
  4. 請求項3に記載の走行支援装置であって、
    前記制御部は、
    前記先行車両及び前記後続車両の少なくともいずれか一方からの、前記第1車線変更モード及び前記第2車線変更モードのいずれか一方を実行するための指示に基づいて、前記第1車線変更モード及び前記第2車線変更モードを選択的に実行する、走行支援装置。
  5. 請求項4に記載の走行支援装置であって、
    前記指示は、前記先行車両及び前記後続車両の少なくともいずれか一方の運転者からの指示である、走行支援装置。
  6. 請求項4に記載の走行支援装置であって、
    前記制御部は、
    前記先行車両及び前記後続車両の両方からの、前記第1車線変更モードを実行するための指示に基づいて、前記第1車線変更モードを実行し、
    前記先行車両及び前記後続車両の一方からの、前記第2車線変更モードを実行するための指示に基づいて、前記第2車線変更モードを実行する、走行支援装置。
  7. 請求項3に記載の走行支援装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1車線変更及び前記第2車線変更のいずれか一方の車線変更を実行してから完了するまでの間、前記第1車線変更モード及び前記第2車線変更モードのうち、実行していない他方の車線変更に対応する車線変更モードを実行しない、走行支援装置。
  8. 請求項3に記載の走行支援装置であって、
    前記走行支援装置と通信可能なセンターは、
    前記先行車両及び前記後続車両の少なくともいずれか一方からの、前記第1車線変更モード及び前記第2車線変更モードのいずれか一方を実行するための指示に基づいて、前記第1車線変更モード及び前記第2車線変更モードのいずれか一方の車線変更モードを選択し、
    前記制御部は、
    前記センターが選択した車線変更モードを実行する、走行支援装置。
  9. 請求項1に記載の走行支援装置であって、
    前記情報取得部は、
    前記先行車両及び前記後続車両にそれぞれ搭載された先行側情報取得部及び後続側情報取得部を含み、
    前記制御部は、
    前記先行車両及び前記後続車両にそれぞれ搭載された先行側制御部及び後続側制御部を含み、
    前記先行側情報取得部は、
    前記先行車両と前記他車両とについての前記他車両相対位置である先行側他車両相対位置と、前記先行車両と前記他車両とについての前記他車両相対速度である先行側他車両相対速度とを取得し、
    前記先行側制御部は、
    前記情報取得部で取得された前記先行側他車両相対位置及び前記先行側他車両相対速度に基づいて、前記第1車線変更を実行できるか否かを判定し、
    前記後続側情報取得部は、
    前記後続車両と前記他車両とについての前記他車両相対位置である後続側他車両相対位置と、前記後続車両と前記他車両とについての前記他車両相対速度である後続側他車両相対速度とを取得し、
    前記後続側制御部は
    前記情報取得部で取得された前記後続側他車両相対位置及び前記後続側他車両相対速度に基づいて、前記第1車線変更を実行できるか否かを判定する、走行支援装置。
  10. 請求項9に記載の走行支援装置であって、
    前記先行側情報取得部は、
    前記後続側情報取得部で取得された前記後続側他車両相対位置及び前記後続側他車両相対速度、または、前記第1車線変更を実行できるか否かについての前記後続側制御部の判定結果を車々間通信によってさらに取得し、
    前記先行側制御部は、
    前記先行側情報取得部で取得された前記先行側他車両相対位置及び前記先行側他車両相対速度と、前記先行側情報取得部で取得された前記後続側他車両相対位置及び前記後続側他車両相対速度、または、前記先行側情報取得部で取得された前記後続側制御部の判定結果とに基づいて、前記第1車線変更を実行できるか否かを判定する、走行支援装置。
  11. 請求項9に記載の走行支援装置であって、
    前記先行側情報取得部は、
    前記後続車両の自動運転レベルを車々間通信によって取得し、
    前記先行側制御部は、
    前記先行側情報取得部で取得された前記他車両相対位置、前記他車両相対速度及び前記自動運転レベルに基づいて、前記第1車線変更を実行できるか否かを判定する、走行支援装置。
  12. 請求項9に記載の走行支援装置であって、
    前記先行車両は自動運転が可能であり、
    前記先行側制御部は、
    前記第1車線変更を実行できるか否かについての前記先行側制御部の判定結果に基づいて、前記先行車両の自動運転の制御を行う自動運転制御部に前記第1車線変更を自動運転で行うための命令を出力する、または、前記先行車両の自動運転の計画である先行側自動運転計画を策定する、走行支援装置。
  13. 請求項9に記載の走行支援装置であって、
    前記先行車両は自動運転が可能であり、
    前記先行側制御部は、
    前記第1車線変更を実行できるか否かについての前記先行側制御部の判定結果に基づき、車々間通信によって前記後続車両に送信すべき、前記先行車両の自動運転の計画である先行側自動運転計画、または、前記後続車両の自動運転の計画である後続側自動運転計画を策定する、走行支援装置。
  14. 請求項12に記載の走行支援装置であって、
    前記後続側情報取得部は、
    前記第1車線変更を実行するための実行要求を前記後続車両から取得し、
    前記先行側情報取得部は、
    前記後続側情報取得部で取得された前記実行要求を車々間通信によって取得し、
    前記先行側制御部は、
    前記先行側情報取得部が前記実行要求を取得した場合に、前記先行側自動運転計画に関わらず前記第1車線変更の実行が可能か否かを判定し、前記第1車線変更の実行が可能であると判定した場合に前記第1車線変更を実行する、走行支援装置。
  15. 請求項1に記載の走行支援装置であって、
    前記情報取得部は、
    前記後続車両の自動追従における前記先行車両と前記後続車両との間の車間距離を取得し、
    前記制御部は、
    前記情報取得部で取得された前記他車両相対位置、前記他車両相対速度及び前記車間距離に基づいて、前記第1車線変更が実行できるか否かを判定し、前記第1車線変更ができないと判定した場合に前記車間距離を短くする、走行支援装置。
  16. 請求項1に記載の走行支援装置であって、
    前記制御部は、
    前記情報取得部で取得された前記他車両相対位置及び前記他車両相対速度に基づいて、前記第1車線変更が実行できるか否かを判定し、前記第1車線変更ができないと判定した場合に、一つの前記他車両と別の前記他車両との間の車間距離を長くする指示を、車々間通信によって前記一つの他車両と前記別の他車両に送信する、走行支援装置。
  17. 請求項3に記載の走行支援装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1車線変更の判定結果と、前記第2車線変更の判定結果と、前記第1車線変更モード及び前記第2車線変更モードのうち実行されているモードと、の少なくともいずれか1つに基づいて表示部の表示を変更する、走行支援装置。
  18. 請求項1に記載の走行支援装置であって、
    前記情報取得部は、前記先行車両と前記後続車両とについての相対位置である先後相対位置を取得し、
    前記制御部は、
    前記情報取得部で取得された前記他車両相対位置及び前記先後相対位置に基づいて、前記先行車両、前記後続車両及び前記他車両の相対位置を表示部に表示させる、走行支援装置。
  19. 請求項9に記載の走行支援装置であって、
    前記後続側情報取得部は、前記後続車両の前記他車両に関する情報である後続側他車両情報を取得し、
    前記先行側情報取得部は、前記後続側情報取得部で取得された前記後続側他車両情報を車々間通信によって取得し、
    前記先行側制御部は、
    前記先行側情報取得部で取得された前記後続側他車両情報を表示部に表示させる、走行支援装置。
  20. 請求項1に記載の走行支援装置であって、
    前記制御部は、
    車々間通信によって前記先行車両と前記後続車両との間で送受信される情報を、表示部に表示させる、走行支援装置。
  21. 先行車両と、車々間通信及び自動運転によって前記先行車両への追従走行を行う自動追従が可能な後続車両との少なくとも一方と、前記先行車両及び前記後続車両以外の1以上の他車両とについての相対位置である他車両相対位置を取得し、かつ、前記先行車両及び前記後続車両の少なくとも一方と前記他車両とについての相対速度である他車両相対速度を取得し、
    取得された前記他車両相対位置及び前記他車両相対速度に基づいて、前記後続車両が自動追従を維持しながら前記先行車両及び前記後続車両が一体的に車線変更する第1車線変更を実行できるか否かを判定し、
    前記後続車両の自動運転は、前記後続車両の運転者が関与可能な自動運転である、走行支援方法。
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