JPH10307997A - 隊列走行用制御装置および方法 - Google Patents

隊列走行用制御装置および方法

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JPH10307997A
JPH10307997A JP11397097A JP11397097A JPH10307997A JP H10307997 A JPH10307997 A JP H10307997A JP 11397097 A JP11397097 A JP 11397097A JP 11397097 A JP11397097 A JP 11397097A JP H10307997 A JPH10307997 A JP H10307997A
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Hisanori Yasuki
寿教 安木
Yasuo Kawabata
靖夫 川畑
Masahiro Ezu
昌宏 得津
Ryuichi Nakamura
隆一 中村
Hirobumi Higashida
博文 東田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両群形成による隊列走行を維持しながら、
追越しを円滑に行う。 【解決手段】 前方車両または車両群からの目標車速A
を受信し(a2)、自車の目標車速Cの方が大きければ
(a4)、周囲車両または車両群へ追越しを行う旨の情
報伝達を行ってから(a7)、追越しを行う(a8)。
情報伝達によって、周囲の車両からの協力が期待され
る。伝達される情報は、追越し車線側の周囲車両または
車両群の車速Bや(a3)、追越し車線側の車間スペー
スD(a5)にも基づいて判断され、必要な場合は減速
や待機も指令される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の車両が車両
群を形成し、隊列走行を行うための隊列走行用制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、道路などを走行する自動車な
どの車両がプラトーンとも呼ばれる隊列を形成し、車両
間の通信で常時制御情報を伝送し、受信される制御情報
を利用して先行車両に後続車両が追従するように、自車
の操作量を演算して制御することによって、省力化や交
通緩和などを図ることが提案されている。伝送される情
報に従って走行状態を制御すれば、後続車両が先行車両
の走行状態を外部から監視して追従する場合よりも、走
行状態の変化にすばやく対応することができる。このた
め、隊列の先頭車両が路上に落下物などを発見したよう
な不慮の自体に、緊急にブレーキをかけるような場合で
あっても、後続車両でも直ちに緊急のブレーキをかける
ことができ、車間距離が短くても追突する危険を避ける
ことができる。隊列走行を自動化して車間距離を短くす
れば、限られた道路により多くの車両を走行させること
ができ、省力化ばかりではなく、交通輸送効率の向上に
よる混雑緩和や交通容量の増大も図ることができる。
【0003】図8〜図12は、隊列走行制御についての
先行技術である特開平5−170008に、図1、図
4、図5、図10および図11としてそれぞれ開示され
ている図を示す。図8に示す他車両状況受信手段1は、
併走中の他車両の走行状態などを示す情報を受信する。
自車両状況検出手段2は、自車の現在の走行状態を示す
情報を検出する。制御操作量演算手段3は、自車両の制
御操作量を演算する。走行制御手段4は、演算された制
御操作量に基づき、自車両を先行車に追従走行するよう
に制御する。
【0004】図9では、ステップS111で先行車から
スロットル開度、ブレーキ操作量、操舵角、トランスミ
ッションギア段数などの制御操作量を受信する。ステッ
プS112で、先行車の速度、加速度、ヨー角加速度、
絶対位置など、現在の走行状況に係わる情報を受信す
る。ステップS113で、先行車の重量、トランスミッ
ションギア比、エンジンの出力特性などの車両諸元に関
する情報を受信する。これらの情報を処理すれば、受信
される制御操作量によって、現在の先行車の走行状況が
どの程度変化するかを予測することができる。
【0005】図10および図11では、図9に示すよう
にして得られる先行車からの情報と、自車両の走行状況
を示す情報とによって行われるフィードフォワード制御
およびフィードバック制御をそれぞれ示す。図10は、
先行車からの情報から自車両の走行状況を示す情報を補
正して目標制御量を定めるフィードフォワード制御を示
すもので、ステップS121でスロットル制御、ステッ
プS122でブレーキ制御、ステップS123で操舵角
制御、ステップS124で変速機制御が行われる。図1
1では、図10の各ステップで定められた目標制御量に
基づいて自車両を制御するフィードバック制御を示すも
ので、ステップS171でスロットル制御、ステップS
172でブレーキ制御、ステップS173で操舵角制
御、ステップS174で変速機制御が行われる。図12
は、図10のステップS121で行われるスロットル制
御について示す。ステップS181で、先行車と自車両
との相対速度に基づき、スロットル開度補正量△θとが
算出され、スロットル開度θiが補正される。この補正
されたスロットル開度θiが目標制御量となる。自車両
が先行車に接近中であれば△θは負、離れつつあるとき
は△θは正である。図10の他のステップS122〜S
124においても同様に目標制御量が設定される。
【0006】他の先行技術は、特開平7−20099
1、特開平8−314541などに開示されている。特
開平7−200991には、先導車両を運転者によって
運転し、追従車両はコンピュータ制御によって先導車両
のすべての動きを同様に行う構成が開示されている。特
開平8−314541には、先頭車両が路面に設置され
た磁気ネイルからの変位を検出して、走行方向を修正
し、後続車両では先頭車両から伝送される制御量を用い
て走行方向を修正する構成が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】車両群が走行する道路
には、他の車両や車両群も同時に、それぞれ別の目的を
もって走行することになる。車両群を形成しての隊列走
行を円滑に行うためには、自車が単独で走行している場
合では周囲の車両群との関係、自車が車両群に属してい
る場合ではその車両群の周囲の車両または車両群との関
係を調整することも必要となる。特に、共通の道路を走
行している車両または車両群間では、追越しを円滑に行
うことができないと、最も低速の車両または車両群の走
行速度で全部の車両または車両群が走行しなければなら
なくなり、交通輸送の効率が低下してしまう。
【0008】前述の先行技術には、車両群内での走行制
御については開示されているけれども、追越しなどのた
めに車線変更を行う場合に必要な、周囲の他の車両また
は車両群との間での調整についての考え方は、全く示さ
れていない。隊列走行中の複数の車両が車両群を維持し
て追越しなどの車線変更を円滑に行うためには、周囲の
車両または車両群も含めた総合的な制御が必要であり、
単独の車両についての場合とは異なる制御が必要にな
る。
【0009】本発明の目的は、隊列走行時に車線変更を
円滑に行うことができる隊列走行用制御装置および方法
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両に搭載さ
れ、複数の車両間で走行のための制御情報を伝送し、先
行車両に後続車両が順次追従して隊列走行する車両群を
形成するための隊列走行用制御装置であって、複数の車
線を有する道路の走行時に前方の車両または車両群の走
行速度に関連する情報を入手して、自車または自車が属
する車両群についての対応する情報と比較する情報比較
手段と、情報比較手段の比較の結果、前方の車両または
車両群の走行速度に関連する情報よりも、自車または自
車が属する車両群についての対応する情報の方が大きい
ときに、自車が属する車両群内の各車両に車線変更指令
を伝達する群内伝達手段と、情報比較手段の比較の結
果、前方の車両または車両群の走行速度に関連する情報
よりも、自車または自車が属する車両群についての対応
する情報の方が大きいときに、自車または自車が属する
車両群の周囲の車両に車線変更を行う旨の情報を伝達す
る群外伝達手段とを含むことを特徴とする隊列走行用制
御装置である。
【0011】本発明に従えば、自車または自車が属する
車両群は、前方を走行している車両または車両群から、
情報比較手段によって走行速度に関連する情報を入手
し、対応する情報と比較する。自車または自車が属する
車両群が前方を走行している車両または車両群に追いつ
くときは、走行速度に関連する情報は自車または自車が
属する車両群の方が大きくなるので、自車が属する車両
群内の各車両に、群内伝達手段によって車線変更指令が
伝達され、隊列を維持して車線の変更が円滑に行われ
る。群外伝達手段によって、自車または自車が属する車
両群の周囲の車両に車線変更を行う旨の情報が伝達され
るので、周囲の車両から隊列走行による車線変更への協
力が得られれば、走行制御を一層円滑に行うことができ
る。
【0012】また本発明の前記情報比較手段は、走行速
度に関連する情報として目標車速を入手し、自車または
自車が属する車両群の目標車速と比較し、情報比較手段
の比較の結果、自車または自車が属する車両群の目標車
速の方が大きいときに、前記群内伝達手段は自車が属す
る車両群内の各車両に前記車線変更指令を伝達し、前記
群外伝達手段は周囲の車両または車両群に対して追越し
を行う旨の情報を伝達することを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、情報比較手段が入手し、
比較する走行速度に関連する情報が目標車速であるの
で、先行車両または車両群に後続の車両または車両群が
追いついて実際の走行速度が同一になっているような場
合など、種々の要因で実際の走行速度が目標速度と異な
る場合でも、本来の走行速度である目標車速を比較して
追越しを行うか否かを適正に判断することができる。
【0014】さらに本発明は、車両に搭載され、複数の
車両間で走行のための制御情報を伝送し、先行車両に後
続車両が順次追従して隊列走行する車両群を形成するた
めの隊列走行用制御装置であって、走行車線と追越し車
線とを備える道路における走行車線を走行中に、前方の
車両または車両群の走行速度に関連する情報を入手し
て、自車または自車が属する車両群についての対応する
情報と比較し、および追越し車線側の車両間の隙間に関
する情報を入手し、予め定める基準値と比較する情報比
較手段と、情報比較手段の比較結果に基づいて、前方の
車両または車両群の走行速度に関連する情報よりも、自
車または自車が属する車両群についての対応する情報の
方が大であり、かつ追越し車線側の車両間の隙間が基準
値よりも大きい場合に、自車が属する車両群内の各車両
に車線変更指令を伝達する群内伝達手段と、情報比較手
段の比較結果に基づいて、前方の車両または車両群の走
行速度に関連する情報よりも、自車または自車が属する
車両群についての対応する情報の方が大であり、かつ追
越し車線側の車両間の隙間が基準値よりも大きい場合
に、自車または自車が属する車両群の周囲の車両に車線
変更を行う旨の情報を伝達する群外伝達手段とを含むこ
とを特徴とする隊列走行用制御装置である。
【0015】本発明に従えば、たとえば前方の車両また
は車両群に自車または自車が属する車両群が追いついた
ような場合に、前方の車両または車両群の走行速度に関
連する情報よりも、自車または自車が属する車両群につ
いての対応する情報の方が大きくなる。追越し車線側の
車両間の隙間が予め定める基準値よりも大きければ、隊
列走行で追越し車線に車線変更して追越しを行うことが
可能であるので、自車が属する車両群内の各車両に車線
変更指令を伝達し、隊列走行で追越しのための車線変更
を開始することができる。自車または自車が属する車両
群の周囲の車両には、車線変更を行う旨の情報を伝達す
るので、追越し走行中に協力が得られることが期待され
る。
【0016】さらに本発明は、車両に搭載され、複数の
車両間で走行のための制御情報を伝送し、先行車両に後
続車両が順次追従して隊列走行する車両群を形成するた
めの隊列走行用制御装置であって、走行車線と追越し車
線とを備える道路において前方の車両または車両群の走
行速度に関連する情報を入手して、自車または自車が属
する車両群についての対応する情報と比較し、および追
越し車線側の車両間の隙間に関する情報を入手して、予
め定める基準値と比較する情報比較手段と、情報比較手
段の比較結果に基づいて、前方の車両または車両群の走
行速度に関連する情報よりも、自車または自車が属する
車両群についての対応する情報の方が大であり、かつ追
越し車線側の車両間の隙間が基準値よりも小さい場合
に、追越し車線側の後方の車両または車両群に対し、減
速を指令する情報を伝達する群外伝達手段とを含むこと
を特徴とする隊列走行用制御装置である。
【0017】本発明に従えば、たとえば前方の車両また
は車両群に自車または自車が属する車両群が追いついた
ような場合に、前方の車両または車両群の走行速度に関
連する情報よりも、自車または自車が属する車両群につ
いての対応する情報の方が大きくなる。追越し車線側の
車両間の隙間が予め定める基準値よりも大きければ、隊
列走行で追越し車線に車線変更して追越しを行うことが
可能であるので、追越し車線側の後方の車両または車両
群に減速を指令する情報を伝達する。これによって、自
車または自車が属する車両群が追越し車線側に車線変更
を行う際に、後方の車両または車両群との間に間隔を充
分あけることができる。
【0018】さらに本発明は、車両に搭載され、複数の
車両間で走行のための制御情報を伝送し、先行車両に後
続車両が順次追従して隊列走行する車両群を形成するた
めの隊列走行用制御装置であって、走行車線と追越し車
線とを備える道路において前方の車両または車両群の走
行速度に関連する情報を入手して、自車または自車が属
する車両群についての対応する情報と比較し、追越し車
線側の車両間の隙間に関する情報を入手して、予め定め
る基準値と比較し、および追越し車線側の周囲の車両ま
たは車両群の走行速度に関連する情報を入手して、所定
値と比較する情報比較手段と、情報比較手段の比較結果
に基づいて、前方の車両または車両群の走行速度に関連
する情報よりも、自車または自車が属する車両群につい
ての対応する情報の方が大であり、追越し車線側の車両
間の隙間が基準値よりも小さく、かつ追越し車線側の周
囲の車両または車両群の走行速度に関連する情報が所定
値よりも大きい場合に、追越し車線側の後方の車両また
は車両群に対し、追越しを行う旨の情報を伝達する群外
伝達手段と、情報比較手段の比較結果に基づいて、前方
の車両または車両群の走行速度に関連する情報よりも、
自車または自車が属する車両群についての対応する情報
の方が大であり、追越し車線側の車両間の隙間が基準値
より小さく、かつ追越し車線側の周囲の車両または車両
群の走行速度に関連する情報が所定値よりも大きい場合
に、追越し車線側に基準値以上の車両間の隙間が確保さ
れるまで待機走行する待機走行手段とを含むことを特徴
とする隊列走行用制御装置である。
【0019】本発明に従えば、たとえば前方の車両また
は車両群に自車または自車が属する車両群が追いついた
ような場合に、前方の車両または車両群の走行速度に関
連する情報よりも、自車または自車が属する車両群につ
いての対応する情報の方が大きくなる。追越し車線側の
車両間の隙間が予め定める基準値よりも小さく、かつ追
越し車線側の周囲の車両または車両群の走行速度に関連
する情報が所定値よりも大きい場合に、そのままでは隊
列走行で追越し車線に車線変更して追越しを行うことが
不可能である。追越し車線側の後方の車両または車両群
に追越しを行う旨の情報を伝達して待機を要請するの
で、自車または自車が属する車両群が追越し車線側に車
線変更を行う際に、後方の車両または車両群との間に隙
間を充分あけることができる。
【0020】また本発明で、前記情報比較手段によって
入手される追越し車線側の車両間の隙間に関する情報
は、車両に搭載される隙間検出手段によって検出される
ことを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、情報比較手段によって入
手される追越し車線側の車両間の隙間に関する情報は、
車両に搭載される隙間検出手段によって検出される。車
両に追越し車線側の隙間検出機能が備えられているの
で、追越しが必要なときに随時隙間を検出して、追越し
の可否を判断することができる。
【0022】また本発明で、前記情報比較手段によって
入手される追越し車線側の車両間の隙間に関する情報
は、隊列走行が行われる道路の近傍に設置される隙間検
出手段によって検出されることを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、情報比較手段によって入
手される追越し車線側の車両間の隙間に関する情報は、
隊列走行が行われる道路の近傍に設置される隙間検出手
段によって検出される。車両には追越し車線側の隙間検
出機能を備えなくてもよいので、処理の負担を軽減する
ことができる。
【0024】また本発明の前記隙間検出手段は、追越し
車線側の周囲の車両または車両群と通信して、各車両の
位置についての情報を入手する車両位置入手手段と、車
両位置入手手段によって入手される各車両の位置につい
ての情報から、前記車両間の隙間を算出する隙間算出手
段とを備えることを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、追越し車線側の車両間の
隙間を、追越し車線側の周囲の車両または車両群との通
信で車両位置入手手段によって入手される各車両の位置
についての情報から、隙間算出手段が算出することがで
きるので、直接計測しないでも、精度の高い車両間の隙
間を検出することができる。
【0026】また本発明の前記情報比較手段が追越し車
線側の車両間の隙間を比較する基準値は、自車が属する
車両群の長さに一定の余裕を加えた長さであり、自車が
属する車両群の長さを検出する車両群長検出手段を備え
ることを特徴とする。
【0027】本発明に従えば、車両群長検出手段によっ
て検出される自車が属する車両群の長さに一定の余裕を
加えた長さを基準値として、追越し車線側の車両間の隙
間を比較するので、追越し車線への車線変更が可能か否
かを的確に判断することができる。
【0028】また本発明の前記車両群長検出手段は、自
車が属する車両群内の各車両から車両の全長を表す情報
を入手する情報入手手段と、情報入手手段によって入手
される各車両の全長を累積して、自車が属する車両群の
長さを算出する車両群長算出手段とを備えることを特徴
とする。
【0029】本発明に従えば、情報入手手段によって自
車の属する車両群内の各車両から車両の全長を表す情報
を入手し、車両群長算出手段によって各車両の全長を累
積して、自車が属する車両群の長さを精度良く算出する
ことができる。
【0030】また本発明の前記車両群長検出手段は、自
車が属する車両群内の先頭車両および最後尾車両から車
両位置を表す情報をそれぞれ入手する情報入手手段と、
情報入手手段によって入手される先頭車両および最後尾
車両の車両位置の差から自車が属する車両群の長さを算
出する車両群長算出手段とを備えることを特徴とする。
【0031】本発明に従えば、情報入手手段によって自
車の属する車両群内の先頭車両および最後尾車両から車
両位置を表す情報をそれぞれ入手し、車両群長算出手段
によってする先頭車両および最後尾車両の車両位置の差
から自車が属する車両群の長さを算出するので、車両群
を構成する車両数が多くなっても、車両群の長さを迅速
に算出することができる。
【0032】さらに本発明は、複数の車両間で走行のた
めの制御情報を伝送し、先行車両に後続車両が順次追従
して隊列走行する車両群を形成するために、車両群が走
行する道路の近傍に設置される隊列走行用制御装置であ
って、複数の車線を有する道路の走行時に前方の車両ま
たは車両群、および後方の車両または車両群の走行速度
に関連する情報を入手して比較する情報比較手段と、情
報比較手段の比較の結果、前方の車両または車両群の走
行速度に関連する情報よりも、後方の車両または車両群
についての走行速度に関連する情報の方が大きいとき
に、後方の車両または車両群内の各車両に車線変更指令
を伝達し、当該車両または車両群の周囲の車両に車線変
更を行う旨の情報を伝達する情報伝達手段とを含むこと
を特徴とする隊列走行用制御装置である。
【0033】本発明に従えば、情報比較手段によって、
前方を走行している車両または車両群、および後方を走
行している車両または車両群から、走行速度に関連する
情報を入手して比較する。後方を走行している車両また
は車両群が前方を走行している車両または車両群に追い
つくときは、走行速度に関連する情報は後方を走行して
いる車両または車両群の方が大きくなるので、後方を走
行している車両または車両群内の各車両に、車線変更指
令が伝達され、隊列を維持して車線の変更が円滑に行わ
れる。後方を走行している車両または車両群の周囲の車
両に車線変更を行う旨の情報が伝達されるので、周囲の
車両から隊列走行による車線変更への協力が得られれ
ば、走行制御を一層円滑に行うことができるまた本発明
は、追越し車線側の車両間の隙間に関する情報を検出す
る隙間検出手段を備え、前記情報比較手段の比較結果
が、隙間検出手段によって検出される追越し車線側の隙
間が予め定める基準値よりも大きく、かつ前方の車両ま
たは車両群の走行速度に関連する情報よりも、後方の車
両または車両群についての対応する情報の方が大きくな
る場合に、前記情報伝達手段による後方の車両または車
両群内の各車両に車線変更指令の伝達、および前記車両
または車両群の周囲の車両に車線変更を行う旨の情報の
伝達を行うことを特徴とする。
【0034】本発明に従えば、前方の車両または車両群
に後方の車両または車両群が追いついたような場合に、
前方の車両または車両群の走行速度に関連する情報より
も、後方の車両または車両群についての走行速度に関連
する情報の方が大きくなる。追越し車線側の車両間の隙
間が予め定める基準値よりも大きければ、隊列走行で追
越し車線に車線変更して追越しを行うことが可能である
ので、後方の車両または車両群内の各車両に車線変更指
令を伝達し、隊列走行で追越しのための車線変更を開始
することができる。後方の車両または車両群の周囲の車
両には、車線変更を行う旨の情報を伝達するので、追越
し走行中に協力が得られることが期待される。
【0035】さらに本発明は、複数の車両間で走行のた
めの制御情報を伝送し、複数の車線を有する道路で、先
行車両に後続車両が順次追従して隊列走行する車両群を
形成するための隊列走行用制御方法であって、前方の車
両または車両群と後方の車両または車両群とから走行速
度に関連する情報を入手して比較し、情報比較の結果、
前方の車両または車両群よりも、後方の車両または車両
群についての走行速度に関連する情報の方が大きいとき
に、後方の車両または車両群内の各車両に車線変更指令
を伝達し、当該車両または車両群の周囲の車両に車線変
更を行う旨の情報を伝達することを特徴とする隊列走行
用制御方法である。
【0036】本発明に従えば、前方を走行している車両
または車両群と後方を走行している車両または車両群と
から、走行速度に関連する情報を入手して比較する。後
方を走行している車両また車両群が前方を走行している
車両または車両群に追いつくときは、走行速度に関連す
る情報は後方を走行している車両または車両群の方が大
きくなるので、後方を走行している車両または車両群内
の各車両に、車線変更指令が伝達され、隊列を維持して
車線の変更が円滑に行われる。後方を走行している車両
または車両群の周囲の車両に車線変更を行う旨の情報が
伝達されるので、周囲の車両から隊列走行による車線変
更への協力が得られれば、走行制御を一層円滑に行うこ
とができる。
【0037】さらに本発明は、車両に搭載され、複数の
車両間で走行のための制御情報を伝送し、走行車両に後
続車両が順次追従して隊列走行する車両群を形成するた
めの隊列走行用制御装置であって、複数の車線を有する
道路の走行時に、前方の車両または車両群の走行速度に
関する情報を入手して、自車または自車が属する車両群
についての対応する情報と比較し、および自車または自
車が属する車両群が走行中の車線以外の車線における車
両間の隙間に関する情報を入手し、予め定める基準値と
比較する情報比較手段と、自車または自車が属する車両
群が走行中の車線以外の車線の渋滞状況を検出する渋滞
検出手段と、自車または自車が属する車両群が走行中の
車線以外の車線を走行中の所定の車両の走行速度を入手
して、自車または自車が属する車両群の走行速度と比較
する比較手段と、前記情報比較手段、前記渋滞検出手段
および前記速度比較手段による比較結果および検出結果
に基づいて、前記前方の車両または車両群に対する追越
しを制御する追越し制御手段とを含むことを特徴とする
隊列走行用制御装置である。
【0038】本発明に従えば、自車または自車が属する
車両群と前方の車両または車両群との走行速度に関する
情報の比較結果、自車または自車が属する車両群が走行
中の車線以外の車線における車両間の隙間に関する情報
と予め定める基準値との比較結果、自車または自車が属
する車両群が走行中の車線以外の車線の渋滞状況の検出
結果、および自車または自車が属する車両群と他の車線
を走行中の所定の車両と走行速度の比較結果に基づい
て、前方の車両または車両群に対する追越し制御がなさ
れる。このため、周囲の状況に応じた円滑な追越し制御
を行うことができる。
【0039】さらに本発明は、車両に搭載され、複数の
車両間で走行のための制御情報を伝送し、走行車両に後
続車両が順次追従して隊列走行する車両群を形成するた
めの隊列走行用制御装置であって、複数の車線を有する
道路の走行時に、前方の車両または車両群の走行速度に
関する情報を入手して、自車または自車が属する車両群
についての対応する情報と比較し、および自車または自
車が属する車両群が走行中の車線以外の車線における車
両間の隙間に関する情報を入手し、予め定める基準値と
比較する情報比較手段と、自車または自車が属する車両
群が走行中の車線以外の車線の渋滞状況を検出する渋滞
検出手段と、自車または自車が属する車両群が走行中の
車線以外の車線を走行中の所定の車両の走行速度を入手
して、自車または自車が属する車両群の走行速度と比較
する速度比較手段と、前記情報比較手段、前記渋滞検出
手段および前記速度比較手段による比較結果および検出
結果に応じて、車線変更に関連する異なる種類の情報を
選択的に自車または自車が属する車両群の周囲の車両に
伝達する群外伝達手段とを含むことを特徴とする隊列走
行用制御装置である。
【0040】本発明に従えば、自車または自車が属する
車両群と前方の車両または車両群との走行速度に関する
情報の比較結果、自車または自車が属する車両群が走行
中の車線以外の車線における車両間の隙間に関する情報
と予め定める基準値との比較結果、自車または自車が属
する車両群が走行中の車線以外の車線の渋滞状況の検出
結果、および自車または自車が属する車両群と他の車線
を走行中の所定の車両と走行速度の比較結果に応じて、
車線変更に関連する異なる種類の情報が選択的に自車ま
たは自車が属する車両群の周囲の車両に伝達される。こ
のため、周囲の車両の状況に応じた円滑な車線変更への
協力要請が可能となる。
【0041】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
しての隊列走行用制御装置の概略的な構成を示す。車両
1には、複数の電子制御装置(以下、「ECU」と略称
する。)が搭載され、隊列走行用の制御は、車両制御統
合ECU2およびマルチメディア統合ECU3によって
行われる。車両群を形成して隊列走行する車両間では、
車車間通信装置4を介して、情報の伝達が行われる。ま
た、路車間通信装置5を介して、路側など、車両が走行
する道路の近傍に設けられる連続路車間通信装置6との
間の情報伝達が行われる。車両制御統合ECU2とマル
チメディア統合ECU3との相互間でも、情報の伝達が
行われる。車両1の現在位置は、ナビゲーション装置7
によって検出される。車両1には、車両群の先頭位置や
単独で走行する際の運転のために、運転者が搭乗するこ
ともある。運転者の判断で緊急に停止させるためのスイ
ッチ(以下、「SW」と略称する。)として、緊急停止
SW8が備えられる。また、運転者などの人間の搭乗者
と機械との間の情報交換用に、ヘッドアップディスプレ
イ(HUD)、液晶表示装置(LCD)、スピーカ(S
P)、各種スイッチ(SW)などを含むHIデバイス9
も備えられる。
【0042】車両1の前方の障害物や、周囲の他車両な
どを検出するために、ミリ波レーダ10が設けられる。
路面を含む車両1の周囲の状況を監視するために、CC
Dカメラ11が設けられる。路面に経路案内用の磁気ネ
イルなどのマーカが設置されているときの検出用に、磁
気センサ12が設けられる。さらに、車両1の走行速度
を検出するために、車速センサ13が設けられ、その検
出出力は車両制御統合ECU2に入力される。ミリ波レ
ーダ10の検出信号に基づいて、前方など、隣接して走
行している車両との間の車間距離を検出するため、車間
距離検出装置14が設けられる。CCDカメラ11の撮
像する画像出力に基づいて、周囲の車両との間の車間距
離や路面の白線を検出するために、車間距離・白線検出
装置15が設けられる。磁気センサ12の検出出力に基
づいて、マーカからのずれを検出するために、横偏差量
検出装置16が設けられる。車間距離検出装置14、車
間距離・白線検出装置15および横偏差量検出装置16
の検出結果は、車両制御統合ECU2にそれぞれ入力さ
れる。
【0043】マルチメディア統合ECU3には、複合ア
ンテナ17から複合受信機18を介して受信される放送
の交通情報などが入力される。複合アンテナ17および
マルチメディア統合ECU3は、クレードル19にも接
続される。マルチメディア統合ECU3は、情報記憶媒
体の再生装置であるメディア20にも接続され、コンパ
クトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DV
D)などからの情報を入力することもできる。クレード
ル19には、音声の入出力用にマイクSP21が備えら
れ、携帯電話22も接続可能である。
【0044】車車間通信装置4は、赤外線を用いて隣接
する車両との間での情報伝達を行うため、光通信機2
3、受光器24および発光器25を備え、自車を含む車
両群、すなわち自車が属する車両群内で、先行車からの
車両制御情報を後続車に伝達することができる。路車間
通信装置5は、無線電波で連続路車間通信装置6との間
で情報伝達を行うため、路車間通信機26およびアンテ
ナ27を備える。路車間通信装置5を用いて、直接他の
車両群の車両などとの間での情報伝達を行うこともでき
る。車車両間通信装置4および路車間通信装置5もまた
マルチメディア統合ECU3に接続されており、マルチ
メディア統合ECU3により制御されるとともに、入手
した情報をマルチメディア統合ECU3に送る。
【0045】路側などに設置される連続路車間通信装置
6は、ネットワーク30を介して、連続車両位置検出装
置31、全天候型障害物検出装置32、連続路面μセン
シング装置33、自動料金収受通信装置34などに接続
される。ネットワーク30には、交通管制センタ35、
自動運転管理センタ36、道路管理センタ37および料
金決裁センタ38なども接続される。連続路車間通信装
置6は、車両1との間で無線電波で通信を行い、センサ
・監視の機能として、車種、車間、目的地、走行レーン
などのデータを収集する。連続車両位置検出装置31
は、センサ・監視の機能として、CCDカメラで撮像し
て、車両挙動、車種、走行レーン、車間、映像などのデ
ータに基づき、車両位置を検出する。全天候型障害物検
出装置32は、センサ・監視の機能としてCCDカメ
ラ、レーザレーダ、ミリ波レーダなどを用い、物***置
検出、物体寸法検出および映像などのデータに基づき、
障害物を検出する。CCDカメラとしては、暗視用を用
いることもできる。連続路面μセンシング装置33は、
センサ・監視の機能として赤外線表面状態検出装置を用
い、路面状態、摩擦係数であるμの算出、および映像な
どに基づいて、路面μを検知する。自動料金収受通信装
置34は、センサ・監視の機能として、車両ID、走行
区間および通過時間などに基づき、車両の通行料金を自
動的に計算して受取る。
【0046】そして、マルチメディア統合ECU3は、
車車間通信装置4および路車間通信装置5を介して入手
した、自車が属する車両群内の他の車両からの制御操作
量や車両諸元に関する情報および位置情報、前方の車両
を含む周囲の他の車両または車両群の制御操作量や車両
諸元に関する情報および位置情報、走行中の道路の路面
情報、走行中の道路上の障害物に関する情報、並びに、
その他、周囲の他の車両または車両群からの車線変更に
関する情報や減速の要求などを処理して、自車の走行制
御に必要な情報を車両制御統合ECU2に伝達すると共
に、車車間通信装置4を制御して自車が属する車両群内
の他の車両に制御操作量や車両諸元に関する情報および
位置情報などの必要な情報を伝送する。
【0047】車車間通信装置4および路車間通信装置5
による各種情報の送信においては、送信相手方の車両ま
たは車両群を特定する車両IDが既知の場合には、この
送信相手方の車両IDと自車の車両IDを送信する情報
に付加して送信する。また、送信相手が不定の場合、た
とえば後述するように追越し車線側の周囲の他の車両ま
たは車両群に対して車線変更に関する情報や減速の要求
などを送信する場合には、自車の車両IDと自車の位置
情報を送信する情報に付加して送信する。そして、受信
側で位置情報を元にその情報が関係するものであるか否
かを判断する。
【0048】車両制御統合ECU2は、車速センサ1
3、車間距離検出装置14、車間距離・白線検出装置1
5、横偏差量検出装置16により検出されたそれぞれの
検出結果、マルチメディア統合ECU3から伝達された
上記の各種情報、および内燃機関により駆動される自動
車の場合には空気流入量やエンジン回転数等の車両制御
のために必要な図示せぬ各種センサから入手したその他
の情報を演算処理して得たスロットル開度、燃料噴射
料、ブレーキ操作量、操舵角、トランスミッションギヤ
段数などの制御操作量に基づいて、走行手段50として
設けられた車両の走行に必要な各種装置における対応す
るアクチュエータを制御する。
【0049】なお、本発明が電気自動車に適用される場
合には、制御操作量としてスロットル開度や燃料噴射量
に代えて、車両の駆動装置として設けられたモータへの
印加電圧が演算される。
【0050】図2は、走行車線上の車両1の車両制御統
合ECU2によって行われる制御手順を示す。なお、車
両1が走行中の道路が複数の車線からなる道路であるこ
とは、ナビゲーション装置7からの現在位置情報および
地図の道路情報から、あるいは路車間通信装置5を介し
て道路管理センタ37から受信した現在走行中の道路情
報から予め検出しているものとする。ここでは、車両1
が走行車線と追越し車線との2車線からなる道路の走行
車線上を走行している場合を例に説明する。ステップa
1から手順を開始する。ステップa2では、車両1また
は車両1を含む車両群と同一の走行車線上の直前の車両
または車両群からその目標車速Aを受信する。ステップ
a3では、追越し車線側において車両1または車両1を
含む車両群より後方に位置する最初の車両または車両群
の先頭車両からその車速Bを受信する。ステップa4で
は、自車(車両1)または自車を含む車両群の目標車速
Cを抽出する。ステップa5では、追越し車線側の車両
間の間隔である車間スペースDを検出する。ステップa
6では、C>Aであるか否かを判断する。条件が成立す
るときには、追越し処理に先立ち、ステップa7で周囲
車両または車両群への情報伝達のため、群外伝達手段で
ある路車間通信装置5を介して、追越し車線側に車線変
更して追越しを行う旨の情報を送信し、ステップa8で
追越し処理を行う。ステップa8が終了するか、または
ステップa6で条件が成立しないとき、ステップa9で
全体の手順を終了する。このような手順のうち、ステッ
プa2からステップa6までの部分は、情報比較手段に
相当する。なお、自車または自車を含む車両群の目標車
速が予め自車において設定記憶されている場合には、ス
テップa4の処理は省略される。
【0051】図3は、図2のステップa5で行う車間ス
ペースDを検出するサブルーチンの手順を示す。ステッ
プb1から手順を開始し、ステップb2では、図2のス
テップa3で車速Bの情報を受信した自車または自車を
含む車両群よりも追越し車線側において後方に位置する
最初の車両または車両群の先頭車両の位置Eに関する情
報を受信する。ステップb3では、自車または自車を含
む車両群の先頭車両の位置Fを、ナビゲーション装置7
などを用いて検出する。ステップb4では車間スペース
Dを、D=F−Eの演算によって算出し、ステップb5
で図2のステップa5に戻る。このサブルーチンのう
ち、ステップb2およびステップb3は車両位置入手手
段、ステップb4は隙間検出手段にそれぞれ相当する。
【0052】図4は、図2のステップa7で行う群外伝
達手段としての周囲車両または車両群に対する情報伝達
処理のサブルーチンの手順を示す。ステップc1から手
順を開始し、ステップc2では、追越し車線側において
自車または自車を含む車両群より後方に位置する最初の
車両または車両群の先頭車両の車速Bを所定値v0と比
較することにより、追越し車線側の渋滞の状況を判断す
る。たとえばv0=40km/hである。車速B>v0
が成立する、すなわちステップc2の判断がYES の場合
には、追越し車線側は渋滞していないと判断して、次い
でステップc3で前記車速Bと自車の現在の車速C1
を比較する。車速C1>車速Bが成立する、すなわちス
テップc3の判断がYES の場合には、自車または自車を
含む車両群と前記追越し車線側の後方車両との車間距離
はしだいに広がる状態にあると判断して、ステップc4
で、図2のステップa8で追越し処理する制御内容の種
類を区別するコードとして、追越し制御を行うことを表
す指示コード=1を記憶する。ステップc5では、追越
し処理に先立ち、周囲の車両または車両群に対し当該指
示コードの内容(指示コード=1)を路車間通信装置5
を介して送信することにより、たとえば前記同一車線上
の直前の車両または車両群が急に追越し車線側に車線変
更したり、あるいは追越し車線側の後方車両または車両
群が急に加速したりすることがないように注意を促す。
そして、ステップc6での元のステップa7に戻る。
【0053】ステップc2の判断がNOの場合には、自車
または自車を含む車両群と前記追越し車線側の後方車両
との車間距離はしだいに縮まるため、ステップc8では
先ず自車両または自車を含む車両群の長さGを検出す
る。ステップc9では車間スペースDが長さGより相当
量大きいか否かを判断する。この条件は、余裕に相当す
る所定の関数f(x,y) = (x-y)×5sec などを用いて、
D>G+f(B,C1)〔m〕として表される。すなわ
ち、G+f(B,C1) 〔m〕が判断の基準値となる。
ここで、変数B,C1は上述の車速B,C1に対応する。
車間スペースDが車速B,C1を加味して長さGより相
当量大きいと判断された場合、すなわちステップc9の
判断がYES の場合には、前述したのと同様に、ステップ
c4で指示コード=1を記憶し、ステップc5で周囲の
車両または車両群に対し当該指示コードの内容(指示コ
ード=1)を路車間通信装置5を介して送信し、ステッ
プc6で元のステップa7に戻る。このサブルーチンの
うち、ステップc8は、車両群長検出手段に相当する。
【0054】なお、ステップc5での周囲の車両または
車両群に対し、追越し処理する制御内容の種類を区別す
るコードを送信する際、指示コードの内容に付加して、
追越しを行う相手方の車両または車両群を特定する車両
IDおよび位置情報、ならびに自車または自車を含む車
両群を特定する車両IDおよび位置情報も併せて送信す
ることにより、どの車両間で追越し制御がなされるかを
周囲の車両に対し直ちに認識させることができる。
【0055】ステップc9で条件が成立しないとき、す
なわちステップc9の判断がNOの場合には、ステップc
10で車間スペースDが長さGよりわずかに大きいか否
かを判断する。この条件は、所定の関数g(x,y) = (x-
y)×2sec などを用いて、D>G+g(B,C1
〔m〕 として表される。車間スペースDが長さGより
わずかに大きいと判断された場合、すなわちステップc
10の判断がYES の場合には、ステップc11で追越し
処理する制御内容の種類を区別するコードとして、追越
し車線側の後方の車両または車両群に対し減速を要求し
た後に追越し制御を行うことを表す指示コード=2を記
憶する。そして、ステップc5で、前述と同様に周囲の
車両または車両群に対し当該指示コードの内容(但し、
この場合は指示コード=2)を路車間通信装置5を介し
て送信し、追越し車線側の後方の車両または車両群に対
し減速を要求したのちステップc6で元のステップa7
に戻る。
【0056】ステップc10で条件が成立しないとき、
すなわちステップc10の判断がNOの場合には、ステッ
プc12で、図2のステップa3で車速Bを入手した車
両または車両群より追越し車線側においてさらに後方に
位置する車両または車両群対して減速を要求する内容を
路車間通信装置5を介して送信し、図2のステップa3
に戻り、以上説明した処理を繰返す。すなわち、ステッ
プc10で条件が成立しないときには、追越し車線側の
車両または車両群を通過させ、追越し車線側に自車また
は自車を含む車両群が車線変更できる車間距離が確保さ
れるのを待つ待期状態となす。
【0057】なお、ステップc5およびステップc12
において、送信した指示コードまたは減速などの要求に
対し、周囲の車両または車両群から了解を表す返事をも
らうようにすれば、引き続き行う追越し処理をより円滑
に行うことができる。
【0058】図5は、図2のステップa8で行う追越し
処理としてのサブルーチンの手順を示す。ステップd1
から手順を開始し、ステップd2で、追越し処理する制
御内容の種類を区別するコードが0か否かを判断する。
指示コード=0の場合、すなわちステップd2の判断が
YES の場合には、追越し制御を行わず、ステップd3
で、減速して前方の車両または車両群に対する追従走行
制御を行い、ステップd4で元のステップa8に戻る。
以降は図示していないが、前方の車両または車両群に対
する追従走行制御を継続するとともに、追越し車線側の
周囲の車両または車両群から一定周期毎に車速を入手し
て所定値v0と比較することにより、追越し車線側の渋
滞が解消されたか否かを検出し、解消されれば図2の制
御手段を再度実行する。
【0059】ステップd2で指示コード=0でないと判
断された場合、すなわちステップd2の判断がNOの場合
には、指示コードは1または2であるため追越し制御を
行うが、ステップd5では、まず自車を含む車両群内の
各車両に対し、自車または自車を含む車両群と同一の走
行車線上の直前の車両または車両群に対する追越し制御
をに伴う車線変更指令を伝達するために、群内伝達手段
である車車間通信装置4から車線変更指令情報を送信す
る。ステップd6では、追越しのために自車両の走行制
御を行う。この走行制御は、自車両1が自車を含む車両
群の先頭車両である場合には、先ず自車両1に走行手段
50の1つとして設けられた操舵装置の操舵角を制御し
て走行車線から追越し車線側へ移動する。そして、加速
して元の走行車線上で直前を走行していた車両または車
両群を追越す。その後、走行車線上に十分な車間スペー
ス、たとえば自車を含む車両群の長さGの5倍以上の車
間スペースがある地点まで追越し車線側を走行し、走行
車線上に十分な車間スペースがある場合には、再度操舵
装置の操舵角お制御して追越し車線側から走行車線に戻
る。自車両1が自車を含む車両群の先頭車両でない場合
には、自車を含む車両群内の直前の車両の走行状態を検
出して、当該直前の車両に遅れなく追従するように自車
両1の走行を制御する。走行車線上の車間スペースは、
走行車線側において前方に位置する最初の車両または車
両群の最後尾車両の位置情報を受信して、自車または自
車を含む車両群の先頭車両の位置との差を演算すること
により算出される。そして、ステップd4で元のステッ
プa8に戻る。以降は、図示していないが、走行車線上
前方の他の車両または車両群に対し所定距離内に接近す
るまで、目標車速cで走行車線上を走行する。
【0060】図6は、図4のステップc8で行う車両群
長検出手段としてのサブルーチンの手順を示す。ステッ
プe1から手順を開始し、ステップe2では、自車を含
む車両群内の各車両から車両の全長情報Hi(i=1,
2,…,n)を受信する。ステップe3では、長さGと
して各車両の全長情報Hiを累積する。なお、車両群が
形成されておらず、自車両のみで走行している場合に
は、自車両の全長が図4のステップc8における長さG
となる。このサブルーチンでは、ステップe2が情報入
手手段に相当し、ステップe3が車両群長算出手段に相
当する。
【0061】図7は、本発明の実施の他の形態として、
図4のステップc8で行う車両群長検出手段としてのサ
ブルーチンの手順を示す。この形態は、自車を含む車両
群が形成されている場合のみ用いられる。ステップf1
から手順を開始し、ステップf2ではパラメータK,L
を自車位置で初期化する。ステップf3では、パラメー
タKに受信する周囲の車両についての車両位置を代入す
る。ステップf4では、パラメータKに車両位置が代入
されている車両の後方に位置し、その車両に最も近い車
両の車両位置を含む情報を受信し、車両位置をパラメー
タMに代入する。ステップf5では、パラメータMに車
両位置を代入した車両が、同一の隊列内であるか否かを
判断する。同一の隊列内であると、ステップf6でパラ
メータKにパラメータMの内容を代入するK=Mの演算
を行い、ステップf3に戻る。ステップf5で条件が成
立しないときは、パラメータKには自車の含まれる車両
群の最後尾の車両の車両位置が得られている。
【0062】次にステップf7で、パラメータLに代入
されている車両位置の車両の周囲車両から車両位置を受
信する。ステップf8では、パラメータLの車両位置よ
り前方に位置し、パラメータLの車両位置に最も近い車
両の情報を受信し、パラメータNに代入する。ステップ
f9では、パラメータNの車両位置が自車と同一隊列で
あるか否かを判断する。条件が成立するときには、ステ
ップf10で、パラメータLにパラメータNの内容を代
入するL=Nの演算を行い、ステップf7に戻る。ステ
ップf9で条件が成立しないときには、パラメータLに
は自車の含まれる車両群の先頭の車両の車両位置が得ら
れているので、ステップf11で長さGをG=LーKで
算出し、ステップf12で元のステップc8に戻る。
【0063】このサブルーチンでは、ステップf3から
ステップf10までの部分が情報入手手段に相当し、ス
テップf11が車両群長算出手段に相当する。
【0064】なお、上述の実施形態では、車間スペース
の検出を車両1内で行っているけれども、路側などに設
置される連続路車間通信装置6や連続車両位置検出装置
31などで監視している車間データなどを路車間通信装
置5を介して受信することもできる。また、上述の実施
形態で説明した方法と同様に、連続路車間通信装置6や
連続車両位置検出装置31側で、追越しなどの可否を判
断し、車両1側では指示に従って走行制御を行うように
するようなシステムを構成することもできる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自車また
は自車が属する車両群が前方を走行している車両または
車両群に追いつくようなときに、隊列を維持しながら、
車線の変更を円滑に行うことができる。自車または自車
が属する車両群の周囲の車両に車線変更を行う旨の情報
が伝達されるので、周囲の車両から隊列走行による車線
変更への協力が得られやすく、隊列走行のための制御を
一層円滑に行うことができる。
【0066】また本発明によれば、種々の要因で実際の
走行速度が目標速度と異なる場合でも、本来の走行速度
である目標車速を比較して追越しを行うか否かを適正に
判断することができる。
【0067】さらに本発明によれば、たとえば前方の車
両または車両群に自車または自車が属する車両群が追い
ついたような場合に、追越し車線側の車両間の隙間が予
め定める基準値よりも大きければ、自車が属する車両群
内の各車両に車線変更指令を伝達し、隊列走行で追越し
のための車線変更を開始することができる。自車または
自車が属する車両群の周囲の車両には、車線変更を行う
旨の情報を伝達するので、追越し走行中に協力が得られ
ることが期待される。
【0068】さらに本発明によれば、たとえば前方の車
両または車両群に自車または自車が属する車両群が追い
ついたような場合に、追越し車線側の車両間の隙間が予
め定める基準値よりも大きければ、自車または自車が属
する車両群が追越し車線側に車線変更を行う際に、後方
の車両または車両群との間に間隔を充分あけることがで
きる。
【0069】さらに本発明によれば、たとえば前方の車
両または車両群に自車または自車が属する車両群が追い
ついたような場合に、追越し車線側の車両間の隙間が予
め定める基準値よりも小さく、かつ追越し車線側の周囲
の車両または車両群の走行速度に関連する情報が所定値
よりも大きい場合に、そのままでは隊列走行で追越し車
線に車線変更して追越しを行うことが不可能であるけれ
ども、追越し車線側の後方の車両または車両群に追越し
を行う旨の情報を伝達して待機を要請するので、自車ま
たは自車が属する車両群が追越し車線側に車線変更を行
う際に、後方の車両または車両群との間に隙間を充分あ
けることができる。
【0070】また本発明によれば、車両に追越し車線側
の隙間検出機能が備えられているので、追越しが必要な
ときに随時隙間を検出して、追越しの可否を判断するこ
とができる。
【0071】また本発明によれば、追越し車線側の車両
間の隙間に関する情報は、隊列走行が行われる道路の近
傍に設置される隙間検出手段によって検出される。車両
では追越し車線側の隙間検出機能を備えなくてもよいの
で、処理の負担を軽減することができる。
【0072】また本発明によれば、追越し車線側の車両
間の隙間を、追越し車線側の周囲の車両または車両群と
の通信で車両位置入手手段によって入手される各車両の
位置についての情報から、隙間算出手段が算出すること
ができるので、直接計測しないでも、精度の高い車両間
の隙間を検出することができる。
【0073】また本発明によれば、自車が属する車両群
の長さに一定の余裕を加えた長さを基準値として、追越
し車線側の車両間の隙間を比較するので、追越し車線へ
の車線変更が可能か否かを的確に判断することができ
る。
【0074】また本発明によれば、情報入手手段によっ
て自車の属する車両群内の各車両から車両の全長を表す
情報を入手し、車両群長算出手段によって各車両の全長
を累積して、自車が属する車両群の長さを精度良く算出
することができる。
【0075】また本発明によれば、先頭車両および最後
尾車両の車両位置の差から自車が属する車両群の長さを
算出するので、車両群を構成する車両数が多くなって
も、車両群の長さを迅速に算出することができる。ま
た、隊列の途中の車間距離が変動しても車両群の長さを
精度良く算出することができる。
【0076】さらに本発明によれば、後方を走行してい
る車両または車両群が前方を走行している車両または車
両群に追いつくときは、走行速度に関連する情報は後方
を走行している車両または車両群の方が大きくなるの
で、後方を走行している車両または車両群内の各車両
に、車線変更指令が伝達され、隊列を維持して車線の変
更が円滑に行われる。後方を走行している車両または車
両群の周囲の車両に車線変更を行う旨の情報が伝達され
るので、周囲の車両から隊列走行による車線変更への協
力が得られれば、走行制御を一層円滑に行うことができ
るまた本発明によれば、前方の車両または車両群に後方
の車両または車両群が追いついたような場合に、追越し
車線側の車両間の隙間が予め定める基準値よりも大きけ
れば、隊列走行で追越し車線に車線変更して追越しを行
うことが可能であるので、後方の車両または車両群内の
各車両に車線変更指令を伝達し、隊列走行で追越しのた
めの車線変更を開始することができる。後方の車両また
は車両群の周囲の車両には、車線変更を行う旨の情報を
伝達するので、追越し走行中に協力が得られることが期
待される。
【0077】さらに本発明によれば、後方を走行してい
る車両また車両群が前方を走行している車両または車両
群に追いつくときは、後方を走行している車両または車
両群内の各車両に、車線変更指令が伝達され、隊列を維
持して車線の変更が円滑に行われる。後方を走行してい
る車両または車両群の周囲の車両に車線変更を行う旨の
情報が伝達されるので、周囲の車両から隊列走行による
車線変更への協力が得られれば、走行制御を一層円滑に
行うことができる。
【0078】さらに本発明によれば、自車または自車が
属する車両群と前方の車両または車両群との走行速度に
関する情報の比較結果、自車または自車が属する車両群
が走行中の車線以外の車線における車両間の隙間に関す
る情報と予め定める基準値との比較結果、および自車ま
たは自車が属する車両群と他の車線を走行中の所定の車
両と走行速度の比較結果に基づいて、前方の車両または
車両群に対する追越し制御がなされるため、周囲の車両
の状況に応じた円滑な追越し制御を行うことができる。
【0079】さらに本発明によれば、自車または自車が
属する車両群と前方の車両または車両群との走行速度に
関する情報の比較結果、自車または自車が属する車両群
が走行中の車線以外の車線における車両間の隙間に関す
る情報と予め定める基準値との比較結果、自車または自
車が属する車両群が走行中の車線以外の車線の渋滞状況
の検出結果、および自車または自車が属する車両群と他
の車線を走行中の所定の車両と走行速度の比較結果に応
じて、車線変更に関連する異なる種類の情報が選択的に
自車または自車が属する車両群の周囲の車両に伝達され
るため、周囲の車両の状況に応じた円滑な車両変更への
協力要請が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略的な電気的構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図3】図1の実施形態の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図4】図1の実施形態の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図5】図1の実施形態の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図6】図1の実施形態の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明の実施の他の形態の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】先行技術の構成を示すブロック図である。
【図9】図8の先行技術の処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】図8の先行技術の処理を示すフローチャート
である。
【図11】図8の先行技術の処理を示すフローチャート
である。
【図12】図8の先行技術の処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 車両 2 車両制御統合ECU 3 マルチメディア統合ECU 4 車車間通信装置 5 路車間通信装置 6 連続路車間通信装置 7 ナビゲーション装置 10 ミリ波レーダ 11 CCDカメラ 14 車間距離検出装置 15 車間距離・白線検出装置 23 光通信機 24 受光器 25 発光器 26 路車間通信機 27 アンテナ 30 ネットワーク 31 連続車両位置検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 隆一 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 東田 博文 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、複数の車両間で走行の
    ための制御情報を伝送し、先行車両に後続車両が順次追
    従して隊列走行する車両群を形成するための隊列走行用
    制御装置であって、 複数の車線を有する道路の走行時に前方の車両または車
    両群の走行速度に関連する情報を入手して、自車または
    自車が属する車両群についての対応する情報と比較する
    情報比較手段と、 情報比較手段の比較の結果、前方の車両または車両群の
    走行速度に関連する情報よりも、自車または自車が属す
    る車両群についての対応する情報の方が大きいときに、
    自車が属する車両群内の各車両に車線変更指令を伝達す
    る群内伝達手段と、 情報比較手段の比較の結果、前方の車両または車両群の
    走行速度に関連する情報よりも、自車または自車が属す
    る車両群についての対応する情報の方が大きいときに、
    自車または自車が属する車両群の周囲の車両に車線変更
    を行う旨の情報を伝達する群外伝達手段とを含むことを
    特徴とする隊列走行用制御装置。
  2. 【請求項2】 前記情報比較手段は、走行速度に関連す
    る情報として目標車速を入手し、自車または自車が属す
    る車両群の目標車速と比較し、 情報比較手段の比較の結果、自車または自車が属する車
    両群の目標車速の方が大きいときに、前記群内伝達手段
    は自車が属する車両群内の各車両に前記車線変更指令を
    伝達し、前記群外伝達手段は周囲の車両または車両群に
    対して追越しを行う旨の情報を伝達することを特徴とす
    る請求項1記載の隊列走行用制御装置。
  3. 【請求項3】 車両に搭載され、複数の車両間で走行の
    ための制御情報を伝送し、先行車両に後続車両が順次追
    従して隊列走行する車両群を形成するための隊列走行用
    制御装置であって、 走行車線と追越し車線とを備える道路における走行車線
    を走行中に、前方の車両または車両群の走行速度に関連
    する情報を入手して、自車または自車が属する車両群に
    ついての対応する情報と比較し、および追越し車線側の
    車両間の隙間に関する情報を入手し、予め定める基準値
    と比較する情報比較手段と、 情報比較手段の比較結果に基づいて、前方の車両または
    車両群の走行速度に関連する情報よりも、自車または自
    車が属する車両群についての対応する情報の方が大であ
    り、かつ追越し車線側の車両間の隙間が基準値よりも大
    きい場合に、自車が属する車両群内の各車両に車線変更
    指令を伝達する群内伝達手段と、 情報比較手段の比較結果に基づいて、前方の車両または
    車両群の走行速度に関連する情報よりも、自車または自
    車が属する車両群についての対応する情報の方が大であ
    り、かつ追越し車線側の車両間の隙間が基準値よりも大
    きい場合に、自車または自車が属する車両群の周囲の車
    両に車線変更を行う旨の情報を伝達する群外伝達手段と
    を含むことを特徴とする隊列走行用制御装置。
  4. 【請求項4】 車両に搭載され、複数の車両間で走行の
    ための制御情報を伝送し、先行車両に後続車両が順次追
    従して隊列走行する車両群を形成するための隊列走行用
    制御装置であって、 走行車線と追越し車線とを備える道路において前方の車
    両または車両群の走行速度に関連する情報を入手して、
    自車または自車が属する車両群についての対応する情報
    と比較し、および追越し車線側の車両間の隙間に関する
    情報を入手して、予め定める基準値と比較する情報比較
    手段と、 情報比較手段の比較結果に基づいて、前方の車両または
    車両群の走行速度に関連する情報よりも、自車または自
    車が属する車両群についての対応する情報の方が大であ
    り、かつ追越し車線側の車両間の隙間が基準値よりも小
    さい場合に、追越し車線側の後方の車両または車両群に
    対し、減速を指令する情報を伝達する群外伝達手段とを
    含むことを特徴とする隊列走行用制御装置。
  5. 【請求項5】 車両に搭載され、複数の車両間で走行の
    ための制御情報を伝送し、先行車両に後続車両が順次追
    従して隊列走行する車両群を形成するための隊列走行用
    制御装置であって、 走行車線と追越し車線とを備える道路において前方の車
    両または車両群の走行速度に関連する情報を入手して、
    自車または自車が属する車両群についての対応する情報
    と比較し、追越し車線側の車両間の隙間に関する情報を
    入手して、予め定める基準値と比較し、および追越し車
    線側の周囲の車両または車両群の走行速度に関連する情
    報を入手して、所定値と比較する情報比較手段と、 情報比較手段の比較結果に基づいて、前方の車両または
    車両群の走行速度に関連する情報よりも、自車または自
    車が属する車両群についての対応する情報の方が大であ
    り、追越し車線側の車両間の隙間が基準値よりも小さ
    く、かつ追越し車線側の周囲の車両または車両群の走行
    速度に関連する情報が所定値よりも大きい場合に、追越
    し車線側の後方の車両または車両群に対し、追越しを行
    う旨の情報を伝達する群外伝達手段と、 情報比較手段の比較結果に基づいて、前方の車両または
    車両群の走行速度に関連する情報よりも、自車または自
    車が属する車両群についての対応する情報の方が大であ
    り、追越し車線側の車両間の隙間が基準値より小さく、
    かつ追越し車線側の周囲の車両または車両群の走行速度
    に関連する情報が所定値よりも大きい場合に、追越し車
    線側に基準値以上の車両間の隙間が確保されるまで待機
    走行する待機走行手段とを含むことを特徴とする隊列走
    行用制御装置。
  6. 【請求項6】 前記情報比較手段によって入手される追
    越し車線側の車両間の隙間に関する情報は、車両に搭載
    される隙間検出手段によって検出されることを特徴とす
    る請求項3〜5のいずれかに記載の隊列走行用制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記情報比較手段によって入手される追
    越し車線側の車両間の隙間に関する情報は、隊列走行が
    行われる道路の近傍に設置される隙間検出手段によって
    検出されることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに
    記載の隊列走行用制御装置。
  8. 【請求項8】 前記隙間検出手段は、 追越し車線側の周囲の車両または車両群と通信して、各
    車両の位置についての情報を入手する車両位置入手手段
    と、 車両位置入手手段によって入手される各車両の位置につ
    いての情報から、前記車両間の隙間を算出する隙間算出
    手段とを備えることを特徴とする請求項6または7記載
    の隊列走行用制御装置。
  9. 【請求項9】 前記情報比較手段が追越し車線側の車両
    間の隙間を比較する基準値は、自車が属する車両群の長
    さに一定の余裕を加えた長さであり、 自車が属する車両群の長さを検出する車両群長検出手段
    を備えることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記
    載の隊列走行用制御装置。
  10. 【請求項10】 前記車両群長検出手段は、 自車が属する車両群内の各車両から車両の全長を表す情
    報を入手する情報入手手段と、 情報入手手段によって入手される各車両の全長を累積し
    て、自車の属する車両群の長さを算出する車両群長算出
    手段とを備えることを特徴とする請求項9記載の隊列走
    行用制御装置。
  11. 【請求項11】 前記車両群長検出手段は、 自車が属する車両群内の先頭車両および最後尾車両から
    車両位置を表す情報をそれぞれ入手する情報入手手段
    と、 情報入手手段によって入手される先頭車両および最後尾
    車両の車両位置の差から自車の属する車両群の長さを算
    出する車両群長算出手段とを備えることを特徴とする請
    求項9記載の隊列走行用制御装置。
  12. 【請求項12】 複数の車両間で走行のための制御情報
    を伝送し、先行車両に後続車両が順次追従して隊列走行
    する車両群を形成するために、車両群が走行する道路の
    近傍に設置される隊列走行用制御装置であって、 複数の車線を有する道路の走行時に前方の車両または車
    両群、および後方の車両または車両群の走行速度に関連
    する情報を入手して比較する情報比較手段と、情報比較
    手段の比較の結果、前方の車両または車両群の走行速度
    に関連する情報よりも、後方の車両または車両群につい
    ての走行速度に関連する情報の方が大きいときに、後方
    の車両または車両群内の各車両に車線変更指令を伝達
    し、当該車両または車両群の周囲の車両に車線変更を行
    う旨の情報を伝達する情報伝達手段とを含むことを特徴
    とする隊列走行用制御装置。
  13. 【請求項13】 追越し車線側の車両間の隙間に関する
    情報を検出する隙間検出手段を備え、 前記情報比較手段の比較結果が、隙間検出手段によって
    検出される追越し車線側の隙間が予め定める基準値より
    も大きく、かつ前方の車両または車両群の走行速度に関
    連する情報よりも、後方の車両または車両群についての
    対応する情報の方が大きくなる場合に、前記情報伝達手
    段による後方の車両または車両群内の各車両に車線変更
    指令の伝達、および前記車両または車両群の周囲の車両
    に車線変更を行う旨の情報の伝達を行うことを特徴とす
    る請求項12記載の隊列走行用制御装置。
  14. 【請求項14】 複数の車両間で走行のための制御情報
    を伝送し、先行車両に後続車両が順次追従して隊列走行
    する車両群を形成するための隊列走行用制御方法であっ
    て、 複数の車線を有する道路の走行時に前方の車両または車
    両群と後方の車両または車両群とから走行速度に関連す
    る情報を入手して比較し、 情報比較の結果、前方の車両または車両群よりも、後方
    の車両または車両群についての走行速度に関連する情報
    の方が大きいときに、後方の車両または車両群内の各車
    両に車線変更指令を伝達し、当該車両または車両群の周
    囲の車両に車線変更を行う旨の情報を伝達することを特
    徴とする隊列走行用制御方法。
  15. 【請求項15】 車両に搭載され、複数の車両間で走行
    のための制御情報を伝送し、走行車両に後続車両が順次
    追従して隊列走行する車両群を形成するための隊列走行
    用制御装置であって、 複数の車線を有する道路の走行時に、前方の車両または
    車両群の走行速度に関する情報を入手して、自車または
    自車が属する車両群についての対応する情報と比較し、
    および自車または自車が属する車両群が走行中の車線以
    外の車線における車両間の隙間に関する情報を入手し、
    予め定める基準値と比較する情報比較手段と、 自車または自車が属する車両群が走行中の車線以外の車
    線の渋滞状況を検出する渋滞検出手段と、 自車または自車が属する車両群が走行中の車線以外の車
    線を走行中の所定の車両の走行速度を入手して、自車ま
    たは自車が属する車両群の走行速度と比較する比較手段
    と、 前記情報比較手段、前記渋滞検出手段および前記速度比
    較手段による比較結果および検出結果に基づいて、前記
    前方の車両または車両群に対する追越しを制御する追越
    し制御手段とを含むことを特徴とする隊列走行用制御装
    置。
  16. 【請求項16】 車両に搭載され、複数の車両間で走行
    のための制御情報を伝送し、走行車両に後続車両が順次
    追従して隊列走行する車両群を形成するための隊列走行
    用制御装置であって、 複数の車線を有する道路の走行時に、前方の車両または
    車両群の走行速度に関する情報を入手して、自車または
    自車が属する車両群についての対応する情報と比較し、
    および自車または自車が属する車両群が走行中の車線以
    外の車線における車両間の隙間に関する情報を入手し、
    予め定める基準値と比較する情報比較手段と、 自車または自車が属する車両群が走行中の車線以外の車
    線の渋滞状況を検出する渋滞検出手段と、 自車または自車が属する車両群が走行中の車線以外の車
    線を走行中の所定の車両の走行速度を入手して、自車ま
    たは自車が属する車両群の走行速度と比較する速度比較
    手段と、 前記情報比較手段、前記渋滞検出手段および前記速度比
    較手段による比較結果および検出結果に応じて、車線変
    更に関連する異なる種類の情報を選択的に自車または自
    車が属する車両群の周囲の車両に伝達する群外伝達手段
    とを含むことを特徴とする隊列走行用制御装置。
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