JPWO2015178383A1 - ガラス板用合紙のクリーニング装置及びクリーニング方法及びガラス板積層体及びガラス板梱包体及びガラス板用合紙の製造方法並びにガラス板用合紙 - Google Patents

ガラス板用合紙のクリーニング装置及びクリーニング方法及びガラス板積層体及びガラス板梱包体及びガラス板用合紙の製造方法並びにガラス板用合紙 Download PDF

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Abstract

合紙供給装置(46)及び合紙巻取装置(48)を駆動して、合紙(11)を合紙走行経路(50)に沿って走行させる。ディスクブラシ(42)及び吸引装置(44)を駆動する。合紙(11)の表裏面がディスクブラシ(42)に擦られて、表裏面に付着した異物(45)がディスクブラシ(42)によって掻き出され、掻き出された異物(45)は吸引装置(44)によって合紙(11)から吸引除去される。そして、異物(45)が除去されたクリーニング後の合紙(11)が合紙巻取装置48に巻き取られる。

Description

本発明は、ガラス板用合紙のクリーニング装置及びクリーニング方法及びガラス板積層体及びガラス板梱包体及びガラス板用合紙の製造方法並びガラス板用合紙に関する。
特許文献1には、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等のFPD(Flat Panel Display)に用いられるガラス板を、緩衝材としての合紙を介して積層し、この積層体を梱包するパレットが開示されている。
前記積層体は、ガラス板製造工場にてパレットに梱包された後、ディスプレイ組立工場にトラック等の輸送手段によって輸送される。
前記積層体に使用される合紙は、合紙ロールから帯状の合紙を引き出し、帯状の合紙をカッターによって所定のサイズに切り出すことによって使用される。合紙としては、バージンパルプを原料としたもの、セルロースを含有したもの、又は古紙が使用される。
一方、ディスプレイ組立工場に搬入された積層体は、ディスプレイ組立工場にて開梱されてガラス板が取り出される。このガラス板の表面には、電子デバイス用の機能層(薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)、カラーフィルタ(CF:Color Filter))等が形成されるが、その機能層形成工程の前に備えられた洗浄工程にてガラス板の表面が洗浄される。
日本国特開2013−256315号公報
ところで、ガラス板は、その表裏面が合紙に圧接された状態で積層されるため、ガラス板の表裏面に、合紙の異物が付着するという問題がある。
ガラス板の表裏面に付着した前記異物は、前記洗浄工程にて除去されるものの、異物の付着量が多い場合には、洗浄により取りきれない異物が発生し品質の低下を招く。
よって、積層体の状態において、ガラス板の表裏面に付着する前記異物の付着量を低減できれば、ガラス板の品質を向上することが可能になり機能層形成工程以後の後工程の歩留まりが向上するという利点がある。
なお、ガラス板に付着する合紙の異物とは、合紙に存在するパルプ及び粘着性異物等の樹脂成分の屑をいい、ここでは総じてパーティクルともいう。また、前記粘着性異物とは、合紙を製造する段階で古紙を混入した際に、古紙回収ルートの途中で古紙に貼着されていた粘着テープ等の完全に固化されていない粘着成分、又は紙から脱落した紙粉や紙中に含まれる粘着性の樹脂分をいう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、合紙からガラス板に付着する異物の付着量を低減することができるガラス板用合紙のクリーニング装置及びクリーニング方法及びガラス板積層体及びガラス板梱包体及びガラス板用合紙の製造方法並びにガラス板用合紙を提供することを目的とする。
本発明の一態様のガラス板用合紙のクリーニング装置は、前記目的を達成するために、複数枚のガラス板の各々のガラス板間に介在される合紙に対し、前記合紙の表裏面のうち少なくとも一面に当接して異物を掻き出すブラシ手段と、前記ブラシ手段によって掻き出した前記異物を前記合紙から吸引除去する吸引手段と、を備える。
本発明の一態様のガラス板用合紙のクリーニング方法は、前記目的を達成するために、複数枚のガラス板の各々のガラス板間に介在される合紙に対し、前記合紙の表裏面のうち少なくとも一面をブラシ手段によって擦り、前記一面の表層に存在する異物を掻き出すとともに、掻き出した前記異物を吸引手段によって前記合紙から吸引除去する。
本発明の一態様のガラス板積層体は、前記目的を達成するために、本発明のガラス板用合紙のクリーニング方法によって異物が除去された合紙が、複数枚のガラス板の各々のガラス板間に介在されてなる。
本発明の一態様のガラス板梱包体は、前記目的を達成するために、本発明のガラス板積層体が梱包容器に梱包されてなる。
本発明の一態様のガラス板用合紙の製造方法は、前記目的を達成するために、本発明のガラス板用合紙のクリーニング方法によって異物を除去する工程を含む。
本発明の一態様のガラス板用合紙は、前記目的を達成するために、複数枚のガラス板の各々のガラス板間に介在される合紙であって、クラス10000のクリーンルームにてA4サイズの前記合紙を重ねて1往復/secで擦り合わせたときの発塵量(1ftの立方体中の0.5μm以上の異物の数)が10000個以下となる。
本発明の一態様によれば、合紙の一面をブラシ手段によって擦り、一面に存在する異物を掻き出し、掻き出した異物が一面に再付着しないように、掻き出した異物を吸引手段によって吸引除去する。これにより、本発明の一態様によれば、合紙の一面からガラス板に付着する異物の付着量を低減することができる。例えば、合紙の一面からガラス板に付着した所定の大きさを有するパーティクル(例えば直径1μm以上)の個数を約40%低減することができる。
また、異物を掻き出して異物を吸引除去(以下、「クリーニング」ともいう。)した合紙を使用することにより、異物の付着量を低減したガラス板積層体、及びこのガラス板積層体を梱包容器に梱包してなるガラス板梱包体を提供できる。
合紙の一面とは、合紙の表裏面のうち少なくとも一方の面を指すが、ガラス板積層体の両側に配置される2枚の合紙以外は、2枚のガラス板に挟まれるため、それらの合紙は表裏面がクリーニングされる。なお、上記の如くガラス板積層体に配置される位置に応じて合紙を使い分けるよりも、全ての合紙の表裏面をクリーニングすることが、合紙の管理面では好適である。
本発明の一態様のクリーニング装置及びクリーニング方法は、前記合紙に対する前記ブラシ手段の面圧が0.1kPa以上1.0kPa以下であることが好ましい。
本発明の一態様によれば、合紙に対するブラシ手段の面圧を0.1kPa以上1.0kPa以下としたので、ガラス板に付着する異物の付着量を許容範囲に収めることができる。前記面圧を0.1kPa以上に設定することにより、良好な面圧を得ることができるので、クリーニングを良好に行うことができ、一方、面圧を1.0kPa以下に設定したので、合紙の一面をブラシ手段によって削ることなく、クリーニングを良好に行うことができる。ブラシ手段としては、線径は0.1mm以下、毛長は約10mm、材質はナイロン等の軟性部材であることが、異物の掻き出しに好適である。ナイロンは、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612およびナイロン12から選ばれた少なくとも一種である。
本発明の一態様のガラス板用合紙のクリーニング装置は、ロール状に巻き取られた帯状の前記合紙を送り出す合紙供給手段と、前記合紙供給手段から送り出された帯状の前記合紙をロール状に巻き取る合紙巻取手段と、を備え、前記ブラシ手段及び前記吸引手段は、前記合紙供給手段と前記合紙巻取手段との間の合紙走行路に配置されることが好ましい。
本発明の一態様のガラス板用合紙のクリーニング方法は、ロール状に巻き取られた帯状の前記合紙を合紙供給手段によって送り出し、合紙巻取手段によって帯状の前記合紙をロール状に巻き取りながら、前記合紙供給手段と前記合紙巻取手段との間の合紙走行路に配置された、前記ブラシ手段及び前記吸引手段によって、帯状の前記合紙から前記異物を除去することが好ましい。
本発明の一態様によれば、ロール状に巻き取られたクリーニング前の帯状の合紙を、合紙供給手段によって送り出し、帯状の合紙の搬送経路に配置されたブラシ手段と吸引手段とによって帯状の合紙の一面をクリーニングし、クリーニング後の帯状の合紙を合紙巻取手段によって巻き取る。これにより、合紙のクリーニングを自動化することができ、また、クリーニング後の合紙をロール状で保管することができる。ガラス板用の合紙として使用する場合には、クリーニング後のロールから帯状の合紙を引き出し、帯状の合紙をカッターによってガラス板のサイズに対応したサイズに切り出す。
本発明の一態様のクリーニング装置及びクリーニング方法は、前記ブラシ手段は、前記合紙の一面に対して垂直方向の回転軸を有する回転ディスクブラシ、又は前記合紙の一面に対して平行方向の回転軸を有する回転ロールブラシであることが好ましい。
本発明の一態様によれば、回転するディスクブラシであっても、回転するロールブラシであっても合紙の一面に付着した異物を良好に掻き出すことができる。
合紙供給手段と合紙巻取手段とを備えたクリーニング装置にディスクブラシを適用する場合には、帯状の合紙の搬送方向に直交する方向に複数のディスクブラシを配列すればよい。また、クリーニング装置にロールブラシを適用する場合には、帯状の合紙の幅寸法よりも長いロールブラシを、帯状の合紙の搬送方向に直交する方向に配置すればよい。
本発明の一態様のクリーニング方法は、前記合紙は、バージンパルプ製であることが好ましい。
本発明の一態様の合紙は、有機化合物の含有量が0.08質量%以下であることが好ましい。
以上説明したように本発明のガラス板用合紙のクリーニング装置及びクリーニング方法によれば、合紙からガラス板に付着する異物の付着量を低減することができる。また、本発明によれば、合紙からの異物の付着量を低減したガラス板積層体、及びこのガラス板積層体をパレットに梱包してなるガラス板梱包体を提供できる。また、本発明によれば、ガラス板に付着する異物の付着量を低減したガラス板用合紙の製造方法及びガラス板用合紙を提供できる。
図1は、実施形態の梱包体の全体斜視図 図2は、パレットに対する合紙とガラス板との積層形態を示した梱包体の斜視図 図3は、第1の実施形態のクリーニング装置を示す図であり、(A)は第1の実施形態のクリーニング装置の側面図、(B)は第1の実施形態のクリーニング装置の要部平面図 図4は、第2の実施形態のクリーニング装置を示す図であり、(A)は第2の実施形態のクリーニング装置の側面図、(B)は第2の実施形態のクリーニング装置の要部平面図板梱包体の斜視図
以下、添付図面に従って本発明に係るガラス板用合紙のクリーニング装置及びクリーニング方法及びガラス板積層体及びガラス板梱包体並びにガラス板用合紙の製造方法の好ましい実施形態について説明する。
図1は、合紙(実施形態の合紙)10を用いて積層されたガラス板積層体(実施形態のガラス板積層体。以下、「積層体」という。)12を、パレット(梱包容器)14にて梱包した縦積み型のガラス板梱包体(実施形態のガラス板梱包体。以下、「梱包体」という。)16の全体斜視図である。図2は、パレット14に対する合紙10とガラス板Gとの積層形態を示した梱包体16の斜視図であり、矢印Aはパレット14に対する合紙10及びガラス板Gの積層方向を示している。なお、梱包容器として、縦積みのパレット14を例示したが、これに限定されるものではなく、積層体12を箱詰めする箱体であってもよい。
〔パレット14の構成〕
図1、図2の如く、パレット14は、基台となる台座18、ガラス板Gの下端面が載置される底受け板20、側面視三角形状のフレーム22、ガラス板Gの主面(表面および裏面のどちらか一方の面)が支持される平板状の背受け板24、及び壁体26等を備えて構成される。
底受け板20は、台座18の上面に備えられた搭載面28上に、搭載面28に対して傾斜して設けられる。フレーム22は搭載面28上に立設され、フレーム22の前面の傾斜面が、底受け板20の主面(ガラス板Gを下縁部が載置される面)に対して90°〜100°、特に好ましくは約95°に設定され、この傾斜面に背受け板24が立て掛けられて固定される。底受け板20及び背受け板24には、ガラス板Gを載置した際のガラス板Gとの接触による損傷を防止するため、ゴムや硬質の発泡性樹脂等のクッション材(不図示)が設けられている。
台座18の搭載面28の後部には壁体26が立設され、この壁体26にフレーム22が支持されている。また、台座18の前面にはフォークリフトの爪(不図示)が挿抜される一対の開口部30が備えられている。
底受け板20は、搭載面28と底受け板20との間に配置された複数の三角形状の底片32を介して搭載面28上に傾斜して載置される。また、底受け板20は、その主面が台座18の搭載面28に対して好ましくは5°〜25°、より好ましくは10°〜20°、特に好ましくは約18°に傾斜して配置される。これにより、ガラス板積載装置(不図示)によるパレット14へのガラス板積載時に、ガラス板Gの位置決め作業が容易になる。また、各ガラス板Gの主面は自重によって背受け板24側のガラス板Gの主面に接するので、各ガラス板Gの主面間に無駄な隙間が生じることはない。更に、載置するガラス板Gの安定化を図ることができ、ガラス板Gの前方(図1の矢印Xの方向)へのずれや崩壊を防止でき、併せて傷や割れを防止できる。
なお、図1に示したパレット14に、積層体12のY方向の横ずれを規制する横押さえ部材を設けてもよい。また、図1に示したパレット14は、積層体12を縦積みするパレットであるが、積層体12を水平方向に平積みする形態のパレットであってもよい。すなわち、積層体12がパレットに梱包されてなる梱包体は、図1、図2の梱包体16に限定されるものではない。
〔積層体12〕
積層体12は、パレット14に対し、複数枚のガラス板Gと複数枚の合紙10とを交互に積層することにより構成される。
〈ガラス板G〉
ガラス板Gは、液晶ディスプレイ用等のFPD用ガラス板に使用されるものであり、その厚さは0.7mm以下であることが好ましい。また、ガラス板Gは、第5世代(G5)と称される縦約1300mm×横約1100mmのサイズのガラス板であるが、ガラス板Gのサイズは、第5世代に限定されるものではなく、第6世代(縦約1500mm×横約1800mm)以上のサイズまたは第5世代未満のガラス板であってもよい。
〈合紙10〉
合紙10は、ガラス板Gを保護するために、ガラス板Gよりも大きいサイズの紙である。また、合紙10の上部片10Aは、合紙10からガラス板Gを引き剥がす際に、合紙用吸着部材(不図示)に吸着保持されるため、ガラス板Gの上縁から所定量(例えば50〜100mm)食み出される。また、合紙10の側部片10Bも同様に、合紙10からガラス板Gを引き剥がす際に、前記合紙用吸着部材に吸着保持されるため、ガラス板Gの側縁から所定量(例えば50〜100mm)食み出される。
また、本実施形態の合紙10は、発塵量が少なくなるように製造される。合紙10の発塵量は、以下に説明する測定方法にて異物が10000個以下となるものであり、好ましくは8000個以下、さらに好ましくは5000個以下となるものである。発塵量の測定方法は、次のとおりである。A4サイズに切り出した2枚の合紙10を用意する。クラス10000のクリーンルーム内に、内寸法が305×305×305mmの空間を有する立方体を準備する。立法体は1つの面が開口していて、そこから合紙の取り出しが可能である。この立方体内で切り出した合紙10を重ねて両手で擦り合わせる。擦り合わせは、1往復/secの速度にて10回実施する。このときの立方体内の粒径が0.5μm以上の異物の数をパーティクルカウンターにて測定する。これを発塵量(1ftの立方体中の0.5μm以上の異物の数)とする。
なお、合紙10の原料は、バージンパルプが好ましいが、セルロース等を含有している原料でもよく古紙でもよい。また、合紙10中の有機化合物の含有量が0.08質量%以下であることが好ましい。有機化合物の含有量が0.08質量%以下であると、ガラス板に有機化合物が転写しにくくなる。ここでいう有機化合物とは、JIS P8224にて測定される合紙10の樹脂分である。
ガラス板用合紙10の製造方法としては以下のとおりである。
まず、紙原料液(パルプを水で希釈した液体)を均一の厚さになるようにシート状に広げ、脱水して、湿紙(紙)を形成させる。湿紙は、プレスローラや無端帯状のフェルトなどによって、さらなる脱水とプレスとが同時に行われる。脱水されプレスされた湿紙は、100〜150℃の雰囲気で乾燥される。この工程を経ることで紙の状態となる。
乾燥された紙は、必要に応じて、カレンダロールによる挟持搬送等によってカレンダ処理を施されて、表裏面を平滑化してもよい。また、乾燥とカレンダ処理との間で、平滑化された紙の表面に塗料等を塗布してもよい。以上の工程を経た紙は、ガラス板用合紙としてリール等に巻き取られ、ロール状にされる。
なお、合紙10は、紙原料液を調製する前に、原料となるパルプの洗浄を行ってもよいし、湿紙を乾燥させる前にシャワー洗浄を行ってもよい。このような洗浄工程を経ることにより、合紙10中の異物を減少させることができる。
また、合紙10は、後述する実施形態のクリーニング装置によって、その表裏面に存在する異物が除去されたものである。すなわち、合紙10の表裏面のうち少なくとも一面をブラシ手段によって擦り、一面の表層に存在する異物を掻き出すとともに、掻き出した異物を吸引手段によって合紙から吸引除去する工程を含んでいる。この工程は、合紙をロール状に巻き取る前に実施してもよいし、ロール状に巻き取られた合紙から送り出した帯状の合紙に実施してもよい。
〔クリーニング装置〕
〈第1の実施形態のクリーニング装置40の構成〉
図3(A)は、第1の実施形態のクリーニング装置40の側面図、図3(B)は、クリーニング装置40の要部平面図である。
クリーニング装置40は、複数のディスクブラシ(ブラシ手段)42、複数の吸引装置(吸引手段)44、合紙供給装置(合紙供給手段)46、及び合紙巻取装置(合紙巻取手段)48から構成される。
複数のディスクブラシ42、複数の吸引装置44は、合紙供給装置46と合紙巻取装置48との間の合紙走行経路50において、帯状の合紙11を挟んで上下の対称位置に一対配置される。合紙11の上下に配置された複数のディスクブラシ42、2台の吸引装置44は同一構成なので、ここでは、上方に配置された複数のディスクブラシ42、2台の吸引装置44について説明し、下方に配置された複数のディスクブラシ42、2台の吸引装置44については同一の符号を付して説明は省略する。
〈合紙供給装置46、合紙巻取装置48〉
合紙供給装置46には、クリーニング前の帯状の合紙11がロール状に巻き取られて配置される。この合紙11は、合紙供給装置46の巻取軸52に巻き取られており、巻取軸52をモータ54によって送り出し方向に回転させることにより矢印B方向に送り出される。送り出された合紙11は、合紙走行経路50を通過する際にディスクブラシ42及び吸引装置44によって、表面および裏面に存在する異物45が除去されてクリーニングされた後、合紙巻取装置48の巻取軸56に巻き取られる。巻取軸56は、モータ58によって巻き取り方向に回転される。
ここで、ディスクブラシ42による異物45の掻き出し時において、合紙走行経路50を通過する合紙11に所定のテンションを付加し、ディスクブラシ42で押しつけて圧を加えても合紙11に皺を発生させないことが、異物45の掻き出し性能を向上させる点で好ましい。
テンションを付加する機能としては、モータ58による巻取速度を、モータ54による送り出し速度よりも高速に設定し、かつ合紙供給装置46の巻取軸52にトルク制限装置を設けることが好ましい。トルク制限装置とは、所定のトルク以上のトルクが巻取軸52に負荷された際に、巻取軸52をモータ54の動力伝達系に対してスリップさせて、巻取軸52を巻取軸56のトルクのみに依存させて回転させる装置である。トルク制限装置を設けることにより、合紙走行経路50を走行中の合紙11は、常にテンションが付加されているので、ディスクブラシ42による異物45の掻き出しが良好に行われる。
なお、トルク制限装置に代えて、合紙11の主面に対して垂直方向に移動するダンサーローラに合紙11を巻回し、合紙走行経路50を走行中の合紙11にテンションを付加させてもよい。また、合紙11の走行速度は、ディスクブラシ42及び吸引装置44によるクリーニング能力が十分に発揮できる速度に適宜設定されるものである。
〈ディスクブラシ42〉
ディスクブラシ42は、円盤状の支持体に複数本の軟性毛材が植設されて構成され、軟性毛材の先端部が所定の圧力(面圧)を持って合紙11の表裏面に当接される。また、モータ60からの動力が伝達されて矢印Cの如く回転される。これにより、合紙11の表裏面に存在する異物が掻き出される。ディスクブラシ42の回転軸P1は、合紙11の主面に対して垂直方向に設定されるが、垂直方向とは厳密な垂直方向を意味するものではなく、ディスクブラシ42によるクリーニング性能を担保できる許容範囲において傾斜した角度を含むものである。
ディスクブラシ42は、図3(B)に示すように、合紙11の矢印Bで示す送り出し方向に対し、直交する方向である合紙11の幅方向(図3(B)のW方向)に所定の間隔を持って配置される。また、ディスクブラシ42はジグザグ状に配置されており、複数のディスクブラシ42を通過する合紙11の全面が複数のディスクブラシ42によって擦られる構成となっている。
〈吸引装置44〉
吸引装置44は、ディスクブラシ42に対し、合紙11の走行方向の上流側及び下流側にディスクブラシ42に近接して配置される。
吸引装置44は、合紙11の矢印Bで示す送り出し方向に対し、直交する方向に長手軸を有する筐体62、及び吸引ポンプ64を備えて構成される。
吸引装置44の配置位置は、前記上流側及び下流側の2箇所に限定されず、少なくとも下流側に設置すればよい。上流側の吸引装置44は、ディスクブラシ42による異物掻き出し前の予備洗浄の機能を有し、下流側の吸引装置44は、ディスクブラシ42によって掻き出された異物45を吸引除去する機能を有する。よって、吸引装置44は、少なくとも下流側に設置すればよい。
筐体62の長さL1は、合紙11の幅Wよりも長く、かつ、合紙11の幅全域を覆うように合紙11に対し、離間して配置される。筐体62の合紙対向面には、吸引口66が筐体62の長手方向に沿って複数本又は1本のスリットとして設けられている。よって、ディスクブラシ42が回転駆動され、かつ吸引ポンプ64が駆動されることにより、ディスクブラシ42によって掻き出された異物45が吸引口66から筐体62を介して吸引ポンプ64によって吸引除去される。
なお、吸引手段の形態は、吸引装置44に限定されるものではなく、ディスクブラシ42によって掻き出された異物45を、合紙11に再付着させることなく吸引除去できる形態であれば適用できる。例えば、ディスクブラシ42に吸引口を設け、この吸引口と吸引ポンプ64とをロータリージョイントを介して接続し、ディスクブラシ42にて掻き出された異物45をディスクブラシ42の吸引口から吸引除去する形態でもよい。また、全てのディスクブラシ42を筐体で覆い、この筐体の吸引口から吸引除去する形態でもよい。
〈クリーニング装置40の作用〉
合紙供給装置46及び合紙巻取装置48を駆動して、合紙11を合紙走行経路50に沿って、所定のテンションを付加させた状態で走行させる。
合紙11の走行が開始されると、ディスクブラシ42及び吸引装置44を駆動する。
これにより、合紙11の表裏面が回転するディスクブラシ42に擦られて、表裏面に付着した異物45がディスクブラシ42によって掻き出され、掻き出された異物45は吸引装置44によって合紙11から吸引除去される。そして、異物45が除去されたクリーニング後の合紙11が合紙巻取装置48に巻き取られる。
したがって、実施形態のクリーニング装置40によれば、合紙11のクリーニングを自動化することができる。また、クリーニング後の合紙11をロール状で保管することができる。
この後、ガラス板G用の合紙10として使用する場合には、クリーニング後のロールから帯状の合紙11を引き出し、帯状の合紙11をカッターによってガラス板のサイズに対応したサイズに切り出す。よって、図1に示した積層体12では、合紙10からガラス板Gに付着する異物45の付着量を低減できる。
これにより、合紙10からの異物45の付着量を低減した積層体12、及びこの積層体12をパレット14に梱包してなる梱包体16を提供できる。
〈第2の実施形態のクリーニング装置70の構成〉
図4(A)は、第2の実施形態のクリーニング装置70の側面図、図4(B)は、クリーニング装置70の要部平面図である。
クリーニング装置70は、図3に示したクリーニング装置40に対し、ディスクブラシ42に代えてロールブラシ72を使用した点が相違し、他の構成部材は同一である。よって、同一の構成部材については同一の符号を付し、その説明は省略する。
ロールブラシ72は、その回転軸の表面に複数本の軟性毛材が植設されて構成され、軟性毛材の先端部が所定の圧力(面圧)を持って合紙11の表裏面に当接される。また、モータ74からの動力が伝達されて矢印Dの如く回転される。これにより、合紙11の表裏面に存在する異物45が掻き出される。
ロールブラシ72の回転軸P2は、合紙11の主面に対して平行方向に設定されるが、平行方向とは厳密な垂直方向を意味するものではなく、ロールブラシ72によるクリーニング性能を担保できる許容範囲において傾斜した角度を含むものである。
ロールブラシ72は、合紙11の矢印Bで示す送り出し方向に対し、直交する方向に配置され、かつ、ロールブラシ72の長さL2は、合紙11の幅Wよりも長く、かつ、合紙11の幅全域を覆うよう配置される。
〈クリーニング装置70の作用〉
合紙供給装置46及び合紙巻取装置48を駆動して、合紙11を合紙走行経路50に沿って、所定のテンションを付加させた状態で走行させる。
合紙11の走行が開始されると、ロールブラシ72及び吸引装置44を駆動する。
これにより、合紙11の表裏面が回転するロールブラシ72に擦られて、表裏面に付着した異物45がロールブラシ72によって掻き出され、掻き出された異物45は吸引装置44によって合紙11から吸引除去される。そして、異物45が除去されたクリーニング後の合紙11が合紙巻取装置48に巻き取られる。
したがって、実施形態のクリーニング装置70によれば、図3に示したクリーニング装置40と同様の効果を得ることができる。
〔クリーニング装置の他の形態〕
実施形態では、図3、図4に示したクリーニング装置40、70によって合紙11をクリーニングしたが、合紙11のクリーニング装置及びクリーニング方法は、これに限定されるものではない。例えば、クリーニング前の合紙11から所定サイズに切断されたクリーニング前の合紙10をディスクブラシ42、ロールブラシ72、吸引装置44にて枚葉式にクリーニングしてもよい。また、ブラシ手段としてもディスクブラシ42、ロールブラシ72に限定されるものでもなく、合紙10、11の表層に存在する異物45を掻き出し可能なブラシ手段であれば適用できる。
更に、図3、図4に示したクリーニング装置40、70は、合紙11を走行させる形態であるが、合紙11を走行させることなくブラシ手段(ディスクブラシ42、ロールブラシ72)と吸引装置44とを合紙11に対して移動させて合紙11をクリーニングする形態であってもよい。更にまた、合紙11及びブラシ手段(ディスクブラシ42、ロールブラシ72)、吸引装置44の双方を対向する方向に移動させる形態であってもよい。
〔実施例1〕
1)バージンパルプ製の合紙11を用い、その合紙11の表面を図3に示したクリーニング装置40にてクリーニングし、表裏面に存在する異物45を除去した。クリーニング装置40のディスクブラシ42としては、材質がナイロン、線径が0.07mm、毛長が10mmのディスクブラシを使用した。このときの合紙11に対するディスクブラシ42の面圧を0.3kPaに設定した。
2)合紙11のクリーニングした表面を、縦370mm×横470mmのガラス板Gの表面(電子デバイス用の機能層形成面)に接触させて、2kPa相当の面圧を加えて双方を圧接した。
3)上記圧接状態で、温度40度、湿度25%の環境で12時間保管し、その後、ガラス板の表面から合紙11を剥がし、その表面に付着した、合紙11からの異物数を確認した。その結果は市販のパーティクル測定機(東レエンジニアリング株式会社製、HS730)で測定したところ約3100個であった。
これに対して、クリーニングを実施しない、バージンパルプ製の合紙の場合には、ガラス板の表面に付着した異物個数は、約5500個であった。
よって、クリーニングを行った合紙11を使用することにより、ガラス板Gの表面に付着する異物の個数が大幅に低減することを確認した。
〔実施例2〕
1)バージンパルプ製の合紙11を用い、その合紙11の表面を図4に示したクリーニング装置70にてクリーニングし、表裏面に存在する異物45を除去した。クリーニング装置70のロールブラシ72としては、材質がナイロン、線径が0.07mm、毛長が20mmのロールブラシを使用した。このときの合紙11に対するロールブラシ72の面圧を0.2kPaに設定した。合紙11の走行速度を、図3のクリーニング装置40と同速度に設定した。
2)合紙11のクリーニングした表面を、縦370mm×横470mmのガラス板Gの表面(電子デバイス用の機能層形成面)に接触させて、2kPa相当の面圧を加えて双方を圧接した。
3)上記圧接状態で、温度40度、湿度25%の環境で12時間保管し、その後、ガラス板の表面から合紙11を剥がし、その表面に付着した、合紙11からの異物数を確認した。その結果は、前記パーティクル測定機で測定したところ約4000個であった。
よって、クリーニングを行った合紙11を使用することにより、ガラス板Gの表面に付着する異物の個数が大幅に低減することを確認した。
〔実施例3〕
1)バージンパルプ製の合紙(長良製紙社製:きらり−DII)を用い、クリーニング処理前後の合紙の発塵量を測定する。クリーニング処理は、実施例1と同様である。
2)発塵量の測定は以下のとおりとした。合紙をA4サイズに2枚切り出し、クラス10000のクリーンルーム内の内寸法が305×305×305mmの立方体中で、切り出した合紙を重ねて両手で擦り合わせた。擦り合わせは、1往復/secの速度にて10回実施し、このときの立方体内の粒径が0.5μm以上の異物の数をパーティクルカウンターにて測定した。
3)その結果、クリーニング処理前の合紙の発塵量は16200個であった。それに対してクリーニング処理後の発塵量は9200個となる。
よって、クリーニングを行った合紙は、発塵量が大幅に低減する。
本出願は、2014年5月19日出願の日本特許出願、特願2014−103407に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
G…ガラス板、10…合紙、12…積層体、14…パレット、16…梱包体、18…台座、20…底受け板、22…フレーム、24…背受け板、26…壁体、28…搭載面、30…開口部、32…底片、40…クリーニング装置、42…ディスクブラシ、44…吸引装置、45…異物、46…合紙供給装置、48…合紙巻取装置、50…合紙走行経路、52…巻取軸、54…モータ、56…巻取軸、58…モータ、60…モータ、62…筐体、64…吸引ポンプ、66…吸引口、70…クリーニング装置、72…ロールブラシ、74…モータ

Claims (15)

  1. 複数枚のガラス板の各々のガラス板間に介在される合紙に対し、
    前記合紙の表裏面のうち少なくとも一面に当接して異物を掻き出すブラシ手段と、
    前記ブラシ手段によって掻き出された前記異物を前記合紙から吸引除去する吸引手段と、
    を備えるガラス板用合紙のクリーニング装置。
  2. 前記合紙に対する前記ブラシ手段の面圧が0.1kPa以上1.0kPa以下である請求項1に記載のガラス板用合紙のクリーニング装置。
  3. ロール状に巻き取られた帯状の前記合紙を送り出す合紙供給手段と、
    前記合紙供給手段から送り出された帯状の前記合紙をロール状に巻き取る合紙巻取手段と、
    を備え、
    前記ブラシ手段及び前記吸引手段は、前記合紙供給手段と前記合紙巻取手段との間の合紙走行路に配置される請求項1又は2に記載のガラス板用合紙のクリーニング装置。
  4. 前記ブラシ手段は、前記合紙の一面に対して垂直方向の回転軸を有する回転ディスクブラシ、又は前記合紙の一面に対して平行方向の回転軸を有する回転ロールブラシである請求項1から3のいずれか1項に記載のガラス板用合紙のクリーニング装置。
  5. 複数枚のガラス板の各々のガラス板間に介在される合紙に対し、
    前記合紙の表裏面のうち少なくとも一面をブラシ手段によって擦り、前記一面の表層に存在する異物を掻き出すとともに、掻き出した前記異物を吸引手段によって前記合紙から吸引除去するガラス板用合紙のクリーニング方法。
  6. 前記合紙に対する前記ブラシ手段の面圧が0.1kPa以上1.0kPa以下である請求項5に記載のガラス板用合紙のクリーニング方法。
  7. ロール状に巻き取られた帯状の前記合紙を合紙供給手段によって送り出し、合紙巻取手段によって帯状の前記合紙をロール状に巻き取りながら、前記合紙供給手段と前記合紙巻取手段との間の合紙走行路に配置された、前記ブラシ手段及び前記吸引手段によって、帯状の前記合紙から前記異物を除去する請求項5又は6に記載のガラス板用合紙のクリーニング方法。
  8. 前記ブラシ手段は、ディスクブラシ又はロールブラシである請求項5から7のいずれか1項に記載のガラス板用合紙のクリーニング方法。
  9. 前記合紙は、バージンパルプ製である請求項5から8のいずれか1項に記載のガラス板用合紙のクリーニング方法。
  10. 請求項5から9のいずれか1項に記載のガラス板用合紙のクリーニング方法によって異物が除去された合紙が、複数枚のガラス板の各々のガラス板間に介在されてなるガラス板積層体。
  11. 請求項10に記載のガラス板積層体が梱包容器に梱包されてなるガラス板梱包体。
  12. 請求項5から9のいずれか1項に記載のガラス板用合紙のクリーニング方法によって異物を除去する工程を含むガラス板用合紙の製造方法。
  13. 複数枚のガラス板の各々のガラス板間に介在される合紙であって、
    クラス10000のクリーンルームにてA4サイズの前記合紙を重ねて1往復/secで擦り合わせたときの発塵量(1ftの立方体中の0.5μm以上の異物の数)が10000個以下となるガラス板用合紙。
  14. 前記合紙は、バージンパルプ製である請求項13に記載のガラス板用合紙。
  15. 有機化合物の含有量が0.08質量%以下である請求項13又は14に記載のガラス板用合紙。
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