JPWO2014065026A1 - 電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法 - Google Patents

電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法 Download PDF

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Abstract

この発明は、導体線を設定されたターン数螺旋状に巻回して構成される巻線体を単純な機構で安価に製造できる電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法を得る。本巻線体の製造方法は、導体線に設定されたピッチで膨出部を曲げ成形する膨出部成形工程710と、膨出部の中央部にクランク部を曲げ成形するクランク部成形工程720と、膨出部成形工程710およびクランク部成形工程720の完了後、膨出部が設定されたピッチで形成され、クランク部が膨出部のそれぞれに形成された導体線に、傾斜部および直線部を曲げ成形する傾斜部・直線部成形工程810と、導体線の傾斜部を円弧状に曲げ成形する円弧部成形工程910と、を備えている。

Description

この発明は、電動機や発電機などの回転電機、リニアモータなどの直動機などの電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法に関するものである。
近年、電動機や発電機などの回転電機において、小型高出力、および高品質が求められている。この種の回転電機を小型化するに当たり、有効な磁束を発生しないコイルエンドを小型化する観点から、導体線を電機子鉄心のティースのそれぞれに巻回した集中巻の電機子巻線を用いられていた。しかしながら、トルク脈動が抑えられ、高出力化が可能な分布巻構造の電機子巻線を用いた電機子が要望されている。
ここでは、導体線を1つのティースに巻回して構成された集中巻の巻線に対し、導体線を2スロット以上離れた2つのスロットに巻回して構成された巻線を分布巻の巻線とする。つまり、分布巻の巻線は、1のスロットから延出した導体線が連続する2つ以上のティースをまたいで他のスロットに入るように複数ターン巻回されている巻線である。
特許文献1に記載された従来のコイルの製造方法では、1ターン分の長さの線材を設定されたピッチでチャックし、各チャック部を稼働して線材に2次元的な曲げ加工を施した後、2次元的な曲げ加工が施された線材に立体的な曲げ加工を施すようにして、亀甲形のコイル素線を作製していた。
特開平6−284651号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来のコイルの製造方法では、1ターンの亀甲形のコイル素線におけるコイルエンドと直線部との間の2次元的な曲げ加工を1つの装置で一度に行っているので、大型の装置が必要となり、装置コストが高くなるという問題があった。また、1ターンの亀甲形のコイル素線を加工単位としているので、複数ターンの分布巻きの巻線を作製するには、設定された個数のコイル素線を接合する工程が別途必要となり、製造コストが高くなるという課題もあった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、導体線を設定されたターン数螺旋状に巻回して構成される巻線体を単純な機構で安価に製造できる電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法を得ることを目的とする。
この発明による、絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した導体線を螺旋状にm回(但し、mは2以上の自然数)巻回して構成され、各列にm本並んで2列に配列された直線部、および列間で該直線部の端部間を連結するコイルエンドを有し、上記コイルエンドのそれぞれは、膨出部と、該膨出部と上記直線部とを連結する一対の傾斜部と、該膨出部の中央部に形成されて、該コイルエンドにより連結された該直線部を該直線部の配列方向に設定された量だけ変位させるクランク部と、を備えた、電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法は、上記導体線に設定されたピッチで上記膨出部を曲げ成形する膨出部成形工程と、上記膨出部の中央部に上記クランク部を曲げ成形するクランク部成形工程と、上記膨出部成形工程および上記クランク部成形工程の完了後、上記膨出部が設定されたピッチで形成され、上記クランク部が該膨出部のそれぞれに形成された上記導体線に、上記直線部を曲げ成形する直線部成形工程と、上記直線部成形工程に先立って、上記導体線の上記膨出部の両側に上記傾斜部を曲げ成形する傾斜部成形工程と、を備えている。
この発明によれば、膨出部とクランク部とからなる2次元的な曲げ加工を膨出部成形工程とクランク部成形工程とに分けて行っているので、装置の機構を単純化でき、装置の小型化および低コスト化が図られる。
また、膨出部成形工程およびクランク部成形工程により、膨出部が設定されたピッチで形成され、クランク部が膨出部のそれぞれに形成された導体線を作製しているので、膨出部の成形個数を変えるだけで、設定されたターン数の巻線体を作製できる。そこで、設定された個数のコイル素線を接合する工程が不要となり、製造コストの低下が図られる。
この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す片側断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される固定子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される固定子鉄心を構成する鉄心ブロックを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される固定子の固定子巻線を構成する巻線アッセンブリを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを構成する巻線体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを構成する巻線体を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを構成する巻線体を示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを構成する巻線体を正面斜め上方から見た斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における2つの巻線体が1つのスロットを共有して固定子鉄心に装着された状態を軸方向一端側から見た要部端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における3つの巻線体が固定子鉄心の同一スロット群に周方向に連続して装着された状態を軸方向一端側から見た展開図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における3つの巻線体が固定子鉄心の同一スロット群に周方向に連続して装着された状態を径方向外方から見た展開図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造工程のフローを説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法におけるコイルエンド成形機の構成を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法におけるコイルエンド成形機の金型を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における膨出部成形工程を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における膨出部成形工程を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における膨出部成形工程を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における膨出部成形工程を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法におけるクランク部成形工程を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法においてコイルエンド成形機により曲げ加工が施された導体線を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法においてコイルエンド成形機により曲げ加工が施された導体線を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における傾斜部・直線部成形機を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における傾斜部成形工程を説明する工程図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における傾斜部成形工程を説明する工程図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における直線部成形工程を説明する工程図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法により製造された中間巻線体を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法により製造された中間巻線体を示す上面図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法により製造された巻線体を示す上面図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における円弧部成形工程を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリの組み立て方法を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリの組み立て方法を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリの組み立て方法を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリの組み立て方法を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリの組み立て方法を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリの組み立て方法を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリの組み立て方法における48番目の巻線体を組み込む手順を説明する模式図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリの組み立て方法における48番目の巻線体を組み込む手順を説明する模式図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリの組み立て方法における48番目の巻線体を組み込む手順を説明する模式図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを固定子鉄心に装着する方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを固定子鉄心に装着する方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを固定子鉄心に装着する方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを固定子鉄心に装着する方法を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機における巻線体の製造方法においてコイルエンド成形機により曲げ加工が施された導体線を示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機における巻線体の製造方法においてコイルエンド成形機により曲げ加工が施された導体線を示す正面図である。
以下、本発明による電気機械用電機子巻線の製造方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機を示す片側断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の要部を示す斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される固定子を示す斜視図、図4はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される固定子鉄心を構成する鉄心ブロックを示す斜視図、図5はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される固定子の固定子巻線を構成する巻線アッセンブリを示す斜視図、図6はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを構成する巻線体を示す斜視図、図7はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを構成する巻線体を示す正面図、図8はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを構成する巻線体を示す側面図、図9はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを構成する巻線体を正面斜め上方から見た斜視図、図10はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における2つの巻線体が1つのスロットを共有して固定子鉄心に装着された状態を軸方向一端側から見た要部端面図、図11はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における3つの巻線体が固定子鉄心の同一スロット群に周方向に連続して装着された状態を軸方向一端側から見た展開図、図12はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における3つの巻線体が固定子鉄心の同一スロット群に周方向に連続して装着された状態を径方向外方から見た展開図である。なお、図11では、便宜上、コイルエンドを直線的に示している。
図1および図2において、電気機械としての回転電機100は、有底円筒状のフレーム2およびフレーム2の開口を塞口する端板3を有するハウジング1と、フレーム2の円筒部に内嵌状態に固着された電機子としての固定子10と、フレーム2の底部および端板3にベアリング4を介して回転可能に支持された回転軸6に固着されて、固定子10の内周側に回転可能に配設された回転子5と、を備えている。
回転子5は、軸心位置に挿通された回転軸6に固着された回転子鉄心7と、回転子鉄心7の外周面側に埋設されて周方向に設定されたピッチで配列され、磁極を構成する永久磁石8と、を備えた永久磁石型回転子である。なお、回転子5は、永久磁石式回転子に限定されず、絶縁しない回転子導体を、回転子鉄心のスロットに収納して、両側を短絡環で短絡したかご形回転子や、絶縁した導体線を回転子鉄心のスロットに装着した巻線形回転子を用いてもよい。
つぎに、固定子10の構成について具体的に図3乃至図9を参照しつつ説明する。
固定子10は、図3に示されるように、固定子鉄心11と、固定子鉄心11に装着された電機子巻線としての固定子巻線20と、を備えている。ここで、説明の便宜上、回転子5の極数を8、固定子鉄心11のスロット数を48個、固定子巻線20を三相巻線とする。すなわち、スロット13は、毎極毎相当たり2個の割合で固定子鉄心11に形成されている。なお、毎極毎相当たりのスロット数は2となる。
鉄心ブロック12は、円環状の固定子鉄心11を周方向に48等分割したもので、図4に示されるように、設定された枚数の電磁鋼板を積層一体化して作製され、断面円弧形のコアバック部12aと、コアバック部12aの内周壁面から径方向内方に延設されたティース12bと、を備えている。そして、固定子鉄心11は、ティース12bを径方向内方に向けて、コアバック部12aの周方向の側面同士を突き合わせて、48個の鉄心ブロック12を周方向に配列、一体化して、円環状に構成されている。周方向に隣り合う鉄心ブロック12により構成されるスロット13が、内周側に開口するように、周方向に等角ピッチで配列されている。ティース12bは周方向幅が径方向内方に向って漸次狭くなる先細り形状に形成されており、スロット13の断面は長方形となっている。ここで、周方向とは、スロット13の配列方向に相当する。
固定子巻線20は、図3に示されるように、固定子鉄心11に装着された巻線アッセンブリ21に結線処理が施されて構成される。巻線アッセンブリ21は、図5に示されるように、連続する6本のティース12bの両側に位置するスロット13の対に収納される巻線体22を1スロットピッチで周方向に配列して構成される。後述する巻線端22gが、それぞれ軸方向に延出して、巻線アッセンブリ21の内径側に1スロットピッチで周方向に配列されている。また、後述する巻線端22hが、それぞれ、軸方向に巻線端22gと同じ方向に延出して、巻線アッセンブリ21の外径側に1スロットピッチで周方向に配列されている。
巻線体22は、図6乃至図9に示されるように、例えば、エナメル樹脂で絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した銅線やアルミニウム線などからなる長方形断面の導体線25を、長方形断面の長辺で構成される平面が相対し、かつ相対する当該平面間に長方形断面の短辺長さに略等しい隙間dを確保して、略六角形で螺旋状に4回巻かれて構成された亀甲形コイルである。
このように構成された巻線体22は、6スロット角度間隔離れて2列となった、各列に隙間dをあけて、長方形断面の短辺方向に4本ずつ配列された第1および第2直線部22a,22bと、第1および第2直線部22a,22bの列間で、長さ方向の一端同士と他端同士とを交互に連結する第1および第2コイルエンド22c,22dと、を備えている。なお、6スロット角度間隔とは、連続する6つのティース12bの両側のスロット13のスロット中心間の間隔である。
第1コイルエンド22cは、第1および第2直線部22a,22bの列間の中央部の第1頂部22eと、一方の列の第1直線部22aの一端から設定された傾斜で他方の列の第2直線部22b側に、かつ第1および第2直線部22a,22bの長さ方向外方に延出して第1頂部22eに接続される傾斜部22c1と、第1頂部22eから設定された傾斜で他方の列の第2直線部22b側に、かつ第1および第2直線部22a,22bの長さ方向内方に延出し、他方の列の第2直線部22bの一端に接続される傾斜部22c2と、を有する。第1頂部22eは、傾斜部22c1,22c2の端部間を連結する逆U字状の膨出部22e1と、膨出部22e1の中央部をクランク状に曲げて形成され、傾斜部22c1,22c2を第1および第2直線部22a,22bの配列方向に距離dだけ変位させるクランク部22e2とを有する。
同様に、第2コイルエンド22dは、第1および第2直線部22a,22bの列間の中央部の第2頂部22fと、他方の列の第2直線部22bの他端から設定された傾斜で一方の列の第1直線部22a側に、かつ第1および第2直線部22a,22bの長さ方向外方に延出して第2頂部22fに接続される傾斜部22d1と、第2頂部22fから設定された傾斜で一方の列の第1直線部22a側に、かつ第1および第2直線部22a,22bの長さ方向内方に延出し、一方の列の第1直線部22aの他端に接続される傾斜部22d2と、を有する。第2頂部22fは、傾斜部22d1,22d2の端部間を連結する逆U字状の膨出部22f1と、膨出部22f1の中央部をクランク状に曲げて形成され、傾斜部22d1,22d2を第1および第2直線部22a,22bの配列方向に距離dだけ変位させるクランク部22f2とを有する。
このように構成された巻線体22においては、第1および第2直線部22a,22b、および第1および第2コイルエンド22c,22dは、それぞれ、導体線25の長方形断面の長辺で構成される平面を相対させ、導体線25の長方形断面の短辺方向に、短辺長さの略2倍(2d)のピッチで配列されている。また、第1頂部22eおよび第2頂部22fを介して接続された第1直線部22aと第2直線部22bは、配列方向に隙間dだけずれている。また、巻線体22は、一方の列の配列方向の一端に位置する第1直線部22aの他端から長さ方向に延出する巻線端22gと、他方の列の配列方向の他端に位置する第2直線部22bの他端から長さ方向に延出する巻線端22hと、を備える。
図10は、2つの巻線体22が、それぞれ、連続する6つのティース12bをまたぐスロット13の対の連続する2対に巻装されている状態を示し、図11および図12は、3つの巻線体22が、それぞれ、連続する6つのティース12bをまたぐスロット13の対の連続する3対に巻装されている状態を示している。そして、1つの巻線体22に着目すれば、一方のスロット13のスロット開口側から第1層の第1直線部22aから軸方向一端側に延出した第1コイルエンド22cは、傾斜角度θで周方向に他方のスロット13側に延び、第1頂部22eのクランク部22e2で径方向外方に距離dだけシフトされ、その後逆向きの傾斜角度θで周方向に他方のスロット13側に延び、他方のスロット13のスロット開口側から第2層の第2直線部22bに連結されている。ついで、他方のスロット13のスロット開口側から第2層の第2直線部22bから軸方向他端側に延出した第2コイルエンド22dは、傾斜角度θで周方向に一方のスロット13側に延び、第2頂部22fのクランク部22f2で径方向外方に距離dだけシフトされ、その後逆向きの傾斜角度θで周方向に一方のスロット13側に延び、一方のスロット13のスロット開口側から第3層の第1直線部22aに連結されている。さらに、巻線体22の第1および第2直線部22a,22bの周方向間隔は、連続する6つのティース12bをまたぐスロット13の対のスロット形状に適合するように、径方向外方に向かって漸次広くなっている。ここで、径方向とはスロット深さ方向に相当する。
このように、一方のスロット13の第1層、第3層、第5層および第7層の第1直線部22aと他方のスロット13の第2層、第4層、第6層および第8層の第2直線部22bとが、それぞれ、第1および第2コイルエンド22c、22dにより螺旋状に連結されている。第1および第2直線部22a,22bの端部から第1および第2頂部22e,22fに至る傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2は、軸方向から見て、円弧状に形成されている。傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2の曲率は、外径側に位置する傾斜部ほど大きくなっている。そして、2つの巻線体22が共有するスロット13には、2つの巻線体22の第1および第2直線部22a,22bが、導体線25の長方形断面の長辺を周方向に向けて、径方向に1列に交互に並んで、収納されている。また、第1および第2コイルエンド22c,22dは、図10に示されるように、固定子鉄心11のティース12bの先端より径方向外方に位置し、スロット13の底部より径方向内方に位置している。
つぎに、巻線体22の製造方法について図13乃至図21を参照しつつ説明する。図13はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造工程のフローを説明する図、図14はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法におけるコイルエンド成形機の構成を説明する斜視図、図15はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法におけるコイルエンド成形機の金型を示す斜視図、図16はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における膨出部成形工程を説明する図、図17はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における膨出部成形工程を説明する図、図18はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における膨出部成形工程を説明する図、図19はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における膨出部成形工程を説明する図、図20はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法におけるクランク部成形工程を説明する図、図21はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法においてコイルエンド成形機により曲げ加工が施された導体線を示す正面図、図22はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法においてコイルエンド成形機により曲げ加工が施された導体線を示す平面図、図23はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における傾斜部・直線部成形機を示す斜視図、図24および図25はそれぞれこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における傾斜部成形工程を説明する工程図、図26はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における直線部成形工程を説明する工程図、図27はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法により製造された中間巻線体を示す正面図、図28はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法により製造された中間巻線体を示す上面図、図29はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法により製造された巻線体を示す上面図、図30はこの発明の実施の形態1に係る固定子巻線に用いられる巻線体の製造方法における円弧部成形工程を説明する図である。
ここでは、巻線体22の製造方法は、図13に示されるように、膨出部成形工程710、クランク部成形工程720、傾斜部・直線部成形工程810、および円弧部成形工程910を備える。
膨出部成形工程およびクランク部成形工程に用いられるコイルエンド成形機700は、図14に示されるように、固定ベース701と、長方形断面の導体線25の軸線方向Xに移動可能に固定ベース701に設置された膨出部成形用軸線スライド金型702と、軸線方向Xと直交する方向に移動可能に膨出部成形用軸線スライド金型702に設置された膨出部成形用直角スライド金型703と、導体線25の軸線方向Xに移動可能に固定ベース701に設置されたクランク部成形用軸線スライドクランパ704と、軸線方向Xと直交する方向に移動可能にクランク部成形用軸線スライドクランパ704に設置されたクランク部成形用直角スライドクランパ705と、軸線方向Xおよび上下方向に移動可能に配設されたクランク部成形用金型706と、を備える。クランク部成形用金型706は、図15に示されるように、クランク部成形用軸線スライドクランパ704とクランク部成形用直角スライドクランパ705の形状に合わせたコイル成形部706aを有している。
まず、膨出部成形工程710では、図16に示されるように、導体線25が軸線方向Xに設定された量送られ、膨出部成形用軸線スライド金型702と膨出部成形用直角スライド金型703との間に配置される。ついで、膨出部成形用直角スライド金型703が膨出部成形用軸線スライド金型702側に稼働される。これにより、導体線25は、図17に示されるように、膨出部成形用軸線スライド金型702と膨出部成形用直角スライド金型703とに挟み込まれ、逆U字状の膨出部22e1が成形される。
ついで、膨出部成形用直角スライド金型703が膨出部成形用軸線スライド金型702から離反する方向に稼働され、開放された導体線25が軸線方向Xに設定された量送られる。ついで、クランク部成形用直角スライドクランパ705がクランク部成形用軸線スライドクランパ704側に稼働され、図18に示されるように、膨出部22e1がクランク部成形用軸線スライドクランパ704とクランク部成形用直角スライドクランパ705により挟持される。ついで、クランク部成形用軸線スライドクランパ704が、軸線方向Xに、膨出部成形用軸線スライド金型702との間の間隔が最終成形目標間隔より設定された量長くなる位置に移動される。これにより、膨出部22e1が位置決めされる。
ここで、クランク部成形用軸線スライドクランパ704の軸線方向Xの停止位置は、最終成形体である巻線体22の第1および第2直線部22a,22bの長さおよび周方向間隔、第1および第2コイルエンド22c、22dの長さに加え、膨出部22e1,22f1の成形、およびクランク部22e2,22f2の成形による導体線25の軸線方向Xの縮小分を考慮して、設定される。さらに、クランク部成形用軸線スライドクランパ704の軸線方向Xの停止位置は、最終成形体である巻線体22の第1および第2直線部22a,22bの周方向間隔が径方向外方に向かって漸次広くなるように、膨出部成形用軸線スライド金型702から漸次遠くなるように制御される。このように、膨出部22e1,22f1が基準点となって、次の膨出部22e1,22f1を曲げ成形するピッチが管理される。
ついで、膨出部成形用直角スライド金型703が膨出部成形用軸線スライド金型702側に稼働され、図19に示されるように、逆U字状の膨出部22f1が成形される。
ついで、クランク部成形用金型706が下方に稼働され、図20に示されるように、コイル成形部706aによる曲げ加工が膨出部22e1に施され、クランク部22e2が膨出部22e1の中央部に成形される(クランク部成形工程720)。ついで、クランク部成形用金型706が上方に稼働され、クランク部成形用直角スライドクランパ705がクランク部成形用軸線スライドクランパ704から離反する方向に稼動され、膨出部成形用直角スライド金型703が膨出部成形用軸線スライド金型702から離反する方向に稼働され、導体線25が開放される。
この工程を繰返し行い、図21および図22に示されるように、クランク部22e2が形成された膨出部22e1とクランク部22f2が形成された膨出部22f1とが導体線25の軸線方向Xに設定されたピッチで交互に成形された中間導体線26が製造される。
なお、膨出部成形工程710では、膨出部成形用直角スライド金型703のみを稼働して、膨出部22e1,22f1を成形するものとしているが、膨出部成形用軸線スライド金型702と膨出部成形用直角スライド金型703とを稼働して膨出部22e1,22f1を成形してもよい。
また、クランク部成形工程720では、クランク部成形用直角スライドクランパ705のみを稼働して、膨出部22e1,22f1を固定するものとしているが、クランク部成形用軸線スライドクランパ704とクランク部成形用直角スライドクランパ705とを稼働して膨出部22e1,22f1を固定してもよい。
つぎに、傾斜部・直線部成形工程810に用いられる傾斜部・直線部成形機800は、図23に示されるように、クランク部22e2,22f2に対応する段差部801aを介してステップ状に形成された背面部801bが形成されたコイルエンド成形用固定金型801と、膨出部22e1,22f1を位置決めする膨出部802aが形成されたコイルエンド成形用可動金型802と、背面部801bに直交する軸周りに回動可能にコイルエンド成形用固定金型801に取り付けられ、第1および第2直線部22a,22bを曲げ成形する折り曲げ部803a,803bと、を備えている。
傾斜部・直線部成形工程810では、図24に示されるように、導体線25の膨出部22e1をコイルエンド成形用可動金型802の膨出部22e1に合わせ、導体線25を位置決めする。このとき、導体線25の膨出部22e1は段差部801aに位置し、導体線25の膨出部22e1の両側の部分は背面部801bに接している。ついで、図25に示されるように、コイルエンド成形用可動金型802をコイルエンド成形用固定金型801側に稼働し、導体線25をコイルエンド成形用固定金型801に押し当てる。これにより、導体線25がコイルエンド成形用固定金型801とコイルエンド成形用可動金型802との間に加圧挟持され、膨出部22e1が基準点となって、傾斜部22c1,22c2が膨出部22e1の両側に曲げ成形される。
ついで、図26に示されるように、折り曲げ部803a,803bを稼働し、コイルエンド成形用固定金型801とコイルエンド成形用可動金型802との間に加圧挟持された導体線25の延出部を折り曲げる。これにより、膨出部22e1が基準点となって、第1および第2直線部22a,22bが曲げ成形される。
この傾斜部・直線部成形工程810を繰り返し行い、膨出部22e1、22f1のそれぞれの両側に傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2と、第1および第2直線部22a,22bを成形し、中間巻線体22Aが作製される。
中間巻線体22Aは、図27および図28に示されるように、傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2が第1および第2直線部22a,22bと膨出部22e1,22f1とを直線的に連結するように形成されている点を除いて、巻線体22と同様に作製されている。
つぎに、円弧部成形工程910では、図30に示されるように、中間巻線体22Aの第2コイルエンド22dの隙間を有する傾斜部22d1,22d1間、および傾斜部22d2,22d2間のそれぞれに、円弧状の金型902,903,904、912,913,914を挿入する。ついで、上金型901,911と下金型902,912とで、金型902,903,904、912,913,914が挿入された第2コイルエンド22dを加圧挟持して、傾斜部22d1,22d2を円弧状に曲げ成形する。同様に、中間巻線体22Aの第1コイルエンド22cの隙間を有する傾斜部22d1,22d2を円弧状に曲げ成形する。これにより、図29に示されるように、巻線体22が作製される。
このように、実施の形態1による巻線体22の製造方法では、膨出部成形工程710において、先に曲げ成形された膨出部22e1,22f1を基準点として、次の膨出部22e1,22f1を曲げ成形するピッチを管理している。そこで、膨出部22e1,22f1の成形ピッチを変えることで、巻線体22の第1および第2直線部22a,22bの長さ、および第1および第2直線部22a,22bの列間の間隔を簡易に変更でき、固定子鉄心11の軸長や直径の変更に対応可能である。さらに、膨出部22e1,22f1の成形個数を変えることにより、巻線体22のターン数の変更にも簡易に対応できる。
膨出部成形工程710とクランク部成形工程720とに分けて第1および第2コイルエンド22c,22dの第1および第2頂部22e,22fを成形しているので、2次元的な複雑な形状の第1および第2頂部22e,22fを単純な機構で曲げ成形でき、装置の小型化および低コスト化が図られる。
膨出部成形工程710、クランク部成形工程720、傾斜部・直線部成形工程810、および円弧部成形工程910に分けられているので、タクトタイムの調整および生産管理が容易となる。
膨出部成形工程710では、先に曲げ成形された膨出部22e1,22f1を基準点として、次の膨出部22e1,22f1を曲げ成形しているので、膨出部22e1,22f1を精度よく成形できる。
膨出部成形工程710では、曲げ成形された膨出部22e1,22f1を設定された量送り出してクランク部成形用軸線スライドクランパ704とクランク部成形用直角スライドクランパ705とに挟持させ、クランク部成形用軸線スライドクランパ704を軸線方向Xに移動させ、クランク部成形用軸線スライドクランパ704(膨出部22e1,22f1)を設定位置に位置決めした後、次の膨出部22e1,22f1を曲げ成形している。そこで、導体線25の送り量だけでなく、基準点となる膨出部22e1,22f1を設定位置に位置決めしているので、膨出部22e1,22f1を高精度に曲げ成形できる。
傾斜部・直線部成形工程810では、膨出部22e1,22f1を基準点として、当該膨出部22e1,22f1の両側に傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2および第1および第2直線部22a,22bを曲げ成形しているので、傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2および第1および第2直線部22a,22bを精度よく曲げ成形できる。
傾斜部・直線部成形工程810により製造された中間巻線体22Aの傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2を円弧状に曲げ成形している。つまり、高い加工精度が要求される円弧部成形工程910が最終工程となるので、高精度の曲げ加工された円弧状の傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2を有する巻線体22を作製できる。
つぎに、巻線アッセンブリ21の組み立て方法について図31乃至図39を参照しつつ説明する。図31乃至図36はそれぞれこの発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリの組み立て方法を説明する斜視図、図37乃至図39はそれぞれこの発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリの組み立て方法における48番目の巻線体を組み込む手順を説明する模式図である。
ここで、説明の便宜上、巻線体22を組み付け順に巻線体221、巻線体222、巻線体223、巻線体2247、巻線体2248とする。
そして、図31に示されるように、1番目および2番目の巻線体221,222を軸方向高さ位置を揃えて周方向に隣接させる。ついで、図32に示されるように、2番目の巻線体222の第1直線部22aを、1番目の巻線体221の隙間dを有する第2直線部22b間に差し込む。ついで、2番目の巻線体222の第1直線部22aが、1番目の巻線体221の第1直線部22aから1スロットピッチ(1スロット間の角度)離間した位置となるまで、2番目の巻線体222を周方向に移動させる。これにより、2つの巻線体221,222が、図33に示されるように、組み立てられる。2つの巻線体221,222の組立体は、巻線体222の導体線25が巻線体221の導体線25間の隙間に入り込み、径方向に重なり合い、剛性が高まる。
ついで、図34に示されるように、3番目の巻線体223を巻線体221,222の組立体に軸方向高さ位置を揃えて周方向に隣接させる。ついで、図35に示されるように、3番目の巻線体223の第1直線部22aを、巻線体221,222の第2直線部22b間に差し込む。ついで、3番目の巻線体223の第1直線部22aが、2番目の巻線体222の第1直線部22aから1スロットピッチ(1スロット間の角度)離間した位置となるまで、3番目の巻線体223を周方向に移動させる。これにより、3つの巻線体221,222,223からなるサブアッセンブリ24が、図36に示されるように、組み立てられる。
さらに、巻線体22を順次、軸方向高さ位置を揃え、周方向に移動させて、47番目の巻線体2247まで組み上げる。47個の巻線体221〜2247が組み上げられた組立体23は、拡径されて、図37に示されるように、1番目の巻線体221と47番目の巻線体2247との間を48番目の巻線体2248の周方向幅より広げたC字状に成形される。
ついで、図38に示されるように、48番目の巻線体2248を47番目の巻線体2247側に組み付ける。さらに、図39に示されるように、C字状の組立体23の開口を閉じ、1番目の巻線体221と48番目の巻線体2248とを組み付け、図5に示される円環状の巻線アッセンブリ21が組み立てられる。このように組み立てられた巻線アッセンブリ21では、径方向に1列に並んだ8本の第1および第2直線部22a,22bが、1スロットピッチで周方向に48列配列される。
つぎに、巻線アッセンブリ21の固定子鉄心11への装着方法について図40乃至図43を参照しつつ説明する。図40乃至図43はそれぞれこの発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線アッセンブリを固定子鉄心に装着する方法を説明する図であり、図40および図41は巻線アッセンブリの装着前の状態を示し、図42は巻線アッセンブリの装着後の状態を示し、図43は巻線アッセンブリの装着後の状態を拡大して示している。なお、図41乃至図43は、便宜上、巻線アッセンブリ21は第1および第2直線部22a,22bのみで表されている。
まず、48個の鉄心ブロック12が、図40および図41に示されるように、ティース12bのそれぞれを、巻線アッセンブリ21の隣り合う第1および第2直線部22a,22bの列間の径方向外方に位置させるように、周方向に略等角ピッチで配列される。ついで、周方向に配列された鉄心ブロック12を、同時に径方向内方に移動させる。これにより、鉄心ブロック12のティース12bのそれぞれが隣り合う第1および第2直線部22a,22bの列間に挿入され、隣り合う鉄心ブロック12の周方向の側面同士が突き合わされて、鉄心ブロック12の径方向内方への移動が阻止され、図42および図43に示されるように、巻線アッセンブリ21が固定子鉄心11に装着される。そして、各スロット13内には、8本の第1および第2直線部22a,22bが、長方形断面の長辺を周方向に向けて、径方向に1列に整列されて並んで収納される。
このように、周方向に配列された鉄心ブロック12を内径側に移動させて、巻線アッセンブリ21に挿入することで、径方向に不揃いに並んでいる第1および第2直線部22a,22bが、隣り合う鉄心ブロック12のティース12bの間隔が狭まる動きにより整列される。さらに、径方向に整列された第1および第2直線部22a,22bの相互間の隙間が、鉄心ブロック12のコアバック部12aの内径側への移動により、縮小されて、なくなる。それにより、スロット13内の導体線25の占積率を向上させることができる。また、スロット13内の導体線25と鉄心ブロック12とが接しており、通電時に発熱体となる巻線アッセンブリ21から固定子鉄心11への伝熱性能を向上させることができるため、巻線アッセンブリ21の温度上昇を抑制し、電気抵抗の増加を抑制することができる。また、鉄心ブロック12は隣り合うティース12b間の間隔が徐々に狭まるように挿入されるので、固定子巻線20と鉄心ブロック12との接触面での摺動が抑えられ、導体線25の絶縁被膜の損傷を防止することができる。
第1および第2頂部22e,22fのクランク部22e1,22f1が径方向に第1および第2直線部22a,22bの径方向寸法に略等しい隙間dだけシフトするように構成されている。そこで、1つの巻線体22を、他の1つの巻線体22に、軸方向の高さ位置を合わせて、他の1つの巻線体22側に周方向に移動させることで、干渉無く組み付けることができ、巻線アッセンブリ21の組立性を向上することができる。
鉄心ブロック12のティース12bを巻線アッセンブリ21の外周側から第1および第2直線部22a,22bの列間に差し込む工程において、先細り状のティース12bを第1および第2直線部22a,22bの列間のそれぞれに外径側から挿入して径方向内方に移動させるので、巻線アッセンブリ21は、第1および第2直線部22a,22bが1列に整列化された状態で、固定子鉄心11に装着される。
このように構成された固定子10を用いた回転電機100は、固定子巻線20に設定された交流電力を給電することで、8極、48スロットのインナーロータ型の3相モータとして動作する。
なお、上記実施の形態1では、巻線体22の第1直線部22aの列と第2直線部22bの列とが、6スロット角度間隔離れているものとして説明しているが、列間の間隔は6スロット角度間隔に限定されない。例えば、スロット13が毎極毎相当たり1個の割合で形成されている場合には、第1直線部22aの列と第2直線部22bの列との列間の間隔を3スロット角度間隔とすれば、全節巻きの分布巻構造の固定子巻線が得られる。
実施の形態2.
図44はこの発明の実施の形態2に係る回転電機における巻線体の製造方法においてコイルエンド成形機により曲げ加工が施された導体線を示す正面図である。
この実施の形態2では、コイルエンド成形機における膨出部成形用軸線スライド金型702および膨出部成形用直角スライド金型703の形状を変更し、膨出部22e1,22f1と傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2とを同時に曲げ成形している。そこで、傾斜部成形工程が膨出部成形工程に含まれ、図44に示されるように、膨出部22e1,22f1と傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2とが導体線25に設定されたピッチで成形された中間導体線27が作製される。
この実施の形態2によれば、傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2が膨出部22e1,22f1の曲げ成形時に同時に曲げ成形されるので、傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2を精度よく成形できる。
実施の形態3.
図45はこの発明の実施の形態3に係る回転電機における巻線体の製造方法においてコイルエンド成形機により曲げ加工が施された導体線を示す正面図である。
この実施の形態3では、コイルエンド成形機における膨出部成形用軸線スライド金型702および膨出部成形用直角スライド金型703の形状を変更し、膨出部22e1,22f1と傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2とを同時に曲げ成形している。そこで、傾斜部成形工程が膨出部成形工程に含まれ、図45に示されるように、膨出部22e1,22f1と傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2とが導体線25に設定されたピッチで成形された中間導体線28が作製される。
この実施の形態3においても、傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2が膨出部22e1,22f1の曲げ成形時に同時に曲げ成形されるので、傾斜部22c1,22c2,22d1,22d2を精度よく成形できる。
なお、上記各実施の形態では、8極48スロットの電動機について説明しているが、極数およびスロット数は、8極48スロットに限定されない。
また、上記各実施の形態では、巻線体が導体線を螺旋状に4ターン巻回して構成されているものとしているが、導体線のターン数は4回に限定されず、2回以上であればよい。
また、上記各実施の形態では、長方形断面の導体線を用いて巻線体を作製しているが、円形断面の導体線を用いて巻線体を作製してもよい。この場合、導体線の曲げ加工が容易となる。
また、上記各実施の形態では、電機子巻線として固定子巻線について説明しているが、回転子巻線に適用しても、同様の効果を奏する。
また、上記各実施の形態では、本願を電動機に適用した場合について説明しているが、本願を発電機に適用しても、同様の効果を奏する。
また、上記各実施の形態では、本願を電動機に適用した場合について説明しているが、本願が適用できる電気機械は、電動機、発電機などの回転電機に限定されず、リニアモータなどの直動機に適用しても、同様の効果を奏する。この場合、巻線体のコイルエンドの傾斜部は円弧形に曲げ成形されず、直線状となっており、第1直線部の列と第2直線部の列との間の間隔は、一定となっている。
この発明による、絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した導体線を螺旋状にm回(但し、mは2以上の自然数)巻回して構成され、各列にm本並んで2列に配列された直線部、および列間で該直線部の端部間を連結するコイルエンドを有し、上記コイルエンドのそれぞれは、膨出部と、該膨出部と上記直線部とを連結する一対の傾斜部と、該膨出部の中央部に形成されて、該コイルエンドにより連結された該直線部を該直線部の配列方向に設定された量だけ変位させるクランク部と、を備えた、電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法は、上記導体線に設定されたピッチで上記膨出部を曲げ成形する膨出部成形工程と、上記膨出部の中央部に上記クランク部を曲げ成形するクランク部成形工程と、上記膨出部成形工程および上記クランク部成形工程の完了後、上記膨出部が設定されたピッチで形成され、上記クランク部が該膨出部のそれぞれに形成された上記導体線に、上記直線部を曲げ成形する直線部成形工程と、上記直線部成形工程に先立って、上記導体線の上記膨出部の両側に上記傾斜部を曲げ成形する傾斜部成形工程と、を備え、上記膨出部成形工程において、曲げ成形された上記膨出部を基準点として次の上記膨出部を曲げ成形する上記ピッチを管理し、次の上記膨出部を曲げ成形するのに先立って、基準点となる上記膨出部を把持して上記導体線送り方向に移動し、次の上記膨出部を曲げ成形する上記ピッチが設定されたピッチとなるように、基準点となる上記膨出部を位置決めする。
ついで、膨出部成形用直角スライド金型703が膨出部成形用軸線スライド金型702から離反する方向に稼働され、開放された導体線25が軸線方向Xに設定された量送られる。ついで、クランク部成形用直角スライドクランパ705がクランク部成形用軸線スライドクランパ704側に稼働され、図18に示されるように、膨出部22e1がクランク部成形用軸線スライドクランパ704とクランク部成形用直角スライドクランパ705により挟持される。ついで、クランク部成形用軸線スライドクランパ704が、軸線方向Xに、膨出部成形用軸線スライド金型702との間の間隔が最終成形目標間隔より設定された量長くなる位置に移動される。これにより、膨出部22e が位置決めされる。
つぎに、傾斜部・直線部成形工程810に用いられる傾斜部・直線部成形機800は、図23に示されるように、クランク部22e2,22f2に対応する段差部801aを介してステップ状に形成された背面部801bが形成されたコイルエンド成形用固定金型801と、膨出部22e 22f を位置決めする膨出部802aが形成されたコイルエンド成形用可動金型802と、背面部801bに直交する軸周りに回動可能にコイルエンド成形用固定金型801に取り付けられ、第1および第2直線部22a,22bを曲げ成形する折り曲げ部803a,803bと、を備えている。
傾斜部・直線部成形工程810では、図24に示されるように、導体線25の膨出部22e1をコイルエンド成形用可動金型802の膨出部802aに合わせ、導体線25を位置決めする。このとき、導体線25の膨出部22e1は段差部801aに位置し、導体線25の膨出部22e1の両側の部分は背面部801bに接している。ついで、図25に示されるように、コイルエンド成形用可動金型802をコイルエンド成形用固定金型801側に稼働し、導体線25をコイルエンド成形用固定金型801に押し当てる。これにより、導体線25がコイルエンド成形用固定金型801とコイルエンド成形用可動金型802との間に加圧挟持され、膨出部22e1が基準点となって、傾斜部22c1,22c2が膨出部22e1の両側に曲げ成形される。
つぎに、円弧部成形工程910では、図30に示されるように、中間巻線体22Aの第2コイルエンド22dの隙間を有する傾斜部22d1,22d1間、および傾斜部22d2,22d2間のそれぞれに、円弧状の金型902,903,904、912,913,914を挿入する。ついで、上金型901,911と下金型902,912とで、金型902,903,904、912,913,914が挿入された第2コイルエンド22dを加圧挟持して、傾斜部22d1,22d2を円弧状に曲げ成形する。同様に、中間巻線体22Aの第1コイルエンド22cの隙間を有する傾斜部22c 1 22c 2 を円弧状に曲げ成形する。これにより、図29に示されるように、巻線体22が作製される。
第1および第2頂部22e,22fのクランク部22e 22f が径方向に第1および第2直線部22a,22bの径方向寸法に略等しい隙間dだけシフトするように構成されている。そこで、1つの巻線体22を、他の1つの巻線体22に、軸方向の高さ位置を合わせて、他の1つの巻線体22側に周方向に移動させることで、干渉無く組み付けることができ、巻線アッセンブリ21の組立性を向上することができる。

Claims (8)

  1. 絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した導体線を螺旋状にm回(但し、mは2以上の自然数)巻回して構成され、各列にm本並んで2列に配列された直線部、および列間で該直線部の端部間を連結するコイルエンドを有し、
    上記コイルエンドのそれぞれは、膨出部と、該膨出部と上記直線部とを連結する一対の傾斜部と、該膨出部の中央部に形成されて、該コイルエンドにより連結された該直線部を該直線部の配列方向に設定された量だけ変位させるクランク部と、を備えた、電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法において、
    上記導体線に設定されたピッチで上記膨出部を曲げ成形する膨出部成形工程と、
    上記膨出部の中央部に上記クランク部を曲げ成形するクランク部成形工程と、
    上記膨出部成形工程および上記クランク部成形工程の完了後、上記膨出部が設定されたピッチで形成され、上記クランク部が該膨出部のそれぞれに形成された上記導体線に、上記直線部を曲げ成形する直線部成形工程と、
    上記直線部成形工程に先立って、上記導体線の上記膨出部の両側に上記傾斜部を曲げ成形する傾斜部成形工程と、を備えていることを特徴とする電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法。
  2. 上記膨出部成形工程において、曲げ成形された上記膨出部を基準点として次の上記膨出部を曲げ成形する上記ピッチを管理することを特徴とする請求項1記載の電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法。
  3. 次の上記膨出部を曲げ成形するのに先立って、基準点となる上記膨出部を把持して上記導体線送り方向に移動し、次の上記膨出部を曲げ成形する上記ピッチが設定されたピッチとなるように、基準点となる上記膨出部を位置決めすることを特徴とする請求項2記載の電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法。
  4. 基準点となる上記膨出部が位置決めされた後、上記クランク部成形工程を実施され、上記クランク部が位置決めされた上記膨出部の中央部に曲げ成形されることを特徴とする請求項3記載の電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法。
  5. 上記直線部成形工程において、上記膨出部を基準点として、上記直線部が該膨出部の両側に曲げ成形されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法。
  6. 上記直線部が上記膨出部の両側に曲げ成形されるのに先立って、上記傾斜部成形工程が実施され、上記傾斜部が、上記膨出部を基準点として、上記導体線の該膨出部の両側に曲げ成形されることを特徴とする請求項5記載の電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法。
  7. 上記膨出部成形工程が上記傾斜部成形工程を含み、上記膨出部と該膨出部の両側の上記傾斜部とが上記導体線に設定されたピッチで同時に曲げ成形されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法。
  8. 上記直線部成形工程の完了後、上記傾斜部を円弧状に曲げ成形する工程を備えていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法。
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