JPWO2013175634A1 - バックル - Google Patents
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Abstract
Description
このようなバックルにおいては、基本性能として着脱の容易性および結合維持の確実性が要求されるとともに、さらに結合操作時のガイド性の向上および全体的な軽量化が望まれている。
ソケットは中空筒状の本体を有し、この本体のプラグ側の端部に差込口が形成され、本体の両側には操作口が形成されている。ソケットには、差込口からプラグのロックアームが挿入され、係合部による係合が行われる。結合状態では、ロックアームの一部が操作口から露出しており、露出した部分を手で両側から摘むように操作することで、係合部による係合を解除することができる。
ガイドバーは、ソケット内に収容される構成とされるほか、ソケット本体にガイドバーに対応したV字状あるいはY字状の切欠きを形成し、プラグとソケットとが結合した状態でプラグのガイドバーがソケットの切欠きを埋めるようにした構成とされることもある。このようなソケットの切欠きを用いることで、バックルとしての厚みの抑制および軽量化が図られている。
このようなソケットの切欠きは、ソケット内に異物が入り込んだ際の排出にも有効であることが解っている。
しかし、これらの切欠きおよび操作口や差込口により、キャビティ内部が外部に開放される領域が拡張されているものの、従来のバックルでは、異物の排出性という点で十分でないという問題があった。
具体的に、ソケットの本体は、板状の表面部と裏面部とを向かい合わせ、その両側をそれぞれ側面部で連結することで扁平な筒状に形成される。筒状のソケット本体は、一方の端部の開口が差込口とされるとともに、反対側の開口に底面板が適宜配置される。底面板には水抜き口が適宜形成される。側面部の中間には操作口が形成され、この操作口は適宜表面部および裏面部までを切欠いて拡張される。
このようなソケットの基本構成により、表面部または裏面部に切欠きを拡張しても、ソケット内に入り込んだ異物に対する排出性を高めることができないという問題があった。
例えば、プラグとソケットとが分離された状態で、差込口からソケット内に異物が侵入したとしても、スリットに指あるいは棒状のものを挿入し、スリットに沿って差込方向の全長にわたり、ソケット内の異物を掻き出すことができる。
従来の筒型のソケットでは、このような差込方向の全長にわたるスリットが得られないため、ソケット内の異物の掻き出しに制約があった。これに対し、本発明のソケットでは、差込方向の全長にわたるスリットが形成されるため、ソケット全体にわたる異物の排出が容易かつ確実に行えるようになる。
さらに、本発明では、前述のような差込方向の全長にわたるスリットにより、ソケットの差込方向の長さを短くすることが可能であり、それに応じてプラグの長さも短くすることが可能であり、これらによりバックルの軽量化・小型化を一層促進することができる。
このような本発明では、一対のロックアームを表面部および裏面部の間のキャビティに収容することができ、一対のロックアームを用いるサイドリリースバックルに好適に利用できる。
このような本発明では、両側の各側面部によって、各表面部を裏面部に対して確実に接続することができる。そして、表面部、裏面部および側面部により、ソケットの差込方向に交差する断面がC字断面とされ、このC字断面が差込方向に連続するため、プラグの差し込みに干渉することがないとともに、前述したスリットによる異物排出を確実に行うことができる。
このような本発明においては、ソケットの底面部の裏面部側において、裏面部から起立する部分により、裏面部に沿ってソケットの幅方向に連続したリブが形成される。
例えば、前述した底面部がソケットの幅方向の全体に形成され、その表面部側にスリットに連続する切欠きが形成されている場合、この切欠きにより底面部が二分されることになるが、切欠きの残り部分により裏面部から起立する部分がリブ状に形成される。ソケットの両側に配置される表面部および二分された底面部は、リブ状の部分と底面部とにより互いに連結されるが、これらのリブ状の部分と底面部とは互いに交差方向に形成され、連結構造としての剛性ないしはソケットの底面部における剛性を高めることができる。
このような本発明では、表面部の辺縁がプラグ差込時のガイド構造を兼ねることができ、他のガイド構造等を必要としないので、ソケットにおける構造の簡素化および軽量化を促進することができる。
このような本発明では、差込口側からの挿入が容易に行え、ガイド性を良好にできる。
このような本発明では、前述のようにガイドバーによりガイド性が得られるとともに、結合時においてはガイドバーがスリットを塞ぐため、バックルとしての外観性を向上することができる。
このような本発明では、プラグとソケットとの結合操作時にはガイドバーにより前述のようなガイド機能が得られるとともに、プラグとソケットとの結合状態において、ガイドバーの段差と表面部のスリットに沿った辺縁とが嵌合することにより、プラグとソケットとの間に曲げ等の外力が作用した場合でも、互いの嵌合が抵抗して曲げ剛性を高めることができ、バックルとしての外れ防止に有効である。
このような本発明では、ソケット、具体的にはベルト装着部などを除くソケット本体に、これを縦断するスリットが形成されることで、ソケットが筒状ではなく断面がC字状に開いたものとなる。これにより、前述した本発明におけるC字断面に基づく効果を得ることができる。
図1に示すように、本実施形態のサイドリリースバックル1は、プラグ10と、このプラグ10が差込係合されるソケット20とを備えている。
本実施形態のサイドリリースバックル1は、一対のベルト端部(異なるベルトの端部または一本のベルトの両端部)を連結・分離するためのものであり、プラグ10およびソケット20はそれぞれベルト端部に装着するためのベルト装着部19,29を有する。
本実施形態のプラグ10およびソケット20は、それぞれ合成樹脂の射出成形によって一体成形されたものである。ただし、プラグ10およびソケット20は、合成樹脂に限らず金属など他の材質であってもよく、射出成形に限らず他の成形方法によるものであってもよい。
プラグ10は、基部11の一方の側にベルト装着部19が形成されるとともに、他方の側に一対のロックアーム12およびガイドバー13が形成され、ロックアーム12の先端部には突起状の係合部18が形成されている。
本実施形態において、ロックアーム12およびガイドバー13はソケット20に差し込まれる部分であり、これらが延びる方向をプラグ10の差込方向とする。また、ロックアーム12が並ぶ方向を幅方向、これらの差込方向および幅方向と交差する方向を厚み方向とする。
係合部18は、ロックアーム12の先端からプラグ10の厚み方向に突出して形成され、ロックアーム12の先端は側面から見た場合にT字状となっている(図2(B)参照)。
ロックアーム12がソケット20内に差し込まれた際に、ソケット20内側に形成された被係合部28(図3〜図6参照、詳細は後述)と係合し、これによりプラグ10とソケット20との結合が維持される。
ここで、ロックアーム12は、それぞれ中間部から先端部にかけて太く形成されており、さらに端側へ向けて互いに近接する方向に緩やかに湾曲されている。これにより、ユーザが中間部を摘む操作を行った場合あるいは先端の係合部18がソケット20でガイドされた場合など、互いにロックアーム12を近接させる向きの力が加えられた際には、ロックアーム12の全体で弾性変形する力を受け、主に基部11近くの細い部分で屈曲するようになっている。
ガイドバー13は全体としてY字状とされ、基部11側が二つに分岐され、一対の分岐部131が基部11の両側に接続されている。
一対の分岐部131と基部11との間には、プラグ10の表面側(図2(A)参照)から裏面側(図2(C)参照)まで貫通する開口部132とされている。
突条133は、図2(B)に示すように、裏面側の辺縁がガイドバー13の裏面に一致されている。一方、突条133の表面側は、ガイドバー13の表面側の辺縁から所定間隔を空けて、つまりガイドバー13の表面より一段低く形成されている。これにより、ガイドバー13の表面側の辺縁に沿って連続した段差134が形成されている。
一方、ガイドバー13の裏面側は、その基部11側では基部11の裏面側と連続しているが、ガイドバー13の先端側(基部11から離れた側)では基部11の裏面側に対して厚み方向に凹んでおり、これらの間には段差135が形成されている(図2(B)参照)。
ガイドバー13の裏面側の段差135は、開口部132の周囲に沿って形成されている。さらに、ガイドバー13の先端側の裏面側には凹部136が形成されている(図2(C)参照)。
ソケット20は、前述したプラグ10のロックアーム12およびガイドバー13が差し込まれる本体21を有する。本体21は、一方の端部がロックアーム12およびガイドバー13が差し込まれる差込口201とされ、他方の端部にベルト装着部29が形成されている。
本実施形態のソケット20および本体21において、ロックアーム12およびガイドバー13が差し込まれる方向が差込方向であり、ロックアーム12が並ぶ方向を幅方向、これらの差込方向および幅方向と交差する方向を厚み方向とする。
表面部22は、それぞれ本体21の両側に沿って差込方向へ延びる帯状とされ、本体21の表面側の外面を形成している。
裏面部23は、差込方向および幅方向に延びる板状とされ、本体21の裏面側の外面を形成している。
表面部22から底面部26に沿った部分には、それぞれ傾斜面227が形成されている(図3(A)および図1参照)。この傾斜面227は、プラグ10のガイドバー13先端に形成された傾斜面137と同じ長さおよび角度で形成されている。
表面部22および裏面部23は、交差方向の側面部24,25および底面部26で連結されることで、これらの表面部22、裏面部23、側面部24,25および底面部26で構成される本体21の剛性が確保される。
操作口203は、前述したキャビティ202に連通され、プラグ10およびソケット20が結合状態のとき(図8〜図10あるいは図12参照)、キャビティ202に差し込まれているロックアーム12の中間部を露出させる。この操作口203により、外部からロックアーム12に対する解除操作を行うことができる。
なお、操作口203は、側面部24,25の間つまり本体21の側面に開口するだけでなく、表面部22および裏面部23にも湾曲状に入り込み、ロックアーム12に対する解除操作が容易に行えるように形成されている。
本体21は、裏面部23の両側が側面部24,25を介して表面部22に連続した構成とされ、一対の表面部22がスリット204により分離されている。これにより、本体21は、その差込方向の全長にわたって、差込方向と交差する断面形状がC字状の断面とされている(図5および図6参照)。
底面部26には表面側から裏面側へ向けて切欠き261が形成され、この切欠き261はスリット204に連続されており、本体21の内部空間は差込口201からスリット204を経て切欠き261まで貫通する連続した大きな開口部により外部に開放されている。
このようなリブ状部262があることで、切欠き261で分けられた底面部26の両側部分はリブ状部262で連結され、底面部26は本体21の幅方向の全長にわたって連続した板状とされている。このように底面部26と裏面部23とが、本体11の幅方向の全長にわたって互いに交差することによって、裏面部23ないし本体21の剛性が確保されている。
図3(C)および図4〜図6に示すように、各対の被係合部28は、表面部22および裏面部23の内側の2カ所にそれぞれ対向配置されている。被係合部28は、それぞれ底面部26向きの段差面を有し、ロックアーム12の先端の一対の係合部18と係合して、その差込口201側への移動(抜け出し)を規制する。
なお、裏面部23側の被係合部28については、裏面部23を貫通する貫通孔281の差込口201側の内面により形成されている。
これらのガイド部材223,233により、プラグ10とソケット20とを結合する際に、差込口201に差し込まれたロックアーム12の先端の係合部18がガイドされ、一対のロックアーム12が互いに近接するように絞られた状態とされ、被係合部28に係合部18が填り込むようになっている。
図4〜図6に示すように、裏面部23の内面には、ガイド段差231が形成され、このガイド段差231は差込口201に沿った辺縁として側面部24まで連続している。このガイド段差231は、前述した表面部22の辺縁221と同じ円弧状とされている。
これらの辺縁221およびガイド段差231により、プラグ10とソケット20とを結合する際に、差込口201に差し込まれたガイドバー13がガイドされ、辺縁221およびガイド段差231に挟まれた領域に収容されるようになっている。
本実施形態では、前述したプラグ10およびソケット20を、図7のように向かい合わせたうえ、プラグ10をソケット20に差し込み、図8〜図10に示す結合状態とする。
プラグ10のガイドバー13は、表面側においてガイドバー13の先端側から分岐部131にかけて段差134が形成された部分で最も突出しており、その先端は一様に基部11の表面側と同じ面内とされている。
一方、ガイドバー13の裏面側は、基部11の裏面側との間に段差135があり、基部11の裏面側よりも窪んだ位置にある。
ここで、ガイドバー13の表面側と表面部22の外面とは同じ高さに配置され、互いに連続面を形成する。この際、表面部22の辺縁221は、ガイドバー13の表面側の段差134に収容され、突条133は表面部22の内側のキャビティ202内に収容される(図9の点線表示参照)。このとき、辺縁221はその先端縁がガイドバー13の側面(段差134部分、突条133のない部分)に当接し、辺縁221の内側(裏面側)は突条133の表面側の狭い領域に当接する(図6の一点鎖線表示参照)。
これにより、ガイドバー13と表面部22とは、差込方向および厚み方向の何れにも互いに係合され、互いに変位を規制される。
さらに、ガイドバー13がスリット204内に収容された状態では、ガイドバー13の先端の傾斜面137と本体21の傾斜面227とが連続面を形成する。
このように、プラグ10とソケット20とを結合状態とした際には、ソケット20の各部外面が連続面を形成し、滑らかな外観とすることができる。
図11および図12に示すように、ガイドバー13を表裏逆向きにして差込口201からソケット20内へと差し込んだ場合でも、ガイドバー13は、表面側では一対の辺縁221でガイドされ、裏面側ではガイド段差231でガイドされ、スリット204の間に収容される。
図13に示すように、スリット204からはガイドバー13の裏面側の凹部136などが露出する。
図12および図14に示すように、ガイドバー13の裏面側の段差135は、表面部22の外面より突出した状態とされる。
そして、表裏逆向きにした状態では、ガイドバー13の裏面側の段差135が表面部22の外面より突出した状態となり、あるいはスリット204からガイドバー13の裏面側の凹部136などが露出する。このような相違により、結合されたプラグ10およびソケット20が、表裏逆向きの状態であることを識別することができる。
例えば、プラグ10とソケット20とが分離された状態で、差込口201からソケット20内に異物が侵入したとしても、スリット204に指あるいは棒状のものを挿入し、または圧縮気体をノズルから噴射してエアーブローによりスリット204に沿って差込方向の全長にわたり、ソケット20内の異物を掻き出すことができる。
本実施形態では、底面部26に切欠き261を形成し、スリット204が差込口201から切欠き261まで本体21を貫通するように形成したため、ソケット20を縦断するスリット204による確実な異物排出機能を得ることができる。
本実施形態において、ガイド機能をになう表面部22の辺縁221は、差込口201側が拡がりかつスリット204側に膨らんだ円弧状に形成されているため、差込口201側からのプラグ10の挿入が容易に行え、ガイド性を良好にできる。
その他、本実施形態の説明中に述べた各効果も本実施形態の効果として奏することができる。
例えば、プラグ10の傾斜面137およびソケット20の傾斜面227は本発明に必須ではなく、適宜省略してもよい。
図7(B)に示すように、ソケット20は、裏面部23から起立した底面部26が傾斜面227を介して表面部22に連結されているが、底面部26や傾斜面227に相当する部分を側面、断面から見て円弧状、曲線状に形成して裏面部23と表面部22を連結してもよい。その場合には、底面部26や傾斜面227が表面部22の一部となっており、ソケット20の形状に合わせプラグ10のガイドバー13の傾斜面137も円弧状、曲線状にすることも可能である。底面部26は裏面部23と表面部22を連結する部分となればよい。
ガイドバー13の段差134と表面部22の辺縁221とが係合する構成は本発明に必須ではなく、ガイドバー13の全体が表面部22の辺縁221の内側に収まる構成であってもよい。
しかし、本発明はこのような形状に限定されず、例えば曲率が一様な円弧状であってもよく、あるいは一部で屈曲するが直線的な部分が連続する形状、差込方向に沿って直線的に延びる形状等であってもよい。
各図において、本実施形態のバックル1Aは、前述した図1〜図14の実施形態のバックル1に対して、傾斜面137,227およびリブ状部262が省略されているとともに、表面部22の辺縁221およびこの辺縁に臨むガイドバー13の辺縁の形状が異なる。ただし、本実施形態の他の構成については前述した図1〜図14の実施形態と同じである。
本実施形態のガイドバー13は、前述した実施形態と同様に、表面側の辺縁が表面部22の辺縁221に対応する形状とされ、この辺縁には突条133および段差134が形成されており、ガイドバー13の段差134と表面部22の辺縁221とが係合可能である。
各図において、本実施形態のバックル1Bは、前述した図1〜図14の実施形態のバックル1に対して傾斜面137,227、リブ状部262、突条133および段差134が省略されているとともに、ガイドバー13の形状が異なり、表面部22の辺縁221の形状も異なる。ただし、本実施形態の他の構成については前述した図1〜図14の実施形態と同じである。
本実施形態のガイドバー13は、基部11から突出する一本の棒状とされ、結合状態ではスリット204の間に収容される。収容された状態では、ガイドバー13の表面側の辺縁が表面部22の辺縁221に沿って対向され、ガイドバー13の表面側と表面部22とは連続面とされる。つまり、図1の実施形態あるいは図15の実施形態と異なり、ガイドバー13が段差134で辺縁221に係合する構造とはなっていない。
底面部26は省略してもよく、この場合、側面部24,25による支持剛性を高めて裏面部23,側面部24,25を含めたC字断面を維持できるように配慮することが望ましい。
また、側面部24,25は2カ所に限らず、1カ所だけあるいは3カ所以上であってもよい。側面部が一カ所であっても、ソケット20の差込方向の全長にわたっていれば十分な剛性を確保することも可能である。側面部が一カ所で小規模な場合は底面部26と組み合わせることが望ましい。
その他、各部の寸法形状および材質は、実施にあたって適宜選択することができる。
10…プラグ
11…基部
12…ロックアーム
13…ガイドバー
131…分岐部
132…開口部
133…突条
134,135…段差
136…凹部
137…傾斜面
18…係合部
19…ベルト装着部
20…ソケット
201…差込口
202…キャビティ
203…操作口
204…スリット
21…本体
22…表面部
221…辺縁
223,233…ガイド部材
227…傾斜面
23…裏面部
231…ガイド段差
24,25…側面部
26…底面部
261…切欠き
262…リブ状部
28…被係合部
281…貫通孔
29…ベルト装着部
Claims (9)
- プラグ(10)と、このプラグ(10)が差し込まれる差込口(201)を有するソケット(20)とを備え、
前記ソケット(20)は、前記プラグ(10)の差込方向と交差する幅方向に並列配置された一対の表面部(22)と、前記表面部(22)の各々に対向配置された裏面部(23)と、前記差込口(201)とは反対側に配置されて前記表面部(22)と前記裏面部(23)とを連結する底面部(26)と、前記一対の表面部(22)の間に形成されるスリット(204)と、を備え、
前記スリット(204)が、前記差込口(201)から前記差込方向へ延びて前記ソケット(20)の前記底面部(26)と前記表面部(22)とを貫通していることを特徴とするバックル。 - 請求項1に記載されたバックルにおいて、
前記プラグ(10)は、基部(11)と、この基部(11)から前記差込方向に延びかつ係合部(18)が形成された一対のロックアーム(12)とを有し、
前記ソケット(20)は、前記表面部(22)と前記裏面部(23)との間に前記ロックアーム(12)を収容可能なキャビティ(202)を有し、前記表面部(22)および前記裏面部(23)に前記係合部(18)と係合可能な被係合部(28)を有することを特徴とするバックル。 - 請求項1または請求項2に記載されたバックルにおいて、
前記ソケット(20)は、前記幅方向の両側に、前記表面部(22)と前記裏面部(23)とを連結しかつ前記差込方向へ連続した少なくとも一対の側面部(24,25)を有することを特徴とするバックル。 - 請求項3に記載されたバックルにおいて、
前記底面部(26)には、前記スリット(204)に連続した切欠き(261)が形成され、
前記底面部(26)は、前記裏面部(23)から起立した部分(262)によって、前記切欠き(261)で幅方向へ分けられた前記底面部(26)の両側部分が連結されていることを特徴とするバックル。 - 請求項1から請求項4の何れかに記載されたバックルにおいて、
前記プラグ(10)は、前記差込方向に延びるガイドバー(13)を有し、
前記表面部(22)は、前記スリット(204)に臨む辺縁(221)が、前記ガイドバー(13)に当接するガイドとして形成されていることを特徴とするバックル。 - 請求項5に記載されたバックルにおいて、
前記表面部(22)の前記辺縁(221)は、前記差込口(201)側が拡がっていることを特徴とするバックル。 - 請求項6に記載されたバックルにおいて、
前記ガイドバー(13)は、前記スリット(204)内に収容された状態で、前記ガイドバー(13)の表面が前記表面部(22)の表面と連続面を形成することを特徴とするバックル。 - 請求項6または請求項7に記載されたバックルにおいて、
前記ガイドバー(13)は、前記ガイドバー(13)の表面の辺縁に、前記表面部(22)の前記辺縁(221)と係合する段差を有することを特徴とするバックル。 - プラグ(10)と、このプラグ(10)が差し込まれる差込口(201)を有するソケット(20)とを備え、
前記ソケット(20)は、前記プラグ(10)の差込方向へ前記ソケット(20)を縦断するスリット(204)を有し、前記差込方向と交差する断面形状がC字状に開いていることを特徴とするバックル。
Applications Claiming Priority (1)
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