JPWO2013150898A1 - マスク移動装置、マスク保持装置、露光装置及び基板処理装置 - Google Patents

マスク移動装置、マスク保持装置、露光装置及び基板処理装置 Download PDF

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Abstract

パターンを有するマスクを保持してマスクを移動させるマスク移動装置であって、円筒面を有し、前記円筒面に沿ってマスクを取り外し可能に保持する保持部と、前記保持部を円筒面の周方向に沿って回転させる駆動部と、円筒面の周方向に沿って保持部に設けられ、保持部の位置情報の検出に用いられる被検出部とを備える。

Description

本発明は、マスク移動装置、マスク保持装置、露光装置及び基板処理装置に関する。
本願は、2012年4月3日に出願された日本国特願2012−084817号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
ディスプレイ装置などの表示装置(表示パネル)を構成する表示素子として、例えば液晶表示素子、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)素子が知られている。現在、これらの表示素子では、各画素に対応して基板表面に薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)を形成する能動的素子(アクティブデバイス)が主流となってきている。
近年では、可撓性を有するシート状の基板(例えばフィルム部材など)上に表示素子を形成する技術が提案されている。このような技術として、例えばロール・トゥ・ロール方式(以下、単に「ロール方式」と表記する)と呼ばれる手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。ロール方式では、基板供給側の供給用ローラーに巻かれた帯状の基板を送り出すと共に送り出された基板を基板回収側の回収用ローラーで巻き取りながら基板を搬送する。
基板が送り出されてから巻き取られるまでの間、複数の処理装置により、TFTを構成するゲート電極、ゲート酸化膜、半導体膜、ソース・ドレイン電極等が形成される。その後、表示素子の他の構成要素が基板上に順次形成される。例えば基板上に有機EL素子を形成する場合には、発光層や陽極、陰極、電気回路などが基板上に順次形成される。これらの構成要素は、例えばマスクを介した露光光で基板を露光する露光装置などを用いて、例えばフォトリソグラフィ法を用いて形成される場合がある。
露光装置のマスクの一例として、例えば円筒型のマスクが知られている。このような円筒型マスクは、パターンを有する回転体を有している。この回転体は、例えば円筒形状又は円柱形状に形成されており、その円筒面上にパターンが形成されている。円筒型のマスクを用いることにより、ステージを往復運動させたり、マスクを保持する複数のステージを用いたりする必要が無く、コストを低減することができる。また、被露光体を一方向に移動させることで被露光体上の複数箇所にパターンを転写することができるため、ステージの加減速の回数を低減させることができる。その結果として、露光精度を向上させることができる。
国際公開第2006/100868号
しかしながら、従来の円筒型マスクでは、回転体の円筒面上にパターンが一体的に形成されているため、例えばマスクを交換する際に回転体ごと交換する必要がある。このため、マスクの位置がずれてしまうなどメンテナンスが煩雑になる虞がある。
本発明の態様は、メンテナンス性に優れたマスク移動装置、マスク保持装置、露光装置及び基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様に従えば、パターンを有するマスクを保持してマスクを移動させるマスク移動装置であって、円筒面を有し、当該円筒面に沿ってマスクを取り外し可能に保持する保持部と、当該保持部を円筒面の周方向に沿って回転させる駆動部と、円筒面の周方向に沿って保持部に設けられ、保持部の位置情報の検出に用いられる被検出部とを備えるマスク移動装置が提供される。
本発明の第二の態様に従えば、パターンを有するマスクを保持するマスク保持装置であって、円筒面を有し、該円筒面に沿ってマスクを取り外し可能に保持する保持部と、円筒面の円周方向に沿って保持部に設けられ、該保持部の位置情報の検出に用いられる被検出部と、を備えるマスク保持装置が提供される。
本発明の第三の態様に従えば、マスクに形成されるパターンを基板に転写する露光装置であって、マスクを保持して移動させるマスク移動装置と、基板を搬送する搬送装置と、当該搬送装置に搬送される基板にパターンの像を投影する投影光学系とを備え、マスク移動装置として、本発明の第一の態様に従うマスク移動装置が用いられている露光装置が提供される。
本発明に第四の態様に従えば、基板を搬送する基板搬送部と、基板を処理する基板処理部と、を備え、基板処理部は、本発明の露光装置を有する基板処理装置が提供される。
本発明の態様によれば、メンテナンス性に優れたマスク移動装置を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係るデバイス製造システムの構成を示す図である。 本実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 本実施形態に係るマスク移動装置の構成を示す図である。 本発明の第二実施形態に係るマスク移動装置の構成を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 本実施形態に係るマスク移動装置の構成を示す図である。 本実施形態の変形例に係るマスク移動装置の構成を示す図である。 本実施形態の変形例に係るマスク移動装置の構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態のデバイス製造システム1(フレキシブル・ディスプレー製造ライン)の一部の構成を示す図である。ここでは、供給ロールFR1から引き出された可撓性の基板S(シート、フィルム等)が、順次、n台の処理装置U1,U2,U3,U4,U5,・・・Unを経て、回収ロールFR2に巻き上げられるまでの例を示している。
図1において、直交座標系XYZは、基板Sの表面(又は裏面)がXZ面と垂直となるように設定され、基板Sの搬送方向(長尺方向)と直交する幅方向がY軸方向に設定されるものとする。なお、その基板Sは、予め所定の前処理によって、その表面を改質して活性化したもの、或いは、表面に精密パターニングの為の微細な隔壁構造(凹凸構造)を形成したものでも良い。
供給ロールFR1に巻かれている基板Sは、ニップされた駆動ローラーDR1によって引き出されて処理装置U1に搬送される。基板SのY軸方向(幅方向)の中心は、エッジポジションコントローラーEPC1によって、目標位置に対して±十数μm〜数十μm程度の範囲に収まるようにサーボ制御される。
処理装置U1は、印刷方式で基板Sの表面に感光性機能液(フォトレジスト、感光性カップリング材、感光性親撥液改質剤、感光性メッキ還元剤、UV硬化樹脂液等)を、基板Sの搬送方向(長尺方向)に関して連続的又は選択的に塗布する塗布装置である。処理装置U1内には、基板Sが巻き付けられる圧胴ローラーDR2、この圧胴ローラーDR2上で、基板Sの表面に感光性機能液を一様に塗布する為の塗布用ローラー等を含む塗布機構Gp1、基板Sに塗布された感光性機能液に含まれる溶剤または水分を急速に除去する為の乾燥機構Gp2等が設けられている。
処理装置U2は、処理装置U1から搬送されてきた基板Sを所定温度(例えば、数十℃〜120℃程度)まで加熱して、表面に塗布された感光性機能層を安定に定着する為の加熱装置である。処理装置U2内には、基板Sを折返し搬送する為の複数のローラーとエア・ターン・バー、搬入されてきた基板Sを加熱する為の加熱チャンバー部HA1、加熱された基板Sの温度を、後工程(処理装置U3)の環境温度と揃うように下げる為の冷却チャンバー部HA2、ニップされた駆動ローラーDR3等が設けられている。
処理装置U3は、処理装置U2から搬送されてきた基板Sの感光性機能層に対して、ディスプレイ用の回路パターンや配線パターンに対応した紫外線のパターニング光を照射する露光装置である。処理装置U3内には、基板SのY軸方向(幅方向)の中心を一定位置に制御するエッジポジションコントローラーEPC、ニップされた駆動ローラーDR4、所定のテンションでX方向に搬送される基板Sの裏面をエアベアリングの層で平面支持する基板搬送装置ST、及び、基板Sに所定の弛み(あそび)DLを与える為の2組の駆動ローラーDR6、DR7等が設けられている。
さらに処理装置U3内には、外周面にシート状の透過マスクが巻き付けられて、Y軸と平行な中心線の回りに回転するマスク移動装置DMと、そのマスク移動装置DMに巻き付けられたマスクにY軸方向に延びたスリット状の露光用照明光を照射する照明ユニットIUと、基板搬送装置STによって平面状に支持される基板Sの一部分に、マスク移動装置DMに巻き付けられたマスクパターンの一部分の像を投影する投影光学系PLと、投影されるマスクパターンの一部分の像と基板Sとを相対的に位置合せ(アライメント)する為に、基板Sに予め形成されたアライメントマーク等を検出するアライメント顕微鏡AMと、シート状の透過マスクの複数枚を収納可能なマスクカセットMCと、及び、露光すべき透過マスクをマスクカセットMCから取り出してマスク移動装置DMの外周面に巻付ける為のマスク搬送機構MLと、が設けられている。
図1に示した処理装置U3(露光装置)の詳細な構成と動作については後で説明する。処理装置U3は、マスク移動装置DMの外周面にシート状の透過型マスクを貼り付けて円筒状のマスク体とする露光装置であれば、投影方式に限られず、円筒状マスク体と基板Sとを所定の間隙(数十μm以内)で近接させるプロキシミティ方式、或いは、円筒状マスク体の外周に基板Sを巻付けるコンタクト方式の露光装置であっても良い。
そのようなプロキシミティ方式やコンタクト方式の場合は、マスク移動装置DMの内部に照明ユニットを配置し、内部から外周面の透過マスクに向けて照明光を照射するように構成すれば良い。
本実施形態ではシート状の透過型マスクをマスク移動装置DMに巻き付けて円筒状マスク体とする。しかし、シート状の反射型マスク(パターンを高反射部と低反射部とで形成)をマスク移動装置DMに巻き付ける円筒状マスク体としても良い。
図1の処理装置U4は、処理装置U3から搬送されてきた基板Sの感光性機能層に対して、湿式による現像処理、無電解メッキ処理等のような各種の湿式処理の少なくとも1つを行なうウェット処理装置である。処理装置U4内には、Z軸方向に階層化された3つの処理槽BT1、BT2、BT3と、基板Sを折り曲げて搬送する複数のローラーと、ニップされた駆動ローラーDR8等が設けられている。
処理装置U5は、処理装置U4から搬送されてきた基板Sを暖めて、湿式プロセスで湿った基板Sの水分含有量を所定値に調整する加熱乾燥装置であるが、詳細は省略する。その後、幾つかの処理装置を経て、一連のプロセスの最後の処理装置Unを通った基板Sは、ニップされた駆動ローラーDR1を介して回収ロールFR2に巻き上げられる。その巻上げの際も、基板SのY軸方向(幅方向)の中心、或いはY軸方向の基板端が、Y軸方向にばらつかないように、エッジポジションコントローラーEPC2によって、駆動ローラーDR1と回収ロールFR2のY軸方向の相対位置が逐次補正制御される。
上位制御装置5は、製造ラインを構成する各処理装置U1〜Unの運転を統括制御するものであり、各処理装置U1〜Unにおける処理状況や処理状態の監視、処理装置間での基板Sの搬送状態のモニター、事前・事後の検査・計測の結果に基づくフィードバック補正やフィードフォワード補正等も行なう。
本実施形態で使用される基板Sは、例えば、樹脂フィルム、ステンレス鋼等の金属又は合金からなる箔(フォイル)等である。樹脂フィルムの材質は、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、エチレンビニル共重合体樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、セルロース樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、酢酸ビニル樹脂のうち1又は2以上を含む。
基板Sは、各種の処理工程において受ける熱による変形量が実質的に無視できるように、熱膨張係数が顕著に大きくないものを選定することが望ましい。熱膨張係数は、例えば、無機フィラーを樹脂フィルムに混合することによって、プロセス温度等に応じた閾値よりも小さく設定されていてもよい。無機フィラーは、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、酸化ケイ素等でもよい。また、基板Sは、フロート法等で製造された厚さ100μm程度の極薄ガラスの単層体であってもよいし、この極薄ガラスに上記の樹脂フィルム、箔等を貼り合わせた積層体であってもよい。
また、本実施形態で使用される基板Sは、そのような材料を20μm〜数百μm程度の厚みに成形したシート状又はフィルム状のフレキシブルな基板であり、一定幅(例えば10cm〜2m程度)の長尺体として数十m〜数千m程度の長さ分をロールに巻いた形態で提供される。ここで可撓性(フレキシブル)とは、基板に自重程度の力を加えても線断したり破断したりすることはなく、前記基板を撓めることが可能な性質をいう。また、自重程度の力によって屈曲する性質も可撓性に含まれる。また、上記可撓性は、前記基板の材質、大きさ、厚さ、又は温度などの環境、等に応じて変わり得るものである。フレキシブルな基板として主に利用されるものとして、PET、PEN等がある。
本実施形態のデバイス製造システム1は、デバイス(ディスプレーパネル等)製造のための各種の処理を、基板Sに対して繰り返し、或いは連続して実行する。各種の処理が施された基板Sは、デバイスごとに分割(ダイシング)されて、複数個のデバイスになる。基板Sの寸法は、例えば、幅方向(短尺となるY軸方向)の寸法が10cm〜2m程度であり、長さ方向(長尺となるX軸方向)の寸法が10m以上である。基板Sの幅方向(短尺となるY軸方向)の寸法は、10cm以下であってもよいし、2m以上であってもよい。基板Pの長さ方向(長尺となるX軸方向)の寸法は、10m以下であってもよい。
次に、処理装置U3(露光装置)の構成について説明する。
図2は、処理装置U3として用いられる露光装置EXの構成を示す図である。 露光装置EXは、マスクMに形成されたパターンPmの像を基板Sに投影する装置である。露光装置EXは、図2に示すように、マスクMを照明する照明ユニットIUと、マスクMを保持して移動及び回転可能なマスク移動装置DMと、基板Sに対してパターンPmの像を投影する投影装置PUと、基板Sを搬送する基板搬送装置STとを有している。
照明ユニットIUは、マスクMに露光光を照明する。照明ユニットIUは、複数の照明光学系ILを有している。なお、図2においては、図示を判別しやすくするため、照明光学系ILを一つだけ示している。照明光学系ILから射出される露光光は、複数の方向からマスクMに対して照射される(例えば+X軸方向及び−X軸方向から照射される)。
マスク移動装置DMは、保持部40及び駆動部41(調整部、第二調整部、第三調整部、第四調整機構、移動部)を有している。保持部40は、概形として円筒状に形成されており、その外周面に相当する円筒面40aに沿ってマスクMを保持するように形成されている。保持部40は、円筒面40aの円周方向に沿って(すなわち、円筒面40aの中心軸線としての軸線C回りに)回転可能に設けられている。駆動部41は、保持部40を円筒面40aに沿って回転駆動させると共に、保持部40を図中X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向へ移動させることができる。なお、駆動部41は、図2に示すように、保持部40がX軸方向に平行に移動するように案内するガイド41aを有している。
マスクMとしては、シート状に形成された反射型マスクが用いられる。マスクMには、パターンPmが形成されている。マスクMは、パターンPmが円筒面40aに沿って配置されるように保持部40に保持される。
投影装置PUは、複数の投影光学系PLを有している。なお、図2においては、図示を判別しやすくするため、投影光学系PLを一つだけ示している。本実施形態では、各投影光学系PLとして、例えばマスクMに形成されたパターンPmの像を拡大して投影する拡大光学系(すなわち、投影倍率として拡大倍率を有する光学系)が用いられている。ただし、各投影光学系PLは、拡大光学系に限定されず、等倍又は縮小倍の投影倍率を有する光学系とすることもできる。
また、各投影光学系PLは、投影像(パターンPmの像)の投影位置を基板Sの表面に沿った方向(XY平面に沿った方向)へ調整可能な調整機構をそれぞれ備えている。この調整機構として、例えば図2に示すように、露光光を透過させるとともに、投影光学系PLの光軸に対して傾斜可能(すなわち、光軸に垂直な軸線HVa回りに回転可能)に設けられた平行平板ガラスHVを用いることができる。各投影光学系が、基板Sの幅方向(Y軸方向)に沿った軸線HVa回りに回転可能な平行平板ガラスHVを備えることで、パターンPmの像の投影位置は、基板Sの搬送方向(X軸方向)に沿って調整可能とされる。
基板搬送装置STは、投影装置PUによってパターンPmの像が投影される各投影領域PAを経由するように基板Sを搬送する。基板搬送装置STは、基板支持部80、搬送ローラー81及び搬送ローラー82を有している。また、基板搬送装置STは、基板支持部80をX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動させると共に、θY方向に回転させる駆動部83を有している。
基板搬送装置STの基板支持部80は、円筒状に形成されており、投影光学系PLによるパターンPmの像の投影領域PAに対応した位置に配置されている。基板支持部80の外周面は、基板Sを支持する支持面80aとなっている。なお、基板支持部80に図示しないエアベアリング機構が設けられており、このエアベアリング機構によって基板Sを支持面80a上に非接触に支持する構成としても良い。搬送ローラー81及び82は、基板Sを+X軸方向へ搬送する。
図3は、マスク移動装置DMの構成を示す図である。図2及び図3に示すように、マスク移動装置DMの保持部40は、反射鏡42(被検出部)を有している。反射鏡42は、保持部40のうち−Y軸側の端面40cに固定されている。反射鏡42は、円環状に形成されている。反射鏡42は、保持部40の円筒面40aに沿って形成されており、円筒面40aの円周方向に一周に亘って設けられている。反射鏡42は、−Y軸側に向けられた光反射面42a(反射部)を有する。光反射面42aは、保持部40の−Y軸側に配置された干渉計43からの測定光(検出光)を反射する。
干渉計43は、光反射面42aのY軸方向の変位を検出する。干渉計43は、光反射面42aに測定光を照射すると共に、この測定光の反射光を参照光と干渉させ、干渉光を検出する構成である。このような干渉計43としては、例えば公知のレーザー干渉計などを用いることができる。
干渉計43は、複数設けられ、光反射面42aのうち複数の位置に測定光を照射する。図3では、干渉計43が2つ設けられ、光反射面42aのうち+X軸側の端部、−X軸側の端部の2箇所に測定光を照射する構成が示されているが、これに限られることは無い。干渉計43は、光反射面42aのY軸方向への平行移動や、光反射面42aがθZ方向に回動移動について検出可能である。干渉計43の測定光の照射位置を増加させることにより、光反射面42aの変位や傾きなどを高精度に検出可能である。
駆動部41は、保持部40を保持する軸部材44を有する。軸部材44は、保持部40のうちY軸方向の両端面(2つの底面)にそれぞれ接続されている。軸部材44は、保持部40を回転可能に保持する。軸部材44は、ガイド41aに沿ってX軸方向に移動可能である。また、軸部材44は、チルト機構41bによってθZ方向に回転可能である。
2つの軸部材44がガイド41aに沿ってX軸方向の同一側(+X軸側又は−X軸側)に移動することにより、2つの軸部材44の移動に伴って保持部40がX軸方向に移動する。また、軸部材44がチルト機構41bによってθZ方向に回転することにより、保持部40の軸線CがY軸に対して傾くことになる。このように、駆動部41によってX軸方向への移動量及びθZ方向への回転量を調整することにより、保持部40の位置や姿勢が調整可能である。
次に、上記のように構成されたデバイス製造システム1において、露光装置EXによって処理を行う場合の動作を説明する。この場合、まず保持部40にマスクMを取り付ける。その後、上位制御装置5は、照明ユニットIUからマスクMのパターンPmに対して露光光を照射させる。投影光学系PLは、このパターンPmの像を基板Sの投影領域PAに投影する。
この状態で、上位制御装置5は、駆動部41によって保持部40を回転させつつ、基板Sを+X軸方向に搬送させる。この動作により、基板Sが、パターンPmの像によって+X軸側から−X軸側へと順に露光される。このとき、上位制御装置5は、円筒面40aに沿ったマスクMの移動速度(周速度)に対する基板Sの長さ方向への移動速度の比が、第一投影光学系の投影倍率(拡大倍率)と等しくなるように、保持部40の回転速度と基板Sの移動速度とを調整しつつ、駆動部41及び駆動部83にこの動作を行わせる。これにより、基板Sに露光領域が形成される。
本実施形態では、上記動作を行う際、基板Sに形成される露光領域の位置精度を高めるため、マスクMの位置及び姿勢を定期的に調整する。上位制御装置5は、例えば上記の2つの干渉計43によって反射鏡42の光反射面42aに測定光を照射し、反射光を参照光と干渉させて干渉光を検出させる。
このとき、光反射面42aが静止している場合には干渉計43の計測結果は一定の値を維持する。一方、保持部40がY軸方向に移動することで光反射面42aがY軸方向に移動したり、保持部40がθZ方向に回転することで光反射面42aの+X軸側端部と−X軸側端部との間の相対位置が変化したりする場合、干渉計43の測定結果において上記一定の値に対してズレが生じる。干渉計43の測定結果にズレが生じた場合、上位制御装置5は、干渉計43の計測結果が上記一定の値に戻るように駆動部41を用いて保持部40の位置調整を行わせる。このため、マスクMの回転軌道にバラつきが生じることなく、上記露光動作を行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、パターンPmを有するシート状のマスクMを保持してこのマスクMを移動させるマスク移動装置DMは、円筒面40aを有し、この円筒面40aに沿ってマスクMを取り外し可能に保持する保持部40と、この保持部40を円筒面40aの周方向に沿って回転させる駆動部41と、円筒面40aの周方向に沿って保持部40に設けられ、保持部40の位置情報の検出に用いられる反射鏡42とを備えることとした。そのため、干渉計43を用いて保持部40の位置情報を検出することができる。
また、本実施形態によれば、干渉計43の検出結果に基づいて駆動部41(調整部)が保持部40の位置及び姿勢のうち少なくとも一方を調整する構成である。そのため、マスクMの回転軌道にバラつきが生じるのを防ぐことができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態を説明する。本実施形態では、マスク移動装置の一部の構成が第一実施形態とは異なっている。そのため、この相違点を中心に説明する。
図4は、本実施形態に係るマスク移動装置DM2の構成を示す図である。図4に示すように、保持部40の円筒面40aには、マーク部242が形成されている。マーク部242は、円筒面40aの円周方向に沿って形成された第一マーク部242aと、円筒面40aの軸線方向(Y軸方向)に沿って形成された第二マーク部242bとを有する。
第一マーク部242aは、円筒面40aの軸線方向(Y軸方向)の両端辺にZ軸方向に関して平行に形成されており、それぞれこの両端辺から一定の距離だけ離れた位置に配置されている。また、第二マーク部242bは、円筒面40aの軸線方向(Y軸方向)に平行な直線上に並ぶように複数配置されている。
保持部40の近傍には、このマーク部242を撮像する撮像部243が設けられている。撮像部243は、マーク部242を撮像することにより、保持部40の位置情報を取得する。この保持部40の位置情報は、保持部40とマスクMとの間の位置に関する情報である。
撮像部243は、第一撮像部243a及び第二撮像部243bを有する。第一撮像部243aは、保持部40に保持された状態のマスクMのうち円筒面40aの軸線方向(Y軸方向)の両端辺Maと第一マーク部242aとを重ねて撮像する。第二撮像部243bは、保持部40に保持された状態のマスクMのうち円筒面40aの円周方向の両端辺Mbと第二マーク部242bとを重ねて撮像する。
なお、第一撮像部243a及び第二撮像部243bの撮像対象領域は円筒面40aの一部に固定されている。保持部40がθZ方向に回転することにより、第一撮像部243aは、円筒面40aの円周方向の一周に亘って撮像可能となる。また、回転方向に移動するマスクMの両端辺Mbと第二マーク部242bとが撮像領域を通過する際に、第二撮像部243bはこれらを重ねて撮像する。
第一撮像部243aは、第一マーク部242aの変位を位置情報として取得すると共に、第一マーク部242aとマスクMの端辺Maとの距離の変化を位置情報として取得する。また、第二撮像部243bは、第二マーク部242bの変位を位置情報として取得すると共に、第二マーク部242bとマスクMの端辺Mbとの距離を位置情報として取得する。
上位制御装置5は、撮像部243を介して取得した位置情報に基づいて、マスクMのパターンPmが円筒面を円周方向に平行に移動するように、駆動部41を用いて保持部40の位置及び姿勢のうち少なくとも一方を調整させる。この動作により、マスクMと保持部40との間の位置関係が調整される。
以上のように、本実施形態によれば、被検出部として、保持部40の位置情報の検出に用いられるマーク部242を備えることとした。そのため、撮像部243を用いて保持部40の位置情報を検出することができる。また、本実施形態によれば、撮像部243の検出結果に基づいて駆動部41(第二調整部)が保持部40の位置及び姿勢のうち少なくとも一方を調整する構成である。すなわち、本実施形態のマスク移動装置DM2は、撮像部243によって取得された位置情報に基づいて、少なくとも保持部40とマスクMとの間の位置関係を調整させる第二調整部を更に備える。そのため、マスクMの回転軌道にバラつきが生じるのを防ぐことができる。
尚、本実施形態では、保持部40の外周面に巻き付けられるマスクMと保持部材40との相対的な位置誤差(配置誤差)を計測する為に、第一撮像部243aが保持部40の第一マーク部242aと共にマスクMの端辺Maを検出し、第二撮像部243bが保持部40の第二マーク部242bと共にマスクMの端辺Mbを検出するとした。
しかしながら、例えば、マスクMの端辺Maと端辺Mbのそれぞれの近傍に、第一マーク部242aや第二マーク部242bと重ならないように、少しだけ回転の軸線方向或いは周方向にシフトさせた特定の形状のマスク側マーク部を、回転の周方向に沿って連続的又は離散的に形成したマスクMを用いても良い。
この場合、第一撮像部243aは、マスクMの透明領域を介して保持部40の第一マーク部242aを検出すると共に、マスクMのマスク側マーク部を検出し、第二撮像部243bは、マスクMの透明領域を介して保持部40の第二マーク部242bを検出すると共に、マスクMのマスク側マーク部を検出する。
透明領域が存在しないマスクMの場合は、上述のようにマスクMの端辺Ma、Mbを検出することになるので、各端辺Ma、Mbはその内側のパターンPmに対する基準辺として直線性良く作られている必要がある。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態を説明する。本実施形態では、基板支持部80の構成が上記各実施形態とは異なっているため、この点を中心に説明する。
図5は、本実施形態に係る露光装置EXの構成を示す図である。図6は、基板支持部80の構成を示す図である。図6においては、基板支持部80の支持面80aに基板Sが支持された状態が示されている。
図5及び図6に示すように、基板支持部80の一部には、パターン板385が設けられている。パターン板385の表面385aは、円筒面を構成する支持面80aの一部である。この表面385aには、図6に示すように、基準パターン387が形成されている。また、パターン板385は、基板支持部80のうちY軸方向の中央部に配置されている。なお、図6に示すように、パターン板385を基板支持部80のY軸方向の端部に配置させた構成としても構わない。図6において、検出部386は本来、パターン板385(あるいは基準パターン387)のZ軸方向上に配置されるが、機能を説明するためにパターン板385(あるいは基準パターン387)のX軸側に図示している。
基板支持部80の内部には、基準パターン387を検出する検出部386が設けられている。検出部386として、例えば光センサなどが用いられている。基板支持部80及びパターン板385は、検出部386による基準パターン387の検出が可能となるように、光透過可能な材料を用いて形成されている。検出部386及びパターン板385は、基板支持部80と一体的に設けられている。したがって、基板支持部80がθZ方向に回転すると、検出部386及びパターン板385は、基板支持部80の回転に伴ってθZ方向に回転移動する。
基準パターン387が基板支持部80の+Z軸側端部に配置された状態で、パターンPmの像を基板Sに投影すると、このパターンPmの像が基準パターン387に重なる。検出部386は、このときの基準パターン387とパターンPmの像とを重ねて検出し、両者の位置関係を位置情報として取得する。
この場合、例えば図6に示すように、予めマスクMに形成された位置情報検出用のパターンの像Pmaを基板Sに投影することができる。この像Pmaは、支持面80aの円周方向及び軸線方向(Y軸方向)において、基準パターン387との位置関係を判別しやすい形状に形成されている。
なお、図6には、像Pmaが基準パターン387に対して初期の位置にある状態が示されている。この場合、像Pmaは、基板Sに投影された状態で基準パターン387を円周方向に挟む位置に配置され、軸線方向(Y軸方向)の寸法が基準パターン387の寸法とほぼ等しくなっている。
ここで、基準パターン387に対して像Pmaの位置がずれている場合には、上記上位制御装置5は、図6に示すように像Pmaが基準パターン387に対して初期の位置に配置されるように、駆動部41(第三調整部)を用いて保持部40の位置及び姿勢のうち少なくとも一方を調整する。すなわち、検出部386による検出結果に基づいて、保持部40の位置、保持部40の姿勢、及び、保持部40とマスクMとの間の位置関係、のうち少なくとも1つが、駆動部41(第三調整部)によって調整されてもよい。これにより、マスクMの位置及び姿勢のうち少なくとも一方が変化するため、像Pmaの投影位置が調整される。
なお、例えば図6に示すように、基板Sのうち投影領域PAから外れた非投影領域PBにアライメントマーク390が形成されている場合、アライメント顕微鏡AM(第二検出部)の検出結果と検出部386の検出結果とを用いて保持部40の位置及び姿勢のうち少なくとも一方を調整するようにしても構わない。すなわち、アライメント顕微鏡AM(第二検出部)による検出結果に基づいて、保持部40の位置、保持部40の姿勢、及び、保持部40とマスクMとの間の位置関係、のうち少なくとも1つが、駆動部41(第四調整機構)によって調整されてもよい。また、検出部386の位置は、基板支持部80の内部に限られず、基板支持部80の外部(例、基板支持部80から離れた位置:図6において一点鎖線で示す)に設けられた構成であっても構わない。
以上のように、本実施形態によれば、被検出部として、基板支持部80に基準パターン387が設けられることとした。そのため、検出部386を用いて保持部40の位置情報を検出することができる。また、本実施形態によれば、検出部386の検出結果に基づいて駆動部41が保持部40の位置及び姿勢のうち少なくとも一方を調整する構成である。そのため、マスクMの回転軌道にバラつきが生じるのを防ぐことができる。
尚、基板支持部80の支持面80aに基板Sが支持された状態で、マスクMに形成された位置情報検出用のパターンの像Pmaと基準パターン387との位置ずれを検出部386で計測する際、基準パターン387が+Z軸側端部に配置するように基板支持部80を回転させたときに、基準パターン387上の基板Sが透明であると言う条件が必要となる。基板Sに露光するマスクMのパターンPmが、第一露光(First Shot)用のものであれば、基板SをPETやPENとすることで、その条件は満たされる。
一方、第二露光(Second Shot)以降の重ね合わせ露光の場合は、基板S上にそれ以前のパターン層が形成されている為、上記条件が満たされない場合もあり得る。その場合は、基板Sの長尺方向(基板の搬送方向)に繰り返し形成される幾つかのパターン領域(表示パネル領域)毎に、基板支持部80の支持面80aの全周長よりも長い隙間領域(透明)を基板S上に設定すると良い。例えば、基板S上に、長尺方向に沿って数個〜数十個の表示パネル領域を密に並べて形成した後、支持面80aの全周長よりも長い隙間領域(透明部)を空けて、再び、長尺方向に沿って数個〜数十個の表示パネル領域を密に並べて形成するようにする。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記実施形態においては、マスクMとしては、反射型マスクが用いられた構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無い。例えば、露光光を透過する透過型のマスクを用いた構成であっても構わない。また、上記実施形態においては、マスクMとして、シート状に形成された構成を例に挙げて説明した。しかし、シート状に限られることは無く、例えば板状など、他の形状に形成された構成であっても良い。
この場合、例えば図7及び図8に示す構成とすることができる。図7及び図8ように、保持部40のうちマスクMが保持される領域には、露光光を透過させるための開口部40bが形成されている。また、この場合、照明ユニットIUが保持部40の軸線方向(Y軸方向)上に配置されている。照明ユニットIUは、この保持部40の軸線方向(Y軸方向)から保持部40の内部に露光光を到達させ、保持部40の内部に配置されたミラー470によって露光光を開口部40bへ反射させる構成となっている。
また、図8に示すように、保持部40のうちマスクMを保持するマスク保持部材441及びマスク保持部材451がY軸方向に移動可能な構成としても構わない。この場合、マスク保持部材441を移動させる駆動部440と、マスク保持部材451を移動させる駆動部450とを適宜用いることで、マスクMのY軸方向の位置を微調整することができる。また、上記第一実施形態で用いられた反射鏡42がマスク保持部材441に取り付けられた構成としても構わない。
なお、上述の各実施形態は、適宜に組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
S…基板 U3…処理装置 DM…マスク移動装置 EX…露光装置 M…マスク Pm…パターン PU…投影装置 IL…照明光学系 PA…投影領域 C…軸線 Ma、Mb…端辺 Pma…像 PB…非投影領域 5…上位制御装置 40…保持部 40a…円筒面 40c…端面 40b…開口部 41…駆動部 41a…ガイド 41b…チルト機構 42…反射鏡 42a…光反射面 44…軸部材 80…基板支持部 80a…支持面 83…駆動部 242…マーク部 242a…第一マーク部 242b…第二マーク部 243…撮像部 243a…第一撮像部 243b…第二撮像部 385…検出部386…パターン板 385a…表面 387…基準パターン 390…アライメントマーク 440…駆動部 441…マスク保持部材 450…駆動部 451…マスク保持部材 470…ミラー

Claims (25)

  1. パターンを有するマスクを保持して前記マスクを移動させるマスク移動装置であって、
    円筒面を有し、前記円筒面に沿って前記マスクを取り外し可能に保持する保持部と、
    前記保持部を前記円筒面の周方向に沿って回転させる駆動部と、
    前記円筒面の周方向に沿って前記保持部に設けられ、前記保持部の位置情報の検出に用いられる被検出部と
    を備えるマスク移動装置。
  2. 前記被検出部は、前記被検出部に照射される検出光を反射する反射部を有する
    請求項1に記載のマスク移動装置。
  3. 前記反射部は、前記円筒面の軸線方向の端部に設けられている
    請求項2に記載のマスク移動装置。
  4. 前記反射部は、前記円筒面の円周方向に一周に亘って設けられている
    請求項2又は請求項3に記載のマスク移動装置。
  5. 前記反射部に前記検出光を照射し、反射された前記検出光に基づいて前記位置情報を取得する干渉計を更に備える
    請求項2から請求項4のうちいずれか一項に記載のマスク移動装置。
  6. 前記干渉計によって取得された前記位置情報に基づいて、前記保持部の位置、前記保持部の姿勢のうち少なくとも1つを調整させる調整部を更に備える
    請求項5に記載のマスク移動装置。
  7. 前記被検出部は、マーク部を有する
    請求項1から請求項6に記載のマスク移動装置。
  8. 前記マーク部は、前記円筒面に設けられている
    請求項7に記載のマスク移動装置。
  9. 前記マーク部を撮像することで前記位置情報を取得する撮像部
    を更に備える請求項7又は請求項8に記載のマスク移動装置。
  10. 前記撮像部によって取得された前記位置情報に基づいて、少なくとも前記保持部と前記マスクとの間の位置関係を調整させる第二調整部を更に備える
    請求項9に記載のマスク移動装置。
  11. 前記保持部は、前記円筒面の軸線方向に前記マスクを移動可能な移動部を有する
    請求項1から請求項10のうちいずれか一項に記載のマスク移動装置。
  12. 前記保持部は、前記円筒面のうち前記マスクが保持される領域の一部に開口部を有する
    請求項1から請求項11のうちいずれか一項に記載のマスク移動装置。
  13. パターンを有するマスクを保持するマスク保持装置であって、
    円筒面を有し、前記円筒面に沿って前記マスクを取り外し可能に保持する保持部と、
    前記円筒面の円周方向に沿って前記保持部に設けられ、前記保持部の位置情報の検出に用いられる被検出部と、
    を備えるマスク保持装置。
  14. マスクに形成されるパターンを基板に転写する露光装置であって、
    前記マスクを保持して移動させるマスク移動装置と、
    前記基板を搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置に搬送される前記基板に前記パターンの像を投影する投影光学系と
    を備え、
    前記マスク移動装置として、請求項1から請求項12のうちいずれか一項に記載のマスク移動装置が用いられている
    露光装置。
  15. 前記搬送装置は、前記基板を支持する支持面が形成された基板支持部を有し、
    前記投影光学系は、前記基板のうち前記支持面に支持される部分に前記像を投影可能である
    請求項14に記載の露光装置。
  16. 前記基板支持部は、前記支持面に基準パターンを有し、
    前記投影領域に投影された前記像の一部と前記基準パターンとを検出する検出部を更に備える
    請求項15に記載の露光装置。
  17. 前記検出部は、前記基板支持部の内部に設けられている
    請求項16に記載の露光装置。
  18. 前記基準パターン及び前記検出部は、前記基板支持部と一体的に設けられている
    請求項17に記載の露光装置。
  19. 前記支持面は、円筒状に形成されており、
    前記基準パターン及び前記検出部は、前記支持面の軸線方向の端部又は中央部のうち少なくとも一方に設けられている
    請求項17又は請求項18に記載の露光装置。
  20. 前記検出部の検出結果に基づいて、前記保持部の位置、前記保持部の姿勢、及び、前記保持部と前記マスクとの間の位置関係、のうち少なくとも1つを調整させる第三調整部を更に備える
    請求項16から請求項19のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  21. 前記基板のうち前記像が投影される領域から外れた非投影領域を検出可能な第二検出部を更に備える
    請求項16から請求項20のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  22. 前記第二検出部は、前記基板支持部の外部に設けられている
    請求項21に記載の露光装置。
  23. 前記第二検出部は、前記基板支持部から離れた位置に設けられている
    請求項22に記載の露光装置。
  24. 前記第二検出部による検出結果に基づいて、前記保持部の位置、前記保持部の姿勢、及び、前記保持部と前記マスクとの間の位置関係、のうち少なくとも1つを調整する第四調整機構を更に備える
    請求項21から請求項23のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  25. 基板を搬送する基板搬送部と、
    前記基板を処理する基板処理部と、を備え、
    前記基板処理部は、請求項14から請求項24のうちいずれか一項に記載の露光装置を有する
    基板処理装置。
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