JP6069941B2 - 投影露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、投影露光装置及びデバイス製造方法に関するものである。
液晶表示素子等の大画面表示素子においては、平面状のガラス基板上にITO等の透明電極やSi等の半導体物質を堆積した上に金属材料を蒸着し、フォトレジストを塗布して回路パターンを転写し、転写後にフォトレジストを現像後、エッチングすることで回路パターン等を形成している。ところが、表示素子の大画面化に伴ってガラス基板が大型化するため、基板搬送も困難になってきている。そこで、可撓性を有する基板(例えば、ポリイミド、PET、金属箔等のフィルム部材など)上に表示素子を形成するロール・トゥ・ロール方式(以下、単に「ロール方式」と表記する)と呼ばれるプロセス技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示されたプロセスでは、印刷方式(インクジェット等の液滴法)によって、一連のパターニング工程を実現しているが、要求されるパターニング微細度(線幅等)が数十μmから数μm程度に高まると、ロール方式のプロセスにおいても、光パターニング(露光技術)が必要になるものと予想されている。
その場合、一定速度で送られる可撓性の長尺状のフィルムやシートの光感応層に、有機EL等による表示デバイス(ディスプレーパネル)用のマスクパターンを連続的に繰り返して忠実に転写する投影型の露光装置が必要であり、そのような露光装置として、円筒状の透過型マスクを使った露光技術が提案されている(特許文献2参照)。
また、連続的な繰り返し露光の為に、反射型の円筒状マスクを使って、半導体ウェハ上の複数のショット領域を走査露光する露光装置も提案されている(特許文献3参照)。
国際公開第2008/129819号 国際公開第2011/129369号 国際公開第2008/029917号
しかしながら、上述したような従来技術には、以下のような問題が存在する。
透過型の円筒マスクの場合には、特許文献2に開示されているように、円筒マスクの内部を中空にして露光用の光(照明光やマスクパターンからの結像光)を円筒マスクの外周方向に向ける必要がある為、円筒マスクの構造、露光装置側の構成が複雑になる傾向がある。一方、反射型の円筒マスクを用いる場合には、マスクの外周空間に、露光用の照明光を照射する照明光学系と、外周面に形成されたパターンからの反射光を基板(フィルムやシート)に向けて投影する投影光学系とを設ける必要があり、要求される解像力や転写忠実度等を満たす為には、同様に、装置側の構成が複雑になる懸念がある。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、装置の構成をシンプルにできる投影露光装置及びデバイス製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、反射型マスクに形成されたパターンを感応基板上に投影露光する投影露光装置であって、反射型マスクと感応基板との間に反射型マスクのパターンの中間像を形成する第1結像光学系と、中間像を感応基板上に再結像する第2結像光学系とを有する投影光学系と、反射型マスクのパターンを照明するための照明光を生成する照明系と、第1結像光学系と第2結像光学系との間で中間像が形成される空間に配置され、照明系からの照明光が第1結像光学系を介して反射型マスクのパターンに向かうように導くとともに、反射型マスクのパターンからの結像光が第1結像光学系を介して第2結像光学系に向かうように導く光分割器と、を備えた投影露光装置が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、回転可能な円筒マスクの周面に沿って形成された表示デバイス用の反射型のパターンを、可撓性の長尺シート基板の感応表面に連続的に繰り返し投影露光する投影露光装置であって、所定の曲率半径で湾曲した外周面を有し、外周面に倣ってシート基板を支持する基板支持部材と、円筒マスクと基板支持部材との間に、反射型のパターンの中間像を形成する第1結像光学系と、基板支持部材で支持されたシート基板の感応表面上に、中間像を再結像する第2結像光学系と、円筒マスクの反射型のパターンを照明するための照明光を生成する照明系と、第1結像光学系と第2結像光学系との間で中間像が形成される空間に配置され、照明系からの照明光が前記第1結像光学系を介して円筒マスクに向かうように導くとともに、反射型のパターンからの反射光が第1結像光学系を介して第2結像光学系に向かうように導く光分割器と、を備えた投影露光装置が提供される。
本発明の第3の態様に従えば、本発明の第1または第2の態様の投影露光装置を用いて基板を露光することと、露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明では、反射型マスクを用いた場合でも、装置の構成をシンプルにできる投影露光装置及びデバイス製造方法を提供することが可能となる。
第1実施形態に係る投影露光装置の概略的な構成図。 第2実施形態に係る投影露光装置の概略的な構成図。 第3実施形態に係る投影露光装置の概略的な構成図。 第3実施形態の他の実施例を示す概略的な構成図。 第4実施形態に係る投影露光装置の概略的な構成図 第5実施形態に係る投影露光装置の概略的な平面図。 第5実施形態に係る投影露光装置の概略的な正面図。 デバイス製造システムSYSの一部の構成を示す図。
以下、本発明の投影露光装置及びデバイス製造方法の実施の形態を、図1ないし図図8を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、投影露光装置の第1実施形態について、図1を参照して説明する。
図1は、投影露光装置を原理的に示す概略的な構成図である。
投影露光装置EXは、マスクMのパターンを感応基板Pに転写するものであって、照明系IL、投影光学系PL、マスク保持部MU、基板保持部PU、光分割器DL、制御部CONTを備えている。
なお、本実施形態では、鉛直方向をZ方向とし、マスク保持部MU及び基板保持部PUの回転軸線と平行な方向をY方向とし、Z方向及びY方向と直交する方向をX方向として説明する。
マスク保持部MUは、円筒面に沿って反射型のマスクMのパターンを保持して、Y軸と平行な回転軸線周りに回転するものである。パターンとしては、液晶表示デバイスや有機EL表示デバイス、プラズマ表示デバイス等の表示デバイスを駆動するための電極、発光層等のパターンが挙げられ、パターンを有するシート状のマスクMを円筒体の外周面に沿って保持する構成や、マスクMとしての円筒体の外周面にパターンが直接的に形成されている構成等を採ることができる。マスク保持部MU(マスクM)は、制御部CONTの制御下で駆動装置DMにより回転駆動される。
基板保持部PUは、外周面の一部で長尺シート状の感応基板Pを倣わせて保持する回転ドラム(基板支持部材)PUaを備えている。回転ドラムPUaは、外周面としてマスク保持部MUの回転軸線と平行な中心軸から一定半径の円筒面を有し、該中心軸の回りに回転可能な円筒ドラムである。基板保持部PU(回転ドラムPUa及び感応基板P)は、制御部CONTの制御下で駆動装置DPにより回転駆動される。
照明系ILは、制御部CONTの制御下で光源LSから出射された光を用いて、マスクMを照明するための照明光の面光源を光分割器DLにおける分離面DLaに形成する。
光分割器DLは、入射した照明光ELのうち、例えばS偏光の光を反射し、P偏光の光を透過する上述した分離面DLaを備えている。光分割器DLの第1結像光学系PF1側(マスクM側)には、偏光状態を変化させるための位相調整部10が設けられている。位相調整部10としては、例えば、λ/4板が設けられている。
投影光学系PLは、光分割器DLよりもマスクM側に設けられた第1結像光学系PF1と、光分割器DLよりも基板P側に配置された第2結像光学系PF2とを有している。第1結像光学系PF1は、分離面DLaで分離された照明光ELによりマスクMを照明させるとともに、照明光ELで照明されたマスクMのパターンの中間像を分離面DLa上に位置する中間像面Dfに形成する。第2結像光学系PF2は、光分割器DLを透過した上記中間像を感応基板P上に再結像するものである。
制御部CONTは、駆動装置DM、DPを介して、マスク保持部MUと基板保持部PUとを所定の回転速度比で同期回転させることによって、円筒状のマスクMの外周に形成されたパターンの像が、回転ドラムPUaの外周面の一部に巻き付けられた感応基板Pの表面(円筒面に倣って湾曲した面)に連続的に繰り返し投影露光される。
上記構成の投影露光装置EXにおいては、光源LSから出射された照明光ELは、S偏光が光分割器DLの分離面DLaで反射し、位相調整部10及び第1結像光学系PF1を介してマスクMのパターンを照明する。照明光ELで照明されたパターン像は、第1結像光学系PF1及び位相調整部10を介して光分割器DLに入射し、分離面DLaに中間像が形成される。このとき、照明光ELは、位相調整部10を二回透過しているため、位相がλ/2ずれることでP偏光の光として分離面DLa(中間像面Df)に達する。
分離面DLaに達したP偏光の光は、光分割器DLを透過した後に第2結像光学系PF2によって感応基板Pに達することにより、マスクMのパターンの像が感応基板P上に投影されて転写される。
そして、マスク保持部MUと、基板保持部PUとが同期回転し、マスクMと感応基板Pとが、例えば同じ周速度で移動することにより、マスクMのパターンが感応基板P上に連続的に転写される。
このように、本実施形態では、マスク保持部MUと基板保持部PUとの間に配置した第1、第2結像光学系PF1、PF2の間に光分割器DLを配置し、マスクMのパターンを照明するための照明光を当該光分割器DLから入射させるため、マスクの外周空間に照明光学系を設ける必要がなくなり、装置構成をシンプル化することができる。また、本実施形態では、マスク保持部MUが円筒面に沿ってマスクMを保持することから、マスクMのパターンを連続的に感応基板Pに転写することができ、効率的な露光処理を実施することが可能になる。
(第2実施形態)
次に、投影露光装置の第2実施形態について、図2を参照して説明する。
この図において、図1に示す第1実施形態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
上記第1実施形態では、投影露光装置EXを原理的に説明したが、第2実施形態では投影露光装置EXの具体的な構成について説明する。
図2に示す投影露光装置EXにおける照明系ILは、照明光ELの光路に沿って順次配列されたリレー光学系21、バンドルファイバ22、リレー光学系23、インテグレータロッド24、リレー光学系25、26を備えている。リレー光学系25、26の間には開口絞り27が配置されている。バンドルファイバ22は、光源LSからリレー光学系21を介して入射した光により、マスクMの照明領域と相似な面光源(例えば、Y方向に延びる矩形の面光源)を形成するものである。バンドルファイバ22によって形成された面光源は、リレー光学系23を介してインテグレータロッド24に入射して均一性が向上する。
均一性が向上してインテグレータロッド24の出射端に形成された面光源は、テレセントリックのリレー光学系25、26を介して、光分割器DLの分離面DLaに形成される。
光分割器DLは、照明系ILからの照明光ELが第1結像光学系PF1を介してマスクMのパターンに向かうように導くために、入射した光のうち、S偏光の光を分離面DLaにおいて反射するとともに、P偏光の光を分離面DLaにおいて透過させる偏光ビームスプリッタが用いられる。分離面DLaは、第1結像光学系PF1で形成される中間像面Dfの位置に配置される。
第1結像光学系PF1は、第1偏向部材50、第1レンズ群51、第1凹面鏡52、調整部53を備えている。第1レンズ群51における第1凹面鏡52近傍の瞳付近には、偏光状態を変化させるための位相調整部54が設けられている。位相調整部54としては、例えば、λ/8板が設けられている。
光分割器DLの分離面DLaに入射して反射されたS偏光の照明光ELは、第1偏向部材50の反射面50bで反射され、第1レンズ群51及び位相調整部54を通って第1凹面鏡52で反射され、再び第1レンズ群51及び位相調整部54を通って第1偏向部材50の反射面50aで反射され調整部53に入射する。調整部53は、マスクMのパターンの像面形状を、マスク保持部MUの円筒面の形状に応じて補正するものであり、マスクMの照明領域内の各点を主光線が円筒状のマスクMの曲率中心に向けて入射するように非球面に形成されている。第1偏向部材50の反射面50aで反射され、調整部53でマスクMへの入射方向を補正された照明光ELは、円偏光でマスクMを照明する。
マスクMのパターンからの結像光は、調整部53を介して第1偏向部材50の反射面50aで反射され、第1レンズ群51及び位相調整部54を通って第1凹面鏡52で反射され、再び第1レンズ群51及び位相調整部54を通って第1偏向部材50の反射面50bで反射され、光分割器DLに入射して中間像面Dfに中間像が形成される。また、第1結像光学系PF1を通った照明系ILからの照明光EL(結像光)は、位相調整部54を4回通過することにより、偏光状態がS偏光からP偏光に変化しているため、分離面DLaを透過する。
第2結像光学系PF2は、第2偏向部材60、第2レンズ群61、第2凹面鏡62、調整部63を備えている。第2レンズ群61における第2凹面鏡62近傍の瞳付近には、偏光状態を変化させるための位相調整部64が設けられている。位相調整部64としては、例えば、λ/8板が設けられている。
分離面DLaを透過したマスクMのパターンからの結像光は、第2偏向部材60の反射面60aで反射され、第2レンズ群61及び位相調整部64を通って第2凹面鏡62で反射され、再び第2レンズ群61及び位相調整部64を通って第2偏向部材60の反射面50bで反射され調整部63に入射する。調整部63は、感応基板Pに結像される像面形状を基板保持部PUの円筒面の形状に応じて補正するものである。分離面DLa及び調整部63を結像光が透過することにより、パターンの像が感応基板Pに再結像される。
このように、本実施形態では、上記第1実施形態と同様の作用・効果が得られることに加えて、調整部53、63によってマスクMの表面及び感応基板Pの表面に沿って像面が形成されるように調整するため、円筒形状のマスク保持部MU及び基板保持部PUの周方向に大きな照明領域を設定する場合でも、焦点位置に誤差が生じることを抑制することが可能となり、マスクMのパターンを高精度に感応基板Pに投影露光することができる。また、本実施形態では、所謂、反射屈折方式の投影光学系PLを用いているため、構成のコンパクト化を実現でき、結果として各種収差も小さく抑えることができる。
(第3実施形態)
次に、投影露光装置の第3実施形態について、図3を参照して説明する。
この図において、図2に示す第2実施形態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
上記第2実施形態では、マスク保持部MUが円筒面に沿って反射型マスクMを保持する構成としたが、第3実施形態では、無端帯状の反射型マスクMを周回させる構成について説明する。
図3に示すように、本実施形態の投影露光装置EXにおけるマスク保持部MUは、周回保持部MUa、MUbを備えている。周回保持部MUa、MUbは、同一外径の外周面を有し、それぞれがY軸と平行な軸線周りに回転する円筒状に形成されている。また、周回保持部MUa、MUbは、照明光ELの照明領域を挟んでX方向に間隔をあけて配置されている。
マスクMは、無端帯状に形成されており、周回保持部MUa、MUbにおけるマスク保持面である外周面に保持される。従って、マスクMは、周回保持部MUa、MUbが同期回転することにより、照明光ELの照明領域を平面でX方向に横切るように移動する構成となっている。
また、マスクMの照明領域が平面形状となるため、本実施形態ではマスクMと第1結像光学系PF1との間の調整部は設けられていない。
他の構成は、上記第2実施形態と同様である。
上記構成の投影露光装置EXでは、周回保持部MUa、MUbが同期して同一方向に回転することにより、周回保持部MUa、MUbに保持されたマスクMはY軸と平行な軸線周りに周回し、第1実施形態と同様に、光源LSから射出され照明系IL、光分割器DL、第1結像光学系PF1を介して導かれた照明光ELの照明領域に移動したパターンが逐次照明される。照明されたパターンの像は、第1結像光学系PF1によって中間像面Dfに中間像が形成された後、第2結像光学系PF2及び調整部63によってパターンの像が感応基板Pに逐次再結像される。
このように、本実施形態では、上記第2実施形態と同様の作用・効果が得られることに加えて、マスクMのパターンが照明領域で平面形状となるため、像面形状を補正するための調整部を設ける必要がなくなる。
なお、上記第3実施形態では、周回保持部MUa、MUbを用いることにより、マスクMを平面形状に配置する構成としたが、例えば、図4に示すように、感応基板PをXY平面に沿ってエアベアリング層によって非接触(低摩擦状態)で支持する平坦支持面(曲率半径が1m〜無限大)を備えたステージSTを配置し、平面状の感応基板Pに対してマスクMのパターンを連続的に投影露光する構成としてもよい。
この構成を採ることにより、感応基板Pに対する像面形状を補正するための調整部についても不要とすることができる。
本実施形態では、2つのローラ状の周回保持部MUa、MUb用いて、マスクMを無端ベルト状に構成して、平面状になる部分でパターンの投影露光を行なう為、ステージSTの平坦支持面の曲率半径は、光学特性上は無限大の方が好ましい。しかしながら、感応基板Pのシワによる表面歪みや僅かな凹凸の発生を抑制する為に、感応基板Pに一定のテンションを付与することを考慮すると、投影光学系PLの焦点深度、走査方向の露光幅、解像度(転写可能な最少線幅)等を加味して、ステージSTの平坦支持面の曲率半径は、実用上の観点から0.5m以上の湾曲した面であっても良い。即ち、ステージSTの平坦支持面(例えば、エアパッド面を持つ外周面)は、感応基板Pの搬送方向に関する曲率半径を、0.5m〜∞(無限大)で任意に設定可能である。
このようなステージSTは、図4中の無端ベルト状のマスクMを、先の図1や図2のような円筒状のマスクMに置き換えた場合(円筒面上のパターンを投影露光する場合)であっても、同様に適用可能である。
(第4実施形態)
次に、投影露光装置の第4実施形態について、図5を参照して説明する。
この図において、図2に示す第2実施形態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
上記第2実施形態では、光源LSから射出された光のうち、S偏光の光を用いてマスクMのパターンを感応基板Pに投影露光したが、本実施形態では光源LSからS偏光及びP偏光の光を射出させ、各偏光の光をそれぞれ用いて投影露光する構成について説明する。
図5に示すように、本実施形態の投影露光装置EXは、第1露光部EX1と第2露光部EX2とを備えている。第1露光部EXは、上記第2実施形態における投影露光装置EXと同様の構成(照明系IL、光分割器DL、第1、第2結像光学系PF1、PF2、調整部53、63、マスク保持部MU、基板保持部PU等)を備えている。
第2露光部EX2は、マスク保持部MU2に保持されたマスク(第2反射型マスク)M2の第2パターンを、基板保持部PU2に保持された感応基板(第2感応基板)P2に投影露光するものであって、リレー光学系11、光分割器DL2、第3、第4結像光学系PF3、PF4、マスク保持部MU2、基板保持部PU2、調整部53、63、偏光変換部12等を備えている。
リレー光学系11は、第1露光部EX1において照明系ILから光分割器DLに入射した光のうち、マスクMに向かわずに分離面DLaを透過したP偏光の光を導入して、マスクM2の第2パターンを照明するための第2照明光EL2を生成する第2照明系として機能するものであって、導入したP偏光の光を、第2露光部EX2における光分割器DL2の分離面DLbに結像させるものである。光分割器DL2は、リレー光学系11を介して入射した光を、照明光EL2として第3結像光学系PF3を介してマスクM2のパターンに向かうように導く。光分割器DL2は、入射した光のうち、S偏光の光を分離面DLbにおいて反射するとともに、P偏光の光を分離面DLbにおいて透過させるものである。分離面DLbは、第3結像光学系PF3で形成される中間像面Df2の位置に配置される。
偏光変換部12は、分離面DLbを透過したP偏光の光を平行光とするコリメータ13、λ/4板からなる位相調整部14、反射板15を備えている。分離面DLbを透過したP偏光の光は反射板15で反射し、位相調整部14を二回通ることにより、S偏光の光に調整されて分離面DLbに再入射する。
第3結像光学系PF3は、第1露光部EX1における第1結像光学系PF1と同様に、第1偏向部材50、第1レンズ群51、第1凹面鏡52、調整部53を備えている。第1レンズ群51における第1凹面鏡52近傍の瞳付近には、偏光状態を変化させるための位相調整部54が設けられている。位相調整部54としては、例えば、λ/8板が設けられている。
第4結像光学系PF4は、第1露光部EX1における第2結像光学系PF2と同様に、第2偏向部材60、第2レンズ群61、第2凹面鏡62、調整部63を備えている。第2レンズ群61における第2凹面鏡62近傍の瞳付近には、偏光状態を変化させるための位相調整部64が設けられている。位相調整部64としては、例えば、λ/8板が設けられている。
マスク保持部MU2は、マスク保持部MUと回転軸線を平行に、且つX方向に所定間隔をあけて配置されている。また、基板保持部PU2は、基板保持部PUと回転軸線を平行に、且つX方向に所定間隔をあけて配置されている。
上記構成の 投影露光装置EXにおいては、光源LSからは、S偏光の光及びP偏光の光の双方が射出され、第2実施形態にて説明したように、第1露光部EX1においては、光源LSから射出された光のうち、S偏光の光が光分割器DLに入射して分離面DLaで反射されてマスクMに向かい、当該S偏光の光を用いてマスクMのパターンが感応基板Pに投影露光される。一方、光源LSから射出された光のうちP偏光の光は、光分割器DLに入射するが、マスクMに向かわずに分離面DLaを透過した後に、リレー光学系11を介して光分割器DL2に入射して分離面DLbを透過する。
分離面DLbを透過したP偏光の光は、偏光変換部12に入射し、位相調整部14を二回通ることにより、S偏光の光に調整された状態で偏光変換部12から出射し分離面DLbに再入射する。分離面DLbに再入射したS偏光の光は、分離面DLbで反射され、第3結像光学系PF3を介して調整部53に入射し、マスク保持部MU2の円筒面の形状に応じて入射方向を補正された状態で円偏光でマスクM2の第2パターンを照明する。
マスクM2の第2パターンからの結像光は、調整部53及び第3結像光学系PF3を介して光分割器DL2に入射して中間像面Df2に中間像が形成される。また、第3結像光学系PF3を通った結像光は、位相調整部54を4回通過することにより、偏光状態がS偏光からP偏光に変化しているため、分離面DLbを透過する。分離面DLbを透過したマスクM2の第2パターンからの結像光は、第4結像光学系PF4を介して調整部63に入射し、第2感応基板P2に結像される像面形状が第2基板保持部PU2の円筒面の形状に応じて補正された状態で第2パターンの像が第2感応基板P2に再結像される。
このように、本実施形態では、上記第2実施形態と同様の作用・効果が得られることに加えて、光源LSから射出されたS偏光の光及びP偏光の光のうち、第1露光部EX1で用いられなかったP偏光の光を第2露光部EX2において第2感応基板P2への露光処理で用いるため、光源LSから射出された光を無駄なく利用することができスループット向上に寄与できる。
(第5実施形態)
次に、投影露光装置の第5実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。
これらの図において、図5に示す第4実施形態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
上記第4実施形態では、第1露光部EX1においてマスクMのパターンを感応基板Pに投影露光し、第2露光部EX2において第2マスクM2の第2パターンを第2感応基板P2に投影露光する構成としたが、本実施形態では、第2露光部EX2においてもマスクMのパターンを感応基板Pに投影露光する場合について説明する。
図6は、第5実施形態に係る投影露光装置EXを模式的に示した平面図(Z軸矢視図)であり、図7は正面図である。
図6及び図7に示すように、本実施形態における投影露光装置EXは、無端帯状(無限軌道状)の反射型マスクMを周回させる周回保持部MUa、MUbと、感応基板PをXY平面に沿って非接触で支持するステージSTと、2つの第1露光部EX1と2つの第2露光部EX2とを備えている。
なお、感応基板Pを支持する構成としては、マスクMと同様に、無端帯状(無限軌道状)の感応基板Pを周回させる周回保持部を設ける構成としてもよい。
周回保持部MUa、MUbは、同一外径の外周面を有し、それぞれがY軸と平行な軸線周りに回転する円筒状に形成されている。また、周回保持部MUa、MUbは、X方向に間隔をあけて配置されている。マスクMは、無端帯状に形成されており、周回保持部MUa、MUbにおけるマスク保持面である外周面に保持される。
従って、マスクMは、周回保持部MUa、MUbの間でステージSTと対向する側にXY平面と平行な平面部MFが形成され、周回保持部MUa、MUbが同期回転することにより、照明光EL、EL2(後述)の照明領域を平面部MFがX方向に横切るように移動する構成となっている。
また、ステージSTにおいても、マスクMの平面部MFと同等の大きさで感応基板Pが平面状に支持される。
各第1露光部EX1は、照明ユニットIU、第1結像光学系PF1、第2結像光学系PF2、光分割器DL、導光ミラーLM1、LM2を備えている。各第2露光部EX2は、第3結像光学系PF3、第4結像光学系PF4、光分割器DL2、偏光変換部12を備えている。
照明ユニットIUは、上述した光源LS及び照明系ILを備えており、図6に示すように、後述するマスクMにおける照明領域IA、IA2及び感応基板Pにおける投影領域PA、PA2がそれぞれY方向に延在する台形状となるように整形された照明光ELを光分割器DLに向けて出射する。マスクMにおける照明領域IAと照明領域IA2とは、投影光学系PLと投影光学系PL2とが干渉しないようにX方向に間隔をあけて配置されている。また、照明領域IA、IA2は、Y方向に関して隣り合う台形状の照明領域の斜辺部の三角部が重なるように(オーバーラップするように)配置されている。そのため、例えば、マスクMの移動により各照明領域IA、IA2を通過するマスクMのパターンは一部が重複することになる。
導光ミラーLM1、LM2は、照明ユニットIUから出射されたS偏光の光及びP偏光の光のうち、分割器DLの分離面DLaを透過したP偏光の光を折り曲げて第2露光部EX2の光分割器DL2に導光する。光分割器DL2に入射したP偏光の光は、分離面DLbを透過した後に、偏光変換部12でS偏光の光に変換されて分離面DLbに再入射する。
分離面DLbに再入射したS偏光の光は、分離面DLbで反射して、マスクMにおける照明領域IA2を照明するための第2照明光EL2として第3結像光学系PF3により導かれ、当該照明領域IA2の第2パターンを照明する。従って、マスクMは、第1露光部EX1における照明光ELで照明されるパターンと、第2露光部EX2における第2照明光EL2で照明される第2パターンとの双方を保持することになる。
第2パターンからの結像光は、第3結像光学系PF3を介して光分割器DL2に入射して分離面DLbを透過する。分離面DLbを透過したマスクMの第2パターンからの結像光は、第4結像光学系PF4を介して感応基板Pにおける投影領域PA2に達する。これにより、第2照明光EL2で照明されたマスクMの第2パターンの像は、第1露光部EX1において照明光ELで照明されたマスクMのパターンの像と同じ感応基板P(パターンの像は投影領域PA、第2パターンの像は第2投影領域PA2)に再結像される。
このように、本実施形態では、上記第4実施形態と同様の作用・効果が得られることに加えて、第1露光部EX1及び第2露光部EX2の双方を用いて、一つのマスクMのパターン及び第2パターンを感応基板Pに投影するため、大面積のパターンを感応基板Pに形成する際にも、大きな投影光学系を用いる必要がなく、収差の影響が小さい高精度の露光処理を実現することが可能となる。
(デバイス製造システム)
次に、上記の投影露光装置EXを備えたデバイス製造システムについて、図8を参照して説明する。
図8は、デバイス製造システム(フレキシブル・ディスプレー製造ライン)SYSの一部の構成を示す図である。ここでは、供給ロールFR1から引き出された可撓性の基板P(シート、フィルム等)が、順次、n台の処理装置U1,U2,U3,U4,U5,…Unを経て、回収ロールFR2に巻き上げられるまでの例を示している。上位制御装置CONTは、製造ラインを構成する各処理装置U1〜Unを統括制御する。
図8において、直交座標系XYZは、基板Pの表面(又は裏面)がXZ面と垂直となるように設定され、基板Pの搬送方向(長尺方向)と直交する幅方向がY方向に設定されるものとする。なお、その基板Pは、予め所定の前処理によって、その表面を改質して活性化したもの、或いは、表面に精密パターニングの為の微細な隔壁構造(凹凸構造)を形成したものでもよい。
供給ロールFR1に巻かれている基板Pは、ニップされた駆動ローラDR1によって引き出されて処理装置U1に搬送されるが、基板PのY方向(幅方向)の中心はエッジポジションコントローラEPC1によって、目標位置に対して±十数μm〜数十μm程度の範囲に収まるようにサーボ制御される。
処理装置U1は、印刷方式で基板Pの表面に感光性機能液(フォトレジスト、感光性シランカップリング材、UV硬化樹脂液等)を、基板Pの搬送方向(長尺方向)に関して連続的又は選択的に塗布する塗布装置である。処理装置U1内には、基板Pが巻き付けられる圧胴ローラDR2、この圧胴ローラDR2上で、基板Pの表面に感光性機能液を一様に塗布する為の塗布用ローラ等を含む塗布機構Gp1、基板Pに塗布された感光性機能液に含まれる溶剤または水分を急速に除去する為の乾燥機構Gp2等が設けられている。
処理装置U2は、処理装置U1から搬送されてきた基板Pを所定温度(例えば、数10〜120℃程度)まで加熱して、表面に塗布された感光性機能層を安定にする為の加熱装置である。処理装置U2内には、基板Pを折返し搬送する為の複数のローラとエア・ターン・バー、搬入されてきた基板Pを加熱する為の加熱チャンバー部HA1、加熱された基板Pの温度を、後工程(処理装置U3)の環境温度と揃うように下げる為の冷却チャンバー部HA2、ニップされた駆動ローラDR3等が設けられている。
投影露光装置EXとしての処理装置U3は、処理装置U2から搬送されてきた基板(感応基板)Pの感光性機能層に対して、ディスプレー用の回路パターンや配線パターンに対応した紫外線のパターニング光を照射する露光装置である。処理装置U3内には、基板PのY方向(幅方向)の中心を一定位置に制御するエッジポジションコントローラEPC、ニップされた駆動ローラDR4、基板Pを所定のテンションで部分的に巻き付けて、基板P上のパターン露光される部分を一様な円筒面状に支持する回転ドラムDR5(圧胴体30)、及び、基板Pに所定のたるみ(あそび)DLを与える為の2組の駆動ローラDR6、DR7等が設けられている。
さらに処理装置U3内には、先の図2で示したような円筒状のマスク保持部MUの外周面に形成された反射型のマスクパターンMと、そのマスク保持部MUの外周面に形成されたマスクパターンMの一部を、回転ドラムDR5に支持される基板P上に投影する投影光学系PLと、投影光学系PL内の中間結像面の位置から、マスクパターンMに向けて照明光を投射する照明機構IU(照明部10)と、基板PのY方向(幅方向)の周辺部に形成されたアライメントマーク等を検出するアライメント顕微鏡AMとが設けられている。
処理装置U4は、処理装置U3から搬送されてきた基板Pの感光性機能層に対して、湿式による現像処理、無電解メッキ処理等を行なうウェット処理装置である。処理装置U4内には、Z方向に階層化された3つの処理槽BT1、BT2、BT3と、基板Pを折り曲げて搬送する複数のローラと、ニップされた駆動ローラDR8等が設けられている。
処理装置U5は、処理装置U4から搬送されてきた基板Pを暖めて、湿式プロセスで湿った基板Pの水分含有量を所定値に調整する加熱乾燥装置であるが、詳細は省略する。その後、幾つかの処理装置を経て、一連のプロセスの最後の処理装置Unを通った基板Pは、ニップされた駆動ローラDR1を介して回収ロールFR2に巻き上げられる。その巻上げの際も、基板PのY方向(幅方向)の中心、或いはY方向の基板端が、Y方向にばらつかないように、エッジポジションコントローラEPC2によって、駆動ローラDR1と回収ロールFR2のY方向の相対位置が逐次補正制御される。
上記のデバイス製造システムSYSでは、処理装置U3として上述の図2のような投影露光装置EXを用いるものとしたが、その他、図3〜図7の形態の露光装置を用いることができることは言うまでもない。
このように、本発明の各実施形態のような露光装置では、円筒状、又は無端ベルト状のマスクの外周空間、或いは内側の空間内に照明光学系を設ける必要がなくなり、装置構成をシンプル化することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、記実施形態では、マスク保持部の外周面にパターンを有するシート材のマスクMを保持する構成としたが、これに限定されるものではなく、マスク保持部の外周面にアルミ層等による高反射膜を形成し、そこにマスクとなるパターンを描画してエッチングすることにより、高反射部と下地の光吸収部(超低反射部)を形成する構成であっても良い。
また、上記実施形態(例えば図6、図7)では、第1露光部EX1及び第2露光部EX2を2つずつ用いる構成としたが、これに限定されるものではなく、Y方向(感応基板Pの幅方向)に、3つ以上ずつ用いる構成であってもよいことは言うまでもない。
11、21、23、25、26…リレー光学系、 DL…光分割器(偏光ビームスプリッタ)、 DL2…光分割器(第2光分割器)、 EX…投影露光装置、 IL…照明系、 M…マスク(反射型マスク)、 M2…マスク(第2反射型マスク)、 MU、MU2…マスク保持部、 MUa、MUb…周回保持部、 P…感応基板、 P2…第2感応基板、 PF1…第1結像光学系、 PF2…第2結像光学系、 PF3…第3結像光学系、 PF4…第4結像光学系、 PL…投影光学系、 PU…基板保持部、 PUa…回転ドラム(基板支持部材)

Claims (7)

  1. 反射型マスクに形成されたパターンを感応基板上に投影露光する投影露光装置であって、
    第1反射型マスクと第1感応基板との間に前記第1反射型マスクのパターンの中間像を形成する第1結像光学系と、該中間像を前記第1感応基板上に再結像する第2結像光学系とを有する第1投影光学系と、
    前記第1反射型マスクに向けた照明光を生成する第1照明系と、
    前記第1結像光学系と前記第2結像光学系との間の前記中間像が形成される位置に配置され、前記第1照明系で生成される照明光を、前記第1結像光学系を介して前記第1反射型マスクに向かうように導くとともに、前記第1反射型マスクからの結像光を、前記第1結像光学系を介して前記第2結像光学系に向かうように導く第1光分割器と、
    第2反射型マスクと第2感応基板との間に前記第2反射型マスクのパターンの中間像を形成する第3結像光学系と、該中間像を前記第2感応基板上に再結像する第4結像光学系とを有する第2投影光学系と、
    前記第1光分割器に入射した前記第1照明系からの照明光のうち、前記第1反射型マスクに向かわない照明光を導入して、前記第2反射型マスクに向けた照明光を生成する第2照明系と、
    前記第3結像光学系と前記第4結像光学系との間の前記中間像が形成される位置に配置され、前記第2照明系で生成される照明光を、前記第3結像光学系を介して前記第2反射型マスクに向かうように導くとともに、前記第2反射型マスクからの結像光を、前記第3結像光学系を介して前記第4結像光学系に向かうように導く第2光分割器と、
    を備えた投影露光装置。
  2. 前記第1反射型マスクと前記第2反射型マスクとを共に保持するマスク保持部を備え、
    前記第1感応基板と前記第2感応基板とは、1つの感応基板の移動方向に離間した2つの部分であり、
    前記第1投影光学系の投影領域と前記第2投影光学系の投影領域とは、前記1つの感応基板の移動方向に離間し、且つ前記移動方向と直交する方向に関して一部重複して配置される、請求項1記載の投影露光装置。
  3. 前記第1反射型マスクと前記第2反射型マスクとを、所定の軸線周りに円筒面状に保持して回転可能なマスク保持部を備える、請求項1記載の投影露光装置。
  4. 前記第1投影光学系は、前記マスク保持部によって円筒面状に保持される前記第1反射型マスクのパターンの像面形状を、前記円筒面の形状に応じて調整する第1調整部を備え、
    前記第2投影光学系は、前記マスク保持部によって円筒面状に保持される前記第2反射型マスクのパターンの像面形状を、前記円筒面の形状に応じて調整する第2調整部を備える、請求項3記載の投影露光装置
  5. 前記第1感応基板と前記第2感応基板は、可撓性を有する長尺のシート基板であり、
    所定の曲率半径で湾曲した円筒面状の外周面に倣って前記シート基板を支持して回転する回転ドラムを備える、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の投影露光装置。
  6. 前記第1光分割器と前記第2光分割器の各々は、偏光ビームスプリッタを含む、
    請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の投影露光装置。
  7. 請求項1からのいずれか一項に記載の投影露光装置を用いて基板を露光することと、 露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法。
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