JPWO2011068052A1 - 管継手およびリテーナ - Google Patents

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Abstract

リテーナ本体41が管継手本体10に対して仮止め位置に取り付けられた状態において、係止爪42は第1係止部34に係止し、接続パイプ90が挿入されることにより、ビード部に押圧されて第1係止部34から解放される。リテーナ本体41が管継手本体10に対して正常位置に取り付けられた状態において、係止爪42は第2係止部19に係止する。係止爪42が第2係止部19に係止した状態において、ビード部がリテーナ本体41に設けられた抜け止め部に係合して管継手本体10から引き抜かれることが防止される。係止爪42が第1および第2係止部34、19に係止したそれぞれの状態において、アーム45は管継手本体10の内部に収容されて外部に露出しない。

Description

本発明は、パイプを管継手の接続穴に正常に装着するために設けられるリテーナを備えた管継手に関する。
従来、このようなリテーナを備えた管継手として、例えば特許文献1、2、3に開示されたものが知られている。特許文献1に開示された構成を例にとって説明すると、管継手本体の外側に嵌め込まれるリテーナ(チェッカー)には、弾性変形する係止爪が設けられている。パイプが管継手本体に対して所定の深さまで挿入されている状態では、リテーナを管継手本体に嵌め込んでパイプの軸方向に前進させると、係止爪が管継手本体に形成された鍔部を乗り越えて通過することにより弾性復帰する。したがって作業者は弾性復帰時の節度感とクリック音により、パイプが正常に装着されたことを感知する。
特開2001−193885号公報 特開2006−112554号公報 特開2005−106241号公報
上述した従来の管継手において、リテーナの係止爪は管継手本体の外側に位置している。係止爪の剛性は比較的小さいので、管継手の組立て作業あるいは修理等において、誤って衝撃を与えたりすると、係止爪、あるいは係止爪を有するアームが損傷する虞がある。
本発明は、係止爪、あるいは係止爪を有するアームが衝撃を受けて損傷する虞のないリテーナを備えた管継手を得ることを目的としている。
本発明に係る管継手は、外周面に突出部が形成された接続パイプが装着される接続穴が形成された管継手本体と、接続穴の軸線に交差する方向から管継手本体に挿入可能であり、接続パイプが挿通可能な凹部が形成されたリテーナ本体と、リテーナ本体に弾性変形可能に設けられ、管継手本体の内部に形成された第1および第2係止部に選択的に係止可能な係止爪を有する一対のアームと、リテーナ本体に設けられ、凹部を囲むように成形され、突出部が係合可能な抜け止め部とを備える。リテーナ本体が管継手本体に対して仮止め位置に取り付けられた状態において、係止爪は第1係止部に係止し、接続パイプが挿入されることにより、係止爪は突出部に押圧されて第1係止部から解放される。これに対して、リテーナ本体が管継手本体に対して正常位置に取り付けられた状態において、係止爪は第2係止部に係止する。また、係止爪が第2係止部に係止した状態において、突出部が抜け止め部に係合して管継手本体から引き抜かれることが防止される。一対のアームは係止爪が第1および第2係止部に係止したそれぞれの状態において、管継手本体の内部に収容されて外部に露出しない。
好ましくは一対の係止爪は、第1係止部に係止した状態において、相互に対向して接続穴に臨むように構成される。係止爪が第1係止部に係止した状態において、突出部が係合することにより、係止爪が第1係止部から解放され、リテーナ本体が正常位置まで移動可能になる。また係止爪は、接続パイプの突出部が係合することによって第1係止部から部分的に解放され、リテーナ本体が正常位置へのみ変位可能となることが好ましい。この構成により、接続パイプの装着作業中にリテーナ本体が管継手本体から脱落することが防止される。
また、好ましくは一対の係止爪は、リテーナ本体に設けられた一対のアームの先端に形成される。一対のアームを回動させることにより、係止爪が広がって第1または第2係止部から解放されるように構成することが可能である。この場合、アームの係止爪とは反対側の端部である開放摘み部は、リテーナ本体の管継手本体への挿入方向の後方側にあることが好ましい。これにより、管継手の周辺の装置に干渉することなく、管継手へのアクセスが容易になり、また管継手から接続パイプを取外す作業が簡単になる。
第1係止部は例えば、接続パイプの外周面側をシールするOリングを管継手本体の内部に保持するために設けられるOリング保持部材に形成される。この場合、接続パイプを軸方向に変位させて突出部を、第1係止部に隣接する部分に形成されて内方に突出する舌部に係合させることにより、Oリング保持部材とアームが変形して係止爪が第2係止部から解放されるように構成することができる。
本発明に係るリテーナは、管継手本体に形成された接続穴の軸線に交差する方向から管継手本体に挿入可能であり、接続パイプが挿通可能な凹部が形成されたリテーナ本体と、リテーナ本体に弾性変形可能に設けられ、管継手本体の内部に形成された第1および第2係止部に選択的に係止可能な係止爪を有する一対のアームと、リテーナ本体に設けられ、凹部を囲むように成形され、接続パイプの突出部が係合可能な抜け止め部とを備える。リテーナ本体が管継手本体に対して仮止め位置に取り付けられた状態において、係止爪は第1係止部に係止し、接続パイプが挿入されることにより、係止爪は突出部に押圧されて第1係止部から解放される。これに対して、リテーナ本体が管継手本体に対して正常位置に取り付けられた状態において、係止爪は第2係止部に係止する。係止爪が第2係止部に係止した状態において、突出部が抜け止め部に係合して管継手本体から引き抜かれることが防止される。一対のアームは係止爪が第1および第2係止部に係止したそれぞれの状態において、管継手本体の内部に収容されて外部に露出しない。
以上のように本発明によれば、アームは管継手本体の中に収容されるので、アームや係止爪が衝撃を受けて損傷する虞がない。
本発明の第1実施形態であるリテーナおよびこのリテーナを備えた管継手を示し、接続パイプが装着される前の状態を示す断面図である。 接続パイプが第1実施形態の管継手に装着される動作の各段階を示し、一部を破断して示す斜視図であり、(a)は接続パイプの装着前の状態、(b)は接続パイプが装着される途中の状態、(c)は接続パイプの装着が完了した状態を示す。 第1実施形態のリテーナを上方から見た斜視図である。 第1実施形態のリテーナを下方から見た斜視図である。 接続パイプを挿入する前の状態における第1実施形態の管継手を下から見た底面図である。 本発明の第2実施形態であるリテーナおよびこのリテーナを備えた管継手を示し、接続パイプが装着される前の状態を、一部を破断して示す斜視図である。 第2実施形態のOリング保持部材を示す斜視図である。 第2実施形態のリテーナを上方から見た斜視図である。 第2実施形態のリテーナを下方から見た斜視図である。 接続パイプのビード部がリテーナの係止爪に接触した状態を示し、一部を破断して示す斜視図である。 接続パイプのビード部がリテーナの係止爪を押し上げた状態を示し、一部を破断して示す斜視図である。 リテーナが押し込まれて接続パイプの装着が完了した状態を示し、一部を破断して示す斜視図である。 接続パイプを管継手から取外すために、接続パイプが押し上げられた状態を示し、一部を破断して示す斜視図である。 図13と同じ状態であって、Oリング保持部材と接続パイプのみを示す斜視図である。
以下、本発明の管継手およびリテーナの実施形態を、図面を参照して説明する。
まず図1、2を参照して管継手の概略構成を説明する。この管継手は例えば自動車に搭載され、液体の流路の一部を構成する。
管継手本体10には、図1において上下方向に延びる接続穴11が形成され、接続穴11には接続パイプ90が装着される。また管継手本体10には、水平方向に延びる口金12が設けられ、口金12には接続穴11に連通する通路13が形成される。
接続穴11の中には、接続パイプ90の外周面側をシールするための2つのOリング14、15と環状スペーサ16が設けられ、環状スペーサ16はOリング14、15の間に挟まれている。下側のOリング15のさらに下側には、Oリング14、15とスペーサ16を管継手本体10の内部に保持するためのOリング保持部材30が設けられる。
Oリング保持部材30は、管継手本体10に形成された保持穴17、18に係合可能な突起31、32を有する。各突起31、32は、その周囲に形成されたスリット33により、弾性変形可能である。すなわち、Oリング保持部材30は組立工程において、管継手本体10の下側から接続穴11に挿入され、突起31、32は接続穴11の内壁面に係合して内側に撓む。Oリング保持部材30がさらに上方に押し込められると、突起31、32は弾性により復元して保持穴17、18に係合する。これにより、Oリング保持部材30は管継手本体10に固定される。
管継手本体10の下部にはリテーナ40が取付けられる。リテーナ40は、接続穴11の軸線に交差する方向(図1において水平方向の左側)から管継手本体10の中に挿入され、接続パイプ90が接続穴11の所定の位置に正常に装着されることを補助する機能を有する。
リテーナ40は後に詳述するように、リテーナ本体41と一対の係止爪42、43と抜け止め部44を有する。係止爪42、43は、リテーナ本体41に弾性変形可能に設けられた一対のアーム45、46の先端に形成され、Oリング保持部材30に形成された第1係止部34と管継手本体10に形成された第2係止部19との一方に選択的に係止可能である。係止爪42、43には、接続パイプ90が接続穴11の所定の深さまで挿入された状態において、接続パイプ90の外周面に形成された環状のビード部(突出部)91が係合可能である。
図2、3、4を参照してリテーナ40の構成を説明する。リテーナ本体41には、U字状を呈する凹部47と、凹部47を囲むように成形された抜け止め部44が設けられる。凹部47の半円状の部分は、管継手本体10の接続穴11に対応しており、接続パイプ90が挿通可能である。リテーナ本体41の背面48は平板状であるが、リテーナ40の下面は、軽量でありながら十分な剛性を発揮するようにリブが形成されている。
リテーナ40は例えば合成樹脂によって一体的に成型される。一対のアーム45、46は円弧状を呈する連結部49によって相互に連結され、連結部49の中央部51はリテーナ本体41の上面から垂直上方に延びる平板状の支持部材50の端部に連結される。一対のアーム45、46は、連結部49と支持部材50の連結点である中央部51を中心として回動可能である。例えば、係止爪42、43が第1係止部34に係止した状態で、接続パイプ90のビード部91が係止爪42、43に係合すると、一対のアーム45、46は係止爪42、43の間隔が広がる方向、すなわち第1係止部34から離れる方向に回動する。
アーム45、46の係止爪42、43とは反対側の端部は背面48まで延びて開放摘み部52、53を構成している。背面48には、開放摘み部52、53が干渉しないよう切欠き54、55が形成され、係止爪42、43の間隔が広がる方向にアーム45、46が十分に回動できるようになっている。
図2において、管継手本体10はOリング保持部材30とリテーナ40の構造を理解しやすくするために、一部が破断されて示されている。すなわち、リテーナ40が管継手本体10に装着された状態において、係止爪42、43は管継手本体10の内部に収容されており、外から観察することはできない。
図5は管継手を下から見た状態を示し、Oリング保持部材30の形状を理解しやすくするため、Oリング保持部材30には斜線を施している。図5において、リテーナ40は管継手本体10に対して仮止め位置に取り付けられた状態にあり、第1係止爪42、43は第1係止部34に係止している。第1係止部34はOリング保持部材30の円筒壁の下端部に形成された切欠きであり、係止爪42、43は相互に対向して接続穴11に臨んでいる。
この状態において、接続パイプ90が挿入されてビード部91が係止爪42、43に係合すると、係止爪42、43はビード部91に押圧され、係止爪42、43の間隔が広がって第1係止部34から部分的に解放される。すなわち係止爪42、43は、第1係止部34の孔から完全には解放されず、係止爪42、43の内側縁部42a、43aがOリング保持部材30の平面部35に合致した位置で停止し、第1係止部34において、平面部35とは反対側の壁面に係合する。
したがって、この状態からリテーナ40が図の右方に向けて押されると、係止爪は平面部35を越え、第2係止部19に到達すると弾性的に復元し、第2係止部19に係止する。すなわちリテーナ40は管継手本体10に対して正常位置に取り付けられる。なお、係止爪42、43が第1係止部34から部分的に解放された状態において、リテーナ40は図の左方には移動不可能であり、正常位置へのみ移動可能である。したがって、接続パイプ90の装着作業中にリテーナ40が管継手本体10から脱落することはない。
図1、2を参照して管継手本体10へ接続パイプ90を装着する手順を説明する。接続パイプ90が装着される前、すなわち準備段階では、図2(a)に示すようにリテーナ40は、係止爪42、43が第1係止部34に係止した仮止め位置にある。ここで接続パイプ90が接続穴11に挿入されることにより、係止爪42、43はビード部91に係合され、押圧されて開放され、図2(b)に示すように第1係止部34から解放される。このとき、図5を参照して説明したように係止爪42、43はまだ第1係止部34に部分的に係合し、リテーナ40が管継手本体10から脱落することが防止されている。
図2(b)に示す状態からリテーナ40が管継手本体10内へ押し込められると、図2(c)に示すように、係止爪42、43はOリング保持部材30の平面部35(図5)を越えて第2係止部19に係止し、リテーナ40は正常位置に固定される。係止爪42、43が第2係止部19に係止した状態において、接続パイプ90のビード部91はリテーナ40の抜け止め部44に係合し、これにより接続パイプ90が管継手本体10から引き抜かれることが防止される。すなわち接続パイプ90の管継手本体10への装着動作が完了する。
係止爪42、43が第1または第2係止部34、19に係止した状態において、リテーナ40を管継手本体10から取外すには、開放摘み部52、53の間隔を狭めるようにアーム45、46を押圧すればよい。これにより係止爪42、43が開放されて第1または第2係止部34、19から解放され、係止爪42が第1係止部34に係止するまで後退させることができ、接続パイプ90を管継手本体10から引き抜くことができる。
以上のように本実施形態では、リテーナ40が管継手本体10に取付けられて係止爪42、43が第1または第2係止部34、19に係止したそれぞれの状態において、係止爪42、43は管継手本体10の内部に収容され、外部に露出しない。したがって、管継手と接続パイプ90の組立て作業や保守点検等において、誤って係止爪42、43に触れることはなく、係止爪42、43あるいはアーム45、46が衝撃を受けて損傷することが防止される。またリテーナ40が例えば合成樹脂から成形された場合であっても、アーム45、46が外光に晒されないので、紫外線によって劣化することが防止され、長期にわたって性能を維持することができる。
また本実施形態では、接続パイプ90の挿入深さが不完全であるためにビード部91が係止爪42、43に係合できないときは、係止爪42、43は第1係止部34に係止した状態を維持する。したがって、リテーナ40を仮止め位置から正常位置へ向けて押し込めることができないので、作業者は接続パイプ90の管継手本体10への装着が不完全であることを確実に感知することができる。
さらに本実施形態では、開放摘み部52、53はリテーナ本体41の背面48まで延びており、リテーナ本体41の管継手本体10への挿入方向の後方側にある。このため、接続パイプ90を管継手本体10に取り付ける作業、および接続パイプ90を管継手本体10から取外す作業は、リテーナ40の背面48側からアクセスすることにより可能である。換言すれば、リテーナ本体41を管継手本体10内に押し込んだり、開放摘み部52、53を把持してアーム45、46を回動させてリテーナ本体41を管継手本体10から引き抜く動作は、背面48およびその周辺の部位を操作するだけでよく、係止爪42、43に直接触れる必要がない。
したがってリテーナ40の背面48の近傍のみに作業用のスペースが確保されれば十分であり、管継手本体10から接続パイプ90を取外す作業が簡単になる。また、接続パイプ90を非常に狭い場所に取り付けることが可能となるとともに、管継手を含むシステムを小型化することができる。
次に図6〜図14を参照して第2実施形態を説明する。なお第2実施形態において、第1実施形態におけるOリング15よりも上の部分は省略されている。また、第1実施形態と同一または相当する部分については同一符号を付している。
図6、7に示されるように、Oリング保持部材30において、突起31は管継手本体10に対して第1実施形態とは異なり、リテーナ40のアーム45の方向を向いているが、その作用は第1実施形態と同じである。
Oリング保持部材30において第1実施形態と異なる構成は、下端に円弧状可撓部61、62が形成されている点である。円弧状可撓部61、62はOリング保持部材30の他の部分に対して連結部63を介して連結されており、連結部63を支点として撓むことができる。円弧状可撓部61、62の上面には大突起64と小突起65が形成されている。円弧状可撓部61、62の表面からの突出量は、大突起64の方が小突起65より大きい。大突起64は円弧状可撓部61、62において、その円弧の略中央に設けられている。大突起64が下側から押されると、円弧状可撓部61、62は上方へ撓む。
大突起64の上部には、Oリング保持部材30の内方に突出する舌部66が形成されている。舌部66の下面には、接続パイプ90のビード部91が係合可能である。大突起64の小突起65側の面は、アーム45の先端に形成された係止爪42が係止可能な第1係止部34である。小突起64の上面は平面部35である。
図8、9を参照してリテーナ40の構成を説明する。リテーナ40は例えば合成樹脂によって一体的に成型される。リテーナ本体41には、第1実施形態と同様に凹部47と抜け止め部44が設けられるが、第2実施形態では、抜け止め部44の凹部47とは反対側には挿入棒67、68が形成されている。挿入棒67、68の内周壁面間の間隔は、アーム45、46の内周壁面間の間隔よりも広く、接続パイプ90のビード部91の直径より若干大きい。
一対のアーム45、46は、リテーナ本体41の後部に設けられた板状壁69から突出する板状の支持部材70に一体的に接続され、リテーナ本体41に平行に延びている。アーム45、46の先端に形成された係止爪42、43は、下側に突出して挿入棒67、68に対向している。このようにアーム45、46は支持部材70を介して板状壁69に固定されており、上下方向に可撓性を有する。
板状壁69のリテーナ本体41とは反対側は後方に膨らんでおり、その上部すなわちアーム45、46に対応する部分には窪み71が形成されている。
図6、10〜14を参照して管継手本体10へ接続パイプ90を装着する手順を説明する。装着動作の準備段階では、図6に示すようにリテーナ40は、係止爪42が第1係止部34に係止した仮止め位置にある。接続パイプ90が接続穴11に挿入されると、ビード部91が挿入棒67、68の間を通過して係止爪42の下面に接触する。この状態では、図10に示すように、係止爪42はまだ第1係止部34に係止している。この状態から接続パイプ90がさらに挿入されると、係止爪42がビード部91によって押し上げられ、図11に示すようにアーム45が上方に撓んで係止爪42が第1係止部34から部分的に解放される。
図11に示す状態からリテーナ40が管継手本体10内へ押し込められると、係止爪42、43はOリング保持部材30の平面部35を越え、アーム42が弾性によって下方に復元する。すなわち係止爪42、43は、図12に示すように、管継手本体10に形成された第2係止部19に係止し、リテーナ40は正常位置に固定される。また挿入棒67、68は管継手本体10に形成された支持穴72に挿入される。すなわち装着動作は完了し、この状態において、接続パイプ90のビード部91はリテーナ40の抜け止め部44に係合している。
リテーナ40が管継手本体10に装着された状態において、リテーナ40を管継手本体10から取外すには、まず、接続パイプ90を軸方向に変位させてビード部91をOリング保持部材30の舌部66に係合させ、図14に示すように円弧状可撓部61を上方に撓ませる。これにより、アーム45が大突起64を介して押圧され、上方に弾性変形して係止爪42、43が第2係止部19から解放される。この状態でリテーナ40を、係止爪42が第1係止部34に係止するまで後退させると、図10に示す状態となり、接続パイプ90を管継手本体10から引き抜くことができる。
以上のように第2実施形態において、第1実施形態とは異なり、リテーナ40のアーム45、46は上下方向すなわち接続パイプ90の軸方向に弾性変形可能であり、開放摘み部52、53(図3参照)を有していない。すなわちアーム45、46は板状壁69よりも後方に突出しておらず、図6に示すように仮止め位置に取り付けられた状態にあっても管継手本体10内に収容され、第1実施形態よりも確実に保護することができる。
また第2実施形態では、リテーナ40を管継手本体10から取外すときに、接続パイプ90を軸方向に沿って上方に変位させるように構成されている。すなわち開放摘み部52、53を挟む第1実施形態の構成と比較すると、その作業は簡単である。
その他の作用効果は第1実施形態と同様である。
なお、舌部66は第1係止部34に隣接する部分に形成されているが、第1係止部34とは異なる部分に設けられてもよい。

Claims (10)

  1. 外周面に突出部が形成された接続パイプが装着される接続穴が形成された管継手本体と、
    前記接続穴の軸線に交差する方向から前記管継手本体に挿入可能であり、前記接続パイプが挿通可能な凹部が形成されたリテーナ本体と、
    前記リテーナ本体に弾性変形可能に設けられ、前記管継手本体の内部に形成された第1および第2係止部に選択的に係止可能な係止爪を有する一対のアームと、
    前記リテーナ本体に設けられ、前記凹部を囲むように成形され、前記突出部が係合可能な抜け止め部とを備え、
    前記リテーナ本体が前記管継手本体に対して仮止め位置に取り付けられた状態において、前記係止爪は前記第1係止部に係止し、前記接続パイプが挿入されることにより、前記係止爪は前記突出部に押圧されて前記第1係止部から解放され、
    前記リテーナ本体が前記管継手本体に対して正常位置に取り付けられた状態において、前記係止爪は前記第2係止部に係止し、
    前記係止爪が前記第2係止部に係止した状態において、前記突出部が前記抜け止め部に係合して前記管継手本体から引き抜かれることが防止され、
    前記一対のアームは前記係止爪が前記第1および第2係止部に係止したそれぞれの状態において、前記管継手本体の内部に収容されて外部に露出しないことを特徴とする管継手。
  2. 前記一対の係止爪は、前記第1係止部に係止した状態において、相互に対向して前記接続穴に臨むことを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記係止爪が前記第1係止部に係止した状態において、前記突出部が係合することにより、前記係止爪が前記第1係止部から解放され、前記リテーナ本体が前記正常位置まで移動可能になることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  4. 前記係止爪は、前記突出部が係合することによって第1係止部から部分的に解放され、前記リテーナ本体が正常位置へのみ変位可能となることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  5. 前記係止爪は、前記一対のアームの先端に形成されることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  6. 前記一対のアームを回動させることにより、前記係止爪が広がって前記第1または第2係止部から解放されることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  7. 前記アームの前記係止爪とは反対側の端部である開放摘み部は、前記リテーナ本体の管継手本体への挿入方向の後方側にあることを特徴とする請求項6に記載の管継手。
  8. 前記第1係止部が、前記接続パイプの外周面側をシールするOリングを前記管継手本体の内部に保持するために設けられるOリング保持部材に形成されることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  9. 前記接続パイプを軸方向に変位させて前記突出部を、前記第1係止部に隣接する部分に形成されて内方に突出する舌部に係合させることにより、前記Oリング保持部材とアームが変形して前記係止爪が前記第2係止部から解放されることを特徴とする請求項8に記載の管継手。
  10. 外周面に突出部が形成された接続パイプを、管継手本体に形成された接続穴において所定の深さ位置に装着することを補助するリテーナであって、
    前記接続穴の軸線に交差する方向から前記管継手本体に挿入可能であり、前記接続パイプが挿通可能な凹部が形成されたリテーナ本体と、
    前記リテーナ本体に弾性変形可能に設けられ、前記管継手本体の内部に形成された第1および第2係止部に選択的に係止可能な係止爪を有する一対のアームと、
    前記リテーナ本体に設けられ、前記凹部を囲むように成形され、前記突出部が係合可能な抜け止め部とを備え、
    前記リテーナ本体が前記管継手本体に対して仮止め位置に取り付けられた状態において、前記係止爪は前記第1係止部に係止し、前記接続パイプが挿入されることにより、前記係止爪は前記突出部に押圧されて前記第1係止部から解放され、
    前記リテーナ本体が前記管継手本体に対して正常位置に取り付けられた状態において、前記係止爪は前記第2係止部に係止し、
    前記係止爪が前記第2係止部に係止した状態において、前記突出部が前記抜け止め部に係合して前記管継手本体から引き抜かれることが防止され、
    前記一対のアームは前記係止爪が前記第1および第2係止部に係止したそれぞれの状態において、前記管継手本体の内部に収容されて外部に露出しないことを特徴とする管継手のリテーナ。
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