JP5106466B2 - 係止具および係止具を用いた係止構造ならびに係止具を用いたコンテナ - Google Patents

係止具および係止具を用いた係止構造ならびに係止具を用いたコンテナ Download PDF

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Description

本発明は、係止部品を被係止部材に取り付けるための係止具、および係止具を用いた係止構造ならびに係止具を用いたコンテナに関する。
従来、係止部品を被係止部材に取り付けるための係止具としては、特許文献1(特開2007−162794号公報)に記載の係止具が提案されている。
この特許文献1に記載の係止具100は、図21、図22に示したような構造となっている。
すなわち、特許文献1に記載の係止具100は、表面に文字情報などの表示部102を備えた表示板104のピン部106を、被係止部材108のピン部106に対応する形状の係止孔110に挿通嵌合して、回転不能に保持している。
そして、被係止部材108の裏面側から、ばね片112を有するばね部材114の貫通孔116にピン部106を挿通して、ばね部材114を被係止部材108の方向に押圧して、ばね片112を弾性変形させながら回転させて、ピン部106の拡径部106aを、ばね部材114の係合凹部118に嵌合させて係止する構造である。
特開2007−162794号公報
しかしながら、このような従来の係止具100では、取り付け、取り外しの際には、ばね部材114を被係止部材108の方向に押圧して、ばね片112を弾性変形させながら回転させる必要があり、取り付け、取り外し操作が煩雑で手間がかかることになる。
また、このようにばね片112を弾性変形させる構造であるため、長期間、繰り返し使用していると、ばね片112が破損したり、弾性力が低下することがあり、振動などによって係止具100が外れてしまうおそれがある。
本発明は、このような現状に鑑み、従来の係止具のように押圧して回転させる必要がなく、回転という簡単な取り付け、取り外し操作で、係止部品を被係止部材に取り付けることができ、しかも、係止状態において確実に係止することが可能で、長期間、繰り返し使用しても係止機構が劣化することのない係止部品を被係止部材に取り付けるための係止具、および係止具を用いた係止構造ならびに係止具を用いたコンテナを提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の係止具は、
係止部品を被係止部材に取り付けるための係止具であって、
前記係止部品の取り付け用孔と、被係止部材の係止孔とを貫通して装着される取り付けピン部材と、
前記取り付けピン部材と係合する係止操作部材とを備え、
前記取り付けピン部材が、
前記被係止部材の係止孔より拡径し、被係止部材からの抜け落ちを防止する抜け止めフランジ部と、
前記抜け止めフランジ部より延設され、係止部品の取り付け用孔と、被係止部材の係止孔とを貫通して嵌合する軸部と、
前記軸部の先端に形成され、拡径した係止フランジ部とを備え、
前記係止操作部材が、
前記取り付けピン部材を回転可能に支持する回転支持部と、
前記係止操作部材を、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転させて係止位置に移動させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部と係合する係止片とを備えることを特徴とする。
このように構成することによって、取り付けピン部材の抜け止めフランジ部によって、被係止部材からの抜け落ちを防止した状態で、係止部品の取り付け用孔と、被係止部材の係止孔とを貫通して嵌合するように、取り付けピン部材の軸部を挿通する。
そして、係止操作部材を取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転させて、係止位置に移動させて、係止操作部材の係止片を取り付けピン部材の係止フランジ部と係合するようにすればよい。
これにより、取り付けピン部材の抜け止めフランジ部によって、被係止部材からの抜け落ちを防止することができるとともに、取り付けピン部材の係止フランジ部と係止操作部材の係止片とが確実に係止されるので、振動などによっても、係合状態が解除されることがない。
また、係止操作部材に、取り付けピン部材を回転可能に支持する回転支持部が形成されているので、取り付け、取り外し操作の回転の際に位置がずれてしまうことがなく、確実に取り付け、取り外し操作を行うことができる。
従って、従来の係止具のように押圧して回転させる必要がなく、回転という簡単な取り付け、取り外し操作で、係止部品を被係止部材に取り付けることができ、しかも、係止状態において確実に係止することが可能で、従来の係止具のようにばね片を用いる必要がないので、長期間、繰り返し使用しても係止機構が劣化することがない。
また、本発明の係止具は、前記係止操作部材の回転支持部が、回転支持突設部または回転支持凹部であり、
前記取り付けピン部材の軸部先端に、回転支持突設部と係合する回転支持凹部、または、回転支持凹部と係合する回転支持突設部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、係止操作部材の回転支持部が、回転支持突設部であり、取り付けピン部材の軸部先端に、回転支持突設部と係合する回転支持凹部が形成されているので、これらの係止操作部材の回転支持突設部と、取り付けピン部材の回転支持凹部との係合によって、取り付け、取り外し操作の回転の際に位置がずれてしまうことがなく、確実に取り付け、取り外し操作を行うことができる。
また、このように構成することによって、係止操作部材の回転支持部が、回転支持凹部であり、取り付けピン部材の軸部先端に、回転支持凹部と係合する回転支持突設部が形成されているので、これらの係止操作部材の回転支持凹部と、取り付けピン部材の回転支持突設部との係合によって、取り付け、取り外し操作の回転の際に位置がずれてしまうことがなく、確実に取り付け、取り外し操作を行うことができる。
また、本発明の係止具は、前記係止操作部材の係止片に、取り付けピン部材の係止フランジ部と係合する側に、係止リブを突設して、
前記係止操作部材を、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転させて係止位置に移動させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部が、係止リブにより係止されて、前記係止操作部材が、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのを阻止するように構成されていることを特徴とする。
このように、係止操作部材の係止片に、取り付けピン部材の係止フランジ部と係合する側に、係止リブを突設しているので、係止操作部材を、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転させて係止位置に移動させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部が、係止リブにより係止されて、係止操作部材が、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのを阻止することができる。
従って、取り付けピン部材の係止フランジ部が、係止リブにより係止され、係止操作部材が、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのが阻止されるので、振動などによっても、係合状態が解除されることがない。
また、取り付けの際には、係止操作部材を回転させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部と係止操作部材の係止片とが、係止片に形成した係止リブによって、面接触でなく、線接触で接触することになるので、係止操作部材の回転が容易で取り付け操作がスムーズである。
また、本発明の係止具は、前記取り付けピン部材の係止フランジ部に、係止操作部材の係止片と係合する側に、係合リブを突設して、
前記係止操作部材を、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転させて係止位置に移動させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部の係合リブが、係止操作部材の係止リブにより係止されて、前記係止操作部材が、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのを阻止するように構成されていることを特徴とする。
このように、取り付けピン部材の係止フランジ部に、係止操作部材の係止片と係合する側に、係合リブを突設しているので、係止操作部材を、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転させて係止位置に移動させた際に、係止操作部材の係止片に形成した係止リブが、取り付けピン部材の係止フランジ部の係合リブにより係止されて、係止操作部材が、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのを阻止することができる。
従って、係止操作部材の係止片に形成した係止リブが、取り付けピン部材の係止フランジ部の係合リブにより係止され、係止操作部材が、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのが阻止されるので、振動などによっても、係合状態が解除されることがない。
また、取り付けの際には、係止操作部材を回転させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部と係止操作部材の係止片とが、係止操作部材の係止片に形成した係止リブと、取り付けピン部材の係止フランジ部の係合リブによって、面接触でなく、線接触で接触することになるので、係止操作部材の回転が容易で取り付け操作がスムーズである。
また、本発明の係止具は、前記係止操作部材を、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転させて係止位置に移動させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部が当接するストッパー壁が、係止操作部材に形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、取り付けピン部材の係止フランジ部が当接するストッパー壁が、係止操作部材に形成されているので、取り付けの際に、係止操作部材を、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に過剰に回転させてしまうことがなく、係止具が破損損傷することがなく、しかも、確実に係止位置まで係止操作部材を移動して保持することができる。
また、本発明の係止構造は、前述いずれかに記載の係止具を用いて、係止部品を被係止部材に取り付けたことを特徴とする。
これにより、取り付けピン部材の抜け止めフランジ部によって、被係止部材からの抜け落ちを防止することができるとともに、取り付けピン部材の係止フランジ部と係止操作部材の係止片とが確実に係止されるので、振動などによっても、係合状態が解除されることがない。
また、係止操作部材に、取り付けピン部材を回転可能に支持する回転支持部が形成されているので、取り付け、取り外し操作の回転の際に位置がずれてしまうことがなく、確実に取り付け、取り外し操作を行うことができる。
従って、従来の係止具のように押圧して回転させる必要がなく、回転という簡単な取り付け、取り外し操作で、係止部品を被係止部材に取り付けることができ、しかも、係止状態において確実に係止することが可能で、従来の係止具のようにばね片を用いる必要がないので、長期間、繰り返し使用しても係止機構が劣化することがない。
本発明によれば、取り付けピン部材の抜け止めフランジ部によって、被係止部材からの抜け落ちを防止することができるとともに、取り付けピン部材の係止フランジ部と係止操作部材の係止片とが確実に係止されるので、振動などによっても、係合状態が解除されることがない。
また、係止操作部材に、取り付けピン部材を回転可能に支持する回転支持部が形成されているので、取り付け、取り外し操作の回転の際に位置がずれてしまうことがなく、確実に取り付け、取り外し操作を行うことができる。
従って、従来の係止具のように押圧して回転させる必要がなく、回転という簡単な取り付け、取り外し操作で、係止部品を被係止部材に取り付けることができ、しかも、係止状態において確実に係止することが可能で、従来の係止具のようにばね片を用いる必要がないので、長期間、繰り返し使用しても係止機構が劣化することがない。
また、本発明によれば、係止操作部材を、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転させて係止位置に移動させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部が、係止リブにより係止されて、係止操作部材が、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのを阻止することができる。
従って、取り付けピン部材の係止フランジ部が、係止リブにより係止され、係止操作部材が、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのが阻止されるので、振動などによっても、係合状態が解除されることがない。
また、取り付けの際には、係止操作部材を回転させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部と係止操作部材の係止片とが、係止片に形成した係止リブによって、面接触でなく、線接触で接触することになるので、係止操作部材の回転が容易で取り付け操作がスムーズである。
また、本発明によれば、取り付けピン部材の係止フランジ部に、係止操作部材の係止片と係合する側に、係合リブを突設しているので、係止操作部材を、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転させて係止位置に移動させた際に、係止操作部材の係止片に形成した係止リブが、取り付けピン部材の係止フランジ部の係合リブにより係止されて、係止操作部材が、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのを阻止することができる。
従って、係止操作部材の係止片に形成した係止リブが、取り付けピン部材の係止フランジ部の係合リブにより係止され、係止操作部材が、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのが阻止されるので、振動などによっても、係合状態が解除されることがない。
また、取り付けの際には、係止操作部材を回転させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部と係止操作部材の係止片とが、係止操作部材の係止片に形成した係止リブと、取り付けピン部材の係止フランジ部の係合リブによって、面接触でなく、線接触で接触することになるので、係止操作部材の回転が容易で取り付け操作がスムーズである。
図1は、本発明の係止具の取り付けピン部材を示す斜視図である。 図2は、図1の取り付けピン部材の反対方向から見た斜視図である。 図3は、本発明の係止具の係止操作部材の斜視図である。 図4は、図3の係止操作部材の反対方向から見た斜視図である。 図5は、本発明の係止具の取り付けピン部材と係止操作部材の取り付け前の位置関係を示す斜視図である。 図6は、本発明の係止具の取り付けピン部材と係止操作部材の取り付け開始状態の斜視図である。 図7は、図6の取り付け開始状態の正面図である。 図8は、本発明の係止具の取り付けピン部材と係止操作部材の取り付け途中の正面図である。 図9は、本発明の係止具の取り付けピン部材と係止操作部材の取り付け途中の正面図である。 図10は、本発明の係止具の取り付けピン部材と係止操作部材の取り付け終了時の正面図である。 図11は、図10の状態の斜視図である。 図12は、図7の状態の斜視図である。 図13は、本発明の係止具をコンテナにおいて、係止部品である仕切り板の跳ね上がり防止板を、被係止部材であるコンテナ本体に取り付ける実施例を示す斜視図である。 図14は、図13の状態をコンテナ内側から見た斜視図である。 図15は、係止具を用いて取り付け開始状態の斜視図である。 図16は、取り付け終了時の斜視図である。 図17は、取り付け終了時のコンテナの部分拡大斜視図である。 図18は、図17のC部分の拡大図である。 図19は、図17のD部分の拡大図である。 図20は、取り付け終了時のコンテナ全体の斜視図である。 図21は、従来の係止具を説明する斜視図である。 図22は、従来の係止具の取り付け状態を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の係止具の取り付けピン部材を示す斜視図、図2は、図1の取り付けピン部材の反対方向から見た斜視図、図3は、本発明の係止具の係止操作部材の斜視図、図4は、図3の係止操作部材の反対方向から見た斜視図、図5は、本発明の係止具の取り付けピン部材と係止操作部材の取り付け前の位置関係を示す斜視図、図6は、本発明の係止具の取り付けピン部材と係止操作部材の取り付け開始状態の斜視図、図7は、図6の取り付け開始状態の正面図、図8〜図9は、本発明の係止具の取り付けピン部材と係止操作部材の取り付け途中の正面図、図10は、本発明の係止具の取り付けピン部材と係止操作部材の取り付け終了時の正面図、図11は、図10の状態の斜視図、図12は、図7の状態の斜視図、図13は、本発明の係止具をコンテナにおいて、係止部品である仕切り板の跳ね上がり防止板を、被係止部材であるコンテナ本体に取り付ける実施例を示す斜視図、図14は、図13の状態をコンテナ内側から見た斜視図、図15は、係止具を用いて取り付け開始状態の斜視図、図16は、取り付け終了時の斜視図、図17は、取り付け終了時のコンテナの部分拡大斜視図、図18は、図17のC部分の拡大図、図19は、図17のD部分の拡大図、図20は、取り付け終了時のコンテナ全体の斜視図である。
なお、図5〜図12においては、説明の便宜上、係止部品と、被係止部材とを省略して示しており、図13〜図19においては、説明の便宜上、仕切り板を省略して示している。
図5において、符号10は、全体で本発明の係止具を示している。
図5に示したように、本発明の係止具10は、係止部品を被係止部材に取り付けるための係止具であって、図1〜図2に示したように、取り付けピン部材12と、図3〜図4に示したように、取り付けピン部材12と係合する係止操作部材14とを備えている。
取り付けピン部材12は、図13〜図14に示したように、係止部品の一例であるコンテナ16の壁部18の取り付け用孔20と、被係止部材の一例である仕切り板21の跳ね上がり防止板22の係止孔24とを貫通して装着されるものである。
図1〜図2に示したように、取り付けピン部材12は、被係止部材の係止孔24より拡径し、被係止部材からの抜け落ちを防止する抜け止めフランジ部26を備えている。
この実施例の場合には、係止部品の取り付け用孔20、被係止部材の係止孔24は、略長楕円形状であり、これに対応して、抜け止めフランジ部26の形状も略長楕円形状となっている。
そして、この抜け止めフランジ部26より延設され、係止部品の取り付け用孔20と、被係止部材の係止孔24とを貫通して嵌合する軸部28が形成されている。
この軸部28は、係止部品の取り付け用孔20、被係止部材の係止孔24が、略長楕円形状であり、これに対応して、軸部28の外形も、略長楕円形状であり、軸部28の外形部分が、被係止部材の係止孔24、係止部品の取り付け用孔20に嵌合して、取り付けピン部材12が回転するのが防止されるようになっている。
すなわち、軸部28は、抜け止めフランジ部26より延設された横方向リブ30と、この横方向リブ30と垂直に交差する2条の縦方向リブ32とを備えている。そして、この縦方向リブ32は、横方向リブ30よりも前方に延設されており、この縦方向リブ32の中間位置に、すなわち、横方向リブ30の終端位置に中間フランジ34が形成されている。
この中間フランジ34は、係止部品の取り付け用孔20、被係止部材の係止孔24の形状に対応した略長楕円形状であり、この中間フランジ34の外形部分と、横方向リブ30と縦方向リブ32の外形部分が、被係止部材の係止孔24、係止部品の取り付け用孔20に嵌合して、取り付けピン部材12が回転するのが防止されるようになっている。
また、軸部28の先端部分、すなわち、縦方向リブ32の先端部分には、拡径した係止フランジ部36が形成されている。この係止フランジ部36は、中間フランジ34と略同じ形状、寸法であり、略長楕円形状となっている。
さらに、軸部28の先端部分には、略円形の回転支持凹部38が形成されている。この回転支持凹部38は、後述するように、係止操作部材14の回転支持部を構成する、回転支持突設部58との係合によって、取り付け、取り外し操作の回転の際に位置がずれてしまうことがなく、確実に取り付け、取り外し操作を行うことができるように構成されている。
また、図1に示したように、取り付けピン部材12の係止フランジ部36に、係止操作部材14の係止片56と係合する側に、すなわち、抜け止めフランジ部26の側に、一対の係合リブ40が横方向に突設されている。
一方、係止操作部材14は、図3〜図4に示したように、高さの比較的低い略円筒形状の係止操作部材本体42を備えており、この係止操作部材本体42の表板部44には、略リブ形状の操作つまみ部材46が、横方向に立設されている。
また、この表板部44には、この操作つまみ部材46に対して対峙するように、上下一対の確認用窓部48が形成されている。この確認用窓部48を介して、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の位置を確認することによって、取り付け、取り外しが確認できるようになっている。
さらに、係止操作部材本体42の側周壁50の一部が、中心方向に直角状に凹んだ形状の凹部52が形成されている。この凹部52は、係止操作部材本体42の中心に対して点対称な位置に2つ形成されている。
この凹部52の一方側の隔壁が、後述するように、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の一方の端部36aが当接するストッパー壁52aを構成している。
また、図3に示したように、係止操作部材本体42の裏板部54は、上下一対の係止片56により形成されている。なお、この係止片56は、表板部44の確認用窓部48に対応する位置に、対応する形状になっている。
また、図3に示したように、表板部44の裏側には、取り付けピン部材12を回転可能に支持する回転支持部として、軸形状の回転支持突設部58が立設されている。
従って、図3に示したように、係止操作部材本体42の裏側から見た場合に、裏板部54が存在しない部分に、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の形状に対応する開口部60が形成されている。そして、この開口部60の奥側に、係止操作部材14を回転させた場合に、取り付けピン部材12の係止フランジ部36が回転できる空間62が形成されていることになる。
また、図4に示したように、係止操作部材本体42の係止片56に、係止片56の表面側、すなわち、取り付けピン部材12の係止フランジ部36と係合する側に、円弧形状の係止リブ64が突設されている。
このように構成される本発明の係止具10の取り付け、取り外し方法について、図5〜図20に基づいて、以下に説明する。
先ず、図5に示したように、係止操作部材14の裏側の開口部60と、取り付けピン部材12の係止フランジ部36とが対峙するように配置する。
すなわち、図13〜図14に示したように、取り付けピン部材12の軸部28、係止フランジ部36が、係止部品であるコンテナ16の壁部18の取り付け用孔20と、被係止部材である仕切り板21の跳ね上がり防止板22の係止孔24とを貫通するように、取り付けピン部材12を配置する。
なお、跳ね上がり防止板22は、櫛刃形状であって、図20に示したように、跳ね上がり防止板22の一定間隔離間して形成された切欠部22a内に、仕切り板21が嵌合して位置止めされ、運搬途中などで、仕切り板21が跳ね上がり、位置がずれたり、コンテナ16から脱落するのが防止されるようになっている。
そして、図6、図15に示したように、係止操作部材14を、取り付けピン部材12の方向に移動させて、係止操作部材本体42の裏側の開口部60に、取り付けピン部材12の係止フランジ部36を挿入して、空間62内に位置させる。
この状態では、図7、図15に示したように、操作つまみ部材46は横方向に位置しており、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の係合リブ40(図7〜図10において点線で示した)と、係止操作部材本体42の係止片56の係止リブ64とは接触しない位置にある。
また、この状態では、取り付けピン部材12の回転支持凹部38に、係止操作部材本体42の回転支持突設部58が嵌合して、取り付け、取り外し操作の回転の際に位置がずれてしまうことがないように構成されている。
そして、この状態から、操作つまみ部材46を指などで把持して、係止操作部材14を、図7、図15の矢印A方向に(取り付け方向に)回転させる。この場合、開口部60の奥側に、係止操作部材14を回転させた場合に、取り付けピン部材12の係止フランジ部36が回転できる空間62が形成されているので回転が可能となっている。
この係止操作部材14の回転に伴って、図8に示したように、係止操作部材本体42の係止片56と、取り付けピン部材12の係止フランジ部36とが係合し始める。
この際、取り付けピン部材12の係止フランジ部36と、係止操作部材本体42の係止片56とが、係止操作部材本体42の係止片56の係止リブ64と、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の係合リブ40によって、面接触でなく、線接触で接触することになるので、係止操作部材14の回転が容易で取り付け操作がスムーズになる。
そして、図9に示したように、係止操作部材14を、さらに矢印方向に回転させることによって、係止操作部材本体42の係止片56の係止リブ64が、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の係合リブ40を乗り越えた位置になり、図10、図16〜図19に示したような取り付け完了位置になる。
この状態では、係止操作部材本体42の係止片56の係止リブ64の取り付け回転方向の後端64aと、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の係合リブ40とが係止された状態であるので、係止操作部材14が、取り付けピン部材12に対して、不用意に回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのを阻止することができる。
従って、係止操作部材本体42の係止片56の係止リブ64が、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の係合リブ40により係止され、係止操作部材14が、取り付けピン部材12に対して、回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのが阻止されるので、振動などによっても、係合状態が解除されることがない。
また、この取り付け完了位置では、図10に示したように、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の一方の端部36aが、凹部52の一方側の隔壁であるストッパー壁52aに当接するので、取り付けの際に、係止操作部材14を、取り付けピン部材12に対して、回転支持部を中心に過剰に回転させてしまうことがなく、係止具10が破損損傷することがなく、しかも、確実に係止位置まで係止操作部材を移動して保持することができるように構成されている。
さらに、図10に示したように、この取り付け完了位置を、係止操作部材14の確認用窓部48を介して、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の位置を確認することによって、取り付け、取り外しが確認できるようになっている。
このような取り付け完了位置から、取り外し操作を行う場合には、操作つまみ部材46を指などで把持して、係止操作部材14を、図10、図18に示したように、上記の取り付け方向Aとは逆の方向に、矢印B方向に(取り外し方向に)回転させればよい。これにより、係止操作部材本体42の係止片56の係止リブ64の取り付け回転方向の後端64aと、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の係合リブ40とが係止状態が解除され、上記の取り付けとは逆の操作で、係止操作部材14を取り外すことができる。上記の取り付け操作と基本的には、逆の操作であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、係止操作部材本体42の係止片56の係止リブ64と、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の係合リブ40とは、図示しないが、その相互の係合・解除が容易となるように角部などが丸く形成されている。
また、上記実施例では、取り付けピン部材12の回転支持凹部38に、係止操作部材本体42の回転支持突設部58が嵌合するようにしたが、図示しないが、この逆に、取り付けピン部材12に回転支持突設部を設け、係止操作部材本体42に回転支持凹部を設けることも可能である。
また、取り付けピン部材12の係止フランジ部36の形状を、係止部品の取り付け用孔20、被係止部材の係止孔24の形状に合わせて、略長楕円形状としたが、係止部品の取り付け用孔20、被係止部材の係止孔24の形状に合わせてあればよく、図示しないが、例えば、円形、三角形、四角形、プロペラ形状など適宜変更することが可能である。
さらに、上記実施例では、取り付けピン部材12を被係止部材である仕切り板21の跳ね上がり防止板22に取り付け、係止操作部材14を係止部品であるコンテナ16の壁部18に取り付けたが、逆に、取り付けピン部材12を係止部品であるコンテナ16の壁部18に取り付け、係止操作部材14を、被係止部材である仕切り板21の跳ね上がり防止板22に取り付けることももちろん可能である。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、本発明の係止具を、係止部品の一例であるコンテナ16の壁部18の取り付け用孔20と、被係止部材の一例である仕切り板21の跳ね上がり防止板22の係止孔24に取り付けるように用いたが、これ以外でも、係止部品を被係止部材に取り付けるためであれば良く、例えば、ネームプレート、部品相互の係止などに用いることも可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
係止部品を被係止部材に取り付けるための係止具、および係止具を用いた係止構造ならびに係止具を用いたコンテナに適用することができる。
10 係止具
12 ピン部材
14 係止操作部材
16 コンテナ
18 壁部
20 取り付け用孔
21 仕切り板
22 跳ね上がり防止板
22a 切欠部
24 係止孔
26 フランジ部
28 軸部
30 横方向リブ
32 縦方向リブ
34 中間フランジ
36 係止フランジ部
36a 端部
38 回転支持凹部
40 係合リブ
42 係止操作部材本体
44 表板部
46 操作つまみ部材
48 確認用窓部
50 側周壁
52 凹部
52a ストッパー壁
54 裏板部
56 係止片
58 回転支持突設部
60 開口部
62 空間
64 係止リブ
64a 後端
100 係止具
102 表示部
104 表示板
106 ピン部
106a 拡径部
108 被係止部材
110 係止孔
112 ばね片
114 ばね部材
116 貫通孔
118 係合凹部

Claims (5)

  1. 係止部品を被係止部材に取り付けるための係止具であって、
    前記係止部品の取り付け用孔と、被係止部材の係止孔とを貫通して装着される取り付けピン部材と、
    前記取り付けピン部材と係合する係止操作部材とを備え、
    前記取り付けピン部材が、
    前記被係止部材の係止孔より拡径し、被係止部材からの抜け落ちを防止する抜け止めフランジ部と、
    前記抜け止めフランジ部より延設され、係止部品の取り付け用孔と、被係止部材の係止孔とを貫通して嵌合する軸部と、
    前記軸部の先端に形成され、拡径した係止フランジ部とを備え、
    前記係止操作部材が、
    前記取り付けピン部材を回転可能に支持する回転支持部と、
    前記係止操作部材を、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転させて係止位置に移動させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部と係合する係止片とを備えることを特徴とする係止具。
  2. 前記係止操作部材の回転支持部が、回転支持突設部または回転支持凹部であり、
    前記取り付けピン部材の軸部先端に、回転支持突設部と係合する回転支持凹部、または、回転支持凹部と係合する回転支持突設部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の係止具。
  3. 前記係止操作部材の係止片に、取り付けピン部材の係止フランジ部と係合する側に、係止リブを突設して、
    前記係止操作部材を、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転させて係止位置に移動させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部が、係止リブにより係止されて、前記係止操作部材が、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転して解除位置に移動するのを阻止するように構成されていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の係止具。
  4. 前記係止操作部材を、取り付けピン部材に対して、回転支持部を中心に回転させて係止位置に移動させた際に、取り付けピン部材の係止フランジ部が当接するストッパー壁が、係止操作部材に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の係止具。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の係止具を用いて、係止部品を被係止部材に取り付けたことを特徴とする係止構造。
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