JP5581097B2 - 封印具、及び継手連結体 - Google Patents

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Description

本発明は、封印具、及びこの封印具を用いた継手連結体に関する。
従来より、複数の継手を連結して構成される連結式ヘッダーが住宅の給水・給湯用に用いられている(例えば、特許文献1)。連結式ヘッダーに用いられる継手は、主管部の一端部に挿入部が設けられている。継手の挿入部には、この継手に連結される継手の主管部の他端部が挿入されるようになっている。
挿入部内には、挿入された主管部に爪部を引っ掛けて挿入された主管部の他端部を挿入部内に保持する保持リング、及び、挿入された主管部と挿入部との間をシールするOリングが設けられている。挿入部に挿入された主管部の他端部を挿入部から引き抜く際には、挿入部と挿入された主管部との隙間に専用冶具を挿入して、保持リングよりも挿入部の入口側に配置された解放リングを挿入部の奥側へ押圧することで挿入された主管部への保持リングの爪部の引っ掛かりが解除される。この状態で挿入された主管部を挿入部から引き抜くことで連結式ヘッダーから継手を取り外すことができる。一方、特許文献2及び特許文献3では、解放リングの誤操作を抑制する技術が開示されている。
特開2009−250435号公報 特開2006−9997号公報 特開2007−120671号公報
ところで、連結式ヘッダーは、工場で複数の継手を連結し、気密試験実施後に出荷される。施工現場などで継手を外した場合、挿入部内に異物などが入り込んだり、シール部材(Oリング)を傷つけたりすることがあり、その状態で継手を再び連結すると、シール性能が低下する虞がある。
しかしながら、施工現場などに設置された連結式ヘッダーが、継手を一旦外してから再び連結したものであるかについての判別は困難であった。また、特許文献1〜3では、継手を一旦外してから再び連結したことについて判別することはできない。
本発明は、上記課題を解決すべく成されたもので、複数の継手を連結して構成された継手連結体からの継手の取り外しを封じると共に、継手の取り外しを判別することができる封印具、及びこの封印具を用いた継手連結体を提供することを課題とする。
請求項1の封印具は、筒体部と、前記筒体部の一端部に設けられた挿入部と、前記挿入部内に配置され該挿入部に連結される筒体部の他端部が挿入されると前記他端部を前記挿入部内に保持し、且つ前記挿入部と該挿入部に連結された筒体部との隙間を通じて押圧されると前記挿入部内に保持された前記他端部の保持を解除する保持解除手段と、を有する継手を連結して構成された継手連結体に用いられ前記継手の取り外しを封じる封印具であって、前記挿入部と該挿入部に連結された筒体部との隙間を封止するように、前記挿入部に連結された筒体部上に配置され、破壊されないと前記保持解除手段を操作できないようにした破壊可能な還体と、前記挿入部に連結される筒体部に前記還体を固定する固定手段と、を有している。
請求項1の封印具によれば、挿入部と該挿入部に連結された筒体部との隙間が還体により封止される。これにより、継手連結体からの継手の取り外しを封じることができる。
一方、継手連結体から継手を取り外す場合、還体を破壊し、挿入部と該挿入部に連結された筒体部との隙間を開封する。その後、例えば、専用冶具などを用いて、挿入部と該挿入部に連結された筒体部との隙間を通じて保持解除手段を挿入部の奥側へ押圧することにより、挿入部に連結された筒体部の保持が解除される。
そして、挿入部から上記筒体部を引き抜くことで、継手連結体から継手が取り外される。
ここで、継手連結体から継手を取り外した場合には、還体が破壊されて継手から外れていることから、継手連結体から継手を取り外したことを確実に判別することができる。
請求項2の封印具は、請求項1の封印具において、前記還体には切れ込みが形成されている。
請求項2の封印具によれば、還体に切れ込みが形成されていることから、容易に還体を破壊することができる。
請求項3の封印具は、請求項2の封印具において、前記切れ込みは、前記還体の外周部に形成された幅方向に延びる溝である。
請求項3の封印具によれば、切れ込みが還体の外周部に形成された幅方向に延びる溝を構成していることから、還体を破壊するときに専用工具などを用いずに、先端が平らな工具、例えばマイナスドライバーの先端を溝に差し込んで簡単に破壊することができる。つまり、還体は、専用工具などを用いずに一般的な工具で容易に破壊することができる。
請求項4の封印具は、請求項2の封印具において、前記切れ込みは、前記還体の幅方向の端部に形成された厚さ方向に貫通したスリットである。
請求項4の封印具によれば、切れ込みが還体の幅方向の端部に形成された厚さ方向に貫通したスリットを構成していることから、還体を破壊するときに例えばマイナスドライバーなどをスリットに差し込み、スリットを広げることで、還体を簡単に破壊することができる。
請求項5の封印具は、請求項1〜請求項4のいずれか1項の封印具において、前記固定手段は、前記還体の幅方向の端部から幅方向へ延出し径方向へ弾性変形可能な複数の延出部と、前記延出部の先端部から径方向内側へ突出し、前記挿入部に連結される筒体部の外周部に設けられた係合凹部に引っ掛かる係合爪部と、を有している。
請求項5の封印具では、挿入部に連結される筒体部を還体に挿入することで、係合爪部が上記筒体部の外周面に乗り上げ、延出部が径方向外側へ広がるように弾性変形する。係合爪部が係合凹部に到達すると、係合爪部が係合凹部に入り込み延出部の弾性変形が元に戻り、係合爪部が係合凹部に引っ掛かる。これにより、挿入部に連結される筒体部を還体に挿入するという簡単な操作で、挿入部に連結される筒体部と還体との取付状態を強固にすることができる。
請求項6の封印具は、請求項1〜請求項4のいずれか1項の封印具において、前記固定手段は、前記還体の内周部から径方向内側へ突出し、前記挿入部に連結される筒体部の外周部に設けられた係合凹部に嵌合する係合凸部、を有している。
請求項6の封印具では、挿入部に連結される筒体部の係合凹部に還体の係合凸部が嵌合することから、挿入部に連結される筒体部と還体との取付状態を強固にすることができる。
請求項7の封印具は、請求項1〜請求項4のいずれか1項の封印具において、前記固定手段は、前記還体の内周部に設けられ、前記挿入部に連結される筒体部の外周部に設けられた外周側へ突出する係合凸部が嵌合する係合凹部、を有している。
請求項7の封印具では、挿入部に連結される筒体部の係合凸部が還体の係合凹部に嵌合することから、挿入部に連結される筒体部と還体との取付状態を強固にすることができる。
請求項8の継手連結体は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の封印具が用いられている。
請求項8の継手連結体では、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の封印具が用いられていることから、継手連結体からの継手の取り外しを封じることができ、且つ、継手を取り外したことを確実に判別することができる。
以上説明したように本発明の封印具によれば、複数の継手を連結して構成された継手連結体からの継手の取り外しを封じると共に、継手の取り外しを判別することができる。本発明の継手連結体によれば、封印具により継手の取り外しを封じると共に、継手の取り外しを判別することができる。
第1実施形態の連結式ヘッダーの上方から見た平面図である。 第1実施形態のヘッダー基体の上方から見た一部破断平面図である。 (A)第1実施形態の封印具の側面図である。 (B)第1実施形態の封印具の係合爪側から見た平面図である。 第1実施形態のヘッダー基体の連結状態を示す連結式ヘッダーの上方から見た一部破断平面図である。 第1実施形態の連結式ヘッダーから封印具を外した状態を示す連結式ヘッダーの上方から見た一部破断平面図である。 第1実施形態の連結式ヘッダーに専用冶具を差し込んだ状態を示す連結式ヘッダーの上方から見た一部破断平面図である。 (A)第1実施形態の封印具の変形例の側面図である。 (B)変形例の封印具の係合爪側から見た平面図である。 (A)第2実施形態の封印具の側面図である。 (B)第2実施形態の封印具の平面図である。 (C)第2実施形態の封印具の係合凸部と係合周溝との嵌合状態を支示す断面図である。
以下、本発明の第1実施形態の封印具及び継手連結体を図面に従って説明する。
[第1実施形態]
図1には、第1実施形態の封印具50及び継手連結体の一例としての連結式ヘッダー12が示されている。この連結式ヘッダー12は、以下に説明する複数のヘッダー基体14を連結することで構成されている。なお、ヘッダー基体14は、継手の一例である。
図2に示すように、ヘッダー基体14は、筒体部としての主管部16に枝配管を接続するための枝配管接続部18を一体的に備えている。主管部16の内部には直線流路20が設けられ、枝配管接続部18の内部には立ち上り流路22が設けられている。
主管部16の筒軸方向の一端部は、後述する樹脂パイプ24と同一の内外径を有するパイプ部26とされている。このパイプ部26には、筒軸方向の中間部に後述するロックリング34の爪部34Aが引っ掛かる周方向に延びる周方向溝28が形成されている。
主管部16の筒軸方向の他端部には、パイプ接続部30が構成されている。
このパイプ接続部30は、挿入部32と、挿入部32内に配置され挿入部32に挿入されて連結されるパイプ部26を挿入部32内に保持する保持部材としてのロックリング34と、挿入部32内に配置されロックリング34よりも挿入部32の入口側に位置し挿入部32に挿入されたパイプ部26と挿入部32との隙間を通じて挿入部32の奥側へ押圧されるとロックリング34によるパイプ部26の保持状態を解除する解放部材としての解放リング36と、挿入部32内に配置されロックリング34よりも挿入部32の奥側に位置し挿入されたパイプ部26に接触して上記挿入されたパイプ部26と挿入部32との間をシールするOリング38と、を含んで構成されている。なお、保持部材(ロックリング34)及び解放部材(解放リング36)は、保持解除手段の一例である。
挿入部32の内周面は、この挿入部32に連結されたパイプ部26に挿入される例えば、黒色に着色された合成樹脂製の内筒40の外周面により構成されている。この内筒40の外周面には周溝42が複数形成(本実施形態では2箇所)され、これらの周溝42に前述のOリング38がそれぞれ嵌め込まれている。
挿入部32の外周面は、内筒40の外周側に配置された透明な合成樹脂製の外筒44の内周面、及び、外筒44の先端部に取り付けられた筒状のキャップ46の内周面により構成されている。
ロックリング34は、断面形状がV字状とされ、外筒44の先端側に配置されている。また、ロックリング34は、キャップ46によって抜け出しが防止されている。このキャップ46の内部には、前記挿入されたパイプ部26の係合周溝58に引っ掛かるロックリング34の爪部34A(内周側端部)の引っ掛かりを解除する解放リング36が装着されている。
ヘッダー基体14の挿入部32に、これに連結されるヘッダー基体14のパイプ部26が挿入されると、ロックリング34の内周側端部が、挿入されたパイプ部26の周方向溝28に引っ掛かり、前記挿入されたパイプ部26の抜けを阻止するようになっている。一方、挿入部32に挿入されたパイプ部26の内周面にはOリング38が密着してシールを行う(いわゆる内面シール)。
また、解放リング36を専用冶具39(図6参照)などで挿入部32の奥側へ押し込んでロックリング34を押圧すると、解放リング36のテーパー部分がロックリング34の内周側の傾斜面を摺動し、ロックリング34の内径が拡大して爪部34Aが前記挿入されたパイプ部26の周方向溝28内から退避する。これにより、ロックリング34の爪部34Aと前記挿入されたパイプ部26の周方向溝28との引っ掛かりが解除され、挿入されたパイプ部26を引き抜くことができる。
主管部16には、周方向溝28よりも枝配管接続部18側に後述する封印具50の係合爪部56が引っ掛かる係合凹部としての係合周溝58が形成されている。具体的には、係合周溝58は、外筒44に形成されている。
図1及び図4に示すように、ヘッダー基体14の主管部16には、封印具50が取り付けられている。この封印具50は、隣接するヘッダー基体14間に配置され、挿入部32とこの挿入部32に挿入されて連結されたパイプ部26との隙間を封止している。
封印具50について具体的に説明すると、図3に示すように、封印具50は環状に形成された樹脂製の還体50Aを備えている。この還体50Aの外周部には、周方向に対して交差する方向(本実施形態では幅方向)に延びる切り込み(以下、溝52として記載。)が周方向に間隔をあけて複数形成されている。なお、溝52は、1箇所のみ形成する構成でも構わない。溝52の溝底部の厚みは、還体50Aの厚みの半分以下とされている。これにより、還体50Aを簡単に破壊することができる。
また、還体50Aの幅方向の端部には、端部から幅方向へ延出し径方向外側へ弾性変形可能な延出部54が形成されている。この延出部54の先端部には、係合周溝58に引っ掛かる径方向内側へ突出した係合爪部56が形成されている。なお、本実施形態の延出部54及び係合爪部56は、固定手段の一例である。
図2に示すように、枝配管接続部18の構造は、パイプ接続部30の構造と同様の構造となっている。従って、枝配管接続部18の詳細な説明は省略する。なお、枝配管接続部18には、樹脂パイプ24が接続される。
(作用)
連結式ヘッダー12によれば、挿入部32と、この挿入部32に挿入されたパイプ部26との隙間が、封印具50の還体50Aにより封止される。これにより、連結式ヘッダー12からのヘッダー基体14の取り外しを封じることができる。
一方、連結式ヘッダー12からヘッダー基体14を取り外す場合、還体50Aを破壊し(図5参照)、挿入部32とこの挿入部32に挿入されたパイプ部26との隙間を開封する。その後、例えば、専用冶具59を用いて、挿入部32とこの挿入部32に挿入されたパイプ部26との隙間を通じて解放リング36を挿入部32の奥側へ押圧することにより、ロックリング34の爪部34Aが上記挿入されたパイプ部26の周方向溝28から退避して、挿入されたパイプ部26の保持が解除される(図6参照)。そして、ヘッダー基体14のパイプ部26を挿入部32から引き抜くことで、連結式ヘッダー12からヘッダー基体14が取り外される。
ここで、連結式ヘッダー12からヘッダー基体14を取り外した場合には、還体50Aが破壊されてヘッダー基体14から外れていることから、連結式ヘッダー12からヘッダー基体14を取り外したことを確実に判別することができる。
また、還体50Aは、外周部に溝52が形成されていることから、容易に破壊することができる。また、溝52は還体50Aの幅方向に沿って形成されていることから、還体50Aを破壊するときに専用工具などを用いずに、先端が平らな工具、例えばマイナスドライバーの先端などを溝52に差し込んで破壊することができる。これにより、封印具50は、専用工具などを用いずに一般的な工具で容易に破壊することができる。
また、ヘッダー基体14のパイプ部26を封印具50に挿入することで、封印具50の係合爪部56がヘッダー基体14のパイプ部26に乗り上げ、延出部54が径方向外側へ広がるように弾性変形する。係合爪部56が係合周溝58に到達すると、係合爪部56が係合周溝58に入り込み延出部54の弾性変形が元に戻り、係合爪部56が係合周溝58に引っ掛かる。これにより、ヘッダー基体14のパイプ部26を封印具50に挿入するという簡単な操作で、ヘッダー基体14と封印具50の取り付け状態を強固にすることができる。
上述したように、連結式ヘッダー12からヘッダー基体14が取り外されたことが封印具50により判別されることから、例えば、連結式ヘッダー12から漏水が生じた場合に、どのヘッダー基体14から漏水が生じているかを特定することができる。
第1実施形態では、還体50Aの外周部に溝52を備える封印具50を連結式ヘッダー12に用いる構成としているが、本発明はこの構成に限らず、還体60Aの幅方向端部に厚さ方向に貫通したスリット62を備える封印具60を連結式ヘッダー12に用いる構成としてもよい。なお、図7(A)及び図7(B)に示すように、封印具60は、第1実施形態の封印具50の変形例であり、封印具50と同様の構成については説明を省略する。
図7(A)及び図7(B)に示すように、封印具60の幅方向の端部には、封印具60の厚さ方向に貫通したスリット62が周方向に間隔をあけて複数形成されている。なお、スリット62は、1箇所のみ形成する構成でも構わない。スリット62の幅は、封印具60の幅の半分以上とされている。これにより、封印具60が簡単に破壊できる。
この封印具60によれば、封印具60を取り外すときに例えばマイナスドライバーなどをスリット62に差し込み、スリット62を開くことで、簡単に封印具60を破壊することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図8にしたがって説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図8(A)及び図8(B)に示すように、封印具70は、環状に形成された樹脂製の還体70Aを備えている。この還体70Aには、幅方向端部に厚さ方向に貫通したスリット62が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
また、図8(A)に示すように、封印具70の内周部には径方向内側へ突出する係合凸部72が形成されている。なお、本実施形態の係合凸部72は、封印具70の内周に沿って連続して形成された凸条とされているが、本発明はこの構成に限定されず、封印具70の内周部に周方向に沿って複数の係合凸部72が形成される構成としてもよい。なお、係合凸部72は径方向内側へ向けて湾曲している。
一方、主管部16には、周方向溝28よりも枝配管接続部18側に上述の係合凸部72が嵌合する周方向に延びる係合周溝74が形成されている。具体的には、係合周溝58は、外筒44に形成されている。なお、本実施形態の係合凸部72は、固定手段の一例である。
ここで、封印具70の係合凸部72が主管部16の係合周溝74に嵌合して封印具70が主管部16に取り付けられていることから、封印具70とヘッダー基体14との取付状態を第1実施形態よりも強固にすることができる。
なお、第2実施形態では、封印具70に係合凸部72を形成し、主管部16に係合周溝74を形成する構成としたが、本発明はこの構成に限定されず、封印具70の内周部に係合周溝74を形成し、主管部16に係合凸部72を形成する構成としてもよい。このときの係合周溝74は、固定手段の一例である。
上述の実施形態では、本発明の封印具50、60、70を連結式ヘッダー12に用いる構成としたが、本発明はこの構成に限定されず、例えば、ヘッダー基体14から枝配管接続部18の構成を除いたストレート型又はL字型継手(主管部16、パイプ部26、挿入部32、ロックリング及び解放リング36などを有する)を連結した継手連結体に用いる構成としてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
12 連結式ヘッダー(継手連結体)
14 ヘッダー基体(継手)
16 主管部(筒体部)
26 パイプ部(他端部)
32 挿入部
34 ロックリング(保持解除手段)
36 解放リング(保持解除手段)
50 封印具
50A 環体
52 溝
54 延出部(固定手段)
56 係合爪部(固定手段)
58 係合周溝(係合凹部)
60 封印具
60A 還体
62 スリット
70 封印具
72 係合凸部(固定手段)
74 係合周溝(係合凹部)

Claims (8)

  1. 筒体部と、前記筒体部の一端部に設けられた挿入部と、前記挿入部内に配置され該挿入部に連結される筒体部の他端部が挿入されると前記他端部を前記挿入部内に保持し、且つ前記挿入部と該挿入部に連結された筒体部との隙間を通じて押圧されると前記挿入部内に保持された前記他端部の保持を解除する保持解除手段と、を有する継手を連結して構成された継手連結体に用いられ前記継手の取り外しを封じる封印具であって、
    前記挿入部と該挿入部に連結された筒体部との隙間を封止するように、前記挿入部に連結された筒体部上に配置され、破壊されないと前記保持解除手段を操作できないようにした破壊可能な還体と、
    前記挿入部に連結される筒体部に前記還体を固定する固定手段と、
    を有する封印具。
  2. 前記還体には切れ込みが形成されている請求項1に記載の封印具。
  3. 前記切れ込みは、前記還体の外周部に形成された幅方向に延びる溝である請求項2に記載の封印具。
  4. 前記切れ込みは、前記還体の幅方向の端部に形成された厚さ方向に貫通したスリットである請求項2に記載の封印具。
  5. 前記固定手段は、前記還体の幅方向の端部から幅方向へ延出し径方向へ弾性変形可能な複数の延出部と、前記延出部の先端部から径方向内側へ突出し、前記挿入部に連結される筒体部の外周部に設けられた係合凹部に引っ掛かる係合爪部と、を有する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の封印具。
  6. 前記固定手段は、前記還体の内周部から径方向内側へ突出し、前記挿入部に連結される筒体部の外周部に設けられた係合凹部に嵌合する係合凸部、を有する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の封印具。
  7. 前記固定手段は、前記還体の内周部に設けられ、前記挿入部に連結される筒体部の外周部に設けられた外周側へ突出する係合凸部が嵌合する係合凹部、を有する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の封印具。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の封印具が用いられた継手連結体。
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