JPWO2011024242A1 - 分割環冷却構造およびガスタービン - Google Patents

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Abstract

周方向に配設されて環状をなす複数の分割体から形成され、内周面がタービン動翼の先端から一定の距離を保つようにして車室内に配設されるガスタービンの分割環を冷却する分割環冷却構造において、複数の小孔を備えた衝突板と、該衝突板と前記分割体の本体により囲まれた冷却空間と、前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部であって、回転軸の軸方向に直交するように配置された第1のキャビティと、前記冷却空間から前記第1のキャビティに連通する第1の冷却流路と、前記第1のキャビティから前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の下流側端部において燃焼ガス空間に連通する第2の冷却流路とを含む。

Description

本発明は、ガスタービンの分割環の冷却構造およびガスタービンに関する。
本願は、2009年8月24日に米国に出願された米国特許出願番号61/236,310に基づいて優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、発電等に用いられるガスタービンは、タービン部を高温高圧の燃焼ガスが通過するため、安定した運転を継続するためには分割環等の冷却が重要となる。特に、近年はガスタービンの熱効率の向上のため、更なる燃焼ガスの高温化が進みつつある。
図11は、ガスタービンのタービン部に関する内部構造を示す断面図である。ガスタービンは、燃焼器3で発生させた燃焼ガスFGをタービン静翼7及びタービン動翼8に供給し、タービン動翼8を回転軸5の廻りに回転させて、回転エネルギーを電力に変換している。タービン静翼7およびタービン動翼8は、燃焼ガスFGの流れ方向の上流側から下流側に向かって交互に配置されている。また、タービン動翼8は、回転軸5の周方向に複数配置され、回転軸5と一体となって回転している。
また、タービン動翼8の燃焼ガスFGの流れ方向の上流側には、タービン静翼7が配置され、タービン動翼8と同様に、回転軸5の周方向に複数配置されている。タービン動翼8の外周側には分割環60が環状に配置され、分割環60とタービン動翼8の間には、相互の干渉を避けるため、一定の隙間が設けられている。
図12は、従来の分割環廻りの断面図である。分割環60は、複数の分割体61より形成され、回転軸5の周方向に環状に配置されている。分割体61は、分割体61のフック62および遮熱環66を介して車室67に支持されている。また、遮熱環66から支持される衝突板64は、複数の小孔65を備えている。分割体61には、回転軸5の軸方向に複数の冷却流路63が配置されている。
分割環60を冷却するため、圧縮機の抽気空気の一部である冷却空気CAが、車室67の供給孔68から分割環60の各分割体61に供給される。冷却空気CAは、衝突板64に開口する小孔65を介して、衝突板64と分割体61で囲まれた空間に噴出し、分割体61の上面をインピンジメント冷却する。更に、インピンジメント冷却後の冷却空気CAは、冷却流路63を経由して分割体61の燃焼ガスの流れ方向(図11の紙面上で左側から右側方向)の下流端から燃焼ガス空間に噴出する際、冷却流路63を流れる冷却空気CAにより分割体61が対流冷却される。
特許文献1には、上述の衝突板を備えた分割環が開示され、インピンジメント冷却した冷却空気が、分割環(分割体)の上面に配置された開口部に供給され、冷却流路(冷却空気孔)を経由して分割環の燃焼ガスFGの流れ方向の下流端から燃焼ガス空間に排出する際、分割環を冷却する例が示されている。
特許文献2は、特許文献2を改良した構造であって、インピンジメント冷却した冷却空気の一部を、分割環(分割体)の燃焼ガスの流れ方向の上流端から燃焼ガス空間に噴出する冷却流路(第1流路)が開示され、他の大半のインピンジメント冷却後の冷却空気は、燃焼ガスの流れ方向の下流端から燃焼ガス空間に噴出す冷却流路(第2流路)が開示されている。これにより、分割環の冷却が強化されている。
特開平11−22411号公報 特開2004−100682号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、分割環の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部において、冷却流路が配置されていない領域があり、燃焼ガスの高温化が進んだ場合、分割環の上流側端部が高温燃焼ガスによって焼損するという問題点がある。
また、特許文献2に記載の発明では、インピンジメント冷却後の冷却空気の一部が、冷却流路(冷却空気孔)を介して分割環の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部から燃焼ガス空間に排出する際、分割環の上流側端部の冷却を強化している。しかし、分割環の燃焼ガスの流れ方向の上流端側に排出される冷却空気は、上流側端部のみを冷却して燃焼ガス空間に排出されるため、そのまま冷却空気量のロスとなり、冷却空気量が増加して、ガスタービンの熱効率が低下するという問題点がある。
本発明は、上述の問題点に鑑みなされたもので、燃焼ガスの高温化に伴う分割環の焼損の防止と冷却空気量の低減による熱効率の向上を目的とした分割環の冷却構造およびガスタービンを提供することを目的としている。
本発明は、上記の問題点を解決するため、下記の手段を採用した。
すなわち、本発明の分割環冷却構造は、周方向に配設されて環状をなす複数の分割体から形成され、内周面がタービン動翼の先端から一定の距離を保つようにして車室内に配設されるガスタービンの分割環を冷却する分割環冷却構造において、複数の小孔を備えた衝突板と、該衝突板と前記分割体の本体により囲まれた冷却空間と、前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部であって、回転軸の軸方向に直交するように配置された第1のキャビティと、前記冷却空間から前記第1のキャビティに連通する第1の冷却流路と、前記第1のキャビティから前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の下流側端部において燃焼ガス空間に連通する第2の冷却流路とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、分割環の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部に第1のキャビティを設け、冷却空間の冷却空気は第1の冷却流路を介して第1のキャビティに供給され、更に第2の冷却流路を介して燃焼ガスの流れ方向の下流側端部より燃焼ガス空間に排出されるので、冷却流路全体の長さを長くなり、熱負荷の厳しい分割体の上流側端部の対流冷却が強化される。そのため、高温燃焼ガスによる分割体の上流側端部の焼損が避けられる。
本発明の分割環冷却構造は、第1の冷却流路と第2の冷却流路が、第1のキャビティにおいて、回転軸の軸方向に折り返す構造を備えることが望ましい。
本発明によれば、第1の冷却流路と第2の冷却流路が、第1のキャビティで燃焼ガスの流れ方向に折り返す構造を備えているので、流路長の長い冷却流路の全体が分割体の本体内にコンパクトに納められ、分割環の小型化が図られる。
本発明の分割環冷却構造は、第1の冷却流路と第2の冷却流路が、それぞれが回転軸の回転方向に対して環状に複数配列され、回転軸の径方向に互いに平行となるように配列されていることが望ましい。
本発明によれば、第1の冷却流路と第2の冷却流路が互いに平行となるように配列されているので、隣接する冷却流路間の距離が均一に維持され、上流側端部の温度分布が小さくなり、分割体の上流側端部の冷却性能が向上する。
本発明の分割環冷却構造は、第1の冷却流路が、第2の冷却流路に対して回転軸の軸方向に傾斜して配置されていることが望ましい。
本発明によれば、第1の冷却流路を介して第1のキャビティに供給される冷却空気は、第1のキャビティの底面に向かって噴出し、第1のキャビティの底面をインピンジメント冷却するので、熱負荷の厳しい分割体の上流側端部の冷却に有効である。
本発明の分割環冷却構造は、第1の冷却流路は、第2の冷却流路より長さが短く、第2の冷却流路より分割体の上面側に配置されていることが望ましい。
本発明によれば、第1の冷却流路は上流側端部の上面側に配置され、第2の冷却流路は上流側端部の下面側に配置されているので、分割体の上流側端部の上面側および下面側ともに冷却され、分割体の上流側端部の冷却性能が向上する。
本発明の分割環冷却構造は、第2の冷却流路の孔径が、第1の冷却流路の孔径より小さいことが望ましい。
本発明によれば、第1のキャビティ内の圧力を高く維持することができるので、第2の冷却流路を流れる冷却空気の速度を高くすることができ、分割体の下面側の冷却性能が向上する。
本発明の分割環冷却構造は、第2の冷却流路の回転軸の回転方向の孔ピッチが第1の冷却流路の回転軸の回転方向の孔ピッチより小さいことが望ましい。
本発明によれば、第2の冷却流路は、第1の冷却流路と比較して、回転軸の回転方向の孔ピッチが小さいので、第2の冷却流路の冷却効果が高く、分割体の冷却性能が向上する。
本発明の分割環冷却構造は、第3の冷却流路が分割体の回転軸の回転方向の上流側の側端部に配置され、分割体の回転軸の回転方向の上流側の側端部において、前記冷却空間から燃焼ガス空間に連通することが望ましい。
本発明によれば、分割体の回転軸の回転方向の上流側の側端部の対流冷却が強化される。
本発明の分割環冷却構造は、第4の冷却流路が、分割体の回転軸の回転方向の下流側の側端部に配置され、分割体の回転軸の回転方向の下流側の側端部で、前記冷却空間から燃焼ガス空間に連通することが望ましい。
本発明によれば、第4の冷却流路を設けることにより、分割体の回転軸の回転方向の上流側および下流側の両側の側端部を冷却するので、分割体の冷却性能が強化できる。
本発明の分割環冷却構造は、第3の冷却流路または第4の冷却流路が、第2のキャビティまたは第3のキャビティを介して、第1のキャビティに連通していることが望ましい。
本発明によれば、第1のキャビティに供給される高圧の冷却空気の一部が、第2のキャビティまたは第3のキャビティを介して、第3の冷却流路または第4の冷却流路に供給されるので、上流側端部近傍の第3の冷却流路または第4の冷却流路の冷却性能が強化される。
本発明のガスタービンは、上述の分割環冷却構造を備えていることが望ましい。
本発明によれば、ガスタービンの冷却空気量が低減され、ガスタービンの熱効率が向上する。
上述した本発明によれば、分割環の上流側端部の冷却が強化され、分割環の焼損が回避される。また、冷却空気の使用量を最小限に抑えるとともに、分割環の冷却効率及び冷却能力をより一層向上させたガスタービンを提供することができる。従って、ガスタービンの信頼性や運転効率を向上させることができる。
図1は、本発明に係るガスタービンの全体構成を示す。 図2は、第1の実施形態の分割環の要部断面図を示す。 図3は、第1の実施形態の分割体の斜視図を示す。 図4は、第1の実施形態に示す分割体の平面図を示す。 図5は、図4に示す分割体のA−A断面図を示す。 図6は、図4に示す分割体のB−B側面図を示す。 図7は、図4に示す分割体のC−C断面図を示す。 図8は、第1の変形例に示す分割体のC−C断面図を示す。 図9は、第2の実施形態に示す分割体の上流側端部の部分断面図を示す。 図10は、第3の実施形態に示す分割体の平面図である。 図11は、タービン部の断面構造を示す。 図12は、従来例に示す分割環の要部断面図を示す。
以下、本発明に係る分割環冷却構造およびガスタービンについて、その実施形態を図1〜図11に基づいて以下に説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図1から図7および図11に基づき以下に説明する。
図1は、ガスタービンの全体構成図である。ガスタービン1は、燃焼用空気を圧縮する圧縮機2と、圧縮機2から送られてきた圧縮空気に燃料FLを噴射して燃焼させ、燃焼ガスを発生させる燃焼器3と、この燃焼器3の下流側に位置し、燃焼器3を出た燃焼ガスにより駆動されるタービン部4と、発電機6と、圧縮機2とタービン部4と発電機6を一体に締結する回転軸5を主たる構成要素とする。
タービン部4は、背景技術の図11で説明した内容と同一の構成であるので、詳細な説明は省略する。共通する部品名称および符号は、同一の名称および符号を使用する。
図2は、ガスタービンの分割環の要部断面を示している。
分割環10は、車室67に支持されたタービン部4の構成部材であって、回転軸5の周方向に配設されて環状をなす複数の分割体11で構成される。分割体11は、分割体の内周面11aと動翼8の先端8aの間に一定の隙間が確保されるように配置されている。分割環10は、たとえば耐熱性ニッケル合金等から形成されている。なお、図中の符号7は、タービン部4のタービン静翼である。
分割体11は、本体(底板)12と、フック13と、衝突板14が、主要な構成要素である。分割体11は、燃焼ガスFGの流れ方向の上流側および下流側に設けられたフック13を介して遮熱環28に取り付けられ、遮熱環28を介して車室67に支持されている。分割体11は、本体12と、衝突板14と、燃焼ガスFGの流れ方向の上流側および下流側に配置されたフック13と、回転軸5の軸方向と略直交する方向(回転軸5の回転方向)の上流側及び下流側に設けられた側端部18,19(図4参照)により囲まれた冷却空間(以下、「冷却空間」と呼ぶ)29を備える。冷却空間29は、分割体11内に形成され、分割体11の内周面11aから見て裏面(外周面)に位置する本体12の上面12a側に接する空間である。
冷却空間29の上部には、衝突板14が設置されている。衝突板14には、インピンジメント冷却用の冷却空気CAが通過する多数の***15が穿設されている。衝突板14の上方には、車室67内の冷却空気CAが供給孔68を介して導入される受入空間30が配置されている。受入空間30内に供給された冷却空気CAは、全体が略同一圧力に均圧化された状態で***15から噴出し、冷却空間29の下面(本体12の上面12a)をインピンジメント冷却する。
図3は、分割体11の斜視図を示す。燃焼ガスFGは紙面上で左側から右側の方向に流れ、回転軸5の回転方向(タービン動翼の回転方向)Rは、回転軸の軸方向に直交する方向である。上述のように、分割体11は、フック13を介して遮熱環28に支持されている。また分割体11の中央には、衝突板14が分割体11の本体12の内壁12bに対して固定されている。
衝突板14は、中央部14aが周辺部14bより凹状に凹んだ形状を備える。すなわち、分割体11の本体12は、衝突板14より高温の状態に置かれるため、回転軸の軸方向および回転軸の回転方向Rにおいて、衝突板14より熱伸びが大きくなる。そのため、衝突板14は本体12の内壁12b側から引っ張られ、衝突板14には熱応力が発生する。しかし、衝突板14の中央部14aに凹状に凹みを設けることにより、衝突板全体の柔軟性が増し、発生する熱応力が緩和される効果がある。衝突板14の中央部14aが凸状に形成する場合でも、同様の効果がある。なお、本体12の上面12aの全面に渡って、均一にインピンジメント冷却を効かせるため、衝突板14の中央部14aのみならず、周辺部14bにも小孔15を設けることが望ましい。
図4は、分割体11の衝突板側から回転軸の方向を見た分割体の平面図である。
本実施形態の分割体11には、燃焼ガスFGの流れ方向の上流側の上流側端部16であって、回転軸5の軸方向に略直交する方向に第1のキャビティ20が配置されている。また、冷却空間29と第1のキャビティ20を連結する冷却流路(第1の冷却流路)21が回転軸5の軸方向に設けられ、第1のキャビティ20から燃焼ガスFGの流れ方向の下流側の下流側端部17に開口する冷却流路(第2の冷却流路)22が回転軸の軸方向に配置されている。第1のキャビティ20は、第1の冷却流路21と第2の冷却流路22を互いに連結するマニホールドの役割を果たしている。
図5は、図4に示す分割体の断面(断面A−A)を示し、図6は側面図(断面B−B)を示す。図7は、分割体11を回転軸5の軸方向から見た断面(断面C−C)を示す。
図4から図7により、第1の冷却流路21および第2の冷却流路22の構造を説明する。分割体11に対する燃焼ガスFGの流れ方向(図4の紙面上で左側から右側に向かう方向)の上流側の上流側端部16においては、第1の冷却流路21および第2の冷却流路22は、いずれも回転軸5の軸方向に分割体11の本体12の断面を貫通するように穿設されている。
また、第1の冷却流路21および第2の冷却流路22は、図7に示すように、回転軸5の軸方向から見た断面視で、互いに上下方向(回転軸5の径方向)に1列に並ぶように一定の間隔で平行に配置される。また、第1冷却流路21および第2の冷却流路22はともに、回転軸5の回転方向Rに対して、所定の孔ピッチで複数の冷却流路21、22が環状に配置されている。すなわち、分割体11の上流側端部16では、分割体11の回転方向Rの上流側の側端部18から下流側の側端部19にかけて、第1の冷却流路21と第2の冷却流路22が、上下方向に2列に重なるように配置されている。また、第1の冷却流路21および第2の冷却流路22は、隣接する冷却流路同士が、回転軸5の回転方向Rに、互いに平行となるように、所定の孔ピッチで配置される。更に、第1の冷却流路21と第2の冷却流路22とは、回転軸5の軸方向に互いに平行となるように配置されている。
また、分割体11の本体12のうち、上流側端部16および側端部18、19を除く部分には、第1のキャビティ20から下流側端部17にかけて、分割体11の下面11aに沿って、回転軸5の軸方向に配置された冷却流路(第2の冷却流路22)が設けられている。第2の冷却流路22は、上流側端部16では、回転軸5の軸方向から見た断面視で、第1の冷却流路21と上下方向に重なるように配列され、そのまま燃焼ガスの流れ方向の下流側の下流側端部17まで延設されて、下流側端面17aで燃焼ガス空間Wに開口している。なお、分割体11の上流側端部16とは、分割体11のうち、上流側端面16aと本体12の上流側の内壁12bで挟まれ、衝突板14の取り付け高さより下方部分をいう。また、分割体11の下流側端部17とは、分割体11のうち、下流側端面17aと本体12の下流側の内壁12bで挟まれ、衝突板14の取り付け高さより下方部分をいう。
上述のような第1の冷却流路および第2の冷却流路の構成により、第1の冷却流路21は、第1のキャビティ20で折り返して、第2の冷却流路22に連結する折り返し構造を備えているので、回転軸5の軸方向に対して、流路長の長い冷却流路を選定できる。すなわち、第1の冷却流路21は、分割体11の上流側端部16の上面側に近い分割体11内に配置されている。一方、第1の冷却流路21は、第1のキャビティ20で折り返して、第2の冷却流路22に接続し、上流側端部16の第1の冷却流路21より下面側に近い分割体11内に配置されて、下流側端面17aまで延設されている。その結果、本実施形態の冷却流路は、回転軸5の軸方向において、特許文献1および特許文献2と比較して、最も長い流路長が選定でき、分割体の冷却性能の向上に有効である。
また、第1のキャビティ20を介して、第1の冷却流路21と第2の冷却流路22が回転軸5の軸方向に折り返す構造であるので、流路長の長い冷却流路を、分割体の本体内にコンパクトに納めることができ、分割体を効率よく冷却できる。
次に、分割体11の側端部18、19に設ける冷却流路の構造を説明する。
図4に示すように、分割体11の回転軸の回転方向Rの上流側の側端部18には、冷却空間29から燃焼ガス空間Wに連通する第3の冷却流路25が、回転軸に略直交する方向に配列されている。第3の冷却流路25は、一方側が冷却空間29に連通し、他方側が燃焼ガス空間Wに開口している。また、上流側端部16および下流側端部17には、一方側が冷却空間29に連通し、他方側が回転軸の軸方向に延設して、末端が閉塞された第2のキャビティ24が形成され、第3の冷却流路25の一部は第2のキャビティ24を介して冷却空間29に連通している。
本実施形態では、分割体11の回転方向Rの下流側の側端部19における第4の冷却流路27も、第3の冷却流路25と同様の構成とすることができる。すなわち、第4の冷却流路27は、一方側が冷却空間29に連通し、他方側は燃焼ガス空間Wに開口している。また、上流側端部16および下流側端部17において、一方側が冷却空間29に連通し、他方側が回転軸の軸方向に延設して、末端が閉塞された第3のキャビティ26が形成され、第3の冷却流路25の一部は第3のキャビティ26を介して冷却空間29に連通している。なお、ガスタービンの運転条件によっては、上述した分割体11の回転方向Rの下流側の側端部19における冷却流路を設けず、側端部19の対流冷却を省略してもよい。
なお、側端部18とは、本体12の回転方向Rの上流側の内壁12cと上流側端面18aで挟まれ、衝突板14の取り付け高さより下方部分をいう。また、側端部19とは、本体12の回転方向Rの下流側の内壁12cと下流側端面19aで挟まれ、衝突板14の取り付け高さより下方部分をいう。
本実施形態における冷却空気の流れについて、以下に説明する。図2に示すように、タービン部4に供給された冷却空気CAの一部は、供給孔68を経由して、受入空間30に供給される。冷却空気CAは、衝突板14に設けられた***15を介して冷却空間29に噴出し、分割体11の本体12の上面12aをインピンジメント冷却する。インピンジメント冷却後の大半の冷却空気CAは、上流側端部16に設けられ、分割体11の本体12の燃焼ガスFGの流れ方向の上流側の内壁12aに開口する第1の冷却流路21に供給され、燃焼ガスFGの流れ方向とは逆方向に流れて、主に上流側端部16の上面側を対流冷却して、一旦第1のキャビティ20に吹き出す。
第1のキャビティ20内の冷却空気CAは、第1のキャビティ20で折り返して、回転軸5の軸方向から見た断面視で、第1の冷却流路21の下方に配置された第2の冷却流路22に供給される。さらに、冷却空気CAは、分割体11の下面11aに沿って分割体11の下流側端部17に向かって流れ、主に分割体11の下面側を対流冷却して、下流側端面17aより燃焼ガス空間Wに排出される。すなわち、上述のような折り返し構造を備えるので、流路長の長い冷却流路を選定でき、分割体の冷却に有効である。
一方、分割体11廻りの燃焼ガスFGは、流れ方向に沿って圧力が変化する。燃焼ガスFG流れ方向の上流側の上流側端面16a付近で最も圧力が高く、下流側の下流側端面17a付近で最も圧力が低くなる。すなわち、特許文献2に示す例では、冷却空間29からの冷却空気CAは、上流側端部16内を燃焼ガスFGの流れ方向の上流側に向かって流れ、上流側端面16aから燃焼ガス空間Wに排出されるため、冷却空間29内の冷却空気CAの圧力と上流側端面16a付近の燃焼ガスの圧力との差圧を大きく取ることができない。従って、上流側端部16を十分に冷却するためには、第1の冷却流路21内を流れる冷却空気は、多めに流す必要があり、それだけ冷却空気量の増加の原因となる。
一方、本実施形態の場合は、上流側端部16を冷却するため、冷却空間29の冷却空気CAは、第1の冷却流路21を経由して第1のキャビティ20に供給され、そのまま上流側端面16aから燃焼ガス空間Wに排出されずに、第1のキャビティ20で折り返して、第2の冷却流路22を経由して下流側端面17aに排出される。すなわち、冷却空気CAは、燃焼ガス圧力が最も低い下流側端面17aで燃焼ガス空間Wに排出するので、冷却空間29内の冷却空気と下流側端面17a付近の燃焼ガスとの圧力差を最大限に利用できるので、特許文献1および特許文献2の例に比較して、冷却流路内の流速を高くすることができ、冷却空気量を大幅に低減できる。
一方、分割体11の側端部18、19においては、冷却空間29内でインピンジメント冷却した冷却空気CAの一部が、第3の冷却流路25、第4の冷却流路27を介して燃焼ガス空間Wに排出される際、側端部18、19を対流冷却する。また、側端部18、19の一部は、冷却空間29より導入された冷却空気CAを、一旦第2のキャビティ24、26に供給し、第2のキャビティ24、26を介して第3の冷却流路25、27に供給される。冷却空気CAは、第3の冷却流路25から燃焼ガス空間Wに排出する際、側端部18,19を対流冷却する。
なお、図4に示す実施形態では、冷却空間29から第2のキャビティ24に供給される冷却空気は、連結路31を介して供給されているが、第3のキャビティ26と同様に、冷却空間29から直接導入する方法でもよい。
側端部18、19の対流冷却を目的とした冷却空気は、インピンジメント冷却後の高圧冷却空気を第3の冷却流路25、第4の冷却流路27に供給するので、冷却空間29の冷却空気と側端部端面18a、19a近傍の燃焼ガスとの差圧を利用でき、側端部の冷却に有効である。
本実施形態によれば、回転軸の軸方向に対して、最も長い冷却流路長を採用でき、また冷却空気の差圧を最大限に利用できるので、分割体の冷却に最も有効である。
また、上流側端部では、第1の冷却流路と第2の冷却流路を上下方向に重なるように配置し、上面側に第1の冷却流路を配置され、下面側に第2の冷却流路が配置されているので、上流側端部での冷却性能が向上する。
また、第1の冷却流路と第2の冷却流路は、上下方向(回転軸の径方向)に対して、互いに平行に配置され、回転軸の回転方向Rに対して同じ孔ピッチで平行に複数本が配列されているので、冷却流路同士は同じ間隔で配置され、上流側端部内での温度分布が小さくなり、均一な冷却が可能である。
[第1変形例]
図8は、第1の冷却流路および第2の冷却流路に関して、第1の実施形態とは異なる配置例を示す。第1変形例は、第1の実施形態と比較して、回転軸5の回転方向Rに対して、同じ孔ピッチで冷却流路を環状に配置する点では同じであるが、第2の冷却流路22は、第1の冷却流路21より小さい孔径を採用している点が異なっている。また、第2の冷却流路22の回転軸5の回転方向Rの孔ピッチが、第2の冷却流路22の回転方向Rの孔ピッチより大きい点が異なっている。このような第1の冷却流路21および第2の冷却流路22の孔径および孔ピッチを採用すれば、第2の冷却流路に供給される冷却空気は、冷却に十分な量は確保され、第1の実施形態と比較して、分割体の本体(底面)側の冷却性能が向上する。
すなわち、分割体の本体、特に本体12の上流側端部16の冷却が最も問題となるが、本体の冷却に最も寄与するのは、第2の冷却流路22である。分割環の冷却性能を良くするには、冷却流路として小口径の孔径を採用し、孔ピッチを狭くするのが望ましい。本変形例の場合、第1の冷却流路21は相対的に第2の冷却流路22より大きな孔径として、第1の冷却流路での圧力損失を小さくして、第1のキャビティ20内での冷却空気圧を極力高圧としている。一方、第2の冷却流路22は第1の冷却流路21より小口径とし、孔ピッチを小さくしている。この結果、第2の冷却流路22では、小口径のため冷却空気の圧力損失が増大するが、第1のキャビティ20内の圧力を高圧に維持して、燃焼ガス側との差圧を最大限に利用できるので、第2の冷却流路の全体の冷却効率が向上し、第1の実施形態と比較して、分割体の本体(底面)12の冷却が強化される。
[第2の実施形態]
図9は、第2の実施形態に係わる分割体の上流側端部の部分断面を示している。
本実施形態は、第1の実施形態と比較して、第1の冷却流路が、第2の冷却流路に対して回転軸の軸方向に傾きを有する点が異なっており、その他の構成は第1の実施形態と同じである。なお、第1の実施形態と共通する構成要素は、第1の実施形態と同じ部品名称および符号を使用し、詳細説明は省略する。
図9において、第2の冷却流路45は、回転軸5の軸方向に対して、分割体11の下面11aに沿って下流側端面17aまで配置され、回転軸の回転方向Rに対して、同じ孔ピッチで環状に配置されている点は、第1の実施形態と同様である。しかし、第1のキャビティ43に連通する第1の冷却流路44は、上流側端面16aに向かって回転軸5の軸方向に傾きを備え、第1のキャビティ43の底面43aにおいて、角度αで交差している点が異なっている。なお、第1の冷却流路44および第2の冷却流路45ともに、回転軸の回転方向Rに対して分割体11の下面11aに沿って複数の冷却流路が環状に配置されている点は、第1の実施形態と同じである。
上述の構成によれば、冷却空間29から第1の冷却流路44を介して、第1のキャビティ43の底面43aに吹出した冷却空気CAは、第1のキャビティ43の底面43aに対してインピンジメント冷却空気として作用するので、第1の実施形態と比較して、上流側端部16の冷却が強化される。
すなわち、冷却空間29から導入された冷却空気CAは、上流側端面16aに向かって下向きの傾きを備えた第1の冷却流路44を流下して第1のキャビティ43に到達するが、その間に上流側端部16の上面側が対流冷却される。更に、冷却空気CAは、第1のキャビティ43の底面43aに衝突して、底面43aに対するインピンジメント冷却効果を与えて、上流側端部16の冷却を強化している。
第1のキャビティ43から折り返す冷却空気CAは、第2の冷却流路45を経由して、燃焼ガスFGの流れ方向の下流側に向かって流れて、下流側端部17より燃焼ガス空間Wに排出される。つまり、本実施形態の場合、図9に示すように、第1の冷却流路44内を流れる冷却空気CAは、第1の冷却流路44が第2の冷却流路45に対して、回転軸5の軸方向で第1のキャビティ43の底面43aに向かって下向きの傾きを備えることにより、第1の実施形態と比較して、第1のキャビティ43内でインピンジメント冷却の効果を与える。その結果、分割体11の回転方向Rの全幅に渡り、上流側端部16の冷却が強化され、分割環の冷却空気量を更に低減できる。
また、本実施形態においても、第1変形例と同じ構成を採用できる。すなわち、第2の冷却流路45の孔径は、第1の冷却流路44の孔径より小さくして、第2の冷却流路45の回転方向Rの孔ピッチは、第1の冷却流路44の回転方向Rの孔ピッチより小さくすることができる。
また、第1の冷却流路と第2の冷却流路を流れる冷却空気量がバランスするように、それぞれの冷却流路の孔径および孔ピッチを選定することにより、分割体の本体の冷却効果を高めることができる。その結果、第1の実施形態と比較して冷却空気量を低減できるので、ガスタービンの熱効率が更に向上する。
[第3の実施形態]
図10は、第3の実施形態に係わる分割体の平面図を示す。
本実施形態は、第1の実施形態と比較して、分割環の分割体の側端部の冷却構造が異なっているが、他の構成は第1の実施形態と同じである。
なお、第1の実施形態と共通する構成要素は、第1の実施形態と同じ部品名称および符号を使用し、詳細説明は省略する。
本実施形態では、第2のキャビティ24および第3のキャビティ26が、燃焼ガスの流れ方向の上流側で第1のキャビティ20に連通し、下流側は第3の冷却流路25および第4の冷却流路27に連通している。すなわち、本実施形態では、第3の冷却流路25および第4の冷却流路27は、冷却空間29には直結せず、第1のキャビティ20、第2のキャビティ24および第3のキャビティ26を介して冷却空間29に繋がっている点が、第1の実施形態と異なっている。
本実施形態の構成によれば、第1の実施形態と比較して、第3の冷却流路25および第4の冷却流路27の上流側端部16近傍の冷却能力が強化される。すなわち、冷却空気CAは冷却空間29より第1のキャビティ20に供給され、第1のキャビティ20から第2のキャビティ24および第3のキャビティ26に導入される。更に、冷却空気CAは、第2のキャビティ24または第3のキャビティ26から第3の冷却流路25または第4の冷却流路27を介して燃焼ガス空間Wに排出する際、側端部18、19を対流冷却する。
特に、燃焼ガスの流れ方向の上流側にある上流側端部16は、高温燃焼ガスに曝され易い。側端部18、19の冷却能力を強化するためには、側端部18、19の上流側端部16近傍の第3の冷却流路25または第4の冷却流路27を流れる冷却空気の圧力を高くして、流速を早くすることが望ましい。
しかし、第1の実施形態の場合、上流側端面16aに向かって延設する第2のキャビティ24または第3のキャビティ26は、末端が閉塞されているため、キャビティ内の末端圧力は上がりにくい。そのため、第2のキャビティ24または第3のキャビティ26に連通する第3の冷却流路25または第4の冷却流路27を流れる冷却空気は、その流速を高くするにも限界がある。
一方、本実施形態の場合、第2のキャビティ24および第3のキャビティ26は、高圧に保たれた第1のキャビティ20に直結しているため、上流側端部16近傍では冷却空気の圧力が高圧に保たれる。従って、これらに連通する上流側端部16近傍の第3の冷却流路25または第4の冷却流路27を流れる冷却空気は、高い流速が維持され、対流冷却が強化される。なお、ガスタービンの運転条件によっては、側端部の冷却は、第2のキャビティを介して第1のキャビティに接続する第3の冷却流路のみを設け、第4の冷却流路を設置しなくてもよい。
上述した本発明の分割環冷却構造によれば、冷却空気の使用量を最小限に抑えるとともに、分割体11及びこれを構成要素とする分割環10の冷却効率及び冷却能力をより一層向上させることができる。なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明の分割環冷却構造によれば、分割環の上流側端部の冷却が強化され、分割環の焼損が回避される。また、冷却空気の使用量を最小限に抑えるとともに、分割環の冷却効率及び冷却能力をより一層向上させたガスタービンを提供することができる。従って、ガスタービンの信頼性や運転効率を向上させることができる。
1 ガスタービン
2 圧縮機
3 燃焼器
4 タービン部
5 回転軸
6 発電機
7 タービン静翼
8 タービン動翼
10、40、50、60 分割環
11、41、51、61 分割体
12、42 本体
13 フック
14、64 衝突板
15、65 小孔
16 上流側端部(燃焼ガス流れ方向の上流側)
16a 上流側端面(燃焼ガス流れ方向の上流側)
17 下流側端部(燃焼ガス流れ方向の下流側)
17a 下流側端面(燃焼ガス流れ方向の下流側)
18 側端部(回転方向の上流側)
18a 側部端面(回転方向の上流側)
19 側端部(回転方向の下流側)
19a 側部端面(回転方向の下流側)
20、43 キャビティ(第1のキャビティ)
21、44 冷却流路(第1の冷却流路)
22、45 冷却流路(第2の冷却流路)
24 キャビティ(第2のキャビティ)
25 冷却流路(第3の冷却流路)
26 キャビティ(第3のキャビティ)
27 冷却流路(第4の冷却流路)
28 遮熱環
29 冷却空間
30 受入空間
31 連結路
66 遮熱環
67 車室
68 供給孔
R 回転軸の回転方向
W 燃焼ガス空間
CA 冷却空気
FG 燃焼ガス
FL 燃料
本発明は、上記の問題点を解決するため、下記の手段を採用した。
すなわち、本発明の分割環冷却構造は、周方向に配設されて環状をなす複数の分割体から形成され、内周面がタービン動翼の先端から一定の距離を保つようにして車室内に配設されるガスタービンの分割環を冷却する分割環冷却構造において、複数の小孔を備えた衝突板と、該衝突板と前記分割体の本体により囲まれた冷却空間と、前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部であって、回転軸の軸方向に直交するように配置された第1のキャビティと、前記冷却空間から前記第1のキャビティに連通する第1の冷却流路と、前記回転軸の回転方向の上流側および下流側の側端部を除く前記分割体に配置され、前記第1のキャビティから前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の下流側端部において燃焼ガス空間に連通する第2の冷却流路とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、第1のキャビティに供給される高圧の冷却空気の一部が、第2のキャビティまたは第3のキャビティを介して、第3の冷却流路または第4の冷却流路に供給されるので、上流側端部近傍の第3の冷却流路または第4の冷却流路の冷却性能が強化される。
本発明の分割環冷却構造は、周方向に配設されて環状をなす複数の分割体から形成され、内周面がタービン動翼の先端から一定の距離を保つようにして車室内に配設されるガスタービンの分割環を冷却する分割環冷却構造において、複数の小孔を備えた衝突板と、該衝突板と前記分割体の本体により囲まれた冷却空間と、前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部であって、回転軸の軸方向に直交するように配置された第1のキャビティと、前記冷却空間から前記第1のキャビティに連通する第1の冷却流路と、前記第1のキャビティから前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の下流側端部において燃焼ガス空間に連通する第2の冷却流路と、を含み、前記第1の冷却流路と前記第2の冷却流路は、それぞれが回転軸の回転方向に対して環状に複数配列され、径方向に互いに平行となるように配列されていることを特徴とする。
本発明の分割環冷却構造は、周方向に配設されて環状をなす複数の分割体から形成され、内周面がタービン動翼の先端から一定の距離を保つようにして車室内に配設されるガスタービンの分割環を冷却する分割環冷却構造において、複数の小孔を備えた衝突板と、該衝突板と前記分割体の本体により囲まれた冷却空間と、前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部であって、回転軸の軸方向に直交するように配置された第1のキャビティと、前記冷却空間から前記第1のキャビティに連通する第1の冷却流路と、前記第1のキャビティから前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の下流側端部において燃焼ガス空間に連通する第2の冷却流路と、を含み、前記第2の冷却流路の回転軸の回転方向の孔ピッチが、前記第1の冷却流路の回転軸の回転方向の孔ピッチより小さいことを特徴とする。
本発明の分割環冷却構造は、周方向に配設されて環状をなす複数の分割体から形成され、内周面がタービン動翼の先端から一定の距離を保つようにして車室内に配設されるガスタービンの分割環を冷却する分割環冷却構造において、複数の小孔を備えた衝突板と、該衝突板と前記分割体の本体により囲まれた冷却空間と、前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部であって、回転軸の軸方向に直交するように配置された第1のキャビティと、前記冷却空間から前記第1のキャビティに連通する第1の冷却流路と、前記第1のキャビティから前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の下流側端部において燃焼ガス空間に連通する第2の冷却流路と、前記分割体の回転軸の回転方向の上流側の側端部に配置され、前記冷却空間から該側端部において燃焼ガス空間に連通する第3の冷却流路と、を含み、前記第3の冷却流路は、第2のキャビティを介して、前記第1のキャビティに連通していることを特徴とする。
本発明の分割環冷却構造は、周方向に配設されて環状をなす複数の分割体から形成され、内周面がタービン動翼の先端から一定の距離を保つようにして車室内に配設されるガスタービンの分割環を冷却する分割環冷却構造において、複数の小孔を備えた衝突板と、該衝突板と前記分割体の本体により囲まれた冷却空間と、前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部であって、回転軸の軸方向に直交するように配置された第1のキャビティと、前記冷却空間から前記第1のキャビティに連通する第1の冷却流路と、前記第1のキャビティから前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の下流側端部において燃焼ガス空間に連通する第2の冷却流路と、前記分割体の回転軸の回転方向の下流側の側端部に配置され、前記冷却空間から該側端部において燃焼ガス空間に連通する第4の冷却流路と、を含み、前記第4の冷却流路は、第3のキャビティを介して、前記第1のキャビティに連通していることを特徴とする。
[第1変形例]
図8は、第1の冷却流路および第2の冷却流路に関して、第1の実施形態とは異なる配置例を示す。第1変形例は、第1の実施形態と比較して、回転軸5の回転方向Rに対して、同じ孔ピッチで冷却流路を環状に配置する点では同じであるが、第2の冷却流路22は、第1の冷却流路21より小さい孔径を採用している点が異なっている。また、第2の冷却流路22の回転軸5の回転方向Rの孔ピッチが、第1の冷却流路21の回転方向Rの孔ピッチより小さい点が異なっている。このような第1の冷却流路21および第2の冷却流路22の孔径および孔ピッチを採用すれば、第2の冷却流路に供給される冷却空気は、冷却に十分な量は確保され、第1の実施形態と比較して、分割体の本体(底面)側の冷却性能が向上する。

Claims (11)

  1. 周方向に配設されて環状をなす複数の分割体から形成され、内周面がタービン動翼の先端から一定の距離を保つようにして車室内に配設されるガスタービンの分割環を冷却する分割環冷却構造において、
    複数の小孔を備えた衝突板と、
    該衝突板と前記分割体の本体により囲まれた冷却空間と、
    前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部であって、回転軸の軸方向に直交するように配置された第1のキャビティと、
    前記冷却空間から前記第1のキャビティに連通する第1の冷却流路と、
    前記第1のキャビティから前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の下流側端部において燃焼ガス空間に連通する第2の冷却流路と、
    を含むことを特徴とする分割環冷却構造。
  2. 前記第1の冷却流路と前記第2の冷却流路は、前記第1のキャビティにおいて、回転軸の軸方向に折り返す構造を備えていることを特徴とする請求項1に記載の分割環冷却構造。
  3. 前記第1の冷却流路と前記第2の冷却流路は、それぞれが回転軸の回転方向に対して環状に複数配列され、径方向に互いに平行となるように配列されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の分割環冷却構造。
  4. 前記第1の冷却流路と前記第2の冷却流路は、それぞれが回転軸の回転方向に対して環状に複数配列され、前記第1の冷却流路は前記第2の冷却流路に対して回転軸の軸方向に傾斜して配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の分割環冷却構造。
  5. 前記第1の冷却流路は、前記第2の冷却流路より長さが短く、前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部において、前記第2の冷却流路より前記分割体の本体の上面側に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の分割環冷却構造。
  6. 前記第2の冷却流路の孔径が、前記第1の冷却流路の孔径より小さいことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の分割環冷却構造。
  7. 前記第2の冷却流路の回転軸の回転方向の孔ピッチが、前記第1の冷却流路の回転軸の回転方向の孔ピッチより小さいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の分割環冷却構造。
  8. 前記分割体の回転軸の回転方向の上流側の側端部に配置され、前記冷却空間から該側端部において燃焼ガス空間に連通する第3の冷却流路を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の分割環冷却構造。
  9. 前記分割体の回転軸の回転方向の下流側の側端部に配置され、前記冷却空間から該側端部において燃焼ガス空間に連通する第4の冷却流路を含むことを特徴とする請求項1から請求項4並びに請求項8のいずれか1項に記載の分割環冷却構造。
  10. 前記第3の冷却流路または前記第4の冷却流路は、第2のキャビティまたは第3のキャビティを介して、前記第1のキャビティに連通していることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の分割環冷却構造。
  11. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の分割環冷却構造を備えたガスタービン。
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