JP5683573B2 - 分割環冷却構造およびガスタービン - Google Patents

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Description

本発明は、ガスタービンに適用される分割環冷却構造およびガスタービンに関する。
従来、発電等に用いられるガスタービンは、タービン部を高温高圧の燃焼ガスが通過するため、安定した運転を継続するためには分割環等の冷却が重要となる。特に、近年はガスタービンの熱効率の向上のため、更なる燃焼ガスの高温化が進みつつあり、一段の冷却能力の強化が必要とされている。
図10は、従来のガスタービンの全体構成図を示す。ガスタービン1は、燃焼用空気を圧縮する圧縮機2と、圧縮機2から送られてきた圧縮空気に燃料FLを噴射して燃焼させ、燃焼ガスを発生させる燃焼器3と、この燃焼器3の燃焼ガスの流れ方向の下流側に設けられ、燃焼器3を出た燃焼ガスにより駆動されるタービン部4と、発電機6と、圧縮機2とタービン部4と発電機6を一体に締結する回転軸5とで構成されている。
図11は、ガスタービンのタービン部4に関する内部構造を示す断面図である。
ガスタービンは、燃焼器3で発生させた燃焼ガスFGをタービン静翼7及びタービン動翼8に供給し、タービン動翼8を回転軸5の廻りに回転させて、回転エネルギーを電力に変換している。タービン静翼7およびタービン動翼8は、燃焼ガスの流れ方向(図11の紙面上で左側から右側の方向)の上流側から下流側に向かって交互に配置されている。また、タービン動翼8は、回転軸5の周方向に複数配置され、回転軸5と一体となって回転している。
図12は、従来の分割環の要部断面図である。分割環60は、回転軸5の周方向に環状に配置された複数の分割体61より形成され、全体として回転軸5を中心とした環状体を形成している。分割体61は、フック62および遮熱環66を介して車室67に支持されている。また、遮熱環66から支持される衝突板64は、複数の小孔65を備え、車室67へ供給された冷却空気CAが小孔65から下方に吹き出して、分割体61の本体の上面をインピンジメント冷却する。また分割体61には、回転軸5の軸方向に複数の冷却流路63が設けられ、冷却空気が分割体61の本体内を軸方向に流れて、分割体61を対流冷却している。また、タービン動翼8の外周側には分割環60が回転軸5を中心に環状に配置され、分割環60とタービン動翼8の先端との間には、相互の干渉を避けるため、一定の隙間が設けられている。なお、燃焼ガスの流れ方向の下流側にある分割体61の下流側端面69は、回転するタービン動翼8の後縁端TEより燃焼ガスの流れ方向の下流側に位置している。
図13は、図12に示す分割環60の斜視図である。この例では、分割体61の回転軸5の軸方向(図13の紙面上で左下側から右上側の方向)に沿った側端部70に開口33が配列されている。分割体61の本体をインピンジメント冷却した後の冷却空気は、側端部70に設けられた冷却流路(図示せず)に供給され、開口33より燃焼ガス中に吹き出す際、側端部70を対流冷却している。
分割環60を冷却するため、例えば、圧縮機2の抽気空気の一部の冷却空気が、車室67の供給孔から分割環60の各分割体61に供給される。冷却空気は、衝突板64に開口する小孔65を介して、衝突板64と分割体61で囲まれた冷却空間71に吹き出し、分割体61の本体の上面(冷却空間に接する面)をインピンジメント冷却する。インピンジメント冷却後の冷却空気は、冷却流路63を経由して分割体61の燃焼ガスの流れ方向の下流側端面から燃焼ガス中に吹き出し、冷却空気により分割体61の本体が対流冷却される。また、側端部70に沿って配置された開口33から燃焼ガス中に冷却空気の一部を排出することにより、分割体61の側端部70が対流冷却される。
特許文献1には、前述の分割環冷却構造の一例が示されている。
特開2004−100682号公報
タービン部において、タービン静翼およびタービン動翼の外周を通過する燃焼ガスは、燃焼ガスの保有する熱エネルギーを回転エネルギーに変換しつつ、燃焼ガスの流れ方向の上流側より下流側に向かって流れる過程で、次第に圧力が低下する。
一方、特許文献1に示す発明では、分割体の側端部は、側端部に沿って燃焼ガスの流れ方向の上流側から下流側にかけて冷却孔を配置し、冷却孔からインピンジメント冷却後の冷却空気を吹き出すことにより、側端部を対流冷却している。冷却孔は、通常同一の孔径及び孔ピッチで配列されている。燃焼ガスの圧力低下とともに、燃焼ガスの圧力と冷却空間内の空気圧力の差圧は、下流側ほど大きくなる。従って、冷却孔から吹き出す冷却空気は、下流側では冷却に必要な空気量以上が流れて、冷却空気量の損失を招くという問題点があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みなされたもので、分割環の側端部を冷却する冷却空気量の低減を図り、分割環全体の冷却空気量の適正化とガスタービンの熱効率の向上を目的とした分割環冷却構造およびガスタービンを提供することを目的としている。
本発明は、上記の問題点を解決するため、下記の手段を採用した。
すなわち、本発明の分割環冷却構造は、周方向に配設されて環状をなす複数の分割体から形成され、分割体の内周面がタービン動翼の先端から一定の距離を保つようにして車室内に配設されるガスタービンの分割環を冷却する分割環冷却構造において、分割体は、車室の外部より供給された冷却空気を吹き出させ、分割体の本体をインピンジメント冷却する小孔を備えた衝突板と、衝突板と分割体の本体より囲まれた冷却空間と、分割体の回転軸の軸方向に沿った側端部のうち、少なくとも一方の側端部に沿って回転軸の軸方向に配置され、冷却空間よりインピンジメント冷却後の冷却空気を受入れる第1キャビティと、一端が第1キャビティに連通し、他端が側端部に配列された開口より燃焼ガス中に冷却空気を吹き出す第1冷却流路と、前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部であって前記回転軸の軸方向に直交するように配置された第2キャビティと、前記軸方向に設けられ前記冷却空間から前記第2キャビティに連通する第2冷却流路と、前記第2キャビティから前記軸方向に長く形成され、内部を通過する冷却空気により前記分割体を対流冷却し、前記分割体の下流側端部において燃焼ガス中に開口する中空の第3冷却流路と、から構成され、前記第2冷却流路として、前記分割体の一方の前記側端部に沿った第2冷却流路と、前記分割体の他方の前記側端部に沿った第2冷却流路とを含む複数の第2冷却流路を備え、前記第3冷却流路として、前記分割体の一方の前記側端部に沿った第3冷却流路と、前記分割体の他方の前記側端部に沿った第3冷却流路とを含む複数の第3冷却流路を備え、前記第2キャビティは、前記一方の前記側端部に沿った前記第2冷却流路及び前記第3冷却流路の上流側端から、前記軸方向に直交する方向に、前記他方の前記側端部に沿った前記第2冷却流路の上流端及び前記第3冷却流路の上流側端まで延び、複数の前記第2冷却通路の全て及び複数の前記第3冷却通路の全てに連通し、第1冷却流路の開口は、燃焼ガスの流れ方向の上流側では下流側の開口より開口の配列ピッチが小さくまたは開口の開口面積が大きくなるように配列され、燃焼ガスの流れ方向の下流側では上流側の開口より開口の配列ピッチが大きくまたは開口の開口面積が小さくなるように配列されていること、を特徴とする。
本発明によれば、分割体の側端部に配列された第1冷却流路の開口は、燃焼ガスの流れ方向の上流側で配列ピッチが小さくまたは開口面積が大きくなるように配列され、下流側で配列ピッチが大きくまたは開口面積が小さくなるように配列されているので、分割体の側端部の下流側から燃焼ガス中に吹き出す冷却空気量が低減され、側端部を冷却する冷却空気量が適正化される。また、冷却空気量の低減により、ガスタービンの熱効率が向上する。また、本発明によれば、分割体本体および上流側端部を冷却する冷却空気量が低減され、分割体全体の冷却空気量の低減を図れる。
本発明における第1冷却流路の開口は、少なくとも回転軸の回転方向の前方側の側端部に配置されていることが望ましい。
本発明によれば、側端部は回転方向の後方側より前方側で熱負荷が高いので、側端部の焼損を防止できる。
本発明における第1冷却流路の開口は、第1冷却流路の開口が、燃焼ガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって2つの領域に分けられ、上流側の第1領域では下流側の第2領域より開口の配列ピッチが小さくまたは開口の開口面積が大きくなるように配列され、下流側の第2領域では前記第1領域より開口の配列ピッチが大きくまたは開口の開口面積が小さくなるように配列されていることが望ましい。
本発明によれば、第2領域では第1領域に比較して燃焼ガスの圧力低下が著しく、第2領域の開口から燃焼ガス中に吹き出す冷却空気量が制限され、第2領域の冷却空気量が低減されるので、分割体全体の冷却空気量が低減される。
本発明で、前記第2領域が開始する上流側の位置が、燃焼ガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって前記開口の配列ピッチまたは前記開口の開口面積が変化する始点であることが望ましい。
本発明における第1冷却流路の開口は、燃焼ガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって3つの領域に分けられ、最も上流側の第1領域では他の領域より開口の配列ピッチが小さくまたは開口の開口面積が大きくなるように配列され、最も下流側の第3領域では他の領域より開口の配列ピッチが大きくまたは開口の開口面積が小さくなるように配列され、第1領域と第3領域の間に挟まれた第2領域では上流側から下流側に向かって開口の配列ピッチが順次大きくなるようにまたは開口の開口面積が順次小さくなるように配列されていることが望ましい。
本発明によれば、第1冷却流路の開口を上流側から下流側に向かって3つの領域に分け、各領域の開口の配列ピッチを上流側から下流側に向かって大きくなるようにまたは開口の開口面積が小さくなるように選定し、特に圧力低下が激しい第2領域において、上流側から下流側に向かって開口の配列ピッチを順次大きくまたは開口の開口面積を順次小さくしたので、第2領域の冷却空気量の適正化が図られ、分割体全体の冷却空気量が低減される。
本発明で、前記第2領域が開始する上流側の位置が、燃焼ガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって前記開口の配列ピッチまたは前記開口の開口面積が変化する始点であり、前記第3領域が開始する上流側の位置が、燃焼ガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって前記開口の配列ピッチまたは前記開口の開口面積が変化する終点である
前記始点は、燃焼ガスの流れ方向で最も下流側の第1始点から最も上流側の第2始点の間で変化することが望ましい。
本発明によれば、燃焼ガス圧の急激な低下が始まる位置が、翼形状によって第1始点と第2始点の間で変化するので、その間で始点位置を選定して、開口のピッチまたは開口面積を変えることにより、翼形状に合わせた適正な冷却空気量が選定できる。
本発明は、第2冷却流路および第3冷却流路が、第2キャビティを介して回転軸の軸方向に折り返す構造を備えていることが望ましい。
本発明によれば、回転軸の軸方向の冷却流路が折返し構造を備えることによって冷却流路が直列に接続されるので、分割体の本体の燃焼ガスの流れ方向の冷却流路の長さが最長となり、本体の冷却空気量の低減が図れる。
本発明は、前述の分割環冷却構造を備えたガスタービンであることが望ましい。
本発明によれば、分割環の冷却空気量の適正化が図れるので、ガスタービンの熱効率が向上する。
前述した本発明によれば、分割環本体の側端部を冷却する冷却空気量が低減され、分割環全体の冷却空気量の適正化が図れるとともにガスタービン全体の熱効率が向上する。
図1は、実施例1の分割環の要部断面図を示す。 図2は、実施例1に示す分割体の平面断面図を示す。 図3は、図2に示す分割体の縦断面図(断面A−A)を示す。 図4は、図2に示す分割体の縦断面図(断面B−B)を示す。 図5Aは、タービン動翼の翼プロファイルを示す。 図5Bは、燃焼ガスの圧力分布及び冷却空気側の熱伝達率の分布と軸方向の長さLの関係を示す。 図5Cは、分割体の側端部の開口の配置を示す。 図6Aは、実施例1に係わる側端部の開口の配置の変形例1を示す。 図6Bは、実施例1に係わる側端部の開口の配置の変形例2を示す。 図7Aは、実施例2に係わる燃焼ガスの圧力分布及び冷却空気側の熱伝達率の分布と軸方向の長さLの関係を示す。 図7Bは、実施例2に係わる側端部の開口の配置を示す。 図7Cは、実施例2に係わる側端部の開口の配置の変形例3を示す。 図7Dは、実施例2に係わる側端部の開口の配置の変形例4を示す。 図8は、実施例3の分割体の平面断面図を示す。 図9は、実施例4の分割体の平面断面図を示す。 図10は、ガスタービンの全体構成を示す。 図11は、タービン部の内部構造を示す。 図12は、従来例に示す分割環の要部断面図を示す。 図13は、従来例に示す分割環の斜視図を示す。
本発明に係る分割環冷却構造およびガスタービンについて、その実施例を図1〜図10に基づいて以下に説明する。
(実施例1)
実施例1について、図1〜図6Bおよび図10、図11に基づき以下に説明する。
タービン部は、従来技術の図11および図12で説明した内容と同一の構成であるので、詳細な説明は省略する。共通する部品名称および符号は、同一の名称および符号を使用する。
図1は、ガスタービンの分割環の要部断面を示している。
分割環10は、車室67に支持されたタービン部4の構成部材であって、回転軸5の周方向に配設されて環状をなす複数の分割体11で形成される。分割体11は、背景技術で説明したように、分割体11の本体の内周面12bとタービン動翼8の先端8aの間に一定の隙間が確保されるように配置されている。分割体11は、たとえば耐熱性ニッケル合金等から形成されている。
分割体11は、本体(底板)12と、フック13と、衝突板14が、主要な構成要素である。分割体11は、燃焼ガスFGの流れ方向の上流側(以下「上流側」と呼ぶ)および燃焼ガスの流れ方向の下流側(以下「下流側」と呼ぶ)に設けられたフック13を介して遮熱環34に取り付けられ、遮熱環34を介して車室67に支持されている。分割体11は、本体12と、衝突板14と、上流側および下流側に配置されたフックと、回転軸5の軸方向に沿って設けられた側端部18、19(図4参照)を備える。冷却空間35は、分割体11内に形成され、分割体11の本体12および衝突板14に挟まれた空間であり、分割体本体12の上面12a側に接する空間である。
冷却空間35の上部は、衝突板14で仕切られ、衝突板14には、冷却空気CAが通過する多数の小孔15が設けられている。衝突板14の上方には、車室67内の冷却空気が供給孔68を介して導入される受入空間36が配置されている。受入空間36内に供給された冷却空気は、全体が略同一の圧力に均圧化された状態で小孔15から冷却空間35内に吹き出し、分割体11の本体12の上面12aをインピンジメント冷却する。
図2は、車室67側から回転軸5の中心方向を見た場合の分割体11の平面断面図である。図2を参照して、分割体11の側端部18、19の冷却構造を説明する。
分割体11の回転軸5の回転方向Rの前方側(以下「前方側」と呼ぶ)の側端部18には、冷却空間35から連絡路22を介して前方側端部キャビティ20(第1キャビティ)に接続して、前方側端部キャビティ20から燃焼ガスFG中に連通する前方側端部冷却流路21(第1冷却流路)が配置されている。前方側端部冷却流路21は、回転軸5の軸方向に略直交する方向に配置されているが、下流側に向かって傾きを備えた傾斜流路であってもよい。
また、前方側端部冷却流路21は、前方側の側端部18に設けることが望ましい。側端部端面18aに設けられ、冷却空気が燃焼ガス中に吹き出す開口33は、複数の円形状の開口を備え、同一孔径としている。また、開口33の配列ピッチは上流側(上流側の上流側端部16側)で小さく、下流側(下流側の下流側端部17側)で大きくしている。図3に示すように、側端部端面18aに配置された開口33は、上流側の第1領域Z1では開口33の配列ピッチは小さく、下流側の第2領域Z2では開口33の配列ピッチを大きくしている。開口33の配置と燃焼ガス圧の関係および領域(第1領域Z1、第2領域Z2)の意義は後述する。
図2に示すように、分割体11の回転方向の後方側(以下「後方側」と呼ぶ)の側端部19も、側端部18と同様な冷却構造を備えてもよい。すなわち、側端部19には、前方側端部冷却流路21と同様の構成を有する後方側端部冷却流路27(第4冷却流路)が、上流側から下流側にわたって配置されている。後方側端部冷却流路27は、一端が冷却空間に連通し、他端は側端部端面19aの開口33から燃焼ガス中に開口している。なお、後方側端部冷却流路27の側端部端面19aに設ける開口33の孔径及び配列ピッチは、前方側の側端部18の開口33と同様の構成である。
また、図2に示すように、側端部19には、回転軸5の軸方向に設けられ、冷却空間35を間に挟んで側端部19の上流側端部16及び下流側端部17に、後方側端部キャビティ26(第3キャビティ)を設け、後方側端部キャビティ26の一方側が冷却空間35に連通し、他方側が燃焼ガス中に開口する後方側端部冷却流路27に接続してもよい。この場合、冷却空気は、冷却空間35から後方側端部キャビティ26を介して後方側端部冷却流路27に供給され、開口33から燃焼ガス中に排出される。
ガスタービンの運転条件によっては、前述した分割体11の後方側の側端部19における後方側端部冷却流路27を設けずに、後方側の側端部19の対流冷却を省略してもよい。この場合、隣接する分割体11の側端部18に設けた開口33(側端部18の開口33と同じ機能を備えた前方側端部冷却流路21の冷却孔)より吹き出す冷却空気により、後方側の側端部19の外面をフィルム冷却して、側端部19の損傷を防止できる。
次に、分割体11の本体12の冷却構造を以下に説明する。
図2に示すように、分割体11には、上流側の上流側端部16であって、回転軸5の軸方向に略直交する方向に上流側端部キャビティ23(第2キャビティ)が配置されている。また、冷却空間35と上流側端部キャビティ23を連結する上流側端部冷却流路24(第2冷却流路)が回転軸5の軸方向に設けられ、上流側端部キャビティ23から下流側の下流側端面17aに開口する本体冷却流路25(第3冷却流路)が、分割体11の本体12を回転軸5の軸方向に貫通するように配置されている。上流側端部キャビティ23は、上流側端部冷却流路24と本体冷却流路25を互いに連通するマニホールドの役割を果たしている。
図3は、回転軸5を含む平面で切った前方側の側端部18の断面図(図2の断面A−A)を示す。開口33の配置は、図2で説明した開口33の配列ピッチと同様であって、第1領域Z1では領域Z2より開口33の配列ピッチが小さく、第2領域Z2では第1領域Z1より開口33の配列ピッチを大きくしている。なお、各領域に示す開口33の数は一例であって、この数に限定されない。
図4は、回転軸5を含む平面で切った分割体11の本体12の冷却構造を示す縦断面図(図2の断面B−B)である。分割体11の上流側端部16には、冷却空間35と上流側端部キャビティ23を接続する上流側端部冷却流路24が配置され、上流側端部キャビティ23と下流側端面17aを接続する本体冷却流路25が、上流側端部冷却流路24の下方側(分割体の径方向の内方側)に配置されている。
前述の上流側端部冷却流路24および本体冷却流路25の構成により、上流側端部冷却流路24は、上流側端部キャビティ23で折り返して、本体冷却流路25に接続する折り返し構造を備えているので、回転軸5の軸方向に対して、冷却流路長の長い冷却流路が形成される。すなわち、上流側端部冷却流路24は、分割体11の上流側端部16の上面12a側に近い分割体11内に配置されている。一方、本体冷却流路25は、上流側端部冷却流路24より分割体11の本体12の下面12bに近い側に配置されて、上流側端部キャビティ23で折り返して下流側端面まで延設され、下流側端面の開口で燃焼ガス中に吹き出している。その結果、本実施例の冷却流路は、回転軸5の軸方向において、従来例と比較して、より長い流路長が形成でき、分割体11の冷却性能が向上する。
次に、本実施例におけるタービン動翼8の翼プロファイルと燃焼ガスの圧力分布の関係を、図5A〜図5Cにより説明する。図5Aは、タービン動翼8の翼列の一部の平面図を示す。図5Bは、タービン動翼8の先端部近傍の燃焼ガス流れの圧力分布を示す。図5Cは、タービン動翼8の回転軸の軸方向に直交する方向で、回転軸5の回転方向の前方側から見た分割体11の側面図を示す。
通常、燃焼ガスの圧力は、タービン動翼8への仕事量になるので、タービン動翼8の前縁端LEから後縁端TEにかけて、燃焼ガスの流れに沿って次第に圧力が低下する。すなわち、タービン動翼8の翼間の燃焼ガス流路に流入した燃焼ガスは、翼間の流路断面積が前縁側から後縁側に向かって次第に小さくなり、燃焼ガス流が加速される。またタービン動翼8で燃焼ガスの流れ方向が変えられ、タービン動翼8を回転して、燃焼ガスの圧力が仕事量に変換され、燃焼ガスの圧力(静圧)及び温度が低下する。
図5Aに示すタービン動翼8の翼プロファイルにおいて、前縁端LEを原点X0として、背側の翼プロファイルに沿って前縁端LEより後縁端TEにかけて座標軸Xを設定する。座標軸XにおけるX軸上の任意の点Xiにおいて、隣接する動翼の腹側翼面に向かって法線を立て、法線と隣接する動翼の腹側の翼プロファイルの交点をYiとする。法線Xi―Yiは、翼間長Siに相当する。
翼間長Siは、前縁端より後縁端にかけて次第に小さくなり、X軸上の点Xsと隣接する動翼の後縁端TEの点Ysを結ぶ翼間長Ssが、最短長さとなる。最短の翼間長Ssをスロート長と呼び、翼間長Ssを形成する法線Xs−Ysをスロートと呼ぶ。翼間長Siにおける翼間流路の断面積は、点Xs―Ysを結ぶ法線の位置で最小断面積となる。つまり、燃焼ガスがスロートを通過する際、燃焼ガスのガス流速が最も速くなる。また、タービン動翼8の最大翼厚を示すX軸上の点をXmとし、点Xから隣接するタービン動翼8の腹側翼面に向かって法線を立て、法線と隣接する動翼の腹側の翼プロファイルの交点をYとすれば、法線X−Yはタービン動翼8の最大翼厚に対応する翼間長Sを示している。
燃焼ガスから受ける分割環11の分割体本体12の内周面12bの圧力(静圧)は、回転軸5の回転に伴い規則的に変動する。すなわち、タービン動翼8の先端が分割体11の開口33を備えた側端部18近傍を通過する際、腹側翼面が通過する場合は圧力が高くなり、背側翼面が通過する場合は圧力が低くなる。従って、腹側翼面が通過する場合の圧力と背側翼面が通過する場合の圧力の平均値を取り、この値を側端部18近傍の圧力として近似できる。つまり、翼間流路の中央線CLに沿った圧力は、前述の腹側翼面の圧力と背側翼面の圧力の平均値と考えられるので、分割体本体12の側端部18近傍の圧力は翼間流路の中央線に沿った圧力として近似できる。この考え方に基づき、分割体11の側端部端面18aの開口33近傍の圧力分布を図5Bに示している。ここで、翼間流路の中央線とは、翼間長Siの中間点Ciを結ぶ線を意味する。
翼間流路の中央線CLと法線Xi―Yiが交差する位置を点Ciとし、中央線上のX軸の原点Xに対応する位置を前縁点C、最大翼厚を示すX軸上の点Xmにおける法線Xm―Ymと中央線が交差する位置を最大翼厚点Cm、中央線とスロートが交差する位置をスロート点Cs、X軸上の後縁端に対応する位置を後縁点Ceとすれば、中央線CLは点C、Cm、Cs、Ceを結ぶ曲線で表示できる。なお、中央線を更に上流側および下流側に延長させ、上流側端面16aと中央線との交差する点を上流点Cfとし、下流側端面17aと中央線との交差する点を下流点Cdとすれば、中央線Cf−Cおよび中央線Cd−Ceは中央線C―Ceの前縁点Cまたは後縁点Ceにおけるそれぞれの接線に近似できる。つまり、上流点Cfと下流点Cdの間の中央線は、翼間長の中間点を繋ぐ中央線と直線状の線Cf−Cおよび線Cd−Ceから形成される。
次に、図5Bを用いて、燃焼ガスの圧力分布を説明し、併せて冷却空気側の熱伝達率の分布を説明する。図5Bにおいて、横軸は分割体11の回転軸5の軸方向の長さLを示す。また、横軸では燃焼ガスの上流点Cf(上流側端面16a)から下流点Cd(下流側端面17a)までを表示している。各点Cf、C、Cm、Cs、Ce、Cdの回転軸5の軸方向の位置関係は、図5Aおよび図5Cに示す位置に対応させている。縦軸は分割体11内の冷却空気CA及び分割体11の内周面を流れる燃焼ガスの圧力P(静圧)を示す。分割体11の冷却空間35の冷却空気の圧力P1は二点鎖線で示され、燃焼ガス流れの中央線に沿った燃焼ガス圧P2は実線で示される。また冷却空間35の冷却空気圧P1と分割体11の側端部18に設けた開口近傍の燃焼ガス圧P2の差圧は、DP1で示される。冷却空間35内の冷却空気の圧力P1は、流路長にかかわらず、略一定の圧力である。なお、上流点Cf(上流側端面16a)とスロート点Csの間を第1領域Z1で示し、スロート点Csと下流点Cd(下流側端面17a)の間を第2領域Z2で示している。
図5Bにおいて、第1領域Z1のうち上流点Cfから前縁点Cまでの間では、燃焼ガス圧P2は低下しない。燃焼ガスが翼間流路に流入する前縁点Cから最大翼厚点Cmまでの間では、下流側に向かって流路断面積が漸次狭められるため、その間の燃焼ガス流速はゆるやかに増加し、燃焼ガス圧P2は漸次低下する。更に、最大翼厚点Cmからスロート点Csまでの間は、翼間の流路断面積が更に狭くなり、燃焼ガス圧P1の低下が大きくなる。
一方、第2領域Z2における燃焼ガス圧P2は、スロート点Csから下流側において急激に低下し、差圧DP1が急増する。第2領域Z2は、スロート位置に対して下流側の直近にあるので、第1領域Z1に比較して差圧DP1の変化が大きい。スロート点Csの前後で、差圧DP1が急激に変化するので、スロート点Csは圧力の変曲点を表わす。
次に、分割体11の冷却流路内を流れる冷却空気の熱伝達率の分布を説明する。
図5Bにおいて、冷却空気側の熱伝達率αは、点線で示されている。縦軸は、熱伝達率αを示し、横軸は回転軸5の軸方向の長さLを示す。第1領域Z1のうち上流点Cfから前縁点Cまでの間では、冷却空気圧と燃焼ガス圧との差圧DP1がほとんど変化しないため、冷却空気側の熱伝達率αは一定となる。燃焼ガスが翼間流路に流入する前縁点Cからスロート点Csまでの間では、差圧DP1が増加して、冷却空気側の熱伝達率αも下流側に向かって次第に大きくなり、スロート点Cs近傍で最大となる。スロート点Csから下流側では、ほぼ冷却空気側の熱伝達率αは最大値で一定となる。
図5Cは、図5Aおよび図5Bに対応する分割体11の前方側の側端部18の開口33の配置を示している。中央線上のスロート点Csに対応する側端部18に配置された開口33(回転軸5に直交する方向から見た場合、スロート点に一致または最も近い開口)の位置を始点SP(第1始点SP1)とすれば、始点SPを境界として上流側の開口33の配列ピッチより下流側の開口33の配列ピッチを大きくしている。つまり、始点SPは、始点SPの前後で燃焼ガス圧が急激に変化し、また冷却空気側の熱伝達率が最大値となり、開口33のピッチが急激に変わる変曲点を意味する。なお、側端部18の開口形状は円形状で説明したが、楕円形状でもよく、矩形形状でもよく、スリット状の長孔形状でもよい。開口33一個あたりの開口面積は、全て同一である。
本実施例によれば、分割体11の上流側の開口33の配列ピッチより下流側の開口33の配列ピッチを大きくして、下流側の開口33から吹き出す冷却空気量を抑制しているので、側端部18の全体の冷却空気量を低減できる。
また、図2、図4に示すように、本発明は上流側端部キャビティ23と上流側端部冷却流路24と本体冷却流路25の組み合わせからなる冷却流路が折返し構造を備え、各流路がシリーズに繋がった冷却構造を備えているので、冷却空間内の空気圧と下流側端面から排出される燃焼ガス圧の差圧が最も大きくなる。最大差圧を利用できるので、分割体11の本体12の冷却性能上最も効率がよい。すなわち、図5Bに示すように、翼面を流れる燃焼ガスの圧力は、下流側端面近傍で最も低くなる。従って、冷却空間35の冷却空気が、上流側端部冷却流路24を流れて上流側端部16の上部を対流冷却し、上流側端部キャビティ23で折り返して、本体冷却流路25で分割体11の本体12を対流冷却して、下流側端面から燃焼ガス中に吹き出している。このため、冷却空気圧と燃焼ガス圧の最大差圧を最大限に利用して、冷却空気を使い廻ししているので、従来よりも分割体11の本体12の冷却空気量を低減できる。
図5Cに示す実施例1の側端部18の開口の配置の変形例を、変形例1として図6Aおよび変形例2として図6Bに示す。変形例1に示す開口33は、始点SP(第1始点SP1)より上流側は矩形形状の開口33とし、始点SPより下流側は上流側の矩形形状の開口33より断面積が小さい円形状の開口33としている。変形例2は、矩形形状の開口33として、始点SP(第1始点SP1)より下流側の開口33は上流側の開口33より断面積を小さくしている。変形例1および変形例2に示す開口33の配列ピッチはいずれも同一とし、始点SP(第1始点SP1)近傍で開口面積を変えた例である。本変形例も、燃焼ガスの急激な圧力低下とともに開口33の開口面積を小さくして冷却空気量の低減を図っているので、実施例1と同じ効果が得られる。
(実施例2)
実施例2について、図7Aおよび図7Bを参照して説明する。図7Aは、本実施例に係わる燃焼ガスの圧力分布と分割体の回転軸5の軸方向の長さLの関係を示し、図7Bは、分割体11の側端部18の開口33の配置を示す。
タービン動翼8の形状により、翼間流路を流れる燃焼ガスの圧力が、実施例1より上流側において急激に低下する場合がある。すなわち、実施例1では、燃焼ガス圧が急激に低下する位置がスロート点Csにあるが、本実施例では、燃焼ガス圧が急激に低下する位置が最も上流側に遡った場合を想定して、最大翼厚点Cmにある場合を示している。
図7Aは、本実施例に係わる燃焼ガス圧P3及び冷却空気側の熱伝達率αの変化と分割体11の回転軸5の軸方向長さLの関係を示すものであり、燃焼ガス圧P3と冷却空間35の冷却空気圧P1の差圧をDP2で示す。また、最大翼厚点Cmを境として上流側を第1領域Z1で示し、下流側を第2領域Z2で示す。実施例1と同様に、冷却空気圧P1は2点鎖線で示し、燃焼ガス圧P3は実線で示し、冷却空気側の熱伝達率αは点線で示す。図7Bは、図7Aに対応する本実施例における側端部18の開口33の配列を示す。また、最大翼厚点Cmに対応する分割体の側端部18の開口の位置を始点SP(第2始点SP2)として表示している。本実施例の側端部18の開口33は、各開口の開口面積は同じであるが、始点SP(第2始点SP2)より上流側に配置された開口33の配列ピッチより、始点SPの下流側に配置された開口33の配列ピッチを大きくしている。なお、図7Bに示す開口形状は、円形孔で表示しているが、矩形形状でもよく、楕円形状、スリット状の長孔形状でもよい。
本実施例によれば、最大翼厚点Cmから燃焼ガス圧が急激に低下する場合であっても、始点SPから開口33の配列ピッチを変えることにより、第2領域Z2における燃焼ガス圧P3の差圧DP2の急増に対して、開口33から燃焼ガス中に排出される冷却空気量を絞ることができ、側端部18の冷却空気量の低減を図られる。また、本実施例では、最大翼厚点Cmで冷却空気側の熱伝達率が最大となり、その点から下流側では熱伝達率は一定となる。すなわち、第2領域Z2の全範囲において、冷却空気側の熱伝達率が最大となるので、側端部18の開口33の配列ピッチを第1領域より大きくして、第2領域の冷却空気量を絞ることができる。
なお、前述の実施例1の始点SP1はスロート点Csに対応し、本実施例の始点SP2は最大翼厚点Cmに対応している。前述のように、燃焼ガス圧および冷却空気の熱伝達率が急激に変化する位置を示す始点SPは、ガスタービン動翼8の形状により、スロート点Csと最大翼厚点Cmの間で変動する。
実施例2に対して更に開口33の配置を変えた例を、図7C(変形例3)および図7D(変形例4)に示す。燃焼ガス圧および冷却空気の熱伝達率の変化は、実施例2の図7Aに示す燃焼ガス圧および熱伝達率と変わらない。本変形例では、実施例2に対して、側端部18の開口33を3つの領域に分けている。すなわち、最も上流側の領域を第1領域Z1、最も下流側の領域を第3領域Z3とし、中間に挟まれた領域を第2領域Z2としている。
前述のように、翼形状により、燃焼ガス圧P3の急激な低下が生ずる点(始点)の位置は、最大翼厚点Cmとスロート点Csの間で変動する可能性がある。また、冷却空気側の熱伝達率が最大となる点は、燃焼ガス圧の急激な変化を生ずる点に対応している。その位置より燃焼ガスの流れ方向の下流側では、冷却空気側の熱伝達率は一定となる。このような燃焼ガスの圧力変化及び冷却空気側の熱伝達率の変化に対応させて、開口33の配置を選定することが望ましい。
図7Cに示す変形例3では、実施例2における第2領域Z2を2つの領域に分け、最大翼厚点Cmとスロート点Csの間を第2領域Z2とし、スロート点Csと下流側端面17a(下流点Cd)の間を第3領域Z3としている。第1領域Z1における開口33の配列は実施例1および実施例2と同じであるが、第2領域Z2では上流側から下流側に向かって配列ピッチを漸次大きくなるように設定し、第3領域Z3では他の領域より大きい配列ピッチで、且つ同一の配列ピッチで配置している。なお、第2領域Z2が開始する上流側の最大翼厚点Cmに対応する開口33の位置を始点SP(第2始点SP2)とし、第3領域Z3が開始する上流側の後縁点Ceに相当する開口33の位置を終点EPとしている。
図7Dは、矩形状の開口33を例に挙げ、燃焼ガス圧の変化に対応させて開口33の開口面積を変えた変形例4を示す。第1領域Z1、第2領域Z2、第3領域Z3の区分けは、変形例3と同じである。第1領域Z1の開口33の開口面積は他の領域より大きい面積とし、第2領域Z2では上流側から下流側に向かって矩形状の開口33の開口面積を漸減し、第3領域Z3では他の領域より開口33の開口面積を小さくしている。開口33の形状は、楕円形状でもよく、スリット状の長孔形状でもよい。始点SP(第2始点SP2)および終点EPの選定は、実施例3と同様である。
なお、終点EPの位置の上流側では圧力の低下が激しいが、終点の位置の下流側では燃焼ガス圧の変化がほとんどない。すなわち、終点EPは始点SPと同様に、燃焼ガス圧の変曲点を意味する。終点前後の圧力変化に合せて、終点の上流側では下流側に向けて開口ピッチを次第に大きくまたは開口面積を漸減させているが、終点の下流側では開口ピッチまたは開口面積が一定となるように選定している。
本変形例の構成によれば、実施例2と比較して、第2領域Z2において急激な圧力低下とともに開口33の配列ピッチを下流側に向かって次第に大きくまたは開口面積を次第に小さくなるように設定しているので、開口33から排出される冷却空気量が燃焼ガス圧の低下とともに絞られ、実施例2より冷却空気量の一層の削減、適正化が図られる。
(実施例3)
実施例3について、図8を参照して以下に説明する。
本実施例は、実施例1と同様に、側端部18、19には、それぞれ前方側端部冷却流路21および後方側端部冷却流路27が設けられ、側端部端面18a、19aには各冷却流路を介して燃焼ガス中に開口する開口33が配列されている。 また、分割体本体12を冷却するため、上流側端部16には上流側端部冷却流路28(第5冷却流路)が設けられ、下流側端部17には下流側端部冷却流路29(第6冷却流路)が設けられる。側端部18,19に設ける開口33の配置は、実施例1、実施例2及び変形例1から4に示す開口の配置が適用できる。
前方側の側端部18には、回転軸の軸方向に前方側端部キャビティ20が設けられ、前方側端部キャビティの一方側は連絡路22を介して冷却空間35に連通し、他方側は前方側端部冷却流路21に接続している。前方側端部冷却流路21の末端は、開口33から燃焼ガス中に開口している。一方、後方側の側端部19の下流側端部17には、回転軸5の軸方向に後方側端部キャビティ26が設けられ、後方側端部キャビティ26の一方は冷却空間35に連通し、他方は後方側端部冷却流路27に接続している。更に、後方側端部冷却流路27の末端は、開口33を介して燃焼ガス中に開口している。
上流側端部16には、一端が冷却空間35に連通し、他端は上流側端面16aより燃焼ガスの流れ方向の上流側に開口する上流側端部冷却流路28が設けられている。更に、下流側端部17には、一端が冷却空間35に連通し、他端が下流側端面17aから燃焼ガスの流れ方向の下流側に開口する下流側端部冷却流路29が設けられている。
本実施例における分割体11の冷却方法を以下に説明する。
車室67側からの冷却空気の供給方法は、実施例1と同様であり、衝突板14の小孔(図示せず)を介して分割体本体12の上面をインピンジメント冷却する。また、インピンジメント冷却後の冷却空気は、上流側端部16に設けられた上流側端部冷却流路28を介して燃焼ガスの流れ方向の上流側に吹き出す際、上流側端部16を対流冷却する。また、下流側端部17に設けられた下流側端部冷却流路29を介して燃焼ガス中に吹き出す際、下流側端部17が対流冷却される。更に、インピンジメント冷却後の冷却空気の一部は、側端部18,19の前方側端部冷却流路21および後方側端部冷却流路27を介して開口33から燃焼ガス中に吹き出す際、側端部18,19を対流冷却している。
本実施例でも、実施例1、実施例2および変形例1から4と同様な側端部18,19の開口の配置を適用できるので、側端部18,19の冷却空気量の低減が図れる。また、上流側端部16と下流側端部17は、上流側端部冷却流路28および下流側端部冷却流路29により対流冷却されるので、分割体11の全体の冷却性能が向上し、ガスタービンの冷却効率が改善される。
(実施例4)
実施例4について、図9を参照して以下に説明する。
本実施例は、実施例1と同様に、側端部18、19には、前方側端部冷却流路21および後方側端部冷却流路27を介して燃焼ガス中に開口する開口33が配置されている。冷却孔の配置は、実施例1、実施例2および変形例1から4と同様な配置を適用できる。
また、側端部18、19には、回転軸5の軸方向に沿って前方側端部キャビティ31(第5キャビティ)および後方側端部キャビティ32(第6キャビティ)が配置され、その上流側は回転軸5に直交する方向に配置された上流側端部キャビティ30(第4キャビティ)に連通している。更に、上流側端部キャビティ30は、キャビティの中央付近で入口孔37を介して冷却空間35に連通している。また、下流側端部17には、回転軸5の軸方向に貫通する下流側端部冷却流路29が配置されている。下流側端部冷却流路29は、実施例2の下流側端部の冷却流路と同様に、一端が冷却空間35に連通し、他端は下流側端面17aより燃焼ガス中に開口している。
本実施例の冷却構造では、インピンジメント冷却後の冷却空気は、下流側端部17に設けられた下流側端部冷却流路29から開口を介して燃焼ガス中に吹き出す際、下流側端部17を対流冷却する。また、インピンジメント冷却後の冷却空気CAの一部は、入口孔を介して上流側端部キャビティ30に流れ、上流側端部キャビティ30を流下する際、上流側端部16を対流冷却する。更に、上流側端部キャビティ30の冷却空気は、前方側端部キャビティ31および後方側端部キャビティ32に供給され、冷却空気が前方側端部キャビティ31および後方側端部キャビティ32を流下する際、側端部18,19を対流冷却する。また、前方側端部キャビティ31および後方側端部キャビティ32から前方側端部冷却流路21および後方側端部冷却流路27を経由して開口33から燃焼ガス中に吹き出す際、側端部18、19を更に対流冷却している。
本実施例においても、実施例1、実施例2および変形例1から4と同様に、側端部18、19の開口33の配置を適用できるので、燃焼ガス流れに沿った燃焼ガス圧の低下に対して、開口ピッチを変えることにより、側端部18、19の冷却空気量の低減が図れる。また、上流側端部16にキャビティを設け、上流側端部16を冷却空気で対流冷却しているので、上流側端部16の冷却能力が強化され、分割体11の全体の効率的な冷却と冷却空気量の適正化が図れる。
なお、本発明は、前述の実施例に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は、本発明の範囲に含まれる。
本発明の分割環冷却構造によれば、分割環本体の側端部を冷却する冷却空気量が低減され、分割環全体の冷却空気量の適正化が図れるとともにガスタービン全体の熱効率が向上する。
1 ガスタービン
5 回転軸
8 タービン動翼
10、60 分割環
11、61 分割体
12 本体
14、64 衝突板
15、65 小孔
16 上流側端部
17 下流側端部
18、19 側端部
20、31 前方側端部キャビティ(第1キャビティ、第5キャビティ)
21 前方側端部冷却流路(第1冷却流路)
23、30 上流側端部キャビティ(第2キャビティ、第4キャビティ)
24 上流側端部冷却流路(第2冷却流路)
25 本体冷却流路(第3冷却流路)
35、71 冷却空間
67 車室
Z1 第1領域
Z2 第2領域
Z3 第3領域
SP 始点
SP1 第1始点
SP2 第2始点
EP 終点
CA 冷却空気
FG 燃焼ガス

Claims (9)

  1. 周方向に配設されて環状をなす複数の分割体から形成され、前記分割体の内周面がタービン動翼の先端から一定の距離を保つようにして車室内に配設されるガスタービンの分割環を冷却する分割環冷却構造において、
    前記分割体は、前記車室の外部より供給された冷却空気を吹き出させ、前記分割体の本体をインピンジメント冷却する小孔を備えた衝突板と、
    該衝突板と前記分割体の本体より囲まれた冷却空間と、
    前記分割体の回転軸の軸方向に沿った側端部のうち、少なくとも一方の側端部に沿って回転軸の軸方向に配置され、前記冷却空間よりインピンジメント冷却後の冷却空気を受入れる第1キャビティと、
    一端が前記第1キャビティに連通し、他端が前記側端部に配列された開口より燃焼ガス中に冷却空気を吹き出す第1冷却流路と、
    前記分割体の燃焼ガスの流れ方向の上流側端部であって前記回転軸の軸方向に直交するように配置された第2キャビティと、
    前記軸方向に設けられ前記冷却空間から前記第2キャビティに連通する第2冷却流路と、
    前記第2キャビティから前記軸方向に長く形成され、内部を通過する冷却空気により前記分割体を対流冷却し、前記分割体の下流側端部において燃焼ガス中に開口する中空の第3冷却流路と、から構成され、
    前記第2冷却流路として、前記分割体の一方の前記側端部に沿った第2冷却流路と、前記分割体の他方の前記側端部に沿った第2冷却流路とを含む複数の第2冷却流路を備え、
    前記第3冷却流路として、前記分割体の一方の前記側端部に沿った第3冷却流路と、前記分割体の他方の前記側端部に沿った第3冷却流路とを含む複数の第3冷却流路を備え、
    前記第2キャビティは、前記一方の前記側端部に沿った前記第2冷却流路及び前記第3冷却流路の上流側端から、前記軸方向に直交する方向に、前記他方の前記側端部に沿った前記第2冷却流路の上流端及び前記第3冷却流路の上流側端まで延び、複数の前記第2冷却通路の全て及び複数の前記第3冷却通路の全てに連通し、
    前記第1冷却流路の開口は、燃焼ガスの流れ方向の上流側では下流側の開口より開口の配列ピッチが小さくまたは開口の開口面積が大きくなるように配列され、燃焼ガスの流れ方向の下流側では上流側の開口より開口の配列ピッチが大きくまたは開口の開口面積が小さくなるように配列されていること、を特徴とする分割環冷却構造。
  2. 前記第1冷却流路の開口は、少なくとも回転軸の回転方向の前方側の前記側端部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の分割環冷却構造。
  3. 前記第1冷却流路の開口は、燃焼ガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって2つの領域に分けられ、上流側の第1領域では下流側の第2領域より開口の配列ピッチが小さくまたは開口の開口面積が大きくなるように配列され、下流側の第2領域では前記第1領域より開口の配列ピッチが大きくまたは開口の開口面積が小さくなるように配列されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の分割環冷却構造。
  4. 前記第2領域が開始する上流側の位置が、燃焼ガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって前記開口の配列ピッチまたは前記開口の開口面積が変化する始点であることを特徴とする請求項3に記載の分割環冷却構造。
  5. 前記第1冷却流路の開口は、燃焼ガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって3つの領域に分けられ、最も上流側の第1領域では他の領域より開口の配列ピッチが小さくまたは開口の開口面積が大きくなるように配列され、最も下流側の第3領域では他の領域より開口の配列ピッチが大きくまたは開口の開口面積が小さくなるように配列され、前記第1領域と前記第3領域の間に挟まれた第2領域では上流側から下流側に向かって開口の配列ピッチが順次大きくなるようにまたは開口の開口面積が順次小さくなるように配列されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の分割環冷却構造。
  6. 前記第2領域が開始する上流側の位置が、燃焼ガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって前記開口の配列ピッチまたは前記開口の開口面積が変化する始点であり、前記第3領域が開始する上流側の位置が、燃焼ガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって前記開口の配列ピッチまたは前記開口の開口面積が変化する終点であることを特徴とする請求項5に記載の分割環冷却構造。
  7. 前記始点は、燃焼ガスの流れ方向で最も下流側の第1始点から最も上流側の第2始点の間で変化することを特徴とする請求項4または請求項6のいずれか1項に記載の分割環冷却構造。
  8. 前記第2冷却流路および前記第3冷却流路は、前記第2キャビティを介して回転軸の軸方向に折り返す構造を備えていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の分割環冷却構造。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の分割環冷却構造を備えたガスタービン。
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