JPWO2009104256A1 - 車両の運転評価装置、方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

車両の運転評価装置、方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

車両の運転評価装置(1)は、ドライバが運転する車両の加速度を検出する加速度検出手段(101)と、前記加速度の度数分布を算出して格納する分布算出手段(103)と、前記度数分布の尖度を算出し、算出した前記尖度に基づいて、前記ドライバの運転を評価する運転評価手段(104、105)と、前記評価結果を出力する出力手段(106)とを備える。

Description

本発明は、例えばデジタルタコグラフなどのドライバによる車両の運転の評価を行う車両の運転評価装置に関する。
自動車などの車両において、各種センサによって検出された車両情報をもとにドライバの運転を評価する車両の運転評価装置が使用されている。そのような車両の運転評価装置における評価の方針として、例えば、運転の危険度や、燃料の消費に基づく環境への影響などが採用されている。特許文献1には、ドライバの急加速及び急制動操作を常時検出し、不適切な操作が行われた際には報知を行う構成が開示されている。特許文献2には、車速、加速度及びアクセル開度に基づく各種車両状態において、燃料の消費に関する情報をドライバに報知する構成が開示されている、
特開2005−231291号公報 特開2006−104136号公報
しかしながら、このような技術においては、評価材料として多くの車両情報を必須とし、該車両情報の検出のため、より多くのセンサを用いて車両情報を検出する必要があった。さらに、ドライバ各人の運転技術とは無関係に、予め設定された条件に反するような検出結果に対しては、一律に、所謂推奨されない運転として判断されてしまうという技術的問題点があった。
本発明は、上述の問題点に鑑み、可及的少ないセンサによって検出された車両情報を用いて、ドライバの運転技術をも考慮した運転評価を行い、評価結果をドライバに報知する車両の運転評価装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両の運転評価装置は、ドライバが運転する車両の加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度の度数分布を算出して格納する分布算出手段と、前記度数分布の尖度を算出し、算出した前記尖度に基づいて前記ドライバの運転を評価する運転評価手段と、前記評価の結果を出力する出力手段とを備える。
上記課題を解決するために、本発明の車両の運転評価方法は、ドライバが運転する車両の加速度を検出する加速度検出工程と、前記加速度の度数分布を算出して格納する分布算出工程と、前記度数分布の尖度を算出し、算出した前記尖度に基づいて前記ドライバの運転を評価する運転評価工程と、前記評価の結果を出力する出力工程とを備える。
上記課題を解決するために、本発明のコンピュータプログラムは、ドライバが運転する車両の加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度の度数分布を算出して格納する分布算出手段と、前記度数分布の尖度を算出し、算出した前記尖度に基づいて前記ドライバの運転を評価する運転評価手段と、前記評価の結果を出力する出力手段とを備える車両の運転評価装置に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、該コンピュータを前記加速度検出手段、前記分布算出手段、前記運転評価手段及び前記出力手段の少なくとも一部として機能させる。
本実施例に係る車両の運転評価装置の基本的な構成を概念的に示すブロック図である。 本実施例に係る車両の加速度の度数分布を示すヒストグラムの一例である。 本実施例に係る車両の運転評価装置の基本的な動作の流れを示すフローチャートである。 第1変形例に係る車両の運転評価装置の基本的な動作の流れを示すフローチャートである。 第2変形例に係る車両の運転評価装置の基本的な動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
101…加速度センサ、102…CPU、103…分布算出部、104…統計処理部、105…運転評価部、106出力部
以下、本発明を実施するための最良の形態として、本発明の車両の運転評価装置、方法、及びコンピュータプログラムに係る実施形態の説明を行う。
本発明の車両の運転評価装置に係る実施形態は、ドライバが運転する車両の加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度の度数分布を算出して格納する分布算出手段と、前記度数分布の尖度を算出し、算出した前記尖度に基づいて前記ドライバの運転を評価する運転評価手段と、前記評価結果を出力する出力手段とを備える。
本発明の車両の運転評価装置の実施形態によれば、ドライバが運転する車両の加速度の度数分布を算出し、該度数分布における尖度を算出して使用することで、統計的にドライバの運転技術をも考慮した運転の評価を行うことが出来る。そして、主に車両の同乗者或いは周辺車両にとって「優しい運転」であるか「荒い運転」であるかの判定に、より焦点を合わせた運転の評価を行い、主に車両のドライバに対し、該評価結果に応じた報知を好適に行うものである。ここに、「加速度の度数分布」とは、典型的にはドライバによるアクセル操作やブレーキ操作などの加減速操作及び制動操作などに起因して変動する車両の正負の加速度が、所定の範囲及び所定の時間毎に分割して度数分布として算出されたものであり、例えばヒストグラムなどの形として算出され、格納されても良い。
ここに、本実施形態における車両の同乗者或いは周辺車両にとって「優しい運転」とは、典型的には、ドライバによる急加速及び急制動の頻度が比較的少ない運転であり、急激な加速度の変化を伴わないことで、車両の同乗者にとっては制動時に前方によろけることや、加速時に後方に押し付けられることを好適に防ぎつつ、当該車両の前後を走行する車両の流れに沿った運転をする事により、前後のドライバにとっても走行状況の予測判断を好適に行わせるような運転である。他方で本実施形態における「荒い運転」とは、ドライバによる急加速及び急制動の頻度が比較的多く、走行車両の秩序を著しく乱す運転である。
本実施形態においては、検出された加速度から算出された加速度データの度数分布において、尖度に基づいて、ドライバの運転が評価される。例えば、尖度が相対的に大きくなるような運転は、前述のようにドライバによる急加速及び急制動の頻度が比較的少ない運転に相当し、典型的には、「優しい運転」として判定される。また、このような尖度の値域においては、例えば尖度の値に応じた複数の評価結果として、例えば「優しい運転」の度合を評価するよう構成されていても良い。このように構成すれば、より詳細にドライバの運転を評価することが出来る。そして、そのような評価結果に応じて、例えば、好適に「優しい運転」を継続出来るような態様で、出力手段を介して車両のドライバ或いは乗員に報知される。他方で、尖度が相対的に小さくなるような運転は、急加速及び急制動の頻度が高いことから、典型的には「荒い運転」と判定される。このような「荒い運転」においても複数の評価結果として「荒い運転」度合を評価するように構成されても構わないものである。
本実施形態では、加速度検出手段の動作により、ドライバによる運転のもと車両の走行中には、典型的には、リアルタイムに該運転の全工程における加速度が検出される。そして、分布算出手段により、検出された加速度の度数分布が算出され、格納される。次いで、運転評価手段によって、格納された加速度の度数分布における尖度が算出され、該尖度に基づく運転の評価が行われる。そして、このような尖度に基づく運転の評価結果における「優しい運転」度合(或いは「荒い運転」度合)に応じて、例えばディスプレイやスピーカなどである出力手段を介してドライバなどの車両の乗員に対し、リアルタイムに文字や音声などによる報知が行われる。
ここに、出力手段における車両のドライバ或いは乗員に対する報知の態様においては、典型的には、ドライバの運転が「優しい運転」であると判定されている場合には、ドライバが意識的に「優しい運転」と判定されるような運転を心掛けているという状況が考えられることから、ドライバに対し自身の運転の評価を常時報知するように(例えば、ディスプレイに表示するなどして)構成される。他方では、ドライバの運転が「荒い運転」であると判定されている場合には、ドライバが比較的運転に集中している状況であると考えられることから、ドライバに対し「荒い運転」であると判定された場合には、文字の他、例えば警告音声による報知によって、視線を前方からはずさなくてもすむように、構成される。
また、本実施形態に係る車両の運転評価装置は、算出された加速度データの度数分布における尖度及び必要に応じて後に詳述する分散データと閾値との比較、或いは該データのトレンドの観測を行い、該比較結果或いは該観測結果に基づいて、「優しい運転」度合(或いは「荒い運転」度合)に関する評価を行うよう構成されていても良い。また度数分布の形で格納したり、結果のみを格納してトレンド分析をする様な構成にすれば、典型的にはCPUである運転評価手段におけるデータ処理量を好適に低減させることが可能となり、ひいてはCPUにおける消費電力の低減をも実現し得る。
このように、走行中に常時検出された車両の加速度データを度数分布として算出し、その分布における尖度及び分散に基づいて運転の評価を行うことで、ドライバの運転の傾向からドライバの「優しい運転」度合(或いは「荒い運転」度合)を評価し、該評価結果に基づいて、ドライバに対し状況の維持或いは改善などを促す報知を好適に行うことが出来る。
また、「優しい運転」或いは「荒い運転」として判断される領域以外に該当するドライバの運転の態様に対しても、その尖度及び分散の少なくとも一方に基づいた判断の基準となる領域を設け、該判断に応じた評価及び報知を行っても構わないものである。例えば、尖度及び分散の双方とも大きい場合には、概ね「優しい運転」度合が高いものと評価出来るが、時に急加速或いは急制動などが見られることから、そうした点の改善を促す報知を行っても良い。
尚、本実施形態に係る車両の運転評価装置は、典型的には、車両に搭載或いは設置されて単体で動作することを目的とする所謂スタンドアロン型の装置であり、加速度検出手段、分布算出手段、運転評価手段及び出力手段とを備えて成る装置である。しかしながら、他方で、デジタルタコグラフやカーナビゲーションシステムなどの装置或いは車両自体に組み込まれ、例えば、該装置に備えられる加速度センサなどの加速度検出手段からの加速度の入力を受け、同様に該装置に備えられるディスプレイやスピーカなどの出力手段を介して、運転評価結果の出力を行うよう構成されていても良い。
本発明の車両の運転評価装置に係る実施形態の一の態様は、前記運転評価手段は、前記度数分布において、設定された閾値に基づいて前記ドライバの運転を評価する。
この態様によれば、前述の如く算出された走行中の車両の加速度の度数分布において、算出された度数分布の尖度及び後に詳述する分散が所定の閾値を超過した場合に、ドライバの運転が「優しい運転」である、或いは「荒い運転」であると評価し、車両のドライバ或いは乗員に対し評価結果の報知を行う。
具体的には、例えば、尖度が大きく(例えば、尖度の閾値の一例である8.0以上)且つ分散が小さい(例えば、分散の閾値の一例である1.0以下)度数分布となるような運転は、前述のようにドライバによる急加速及び急制動の頻度が比較的少ない運転であり、典型的には、「優しい運転」として判定される。また、このような尖度及び分散の値域においても、例えば複数の閾値を設けることでより詳細に「優しい運転」の度合を評価しても良い。そのような評価結果に応じた評価結果が、例えば、好適に「優しい運転」を継続出来るように、出力手段を介して車両のドライバ或いは乗員に報知される。
他方で、尖度が小さく(例えば、尖度の閾値の他の一例である6.0以下)且つ分散が大きい(例えば、分散の閾値の他の一例である5.0以上)度数分布となるような運転は、急加速及び急制動の頻度が高いことから、典型的には「荒い運転」と判定される。このような「荒い運転」においても複数の閾値によってより詳細な評価を行うよう構成されても構わないものである。
このように構成すれば、ドライバの運転における「優しい運転」度合(或いは「荒い運転」度合)を好適に判定して、特にドライバに対し現状の維持或いは改善を促す適切な報知を行うことが可能となる。
本発明の車両の運転評価装置に係る実施形態の他の態様は、前記運転評価手段は、時系列的に検出された前記加速度のトレンドを観測することにより前記ドライバの運転を評価する。
この態様によれば、前述の如く算出された走行中の車両の加速度の度数分布において、リアルタイムに検出される加速度データの統計における直近の時系列データから、ドライバの運転における「優しい運転」度合(或いは「荒い運転」度合)のトレンドを観測し、該トレンドから、ドライバの運転が近い将来「優しい運転」或いは「荒い運転」のいずれかの枠組みに入る、或いは出る、または一定の度合において安定している、などとの推測し、評価結果に応じた報知を行う。このように構成すれば、最近のドライバの運転における傾向に応じて、現状の維持或いは改善などを促す報知を、危険な状態になる前にドライバ或いは乗員に対し適切に行うことが可能となる。
本発明の車両の運転評価装置に係る実施形態の他の態様は、 前記運転評価手段は、前記度数分布の分散をさらに算出し、算出した前記分散と前記尖度とに基づいて、前記ドライバの運転を評価することを特徴とする。
この態様によれば、本実施形態に係る車両の運転評価装置は、算出された加速度データの度数分布における尖度だけでなく分散に関するデータも用いて評価を行うように構成される。このように構成すれば、度数分布における尖度だけの場合に比べてさらに精度の高い運転評価を行うことができる。
より詳細には、検出された加速度から算出された加速度データの度数分布において、尖度及び分散からなるマトリクスに基づいて、ドライバの運転が評価される。例えば、尖度のみに基づく評価においては、尖度が相対的に大きい度数分布となるような運転は「優しい運転」度合が高いとして評価されているが、例えば、尖度が相対的に大きい場合であっても、分散が大きい度数分布となるような運転においては、時にドライバの運転において過度な急加減速が見られることから、改善の余地があるとの評価がなされる。他方で、「荒い運転」度合が高いと判断される尖度が小さい運転であっても、同様に分散も小さくなるような運転であるならば、過度な急加減速が生じにくい安定した運転であるとの評価がなされる。
当然のことながら、このような尖度及び分散に基づく評価においても、夫々の値に、例えば複数の閾値を設けることでより詳細に「優しい運転」の度合を評価されるよう構成されていても構わない。
以上のことから、この態様においては、運転評価手段によって、格納された加速度の度数分布における尖度及び分散が算出され、該尖度及び該分散に基づく運転の評価が行われることで、尖度のみに基づく場合に比して、より詳細な運転の評価を行うことが可能となる。
本発明の車両の運転評価装置に係る実施形態の他の態様は、第1の所定の期間において検出された前記加速度の度数分布を算出する。
ここに、「第1の所定の期間」とは、例えば現在から過去1時間前、或いは車両のエンジンが稼働されてから停止されるまでの所謂1回のドライブ中であるような、比較的短い期間である。この態様によれば、分布算出手段は、直近の比較的短い期間において検出された加速度データのみを用い、例えば、移動平均的に度数分布を算出する。このような第1の所定の期間においては、検出される加速度データに係る度数分布における経時的要素が乏しいと考えられるため、現在のドライバの運転状況により重点をおいた運転の評価を行うことが可能となる。
従って、このように構成された場合、直近の短期間でのドライバの運転を評価の対象とするため、最近の運転の傾向からドライバの「優しい運転」度合(或いは「荒い運転」度合)を評価することで、現在のドライバの運転状況に即した好適な運転の評価及び該評価結果に応じた注意喚起を行うことが可能となる。また、例えば、分布算出手段に備えられたメモリに対し算出された加速度の度数分布データを格納するに際して、技術的に記録容量が制限されるメモリの容量を好適に抑制することが出来るという利点もある。
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本発明の車両の運転評価装置に係る実施形態の他の態様は、前記分布算出手段は、第2の所定の期間において検出された前記加速度に対し、検出された時期に応じた重みづけを行った度数分布を算出する。
ここに、「第2の所定の期間」とは、典型的には、過去1ヶ月や過去1年などの比較的長い期間であり、例えば、車両のエンジンが稼働されてから停止されるまでの所謂ドライブ毎の評価を越えて、少なくとも複数のドライブにまたがる運転状況の評価を行うことが出来る期間である。また、言い換えれば、第2の所定の期間とは、前述の第1の所定の期間が経時的に蓄積されたものである。この態様によれば、分布算出手段は、比較的長い期間において検出された加速度データにおいて、検出時期に応じて重みづけを行って度数分布を算出する。ここに、検出時期に応じて重みづけを行う態様とは、典型的には、比較的過去の加速度データ及び比較的最近のデータとに分けられた加速度データに、夫々異なる重みづけを行ったうえで、一つにまとめる、或いは比較するなどの手法によるものである。
このような第2の所定の期間においては、一時的なドライバの運転の態様及び道路状況の評価よりも、長期間のドライバの運転特性がより反映されることが考えられる。従って、このように構成された場合、例えば、長期間のドライバの運転の傾向を考慮しつつ、特に最近の運転傾向に対して重みづけを行った度数分布を算出することで、ドライバの運転傾向を充分に加味しつつも、現在のドライバの運転状況にも即した運転評価及び該評価結果に応じた注意喚起を行うことなどが可能となる。
本発明の車両の運転評価装置に係る実施形態の他の態様は、前記加速度検出手段は、前記車両の左右方向の加速度を検出し、前記分布算出手段は、前記加速度及び前記車両の左右方向の加速度を積算した度数分布を算出することを特徴とする。
この態様によれば、加速度検出手段は、車両の左右方向の加速度(所謂、横G)を検出し、分布算出部は、該横Gのデータを加速度の前述の度数分布に積算して(例えば、ベクトル合成するなどして)、算出された度数分布に基づくドライバの運転の評価が行われる。このように構成すれば、例えば、ドライバの急ハンドル操作に起因する車両の左右方向の加速度の変化をも運転評価の対象とすることが出来る。ここに、ドライバによる急ハンドル操作は、典型的には、前方不注意などによる緊急回避動作など、ドライバの予測判断が乏しいことに起因するものであるとの見方があり、急加速及び急制動と同様に「優しい運転」度合(或いは「荒い運転」度合)の評価材料になり得る。つまり、左右方向の加速度の度数が高い傾向にあるドライバの運転は、急ハンドルを多用することから「荒い運転」である傾向があると評価することが出来るものである。
本発明のコンピュータプログラムの実施形態は、ドライバが運転する車両の加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度の度数分布を算出して格納する分布算出手段と、前記度数分布の尖度を算出し、算出した前記尖度に基づいて前記ドライバの運転を評価する運転評価手段と、前記評価の結果を出力する出力手段とを備える車両の運転評価装置に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、該コンピュータを前記加速度検出手段、前記分布算出手段、前記運転評価手段及び前記出力手段の少なくとも一部として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムに係る実施形態によれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の車両の運転評価装置に係る実施形態を比較的簡単に実現できる。
尚、上述した本発明の車両の運転評価装置に係る実施形態における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラムに係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
本発明のコンピュータプログラム製品の実施形態は、ドライバが運転する車両の加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度の度数分布を算出して格納する分布算出手段と、前記度数分布の尖度を算出し、算出した前記尖度に基づいて前記ドライバの運転を評価する運転評価手段と、前記評価の結果を出力する出力手段とを備える車両の運転評価装置に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、該コンピュータを前記加速度検出手段、前記分布算出手段、前記運転評価手段及び前記出力手段の少なくとも一部として機能させる。
本発明のコンピュータプログラム製品に係る実施形態によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明の車両の運転評価装置に係る実施形態を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、上述した本発明の情報車両の運転評価装置に係る実施形態として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されていても良い。
尚、上述した本発明の車両の運転評価装置に係る実施形態における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラム製品に係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
本発明の車両の運転評価方法に係る実施形態は、ドライバが運転する車両の加速度を検出する加速度検出工程と、前記加速度の度数分布を算出して格納する分布算出工程と、前記度数分布の尖度を算出し、算出した前記尖度に基づいて前記ドライバの運転を評価する運転評価工程と、前記評価の結果を出力する出力工程とを備える。
本発明の車両の運転評価方法によれば、上述した本発明の車両の運転評価装置と同様に、検出された車両の加速度データを度数分布として算出し、該分布の尖度及び分散に基づいてドライバの運転を好適に評価することが可能となる。
尚、本発明の車両の運転評価方法においても、上述した本発明の車両の運転評価装置における各種態様と同様の各種態様を採ることが可能である。
以上説明したように、本実施形態に係る車両の運転評価装置は、加速度検出手段と、分布算出手段と、運転評価手段と、出力手段とを備える。本実施形態に係る車両の運転評価方法は、加速度検出工程と、分布算出工程と、運転評価工程と、出力工程とを備える。本実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、本実施形態に係る車両の運転評価装置として機能させる。従って、可及的少ないセンサによって検出された車両情報を用いて、ドライバの運転技術をも考慮した運転評価を行い、評価結果をドライバに報知することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
(1) 基本構成
まず、図1を参照して本実施例に係る運転の評価装置の基本構成について説明する。ここに、図1は本実施例に係る運転の評価装置の基本構成を示すブロック図である。
図1において、本実施例に係る運転の評価装置の一具体例である運転評価装置1は、加速度センサ101、CPU102及び出力部106を備えて構成される。
加速度センサ101は、本発明における「加速度検出手段」の一具体例であって、物理的、機械的、機構的、電気的などの態様を備え、少なくとも車両の前後方向にかかる加速度を、より好適には更に左右方向の加速度をも検出可能な手段である。また、好適に車両の加速度を算出可能であれば、車両の走行速度及び走行時間から現在の加速度を推測するなどの手段を備えて構成されていても構わない。加速度センサ101により検出された車両の加速度データは、該加速度センサ101と電気的に接続されたCPU102に対して出力される。
CPU102は、本発明における「分布算出手段」の一具体例である分布算出部103、並びに「運転評価手段」の一具体例である統計処理部104及び運転評価部105を備えて構成される。加速度センサ101からの加速度データの入力を受け、分布算出部により該加速度データの度数分布が算出され、統計処理部104により該度数分布における尖度及び分散が算出される。そして、運転評価部105によって、算出された尖度及び分散は所定の閾値と比較され、或いは直近の尖度及び分散のトレンドが観測され、将来的に所定の閾値を超過すると判断された場合には、該比較結果或いは該観測結果に応じた「優しい運転」度合(或いは「荒い運転」度合)を示す評価結果が出力部106に対して出力される。後に詳述する通り、このような加速度データの一連の処理は、走行中は常時リアルタイムに行われる。
出力部106は、本発明における「出力手段」の一具体例であり、典型的にはディスプレイやスピーカなどであり、運転評価部105から評価結果の入力を受け、該評価結果に応じて車両のドライバ或いは乗員に対して映像或いは音声を用いて注意喚起などの報知を行う。他にも、出力部106の制御のもと、評価結果に応じて車両運転評価装置1に付随する各部を動作させるような手段によって、ドライバ或いは乗員への報知を行うよう構成されていても構わない。つまり、出力部106は、少なくとも評価結果に応じた注意喚起などを幾らかなりと車両のドライバ或いは乗員に対し報知を行える構成であれば、どのような形態をとることも可能である。
また、運転評価装置1は、図示されないメモリを備えて構成されていても良く、このように構成された場合、該メモリの動作によって算出された加速度データの度数分布を好適に保存し得る。
次に、図2を用いて、本実施例に係る加速度データに基づく運転評価の態様について説明する。ここに、図2は、本実施例に係る車両の加速度の度数分布を示すヒストグラムの一例である。
図2に示すように、本実施例における分布算出部103は、典型的には、0G(つまり、車両に加速度がかかっていない状態)を中心とし、正の加速度(つまり、アクセル操作などによる車両の加速を示す)及び負の加速度(つまり、ブレーキ操作などによる車両の減速及び制動を示す)について、所定の時間毎に検出された加速度データを度数分布として算出する。つまり、ドライバがアクセル操作などによる加速を行う毎に、検出された正の加速度の度数が加算されて行く。他方で、ドライバがブレーキ操作などによる減速及び制動を行う毎に、検出された負の加速度の度数が加算されて行く。また、急加速或いは急制動など、大きな加速度の変化があった場合、該加速度データはその分グラフの中心より離れた位置にプロットされることとなり、特に、図2に示すような急加速或いは急制動として判断される領域に該当するデータに関しては、急加速或いは急制動として判定されることとなる。
例えば、刻々と変わる周囲の状況を十分に把握し余裕をもって運転することを心がけていれば、急加速及び急制動の回数が必然的に減り、図2において実線で示すように、分布のピークは加速度0の状態に近くなり、正負両方の加速度において分布のばらつきが減少する。つまり、尖度が増大するとともに、分散は減少することとなるのである。本実施例においては、このような運転が「優しい運転」であると判断される。また、加速及び制動を適度に行う所謂通常運転を行うドライバであれば、図2に点線で示されるとおり、ピークは比較的加速度0の位置に出来るものの、正負両方の加速度において分布のばらつきがみられる。つまり、「優しい運転」に比して、尖度の減少及び分散の増大があると言える。他方で、破線に示される、故意であっても、不注意から来る危険回避のためであっても、急加速及び急制動の両者を多用するドライバの運転においては、尖度が更に減少し、分散は更に増大している。このような運転では、車両の同乗者が加速度の大きな変動によって姿勢を崩される虞があること、また、周囲の車両のドライバにとっては、当該車両の動作の予測がつきにくいことなどから、本実施例においては「荒い運転」であると判断される。
本実施例においては、「優しい運転」或いは「荒い運転」であると判断された場合、その評価結果に応じてドライバへの報知が行われる。例えば、「優しい運転」を行っていると判断されたドライバに対しては、好適にその状態を維持出来るよう現在の評価結果が出力部106の一例であるディスプレイに表示される。他方、「荒い運転」を行っていると判断されたドライバに対しては、比較的運転に集中しなければならない状態であると考えられるため、例えば、現在の運転の危険性を訴えるようなメッセージを出力部106の一例であるスピーカを通じて報知される。
尚、「優しい運転」或いは「荒い運転」として判断される領域以外に該当するドライバの運転の態様に対しても、その尖度及び分散の少なくとも一方に基づいた判断の基準となる領域を設け、該判断に応じた評価及び報知を行っても構わないものである。例えば、尖度及び分散の双方とも大きい場合には、概ね「優しい運転」であると判断できるが、時に急加速或いは急制動などが見られることから、そうした点の改善を促す報知を行っても良い。
(2) 基本動作
次に、図3を参照して本実施例の運転評価装置1に係る基本動作の流れについて説明する。ここに、図3は、該基本動作の流れを示すフローチャートである。
まず、ドライバによる車両の運転中には常時、加速度センサ101によって車両の加速度が検出され(ステップS101)、加速度データとしてCPU102へ出力される。次いで、CPU102に備えられる分布算出部103において、入力された加速度データの度数分布が算出される(ステップS102)。加速度データの度数分布の算出の態様に関しては、前述の通り、所定の時間単位ごとに算出される加速度データにおいて比較的最近のサンプルのみを分布に加算する(つまり、検出より所定の時間後に加速度データは分布の算出の対象から外れる)ように構成されていても良く、他方で、比較的長期間の加速度データにおいて、加速度の検出時期に応じた重みづけを施された加速度データを分布に加算するように構成されていても良い。また、このとき、加速度データの入力を受けて、CPU102において、典型的には一般道であるか、高速道路であるかに大別される、現在の車両が走行している路面の状況を判定するよう構成されていても良い。
次に、統計処理部104において、算出された加速度データの度数分布における尖度の算出が行われる(ステップS103)。また、それと同時に、或いは相前後して度数分布における分散の算出が行われる(ステップS104)。なおこの尖度および分散は公知の式を用いて算出することができる。
そして、運転評価部105において、算出された尖度及び分散と所定の閾値との比較、或いは算出された尖度及び分散の時系列データに基づくトレンドの観測が行われる(ステップS105及びステップS106)。ここに、例えば、尖度及び分散が「優しい運転」と判定される領域(例えば、尖度が8.0以上、分散が1.0以下)内であるならば、「優しい運転」であると判定され、他方で「荒い運転」であると判定される領域(例えば、尖度が6.0以下、分散が5.0以上)内であるならば「荒い運転」であると判定されるなど、尖度及び分散の値に基づいてドライバの運転の評価が行われる。このとき、ドライバの運転を判定するための尖度及び分散の領域を複数通り用意することで、「優しい運転」(或いは「荒い運転」)を更に詳細に分類するように構成されていても構わない(つまり、ドライバの運転における「優しい運転」度合、或いは「荒い運転」度合として判定する。)
尖度及び分散が「優しい運転」或いは「荒い運転」として判定される所定の領域内である場合(ステップS105:Yes及びステップS106:Yes)、尖度及び分散の値に基づく「優しい運転」度合(或いは「荒い運転」度合)に応じた評価結果が出力部106に渡され、出力部106において車両のドライバ或いは乗員に対する報知が行われる(ステップS107)。この時、尖度及び分散と比較される閾値或いはトレンドの判定基準となる領域は、複数通り用意されている場合、該領域に応じて判定される「優しい運転」度合(或いは「荒い運転」度合)の評価結果に応じた報知を行うように構成されていても良い。
加速度分布の尖度及び分散の少なくとも一方でも、その値或いはトレンドが所定の領域内に該当しない場合、(ステップS105及びステップS106の少なくとも一方がNo)、引き続き加速度の検出からの一連の処理が(ステップS101〜ステップS106)が繰り返される。
ここに、車両の加速度を算出するにあたり、車両の左右方向の加速度(所謂、横G)を検出するよう構成された加速度センサ101を用い、該横Gの加速度データを度数分布に加算するよう構成されていても良い。この動作によれば、横Gの変化の要因として考えられるドライバの急ハンドル操作をも考慮に入れた運転評価を実現することが可能となる。
以上の結果、ドライバが運転する車両の加速度の度数分布を算出し、該度数分布における尖度及び分散に基づいて、統計的にドライバの運転技術をも考慮した運転の評価を行うことが出来る。
(3) 第1変形動作例
次に、図4を参照して本実施例の運転評価装置1に係る第1変形動作例の流れについて説明する。ここに、図4は、該第1変形動作例の流れを示すフローチャートである。尚、図3と同一の工程には同一の番号を付して記載してある。
本変形動作例における、図3に示す基本動作の流れとの主な差異は、加速度データの度数分布を算出した後に、先ず尖度及び分散の一方を第1の値として算出し(図4においては、尖度)、その値が所定の領域に該当した場合に、初めて他方のデータを第2の値として算出し(図4においては、分散)、その値が所定の領域に該当した場合に「優しい運転」度合(或いは、「荒い運転」度合)が評価されることとなる点にある。尚、第2の値の算出及び閾値との比較或いはトレンドの観測行う部位(典型的には、CPU102における統計処理部)は、第1の値が所定の領域に該当するまでの間はスリープ状態、或いは算出及び比較を行っている状態に比して、幾らかなりと計算量の少ない状態にあることが好ましい。
図4に示す本変形動作例の流れでは、詳細には、検出された加速度データの度数分布を算出した後に(ステップS102)、先ず尖度が算出され(ステップS103)、閾値との比較或いはトレンドの観測が行われる(ステップS105)。ここで該尖度が「優しい運転」と判断される領域(例えば、8.0以上)内、或いは「荒い運転」であると判断される領域(例えば、6.0以下)内である場合(ステップS105:Yes)、算出された度数分布より分散が算出される(ステップS104)。そして、該分散に対して閾値との比較或いはトレンドの観測が行われる(ステップS106)。ここで、該分散が、「優しい運転」と判断される領域(例えば、1.0以下)、或いは、「荒い運転」であると判断される領域(例えば、5.0以上)内)である場合(ステップS106:Yes)、尖度の評価結果と併せて判断された評価に応じた報知が行われる(ステップS107)。
尚、本変形動作例において第1データ(図4及び前述の説明では、尖度)として扱われるデータは、尖度或いは分散のいずれでもよく、例えば第1データとして分散を採用した場合、第2データは尖度となる。
以上の結果、ドライバが運転する車両の加速度の度数分布を算出し、該度数分布における尖度及び分散に基づいて、統計的にドライバの運転技術をも考慮した運転の評価を行うことが出来る。更にこの時、CPU102における計算量を好適に抑制することが出来、計算効率の上昇及び消費電力の低減などを実現することも可能となるのである。
(4) 第2変形動作例
次に、図5を参照して本実施例の運転評価装置1に係る第2変形動作例の流れについて説明する。ここに、図5は、該第2変形動作例の流れを示すフローチャートである。尚、図3と同一の工程には同一の番号を付して記載してある。
本変形動作例における、図3に示す基本動作の流れとの主な差異は、加速度データの度数分布を算出した後に、尖度を算出し、閾値との比較或いはトレンドの観測が行われる。その結果が所定の領域に該当した場合に、「優しい運転」度合が評価されることとなる点にある。つまり、尖度のみに基づいて、ドライバの運転を評価する点である。
図5に示す本変形動作例の流れでは、詳細には、検出された加速度データの度数分布を算出した後に(ステップS102)、尖度が算出され(ステップS103)、閾値との比較或いはトレンドの観測が行われる(ステップS105)。該尖度が「優しい運転」と判断される領域(例えば、8.0以上)内、である場合(ステップS105:Yes)、尖度の値に応じてドライバの運転が評価され、報知が行われる(ステップS107)。
以上の結果、ドライバが運転する車両の加速度の度数分布を算出し、該度数分布における尖度或いは分散に基づいて、統計的にドライバの運転技術をも考慮した運転の評価を行うことが出来る。

Claims (9)

  1. ドライバが運転する車両の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記加速度の度数分布を算出して格納する分布算出手段と、
    前記度数分布の尖度を算出し、算出した前記尖度に基づいて前記ドライバの運転を評価する運転評価手段と、
    前記評価の結果を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする車両の運転評価装置。
  2. 前記運転評価手段は、前記度数分布において、予め設定された所定の閾値に基づいて前記ドライバの運転を評価することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車両の運転評価装置。
  3. 前記運転評価手段は、時系列的に検出された前記加速度のトレンドを観測することにより前記ドライバの運転を評価することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車両の運転評価装置。
  4. 前記運転評価手段は、前記度数分布の分散をさらに算出し、算出した前記分散と前記尖度とに基づいて、前記ドライバの運転を評価することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車両の運転評価装置。
  5. 前記分布算出手段は、第1の所定の期間において検出された前記加速度の度数分布を算出することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車両の運転評価装置。
  6. 前記分布算出手段は、第2の所定の期間において検出された前記加速度に対し、検出された時期に応じた重みづけを行った度数分布を算出することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車両の運転評価装置。
  7. 前記加速度検出手段は、前記車両の左右方向の加速度を検出し、前記分布算出手段は、前記加速度及び前記車両の左右方向の加速度をベクトル合成した度数分布を算出することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車両の運転評価装置。
  8. ドライバが運転する車両の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記加速度の度数分布を算出して格納する分布算出手段と、
    前記度数分布の尖度を算出し、算出した前記尖度に基づいて前記ドライバの運転を評価する運転評価手段と、
    前記評価の結果を出力する出力手段と
    を備える車両の運転評価装置に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、
    該コンピュータを前記加速度検出手段、前記分布算出手段、前記運転評価手段及び前記出力手段の少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. ドライバが運転する車両の加速度を検出する加速度検出工程と、
    前記加速度の度数分布を算出して格納する分布算出工程と、
    前記度数分布の尖度を算出し、算出した前記尖度に基づいて前記ドライバの運転を評価する運転評価工程と、
    前記評価の結果を出力する出力工程と
    を備えることを特徴とする車両の運転評価方法。
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