JPWO2008136080A1 - 増幅装置及びドハティ増幅回路の制御方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、増幅装置に関し、E級動作条件を満足するよう回路定数が設定された増幅器の出力電力に応じて前記回路定数(例えば、キャパシタの容量値)を制御(最適化)できるようにすることを目的の一つとする。そのため、本発明の増幅装置は、E級動作条件を満足する回路定数が設定された増幅器(20)と、その出力電力を検出する電力検出手段(17,18)と、その検出出力電力に応じて前記回路定数を制御する制御手段(19)とをそなえて構成される。

Description

本発明は、増幅装置に関する。本発明は、例えば、無線基地局などの無線装置における高周波増幅に用いると好適である。
近年、無線基地局用の増幅器開発において、装置の小形化への要望が非常に高い。そのため、高効率回路技術として、ドハティ増幅回路技術、E級増幅回路技術などが研究開発されている。
(ドハティ増幅回路)
ドハティ増幅回路(以下、単に「ドハティ回路」ともいう)は、例えば図13に示すように、メインアンプ(キャリアアンプとも呼ばれる)101及びピークアンプ102と呼ばれる2つの増幅器(アンプ)と、1/4波長(λ/4)線路103,104とを用いて構成される高効率回路である。
即ち、この図13に示すドハティ増幅回路は、メインアンプ101とピークアンプ102とが並列に接続されるとともに、ピークアンプ102の入力及びメインアンプ101の出力にそれぞれλ/4線路103,104が設けられて構成されている。
ここで、通常の並列接続増幅器は、2つのアンプのバイアス条件を同じに設定するが、ドハティ増幅器回路では、2つのアンプ101,102それぞれのバイアス条件を変える必要がある。即ち、通常、メインアンプ101は、A級、若しくはAB級バイアスに設定され、ピークアンプ102は、メインアンプ101に比してバイアス電流を絞った状態となるよう、B級、若しくはC級バイアスに設定される。
その結果、入力信号レベルが低い場合、ピークアンプ102は前記バイアス設定によりオフ状態であり、キャリアアンプ101により入力信号が増幅され、入力信号レベルが一定値以上になると、キャリアアンプ101は飽和し始めるが、ピークアンプ102がオン状態となり、メインアンプ101及びピークアンプ102の双方が動作して、キャリアアンプ101の飽和による利得低下分をピークアンプ102によって補うように動作する。
このように、ドハティ回路は、入力信号レベルが低い時にはメインアンプ101のみ動作し、入力信号レベルが一定値以上の時には2つのアンプ101,102の双方が動作する(換言すれば、入力信号レベルが一定値以上の時だけピークアンプ102が動作する)ので、高効率に動作することができる。
(E級増幅回路)
E級増幅回路(以下、単に「E級回路」ともいう)は、トランジスタをスイッチング素子として動作させる高効率回路である。E級回路の先行技術としては、例えば、後記非特許文献1に記載された技術がある。
図14に、E級増幅回路の構成例を示す。この図14に示すE級増幅回路は、バイポーラトランジスタや電界効果トランジスタ(FET)などのスイッチング素子201と、当該スイッチング素子201に並列接続された入力インダクタ202と、スイッチング素子201に直列接続された出力インダクタ203(インダクタンス値Ls+ΔL)及び当該出力インダクタ203に並列接続されたキャパシタ204(容量値Cm)からなるLC共振回路と、スイッチング素子201に並列接続されたキャパシタ(シャントキャパシタ)205(容量値Cp)及び負荷抵抗206(インピーダンス値Z0)とをそなえて構成されている。なお、前記LC共振回路は、出力インダクタとキャパシタとが直列接続された構成の場合もある。
そして、このようなE級回路では、印加電圧Vds、設計周波数f0、負荷インピーダンス値Z0を基に、所定のE級動作条件(スイッチング条件)を満足するように、回路素子(受動素子)の定数(回路定数)Ls,ΔL,Cm,Cpが決定される。
これにより、当該E級回路では、スイッチング素子201がオン/オフ制御されることにより、スイッチング素子201がオンしている期間は、スイッチング素子201に電流が流れ、スイッチング素子201がオフしている期間は、シャントキャパシタ205に電流が流れるようになる。
その結果、スイッチング素子201において電圧波形と電流波形とが時間的に重複しなくなり、スイッチング素子201での損失が無くなるため、動作効率(直流(DC)−交流(AC)変換効率)が改善する。
また、スイッチング素子201の出力側に直列接続された前記LC共振回路によって、回路で発生した高周波電流を除去して、基本波のみを増幅させることができる。
なお、既知の高効率増幅回路として、他に、下記特許文献1〜3及び非特許文献1に記載された技術もある。
特許文献1の技術は、線形電力増幅器、特に多重搬送周波数を有する信号用のマイクロ波電力増幅器に関し、電力レベルの広い範囲で雑音状の多重搬送信号を線形増幅する電力増幅器を提供し、また、入力駆動信号レベルの広い範囲で高いDC/RF変換効率を達成する損失の低い(DC/RF効率が良好な)増幅器および増幅方法を提供することを目的としている。そのため、特許文献1には、前段の増幅器の効率が低下したときに応答するようにバイアスされた複数の増幅器ネットワークを多段に接続する構成が記載されている。
特許文献2の技術は、集積型の同調可能で高能率な電力増幅器に関し、電力増幅器(E級増幅器)を構成する無効素子(インダクタやキャパシタ)のインダクタンスやキャパシタンスを制御信号によって調整できるようにすることで、調整範囲にわたって高いQ値を有し、広い範囲の入力信号周波数にわたって高調波成分が低く、周波数に敏感であり、質の高い出力を生成できるようになっている。
特許文献3の技術は、2個の増幅器の双方共出力端インピーダンス整合の適正な高効率増幅器を提供することを目的とし、そのために、2個の増幅器の出力端にそれぞれ整合回路を介して接続するインピーダンス変換器を具備し、両インピーダンス変換器の出力端に接続して前記各増幅器の増幅出力を入力合成する合成器を具備している。この回路構成により、各増幅器の動作状態に依存することなく設計値通りのインピーダンスを各増幅器の出力に達成することができる。
特表2001−502493号公報 特表2003−504906号公報 特開2003−188651号公報 S. C. Cripps,"RF Power Amplifiers for Wireless Communication .Norwood",MA:Artech House,1999,pp.145-178
前記ドハティ回路は、出力電力(出力レベル)によって、その動作が異なってくる。
即ち、λ/4線路104の特性インピーダンスをR0(=50オーム)、ドハティ回路の出力負荷をR0/2と仮定すると、入力信号レベルが低い低出力動作時には、メインアンプ(キャリアアンプ)101のみ動作しピークアンプ102が動作しないため、図15に模式的に示すように、ピークアンプ102の出力インピーダンスは、(理想的には)開放状態であり、メインアンプ101の出力インピーダンスは、λ/4線路104の特性インピーダンスがR0であるため、出力負荷R0/2がインピーダンス変換されて2R0=100オームに見える。
これに対し、入力信号レベルが高い高出力動作時には、メインアンプ101とともにピークアンプ102も動作しているため、図16に模式的に示すように、それぞれのアンプ101,102が見る負荷インピーダンスはR0=50オームとなる。このとき、λ/4線路104の特性インピーダンスもR0であるから、当該線路104によるインピーダンス変換は行なわれず(R0の整合状態)、キャリアアンプ101の出力インピーダンスもR0=50オームとなる。
ここで、高効率回路技術であるドハティ回路とE級回路とを組み合わせることを想定する場合、即ち、ドハティ回路を構成する2つのアンプ101,102にE級回路構成を適用することを想定した場合、E級回路では、出力負荷(負荷インピーダンス値Z0)も設計パラメータの一つとなるため、上述した入力信号レベルに応じたキャリアアンプ101の出力インピーダンス(つまりはドハティ回路の出力インピーダンス)の変動によって、負荷インピーダンス値Z0も変動することになり、図14に示した回路定数Ls、Cmの設計値(最適値)が変わってしまう(図17参照)。ただし、図17において、Cp、ΔLについては負荷インピーダンス値が50〜100オームの範囲ではほとんど変化しないものとしている。
その結果、負荷インピーダンス値Z0を固定値にすると、図18に示すように上述したドハティ回路の出力インピーダンスの変動によって増幅効率が低下してしまう。
このような課題に関して、既述の特許文献1〜3及び非特許文献1は開示も示唆もしておらず、したがって、前記課題を解決する手段に関しても開示も示唆もしていない。前記特許文献2には、無効素子のインダクタンスやキャパシタンスを制御信号によって調整可能なことが記載されているが、本発明とは目的及び課題が相違しているため、後の記載から明らかとなるように、制御の目的、原因も本発明とは大幅に相違している。
本発明は、前記課題に鑑み創案されたもので、その目的の一つは、E級増幅器の回路定数を出力電力(出力インピーダンス)に応じて最適化制御できるようにすることにある。
また、E級増幅器を適用したドハティ回路において、任意の出力インピーダンスで最良の増幅効率を得られるようにすることも目的の一つである。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の一つとして位置付けることができる。
前記目的を達成するために、本発明では、以下に示す増幅装置を用いることを要旨としている。即ち、
(1)本発明の増幅装置は、E級動作条件を満足する回路定数が設定された増幅器と、前記増幅器の出力電力を検出する電力検出手段と、前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて前記回路定数を制御する制御手段とをそなえたことを要旨としている。
(2)また、本発明の増幅装置は、E級動作条件を満足する第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、E級動作条件を満足する第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成する合成手段と、前記合成手段の出力電力を検出する電力検出手段と、前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて、少なくとも前記第1の回路定数を制御する制御手段とをそなえたことを要旨としている。
(3)さらに、本発明の増幅装置は、E級動作条件を満足するよう第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、E級動作条件を満足するよう第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成する合成手段と、前記第1の増幅器の出力電力を検出する電力検出手段と、前記電力検出で検出された出力電力に応じて、少なくとも前記第1の回路定数を補正する制御手段とをそなえたことを要旨としている。
(4)ここで、前記制御手段は、前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記の第1及び第2の回路定数をそれぞれ補正するようにしてもよい。
(5)また、前記制御手段は、前記入力信号の電力増加に伴って前記第2の増幅器が動作し始めるときの前記合成手段の出力電力を電力閾値として、前記電力検出手段で検出された出力電力が当該電力閾値以上の範囲で増加するにつれて、前記第1の回路定数を減少する方向に制御するようにしてもよい。
(6)さらに、前記制御手段は、前記電力検出手段で検出された出力電力が前記電力閾値未満である場合には、前記第1の回路定数を一定に制御するのが好ましい。
(7)また、前記制御手段は、前記入力信号の電力増加に伴って前記第2の増幅器が動作し始めるときの前記第1の増幅器の出力電力を電力閾値として、前記電力検出手段で検出された出力電力が当該電力閾値以上の範囲で増加するにつれて、前記第1の回路定数を減少する方向に制御するようにしてもよい。
(8)さらに、本発明の増幅装置は、E級動作条件を満足するよう第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、E級動作条件を満足するよう第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成する合成手段と、前記第1の増幅器の出力電力を検出する第1の電力検出手段と、前記第2の増幅器の出力電力を検出する第2の電力検出手段と、前記第1の電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記第1の回路定数を補正する第1の制御手段と、前記第2の電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記第2の回路定数を補正する第2の制御手段とをそなえたことを要旨としている。
(9)ここで、前記第1の制御手段は、前記入力信号の電力増加に伴って前記第2の増幅器が動作し始めるときの前記第1の増幅器の出力電力を電力閾値として、前記第1の電力検出手段で検出された出力電力が当該電力閾値以上の範囲で増加するにつれて、前記第1の回路定数を減少する方向に制御するようにしてもよい。
(10)一方、前記第2の制御手段は、前記第2の電力検出手段で検出された出力電力が増加するにつれて、前記第2の回路定数を減少する方向に制御するようにしてもよい。
(11)また、前記電力検出手段は、前記第1の増幅器の出力信号の一部を分岐する方向性結合器と、前記方向性結合器からの信号を検波して電力を検出する電力検出回路とをそなえて構成され、前記方向性結合器は、前記合成手段において前記第1及び第2の増幅器の各出力信号が同相合成されるよう通過位相特性が設定されていてもよい。
(12)また、前記制御の対象である回路定数は、前記増幅器の構成要素であるキャパシタの容量値であるのが好ましい。
本発明によれば、少なくとも以下に示すいずれか一の効果ないし利点が得られる。
(1)E級動作条件を満足するよう回路定数が設定された増幅器(E級増幅器)の出力電力を検出し、その検出結果に応じて増幅器の回路定数(例えば、キャパシタの容量値)を制御(最適化)することができるので、任意の出力電力において増幅効率を最良にすることが可能となる。
(2)入力信号レベルに応じて第1のE級増幅器の出力インピーダンスが変動しても、その変動に応じてドハティ回路の増幅効率が最良となるようにE級増幅器の回路定数を制御することができるので、任意の入力信号レベルにおいてドハティ回路の増幅効率の劣化を抑制することが可能となる。
本発明の原理を説明すべく増幅装置(E級増幅器)の構成を示すブロック図である。 図1に示すE級増幅器の負荷インピーダンス対増幅効率の一例を示すグラフである。 本発明の第1実施形態に係るE級回路を適用したドハティ回路の構成を示すブロック図である。 図3に示すドハティ回路(キャリアアンプ、ピークアンプ)の入出力特性を示す図である。 図3に示すドハティ回路における制御回路で用いる制御データの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るE級回路を適用したドハティ回路の構成を示すブロック図である。 図6に示すドハティ回路における制御回路で用いる制御データの一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るE級回路を適用したドハティ回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係るE級回路を適用したドハティ回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係るE級回路を適用したドハティ回路の構成を示すブロック図である。 図10に示すドハティ回路における制御回路で用いる制御データの一例を示す図である。 本発明の第6実施形態に係るE級回路を適用したドハティ回路の構成を示すブロック図である。 一般的なドハティ回路の構成を示すブロック図である。 一般的なE級回路の構成を示す回路図である。 図13に示すドハティ回路の動作を説明するための図である。 図13に示すドハティ回路の動作を説明するための図である。 図14に示すE級回路のパラメータ(回路定数)設計値(理論計算値)を示すグラフである。 図14に示すE級回路の負荷インピーダンスに対する増幅効率の特性を示すグラフである。
符号の説明
10 入力信号源
13,14 1/4波長(λ/4)線路
15 分配器
16 合成器(合成手段)
17,17a,17A,17B 方向性結合器(カプラ)
18,18A,18B 電力検出回路
19,19A,19B 制御回路(制御手段)
20 E級増幅器
21 スイッチング素子
22 入力インダクタ
23 出力インダクタ
24,24a,24b 可変容量キャパシタ
25 キャパシタ(シャントキャパシタ)
30 負荷抵抗
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも本発明の要旨の理解を助けるための例示に過ぎず、以下に示す実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、各実施形態の変形(実施例を組み合わせる等)を行なうこともできる。
〔1〕原理説明
図1は本発明の原理を説明すべく増幅装置(E級増幅器)の構成を示すブロック図で、この図1に示す増幅装置(以下、増幅回路ともいう)は、E級増幅器20の基本構成として、バイポーラトランジスタや電界効果トランジスタ(FET)などのスイッチング素子21と、当該スイッチング素子21に並列接続された入力インダクタ22と、スイッチング素子21に直列接続された出力インダクタ23(インピーダンス値Ls+ΔL)及び当該出力インダクタ23に並列接続された可変容量キャパシタ24(可変容量値Cv)からなるLC共振回路と、スイッチング素子21に並列接続されたキャパシタ(シャントキャパシタ)25(容量値Cp)とをそなえて構成されている。なお、前記LC共振回路は、出力インダクタとキャパシタとが直列接続された構成の場合もある。
加えて、この図1に示す増幅回路は、スイッチング素子21に対して並列接続された負荷抵抗30(インピーダンス値Z0)とをそなえるとともに、制御系として、出力インダクタ23と負荷抵抗30との間に設けられたカプラ(方向性結合器)17と、電力検出回路18と、制御回路19とをそなえて構成されている。なお、符号10は増幅対象の入力信号源を表す。
そして、本例においても、E級増幅器20は、印加電圧Vds、設計周波数f0、負荷インピーダンス値Z0を基に、所定のE級動作条件(スイッチング条件)を満足するように、回路素子(受動素子)の定数(回路定数)Ls,ΔL,Cv,Cpが決定される。
ここで、前記カプラ17は、E級増幅器20(出力インダクタ23)の出力信号の一部を電力検出回路18へ分岐するためのものであり、電力検出回路18は、当該カプラ17で分岐された出力信号を検波して出力電力を検出するもので、カプラ17とともにE級増幅器20の出力電力を検出する電力検出手段として機能する。
そして、制御回路(制御手段)19は、当該電力検出回路18で検出された出力電力に基づいて、回路定数の一つである可変容量キャパシタ24の容量値Cvを可変制御するものである。
上述のごとく構成された本例のE級増幅回路(以下、単に「E級回路」ともいう)では、電力検出回路18にて、E級増幅器20の出力電力を検出し、制御回路19により、その検出結果に応じて可変容量キャパシタ24の容量値Cvを制御することにより、例えば図2に示すように、任意の出力電力において増幅効率を最良にする(最適化する)ことが可能となる。
なお、図2の(1)はE級回路の出力(負荷)インピーダンスが約75オームのときに増幅効率が最良となるように、図2の(2)は同じく出力インピーダンスが約100オームのときに増幅効率が最良となるように、それぞれ回路定数(容量値Cv)を制御(最適化)した場合の負荷インピーダンス対増幅効率のグラフの一例を表している。
したがって、E級回路をドハティ回路(キャリアアンプ、ピークアンプ)に適用する回路構成において、ドハティ回路の出力インピーダンスが入力信号レベルに応じて図15及び図16にて述べたように変動するとしても、前記制御系を具備することで、当該変動に応じて回路定数(容量値Cv)を制御(最適化)することができ、増幅効率の低下を抑制することが可能となる。
例えば、図17に示したように、E級回路のキャパシタ24の容量値の最適値(理論計算値)は、E級回路の出力インピーダンス値が増加するにつれて比例的に増加する傾向にあるから、ピークアンプが動作し始めてE級回路であるキャリアアンプ11の出力インピーダンスが減少してドハティ回路の出力インピーダンスが減少するにつれて、キャパシタ24の最適容量値も減少する傾向になる。
したがって、ドハティ回路(あるいはキャリアアンプ)の出力インピーダンスが減少するにつれて、キャパシタ24の容量値Cvも減少制御すれば、増幅効率の低下を抑制することが可能となる。なお、図17に示したとおり、出力インダクタ23の回路定数(インダクタンス値Ls+ΔL)も設計パラメータの一つであるが、キャパシタ24の容量値のみを可変制御することでも十分な増幅効率改善効果を得ることができる。もっとも、出力インダクタ23をインダクタンスが可変の可変インダクタとして構成可能であれば、当該可変インダクタのインダクタンスを単独であるいはキャパシタ24とともに制御することでも増幅効率改善効果を得ることが可能である。この点は、以降の各実施形態においても同様である。
〔2〕第1実施形態の説明
図3は上述したE級回路を適用したドハティ回路の構成を示すブロック図で、この図3に示すドハティ回路は、入力信号源10からの入力信号を2つの同じ信号に分配する分配器15と、当該分配器15の一方の出力信号を増幅するキャリアアンプ11と、当該キャリアアンプの出力信号の位相をπ/4だけずらして(遅らせて)出力する1/4波長(λ/4)線路14と、前記分配器15の他方の出力信号の位相をπ/4だけずらして(遅らせて)出力する1/4波長(λ/4)線路13と、当該λ/4線路13を通過した信号を増幅するピークアンプ12と、前記λ/4線路14を通過したキャリアアンプ11の出力信号とピークアンプ12の出力信号とを合成する合成器16と、当該合成器16の出力側に設けられた負荷抵抗(出力負荷)30と、合成器16と負荷抵抗30との間に設けられた方向性結合器(カプラ)17と、当該カプラ17の出力を入力とする電力検出回路18と、当該電力検出回路18の出力を入力とする制御回路19とをそなえて構成され、各アンプ11,12には、図1に示すE級増幅器20の基本回路構成がそれぞれ適用されている。
即ち、各アンプ11,12は、それぞれ、バイポーラトランジスタや電界効果トランジスタ(FET)などのスイッチング素子21と、当該スイッチング素子21に並列接続された入力インダクタ22と、スイッチング素子21に直列接続された出力インダクタ23及び並列接続されたキャパシタ24からなるLC共振回路と、スイッチング素子21に並列接続されたキャパシタ(シャントキャパシタ)25とをそなえて構成され、キャリアアンプ11は第1のE級増幅器、ピークアンプ12は第2のE級増幅器として機能する。
そして、本例においても、個々のアンプ11,12がそれぞれ所定のE級動作条件(スイッチング条件)を満足するように、出力インダクタ23、キャパシタ24、負荷抵抗30等の回路素子(受動素子)の定数(回路定数)が設定される。即ち、キャリアアンプ11は、E級動作条件を満足するよう第1の回路定数が設定され、ピークアンプ12も、E級動作条件を満足するよう第2の回路定数が設定されることになる。
ただし、本例において、少なくともキャリアアンプ11のキャパシタ24は、可変容量キャパシタ24a(可変容量値Cv)として構成され、制御回路19からの制御によってその容量値Cvを変更できるように構成される。
ここで、カプラ17は、合成器16の出力信号、つまりはドハティ回路の出力信号(以下、ドハティ出力と略称することがある)の一部を分岐して電力検出回路18へ出力するものであり、電力検出回路18は、当該カプラ17からのドハティ出力を検波してその出力電力を検出するもので、カプラ17とともにドハティ出力電力を検出する電力検出手段として機能する。
そして、制御回路(制御手段)19は、当該電力検出回路18にて検出されたドハティ出力電力に応じてキャリアアンプ11の可変容量キャパシタ24aの容量値Cvを制御するもので、本例では、例えば図5に示すように、入力信号レベルの増加に伴ってピークアンプ12が動作(増幅)し始めるときのドハティ出力電力を電力閾値として、電力検出回路18で検出された電力(以下、検出電力という)が当該電力閾値以上の範囲では、検出電力が増加するにつれて可変容量キャパシタ24aの容量値Cvを減少制御し、それ以外の場合(検出電力が電力閾値未満の場合)は、可変容量キャパシタ24aの容量値Cvは一定となるように制御する。
かかる制御は、例えば、図5に示すような、検出電力に対する容量値Cvを表すテーブル形式のデータ(制御データ)を図示しないメモリに格納することで実現できる。当該制御データは、図17のパラメータ設計値(理論計算値)と図4のドハティ回路(アンプ11,12)の入出力特性とに基づいて決定できる。
以下、上述のごとく構成された本例のドハティ回路の動作について説明する。
即ち、入力信号源10からの入力信号レベルが所定値未満の低出力動作時(つまり、前記の検出電力が電力閾値未満である時)には、キャリアアンプ11のみ動作しピークアンプ12が動作しないため、ドハティ出力(合成器16の出力)は例えば図4に符号50で示すようにキャリアアンプ11単体の増幅特性60と略同じ軌跡を描く。
これに対し、入力信号レベルが前記所定値以上の中高出力動作時(つまり、前記の検出電力が電力閾値以上の時)には、キャリアアンプ101とともにピークアンプ102も動作するため、合成器16にて、ピークアンプ12の増幅出力がキャリアアンプ11の増幅出力に同相合成される。これにより、キャリアアンプ11単体の増幅特性60が飽和し始める入力信号レベルにおいても、その飽和による利得低下分をピークアンプ12の増幅特性70によって補うことが可能となる。
そして、制御回路19では、電力検出回路18で検出されたドハティ出力電力に対して最良となる容量値Cvを前記図5に示した制御データから求めて、当該容量値Cvとなるように可変容量キャパシタ24aを制御する。
即ち、入力信号レベルの増加に伴ってピークアンプ12が動作(増幅)し始めるときのドハティ出力電力を電力閾値として、電力検出回路18で検出された電力(以下、検出電力という)が当該電力閾値以上の範囲では、検出電力が増加するにつれて可変容量キャパシタ24aの容量値Cvを減少制御し、それ以外の場合(検出電力が電力閾値未満の場合)は、可変容量キャパシタ24aの容量値Cvは一定に制御する。
これにより、入力信号レベルに応じてキャリアアンプ11の出力インピーダンスが変動してドハティ出力が変動したとしても、その変動に応じて増幅効率が最良となる回路定数(容量値Cv)が自動設定されるので、任意の入力信号レベルにおいてドハティ回路の増幅効率の劣化を抑制することが可能となる。
〔3〕第2実施形態の説明
上述した第1実施形態においては、カプラ17を合成器16の出力側に設けて、ドハティ出力電力に基づいて可変容量キャパシタ24aの容量値Cvを制御する構成であるが、図6に示すように、カプラ17をキャリアアンプ11の出力側(λ/4線路14の入力側)に設けて、キャリアアンプ11の出力電力を電力検出回路18にて検出し、その検出結果に応じてキャリアアンプ11の可変容量キャパシタ24aの容量値Cvを制御回路19によって制御する構成としても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
ただし、キャリアアンプ11の出力の方が、ドハティ出力よりも検出電力が小さいため、第1実施形態に比して、電力検出回路18及び制御回路19についての部品選定の柔軟性や実装面積の縮小などのメリットがある。
なお、本例の場合、制御回路19は、図5に示したような制御データの代わりに、例えば図7に示すように、キャリアアンプ11の出力電力に対する可変容量キャパシタ24aの容量値Cvを表すテーブル形式のデータ(制御データ)を図示しないメモリなどに格納しておけばよい。
〔4〕第3実施形態の説明
図8はE級回路を適用したドハティ回路の第3実施形態を示すブロック図で、この図8に示すドハティ回路は、図1に示した回路構成に比して、ピークアンプ12のキャパシタ24も可変容量キャパシタ24bとして構成されるとともに、これらの可変容量キャパシタ24a,24b別に制御回路19A,19Bが設けられている点が異なる。
即ち、本例のドハティ回路は、各アンプ11,12の回路定数の一つである可変容量キャパシタ24a,24bの容量値を個別の制御回路19A,19Bによってそれぞれ独立に制御できるように構成されている。なお、その他の既述の符号と同一符号を付した構成要素は、特に断らない限り、既述の符号を付した構成要素と同一若しくは同様の構成要素である(以降において同じ)。
このように構成するのは、第1実施形態のようにキャリアアンプ11の可変容量キャパシタ24aを制御するだけでも十分な増幅効率改善効果を得られるが、合成器16部分(同相合成点)に関してアイソレーションがとれていない場合に、ピークアンプ12側の負荷インピーダンスも僅かながら変動するためであり、当該変動に関しても、個別の制御回路19Bによる制御(補正)をかけることで増幅効率の劣化要素を除去できるようにしているのである。
したがって、この場合の制御回路19Bは、図5に示した制御データを前記変動分に応じて補正したデータを図示しないメモリなどに格納しておけばよい。なお、制御回路19Aによる制御は第1実施形態と同様である。
〔5〕第4実施形態の説明
上述した第3実施形態についても、第2実施形態と同様に、例えば図9に示すように、図8に示すカプラ17をキャリアアンプ11の出力側(λ/4線路14の入力側)に設けて、キャリアアンプ11の出力電力を電力検出回路18にて検出し、その検出結果に応じて各アンプ11,12の可変容量キャパシタ24a,24bの容量値を個別の制御回路19A,19Bによって個々に制御する構成としても、第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
〔6〕第5実施形態の説明
図10はE級回路を適用したドハティ回路の第5実施形態を示すブロック図で、この図10に示すドハティ回路は、図9に示した回路構成において、制御回路19A,19Bに加えて、カプラ17及び電力検出回路18についても、それぞれ、カプラ17A,17B及び電力検出回路18A,18Bとしてキャリアアンプ11及びピークアンプ12別に設けた構成、つまり、各アンプ11及び12に対して独立した制御系を設けた構成に相当する。
即ち、カプラ(第1の方向性結合器)17Aは、キャリアアンプ11の出力信号の一部を電力検出回路18Aへ分岐するものであり、電力検出回路(第1の電力検出回路)18Aは、当該カプラ17Aから入力される信号(キャリアアンプ出力)を検波して電力を検出するもので、カプラ17Aとともにキャリアアンプ出力電力を検出する第1の電力検出手段として機能する。
一方、カプラ(第2の方向性結合器)17Bは、ピークアンプ12の出力信号の一部を電力検出回路18Bへ分岐するものであり、電力検出回路(第2の電力検出回路)18Bは、当該カプラ17Bから入力される信号(ピークアンプ出力)を検波して電力を検出するもので、カプラ17Bとともにピークアンプ出力電力を検出する第2の電力検出手段として機能する。
そして、制御回路(第1の制御手段)19Aは、第1実施形態の制御回路19と同様に、図5に示すような制御データを図示しないメモリなどに保持しておくことにより、電力検出回路18Aにて検出された電力と当該制御データとに基づいてキャリアアンプ11の可変容量キャパシタ24aの容量値を制御するものである。
一方、制御回路(第2の制御手段)19Bは、図11に示すような制御データを図示しないメモリなどに保持しておくことにより、電力検出回路18Bにて検出された電力と当該制御データとに基づいてピークアンプ12の可変容量キャパシタ24bの容量値を制御するもので、より詳細には、ピークアンプ12が動作し始めてその出力インピーダンスが増加する(つまり、キャリアアンプ11及びドハティ回路の出力インピーダンスが減少する)につれて、可変容量キャパシタ24bの容量値を減少制御するようになっている。なお、図11に示す制御データも、図17のパラメータ設計値(理論計算値)と図4のドハティ回路(アンプ11,12)の入出力特性とに基づいて決定できる。
このような構成により、本例のドハティ回路では、キャリアアンプ11の出力電力を電力検出回路18Aにて検出し、その検出電力と図5に示したような制御データとを基に、制御回路19Aが、キャリアアンプ11の可変容量キャパシタ24aの容量値を制御し、ピークアンプ12の出力電力を電力検出回路18Bにて検出し、その検出電力と図11に示したような制御データとを基に、制御回路19Bが、ピークアンプ12の可変容量キャパシタ24bの容量値を制御する。
これにより、既述の実施形態と同様の作用効果が得られるほか、環境によってピークアンプ12の動作が想定値から外れることがあっても、その誤差を制御回路19Bによって補正することが可能となる。
〔7〕第6実施形態の説明
図12はE級回路を適用したドハティ回路の第5実施形態を示すブロック図で、この図12に示すドハティ回路は、図6に示した回路構成に比して、カプラ17に代えて通過位相がλ/4である(入力信号の位相をλ/4だけずらす(遅延させる)特性をもつ)カプラ17aが設けられるとともに、キャリアアンプ11の出力側のλ/4線路14が削除されている点が異なる。
つまり、本例のドハティ回路は、図6に示す回路構成におけるλ/4線路14が果たす機能(通過位相特性)を電力検出に用いるカプラ17aにもたせて(設定して)、当該カプラ17aにて、各アンプ11,12の出力が合成器16で同相合成されるようにキャリアアンプ11の出力信号の位相を調整するようになっているのである。
このようにすれば、回路実装面積を縮小してドハティ回路の小型化を図ることが可能となる。なお、既述の実施形態についてもカプラ17(17A,17B)に関して通過位相特性の最適化(設定)を行なうことで、λ/4線路13,14を削除することが可能である。
以上詳述したように、本発明によれば、E級増幅器、E級増幅器を適用したドハティ回路の出力電力に応じてE級増幅器の回路定数を制御(最適化)することができるので、任意の出力電力において増幅効率を最良にすることが可能となる。したがって、例えば、無線基地局用の増幅器の高効率回路技術として極めて有用と考えられる。
本発明は、増幅装置及びドハティ増幅回路の制御方法に関する。本発明は、例えば、無線基地局などの無線装置における高周波増幅に用いると好適である。
前記目的を達成するために、本発明では、以下に示す増幅装置及びドハティ増幅回路の制御方法を用いることを要旨としている。即ち、
(1)本発明に関連する技術の増幅装置は、E級動作条件を満足する回路定数が設定された増幅器と、前記増幅器の出力電力を検出する電力検出手段と、前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて前記回路定数を制御する制御手段とをそなえたことを要旨としている。
(2)本発明の増幅装置は、E級動作条件を満足する第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、E級動作条件を満足する第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、を有するドハティ増幅回路と、前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成する合成手段と、前記合成手段の出力電力を検出する電力検出手段と、前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記ドハティ増幅回路の増幅効率が低下しないように、少なくとも前記第1の回路定数を制御する制御手段とをそなえたことを要旨としている。
(3)また、本発明の増幅装置は、E級動作条件を満足するよう第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、E級動作条件を満足するよう第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、を有するドハティ増幅回路と、前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成する合成手段と、前記第1の増幅器の出力電力を検出する電力検出手段と、前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記ドハティ増幅回路の増幅効率が低下しないように、少なくとも前記第1の回路定数を制御する制御手段とをそなえたことを要旨としている。
(4)ここで、前記制御手段は、前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記の第1及び第2の回路定数をそれぞれ制御するようにしてもよい。
(8)さらに、本発明の増幅装置は、E級動作条件を満足するよう第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、E級動作条件を満足するよう第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、を有するドハティ増幅回路と、前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成する合成手段と、前記第1の増幅器の出力電力を検出する第1の電力検出手段と、前記第2の増幅器の出力電力を検出する第2の電力検出手段と、前記第1の電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記ドハティ増幅回路の増幅効率が低下しないように、前記第1の回路定数を制御する第1の制御手段と、前記第2の電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記ドハティ増幅回路の増幅効率が低下しないように、前記第2の回路定数を制御する第2の制御手段とをそなえたことを要旨としている。
(12)また、前記制御の対象である回路定数は、前記増幅器の構成要素であるキャパシタの容量値であってもよい。
(13)さらに、本発明のドハティ増幅回路の制御方法は、E級動作条件を満足する第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、E級動作条件を満足する第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、をそなえたドハティ増幅回路の制御方法であって、前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成し、前記合成後の出力電力を検出し、前記検出した出力電力に応じて、前記ドハティ増幅回路の増幅効率が低下しないように、少なくとも前記第1の回路定数を制御する。
このようにすれば、回路実装面積を縮小してドハティ回路の小型化を図ることが可能となる。なお、既述の実施形態についてもカプラ17(17A,17B)に関して通過位相特性の最適化(設定)を行なうことで、λ/4線路13,14を削除することが可能である。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔8〕付記
(付記1)
E級動作条件を満足する回路定数が設定された増幅器と、
前記増幅器の出力電力を検出する電力検出手段と、
前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて前記回路定数を制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、増幅装置。
(付記2)
E級動作条件を満足する第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、
E級動作条件を満足する第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、
前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成する合成手段と、
前記合成手段の出力電力を検出する電力検出手段と、
前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて、少なくとも前記第1の回路定数を制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、増幅装置。
(付記3)
E級動作条件を満足するよう第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、
E級動作条件を満足するよう第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、
前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成する合成手段と、
前記第1の増幅器の出力電力を検出する電力検出手段と、
前記電力検出で検出された出力電力に応じて、少なくとも前記第1の回路定数を補正する制御手段とをそなえたことを特徴とする、増幅装置。
(付記4)
前記制御手段は、
前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記の第1及び第2の回路定数をそれぞれ補正することを特徴とする、付記2又は3に記載の増幅装置。
(付記5)
前記制御手段は、
前記入力信号の電力増加に伴って前記第2の増幅器が動作し始めるときの前記合成手段の出力電力を電力閾値として、前記電力検出手段で検出された出力電力が当該電力閾値以上の範囲で増加するにつれて、前記第1の回路定数を減少する方向に制御することを特徴とする、付記2記載の増幅装置。
(付記6)
前記制御手段は、
前記電力検出手段で検出された出力電力が前記電力閾値未満である場合には、前記第1の回路定数を一定に制御することを特徴とする、付記5記載の増幅装置。
(付記7)
前記制御手段は、
前記入力信号の電力増加に伴って前記第2の増幅器が動作し始めるときの前記第1の増幅器の出力電力を電力閾値として、前記電力検出手段で検出された出力電力が当該電力閾値以上の範囲で増加するにつれて、前記第1の回路定数を減少する方向に制御することを特徴とする、付記3記載の増幅装置。
(付記8)
E級動作条件を満足するよう第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、
E級動作条件を満足するよう第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、
前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成する合成手段と、
前記第1の増幅器の出力電力を検出する第1の電力検出手段と、
前記第2の増幅器の出力電力を検出する第2の電力検出手段と、
前記第1の電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記第1の回路定数を補正する第1の制御手段と、
前記第2の電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記第2の回路定数を補正する第2の制御手段とをそなえたことを特徴とする、増幅装置。
(付記9)
前記第1の制御手段は、
前記入力信号の電力増加に伴って前記第2の増幅器が動作し始めるときの前記第1の増幅器の出力電力を電力閾値として、前記第1の電力検出手段で検出された出力電力が当該電力閾値以上の範囲で増加するにつれて、前記第1の回路定数を減少する方向に制御することを特徴とする、付記8記載の増幅装置。
(付記10)
前記第2の制御手段は、
前記第2の電力検出手段で検出された出力電力が増加するにつれて、前記第2の回路定数を減少する方向に制御することを特徴とする、付記9記載の増幅装置。
(付記11)
前記電力検出手段は、
前記第1の増幅器の出力信号の一部を分岐する方向性結合器と、
前記方向性結合器からの信号を検波して電力を検出する電力検出回路とをそなえて構成され、
前記方向性結合器は、前記合成手段において前記第1及び第2の増幅器の各出力信号が同相合成されるよう通過位相特性が設定されていることを特徴とする、付記3記載の増幅装置。
(付記12)
前記制御の対象である回路定数は、前記増幅器の構成要素であるキャパシタの容量値であることを特徴とする、付記1〜11のいずれか1項に記載の増幅装置。

Claims (12)

  1. E級動作条件を満足する回路定数が設定された増幅器と、
    前記増幅器の出力電力を検出する電力検出手段と、
    前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて前記回路定数を制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、増幅装置。
  2. E級動作条件を満足する第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、
    E級動作条件を満足する第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、
    前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成する合成手段と、
    前記合成手段の出力電力を検出する電力検出手段と、
    前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて、少なくとも前記第1の回路定数を制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、増幅装置。
  3. E級動作条件を満足するよう第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、
    E級動作条件を満足するよう第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、
    前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成する合成手段と、
    前記第1の増幅器の出力電力を検出する電力検出手段と、
    前記電力検出で検出された出力電力に応じて、少なくとも前記第1の回路定数を補正する制御手段とをそなえたことを特徴とする、増幅装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記の第1及び第2の回路定数をそれぞれ補正することを特徴とする、請求項2又は3に記載の増幅装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記入力信号の電力増加に伴って前記第2の増幅器が動作し始めるときの前記合成手段の出力電力を電力閾値として、前記電力検出手段で検出された出力電力が当該電力閾値以上の範囲で増加するにつれて、前記第1の回路定数を減少する方向に制御することを特徴とする、請求項2記載の増幅装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記電力検出手段で検出された出力電力が前記電力閾値未満である場合には、前記第1の回路定数を一定に制御することを特徴とする、請求項5記載の増幅装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記入力信号の電力増加に伴って前記第2の増幅器が動作し始めるときの前記第1の増幅器の出力電力を電力閾値として、前記電力検出手段で検出された出力電力が当該電力閾値以上の範囲で増加するにつれて、前記第1の回路定数を減少する方向に制御することを特徴とする、請求項3記載の増幅装置。
  8. E級動作条件を満足するよう第1の回路定数が設定された第1の増幅器と、
    E級動作条件を満足するよう第2の回路定数が設定され、前記第1の増幅器への入力信号の電力が所定の電力以上のときに動作して当該入力信号を増幅する第2の増幅器と、
    前記の第1及び第2の増幅器の出力を合成する合成手段と、
    前記第1の増幅器の出力電力を検出する第1の電力検出手段と、
    前記第2の増幅器の出力電力を検出する第2の電力検出手段と、
    前記第1の電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記第1の回路定数を補正する第1の制御手段と、
    前記第2の電力検出手段で検出された出力電力に応じて、前記第2の回路定数を補正する第2の制御手段とをそなえたことを特徴とする、増幅装置。
  9. 前記第1の制御手段は、
    前記入力信号の電力増加に伴って前記第2の増幅器が動作し始めるときの前記第1の増幅器の出力電力を電力閾値として、前記第1の電力検出手段で検出された出力電力が当該電力閾値以上の範囲で増加するにつれて、前記第1の回路定数を減少する方向に制御することを特徴とする、請求項8記載の増幅装置。
  10. 前記第2の制御手段は、
    前記第2の電力検出手段で検出された出力電力が増加するにつれて、前記第2の回路定数を減少する方向に制御することを特徴とする、請求項9記載の増幅装置。
  11. 前記電力検出手段は、
    前記第1の増幅器の出力信号の一部を分岐する方向性結合器と、
    前記方向性結合器からの信号を検波して電力を検出する電力検出回路とをそなえて構成され、
    前記方向性結合器は、前記合成手段において前記第1及び第2の増幅器の各出力信号が同相合成されるよう通過位相特性が設定されていることを特徴とする、請求項3記載の増幅装置。
  12. 前記制御の対象である回路定数は、前記増幅器の構成要素であるキャパシタの容量値であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の増幅装置。
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